WO2004006554A1

WO2004006554A1 - 情報送受信システム、情報送受信方法及び情報送受信システムに供されるサーバ

Info

Publication number: WO2004006554A1
Application number: PCT/JP2002/006723
Authority: WO
Inventors: Michiko Saitou
Original assignee: Yuugenkaisha Ebisumaru
Priority date: 2002-07-03
Filing date: 2002-07-03
Publication date: 2004-01-15
Also published as: AU2002346144A1

Description

明細書情報送受信システム、情報送受信方法及び情報送受信システムに供されるサーバ

技術分野

本発明は、情報送受信システム、情報送受信方法及び情報送受信システムに供されるサーバに関するものである。

背景技術

携帯電話サービスにおいて、メール配信サービスが手軽に利用されている。このメール配信サービスでは、各人が保有する携帯電話端末からメールを配信すると、基地局を介して一度サーバ内に記憶される。このサーバ内への記憶と同時に、該サーバが有する送信プログラムにより、相手先である特定のメールァドレスの携帯電話端末へ配信を行う。

ここで、携帯電話サービスにおけるメール配信サービスは、相手方から送信されたメールを、自身の携帯電話端末で即座に受信できる、という利点を有する。すなわち、常時接続がなされていないパーソナルコンピュータでは、メ一ルソフトを起動させた後に、メールサーバに対してメールを受信しにアクセスしない限り、相手方からメールが送信されたか否かが分からない、という不便がある。これに対して、携帯電話サービスにおけるメール配信サービスでは、メールによる情報伝達に即時性があり、利用頻度が増大している。

また、相手先の携帯電話端末が、電波の届かない地域にいる等の理由で、メールの配信が行えない場合には、所定の時間を経過後に、再び送信プログラムにより送信が試みられる。以後、送信が為されるまで、複数回この動作が繰り返される。また、送信プログラムによりメールの送信が為されるのみならず、自身でメールサーバにアクセスし、そのメールサーバ内に記憶されている自身宛のメールを受信するようにすることもできる。

なお、かかるメールの送受信サービスは、主に携帯電話事業者側が携帯電話端末のプロバイダとなってサービスの提供を行っていて、他の携帯電話事業者や、一般のインターネットサービス事業者との間でも、メールの送受信を可能としている。ところで、近年、上述したメール配信サービスを悪用した、迷惑メールの増大が社会問題化している。すなわち、何等自分が受信を欲しないにも関わらず、勝手に種々の広告メールや、出会い系サイト経由のメ一ル等が送信されてくることがある。この場合、携帯電話端末の設定を適切に行わないと、ュ一ザの携帯電話端末は全てのメールを受信すること- となる。

メールを受信した場合には、その受信の際のパケット量に応じて課金させる携帯電話事業者もあるため、自分が欲しない内容の迷惑メールを大量に受信した場合には、携帯電話サービスに対して支払う料金が高額となってしまう。すなわち、迷惑メールの存在によって、ユーザに多大な負担が掛かるものとなっている。このような問題を避けるためには、携帯電話端末に対して、メール機能を利用できないように設定すれば良く、そのようにメール機能の利用を希望しないユーザも増加している。しかしながら、このようなュ一ザでも、携帯電話サービスにおけるメ —ルの利便性は認識している場合が多く、迷惑メールの被害がなくなれば利用を再開するユーザも相当数存在する、と想定される。

また、最近は、携帯電話端末に対して、一度のみ呼び出し音を鳴らす (いわゆるワン切り）ようにして、携帯電話端末の着信履歴に自身の電話番号を記憶させ、後にユーザがその着信履歴に基づいて発呼を行った場合に、自動的に高額なダイヤル Q 2サービスに接続させるような、悪質な会社等も存在する。

つまり、ユーザは、自身の携帯電話端末に不在着信がある場合には、確認のために発呼者に対して電話を掛けることが多い。それを悪用し、ユーザが発呼を行い、自動的に高額なダイヤル Q 2サービスに接続される場合には、迷惑メ一ルを 1通受信するよりもはるかに高額の通話料が、後に請求されることとなり、ユーザの被る被害が増大するものとなる。

そのため、ユーザ側では、携帯電話端末において、特定の相手方からのみメールが送信された場合に、即座にメールが送信されたことが分かることが望ましいが、同時に迷惑メールを極力受信しないようにすることが望ましい。また、いわゆるワン切りされた場合でも、誰から着信があつたのかを、明確にしておくことが望ましい。本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、携帯電話端末において、メールを着信拒否した場合でも、携帯電話メールと同等の機能を有すると共に、経済的な情報送受信システム、情報送受信方法及び情報送受信システムに供されるサーバを提供しょうとするものである。

発明の開示

本発明の情報送受信システムは、電話端末とサーバとの間で情報の送受信を行う情報送受信システムにおいて、オーナー側又はゲスト側によつて分類される電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、ォーナ一側のみが運用上の権限を有する伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データベースと、伝言板用データベースに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段と、伝言板情報に対してオーナー側又はゲスト側に分類される電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を伝言板用データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段と、伝言板情報更新手段によって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段と、を具備することとしたものである。

このため、伝言板に新たなメッセージの書き込みが為された場合には、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に対し、発呼手段によって発呼が為される。そして、発呼が為された場合には、電話端末の着信履歴に、サーバ側から電話による着信があったことが記録される。それにより、この着信履歴を見ることにより、書き込んだ者以外の閲覧許可者は、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることができる。

すなわち、伝言板に対してオーナー側又はゲスト側から新しいメッセージの書き込みが為されると、書き込んだ者以外の者に対して発呼手段での発呼により、電話端末をメールの着信拒否に設定していても、該伝言板にメッセージの書き込みがあったことを即座に知ることができる。それによつて、情報伝達の即時性を図ることが可能となり、迷惑メ一ルを防止しつつ伝言板を介して、円滑なコミュニケーションを図ることが可能となる。

また、オーナ一側が運営上の権限を有することにより、オーナ一が閲覧を許可した者のみを、閲覧許可者として設定し、該オーナーが希望する特定の者のみとの間で、情報の伝達を行うことが可能となる。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、情報表示手段での伝言板情報の表示に先立って、電話端末の電話番号を識別番号として入力させると共に、この識別番号の入力により、該識別番号に基づく会員に係る電話端末の識別、及びこの会員に係る電話端末がオーナー側かゲスト側かであるかの識別を行う識別手段を具備するものである。

この発明では、ユーザとしては、電話番号のみの入力といった簡易な方法により、識別手段によって自分が会員であるか否かの認証が為されると共に、オーナ一側であるかゲスト側であるかの認証も為される。そのため、ユーザとしては、利便性が向上するものとなる。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、識別手段は、電話端末において前記識別番号を入力させると共に、夫々のオーナー又はゲストに与えられた認証情報をも入力させるものである。

この発明では、認証番号も入力させることにより、会員に対して本人確認を行うことが可能となる。それによつて、第三者が不正に伝言板を利用することを排除することができ、システムの安全性を確保することができる。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、伝言板用データベース内において伝言板情報が記載される伝言板は、 1人のオーナ一と特定のゲストの間のみに設けられると共に、オーナーは複数の伝言板を持つことが可能であり、該オーナ一は他のゲストの間でも他の伝言板を同様に持てるものである。

この発明により、オーナ一になった場合には、多数のゲストとの間で、伝言板を介してのコミュニケーションを、同時進行させることが可能となり、オーナーにとっての利便性が向上する。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、オーナーが伝言板を複数持つ場合において、発呼手段は電話端末に発呼を行うための電話番号を複数有していて、この発呼手段は夫々の伝言板に対して特定の電話番号を割り当てて発呼を行うこととしたものである。

この発明により、発呼手段により発呼があった場合、電話端末の着信履歴に記録されている電話番号を見れば、オーナーは、どの伝言板に新たなメッセージの書き込みが為されたのかを、即座に把握することができる。すなわち、オーナーが複数の伝言板を有している場合において、全ての伝言板に書き込みがあつたか否かを確認する必要がなく、着信履歴に記録されている電話番号に対応する伝言板のみを確認するだけで良い。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、電話端末とサーバとの間で情報の送受信を行う情報送受信システムにおいて、電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データベースと、伝言板用データベースに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段と、伝言板情報に対して電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を伝言板用データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段と、伝言板情報更新手段によって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段と、を具備するものである。

この発明により、伝言板に新たなメッセージの書き込みが為された場合には、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に対し、発呼手段によって発呼が為される。そして、発呼が為された場合には、電話端末の着信履歴に、サーバ側から電話による着信があったことが記録される。それにより、この着信履歴を見ることにより、書き込んだ者以外の閲覧許可者は、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることができる。

すなわち、伝言板に対して新しいメッセージの書き込みが為されると、書き込んだ者以外の者に対して発呼手段での発呼により、電話端末をメールの着信拒否に設定していても、該伝言板にメッセ一ジの書き込みがあったことを即座に知ることができる。それによつて、情報伝達の即時性を図ることが可能となり、迷惑メールを防止しつつ伝言板を介して、円滑なコミュニケーションを図ることが可能となる。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、発呼手段は、電話端末が呼び出し状態となった場合に、該電話端末の所持者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該呼び出し状態を解除するものである。

この発明により、該電話端末の所持者は、該電話端末の着信ポタンを押して通話状態となることがなく、よつてサーバからの発呼が為されても、該発呼に対して通話料が課金されることがない。すなわち、伝言板を利用する会員にとっては、本システムを経済的に利用することが可能となる。また、このシステムを運用する者にとって、通話料が掛からないことから、経済的なものとすることができる。さらに、本発明の情報送受信シスデムは、上記発明の情報送受信システムに加え、発呼手段により伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えなかった場合に、一定時間経過後に再度発呼手段が該電話端末への発呼を試みることとしたものである。

この発明によれば、電話端末が電波の受信状況が悪い地域にいる場合でも、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への再度の発呼手段による発呼により、伝言板にメッセージの書き込みが為されたことを通知する確実性が増大する。さらに、本発明の情報送受信システムは、上記発明の情報送受信システムに加え、発呼手段により伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えた場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為された旨を通知すると共に、伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行うことができなかった場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為されなかった旨を通知する通知手段を具備するものである。

この発明により、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に発呼が為されたか否かを、伝言板にメッセージを書き込んだ者に、通知手段によって通知することができる。それにより、伝言板にメッセージを書き込んだ者にとっては、書き込みがあった旨が伝言板の相手方に対して通知されたか否かを確実に知ることができる。このため、メッセージを書き込んだ者にとっては、相手方に発呼されないのではないか、といった不安から解放さ 'れ、本システム利用の際における安心感を向上させることができる。さらに、本発明の情報送受信方法は、電話端末とサーバとの間で情報の送受信を行う情報送受信方法において、オーナー側又はゲスト側によつて分類される電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、ォーナ一側のみが運用上の権限を有する伝言板に関する伝言板情報が伝言板用デ一タベースに記憶されていて、伝言板用データベースに記憶されている情報をオーナ一側又はゲスト側の希望により表示させる情報表示工程と、伝言板情報に対してオーナー側又はゲスト側に分類される電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を伝言板用データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新工程と、伝言板情報更新工程によって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼工程と、を具備するものである。

このため、伝言板に新たなメッセージを書き込みが為された場合には、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に対し、発呼工程によって発呼が為される。そして、発呼が為された場合には、電話端末の着信履歴に、サーバ側から電話による着信があったことが記録される。それにより、この着信履歴を見ることにより、書き込んだ者以外の閲覧許可者は、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることができる。

すなわち、伝言板に対してオーナ一側又はゲスト側から新しいメッセージを書き込みが為されると、書き込んだ者以外の者に対して発呼工程での発呼により、電話端末をメールの着信拒否に設定していても、該伝言板にメッセージの書き込みがあったことを即座に知ることができる。それによつて、情報伝達の即時性を図ることが可能となり、迷惑メールを防止しつつ伝言板を介して、円滑なコミュニケーションを図ることが可能となる。

また、オーナー側が運営上の権限を有することにより、オーナーが閲覧を許可した者のみを、閲覧許可者として設定し、該オーナーが希望する特定の者のみとの間で、情報の伝達を行うことが可能となる。さらに、本発明の情報送受信方法は、上記発明の情報送受信方法に加え、情報表示工程での伝言板情報の表示に先立って、電話端末の電話番号を識別番号として入力させると共に、この識別番号の入力により、該識別番号に基づく会員に係る電話端末の識別、及びこの会員に係る電話端末がオーナ一側かゲス卜側かであるかの識別を行う識別工程を有するものである。

この発明により、ユーザとしては、電話番号のみの入力といった簡易な方法により、識別工程によって自分が会員であるか否かの認証が為されると共に、オーナ一側であるかゲスト側であるかの認証も為される。そのため、ユーザとしては、利便性が向上するものとなる。さらに、本発明の情報送受信方法は、上記発明の情報送受信方法に加え、識別工程は、識別番号を入力させると共に、夫々のオーナー又はゲストに与えられた認証情報をも入力させるものである。

この発明により、認証番号も入力させることにより、会員に対して本人確認を行うことが可能となる。それによつて、第三者が不正に伝言板を利用することを排除することができ、システムの安全性を確保することができる。さらに、本発明の情報送受信方法は、上記発明の情報送受信方法に加え、発呼工程は、電話端末が呼び出し状態となった場合に、該電話端末の所持者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該呼び出し状態を解除することとしたものである。

この発明により、該電話端末の所持者は、該電話端末の着信ポタンを押して通話状態となることがなく、よってサーバからの発呼が為されても、該発呼に対して通話料が課金されることがない。すなわち、伝言板を利用する会員にとっては、本システムを経済的に利用することが可能となる。さらに、本発明の情報送受信方法は、上記発明の情報送受信方法に加え、発呼工程により伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えなかった場合に、一定時間経過後に再度発呼工程によって該電話端末への発呼を試みることとしたものである。

この発明により、電話端末が電波の受信状況が悪い地域にいる場合でも、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への再度の発呼工程による発呼により、伝言板にメッセージの書き込みが為されたことを通知する確実性が増大する。さらに、本発明の情報送受信方法は、上記発明の情報送受信方法に加え、発呼工程により伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えた場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為された旨を通知すると共に、伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行うことができなかった場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為されなかった旨を通知する通知工程を具備するものであるこの発明により、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に発呼が為されたか否かを、伝言板にメッセージを書き込んだ者に、通知工程によって通知することができる。それにより、伝言板にメッセージを書き込んだ者にとっては、書き込みがあった旨が伝言板の相手方に対して通知されたか否かを確実に知ることができる。このため、メッセージを書き込んだ者にとっては、相手方に発呼されないのではないか、といった不安から解放され、本システム利用の際における安心感を向上させることができる。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、電話端末との間で情報の送受信を行う情報送受信システムに供されるサーバにおいて、このサーバは、デ一夕べ一ス部と、プログラム部とを有し、このうちデータベース部には、オーナ一側又はゲスト側に分類される電話端末によつて閲覧及び書き込みが行えると共に、オーナ一側のみが運用上の権限を有する伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用デ —夕ベースが設けられていて、プログラム部には、伝言板用データべ一スに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段を構成する伝言板表示プログラムと、伝言板情報に対してオーナ一側又はゲスト側に分類される電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報をデータベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段を構成する伝言板情報更新プログラムと、伝言板情報更新プログラムによって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段を構成する発呼プログラムとが設けられているものである。

この発明により、伝言板に新たなメッセージの書き込みが為された場合には、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に対し、サーバの発呼プログラムによって発呼が為される。そして、発呼が為された場合には、電話端末の着信履歴に、サーバ側から電話による着信があったことが記録される。それにより、この着信履歴を見ることにより、書き込んだ者以外の閲覧許可者は、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることができる。

すなわち、伝言板に対してオーナー側又はゲスト側から新しいメッセージの書き込みが為されると、書き込んだ者以外の者に対してサーバの発呼プログラムでの発呼によって、電話端末をメールの着信拒否に設定していても、該伝言板にメッセージの書き込みがあったことを即座に知ることができる。それによつて、情報伝達の即時性を図ることが可能となり、迷惑メールを防止しつつ伝言板を介して、円滑なコミュニケ一シヨンを図ることが可能となる。

また、オーナ一側が運営上の権限を有することにより、オーナ一が閲覧を許可した者のみを、閲覧許可者として設定し、該オーナ一が希望する特定の者のみとの間で、情報の伝達を行うことが可能となる。

また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、情報表示手段での伝言板情報の表示に先立って、電話端末の電話番号を識別番号として入力させると共に、この識別番号の入力により、該識別番号に基づく会員の識別、及びこの会員がオーナ一側かゲスト側かであるかの識別を行う識別プログラムが設けられているものである。

このように、ユーザとしては、電話番号のみの入力といった簡易な方法により、識別プログラムによって自分が会員であるか否かの認証が為されると共に、オーナ一側であるかゲスト側であるかの認証も為される。そのため、ユーザとしては、利便性が向上するものとなる。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、上記発明 'の情報送受信システムに供されるサーバに加え、識別プログラムは、電話端末から入力された前記識別番号に加えて、夫々のオーナー又はゲストが有し前記電話端末から入力された認証情報に基づいて識別を行うものである。このように、認証番号も入力させることにより、会員に対して本人確認を行うことが可能となる。それによつて、第三者が不正に伝言板を利用することを排除することができ、このサーバによってシステムの安全性を確保することができる。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、上記発明の情報送受信システムに供されるサーバに加え、伝言板用データベースにおいて伝言板情報が記載される伝言板は、 1人のオーナーと特定のゲストの間のみに設けられると共に、オーナ一は複数の伝言板を持つことが可能であり、該ォ一ナ一は他のゲストの間でも他の伝言板を同様に持てることとしたものである。

この発明により、オーナーになった場合には、多数のゲストとの間で、伝言板を介してのコミュニケーションを、同時進行させることが可能となり、オーナーにとっての利便性が向上する。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、上記発明の情報送受信システムに供されるサーバに加え、オーナ一が伝言板を複数持つ場合において、発呼手段は電話端末に発呼を行うための電話番号を複数有していて、この発呼手段を構成する発呼プログラムは夫々の伝言板に対して特定の電話番号を割り当てて発呼を行うこととしたものである。

この発明により、発呼手段（発呼プログラム）により発呼があった場合、電話端末の着信履歴に記録されている電話番号を見れば、オーナーは、どの伝言板に新たなメッセージの書き込みが為されたのかを、即座に把握することができる。すなわち、オーナ一が複数の伝言板を有している場合において、全ての伝言板に書き込みがあつたか否かを確認する必要がなく、着信履歴に記録されている電話番号に対応する伝言板のみを確認するだけで良い。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、電話端末との間で情報の送受信を行う情報送受信システムに供されるサーバにおいて、このサーバは、データべ一ス部と、プログラム部とを有し、このうちデータべ一ス部には、電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データべ —スが設けられていて、プログラム部には、伝言板用データベースに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段を構成する伝言板表示プログラムと、伝言板情報に対して電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報をデータベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段を構成する伝言板情報更新プログラムと、伝言板情報更新プログラムによって情報の更新が為された塲合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段を構成する発呼プログラムと、が設けられているものである。

この発明により、伝言板に新たなメッセージの書き込みが為された場合には、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に対し、発呼プログラムによって発呼が為される。そして、発呼が為された場合には、電話端末の着信履歴に、サーバ側から電話による着信があったことが記録される。それにより、この着信履歴を見ることにより、書き込んだ者以外の閲覧許可者は、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることができる。

すなわち、伝言板に対して新しいメッセージの書き込みが為されると、書き込んだ者以外の者に対して発呼プログラムでの発呼により、電話端末をメールの着信拒否に設定していても、該伝言板にメッセージの書き込みがあったことを即座に知ることができる。それによつて、情報伝達の即時性を図ることが可能となり、迷惑メールを防止しつつ伝言板を介して、円滑なコミュニケーションを図ることが可能となる。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、上記発明の情報送受信システムに供されるサーバに加え、発呼プログラムは、電話端末が呼び出し状態となった場合に、該電話端末の所持者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該呼び出し状態を解除するものである。

この発明により、該電話端末の所持者は、該電話端末の着信ポタンを押して通話状態となることがなく、よってサーバからの発呼が為されても、該発呼に対して通話料が課金されることがない。すなわち、伝言板を利用する会員にとっては、サーバによって提供されるシステムを経済的に利用することが可能となる。また、システムを運用する者にとって、通話料が掛からないことから、経済的なものとすることができる。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、上記発明の情報.送受信システムに供されるサーバに加え、発呼プログラムにより伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えなかった場合に、一定時間経過後に再度発呼プログラムが該電話端末への発呼を試みることとしたものである。

この発明により、電話端末が電波の受信状況が悪い地域にいる場合でも、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への再度の発呼プログラムによる発呼により、伝言板にメッセージの書き込みが為されたことを通知する確実性が増大する。さらに、本発明の情報送受信システムに供されるサーバは、上記発明の情報送受信システムに供されるサーバに加え、発呼プログラムにより伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えた場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為された旨を通知すると共に、伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行うことができなかった場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為されなかった旨を通知する通知プログラムが設けられていることとしたものである。

この発明により、メッセージを書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末に発呼が為されたか否かを、伝言板にメッセージを書き込んだ者に、通知プログラムによって通知することができる。それにより、伝言板にメッセージを書き込んだ者にとっては、書き込みがあった旨が伝言板の相手方に対して通知されたか否かを確実に知ることができる。このため、メッセ一ジを書き込んだ者にとっては、相手方に発呼されないのではないか、といった不安から解放され、本システム利用の際における安心感を向上させることができる。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の一実施の形態に係る情報送受信システムの概略構成を示す図である。

第 2図は、第 1図の情報送受信システム中に示される携帯電話端末の機能構成を示す図である。

第 3図は、第 1図の情報送受信システム中に示されるシステムサーバの機能構成を示す概略図である。

第 4図は、第 1図の情報送受信システムを利用した際の携帯電話端末に表示される画面を示し、（ a )はオーナ一として新規に登録を希望する場合に携帯電話端末に表示されるオーナー情報入力画面表示を示す図であり、（b )はオーナーがゲストを登録する際に携帯電話端末に表示されるゲスト登録画面表示を示す図である。

第 5図は、第 1図の情報送受信システムを利用した際の携帯電話端末に表示される画面を示し、（ a )はオーナ一が新規に登録を希望する場合に際して、ゲスト側の携帯電話端末に不在着信があった旨とその日時及び件数を表示する着信履歴画面表示を示す図であり、（ b )は誰から不在着信があつたのかを示す詳細着信履歴画面表示である。

第 6図は、第 1図の情報送受信システムを利用した際の携帯電話端末に表示される画面を示し、（ a )はゲス卜が自身を会員として登録するためのゲスト新規登録画面表示を示す図であり、（b )は登録された者がパスワードを入力するセキュリティ画面表示を示す図である。

第 7図は、第 1図の情報送受信システムを利用した際の携帯電話端末に表示される画面を示し、（ a ) はメッセージが列挙された伝言板ホームページを示す図であり、（b ) は新規にメッセ一ジを作成する場合の伝言作成画面表示を示す図である。

第 8図は、第 1図の情報送受信システムを利用した際の携帯電話端末に表示される画面を示し、（ a )はメッセージが携帯電話端末からシステムサーバに送信された場合の送信確認画面表示を示す図であり、（b )は相手方の携帯電話端末が発呼された場合に表示されるメッセージ画面表示を示す図であり、（ c )は相手方の携帯電話端末が発呼されなかった場合に表示されるメッセージ画面表示を示す図である。

第 9図は、第 1図の情報送受信システムにおいて用いられる携帯電話端末とシステムサーバとの間でのやり取りの手順を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の情報送受信システムの実施の形態について、第 1図から第 9図を参照しながら説明する。

第 1図は、本発明の情報送受信システム 1 0の概略構成を示す図である。この情報送受信システム 1 0は、クライアントサーバシステムの一種である。クライアント端末となる情報端末としては、通常の電話端末の一種である携帯電話端末 1 1が採用される。各携帯電話端末 1 1は、それぞれのウェブサ一バ 1 2を介して通信網の一部となるィンタ一ネット網 1 3に接続可能とされている。クライアントサーバシステムのサーバとなるシステムサーバ 1 4は、インタ一ネット網 1 3に接続されるゥエブサーバとなっている。 '

第 1図に示す情報送受信システム 1 0では、各携帯電話端末 1 1 a， 1 1 b、及びシステムサーバ 1 4をそれぞれ各 1つずつのみ示しているが、それらは代表例であってそれぞれについて複数の機器等が配置される。このうち、各携帯電話電話 1 l a， l i bは、各基地局 1 5や交換局 1 6、その他の通信設備（図示省略）を介してウェブサーバ 1 2に接 |¾ sれる。

なお、本実施の形態では、オーナー側の携帯電話端末 1 1を携帯電話端末 1 1 a，ゲスト側の携帯電話端末 1 1を携帯電話端末 1 1 bとして、以後説明する。

また、イン夕一ネット網 1 3 と共に、電話ネットワーク 1 7 も設けられている。電話ネットワーク 1 7は、各基地局 1 5や交換局 1 6を介して、ウェブサーバ 1 2、及びシステムサーバ 1 4の夫々に接続されている。それによつて、携帯電話端末 1 1 a , 1 1 b、及びシステムサーバ 1 4間で、発呼及び着信が行える構成となっている。

なお、第 1図においては、インタ一ネット網 1 3を構成する回線を実線で、電話ネットワーク 1 7を構成する回線を破線で示している。しかしながら、インタ一ネット網 1 3を構成する回線と、電話ネットワーク 1 7を構成する回線は、兼用するものであっても良い。

第 2図に示すように、携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bの本体 2 0中の回路部は、携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bの各機能を実行させるプログラム等が保存される記憶媒体となる R OM (Read Only Memory) 2 1 と、電話番号等を一時的に記憶する記憶媒体となる RAM (Random Access

Memory) 2 2 と、外部機器（例えば、スキャナ等）を接続するために用いられるインタ一フェイス部 2 3 と、通信機器 1 2内の各部を制御する超小型演算処理装置（Micro processing Unit) 24と、電話帳や着信履歴等としてデータを記憶可能な不揮発性メモリ 2 5等から構成されている。

システムサーバ 1 4は、第 3図に示すように、プログラム部 3 0 と、データベース部 3 1 と、イン夕一ネット網 1 3との接続を行うと共に受信手段の一部となるインターフェース部 3 2 と、携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bから送信されてきたデータを一時的に保存するデ一夕保存部（R AM) 3 3と、システムサーバ 1 4内の各部を制御する制御部（中央演算処理装置） 3 4と、通信モデム 3 5 とを有している。なお、プロダラム部 3 0及びデータベース部 3 1は、ハードディスク 3 6に記憶されている。

このうち、プログラム部 3 0は、システムサーバ用プログラム 4 0 と、伝言板表示プログラム 4 1 と、認証プログラム 4 2と、伝言板情報更新プログラム 4 3 と、発呼プログラム 4 4と、送信プログラム 4 5 と、通知プログラム 4 6 とが記憶されている。

このうち、システムサーバ用プログラム 4 0は、システムサーバ 1 4 を動作させるものである。また、伝言板表示プログラム 4 1は、情報表示手段として機能するものであり、ユーザ（会員）から伝言板の表示要求があった場合に、該伝言板を表示させるためのプログラムである。また、認証プログラム 4 2は、後述する会員サービスを享受できる会員であるか否かを認証するための認証手段として機能するプログラムであり . さらにオーナーであるかゲストであるかの認証をも行うプログラムである。

また、伝言板情報更新プログラム 4 3は、伝言板情報更新手段として機能するものであり、相手方の携帯電話端末 1 l a , 1 1 bから伝言板に対する書き込み用のメールが送信されてきた場合に、システムサーバ 1 4のデータベース部 3 1内の特定の伝言板の内容にそのメールの内容を新たに書き込んで、該伝言板を更新登録するものである。

また、発呼プログラム 4 4は、発呼手段として機能するものであり、後述する会員デ一夕ベース 5 5に存するオーナー又はゲストの電話番号に対して発呼を行うためのプログラムである。この場合において、システムサーバ 1 4側に、複数の電話番号が割り当てられている場合であつて、オーナ一が複数の伝言板を有している場合には、夫々の伝言板に複数の電話番号の中から対応させるものを選択し、夫々の伝言板と電話番号とを 1対 1で対応させて、発呼を行うようにしても良い。

また、送信プログラム 4 5は、後述する伝言板用データベース 5 0に発呼された相手方がアクセスした場合に、新たにメッセージが書き込まれた伝言板の内容を送信するためのプログラムである。さらに、通知プログラム 4 6は、通知手段として機能するものであり、発呼プログラム 4 4によって、オーナー又はゲストに対して発呼が行われたか否かを、伝言板に書き込んだ者に対して通知するためのプログラムである。

なお、プログラム部 3 0は、制御部 3 4を構成する中央演算処理装置や、データ保存部 3 3の R A M、ハードディスク 3 6等が協働してその機能を担うようになっている。

データべ—ス部 ₃ 1は、伝言板用データベース 5 0 と、アドレス帳用デ一夕べ一ス 5 1 と、スケジュール帳用デ一夕ベース 5 2 と、お気に入り欄用データベース 5 3 と、ウェブページデ一夕べ一ス 5 4と、会員デ一夕ベース 5 5 と、を有している。このうち、伝言板用データべ一ス 5 0は、伝言板サービスを行うため、各ォ一ナ一毎に夫々のオーナーが有する伝言板のデータを集めたデータベースである。

また、アドレス帳用データベース 5 1は、アドレスに関するデータを集めたアドレス帳としての機能を有するものであり、そのアドレス帳には、後述するようにゲストの電話番号等も記憶される。また、スケジュ一ル帳用データベース 5 2には、各スケジュール帳作成者と関連づけてそれぞれのスケジュールに関するデ一夕が保存されるようになっている, また、お気に入り檷用データベース 5 3は、お気に入りの欄用のサ一ビスを行うためのものであり、このお気に入り欄用データベース 5 3には、たとえば「お店」、「会社」、「役所」、「病院」等の各カテゴリ一に分類されて記憶される。そして、それぞれのカテゴリ一（フォルダ）の中の表示で、特定の U R Lを示す表示（例えば、「〇〇会社のホームページ」等）上で、携帯電話 1 1 a， l i bの決定ポタン等を押すと、〇〇会社のホームべ一ジを表示することが可能となる。

ここで、ホストがお気に入りの欄に、特定のお店や会社の U R Lを登録すると、その登録によってサービスポイントがホストに与えられるようにしても良い。それにより、このお気に入りの欄に登録されているお店や会社、あるいはこれらのお店や会社が属しているサービス提供適用範囲において、ポイントに応じたサ一ビスをホストが受けることができる。

さらに、ウェブページデータべ一ス 5 4は、携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bやパソコン等でこのシステムサーバ 1 4にアクセスしてきた場合に、それらの携帯電話端末 1 1 a， l i b、バソコン等の表示部等に表示させるウェブページを集めたデータべ一スである。また、会員データべ一ス 5 5は、オーナ一としての会員の氏名、ゲストとしての会員の氏名、或いはこれらオーナーゃゲストの携帯電話番号等の会員情報を記憶しているデータベースである。なお、これらのデ一夕べ一スの他にも、必要に応じて種々のデータベースが存する構成としても良い。

ここで、会員には、上述したオーナー及びゲストの他に、アドレス帳用データベース ₅ 1を利用するアドレス帳サ一ビスのアドレス帳作成者, スケジュール帳用データベースを利用するスケジュール帳提供サ一ビスのスケジュール帳作成者等を含めるようにしても良い。

また、アドレス帳用データベース 5 1 'には、各アドレス帳作成者と関連づけてそれぞれのァドレス関連の文字デ一夕が保存されるようになつている。同様にスケジュール帳用データベース 5 2には、各スケジュ一ル帳作成者と関連づけてそれぞれのスケジュールに関するデータが保存されるようになつている。

次に、以上のように構成される情報送受信システム 1 0に関する動作について第 4図から第 9図を参照しながら説明する。

携帯電話端末 1 1 a， l i bの所有者は、本実施の形態に係る情報送受信システム 1 0を利用するに当たり、まず会員として登録する必要がある。この場合、会員登録には、ホスト（オーナー）として登録される場合と、クライアント（ゲスト）として登録される場合の 2通りがある。

まず、携帯電話端末 1 1 aの所有者がオーナーとして登録を希望する場合には、第 4図（ a ) に示すようなオーナー情報入力画面表示 6 0から、登録の手続を行う。このオーナー情報入力画面表示 6 0には、第 4 図（ a )に示すような電話番号等の所有者個人に関する情報を入力する、個人情報入力欄 6 1が複数設けられている。個人情報入力欄 6 1 としては、例えば、携帯電話番号、住所、決済のためのカード番号、通信を行つたり料金状況を確認したりする際に使用するパスワード等を入力する欄が設けられる。

また、オーナ一情報入力画面表示 6 0から個人情報の入力を行った後に、ゲスト登録画面表示 6 3に移行する。このゲスト登録画面表示 6 3 への移行は、オーナ一情報入力画面表示 6 0の移行ボタン 6 2を押すことにより、為される。しかしながら、通常の携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bにおける矢印選択ボタンでの操作によって、ゲスト登録画面表示 6 3 に移行しても良い。

第 4図（ b ) に示すように、ゲスト登録画面表示 6 3では、オーナーがゲストとしての登録を希望する人の電話番号を入力する、ゲスト電話番号入力欄 6 4が設けられている。このゲスト電話番号入力欄 6 4に電話番号を入力した後に、必要に応じてグループ入力欄 6 5に、グループ名を入力する。なお、第 4図（ a ) 、 ( b ) に示すものでは、オーナ一情報入力画面表示 6 0及びゲスト登録画面表示 6 3が、合計 2ページとなるものを示している。しかしながら、オーナ一情報入力画面表示 6 0 及びゲスト登録画面表示 6 3の態様は、これらに限られるものではない。そして、これらの個人情報入力欄 6 1、及びゲスト電話番号入力欄 6 4にオーナーが記入した後に、ゲスト登録画面表示 6 3中の送信ポタン 6 6を押すと、各入力欄や各登録欄にオーナ一が記載した情報の内容が、システムサーバ 1 4へ送信される。なお、この送信ポタン 6 6を押した場合には、送信に先立って記載された情報を確認するための確認画面表示を設けるようにしても良い。

送信された情報をシステムサーバ 1 4が受信すると、この情報を会員データべ一ス 5 5内に記憶させる。会員データベース 5 5では、オーナ一としての会員であるか、ゲストとしての会員であるかを区別して登録する。この区別の仕方としては、例えばオーナーの場合に、識別情報としてのフラグを立てる等によって行う。また、この会員登録に際しては、登録に際してオーナ一及びゲストが選択したパスヮ一ドも合わせて登録する。

ここで、ゲストとしての登録は、上述した第 4図（ b ) に示したような、オーナーによるゲストの電話番号の登録では完了せず、第 5図及び第 6図に示すような操作や動作が必要となる。すなわち、会員データべース 5 5で、オーナ一としての登録が完了すると、直ちにシステムサーバ 1 4から、登録されたゲストの電話番号に係る携帯電話端末 1 1 bに対して、 1回だけ発呼が為される。ここでいう 1回だけの発呼は、呼び出し音を 1回だけ鳴らす、という意味である。

なお、このゲストの電話番号に対して発呼したが、電話が繋がらない場合には、オーナーが行ったゲストの新規登録は無効となり、オーナ一は再び上述した登録作業を行う必要がある。しかしながら、発呼して電話が繋がらない場合でも、所定の時間以内に再びゲストの電話番号に対して発呼するようにしても良い。

発呼された携帯電話端末 1 1 bを所有しているゲストは、第 5図（ a )、 ( b )に示すような自身の携帯電話端末 1 1 bの着信履歴画面表示 7 0， 7 2に基づいて、所定の時間以内に、ゲストが自身を会員として登録するためのゲスト新規登録画面用のサイ卜にアクセスする。なお、この第 5図においては、第 5図（ a ) が不在着信があった旨とその日時及び件数を表示する着信履歴画面表示 7 0、第 5図（b ) が第 5図（ a ) における表示ポタン 7 1 を押した場合に表示される、誰から不在着信があつたのかを示す詳細着信履歴画面表示 7 2である。

ゲストが第 5図（ b ) の不在着信表示に基づいてその電話番号に電話を掛けた場合、音声ガイドが流される。この音声ガイドは、例えば「電話番号 · · ·を有する人のゲストとして指定されました。ゲストとして登録される場合には、 U R L ； h U p : //www.—にアクセスして下さい。」といつた旨の案内である。そして、この案内に基づいて所定の U R Lにァクセスした場合、第 6図（ a ) に示されるような該ゲストが自身を会員として登録するためのゲスト新規登録画面表示 8 0が表示される。このゲスト新規登録画面表示 8 0では、ゲストの携帯電話番号を I Dとして入力する、 I D入力欄 8 1が表示されている。

また、この I D入力欄 8 1 と共に、自身で認証用のパスワードとして適宜選択したものを入力するパスヮ一ド入力欄 8 2が設けられている。さらに、伝言板に書き込む際のニックネームを入力するための、ニックネーム入力欄 8 3も設けられている。また、オーナ一の電話番号を入力するための、オーナー電話番号入力欄 8 4も設けられている。そして、これら全ての欄に入力した後に、このゲスト新規登録画面表示 8 0に設けられている登録ポタン 8 5を押す。すると、入力したゲストの情報に基づいて、ゲスト会員としての登録が為される。

なお、上述した登録ポタン 8 5を押した場合には、入力された内容が、システムサーバ 1 4内の会員データベース 5 5に記憶される。すなわち、以後のパスヮード認証は、この会員データベース 5 5に記憶されているパスワードに基づいて行われる。また、ゲストによって入力されたォ一ナー電話番号がオーナ一によって入力された携帯電話番号と異なる場合には、ゲストとして認証されないこととなる。

ゲスト新規登録画面表示 8 0での登録が為されると、続いて第 6図 ( b ) に示すようなセキュリティ画面表示 9 0が表示される。このセキユリティ画面表示 9 0は、以後、オーナーとゲストが互いに書き込むことが可能となる、後述する伝言板ホームページ 1 0 0を表示させる際の認証を行う画面である。それ故、以後の伝言板ホームページ 1 0 0へのアクセスの利便性を考慮して、このセキュリティ画面表示 9 0が表示された場合、ゲストはこのセキユリティ画面表示 9 0をブックマ一クに登録しておくことが好ましい。

このセキュリティ画面表示 9 0には、パスワード入力欄 9 1が設けられている。このパスワード入力欄 9 1 には、ゲストとしての登録の際に、認証用のパスヮ一ドとして適宜選択したものを入力する。そして、 O K ポタン 9 2を押すことにより、会員データベース 5 5に記憶されているパスワードと、入力されたパスワードとの照合が為される。

なお、ゲストがパスワードを忘れる場合も考慮して、パスワードを忘れた場合に押すリンク表示 9 3を、セキュリティ画面表示 9 0に設けても良い。このリンク表示 9 3を押した場合には、例えば予めゲスト本人しか知りえないような、卒業した小学校の名前、父親の名前、母親の旧姓等を登録し、その登録内容に基づいた質問が為される画面表示が表示される。その質問にゲストが答えることにより、再びゲストは登録されたパスワードを得て、再度入力したり、或いはパスワードを登録し直す作業をすることによって、伝言板ホームページ 1 0 0にアクセスすることが可能となる。

なお、第 6図（ a ) において、登録ポタン 8 5を押した場合には、入力された内容が正しいか否かを確認するために、入力情報確認画面を表示するようにしても良い。また、第 6図（ a ) に示すゲスト新規登録画面表示 8 0に対して、特定の伝言板に対応する固有のセキュリティ画面表示 9 0がリンクされると共に、固有のパスヮードが割り当てられた構成となっている。

しかしながら、オーナーが複数の伝言板を有している場合には、夫々異なるパスワードゃセキユリティ画面表示 9 0を用意するのではなく、その複数の伝言板に共通する 1つのパスヮ一ドを登録することとし、またセキュリティ画面表示 9 0 も、全ての伝言板に共通するものを表示させる態様とすることができる。そして、かかるセキュリティ画面表示 9 0においてパスワードを入力した後に、伝言板選択画面表示（不図示）を携帯電話端末 1 1 a， l i bに表示させ、この伝言板選択画面表示において列挙されている伝言板の中から、適宜伝言板を選択する構成とすることもできる。

オーナーとしての認証、すなわち携帯電話番号等を個人情報入力欄 6 1に入力したオーナーが本人であるか否かの認証は、カード番号等で行うようにしても良いが、オーナ一の登録後、オーナ一の所有する携帯電話端末 1 l aに発呼し第 6図（ a ) ，（b ) に示すような画面を携帯電話端末 1 1 aに表示させ、入力させることで認証を行うようにしても良い。

以上のようにして、ォ一ナ一としての会員登録、及びゲストとしての会員登録が為される。次に、伝言板を利用する場合について、第 7図を参照しながら以下に説明する。なお、以下の説明に係る伝言板利用手順は、第 9図に示す通りとなっているが、第 9図は携帯電話端末 1 1 a , 1 1 b及びシステムサーバ 1 4との間のやり取りとなっているため、以下の伝言板の利用の仕方と、表現が若干異なるものとなっている。しかしながら、意味内容は、第 9図に示すものと、以下の説明とでは、同一である。

会員としての登録が終了した後に、オーナ一及びゲストが伝言板を利用しょうとすると、伝言板ホームページ 1 0 0へのアクセス要求がなされ（ステップ S 2 0 1 ) 、第 6図（ b ) に示すセキュリティ画面表示 9 0が表示される（ステップ S 2 0 2 ) 。そして、パスワードの入力（ステツプ S 2 0 3 ) によって認証された場合（ステップ S 2 0 4 ) には、第 7図（ a ) に示すような、伝言板ホームページ 1 0 0 にアクセスが為される（ステップ S 2 0 5 ) 。そして、この伝言板ホームページ 1 0 0 で、書き込まれている伝言の内容を閲覧することが可能となる（ステツプ S 2 0 6 ) 。また、伝言板ホームページ 1 0 0には、新規に伝言（メッセージ）を作成したい場合に押す、新規書き込みポタン 1 0 1が設けられている。

新規書き込みポタン 1 0 1 を押した場合、第 7図（ b ) に示すような伝言作成画面表示 1 0 2に移行する。そして、この伝言作成画面表示 1 0 2にて所定のメッセ一ジを作成（ステップ S 2 0 7 ) した後に、同画面表示 1 0 2内に設けられている決定ポタン 1 0 3を押す。すると、第 8図（ a ) に示すような、送信確認画面表示 1 0 4に移行する。

そして、この送信確認画面表示 1 0 4内に設けられている送信ポタン 1 0 5を押すことにより、携帯電話端末 1 1 a， l i bから基地局 1 5、交換局 1 6、ウェブサーバ 1 2及びインターネット網 1 3を介して、システサーバ 1 4に新たなメッセージの内容が送信され (ステップ S 2 0 8 ) 、インタ一フェース部 3 2を介してメッセージの内容がデ一夕保存部 3 3の R A M内に記憶される。

そして、このメッセージは、伝言板情報更新プログラム 4 3によってその内容が伝言板用データベース 5 0に更新登録される（ステップ S 2 0 9 ) 。この更新登録により、書き込んだオーナー又はゲスト（一方側）の相手方である他方側は、該伝言板ホームページにアクセスした場合に、新たな書き込みが為されて更新された伝言板ホームページ 1 0 0を閲覧することが可能となる。

なお、伝言板ホームページ 1 0 0に関しては、オーナ一は、伝言板ホームページを自らの意思で立ち上げて（主催して）管理するものである。また、ゲストは、オーナ一によって指定された特定の伝言板のみに書き込む権限を有するのみで、伝言板ホームページ 1 0 0 を管理する権限は与えられていない。

また、メッセージを伝言板に書き込んだ場合、システムサーバ 1 4内の発呼プログラム 4 4が起動される。発呼プログラム 4 4は、新たなメッセージの書き込みがあった場合に、オーナー又はゲストの他方側に対して、すなわち、オーナーが書き込んだ場合はゲストに対して、ゲストが書き込んだ場合はオーナーに対して、発呼を行うものである。この発呼は、まず書き込んだオーナ一又はゲストの相手方である他方側の電話番号を、会員データベース 5 5から引き出し、この引き出された電話番号に基づいて行われる。

ここで発呼プログラム 4 4は、相手方の電話番号に対して、呼び出し音が 1回のみ鳴らすような、短時間の発呼を行う（ステップ S 2 1 0 )。すなわち、かかる短時間の発呼を行い、携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bに着信させる（ステップ S 2 1 1 ) 。しかしながら、すぐに発呼プロダラム 4 4が発呼を行っている通信状態を切断する（ステップ S 2 1 2 ) ことにより、携帯電話端末 1 l a , 1 1 bの着信履歴に発呼があったことが記録される。

この場合において、発呼された携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bの所有者は、予め該携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bの電話帳に、発呼先であるシステムサーバ 1 4側の電話番号（例えば、名前を「〇〇の伝言板」等とする）を登録しておく。すると、着信履歴には、携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bに登録されている名前とシステムサーバ 1 4の電話番号とが表示される。この着信履歴の表示によって、オーナー又はゲストは、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることが可能となる（ステップ S 2 1 3 ) 。その後、その着信履歴に基いて登録を受けた者は、伝言板ホームページ 1 0 0へアクセスする（ステップ S 2 1 4 ) 。なお、この電話帳への登録においては、例えばシステムサーバ 1 4側に、複数の電話番号が割り当てられている場合であって、オーナ一が複数の伝言板を有している場合には、夫々の伝言板に複数の電話番号の中から対応させるものを選択し、夫々の伝言板と電話番号とを 1対 1で対応させることができる。このように、伝言板と電話番号とを 1対 1で対応させると、着信履歴に記録される電話番号が、伝言板毎に異なる結果となる。

また、第 8図（ b) に示すように、相手方の携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bを発呼できた場合には、伝言板に書き込んだ者に対して、例えば「今、伝言板が書き込まれた事をお知らせいたしました。」という旨のメッセージ画面表示 1 0 6を、システムサーバ 1 4の通知プログラム 4 6、及び送信プログラム 4 5を介して伝言板に書き込んだ者の携帯電話端末 1 1 a , l i bに送信し、表示させる（ステップ S 2 1 5 ) 。

しかしながら、第 8図（ c ) に示すように、携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bを発呼できなかった場合には、例えば「今、連絡が取れませんので後ほど連絡いたします。」という旨のメッセージ画面表示 1 0 7を、伝言板に書き込んだ者の携帯電話端末 1 1 a， l i bに表示させる。それによって、オーナー及びゲストは、リアルタイムに近い状態での、メッセージのやり取りが可能となる。

なお、第 8図（ b) 、 ( c ) に示すメッセ一ジ画面表示 1 0 6 , 1 0 7は、第 8図（ a ) に示す送信確認画面表示 1 0 4が切り替えられることにより為される。また、第 8図（ c ) に示す後ほどの連絡や第 8図（b) に示す書き込み連絡は、送信確認画面表示 1 0 4の後、一旦システムサ —バ 1 4との接続が切れ、その後、例えば発呼プログラム 4 4が起動して、メッセ一ジを書き込んだ者の携帯電話端末 1 1 a , l i bを新たに発呼することにより、通知する形式としても良い。なお、この情報送受信システム 1 0では、原則として 1つの伝言板ホ —ムぺ一ジ 1 0 0には、 1人のオーナ一及び 1人のゲストが書き込み可能となる。しかしながら、追加登録や設定内容の変更によっては、 2人以上のゲストが伝言板ホームページ 1 0 0に書き込めるようにしても構わない。また、オーナーは、伝言板ホームページ 1 0 0を複数個作成することが可能であり、他のゲストとの間で別の伝言板ホームページ 1 0 0を同時進行させることが可能である。

また、アドレス帳にニックネームでゲストの名前を登録しても良いが、この場合、システムサーバ 1 4に他のゲストが同一のニックネームを既に登録している場合には、同一のニックネームは登録できないように構成しても良い。

以上のような情報送受信システム 1 0の構成によれば、新たにオーナ —またはゲストが伝言板ホームページ 1 0 0に書き込みを行うと、発呼プログラム 4 4によって相手方（ゲストまたはオーナー側）の携帯電話端末 l l a， 1 1 bに呼び出し音 1回程度の短時間の発呼が為される。それによつて、携帯電話端末 1 l a , 1 1 bの着信履歴には、発呼があつたことが記録される。それにより、ユーザはかかる発呼の存在により、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることになる。

しかも、本実施の形態では、伝言板が存するシステムサーバ 1 4までアクセスすれば、伝言板の内容を知ることが可能となる、いわばウェブメール形式に類似する方式を採用している。このため、携帯メールサ一ビスを受信拒否の設定にしている場合でも、所望する相手の間で、メッセージのやり取りをすることが可能となる。なお、携帯電話端末 1 1 a , l i bにおいて、メールを受信拒否の設定にすることにより、余分なスパムメールを受信することがない。それによつて、近年生じている、スバムメールによる携帯電話サ一ビス料金の増大、といった被害を防止することが可能となる。

また、オーナ一側またはゲスト側としては、新しい書き込みが行われたか否かをチエツクするためだけに該伝言板ホ一ムぺ一ジ 1 0 0が存するサイトにアクセスする必要がなくなり、無駄にアクセスして通信費を浪費したり、手間や時間を取らせることがない。

また、携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bの電話帳には、発呼を行うシステムサーバ 1 4側の電話番号を、例えば「 Aさんとの伝言板」等として予め登録しておけば、着信履歴を見るだけで伝言板に書き込みがあったことを知ることが可能となる。それによつて、ユーザ側の利便性を向上させることが可能となる。また、予め電話帳への登録をしておくことにより、例えば悪質なダイヤル Q 2サービス先から、いわゆるワン切りされた場合でも、本実施の形態の情報送受信システム 1 0 と区別をすることが可能となり、ワン切りの被害を受けずに済む。

さらに、発呼プログラム 4 4での発呼により、該伝言板に書き込みがあったことを即座に知ることで、情報伝達の即時性が確保され、該伝言板を介して、円滑なコミュニケーションを図ることが可能となる。

また、オーナ一側が伝言板の運営上の権限を有することにより、ォーナ一が閲覧を許可した者のみを、閲覧許可者として設定し、該オーナーが希望する特定の者のみとの間で、情報の伝達を行うことが可能となる。

さらに、ュ一ザとしては、認証プログラム 4 2により、電話番号のみの入力といった簡易な方法によって自分が会員であるか否かの認証が為される。さらには、オーナー側であるかゲスト側であるかの認証も為される。そのため、ュ一ザとしては、利便性が向上するものとなる。この認証においては \°スワードといつた認証情報をも入力することにより、電話番号を入力した者の本人確認をすることが可能となり、第三者が不正に伝言板に利用する、といった成り済ましの被害を防止することができる。

また、伝言板と電話番号とを 1対 1で対応させて、電話帳への登録を行った場合には、着信履歴をオーナ一が見た場合に、どの伝言板に対して書き込みがあつたのかを、即座に知ることが可能となる。それにより、オーナ一が全ての伝言板について、書き込みがあつたか否かを確認する手間が省け、通信費の一層の節約を図ることが可能となる。

さらに、発呼プログラム 4 4では、 1回程度の呼び出し音による発呼といった、短時間の発呼を行う構成となっている。このため、発呼が為された携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bの所持者は、該携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bの着信ボタンを押して通話状態となることがない。よって、発呼プログラム 4 4により発呼が為されても、該発呼に対して通話料が課金されることがなく、会員にとっては、本実施の形態の情報送受信システム 1 0を経済的に利用することが可能となる。また、この情報送受信システム 1 0を運営する者にとっても、各ュ一ザへの発呼の際に、通話料が課金されないので、このシステム 1 0を割安で提供することが可能となる。

さらに、伝言板ホームページ 1 0 0は、 1人のオーナーと 1人のゲストの間のみに設けられると共に、オーナ一は複数の伝言板ホ一ムページ

1 0 0を持つことが可能であり、違うゲストの間でも他の伝言板ホームページ 1 0 0を同様に持てる。このため、特定のゲストとの間での話題の進行と同時に、他のゲストとの間で別の伝言板ホームページ 1 0 0を設け、この伝言板ホームページ 1 0 0で別の話題を進行させる、といつた使い方が可能となる。一例としては、例えば営業マンが夫々違った顧客に対して、打ち合わせや種々の情報を紹介したりする場合、あるいは友達と恋人との間でそれぞれ別の日の予定を立てたりする等がある。

また、発呼プログラム 4 4により、伝言板に書き込んだ者以外であつて閲覧許可者が有する携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bへの発呼が行えなかつた場合には、一定時間経過後に再度発呼プログラム 4 4により発呼を試みる設定にすることができる。この場合には、例えば携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bが電波の受信状況が悪い地域にいる場合でも、発呼プログラム 4 4での再度の発呼により、相手方にとっては、伝言板に書き込みがなされたことを知る可能性を増やすことができる。それによつて、相手方にとっての、本実施の形態に係る情報送受信システム 1 0の利便性を増大させることができる。

さらに、通知プログラム 4 6により、相手方に発呼が為されたか否かが、伝言板に書き込んだ者に通知される。それによつて、伝言板に書き込んだ者にとっては、書き込みがあつた旨が相手方に通知されたか否かを確実に知ることができる。このため、伝言板に書き込んだ者は、通知の確認を行え、相手方に発呼されないのではないか、といった不安感を解消することができる。

以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて説明する。まず、上述の実施の形態では、伝言板に対して新たな書き込みが為された場合には、 1回のみ呼び出し音を鳴らす、短時間の発呼形式としているが、呼び出し音の呼び出し回数は、何回であっても良い。

また、この発呼は、発呼された者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該発呼状態（呼び出し状態）を解除するのが好ましいが、発呼された者が通話の操作を行うための時間以上としても良い。いわゆるヮン切りとしない場合には、「· · ·さんからのメッセージが届いています。」等のメッセージを流すようにするのが好ましい。

また、上述の寒施の形態では、携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bを用いて伝言板に書き込む場合について説明しているが、携帯電話端末 1 1 a， 1 l b以外にも、例えばパーソナルコンピュータにおいても本発明を利用可能である。すなわち、電話通話用のソフトウェアをパーソナルコンピュ一夕にインストールすると共に、音声通話に対応したモデムを設ける。そして、電話通話用のソフトウェアに、着信履歴を保存する機能が存していれば、上述の携帯電話端末 1 1 a , l i bと同様の動作を実現することができる。

また、上述の実施の形態のように、互いのメッセージを時刻順に保存するような伝言板ではなく、 1回のメッセージのみを保存するようにした伝言板としたり、最新の 2回または 4回の書き込み分のみを表示するようにした伝言板としたり、記入日によって分割表示される伝言板等としても良い。

また、上述の実施の形態では、オーナー側とゲスト側とに分類され、オーナ一側のみが運用上の権限を有する伝言板を利用するようにしたが, ゲスト側が伝言板利用を承諾することで伝言板の運用上の権限はげスト側に委ねられるようにしても良い。また、登録された会員間でオーナ一とゲストとに区別せず、会員を同等の権限、四角を有するものとしても良い。この場合、伝言板は両者が運用上の権限を有するものとなる。

また、上述の実施の形態では、電話端末として携帯電話端末 1 1 a， 1 1 bを用いた場合について説明しているが、着信履歴が表示され、ィンターネット網 1 3に接続可能な電話端末であれば、本発明は携帯電話端末 1 1 を用いる場合には限られない。すなわち、オーナー側及びゲスト側の夫々の携帯電話端末 1 1 a , 1 1 bを、上述の着信履歴表示が表示されると共に、イン夕一ネット網 1 3に接続可能な電話端末としても良い。

さらに、上述の実施の形態では、発呼手段として発呼プログラム 4 4 を用いる場合について説明しているが、発呼手段は発呼プログラムには限られず、通常の電話端末を発呼手段として用いても良い。なお、通常の電話端末を用いる場合においては、システムサーバ 1 4での制御によつて、自動的に発呼及び発呼を切ることが可能なものが用いられる。産業上の利用可能性

本発明によれば、メールを着信拒否した場合でも、携帯電話メールと同等の機能を有して、携帯電話端末を使ってメッセージのやり取りをすることができる。しかも、通話料やパケット課金が為されないため、経済的に利用することができる。

また、伝言板に新たなメッセージの書き込みが為された場合には、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する携帯電話端末に対し、発呼手段によって発呼が為される。そして、発呼が為された場合には、その発呼に対応できなかったとしても携帯電話端末の着信履歴に、サーバ側から電話による着信があったことが記録される。それにより、この着信履歴を見ることにより、書き込んだ者以外の閲覧許可者は、伝言板に新たな書き込みがあったことを知ることができる。

すなわち、伝言板に対して新しいメッセージの書き込みが為されると、書き込んだ者以外の者に対して発呼手段での発呼により、メ一ルを着信拒否に設定していても、該伝言板にメッセージの書き込みがあったことを即座に知ることができる。それによつて、情報伝達の即時性を図ることが可能となり、迷惑メールを防止しつつ伝言板を介して、円滑なコミュニケーシヨンを図ることが可能となる。

Claims

請求の範囲

1 . 電話端末とサーバとの間で情報の送受信を行う情報送受信システムにおいて、

オーナ一側又はゲスト側によって分類される上記電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、オーナ一側のみが運用上の権限を有する伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データべ一スと上記伝言板用データベースに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段と、 ·

上記伝言板情報に対してオーナー側又はゲスト側に分類される上記電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を上記伝言板用データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段と、上記伝言板情報更新手段によって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段とを具備することを特徴とする情報送受信シ

2 . 前記情報表示手段での前記伝言板情報の表示に先立って、前記電話端末の電話番号を識別番号として入力させると共に、この識別番号の入力により、該識別番号に基づく会員に係る前記電話端末の識別、及びこの会員に係る前記電話端末がオーナー側かゲスト側かであるかの識別を行う識別手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の情報送受信

3 . 前記識別手段は、前記電話端末において前記識別番号を入力させると共に、夫々のオーナ一又はゲストに与えられた認証情報をも入力させることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の情報送受信システム。

4 . 前記伝言板用データベース内において前記伝言板情報が記載される伝言板は、 1人のオーナ一と特定のゲストの間のみに設けられると共に、オーナ一は複数の伝言板を持つことが可能であり、該オーナ一は他のゲストの間でも他の伝言板を同様に持てることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報送受

5 , オーナ一が前記伝言板を複数持つ場合において、前記発呼手段は前記電話端末に発呼を行うための電話番号を複数有していて、この発呼'手段は夫々の伝言板に対して特定の電話番号を割り当てて発呼を行うことを特徴とする請求の範囲第 4項記載の情報送受信

6 . 電話端末とサーバとの間で情報の送受信を行う情報送受信システムにおいて、

上記電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データベースと、

上記伝言板用データベースに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段と、

上記伝言板情報に対して上記電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を上記伝言板用データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段と、

上記伝言板情報更新手段によって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段とを具備することを特徴とする情報送受信システム。

7 . 前記発呼手段は、前記電話端末が呼び出し状態となった場合に、該電話端末の所持者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該呼び出し状態を解除することを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項記載の情報送受信システム。

8 . 前記発呼手段により前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えなかった場合に、一定時間経過後に再度前記発呼手段が該電話端末への発呼を試みることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項記載の情報送受信システム。

9 . 前記発呼手段により前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えた場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為された旨を通知すると共に、前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行うことができなかった場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為されなかった旨を通知する通知手段を具備することを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項記載の情報送受信システム。

1 0 . 電話端末とサーバとの間で情報の送受信を行う情報送受信方法において、

オーナー側又はゲスト側によつて分類される電話端末によって閲覧及ぴ書き込みが行えると共に、オーナー側のみが運用上の権限を有する伝言板に関する伝言板情報が伝言板用データベースに記憶されていて、伝言板用データベースに記憶されている情報をオーナー側又はゲスト側の希望により表示させる情報表示工程と、話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を上記伝言板用データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新工程と、上記伝言板情報更新工程によって情報の更新が為された場合に、書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼工程と, を具備することを特徴とする情報送受信方法。

1 1 . 前記情報表示工程での前記伝言板情報の表示に先立って、前記電話端末の電話番号を識別番号として入力させると共に、この識別番号の入力により、該識別番号に基づく会員に係る電話端末の識別、及びこの会員に係る電話端末がオーナー側かゲスト側かであるかの識別を行う識別工程を有することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の情報送受信方法。

1 2 . 前記識別工程は、前記識別番号を入力させると共に、夫々のォーナ一又はゲストに与えられた認証情報をも入力させることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の情報送受信方法。

1 3 . 前記発呼工程は、前記電話端末が呼び出し状態となった場合に、該電話端末の所持者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該呼び出し状態を解除することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の情報送受信方法。

1 4 . 前記発呼工程により前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えなかった場合に、一定時間経過後に再度前記発呼工程によって該電話端末への発呼を試みることを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の情報送受信方法。

1 .5 . 前記発呼工程により前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えた場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為された旨を通知すると共に、前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行うことができなかった場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為されなかった旨を通知する通知工程を具備することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の情報送受信方法。 1 6 . 電話端末との間で情報の送受信を行う情報送受信システムに供されるサーバにおいて、

このサーバは、データベース部と、プログラム部とを有し、

このうち上記デ一夕ベース部には、

オーナ一側又はゲスト側に分類される電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、オーナー側のみが運用上の権限を有する伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データベースが設けられていて、

上記プログラム部には、

上記伝言板用データベースに記憶されている伝言板情報を閲覧させるための情報表示手段を構成する伝言板表示プログラムと、

上記伝言板情報に対してオーナー側又はゲスト側に分類される上記電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を上記デ一夕ベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段を構成する伝言板情報更新プログラムと、

上記伝言板情報更新プログラムによって情報の更新が為された場合に書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段を構成する発呼プログラムと、

が設けられていることを特徴とする情報送受信システムに供されるサ —バ。

1 7 . 前記情報表示手段での前記伝言板情報の表示に先立って、前記電話端末から電話番号を識別番号として入力させると共に、入力された識別番号により、該識別番号に基づく会員に係る前記電話端末の識別、及びこの会員に係る前記電話端末がオーナ一側かゲス卜側かであるかの識別を行う識別プログラムが設けられていることを特徴とする請求の範囲第 1 6項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。

1 8 . 前記識別プログラムは、前記電話端末から入力された前記識別番号に加えて、夫々のオーナ一又はゲストが有し前記電話端末から入力された認証情報に基づいて識別を行うことを特徴とする請求の範囲第 1 7 項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。

1 9 . 前記伝言板用データベースにおいて前記伝言板情報が記載される伝言板は、 1人のオーナ一と特定のゲストの間のみに設けられると共に、オーナ一は複数の伝言板を持つことが可能であり、該オーナーは他のゲストの間でも他の伝言板を同様に持てることを特徴とする請求の範囲第 1 6項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。

2 0 . オーナ一が前記伝言板を複数持つ場合において、前記発呼手段は前記電話端末に発呼を行うための電話番号を複数有していて、この発呼手段を構成する発呼プログラムは夫々の伝言板に対して特定の電話番号を割り当てて発呼を行うことを特徴とする請求の範囲第 1 9項記載の情を割り当てて発呼を行うことを特徴とする請求の範囲第 1 9項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。

2 1 . 電話端末との間で情報の送受信を行う情報送受信システムに供されるサーバにおいて、

このうち上記データベース部には、

電話端末によって閲覧及び書き込みが行えると共に、伝言板に関する伝言板情報が記憶されている伝言板用データベースが設けられていて、上記プログラム部には、

上記伝言板情報に対して上記電話端末から、新しい情報が書き込まれた場合に、該新しい情報を上記データベースの伝言板情報として加える伝言板情報更新手段を構成する伝言板情報更新プログラムと、

上記伝言板情報更新プログラムによつて情報の更新が為された場合に書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行う発呼手段を構成する発呼プログラムと、

が設けられていることを特徴とする情報送受信システムに供されるサ —ノ

2 2 . 前記発呼プログラムは、前記電話端末が呼び出し状態となった場合に、該電話端末の所持者が通話の操作を行うための時間よりも早く、該呼び出レ状態を解除することを特徴とする請求の範囲第 1 6項又は第 2 1項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。

2 3 . 前記発呼プログラムにより前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えなかった場合に、一定時間経過後に再度前記発呼プログラムが該電話端末への発呼を試みることを特徴とする請求の範囲第 1 6項又は第 2 1項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。

2 4 . 前記発呼プログラムにより前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼が行えた場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為された旨を通知すると共に、前記伝言板に対して書き込んだ者以外の閲覧許可者が有する電話端末への発呼を行うことができなかった場合には、該伝言板に書き込んだ電話端末の所有者に対して発呼が為されなかった旨を通知する通知プログラムが設けられていることを特徴とする請求の範囲第 1 6項又は第 2 1項記載の情報送受信システムに供されるサーバ。