WO2003052569A1

WO2003052569A1 - Terminal de communication mobile, procede et programme de commande d'execution d'applications et support d'enregistrement lisible par ordinateur

Info

Publication number: WO2003052569A1
Application number: PCT/JP2002/012772
Authority: WO
Inventors: Takefumi Naganuma; Masayuki Tsuda; Hideyuki Nagasawa; Eriko Oseki; Fukiko Maeda; Nobuyuki Watanabe; Mao Asai; Takashi Kondo; Kazuhiro Yamada; Dai Kamiya
Original assignee: Ntt Docomo, Inc.
Priority date: 2001-12-07
Filing date: 2002-12-05
Publication date: 2003-06-26
Also published as: AU2002349461A1; JPWO2003052569A1; EP1452948A1; CN1613046A; TWI224747B; EP1452948A4; US20050032553A1; TW200300900A; CN100339800C

Description

明細書

移動通信端末、アプリケーシヨン実行制御方法、アプリケーション実行制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

本発明は、情報を表示するための表示手段を備え、入力画面を提示するアプリケーシヨンソフトが実行される移動通信端末、及び当該移動通信端末におけるァプリケーション実行制御方法、アプリケーション実行制御プログラム及びコンビユータ読み取り可能な記録媒体に関する。

背景技術

現状、パーソナルコンピュータ（P C ) や携帯電話等のアプリケーションソフトを実行可能な装置においては、フロントエンド 'プロセッサ（F E P ) の実行中やダイアログ表示中においても、アプリケーシヨンソフトによる表示画面の切替は実行可能である。これは、パーソナルコンピュータなどの表示能力の高い装置においては、ウィンドウシステムなどによりアクティブ画面が切り替えられたことをユーザが判断できるため問題とはならない。 '

しかしながら、携帯電話においては、有効な画面（アクティブな画面）が全表示領域を使用するため、例えば、 F E P実行時の入力途中で画面切り替えが発生すると、ユーザは画面切替が発生したのかどうかさえ把握することは困難となり、また、当該入力途中の情報が破棄されてしまう場合もある。これにより、携帯電話においてユーザの操作性及び信頼性が低下するといつた不都合が生じてしまう。

本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、入力画面の表示時にアプリケーションが画面切替を要求した場合でも当該入力画面を保持し、ユーザの操作性及び信頼性を向上させることができる移動通信端末、アプリケーション実行制御方法、アプリケーション実行制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。発明の開示

上記目的を達成するために、本発明に係る移動通信端末は、情報を表示するための表示手段と、所定の画面を提示するアプリケーションソフトを記憶した記憶手段と、記憶手段からアプリケーションソフトを読み出して実行し、当該アプリケーシヨンソフトにより提示された所定の画面を表示手段に表示させる実行制御手段と、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御する切替制御手段と、を備えたことを特徴とする。

このような構成の移動通信端末では、実行制御手段が、記憶手段からアプリケーシヨンソフトを読み出して実行し、当該アプリケーションソフトにより提示された所定の画面を表示手段に表示させる。この所定の画面の表示時に、当該アブリケーシヨンソフトが画面切替要求を出力した場合、切替制御手段が、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御する。これにより、所定の画面の表示時にアプリケーシヨンが画面切替を要求した場合でも当該所定の画面が保持されることとなり、移動通信端末のユーザの操作性及び信頼性を向上させることができる。

上記切替制御手段による制御は、さまざまな態様を採ることができる。即ち、切替制御手段は、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求を保管し、所定の画面の表示終了後に、保管された画面切替要求に基づく画面切替を実行させるよう構成することができる。この場合、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求は保管され、所定の画面の表示終了後に当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されるため、当該画面切替要求が無視され廃棄されてしまうことを回避でき、即時ではないものの必ず実行されることが保証される、という効果がある。

なお、このとき、切替制御手段は、画面切替要求として、時系列的に最後に出力された画面切替要求のみを保管してもよい。この場合、複数の画面切替要求が出力されたときでも、時系列的に最後に出力された画面切替要求のみが保管され、当該最後の画面切替要求に基づく画面切替のみが実行される。即ち、複数の画面切替要求が出力された場合でも、処理としては、最後の画面切替要求に基づく画面切替が行われれば事足りるため、最後以外の画面切替要求に基づく画面切替処理を省くことで処理の効率化を図ることができるとともに、画面切替要求を保管するための記憶領域を節約することができる。殊に、移動通信端末はメモリ容量が少ないため、記憶領域の節約の意義は大きいといえる。

また、切替制御手段は、保管された画面切替要求のうち、時系列的に最後に出力された画面切替要求に基づく画面切替のみを実行させてもよい。この場合、上述したように、処理としては、最後の画面切替要求に基づく画面切替が行われれば事足りるため、最後以外の画面切替要求に基づく画面切替処理を省くことで処理の効率化を図ることができる。

—方、切替制御手段は、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求を削除し、当該画面切替要求を削除した旨を当該アプリケーシヨンソフトに通知するよう構成することができる。この態様は、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求は、当該ソフトの異常な動作に起因したもので削除しても構わないと考えられる場合に、適用することができる。かかる異常な画面切替要求を削除することで、その保管処理や実行処理を回避し処理負荷を軽減できる。また、当該画面切替要求を削除した旨を当該ァプリケーションソフトに通知することで、当該アプリケーションソフトがその削除を認識しないまま、さらなる誤動作をすることを回避できる。

上記の所定の画面としては、アプリケーションの実行継続が要求されるさまざまな画面、例えば、データの入力画面等の「画面切替が望まれない画面」が適用され、当該所定の画面には静止画面のみならず、動画像の画面も含まれる。

ところで、上述した移動通信端末に係る発明は、以下のように、当該移動通信端末で実行されるアプリケーション実行制御方法に係る発明として記述することもできる。これらは実質的に同一の技術的思想に基づくものであり、同様の作用 - 効果を奏する。

即ち、本発明に係るアプリケーション実行制御方法は、情報を表示するための表示手段を備えた移動通信端末が、所定の画面を提示するアプリケーションソフトを実行する際のアプリケーション実行制御方法であって、アプリケーションソフトにより提示された所定の画面が表示手段に表示されている時に当該アプリケーシヨンソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御することを特徴とする。

ここでは、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求を保管しておき、所定の画面の表示終了後に、保管された画面切替要求に基づく画面切替を実行させるようにしてもよい。

なお、画面切替要求として、時系列的に最後に出力された画面切替要求のみを保管するようにしてもよい。

また、保管された画面切替要求のうち、時系列的に最後に出力された画面切替要求に基づく画面切替のみを実行させるようにしてもよい。

一方、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求を削除し、当該画面切替要求を削除した旨を当該アプリケーションソフトに通知するようにしてもよい。

上記のアプリケーション実行制御方法における所定の画面としても、アプリケーシヨンの実行継続が要求されるさまざまな画面、例えば、データの入力画面等の「画面切替が望まれない画面」が適用され、当該所定の画面には静止画面のみならず、動画像の画面も含まれる。

本発明に係るアプリケーション実行制御プログラムは、情報を表示するための表示手段と所定の画面を提示するアプリケーシヨンソフトを記憶した記憶手段とを備えた移動通信端末、に設けられたコンピュータを、記憶手段からアプリケーシヨンソフトを読み出して実行し、当該アプリケーションソフトにより提示された所定の画面を表示手段に表示させる実行制御手段と、所定の画面の表示時にァプリケーシヨンソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御する切替制御手段として、機能させることを特徴とする。

また、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記のアプリケーション実行制御プログラムが記録されたことを特徴とする。かかる記録媒体としては、例えば、スティックメモリ、 I Cチップ、磁気ディスク、光ディスク、 C D—R OMなどを採用することができる。

本発明の上記目的及びその他の特徴や利点は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことで、当業者にとり明らかとなろう。

図面の簡単な説明

図 1は、アプリ配信システムの全体構成例を示す模式図である。

図 2は、携帯電話の機能的構成を示すブロック図である。

図 3は、アプリ配信サーバの機能的構成を示すプロック図である。

図 4 Aは、 F E P起動時の画面表示例である。

図 4 Bは、ダイ了口グ表示時の画面表示例である。

図 5は、画面切替要求の発生により起動される処理ルーチンを示すフローチヤ一トである。

図 6は、操作可能なコンポーネントの終了により起動される処理ルーチンを示すフローチャートである。

図 7は、図 6の処理の変形例を示すフローチャートである。

図 8は、図 5の処理の変形例を示すフローチャートである。

図 9は、アプリケーシヨン実行制御プログラムの構成を示す概念図である。図 1 0は、携帯電話にスティックメモリを装着した状態を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面においては、アプリケーションソフトを「アプリ」と略記する。

[本実施形態の装置構成]

まず、本実施形態における装置構成を説明する。図 1は、本実施形態におけるアプリ配信システム 1 0 0の全体構成例を示す模式図である。図 1に示す様に、アプリ配信システム 1 0 0は、携帯電話 1 (本発明に係る移動通信端末に対応）及びアプリ配信サーバ 1 1を含んで構成されている。携帯電話 1は、基地局 Bを経由してパケット通信網 Nに接続されている。また、パケット通信網 Nには、ァプリ配信サーバ 1 1が有線接続されている。

以下、図 2を参照して、携帯電話 1の内部構成について詳説する。図 2は、携帯電話 1の機能的構成を示すプロック図である。図 2に示す様に、携帯電話 1は、制御部 2 (実行制御手段及び切替制御手段に対応）、入力部 3、 R AM 4、表示部 5 (表示手段に対応)、記憶部 6 (記憶手段に対応）、無線部 7、及び音声処理部 9により構成され、各部はバス 1 0を介して各種信号の入出力が可能な様に接続されている。

制御部 2は、 R OM (Read Only Memory) 2 aを内蔵し、 R OM 2 aに予め記憶されているプログラムを読み出して R AM 4に展開し、当該プログラムに従つて各部を集中制御する。また、制御部 2は、アプリ配信サーバ 1 1からダウン口ードされ記憶部 6に記憶されたアプリの実行を起動する。さらに、制御部 2は、アプリの実行中に当該アプリから画面切替要求が出力されたことを契機として図 5の処理を実行し、例えば図 4 Aのような 3本語入力画面を提供する F E P及び図 4 Bのようなダイアログ形式の入力画面を提供するプログラム（以下、これらをユーザ操作可能なコンポーネントと総称する。）の終了を契機として図 6の処理を実行する。なお、図 5、図 6の処理内容は後述する。図 4 Aの入力画面ではュ一ザは入力領域 2 1に対し日本語入力可能とされ、図 4 Bの入力画面ではユーザは肯定応答のための操作ボタン 2 2 a又は否定応答のための操作ボタン 2 2 bを選択可能とされている。入力部 3は、電源の 0N/0FF、機能の選択等を指示する各種操作釦を備えて構成され、これら各種操作釦は、単独で又は組み合せて押下されることにより、指示内容に応じた入力信号を制御部 2へ出力する。

R AM (Random Access Memory) 4は、半導体等により構成され、制御部 2により実行される各種処理において、 R OM 2 aから読み出されたプログラムや記憶部 6から読み出されたデータを一時的に格納する。また、 R AM 4内には、了プリから出力された画面切替要求を一時的に保管するためのリクエストキユー 4 aが制御部 2により生成される。

表示部 5は、 L C D (Liquid Crystal Displayリや E L (Electro Luminescence) 等により構成され、制御部 2から入力される表示信号に従って画面上に表示データの表示を行う。また、表示部 5は、全画面表示の画面データを記憶可能な V R AM (Video RAM) 5 A、 5 Bを複数個（ここでは一例として 2個）含んで構成され、画面切替の際には、表示に使用する V R AM 5 A、 5 Bを切り替えることで画面切替を行う構成とされている。

記憶部 6は、 E E P R OM (Electrically Erasable and Programmable ROM) 等の不揮発性の半導体メモリにより構成され、制御部 2が各種処理を実行する為に必要なデータや実行の結果生成されたデータ等を記憶する。この記憶部 6には、入力画面（図 4 A、図 4 Bを参照）を提供するプログラムを含んだアプリ（前述した F E Pやダイァログ形式のァプリ等) がアプリ配信サーバ 1 1からダウン口ードされた後、格納されている。

無線部 7は、信号の変復調を行う変復調部（図示せず）と信号の符複号化を行う符復号部 (図示せず) を有する回路であり、アンテナ 7 aを備える。アンテナ 7 aは、携帯電話 1の筐体上部に伸縮可能に設けられ、基地局 Bとデータの送受信を行う。

変復調部は、受信時には、アンテナ 7 aから入力された信号を、符復号部が処理可能な信号に復調する処理を行う。一方、送信時には、符復号部で変換されたデジタル信号を、無線送信可能な信号に変調する処理を行う。また、符復号部は、コーデック（CODEC) により構成され、受信時には、変復調部から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する処理（複号化）を行う。一方、送信時には、音声信号等のアナログ信号をデジタル信号に変換する処理（符号化）を行い、変換したデジタル信号を送信に適したデータ量に圧縮する。

音声処理部 9は、変換器、増幅器等により構成され、マイク 9 a、スピーカ 9 bを備える。音声処理部 9は、通話時に、制御部 2から入力される音声データを変換器でアナログ信号に変換し、増幅器を介してスピーカ 9 bから放音する。また、音声処理部 9は、通話時に、マイク 9 aから入力される音声信号を変換器により無線通信可能なデジタル信号に変換して無線部 7へ出力する。

次に、図 3を参照してアプリ配信サーバ 1 1の内部構成を概説する。図 3に示す様に、アプリ配信サーバ 1 1は、 CPU 12、入力部 1 3、表示部 14、送受信部 15、 RAMI 6、及び記憶部 1 7を含んで構成されており、これら各部はバス 18により相互に接続されている。

CPU (Central Processing Unit) 12は、記憶部 1 7に記憶されている各種プログラムを読み出して RAMI 6に展開し、該プログラムに従って各部の動作を集中制御する。入力部 1 3は、キーボードやマウス等を備えて構成され、入力された情報を入力信号として C PU 1 2へ出力する。表示部 14は、 L CD (Liquid Crystal Display) や CRT (Cathode Ray Tube) 等の表示装置により構成される。

また、記憶部 17は、各種プログラム及び処理データを格納する。送受信部 1 5は、 CPU 1 2の制御の下で、パケット通信網 Nを介してデータの送受信を行う。特に、送受信部 1 5は、記憶部 1 7に記憶された各種プログラムをパケット通信網 N、基地局 Bを介して携帯電話 1にダウンロードする機能を有する。 RA M (Random Access Memory) 1 6は、 C PU 1 2により実行制御される各種処理において、記憶部 17から読み出された各種プログラムや処理データ等の一時的な格納領域を形成する。

[本実施形態の作用]

以下、本実施形態の作用として、携帯電話 1の制御部 2によって実行される画面切替要求発生時の処理（図 5 ) 及びユーザ操作可能なコンポーネントの終了後の処理（図 6 ) を順に説明する。

携帯電話 1において実行中のアプリが画面切替要求を出力し制御部 2がこれを受信すると、制御部 2により図 5の処理が実行開始される。図 5の S 5 1において、制御部 2は、その時点でユーザ操作可能なコンポーネントを表示部 5に表示中であるか否かを判断する。このとき、ユーザ操作可能なコンポーネントを表示中でなければ、画面切替を行っても差し支えないので、 S 5 3へ進み、当該要求に従い画面切替を実行して、図 5の処理を終了する。 S 5 3の画面切替の際には、表示に使用する図 2の V R AM 5 A、 5 Bを切り替えることで画面切替を行う。一方、図 4 A、図 4 Bに示すようにユーザ操作可能なコンポーネントを表示中であれば、 S 5 2へ進み、リクエストキユー 4 aに当該画面切替要求を保管して、図 5の処理を終了する。

このような図 5の処理により、実行中のアプリが画面切替要求を出力しても、当該時点でユーザ操作可能なコンポーネントを表示中であれば、当該要求に基づく画面切替は実行されず、リクエストキユー 4 aに当該画面切替要求が保管されることとなる。

その後、ユーザが図 4 Aの入力領域 2 1への日本語入力を完了したり、図 4 B の操作ボタン 2 2 a又は 2 2 bを選択することによって、ユーザ操作可能なコンポーネントが終了すると、制御部 2により図 6の処理が実行開始される。図 6の S 6 1において、制御部 2は、リクエストキユー 4 aに画面切替要求が保管されているか否かを判断する。もし、リクエストキュー 4 aに画面切替要求が保管されていなければ、画面切替を実行する必要がないので、図 6の処理を終了する。一方、リクエストキュー 4 aに画面切替要求が保管されていれば、 S 6 2へ進み、リクエストキュー 4 aの先頭から（即ち、リクエストキュー 4 aに格納された順番に）画面切替要求を取り出し、取り出した画面切替要求に基づく画面切替を実行する。ここでの画面切替の際には、表示に使用する図 2の V R AM 5 A、 5 Bを切り替えることで画面切替を行う。そして、実行後は S 6 3にて、実行完了した画面切替要求をリクエストキュー 4 aの先頭から削除する。これにより、リクエストキユー 4 aの先頭から 2番目の画面切替要求が、先頭に来ることとなる。

以後、 S 6 1 へ戻り、リクエストキユー 4 aから画面切替要求が無くなるまで、 S 6 1 〜 S 6 3の処理を繰り返し、リクエストキユー 4 aから画面切替要求が無くなつた時点で図 6の処理を終了する。

以上の図 6の処理により、携帯電話 1では、ユーザ操作可能なコンポーネント終了後に、リクエストキユー 4 a内の画面切替要^が古い順に 1つずつ取り出されて画面切替が実行される。

以上説明した様に、本実施形態によれば、ユーザ操作可能なコンポーネントを表示中に、アプリが画面切替を要求した場合でも当該コンポーネントの表示が維持されることとなり、携帯電話のユーザの操作性及び信頼性を向上させることができる。また、アプリが出力した画面切替要求はリクエストキューに保管され、コンポーネントの表示終了後に当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されるため、当該画面切替要求が無視され廃棄されてしまうことを回避でき、即時ではないものの必ず実行されることが保証される。

[他の実施態様]

ところで、上記実施形態では、リクエストキュー内の画面切替要求に基づく画面切替を順次実行する例を示したが、保管された画面切替要求のうち、時系列的に最後に保管された最新の画面切替要求に基づく画面切替のみを実行する態様としてもよい。

そこで、以下、最新の画面切替要求に基づく画面切替のみを実行する態様として、図 7の処理について説明する。

携帯電話 1においてユーザ操作可能なコンポーネントが終了したときに、制御部 2は、上記の図 6の処理に代えて図 7の処理を実行開始する。図 7の S 7 1において、制御部 2は、リクエストキュー 4 aに画面切替要求が保管されているか否かを判断する。もし、リクエストキュー 4 aに画面切替要求が保管されていなければ、画面切替を実行する必要がないので、図 7の処理を終了する。

一方、リクエストキユー 4 aに画面切替要求が保管されていれば、 S 7 2へ進み、リクエストキュー 4 a内の最新の（時系列的に最後に保管された）画面切替要求を取り出し、取り出した画面切替要求に基づく画面切替を実行する。ここでの画面切替の際には、表示に使用する図 2の V R AM 5 A、 5 Bを切り替えることで画面切替を行う。そして、実行後は S 7 3にて、リクエストキュー 4 a内の全ての画面切替要求を削除して、図 7の処理を終了する。

以上の図 7の処理により、複数の画面切替要求が保管された場合でも、処理としては、最新の画面切替要求に基づく画面切替が行われれば事足りるため、携帯電話 1では、最新の画面切替要求以外の画面切替要求に基づく画面切替処理を省くことで処理の効率化を図ることができる。

また、最新の画面切替要求に基づく画面切替のみを実行する態様としては、最新の画面切替要求だけをリクエストキユー 4 aに保管する態様も考えられる。即ち、前述した図 5の処理において S 5 2で最新の画面切替要求をリクエストキュ一 4 aに上書き保管すればよい。これにより、リクエストキュー 4 aには、最新の画面切替要求のみが保管されるので、図 6の処理では、当該最新の画面切替要求に基づく画面切替のみが実行されることとなる。この場合、画面切替要求を保管するための記憶領域を節約することができる。殊に、移動通信端末はメモリ容量が少ないため、記憶領域の節約の意義は大きいといえる。

一方、入力画面の表示時にアプリケーションソフトが出力した画面切替要求は、当該ソフトの異常な動作に起因したものであり削除しても構わないと考えられる場合には、かかる異常な画面切替要求を削除することで、その保管処理や実行処理を回避する態様を採用することもできる。

例えば、図 8に示す処理を、画面切替要求出力時に実行すればよい。即ち、図 8の S 8 1において、制御部 2は、その時点でユーザ操作可能なコンポーネントを表示部 5に表示中であるか否かを判断する。このとき、ユーザ操作.可能なコンポーネントを表示中でなければ、画面切替を行っても差し支えないので、 S 8 4 へ進み、当該要求に従い画面切替を実行して、図 8の処理を終了する。 S 8 4での画面切替の際には、表示に使用する図 2の V R AM 5 A、 5 Bを切り替えることで画面切替を行う。一方、ユーザ操作可能なコンポーネントを表示中であれば、 S 8 2へ進み、当該画面切替要求を削除する。そして、 S 8 3にて、当該画面切替要求を出力したアプリに対し、画面切替要求を削除した旨を通知して、図 8の処理を終了する。

このような図 8の処理により、実行中のアプリが画面切替要求を出力しても、当該時点でユーザ操作可能なコンポーネントを表示中であれば、画面切替要求は削除されるとともに、当該画面切替要求を削除した旨を当該アプリに通知することで、当該アプリがその削除を認識しないまま、さらなる誤動作をすることを回避できる。

なお、上記実施形態では、移動通信端末として携帯電話を例示して説明したが、 P H S (Personal Handyphone System) P D A (Persona丄 Digital Assistance) 等の様に無線通信機能を備えた情報機器であれば適用することができる。

また、本発明を適用しうるアプリケーションソフトも、アプリケーションの実行継続が要求される画面を提示するものであれば、特に限定されるものではな、。また、提示される画面は、入力画面には限定されず、画面切替が望まれないさまざまな画面を適用可能であり、当該提示される画面には、静止画面のみならず動画像の画面も含まれる。

最後に、本発明の実施形態に係るアプリケーション実行制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体（以下、単に「記録媒体」という）について説明する。本実施形態における記録媒体としては、例えば、携帯電話に着脱可能なスティックメモリを採用することができる。

図 1 0には、本実施形態における記録媒体としてのスティックメモリ 2 0を携帯電話 1に装着した状態を示す。携帯電話 1には、図 2に示す入力部 3の一種として位置付けられる読取部 3 Aが内蔵され、読取部 3 Aは、所定位置にセットされたスティックメモリ 2 0から各種の情報やプログラム等を読み取り可能とされている。，

また、図 9には、アプリケーション実行制御プログラム 3 0の構成を示す。ァプリケーション実行制御プログラム 3 0は、図 2の携帯電話 1の制御部 2 (即ち、コンピュータ) を、記憶部 6からアプリケーションソフトを読み出して実行し当該アプリケーシヨンソフトにより提示された所定の画面を表示部 5に表示させる実行制御手段として機能させる実行制御機能モジュール 3 O Aと、所定の画面の表示時にアプリケーションソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御する切替制御手段として機能させる切替制御機能モジュール 3 0 Bとを含んで構成されている。このアプリケーション実行制御プログラム 3 0は、スティックメモリ 2 0におけるプログラム記憶用のプログラム領域 2 O Aに記憶されている。

産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明によれば、入力画面の表示時に、アプリケーションソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御するので、当該入力画面が保持されることとなり、移動通信端末のユーザの操作性及び信頼性を向上させることができる。

Claims

請求の範囲

1 . 情報を表示するための表示手段と、

所定の画面を提示するアプリケーションソフトを記憶した記憶手段と、前記記憶手段から前記アプリケーションソフトを読み出して実行し、当該ァプリケーシヨンソフトにより提示された所定の画面を前記表示手段に表示させる実行制御手段と、

前記所定の画面の表示時に前記アプリケーシヨンソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御する切替制御手段と、

を備えた移動通信端末。

2 . 前記切替制御手段は、

前記所定の画面の表示時に前記アプリケーションソフトが出力した画面切替要求を保管し、前記所定の画面の表示終了後に、前記保管された画面切替要求に基づく画面切替を実行させることを特徴とする請求項 1記載の移動通信端末。

3 . 前記切替制御手段は、

前記画面切替要求として、時系列的に最後に出力された画面切替要求のみを保管することを特徴とする請求項 2記載の移動通信端末。

4 . 前記切替制御手段は、

前記保管された画面切替要求のうち、時系列的に最後に出力された画面切替要求に基づく画面切替のみを実行させることを特徴とする請求項 2記載の移動通信未。

5 . 前記切替制御手段は、

前記所定の画面の表示時に前記アプリケーションソフトが出力した画面切替要求を削除し、当該画面切替要求を削除した旨を当該アプリケーションソフトに通知することを特徴とする請求項 1記載の移動通信端末。

6 . 前記所定の画面は、データの入力画面であることを特徴とする請求項 1 〜 5の何れか 1項に記載の移動通信端末。

7 . 情報を表示するための表示手段を備えた移動通信端末が、所定の画面を提示するアプリケーションソフトを実行する際のアプリケーション実行制御方法であって、

前記アプリケーションソフトにより提示された所定の画面が前記表示手段に表示されている時に当該アプリケーションソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御することを特徴とするアプリケーション実行制御方法。

8 . 前記所定の画面の表示時に前記アプリケーションソフトが出力した画面切替要求を保管しておき、

前記所定の画面の表示終了後に、前記保管された画面切替要求に基づく画面切替を実行させる、

ことを特徴とする請求項 7記載のアプリケーション実行制御方法。

9 . 前記画面切替要求として、時系列的に最後に出力された画面切替要求のみを保管することを特徴とする請求項 8記載のアプリケーション実行制御方法。

1 0 . 前記保管された画面切替要求のうち、時系列的に最後に出力された画面切替要求に基づく画面切替のみを実行させることを特徴とする請求項 8記載のアプリケ一ション実行制御方法。

1 1 . 前記所定の画面の表示時に前記アプリケーションソフトが出力した画面切替要求を削除し、

当該画面切替要求を削除した旨を当該アプリケーションソフトに通知する、ことを特徴とする請求項 7記載のアプリケーション実行制御方法。

1 2 . 前記所定の画面は、データの入力画面であることを特徴とする請求項 7〜 1 1の何れか 1項に記載のアプリケーション実行制御方法。

1 3 . 情報を表示するための表示手段と所定の画面を提示するアプリケーシヨンソフトを記憶した記憶手段とを備えた移動通信端末、に設けられたコンビュータを、

前記記憶手段から前記アプリケーションソフトを読み出して実行し、当該アブリケーシヨンソフトにより提示された所定の画面を前記表示手段に表示させる実行制御手段と、

前記所定の画面の表示時に前記アプリケーションソフトが画面切替要求を出力した場合、当該画面切替要求に基づく画面切替が実行されないように制御する切替制御手段として、機能させるためのアプリケーション実行制御プログラム。

1 4 . 請求項 1 3に記載のアプリケーション実行制御プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。