肝癌の予防または再発抑制剤
〔技術分野〕
本発明は、 肝エストロゲンスルホトランスフェラーゼ発現抑制作用を有し、 好ましくはさらに肝ダルタチオン低下作用を有する甲状腺ホルモン受容体ァゴ ニス卜を有効成分として含有する肝癌の予防または再発抑制剤、 およびその使 用方法に関する。
〔背景技術〕
近年、 多くの国において肝癌の発生率が増加している。 わが国においては肝 癌の 90%以上が B型または C型肝炎に起因する慢性肝炎疾患 (特に肝硬変) を母地として発症すると考えられている(Tsukuma H.ら, N. Engl. J. Med., 1 993, 328巻, 1797)。
現在、 肝癌の治療には外科手術、 経皮的エタノール注入療法 (Percutaneous ethanol injection therapy; PEIT)、 iff動脈塞栓療法 (Transcatheter arteri al embolization; TAE) 、 経皮的マイクロ波凝固療法 (percutaneous microwa ve coagulation therapy) 、 および制癌剤による薬物療法などが用いられてい る (吉川ら、 医薬ジャーナル 35巻、 1519〜1524頁 Q999)) 。
薬物療法としては、 ドキソルビシン、 ェピルビシンなどのアントラサイクリ ン系、 二ムスチンなどのニトロソゥレア系、 5—フルォロウラシルなどの代謝 拮抗剤、 マイトマイシン Cなどの抗生物質、 シスブラチンなどの白金錯体など の制癌剤が使用されているが、 一般に肝癌は制癌剤に対して感受性が低いため 、 制癌剤単独での治療効果は PE I Τや ΤΑΕに比べて低いのが現状であり、 現在、 確実な治療効果を有する薬剤はない (岡田ら、 綜合臨床 50巻、 262〜2 67頁(2001)) 。
月干癌はいつたん発症すると難治性の経過をたどることが多く、 また他の臓器 の癌と異なり根治的治療後も再発率が極めて高く、 例えば、 根治的肝切除後、
5年以内に 7 0〜9 0 %の症例で残肝再発がみられ (Ikeda K.ら, Cancer 199 3, 71巻, 19頁) 、 治療上の大きな問題点となっている。 これは、 肝癌が、 他 の臓器の癌とは異なり、 多中心性発癌、 すなわち前癌病変である癌発生母地が 広範囲に形成され、 従来の外科手術や P E I Tなどの治療では肝癌の再発を有 効に抑制できないためと考えられている。 このため肝癌の予防または再発抑制 のための新規な薬剤の開発が切望されている。
甲状腺ホルモンは、 哺乳動物の正常な発育および分化に不可欠であり、 代謝 恒常性の維持に重要な役割を果たしている。 例えば、 甲状腺ホルモンは、 脂質 、 糖質およびタンパク質の代謝、 エネルギー代謝などの代謝制御に関与し、 さ らには心拍数、 心収縮力、 末梢血管の抵抗などの心血管系機能にも深く影響を 及ぼしている。 ,
天然に存在する甲状腺ホルモンの活性体である 3 , 5 , 3 ' —トリヨ一ドー L—サイロニン (T 3 ) は、 核内の甲状腺ホルモン受容体 (T R) に結合する。 T 3と T Rとから形成される複合体は、 標的遺伝子の上流域にある甲状腺ホル モン応答配列 (T R E ) と称される、 T 3調節遺伝子のプロモーター領域に結 合し、 この遺伝子の発現を活性化または抑制する。 甲状腺ホルモンが示すほと んど作用は、 この核内での遺伝子の発現を調節することによってもたらされる と考えられている。
Ledda- Co lumbano GMらは、 ラット肝化学発癌モデルにおいて、 3 , 5 , 3, —トリヨ一ドー L一サイロニン (T 3 ) の投与により B干癌の発生が減少し、 肺 への転移が抑制されることを報告している(Cancer Res., 2000, 60 (3): 603-9 頁)。 しかしながら、 甲状腺ホルモンのどのような作用が、 肝発癌を抑制して いるのかについては明らかになっていないため、 全ての甲状腺ホルモンアナ口 グに同様の作用が有るかどうかについては不明である。 また、 甲状腺ホルモン そのものを肝発癌の抑制剤として使用することは、 その全身作用として、 頻 脈 ·不整脈を伴う心機能亢進や、 四肢の振戦、 筋肉の萎縮などのリスクがある ことが知られているため、 困難であると考えられている。
甲状腺ホルモンと類似の作用を有する様々な甲状腺ホルモン受容体ァゴニス 卜が報告されている。
W〇 01 / 60784、 WO 01 / 94293には、 肥満症、 高脂血症、 ァテ ローマ性動脈硬化症、 うつ病、 骨粗しょう症、 甲状腺機能低下症、 甲状腺腫、 甲状腺癌、 緑内障、 心不整^、 うつ血性心不全、 皮膚疾患の予防または治療に 有用である甲状腺ホルモン受容体リガンド、 当該リガンドを有効成分として含 有する医薬組成物、 および当該リガンドの製造方法が開示されている。 これら の開示は、 本明細書中で、 その全体が参考として援用される。
J P 06/1 72275には、 高脂血症、 ァテローマ性動脈硬化症の予防ま たは治療に有用なヘテロ酢酸誘導体、 当該誘導体を有効成分として含有する医 薬組成物、 および当該誘導体の製造方法が開示されている。 これらの開示は、 本明細書中で、 その全体が参考として援用される。
J P 61/1 67643には、 肥満症、 高脂血症、 ァテローム性動脈硬化症 の予防または治療に有用である、 甲状腺ホルモン様作用を有する化合物、 当該 化合物を有効成分として含有する医薬組成物、 および当該化合物の製造方法が 開示されている。 これらの開示は、 本明細書中で、 その全体が参考として援用 される。
EP 1033364、 EP 1088819, EP 1 127882、 EP 1 1 48054、 W〇 00/51971、 WO 01/72692には、 肥満症、 糖 尿病、 高脂血症、 ァテロ一マ性動脈硬化症、 緑内障、 心不整脈、 皮膚疾患、 甲 状腺疾患、 甲状腺機能低下症、 甲状腺癌、 高血圧、 うつ血性心不全、 うつ病、 骨粗しょう症、 脱毛の治療に有用である甲状腺ホルモン受容体リガンド、 当該 リガンドを有効成分として含有する医薬組成物、 および当該リガンドの製造方 法が開示されている。 これらの開示は、 本明細書中で、 その全体が参考として 援用される。
WO 01/70687、 WO 01/90053には、 高コレステロール血症、 ァテローマ動脈硬化症の予防または治療に有用な甲状腺ホルモン受容体リガン ドが開示されている。 これらの開示は、 本明細書中で、 その全体が参考として 援用される。
WO 00/39077、 WO 01/98256には、 肥満症、 高コレステロ —ル血症、 ァテローマ性動脈硬化症、 うつ病、 骨粗しょう症、 甲状腺機能低下
症、 甲状腺腫、 甲状腺癌、 緑内障、 心不整脈、 うつ血性心不全、 皮膚疾患の予 防または治療に有用である甲状腺ホルモン受容体リガンド、 当該リガンドを有 効成分として含有する医薬組成物、 および当該リガンドの製造方法が開示され ている。 これらの開示は、 本明細書中で、 その全体が参考として援用される。 これまで天然に存在する甲状腺ホルモン以外に肝癌の予防または再発抑制に 有用な甲状腺ホルモン受容体リガンドについては知られていない。
〔発明の開示〕
本発明者らは、 種々の甲状腺ホルモン受容体ァゴニストについて研究を行つ た結果、 ある種の甲状腺ホルモン受容体ァゴニストが、 肝エストロゲンスルホ トランスフェラーゼの発現レベルを低下させ、 さらにこの中のある種のものが 肝臓内ダル夕チオンの含量を減少させることを見出した。
エストロゲンスルホトランスフェラーゼ (E S T) は、 発現組織におけるェ ストロゲンの感受性を調節する酵素であり、 その抑制は、 該当臓器におけるェ ストロゲン作用の過剰発現を誘発することが、 K〇マウスの解析から明らかに されている (Endocr ino l ogy, 2001 , 142 (12) : 5342- 5350頁) 。 エストロゲンが 肝癌に対して抑制的に作用することや、 女性は男性に比べて肝癌になりにくい ことが疫学的に証明されていることから (Medi cal Hypotheses, 2000, 55 (4): 348-350頁) 、 肝エストロゲンスルホトランスフェラーゼの発現を抑制する薬 剤は、 肝発癌の抑制に有用であると考えられる。 また、 肝内ダルタチオン (G S H) の低下については、 Huang ZZらが、 正常肝に比べて肝細胞癌 (hepat oce l lul ar carc inoma) ではダルタチオン量が増加し、 肝細胞癌では、 その増殖に 、 細胞内ダルタチオンの含量が重要な役割を果たしていることを報告しており (FASEB J. , 2001 , 15 (1) : 19- 21頁) 、 肝ダルタチオン含量を低下させる薬剤 は、 すでに癌化した肝癌クローン細胞の増殖を抑制することで、 肝癌の再発を 抑制すると考えられる。
上述の如く、 慢性月干炎疾患に罹患する患者の多くが肝癌に移行することから 、 このような月干発癌のリスクの高い患者において、 肝発癌抑制作用を有する薬 剤は極めて有用であると考えられる。 さらに肝癌は多中心性に発生し高頻度に
再発することから、 当該肝発癌抑制作用に加えて、 外科手術などによって除去 しきれなかった微小癌病変の増殖を抑制する薬剤は、 肝癌の再発抑制に極めて 有用であると考えられる。
本発明者らは、 このような肝エストロゲンスルホトランスフエラーゼの発現 を低下させ、 好ましくはさらに肝臓内ダルタチオンの含量を低下させる甲状腺 ホルモン受容体ァゴニストについてさらに研究を行った結果、 一般式 (I) で 表される化合物が、 優れた発癌抑制作用を有すること、 肝癌細胞の増殖を抑制 すること、 さらには甲状腺ホルモンに認められる副作用が軽減され極めて安全 性の高いことを見出し、 これらの知見に基づき本発明を完成した。
すなわち、 本発明は、 肝エストロゲンスルホトランスフェラ一ゼ発現抑制作 用を有し、 好ましくはさらに肝グルタチォン低下作用を有する甲状腺ホルモン 受容体ァゴニストを有効成分として含有する肝癌の予防または再発抑制剤に関 する。
本発明の有効成分である甲状腺ホルモン受容体ァゴニストの好ましい態様と して、 下記の一般式 (I) :
〔式中、
1^ぉょび1 2は、 それぞれ独立して、 アルキル基、 トリフルォロメチ ル基、 ハロゲン原子またはシァノ基を表し;
R3は、 水素原子、 C ^3アルキル基、 トリフルォロメチル基またはハロゲン 原子を表し;
Wは、 一 O—、 一 S—、 _CH2—、 -CH (OH) ―、 一 CO—、 一SO ―、 または一 S02—を表し;
Xは、 水酸基、 または一般式一 NH— G— Vで表される基を表し;
Gは、 一 C〇一、 —SO—、 一 S02—、 一 CS— NH—または一 CO— N H—を表し;
Vは、 。アルキル基、 C3— 8シクロアルキル基、 あるいは非置換または
置換ァリール基を表し;
Yは、 c — 10アルキル基、 トリフルォロメチル基、 c3_8シクロアルキル基
、 非置換または置換ァリール基、 _S (O) 2NR4R5、 一 C (〇) NR4R5 、 -S (〇) 2R6、 6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリジン一 3—ィルメチル 基、 6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3—ィルメチル基または一般 式一 Q— Tで表される基を表すか、 あるいは Xと Yが一緒になつて、 — NH— C = C (R7) —を形成し;
R4および R5は、 それぞれ独立して、 水素原子、 。アルキル基、 C3_8 シクロアルキル基、 C3_8シクロアルキル アルキル基、 あるいは非置換 または置換ァリール基を表すか、 あるいは R4および R5が、 それらが結合して いる窒素原子と一緒になつて 5〜7員の環状アミンを形成し;
R6は、 (^_1()アルキル基、 C3— 8シクロアルキル基、 C3_8シクロアルキル Cェ— 6アルキル基、 あるいは非置換または置換ァリ一ル基を表し;
R7は、 水素原子、 または アルキル基を表し;
Qは、 一〇_、 一 CH2_、 一 CH (OH) ―、 または一 CO—を表し;
Tは、 非置換または置換ァリール基、 非置換または置換ァリールメチル基、 環内に酸素原子を有してもよい C3_8シクロアルキル基、 あるいは環内に酸素 原子を有してもよい C3— 8シクロアルキルメチル基を表し;
Zは、 .水素原子または アルコキシ基を表すか、 Yと Zが、 一緒になつ て— (CH2) m—を形成し;
mは、 3〜4の整数を表し;
Aは、 一 NHCO— Y
1— C〇
2R
8、 一 C〇NHCH
2C0
2R
8、 一 CH
2C H (R
9) NR
10R
X 1, または— Y
2— C〇R
12を表すか、 あるいは以下の式
で表される基を表し;
Y1は、 結合、 アルキレン基、 または一 CH=CH—を表し;
R8は、 水素原子、 (^_6アルキル基、 またはァリール アルキル基を表 し;
R9は、 カルボキシ基または (^— 6アルコキシ力ルポ二ル基を表し;
R1Qは、 水素原子または アルキル基を表し;
R11は、 水素原子、 (^_6アルキル基または — 4アルカノィル基を表し;
Y2は、 結合または アルキレン基を表し;
R12は、 ヒドロキシ基または アルコキシ基を表す〕
で表される化合物またはそれらの薬理学的に許容される塩が挙げられる。
また別の局面において本発明は、 外科手術、 経皮的エタノール注入療法、 肝 動脈塞栓療法および経皮的マイクロ波凝固療法から選択される肝癌の根治治療 後に使用される、 肝エストロゲンスルホトランスフエラ一ゼ発現抑制作用を有 する甲状腺ホルモン受容体ァゴニストを有効成分として含有する肝癌の予防ま たは再発抑制剤に関する。
さらに別の局面において本発明は、 肝エストロゲンスルホトランスフェラ一 ゼ発現抑制作用を有する甲状腺ホルモン受容体ァゴニストと、 イン夕一フエ口 ン《、 N I K— 333、 およびウルソデォキシコール酸から選択される少なく とも 1種とを組み合せてなる肝癌の予防または再発抑制用の医薬に関する。 なおさらに別の局面において本発明は、 肝癌の予防または再発抑制剤を製造 するための肝エストロゲンスルホトランスフェラーゼ発現抑制作用を有する甲 状腺ホルモン受容体ァゴニス卜の使用に関する。
なおさらに別の局面において本発明は、 肝エストロゲンスルホトランスフエ ラーゼ発現抑制作用を有する甲状腺ホルモン受容体ァゴニストの有効量を投与
することからなる、 肝癌の予防または再発抑制方法に関する。 本発明において、 下記の用語は、 特に断らない限り、 以下の意味を有する。 「ハロゲン原子」 とはフッ素原子、 塩素原子、 臭素原子またはヨウ素原子を 意味する。
「(: 3アルキル基」 とは、 炭素数 1〜3の直鎖状または枝分かれ状のアル キル基を意味し、 例えば、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル基 が挙げられる。
「(^ アルキル基」 とは、 炭素数 1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアル キル基を意味し、 例えば、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル基、 ブチル基、 イソブチル基、 s e c一ブチル基、 t e r t—プチル基、 ペンチル 基、 イソペンチル基、 ネオペンチル基、 t e r t—ペンチル基、 へキシル基な どが挙げられる。
。アルキル基」 とは、 炭素数 1〜1 0の直鎖状または枝分かれ状のァ ルキル基を意味し、 例えば、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル 基、 ブチル基、 イソブチル基、 s e c—ブチル基、 t e r t—プチル基、 ペン チル基、 イソペンチル基、 ネオペンチル基、 t e r t 一ペンチル基、 へキシル 基、 ヘプチル基、 1—イソプロピル一 2—メチルプロピル基、 ォクチル基、 ノ ニル基などが挙げられる。
「C 3— 6シクロアルキル基」 とは、 3〜 6員の飽和環状炭化水素基を意味し、 シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基、 シクロへキシル基、 が挙げられる。
「(:3 _ 8シクロアルキル基」 とは、 3〜 8員の飽和環状炭化水素を意味し、 例えば、 シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基、 シクロへキ シル基、 シクロへプチル基、 シクロォクチル基が挙げられる。
「環内に酸素原子を有する C 3_ 8シクロアルキル基」 とは、 環内に酸素原子 を有する 3〜 8員環の飽和環状炭化水素基を意味し、 例えば、 ォキセタニル基、 テトラヒドロフラニル基、 テトラヒドロビラ二ル基、 ォキセパエル基などが挙 げられる。
「C 5 _ 6シクロアルキル基」 とは、 5〜 6員環の飽和環状炭化水素基を意味 し、 シクロペンチル基、 シクロへキシル基が挙げられる。
「環内に酸素原子を有する C 5 _ 6シクロアルキル基」 とは、 環内に酸素原子 を有する 5〜 6員環の飽和環状炭化水素基を意味し、 例えば、 テトラヒドロフ ラニル基、 テトラヒドロピラニル基が挙げられる。
「環内に酸素原子を有してもよい C 3_ 8シクロアルキル基」 とは、 上記 C 3一 8シクロアルキル基または環内に酸素原子を有する C 3— 8シクロアルキル基で置 換されたメチル基を意味する。
「環内に酸素原子を有してもよい C 5— 6シクロアルキル基」 とは、 上記 C 5— 6シクロアルキル基または環内に酸素原子を有する C 5_ 6シクロアルキル基で置 換されたメチル基を意味する。
「C 3— 8シクロアルキル (^ _ 6アルキル基」 とは、 C 3— 8シクロアルキル基で 置換された — 6アルキル基を意味し、 例えば、 シクロプロピルメチル基、 1 —シクロプロピルェチル基、 2—シクロプロピルェチル基、 シクロプチルメチ ル基、 1ーシクロブチルェチル基、 2 _シクロブチルェチル基、 シクロペンチ ルメチル基、 1—シクロペンチルェチル基、 2—シクロペンチルェチル基、 シ クロへキシルメチル基、 1ーシクロへキシルェチル基、 2—シクロへキシルェ チル基、 シクロへプチルメチル基などが挙げられる。
「。 3アルコキシ基」 とは、 炭素数 1〜3の直鎖状または枝分かれ状のァ ルコキシ基を意味し、 例えば、 メトキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 イソ プロポキシ基が挙げられる。
「じ 6アルコキシ基」 とは、 炭素数 1〜6の直鎖状または枝分かれ状のァ ルコキシ基を意味し、 例えば、 メトキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 イソ プロポキシ基、 ブトキシ基、 イソブトキシ基、 s e c—ブトキシ基、 t e r t 一ブトキシ基、 ペンチルォキシ基、 イソペンチルォキシ基、 ネオペンチルォキ シ基、 t e r t —ペンチルォキシ基、 へキシルォキシ基などが挙げられる。
「(^一 6アルコキシカルポニル基」 とは、 (^ _ 6アルコキシ基で置換された 力ルポ二ル基を意味し、 例えば、 メトキシカルボニル基、 エトキシカルボニル 基、 プロポキシカルポニル基、 イソプロポキシカルポニル基、 ブトキシカルポ
ニル基、 イソブトキシカルポニル基、 s e c—ブトキシカルポニル基、 t e r t一ブトキシカルポニル基、 ペンチルォキシカルポニル基、 へキシルォキシ力 ルポニル基などが挙げられる。
rc ^アルカノィル基」 とは、 水素原子または アルキル基で置換さ れたカルボ二ル基を意味し、 ホルミル基、 ァセチル基、 プロピオニル基、 イソ プロピオニル基、 プチリル基、 イソプチリル基が挙げられる。
「カルポキシ (C — 6アルキル) 基」 とは、 カルポキシ基で置換された (:ト 6アルキル基を意味し、 例えば、 カルポキシメチル基、 2—力ルポキシェチル 基などが挙げられる。
— 6アルキルォキシカルポニル — 6アルキル) 基」 とは、 。ト 6アル コキシカルポニル基で置換された Ci_6アルキル基を意味し、 例えば、 メトキ シカルポニルメチル基、 エトキシカルポニルメチル基などが挙げられる。
「ァリール基」 とは、 1〜 3個の環により構成される芳香族炭化水素基を意 味し、 例えば、 フエニル基、 ナフチル基などが挙げられる。
「置換ァリール基」 とは、 水酸基、 (^— 6アルキル基、 アルコキシ基、 カルポキシ (C卜 6アルキル) 基、 C卜 6アルコキシカルポニル (〇ト 6アルキ ル) 基およびノ、口ゲン原子からなる群から選択される基で置換されたァリール 基を意味し、 例えば、 2—フルオロフェニル、 3 _フルオロフェニル、 4ーフ ルオロフェニル、 4—クロ口フエニル、 2—ヒドロキシフエニル、 2—メトキ シフエ二ル、 3— (2—力ルポキシェチル) フエニルなどの基が挙げられる。
「非置換または置換ァリールメチル基」 とは、 上記ァリール基または置換ァ リール基で置換されたメチル基を意味する。
「ァリール (C^— 6アルキル) 基」 とは、 ァリール基により置換された 6アルキル基を意味し、 例えば、 ベンジル基、 フエネチル基、 1一フエニルェ チル基、 3—フエニルプロピル基、 2—フエニルプロピル基、 1—フエエルプ 口ピル基、 ナフチルメチル基などが挙げられる。
「(:^6アルキレン基」 とは、 直鎖または分岐鎖状の炭素数 1 6の 2価の 飽和炭化水素鎖を意味し、 例えば、 CH2 — CH2CH2 -CH (C HJ 一 CH CH?CH?― -CH (CH J CH -CH?CH (C
H3) ―、 — C (CH3) 2 -、, 一 CH (CH2CH3) 一、 一 CH2CH2CH2 CH2—、 _CH2CH2CH2CH2CH2—などの基が挙げられる。
「5〜7員の環状ァミン」 または 「5〜7員の環状アミノ基」 とは、 5〜7 員の飽和環状アミノ基を意味し、 ピロリジル基、 ピペリジル基などが挙げられ る。 また当該環状アミノ基は、 必要に応じて 1〜2個の (^_
6アルキル基で置 換されてもよく、 このような
アルキル置換環状アミノ基として、 例えば、 3, 3—ジメチルピロリジニル基、 3, 3—ジメチルビペリジニル基などが挙 げられる。 本発明の有効成分である前記一般式 (I) で表される化合物において、
R1および R2は、 それぞれ独立して、 好ましくは アルキル基、 トリフ ルォロメチル基、 またはハロゲン原子であり、 さらに好ましくは アルキ ル基またはハロゲン原子であり、 最も好ましくはメチル基であり ;
R3は、 好ましくは水素原子、 Ci-gアルキル基、 またはトリフルォロメチル 基であり、 最も好ましくは水素原子であり ;
Wは、 好ましくは—〇—または—CH2—であり、 最も好ましくは—〇一で あり ;
Xは、 好ましくは水酸基であり ;
Yは、 好ましくは (^-6アルキル基、 トリフルォロメチル基、 -S (O) 2R 6、 6—ォキソ _ 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3—ィルメチル基または一般 式— Q— Tで表される基であるか、 あるいは Xと Yがー緖になって、 —NH— C = C (R7) 一を形成し、 さらに好ましくは、 ^— 6アルキル基、 トリフルォ ロメチル基、 6—ォキソ— 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3—ィルメチル基ま たは一般式— Q— Tで表される基であり、 最も好ましくは、 一般式— Q—丁で 表される基であり、
ここで、 R6は、 好ましくは、 非置換または置換ァリール基であり、 さらに 好ましくは置換ァリ一ル基であり、 最も好ましくは 4一フルオロフェニル基で あり、 R7は、 好ましくは、 水素原子または — 3アルキル基であり、 さらに好 ましくは Cェ _ 3アルキル基であり、 なおさらに好ましくはメチル基またはィソ
プロピル基であり、 最も好ましくはメチル基であり、 Qは、 好ましくは、 — C H2—、 または一 CH (OH) 一であり、 最も好ましくは _CH (OH) —で あり、 Tは、 好ましくは、 非置換または置換ァリール基であり、 さらに好まし くは置換ァリール基であり、 最も好ましくは 4—フルオロフェニル基であり ; Zは、 好ましくは水素原子であり ;
Aは、 好ましくは一 NHCO— Y1— C〇2R8、 一 C〇NHCH2C〇2R8 、 または一 CH2CH (R9) NH2であり、 さらに好ましくは、 一 NHCO— Y1— C〇2R8であり、
ここで、 Y1は、 好ましくは、 結合、 または一 CH2—であり、 最も好ましく は— CH2—である。
前記一般式 (I) で表される化合物の好ましい態様では、 R1および R2は、 それぞれ独立して、 アルキル基、 トリフルォロメチル基、 またはハロゲ ン原子であり ; Aは、 一 NHCO— Yi— CC^R8, — C〇NHCH2C02R 8、 または一 CH2CH (R9) NH2であり ; Y1は、 結合、 または— CH2— であり ; R8は、 水素原子、 (^_6アルキル基、 またはァリール アルキル 基であり ; R9は、 力ルポキシ基または〇ト6アルコキシカルポニル基である。 前記一般式 (I) で表される化合物のさらに好ましい態様では、 R1および R2は、 それぞれ独立して、 (: 3アルキル基、 トリフルォロメチル基、 または ハロゲン原子であり ; Xは、 水酸基であり ; Yは、 6アルキル基、 トリフ ルォロメチル基、 一 S (〇) 2R6、 6—ォキソ— 1, 6—ジヒドロピリダジン —3—ィルメチル基、 または一般式—Q1— T1で表される基を表すか、 あるい は Xと Yがー緖になって、 一 NH— C = C (R7) 一を形成し; R6は、 非置換 または置換ァリール基を表し; R7は、 (^_6アルキル基を表し; Q1は、 一〇 一、 一 CH2—、 -CH (OH) 一、 または一 C〇—であり ; T1は、 非置換ま たは置換ァリール基、 非置換または置換ァリールメチル基、 環内に酸素原子を 有してもよい C5_6シクロアルキル基、 あるいは環内に酸素原子を有してもよ い C5— 6シクロアルキルメチル基であり ; Aは、 一 NHCO— Y1— C〇2R8 、 一 C〇NHCH2C02R8、 または一 CH2CH (R9) NH2であり ; Y1は 、 結合、 または一 CH2—であり ; R8は、 水素原子、 Ci— 6アルキル基、 また
はァリール アルキル基であり ; R9は、 力ルポキシ基または アルコ キシカルポニル基である。
前記一般式 (I) で表される化合物のなおさらに好ましい態様では、 R
1お よび R
2は、 それぞれ独立して、
アルキル基またはハロゲン原子であり ; R
3は、 水素原子であり ; Wは、 —〇一であり ; Xは、 水酸基であり ; Yは、 一般式—Q
1— T
1で表される基であり ; Q
1は、 — CH (OH) —であり ; T
1 は、 非置換または置換ァリール基であり ; Zは、 水素原子であり ; Aは、 一 N HC〇C〇
2R
8であり ; R
8は、 水素原子、 アルキル基、 またはァリ一 ル アルキル基である。
前記一般式 (I) で表される化合物の別のなおさらに好ましい態様では、 R 1および R2は、 それぞれ独立して、 一 3アルキル基、 トリフルォロメチル基 、 またはハロゲン原子であり ; Xは、 水酸基であり ; Yは、 (^-6アルキル基 、 トリフルォロメチル基、 6—ォキソ— 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3—ィ ルメチル基、 または一般式— C^— T1で表される基であり ; Q1は、 一 Ο—、 — CH2—、 一 CH (OH) ―、 または一 CO—であり ; T1は、 非置換または 置換ァリール基、 非置換または置換ァリールメチル基、 環内に酸素原子を有し てもよい C5— 6シクロアルキル基、 あるいは環内に酸素原子を有してもよい C5 _6シクロアルキルメチル基であり ; Zは、 水素原子または アルコキシ基 を表すか、 あるいは Yと Zが、 一緒になつて一 (CH2) 4—を形成し; Aは、 一 NHC〇CH2C02R8であり ; R8は、 水素原子、 C^— 6アルキル基 、 またはァリール ^-eアルキル基である。
前記一般式 (I) で表される化合物のなおさらに好ましい態様では、 R1お よび R2は、 それぞれ独立して、 アルキル基、 トリフルォロメチル基、 ま たはハロゲン原子であり ; Wは、 — O—であり ; Xは、 水酸基であり ; Yは、 6アルキル基、 トリフルォロメチル基、 6—ォキソ— 1, 6—ジヒドロピ リダジン一 3—ィルメチル基、 または一般式— Q1— T1で表される基であり ; Q1は、 —O—、 一CH2—、 -CH (OH) 一、 または一CO—であり ; T1 は、 非置換または置換ァリール基、 非置換または置換ァリールメチル基、 環内 に酸素原子を有してもよい C 5— 6シクロアルキル基、 あるいは環内に酸素原子
を有してもよい C5— 6シクロアルキルメチル基であり ; Aは、 — NHC〇CH2 C〇2R8であり ; R8は、 水素原子、 C^— 6アルキル基、 またはァリール (^_6 アルキル基である。
前記一般式 (I) で表される化合物のなおさらに好ましい態様では、 R1お よび R2は、 それぞれ独立して、 アルキル基、 またはハロゲン原子であ り ; R3が、 水素原子であり ; Wは、 一 O—であり ; Xは、 水酸基であり ; Y は、 ( 6アルキル基、 6—ォキソ— 1, 6—ジヒドロピリダジン— 3—ィル メチル基、 または一般式一 Q2_T2で表される基であり ; Q2は、 —CH2—、 または一 CH (OH) —であり ; T2は、 非置換または置換ァリール基であ り ; Zが水素原子であり ; Aは、 一 NHCOCH2C〇2R8であり ; R8は、 水 素原子、 (:ト 6アルキル基、 またはァリール アルキル基である。
前記一般式 (I) で表される化合物の特に好ましい態様では、 R1および R2 は、 それぞれ独立して、 (^— 3アルキル基であり ; R3が、 水素原子であり ; W は、 _〇一であり ; Xは、 水酸基であり ; Yは一般式— Q3— T3で表される基 であり ; Q3は、 一 CH (OH) 一であり ; T3は、 非置換または置換ァリール 基であり ; Zが水素原子であり ; Aは、 _NHCOCH2C02R8であり ; R8 は、 水素原子、 アルキル基、 またはァリ一ル アルキル基である。 本発明の干癌の予防または再発抑制剤に使用される好ましい化合物として、 以下の群;
4一 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 —4ーヒドロキ シフエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4— 〔3— 〔 (4 _フルオロフェニル) メチル〕 —4—ヒドロキシフエノキ シ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4— 〔3— 〔 (4一クロ口フエニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキシ フエノキシ〕 _3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4- 〔3— C (4一クロ口フエニル) メチル〕 一4ーヒドロキシフエノキシ 〕 -3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4一 〔4ーヒドロキシー 3_ (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3—ィルメチル) フエノキシ〕 —3, 5.—ジメチルマロンァニリド酸;
4- 〔4ーヒドロキシ一 3— (4—テトラヒドロピラニルメチル) フエノキ シ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4一 〔4ーヒドロキシー 3— 〔2— (3—テトラヒドロフラニル) ェチル〕 フエノキシ〕 一3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4- (4ーヒドロキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチル マロンァニリド酸;
4一 (4—ヒドロキシー 3 _イソプロピルフエノキシ) —3, 5—ジブロモ マロンァニリド酸;
4— (4—ヒドロキシー 3 fソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジクロ口 マロンァニリド酸;
N— {4- [3- (4一フルォロベンゼンスルホニル) —4—ヒドロキシフ エノキシ] —3, 5—ジメチルフエ二ル} マロンアミド酸;
N— {3 -クロロー 4— [3— (4 _フルォロベンゼンスルホニル) -4 - ヒドロキシフエノキシ] 一 5_メチルフエ二ル} マロンアミド酸;
N— {3, 5—ジクロロ— 4— [3— (4一フルォロベンゼンスルホニル) _ 4ーヒドロキシフエノキシ] フエ二ル} ォキサミド酸;
N— {4- [3 - ( 4一フルォロベンゼンスルホニル) 一 4ーヒドロキシフ エノキシ] —3, 5—ジメチルフエ二ル} ォキサミド酸.;
N— {3—クロロー 4— [3— (4一フルォロベンゼンスルホニル) 一 4一 ヒドロキシフエノキシ] 一 5—メチルブェニル} ォキサミド酸;
N— [4- [3— [ (4—フルオロフ工ニル) ヒドロキシメチル] —4ーヒ ドロキシフエノキシ] —3, 5—ジメチルフエニル] ォキサミド酸;
N— [4- (4ーヒドロキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一3, 5—ジ メチルフエニル] ォキサミド酸;
3, 5—ジブロモ— 3, 一 (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3 一ィルメチル) —L一サイロニン;
3, 5—ジクロロー 3 ' — (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3 一ィルメチル) 一 L—サイロニン; .
3, 5 _ジョ一ド一 3 ' - (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3
一ィルメチル) —L—サイロニン;
3, 5—ジブ口モー 3 ' — (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリジン一 3 f ルメチル) 一 L一サイロニン;
3, 5—ジクロロー 3, 一 (6_ォキソー 1, 6—ジヒドロピリジン一 3— ィルメチル) — L_サイロニン;
3, 5—ジョードー 3 ' ― (6—ォキソ— 1, 6—ジヒドロピリジン _ 3— ィルメチル) —L一サイロニン;
N」 [3, 5—ジメチルー 4_ (4ーヒドロキシ _3—イソプロピルフエノ キシ) ベンゾィル] グリシン;
N- [3, 5—ジクロロー 4— (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノ キシ) ベンゾィル] グリシン;
N- [3, 5—ジブロモ— 4一 (4ーヒドロキシー 3—イソプロピルフエノ キシ) ベンゾィル] グリシン;
N - [3, 5—ジブ口モー 2 _トリフルォロメチル— 4一 (4ーヒドロキシ _ 3—イソプロピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N— [3, 5—ジクロロー 2—トリフルォロメチル— 4— (4ーヒドロキシ _ 3—イソプロピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N— [3, 5—ジブ口モー 2—ェチル—4— (4ーヒドロキシ— 3 _イソプ 口ピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N- [3, 5—ジクロ口— 2—ェチル _ 4— (4—ヒドロキシー 3—イソプ 口ピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N— [3, 5—ジブロモ— 2—プロピル— 4一 (4—ヒドロキシ _ 3 Γソ プロピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N— [3, 5—ジクロロー 2—プロピル— 4一 (4—ヒドロキシ— 3—イソ プロピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N— [3, 5—ジブ口モー 2—メチル一4— (4—ヒドロキシー 3—イソプ 口ピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N- [3, 5—ジクロロ一 2—メチル一4— (4ーヒドロキシー 3—イソプ 口ピルフエノキシ) ベンゾィル] グリシン;
N— [4一 (1H—インドール— 5—ィルォキシ) 一 3, 5—ジメチルフエ ニル] ォキサミド酸;
N— [4— (3—メチルー 1H—インドールー 5 _ィルォキシ) _3, 5 - ジメチルフエニル] ォキサミド酸;
N— [4— (3—イソプロピル一 1H—インド一ルー 5—ィルォキシ) 一 3 , 5—ビス (トリフルォロメチル) フエニル] ォキサミド酸;
N- [4- (3—ェチル— 1H—インドール— 5—ィルォキシ) _3, 5 - ビス (トリフルォロメチル) フエニル] ォキサミド酸;
N— [4一 (1H—インドールー 5—ィルォキシ) —3, 5—ビス (トリフ ルォロメチル) フエニル] ォキサミド酸から選択される化合物、 あるいはそれ らの (^_6アルキルエステルまたは薬理学的に許容される塩が挙げられる。 本発明の肝癍の予防または再発抑制剤に使用されるさらに好ましい化合物と して、 以下の群;
4— 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一4ーヒドロキ シフエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4- 〔4ーヒドロキシ一 3— (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3—ィルメチル) フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸;
4— (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一3, 5—ジメチル マロンァニリド酸;
3, 5—ジブ口モー 3, - (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3 一ィルメチル) 一 L—サイロニン;
N— [4一 [3— [ (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル] —4—ヒ ドロキシフエノキシ] —3, 5—ジメチルフエニル] ォキサミド酸;
N— [4— (3—メチル— 1H—インド一ル— 5—ィルォキシ) 一 3, 5 - ジメチルフエニル] ォキサミド酸から選択される化合物、 あるいはそれらの C ト6アルキルエステルまたは薬理学的に許容される塩が挙げられる。
本発明の肝癌の予防または再発抑制剤に使用する特に好ましい化合物は、 4 一 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一4ーヒドロキシフ エノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸、 あるいはその C^— 6アルキ
ルエステルまたは薬理学的に許容される塩である。 本発明の有効成分である前記一般式 (I) で表される化合物のうち下記一般 式 ( ) : (Iノ
[式中、
R1Qおよび R2Qは、 それぞれ独立して、 (: 3アルキル基、 トリフルォロメ チル基、 またはハロゲン原子であり ;
R3Qは、 水素原子、 一 3アルキル基、 トリフルォロメチル基またはハロゲ ン原子であり ;
Rは、 水素原子、 アルキル基またはァリール ((^-6アルキル) 基で あり ;
W10は、 _〇一、 一 S―、 一CH2—、 -CH (OH) ―、 一 C〇_、 一 S 0—、 または—so2—であり ;
Y1Gが、 Ci— 6アルキル基、 トリフルォロメチル基、 6—ォキソ一 1, 6— ジヒドロピリダジン一 3 '—ィルメチル基または一般式一 Q1G— T1Qで表される 基であり ;
Q10は、 一 O—、 —CH2—、 ― CH (OH) ―、 または—C〇一を表し; T1Dは、 非置換または置換ァリール基、 非置換または置換ァリールメチル基 、 環内に酸素原子を有してもよい c5_6シクロアルキル基、 あるいは環内に酸 素原子を有してもよい C5— 6シクロアルキルメチル基であり ;
Z1Qは、 水素原子または アルコキシ基を表すか、 Y1Qと Z1Qが結合し
'基を形成する]
で表される化合物は、 下記のスキーム 1〜8に示す方法により製造することが できる。
スキーム 1
(式中、 Lは水素原子または水酸基の保護基を表し、 R、 R1Q、 R2Q、 R3Q、 。、 Y1Qおよび Z1Qは前記と同じ意味であり、 R4Qは アルキル基を表 し、 W20は _0—、 一S―、 一 CH2—、 -CH (OH) 一または一CO—を 表す)
工程 1
化合物 (I I) と 1〜2当量の化合物 (I I I) とを、 ジシクロへキシルカ ルポジイミド、 1一 (3—ジメチルァミノプロピル) - 3一ェチルカルポジィ ミド塩酸塩、 シアノリン酸ェチル、 アジ化ジフエニルホスホリル等の縮合剤の 存在下、 ァセトニトリル、 N, N—ジメチルホルムアミド、 テトラヒドロフラ ン、 塩ィヒメチレン等の不活性溶媒中、 通常 0°C〜室温で 1〜24時間反応させ ることにより、 化合物 (I V) が得られる。
また、 化合物 (I I) と 1〜20当量の化合物 (I I I) の酸ハライド、 混 合酸無水物、 活性エステル等の反応性官能的誘導体とを、 無溶媒またはテトラ ヒドロフラン、 塩化メチレン等の不活性溶媒中、 炭酸カリウム、 トリェチルァ ミン、 ピリジン等の塩基の存在下または非存在下、 通常 0°C〜還流温度で 20 分〜 24時間反応させることにより、 化合物 (IV) が得られる。
工程 2
得られた化合物 (IV) において水酸基の保護基の除去が必要な場合は、 保
護基の種類に応じ、 常法により適宜処理することにより保護基の除去を行うこ とができる。
得られた化合物 (I V) を酸化する場合は、 1当量以上の m—クロ口過安息 香酸、 過酢酸等の過ォキシ酸を酸化剤として用いて、 塩化メチレン、 テトラヒ ドロフラン等の溶媒中、 通常 0°C〜室温で 5〜 24時間処理することにより、 相当するスルホキシド誘導体またはスルホン誘導体が得られる。
得られた化合物 (I V) 、 そのスルホキシド誘導体またはスルホン誘導体に おいてエステル基を加水分解する場合は、 常法に従いアル力リ加水分解するこ とにより、 相当するカルボン酸誘導体が得られる。 前記一般式 (I ' ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I a) で表される 化合物は、 下記のスキーム 2により表される反応に従い製造することもできる。
(V) (la)
(式中の L、 R、 R1Q、 R2Q、 R3Q、 Y1Qおよび Z1Gは前記と同じ意味をも つ)
化合物 (V) を、 塩化メチレン等の不活性溶媒中、 二酸化マンガン、 過マン ガン酸カリウム等の酸化剤を用いて、 通常 0°C〜還流温度で 1〜72時間酸化 した後、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して 保護基を除去することにより、 化合物 (I a) が得られる。 前記一般式 (I ' ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I b) で表される 化合物は、 下記のスキーム 3により表される反応に従い製造することもできる。
スキーム 3
(VI) (lb)
(式中の L、 R、 R1Q、 R2D、 R3Q、 Y1。および Z10は前記と同 I;意味をも つ)
化合物 (V I) を、 メタノール、 酢酸等の極性溶媒中、 水素化ホウ素ナトリ ゥム、 ナトリウムトリァセトキシポロヒドリド等の還元剤を用いて、 通常 0°C 〜室温で 1〜48時間還元した後、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (l b) が得ら れる。
また、 化合物 (V I) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢 酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通常室温 〜還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必要 に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去 することにより、 化合物 (l b) が得られる。 前記一般式 (1 ' ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I c) で表される 化合物は、 下記のスキーム 4により表される反応に従い製造することもできる。 スキーム 4
(VII) (Ic)
(式中の W3Gはヒドロキシメチレン基または力ルポ二ル基を表し、 L、 R、 R 10、 R2D、 R30> γΐοおよび z i Gは前記と同じ意味をもつ)
化合物 (V I I) を、 塩化メチレン等の溶媒中、 トリェチルシランとトリフ ルォロ酢酸または三フッ化ホウ素ジェチルエーテル錯体を用いて、 通常 0 °C〜 還流温度で 1〜48時間還元した後、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種類に応 じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (I c) が
得られる。
また、 化合物 (V I I ) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢酸ェチル、 酢酸等の溶媒中、 パラジウム炭素等の触媒の存在下、 通常室温〜 還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必要に 応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去す ることにより、 化合物 (I c) が得られる。 前記一般式 (I ' ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I d) で表される 化合物は、 下記のスキーム 5により表される反応に従い製造することもできる。
(IX)
工程 2 脱メチル化
(カルボン酸への誘導)
(式中の X
1Qはハロゲン原子または水酸基を表し、 Z
2Qは水素原子または
_3アルコキシ基であり、 R、 R10、 R2。、 R3 T 10および W10は前記と同 じ意味をもつ)
工程 1
化合物 (V I I I) を 1〜2当量の化合物 (I X) で、 四塩化チタン等のル イス酸またはトリフルォロメ夕ンスルホン酸無水物の存在下、 塩化メチレン等 の溶媒中、 通常 0°C〜室温で 3〜72時間フリーデルークラフツ反応によりァ シル化反応を行うことにより、 化合物 (X) が得られる。
工程 2
得られた化合物 (X) を塩化メチレン等の溶媒中、 四塩ィヒチタン等のルイス
酸の存在下、 通常室温〜還流温度で 3〜 72時間処理するか、 或いは塩化メチ レン等の溶媒中、 四塩化錫および三塩化ホウ素、 三臭ィ匕ホウ素等の三ハロゲン 化ホウ素の存在下、 通常一 78°C〜還流温度で 1〜24時間処理してメチル基 を除去することにより、 化合物 (I d) が得られる。 尚、 Rが低級アルキル基 である化合物においては、,エステル基を同時にカルポキシ基へ変換することも できる。 ' 前記一般式 (1 ' ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I e) で表される 化合物は、 下記のスキーム 6により表される反応に従い製造することもできる。
スキーム 6
(式中の L、 R、 R10、 R20、 R3 T10、 W20および Z2°は前記と同じ意 味をもつ)
化合物 (X I) を、 メタノール、 酢酸等の極性溶媒中、 水素化ホウ素ナトリ ゥム、 ナトリウムトリァセトキシポロヒドリド等の還元剤を用いて、 通常 0°C 〜室温で 1〜48時間還元した後、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (I e) が得ら れる。
また、 化合物 (X I) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢 酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通常室温 〜還流温度で 1〜48時間 1〜5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必要 に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去 することにより、 化合物 (I e) が得られる。 前記一般式 (Γ ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I f ) で表される 化合物は、 下記のスキーム 7により表される反応に従い製造することもできる。
(XIII)
工程 2 転位
(式中の T 3 Qは非置換または置換ァリール基を表し、 X 2 Qはハロゲン原子を表 し、 R R1Q R20, R3 W10および Z20は前記と同じ意味をもつ) 工程 1
化合物 (X I I) と 1〜1. 5当量の化合物 (X I I I) とを、 アセトン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド等の溶媒中、 炭酸カリ ゥム、 炭酸セシウム等の塩基の存在下、 通常室温〜還流温度で 1〜48時間反 応させることにより、 化合物 (X I V) が得られる。
工程 2
得られた化合物 (X I V) を無溶媒または塩化メチレン等の不活性溶媒中、 トリフルォロ酢酸等の強酸の存在下、 通常室温〜還流温度で 1 48時間処理 して転位させることにより、 化合物 (I f) が得られる。 本発明の前記一般式 (I ' ) で表される化合物の中、 下記一般式 (I g) で 表される化合物は、 卞記のスキーム 8により表される反応に従い製造すること もできる。
スキーム 8
(式中の Q3Qはヒドロキシメチレン基または力ルポ二ル基を表し、 L R R
10、 R2Q、 R3 T1Q、 W20および Z2Qは前記と同じ意味をもつ)
化合物 (XV) を、 塩化メチレン等の溶媒中、 トリェチルシランとトリフル ォロ酢酸を用いて、 通常 0°C〜還流温度で 1〜48時間還元した後、 必要に応 じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去する ことにより、 化合物 (I g) が得られる。
また、 化合物 (XV) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢 酸ェチル、 酢酸等の溶媒中、 パラジウム炭素等の触媒の存在下、 通常室温〜還 流温度で 1〜48時間 1〜5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必要に応 じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去する ことにより、 化合物 (I g) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I a) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 9により 表される反応に従い製造することができる。
工程 3 還兀
(Ha)
〔式中の W4Qは酸素原子または硫黄原子を表し、 Y3Qは アルキル基、 6 一クロロー 3一ピリダジニルメチル基または一般式— Q 1Q一 TiQ (式中の Qi
°および T1()は前記と同じ意味をもつ) で表される基を表し、 Y4Qは (: 6ァ ルキル基、 保護基を有する 6—ヒドロキシー 3—ピリダジニルメチル基または 一般式一 Q1Q— T1Q (式中の Q1Qおよび T1Gは前記と同じ意味をもつ) で表 される基を表し、 Z3Qおよび Z4Dは水素原子または (^ アルコキシ基を表す か、 Y3Qまたは Y4Qと結合してテトラメチレン基を形成し、 L、 R1Q、 R2Q、 R3°、 X20, Y1Qおよび Z1Qは前記と同じ意味をもつ〕
工程 1
化合物 (XV I) と 0. 7〜1. 5当量の化合物 (XV I I) とを、 銅とト リエチルァミン等の塩基の存在下、 塩ィ匕メチレン等の不活性溶媒中、 通常 0°C 〜室温で 12〜72時間反応させた後、 必要に応じ、 酢酸中、 酢酸ナトリウム の存在下、 通常 0°C〜室温で 1〜5時間処理した後、 水を加えて加水分解させ ることにより、 化合物 (XX) が得られる。
工程 2
化合物 (XV I I I) と 0. 7〜1. 5当量の化合物 (X I X) とを、 炭酸 カリウム等の塩基の存在下、 ジメチルスルホキシド、 ジメチルァセトアミド等 の不活性溶媒中、 通常 0°C〜還流温度で 3〜 24時間反応させた後、 必要に応 じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去する ことにより、 化合物 (XX) が得られる。
工程 3
得られた化合物 (XX) を、 テトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通常室 温〜還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元することに より、 化合物 (I I a) が得られる。
前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (l i b) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 10によ り表される反応に従い製造することができる。
(XXIII) (XXIV) 工程 3 ァミノ基の保護基の除去
(水酸基の保護基の除去又は導入)
(lib)
(式中の L1Qは水酸基の保護基を表し、 R5Qはァミノ基の保護基を表し、 L、 R10、 R20、 R30, X20、 Y10、 Y4°、 Ζ10および Ζ40は前記と同じ意味を もつ)
工程 1
化合物 (XXI I) をテトラヒドロフラン等の不活性溶媒に溶解し、 1〜1. 5当量の t e r t—ブチルリチウム等の有機リチウムと— 100〜一 78°Cで 20分〜 1時間反応させた後、 0. 7〜1. 5当量の化合物 (XXI) と一 1 00°C〜室温で 30分〜 2時間反応させ、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種類 に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (XX I I I) が得られる。
工程 2
化合物 (XX I V) を、 メタノール、 酢酸、 テトラヒドロフラン等の極性溶 媒中、 水素化ホウ素ナトリウム、 ナトリウムトリァセトキシポロヒドリド、 水 素化リチウムアルミニウム等の還元剤を用いて、 0°C〜還流温度で 1〜48時 間還元することにより、 化合物 (XX I I I) が得られる。
また、 化合物 (XX IV) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通常室 温〜還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元することに より、 化合物 (XX I I I) が得られる。
工程 3
得られた化合物 (XX I I I) において、 ァミノ基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去した後、 必要に応じ、 水酸基の保護基の 種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (l i b) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (l i e) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 11によ り表される反応に従い製造することができる。
スキーム l l
(XXV) (XXVI)
工程 1
( 酸基の保護基の除去)
(lie)
(式中の L、 L10、 R10, R2。、 R30. R 50 X 20 Y 1 o Y 40
ζ 1 0お よび Z4Qは前記と同じ意味をもつ)
工程 1
化合物 (XXV I) をテトラヒドロフラン等の不活性溶媒に溶解し、 1〜: L. 5当量の t e r t—ブチルリチウム等の有機リチウムと— 100〜― 78 で 20分〜 1時間反応させた後、 0. 7〜1. 5当量の化合物 (XXV) と— 1 00°C〜室温で 30分〜 2時間反応させ、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種類 に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (XX IV) が得られる。
工程 2
化合物 (XX I I I) を、 塩化メチレン等の不活性溶媒中、 二酸化マンガン、 過マンガン酸カリウム等の酸化剤を用いて、 通常 0°C〜還流温度で 1〜72時 間酸化す〈ることにより、 化合物 (XX IV) が得られる。
工程 3
得られた化合物 (XX I V) において、 ァミノ基の保護基の種類に応じ、 常
法により適宜処理して保護基を除去した後、 必要に応じ、 水酸基の保護基の種 類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (I I C) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I d) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 12によ り表される反応に従い製造することができる。
スキーム 12 還兀
(XXVII) (水酸基の保護基の除去又は導入) (lid)
(式中の L、 L10、 R10、 R20、 R30、 R50、 0、 Y10および Z10は前記 と同じ意味をもつ)
化合物 (XXV I I) を、 塩化メチレン等の溶媒中、 トリェチルシランとト リフルォロ酢酸を用いて、 通常 0°C〜還流温度で 1〜48時間還元し、 ァミノ 基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去した後、 必要 に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去 することにより、 化合物 (I I d) が得られる。
また、 化合物 (XXV I I) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノー ル、 酢酸ェチル、 酢酸等の溶媒中、 パラジウム炭素等の触媒の存在下、 通常室 温〜還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元し、 ァミノ 基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去した後、 必要 に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去 することにより、 化合物 (I I d) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (l i e) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 13によ り表される反応に従い製造することができる。
スキーム 13
(lie)
(式中の L、 R10, R20、 R3。、 T10, 0、 X1。および Ζ20は前記と同じ 意味をもつ)
工程 1
化合物 (XXV I I I) を 1〜1. 5当量の化合物 (I X) で、 四塩化チタ ン等のルイス酸またはトリフルォロメ夕ンスルホン酸無水物の存在下、 塩ィ匕メ チレン等の溶媒中、 通常 0°C〜室温で 3〜72時間フリーデル—クラフツ反応 によりァシル化反応を行うことにより、 化合物 (XX I X) が得られる。
工程 2
得られた化合物 (XX I X) を塩化メチレン等の溶媒中、 四塩化チタン等の ルイス酸または濃臭化水素酸一酢酸の存在下、 通常室温〜還流温度で 3〜 72 時間処理するか、 或いは塩化メチレン等の溶媒中、 四塩化錫および三塩化ホウ 素、 三臭化ホウ素等の三ハロゲン化ホウ素の存在下、 通常— 78°C〜還流温度 で 1〜24時間処理してメチル基を除去した後、 常法に従いアルカリ存在下に トリフルォロアセチル基を除去し、 必要に応じ、 水酸基に適当な保護基を常法 により導入することにより、 化合物 (I I e) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I f ) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 14によ り表される反応に従い製造することができる。
スキーム 14
(式中の Mは水素原子またはァミノ基の保護基を表し、 L、 R1G、 R2Q、 R3 Q、 T1Q、 W2Qおよび Z2Qは前記と同じ意味をもつ)
化合物 (XXX) を、 メタノール、 酢酸等の極性溶媒中、 水素化ホウ素ナト リウム、 ナトリウムトリァセトキシポロヒドリド等の還元剤を用いて、 0°C〜 還流温度で 1〜48時間還元した後、 必要に応じ、 ァミノ基の保護基の種類に 応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (I I f ) が得られる。
また、 化合物 (XXX) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通常室 温〜還流温度で 1〜48時間 1〜5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必 要に応じ、 ァミノ基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を 除去することにより、 化合物 (I I f) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I g) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 15によ り表される反応に従い製造することができる。
(XIII)
転位
工程 2 (ァミノ基の保護基の除去)
dig)
(式中の L、 M、 R10, R20, R30、 T30、 W2Q、 X20および Z2。は前記と 同じ意味をもつ)
工程 1 ' 化合物 (XXX I) と 1〜1. 5当量の化合物 (X I I I) とを、 アセトン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド等の溶媒中、 炭酸カリ ゥム、 炭酸セシウム等の塩基の存在下、 通常室温〜還流温度で 1〜48時間反 応させることにより、 化合物 (XXX I I) が得られる。
工程 2
得られた化合物 (XXX I I) を無溶媒または塩化メチレン等の不活性溶媒 中、 トリフルォロ酢酸等の強酸の存在下、 通常室温〜還流温度で 1〜 48時間 処理して転位させた後、 必要に応じ、 ァミノ基の種類に応じ、 常法により適宜 処理して保護基を除去し、 必要に応じ、 水酸基に適当な保護基を常法により導 入することにより、 化合物 (I I g) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I h) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 16によ り表される反応に従い製造することができる。
還元
ミノ基の保護基の除去)
(式中の L、 M、 Q30、 R10、 R20、 R30、 T10、 W20および Z20は前記と 同じ意味をもつ)
化合物 (XXX I I I) を、 塩化メチレン等の溶媒中、 トリェチルシランと トリフルォロ酢酸を用いて、 0°C〜還流温度で 1〜48時間還元した後、 必要 に応じ、 ァミノ基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除 去することにより、 化合物 (I I h) が得られる。
また、 化合物 (XXX I I I) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 ェタノ ール、 酢酸ェチル、 酢酸等の溶媒中、 パラジウム炭素等の触媒の存在下、 通常 室温〜還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必要に応じ、 ァミノ基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基 を除去することにより、 化合物 (I I h) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I i) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 17によ り表される反応に従い製造することができる。
(式中の Μ1はァミノ基の保護基を表し、 R 6 Qはハロゲン原子を表し、 L、 R1 o、 R20 W2°、 Y1Gおよび Z1Qは前記と同じ意味をもつ)
化合物 (XXX I V) を、 塩化メチレン、 1, 2—ジクロロェタン、 テトラ ヒドロフラン等の溶媒中、 N—フルオロー 6 _ (トリフルォロメチル) ピリジ 二ゥムー 2—スルホネート等のハロゲン化剤を用いて、 室温〜還流温度で 12
〜 24時間ハロゲン化した後、 ァミノ基の保護基の種類に応じ、 常法により適 宜処理して保護基を除去することにより、 化合物 (I I i) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 ( I I j ) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 18によ り表される反応に従い製造することができる。 スキーム 18
又は環
ォキソ
(Ilj)
(式中の T4Qは非置換または置換ァリ一ル基、 または環内に酸素原子を有して いてもよいシクロアルキル基を表し、 T 5 Qは非置換またはァリールメチル基、 環内に酸素原子を有していてもよいシクロアルキル基、 または環内に酸素原子 を有していてもよいシクロアルキルメチル基を表し、 L、 R1Q、 R2Q、 R30, W4Q、 X2Qおよび Z2Qは前記と同じ意味をもつ)
化合物 (XXXV) または (XXXV I) と 0. 7〜1. 5当量の化合物 (XXXV I I) または (XXXV I I I) とを、 アルゴン等の不活性ガスの 雰囲気下、 テトラヒドロフラン、 塩化メチレン等の不活性溶媒中、 カリウム t e r tーブトキシド、 水素化ナトリウム等の塩基の存在下、 通常 0 〜還流温
度で 1〜24時間反応させた後、 テトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノー ル、 酢酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通 常室温〜還流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元するこ とにより、 化合物 (I I j ) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I l k) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 19によ り表される反応に従い製造することができる。
スキーム 19
(式中の L、 R1Q、 R2Q、 R3Q、 T1Q、 W4Qおよび Z2Qは前記と同じ意味を もつ)
化合物 (XXX I X) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢 酸ェチル等の溶媒中、 パラジウム炭素、 酸化白金等の触媒の存在下、 通常室温 〜還流温度で 1〜48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元した後、 必要 に応じ、 水酸基の保護基の種類に応じ、 常法により適宜処理して保護基を除去 することにより、 化合物 (I l k) が得られる。 前記製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I) の化合 物の中、 下記一般式 (I I I) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 20によ り表される反応に従い製造することができる。
(式中の L、 Q30、 R1Q、 R20、 R30, T10、 W4。および Z20は前記と同じ 意味をもつ)
また、 化合物 (XL) をテトラヒドロフラン、 メタノール、 エタノール、 酢 酸ェチル、 酢酸等の溶媒中、 パラジウム炭素等の触媒の存在下、 通常室温〜還 流温度で 1〜 48時間 1〜 5気圧にて接触水素添加して還元することにより、 化合物 (I I I) が得られる。 前記製造方法において用いられる前記一般式 (XX) の化合物の中、 下記一 般式 (XX a) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 21により表される反応 に従い製造することができる。
(式中の R1G、 R2Q、 R3Q、 T1Q、 W4Q、 X1Dおよび Z2Gは前記と同じ意味 をもつ)
化合物 (XL I) を 1〜1. 5当量の化合物 (I X) で、 四塩化チタン等の ルイス酸またはトリフルォロメタンスルホン酸無水物の存在下、 塩化メチレン 等の溶媒中、 通常 0 〜室温で 3〜72時間フリーデル—クラフツ反応により ァシル化反応を行うことにより、 化合物 (XXa) が得られる。 前記製造方法において用いられる前記一般式 (XX) の化合物の中、 下記一 般式 (XXb) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 22により表される反応 に従い製造することができる。
スキーム 22
(XXXIX) (XXb)
(式中の L、 R1Q、 R2Q、 R3Q、 T10、 W4t)および Z20は前記と同じ意味を
もつ)
化合物 (XXXI X) を、 メタノール、 酢酸等の極性溶媒中、 水素化ホウ素 ナトリウム、 ナトリウムトリァセトキシポロヒドリド等の還元剤を用いて、 通 常 0°C〜室温で 1〜48時間還元することにより、 化合物 (XXb) が得られ る。 前記製造方法において用いられる前記一般式 (XX) の化合物の中、 下記一 般式 (XXc) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 23により表される反応 に従い製造することができる。
(XXc)
(式中の L、 R10, R20、 R30、 T30、 W40、 X20および Ζ20は前記と同じ 意味をもつ)
工程 1
化合物 (XL I I) と 1〜1. 5当量の化合物 (X I I I) とを、 アセトン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド等の溶媒中、 炭酸カリ ゥム、 炭酸セシウム等の塩基の存在下、 通常室温〜還流温度で 1〜48時間反 応させることにより、 化合物 (XL I I I) が得られる。
工程 2
得られた化合物 (XL I I I) を無溶媒または塩化メチレン等の不活性溶媒 中、 トリフルォロ酢酸等の強酸の存在下、 通常室温〜還流温度で 1〜48時間
処理して転位させた後、 必要に応じ、 水酸基に適当な保護基を常法により導入 することにより、 化合物 (XX c) が得られる。 前記製造方法において用いられる前記一般式 (XX) の化合物の中、 下記一 般式 (XX d) の化合物は、 例えば、 下記のスキーム 24により表される反応 に従い製造することができる。
(式中の L、 Q30、 R10、 R20、 R30, T1(5、 W40および Z2()は前記と同じ 意味をもつ)
化合物 (XL) を、 塩化メチレン等の溶媒中、 トリェチルシランとトリフル ォロ酢酸を用いて、 通常 0 °C〜還流温度で 1〜 48時間還元することにより、 化合物 (XXd) が得られる。
前記一般式 (XV I) で表される化合物は、 公知の方法に準じて製造するこ とができる。 例えば、 一般式 (XL I V)
(式中の L、 Y4Gおよび Z3Qは前記と同じ意味をもつ) で表されるフエノール 誘導体をトリス (トリフルォロアセチル) ヨウ素と縮合した後、 過塩素酸やほ うフッ化水素酸を用いて処理することにより製造することができる。
前記一般式 (XV I I I) で表される化合物は、 公知の方法に準じて製造す ることができる。 例えば、 前記一般式 (XX I) で表される化合物を、 m—ク ロロ過安息香酸等の過ォキシ酸を用いて、 B a e ye r— V i 1 1 i ge r条 件下に酸化し、 得られたギ酸エステルを加水分解した後、 必要に応じて M. S. N e wm a nらの方法 (J. Or g. C h em. , Vo l . 31, pp. 39 80 - 3984 (1966) ) に準じてチオフエノ一ル誘導体へ変換すること
により製造することができる。 尚、 前記一般式 (XX I) で表される化合物は、 例えば、 一般式 (XLV)
(式中の L1D Y4Qおよび Z4Qは前記と同じ意味をもつ) で表されるフエノ ール誘導体を、 ジクロロメチルメチルエーテルと四塩化チタンを用いてホルミ ル化することにより製造することができる。
前記一般式 (X I X) で表される化合物は、 公知の方法に準じて製造するこ とができる。 例えば、 W
3が酸素原子である前記一般式 (XV I I) で表され る化合物をトリフルォロメ夕ンスルホン酸と反応してエステル化した後、 N— メチルピロリドン、 ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、 ハロゲン化リチ ゥムの存在下に加熱撹拌することにより製造することができる。 尚、 前記一般 式 (XVI I) で表される化合物は、 例えば、 一般式 (XLV I)
(式中の R1Q R2Q R3Qおよび W4Dは前記と同じ意味をもつ) で表される フエノ一ル誘導体又はチォフエノ一ル誘導体を酢酸一硝酸、 トリフルォロ酢酸 一亜硝酸ナトリゥム或いはテトラフルォロホウ酸二トロニゥム等の二ト口化剤 を用いてニトロ化し、 必要に応じて M. S. Newmanらの方法 (J. O r g. Ch em. , Vo l . 31 pp. 3980— 3984 (1966) ) に 準じてフエノ一ル誘導体をチォフエノール誘導体へ変換することにより製造す ることができる。
前記一般式 (XX I I) で表される化合物は、 公知の方法に準じて製造する ことができる。 例えば、 前記一般式 (X I X) で表される化合物を、 酢酸、 ェ タノ一ル、 酢酸ェチル、 テトラヒドロフラン等の溶媒中、 酸化白金やパラジゥ ム炭素等を触媒として用いて接触水素添加により還元した後、 ァミノ基に適当 な保護基を常法により導入することにより製造することができる。
前記一般式 (XXXV) で表される化合物は、 前記一般式 (XXXV I) で
表される化合物を、 メタノール、 酢酸等の極性溶媒中、 水素化ホウ素ナトリウ ム等の還元剤を用いて還元し、 得られたアルコール体をテトラヒドロフラン、 塩化メチレン等の溶媒中、 四臭化炭素とトリフエニルホスフィン等を用いてハ ロゲン化させることによりハロゲン体を得た後、 トルエン等の溶媒中、 トリフ ェニルホスフィンと反応させることにより製造することができる。
上記製造方法において用いられる水酸基ゃァミノ基の保護基については、 例 は、 「 P r o t e c t i v e Gr ou s i n Or g an i c S y n t h e s i sj T. W. Gr e e n e e t a l. , Wi l ey (199 9) に記載されており、 反応条件に応じて適宜選択して使用することができる。 前記製造方法において得られる化合物は、 慣用の分離手段である分別再結晶 法、 クロマトグラフィーを用いた精製法、 溶媒抽出法等により単離精製するこ とができる。
本発明の有効成分で'ある前記一般式 (I) で表される化合物は、 常法により、 その薬理学的に許容される塩とすることができる。 このような塩としては、 塩 酸、 臭化水素酸、 ヨウ化水素酸、 硫酸、 硝酸、 リン酸などの鉱酸との付加塩、 ギ酸、 酢酸、 メタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 p—トルエンスルホン 酸、 プロピオン酸、 クェン酸、 コハク酸、 酒石酸、 フマル酸、 酪酸、 シユウ酸、 マロン酸、 マレイン酸、 乳酸、 リンゴ酸、 炭酸、 グルタミン酸、 ァスパラギン 酸等の有機酸との付加塩、 ナトリウム塩、 カリウム塩、 カルシウム塩等の無機 塩基との塩、 アルギニン、 リジン、 チロシンアミド等の有機塩基との付加塩を 挙げることができる。
本発明の有効成分である前記一般式 (I) で表される化合物には、 水和物や エタノール等の医薬品として許容される溶媒との溶媒和物も含まれる。
本発明の有効成分である前記一般式 (I) で表される化合物において、 不斉 炭素原子が存在する場合、 R配置の化合物、 S配置の化合物およびその混合物 のいずれも含む。 また本発明の有効成分である前記一般式 (I) で表される化 合物において、 幾何学異性体が存在する場合、 シスおよびトランス配置の化合 物のいずれも含む。
本発明の肝癌の予防または再発抑制剤を実際の治療に用いる場合、 用法に応 じ種々の剤型のものが経口または非経口的に使用される。 このような剤型とし
ては例えば、 散剤、 顆粒剤、 細粒剤、 ドライシロップ剤、 錠剤、 カプセル剤な どの経口剤、 または注射剤、 軟膏剤、 坐剤、 貼付剤などの非経口剤を挙げるこ とができる。
これらの医薬組成物は、 その剤型に応じて適当な賦形剤、 滑沢剤、 結合剤、 崩壊剤、 溶剤、 希釈剤、 溶解補助剤、 懸濁化剤、 等張化剤、 緩衝剤、 無痛化剤、 防腐剤、 嬌味嬌臭剤などの医薬品添加物を選択し、 当該分野で周知の方法に従 つて調剤することにより、 製造することができる。
陚形剤としては、 例えば、 乳糖、 白糖、 D—マンニトール、 デンプン、 コ一 ンスターチ、 結晶セルロースなどの有機賦形剤、 および軽質無水珪酸、 リン酸 カルシウム、 炭酸カルシウムなどの無機賦形剤を挙げることができる。 滑沢剤 としては、 例えば、 ステアリン酸、 ステアリン酸マグネシウム、 ステアリン酸 ナトリウム、 タルク、 ラウリル硫酸ナトリウム、 ラウリル硫酸マグネシウム、 無水珪酸などを挙げることができる。 結合剤としては、 例えば、 ヒドロキシプ 口ピルセルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース、 ポリビエルピロリ ドン、 マクロゴール、 アラビアゴム末、 ゼラチンなどが挙げられる。
崩壊剤としては、 例えば、 クロスカルメロースナトリウム、 カルポキシメチ ルスターチナトリウム、 コーンスターチ、 架橋ポリビニルピロリドンなどを挙 げることができる。
溶剤としては、 例えば、 注射用水、 アルコール (例えば、 エタノール、 プロ パノ一ル、 イソプロパノール、 1 , 2—プロピレングリコールなど) 、 マクロ ゴール、 ゴマ油、 トウモロコシ油、 ォリーブ油、 ヒマシ油などが挙げられる。 溶解補助剤としては、 例えば、 ポリエチレングリコール、 プロピレングリコー ル、 D—マンニトール、 エタノール、 トリエタノールァミン、 炭酸ナトリウム、 クェン酸ナトリウムなどが挙げられる。 懸濁化剤としては、 例えば、 ラウリル 硫酸ナトリウム、 ラウリルアミノプロピオン酸、 ステアリルトリエタノールァ ミン、 塩ィヒベンザルコニゥム、 塩化べンゼトニゥムなどの界面活性剤、 および ポリビニルアルコール、 ポリビニルピロリドン、 カルポキシメチルセルロース ナトリウム、 メチルセルロース、 ヒドロキシメチルセルロース、 ヒドロキシェ チルセルロース、 ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙
げられる。
等張化剤として、 例えば、 ブドウ糖、 D—ソルビトール、 塩化ナトリウム、 グリセリン、 D—マンニトールなどが挙げられる。 緩衝剤としては、 例えば、 リン酸塩、 酢酸塩、 炭酸塩、 クェン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。 無痛 化剤としては、 例えば、 ベンジルアルコールなどが挙げられる。 防腐剤として は、 例えば、 パラォキシ安息香酸エステル類、 ベンジルアルコール、 フヱネチ ルアルコール、 デヒドロ酢酸、 ソルビン酸などが挙げられる。
嬌味嬌臭剤としては、 例えば、 サッカリンナトリウム、 アスパルテーム、 ス テピアなどの甘味剤、 クェン酸、 酒石酸、 リンゴ酸などの酸味剤、 およびレモ ン、 ライム、 オレンジ、 メントールなどの香料を挙げることができる。
例えば、 散剤は、 有効成分に、 必要に応じて適当な賦形剤、 滑沢剤などを加 え、 よく混和することにより調製することができる。
錠剤は、 有効成分に、 必要に応じて適当な賦形剤、 崩壊剤、 結合剤、 滑沢剤 などを添加し圧縮成形することにより調製することができる。 さらに錠剤は必 要に応じて、 適宜コーティングを施し、 フィルムコート錠、 糖衣錠、 腸溶性皮 錠などにすることができる。 ,
カプセル剤は、 有効成分に、 必要に応じて適切な賦形剤、 滑沢剤などを加え、 よく混和した後、 あるいは又、 常法により、 顆粒あるいは細粒とした後、 適切 なカプセルに充填することにより調製することができる。
本発明の医薬組成物を実際の治療に用いる場合、 その有効成分である前記一 般式 (I ) で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩の投与量は患 者の年齢、 性別、 体重、 疾患および治療の程度等により適宜決定されるが、 経 口投与の場合成人 1日当たり概ね 1 g〜l 0 O m gの範囲で、 非経口投与の 場合は、 成人 1日当たり概ね 0 . 1 g〜3 O m gの範囲で、 一回または数回 に分けて適宜投与することができる。
本発明の有効成分である前記一般式 (I ) で表される化合物またはその薬理 学的に許容される塩と、 イン夕一フエロン a、 N I K— 3 3 3、 およびウルソ デォキシコール酸から選択される少なくとも 1種とを組み合わせてなる医薬は、 これらの有効成分を別々にまたは同時に、 薬理学的に許容される賦形剤、 崩壊
剤、 結合剤、 滑沢剤、 希釈剤、 緩衝剤、 等張化剤、 防腐剤、 湿潤剤、 乳化剤、 分散剤、 安定化剤、 溶解補助剤などと混合し、 医薬組成物として経口または非 経口的に投与することができる。 このとき有効成分を別々に製剤化した場合、 別々に製剤化したものを使用時に希釈剤などを用いて混合して投与することが できるが、 別々に製剤化したものを、 別々に、 同時に、 または時間差をおいて 同一対象に投与してもよい。
本発明の有効成分である前記一般式 (I) で表される化合物またはその薬理 学的に許容される塩と、 インターフェロンお、 N I K— 333、 およびウルソ デォキシコール酸から選択される少なくとも 1種とを組み合わせてなる医薬に おいて、 薬剤の配合比は、 患者の年齢、 性別、 および体重、 症状、 投与時間、 剤形、 投与方法、 薬剤の組み合わせなどにより、 適宜選択することができる。 本発明の医薬組成物は、 肝発癌のリスクのある疾患 (例えば、 B型もしくは C型肝炎ウィルス性慢性肝炎、 または肝硬変など) に罹患する患者、 あるいは 肝癌根治治療 (肝切除、 経皮的エタノール注入療法、 肝動脈塞栓療法、 経皮的 マイクロ波凝固療法など) 後に肝癌の再発のリスクのある患者への使用に特に 好適である。
〔発明を実施するための最良の形態〕
本発明の内容を以下の参考例、 実施例および試験例でさらに詳細に説明する が、 本発明はその内容に限定されるものではない。
(試験例 1)
受容体結合試験
昆虫細胞で発現した、 遺伝子組み替えヒト甲状腺ホルモン受容体 αまたは )3 (Miyamoto Tら, J Biol Chem, 272 (12) 7752— 8, (1997))を、 0. 4M KC 1, ImM MgC 12, l OmM Tr i s—HC l , 1 mM d i t h i o t h r e i t o 1 (pH8. 0) の緩衝液中で、 L— 3, 5, 3 ' 一 [125 I] -Tr i i odo t hy r on i ne ( [125 I ] -T 3, 0. 95η M, 160 C i Zmmo 1 , N ENの放射性同位体を S i gmaの T 3で希釈して 作成) および所定濃度の薬物とともに、 ガラス試験管を用いて 0. SmLZt ub eで、 氷浴中、 16— 48時間インキュベートした。 インキュベート終了
後、 上記緩衝液に懸濁したイオン交換樹脂 (室町化学, Dowe x 1— X8, 8 Omg/mL) を、 0. 5mL/t u b eで加え、 試験管を撹拌した。 樹脂 が沈殿するのを待って、 撹拌をさらに 2回同様に繰り返し、 Itに冷却した遠 心分離機 (KUBOTA, 8800) で 1000 r pm、 5分間遠心した。 上 清 0. 5m 1を別のチューブに移し、 ァカウンターで上清中の放射活性を測定 し、 受容体に結合した T 3の量を測定した。 なお、 本結合実験に用いる遺伝子 組替え甲状腺ホルモン受容体の量は、 上述の実験系において、 受容体添加量の 用量反応性曲線をあらかじめ作成し、 T 3の結合量が添加受容体量と比例する 範囲で妥当なカウントが得られる量を使用した。
丁3の1^ 値は、 [1251] — T 3の濃度を変化させて結合量を測定し、 常 法にしたがってスキャッチヤードプロットを行いそれに基づいて算出した。 本 法による T3の K i値は、 および) 3受容体に対してそれぞれ、 0. 268 η Μおよび 0. 304ηΜであった。
K i値の算出は、 各薬物の I C5。の値から、 以下の計算式によって算出し、 その結果を下記の表 1に示した。
K i (nM) = [ I C50] / (1 +Kd/0. 95)
(表 1)
(試験例 2)
肝グル夕チオン含量、 肝エストロゲンスルホトランスフェラーゼ発現量、 およ び血中 T 4濃度の変動評価試験
F344/N (日本エルエスシー株式会社) ラット雄 9週齢を用い、 薬物を 1日 1 回 2日間連続投与した。 薬物は、 0. 15M NaC l、 0. 01M NaO
H、 40 %エタノールに溶解して、 30nmo lZkg、 1 ml /kgで皮 下投与し、 対照群には溶媒を投与した。 2日目の投薬の翌日午後に、 エーテル 麻酔で下腹部大動脈より全血採血し、 凝固後血清を遠心分離して、 血中の 3,
5, 3' , 5' —テトラョードー L一サイロニン (T4) を全身性作用の指標 として市販のラジオィムノアッセィキット (栄研化学、 I- AC16) を用いて測定 した。 ' 肝臓中のダル夕チオン (GSH) の測定は、 0. 2〜0. 5 gのラット肝臓 に対し、 重量の 20倍の 5%メタリン酸(w/v)を加え、 テフロンのホモジナイ ザ一でホモジナイズ後、 市販のダル夕チオン評価キット(カルビオケム, Cat N 0. 354102)を用いて付属のマニュアルに従って定量した。
また、 肝臓中エストロゲンスルホトランスフェラーゼ (EST) の発現量は、 ESTをコードする mRN A発現量を指標として以下のように測定した。 ラッ トの肝臓 50〜10 Omgを採取し、 lmLのァイソゲン (登録商標) (ニッ ボンジーン) 中でォムニミキサー (登録商標) (ャマト科学、 H) を用いて ホモジナイズした。 0. 2mLのクロ口ホルムを加えた後、 15秒間激しく振 盪し、 室温に 5分間放置後、 12000Xgで 15分間、 4°Cにて遠心した。 上清を単離し、 0. 5mLのイソプロパノールを加え、 5〜10分間室温に放 置した後、 12000 Xg、 10分間、 4°Cにて遠心した。 上清を除去し、 沈 殿に lmLの 70%エタノールを加え、 撹拌した後、 7500 Xg、 5分間、 4 で遠心した。 沈殿を風乾し、 0. 5mLのトリス一エチレンジァミン四酢 酸緩衝液 (PH8.0)に溶解し、 総 RN A溶液とした。 RNA溶液の吸光度 (260及び 2 80 nm) を測定し、 各サンプル当たり 100 n gの RMを用いて逆転写反応ーポ リメラーゼチェイン反応 (RT-PCR) 反応を行った。 RT- PCR反応は、 市販の Gene Amp (登録商標) RT- PCRキット (パーキンエルマ一) を用い、 特に記述する部 分以外は、 附属マニュアルに従って行った。 RT反応は、 キットに付属のランダ ムへキサマーをプライマーとして用いた。 また、 PCR反応は、 5' -GGAT ATCCGAAGAGAAGTTGTGAAGC— 3 ' および 5' -TCAG て、 ラットエストロゲンスルホトランスフェラ一ゼ 3, 末端の 295塩基対 D NAを増幅した。 PCR反応産物は、 1. 2 %ァガロースゲルにて泳動し、 増幅 された特異的なバンドを画像解析装置 (フルオロー S マルチイメージヤー (登録商標) , バイオラッド) にて解析することで、 総 RNA中に含まれるェ
ストロゲンスルホトランスフェラーゼをコードする mRN Aの相対量の指標と した。
これらの結果を表 2に示した。
(表 2)
肝臓内 GSH含量、 肝 ESTをコードする mRNA発現量、 血中 T4の変動
数値:平均値土標準偏差
** および P<0.05, 0.01 および 0.001 vs 対照群 (Student's t検 定)
このように本発明の化合物は、 肝臓内 GSH含量および肝 EST発現量を顕 著に低下させるが、 全身性作用の指標である血中 T 4への影響は極めて軽微で あり、 肝臓選択的な作用を示した。
(試験例 3)
インビト口細胞増殖抑制作用
ヒト肝癌細胞 He pG 2細胞 (大日本製薬) を、 24穴プレートに 104細胞 Zゥエルで播種し、 薬物と共に 10%FCSを含む DMEMで培養した。 被験 化合物およびインターフェロン α (スミフエロン 300 (登録商標) ,住友製薬) を培地で希釈して使用した。 2〜 3日間隔で薬物を含有する培地を新しいもの に交換しながら、 12日間培養を継続した。 培養終了時に、 上清の培地を除去
し、 0. 5 mLの氷冷したダブルべッコリン酸緩衝液 (PBS) で一回洗浄後、 トリプシンを加えて細胞をプレー卜から剥がした後、 トリパンブルー染色を行 つて、 生細胞数を計測した。 結果を表 3に示した。
(表 3)
He pG2細胞増殖抑制作用
数値:平均値士標準偏差
n および * : P< 0.01 および 0.001 vs 対照群
#: K0.001 vs 化合物 70無し (試験例 4)
ラット肝腫瘍抑制試験
雄のフィッシヤー F 344ラット用い、 7週齢時にジェチルニトロサミン (DEN、 15 Omg/kg) を単回腹腔内投与した。 9週齢時より 2—ァセ チルァミノフルオレン (2— AAF、 7. 5mg/k g) を 2週間反復経口投 与し、 2— AAF投与期間中の 10週齢時に 2Z3部分肝切除を施して肝腫瘍 を誘発した。 これらのラットを被験薬物投与群および対照群 (各 8匹ノ群) に 群分けし、 被験薬物投与群には被験薬物を 0. 5 %力ルポキシメチルセルロー ス水溶液に懸濁したものを 40、 100および 25 O g/k gの用量となる ように 16週齢時より 3週間経口投与した。 同様に 0. 5%カルポキシメチル
セルロース水溶液を投与し、 対照群とした。
被験薬物投与群および対照群の投与開始日および終了日に体重を測定し、 投 与 2日目および終了日に前日からの 1日摂餌量を測定した。
その結果は下記の表 4および表 5に示す通りであり、 本発明の化合物は体重 に影響を与えず、 また摂餌量を有意に増加させた。
(表 4)
数値:平均値土標準偏差
(表 5)
摂餌量
数値:平均値土標準偏差 '
*: p<0.05
最終投与翌日に全てのラットを剖検し、 肝臓を 10%リン酸緩衝ホルマリン 液にて固定した。 この肝臓を常法に従いパラフィン包埋ブロックとし、 抗胎盤 型ダル夕チオン S—トランスフェラ一ゼ (GSTP) 抗体 (株式会社医学生物
学研究所) による免疫組織化学的染色切片を作製した。 これらの切片について、 GSTP陽性変異巣数および G STP陽性変異巣の面積比を下式に従い計測し た (全自動画像解析装置 LUZEX3 ;株式会社ニコン) 。 結果を表 6に示し た。
GS TP陽性変異巣数
GS TP陽性変異巣数 (個 cm
肝臓の総面積
GS TP陽性変異巣の総面積
GS TP陽性変異巣の面積比 (%)
肝臓の総面積
(表 6)
GSTP陽性変異巣数および G STP陽性変異巣の面積比
数値:平均値土標準偏差
**: p<0. 01
このように本発明の化合物は癌または前癌病変のマーカー酵素である GST Pが発現した変異巣数および面積比を有意に低下させた。 また剖検時に腹部大動脈より採血し、 血漿中のァラニンアミノトランスフエ ラーゼ (ALT) 、 アルカリンホスファタ一ゼ (ALP) 、 乳酸脱水素酵素 (LDH) およびァ—ダルタミルトランスフェラーゼ (GGT) 量を 7150 形自動分析装置 (日立製作所) を用いて測定した。 結果を表 7に示した。
(表 7)
数値:平均値土標準偏差
*: p<0.05, ***: p<0.001
このように本発明の化合物は LDH、 および癌または前癌状態で増加する血 中のマーカー酵素である GGTを有意に低下させ、 八 丁ぉょび し?に影響 しなかった。
このように本発明の化合物は、 体重、 摂餌量および肝機能に悪影響を与える ことなく有意な月干腫瘍抑制作用を示した。
(試験例 5)
心毒性試験
正常 Wis tarラット雄 6週齢に対して、 薬物として被験化合物および T 3を 1 日 1回 14日間経口投与し、 最終投薬日の翌日に、 エーテル麻酔下にて全血採 血後、 心臓を摘出し重量を測定した。 薬物は、 5%エタノール、 0. 5 %カル ボキシメチルセルロース (CMC) に懸濁または溶解して 5mL/k gで投与 し、 対照群には溶媒を投与した。 結果を表 8に示した。
(表 8)
数値:平均値土標準偏差
および * : K 0.01 および 0.001 vs 対照群 (Student's t検定) このように T 3が 100 nmol/kgより用量依存的な心重量の増加を示したのに 対し、 本発明の化合物は心臓への影響が極めて軽微であった。
(試験例 6)
急性毒性試験
6週齢の I CRマウス雄 5匹に対して、 被験薬物を 0. 5%カルポキシメチ ルセルロース、 5%エタノールに溶解して経口投与し、 投与後、 31時間後に 死亡例の有無を観察した。
その結果は下記の表 9に示す通りであり、 本発明の化合物は 10 OmgZk gの用量で死亡例がみられず、 極めて高い安全性を示した。
(表 9)
(参考例 1 )
1—ベンジルォキシ— 2—イソプロピルベンゼン
2—イソプロピルフエノール 21. 8 gをァセトニトリル 1 0 OmLに溶か し、 ベンジルブロミド 1 8. 8mLと炭酸カリウム 27 gを加え、 29時間加 熱還流した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣に水を加え、 酢酸ェチル で抽出した。 有機層を 1 mo 1/L水酸化ナトリウム水溶液、 水、 飽和食塩水 で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 1—ベンジルォ キシー 2—^ Γソプロピルベンゼン 35. 7 gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.24 (6H, d, J=6.9Hz), 3.42 (1H, h eptet, J=6.9Hz), 5.08 (2H, s), 6.88-6.97 (2H, m), 7.12-7.17 (1H, m), 7. 22-7.25 (1H, m), 7.30-7.47 (5H, m)
(参考例 2)
参考例 1と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.50 (3H, s), 5.09 (4H, s), 6.60 (2H, d, J=8.4Hz), 7.19 (1H, t, J=8.4Hz), 7. 3-7.45 (10H, m)
—5, 6, 7, 8 - iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.68-1.90 (4H, m), 2.60-2.90 (4H, m), 5.06 (2H, s), 6.65-6.78 (2H, m), 6.98-7.12 (1H, m), 7.22-7.53 (5H, in)
(参考例 3)
2, 3, 6—トリクロロー 4一二トロフエノール
2, 3, 6—トリクロ口フエノール 3. 58 gをトリフルォロ酢酸 15 mL に懸濁させ、 亜硝酸ナトリウム 4. 02 gを加え、 室温にて一晩撹拌した。 反 応混合物を氷水 10 OmLと塩ィヒメチレン 10 OmLの混合液に加え、 室温に て 2時間撹拌した。 有機層を分離し、 水層を塩化メチレンにて抽出した。 有機 層を合わせ、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮 した。 得られた残渣を酢酸ェチルとへキサンより結晶化し、 2, 3, 6—トリ クロロー 4一二トロフエノ一ル 3. 28 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 6.47 (1H, s), 8.01 (1H, s) (参考例 4)
参考例 3と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
2, 3, 6—トリメチルー 4_ニトロフエノール
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.24 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.42(3 H, s), 5.13 (1H, s), 7.61 (1H, s)
(参考例 5)
4—ョ一ドー 3, 5—ジメチルニトロベンゼン
トリフルォロメ夕ンスルホン酸 2, 6—ジメチル _ 4一二トロフエニル 9. 15 gをN, N—ジメチルァセトアミド 3 OmLに溶かし、 ヨウ化リチウム 1 2. 3 gを加え、 アルゴン雰囲気下 150°Cにて 3. 5時間撹拌した。 反応混 合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を水、 飽和食塩水で順次洗 浄した後、 活性炭で処理し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮した。 得られた残渣にへキサンを加えて結晶化し、 '4—ョードー 3, 5—ジメチルニ トロベンゼン 5. 21 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.58 (6H, s), 7.89 (2H, s)
(参考例 6)
4ーョ一ドー 3, 5—ジメチルァニリン
4—ョードー 3, 5—ジメチルニトロベンゼン 4. 58 gを酢酸ェチル 15
mLに溶かし、 酸化白金 (IV) 458mgを加え、 室温にて水素雰囲気下常 圧で 3時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮し、 4ーョ一ドー 3, 5—ジメチルァニリン 4. 06 gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.37 (6H, s), 3.55 (2H, brs), 6.46 (2H, s)
(参考例 7)
3— m—トリルプロピオン酸メチル
3—メチルベンズアルデヒド 8,. 77 gとホスホノ酢酸トリメチル 12mL をテトラヒドロフラン 2 OmLに溶かし、 氷冷下カリウム t e r t—ブトキシ ド 9. 99 gを数回に分けて加えた。 アルゴン雰囲気下室温にて一晩撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を 2mo lZL水酸 化ナトリウム水溶液、 水、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで 乾燥後、 減圧濃縮し、 3— m—トリルアクリル酸メチル 10. 8 gを得た。 得 られた 3— m—トリルアクリル酸メチル 6. 28 gを酢酸ェチル 2 OmLに溶 かし、 10%パラジウム炭素触媒 635mgを加え、 室温にて水素雰囲気下常 圧で一晩撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮し、 3— m—トリルプロ ピオン酸メチル 6. 30 gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.32 (3H, s), 2.62 (2H, t, J=7.9H z), 2.91 (2H, t, J=7.9Hz), 3.67 (3H, s), 6.97-7.03 (3H, m), 7.13-7.21 (1H, m)
(参考例 8)
3—プロモー 3 _ (3—ブロモメチルフエニル) プロピオン酸メチル
3— m—卜リルプロピオン酸メチル 1. 15 gと N—ブロモスクシンイミド 1. 32 gを四塩ィヒ炭素 15 mLに溶かし、 4時間加熱還流した。 反応混合物 を室温まで冷却後、 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル—へキサン) にて精 製し、 3—ブロモ—3— (3—ブロモメチルフエニル) プロピオン酸メチル 5
19mgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 3.21 (1H, dd, J=6.1, 16.3Hz), 3.34 (1H, dd, J=9.0, 16.3Hz), 3.71 (3H, s), 4.48 (2H, s), 5.38 (1H, dd, J=6. 1, 9.0Hz), 7.31-7.40 (3H, m), 7.44 (1H, brs)
(参考例 9 )
(テトラヒドロピラン一 4—イリデン) 酢酸ェチル
ホスホノ酢酸トリェチル 10. 7 mLをテトラヒドロフラン 15mLに溶か し、 カリウム t e r t—ブトキシド 7. 26 gを加え、 アルゴン雰囲気下室温 にて 5分間撹拌した。 反応混合物にテトラヒドロピラン一 4—オン 5. OmL を加え、 アルゴン雰囲気下 60°Cにて一晩撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリ力ゲル力ラムクロマトグラフィ一 (溶出溶媒:酢酸ェチル 一へキサン) にて精製し、 (テトラヒドロピラン一 4—イリデン) 酢酸ェチル 2. 72 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.23-1.32 (3H, m), 2.31-2.35 (2H, m), 3.00-3.05 (2H, m), 3.73-3.81 (4H, m), 4.11-4.20 (2H, m), 5.67-5.99 (1H, i)
(参考例 1 0)
4ーテトラヒドロビラニル酢酸ェチル
(テトラヒドロピラン— 4—イリデン) 酢酸ェチル 2. 72 gをテトラヒド 口フラン 1 5mLに溶かし、 1 0%パラジウム炭素触媒 (50%含水品) 42 4mgを加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で一晩撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮し、 4ーテトラヒドロビラニル酢酸ェチル 3. 97 gを得た。 ^-NMR (CDC 13) <5 P pm: 1.26 (3H, t, J=7.1Hz), 1.28-1.40 (2H, m), 1.61—1.69 (2H, m), 1.96-2.07 (1H, m), 2.21-2.28 (2H, m), 3.36 -3.46 (2H, m), 3.92-3.97 (2H, m), 4.14 (2H, q, J=7.1Hz)
(参考例 1 1 )
4ーテトラヒドロピラニル酢酸
4ーテトラヒドロビラニル酢酸ェチル 3. 90 gにエタノール 2 OmLと 1 mo 1/L水酸化ナトリウム水溶液 2 OmLを加え、 アルゴン雰囲気下 60°C にて 20分間撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣に水を加え、 ジェチルエーテルで洗浄した。 水層を濃塩酸で中和し、 飽和食塩水を加え、 ジ ェチルエーテルで抽出した。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃 縮し、 4—テトラヒドロビラニル酢酸 2. 23 gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.31-1.43 (2H, m), 1.63-1.73 (2H, m), 1.97-2.10 (1H, m), 2.27-2.32 (2H, m), 3.37-3.45 (2H, m), 3.91-3.99 (2H, m), 9.5-11.2 (1H, brs)
(参考例 12 )
4ーテトラヒドロビラニルァセチルクロリド
4ーテトラヒドロピラニル酢酸 2. 23 gに塩化チォニル 3. 4mLを加え、 50°Cにて 20分間撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣にトル ェンを加え、 減圧濃縮後、 得られた残渣に再度トルエンを加え、 減圧濃縮し、 4ーテトラヒドロビラ二ルァセチルクロリド 2: 44 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.32-1.42 (2H, m), 1.64-1.73 (2H, m), 2.05-2.20 (1H, m), 2.80-2.86 (2H, m), 3.37-3.46 (2H, m), 3.92-4.01 (2H, m)
(参考例 1 3 )
参考例 12と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
シク口へキシルァセチルク口リド
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.90-1.40 (5H, m), 1.59-2.00 (6H, m), 2.75 (2H, d, J=6.9Hz)
(参考例 14)
4一べンジルォキシ _ 3—ヒ
3, 4ージヒドロキシベンズアルデヒド 175. 0 gと炭酸カリウム 175. 0 gを N, N—ジメチルホルムアミド 60 OmLに懸濁し、 氷冷下撹拌した。 反応混合物にベンジルブロミド 15 OmLを滴下し、 室温で 6時間撹拌した。 反応混合物に希塩酸を加え酸性とし、 析出物をろ取した後、 ジェチルエーテル で洗浄し、 4—ベンジルォキシ— 3—ヒドロキシベンズアルデヒド 179. 0 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 5.21 (2H, s), 5.82 (1H, s), 7.04 (1H, d, J-8.3Hz), 7.33-7.52 (7H, m), 9.84 (1H, s) (参考例 1 5)
2—ベンジルォキシー 5— (1, 3—ジォキソラン一 2—^ Tル) フエノール
4一ベンジルォキシ一 3—ヒドロキシベンズアルデヒド 2. 38 gをべンゼ ン 15mLに溶かし、 エチレングリコ一ル 5. 57 gと p—トルエンスルホン 酸 198mgを加え、 水を除去しながら、 アルゴン雰囲気下一晩加熱還流した。 室温まで冷却後、 反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で 順次洗浄した。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 2—べ ンジルォキシ一 5— (1, 3—ジォキソラン一 2—ィル) フエノ一ル 2. 70 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 3.96-4.04 (2H, m), 4.06-4.14 (2H, m), 5.12 (2H, s), 5.68 (1H, s), 5.73 (1H, s), 6.91 (1H, d, J=8.3Hz), 6. 96 (1H, dd, J=2.0, 8.3Hz) , 7.08 (1H, d, J=2.0Hz), 7.33-7.45 (5H, m)
(参考例 16)
2 - 〔4—ベンジルォキシ一 3— (4一フルオロフエノキシ) フエニル〕 一 1, 3—ジォキソラン
2—ベンジルォキシー 5— (1, 3—ジォキソラン一 2—ィル) フエノール 506mg、 ジヒドロキシ (4—フルオロフェニル) ポラン 26 Omg、 酢酸 銅 (I I) 338mg及びモレキュラーシ一ブス 4A (1 16) 50 Omg に塩化メチレン 1 9 mLとトリエチルァミン 1. 3 OmLを加え、 室温にて一
晚撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチルーへキサン) にて精製し、 2— 〔4一 ベンジルォキシ— 3 - (4一フルオロフエノキシ) フエニル〕 一 1, 3—ジォ キソラン 3 56mgを得た。
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 3.95-4.05 (2H, m), 4.05-4.15 (2H, m), 5.10 (2H, s), 5.70 (1H, s), 6.85-7.05 (5H, m), 7.10-7.40 (7H, in)
(参考例 1 Ί )
4—ベンジルォキシ _ 3— (4—フルオロフエノキシ) ベンズアルデヒド
2 - 〔4一ベンジルォキシー 3— (4—フルオロフエノキシ) フエニル〕 一 1, 3—ジォキソラン 356mgをテトラヒドロフラン 2 OmLに溶かし、 1 mo 1 /L塩酸 2 OmLを加え、 アルゴン雰囲気下 60°Cにて 30分間撹拌し た。 反応混合物を酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水 溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 4一ベンジルォキシ— 3— (4—フルオロフエノキシ) ベンズアルデヒド 34 Omgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 5.20 (2H, s), 6.90-7.05 (4H, m), 7. 13 (1H, d, J=8.4Hz), 7.22-7.38 (5H, m), 7.49 (1H, d, J=2.0Hz), 7.61 (1 H, dd, J=2.0, 8.4Hz) , 9.88 (1H, s)
(参考例 1 8)
4一ベンジルォキシ— 3— (4—テトラヒドロピラニルォキシ) ベンズアルデ ヒド
テトラヒドロピラン一 4一オール 7 17 Lとトリフエニルホスフィン 3. 1 5 gをテトラヒドロフラン 2 OmLに溶かし、 アルゴン雰囲気下にて、 氷冷 下 40 %ジェチルァゾジカルポキシラートのトルエン溶液 5. 44mLおよび 4一ベンジルォキシー 3—ヒドロキシベンズアルデヒド 2. 29 gを加えた。 アルゴン雰囲気下室温にて一晩撹拌後、 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残 渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチルーへキサ
ン) にて精製し、 4一ベンジルォキシー 3— (4—テトラヒドロピラニルォキ シ) ベンズアルデヒド 1. 16 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.80-1.90 (2H, in), 1.98-2.06 (2H, ι), 3.53-3.58 (2H, m), 3.95-4.04 (2H, m), 4.52-4.61 (1H, m), 5.22 (2H, s), 7.05 (1H, d, J=8.2Hz), 7.30-7.48 (7H, m), 9.84 (1H, s)
(参考例 19 )
4一ベンジルォキシー 3— (4一フルオロフエノキシ) フエノール
4—ベンジルォキシー 3— (4—フルオロフエノキシ) ベンズアルデヒド 2 4 Omgを塩化メチレン 1 OmLに溶かし、 炭酸水素ナトリウム 375mg、 m—クロ口過安息香酸 257mgを加え、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合物 を水で希釈し、 塩化メチレンで抽出した。 有機層を水、 飽和炭酸水素ナトリウ ム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃 縮した。 得られた残渣をエタノール 3mLに溶かし、 2mo 1 ZL水酸化ナト リウム水溶液 2mLを加え、 アルゴン雰囲気下 60°Cにて 30分間撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣に 2mo 1ZL塩酸を加えて中和した。 反応混合物を飽和重曹水で希釈し、 塩化メチレンで抽出した。 有機層を飽和炭 酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮 し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開溶媒:へキサン —酢酸ェチル) にて精製し、 4 _ベンジルォキシー 3— (4—フルオロフエノ キシ) フエノール 14 lmgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 4.62 (1H, s), 5.02 (2H, s), 6.49 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.52 (1H, d, J=3.0Hz), 6.89 (1H, d, J=8.8Hz), 6.88-7.03 (4H, m), 7.20-7.44 (5H, m)
(参考例 20) ' '
参考例 19と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4一ベンジルォキシー 3 - (4—テトラヒドロピラニルォキシ) フエノール 1H— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.78-1.88 (2H, m), 1.95-2.04 (2H,
m), 3.50-3.58 (2H, m), 3.95-4.02 (2H, m), 4.41-4. 7 (1H, m), 4.69 (1H, s), 5.03 (2H, s), 6.35 (1H, dd, J=2.9, 8.6Hz) , 6.50 (1H, d, J=2.9Hz), 6.81 (1H, d, J=8.6Hz), 7.27-7.47 (5H, m) (参考例 2 1)
ジメチルチオ力ルバミド酸〇_ (2, 6—ジメチル—4—ニトロフエニル)
2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノール 20. O gをN, N—ジメチルホ ルムアミド 5mLに溶解し、 室温撹拌下トリエチレンジァミン 26. 8 g、 ジ メチルチオカルバモイルクロリド 22. 2 gを加え、 75 °Cで 30分間撹拌し た。 放冷後、 反応混合物に水 1 0 OmLを加え、 不溶物をろ取した。 不溶物を ジェチルェ一テルで洗浄後、 乾燥し、 ジメチルチオ力ルバミド酸〇— (2, 6 —ジメチル— 4—ニトロフエニル) 25. O gを得た。
XH-NMR (CDC 13) (5 p pm: 2.26 (6H, s), 3.41 (3H, s), 3.49 (3H, s), 7.98 (2H, s)
(参考例 22)
ジメチルチオ力ルバミド酸 S— (2, 6 _ジメチルー 4一二トロフエニル) ジメチルチオ力ルバミド酸〇— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエニル) 25. 0 gを 1 80°Cにて融解し、 10時間撹拌した。 放冷後、 ジメチルチオ 力ルバミド酸 S— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエニル) 25. 0 gを得 た。
1H— NMR (CDC 13) δ p pm: 2.52 (6H, s), 3.02 (3H, brs), 3.19 (3H, brs), 7.99 (2H, s) (参考例 2 3)
2, 6 _ジメチルー 4—ニトロベンゼンチオール
ジメチルチオ力ルバミド酸 S— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエニル) 25. O gを 2mo 1ZL水酸化ナトリウム水溶液 20 OmLおよびメタノー ル 20 OmLに懸濁し、 90°Cで 6時間撹拌した。 放冷後、 反応混合物に lm
o 1ZL塩酸を加え酸性とし、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で 洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカ ゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン—酢酸ェチル) で精製し、 2, 6—ジメチルー 4—ニトロベンゼンチオール 12. 0 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.43 (6H, s), 3.66 (1H, s), 7.91 (2H, s)
(参考例 24)
5 - (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) 一 2—メトキシベンズアル デヒド
3, 5—ジメチルー 4一 (4—メチルォキシフエノキシ) ニトロベンゼン 5. 85 gとジクロロメチルメチルエーテル 3. 87 mLを塩化メチレン 5 OmL に溶解し、 氷冷撹拌下四塩化チタン 4. 7 OmL滴下した。 アルゴン雰囲気下 室温にて 20時間撹拌した後、 反応混合物に氷水 30 OmLをゆつくり加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水 で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣を へキサン 5 OmLおよびジェチルエーテル 5 mLにて懸濁させた。 不溶物をろ 取後、 へキサンで洗浄し、 5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキシ) 一 2—メトキシベンズアルデヒド 5. 56 gを得た。
^-NMR (CDC 13) <5 p pm: 2.20 (6H, s), 3.92 (3H, s), 6.93-7. 16 (3H, m), 8.01 (2H, s), 10.40 (1H, s)
(参考例 25 )
参考例 24と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルべンズアルデヒド
^H-NMR (CDC 13) (5 p pm: 1.27 (6H, d, J=6.9Hz), 3.42 (1H, h eptet, J=6.9Hz), 5.18 (2H, s), 7.01 (1H, d, J=8.4Hz), 7.33-7.47 (5H, m), 7.69 (1H, dd, J=2.1, 8.4Hz) , 7.80 (1H, d, J=2.1Hz), 9.88 (1H, s)
(参考例 26)
テトラフルォロホウ酸ビス (4—ベンジルォキシ一 3—イソプロピルフエ二 ル) ョ一ドニゥム
氷冷撹拌下無水酢酸 55. 9 mLに発煙硝酸 20. 2 mLを滴下した。 反応 混合物にヨウ素 18. 78 gを加え、 次にトリフルォロ酢酸 34. 2mLを滴 下後、 室温にて 1時間撹拌し、 減圧濃縮した。 得られた残渣に氷冷下無水酢酸 45 OmLおよび 1一ベンジルォキシ— 2—イソプロピルベンゼン 100. 5 gを加えた後、 トリフルォロ酢酸 37. 5mLを滴下し、 4°(:にて24時間撹 拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 残渣にメタノール 25 OmL、 10%亜硫 酸水素ナトリウム水溶液 20 OmL、 2Mテトラフルォロホウ酸ナトリウム水 溶液 125 OmLを順次加え、 2時間撹拌した。 沈殿物が凝集した後、 上澄み を除去した。 残渣をへキサンで懸濁させ、 不溶物をろ取し、 へキサンで洗浄後、 減圧下 40°Cで乾燥し、 テトラフルォロホウ酸ビス (4—ベンジルォキシー 3 '—イソプロピルフエニル) ョードニゥム 55. 96 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.20 (12H, d, J=6.9Hz), 3.35 (2H, heptet, J=6.9Hz), 5.11 (4H, s), 6.95 (2H, d, J=8.9Hz), 7.26-7.53 (画, m), 7.69 (2H, d, J=2.4Hz), 7.78 (2H, d, J=2.4, 8.9Hz)
(参考例 27)
参考例 26と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
テトラフルォロホウ酸ビス (3—ァセチルー 2, 4—ジベンジルォキシフエ二 ル) ョードニゥム
^-NMR (CDC 13) 6 p pm: 2.49 (6H, s), 4.98 (4H, s), 5.11 (4H, s), 6.73 (2H, d, J=9.1Hz), 7.31-7.45 (20H, m), 7.48 (2H, d, J=9.1 Hz) テトラフルォロホウ酸ビス (4—ベンジルォキシ一 5, 6, 7, 8—テトラヒ ドロー 1—ナフチル) ョ一ドニゥム
— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.56-1.90 (8H, m), 2.56-2.90 (8H,
m), 5.08 (4H, s), 6.78 (2H, d, J=8.9Hz), 7.17-7.58 (10H, m), 7.73 (2H, d, J=8.9Hz)
(参考例 28 )
1—ベンジルォキシ— 4— (2, 6—ジメチル— 4一二トロフエノキシ) —5,
2, 6—ジメチル—4—ニトロフエノール 45mg、 テトラフルォロホウ酸 ビス (4一ベンジルォキシ— 5, 6, 7, 8—テトラヒドロー 1一ナフチル) ョ一ドニゥム 200mg、 銅粉末 54mgを室温にて塩ィヒメチレン 1 OmL に懸濁させ、 撹拌下トリエチルァミン 0. lmLを加え、 室温にて 4日間撹拌 した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラ ムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) で精製し、 1一べ ンジルォキシ一 4一 (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) 一 5, 6, 7, 8—テトラヒドロナフタレン 64. 4mgを得た。
— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.70-1.94 (4H, m), 2.18 (6H, s), 2. 68-2.95 (4H, m), 4.97 (2H, s), 5.94 (1H, d, J=8.8Hz), 6.48 (1H, d, J=8. 8Hz), 7.20-7.50 (5H, m), 8.00 (2H, s)
(参考例 29 )
参考例 28と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- (4一ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) — 2, 3, 5—ト リクロロニトロベンゼン
1H— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.22 (6H, d, J=6.9Hz), 3.39 (1H, h eptet, J=6,9Hz), 5.03 (2H, s), 6.42 (1H, dd, J=3.1, 8.8Hz), 6.78 (1H, d, J=8.8Hz), 6.89 (1H, d, J=3.1Hz), 7.29-7.57 (5H, m), 7.95 (1H, s)
4一 (4一ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) — 3, 5—ジブ口 モニトロベンゼン
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.22 (6H, d, J=6.9Hz), 3.40 (1H, h
eptet, J=6.9Hz), 5.04 (2H, s), 6.43 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.80 (1H, d, J=8.9Hz), 6.86 (1H, d, J=3.1Hz), 7.32-7.46 (5H, m), 8.51 (2H, s)
4- (4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一 2, 3, 5—ト リメチルニトロベンゼン
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.20 (6H, d, J=6.9Hz), 2.14 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.41 (3H, s), 3.38 (1H, heptet, J=6.9Hz), -5.01 (2H, s), 6.28 (1H, dd, J=3.1, 8.8Hz), 6.74 (1H, d, J=8.8Hz), 6.79 (1H, d, J =3.1Hz), 7.28-7.47 (5H, m), 7.58 (1H, s)
1— 〔2, 6—ジベンジルォキシ— 3— (2, 6—ジメチル— 4一二トロフエ ノキシ) フエニル〕 エタノン
1H— NMR (CDC 13) 6 p pm: 2.25 (6H, s), 2.45 (3H, s), 5.00 (2H, s), 5.21 (2H, s), 6.23 (1H, d, J=9.0Hz), 6.50 (1H, d, J=9.0Hz), 7. 27-7.43 (8H, m), 7.43-7.47 (2H, m), 8.02 (2H, s)
1—ベンジルォキシー 4一 (2, 3, 6—トリクロロー 4一二トロフエノキ H-NMR (CDC 13) (5 p pm: 1.77-1.88 (4H, m), 2.73-2.82 (2H, m), 2.87-2.93 (2H, m), 4.99 (2H, s), 6.04 (1H, d, J=8.8Hz), 6.53 (1H, d, J=8.8Hz), 7.28-7.44 (5H, m), 7.94 (1H, s)
3—クロロー 6— 〔5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) 一2— メ卜キシベンジル〕 ピリダジン
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.18 (6H, s), 3.77 (3H, s), 4.27 (2H, s), 6.51 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.75 (1H, d, J=8.9Hz), 6.78 (1H, d, J=3.1Hz), 7.30 (1H, d, J=8.8Hz), 7.38 (1H, d, J=8.8Hz), 7.99 (2H, s)
(参考例 30) '
1— 〔6—ベンジルォキシ— 3— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン
1― 〔2, 6—ジベンジルォキシー 3— (2, 6 _ジメチルー 4一二トロフ エノキシ) フエニル〕 エタノン 3. 7 9 gにトリフルォロ酢酸 Z水/ジメチル スルフィド (7 : 3 : 1) 混合液 1 OmLを加え、 室温にて一晩撹拌した。 反 応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣に水を加え、 塩化メチレンで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸 マグネシウムにて乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣にへキサンを加え結晶化 し、 1一 〔6 _ベンジルォキシ一 3— (2, 6—ジメチル一4—ニトロフエノ キシ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン 1. 8 1 gを得た。
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 2.24 (6H, s), 2.67 (3H, s), 5.07 (2H, s), 6.25 (1H, d, J=9.0Hz), 6.43 (1H, d, J=9.0Hz), 7.33-7.45 (5H, m), 8.00 (2H, s), 13.67 (1H, s)
(参考例 31) - 1 - C6—ベンジルォキシ— 3— (2, 6—ジメチル _ 4一二トロフエノキ シ) 一 2—メトキシフエ二ル〕 エタノン
1— 〔6—ベンジルォキシー 3— (2, 6—ジメチル一4—ニトロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン 1. 8 1 gをテトラヒドロフラン 1 5 mLに溶かし、 氷冷下炭酸セシウム 1. 5 9 gを加え、 ヨウ化メチル 0. 5 6 mLを少しずつ滴下した。 アルゴン雰囲気下室温にて一晩撹拌後、 反応混合 物を減圧濃縮し、 得られた残渣に酢酸ェチル 3 OmLを加え 3 0分間撹拌した。 セライトろ過にて不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 1一 〔6—ベンジルォ キシ一 3— (2, 6 _ジメチルー 4_ニトロフエノキシ) 一 2—メトキシフエ ニル〕 エタノン 1. 8 7 gを得た。
1H— NMR (CDC 13) δ p pm: 2.23 (6H, s), 2.57 (3H, s), 4.02 (3H, s), 5.00 (2H, s), 6.20 (1H, d, J=9.0Hz), 6.48 (1H, d, J=9.0Hz), 7. 28-7.40 (5H, m), 8.02 (2H, s)
(参考例 32)
1― 〔3— (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 6一べンジルォキ シ一 2—メトキシフエニル〕 エタノン
1一 〔6—ベンジルォキシ— 3— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキ シ) 一 2—メトキシフエニル〕 エタノン 1. 87 gを酢酸ェチル 5 OmLに懸 濁し、 5%白金一炭素触媒 20 Omgを加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で 6時間撹拌した。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 1一 〔3— (4—アミ ノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 6—ベンジルォキシー 2—メトキシフエ ニル〕 エタノンを 1. 74g得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.12 (6H, s), 2.55 (3H, s), 4.00 (3H, s), 4.98 (2H, s), 6.18 (1H, d, J=9.0Hz), 6.45 (2H, brs), 6.47 (1H, d, J=9.0Hz), 7.26-7.39 (5H, m) (参考例 33)
1― 〔6—ベンジルォキシ— 3— (4ージベンジルアミノー 2, 6—ジメチル フエノキシ) —2—メトキシフエ二ル〕 エタノン
1— 〔3_ (4—ァミノ _2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 6—ベンジルォ キシ一 2—メトキシフエニル〕 エタノンを 1. 74 gを N, N—ジメチルホル ムアミド 3 OmLに溶かし、 ベンジルブロミド 1. 62mL、 炭酸カリウム 6. 14 g及びよう化カリウム 226mgを加え、 アルゴン雰囲気下 80°Cにて 7 時間撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を水、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮した。 残 渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチルーへキサ ン) にて精製し、 1一 〔6—ベンジルォキシ— 3— (4—ジベンジルアミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2—メトキシフエ二ル〕 エタノン 1. 35 g を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.01 (6H, s), 2.54 (3H, s), 4.00 (3H, s), 4.60 (4H, s), 4.97 (2H, s), 6.32 (1H, d, J=9.0Hz), 6.45 (1H,
d, J=9.0Hz), 6.47 (2H, s), 7.22-7.38 (15H, i) (参考例 34)
参考例 33と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
N, N—ジベンジル— 4一ョード _ 3, 5—ジメチルァニリン
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.34 (6H, s), 4.59 (4H, s), 6.52 (2H, s), 7.20-7.27 (6H, m), 7.27-7.35 (4H, m)
(参考例 35)
(4一ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエニル) (4ージベンジルァミノ 一 2, 6—ジメチルフエニル) メタノール
N, N—ジベンジルー 4—ョード _ 3, 5—ジメチルァニリン 659mgを 乾燥テトラヒドロフラン 5mlに溶かし、 一 100 にて 1. 6M t e r t 一ブチルリチウムの n—ペンタン溶液 1. 44mLを加えた。 そのまま 10分 間撹拌後、 4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルべンズアルデヒド 392m gのテトラヒドロフラン 5mL溶液を滴下した。 そのまま 15分間撹拌後、 室 温まで昇温した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 (4一ベンジルォキシー 3—ィ ソプロピルフエニル) (4ージベンジルアミノー 2, 6—ジメチルフエニル) メ夕ノール 964 m gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.17-1.28 (6H, m), 2.00 (1H, d, J- 4.0Hz), 2.16 (6H, s), 3.34-3.44 (1H, m), 4.61 (4H, s), 5.05 (2H, s), 6. 22 (1H, d, J=4.0Hz), 6.44 (2H, s), 6.80 (1H, d, J=8.4Hz), 6.87-6.92 (1 H, m), 7.22-7.46 (16H, m)
(参考例 36)
参考例 35と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
(4ージベンジルアミノー 2, 6—ジメチルフエニル) (4ーメトキシフエ二 ル) メタノール
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.99 (1H, d, J=3.9Hz), 2.16 (6H, s), 3.79 (3H, s), 4.61 (4H, brs), 6.21 (1H, d, J=3.9Hz), 6.43 (2H, s), 6.82-6.86 (2H, m), 7.18-7.36 (12H, m) 〔4—ベンジルォキシ— 3— (4 _フルオロフエノキシ) フエニル〕 (4—ジ ベンジルァミノ一 2, 6—ジメチルフエニル) メタノール
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.96 (1H, d, J=3.8Hz), 2.14 (6H, s), 4.60 (4H, s), 5.04 (2H, s), 6.17 (1H, d, J=3.8Hz), 6.40 (2H, s), 6. 82-6.88 (2H, m), 6.90-7.00 (4H, m), 7.06 (1H, d, J=l.lHz), 7.14-7.38 (15H, m)
〔4—ベンジルォキシ— 3— (4—テトラヒドロピラニルォキシ) フエニル〕 (4—ジベンジルァミノ— 2, 6—ジメチルフエニル) メタノール
^-NMR (CDC 13) <5 p pm: 1.73-1.83 (2H, m), 1.89-1.96 (2H, m), 2.12 (1H, brs), 2.13 (6H, s), 3.43-3.50 (2H, m), 3.93-3.99 (2H, m), 4.39-4.44 (1H, m), 4.60 (4H, s), 5.07 (2H, s), 6.16 (1H, d, J=3.2Hz), 6.42 (2H, s), 6.72-6.76 (1H, m), 6.84-6.86 (1H, m), 7.01-7.03 (1H, m), 7.22-7.37 (13H, m), 7.39-7.44 (2H, m) (参考例 37)
4- 〔4一ベンジルォキシー 3一 (4 _フルオロフエノキシ) フエノキシ〕 - 3, 5—ジメチルニトロベンゼン
4—ベンジルォキシ一 3— (4—フルオロフエノキシ) フエノール 141m gと 4—クロ口一 3, 5—ジメチルニトロベンゼン 10 Imgを N, N—ジメ チルァセトアミド 3mLに溶かし、 炭酸カリウム 188mgを加え、 アルゴン 雰囲気下 1 50°Cにて一晩撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで 抽出した。 有機層を水、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾 燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開 溶媒:へキサン—酢酸ェチル) にて精製し、 4_ 〔4一ベンジルォキシ— 3—
(4—フルオロフエノキシ) フエノキシ〕 一3, 5—ジメチルニトロベンゼン 127mgを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.20 (6H, s), 5.01 (2H, s), 6.36 (1H, dd, J=3.0, 9.0Hz), 6.52 (1H, d, J=3.0Hz), 6.85-6.95 (3H, m), 6.95 -7.02 (2H, m), .7.17-7.20 (2H, m), 7.23-7.31 (3H, m), 7.98 (2H, s)
(参考例 38)
参考例 37と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- 〔4—ベンジルォキシ _ 3— (4—テトラヒドロピラニルォキシ) フエノ キシ〕 一 3, 5—ジメチルニトロベンゼン
^-NMR (CDC 13) δ P pm: 1.75-1.85 (2H, m), 1.95-2.00 (2H, m), 2.21 (6H, s), 3.50-3.56 (2H, m), 3.95-4.02 (2H, m), 4.42-4.48 (1H, m), 5.04 (2H, s), 6.12 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz) , 6.55 (1H, d, J=3.0Hz), 6.8 1 (1H, d, J=8.8Hz), 7.28-7.44 (5H, i), 7.99 (2H, s)
(参考例 39)
(4一ベンジルォキシ一 3—イソプロピルフエニル) (4ージベンジルァミノ -2, 6—ジメチルフエニル) メタノン
(4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエニル) (4—ジベンジルアミ ノー 2, 6—ジメチルフエニル) メタノール 858mgを塩ィ匕メチレン 1 Om Lに溶かし、 二酸化マンガン 5. 36 gを加え、 室温にて 3日間激しく撹拌し た。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 (4 _ベンジルォキシー 3—イソプ 口ピルフエニル) (4—ジベンジルアミノー 2, 6—ジメチルフエニル) メタ ノン 736mgを得た。 .
'H-NMR (CDC 13) δ p pra: 1.25 (6H, d, J=6.9Hz), 2.02 (6H, s), 3.39 (1H, heptet, J=6.9Hz), 4.64 (4H, s), 5.13 (2H, s), 6.44 (2H, s), 6.85 (1H, d, J=8.6Hz), 7.23-7.45 (15H, m), 7.50 (1H, dd, 1=2.0, 8. 6Hz), 7.91 (1H, d, J=2.0Hz)
(参考例 40)
6 - 〔5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2—メトキシベン ジル〕 — 2 H—ピリダジン一 3—オン
3—クロロー 6— 〔5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) 一 2 —メトキシベンジル〕 ピリダジン 1. 37 gに酢酸ナトリウム 5 Omgと酢酸 10mLを加え、 アルゴン雰囲気下 2時間加熱還流した。 反応混合物に水 10 mLを加え、 30分間撹拌した後、 塩化メチレンで抽出した。 有機層を lmo 1/L水酸化ナトリウム水溶液、 水、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグ ネシゥムで乾燥後、 減圧濃縮し、 6— 〔5— (2, 6—ジメチル— 4一二トロ フエノキシ) 一 2—メトキシベンジル〕 一 2 H—ピリダジン一 3—オン 29 Omgを得た。
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 2.19 (6H, s), 3.78 (3H, s), 3.86 (2H, s), 6.50 (1H, dd, J=2.8, 8.8Hz), 6.68 (1H, d, J=2.8Hz), 6.75 (1H, d, J=8.8Hz), 6.83-6.87 (1H, m), 7.14-7.18 (1H, i), 8.00 (2H, s)
(参考例 41)
6 - 〔5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2—ヒドロキシべ ンジル〕 _ 2 H—ピリダジン— 3—オン
6一 〔5— (2, 6—ジメチル— 4—ニトロフエノキシ) 一 2—メトキシべ ンジル〕 — 2H—ピリダジン一 3 _オン 29 Omgを酢酸 1 OmLに溶かし、 48%臭化水素酸 1 OmLを加え、 アルゴン雰囲気下 2日間加熱還流した。 反 応混合物を水で希釈し、 塩化メチレンで抽出した。 有機層を水、 水と飽和食塩 水の混合溶液で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 6 - 〔5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) 一2—ヒドロキシベン ジル〕 一 2H—ピリダジン— 3—オンを 139mg得た。
iH— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.19 (6H, s), 3.86 (2H, s), 6.44 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.61 (1H, d, J=3.0Hz), 6.73 (1H, d, J=8.8Hz), 6.86-6.92 (1H, m), 7.25-7.32 (1H, m), 7.99 (2H, s)
(参考例 42)
5― (2, 6—ジメチルー 4 _ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシベンズァ ルデヒド
5— (2, 6—ジメチレ一 4一二トロフエノキシ) 一 2—メトキシベンズァ ルデヒド 5. 56 gを塩化メチレン 40 OmLに溶解後、 氷冷撹拌下 1M三塩 化ホウ素の塩化メチレン溶液 95mLを滴下し、 室温にて 24時間撹拌した。 氷冷撹拌下、 反応混合物にメタノールを 1 OmL滴下し、 希塩酸を加え、 酢酸 ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾 燥後、 減圧濃縮し、 5— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) —2— ヒドロキシベンズアルデヒド 4. 51 gを得た。
1H— NMR (CDC 13) δ p pm: 2.23 (6H, s), 6.77 (1H, d, J=3.0H z), 6.98 (1H, d, J=9. lHz), 7.10 (1H, dd, J=9.1, 3.0Hz), 8.04 (2H, s), 9.75 (1H, s), 10.72 (1H, s) (参考例 43) '
2—ベンジルォキシー 5— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) ベン ズアルデヒド
5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2—ヒドロキシベンズ アルデヒド 4. 85 gと炭酸カリウム 2. 33 gをN, N—ジメチルホルムァ ミド 25mLに懸濁し、 氷冷下撹拌した。 反応混合物にベンジルブロミド 2. 4 OmLを滴下し、 室温で 24時間撹拌した。 反応混合物に希塩酸を加え酸性 とし、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネ シゥムで乾燥後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィー (溶出溶媒:へキサン—酢酸エヂル) で精製し、 2—べンジルォキシ - 5 - (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) ベンズアルデヒド 6. 2 0 gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.19 (6H, s), 5.17 (2H, s), 6.97-7. 15 (3H, m), 7.30-7.50 (5H, m), 8.01 (2H, s), 10.47 (1H, s)
(参考例 44)
〔2—ベンジルォキシ— 5— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) フ ェニル〕 メタノール
氷冷下水素化ホウ素ナトリウム 66 2mgをテトラヒドロフラン 2 OmL に懸濁し、 2—べンジルォキシ一 5— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノ キシ) ベンズアルデヒド 6. 6 gを加えた後、 メタノールを 5 mL滴下し、 室 温で 6時間撹拌した。 反応混合物に希塩酸を加え酸性とし、 酢酸ェチルで抽出 した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃 縮し、 〔2—べンジルォキシ— 5 _ (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキ シ) フエ ル〕 メタノール 6. 50 gを得た。
^-NMR (CDC 1 3) δ p pm: 2.21 (6H, s), 4.67 (2H, s), 5.06 (2H, s), 6.55 (1H, dd, J=3.1, 8.8Hz) , 6.77-6.88 (2H, m), 7.31-7.47 (5H, m), 8.00 (2H, s) (参考例 4 5)
参考例 44と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。 . 〔5— (2 , 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一 2—メトキシフエ二 ル〕 メタノール
iH— NMR (CDC 1 3) δ p pm: 2.21 (6H, s), 2.28 (1H, t, J=5.3H z), 3.83 (3H, s), 4.63 (2H, d, J=5.3Hz), 6.56 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.76 (1H, d, J-8.9Hz), 6.78 (1H, d, J=3.1Hz), 8.01 (2H, s)
(参考例 46)
2—ベンジルォキシー 5 _ (2, 6 _ジメチルー 4一二トロフエノキシ) ベン ジルクロリド
〔2—ベンジルォキシ一 5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキシ) フエニル〕 メタノール 9 5 Omgをジェチルエーテル 3 OmLに溶解後、 氷冷 撹拌下塩化チォニル lmLを滴下し、 室温にて 6時間撹拌した。 反応混合物を 減圧濃縮し、 残渣に水を加え、 ジェチルエーテルで抽出した。 有機層を飽和食
塩水で洗 "し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 2—ベンジルォ キシー 5_ (2, 6—ジメチル— 4一二トロフエノキシ) ベンジルクロリド 8 45mgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.21 (6H, s), 4.62 (2H, s), 5.08 (2H, s), 6.60 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.79-6.89 (2H, m), 7.30-7.47 (5H, m), 8.01 (2H, s)
(参考例 47)
参考例 46と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
5- (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) _2—メトキシベンジルク n'Jド
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.21 (6H, s), 3.84 (3H, s), 4.58 (2H, s), 6.62 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.78 (1H, d, J=8.9Hz), 6.83 (1H, d, J=3.1Hz), 8.01 (2H, s)
(参考例 48)
〔2—ベンジルォキシ一 5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) ベ ンジル〕 卜リフエニルホスホニゥムクロリド
2_ベンジルォキシー5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) ベ ンジルクロリド 5. 22 gとトリフエニルホスフィン 6. 0 gをトルエン 1 0 OmLに懸濁させ、 12時間加熱還流した。 放冷後、 析出物をろ取し、 ジェチ ルエーテルで洗浄して、 〔2—ベンジルォキシー 5— (2, 6—ジメチル— 4 一二トロフエノキシ) ベンジル〕 トリフエニルホスホニゥムクロリド 6. 47 gを得た。
— NMR (DMSO-d6) δ p pm: 1.95 (6H, s), 4.60 (2H, s), 4. 93 (2H, d, J=14.9Hz), 6.23-6.33 (1H, m), 6.89-7.02 (2H, m), 7.10-7.18 (2H, m), 7.27-7.38 (3H, m), 7.46-7.70 (12H, m), 7.79-7.92 (3H, m), 8.0 4 (2H, s)
(参考例 49)
参考例 48と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
〔5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキシ) 一 2—メトキシベンジ ル〕 トリフエニルホスホニゥムクロリド
XH-NMR (CDC 13) <5 p m: 2.03 (6H, s), 3.19 (3H, s), 5.47 (2H, d, J=14.4Hz), 6.50-6.54 (1H, m), 6.64-6.67 (1H, m), 6.70-6.73 (1H, m), 7.56-7.62 (6H, in), 7.67-7.78 (9H, m), 7.90 (2H, s)
(参考例 50)
4一 〔2—ベンジルォキシ一 5— (2, 6—ジメチルー 4 _ニトロフエノキ シ) ベンジリデン〕 テトラヒドロピラン
〔2—ベンジルォキシ _ 5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) ベンジル〕 トリフエニルホスホニゥムクロリド 50 Omgをジメチルスルホキ シド 50mLに懸濁させ、 室温にて水素化ナトリウム 3 Omgを加え、 15分 間撹拌した。 反応混合物にテトラヒドロピラン— 4—オン 0. lmL加え、 室 温で 6時間撹拌した。 反応混合物に希塩酸を滴下し充分酸性とし、 酢酸ェチル で抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶 媒:へキサン一酢酸ェチル) で精製し、 4— 〔2—ベンジルォキシ— 5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) ベンジリデン〕 テトラヒドロピラン 2 02mgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.21 (6H, s), 2.31-2.44 (4H, m), 3. 61 (2H, t, J=5.5Hz), 3.75 (2H, t, J=5.5Hz), 5.03 (2H, s), 6.33 (1H, s), 6.47 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.60 (1H, d, J=3.1Hz), 6.80 (1H, d, J=8. 9Hz), 7.26-7.48 (5H, m), 8.00 (2H, s)
(参考例 51 )
参考例 50と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4一 〔4—メトキシー 3— (2—メトキシスチリル) フエノキシ〕 —3, 5 -
ジメチルニトロベンゼン
^-NMR (CDC 13) δ p m: 2.00 (6H, s), 3.69 (3H, s), 3.83 (3H, s), 6.17 (1H, d, J=3.0Hz), 6.63-6.75 (5H, m), 6.80-6.84 (1H, m), 6.93-6.98 (1H, m), 7.11-7.16 (1H, m) , 7.81 (2H, s)
(参考例 52)
4一 (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— 〔2— (3—テトラ ヒドロフラニル) ェチル〕 フエノール
フルフリルトリフエニルホスホニゥムブロミド 376mgをテトラヒドロフ ラン 2 OmLに懸濁させ、 室温にて t e r t—ブトキシカリウム 1 12mgを 加え、 1 5分間撹拌した。 反応混合物に 2—ベンジルォキシー 5 _ (2, 6- ジメチルー 4一二トロフエノキシ) ベンズアルデヒド 25 Omgを加え、 室温 で 6時間撹拌した。 反応混合物に希塩酸を滴下し充分酸性とし、 酢酸ェチルで 抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減 圧濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶 媒:へキサン—酢酸エヂル) で精製し、 ォレフィン体 205mgを得た。 得ら れたォレフイン体をエタノール 1 OmL、 酢酸ェチル 2 mLの混合溶媒に溶解 し、 氷冷下 10%パラジウム炭素触媒 1 0 Omgを加え、 室温にて水素雰囲気 下常圧で 24時間撹拌した。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残 渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチ ル) で精製して、 4一 (4—ァミノ一 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— 〔2_ (3—テトラヒドロフラニル) ェチル〕 フエノール 12 Omgを得た。 XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.48-1.74 (3H, m), 1.98-2.12 (7H, m), 2.14-2.27 (1H, m), 2.48-2.66 (2H, m) , 3.33-3.42 (1H, m), 3.53 (2H, brs), 3.69-3.79 (1H, m), 3.81-3.96 (2H, m), 5.05-5.30 (1H, in), 6.32 (1H, dd, J=2.8, 8.7Hz), 6.39-6.52 (3H, m), 6.60 (1H, d, J=2.8Hz)
(参考例 53)
4— (4—ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエニルスルファニル) 一 3,
5—ジメチルァニリン
2, 6一ジメチルー 4一二卜口ベンゼンチオール 6. 0 g、 テトラフルォ 口ホウ酸ビス (4—ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエニル) ョードニゥ ム 28. 3 g、 銅粉末 2. 7 1 gを室温にて塩化メチレン 10 OmLに懸濁さ せ、 撹拌下トリエチルァミン 6 mLを加え、 室温にて 5日間撹拌した。 不溶物 をろ去し、 ろ液を減圧濃縮した。 得られた残渣を酢酸ェチル 30 OmLに溶解 後、 Imo lZL塩酸、 1 mo 1ZL水酸化ナトリウム水溶液、 飽和炭酸水素 ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 有機層を無水硫酸マグネシウム で乾燥後、 減圧濃縮し、 スルファニル体を得た。 得られたスルファニル体をェ 夕ノール 10 OmLと酢酸ェチル 20 mLの混合溶媒に溶解し、 氷冷下 1 0% パラジウム炭素触媒 2. 0 gを数回に分けて加え、 室温にて水素雰囲気下常圧 で 24時間撹拌した。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残渣を酢 酸ェチルに溶解後、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し た。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシ リカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) で精 製し、 4— (4一ベンジルォキシ— 3一^ Γソプロピルフエニルスルファニル) 一 3, 5 _ジメチルァニリン 3. 7 1 gを得た。
1H_NMR (CDC 13) δ p pm: 1.16 (6H, d, J=6.9Hz), 2.34 (6H, s), 3.32 (1H, eptet, J=6.9Hz), 3.67 (2H, brs), 4.98 (2H, s), 6.49 (2H, s), 6.57 (1H, dd, J=2.0, 8.5Hz), 6.70 (1H, d, J=8.5Hz), 6.96 (1H, d, J=2.0Hz), 7.26-7.50 (5H, m)
(参考例 54)
2—シクロへキシル _ 1— 〔5— (2, 6—ジメチルー 4 _ニトロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン、 および 2—シクロへキシル一 1一 〔5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキシ) ー 2—メトキシフエ二 ル〕 エタノン
3, 5—ジメチルー 4— (4—メトキシフエノキシ) ニトロベンゼン 5. 0 gとシクロへキシルァセチルクロリド 7. 35 gを塩化メチレン 25mLに溶
解し、 氷冷撹拌下四塩化チタン 1 OmL滴下した。 アルゴン雰囲気下室温にて 2 0時間撹拌した後、 反応混合物に氷水をゆっくり加え、 酢酸ェチルで抽出し た。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水 硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラム クロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) で精製し、 先に溶出 したフラクションより 0. 6 9 gの 2—シクロへキシルー 1一 〔5— (2, 6 —ジメチル一4—ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノンを 得、 後に溶出したフラクションより 2. 7 4 gの 2—シクロへキシル _ 1— 〔5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一 2—メトキシフエ二 ル〕 エタノンを得た。
2—シクロへキシル一 1— 〔5 _ (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン
^-NMR (CDC 13) <5 p pm: 0.77-1.35 (5H, m), 1.60-1.95 (6H, m), 2.23 (6H, s), 2.67 (2H, d, J=6.7Hz), 6.84-7.00 (2H, m), 7.07 (1H, d, J=2.6Hz), 8.04 (2H, s), 12.07 (1H, s)
2—シクロへキシルー 1一 [ 5一 (2, 6一ジメチルー 4 _ニトロフエノキ シ) 一 2—メトキシフエ二ル] エタノン
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.88-1.35 (5H, m), 1.45-2.00 (6H, m), 2.20 (6H, s), 2.81 (2H, d, J=6.7Hz), 3.86 (3H, s), 6.82 (1H, dd, J =3.1, 9.0Hz), 6.87 (1H, d, J=9.0Hz), 7.01 (1H, d, J=3.1Hz), 8.00 (2H, s)
(参考例 5 5)
参考例 54と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
〔5— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) 一 2—メトキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエ二ル) メタノン '
1H_NMR (CDC 13) δ p pm: 2.22 (6H, s), 3.60 (3H, s), 3.66 (3H, s), 6.77-6.84 (2H, m), 6.88-6.93 (2H, m), 6.96-7.03 (1H, m), 7.40
-7.47 (1H, m), 7.51-7.55 (1H, m), 7.99 (2H, s) (参考例 56)
〔5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエニル) メタノン、 および 〔5_ (2, 6一ジメチルー 4一二トロフエノキシ) _ 2—ヒドロキシフエニル〕 (2—ヒドロキシフエ二 ル) メタノン
〔5— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) 一 2—メトキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエニル) メタノン 1. 0 1 gを塩化メチレン 3 OmLに 溶かし、 氷冷下 1M三塩化ホウ素の塩化メチレン溶液 12 を滴下した後、 室温にてー晚撹拌した。 反応混合物を氷水 20 OmLと塩化メチレン 5 OmL の混合液に加え、 室温にて一晩撹拌した。 有機層を分離し、 水層を塩化メチレ ンで抽出した。 有機層を合わせ、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水 で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮した。 得られた残渣 をシリカゲル力ラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル—へキサン) にて精製し、 〔5_ (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) — 2—ヒド ロキシフエニル〕 (2—メトキシフエニル) メタノンと 〔5— (2, 6—ジメ チルー 4—ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 (2—ヒドロキシ フエニル) メタノンの混合物 (38 : 62) 148mgを得た。
〔5— (2, 6—ジメチルー 4 _ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエ二ル) メタノン
^-NM (CDC 13) δ p pm: 2.23 (6H, s), 3.73 (3H, s), 6.72 (1H, d, J=3.0Hz), 6.78-6.86 (2H, m), 6.87-7.05 (2H, m) , 7.27-7.32 (1H, m), 7.43-7.53 (1H, m), 8.00 (2H, s), 11.99 (1H, s)
〔5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキシ) 一2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—ヒドロキシフエニル) メタノン
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.23 (6H, s), 6.77-6.92 (2H, m), 6. 95-7.06 (3H, m), 7.39-7.54 (2H, m), 8.00 (2H, s), 10.08 (1H, s), 10.60
(1H, s)
(参考例 57)
2—シクロへキシル— 1— 〔5 _ (2, 6—ジメチル _ 4一二トロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン
2—シクロへキシルー 1一 〔5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキ シ) 一 2—メトキシフエニル〕 エタノン 2. 62 gを塩化メチレン 1 0 OmL に溶解後、 氷冷撹拌下 1M三塩化ホウ素の塩化メチレン溶液 1 3. 2mLを滴 下し、 室温にて 24時間撹拌した。 氷冷撹拌下反応混合物にメタノールを 1 0 mL滴下後、 希塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗 浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 2—シクロへキシルー 1 一 〔5— (2, 6一ジメチルー 4一二トロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエ ニル〕 エタノン 2. 45 gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.77-1.35 (5H, m), 1.60-1.95 (6H, m), 2.23 (6H, s), 2.67 (2H, d, J=6.7Hz), 6.84-7.00 (2H, m), 7.07 (1H, d, J=2.6Hz), 8.04 (2H, s), 12.07 (1H, s)
(参考例 58 )
2 - (2—シクロへキシルェチル) 一 4一 (2, 6—ジメチル _4一二トロフ エノキシ) フエノール
2—シクロへキシル— 1— 〔5— (2, 6 _ジメチルー 4 _ニトロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 エタノン 2. 60 gを塩ィ匕メチレン 5 OmL に溶解後、 室温撹拌下トリフルォロ酢酸 1 OmLおよびトリェチルシラン 5. 5mLを滴下し、 室温にて 24時間撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸 ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順 次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣を リ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) で精製 し、 2— (2—シクロへキシルェチル) 一 4一 (2, 6 _ジメチルー 4一二ト ロフエノキシ) フエノール 2. O gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.80-1.01 (2H, m), 1.07-1.35 (4H, m), 1.37-1.50 (2H, m), 1.57-1.80 (5H, m), 2.21 (6H, s), 2.45-2.60 (2H, m), 4.56 (m, s), 6.39 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.53 (1H, d, J=3.0Hz),
6.65 (1H, d, J=8.6Hz), 8.00 (2H, s)
(参考例 59)
参考例 58と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4一 (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2— 〔2— (4—テトラ ヒドロビラニル) ェチル〕 フエノール
1H— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.27-1.38 (2H, m), 1.47-1.56 (3H, m), 1.61-1.68 (2H, m), 2.21 (6H, s), 2.53-2.60 (2H, m), 3.32-3.40 (2H, m), 3.93-3.99 (2H, m), 4.62 (1H, s), 6.38 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.5 6 (1H, d, J=3.0Hz), 6.63 (1H, d, J=8.6Hz), 8.00 (2H, s) (参考例 60)
2 - 〔6—ベンジルォキシ— 3— (4ージベンジルアミノー 2, 6—ジメチル フエノキシ) —2—メトキシフエニル〕 プロパン一 2—オール '
1― 〔6—ベンジルォキシ— 3 - (4ージベンジルアミノー 2, 6一ジメチ ルフエノキシ) 一2—メトキシフエ二ル〕 エタノン 1. 32 gをテトラヒドロ フラン 1 0 OmLに溶かし、 アルゴン雰囲気下一 78°Cにて 1. 14Mメチル リチウムのジェチルエーテル溶液 4. 05mLを数回に分けて加えた。 そのま ま 30分間撹拌後、 反応混合物をゆっくり室温まで昇温した。 反応混合物に飽 和塩化アンモニゥム水溶液 4 OmLを加え、 1 0分間撹拌した後、 酢酸ェチル で抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 2— 〔6—ベンジルォキシ— 3— (4—ジベンジルアミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) —2—メトキシフエ二ル〕 プロパン一 2—オール 1.
37 gを得た。
^-NMR (CDC 13) <5 p pm: 1.72 (6H, s), 2.02 (6H, s), 4.03 (3H, s), 4.61 (4H, s), 5.00 (2H, s), 6.25 (1H, d, J=9.1Hz), 6.47 (2H,
s), 6.53 (1H, d, J=9.1Hz), 7.22-7.42 (15H, m) (参考例 61 )
N, N—ジベンジルー 〔4— (4—ベンジルォキシー 3—イソプロぺニル— 2 —メトキシフエノキシ) 一 3, 5—ジメチル〕 ァニリン
2— 〔6—ベンジルォキシー 3— (4—ジベンジルアミノー 2, 6—ジメチ ルフエノキシ) —2—メトキシフエニル〕 プロパン— 2—オール 1. 37 gを 塩化メチレン 2 OmLに溶かし、 濃塩酸 1 OmLを加え、 激しく 20分間撹拌 した。 反応混合物を分液し、 水層を塩化メチレンで抽出した。 有機層を合わせ、 2mo 1/L水酸化ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マ グネシゥムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル—へキサン) にて精製し、 N, N—ジベン ジルー 〔4— (4—ベンジルォキシ— 3—イソプロぺニルー 2—メトキシフエ ノキシ) —3, 5—ジメチル〕 ァニリン 898mgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.03 (6H, s), 2.12 (3H, s), 3.95 (3H, s), 4.60 (4H, s), 4.97 (2H, s), 4.99 (1H, s) , 5.35 (1H, s), 6.22 (1H, d, J=9.0Hz), 6.44 (1H, d, J=9.0Hz), 6.47 (2H, s), 7.23-7.44 (15H, m) (参考例 62) '
4- (2, 6一ジメチルー 4一二トロフエノキシ) フエノール
4一 (4—メトキシフエノキシ) —3, 5—ジメチルニトロベンゼン 20 3 mgを塩化メチレン 25mLに溶かし、 _78 °Cにて 1 M三臭化ホウ素の塩 化メチレン溶液 1 50 Lを滴下した後、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合物 を氷水 5 OmLに加え、 1時間撹拌した後、 反応混合物を塩化メチレンで抽出 した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水の 1 : 1混合溶液 で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣を塩化 メチレンとへキサンにて結晶化し、 4一 (2, 6—ジメチル— 4—ニトロフエ ノキシ) フエノール 84mgを得た。
^--NMR (CDC 13) δ p pm: 2.21 (6H, s), 4.49 (1H, s), 6.58-6. 65 (2H, m), 6.72-6.78 (2H, i), 8.00 (2H, s)
(参考例 63)
3— 〔3_ 〔4— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) フエノキシメ チル〕 フエニル〕 アクリル酸メチル
4一 (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) フエノール 400mgと 3—ブロモ—3— (3—ブロモメチルフエニル) プロピオン酸メチル 5 14m gをアセトン 4 OmLに溶かし、 炭酸カリウム 7 0 Omgを加え、 3日間加熱 還流した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣に水を加え、 酢酸ェチルで 抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減 圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒: 酢酸ェチルーへキサン) にて精製し、 3— (3- 〔4— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキシ) フエノキシメチル〕 フエニル〕 アクリル酸メチル 60 4mgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.21 (6H, s) , 3.81 (3H, s), 5.02 (2H, s), 6.46 (1H, d, J=16.0Hz), 6.65-6.80 (2H, m), 6.85-6.90 (2H, m), 7.37-7.50 (3H, m), 7.57 (1H, brs), 7.70 (1H, d, J=l 6.0Hz), 8.00 (2H, s)
(参考例 64)
3— 〔3_ 〔5— (2, 6—ジメチルー 4—ニトロフエノキシ) 一2—ヒドロ キシベンジル〕 フエニル〕 アクリル酸メチル
3— 〔3— 〔4一 (2, 6—ジメチル _4一二トロフエノキシ) フエノキシ メチル〕 フエニル〕 アクリル酸メチル 60 Omgにトリフルォロ酢酸 4mLを 加え、 一晩加熱還流した。 反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸 ェチルを加え、 室温にて 1時間撹拌した。 反応混合物を分液し、 水層を酢酸ェ チルで抽出した。 有機層を合わせ、 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシゥ ムで乾燥後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ一 (溶出溶媒:酢酸ェチル—へキサン) にて精製し、 3— 〔3— 〔5— (2, 6一ジメチルー 4一二トロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシベンジル〕 フエ二 ル〕 アクリル酸メチル 204mgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p m: 2.19 (6H, s), 3.81 (3H, s), 3.94 (2H, s), 6.38 (1H, d, J=16.0Hz), 6.45 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.56 (1H, d, J=3.0Hz), 6.68 (1H, d, J=8.7Hz), 7.18-7.40 (4H, i), 7.64 (1H, d, J =16.0Hz), 7.98 (2H, s)
(参考例 65)
3— 〔3— 〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一2—ヒドロ キシベンジル〕 フエニル〕 プロピオン酸
3— 〔3— 〔5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2—ヒド ロキシベンジル〕 フエニル〕 アクリル酸メチル 204mgをテトラヒドロフラ ン 30mLに溶かし、 2mo 1 /L水酸化ナトリウム水溶液 2mLを加え、 ァ ルゴン雰囲気下 50 にて一晩撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた 残渣に 2mo 1ZL塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水 で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 3— 〔3— 〔5— (2, 6 _ジメチルー 4一二トロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシベンジル〕 フ ェニル〕 アクリル酸 198mgを得た。 得られた 3— 〔3_ 〔5— (2, 6 - ジメチルー 4_ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシベンジル〕 フエニル〕 ァ クリル酸を用い、 下記の参考例 66と同様の方法により、 3 _ [3- 〔5— (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2—ヒドロキシベンジル〕 フ ェニル〕 プロピオン酸を合成した。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.00 (6H, s), 2.57 (2H, t, J=7.8H z), 2.88 (2H, t, J-7.8Hz), 3.87 (2H, s), 6.42 (2H, s), 6.43-6.48 (2H, m), 6.66 (1H, d, J=8.7Hz), 7.00-7.05 (3H, m), 7.15-7.19 (1H, m)
(参考例 66)
4一 (4ーァミノ一 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— (4—テトラヒドロ
ピラニルメチル) フエノール
4- 〔2—ベンジルォキシー 5— (2, 6—ジメチルー 4一二トロフエノキ シ) ベンジリデン〕 テトラヒドロピラン 202mgをエタノール 10mL、 酢 酸ェチル 2mLの混合溶媒に溶解し、 氷冷下 1 0%パラジウム炭素触媒 50m gを数回に分けて加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で 24時間撹拌した。 不溶 物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィー (溶出溶媒:へキサン—酢酸ェチル) で精製し、 4一 (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— (4—テトラヒドロピラニルメチル) フ エノ一ル 1 19mgを得た。
XH-NMR (CDC 13) <5 p pm: 1.26-1.41 (2H, m), 1.49-1.61 (2H, m), 1.74-1.88 (1H, m), 2.03 (6H, s), 2.42-2.52 (2H, m), 3.26-3.40 (2H, m), 3.55 (2H, brs), 3.89-4.00 (2H, m), 5.30 (1H, brs), 6.31 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.39-6.48 (3H, m), 6.56 (1H, d, J=3.0Hz) (参考例 67)
参考例 66と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
1一 〔5— (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一2—ヒドロキシフ
^H-NMR (CDC 13) 6 p pm: 0.75-1.38 (5H, m), 1.45-1.95 (6H, m), 2.04 (6H, s), 2.67 (2H, d, J-6.7Hz), 3.54 (2H, brs), 6.44 (2H, s), 6.87 (1H, d, J=9.0Hz), 6.94 (1H, dd, J-2.9, 9.0Hz), 7.07 (1H, d, J-2. 9Hz), 12.00 (1H, s)
4— (4ーァミノ一 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一2— (2—シクロへキシ ルェチル) フエノール
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.85-0.98 (2H, m), 1.08-1.33 (4H, m), 1.40-1.50 (2H, m), 1.59-1.81 (5H, m), 2.03 (6H, s), 2.48-2.58 (2H, m), 3.50 (2H, brs), 4.52 (1H, brs), 6.38 (1H, dd, J=3.1, 8.6Hz), 6.42 (2H, s), 6.56 (1H, d, J=8.6Hz), 6.58 (1H, d, J=3.1Hz)
4- (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2—イソプロピル _ 3— メトキシフエノール
XH-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 1.39 (6H, d, J=7.1Hz), 2.05 (6H, s), 3.55 (1H, heptet, J=7.1Hz), 3.96 (3H, s), 6.02 (1H, d, J =8.8Hz), 6.24 (1H, d, J=8.8Hz), 6.47 (2H, s)
4- 〔4—メトキシー 3— 〔2— (2—メトキシフエ二ル) ェチル〕 フエノキ シ〕 一 3, 5—ジメチルァニリン
^-NMR (CDC 13) d p pm: 2.01 (6H, s), 2.80-2.90 (4H, m), 3. 48 (2H, brs), 3.75 (3H, s), 3.80 (3H, s), 6.41 (2H, s), 6.44 (1H, dd, J=3.1, 8.8Hz), 6.59 (1H, d, J=3.1Hz), 6.67 (1H, d, J=8.8Hz), 6.82-6.85 (2H, 1), 7.03-7.06 (1H, m), 7.12-7.18 (1H, m) (4—ァミノ一 2, 6—ジメチルフエニル) (4—ヒドロキシ一 3—イソプロ ピルフエニル) メタノン
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.22 (6H, d, J=6.9Hz), 2.03 (6H, s), 3.25 (1H, heptet, J=6.9Hz), 6.40 (2H, s), 6.64-6.68 (1H, m), 7.34- 7.41 (1H, m), 7.81 (1H, brs)
4— (4一アミノー 2, 6 _ジメチルペンジル) - 2一イソプロピルフエノー ル
ェ11一 NMR (CDC 13) 8 p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 2.15 (6H, s), 3.08 (2H, brs), 3.21 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.86 (2H, s), 6.45(2H, s), 6.51-6.59 (2H, m), 6.89-6.92 (1H, m)
4- (4ーメトキシベンジル) 一 3, 5—ジメチルァニリン
^-NMR (CDC 13) 6 p pm: 2.14 (6H, s), 3.48 (2H, brs), 3.76 (3H, s) , 3.88 (2H, s), 6.43 (2H, s), 6.74-6.78 (2H, in), 6.90-6.93 (2H, m)
4- (4_アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— (4—フルオロフェ ノキシ) フエノール
1H— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ ρ pm: 2.00 (6Η, s), 6.34-6.41 (2H, m), 6.37 (2H, s), 6.86 (1H, d, J=8.7Hz), 6.93-7.05 (4H, m)
4- (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— (4—テトラヒドロ ビラニルォキシ) フエノール
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.73-1.83 (2H, m), 2.01-2.07 (2H, i), 2.04 (6H, s), 3.53 (2H, brs), 3.53-3.60 (2H, m), 3.95-4.00 (2H, m), 4.38-4.46 (1H, m), 5.24 (1H, brs), 6.14 (1H, dd, J=2.8, 8.7Hz) , 6.14 (2H, s), 6.49 (1H, d, J=2.8Hz), 6.75 (1H, d, J=8.7Hz)
4— (4_アミノー 2, 6ージメチルベンジル) - 2 - (4—テトラヒドロピ ラニルォキシ) フエノール
1H— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 1.72-1.80 (2H, m), 1.97 -2.04 (2H, m), 2.14 (6H, s), 3.48-3.57 (2H, m), 3.85 (2H, s), 3.93-4.0
0 (2H, m), 4.33-4.60 (1H, m), 6.45 (2H, s), 6.45-6.50 (1H, m), 6.54-6. 56 (1H, m), 6.76-6.80 (1H, m)
(参考例 68 )
1一 (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) —4—ベンジルォキシー 5,
1—ベンジルォキシ— 4— (2, 6—ジメチル一 4一二トロフエノキシ) 一 5, 6, 7, 8—テトラヒドロナフタレン 15. 5 mgをエタノール 5 mL、 テトラヒドロフラン lmLの混合溶媒に溶解し、 氷冷下 10%白金炭素触媒 5 mgを数回に分けて加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で 24時間撹拌した。 不 溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) で精製し、 1一 (4—ァミノ
-2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 4—ベンジルォキシー 5, 6, 7, 8—テ トラヒドロナフタレン 14. Omgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.70-1.94 (4H, m), 2.04 (6H, s), 2.
68-2.95 (4H, m), 3.47 (2H, s), 4.96 (2H, s), 6.02-6.12 (1H, m), 6.38-6. 54 (3H, m), 7.20-7.50 (5H, m)
(参考例 69)
参考例 68と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4— (4—ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一 2, 3, 5—ト リク口ロア二リン
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.21 (6H, d, J=6.9Hz), 3.37 (1H, h eptet, J=6.9Hz), 4.19 (2H, brs), 5.01 (2H, s), 6.42 (1H, dd, J=3.1, 8. 8Hz), 6.76 (1H, d, J=8.8Hz), 6.82 (1H, s), 6.88 (1H, d, J=3.1Hz), 7.29 -7.47 (5H, )
4— (4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエノキシ) — 3, 5_ジブ口 モアニリン
1H— NMR (CDC 13) <5 p pm: 1.21 (6H, d, J=6.9Hz), 3.37 (1H, h eptet, J=6.9Hz), 3.71 (2H, brs), 5.01 (2H, s), 6.45 (1H, dd, J=3.1, 8. 9Hz), 6.77 (1H, d, J=8.9Hz), 6.85 (1H, d, J=3.1Hz), 6.90 (2H, s), 7.28 -7.46 (5H, m)
4— (4一ベンジルォキシ— 3 _イソプロピルフエノキシ) 一 2, 3, 5—ト リメチルァ二リン
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.19 (6H, d, J-6.9Hz), 2.03 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2,08 (3H, s), 3.36 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.46 (2H, brs), 4.99 (2H, s), 6.33 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.46 (1H, s), 6.72 (1 H, d, J=8.8Hz), 6.80 (1H, d, J-3.0Hz), 7.27-7.46 (5H, m)
4一 (4一ベンジルォキシー 5, 6, 7, 8—テトラヒドロー 1一ナフチルォ キシ) 一 2, 3, 5—トリクロロア二リン
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.75-1.88 (4H, m), 2.74-2.80 (2H, m),' 2.87-2.95 (2H, m), 4.18 (2H, s), 4.98 (2H, s), 6.10 (1H, d, J=8.8H z), 6.52 (1H, d, J=8.8Hz), 6.82 (1H, s), 7.28-7.45 (5H, m)
6 - 〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) ー2—ヒドロキシべ ンジル〕 — 2 H—ピリダジン一 3—オン
XH-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.01 (6H, s), 3.84 (2H, s), 6.43 (2H, s), 6.50 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz) , 6.55 (1H, d, J=3.0Hz), 6.70 (1H, d, J=8.7Hz), 6.86 (1H, d, J=9.7Hz), 7.26 (1H, d, J=9.7Hz)
4- (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— 〔2— (4—テトラ ヒドロピラニル) ェチル〕 フエノール
XH-NMR (CDC 1 3) <5 p pm: 1.23-1.35 (2H, m), 1.45-1.55 (3H, m), 1.60-1.68 (2H, m), 2.04 (6H, s), 2.52-2.58 (2H, m), 2.73 (2H, s), 3.31-3.40 (2H, m), 3.91-3.98 (2H, 1), 6.39 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.4 4 (2H, s), 6.54 (lH, d, J=3.0Hz), 6.59 (1H, d, J=8.7Hz)
4_ (4一ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチ ルァニリン
1H— NMR (CDC 1 3) <5 p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 2.04 (6H, m), 3.36 (1H, heptet, J=6.9Hz), 4.99 (2H, s), 6.38 (1H, dd, J=3.0, 8.8 Hz), 6.42 (2H, s), 6.73 (1H, d, J=8.8Hz) , 6.79 (1H, d, J=3.0Hz), 7.23- 7.48 (5H, m)
(参考例 7 0)
N— 〔4一 (4一べンジルォキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) — 3, 5 - ジメチルフエニル〕 力ルバミド酸ェチル
4- (4一ベンジルォキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメ チルァ二リン 1. 37 gを塩ィ匕メチレン 3 OmLに溶解し、 ピリジン 0. 07 6 mLを加えた。 氷冷撹拌下クロ口炭酸ェチル 0. 047mLを滴下し、 3時 間室温で撹挣した。 反応混合物に希塩酸 5 mLを加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸 マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ ィー (溶出溶媒:へキサン—酢酸ェチル) にて精製し、 N— (4- (4—ベン ジルォキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルフエニル〕 力 ルバミド酸ェチル 1. 47 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 2.11 (6H, s), 3.37 (1H, heptet, J=6.9Hz), 4.23 (2H, q, J=7. 1Hz), 5.00 (2H, s), 6.35 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.50 (1H, brs), 6.73 (1H, d, J=8.8Hz), 6.78 (1H, d, J=3.0Hz), 7.11 (2H, s), 7.23-7.48 (5H, m)
(参考例 7 1)
N- 〔4— (4—ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一 2—フル オロー 3, 5—ジメチルフエニル〕 力ルバミド酸ェチル
N- 〔4— (4一ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) ー3, 5 —ジメチルフエニル〕 力ルバミド酸ェチル 743. 6mgを 1, 2—ジクロ口 ェタン 5 OmLに溶解し、 N—フルオロー 6— (トリフルォロメチル) ピリジ ニゥム _ 2—スルホネートを加えた後、 室温で 1 5分間撹拌し、 更に 12時間 加熱還流した。 放冷後、 反応混合物に希塩酸 2 OmLを加え、 酢酸ェチルで抽 出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧 濃縮し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一 酢酸ェチル) にて精製し、 N— 〔4— (4—ベンジルォキシ— 3—イソプロピ ルフエノキシ) 一 2—フルオロー 3, 5—ジメチルフエニル〕 カルバミド酸ェ チル 348. Omgを得た。
1H— NMR (CDC 13) (5 p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, ί,
J=7.1Hz), 1.96-2.20 (6H, m), 3.36 (1H, heptei, J=6.9Hz), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.00 (2H, s), 6.34 (lH,(,dd, J=3.1, 8.8Hz), 6.66-6.84 (2H, m), 7.16-7.53 (5H, m), 7.73-7.92 (1H, m) , (参考例 72)
4- (4一べンジルォキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) — 2—フルオロー 3, 5—ジメチルァニリン
N— 〔4— (4—ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) —2—つ ルオロー 3, 5—ジメチルフエニル〕 力ルバミド酸ェチル 34 Omgをェ夕ノ ール 1 0mLに溶解し、 lmo 1ZL水酸化ナトリウム水溶液 8mLを加え、 90°Cで 3時間撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ一 (溶出溶媒:へキサン—酢酸ェチ ル) にて精製し、 4— (4—ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) 一 2—フルオロー 3, 5—ジメチルァニリン 20 Omgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 1.93-2.10 (6H, m), 3.36 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.57 (2H, brs), 5.00 (2H, s), 6.3 6 (1H, dd, J=3.1, 8.8Hz), 6.51 (1H, d, J=9.9Hz), 6.73 (1H, d, J=8.8Hz), 6.77 (1H, d, J=3. lHz), 7.20-7.54 (5H, m)
(参考例 73)
(4一アミノー 2, 6—ジメチルフエニル) (4一ベンジルォキシ— 3 fソ プロピルフエニル) メタノン
(4—ァミノ— 2, 6—ジメチルフエニル) (4—ヒドロキシー 3—イソプ 口ピルフエニル) メタノン 86mgをテトラヒドロフラン 1 5mLに溶かし、 氷冷下炭酸セシウム 99 mgとべンジルブロミド 36 Lを加え、 アルゴン雰 囲気下室温にて一晩撹拌した。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた 残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開溶媒:へキサン—酢酸ェチ ル) にて精製して、 (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエニル) (4—ベンジ
ルォキシ— 3—イソプロピルフエニル) メタノン 28mgを得た。
1H_NMR (CDC 13) δ p pm: 1.24 (6H, d, J=6.9Hz), 2.04 (6H, s), 3.39 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.66 (2H, brs), 5.13 (2H, s), 6.39 (2H, s), 6.83-6.88 (1H, m), 7.32-7.44 (5H, m), 7.48-7.53 (1H, m), 7.88 (1H, brs)
(参考例 74)
2, 2, 2—トリフルオロー N— 〔4一 (4—メトキシベンジル) 一 3, 5― ジメチルフエニル〕 ァセトアミド
4一 (4ーメトキシベンジル) 一 3, 5—ジメチルァニリン 662mgを 塩化メチレン 3 OmLに溶かし、 ピリジン 266 Lを加えた後、 氷冷下にて トリフルォロ酢酸無水物 420 Lを加え、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合 物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を水、 飽和炭酸水素ナトリウ ム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃 縮し、 2, 2, 2—トリフルオロー N— 〔4— (4ーメトキシベンジル) _3, 5—ジメチルフエニル〕 ァセトアミド 836mgを得た。
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 2.25 (6H, s), 3.76 (3H, s), 3.97 (2H, s), 6.75-6.83 (2H, m), 6.86-6.92 (2H, m), 7.27 (2H, s), 7.73 (1H, brs)
(参考例 75)
2, 2, 2—トリフルオロー N— 〔4一 〔3— (4—フルォ口べンゾィル) ― 4—ヒドロキシベンジル〕 一 3, 5—ジメチルフエニル〕 ァセトアミド
2, 2, 2—トリフルオロー N— 〔4一 (4ーメトキシベンジル) 一3, 5 —ジメチルフエニル〕 ァセトアミド 836mgを塩化メチレン 5mLに溶かし、 4一フルォロベンゾイルクロリド 70 Lと塩化アルミニウム 1 1 lmgをカロ え、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合物に水 2 OmLを加え、 30分間室温に て撹拌した後、 反応混合物を塩化メチレンで抽出した。 有機層を水、 飽和炭酸 水素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃
縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開溶媒:へキサ ン—酢酸ェチル) にて精製して、 2, 2, 2—トリフルオロー N— 〔4— 〔3 - (4一フルォ口べンゾィル) 一 4—ヒドロキシベンジル〕 — 3, 5—ジメチ ルフエニル〕 ァセトアミド 48mgを得た。
^-NMR (CDC 13) <5 p pm: 2.22 (6H, s), 3.94 (2H, s), 6.98 (1H, d, J=8.6Hz), 7.07-7.20 (4H, m), 7.26 (2H, s), 7.55-7.61 (2H, m), 7.75 (1H, brs), 11.68 (1H, s)
(参考例 76)
〔5— (4—ァミノ一 2, 6—ジメチルペンジル) 一 2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (4一フルオロフェニル) メタノン
2, 2, 2—トリフルオロー N— 〔4— 〔3_ (4—フルォ口べンゾィル) 一 4ーヒドロキシベンジル〕 _ 3, 5—ジメチルフエニル〕 ァセトアミド 45 mgをエタノール 3mLに溶かし、 lmo 1 /L水酸化ナトリウム水溶液 3 m Lを加え、 アルゴン雰囲気下 60°Cにて 30分間撹拌した。 反応混合物を減圧 濃縮し、 得られた残渣を水に溶かし、 塩化メチレンで抽出した。 有機層を飽和 炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウム で乾燥後、 減圧濃縮し、 〔5— (4—アミノー 2, 6_ジメチルペンジル) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 (4一フルオロフェニル) メタノン 26mgを得た。 ^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ ρ pm: 2.11 (6Η, s), 3.85 (2H, s), 6.42 (2H, s), 6.95 (1H, d, J=8.5Hz), 7.10-7.17 (2H, m), 7.16 (1H, d, J=2.0Hz), 7.22 (1H, dd, J=2.0, 8.5Hz), 7.57-7.64 (2H, m)
(参考例 77)
4 - (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— (2—シクロへキシ ル一 1ーヒドロキシェチル) フエノール
氷冷下水素化ホウ素ナトリウム 5. 6mgをテトラヒドロフラン 1 OmLに 懸濁し、 1— 〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一2—ヒド ロキシフエニル〕 一 2—シクロへキシルエタノン 52. 3mgを加え、 室温で
6時間撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 残渣をシ リカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) にて 精製し、 4一 (4—ァミノ— 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2— (2—シク 口へキシルー 1—ヒドロキシェチル) フエノール 50. Omgを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p m: 0.73-1.94 (13H, m), 2.03 (6H, s), 3.53 (2H, brs), 4.75-4.93 (1H, m), 6.30-6.50 (3H, m), 6.50 (1H, d, J=8. 6Hz), 6.60 (1H, d, J=2.8Hz), 7.29 (1H, d, J=3.1Hz) (参考例 78)
〔5— (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) ― 2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエニル) メタノン、 および 〔5— (4—アミノー 2, 6 —ジメチルフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 (2—ヒドロキシフエ二 ル) メタノール
〔5— (2, 6—ジメチル一 4—ニトロフエノキシ) 一2—ヒドロキシフエ ニル〕 (2—メトキシフエ二ル) メタノンと 〔5— (2, 6—ジメチルー 4一 ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 (2—ヒドロキシフエニル) メタノンの混合物 (38 : 62) 148 mgを酢酸ェチル 2 OmLに溶かし、 酸化白金 (I V) 17mgを加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で 2時間撹拌し た。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロ マトグラフィー (展開溶媒:へキサン一酢酸ェチル (3 : 1) ) にて精製して、 〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチル: エノキシ) 一 2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエニル) メタノン 42mgと 〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 (2—ヒドロキシフエ ニル) メタノール 72mgを得た。
〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—メトキシフエ二ル) メタノン
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.05 (6H, s), 3.48 (2H, brs), 3.71 (3H, s), 6.40 (2H, s), 6.68-6.72 (1H, m), 6.77-6.84 (1H, m), 6.87-6.91 (2H, m), 6.98-7.03 (1H, m), 7.32-7.36 (1H, m), 7.43-7.49 (1H, m), 12.
08 (1H, s)
〔5— (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエ二 ル〕 (2—ヒドロキシフエニル) メタノール
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.04 (6H, s), 3.48 (2H, brs), 3.86 (1H, brs), 6.11 (1H, brs), 6.38 (2H, s), 6.43-6.46 (1H, m), 6.54-6.57 (1H, m), 6.68-6.73 (1H, i), 6.81-6.85 (2H, m), 6.88-6.92 (1H, m), 7.1
8-7.26 (1H, m) (参考例 79)
1一 C5 - (2, 6—ジメチル— 4—ニトロフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフ ェニル〕 一2— (4ーテトラヒドロピラニル) エタノン
4一 (4ーメトキシフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルニトロベンゼン 199 mgを塩化メチレン 1 5mLに溶かし、 4—テトラヒドロピラニルァセチルク ロリド 473mgを加え、 四塩ィ匕チタン 2. 6 mLを滴下した後、 室温にて 2 日間撹拌した。 反応混合物を氷水 10 OmLにあけ、 塩化メチレン 30mLを 加えて 20分間撹拌した。 反応混合物を分液し、 水層を塩化メチレンで抽出し た。 有機層を合わせ、 lmo 1/L塩酸、 水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得ら れた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開溶媒:へキサン一酢酸ェ チル) にて精製して、 1一 〔5— (2, 6—ジメチル— 4一二トロフエノキ シ) 一 2—ヒドロキシフエニル〕 一2— (4—テトラヒドロビラニル) ェ夕ノ ンを 96mg得た。
2H-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33-1.43 (2H, m), 1.60-1.70 (2H, m), 2.14-2.28 (1H, m), 2.23 (6H, s), 2.77-2.82 (2H, m), 3.38-3.47 (2H, in), 3.92-3.97 (2H, m), 6.86 (1H, dd, J-3.0, 9.1Hz), 6.97 (1H, d, J=9. 1Hz), 7.15 (1H, d, J=3.0Hz), 8.04 (2H, s), 11.98 (1H, s)
(参考例 80 )
4一 (4一アミノー 2, 6—ジメチルペンジル) 一 2— (4—フルオロフエノ キシ) フエノール、 および 4— 〔 (4—アミノー 2, 6—ジメチルフエニル) ヒドロキシメチル〕 ー2— (4—フルオロフエノキシ) フエノール
〔4一べンジルォキシ _ 3— (4一フルオロフエノキシ) フエニル〕 (4一 ジベンジルァミノ一 2, 6—ジメチルフエニル) メタノール 66mgをテトラ ヒドロフラン 1 OmLに溶かし、 10%パラジウム炭素触媒 (50%含水品) 66mgを加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で一晩撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開 溶媒:へキサン—酢酸ェチル (1 : 1) ) にて精製して、 4一 (4一アミノー 2, 6—ジメチルベンジル) 一 2— (4一フルオロフエノキシ) フエノール 1 2mgと 4一 〔 (4—ァミノ一 2, 6—ジメチルフエニル) ヒドロキシメチ ル〕 一2— (4—フルオロフエノキシ) フエノ一ル 3mgを得た。
4— (4一アミノー 2, 6—ジメチルペンジル) 一2— (4一フルオロフエノ キシ) フエノール
XH-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ ρ pm: 2.11 (6Η, s), 3.81 (2H, s), 6.41 (2H, s), 6.56-6.57 (1H, m), 6.62-6.65 (1H, m), 6.83-6.95 (3H, m), 6.95-7.05 (2H, m)
4— 〔 (4ーァミノ _2, 6—ジメチルフエニル) ヒドロキシメチル〕 一2— (4—フルオロフエノキシ) フエノール
iH— NMR (CDC 13) <5 p pm: 1.94 (1H, brs), 2.15 (6H, s), 3.55 (2H, brs), 5.46 (1H, brs), 6.13 (1H, s), 6.34 (2H, s), 6.77-6.82 (1H, m), 6.92-7.03 (6H, m) (参考例 81)
4- (4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルべンゾィル) 一 3, 5—ジメチ ルマロンァニリド酸ェチル
(4—アミノー 2, 6—ジメチルフエニル) (4一べンジルォキシ _ 3—ィ ソプロピルフエニル) メタノン 27mgをテトラヒドロフラン 3mLに溶解し、
ピリジン 7 Lを加えた。 氷冷撹拌下ェチルマロニルクロリド 10 Lを滴下 し、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合物に 1 mo 1ZL塩酸 5mLを加え、 酢 酸ェチルで抽出した。 有機層を水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩 水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 4一 (4一べ ンジルォキシ一 3—イソプロピルべンゾィル) 一 3, 5—ジメチルマロンァニ リド酸ェチル 38 m gを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.24 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, ί, J=7.1Hz), 2.12 (6H, s), 3.39 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.49 (2H, s), 4.2 8 (2H, q, J=7.1Hz), 5.14 (2H, s), 6.83-6.88 (1H, m), 7.30 (2H, s), 7.3 1-7.50 (6H, m), 7.88 (1H, brs), 9.25 (1H, brs)
(参考例 82)
参考例 8 1と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- (4—ベンジルォキシ _ 3—イソプロピルフエノキシ) — 3, 5_ジメチ ルマロンァニリド酸ェチル
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t, 1=7.1Hz), 2.12 (6H, s), 3.36 (1H, eptei, J=6.9Hz), 3.47 (2H, s), 4.2 7 (2H, q, J=7.1Hz), 5.00 (2H, s), 6.35 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.73 (1 H, d, J=8.8Hz), 6.78 (1H, d, J=3.0Hz), 7.20-7.50 (7H, m), 9.14 (1H, s)
4- (4 _ベンジルォキシー 5, 6, 7, 8—テトラヒドロ _ 1一ナフチルォ キシ) —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル
1H_NMR (CD3OD) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 1.70-1.94 (4H, m), 2.09 (6H, s), 2.66-2.98 (4H, m), 3.47 (2H, s), 4.26 (2H, q, J =7.1Hz), 4.96 (2H, s), 6.01 (1H, d, J=8.8Hz), 6.47 (1H, d, J=8.8Hz), 7. 18-7.52 (7H, m), 9.11 (1H, s)
4- (4—ベンジルォキシ— 3 Γソプロピルフエニルスルファニル) _3,
5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル
1H— NMR (CDC 13) δ p pm : 1.16 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t, J=7. lHz), 2.42 (6H, s), 3.31 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.47 (2H, s), 4.2 7 (2H, q, J=7.1Hz), 5.00 (2H, s), 6.50 (1H, dd, J=2.4, 8.4Hz), 6.71 (1 H, d, J=8.4Hz), 6.97 (1H, d, J=2.4Hz), 7.20-7.40 (7H, m), 9.23 (1H, s) 2—フルオロー 4— (4一べンジルォキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル
:H-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t, J=7.1Hz), 1.95-2.18 (6H, m), 3.36 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.52 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.1Hz), 5.00 (2H, s), 6.35 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz) , 6.7 4 (1H, d, J=8.8Hz), 6.77 (1H, d, J=3.0Hz), 7.10-7.55 (5H, m), 8.01 (1H, d, J=8.6Hz), 9.40 (1H, s)
4- (4_ベンジルォキシ— 5, 6, 7, 8—テトラヒドロ— 1一ナフチルォ キシ) —2, 3, 5—トリクロロマロンァニリド酸ェチル
XH-NMR (CDC 13) <5 P pm: 1.35 (3H, t, J=7.1Hz), 1.72-1.88 (4H, m), 2.73-2.80 (2H, ) , 2.87-2.93 (2H, m), 3.55 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.1Hz), 4.98 (2H, s), 6.06 (1H, d, J=8.8Hz), 6.51 (1H, d, J=8.8H z), 7.27-7.45 (5H, m), 8.59 (1H, s), 10.03 (1H, s) 4 - 〔4—メトキシ _ 3— [2 - (2—メトキシフエ二ル) ェチル〕 フエノキ シ〕 一3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.34 (3H, t, J=7.1Ηζ), 2.07 (6H, s), 2.79-2.89 (4H, m), 3.47 (2H, s), 3.76 (3H, s), 3.79 (3H, s), 4.27 (2H, q, J=7. lHz), 6.43 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz), 6.56 (1H, d, J=3.1Hz), 6.67 (1H, d, J=8.9Hz), 6.80—6.85 (2H, m) , 7.00-7.05 (1H, i), 7.12-7.18 (1H, m), 7.28 (2H, s), 9.13 (1H, s)
4一 (4_ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) 一 2, 3, 5 ト リクロロマロンァニリド酸ェチル
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.21 (6H, d, J=6.9Hz), 1.35 (3H, t, J=7.1Hz), 3.36 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.56 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7. lHz), 5.02 (2H, s), 6.41 (1H, dd, J=3.1, 8.9Hz) , 6.76 (1H, d, J=8.9Hz), 6.87 (1H, d, J=3.1Hz), 7.29-7.47 (5H, m), 8.60 (1H, s), 10.06 (1H, s)
4- (4 _ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエノキシ) —2, 3, 5—ト リメチルマロンァニリド酸ェチル
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.20 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t, J=7.1Hz), 2.09 (6H, s), 2.20 (3H, s), 3.36 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.5 1 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.1Hz) , 4.99 (2H, s), 6.31 (1H, dd, J=3.0, 8. 8Hz), 6.71 (1H, d, J=8.8Hz), 6.82 (1H, d, J=3.0Hz), 7.27-7.44 (5H, m), 7.51 (1H, s), 9.03 (1H, brs)
(製造例 1 )
4— 〔3_ (4—フルォロベンゾィル) 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 1)
[5 - (4—ァミノ一 2, 6ージメチルフエノキシ) 一 2—ヒドロキシフエ ニル〕 (4—フルオロフェニル) メタノン 28. 88 gを塩ィ匕メチレン 100 OmLとテトラヒドロフラン 70 OmLの混合溶媒に溶解し、 ピリジン 7. 3 lmLを加えた。 氷冷撹拌下ェチルマロニルクロリド 11. 05mLを滴下し、 2時間室温で撹拌した。 反応混合物に希塩酸 30 OmLを加え、 酢酸ェチルで 抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 残渣をシリカゲルカラムクロマ トグラフィー (溶出溶媒:へキサン—酢酸ェチル) にて精製し、 4_ 〔3— (4一フルォ口べンゾィル) 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチ ルマロンァニリド酸ェチル 38. 20 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.10 (6H, s), 3.47 (2H, s), 4.27 (2H, q, J=7.1Hz), 6.94-6.98 (3H, m), 7.11-7.17 (2H, m), 7.28 (2H, s), 7.64-7.69 (2H, m), 9.17 (1H, s), 11.42 (1H, s)
(製造例 2 )
製造例 1と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- 〔3— (2—シクロへキシルェチル) 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 2)
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.77-1.00 (2H, m), 1.08-1.50 (9H, m), 1.56-1.80 (5H, m), 2.10 (6H, s), 2.46-2.62 (2H, m), 3.47 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 4.67 (1H, s), 6.39 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.55 (1H, d, J=3.0Hz), 6.62 (1H, d, J=8.7Hz), 7.28 (2H, s), 9.15 (1H, s)
4— 〔3— (2—シクロへキシル— 1—ヒドロキシェチル) 一 4—ヒドロキシ フエノキシ〕 _3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 3)
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 0.77-1.90 (16H, m), 2.10 (6H, s), 3.47 (2H, s), 4.27 (2H, q, J=7.2Hz), 4.76-4.88 (1H, m), 6.36 (1H, d, J =2.8Hz), 6.55 (1H, dd, J=2.8, 8.8Hz), 6.74 (1H, d, J=8.8Hz), 7.29 (2H, s), 7.47 (1H, s), 9.14 (1H, s)
4一 〔4ーヒドロキシー 3 _ (4—テトラヒドロビラニルメチル) フエノキ シ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 4)
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.26-1.40 (5H, m), 1.50-1.60 (2H, m), 1.73-1.89 (1H, m), 2.08 (6H, s), 2.48 (2H, d, J=7.1Hz), 3.28-3.40 (2H, m), 3.48 (2H, s), 3.88-4.00 (2H, m), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.76 (1H, brs), 6.38 (1H, dd, J=2.9, 8.6Hz), 6.50 (1H, d, J=2.9Hz), 6.61 (1 H, d, J=8.6Hz), 7.28 (2H, s), 9.20 (1H, s)
4一 〔4ーヒドロキシ一 3— 〔2— (3—テトラヒドロフラニル) ェチル〕 フ エノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 5)
1H— NMR (CDC 13) Q p pm: 1.34 (3H, i, J=7.1Hz), 1.48-1.74 (3H, m), 1.98-2.27 (8H, m), 2.45-2.65 (2H, m), 3.32-3.42 (1H, m), 3.47
(2H, s), 3.68-3.80 (1H, m), 3.82-3.95 (2H, m), 4.27 (2H, q, J=7.1Hz) ,
4.78 (1H, brs), 6.40 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.55 (1H, d, J=3.0Hz), 6. 60 (1H, d, J=8.6Hz), 7.29 (2H, s), 9.15 (1H, s) 4— 〔4—ヒドロキシ一 3— (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3 —ィルメチル) フエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化 合物 6)
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.08 (6H, s), 3.47 (2H, s), 3.85 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 6.48 (1H, dd, J =3.0, 8.7Hz), 6.53 (1H, d, J=3.0Hz), 6.70 (1H, d, J=8.7Hz), 6.87 (1H, d, J=9.7Hz), 7.27 (2H, s), 7.28 (1H, d, J=9.7Hz), 9.32 (1H, s)
4- 〔4ーヒドロキシ— 3一 (2—メトキシベンゾィル) フエノキシ〕 —3,
5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 7)
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.13 (6H, s), 3.45 (2H, s), 3.72 (3H, s) , 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 6.71 (1H, d, J=
3.0Hz), 6.77-6.92 (3H, m), 6.99-7.03 (2H, m), 7.29 (2H, s), 7.44-7.48 (1H, in), 9.13 (1H, s), 12.05 '(1H, s) 4 - 〔4ーヒドロキシ _ 3— 〔 (2—ヒドロキシフエニル) ヒドロキシメチ ル〕 フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 8) 'H-NM (CDC 13) 6 p pm: 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 2.02 (6H, s), 3.44 (2H, s), 4.26 (2H, q, J-7.1Hz), 6.08 (1H, s), 6.38 (1H, d, J- 3.0Hz), 6.54 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz) , 6.76 (1H, d, J=8.7Hz), 6.77-6.90 (3H, m), 7.10-7.20 (1H, m), 7.19 (2H, s), 9.16 (1H, s)
4- 〔4ーヒドロキシー 3— 〔2— (4—テトラヒドロピラニル) ェチル〕 フ エノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 9)
1H_NMR (CDC 1。) p pm: 1.25-1.35 (2H, m), 1.33 (3H, ί, J=
7.1Hz), 1.45-1.56 (3H, m), 1.61-1.66 (2H, m), 2.09 (6H, s), 2.52-2.58 (2H, m), 3.32-3.40 (2H, i), 3.47 (2H, s), 3.92-3.98 (2H, m), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.31 (1H, s), 6.38 (IH, dd, J=3.0, 8.7Hz) , 6.54 (1H, d, J=3.0Hz), 6.61 (IH, d, J=8.7Hz), 7.28 (2H, s), 9.17 (IH, s)
4- (4—ヒドロキシー 3—イソプロピルベンジル) — 3, 5—ジメチルマロ ンァニリド酸ェチル (化合物 1 0)
XH-NMR (CDC 1 3) (5 p pm: 1.21 (6H, d, J=6.9Hz), 1.33 (3H, t, J=7.1Ηζ), 2.22 (6H, s), 3.15 (IH, heptet, J=6.9Hz), 3.46 (2H, s), 3.9 2 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 4.77 (IH, s), 6.54 (IH, dd, J-2.0, 8.
1Hz), 6.58 (IH, d, J=8.1Hz), 6.91 (IH, d, J=2.0Hz), 7.26 (2H, s), 9.06 (IH, s)
4 - 〔3— (4—フルォ口べンゾィル) 一 4—ヒドロキシベンジル〕 — 3, 5 —ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 1 1)
'H-NMR (CDC 1 3) δ p pm: 1.34 (3H, t, J=7.1Hz), 2.19 (6H, s), 3.47 (2H, s), 3.91 (2H, s), 4.27 (2H, q, J=7.1Hz), 6.96 (1H, d, J= 8.5Hz), 7.08-7.13 (3H, m), 7.20 (IH, dd, J=2.0, 8.5Hz), 7.25 (2H, s), 7.54-7.60 (2H, m), 9.11 (IH, s)
4一 〔3— (4—フルオロフエノキシ) 一 4ーヒドロキシフエノキシ〕 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 1 2)
XH-NMR (CDC 1 3) δ p pm: 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 2.08 (6H, s), 3.44 (2H, s), 4.25 (2H, q, J=7.1Hz), 5.30 (IH, s), 6.32-6.37 (2H, m), 6.88 (IH, d, J=9.3Hz), 6.93-6.98 (2H, m), 6.98-7.03 (2H, m), 7.25 (2H, s), 9.09 (IH, s)
4— 〔 〔3— (4一フルオロフエノキシ) 一 4ーヒドロキシフエニル〕 ヒドロ キシメチル〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 1 3)
tH— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.05 (1H, d, J=3.9Hz), 2.23 (6H, s), 3.45 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.50 (1H, s), 6.19 (1H, d, J=3.9Hz), 6.73-6.78 (1H, m), 6.91-7.04 (6H, m), 7.22 (2H, s), 9.14 (1H, s)
4一 〔3— (4—フルオロフエノキシ) 一 4ーヒドロキシベンジル〕 -3, 5 ージメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 14)
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.18 (6H, s), 3.45 (2H, s), 3.87 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.41 (1H, s), 6. 53 (1H, d, J=2.0Hz), 6.61 (1H, dd, J=2.0, 8.2Hz), 6.88 (1H, d, J=8.2H z), 6.88-6.96 (2H, m), 6.97-7.05 (2H, m), 7.23 (2H, s), 9.07 (1H, s)
4— 〔4ーヒドロキシ一 3 _ (4—テトラヒドロピラエルォキシ) フエノキ シ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 1 5)
— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.34 (3H, t, J=7.1Hz), 1.73-1.83
(2H, m), 2.02-2.08 (2H, m) , 2.11 (6H, s), 3.47 (2H, s), 3.53-3.60 (2H, m), 3.94-4.01 (2H, m), 4.27 (2H, q, J=7.1Hz), 4.38-4.45 (1H, m), 5.27 (1H, s), 6.12 (1H, dd, J=2.7, 8.8Hz) , 6.48 (1H, d, J=2.7Hz), 6.76 (1H, d, J=8.8Hz) , 7.29 (2H, s), 9.15 (1H, s)
4— 〔4—ヒドロキシ— 3— (4—テトラヒドロピラニルォキシ) ベンジル〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 16)
'H-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 1.70-1.80 (2H, m), 1.95-2.03 (2H, m), 2.22 (6H, s), 3.47 (2H, s), 3.50-3.58 (2H, m), 3.92 (2H, s), 3.90-3.97 (2H, m), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 4.33-4.40 (1H, m), 5.51 (1H, s), 6.47 (1H, brd, J=8.1Hz), 6.52 (1H, brs), 6.79 (1H, d, J=8.1Hz), 7.26 (2H, s), 9.09 (1H, s)
4一 (4ーヒドロキシー 3—イソプロピル一2—メチルォキシフエノキシ) 一
3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 17)
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.26 (3H, t, J=7.1Hz), 1.39 (6H, d, J=7.1Hz), 2.08 (6H, s), 3.47 (2H, s), 3.56 (1H, heptet, J=7.1Hz), 3.9 6 (3H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.29 (1H, brs), 5.95 (1H, d, J-8.8H z), 6.25 (1H, d, J=8.8Hz), 7.27 (2H, s), 9.16 (1H, s)
(製造例 3 )
4一 (4ーヒドロキシ _ 3—イソプロピルフエノキシ) — 3, 5—ジメチルマ ロンァニリド酸ェチル (化合物 18)
4一 (4一ベンジルォキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメ チルマロンァニリド酸ェチル 37. 3 gをトリフルォロ酢酸—ジメチルスルフ ィドー水 (95 : 5 : 10) の混合溶媒 10 OmLに溶解し、 室温で 12時間 放置した。 溶媒を減圧下に留去後、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ 一 (溶出溶媒:へキサン一酢酸ェチル) にて精製し、 4一 (4ーヒドロキシ— 3—イソプロピルフエノキシ) —3, 5—ジメチリ.レマロンァニリド酸ェチル 2 2. 1 gを得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.20 (6H, d, J=6.9Hz), 1.33 (3H, i, J=7.1Hz), 2.09 (6H, s), 3.18 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.47 (2H, s), 4.2 6 (2H, q, J=7.1Hz), 5.14 (1H, s), 6.27 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.59 (1 H, d, J=8.6Hz), 6.72 (1H, d, J=3.0Hz), 7.28 (2H, s), 9.16 (1H, s)
(製造例 4)
製造例 3と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
2—フルオロー 4— (4ーヒドロキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 19)
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.21 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t, J=7.1Hz), 2,00-2.13 (6H, m), 3.16 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.52 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.1Hz), 6.29 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.59 (1H, d, J=8. 6Hz), 6.71 (1H, d, J=3.0Hz), 7.99 (1H, d, J=8.8Hz), 9.41 (1H, s)
4- (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエニルスルファニル) 一 3, 5— ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 20)
XH-NMR (CDC 13) δ pm: 1.18 (6H, d, J=6.9Hz), 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.40 (6H, s), 3.13 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.47 (2H, s), 4.2 6 (2H, q, J=7.1Hz), 6.50 (1H, dd, J=2.0, 8.3Hz), 6.57 (1H, d, J=8.3Hz), 6.94 (1H, d, J=2.0Hz), 7.38 (2H, s), 9.25 (1H, s)
4一 (4ーヒドロキシ一 5, 6, 7, 8—テトラヒドロー 1一ナフチルォキ シ) 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 21)
^-NMR (CD3OD) δ ppm : 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 1.74-1.92 (4H, m), 2.07 (6H, s), 2.60-2.73 (2H, m), 2.89-2.95 (2H, m), 3.47 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 4.85 (1H, s), 5.95 (1H, d, J=8.6Hz), 6.39 (1H, d, J=8.6Hz), 7.28 (2H, s), 9.15 (1H, s)
2, 3, 5—トリクロロー 4一 (4ーヒドロキシー 3—^ Γソプロピルフエノキ シ) マロンァニリド酸ェチル (化合物 22)
^-NMR (CDC 13) d p pm: 1.23 (6H, d, J=6.9Hz), 1.35 (3H, t, J=7.1Hz), 3.18 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.56 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7. 1Hz), 4.88 (1H, s), 6.37 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz) , 6.63 (1H, d, J=8.7Hz)., 6.81 (1H, d, J=3.0Hz), 8.58 (1H, s), 10.07 (1H, s)
4一 (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) —2, 3, 5—トリメ チルマロンァニリド酸ェチル (化合物 23)
— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.22 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t,
J=7.1Hz), 2.08 (6H, s), 2.20 (3H, s), 3.17 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.5 1 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.1Hz), 4.45 (1H, s), 6.26 (1H, dd, J-3.0, 8. 6Hz), 6.57 (1H, d, J=8.6Hz), 6.75 (1H, d, J=3.0Hz), 7.50 (1H, s), 9.04
(1H, s)
2, 3, 5—トリクロロー 4_ (4ーヒドロキシ一 5, 6, 7, 8—テトラヒ ドロー 1一ナフチルォキシ) マロンァニリド酸ェチル (化合物 24)
:H-NMR (CDC 13) δ p m: 1.35 (3H, t, J=7.1Hz), 1.79-1.91 (4H, m), 2.63-2.72 (2H, m), 2.87-2.94 (2H, m), 3.55 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.1Hz), 4.53 (1H, s), 6.02 (1H, d, J=8.7Hz), 6.44 (1H, d, J=8.7H z), 8.57 (1H, s), 10.01 (1H, s)
(製造例 5)
4- (4ーヒドロキシ— 3—イソプロピルベンゼンスルホニル) —3, 5—ジ メチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 25)
4- (4—ヒドロキシ— 3—イソプロピルフエニルスルファニル) — 3, 5 ージメチルマロンァニリド酸ェチル 6 Omgを塩化メチレン 2 OmLに溶解し、 m—クロ口過安息香酸 65mg加え、 '室温にて 20時間撹拌した。 不溶物をろ 去し、 ろ液に亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有 機層を飽和重曹水、 水、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾 燥後、 減圧濃縮し、 残渣^シリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒: へキサン一酢酸ェチル) にて精製し、 4— (4ーヒドロキシ— 3 _イソプロピ ルベンゼンスルホニル) 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 5 Img を得た。
iH— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.20 (6H, d, J=6.9Hz), 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 2.61 (6H, s), 3.21 (1H, heptet, J-6.9Hz), 3.47 (2H, s), 4.2 6 (2H, q, J=7.1Hz), 6.30 (1H, brs), 6.74 (1H, d, J=8.5Hz), 7.30-7.44 (3H, m), 7.64 (1H, d, J=2.3Hz), 9.44 (1H, s)
(製造例 6)
4- C3 - C (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキシ フエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 26) 水素化ホウ素ナトリウム 6 mgをテトラヒドロフラン 0. 5 mLに懸濁させ、
酢酸 2 2 Lを加え、 室温にて 1時間撹拌した。 反応混合物に 4一 〔3— (4 一フルォロベンゾィル) —4—ヒドロキシフエノキシ〕 — 3, 5—ジメチルマ ロンァニリド酸ェチル 2 3mgのテトラヒドロフラン 2mL溶液を加え、 室温 にて 1 3時間撹拌した。 反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液と飽和食塩水の 1 : 1混合溶液で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得ら れた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開溶媒:へキサン一酢酸ェ チル) にて精製して、 4_ 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチ ル〕 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチ ル 1 8mgを得た。
XH-NMR (CDC 1 3) <5 p pm: 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 2.04 (6H, s), 3.42 (2H, s), 3.52 (1H,. d, J=3.5Hz), 4.25 (2H, q, J=7.1Hz), 5.84 (1H, d, J=3.5Hz), 6.36 (1H, d, J=3.0Hz), 6.51 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.73 (1H, d, J=8.8Hz), 6.98-7.03 (2H, m), 7.23 (2H, s), 7.28-7.33 (2H, m), 7.50 (1H, s), 9.17 (1H, s)
(製造例 7)
製造例 6と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4—ヒドロキシ ベンジル〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 27)
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.15 (6H, s), 3.14 (1H, brs), 3.45 (2H, s), 3.85 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.87 (1H, s), 6.46 (1H, d, J=1.8Hz), 6.76 (1H, d, J=8.3Hz), 6.81 (1H, dd, J=1.8, 8.3Hz), 6.98-7.04 (2H, m), 7.21 (2H, s), 7.25-7.31 (2H, m), 7.56 (1H, brs), 9.08 (1H, s)
(製造例 8)
4一 〔3— (4一フルォロベンジル) 一 4ーヒドロキシフエノキシ〕 一 3, 5 —ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 2 8)
4一 〔3— 〔 (4「フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキ シフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 7 13. 5mgを エタノール 1 OmLに溶解し、 氷冷撹拌下 10%パラジウム炭素触媒 700 mgを加え、 室温にて水素雰囲気下常圧で 24時間撹拌した。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 4一 〔3— (4 _フルォロベンジル) 一 4—ヒドロキシフ エノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 62 Omgを得た。 :H-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.08 (6H, s), 3.46 (2H, s), 3.87 (2H, s), 4.26 (2H, q, J-7.1Hz), 6.41 (1H, dd, J =3.0, 8.7Hz), 6.56 (1H, d, J=3.0Hz), 6.64 (1H, d, J=8.7Hz), 6.88-7.01 (2H, m), 7.08-7.23 (2H, m), 7.27 (2H, s), 9.15 (1H, s)
(製造例 9)
4一 〔4—ヒドロキシー 3— (2—ヒドロキシベンゾィル) フエノキシ〕 一3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 29)
4- 〔4ーヒドロキシ—3— (2—メトキシベンゾィル) フエノキシ〕 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 39mgを塩化メチレン 1 OmLに溶解 し、 一 78 °Cにて 1M三臭化ホウ素の塩ィ匕メチレン溶液 800 Lを滴下した 後、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合物に氷を加え、 1時間撹拌した後、 塩化 メチレンで抽出した。 有機層を 2mo 1ZL塩酸にて洗浄した後、 2mo \/ L水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。 水層を塩化メチレンで洗浄し、 氷と濃 塩酸にて酸性にした後、 塩化メチレン—メタノール (20 : 1) 混合溶媒で抽 出した。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 4一 〔4ーヒ ドロキシー 3— (2—ヒドロキシベンゾィル) フエノキシ〕 一 3, 5—ジメチ ルマロンァニリド酸 24 mgを得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.15 (6H, s), 3.52 (2H, s), 6.83-6. 87 (1H, m), 6.93 (1H, brs), 7.01 (2H, brs), 7.02-7.08 (2H, m), 7.25 (2 H, s), 7.46-7.54 (2H, m), 8.20 (1H, s), 10.05 (1H, s), 10.67 (1H, s)
(製造例 10)
4- 〔4ーヒドロキシ— 3— 〔2— (2—ヒドロキシフエニル) エヂル〕 フエ ノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 30)
4- 〔4ーメトキシ一 3— 〔2— (2—メトキシフエ二ル) ェチル〕 フエノ キシ〕 _3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 35 mgを塩化メチレン 2 mLに溶かし、 — 78°Cにて 1M三臭化ホウ素の塩化メチレン溶液 800 L を滴下した後、 室温にて一晩撹拌した。 反応混合物にエタノール 2 OmLを加 えた後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をメタノール 3mLに溶かした後、 lm o 1ZL水酸化ナトリウム水溶液 3 mLを加え、 6 Otにて 30分間撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られた残渣に水を加え、 酢酸ェチルで洗浄した。 水層に 1 mo 1ZL塩酸、 飽和食塩水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 無水硫酸 マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 4一 〔4—ヒドロキシー 3 _ 〔2— (2 —ヒドロキシフエニル) ェチル〕 フエノキシ〕 一3, 5—ジメチルマロンァニ リド酸 28mgを得た。
^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.09 (6H, s), 2.70-2.83 (4H, m), 3.46 (2H, s), 6.44-6.52 (2H, m), 6.72 (1H, d, J=8.4Hz), 6.78 -6.85 (2H, m), 7.07-7.12 (2H, 1), 7.26 (2H, s)
(製造例 1 1)
4- (4—ヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) —3, 5—ジメチルマ ロンァニリド酸メチル (化合物 31)
4— (4一アミノー 2, 6—ジメチルフエノキシ) 一2—イソプロピルフエ ノール 188mgとマロン酸ジメチル 52 Omgを 1 10 °Cにて一日免撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出 溶媒:へキサン一酢酸ェチル) にて精製し、 4一 (4—ヒドロキシ— 3—イソ プロピルフエノキシ) — 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸メチル 153mg を得た。
'H-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.21 (6H, d, J-6.9Hz), 2.10 (6H, s), 3.17 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.49 (s, 2H), 3.81 (s, 3H), 4.81 (s, 1 H), 6.29 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.59 (1H, d, J=8.6Hz), 6.72 (1H, d, J
=3.0Hz), 7.28 (2H, s), 9.09 (1H, s)
(製造例 1 2)
製造例 1 1と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- (4—ヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルマ ロンァニリド酸べンジル (化合物 3 2)
^-NMR (CDC 1 3) δ p pm: 1.21 (6H, d, J=6.9Hz), 2.10 (6H, s), 3.16 (1H, eptet, J=6.9Hz), 3.52 (2H, s), 4.55 (1H, s), 5.24 (2H, s), 6.30 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.59 (1H, d, J=8.6Hz), 6.72 (1H, d, J =3.0Hz), 7.26 (2H, s), 7.33-7.42 (5H, m)
4一 〔3— 〔3— (2—カルボキシェチル) ベンジル〕 _ 4ーヒドロキシフエ ノキシ〕 _ 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸メチル (化合物 3 3)
iH— NMR (CDC 1 3) δ p pm: 2.07 (6H, s), 2.61 (2H, t, J=7.8H z), 2.89 (2H, t, J-7.8Hz), 3.48 (2H, s), 3.80 (3H, s), 3.86 (2H, s), 6. 48 (1H, d, J=3.0Hz), 6.49 (1H, dd, J=3.0, 8.3Hz), 6.65 (1H, d, J=8.3H z), 7.00-7.02 (3H, m), 7.16-7.21 (1H, m), 7.24 (2H, s), 9.09 (1H, s)
(製造例 1 3 )
4 - (4—ヒドロキシー 3—イソプロピルべンゾィル) — 3, 5—ジメチルマ ロンァニリド酸ェチル (化合物 34)
4- (4—ベンジルォキシ— 3—イソプロピルべンゾィル) - 3, 5—ジメ チルマロンァニリド酸ェチル 3 8mgを酢酸ェチル 1 OmLに溶解し、 1 0 % パラジウム炭素触媒 (5 0 %含水品) 3 8mgを加え、 室温にて水素雰囲気下 常圧で 3時間撹拌した。 不溶物をろ去後、 ろ液を減圧濃縮し、 4— (4—ヒド 口キシー 3—イソプロピルべンゾィル) 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 ェチルを 2 8mg得た。
:H-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.25 (6H, d, J=6.9Hz), 1.34 (3H, t, J=7.1Hz), 2.08 (6H, s), 3.23 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.50 (2H, s), 4.2
8 (2H, q, J=7.1Hz), 6.32 (1H, brs), 6.72 (1H, d, J=8.3Hz), 7.27 (2H, s), 7.32 (1H, brs), 7.86 (1H, brs), 9.30 (1H, s)
(製造例 14)
4— 〔3— (4—フルォロベンジル) 一 4ーヒドロキシベンジル〕 — 3, 5 - ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 35)
4— 〔3— (4—フルォロベンゾィル) 一 4—ヒドロキシベンジル〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 9 mgを塩化メチレン 3 mLに溶かし、 トリェチルシラン 1 5. 5 Lおよびトリフルォロ酢酸 3mLを加えた後、 ァ ルゴン雰囲気下室温にて一晩撹拌した。 反応混合物に水 1 OmLを加え、 室温 にて 1 5分間撹拌した後、 反応混合物を塩化メチレンで抽出した。 有機層を飽 和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシゥ ムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (展開溶媒:へキサン—酢酸ェチル) にて精製して、 4一 〔3— (4—フルォ 口ベンジル) 一 4ーヒドロキシベンジル〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド 酸ェチル 4m gを得た。
'H-NMR (CDC 13) (? P pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.20 (6H, s), 3.46 (2H, s), 3.87 (2H, s), 3.90 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 4. 52 (1H, s), 6.63 (1H, d, J=8.2Hz), 6.69 (1H, dd, J=2.1, 8.2Hz), 6.74 (1H, d, J-2.1Hz), 6.93-6.96 (2H, m), 7.09-7.13 (2H, m), 7.25 (2H, s), 9.07 (1H, brs) '
(製造例 15)
3, 5—ジブ口モー 4一 (4—ヒドロキシー 3—イソプロピルフエノキシ) マ ロンァニリド酸ェチル (化合物 36)
4一 (4一ベンジルォキシー 3—イソプロピルフエノキシ) 一3, 5—ジブ 口モア二リン 40 Omgを用い、 製造例 1及び製造例 3と同様の方法により、 N— 〔3, 5—ジブ口モー 4— (4—ヒドロキシー 3—イソプロピルフエノキ シ) マロンァニリド酸ェチル 1 1 9mgを得た。
XH-NMR (CDC 13) 6 p pm: 1.20 (6H, d, J =6.9Hz), 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 3.20 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.49 (2H, s), 4.26 (2H, q, J= 7.1Hz), 4.80 (1H, brs), 6.35 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.64 (1H, d, J=8. 7Hz), 6.78 (1H, d, J=3.0Hz), 7.86 (2H, s), 9.49 (1H, s)
(製造例 16 )
(―) 一 4一 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒ ドロキシフエノキシ〕 _ 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 3 7)
(一) 一 B—クロロジイソピノカンフェイルポラン 3. 7 gをテトラヒドロ フラン 6mLに溶解し、 _ 1 5°Cにて撹拌下、 ピリジン 1. 87mLを滴下し た。 反応混合物に 4一 〔3— (4一フルォロベンゾィル) —4—ヒドロキシフ エノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 2. 28 gのテトラヒ ドロフラン溶液 6mLを滴下し、 室温にて 16時間撹拌した。 反応混合物を一 1 5°Cにて撹拌し、 30%過酸化水素水 6 mLを滴下した。 反応混合物を水で 希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を 10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液、 水、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:へキサン—酢酸ェチ ル) にて精製し、 (一) —4— 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシ メチル〕 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 ェチル 0. 31 5 gを得た。
— NMR (CDC 13) δ p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.06 (6H, s), 3.45 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.87 (1H, s), 6.36 (1H, d, J= 3.2Hz), 6.54 (1H, dd, J=3.2, 8.8Hz), 6.75 (1H, d, J=8.8Hz), 6.97-7.08 (2H, m), 7.22-7.39 (4H, m), 9.12 (1H, s)
(製造例 17)
製造例 16と同様にして、 (+ ) — B—クロロジイソピノカンフェイルボラ ンを用いて以下の化合物を合成した。
(+ ) —4— 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 _4ーヒ
ドロキシフエノキシ〕 - 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル (化合物 3 8)
1H— NMR (CDC 13) p pm: 1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 2.06 (6H, s), 3.44 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.87 (1H, s), 6.36 (1H, d, J= 3.2Hz), 6.54 (1H, dd, 1=3.2, 8.8Hz), 6.75 (1H, d, J=8.8Hz), 6.97-7.08 (2H, m), 7.22-7.39 (4H, m), 9.14 (1H, s)
(製造例 18 )
4— 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一4—ヒドロキシ フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 39)
4- 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 —4ーヒドロキ シフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 1. 40 gにエタ ノール 2 OmLと lmo 1 ZL水酸化ナトリウム水溶液 2 OmLを加え、 アル ゴン雰囲気下 60°Cにて 30分間撹拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、 得られ た残渣に水を加え、 ジェチルエーテルで洗浄した。 水層に lmo 1/L塩酸と 飽和食塩水を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を無水硫酸マグネシウムで 乾燥後、 減圧濃縮し、 4— 〔3 _ 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチ ル〕 —4ーヒドロキシフエノキシ〕 一3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 1. 3 1 gを得た。
^-NMR (DMSO— d6) <5 p pm: 2.01 (6H, s), 3.33 (2H, s), 5. 70 (1H, d, J=4.0Hz), 5.87 (1H, d, J=4.0Hz), 6.40 (1H, dd, J=3.2, 8.8H z), 6.64 (1H, d, J=8.8Hz), 6.84 (1H, d, J=3.2Hz), 7.01-7.13 (2H, m), 7. 23-7.43 (4H, m), 9.07 (1H, s), 10.03 (1H, s), 12.60 (1H, brs) (製造例 1 9)
製造例 18と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
2, 3, 5—トリクロ口一 4一 (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキ シ) マロンァニリド酸 (化合物 40)
^H— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p m: 1.18 (6H, d, J=6.9Hz),
3.21 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.44 (2H, s), 6.26 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.55 (1H, d, J=8.7Hz), 6.80 (1H, d, J=3.0Hz), 8.40 (1H, brs)
3, 5—ジブ口モー 4一 (4—ヒドロキシー 3—イソプロピルフエノキシ) マ ロンァニリド酸 (化合物 4 1)
XH-NMR (CDC 1 3 + CD3OD) δ p pm: 1.20 (6H, d, J=6.9Hz),
3.22 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.47 (2H, s), 6.36 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz) , 6.63 (1H, d, J=8.7Hz), 6.77 (1H, d, J=3.0Hz), 7.86 (2H, s) 4- (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 2, 3, 5—トリメ チルマロンァニリド酸 (化合物 42)
^-NMR (CDC 1 3 + CD3OD) δ p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 2.07 (6H, s), 2.18 (3H, s), 3.24 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.49 (2H, s), 6.21 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.63 (1H, d, J=8.6Hz), 6.71 (1H, d, J=3.0 Hz), 7.40 (1H, s)
4— (4—ヒドロキシ一 3—イソプロピル一 2—メトキシフエノキシ) 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 43)
iH— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 1.39 (6H, d, J=7.1Hz), 2.09 (6H, s), 3.46 (2H, s), 3.55 (1H, heptet, J=7.1Hz), 3.96 (3H, s), 5.93 (1H, d, J=8.8Hz), 6.25 (1H, d, J=8.8Hz), 7.29 (2H, s)
2, 3, 5—トリクロ口一 4一 (4ーヒドロキシ一 5, 6, 7, 8—テトラヒ ドロー 1—ナフチルォキシ) マロンァニリド酸 (化合物 44)
^-NMR (CDC 1 3 + CD3〇D) δ ρ pm: 1.70-1.85 (4Η, m), 2.60 -2.72 (2H, m), 2.78-2.88 (2H, m), 3.42 (2H, s), 5.92 (1H, d, J=8.7Hz), 6.34 (1H, d, J=8.7Hz), 8.36 (1H, s)
4— 〔4—ヒドロキシー 3 _ (6—ォキソ一 1, 6—ジヒドロピリダジン一 3
一ィルメチル) フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 4 5)
^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.07 (6H, s), 3.45 (2H, s), 3.85 (2H, s), 6.46-6.53 (3H, m), 6.70 (1H, d, J=8.6Hz), 6.85 (1H, d, J=9.7Hz), 7.25-7.30 (3H, m)
4- 〔4ーヒドロキシ一 3— 〔2— (4—テトラヒドロピラニル) ェチル〕 フ エノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 46)
^-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.23-1.34 (2H, m), 1.45-1.53 (3H, m), 1.61-1.68 (2H, m), 2.10 (6H, s), 2.51-2.57 (2H, m), 3.32-3.40 (2H, m), 3.46 (2H, s), 3.92-3.98 (2H, m), 6.38 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.5 2 (1H, d, J=3.0Hz), 6.61 (1H, d, J=8.7Hz), 7.29 (2H, s)
4― (4—ヒドロキシ— 3—イソプロピルべンゾィル) -3, 5ージメチルマ ロンァニリド酸 (化合物 47)
^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 1.22 (6H, d, J=6.9Hz), 2.10 (6H, s), 3.27 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.46 (2H, s), 6.73 (1H, brd, J=8.4Hz), 7.28 (2H, s), 7.35 (1H, brs), 7.79 (1H, brs) 4一 (4ーヒドロキシ— 3—イソプロピルベンジル) —3, 5—ジメチルマロ ンァニリド酸 (化合物 48)
^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 1.19 (6H, d, J=6.9Hz), 2.21 (6H, s), 3.19 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.46 (2H, s), 3.91 (2H, s), 6.51 (1H, dd, J=2.0, 8.1Hz), 6.58 (1H, d, J=8.1Hz), 6.91 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.23 (2H, s)
4- 〔3— (4—フルォロベンゾィル) 一4—ヒドロキシベンジル〕 一3, 5 ージメチルマロンァニリド酸 (化合物 49)
!H-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.20 (6H, s), 3.53 (2H, s), 3.92
(2H, s), 6.97 (1H, d, J=8.5Hz), 7.07-7.17 (3H, m) , 7.15-7.23 (3H, m), 7.53-7.62 (2H, m), 8.25 (1H, brs), 11.68 (1H, s)
4一 〔3— !: (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4—ヒドロキシ ベンジル〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 5 0)
XH-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.15 (6H, s), 3.43 (2H, s), 3.85 (2H, s), 5.84 (1H, s), 6.51 (1H, d, J=1.4Hz), 6.72 (1H, d, J =8.3Hz), 6.76 (1H, dd, J=1.4, 8.3Hz) , 6.96-7.03 (2H, m), 7.20 (2H, s),
7.25-7.33 (2H, m)
4- 〔3— (4一フルォロベンジル) 一 4ーヒドロキシベンジル〕 一 3, 5— ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 5 1)
iH— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.19 (6H, s), 3.44 (2H, s), 3.87 (4H, s), 6.63 (2H, s), 6.70 (1H, s), 6.90-6.96 (2H, m), 7.10 -7.17 (2H, m), 7.23 (2H, s)
4- 〔3— (4—フルオロフエノキシ) 一4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 5 2)
^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.04 (6H, brs), 3.40 (2 H, brs), 6.27-6.38 (2H, m), 6.80-7.03 (5H, m), 7.20-7.30 (2H, brs)
4一 〔 〔3— (4—フルオロフエノキシ) _4ーヒドロキシフエニル〕 ヒドロ キシメチル〕 — 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 53)
aH-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.23 (6H, s), 3.43 (2H, s), 6.17 (1H, s), 6.76-6.79 (1H, m), 6.89-6.93 (4H, m), 6.93-7.01 (2H, m), 7.19 (2H, s)
4一 〔3— (4一フルオロフエノキシ) 一4ーヒドロキシベンジル〕 一 3, 5 ージメチルマロンァニリド酸 (化合物 54)
XH-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm: 2.19 (6H, s), 3.42 (2H, s), 3.87 (2H, s), 6.55 (1H, d, J=2.0Hz), 6.60 (1H, dd, J-2.0, 8.3Hz) , 6.85 (1H, d, J=8.3Hz), 6.86-6.92 (2H, m), 6.94-7.02 (2H, m), 7.22 (2H, s)
4一 〔4ーヒドロキシ一 3— (4ーテトラヒドロビラニルォキシ) フエノキ シ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 55)
— NMR (CDC 13 + CD3OD) δ p pm': 1.73-1.84 (2H, m), 2.02 -2.10 (2H, m), 2.11 (6H, s), 3.45 (2H, s), 3.54-3.61 (2H, m), 3.95-4.0
3 (2H, 1), .38-4.47 (1H, m), 6.12 (1H, dd, J=2.8, 8.7Hz) , 6.48 (1H, d, J=2.8Hz), 6.75 (1H, d, J=8.7Hz), 7.29 (2H, s)
4一 〔4—ヒドロキシ— 3— (4—テトラヒドロビラニルォキシ) ベンジル〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 56)
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 1.68-1.78 (2H, m), 1.93-2.02 (2H, m), 2.21 (6H, s), 3.45 (2H, s), 3.50-3.56 (2H, m), 3.92 (2H, s), 3.93- 3.99 (2H, m), 4.33-4.38 (1H, m), 6.46 (1H, brd, J=8.2Hz), 6.52 (1H, br s), 6.78 (1H, d, J=8.2Hz), 7.26 (2H, s)
4— 〔4—ヒドロキシ一 3— (2—メトキシベンゾィル) フエノキシ〕 一 3,
5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 57)
^-NMR (CD3OD) δ p pm: 2.11 (6H, s), 3.41 (2H, s), 3.71 (3H, s) , 6.68 (1H, d, J-3.0Hz), 6.78-7.00 (3H, m), 7.02-7.12 (1H, m), 7.23-7.37 (3H, m), 7.44-7.55 (1H, m)
4一 〔3— 〔3— (2—カルボキシェチル) ベンジル〕 —4—ヒドロキシフエ ノキシ〕 _3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 58)
XH-NMR (CD3OD) δ p pm: 2.02 (6H, s), 2.53 (2H, t, J=7.7H z), 2.83 (2H, t, J=7.7Hz), 3.82 (2H, s), 6.31 (1H, d, J=3.0Hz), 6.41
(1H, dd, J=3.0, 8.6Hz) , 6.67 (1H, d, J=8.6Hz), 6.93-7.05 (3H, m), 7.08 -7.18 (1H, m), 7.26 (2H, s)
4- (4—ヒドロキシ— 5, 6, 7 , 8—テトラヒドロー 1一ナフチルォキ シ) — 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 59)
丄 H— NMR (CD3OD) δ p pm: 1.73-1.88 (4H, m), 2.05 (6H, s), 2. 59-2.61 (2H, m), 2.78-2.88 (2H, m) , 3.42 (2H, s) , 5.86 (1H, d, J=8.7H z), 6.35 (1H, d, J=8.7Hz), 7.30 (2H, s) 4— 〔3— (2—シクロへキシルェチル) 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一3,
5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 60)'
'H-NMR (CD3OD) δ p pm: 0.81-0.98 (2H, m), 1.08-1.47 (6H, m), 1.56-1.80 (5H, m), 2.08 (6H, s), 2.51 (2H, t, J=7.8Hz), 3.43 (2H, s), 6.37 (1H, dd, J=3.0, 8.6Hz), 6.42 (1H, d, J=3.0Hz), 6.62 (1H, d, J =8.6Hz), 7.31 (2H, s) '
4- 〔3— (4—フルォロベンジル) 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3, 5 ージメチルマロンァニリド酸 (化合物 61)
XH-NMR (DMSO— d6) δ p pm: 1.99 (6H, s), 3.32 (2H, s), 3. 79 (2H, s), 6.32 (1H, dd, J=3.1, 8.6Hz), 6.53 (1H, d, J=3.1Hz), 6.68 (1H, d, J=8.6Hz), 7.00-7.13 (2H, m), 7.14-7.27 (2H, m), 7.32 (2H, s), 9.06 (1H, brs), 10.07 (1H, s)
4- 〔3— (4—フルォ口べンゾィル) 一4—ヒドロキシフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 62)
^-NMR (DMSO— d6) <5 p pm: 2.05 (6H, s), 3.32 (2H, s), 6. 62 (1H, d, J=2.7Hz), 6.80-6.95 (2H, m), 7.25-7.42 (4H, m), 7.68-7.82 (2H, m), 9.82 (1H, s), 10.04 (1H, s), 12.61 (1H, s)
4一 〔3— (2—シクロへキシル— 1ーヒドロキシェチル) 一4ーヒドロキシ フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 63)
1H— NMR (DMSO-d6) δ p pm: 0.75-1.85 (13H, m), 2.02 (6H, s), 3.33 (2H, s), 4.78-4.93 (1H, m), 6.38 (1H, dd; J=3.2, 8.7Hz), 6.62 (1H, d, J=8.7Hz), 6.70 (1H, d, J=3.2Hz), 7.33 (2H, s), 8.85 (1H, s), 10.02 (1H, s), 12.61 (1H, brs)
2—フルオロー 4一 (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 64)
— NMR (CD3OD) δ p pm: 1.15 (6H, d, J=6.9Hz), 1.95-2.12 (6H, m), 3.23 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.51 (2H, s), 6.28 (1H, dd, J=3.0, 8.4Hz) , 6.56-6.68 (2H, m), 7.69 (1H, d, J=8.6Hz)
4 - 〔4ーヒドロキシ一 3— (4ーテトラヒドロビラニルメチル) フエノキ シ〕 一.3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 65)
^-NMR (DMSO— d6) δ p pm: 1.05-1.28 (2H, m), 1.37-1.50 (2H, m), 1.65-1.80 (IH, m), 2.02 (6H, s), 2.38 (2H, d, J=7.1Hz), 3.11- 3.26 (2H, m), 3.33 (2H, s), 3.70-3,85 (2H, m), 6.34 (IH, dd, J=3.1, 8. 7Hz), 6.42 (IH, d, J=3.1Hz), 6.66 (1H, d, J=8.7Hz), 7.33 (2H, s), 8.86 (IH, s), 10.03 (IH, s), 12.55 (IH, brs)
4- 〔4ーヒドロキシ _ 3— 〔2— (3—テトラヒドロフラニル) ェチル〕 フ エノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 66)
XH-NMR (DMS〇一d6) δ p pm: 1.35-1.61 (3H, m), 1.84-2.15 (8H, m), 2.30-2.65 (2H, m), 3.12-3.26 (IH, m), 3.33 (2H, s), 3.48-3.80 (3H, m), 6.32 (IH, dd, J-3.1, 8.7Hz), 6.48 (IH, d, J=3. lHz), 6.65 (IH, d, J=8.7Hz), 7.33 (2H, s), 8.88 (IH, s), 10.03 (1H, s), 12.63 (1H, br s)
4一 (4—ヒドロキシ一 3—イソプロピルフエニルスルファニル) —3, 5— ジメチルマロンァニリド酸 (化合物 67)
XH-NM (DMSO— d6) δ p pm: 1.07 (6H, d, J=6.9Hz), 2.34 (6 H, s), 3.11 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.35 (2H, s), 6.50 (1H, dd, J=2.4, 8.4Hz), 6.63 (1H, d, J=8.4Hz), 6.83 (1H, d, J=2.4Hz), 9.26 (1H, s), 10. 16 (1H, s), 12.60 (1H, brs)
4— (4ーヒドロキシ _ 3—イソプロピルベンゼンスルホニル) 一 3, 5—ジ メチルマロンァニリド酸 (化合物 68)
iH— NMR (DMSO-d6) δ p pm: 1.15 (6H, d, J=6.9Hz), 2.53 (6 H, s), 3.20 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.36 (2H, s), 6.95 (1H, d, J=8.5Hz), 7.34-7.50 (3H, m) , 7.55 (1H, d, J=2.4Hz), 10.37 (1H, s), 10.51 (1H, s), 12.65 (1H, brs) 4— (4ーヒドロキシ一 3—イソプロピルフエノキシ) 一 3, 5—ジメチルマ ロンァニリド酸 (化合物 69)
^-NMR (CDC 13 + CD3OD) δ ρ pm: 1.90 (6Η, d, J=6.9Hz), 2.10 (6H, s)., 3.21 (1H, heptet, J=6.9Hz), 3.46 (2H, s), 6.26 (1H, dd, J=3.0, 8.7Hz), 6.59 (1H, d, J=8.7Hz), 6.71 (1H, d, J=3.0Hz), 7.27 (2H, s)
(製造例 20 )
4— 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキシ フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ナトリウム (化合物 70) 4 _ 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキ シフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ェチル 2. 28 gをメタ ノール 2 OmLに溶解し、 lmo 1ノ L水酸化ナトリウム水溶液 2 OmLを加 え、 50°Cで 3時間撹拌した。 反応混合物に水とジェチルェ一テルを加え、 水 層を分取し、 lmo 1 /L塩酸を加えて中和し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧下に留去した。 残渣に 2mo 1ZL水酸化ナトリウム水溶液 4. 3mL加え、 溶媒を減圧留去し、 4一 〔3 一 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一4—ヒドロキシフエノキ シ〕 — 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ナトリウム 1. 53 gを得た。
XH-NMR (DMS〇一d6) 6 p pm: 1.99 (6H, s), 2.87 (2H, s), 5. 86 (1H, s), 6.37 (1H, dd, J=3.0, 9.0Hz), 6.64 (1H, d, J=9.0Hz), 6.80 (1H, d, J=3.0Hz), 6.98-7.12 (2H, m), 7.20-7.38 (4H, m), 12.23 (1H, s)
(製造例 21)
製造例 20と同様の方法により、 以下の化合物を合成した。
4- 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4—ヒドロキシ フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸カリウム (化合物 7 1) ^-NMR (DMSO-d6) δ p pm: 1.99 (6H, s), 2.84 (2H, s), 5. 88 (1H, s), 6.38 (1H, dd, J=3.1, 9.0Hz), 6.67 (1H, d, J=9.0Hz), 6.84 (1H, d, J=3.1Hz), 7.00-7.15 (2H, m), 7.24-7.40 (4H, m), 12.48 (1H, s)
(-) 一 4一 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒ ドロキシフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ナトリウム (化合 物 72)
^-NMR (DMSO— d6) δ p pm: 1.99 (6H, s), 2.90 (2H, s), 5. 71 (1H, s), 5.87 (1H, s), 6.39 (1H, dd, J=3.1, 8.6Hz), 6.66 (1H, d, J= 8.6Hz), 6.84 (1H, d, J=3.1Hz), 7.00-7.15 (2H, m), 7.23-7.40 (4H, m), 9. 22 (1H, brs), 12.14 (1H, brs) ( + ) -4- 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4—ヒ ドロキシフエノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ナトリウム (化合 物 73)
^-NMR (DMSO— d 6) δ ρ pm: 1.99 (6Η, s), 2.93 (2H, s), 5. 71 (1H, s), 5.87 (1H, s), 6.39 (1H, dd, J=3.1, 8.6Hz), 6.65 (1H, d, J=
8.6Hz), 6.84 (1H, d, J=3.1Hz), 7.00-7.15 (2H, m), 7.23-7.40 (4H, m), 9. 18 (1H, brs), 11.99 (1H, brs)
(製造例 22)
ビス 〔4一 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 —4ーヒド 口キシフエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸〕 カルシウム (化合 物 74)
4一 〔3— 〔 (4_フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキ シフエノキシ〕 — 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 0. 358 gと水酸化力 ルシゥム 3 Omgをメタノール 3 OmLに加え、 室温にて 2時間撹拌した。 反 応混合物を減圧濃縮し、 ビス 〔4— 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロ キシメチル〕 一 4—ヒドロキシフエノキシ〕 - 3, 5—ジメチルマロンァニリ ド酸〕 カルシウム 0. 370 gを得た。
XH-NMR (DMSO— d6) δ p pm: 1.99 (6H, s), 3.04 (2H, s), 5. 71 (1H, s), 5.87 (1H, s), 6.40 (1H, dd, J=3.1, 8.6Hz), 6.65 (1H, d, J= 8.6Hz), 6.82 (1H, d, J=3.1Hz), 7.00-7.15 (2H, m), 7.23-7.43 (4H, m), 9. 17 (1H, brs), 11.21 (1H, brs)
(製造例 23)
4一 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一4ーヒドロキシ フエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸メチル (化合物 75)
4一 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一4ーヒドロキ シフエヅキシ〕 — 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ナトリウム 755mgを 1 OmLのメタノールに溶かし、 ヨウ化メチル 0. 123mLを加え、 40 にて一晩加熱撹拌した。 反応混合物を水で希釈し、 酢酸ェチルで抽出した。 有 機層を水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫 酸マグネシウムで乾燥後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマ トグラフィー (展開溶媒:へキサン一酢酸エヂル) にて精製して、 4一 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒドロキシフエノキ
シ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸メチルを 55mg得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm: 2.04 (6H, s), 3.30 (1H, d, J=3.3H z), 3.46 (2H, s), 3.81 (3H, s), 5.86 (1H, d, J=3.3Hz), 6.36 (1H, d, J= 3.0Hz), 6.53 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 6.75 (1H, d, J-8.8Hz), 6.98-7.04 (2H, m), 7.26 (2H, s), 7.28-7.34 (2H, m), 7.38 (1H, s), 9.07 (1H, s)
(製造例 24)
(+ ) — 4一 〔3— C (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4ーヒ ドロキシフエノキシ〕 —3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 Lーチロシンアミ ド塩 (化合物 76)
(+ ) — 4一 〔3— 〔 (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 -4- ヒドロキシフエノキシ— 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸ナトリウム 1. 0 gおよび Lーチロシンアミド塩酸塩 0. 5 1 gを水 2 OmLに懸濁させ、 5 0°Cにて溶解させた。 室温にて放冷撹拌し、 析出物をろ取して、 (+ ) -4- 〔3— 〔 (4一フルオロフェニル) ヒドロキシメチル〕 一 4—ヒドロキシフエ ノキシ〕 一 3, 5—ジメチルマロンァニリド酸 L—チロシンアミド塩 1. 1 1 gを得た。
^-NMR (DMSO-d6) δ p pm: 2.00 (6H, s), 2.60-2.70 (1H, m), 2.81-2.92 (1H, m), 3.16 (2H, s), 3.45-3.57 (1H, m), 5.71 (1H, brs), 5.87 (1H, s), 6.39 (1H, dd, J=3.2, 8.6Hz), 6.60-6.80 (3H, m), 6.84 (1 H, d, J=3.2Hz), 6.97-7.44 (10H, m), 7.50 (1H, s), 9.14 (1H, brs), 10.8 3 (1H, brs)
(製造例 25 )
3, 5—ジブ口モー 3, 一 (6—ォキソー 1,' 6—ジヒドロピリダジンー3 一ィルメチル) 一 L一サイロニン (化合物 77)
化合物 77を、 J P 6 1/1 67643に記載された実施例 33と同様にし て製造した。
N— [4一 [3 - [ (4—フルオロフェニル) ヒドロキシメチル] 一 4ーヒ ドロキシフエノキシ] —3, 5—ジメチルフエニル] ォキサミド酸ェチル (化 合物 78)
化合物 78を、 J P 06/172275に記載された例 20と同様にして製 造した。
N— [3, 5—ジメチルー 4一 (4ーヒドロキシー 3—イソプロピルフエノ キシ) ベンゾィル] グリシン (化合物 79)
化合物 79を、 WO 00/39077に記載された実施例 211と同様にし て製造した。
〔産業上の利用可能性〕
本発明の有効成分である甲状腺ホルモン受容体ァゴニスト、 特に前記一般式 (I) で表される化合物またはそれらの薬理学的に許容される塩は、 肝ェスト ロゲンスルホトランスフェラーゼの発現を低下させる作用を有し、 癌または前 癌病変のマーカー酵素である胎盤型ダル夕チオン S—トランスフェラーゼ (G STP) が発現した肝変異巣、 および癌または前癌状態で増加する血中のマ一 力一酵素であるァ—ダル夕ミルトランスフェラーゼ (GGT) を顕著に低下さ せ、 優れた肝腫瘍抑制作用を有する。 さらに当該化合物は、 肝臓内ダル夕チォ ン含量を低下させ、 肝癌細胞の増殖を抑制する作用を有する。 さらに当該化合 物は、 甲状腺ホルモンに認められる副作用が軽微であり、 極めて高い安全性を 示す。 従って当該化合物は、 肝癌の予防または再発抑制剤として極めて有用で ある。