WO2002087397A1 - Tasse pour apprendre a boire a un enfant - Google Patents

Description

明 細 書 幼児用トレーニングコップ 技 術 分 野

本発明は、 幼児がコップを使用して飲料を飲めるように習熟するための幼児用 トレーニングコップに関する。 背 景 技 術

乳幼児が使用する容器には、 離乳食期から幼児食期にかけて乳幼児に対して飲 料の飲み方のトレ一ニングを段階的に行えるようにしたものがある。 具体的には 例えば、 乳幼児が自ら保持するためのハンドルが設けられた容器本体の開口部に 乳首ゃストロ一等のパーヅを取り付け、 乳幼児の成長に合わせて当該パ一ヅを取 り替えることができるようにしたものがある。

ところで、 乳首やストロー等を使用して幼児が飲料の飲み方を覚えたら、 最後 は幼児がコップを使用して飲料を飲めるようにする必要がある。 そ華で、 このよ うな目的に適したコップとして、 コップ本体の開口部に、 流量調整用のドリンク コント口一ラを取り付け得るようにしたアダプターを装着し、 このアダプターを 介して幼児がその成長度に応じた適当な流量の飲料を飲めるようにすることによ つてコップによる飲料の飲み方を覚えることができるようにしたトレーニングコ ップも実用に供されている。

ところが、 このようなアダプタ一を使用したトレーニングコップでは、 コップ 内の飲料が残り少なくなつたときに、 コップの飲み口の反対側が幼児の顔に当た つてしまい、 顎を上げたり身体を反らすことができない幼児には飲料を最後まで 飲みきることが難しいという問題があつた。 発 明 の 開 示

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、 飲料が残り少なくなつ たときでも飲み口の反対側が幼児の顔に当たってしまうようなことがなく、 幼児 が飲料を最後まで容易に飲みきることができる、 幼児用トレーニングコップを提 供することを目的とする。

本発明の第 1の特徴は、 幼児がコップを使用して飲料を飲めるように習熟する ための幼児用トレーニングコップにおいて、 開口部を有するコップ本体と、 前記 コップ本体の前記開口部に装着される環状のアダプターとを備え、 前記環状のァ ダブ夕一のうち前記コップ本体の前記開口部に装着される側の反対側に位置する 璟状の上縁部が、 飲み口側が高くなるように傾斜していることを特徴とする幼児 用トレーニングコヅプである。

なお、 上述した第 1の特徴においては、 前記アダプタ一に着脱可能に装着され、 前記コップ本体の前記開口部から流出する飲料の流量を調整するドリンクコント ローラをさらに備えることが好ましい。 また、 前記アダプタ一の前記上縁部には、 飲み口を構成する三日月状の舌片が形成されていることが好ましい。

本発明の第 2の特徴は、 コップ本体の開口部に装着される環状のアダプターに おいて、 前記環状のアダプタ一のうち前記コップ本体の前記開口部に装着される 側の反対側に位置する環状の上縁部が、 飲み口側が高くなるように傾斜している ことを特徴とするアダプタ一である。

なお、 上述した第 2の特徴において、 前記上縁部には、 飲み口を構成する三日 月状の舌片が形成されていることが好ましい。

本発明によれば、 コップ本体の開口部に装着されるアダプタ一の上縁部を飲み 口側が高くなるように傾斜させているので、 コップ本体内の飲料が残り少なくな つたときでも、 ァダブ夕一の飲み口の反対側が幼児の顔に当たってしまうような ことがなく、 幼児が飲料を最後まで容易に飲みきることができる。 また、 ァダプ 夕一の飲み口側に飲み口を構成する三日月状の舌片を形成した場合には、 幼児が 飲み口をくわえやすく、 上手に飲むことができる。 図面の簡単な説明

図 1は本発明による幼児用トレーニングコップの一実施の形態の概略構成を示 す斜視図、

図 2は図 1に示す幼児用トレーニングコップのアダプタ一部分の詳細を説明す るための縦断面図、

図 3は図 1および図 2に示すアダプタ一部分の平面図である。 発明の実施の形態

以下、 添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。

図 1に示すように、 本実施の形態に係る幼児用トレーニングコップは、 飲料を 収容するコップ本体 1を備え、 このコップ本体 1の側壁部の左右両側には、 幼児 がコップ本体 1を保持するためのハンドル 2が設けられている。 また、 コップ本 体 1はその上部側に開口部 1 aを有し、 この開口部 l aには、 幼児に対して飲み 口を提供する環状のアダプター 3が着脱可能に装着されている。 すなわち、 ァダ プ夕一 3の側壁部の下部内周には、 図 2に示すように、 雌ねじ 3 aが形成されて おり、 この雌ねじ 3 aをコップ本体 1の開口部 1 aの外周に形成された雄ねじ

(図示せず） に螺合することによってアダプター 3がコヅプ本体 1に着脱可能に 装着される。

ここで、 アダプタ一 3は、 コップ本体 1の開口部 1 aに装着される'側の反対側 に環状の上縁部 3 cを有しているが、 この環状の上縁部 3 cは、 図 2に示すよう に、 飲み口側が高くなるように傾斜している。 また、 このようなアダプタ一 3の 上縁部 3 cの飲み口側には、 図 1乃至図 3に示すように、 三日月状の舌片 3 bが —体的に形成されており、 この舌片 3 bによって飲み口が構成されている。

アダプター 3の側壁部の中間部内周には、 コップ本体 1の開口部 1 aの上端に 当接するとともにコップ本体 1の上端とアダプタ一 3との間を密封するパッキン 4が装着されている。 また、 アダプター 3の側壁部の中間部内周には、 薄い板状 の中蓋を形成するドリンクコントローラ 5が着脱可能に装着されている。 ここで、 ドリンクコントローラ 5には、 図 2および図 3に示すように、 その飲み口側に飲 料の流出口 5 aが穿設され、 この流出口 5 aの反対側には空気孔 5 bが穿設され ている。 そして、 このようなドリンクコントローラ 5においては、 流出口 5 aの 大きさに応じてコップ本体 1の開口部 1 aから流出する飲料の流量を調整するこ とができるので、 幼児の成長度に応じてドリンクコントローラ 5をその流出口 5 aが大きいものに取り替えることにより、 幼児がその成長度に応じた適当な流量 の飲料を飲めるようにすることができる。

しかして、 このような幼児用トレーニングコップを幼児が使用する際には、 ノヽ ンドル 2を幼児が手で持ち、 コップ本体 1の開口部 1 aに装着されたアダプタ一 3の飲み口をくわえてコップ本体 1を次第に傾けると、 コップ本体 1内の飲料が ドリンクコントローラ 5の流出口 5 aから流出し、 容易にその飲料を飲むことが できる。 しかも、 アダプタ一 3の上縁部 3 cには飲み口側が高くなるように傾斜 が付けられているので、 コップ本体 1内の飲料が残り少なくなつたときでもァダ プ夕一 3の飲み口の反対側が幼児の顔に当たってしまうようなことがなく、 幼児 が飲料を最後まで容易に飲みきることができる。.また、 アダプター 3の飲み口側 には飲み口を構成する三日月状の舌片 3 bが形成されているので、 幼児の口にフ イットして幼児が飲み口をくわえやすく、 口の端から飲料をこぼすようなことを 防止して上手に飲むことができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 幼児がコップを使用して飲料を飲めるように習熟するための幼児用トレ —ニングコップにおいて、

開口部を有するコップ本体と、

前記コップ本体の前記開口部に装着される環状のアダプタ一とを備え、 前記環状のァダブ夕一のうち前記コヅプ本体の前記開口部に装着される側の反 対側に位置する璟状の上縁部が、 飲み口側が高くなるように傾斜していることを 特徴とする幼児用トレーニングコップ。

2 . 前記アダプターに着脱可能に装着され、 前記コップ本体の前記 '開口部か ら流出する飲料の流量を調整するドリンクコントローラをさらに備えたことを特 徴とする、 請求項 1に記載の幼児用トレーニングコップ。

3 . 前記アダプタ一の前記上縁部には、 飲み口を構成する三日月状の舌片が 形成されていることを特徴とする、 請求項 1に記載の幼児用トレ一ニングコップ

4 . コップ本体の開口部に装着される環状のアダプタ一において、 前記環状のァダブ夕一のうち前記コップ本体の前記開口部に装着される側の反 対側に位置する環状の上縁部が、 飲み口側が高くなるように傾斜していることを 特徴とするアダプタ一。

5 . 前記上縁部には、 飲み口を構成する三日月状の舌片が形成されているこ とを特徴とする、 請求項 4に記載のアダプタ一。