WO2002009111A1

WO2002009111A1 - Lecteur de disque dur amovible

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Publication number: WO2002009111A1
Application number: PCT/JP2001/006439
Authority: WO
Inventors: Takahiko Tsujisawa
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2000-07-26
Filing date: 2001-07-26
Publication date: 2002-01-31
Also published as: JP2002042447A

Description

明細書リム一バブルハードディスクドライブ装置技術分野

本発明は、映像や音楽を記録再生する映像機器のデ一タ記録装置に関する。背景技術

光ディスク装置の大容量化とディジタル衛星放送やディジタル放送の発展に伴ない、光ディスクに映像や音楽を記録する装置が普及し始めてきている。また、今後、青色レーザを使った記録技術が進歩するにしたがって、 5. 2 5インチ相当のディスクの両面に約 2 5 G B (g i g a b y t e s )〜3 0 G Bの映像や音楽デー夕が記録できるようになると期待されている。一方、ハードディスク装置の低価格化は映像機器へのハ一ドディスク装置の応用を加速してきている。ハードディスクと光ディスクはその特性から、前者が 1次記録的に、後者がアーカイブ的に利用されてきている。しかしながら、光ディスクは 3 0 G Bを超える容量を実現することが難しく、記録時間を大きくするには光デイスクメディアを交換することによる他には無い。

本発明の目的は、光ディスクドライブ装置の記録時間をメディァの交換無く大きくすることを可能にするために、光ディスクカートリッジと同様の形状で、光ディスクカートリッジと同様に光ディスクドライブ装置に挿入でき、映像や音楽を記録再生できるリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置を提供することにある。本発明の別の目的は、上述のリ厶ーバブルハードディスクドライブ装置が挿入された場合に、該リム一バブルハードディスクドライブ装置へのデータの記録及び前記リムーバブルハードディスクドライブ装置からのデータの再生を高速で行なうために、光ディスクカートリッジのための第 1の信号処理機構とは別の第 2の信号処理機構を使用し、前記第 1の信号処理機構を使用しないようにした光デイスクドラィプ装置を提供することにある。発明の開示

本発明によるリム一バブルハードディスクドライブ装置は、次のとおりである。

( 1 ) 光ディスクカートリッジを光ディスクドライブ装置内へ揷入可能とする光ディスクカートリッジ揷入口と、前記光ディスク力一トリッジが前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記光デイスクカ一トリッジへのデータの記録及び前記光デイスクカートリツジからのデータの再生を行なうデータ記録再生用光へッドとを有する前記光ディスクドライブ装置に組み合わされて動作するリム一バブルハードディスクドライブ装置であって、

前記リム一バブルハードディスクドライブ装置は、内部にハードディスクとして収容された磁気ディスクを有し、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置は、前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内へ揷入可能な外形を持ち、前記リム一バブルハ一ドディスクドライブ装置は、前記リム —パブルハ一ドディスクドライブ装置が前記光ディスク力一トリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記リムーバブルハ一ドディスクドライブ装置の前記磁気デイスクへのデータの記録及び前記磁気ディスクからのデータの再生を行なう磁気へッドと、前記データ記録再生用光へッドからの光信号を電気信号に変換して前記磁気へッドに与えると共に、前記磁気へッドからの電気信号を光信号に変換して前記データ記録再生用光へッドに与える変換部とを有することを特徴とするリム一バブルハードディスクドライブ装置。

( 2 ) 前記（1 ) 項に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、

前記変換部は、前記デ一タ記録再生用光へッドからの光信号を電気信号に変換して前記磁気へッドに与える受光素子と、前記磁気へッドからの電気信号を光信号に変換して前記データ記録再生用光へッドに与える発光素子とを備えることを特徴とするリム一バブルハードディスクドライブ装置。

( 3 ) 前記（2 ) 項に記載のリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置において、

前記発光素子は、前記光ディスクドライブ装置のデータ記録再生方式に適合した信号処理を行う機能及び前記光ディスクドライブ装置の変調方式に基づいてデ一夕の変調を行う機能を有することを特徴とするリム一バブルハードディスクドラィブ装置。

(4 ) 前記（2 ) 項に記載のリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置において、

前記受光素子は、前記光デイスクドライブ装置のデータ記録再生方式に適合した信号処理を行う機能及び前記光ディスクドライブ装置の変調方式に基づいてデ一夕の復調を行う機能を有することを特徴とするリムーバブルハードディスクドラィブ装置。

( 5 ) 前記（1 ) 項に記載のリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置において、

前記磁気ディスク上に暗号化されたデータを記録し、暗号化されたデータを解読するデータを前記磁気ディスク上に記録しないことを特徴とするリムーバブルハ一ドディスクドライブ装置。

( 6 ) 前記（5 ) 項に記載のリム一バブルハードディスクドライブ装置において、

前記暗号化されたデータがスクランブルされたデータであり、前記暗号化されたデータを解読するデータが前記スクランブルされたデータを再生するためのスクランブル解除デ一夕であることを特徴とするリムーバブルハードディスクドライブ装置。

( 7 ) 前記（5 ) 項に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、

前記暗号化されたデータを解読するデータを保持する解読キー保持機構を、前記磁気ディスクとは別に、有することを特徴とするリム一バブルハードディスクドラィブ装置。

本発明による光ディスクドライブ装置は、次のとおりである。

( 8 ) 光ディスクカートリッジを光ディスクドライブ装置内へ揷入可能とする光ディスク力一トリッジ揷入口と、前記光デイスクカートリツジが前記光デイスク力一トリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記光デイスクカートリッジへのデータの記録及び前記光デイスクカートリツジからのデータの再生を行なうデ一タ記録再生用光へッドと、該デ一夕記録再生用光へッドに接続された第 1の信号処理機構とを有する前記光ディスクドライブ装置であり、

磁気ディスクをハードディスクとして内部に有し、かつ、前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内へ挿入可能な外形を持つリムーバブルハードディスクドライブ装置が、前記光デイスクカートリッジの代りに、前記光ディスクカートリッジ挿入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された時にも、動作するようにした前記光デイスクドライブ装置であつて、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置は、該リムーバブルハードデイスクドライブ装置が前記光デイスクカートリツジ揷入口を介して前記光デイスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記リム一バブルハ一ドディスクドライブ装置の前記磁気ディスクへのデータの記録及び前記磁気ディスクからのデータの再生を行なう磁気へッドと、前記データ記録再生用光へッドからの光信号を電気信号に変換して前記磁気へッドに与えると共に、前記磁気へッドからの電気信号を光信号に変換して前記データ記録再生用光へッドに与える変換部とを有するものである場合において、

前記光デイスクドライブ装置は、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置が前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記リムーバブルハードディスクドライブ装置へのデー夕の記録及び前記リムーバブルハードディスクドライブ装置からのデータの再生を行なうために、前記データ記録再生用光へッドと、該データ記録再生用光へッドに接続された第 2の信号処理機構とを使用し、前記第 1の信号処理機構を使用しないことを特徴とする光ディスクドライブ装置。

本発明では、光ディスクカートリッジが挿入可能な光ディスクドライブ装置と、光ディスクドライブ装置の光ディスクカートリッジ揷入口に揷入可能な外形をもち、光ディスクドライブ装置のデータ記録再生用光へッドを伝送路として用いてデ一夕の記録再生を行うィンターフェイスを持つリム一バブルハードディスクドラィブ装置及び光デイスクドライブ装置により、光ディスク装置を超える記録容量を提供することが可能となる。

特開平 2— 2 7 6 0 8 1号公報には、 E D P (電子データ処理）装置が持っているディスケットドライブ及びカセットュニットを揷入できるディスクケットあるいはカセットの外形を有する装置で、ディスケットドライブあるいはカセットュニットが持つ書き込み Z読み出し装置を介して E D P装置とデータをやり取りすることを特徴とする装置が開示されている。データ転送ィン夕ーフェイスは E D P装置側の磁気へッドとディスケットあるいはカセット側の磁気発生回路によっている。特許請求の範囲には、光学的インターフヱイスの使用が付加的に記載されているが、実施例には光学的イン夕一フヱイスの使用についての記載が全く無い。特開平 7— 1 5 3 2 4 8号公報には、 I Cカードを挿入できるスペースを記録メディァカ一トリッジに持った記録メディァカートリッジが開示されている。このとき、記録メディアとしては、フロッピディスク、 C D— R OM、一面が光ディスクで反対の面が磁気ディスクであるメディアを想定している。し力、し、光ピックアツプを伝送路として利用するものではない。図面の簡単な説明

図 1 (A) は本発明によるリム一バブルハードディスクドライブ装置が揷入可能な光ディスクドライブ装置に、光ディスクカー卜リッジが挿入される状態を説明するための斜視図である。

図 1 (B) は本発明によるリム一バブルハードディスクドライブ装置が光デイスクドライブ装置に揷入される状態を説明するための斜視図である。

図 2 (A) は本発明によるリム一バブルハードディスクドライブ装置の表側を説明するための斜視図である。

図 2 (B) は本発明によるリム一バブルハードディスクドライブ装置の裏側を説明するための斜視図である。

図 3 (A) は本発明によるリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置のプロック図である。

図 3 (B) は本発明によるリム一バブルハードディスクドライブ装置の受光 '発光器のブロック図である。図 3 (C) は本発明によるリムーバブルハードディスクドライブ装置の受光 '発光口部の平面図及び断面図である。

図 4は本発明によるリムーバブルハードディスクドライブ装置と信号伝送を行う光ディスクドライブ装置のブロック図である。

図 5 (A) は本発明によるリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置が光ディスクカートリッジに揷入された時の状態を説明するための図である。

図 5 (B) は光ディスクカートリッジが光ディスクドライブ装置に挿入された時の状態を説明するための図である。

図 6は本発明による別のリム一バブルハードディスクドライブ装置のブロック図である。発明を実施するための最良の形態 .

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

まず、本発明の実施例について、図 1を参照して説明する。

図 1 (A) に示すように、光ディスクドライブ装置 1は、光ディスクドライブ装置 1に、光ディスクカートリッジ揷入口（図 5 (A) 及び（B) の投入排出口 7に対応する）を介して、光ディスクを有する光ディスクカートリッジ 2を揷入することで、挿入された光ディスクカートリッジ 2に記録されているデータ、例えば音楽や映像を再生することができ、また、放送受信用のチューナやインターネット接続機能および W e bブラウザ機能（図示せず）を備えた光ディスクドライブ装置では、放送されている音楽や映像、さらにはホームページからのダウンロードしたコンテンッを、揷入された光ディスク力一トリッジ 2上に、記録することができる。

図 1 (B) に示すように、光ディスクドライブ装置 1は、光ディスクドライブ装置 1に、光ディスクカートリッジ 2の代りに、本発明によるリム一バブルハ一ドデイスクドライブ装置 3を挿入することにより、光ディスクカートリッジ 2を揷入したと同様の機能が実現できる。

次に本発明の第 1の実施例によるリム一バブルハードディスクドライブ装置の構成について、図 2、図 3、図 4、および図 5を参照して説明する。

リム一バブルハードディスクドライブ装置 3は、図 2 (B) にあるように、その裏面に受光 ·発光口部 4を持ち、リム一バブルハードディスクドライブ装置 3は、受光 '発光口部 4により、図 4に示した光ディスクドライブ装置 1における光へッド光学部 51と光学的インターフイスを取る。

図 3 (A)はリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置 3の光学的なイン夕一フェイスに関しての一例である。図 3 (A) において、磁気ディスク（ハードデイスク） 31上に書かれたデータは磁気へッド 32を介して読み出され、 R/W (Re a d/Wr i t e) I C 33、 R/W チャンネル LS I 34によりデイジタル化される。ディジタル化された読み出しデータは ECC (Er ror Cor r e c t i ng Code)復調部 36により誤り訂正された後、変換器 37に送られる。変換器 37は EC C復調部 36から送られてくる電気信号を、変換された電気信号に変換し、受光 ·発光器 38の中にある、発光素子 382 (図 3 (B)) へ送る。この変換された電気信号は、 ECC復調部 36から送られてくる電気信号に対応した光強弱信号を、発光素子 382に発光させるための信号である。この発光素子 382は例えばレーザダイォードからなり、変換器 37はレーザダイォ一ドドライバからなり、発光素子 382はレーザダイォ一ドドライノにより駆動される。発光素子 382から出力されたレーザ光はハーフミラ一 383 (図 3 (B)) を通して、受光 ·発光ロ部 4 (図 3 (C) に受光 ·発光口部 4の平面図及び断面図を示す）へと送られる。変換器 37は、 ECC復調器 36から出力される信号を光ディスクドライブ装置 1が光デイスク上に記録する際の光デイスクデータ形式（すなわち、信号処理方式とデータフォーマツト方式）に合致させるベく変換を行う。この際、変換器 37は、例えば、 1一 7変調と PRML (Par t i a l Re s p o ns e Me an L i k e 1 i h o o d：最尤検定によるパーシャルレスポンス）信号処理とを組み合わせた変換を行う。

図 3 (A) のリムーバブルハードディスクドライブ装置 3において、変換部 37 により、上述のように光ディスクデータ形式に変換されて、受光 ·発光口部 4から出力された信号は、図 4に示した光ディスクドライブ装置 1の光へッド光学部 51 により受信される。

図 4において、光ディスクドライブ装置 1は、光ディスクドライブ装置 1に光デイスクカートリッジ 2が挿入されている場合には、光ディスクカートリッジ 2の内部にある光ディスク上に書かれたデータを光ディスクドライブ装置 1の内部にあるデータ再生ュニット（図示せず）に送り、映像や音楽を再生する。また、放送受信チューナ（図示せず）から受けたデータを光ディスク上に記録する。

図 4は、切換器 5 2及び第 2の信号処理部 5 4をも備えた光ディスクドライブ装置 1を示しているが、本発明によるリムーバブルハードディスクドライブ装置 3は、切換器 5 2及び第 2の信号処理部 5 4を持たない光デイスクドライブ装置 1にも適用され得る。

本発明の第 1の実施例によるリムーバブルハードディスクドライブ装置 3は、切換器 5 2と第 2の信号処理部 5 4とを持たない光ディスクドライブ装置 1に適用可能なものである。

図 4の光ディスクドライブ装置 1において、光ディスクドライブ装置 1に光ディスクカートリッジ 2が挿入された場合、光へッド光学部 5 1にて受信されたデータは、直接、第 1の信号処理部 5 3に送られる。第 1の信号処理部 5 3は、光デイスクドライブ装置 1に光ディスクカートリッジ 2が挿入された場合に使われる信号処理部であり、例えば、 1一 7変調と P RML信号処理とを組み合わせた信号処理と信号の変調、復調を行う機能を持つ。第 1の信号処理部 5 3で復調された信号はディスク I ZF (ディスクインタ一フェイス） 5 6を介して光ディスクドライブ装置 1内にある再生ュニットへ送られ、光ディスクカートリッジ 2の光ディスクに記録されたデータが光ディスクドライブ装置 1で再生される。

図 4の光ディスクドライブ装置 1において、光ディスクドライブ装置 1にリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置 3が揷入された場合においても、光ディスクドライブ装置 1に光ディスク力一トリッジ 2が挿入された場合と同様に、光へッド光学部 5 1にて受信されたデータは、直接、第 1の信号処理部 5 3に送られる。第 1 の信号処理部 5 3は、上述のように、例えば、 1一 7変調と P RML信号処理とを組み合わせた信号処理と信号の変調、復調を行う機能を持つ。第 1の信号処理部 5 3で復調された信号はディスク I ZF (ディスクインターフイス） 5 6を介して光ディスクドライブ装置 1内にある再生ュニッ卜へ送られ、リム一バブルハードデイスクドライブ装置 3に記録されたデータが光ディスクドライブ装置 1で再生される。リム一バブルハードディスクドライブ装置 3への記録に際しては、図 4の光ディスクドライブ装置 1は、光ディスクカートリッジ 2の光ディスクに記録すると同様の信号処理を行い、第 1の信号処理部 5 3で変調された信号に応じた光信号を、へッド光学部 5 1からリム一バブルハードディスクドライブ装置 3へ発信させる。図 3 (A) において、リム一バブルハードディスクドライブ装置 3は、受光 '発光口部 4を通して前述の光信号を受信し、ハーフミラ一 3 8 3 (図 3 (B)) を通して受光素子 3 8 1により電気信号に変換する。電気信号に変換されたデータは、変換器 3 7により復調される。 1一 7変調、 P RML信号処理を行っている場合には、この方式に従った復調及びデータ検出が行われる。復調されたデータは E C C 符号化器 3 5、 R/W チャネル L S I 3 4, R/W I C 3 3、磁気ヘッド 3 2を介して、磁気ディスク（ハードディスク） 3 1に記録される。

図 5は光ディスク力一トリッジ 2あるいはリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置 3のどちらが光ディスクドライブ装置 1に挿入されたかを検知するメカ二ズムを示した図である。光ディスクドライブ装置 1に光ディスクカートリッジ 2及びリムーバブルハードディスクドライブ 3のいずれかが挿入されたことは、トレイ 6と光センサ（図示せず）により光ディスクドライブ装置 1が検知する。

光ディスクドライブ装置 1は、更に、光ディスクドライブ装置 1に揷入されたものが光デイスクカートリッジ 2かリムーバブルハードディスクドライブ 3かを特定する（或いは識別する）ための識別スィッチピン 8を備えている。

リムーバブルハードディスクドライブ装置 3には、図 5 (A) にあるような切り込み型の検出溝 9が設けられており、リムーバブルハードディスクドライブ装置 3 が投入排出口（光ディスクカートリッジ挿入口） 7から光ディスクドライブ装置 1 に挿入されても、リムーバブルハードディスクドライブ装置 3が識別スィツチピン 8を押すことはなく識別スィツチピン 8を ONしない。このように識別スィツチピン 8が〇 F F状態であれば、光ディスクドライブ装置 1は、リムーバブルハードデイスクドライブ装置 3が挿入されたと認識する。

投入排出口 7から光ディスクカートリッジ 2が挿入された場合には、図 5 (B) に示すように、光ディスク力一トリッジ 2には上述の切り込み型の検出溝がついていないので、光ディスクカートリッジ 2が識別スィッチピン 8を押して識別スィッチピン 8は 0 N状態になる。このように識別スィッチピン 8が 0 N状態であれば、光ディスクドライブ装置 1は、光ディスクカートリッジ 2が揷入されたことを認識する。

光ディスクドライブ装置 1は、識別スィツチピン 8の O F F状態により、光ディスクドライブ装置 1に揷入されたものがリムーバブルハードディスクドライブ装置 3であることを特定した場合、図 4において、光ディスクドライブ装置 1の中にある光ディスクドライブコントローラ 5 5は光へッド光学部 5 1の対物レンズ（図示せず）の制御を行い、リムーバブルハ一ドディスクドライブ装置 3の受光 ·発光口部 4 (図 2 (B) 及び図 3 (A) 参照）の位置へ対物レンズを移動し、この位置に固定する。この際に、光ディスクドライブ装置 1が光デイスクカートリッジ 2に対して行うと同様のシーケンスを使い、フォーカスサ一ボ及びトラックサ一ボを行うために、図 3 (C) に示したように、溝構造を持ち、ハーフミラ一 3 8 3 (図 3 (B)) を通した光が通過する構造を持った受光 ·発光口部 4を使う。受光 ·発光口部 4の溝のピッチは光ディスクカートリッジ 2 (図 1 ) の光ディスクに施された溝のピッチと同様である。

次に本発明の第 2の実施例によるリムーバブルハ一ドディスクドライブ装置の構成について、図 3を参照して説明する。

本発明の第 2の実施例によるリムーバブルハ一ドディスクドライブ装置は、上述した本発明の第 2の実施例によるリム一バブルハードディスクドライブ装置と、以下に述べること以外は同様である。

すなわち、本発明の第 2の実施例によるリム一バブルハードディスクドライブ装置は、図 4に示したとおり、切換器 5 2及び第 2の信号処理部 5 4を持っている場合の光ディスクドライブ装置 1に適用可能なものである。

図 3において、本発明の第 2の実施例によるリム一バブルハードディスクドライブ装置 3は、 E C C復調器 3 6から出力される信号を標準プロトコルに準じたデー夕形式に変換する変換器 3 7を有する。標準プロトコルに準じたデータ形式は、例えば、 I E E E 1 3 9 4プロトコルに準じたデータ形式である。

図 3 (A) のリム一バブルハードディスクドライブ装置 3において、変換部 3 7 により、上述のように I E E E 1 3 9 4プロトコルに準じたデータに変換されて、受光-発光口部 4から出力された信号は、図 4に示した光ディスクドライブ装置 1 の光へッド光学部 5 1により受信される。

図 4の光デイスクドライプ装置 1において、光デイスクドライブ装置 1に光ディスク力一トリッジ 2が挿入されていることが検知された場合は、光ディスクドライブコントローラ 5 5は、切換器 5 2を制御して、第 1の信号処理部 5 3を選択する。この場合、光ディスクドライブ装置 1は、第 1の信号処理部 5 3を用いて、第 1の実施例で述べたと同様の動作をする。

また、図 4の光ディスクドライブ装置 1において、光ディスクドライブ装置 1にリムーバブルハ一ドディスクドライブ装置 3が揷入されたことが検知された場合は、光ディスクドライブコントローラ 5 5は、切換器 5 2を制御し、光へッド光学部 5 1で受信されたデータが第 2の信号処理部 5 4に送られるように、信号処理部を第 2の信号処理部 5 4に切り替える。第 2の信号処理部 5 4は、 I E E E 1 3 9 4プロトコルに順じた信号処理を行い、ディジタルデータを得、ディスク I ZF 5 6を介して光ディスクドライブ装置 1内にある再生ュニットへ送られ、リム一パブルハードディスクドライブ装置 3に記録されたデータが光ディスクドライブ装置 1で再生される。

リムーバブルハ一ドディスクドライブ装置 3への記録に際しては、図 4の光ディスクドライブ装置 1は、第 2の信号処理部 5 4において、 I E E E 1 3 9 4プロトコルに順じた信号処理を行い、リムーバブルハードディスクドライブ装置 3に光へッド光学部 5 1を通して光信号を発信する。

図 3 (A) において、リムーバブルハ一ドディスクドライブ装置 3は, 受光-発光口部 4を通してその光信号を受信し、ハ一フミラ一 3 8 3 (図 3 (B)) を通して受光素子 3 8 1により電気信号に変換する。電気信号に変換されたデータは、変換器 3 7により復調される。変換器 3 7は I E E E 1 3 9 4プロトコル従った復調及びデータ検出が行われる。復調されたデータは E C C符号化器 3 5、 R/W チャネル L S I 3 4、 R/W I C 3 3、磁気ヘッド 3 2を介して、磁気ディスク 3 1に記録される。

次に本発明の第 3の実施例によるリム一バブルハードディスクドライブ装置の構成について、図 6を参照して説明する。図 6は、スクランブルされたコンテンツを格納する場合に、スクランブルされたコンテンッを格納する場所とスクランブルされたコンテンツを再生するためのスクランブル解除コード（今後、暗号キーと呼ぶ）を記録する場所が異なるリムーバブルハードディスクドライブ装置 3'の構成を示した図である。

ROM304にはリム一バブルハードディスクドライブ装置 3'の暗号化されたシリァル番号が記録されており、スクランブルされたコンテンツの記録や再生に先立って、暗号制御部 305において、このシリアル番号及び該シリアル番号を解読するための別のキ一を使った認証が行われる。認証が済み、正当なリム一パブルハードディスクドライブ装置 3'であると判断された場合、スクランブルされたコンテンッをリムーバブルハードディスクドライブ装置 3 'に記録する。この際、ディスク IZF 56 (図 4)を介してスクランブルされたコンテンツが暗号制御部 3 05に渡され、ディスクコントローラ 306 (これは図 3の EC C符号化器 35、 £( ( 復調器36、 1¾/\¥ チャネル LS I 34、 RZW I C33、及び磁気へッド 32を含む）を介して磁気ディスク 31に記録される。スクランブルされたコンテンッを解読する暗号キーは同様にディスク IZF 56 (図 4) を介して、暗号制御部 305に渡され、 SRAM (S t a t i c Random Acces s

Memo r y) 302に格納される。暗号キーと同時に暗号キーを保持しておく時間がディスク IZF56 (図 4) を介して送られ、タイマー 301にセットされる。リムーバブルハードディスクドライブ装置 3'はコンデンサー 303への電荷をチャージする端子（図示せず）を持ち、暗号キーを保持する期間の電荷をチヤ一ジする。読み出しは暗号キーをディスク IZF (図 4) を介して光ディスクドライブ装置 1に送り、磁気ディスク 31に記録されているスクランブルされたコンテンッを読み出す。光ディスクドライブ装置 1はスクランブルされたコンテンツをリム —バブルハードディスクドライブ装置 3'から受け取った暗号キーで解読し再生する。光ディスクドライブ装置 1とリムーバブルハードディスクドライブ装置 3'のデータのやりとりは第 1及び第 2の実施例で説明したものと同様に行う。コンデンサー 303の電荷が無くなったところで、 SRAM302に記録してある暗号キーは消滅し、スクランブルされたコンテンツは解読できなくなる。

このように、リムーバブルハードディスクドライブ装置 3'においては、磁気デイスク 31上にスクランブルされたコンテンツをスクランブルされたデータとして記録し、スクランブル解除コード（暗号キー）を磁気ディスク 31上に記録せずに、コンデンサ 303と SRAM (S t a t i c Random Ac c e s s Memo r y) 302とタイマ一 301とからなる暗号キー保持機構に記録する。以上説明してきたように本発明によれば、光ディスクカートリッジを挿入する光ディスクドライブ装置において、光ディスク力一トリッジに代り、リム一バブルハ —ドディスクドライブ装置を挿入し、光ディスクドライブ装置の光へッドを伝送路として使うことにより光ディスクの記録再生と、磁気デイスクの記録再生が可能となり、さらには光ディスク装置の容量限界である 30GBを超える容量を実現する光ディスクドライブ装置が実現できる。

更に本発明によれば、上述のリムーバブルハードディスクドライブ装置が揷入された場合に、該リムーバプルハードディスクドライブ装置へのデータの記録及び前記リム一バブルハードディスクドライブ装置からのデータの再生を高速で行なうために、光ディスクカートリッジのための第 1の信号処理機構とは別の第 2の信号処理機構を使用し、前記第 1の信号処理機構を使用しないようにした光ディスクドライブ装置が得られる。

Claims

請求の範囲

1 . 光ディスクカートリッジを光ディスクドライブ装置内へ挿入可能とする光ディスクカートリッジ揷入口と、前記光ディスクカートリッジが前記光ディスク力 —トリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記光デイスクカートリッジへのデ一夕の記録及び前記光デイスクカートリッジからのデー夕の再生を行なうデ一夕記録再生用光へッドとを有する前記光ディスクドライブ装置に組み合わされて動作するリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置であって、

前記リムーバブルハードディスクドライブ装置は、内部にハードディスクとして収容された磁気ディスクを有し、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置は、前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内へ揷入可能な外形を持ち、前記リムーバブルハードディスクドライブ装置は、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置が前記光デイスクカ一トリツジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置の前記磁気ディスクへのデータの記録及び前記磁気ディスクからのデータの再生を行なう磁気へッドと、前記データ記録再生用光へッドからの光信号を電気信号に変換して前記磁気へッドに与えると共に、前記磁気へッドからの電気信号を光信号に変換して前記デ一タ記録再生用光へッドに与える変換部とを有することを特徴とするリム一バブルハードディスクドライブ装置。

2. 請求項 1に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、前記変換部は、前記データ記録再生用光へッドからの光信号を電気信号に変換して前記磁気へッドに与える受光素子と、前記磁気へッドからの電気信号を光信号に変換して前記デ一タ記録再生用光へッドに与える発光素子とを備えることを特徴とするリム一バブルハードディスクドライブ装置。

3. 請求項 2に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、前記発光素子は、前記光ディスクドライブ装置のデータ記録再生方式に適合した信号処理を行う機能及び前記光ディスクドライブ装置の変調方式に基づいてデー夕の変調を行う機能を有することを特徴とするリムーバブルハードディスクドラィブ装置。

4. 請求項 2に記載のリム一バブルハードディスクドライブ装置において、前記受光素子は、前記光ディスクドライブ装置のデータ記録再生方式に適合した信号処理を行う機能及び前記光ディスクドライブ装置の変調方式に基づいてデー夕の復調を行う機能を有することを特徴とするリム一バブルハ一ドディスクドラィブ装置。

5. 請求項 1に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、前記磁気デイスク上に暗号化されたデ一タを記録し、暗号化されたデータを解読するデータを前記磁気ディスク上に記録しないことを特徴とするリムーバブルハードディスクドライブ装置。

6. 請求項 5に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、前記暗号化されたデータがスクランブルされたデータであり、前記暗号化されたデータを解読するデ一夕が前記スクランブルされたデ一タを再生するためのスクランブル解除データであることを特徴とするリムーバブルハードディスクドライブ装置。

7. 請求項 5に記載のリムーバブルハードディスクドライブ装置において、前記暗号化されたデー夕を解読するデ一タを保持する解読キ一保持機構を、前記磁気ディスクとは別に、有することを特徴とするリムーバブルハードディスクドラィブ装置。

8. 光ディスク力一トリッジを光ディスクドライブ装置内へ揷入可能とする光ディスクカートリッジ揷入口と、前記光ディスク力一トリッジが前記光ディスク力 —トリッジ挿入口を介して前記光デイスクドライブ装置内に揷入された状態にて、前記光デイスクカートリッジへのデータの記録及び前記光デイスクカートリッジからのデー夕の再生を行なうデータ記録再生用光へッドと、該デー夕記録再生用光へッドに接続された第 1の信号処理機構とを有する前記光ディスクドライブ装置であり、

磁気ディスクをハードディスクとして内部に有し、かつ、前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内へ挿入可能な外形を持つリム一バブルハ一ドディスクドライブ装置が、前記光デイスクカートリッジの代りに、前記光ディスクカートリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に揷入された時にも、動作するようにした前記光ディスクドライブ装置であって、前記リム一バブルハードディスクドライブ装置は、該リムーバブルハードデイスクドライブ装置が前記光ディスクカートリッジ挿入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に挿入された状態にて、前記リムーバブルハードディスクドライブ装置の前記磁気デイスクへのデータの記録及び前記磁気デイスクからのデータの再生を行なう磁気へッドと、前記データ記録再生用光へッドからの光信号を電気信号に変換して前記磁気へッドに与えると共に、前記磁気へッドからの電気信号を光信号に変換して前記デ一夕記録再生用光へッドに与える変換部とを有するものである場合において、

前記光ディスクドライブ装置は、前記リムーパブルハ一ドディスクドライブ装置が前記光ディスク力一トリッジ揷入口を介して前記光ディスクドライブ装置内に揷入された状態にて、前記リムーバブルハ一ドディスクドライブ装置へのデ一夕の記録及び前記リムーバブルハ一ドディスクドライブ装置からのデータの再生を行なうために、前記データ記録再生用光へッドと、該データ記録再生用光へッドに接続された第 2の信号処理機構とを使用し、前記第 1の信号処理機構を使用しないことを特徴とする光ディスクドライブ装置。