明 細 書
ネットワーク広告方法及びシステム
ネ ッ ト ワ ー ク広告方法及びシ ス テ ム、 こ のシス テムを構成するサーバ 装置及び端末装置、 広告画像送信プロ グラムを記録した媒体及び広告画 像管理プロ グラムを記録 した媒体、 並びに情報付き広告画像フ ア イ ル作 成装置及び作成プログラムを記録 した媒体
技術分野
本発明は、 ネ ッ ト ワーク広告方法及びシ ス テム等に係 り、 特に、 ネ ッ ト ワーク を経由 してサーバ装置から端末装置に広告画像が提供されるネ ッ ト ワーク広告方法及びシ ス テム等に関する。
背景技術
イ ンタ 一ネ ッ ト に接続し、 各種の W e b ページを閲覧する と、 いわゆ るバナー広告を 目 にする機会が多い。 バナー広告は、 W e bページ上に 表示された広告画像に広告主サイ ト への リ ン ク を付加したもので、 同 じ W e bページにアク セス した場合でも、 ア ク セス毎に異なる広告画像及 びリ ンクが提供されるよ う になっ ている。 また、 継続的に同 じ W e b ぺ —ジを表示させていても、 バナー広告は当該広告画像及びリ ンク先が経 時的に変化する。 ユーザーは、 興味のあるバナー広告を発見 したと き、 そのバナー広告にアクセス し、 広告主サイ ト を閲覧する こ とができる。 また、 こ のよ う にユーザ一が広告主サイ ト をアクセス した時、 バナー広 告と しての機能を果た したこ と になる。 バナー広告は、 特に、 アク セス 頻度の高い人気サイ ト に多く 設置されてお り、 当該人気サイ ト の発信主 は、 広告主から広告料金を徴収 し、 その広告主のバナー広告を設置 して いる。 このよ う なネ ッ ト ワーク広告ビジネスは急速に普及 してお り 、 多 く のバナー広告業者が W e b上で営業を行っ ている。
また、 ネ ッ ト ワーク広告の形態と しては、 W e bページに リ ン ク付き
広告画像を長期間固定的に表示する ものや、 広告画像をメ ールに添付し て配信する ものがある。
W e b上への リ ン ク付き広告画像の表示は、 当該 W e b ページの構成 を記述する H T M L ( Hyp er-Text-Markup -Language ) フ ア イ ノレにおい て、 所定位置に所定の広告画像の表示を命令するタ グと、 こ の広告画像 から広告主サイ ト への リ ンク を張るタ グと を書き込むこ と によ っ て実現 される。
しか しながら、 従来のバナー広告は、 ユーザ一が、 特定のバナー広告 に偶然遭遇したその時に当該バナー広告にア ク セ ス しなければ、 そのバ ナー広告が広告と しての機能を果たさなかった。 このため、 アクセス率 の低い広告となっており、 広告主は、 そのよ う なア ク セ ス率の低い広告 に広告料を支払っていた。
一方、 ユーザーが、 興味あるバナー広告を発見 した際に、 そのバナー 広告の画像をローカルフ ォ ルダに向けて ドラ ッ グ ' アン ド · ドロ ッ プ操 作した場合は、 そのパナ一広告の リ ン ク先がロ ーカ ルフ ォ ルダにシ ョ ー ト カ ツ ト と して保存されるので、 ネ ッ ト ワークへの接続を切断した後で も、 そのバナー広告主へアクセスする こ とは可能である。 しか し、 ロー カ ルフ オ ルダに作成される シ ョ ー ト カ ツ ト は、 どのバナー広告を ド ロ ッ プした場合に も同一のアイ コ ンで表示され、 フ ア イ ル名のテキス ト表示 が異なるのみである。 このため、 複数のシ ョ ー ト カ ッ ト がローカルフ ォ ルダに格納されている場合は、 目的の広告主サイ 卜 へのシ ョ ー ト カ ツ ト を探し出すのが困難であっ た。 また、 ローカ ルフ ォ ルダにシ ョ ー ト カ ツ ト を作成でき る と い っ て も、 リ ン ク 先の U R L ( Uniform -Re source - Locator) が情報と して格納される にすぎず、 付加価値の低いものとなつ ていた。 この点は、 W e b上に固定的に表示される広告画像やメ ールに 添付される広告固像の場合も同様である。
本発明は、 かかる従来例の有する不都合を改善し、 特に、 従来よ り も 付加価値の高い広告画像をユーザーに提供する こ と によ り、 ユーザーが 広告主の発信する多種多様な清報にアク セス し易 く する と 同時に、 広告 主にと つては効果の高い広告を行う こ とができる よ う にするネ ッ ト ヮー ク広告方法及びシス テム等を提供する こ とを、 その 目的とする。 発明の開示
( 1 ) 上記目的を達成するため、 本発明では、 広告画像フ ァ イ ルを送信 するサーバ装置と、 こ のサーバ装置から送信された広告画像フ ア イ ルを 受信 してユーザに表示する端末装置とを、 ネ ッ ト ワーク上に通信可能に 接続して成る広告シス テムにおいて、 広告画像フ ァ ィ ルは当該広告に関 連する関連フ ア イ ルのボイ ンタ を予め 1 つ乃至複数格納 した情報付き広 告画像フ ァ イ ルと し、 端末装置のローカルフ ァ イ ル装置に格納された後 の情報付き広告画像フ ァ イ ルがアクセス される と、 当該情報付き広告画 像フ ァ イ ルに格納されていた関連フ ァ イ ルのボイ ン タ宛に当該関連フ ァ ィ ルの送信を要求 し、 こ の要求に対し端末装置に送信されてきた関連フ ア イ ルを当該端末装置で実行する、 という方法を採っている。
本発明において、 「広告」 とは、 広義の意味で使っており、 広く 世間に 告げ知らせる こ とをいい、 広告の対象が商品や興行物に限られる もので はない (本願において同 じ)。 「関連フ ァ イ ル」 には、 端末装置のアプリ ケ ー シ ョ ン で 利 用 可 能 な 各 種 の フ ァ イ ル が 該 当 し 、 例 え ば、 .html .p df .mp 3 . doc .xls .ppt等の拡張子を持つフ ァ イ ルが 該当する。 「ポイ ンタ」 と は、 関連フ ァ イ ルのフ ァ イ ル上の ロ ケーシ ョ ン を意味し、 例えば、 イ ン タ 一ネ ッ ト上のフ ァ イ ル装置に存在する関連フ ア イ ルについて は、 U R Lがポイ ン タ に該当する。 「ポイ ン タ の格納」 は、 広告画像フ ァ イ ルのフ ォ ーマ ツ ト 上の空き領域に格納して も よい し、 電
子透か し技術を用いて格納して も よい し、 画像データ本体の前又は後ろ に付加 して も よい。 また、 複数のポイ ン タ情報を暗号化ない し圧縮化 し て格納して も よい。 「端末装置のロ ー カ ルフ ァ イ ル装置」 と は、 ネ ッ ト ヮ —ク を介さないで端末装置が利用可能なフ ァ ィ ル装置をいう。 「情報付 き広告画像フ ァ イ ルへの ア ク セス」 は、 その画像フ ァ イ ルをク リ ッ ク な い しダブルク リ ッ クする こ とをアクセス と解 して も よい し、 当該画像フ ア イ ルに関するメ ニ ューから操作を選択する こ と をアク セ ス と解して も よい。 「関連フ ア イ ルの当該端末装置における実行」 は、 ブラ ウザに登録 されたプラ グィ ンによ っ て実行させて も よい し、 ブラ ウザ以外のアプリ ケ一シ ョ ンが関連フ ァ イ ルの受信を検知 し当該関連フ ァ イ ルを適合する アプリ ケーシ ョ ンに送る こ とによ って実行させて も よい。 情報付き広告 画像フ ァ イ ルを送信するサーバ装置と、 関連フ ァ イ ルを送信する装置と は、 物理的に一体である必要はない し、 ロー カ ルに接続されている必要 もない。 以上は、 以下の発明において も同様である。
( 2 ) また、 他の発明では、 広告画像フ ァ イ ルを送信するサーバ装置と、 このサーバ装置から送信された広告画像フ ァ ィ ルを受信 してユーザに表 示する端末装置とを、 ネ ッ ト ワーク上に通信可能に接続して成る広告シ ステムにおいて、 広告画像フ ァ イ ルは、 当該広告に関連する関連フ ア イ ルのボイ ンタ を予め 1 つ乃至複数格納した情報付き広告画像フ ア イ ルと する と共に、 端末装置の口一カルフ ァ イ ル装置に格納された後の情報付 き広告画像フ ア イ ルへのア ク セ スを検知 し, 当該情報付き広告画像フ ァ ィ ルに格納されていた関連フ ァ イ ルのポイ ンタ宛に当該関連フ ァ イ ルの 送信を要求する関連フ ア イ ル要求手段と、 こ の要求に対し端末装置に送 信されてきた関連フ ア イ ルを当該端末装置で実行する関連フ ァ ィ ル実行 手段とを備えた、 という構成を採っている。
( 3 ) 更に他の発明では、 端末装置の要求に応 じて広告画像フ ァ イ ルを
送信する広告画像送信手段を備えたサーバ装置において、 広告画像送信 手段は、 広告画像フ ァ イ ルと して、 当該広告に関連する関連フ ァ イ ルの ボイ ンタ を予め 1 つ乃至複数格納 した情報付き広告画像フ ア イ ルを送信 する、 という構成を採つている。
( 4 ) 更に他の発明では、 端末装置の要求に応じて広告画像フ ァ イ ルを 送信する広告画像送信プロ グラムを記録したコ ン ピュータ読取可能な媒 体であっ て、 該プログラムは、 コ ンピュータ に、 広告画像フ ァ イ ルと し て、 当該広告に関連する関連フ ア イ ルのボイ ンタ を予め 1 つ乃至複数格 納した情報付き広告画像フ ア イ ルを送信させる、 という構成を採っ てい る。
( 5 ) 更に他の発明では、 広告画像フ ァ イ ルをユーザに表示する端末装 置において、 広告画像フ ァ イ ルは、 当該広告に関連する関連フ ァ イ ルの ボイ ンタ を予め 1 つ乃至複数格納 した情報付き広告画像フ ア イ ルとする と共に、 端末装置の口一カルフ ア イ ル装置に格納された後の情報付き広 告画像フ ァ イ ルへのア ク セ スを検知 し, 当該情報付き広告画像フ ァ イ ル に格納されていた関連フ ァ ィルのボイ ンタ宛に当該関連フ ァ ィ ルの送信 を要求する関連フ ア イ ル要求手段と、 この要求に対し端末装置に送信さ れてきた関連フ ァ イ ルを当該端末装置で実行する関連フ ァ イ ル実行手段 とを備えた、 という構成を採っ ている。
本発明において、 情報付き広告画像フ ァ イ ルはネ ッ ト ワーク を介して 受信する ものに限らない。 例えば、 C D R O Mやフ ロ ッ ピディ ス ク等の 媒体に格納され配布された情報付き広告画像フ ア イ ルでも よい。 これは 以下の発明でも同様である。
( 6 ) 更に他の発明は、 広告画像フ ァ イ ルをユーザに表示する端末装置 に使用される媒体であっ て、 端末装置の口一カルフ ァ イ ル装置に格納さ れた後の情報付き広告画像フ ァ イ ルへのア ク セ スを検知 し . 当該情報付
P
き広告画像フ ァ イ ルに格納されていた関連フ ァ イ ルのポイ ンタ宛に当該 関連フ ア イ ルの送信を要求する関連フ ア イ ル要求処理を コ ンピュ ータ に 実行させるための広告画像管理プロ グラムを記録 した媒体である。
( 7 ) 更に他の発明では、 広告画像フ ァ イ ルが格納された記憶手段と、 当該広告に関連する関連フ ァ イ ルのポイ ンタ を入力する入力手段と、 こ の入力手段から入力された関連フ ア イ ルのボイ ンタ を広告画像フ ア イ ル に格納するデータ処理手段とを備えた、 という構成を採っ ている。
( 8 ) 更に他の発明は、 広告画像フ ァ イ ルが格納された記憶手段と、 当 該広告に関連する関連フ ア イ ルのボイ ンタ を入力する入力手段と を備え た広告画像フ ァ イ ル作成装置に使用される媒体であって、 入力手段から 入力された関連フ ア イ ルのボイ ンタ を広告画像フ ア イ ルに格納するデー タ処理をコ ン ピュ ータ に実行させるための情報付き広告画像フ ァ イ ル作 成プロ グラムを記録した媒体である。
これによ り、 前述した 目的を達成しょ う とする ものである。 図面の簡単な説明
第 1 図は、本発明に係る広告シ ス テムの一実施形態を示すプロ ッ ク図、 第 2 図は、 第 1 図の実施形態におけるサーバ装置及び端末装置のソ フ ト ウ ェ ア構成を示すプロ ッ ク図、
第 3 図は、 第 1 図及び第 2 図に示す実施形態の動作を示すフ ロ ーチ ヤ 一ト の前段、
第 4 図は、 第 1 図及び第 2図に示す実施形態の動作を示すフ ローチ ヤ — ト の後段、
第 5 図は、 本発明に係る情報付き広告画像作成装置の一実施形態を示 すブロ ッ ク図、
第 6 図は、 第 5 図に示す実施形態の処理を示すフ ロ ーチ ヤ 一 ト 、
第 7図は、 画像関連情報の格納構造を示す情報画像フ ア イ ルの構成図 第 8図は、 画像関連情報の一例、
第 9図は、 メ ニ ュー選択によ るボイ ンタへのア ク セス の説明図、 第 1 0図は、 テロ ッ プ表示処理の説明図、
第 1 1 図は、 メ ニューからの ドラ ッ グ - ア ン ド ' ドロ ッ プによ る情報 画像追加の説明図、
第 1 2図は、 タ ブの選択によ り第 1 の管理領域の表示と第 2の管理領 域の表示とを切 り替え る実施例の説明図、
第 1 3図は、 第 1 の管理領域の表示と第 2の管理領域の表示とがフ レ —ムによ り区分されて同時に表示される実施例の説明図、
第 1 4図は、 第 1 の管理領域 (HTM L) において情報画像フ ァ イ ル にアクセス した場合に、 第 2の管理領域 (H TM L ) が更新後に表示さ れ新規情報画像フ ァ イ ルが管理される実施例の説明図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の一実施形態を第 1 図乃至第 4図に基づいて説明する。 第 1 図は、 本実施形態に係るネ ッ ト ワーク広告シス テムの構成を示すブ ロ ッ ク図である。
こ のネ ッ ト ワーク広告システムは、 イ ンタ ーネ ッ ト 等のネ ッ ト ワーク
1 0を介して接続されたサーバ装置 2 0 と、 端末装置 3 0 とを有してい る。 なお、 こ の第 1 図では、 便宜上、 ネ ッ ト ワーク 1 0 に接続されたサ —バ装置 2 0 と端末装置 3 0を各々 1 つと して示しているが、 サーバ装 置 2 0 と端末装置 3 0の数は特に制約を受けない。
サ一パ装置 2 0は、 マイ ク ロ プロセ ッ サ (M P U) 2 1 と、 メ モ リ 2 2 と、 オペ レーテ ィ ン グシステム (O S ), H T T Pサーバ等のソ フ ト ゥ
エ ア . テキス ト データ . 及び画像データ等が格納されたハー ドディ ス ク ドラ イ ブ装置 (H D D、 フ ァ イ ル装置) 2 3 と、 ネ ッ ト ワーク イ ン タ ー フ ェ ース (N I C ) 2 4等を備えている。
また、 端末装置 3 0は、 マイ ク ロプロセ ッ サ (M P U) 3 1 と、 メ モ リ 3 2 と、 オペ レーテ ィ ングシステム (O S ), 及び H TT P閲覧ソ フ ト ウ ェ ア (W e bブラ ウザ) 等が格納された H D D (口一カルフ ァ イ ル装 置) 3 3 と、 表示イ ンタ フ ヱース 3 4 と、 入力イ ンタ フ ヱ一ス 3 5 と、 ネ ッ ト ワーク イ ンターフ ェース (N I C) 3 6等を備えている。
表示イ ン タ フ ェ ース 3 4にはディ スプレイ 装置 3 7が接続されており 、 O Sの操作画面、 W e bブラ ウザの表示画面等が表示される。 また、 入力イ ンタ フ ヱ 一ス 3 5にはキ一ボー ド 3 8、 マウス等のポイ ンテ ィ ン グデバイ ス 3 9が接続されており、 これらの周辺機器を介 してユーザか らの指示が入力される。
第 2図は、 サーバ装置 3 0及び端末装置 2 0のソ フ ト ゥ ヱ ァ構成を示 すブロ ッ ク 図である。
サーバ装置のフ ア イ ル装置 2 3には、 W e bページの構成を記述した HTM Lフ ァ イ ル 9 と、 広告画像フ ァ イ ルに関連フ ァ イ ル 1 1 のポイ ン 夕 を格納 した情報付き広告画像フ ア イ ル 5 と、 当該広告に関連する情報 が格納された関連フ ァ イ ル 1 1 と、 端末装置 3 0の要求に応じて当該端 末装置 3 0に情報付き広告画像フ ァ イ ル 5を送信する広告画像送信プロ グラムとが格納されている。
こ のう ち、 H TM Lフ ァ イ ル 9は、 端末装置 3 0に送信され、 端末装 置 3 0のブラ ウザ 2において実行されるが、 その実行過程において、 情 報付き広告画像フ ァ イ ル 5の送信をサーバ装置 2 0 に要求する タ グを含 んでいる。 情報付き広告画像フ ァ イ ル 5は、 外見は従来一般的な広告画 像フ ァ イ ルであ り 、 .jpg .gif 等の一般的な画像フ ァ イ ルと してのフ ァ
ィ ル拡張子を有 している。 しか し、 こ の情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 に は、 先に述べたよ う に関連フ ァ イ ル 1 1 のポイ ンタが 1 つ乃至複数格納 されている。 本実施形態において、 情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 には、 複数のポイ ンタがデータ圧縮 (暗号化) によ り カ プセル化された状態で 画像フ ァ ィ ルのフ ォ ーマ ッ ト上画像データ本体の前部の領域又は後部の 領域に付加されている。 関連フ ァ イ ル 1 1 は、 広告主が端末装置 3 0 の ユーザーに提供したい情報をフ ァ イ ル化 したもので、 端末装置 3 0 のァ プリ ケーシ ヨ ンで実行可能な各種のフ ァ イ ルが含まれる。 例えば、 H T L Mフ ァ イ ル、 音声フ ァ イ ル、 画像フ ァ イ ル、 映像フ ァ イ ル等が含まれ る。 広告画像送信プロ グラムは、 第 1 図の M P U 2 1 (コ ン ピュ ータ) によ っ て実行される。 これによ り 、 M P U 2 1 は、 端末装置 3 0 の要求 に応じて当該端末装置 3 0 に情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 を送信する広 告画像送信手段と して機能する。
一方、 端末装置 3 0 には、 各種のアプリ ケーシ ョ ン 1 がイ ンス ト ール されている。 本実施形態において、 アプリ ケーシ ョ ン 1 には、 H T M L フ ァ イ ル等を閲覧するためのブラ ウザ 2 と、 情報付き広告画像フ ァ イ ル を管理するための広告画像管理プロ グラム 8 とが含まれている。
このう ち、 ブラ ウザ 2 は、 H T M L フ ァ イ ル 9 に記述された構成をデ ィ スプ レイ装置 3 7 に表示しユーザに提供するブラ ウズウイ ン ドウ 4 と、 サーバ装置 2 0からダウ ンロー ド した関連フ ァ イ ル 1 1 をプラグイ ンに 引き渡 し実行させる関連フ ア イ ル実行手段 3 と を備えている。
一方、 広告画像管理プロ グラ ム 8 は、 情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 を サムネィ ルによ り視覚的に表示する と共に、 当該情報付き広告画像フ ァ ィ ル 5へのユーザのアク セスを可能とする管理ウィ ン ドウ 6 と、 こ の管 理ウ イ ン ド ウ 6 に管理されてい る情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 にユーザ がア ク セ ス したと き、 当該情報付き広告画像フ ア イ ル 5 に格納されてい
た関連フ ァ イ ル 1 1 のボイ ンタ情報を解凍し (暗号化か ら復元 し)、 この 結果得られた 1 乃至複数のボイ ン タ に向けて関連フ ア イ ル 1 1 の送信を 要求する関連フ ァ イ ル要求手段 7 と を実現する。 管理ウ イ ン ドウ 6は、 ディ スプレイ装置 3 7に表示されユーザに提供される。 広告画像管理プ ログラム 8は、 M P U 3 1 によ っ て実行される こ と によ り 上述の機能を 実現する。
続いて、 本実施形態の動作を第 1 図乃至第 4図に基づいて説明する。 ユーザが、 端末装置 3 0でブラ ウザ 2を起動 し HTM Lフ ァ イ ル 9の U R Lを指定する と、 ブラ ウザ 2はサーバ装置 2 0 に対 し H TM Lフ ァ ィ ル 9の送信を要求する ( S 1 )。 こ の要求に対 し、 サーバ装置 2 0は、 HTM Lフ ァ イ ル 9をフ ア イ ル装置 2 3から読み出 し、 端末装置 3 0に 送信する ( S 2 )。 こ の H TM Lフ ァ イ ル 9を受信 した端末装置 3 0のブ ラウザ 2は、 H TM Lフ ァ イ ル 9の記述に沿っ てブラ ウズウィ ン ドウ 4 へ W e bページの表示を開始し、 当該 HTM Lフ ァ イ ル 9 に記述された タ グによ って情報付き広告画像フ ァ イ ル 5が要求される と、 サーバ装置 2 0に対し情報付き広告圃像フ ァ イ ル 5の送信を要求する ( S 3 )。 こ の 要求に対し、 サーバ装置 2 0は、 情報付き広告画像フ ァ イ ル 5をフ ア イ ル装置 2 3から読み出 し、 端末装置 3 0に送信する ( S 4 )。 情報付き広 告画像フ ァ イ ル 5を受信 した端末装置 3 0のブラ ウザ 2は、 H TM Lフ ア イ ル 9の記述に応じてブラウズウ イ ン ドウ 4上の所定位置に情報付き 広告画像フ ァ イ ル 5の画像を表示する。 ユーザは、 ブラ ウ ズウィ ン ドウ 4に表示された情報付き広告画像フ ァ イ ル 5上にポイ ン テ ィ ン グデバイ ス 3 9を合わせ、 管理ウィ ン ドウ 6に対し ドラ ッ グ . ア ン ド . ドロ ッ プ 操作 1 3を実行する (第 2図)。 広告画像管理プロ グラ ム 8は、 管理ウイ ン ドウ 6に情報付き広告画像フ ァ イ ル 5が ドロ ッ プされる と、 当該情報 付き広告画像フ ァ イ ル 5の画像のサムネイ ルを管理ウィ ン ドウ 6に表示
する と共に、 当該情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 を口一カ ルフ ァ イ ル装置 3 3 に格納する ( S 5 )。 その後、 ユーザは、 サーバ装置 2 0 とのネ ッ ト ワー ク接続を切断 して も構わない。
その後、 ユーザは、 好きなと きに管理ウィ ン ド ウ 6 に表示されている 情報付き広告画像フ ァ イ ルに ア ク セスする ( S 6 )。 こ こ で、 広告画像管 理プロ グラム 8 は、 例えば、 情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 がポイ ンテ ィ ングデバイ ス 3 9 によ っ てダブルク リ ッ ク された こ とをアクセス と認識 して も よい し、 ボイ ンテ ィ ングデバイ ス 3 9 によ っ て情報付き広告画像 フ ァ イ ル 5がタ リ ッ ク された際に所定のメ ニュ ーを表示し、 当該メ ニュ —から所定の項目 が選択されたこ と をアク セス と認識して も よい。
関連フ ァ イ ル要求手段 7 は、 ユーザが管理ウィ ン ドウ 6 に管理されて いる情報付き広告画像 5へアクセス したこ と を検知する と、 当該情報付 き広告画像フ ァ イ ルに格納されている関連フ ァ イ ル 1 1 のポイ ン タ情報 を解凍ない し復元 し、 そのポイ ンタへ向けて関連フ ァ イ ル 1 1 の送信を 要求する ( S 7 )。 本実施形態では、 関連フ ァ イ ル 1 1 のポイ ンタ と して、 サーバ装置 2 0 のネ ッ ト ワーク上における ロケ一シ ヨ ンと、 当該関連フ ア イ ル 1 1 が存在する フ ァ イ ル装置 2 3 内のパス と、 当該関連フ ァ イ ル 1 1 のフ ァ イ ル名 とが特定されている ものとする。 関連フ ァ イ ル 1 1 の 送信要求を受けたサーバ装置 2 0 は、 フ ァ イ ル装置 2 3 から H T M L フ アイ ル、 音声フ ァ イ ル、 映像フ ァ イ ル等の所定の関連フ ァ イ ル 1 1 を読 み出 し、 端末装置 3 0 に送信する ( S 8 )。 関連フ ァ イ ル 1 1 を受信した 端末装置 3 0 の関連フ ァ イ ル実行手段 3 は、 各関連フ ァ イ ル 1 1 の種類 に適合 したプラ グイ ン に当該関連フ ァ イ ル 1 1 を引 き渡 し実行させる ( S 9 )。
これによ り 、 情報付き広告画像フ ァ イ ル 5 に対応して広告主が予め用 意しておいた関連フ ァ イ ル 1 1 が実行され、 広告主からユーザに提供し
たい各種情報が視覚的、 聴覚的にユーザに届け られる。
このよ う に、 本実施形態によれば、 広告画像フ ァ イ ルに関連フ ァ イ ル のボイ ンタ を格納し、 従来よ り も付加価値の高い広告画像をユーザーに 提供する こ と によ り、 ユーザーが広告主の発信する多種多様な情報にァ ク セ ス し易 く する と同時に、 広告主に と っ ては効果の高い広告を行う こ とができる。
また、 見た 目 には従来と同 じ広告画像を ドラ ッ グ · ア ン ド · ドロ ッ プ 操作するだけで、 端末装置の口一カルフ ァ ィ ル装置に複数の異なる情報 を格納する こ とが可能となるため、 操作が能率的であり、 ユーザのネ ッ ト接続時間も短縮する こ とができ、 これによ り ネ ッ ト 負荷の軽減に も繋 がり、 また、 ダイ ヤルア ッ プ接続のユーザには接続料金の節約に も繋が る。 かつ、 広告画像をコ レ ク シ ョ ン感覚で楽 し く 収集する こ とができる。 そう であ り ながら、 広告主にと っ ては従来のバナー広告よ り もユーザに 利用される可能性が高く な り、しかも、広告主がユーザに提供したい様々 な情報をま とめて提供する こ とが可能であ り、 広告主に と って もメ リ ツ ト が大きい広告シ ス テ ム となる。
また、 W e bページの作成においては、 広告画像の配置だけを行えば 足り、 広告画像への リ ンク タ グの付加が不要となるので、 W e b ページ の作成負荷を軽減する こ とができ る。 また、 ユーザはローカルフ ァ イ ル 装置に格納された情報付き画像に何時でも好きなと きにア ク セ スできる ので便利である。 これに似た機能と してバナー広告を口一カルフ ア イ ル に ドラ ッ グア ン ド ドロ ッ プして作成される シ ョ ー ト カ ツ ト (ブッ ク マ一 ク) が既存技術と して存在するが、 シ ョ ー ト カ ッ ト のアイ コ ンは リ ンク 先によ らずどれも同 じで判別が困難であっ た。 これに対し、 本実施形態 による情報付き広告画像フ ァ イ ルは、 広告画像そのままの外見 (拡大縮 小はあ り得るが) で管理する こ とが可能なので、 いわばビジ ュ アルブッ
ク マーク と呼べる高い視認性を有 してお り 、 目的の広告画像を一見 して 見つける こ とが可能である。 将来的には、 本実施形態における情報付き 広告固像フ ァ イ ルをブラ ウザのビジ ュ アルブッ ク マーク と して標準化す る こ と も可能である。 特筆すべきは、 扱う広告画像自体が. jpg .gif 等 の既存の画像フ ァ イ ルフ ォ ーマ ツ 卜 に準拠 しているため、 既存のシ ステ ムへの導入及び実施が極めて容易な点である。
続いて、 情報付き広告画像フ ァ イ ル作成装置の一実施形態を第 5図及 び第 6図に基づいて説明する。
第 5図に示す情報付き広告画像作成装置は、 広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 が格納された記憶手段 1 0 2 と、 当該広告に関連する関連フ ァ イ ルのポ イ ンタ 1 0 3を入力する入力手段 1 0 4と、 この入力手段 1 0 4から入 力された関連フ ァ イ ルのポイ ンタ 1 0 3を広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 に格 納するデータ処理手段 1 0 5 と を備えている。
広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 は、 . jpg .gif などの従来一般的な画像フ ォ 一マ ツ ト である。 記憶手段 1 0 2には、 広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 を格納 可能なあらゆる記憶手段が該当する。関連フ ァ イ ルのポイ ンタ 1 0 3は、 先の実施形態で示 した関連フ ア イ ルの格納されているネ ッ ト ワーク上の ロ ケーシ ョ ンであ り、 その表現形式は、 対象とするネ ッ ト ワーク に適合 したものであればよい。 入力手段 1 0 4は、 例えば文字入力が可能なキ 一ボー ドである。 データ処理手段 1 0 5は、 C P U及び R AMを含んで いる。 広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 へのポイ ンタ情報 1 0 3の格納は、 広告 画像フ ァ イ ルの フ ォ ーマ ツ ト上の空き領域に格納して も よい し、 電子透 か し技術を用いて格納しても よい し、 広告画像フ ァ イ ルのフ ォ ーマ ツ ト 上画像データ本体の前部の領域又は後部の領域に付加されていて も よい。 ポイ ンタ情報は、 1 乃至複数を格納する ものと し、 格納にあたっ てはデ 一夕圧縮化ない し暗号化の処理を施 して も よい。
次に、 本装置の動作を第 6図に基づいて説明する。 こ の動作は、 デー 夕処理手段 1 0 5の C P U (コ ン ピュータ) が情報付き広告画像作成プ ログラ ムを実行する こ と によ り実現される。 装置を稼働状態に設定する と、 まずデータ処理手段 1 0 5は、 入力手段 1 0 4から広告画像フ ア イ ルの選択と、 関連フ ァ イ ルのポイ ンタ情報の入力とを受け付ける ( S 1 0 1 )。 入力の受付は、 例えば、 入力フ ォ ームを図示しない表示部に表示 させ、 ユーザが入力手段 1 0 4を操作して当該入力フ ォ ー ム に必要事項 を記述する こ とによ っ て行わせる こ とができる。 広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 の選択は当該広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 が格納された記憶手段 1 0 2内 のパス と、 当該広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 のフ ァ イ ル名とを指定させる こ とによ り行う こ とができ る。 広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 の選択及び関連フ ア イ ルのポイ ンタ情報 1 0 3の入力を受け付けたデータ処理手段 1 0 5 は、 記憶手段 1 0 2から広告画像フ ァ イ ル 1 0 1 を RAMの ワー クエ リ ァに読み出 し ( S 1 0 2 )、 これに関連フ ァ イ ルのポイ ンタ情報 1 0 3を 格納し、 情報付き広告画像フ ァ イ ルと して外部に出力する。 情報付き広 告画像フ ァ イ ルの格納先は、 サーバ装置のフ ァ イ ル装置でもよい し、 C D R 0 Mやフ ロ ッ ピーディ スク等の リ ム一バブル媒体であっ て も よい。 後者の場合は、 情報付き広告画像フ ア イ ルを例えば雑誌の付属品と して ユーザに配布する こ と も可能である。
こ こで、 上記各実施形態において、 広告画像送信プロ グラム 1 2、 広 告画像管理プログラム 8、 及び情報付き広告画像フ ァ イ ル作成プロ グラ ムは、 コ ンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出されたものであ つて も よい。
以下、 上記実施形態に関 し更に詳述する。 以下の説明において、 「画像 データ処理」 は、 上述した管理プロ グラム 8に相当する。 また、 「画像デ —タ処理のウィ ン ドウ 4 0 2」 は、 上述した管理ウィ ン ド ウ 6に相当す
る。
[画像フ ァ ィ ルの構造]
第 7 図は、 上記実施形態において扱われる固像フ ア イ ルのデータ構造 の一例である。 第 7 図に示す画像フ ァ イ ルは、 データ ス ト リ ームの開始 を示す開始部 5 1 と、 画像の表示データ を記述する画像データ部 5 2 と 、 画像の表示に影響を与えない情報を記述する注釈部 5 3 と、 デ一タ ス ト リ ームの終了を示す終了部 5 4 とを含んでいる。 例えば、 J P E Gフ ア イ ルゃ G I Fフ ァ イ ルがこのよう なデータ構造を採用 している。 上述 した画像デー タ に付加する識別情報や U R L等のボイ ン タ情報は、 画像 の表示に影響を与えない情報と して注釈部 5 3 に記述する こ とができる 。 また、 他の画像フ ォーマ ッ ト であっ て も、 画像の表示に影響を与えな い情報の領域を持つフ ォ ーマ ッ ト であれば当該領域に記述する こ とがで きる。 また、 画像フ ァ イ ルのデータ ス ト リ ーム中において、 当該画像の 表示にあたっ ては無視される領域に、 当該画像フ ア イ ルに固有の識別情 報、 1 乃至複数の情報のポイ ンタ、 当該画像フ ァ イ ルに対応したメ ニュ —項目のイ ンデッ ク ス、 又はノ及びプロ グラムの実体を記録する こ とが できる。 また、 前述のよ う に画像データ に対 しデジタルウ ォ ータ マ一ク (透か し) 技術によ り付加する こ と もでき る。
以下の説明において、 画像データ に付加する識別情報やボイ ンタ情報 等を 「画像関連情報」 という。 また、 画像データ に画像関連情報を付加 した画像フ ァ イ ルを 「情報画像フ ァ イ ル」 という。
[画像関連情報の構成]
第 8 図は、 画像関連情報の構成図である。 第 8 図 ( a ) に示す画像関 連情報は、 画像名称、 パス ワー ド、 有効期限、 サムネ イ ル画像、 カ テ ゴ リ、 及びキーワー ドの情報を含んでいる。
「画像名称」 は、 画像データ処理のウィ ン ドウ 4 0 2 にサムネイ ル表
示される画像の名称である。 「パス ヮ一 ド」 は、 情報画像フ ァ イ ルを画像 データ処理に供給する際にユーザーが入力を要求されるパス ワ ー ドであ る。 こ のパス ヮ一 ドを知るユーザ一のみが情報画像フ ァ イ ルを画像デー タ処理に登録でき るよ う になつ ている。 「有効期限」 は、 画像データ処理 に供給された情報画像フ ァ イ ルの有効期限であ り、 この有効期限を経過 する と当該情報画像フ ア イ ルは H D D 3 3 の記録領域から削除される よ う にな つ ている。 「サムネイ ル画像」 は、 ブラ ウザ上に表示されている情 報画像フ ア イ ルを画像データ処理のウ イ ン ドウに供給した際に、 ブラ ウ ザ上に表示されていた画像と置き換えて画像データ処理のウイ ン ドウに サムネイ ル表示する画像フ ァ イ ルのデータである。 「カテゴ リ」 は、 画像 データ処理に情報画像フ ア イ ルを供給 した際に、 当該情報画像フ ア イ ル を格納すべきフ ォ ルダを指定したデータである。 画像データ処理は、 指 定されたフ オルダが存在しない場合は、 指定された名称のフ オ ルダを新 規作成する。 「キーヮ一 ド」 は、 画像データ処理が供給済みの情報画像フ ア イ ルを検索する際に検索キ一となる ワー ドである。
また、 第 8 図 ( b ) に示す画像関連情報は、 ポイ ンタ情報毎に、 コ マ ン ド名称、 ア ク シ ョ ンテーブル、 マ ウ ス (ポイ ンテ ィ ングデバイ ス) 操 作の割 り 当て、 及びプラ ッ ト フ オ ームを一組と して関連付けて構成され ている。
「ポイ ンタ情報」 は、 ロ ーカ ルコ ン ピュータ上又はネ ッ ト ワーク上の フ ァ イ ルの所在を指定する。 例えば、 フ ァ イ ル名、 口一 カ ルコ ン ピュ ー 夕上にある リ ソースのロケーシ ョ ンを指 し示すパス名、 ネ ッ ト ワーク環 境にある リ ソース のロケーシ ョ ンを指 し示す U N C ( Universal Namin g Convention)、 イ ンタ一ネ ッ ト 又はイ ン ト ラネ ッ ト上にある リ ソース のロ ケーシ ョ ンを指 し示す U R L ( Uniform Re source Locator) 又は U R I S ( Uniform Re source Identifiers) 等がポイ ンタ情報を構成する
。 「コマン ド名称」 は、 ボイ ンタ の内容をメ ニ ューに表示する際に使用す る表示名である。 例えば、 「ホームページにアクセス」 等である。 こ こで 、 「メ ニュー」 とは、 例えばマウス 3 9の右ボタ ンをク リ ッ ク した際に表 示手段 3 7に表示され選択可能となる メ ニ ューである。 「ァク シ ョ ン テ 一ブル」 は、 画像データ処理の動作を指定する。 指定する動作の内容は 、 情報画像フ ア イ ルが画像データ処理に供給されたと きに当該情報画像 フ ァ イ ルに付加されたボイ ンタ情報が指標する フ ア イ ルを端末装置 3 0 の H D D (記憶手段) 3 3 に保存するか否か及び当該フ ァ イ ルを 自動実 行するか否か、 並びに当該フ ァ イ ルの実行方法 (テロ ッ プ表示、 映像再 生、 音声再生など) 等である。 「マ ウス操作の割 り 当て」 は、 ポイ ンタ清 報にアクセスするためのマ ウス操作を設定する。 設定の種類は、 ダブル ク リ ッ ク、 S h i f t +ダブルク リ ッ ク、 C t r 1 + ダブルク リ ッ ク 、 A 1 t +ダブルク リ ッ ク等である。 「プラ ッ ト フ オーム」 は、 ポイ ンタ情 報が指標する フ ァ イ ルに適合する環境 (プラ ッ ト フ ォ ーム、 O S ) を指 定する。 例えば、 O S 3 0 1 が w i n d o w s (商標) の場合、 画像デ ータ処理は w i n d o w s に対応 した清報のボイ ンタ を選択して上記の メ ニューに表示する。
[ボイ ンタ情報へのア ク セ ス ]
端末装置 3 0において、 情報画像フ ア イ ルに記録されたボイ ンタヘア クセスする方法を説明する。
(1)メ ニ ュ ー選択によ る方法
第 9図は、 メ ニュー選択によ り ボイ ンタ へア ク セ スする方法の説明図 である。 ユーザーは、 マ ウ ス 3 9 (ポイ ンテ ィ ングデバイ ス) を操作 し 、 ポイ ンタ 4 0 3を画像データ処理のウ ィ ン ドウ 4 0 2 に供給された画 像 4 0 5に重ねる。 次に、 ユーザーは、 マウス 3 9の右ボタ ンをク リ ツ クする。 M P U 3 1 (情報処理手段) は、 こ のク リ ッ ク を検知する と、
画像 4 0 5に対応する情報画像フ ァ イ ルに含まれる画像関連情報 (第 8 図 ( b )) を記録手段 3 3か ら読み出 し、 メ ニ ュー表示データ を生成する 。 即ち、 「コマ ン ド名称」 をメ ニュ ー項目 と して抽出 し、 メ ニ ュ ー 5 5を 表示手段 3 7に表示する。 次に、 ユーザ一は、 マウス 3 9 を操作しボイ ンタ 4 0 3を移動させ、 選択したいメ ニュ ー項目 の上に重ねる。 そ して 、 マウス 3 9の左ボタ ンをク リ ッ ク し、 一つのメ ニ ュー項目 を選択決定 する。 M P U 3 1 は、 こ のク リ ッ ク を検知する と、 画像関連情報 (第 8 図 ( b )) を参照し、 選択されたコ マ ン ド名称に対応するボイ ン タ情報を ブラ ウザ 3 0 3に入力 して当該ポイ ンタ にアクセスする。 M P U 3 1 は 、 ア ク セス先に応じてサーバーから返信されたフ ァ イ ルを受信する と、 今回選択されたコ マン ド名称に対応するァク シ ョ ンテーブルに従っ て、 当該受信フ ァ イ ルを実行する。 例えば、 リ アルプ レーヤー (商標) によ る映像の再生などを実行する。
こ こで、 画像データ処理のウ イ ン ドウ 4 0 2に表示されている画像を ク リ ッ ク したと きに表示されるメ ニ ューの項目 は、 情報画像フ ァ イ ルに 埋め込まれた画像関連情報の内容によ り決ま る ものである。 また、 画像 関連情報を含む情報画像フ ァ イ ルは、 サーバ装置 2 0から送信されたも のである。 即ち、 マウス ク リ ッ ク によ って表示されるメ ニ ューの項目力; 、 サーバ装置 2 0からダウ ン口一 ドされた情報によ っ て决定されている 、 という特徴を有している。
(2)マウス操作によ る方法
画像データ処理のウ イ ン ドウ 4 0 2が選択された状態で、 マウス 3 9 のボタ ン操作及びキーボ一 ド 3 8のキ一操作が行われる と、 こ の操作に 対応して所定の情報ボイ ンタへアクセスできるよ う になつ ている。 マウ ス 3 9の操作、 キ一ボー ド 3 8の操作が行われる と、 M P U 3 1 は、 画 像関連情報を参照 し 「マ ウ ス操作の割 り 当て」 (第 8図 ( b )) を参照 し
、 該当する操作が定義されているか判断する。 該当する操作が定義され ていた場合は、 その操作に対応するポイ ンタ情報を読み出 し、 そのボイ ンタ をブラ ウザ 2 に入力 して当該ポイ ンタ にアク セスする。 M P U 3 1 は、 アクセス先に応じてサ一バーから返信されたフ ア イ ルを受信する と 、 今回選択されたコ マ ン ド名称に対応するア ク シ ョ ンテーブルに従って 、 当該受信フ ァ イ ルを実行する。 こ こ で、 複数のア ク シ ョ ンについて同 一のマウス操作が割 り 当て られていて もよい。
[情報ボイ ン タ へのア ク セスの具体例]
次に、 情報のボイ ンタへアク セス した場合の動作の具体例を説明する 。 こ こ では第 8 図 ( b ) のアク シ ョ ンテーブルに示した 「テロ ッ プ表示 」 の例を説明する。 第 1 0 図は、 テロ ッ プ表示動作の説明図である。 ァ ク シ ヨ ンテーブルに 「テロ ッ プ表示」 を定義する場合、 対応するポイ ン タ情報にはテロ ッ プのテキス ト フ ァ イ ルが格納されたボイ ンタ を指定し
、 アク シ ョ ンテーブルには、 情報画像フ ァ イ ルのダウン π — ド時に当該 テキス ト フ ァ イ ルのロ ーカ ルデ ィ ス クへの保存も同時に行う こ とを指定 し、 かつテロ ッ プ表示のア ク シ ョ ン (制御コー ド) を指定する。 また、 マウス操作の割 り 当てには、 例えば左ボタ ンのシ ングルク リ ッ ク を指定 する (以上の指定は、 通常サーバー側の情報画像提供者によ っ て行われ る)。
こ の画像関連情報を持つ情報画像フ ァ イ ルを端末装置 3 0 においてブ ラウザ 3 0 3から画像データ処理に供給する と、 M P U 3 1 は画像関連 情報を参照し 「保存」 を指定されたポイ ンタ にア ク セスを開始する。 そ して、 当該ポイ ンタ に該当するサーバーからテロ ッ プのテキス ト フ ア イ ルをダウ ン口 一 ド し、 ロ ーカ ルの H D D 3 3 に保存する。
その後、 ユーザーがマウス 3 9 を操作 し、 画像データ処理のウ ィ ン ド ゥ 4 0 2 に表示された画像をク リ ッ ク して選択する と、 M P U 3 1 は、
選択された画像に対応する画像関連情報を参照 し、 ァク シ ョ ンテーブル に定義された制御コー ドが 「テロ ッ プ表示」 である こ と を確認する と、 第 1 0図に示すよ う に画像データ処理のウ ィ ン ドウの領域内 (又は領域 外でも よい) にテロ ッ プ表示用の細長いウ ィ ン ドウを表示し、 こ のウ イ ン ドウに H D D 3 3から読み出 したテロ ッ プのテキス ト をス ク ロール表 示する。 第 1 0図に示すよ う に、 複数の画像 4 0 5 , 4 0 5が供給され ている場合、 マウス 3 9によ り選択される画像に応じて各々異なるテロ ッ プを表示する こ と も可能である。
[画像データ処理への情報画像フ ァ ィ ルの供給]
上述の実施の形態において、 画像データ処理への情報画像フ ァ イ ルの 供給は、 ブラ ウザのウ ィ ン ドウ 4 0 1 か ら画像データ処理のウ ィ ン ドウ 4 0 2への ドラ ッ グ ' アン ド · ドロ ッ プ操作によ り行う こ とができ る こ とを説明 した。 こ こ では、 他の供給方法について説明する。
(1)メ ニューからの ドラ ッ グ . ア ン ド - ドロ ッ プ
第 1 1 図は、 メ ニューから ドラ ッ グ ' アン ド · ドロ ッ プする操作の説 明図である。 既に説明 したよう にマウス 3 9の右ボタ ンク リ ッ ク によ り メ ニュ ー 5 5 (第 1 の管理領域) を表示させ、 情報画像追加用のメ ニ ュ —項目 をマウス 3 9から選択する。 情報画像追加用のメ ニューは、 例え ば第 8図 ( b ) の一番下の行に定義してある よう に、 アク シ ョ ンテープ ルの制御コー ドを画像追加専用の制御コー ドに設定しておく 。 ユーザ一 がマウス 3 9を操作し、 情報画像追加用のメ ニュー項目 を画像データ処 理のウ ィ ン ドウ 4 0 2 (第 2の管理領域) 内に ドラ ッ グ · アン ド · ドロ ッ プする と、 M P U 3 1 は、 こ の操作を検知 し画像関連情報 (第 8図 ( b )) を参照する。 そ して、 操作されたメ ニ ュ ー項目 に対応するァク シ ョ ンテ一ブルの制御コー ドをチヱ ッ ク し、 「画像追加」である こ とを確認す る と、 対応するポイ ンタ に アク セ スを開始する。 こ のア ク セス に対し所
定のサーバ一から新規の情報画像フ ァ イ ルがダウ ンロー ド される と、 M P U 3 1 は、 ブラ ウザ 3 0 3 か ら画像データ処理に情報画像フ ア イ ルを 供給する処理と同様に、 新規にダウ ンロー ドされた情報画像フ ア イ ルを 画像データ処理に供給する。
これによる と、 新規の情報画像フ ァ イ ルを供給するために、 一 々 ブラ ゥザを立ち上げな く て も よいという メ リ ッ ト がある。
無論、 情報画像追加用のメ ニ ュ ー項目 を単にマウス 3 9 でク リ ッ クす る こ とによ り、 新規情報画像フ ァ イ ルのダウ ン口一 ドと画像データ処理 への供給を行える よう に して も よい。
また、 新規の情報画像フ ァ イ ルを他の既に供給済みの情報画像フ ア イ ルの内部に格納しておいて も よい。 こ の場合、 M P U 3 1 は、 情報画像 追加用のメニュ ー項目 (第 1 の管理領域) が ドラ ッ グ ' ア ン ド ' ドロ ッ プ等される と、 ネ ッ ト ワーク上のサーバにアクセスするのではな く 、 現 在対象となっている情報画像フ ア イ ルの画像関連情報を参照 し、 その中 に予め登録されている別の情報画像フ ァ イ ルを読み出 し、 画像データ処 理 (第 2 の管理領域) に供給する。
こ の場合、 新規の情報画像フ ァ イ ルを供給するために、 一 々 ネ ッ ト ヮ ーク上のサーバーに接続する必要がない、 という効果がある。
(2)メ ールソ フ ト からの ドラ ッ グ . アン ド · ドロ ッ プ
メ ールソ フ ト に添付された情報画像フ ァ イ ルを画像データ処理のウ イ ン ドウ 4 0 2 に ドラ ッ グ · アン ド - ドロ ッ プする こ と によ り、 画像デー タ処理への情報画像フ ァ イ ルの供給を行う よ う に して も よい。 メ ール本 文の閲覧ウイ ン ドウや添付フ ァ ィ ルの確認ウイ ン ドウが第 1 の管理領域 となる。 この場合、 情報画像フ ァ イ ルを電子メ ールに乗せて流通させ、 受取人に利用させる こ とができ るので、 効果的な情報の拡布が可能であ る。
(3)任意のフ ォ ルダか ら の ドラ ッ グ ' ア ン ド · ドロ ッ プ ブラ ウザやメ ールソ フ ト などから一旦所定のフ ォルダに コ ピー した情 報画像フ ァ イ ルを当該フ ォ ルダ (第 1 の管理領域) から画像データ処理 のウ ィ ン ドウ 4 0 2 (第 2の管理領域) に ドラ ッ グ ' ア ン ド ' ドロ ッ プ する こ と によ り供給する よ う に して も よい。 M P U 3 1 は、 任意のフ ォ ルダから画像データ処理のウ ィ ン ドウ 4 0 2への ドラ ッ グ · ア ン ド · ド ロ ッ プ操作を検知 し、 上述 したブラ ウザからの ドラ ッ グ ' アン ド · ドロ ッ プ処理の場合と同様に画像データ処理に情報画像フ ァ イ ルを供給する (4)ドラ ッ グ · アン ド · ドロ ッ プ以外の供給方法
画像データ処理への情報画像フ ァ イ ルの供給は、 上記の ドラ ッ グ · ァ ン ド · ドロ ッ プの操作を他の操作に置き換えて も実現可能である。 例え ば、 画像データ処理の外部で管理されている情報画像フ ァ イ ルがク リ ッ ク されたこ とを M P U 3 1 が検知 して、 当該情報画像フ ァ イ ルを画像デ —タ処理に供給するよ う に して も よい。 また、 圃像データ処理の外部で 管理されている情報画像フ ア イ ルがク リ ッ プボー ドにコ ピーされ、 その 後、 ク リ ッ プボー ドか ら画像データ処理のウ ィ ン ドウ 4 0 2に貼り付け られたと きに、 こ の操作を MP U 3 1 が検知 し、 当該情報画像フ ァ イ ル を画像データ処理に供給する よ う に して も よい。
(5)C D R OM等の記録媒体からの供給
また、 情報画像フ ァ イ ルは C D R O M等のコ ン ピュ ー タ読み取り可能 な記録媒体から供給されて も よい。 この場合、 C D R O Mのフ ォ ルダ ( 第 1 の管理領域) に表示された情報画像フ ァ イ ルを、 既述の ドラ ッ グ ' ア ン ド ' ドロ ッ プ操作、 ク リ ッ ク操作、 コ ピー ' ア ン ド ' ペース ト操作 等によ って画像データ処理 (第 2の管理領域) に供給する よう に して も よい し、 C D R O Mの立ち上げ時に 自動的にィ ンス ト ーラーを起動させ
、 このイ ン ス ト ーラーが C D R O M等に記録された情報画像フ ァ イ ルを 画像データ処理に供給する よ う に して も よい。 また、 イ ン ス ト 一ラーが 情報画像フ ァ イ ルを供給する場合、 このイ ンス ト 一ラーが、 画像データ 処理に既に供給済みの情報画像フ ア イ ルを検査 し、 未供給の情報画像フ ア イ ルのみを選択 して当該画像データ処理に供給する よ う に して も よい これによる と、 情報画像フ ァ イ ルを雑誌の付録と して流通させる こ と 等が可能とな り、 不特定多数のユーザーに配布 して利用させる こ とが可 能となる。
[第 1 の管理領域と第 2 の管理領域の構成]
第 1 の管理領域と第 2 の管理領域は、 第 2 図に示したよ う に、 それぞ れ独立したウ ィ ン ドウ (プロセス、 プロ グラム) によ って提供されて も よいが、 他の形態によ る実施も可能である。 以下に幾つかの実施例を示 す。
第 1 2 図は、 W e b ブラ ウザのウ ィ ン ドウ 4 0 1 と、 画像データ処理 のウイ ン ドウ 4 0 2 とを単一のプログラムによ り提供し、 入力手段 3 5 の操作を通じてゥ ィ ン ドウ上方の表示選択タ ブを選択させ、 選択された 側のウイ ン ドウを択一的に画面表示する実施例である。 まず W e b ブラ ゥザのウィ ン ドウ 4 0 1 に表示された情報画像フ ァ イ ル 4 0 4 にァクセ ス し、 ノ ッ ク グラ ウン ドにある画像データ処理のウィ ン ドウ 4 0 2 に登 録する。 情報画像フ ァ イ ル 4 0 4へのアクセス方法は、 前述した種々 の 方法を採用する こ とが可能である。 次に、 入力手段 3 5 を通じて表示選 択タ ブを操作し、 画像データ処理のウィ ン ドウ 4 0 2 を表示させる。 こ れによ り、 画像データ処理に登録済みの情報画像フ ア イ ルに対しァクセ スする こ とが可能になる。
また、 第 1 3 図は、 フ レ ー ム構造の表示ウィ ン ドウを設け、 或る フ レ
—ムを W e bブラ ウザのウ ィ ン ドウ 4 0 1 と して提供 し、 他のフ レーム を画像データ処理のウイ ン ドウ 4 0 2 と して同時に提供する。 この場合 は、 情報画像フ ァ イ ル 4 0 4を W e bブラ ウザのフ レーム 4 0 1 から画 像データ処理のフ レームに ドラ ッ グア ン ド ドロ ッ プする アク セス操作が 容易であるが、 も ちろん、 上述した他のアク セス方法によ って情報画像 フ ァ イ ルを画像データ処理に供給する こ とができる。
また、 第 1 4図では、 W e bブラ ウザのウィ ン ドウ 4 0 1 に表示され た情報画像フ ァ イ ル 4 0 4に対しアク セスを行う と、 処理手段 3 1 は、 当該 W e bブラ ウザに予め実装されたプラグィ ンを起動する。 情報画像 フ ァ イ ルへのアクセス方法は、 上述 した種々 の方法を採用できる。 起動 されたプラグィ ンは、 第 2の管理領域と して予め記憶手段 3 3 に格納さ れた口一カ ル H TMLフ ア イ ルに新規情報画像フ ア イ ルの管理を追加す る。 そ して、 新規情報画像を追加 した後の口一カル HTM Lフ ァ イ ルを 第 2の管理領域 4 0 2 と して W e bブラ ウザに展開する。 口一カル HT MLフ ァ イ ルを W e bブラ ウザに展開する場合、 既存の W e bブラ ウザ に展開 して も よい し、 新規の W e bブラ ウザを起動 して別途展開 して も よい。
[画像関連情報の暗号化]
次に、 画像データ に付加する画像関連情報の暗号化処理について説明 する。
[サーバ装置における暗号化処理]
サーバ装置 2 0は、 画像データ に付加する画像関連情報を暗号化 して 付加する機能を備えている。 暗号化アルゴリ ズムは所定の期間を置いて 更新する よ う になっている。 画像関連情報を暗号化する こ と によ り 、 第 三者が不正に画像関連情報を追加 · 削除 · 改変 して画像フ ァ イ ルを使用 する こ と を防止する こ とができる。
[端末装置における復号化処理]
端末装置 3 0 において、 M P U 3 1 は、 画像データ に付加された画像 関連情報を参照する際は、 当該画像関連情報を復号する。 復号化ァルゴ リ ズムは、 サーバ装置 2 0 における暗号化アルゴ リ ズム に対応 して予め H D D 3 3 に格納されている。 しか しなが ら、 サーバ装置 2 0 の暗号化 アルゴ リ ズムが一定の期間を置いて更新されるため、 サーバ装置 2 0 の 暗号化アルゴ リ ズムが更新された場合は、 端末装置 3 0 の復号化ァルゴ リ ズムも更新された暗号化アルゴ リ ズムに適合する よ う に更新する必要 がある。
[復号化アルゴ リ ズムの更新]
サーバ装置 2 0 は、 端末装置 3 0 に格納されている復号化ァルゴリ ズ ムのバージ ョ ンを当該端末装置の I D ( I P ア ド レ ス等) 毎にデータべ ースに管理している。 サーバ装置 2 0 において画像関連情報の暗号化ァ ルゴリ ズムを更新した場合は、 すべての端末装置の I Dにフ ラ グを立て 、 その後にサーバ装置 2 0 にア ク セス してきた端末装置であっ て当該端 末装置の I Dに対応するフ ラ グが立っている ものには新しい暗号化アル ゴリ ズムに対応した復号化アルゴ リ ズムを送信 し更新させる。 そ して、 更新を完了 した端末装置の I D に対応するフ ラ グを解除する。 復号化ァ ルゴリ ズムは、 サーバ装置の H D D 2 3 に格納されている。
画像データ処理は、 情報画像フ ァ イ ルが供給される際に当該情報画像 フ ァ イ ルに含まれた画像関連情報の復号を試み、 復号した画像関連情報 のデータ構造が正常であるかチ ヱ ッ クする機能を備えている。 そ して、 復号後のデータ構造が正常でなければ当該情報画像フ ア イ ルの供給を禁 止する。 これによ り、 不正に改変された情報画像フ ァ イ ルの供給を防止 する こ とができる。 また、 不正な情報画像フ ァ イ ルの判定は、 画像デー タ に付加された識別情報に基づいて行って も よい。
最後に、 情報画像フ ァ イ ル (アイ コ ン) に対 して画像関連情報を埋め 込む形態については、 上記のよ う にアイ コ ン形式でパッ ケージとするほ か、 Java (商標) アブ レ ッ ト や ActiveX (商標) コ ン ト ロ ー ルなどを用 いてノ、。 ッ ケージに して実施する こ とが可能である。 Java アブ レ ツ ト と ActiveX コ ン ト ロールは、 と もにネ ッ ト スケープ (商標) やイ ンタ一ネ ッ ト ' エ ク ス プローラ (商標) などのブラ ウザ · ソ フ ト ゥ ヱ ァが実行さ せる こ とができ るプロ グラムュニ ッ ト である。 そ して、 その実行コー ド は、 Java ァプレ ツ ト は Java 中間コ 一 ドで、 ActiveX コ ン ト ロールは C P Uのネイ テ ィ ブコ ー ドで記述されており、 それぞれブラ ウザが実行を 開始させる こ とができる よう になつている。 そ して、 Java アブレ ツ ト と ActiveX コ ン ト ロ ールはと もに、 そのグラ フ ィ ッ ク表示をブラ ウザの表 示面上にさせる こ とができるよう になつている。 これら Java アブレ ツ ト 、 ActiveX コ ン ト ロ ー ルなどを用いる場合には、 関連情報を埋め込ん だア イ コ ン の代わり に、 画像を表示するだけのアブレ ツ ト を用意する。 また、 ブラウザ上で (IMG) タ グを用いて上記ア イ コ ンを表示していた と こ ろ、 (EMBED ) 若し く は (APPLET) タ グを用いて、 該ァプ レ ツ ト を実行させるよ う にすればよい。 そ して、 関連情報の埋め込みは、 両者 と もプロ グラムの形式で行えば足り る ものである。 産業上の利用可能性
本発明は、 以上のよ う に構成され機能するので、 これによる と、 広告 画像フ ア イ ルに関連フ ア イ ルのボイ ンタ を格納し、 従来よ り も付加価値 の高い広告画像をユーザーに提供する こ と によ り 、 ユーザーが広告主の 発信する多種多様な情報にア ク セ ス し易く する と同時に、 広告主にと つ ては効果の高い広告を行う こ とができ る、 という従来にない優れたネ ッ 卜 ワーク広告方法及びシステム等を提供する こ とができ る。