明細書
多嚢胞性卵巣症候群治療剤
技術分野
本発明は多嚢胞性卵巣症候群治療剤に関し、 さらに詳しくはある特定の化合物 または医薬として許容されるその塩を有効成分として含有する多嚢胞性卵巣症候 群治療剤に関する。
背景技術
多嚢胞性卵巣症候群とは、 両側の多嚢胞性卵巣、 排卵障害、 月経障害ゃ不育、 肥満、 不妊、 多毛症、 ざ瘡、 脱毛症、 男性化症状などを呈するものをいう。 本症 候群は、 閉経前女性の 5〜 1 0 %に発症するとされている内分泌疾患で、 多くの 患者数が予想される。 この症候群は、 高アンドロゲン症、 およびゴナドトロピン 分泌障害による寡少または無排卵によって特徴づけられている。 多嚢胞性卵巣症 候群の発症にはインスリン抵抗性が関与しているとされ、 したがって、 該症候群 を有する女性はィンスリン非依存型糖尿病を発症する危険が高い。
発明の開示
本発明は、 ある特定の化合物または医薬として許容されるその塩を有効成分と して含有する多嚢胞性卵巣症候群治療剤を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、 下記式 (1 ) または (2 ) で示される化合物または医薬と して許容されるその塩を有効成分として含有する多嚢胞性卵巣症候群治療剤に関 する。
n (R4)
(式中、 R1は水素原子、 ァリ一ルスルホニル基または低級アルキル基であり、該
低級アルキル基は、 一個または二個の
ハロゲン原子、 ハロア:リ' ル基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 低級ァ ルコキシ基、 ュトロ基、 アミノ基、 シァノ基、 ァリール基、 ァリール低級アルキ ル基、 ァリール低級アルコキシ基、 ハロアリール低級アルコキシ基、 ァリールス ルホニル低級アルキル基、 ァリ一ルスルホニルァミノ基、 シァノアリール基およ び複素環基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよいァリ一ル基、 また で置換されていてもよく、
R2は水素原子、 低級シクロアルキル基、 ヒ ドロキシ基、 低級アルコキシ基、 メル カプト基、 低級アルキルチオ基、 アミノ基、 低級アルキルアミノ基、 カルボキシ 基、 ァリール基または低級アルキル基であり、
該低級アルキル基は、 ハロゲン原子、 低級アルコキシ基、 シァノ基、 クロ口カル ボニル基、 ァリ一ル基または複素環基で置換されていてもよく、
R3はカルボキシ基、エステル化されたカルボキシ基、アミ ド化されたカルボキシ 基、 アミノ基、 アミ ド基またはスルホニル基であり、
該ァミノ基おょぴ該アミ ド基は、 それぞれァシル基あるいはスルホニル基で置換 されていてもよく、 該スルホニル基はハロゲン原子、 アミノ基あるいはァシルァ ミノ基が結合したものであり、また、 R3は低級アルキレンあるいは低級アルケニ レン基を介して母核と結合していてもよく、
R4は中性の置換基であり、
nは 0〜3の整数である。)
,104
102
(2)
(式中、 Riei〜R1Q3はそれぞれ
1 ) 水素原子、
2 ) 低級アルキル基、 低級アルキルチオ基もしくは低級アルコキシ低級アルキル 基、 または
3 ) 低級アルキル基、 ォキシ基、 ォキシ低級アルキル基、 低級アルコキシ基、 力 ルポ二ル基、 低級アルケニル基、 置換されていてもよいイミノ基、 窒素原子が置 換されていてもよい低級アルキルィミノ基、 チォ低級アルキル基または低級アル キルチオ基であり、 それぞれの基は、 ァリール基または複素環基が結合もしくは ァリール基または複素環基で置換されており、 該ァリール基およぴ複素環基はそ れぞれ、 さらにハロゲン原子;ニトロ基;低級アルキルアミノ基;ァシルァミノ 基;低級アルキル基;低級アルコキシ基;ハロ低級アルキル基;低級シクロアル キル基;それぞれの基がハ口ゲン原子や低級アルキル基で置換されていてもよレ、、 ァリール基、 複素環基、 ァリール低級アルキル基、 複素環低級アルキル基、 ァリ ール低級アルコキシ基、 複素環低級アルコキシ基、 ァリール低級アルケニル基ま たは複素環低級アルケニル基で置換されていてもよく、
ただし R 1()1〜R 1()3は同時に水素原子でなく、
R10 は水素原子または低級アルキル基であり、
R1()5はカルボキシ基、 エステル化されたカルボキシ基またはアミ ド化されたカル ボキシ基を示す。)
これらの化合物はたとえば、 インスリン感受性増強剤として公知であり、 たと えば国際公開番号 WO 9 7ノ 2 4 3 3 4号、 同 WO 9 8 / 1 5 5 3◦号などに記 載されている。
本明細書の上記および以下の記載において、 本発明がその範囲內に包含する 種々の定義の好ましい例および詳細を以下に説明する。
低級とは特に指示がなければ、 炭素数 8以下を、 好ましくは炭素数 6以下を意 味するものとする。
低級アルキル基とはメチル基、 ェチル基、 n—プロピル基、 i —プロピル基、
n—ブチル基、 i 一ブチル基、 s e c—ブチル基、 t—ブチル基、 n—ペンチノレ 基、 i 一ペンチル基、 c—ペンチル基、 t一ペンチル基、 2—メチルブチル 基、 n—へキシル基、 1—メチルペンチル基、 2—メチルペンチル基、 3—メチ ルペンチル基、 4ーメチルペンチル基、 1一ェチルブチル基、 2—ェチルブチノレ 基、 3 _ェチルブチル基、 1 , 1—ジメチルプチル基、 2 , 2—ジメチルブチル 基、 3, 3—ジメチルブチル基、 1ーェチルー 1—メチルプロピル基、 n—ヘプ チル基、 1一メチルへキシル基、 2—メチルへキシル基、 3—メチルへキシル基、 4—メチルへキシル基、 5—メチルへキシル基、 1—ェチルペンチル基、 2—ェ チノレペンチノレ基、 3—ェチノレペンチル基、 4—ェチノレペンチノレ基、 1 , 1—ジメ チルペンチル基、 2 , 2—ジメチルペンチル基、 3, 3—ジメチルペンチル基、 4, 4—ジメチルペンチル基、 1一プロピルブチル基、 n—ォクチル基、 1ーメ チルヘプチル基、 2—メチルヘプチル基、 3—メチルヘプチル基、 4—メチルへ プチル基、 5—メチルヘプチル基、 6 _メチルヘプチル基、 1—ェチルへキシル 基、 2—ェチルへキシル基、 3—ェチルへキシル基、 4—ェチルへキシル基、 5 一ェチルへキシル基、 1 , 1ージメチルへキシル基、 2, 2—ジメチルへキシル 基、 3 , 3—ジメチルへキシル基、 4, 4ージメチルへキシル基、 5 , 5—ジメ チルへキシル基、 1—プロピルペンチル基および 2—プロピルペンチル基などの 直鎖状または分岐状のアルキル基であり、 好適には炭素数 3〜 6のものである。 低級ァノレキレンとは、 メチレン、 エチレン、 プロピレン、 ブチレン、 ペンチレ ン、 およびへキシレンなどの好ましくは炭素数 6以下のアルキレンであり、 特に 好適には炭素数 1 〜 3のものである。 低級アルケニレンとはェテニレン、 1—プ ロぺニレン、 2—プロぺニレン、 1—ブテニレン、 2—ブテニレン、 3—ブテニ レン、 1—ペンテ二レン、 2—ペンテ二レン、 3—ペンテ二レン、 4一ペンテ二 レン、 1—へキセ二レン、 2 —へキセニレン、 3—へキセ二レン、 4—へキセニ レンおよび 5 —へキセニレンなどの好ましくは炭素数 6以下のアルケニレンであ り、 特に好適には炭素数 2〜 3のものである。
低級アルケニル基の好適なものとしては、 ビュル基、 1—プロぺニル基、 2—
プロぺニル基、 1—ブテニル基、 2—ブテュル基、 3—ブテニル基、 1—メチル - 1—プロぺニノレ基、 '.:2 メチル一 1一プロぺニノレ基、 1—メチノレ一 2—プロぺ ニル基、 2—メチル一 2—プロぺニル基、 1—ペンテュル基、 2—ペンテニル基、 3—ペンテュル基、 4—ペンテュル基、 1一メチル _ 1—ブテュル基、 2—メチ ル—1—ブテュル基、 3—メチル一 1ーブテュル基、 2—メチル一2—ブテニル 基、 3—メチルー 2—ブテニル基、 2—メチル一 3—ブテニル基、 3—メチル一 3—ブテュル基、 1—へキセニル基、 2—へキセニル基、 3—へキセニル基、 4 —へキセニル基、 5 —へキセニル基、 2—メチル一 1一ペンテニル基、 3—メチ ル一 1—ペンテュル基おょぴ 4ーメチルー 1—ペンテュル基などの直鎖状または 分岐状のアルケニル基を挙げることができ、 好適には炭素数 2〜 4のものが挙げ られる。
ハロゲン原子とはフッ素原子、 塩素原子、 臭素原子およびヨウ素原子であり、 好適なものとしてはフッ素原子、 塩素原子、 臭素原子が挙げられる。
ハロ低級アルキルとはフッ素原子、 塩素原子、 臭素原子およびヨウ素原子が置 換した炭素数 8までの直鎖状または分岐状アルキル基であり、 好適にはフッ素原 子、 塩素原子、 および臭素原子が置換した炭素数 8まで、 より好適には炭素数 1 〜 3の直鎖状または分岐状アルキル基である。 たとえば、 フルォロメチル基、 ジ フルォロメチル基、 トリフノレオ口メチル基、 クロロメチル基、 ジクロロメチル基、 トリクロロメチル基、 ブロモメチル基、 ジブロモメチル基、 トリブロモメチル基、 1—フルォロェチル基、 1—クロ口ェチル基、 1—ブロモェチル基、 2—フルォ 口ェチル基、 2—クロ口ェチル基、 2—ブロモェチル基、 1 , 2—ジフルォロェ チル基、 1 , 2—ジクロ口ェチル基、 1 , 2—ジブロモェチル基、 2, 2 , 2 - トリフルォロェチル基、 ヘプタフルォロェチル基、 1—フルォロプロピル基、 1 —クロ口プロピル基、 1—ブロモプロピル基、 2—フルォロプロピル基、 2—ク ロロプロピル基、 2—ブロモプロピル基、 3—フルォロプロピル基、 3—クロ口 プロピル基、 3—ブロモプロピル基、 1 , 2—ジフルォロプロピル基、 1 , 2— ジクロロプロピル基、 1 , 2—ジブロモプロピル基、 2 , 3—ジフルォロプロピ
ル基、 2 , 3—ジクロロプロピル基、 2, 3—ジブロモプロピル基、 3, 3, 3 —トリフルォロプロヒ。ノレ基、 2 , 2 , 3 , 3 , 3—ペンタフルォロプロピル基、 2—フルォロブチル基、 2—クロロブチル基、 2—ブロモブチル基、 4ーフノレオ ロブチノレ基、 4—クロロブチル基、 4—ブロモブチノレ基、 4, 4, 4一トリフノレ ォロブチル基、 2 , 2 , 3 , 3 , 4, 4 , 4—ヘプタフルォロブチル基、 パーフ ルォロブチル基、 2—フルォロペンチル基、 2—クロ口ペンチル基、 2—ブロモ ペンチル基、 5—フルォロペンチル基、 5—クロ口ペンチル基、 5—ブロモペン チル基、 パーフルォロペンチル基、 2—フルォ口へキシル基、 2—クロ口へキシ ル基、 2—ブロモへキシル基、 6—フルォ口へキシル基、 6—クロ口へキシル基、 6—ブロモへキシル基、 パーフルォ口へキシル基、 2 _フルォ口へプチル基、 2 —クロ口へプチル基、 2—ブロモヘプチル基、 7—フルォ口へプチル基、 7—ク ロロへプチル基、 7—ブロモヘプチル基、 およびパーフルォ口へプチル基などが 挙げられる。
ォキシ低級アルキル基とは、ォキシ基で置換された低級アルキル基を意味する。 置換されていてもよいィミノ基とは、 低級アルキル基などで置換されていてもよ ぃィミノ基を意味する。
窒素原子が置換されていてもよい低級アルキルィミノ基とは、 低級アルキル基 が結合したィミノ基であり、 さらに窒素原子が低級アルキル基などで置換されて いてもよいものを意味する。
チォ低級アルキル基とは、 チォ基で置換された低級アルキル基を意味する。 低級アルコキシ基とは好ましくは炭素数 6までの直鎖状および分岐状アルコキ シ基である。 たとえばメ トキシ基、 エトキシ基、 n—プロピルォキシ基、 iープ 口ピルォキシ基、 n—ブチルォキシ基、 i —ブチルォキシ基、 s e c—ブチルォ キシ基、 t一ブチルォキシ基、 n—ペンチルォキシ基、 i —ペンチルォキシ基、 s e c—ペンチルォキシ基、 t一ペンチルォキシ基、 2—メチルブトキシ基、 n 一へキシルォキシ基、 i —へキシルォキシ基、 t—人キシルォキシ基、 s e c— へキシルォキシ基、 2—メチルペンチルォキシ基、 3—メチルペンチルォキシ基、
1—ェチルブチルォキシ基、 2—ェチルブチルォキシ基、 1 , 1一ジメチルブチ ルォキシ基、 2, 2 チルブチルォキシ基、 3 , 3—ジメチルプチルォキシ 基、 および 1—ェチル一 1一メチルプロピルォキシ基などが挙げられる。 さらに 好適にはメ トキシ基、 エトキシ基、 n—プロピルォキシ基、 i—プロピルォキシ 基、 n—ブチルォキシ基、 i一ブチルォキシ基、 s e c—ブチルォキシ基、 およ ぴ t—ブチルォキシ基などが挙げられ、 特に好適には炭素数 1〜3のものが挙げ られる。
低級シク口アルキル基とは炭素数 3〜 7のシクロアルキル基であり、 好適には シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基、 シクロへキシル基、 お よびシクロへプチル基などが挙げられ、 より好適には、 シクロプロピル基、 シク ロブチル基、 シク口ペンチル基およぴシク口へキシル基が挙げられる。
低級アルコキシ低級アルキル基とは、 炭素数 8までの直鎖状および分岐状アル コキシ基が、 炭素数 8までの直鎖状および分岐状アルキル基に置換したものであ る。 たとえば、 メ トキシメチル基、 メ トキシェチル基、 メ トキシプロピル基、 メ トキシブチル基、 メ トキシペンチル基、 メ トキシへキシル基、 メ トキシへプチル 基、 メ トキシォクチル基、 エトキシメチル基、 エトキシェチル基、 エトキシブチ ル基、 エトキシペンチル基、 エトキシへキシル基、 エトキシヘプチル基、 ェトキ シォクチル基、 プロピルォキシメチル基、 プロピルォキシェチル基、 プロピルォ キシプロピル基、 プロピルォキシブチル基、 プロピルォキシペンチル基、 i—プ 口ピルォキシメチル基、 i—プロピルォキシェチル基、 i一プロピルォキシプロ ピル基、 i—プロピルォキシブチル基、 i—プロピルォキシペンチル基、 ブチル ォキシメチル基、 ブチルォキシェチル基、 ブチルォキシプロピル基、 ブチルォキ シブチル基、 1一ブチルォキシメチル基、 1—ブチルォキシェチル基、 1—ブチ ルォキシプロピル基、 1—ブチルォキシブチル基、 s e c—ブチルォキシメチル 基、 s e c—ブチルォキシェチル基、 s e c—ブチルォキシプロピル基、 s e c —ブチルォキシブチル基、 t—ブチルォキシメチル基'、 t一ブチルォキシェチル 基、 t—ブチルォキシプロピル基、 t一ブチルォキシブチル基、 ペンチルォキシ
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メチル基、 ペンチルォキシェチル基、 ペンチルォキシプロピル基、 ペンチルォキ シブチル基、 へキシル:オ^シメチル基、 へキシルォキシェチル基、 およびへキシ ルォキシプロピル基などが挙げられ、 好適には炭素数 1 〜 2のアルコキシ基が炭 素数 1 〜 2のアルキル基に結合したものが挙げられる。
トリ低級アルキルシリル低級アルキル基とは、 トリメチルシリル基、 トリェチ ルシリル基、 およびトリプロビルシリル基などが前記の低級アルキル基に結合し たものである。
低級アルキルァミノ基は、 好ましくは炭素数 6までの直鎖状および分岐状アル キルアミノ基である。 たとえばメチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 n—プロピル アミノ基、 i—プロピルアミノ基、 n—プチルァミノ基、 i 一プチルァミノ基、 s e c—ブチルァミノ基、 t—ブチルァミノ基、 n—ペンチルァミノ基、 i—ぺ ンチルァミノ基、 s e c—ペンチルァミノ基、 t—ペンチルァミノ基、 2—メチ ルブチルァミノ基、 n —へキシルァミノ基、 1ーメチルペンチルァミノ基、 2 _ メチルペンチルァミノ基、 3—メチルペンチルァミノ基、 4—メチルペンチルァ ミノ基、 1—ェチルブチルァミノ基、 2 —ェチルブチルァミノ基、 3 —ェチルブ チルァミノ基、 1 , 1ージメチルブチルァミノ基、 2 , 2—ジメチルブチルアミ ノ基、 3 , 3—ジメチルブチルァミノ基、 および 1ーェチルー 1一メチルプロピ ルァミノ基が挙げられる。 さらに好適には、 炭素数 1 〜 4のもの、 たとえばメチ ルァミノ基、 ェチルァミノ基、 n—プロピルアミノ基、 i—プロピルアミノ基、 n—ブチルァミノ基、 iーブチルァミノ基、 s e c—ブチルァミノ基、 および t —プチルァミノ基が挙げられる。
低級アルキルチオ基とは、 好ましくは炭素数 6までの直鎖状および分岐状アル キルチオ基である。 たとえばメチルチオ基、ェチルチオ基、 n—プロピルチオ基、 i 一プロピルチオ基、 n—ブチルチオ基、 iーブチルチオ基、 s e c—ブチルチ ォ基、 tーブチルチオ基、 n—ペンチルチオ基、 i —ペンチルチオ基、 s e c— ペンチルチオ基、 t ϊンチルチオ基、 2—メチルプチルチオ基、 n —へキシル チォ基、 i —へキシルチオ基、 t —へキシルチオ基、 s e c —へキシルチオ基、
2—メチルペンチルチオ基、 3—メチルペンチルチオ基、 1ーェチルブチルチオ 基、 2—ェチルブチル^基、 1 , 1—ジメチルブチルチオ基、 2, 2—ジメチ ルブチルチオ基、 3 , 3—ジメチルブチルチオ基、 および 1ーェチルー 1ーメチ ルプロピルチオ基などが挙げられる。 さらに好適にはメチルチオ基、 ェチルチオ 基、 n—プロピルチオ基、 i一プロピルチオ基、 n—プチルチオ基、 i一ブチル チォ基、 s e c一プチルチオ基、 および t一プチルチオ基など、 炭素数 1〜4の ものが挙げられる。
低級アルキルチオ低級アルキル基とは、 先に規定した炭素数 8までの直鎖状お よび分岐状アルキルチオ基が、 先に規定した炭素数 8までの直鎖状および分岐状 アルキル基に置換したものである。
低級アルコキシカルボニル基とはアルキル部分の炭素数が好ましくは 6までの 直鎖状および分岐状アルコキシカルボニル基である。 たとえばメ トキシカルボ二 ル基、 エトキシカルボニル基、 n—プロピルォキシカルボニル基、 i—プロピル ォキシカルボニル基、 n—ブチルォキシカルボニル基、 i 一ブチルォキシカルボ ニル基、 s e c—ブチルォキシカルボニル基、 t一ブチルォキシカルボニル基、 n—ペンチルォキシカルボニル基、 i—ペンチルォキシカノレボニル基、 s e c— ペンチルォキシカルボニル基、 t—ペンチルォキシカルボニル基、 2—メチルブ チルォキシカルボニル基、 n—へキシルォキシカルボニル基、 i —へキシルォキ シカルボ二ノレ基、 t 一へキシルォキシカルボニル基、 s e c —へキシルォキシ力 ルボニル基、 2—メチルペンチルォキシカルボニル基、 3—メチルペンチルォキ シカノレポ二/レ基、 1 ーェチノレブチルォキシカノレボニノレ基、 2—ェチノレブチノレオキ シカルボニル基、 1 , 1—ジメチルブチルォキシカルボニル基、 2 , 2—ジメチ ルブチルォキシカルボニル基、 3, 3—ジメチルブチルォキシカルボニル基、 1 ーェチルー 1一メチルプロピルォキシカルボニル基などが挙げられる。 さらに好 適にはメ トキシカルボニル基、 エトキシカルボニル基、 η—プロピルォキシカル ボニル基、 i一プロピルォキシカルボニル基、 n—プチルォキシカルボニル基、 1—プチルォキシカルボニル基、 s e c—ブチルォキシカルボニル基、 および t
-ブチルォキシカルボニル基など、 炭素数 1〜4のアルコキシ基が結合したカル ボニル基が挙げられる。
低級アル力ノィル基とはアルキル部分の炭素数が好ましくは 6までの直鎖状お よび分岐状アルキルカルボニル基である。 たとえばメチルカルボニル基、 ェチル カルボニル基、 n—プロピルカルボニル基、 i —プロピルカルボニル基、 n—ブ チルカルボニル基、 i 一ブチルカルボニル基、 s e c—ブチルカルボニル基、 t —ブチルカルボニル基、 n—ペンチルカルボニル基、 i —ペンチルカルボニル基、 s e c—ペンチノレカルボニル基、 t一ペンチノレカルボニル基、 2—メチルブチル カルボニル基、 n—へキシルカルボニル基、 i 一^ ^キシルカルボニル基、 t—へ キシルカルボニル基、 s e c—へキシルカルボニル基、 2—メチルペンチルカル ボニル基、 3—メチルペンチルカルボニル基、 1—ェチルブチルカルボニル基、 2—ェチルブチルカルボニル基、 1, 1—ジメチルブチルカルボニル基、 2, 2 ージメチルブチルカルボニル基、 3 , 3—ジメチルブチルカルボニル基、 および 1—ェチルー 1—メチルプロピルカルボニル基などが挙げられる。 さらに好適に はメチノレカノレボ二/レ基、 ェチノレカルボ二ノレ基、 n—プロピノレカノレボニル基、 i - プロピルカルボニル基、 n—ブチルカルボニル基、 i 一ブチルカルボニル基、 s e c一ブチルカルボニル基、 および t一ブチルカルボニル基など、 炭素数 1〜4 のアルキル基が結合したカルボニル基が挙げられる。
低級アルカンスルホニル基とはアルキル部分の炭素数が好ましくは 6までの直 鎖状および分岐状アルカンスルホニル基である。 たとえばメタンスルホニル基、 エタンスルホニル基、 1一プロパンスルホニル基、 2—プロパンスルホニル基、 1—ブタンスノレホニル基、 2—ブタンス /レホニル基、 1 , 1ージメチルエタンス ルホニル基、 1— ( 2—メチルプロノ、"ン) スルホニル基、 1—ペンタンスルホ二 ル基、 2—ペンタンスルホニル基、 3—ペンタンスルホニル基、 1— ( 3—メチ ルブタン) スルホニル基、 1, 1ージメチルプロパンスルホニル基、 1 一へキサ ンスノレホニノレ基、 2—へキサンスルホ二ノレ基、 3— ギサンスノレホニル基、 1一 ( 2—メチルペンタン) スルホニル基、 1— ( 3—メチルペンタン) スルホニル
基、 1一 (4—メチルペンタン) スルホニル基、 2—ェチルブタンスルホニル基、 3—ェチルブタンスル ル基、 1 , 1ージメチルブタンスルホニル基、 2, 2 —ジメチルブタンスルホニル基、 3, 3—ジメチルブタンスルホニル基、 1—ェ チルー 1—メチルプロパンスルホニル基などを挙げることができる。 特に好適に は、 炭素数 1〜4のアルキルスルホニル基が挙げられる。
ァリール基とは、 本明細書全体において炭素数 6〜1 0のもの、 たとえばフエ ニル基、ナフチル基などを含み、単にナフチル基といった場合は 1—ナフチル基、 2—ナフチル基を含む。 またそのベンゼン環上およびナフタレン環上に前記のハ ロゲン原子、 低級アルキル基、 シァノ基、 ニトロ基、 トリフルォロメチル基など の置換基を有していてもよい。
ハロアリール基とは、 上記したァリール基にハ口ゲン原子が置換したものを言 レ、、 たとえば、 モノ一またはジ一またはトリハロフエニル、 モノーまたはジ一ま たはトリハロナフチルなどを含み、 ハロゲン原子は同一でも異なってもよい。 シァノアリール基とは、上記したァリール基にシァノ基が置換したものを言い、 たとえば、 シァノフエニル、 シァノナフチルなどを含む。
ァリールスルホニル基とは、 ベンゼンスルホニル基、 トルエンスルホニル基、 ナフタレンスルホニル基など、 スルホニル基に前記のァリール基が結合したもの を含む。
ァリール低級アルキル基はべンジル基、 1一フエニルェチル基、 2—フヱニル ェチル基、 フエニルプロピル基、 フエニルブチル基、 フエ二ノレペンチル基、 フエ ニルへキシル基、 ナフチルメチル基、 ナフチルェチル基、 ナフチルプロピル基、 ナフチルブチル基、 ナフチルペンチル基、 およびナフチルへキシル基を含み、 前 記の低級アルキル基に前記のァリール基が結合したものを意味する。
ァリール低級アルコキシ基は、 ベンジルォキシ基、 1一フエニルェチルォキシ 基、 2—フエニルェチルォキシ基、 フエニルプロピルォキシ基、 フエニルブチル ォキシ基、 フエ二ルペンチルォキシ基、 フエニルへキシルォキシ基、 ナフチルメ チルォキシ基、 ナフチルェチルォキシ基、 ナフチルプロピルォキシ基、 ナフチル
プチルォキシ基、 ナフチルペンチルォキシ基などを含み、 またそのベンゼン環上 およびナフタレン環上に «換基を有していてもよい。
ハロアリール低級アルコキシ基は、 上記したァリール低級アルコキシ基にハ口 ゲン原子が置換したものを言い、 たとえば、 モノ一またはジハロフエニル低級ァ ルコキシなどを含み、 ハロゲン原子は同一でも異なってもよい。
ァリールスルホニル低級アルキル基は、 ベンゼンスルホニルメチル基、 トルェ ンスルホニルメチル基、 ナフタレンスルホニルメチル基など、 前記の低級アルキ ル基に前記のァリ一ルスルホニル基が結合したものを意味する。
ァリ一ルスルホニルァミノ基は、 ベンゼンスルホニルァミノ基、 トルエンスル ホニルァミノ基、 ナフタレンスルホニルァミノ基など、 ァミノ基に前記のァリ一 ルスルホニル基が結合したものを含む。
ァリールォキシ基は、 フエノキシ基、 1—ナフトキシ基、 2—ナフトキシ基な ど、 酸素原子に前記のァリール基が結合したものを含む。
ァリールカルボニル基は、 フエニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基など、 カルボニル基に前記のァリール基が結合したものを含む。
ァリールカルボニルァミノ基は、 フ mニルカルボニルァミノ基、 ナフチルカル ボニルァミノ基など、 ァミノ基に前記のァリールカルボニル基が結合したものを 含む。
ァリール低級アルケニル基は、 フエニルェテニル基、ナフチルェテニル基など、 前記ァリ一ル基で置換された好ましくは炭素数 6以下のアルケニル基などを含む。 複素環基としては後記のものが挙げられ、具体的にはピリジル基、キノリル基、 イソキノリル基、 チアゾリル基、 チアジアゾリル基、 ベンゾフラニル基、 ジベン ゾフラニル基、 チアナフタレニル基、 1 H— 1 , 2 , 3 _トリァゾリル基、 1, 2 , 4—トリァゾリル基、 テトラゾリル基、 フリル基、 チェニル基、 ピロリル基、 ィミダゾリル基、 ピリミジニル基、 インドリル基、 ベンズィミダゾリル基などを 含み、 これらは、 たとえばハロイソキノリル基、 メチルイソキノリル基のように 前記のハロゲン原子、 低級アルキル基で置換されたものも含む。
複素環低級アルキル基とは、 たとえばピリジルメチル基などのように、 前記の 複素環基により置換ざれ £前記の低級アルキル基を意味し、 ハロ複素環低級アル キル基とは、 前記の複素環低級アルキル基の複素環がハロゲンで置換されたもの であり、 複素環低級アルコキシ基とは、 複素環低級アルキル基が結合したォキシ 基を意味する。 また、 複素環低級アルケニル基とは、 複素環基で置換された低級 アルケニル基を意味する。
複素環低級アルキルァミノ基とは、 たとえばピリジルメチルァミノ基などのよ うに前記の複素環低級アルキル基で置換されたアミノ基を意味し、 複素環低級ァ ルキルカルバモイル基とは、 たとえばピリジルメチルカルバモイル基などのよう に前記の複素環低級アルキル基で置換された力ルバモイル基を意味する。
また、 単にピリジル基といった場合は、 2—ピリジル基、 3—ピリジル基、 お よび 4—ピリジル基を含み、 結合位置を規定するものではない。 同様に複素環に ついても結合位置を規定するものではない。
低級アルキレンジォキシベンジル基とは、 メチレンジォキシベンジル基、 ェチ レンジォキシベンジル基、 およびプロピレンジォキシベンジル基などである。 好適な 「複素環基」 は、 酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子などの少なくとも 1個 の複素原子を有する飽和または不飽和の単環または多環複素環基を意味する。 より好ましい例としては、 下記の複素環基が挙げられる。
—窒素原子 1ないし 5個を有する 7ないし 1 2員、 好ましくは 9または 1 0員の 不飽和縮合複素環基 (好ましくは二環基)、 たとえばィンドリノレ、 イソインドリル、 インドリジニル、 ベンズィミダゾリル、 キノリル、 イソキノリル、 ィンダゾリノレ、 ベンゾトリァゾリル、 テトラゾ口ピリジル、 テトラゾロピリダジニル (たとえば テトラゾロ [ 1, 5— b ] ピリダジニルなど)、 ジヒ ドロトリアゾ口ピリダジニル など;
—硫黄原子 1ないし 3個を有する 7ないし 1 2員、 好ましくは 9または 1 0員の 不飽和縮合複素環基 (好ましくは二環基) またはそ ' S , S—二酸化物、 たとえ ばジチアナフタレニル (たとえば 4 H— 1 , 3—ジチアナフタレニル、 1 , 4—
ジチアナフタレニルなど)、ベンゾチオフェニルまたはその S , S—二酸化物(た とえばベンゾ [ a ] チ:オフヱニルまたはその S , S—二酸化物、 ベンゾ [ b ] チ オフヱニルまたはその S, S—二酸化物など) など;
—窒素原子 1ないし 4個を有する 3ないし 8員、 好ましくは 5または 6員の不飽 和複素単環基、 たとえばピロリル、 ピロリニル、 ィミダゾリル、 ビラゾリル、 ピ リジルおよびその N—オキサイド、 ピリミジル、 ピラジュル、 ピリダジニル、 ト リアゾリル (たとえば 4 H— 1, 2, 4一トリァゾリル、 1 H—1 , 2 , 3—ト リアゾリル、 2 H— 1, 2 , 3—トリァゾリルなど)、 テトラゾリル (たとえば 1 H—テトラゾリル、 2 H—テトラゾリルなど)、 ジヒドロトリアジニル(たとえば 4 , 5—ジヒ ドロ一 1, 2 , 4—トリアジニル、 2 , 5—ジヒドロー 1, 2, 4 —トリアジニルなど) ;
—窒素原子 1ないし 4個を有する 3ないし 8員、 好ましくは 5または 6員の飽和 複素単環基、 たとえばァゼチジュル、 ピロリジニル、 イミダゾリジニル、 ピペリ ジニル、 ビラゾリジニル、 ピペラジニルなど;
—酸素原子 1ないし 2個および窒素原子 1ないし 3個を有する 7ないし 1 2員、 好ましくは 9または 1 0員の不飽和縮合複素環基(好ましくは二環基)、たとえば ベンゾォキサゾリル、 ベンゾォキサジァゾリルなど;
一酸素原子 1ないし 2個および窒素原子 1ないし 3個を有する 3ないし 8員、 好 ましくは 5または 6員の不飽和複素単環基、 たとえばォキサゾリル、 イソォキサ ゾリル、 ォキサジァゾリル (たとえば 1 , 2, 4—ォキサジァゾリル、 1 , 3,
4 _ォキサジァゾリル、 1, 2, 5—ォキサジァゾリルなど) など;
—酸素原子 1ないし 2個および窒素原子 1ないし 3個を有する 3ないし 8員、 好 ましくは 5または 6員の飽和複素単環基、 たとえばモルホリニルなど;
一硫黄原子 1ないし 2個および窒素原子 1ないし 3個を有する 7ないし 1 2員、 好ましくは 9または 1 0員の不飽和縮合複素環基(好ましくは二環基)、たとえば、 ベンゾチアゾリル、 ベンゾチアジアゾリルなど;
—硫黄原子 1ないし 2個および窒素原子 1ないし 3個を有する 3ないし 8員、 好
ましくは 5または 6員の不飽和複素単環基、 たとえば 1, 3—チアゾリル、 1, 2—チアゾリル、 チア.:、:^ Γゾリル (たとえば 1 , 2 , 4—チアジアゾリル、 1 , 3 , 4ーチアジアゾリル、 1 , 2 , 5—チアジアゾリル、 1 , 2, 3—チアジア ゾリルなど) など;
—硫黄原子 1ないし 2個および窒素原子 1ないし 3個を有する 3ないし 8員、 好 ましくは 5または 6員の飽和複素単環基、 たとえばチアゾリジニルなど; —硫黄原子 1個を有する 3ないし 8員、 好ましくは 5または 6員の不飽和複素単 環基、 たとえばチェニルなど;などを挙げることができる。
好適な 「エステル化されたカルボキシ基」 としては、 下記に示すものを挙げる ことができる。
エステル化されたカルボキシのエステル部分の好適な例としては、 低級アルキ ノレエステノレ (たとえばメチノレエステル、 ェチノレエステル、 プロピノレエステル、 ィ ソプロピルエステル、 ブチルエステル、 i—ブチルエステゾレ、 t—ブチルエステ ル、 ペンチルエステル、 へキシルエステルなど) が挙げられる。
この低級アルキルエステルは適当な置換基を少なくとも 1個有していてもよく、 その例としては、たとえば低級アルカノィルォキシ(低級)アルキルエステル〔た とえばァセトキシメチルエステル、 プロピオニルォキシメチルエステル、 ブチリ ノレォキシメチノレエステノレ、 バレリノレオキシメチ/レエステノレ、 ピバロイノレオキシメ チルエステル、 へキサノィルォキシメチルエステル、 1— (または 2—) ァセト キシェチルエステル、 1— (または 2—、 または 3—) ァセトキシプロピルエス テル、 1— (または 2—、 または 3—、 または 4—) ァセトキシブチルエステル、
1— (または 2—) プロピオニルォキシェチルエステル、 1— (または 2—、 ま たは 3—) プロピオニルォキシプロピルエステル、 1一 (または 2—) ブチリル ォキシェチルエステル、 1— (または 2—) イソブチリルォキシェチルエステル、
1— (または 2—) ビバロイルォキシェチルエステル、 1— (または 2 _) へキ サノィルォキシェチルエステル、 イソブチリルォキシメチルエステル、 2—ェチ ノレブチリノレオキシメチノレエステノレ、 3, 3 -
テル、 1— (または 2—) ペンタノィルォキシェチルエステルなど]、低級アル力 ンスルホニル (低級)'.ァ-ルキルエステル (たとえば 2—メチルェチルエステルな ど)、 モノ (またはジまたはトリ) ハロ (低級) アルキルエステル (たとえば 2— ョードエチルエステル、 2 , 2 , 2—トリクロ口ェチルエステルなど) ;低級アル コキシカルボニルォキシ (低級) アルキルエステル [たとえばメ トキシカルボ二 ノレォキシメチノレエステノレ、 エトキシカルボニノレオキシメチノレエステノレ、 プロポキ シカルボニノレオキシメチルエステノレ、 t—ブトキシカノレポニノレオキシメチルエス テル、 1一 (または 2—) メ トキシカルボニルォキシェチルエステル、 1一 (ま たは 2—) エトキシカルボニルォキシェチルエステル、 1— (または 2—) イソ プロポキシカルボニルォキシェチルエステルなど]、 フタリジリデン (低級) アル キルエステル、 または (5—低級アルキル— 2—ォキソ一 1 , 3—ジォキソール 一 4一 Tル) (低級) アルキルエステル [たとえば(5—メチルー 2—ォキソ一 1 , 3—ジォキソール一4一ィル) メチルエステル、 (5—ェチル一 2—ォキソ一 1 , 3—ジォキソールー 4—ィル) メチルエステル、 (5—プロピル一 2—ォキソ一 1,
3 -ジォキソ一ル一 4ーィル)ェチルエステルなど];低級アルケニルエステル(た とえばビニルエステル、 ァリルエステルなど);低級アルキニルエステル(たとえ ばェチニルエステル、プロピニルエステルなど);適当な置換基を少なくとも 1個 有していてもよいアル (低級) アルキルエステル (たとえばベンジルエステル、
4ーメ トキシベンジルエステル、 4—ニトロべンジルエステル、 フエネチルエス テル、 トリチルエステノレ、 ベンズヒ ドリルエステル、 ビス (メ トキシフエニル) メチルエステル、 3 , 4—ジメ トキシベンジルエステル、 4—ヒ ドロキシー 3 , 5—ジー t—ブチルベンジルエステルなど);適当な置換基を少なくとも 1個有し ていてもよいァリールエステル (たとえばフエニルエステル、 4—クロ口フエ二 ルエステル、 トリルエステル、 t—ブチルフエニルエステル、 キシリルエステル、 メシチルエステル、 タメニルエステルなど);フタリジルエステル;などを挙げる ことができる。
このように定義されるエステル化されたカルボキシの好ましい例としては、 低
級アルコキシカルボニルおよびフエニル (またはニトロフエニル) (C I— C 4 ) アルコキシカルボニ を-拳げることができ、 最も好ましいものとしては、 メ トキ シカノレボニノレ、 ェトキシカルボニルおよびべンジルォキシカノレボニノレを挙げるこ とができる。
好適な 「アミ ド化されたカルボキシ基」 としては、 以下のものを挙げることが できる。
カノレバモイノレ基、
モノまたはジ低級アルキル力ルバモイル基 (低級アルキル基は前記のものを挙げ ることができる) 〔たとえばメチルカルバモイル、 ジメチルカルバモイル、イソプ 口ピル力ルバモイル、 n—ブチルカルバモイル、 tーブチルカルバモイル、 N— メチル一 N— (ピリジルメチル) 力ルバモイルなど]、
ァリール低級アルキル力ルバモイル基 (ァリール基および低級アルキル基は前記 のものを挙げることができる) 〔たとえばベンジルカルバモイル、 3, 4ーメチレ ンジォキシベンジルカルバモイル、 ジァミノべンジルカルバモイル、 フエネチル 力ルバモイル]、
炭素数 3〜 7のシク口低級アルキル力ルバモイル基 (シク口低級アルキル基は前 記のものを挙げることができる) [たとえばシク口プロピル力ルバモイル、シクロ ブチルカルバモイル、 シクロペンチルカルバモイル、 シクロへキシルカルバモイ ルなど]、
ァリ一ルカルバモイル(ァリ一ル基は前記のものを挙げることができる) [たとえ ばフエ二ルカルバモイル、 ナフチルカルバモイルなど]、
複素環力ルバモイル基(複素環は前記のものを挙げることができる) [たとえばチ ァゾリルカルバモイル、 チアジアゾリルカルバモイル、 ピリジルカルバモイル、 トリアゾリルカルバモイル、 テトラゾリルカルバモイル、 N—メチルー N—ピリ ジンカノレバモイル、 モノレホリノカノレバモイルなど]、
複素環低級アルキル力ルバモイル基 (複素環低級ァノレキル基は前記のものを挙げ ることができる) [たとえばモルホリノエチルカルバモイノレ、ピリジルメチルカル
バモイル、 メチレンジォキシベンジルカルバモイルなど]、
窒素原子が窒素含有複秦瘰の一員となっている N—ジ置換力ルバモイル (たとえ ばモノレホリノカノレボニノレ、 チォモノレホリノカノレボニノレ、 1一パーヒ ドロアゼビニ ルカルボニル、 1 , 1—ジォキソチアゾリジンカルボニル、 ピペリジノカルボ二 ル、 1ーピペラジニルカルボニル、 4— ( 2—ヒ ドロキシェチル) 一 1ーピペラ ジニルカルボニル、 4一メチル一 1—ピペラジニルカルボニル、 カルボキシピロ リジノカルボニルなど)、
置換スルホニルカルバモイル基など。
また該置換スルホ二ルカルバモイル基の置換基としては、 前記の炭素数 8まで のアルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ァリール低級アルキル基、 ヒ ドロキシ低級 級アルキル基、 トリ低級アルキルシリル低級アルキル基、 低級アルコキシ低級ァ ルキル基、 低級アルキルチオ低級アルキル基、 複素環基、 またはァリール基など が挙げられ、 該ァリール基は、 前記のハロゲン原子、 低級アルキル基、 ハロ低級 アルキル基、 低級アルコキシ基またはニトロ基などで置換されていてもよい。 具 体的には、ナフチルスルホニルカルバモイル、ベンゼンスルホ二ルカルバモイル、 二ト口ベンゼンスノレホニノレカノレバモイノレ、 トリハロベンゼンスノレホニノレカノレバモ ィル、 低級アルコキシベンゼンスルホ二ルカルバモイル、 ハロベンゼンスルホ二 ルカルバモイル、 モノまたはジ低級アルキルベンゼンスルホ二ルカルバモイル、 炭素数 1〜 8のアルキルスルホ二ルカルバモイル ( t—ブチルスルホニルカルバ モイル、 ブチルスルホニルカルバモイル、 プロピルスルホ二ルカルバモイル、 ィ ソプロピルスルホ二ルカルバモイル、 メチルスルホニルカルバモイル、 ォクチル スルホ二ルカルバモイノレ、 ペンチルスルホニルカルバモイル、 イソペンチルスノレ ホニルカルバモイル、 へキシルスルホニルカルバモイルなど)、 トリハロ (低級) アルキルスルホ二ルカルバモイル、 フエニル (低級) アルキルスルホ二ルカルバ モイル、 トリ低級アルキルスルホ二ルカルバモイル、 低級アルキルチオ低級アル キルスルホ二ルカルバモイル、 低級アルコキシ (低級) アルキルスルホニルカル バモイル、 キノリルスルホ二ルカルバモイルなどが肇げられる。
好適な 「ァシル基」 としては、 脂肪族ァシル、 芳香族ァシル、 複素環ァシル、 ならびに芳香族基または樣素環基で置換された脂肪族ァシルであって、 カルボン 酸、 炭酸、 スルホン酸、 力ルバミン酸などから誘導されたァシルを挙げることが できる。
この脂肪族ァシルとしては、 飽和または不飽和の非環式または環式のもの、 た とえば低級アルカノィル (たとえばホルミル、 ァセチル、 プロピオニル、 ブチリ ル、 イソブチリル、 ノくレリノレ、 イソバレリル、 ピバロィル、 へキサノィルなど) などのアルカノィル、 低級アルキルスルホニル (たとえばメシル、 ェチルスルホ ニル、 プロピルスルホニル、 インプロピルスルホニル、 ブチルスルホニル、 イソ ブチルスルホニル、 ペンチルスルホニル、 へキシルスルホニルなど) などのアル キルスルホニル、 力ルバモイル、 N—アルキル力ルバモイル (たとえばメチルカ ルバモイル、 ェチルカルバモイルなど)、低級アルコキシカルボニル(たとえばメ トキシカノレポ二ノレ、 エトキシカノレボニノレ、 プロポキシカノレボニノレ、 ブトキシカスレ ボニル、 t一ブトキシカルボニルなど) などのアルコキシカルボニル、 低級アル ケニルォキシカルボニル (たとえばビエルォキシカルボニル、 ァリルォキシカル ボニルなど) などのアルケニルォキシカルボニル、 低級アルケノィル (たとえば ァクリロイル、 メタァクリロイル、 クロ トノィルなど) などのアルケノィル、 シ クロ (低級) アルカンカルボニル (たとえばシクロプロパンカルボニル、 シクロ ペンタンカルボニル、 シクロへキサンカルボニルなど) などのシクロアルカン力 ルボニルなどを挙げることができる。
芳香族ァシルとしては、 C 6— C 1 0ァロイル (たとえばベンゾィル、 トルォ ィル、 キシロイルなど)、 N - ( C 6 - C 1 0 ) ァリール力ルバモイル (たとえば N—フエ二ノレカノレバモイノレ、 N—トリノレカノレバモイノレ、 N—ナフチノレカルバモイ ルなど)、 C 6— C 1 0アレーンスルホニル(たとえばベンゼンスルホニル、 トシ ルなど) などを挙げることができる。
複素環ァシル、 たとえば複素環カルボニル;複素^ (低級) アルカノィル (た とえば複素環ァセチル、 複素環プロパノィル、 複素環ブタノィル、 複素環ペンタ
ノィル、 複素環へキサノィルなど) ;複素環 (低級) アルケノィル (たとえば複素 環プロぺノィル、 複素環 テノィル、 複素環ペンテノィル、 複素環へキセノィル など);複素環グリオキシロイル;複素環スルフィニル;複素環スルホニル;など を挙げることができる。
芳香族基で置換された脂肪族ァシルとしては、 フエニル (低級) アルコキシ力 ルボニル (たとえばベンジルォキシカルボニル、 フエネチルォキシカルボニルな ど) などのァラルコキシカルボニルなどを挙げることができる。
これらのァシル基は、 1個またはそれ以上の適当な置換基、 たとえばニトロな どでさらに置換されていてもよく、 そのような置換基を有する好ましいァシルと しては、 二トロアラルコキシカルボニル (たとえばニトロべンジルォキシカルボ ニルなど) などを挙げることができる。
ァシルァミノ基とは、 上記したァシル基にアミノ基が置換したものを言い、 た とえば、 低級アルキルスルホニルァミノ、 低級アルカノィルァミノ、 低級アルコ キシカルボニルァミノ、 ウレイ ド、 ァリールスルホニルァミノ、 複素環スルホ二 ルァミノなどを含む。
中性の置換基としては、 ハロゲン原子またはアルキル基、 ァラルキル基、 アル キニル基、 低級アルコキシ基もしくはそれらのハロゲン置換体が挙げられる。 該 置換基が炭化水素基である場合、 飽和もしくは不飽和のいずれでもよく、 また鎖 状もしくは環状のいずれでもよい。 さらに枝分かれしていてもよい。 ハロゲン原 子およびハロゲン置換体の場合、 そのハロゲンの種類は問わず、 またその数は任 思である o
式 (1 ) 中の R4の置換位置に特に限定はなく、他の置換基に対してオルト位、 メタ位、 パラ位のいずれでもよい。
本発明の式 (1 ) および (2 ) で表される化合物の好適な塩は、 無毒性で医薬 として許容しうる慣用の塩であり、 たとえばナトリウム、 カリウムなどのアル力 リ金属塩、 カルシウム、 マグネシウムなどのアル力,.リ土類金属塩、 アンモニゥム 塩などの無機塩基との塩、 およびトリェチルァミン、 ピリジン、 ピコリン、 エタ
ノールァミン、 トリエタノールァミン、 ジシクロへキシルァミン、 N, N, 一ジ ベンジルエチレンアミン-などの有機アミン塩、 および塩酸、 臭化水素酸、 硫酸、 リン酸などの無機酸塩、 およびギ酸、 酢酸、 トリフルォロ酢酸、 マレイン酸、 酒 石酸などの有機カルボン酸塩、 およびメタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 p—トルエンスルホン酸などのスルホン酸付加塩、 およびアルギニン、 ァスパラ ギン酸、 グルタミン酸などの塩基性または酸性ァミノ酸といった塩基との塩また は酸付加塩が挙げられる。
上記した化合物は、いずれも必要に応じて通常の有機化合物精製法、すなわち、 再結晶、 カラムクロマトグラフィー、 薄層クロマトグラフィー、 高速液体クロマ トグラフィーなどの手段により精製することができる。 また化合物の同定は、 N MRスぺク トル分析、 マススぺク トル分析、 I Rスぺク トル分析、 元素分析、 融 点測定などにより行うことができる。
本発明の化合物は 1か所以上の不斉中心を有することもあり、 それゆえ、 それ らは鏡像体またはジァステレオマーとして存在しうる。 さらに、 アルケニル基を 含有する式の若干の化合物は、 シスまたはトランス異性体として存在しうる。 い ずれの場合にも、 本発明はそれらの混合物およぴ各個の異性体をともに包含する ものである。
本発明の化合物は互変異性体の形で存在する場合もあり、 本発明はそれらの混 合物およぴ各個の互変異†¾体をともに包含するものである。
本発明の化合物およびその塩は、 溶媒和物の形をとることもありうるが、 これ も本発明の範囲に含まれる。 溶媒和物としては、 好ましくは、 水和物およびエタ ノール和物が挙げられる。
式 (1 ) で表される化合物の中でも、 下記式 (3 ) で表される化合物、 式 (4 ) で表される化合物および式 (5 ) で表される化合物およびその医薬として許容さ れる塩が特に好ましい。
化合物 ( 3 )
n (R41)
〔式中、 R6はハロゲン原子、 ハ sロアリール基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキ ル基、 低級アルコキシ基、 ニトロ基、 アミノ基、 シァノ基、 ァリール基、 シァノ ァリール基、 ァリール低級アルコキシ基、 ァリールスルホニル低級アルキル基、 ァリールスルホニルァミノ基、 ァリール低級アルキル基および複素環基からなる 群から選ばれる一個あるいは二個の基で置換されていてもよいァリール低級アル キル基であり、
R7は低級アルキル基または低級シクロアルキル基であり、
R8は力ルバモイル基であり、
該カルバモイル基は、 置換されていてもよいァリ一ル基ぁるいは置換されていて もよい複素環基で置換されていてもよい低級アルキル基、ァリール基、複素環基、 および式 (3— a )
R 9
(3-a)
(式中、 R9は低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ァリール低級アルキル基、 ヒ ドロキシ低級アルキル基、 トリ低級アルキルシリル低級アルキル基、 低級アル コキシ低級アルキル基、 低級アルキルチオ低級アルキル基、 複素環基またはァリ ール基であり、 該ァリール基はハロゲン原子、 低級アルキル基、 ノヽロ低級アルキ ル基、低級アルコキシ基またはニトロ基で置換されていてもよい。)で置換されて いてもよく、また R8は低級アルキレン基あるいは低級アルケニレン基を介して母 核と結合していてもよく、
R"はハ口ゲン置換されていてもよレ、炭化水素基であり
nは 0〜 3の整数を意味する。〕
化合物 ( 4 )
n iR ,'41、
(式中、 R12は低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ァリール低級アルキル基、 ヒ ドロキシ低級アルキル基、 トリ低級アルキルシリル低級アルキル基、 低級アル コキシ低級アルキル基、 低級アルキルチオ低級アルキル基、 複素環基またはァリ ール基であり、 該ァリール基はハロゲン原子、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキ ル基、 低級アルコキシ基またはニトロ基で置換されていてもよい) で表される置 換基であり、 該 R11は低級アルキレン基あるいは低級アルケニレン基を介して母 核と結合していてもよく、
その他の記号は前記と同義。〕
化合物 ( 5 )
Π (R 41,
〔式中、 R13はハロゲン原子、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 低級アル コキシ基、 ニトロ基、 アミノ基、 シァノ基、 ァリール基、 ハロアリール基、 シァ ノアリール基、 ァリール低級アルキル基、 ァリールスルホニル低級アルキル基、 ァリールスルホニルァミノ基または複素環基からなる群から選ばれる一個あるい は二個の基で置換されていてもよいァリ一ル低級アルキル基であり、
R"は低級アルキル基であり、
(式中、 R 16は低級アルキル基またはァリール基である) で表される置換基であ り、 その他の記号は前記と同義。〕
また、 式 (2 ) で表される化合物の中でも、 下記式 (6 ) で表される化合物お よび式 (7 ) で表される化合物およびその医薬として許容される塩が特に好まし レ、。
〔式中、 R151は、
1) カルボキシ基、
2) エステル化されたカルボキシ基または
(式中、 R1G6は少なくとも 1種のハロゲン原子、 低級アルコキシ基、 低級アルキ ル基、 低級アルケニル基、 低級シクロアルキル基、 ニトロ基、 ァリール基、 複素 環基、 ァリールァゾ基、 ハロ低級アルキル基、 低級アルキルァリール基または低 級アルコキシァリール基で置換されていてもよい、
a) アルキル基、
b) アルケニル基、
c ) 低級アルコキシ低級アルキル基、
d) ァリール基、
e) 複素環基または
f ) 低級シクロアルキル基
を示し、 式 (6— a) 中のスルホンアミ ド基の窒素原子は、 水素を脱離し R
1(16と 環を形成していてもよい。) で表される基を示し、 その他の記号は前記と同義。〕 化合物 (7)
〔式中、 R 152は式 (7-a)
R161 H
ヽ, -IN
(7-a)
o X o
(式中、 R161はアルキル基、 アルケニル基、 低級アルコキシ低級アルキル基、 了 リール基、 複素環基、 低級シクロアルキル基、 ァリールアルケニル基または複素 環アルケニル基を示し、 式 (7— a) 中のスルホンアミ ド基の窒素原子は水素を 脱離して R161 と環を形成していてもよレ、。) で表される置換基であり、 その他の 記号は前記と同義。〕
式 (7) で表される化合物のうち、 以下の化合物およびその医薬として許容さ れる塩がさらに好ましい。
式 (7) において、 R1Q1が置換されていてもよいァリール基もしくは複素環基 が結合もしくは置換した、 低級アルキル基、 ォキシ基、 ォキシ低級アルキル基、 低級アルコキシ基、 カルボニル基、 低級アルケニル基、 置換されていてもよいィ ミノ基、 窒素原子が置換されていてもよい低級アルキルイミノ基、 チォ低級アル キル基、 または低級アルキルチオ基であり、
R1D2および R1Q3が水素原子、 低級アルキル基、 低級アルキルチオ基または低級ァ ルコキシ低級アルキル基である化合物。
式 (7) において、 R102が置換されていてもよいァリール基もしくは複素環基 が結合もしくは置換した、 低級アルキル基、 ォキシ基、 ォキシ低級アルキル基、
低級アルコキシ基、 カルボニル基、 低級アルケニル基、 置換されていてもよいィ ミノ基、 窒素原子が置換きれていてもよい低級アルキルイミノ基、 チォ低級アル キル基、 または低級アルキルチオ基であり、
R および R'°3が水素原子、 低級アルキル基、 低級アルキルチオ基または低級ァ ルコキシ低級ァルキル基である化合物。
式 (7 ) において、 Riraが置換されていてもよいァリール基もしくは複素環基 が結合もしくは置換した、 低級アルキル基、 ォキシ基、 ォキシ低級アルキル基、 低級アルコキシ基、 カルボニル基、 低級アルケニル基、 置換されていてもよいィ ミノ基、 窒素原子が置換されていてもよい低級アルキルイミノ基、 チォ低級アル キル基または低級アルキルチオ基であり、
R1()1および R1()2が水素原子、 低級アルキル基、 低級アルキルチオ基または低級ァ ルコキシ低級アルキル基である化合物。
式 (1 ) で表される化合物の具体的な例として以下のものが挙げられる。
2—ブチル一 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一 6—エトキシカルボニルベンズイミ ダゾール、
1— ( 4—ブロモー 2—フノレオ口ベンジル) 一 2—ブチノレ一 6—エ トキシカルボ ニルベンズィミダゾール、
2—プチノレ一 1— ( 2, 4ージクロ口べンジノレ) 一 6—エトキシカノレボニノレベン ズィミダゾール、
2—ブチル一 6—ェトキシカルボニル一 1 一(4ーメ トキシカルボニルベンジル) ベンズィミダソ一ノレ、
2—ブチル一 6—エトキシカルボニル一 1一 (2—フルォロベンジル) ベンズィ ミダゾール、
2—ブチル一 6—ェトキシカルボニル一 1一(2—トリフルォロメチルベンジル) ベンズィミダゾール、
1一 (2—クロ口べンジノレ) 一 6—エトキシカルボエル一 2—ェチノレベンズイミ ダゾーノレ、
1 - ( 2—クロ口べンジノレ) 一 6 _エトキシカルボ二ノレ一 2—プロピルべンズィ ミダゾーノレ、
1 一 ( 2—クロ口ベンジル) 一 2—シクロプロピル一 6—エトキシカルボニルべ ンズィミダゾール、
1一 (2—クロ口ベンジル) 一 6—エトキシカルボニル一 2—イソプロピルベン ズィミダゾール、
2—ブチル一 1— ( 2—クロ口ベンジル) — 5—エトキシカルボニルベンズイミ ダゾーノレ、
2—ブチノレ一 1一 (2—クロ口べンジノレ) 一 7—エトキシカノレボニノレベンズイミ ダゾーノレ、
1一 (2—クロ口ベンジル) 一 5—エトキシカルボニル一 2—プロピルべンズィ ミダゾーノレ、
2ーブチル一 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一 6—カルボキシベンズィミダゾール、
2—ブチル一 6—カルボキシ一 1一 (4—カルボキシベンジル) ベンズイミダゾ 一ノレ、
6一カルボキシ一 1— ( 2—クロロベンジル) 一 2—ェチノレベンズィミダゾール、 6—力ノレボキシ一 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一 2—プロピノレベンズイミダゾー ル、
6—力ノレボキシ一 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一 2—シクロプロピルべンズイミ ダゾ一ル、
2—ブチノレ一 5—カルボキシー 1— ( 2—クロ口ベンジル) イミダゾール、 2—ブチル一 1一 (2—クロ口ベンジル) 一 6—ジメチルカルバモイルベンズィ ミダゾール、
6— (ベンジノレカノレバモイノレ) 一 2—ブチノレ一 1— ( 2—クロ口べンジノレ) ベン ズィミダゾーノレ、
2—ブチノレ一 1— ( 2—クロ口べンジノレ) 一 6—モノレホリノカノレポ'ニノレベンズィ ミダゾーノレ、
2—ブチノレ一 6—カノレバモイノレ一 ( 2—クロ口べンジノレ) ベンズイ ミダゾーノレ、 2—ブチル一 1— ( 2—^口口ベンジル) 一6— ( 4—メチルビペラジニル) 力 ルポ'ニノレベンズィ ミダゾーノレ、
2—ブチル一 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一6— (メチルカルバモイル) ベンズ ィ ミダゾーノレ、
6—カノレバモイルー 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一 2—ェチノレベンズイミダゾー ル、
6—力ルバモイルー 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一 2—プロピルべンズイミダゾ 一ノレ、
6—力ルバモイル一 1一 (2—クロ口ベンジル) 一 2—シクロプロピルべンズィ ミダゾーノレ、
2—ブチノレ一 5—カノレバモイノレ一 1一 (2—クロ口べンジノレ) ベンズイミダゾー ル、
2—ブチルー 1— ( 2—クロ口ベンジル) 一6— (イソプロピルカルボニル) ベ ンズィミダゾール、
1 - ( 2—クロ口ベンジル) 一 6—クロロホノレミノレー 2—プロピノレベンズイミダ ゾーノレ、
1一 (2—クロ口べンジノレ) 一6— (メチルカルバモイル) 一 2 _プロピルベン ズィミダゾーノレ、
1— ( 2—クロ口ベンジル) 一6— (ェチノレカノレバモイノレ) 一 2—プロピノレベン ズィミダゾーノレ、
1— ( 2—クロ口ベンジル) 一6— (イソプロピル) 力ルバモイル一 2—プロピ ノレベンズィ ミダゾーノレ、
1— ( 2—クロ口ベンジル) 一6— (ピペリジノカルボニル) 一 2—プロピルべ ンズィミダゾーノレ、
1 - ( 2—クロ口ベンジル) 一6— (モルホリノカルボニル) 一 2 _プロピルべ ンズィミダゾーノレ、
1 - (2—クロ口ベンジル) - 6 - (2—モルホリノエチル) 力ルバモイノレ一 2 —プロピルべンズィミ'.ダ- ール、
1 - (2—クロ口べンジノレ) 一 6— [4— (2—ヒ ドロキシェチノレ) ピぺラジュ ル] カルボ二ルー 2—プロピルべンズィミダゾ一ル、
1 - (2—クロ口ベンジル) 一 2—プロピル一 6— (2—ピリジノレメチル) カル バモイルベンズィミダゾール、
1― (2—クロ口べンジノレ) 一2—プロピノレ一 6— [4 - (4—フエ二 7レ一 1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリジン一 1 fル) ブチル] 力ルバモイルベンズィ ミダゾーノレ
特に 1— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルー 6— (1—ペンタンス ルホニルカルバモイル) ベンズィミダゾールが好ましレ、。
式 (2) で表される化合物の具体例としては、 好ましくは以下のものが挙げら れる。
6— (ベンゼンスルホ二ルカルバモイル) 一 1— (2—クロ口ベンジル) 一 2 -メチルインドール、
1一 (ビフエニル一 4一ィルメチル) 一6— ( 1—ブタンスノレホニルカルバモイ ノレ) 一 2—ェチノレインドール、
6— ( 1—ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一 1— (2, 4—ジクロロベンジル) —2—メチルインドール、
1— (2, 4—ジクロロべンジノレ) 一2—メチノレー 6 _ (1—ペンタンスノレホニ ルカルバモイル) ィンドール、
6 - ( 1一ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一 1— (2, 4—ジクロロベンジル) ― 2—ェチノレイン ドーノレ、
6 - ( 1—ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一 1— (2, 4—ジクロロベンジル) ィンドール、
5 - ( 1一ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4—ジクロロべンジノレ) ィンド一ノレ、
5 - ( 1—ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一 1— (2, 4ージクロ口ベンジル) ィンドール、
5 - ( 1—ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一 2—メチルインドール、
5—ブタンスノレホニノレカノレバモイノレ一 3— (2, 4—ジクロロべンジノレ) - 1 - メチルインドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルー 5— (1—ペンタンスルホ二 ルカルバモイノレ) インドール、
6— ( 1—ブタンスルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一 2—メチルイン ドーノレ、
3 - (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一 5— ( 1—ペンタンスルホ二ルカルバモイ ル) ィンドール、
3 - (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一2—メチルー 5— (1—プロパンスルホ二 ルカルバモイル) ィンドール、
3— (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一2—メチル一5— (1—オクタンスルホ二 ルカルバモイル) ィンドール、
5— (ベンゼンスノレホニノレカノレバモイノレ) 一 3— (2, 4—ジクロ口べンジノレ) 一 2—メチノレインドール、
3 - (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一5— ( 1—へキサンスルホ二ルカルバモイ ル) 一 2—メチルインドール、
3 - (ビフエニル一 4—ィルメチル) 一2—メチルー 5— (1一ペンタンスルホ 二ルカルバモイル) インドール、
3 - (2—クロ口べンジノレ) 一2—メチノレ一 5— ( 1—ペンタンスノレホニノレ力ノレ バモイル) ィンドール、
5— ( 1一ブタンスノレホニノレ力ルバモイノレ) 一3— (2, 4ージクロ口べンゾィ ル) 一 2—メチルインドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一 5— (3—メチル一 1—ブタ
ンスルホニノレカノレバモイル) ィンドール、
3 - (2, 4—ジクロ口 ンジル) 一 5— (2—メ トキシエタンスルホニルカル バモイノレ) 一 2—メチルインドーノレ、
3 - (4—ベンジルォキシベンジル) 一2—メチルー 5— (1—ペンタンスルホ 二ルカノレバモイノレ) ィンドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一5— ( 1—ペンタンスルホ二ルカルバモイ ル) 一 2—プロピルインドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—ェチノレ一 5— (1—ペンタンスルホ二 ルカルバモイル) ィンドール、
3 - ( 1—ブロモナフタレン一 2—ィルメチル) 一2—メチル一5— (1—ペン タンスノレホニルカルバモイル) ィンドール、
3— ((3—クロ口ピリジン一 4—ィル) メチル) 一 2—メチル一5— (1—ペン タンスルホ二ルカルバモイル) インドール、
2—メチルー 5— ( 1—ペンタンスルホ二ルカルバモイル) 一 3— (4— (2— フエ二ノレエテュノレ) ベンジノレ) インドーノレ、
3— (2, 4—ジクロロべンジノレ) 一 5— (エタンスノレホニノレカノレバモイノレ) 一
2—プロピルインドール、
3— (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一 2 _メチル一5— (2—チオフェンスルホ 二ルカルバモイル) インドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) ー5— ((4—メ トキシベンゼン) スルホニル カノレバモイノレ) 一 2—メチノレインド一ノレ、
5— (ベンゼンスルホ二ルカルバモイル) 一 3— (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一 2—ェチルインドール、
3 - ((4—クロ口イソキノリン一 3—ィル) メチル) 一2—メチル一5— (1一 ペンタンス /レホニノレカノレバモイノレ) インドーノレ、
3— ((4—ブロモイソキノリン一 3 _ィル) メチノ ) 一2—メチル一5— (1— ペンタンスルホニルカルバモイル) ィンドーノレ、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ( 1 ンタ一 1—ェン スルホ二ルカルバモイノレ fインドール、
3— (2, 4—ジクロ口べンジル) 一2—メチル一5— (トリフルォロメタンス ノレホニルカノレバモイル) インドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一5— (2, 2—ジメチルプロパンスルホ二 ルカノレバモイル) 一 2—メチルインドーノレ、
3 - (2, 4—ジクロロべンジノレ) 一2—メチル一5— (8—キノリ ンスルホニ ルカルバモイル) ィンドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((2—フエニルェタン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3 - (2, 4—ジクロロべンジノレ) 一2—メチル一5— (α— トノレエンスノレホニ ノレ力ルバモイノレ) ィンドール、
5—シクロへキサンスノレホニノレカノレバモイノレ一 3— (2, 4—ジクロロべンジノレ) — 2—メチノレインドール、
5— ( 3—クロ口— 1—プロパンスルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4—ジ クロ口ベンジル) 一2—メチルインドール、
3— (2, 4ージクロ口ベンジル) 一2—メチル一5— (プロパンスノレタム一 1 —ィルカルボニル) ィンドール、
6 - ( 1一ブタンスルホ二ルカルバモイノレ) 一2— (2, 4ージクロ口ベンジル) — 3—メチノレインドール、
1 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一 3—メチノレ _ 6— (1—ペンタンスノレホニ ノレカノレバモイノレ) インドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルー 5— ((4—メチルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) ィンドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((4—ニトロベンゼン) スノレホニルカルバモイル) インドール、
5— ((4—クロ口ベンゼン) スノレホニノレ力ルバモイノレ) 一3— (2, 4—ジクロ
TJP / 6267
口べンジノレ) 一 2—メチ /レインドーノレ、
5 - ((3—クロ口べ:^ゼン) スルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4—ジクロ 口ベンジノレ) 一 2—メチノレインドーノレ、
5— ((2—クロ口ベンゼン) スルホ二ノレ力ルバモイノレ) 一3— (2, 4—ジクロ 口べンジノレ) ― 2—メチノレインドーノレ、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一5— ((4—フルォロベンゼン) スルホ二ノレ 力ルバモイノレ) 一 2—メチルインドーノレ、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— (2—ナフタレン) スル ホニルカルバモイル) インドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルー 5— (1—ナフタレン) スル ホニルカルバモイル) インドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((2—メチルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一5— (2, 6—ジメチルベンゼン) スルホ 二ルカルバモイルー 2—メチルインドール、
5 - (4一ブロモベンゼン) スノレホニノレカノレバモイノレ一 3— (2, 4—ジクロロ ベンジル) 一 2—メチルインドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一 2—メチルー 5_ ((E) — ースチレンス ルホニルカルバモイル) ィンドーノレ、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((4—ビュルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) ィンドール、
5 - ((4—フエ二ルァゾベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4— ジクロ口べンジノレ) 一 2—メチルインドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルー 5— ((4—トリフルォロメチ ルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルー — ((4—メチルー 1一ペン ター 1—ェン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一5— ((3, 4ージメ トキシベンゼン) スル ホニノレ力ルバモイル) '一 一メチノレインドーノレ、
5 - ((4— t—ブチルベンゼン) ス /レホニルカルバモイル) 一3— (2, 4—ジ クロ口ベンジノレ) 一 2—メチノレインドーノレ、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((3—メチルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一2—メチル一5— (2—オクタンスルホ二 ルカルバモイル) ィンドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((4—フエニルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) ィンドール、
3 - ((2—クロ口一 4—フエニル) ベンジル) 一2—メチノレー 5— ((1—ペン ター 1一ェン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— (2—クロロー 4—フエ二ノレべンジノレ) 一 2—メチノレ一 5— (1—ペンタン スルホ二ルカルバモイル) ィンドール、
5 - (ベンゼンスルホ二ルカルバモイル) 一3— ((2—クロロー 4一フエニル) ベンジル) 一 2—メチノレインドール、
3 - (2, 4ージクロ口ベンジル) 一 5— ((4一ェチルベンゼン) スルホ二ルカ ルバモイル) 一 2—メチルイン ドーノレ、
5— ((4— n—ブチルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) - 3 - (2, 4—ジ クロ口ベンジル) 一 2—メチルインドール、
5— ((4— n—ブトキシベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4— ジクロロベンジル) 一2—メチルインドール、
3— (2, 4ージクロ口ベンジル) 一2—メチルチオ一 5— ((1—ペンタ一 1— ェン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
5— (ベンゼンスルホ二ルカルバモイル) —3— (2, 4—ジクロ口ベンジル) — 2—メチノレチオインドーノレ、
3— (2, 4—ジクロロべンジノレ) 一2—メチノレチォ一 5— (1—ペンタンスノレ
ホニルカルバモイノレ) インドール、
3- (2, 4—ジクロ-.口べンジル) 一2—メチル一5— ((1—ペンター 1, 3— ジェン) スノレホニルカルバモイル) インドール、
5— ((2—シクロプロピルエチレン) スルホ二ルカルバモイル) 一3— (2, 4 —ジクロ口ベンジル) 一2—メチルインドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチル一5— ((4—メチノレ一 (E) - β—スチレン) スノレホニルカルバモイル) インドール、
3 - (2, 4—ジクロロベンジル) 一5— ((4—メ トキシー (Ε) 一 β—スチレ ン) スルホ二ルカルバモイル) 一2—メチルインドール、
3— (2, 4—ジクロロベンジル) _ 2—メ トキシメチル一 5— (1—ペンタン スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— ((1—ブロモナフタレン一2—ィル) メチル) 一 2—メチル _5— ((E) 一 β—スチレン) ス/レホニルカルバモイル) インドール、
3 - ((1—ブロモナフタレン一 2—ィル) メチル) 一2—メチルー 5— (4—ビ ニルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— ((1—ブロモナフタレン一 2—ィル) メチル) 一2—メチルー 5— (ρ—ト ルエンスノレホニノレカノレバモイル) ィンドーノレ、
5 - (ベンゼンスルホ-ルカルバモイル) 一3— (( 1—ブロモナフタレン一 2— ィル) メチル) 一2—メチルインドール、
3 - ((2—クロ口一 4一フエニル) ベンジル) 一2—メチル一5— ((E) — β —スチレンスルホ二ルカルバモイル) インド一ル、
3— ((2—クロ口一 4—フエニル) ベンジル) 一2—メチノレ一 5— ((4—ビニ ルベンゼン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3 - (( 1—ブロモナフタレン一 2—ィル) メチル) 一2—メチル一5— (( 1 - ペンター 1—ェン) スルホ二ルカルバモイル) インドール、
3— ((2—クロロ一 4一フエニル) ベンジル) - 2,—メチルー 5— (ρ—トルェ ンスルホニルカノレバモイル) ィンドール
3— (4—ブロモ一 2—クロ口べンジノレ) 一2—メチノレー 5— (1—ペンタンス ルホニノレ力ルバモイル) ンドール、
3 - (4—ブロモ一 2—クロ口ベンジル) 一 2—メチル一5— (2— (5—クロ 口チェ二/レ) スノレホニノレ力/レバモイノレ) イン ドーノレ、
3— (2—クロ口一 4—ニトロベンジル) 一 2—メチルー 5— (1一ペンタンス ルホニルカルバモイル) インドール、 および
3— (2—クロ口一 4一 (2—フエ二ルェテニル) ベンジル) 一2—メチノレ一 5 一 ( 1一ペンタンスルホ二ルカルバモイル) インドールなど。
以上に述べた本発明で使用される式 (1) および (2) で表される化合物およ びその医薬として許容される塩は、 インスリン抵抗性改善作用に基づき、 特に多 嚢胞性卵巣症候群の治療および予防に有用である。 この他にも、 たとえば、 妊娠 性糖尿病、 糖尿病性合併症 (糖尿病性骨減少症、 骨粗鬆症)、 自己免疫疾患、膝炎、 悪液質 (たとえば、 癌'結核'内分泌性疾患およびエイズなどの慢性疾患におけ る、 脂肪分解 ·筋変性 ·貧血 ·浮腫 ·食欲不振などによる進行性の体重減少) の 治療およぴ予防にも有用である。
式 (1) および (2) で表される化合物を治療目的に用いるにあたっては、 経 口投与、 非経口投与および外用投与 (局所適用) に適した固体状、 半個体状もし くは液状の有機もしくは無機賦形剤のような、 医薬として許容される担体と混合 し、前記化合物を有効成分として含有する常用の医薬製剤の形として使用される。 医薬製剤は錠剤、 顆粒剤、 粉剤、 カプセル剤、 糖衣錠、 座剤のような固体状であ つてもよく、 また溶液、 懸濁液、 乳液、 シロップ、 ェマルジヨン、 レモネード、 ローション剤等のような液状であってもよく、 さらに軟膏、 ゲノレ剤であってもよ い。 必要に応じて上記製剤中に助剤、 安定剤、 湿潤剤、 佐剤、 乳化剤、 緩衝剤、 その他の常用添加物を配合することができる。
化合物 (1) または (2) の用量は、 患者の年齢おょぴ症状によって異なるが、 上記諸疾患の治療には化合物 (1) または (2) の平均一回量として約 0· lm g、 lmg、 10mg、 50mg、 100 m g、 250 m g、 500mgおよひ
100 Omgが有効であろう。 一般には、 一日当たり 0. lmgZ個体〜約 10 0 Omg/個体の間の量を投与すればよい。
以下実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、 本発明は以下の実施例 に限定されるものではない。
実施例 1
1 - (2, 4ージクロ口ベンジル) 一2—メチル一6— (1—ペンタンスルホ二 ルカルバモイル) ベンズイミダゾールの製造
(第 1工程)
4—ァミノ— 3—ニト口安息香酸ェチルの製造
4—アミノー 3—二トロ安息香酸 (200. 0 g) をエタノール (1030 g) に懸濁した。 ここに濃硫酸 (120. 0 g) を 0. 5時間で滴下し、 滴下後、 1 5時間加熱還流した。 常圧でエタノールの一部 (422 g) を留去し、 次いで水
(660 g) を滴下し、 結晶を析出させた。 この懸濁液に 25%水酸化ナトリウ ム水溶液 ( 50 g )、 次いで 2. 5 %水酸化ナトリゥム水溶液 ( 262 g ) を加え、 pHを 6. 5に調整した。 析出した結晶をろ取し、 エタノール (53 1 g)、 次い で水 (1069 g) で洗浄し、 減圧下で乾燥して 4ーァミノ一 3—ニトロ安息香 酸ェチル (200. 6 g ) を得た。
隱(CDC13 δ ppm): 1.39(3H, t, J=7.1Hz) , 4.37 (2H, q, J=7.1Hz) , 6.41 (2H, brs), 6.83 (1H, d, J=8.7Hz) , 8.00(1H, dd, J=l.9 and 8.7Hz) , 8.85(1H, d, J=l.9Hz)
(第 2工程)
4— (ァセチルァミノ) —3—ニトロ安息香酸ェチルの製造
4—アミノー 3—ニトロ安息香酸ェチル (142 g) およびジメチルァニリン (1 10ml) およびトルエン (940m l) の混合物に、 氷浴下で塩化ァセチ ル (62m l ) を滴下した。 50°Cで 3時間攪拌した後冷却し、 水 (142m l ) を加えて反応を停止した。 トルエン層を分離し、 有機層を希塩酸で洗浄、 続いて 水洗した。 有機層を約 1Z3容まで濃縮し、 へキサン (284m l ) を加えて結
晶化させた。 結晶をろ別、 へキサン洗浄して 4一 (ァセチルァミノ) 一3—二ト 口安息香酸ェチル (I 1?. 7 g) を得た。
'H-NMRiCDC^ δ ppra): 1.42(3H, t, J=7.1Hz) , 2.33 (3H, s), 4.42 (2H, q, J=7.1Hz), 8.28 (IH, dd, J=2.1 and 8.9Hz) , 8.89 (IH, d, J=2.1Hz) , 8.91(1H, d, J=8.9Hz), 10.55 (IH, brs)
(第 3工程)
4一 (ァセチルァミノ) 一3—ァミノ安息香酸ェチルの製造
4— (ァセチルァミノ) 一 3—二トロ安息香酸ェチル (1 5 2 g)、 エタノール ( 1 4 0 0m l ), パラジウム—炭素 (担持率 5%、 1 5 g) の混合物を水素雰囲 気下、 室温で 4 5時間攪拌した。 エタノール (1 0 0 0m l ) とメタノール (1 5 0 0m l ) を加えて析出した結晶を溶解した後、 ろ過によりパラジウム一炭素 を除いた。 ろ液を 7 24 gまで濃縮し、 氷冷した。 析出した結晶を集めた。 さら にろ液を約 1 /2まで濃縮することにより析出した結晶を集めた。 結晶を合わせ て、 減圧下で乾燥することにより、 4— (ァセチルァミノ) 一 3—ァミノ安息香 酸ェチル ( 1 0 5 g) を得た。
— NMR(DMS0 - d6 δ ppm): 1.28(3H, t, J=7.1Hz) , 2.06 (3H, s), 4.24 (2H, q, J=7.1Hz) , 5.19 (2H, s), 7.14 (IH, dd, J=l.9 and 8.3Hz) , 7.35 (IH, d, J=1.9Hz), 7.48(1H, d, J=8.3Hz) , 9.19 (IH, s)
(第 4工程)
4— (ァセチルァミノ) 一 3— ((2, 4—ジクロロベンジル) ァミノ) 安息香酸 ェチルの製造
4一 (ァセチルァミノ) 一 3—ァミノ安息香酸ェチル (2 5 0 g)、 塩化 2, 4 —ジクロ口べンジル (2 64 g)、 炭酸カリゥム (1 8 7 g)、 よう化ナトリゥム (5 0. 6 g)、 水 (5 0 0 g) および酢酸ェチル (1 1 0 0 g) の混合物を 7 0 〜 7 3でで 1 6時間攪拌した。 酢酸ェチル層を熱時に分離し、 tーブチルメチル エーテル (1 5 0 0 g) を加えた。 1 0°Cまで冷 ¾1し、-析出した結晶をろ別、 続 いて酢酸ェチルと t—ブチルメチルエーテルからなる混合溶媒 (1 2, 6 0 0
g) で洗浄した。 結晶を乾燥することにより 4— (ァセチルァミノ) 一3— ((2, 4ージクロ口ベンジル) -ァミノ) 安息香酸ェチル (296. 6 g) を得た。
lH-N R(CDCl3 δ ppm): 1·36(3Η, t, J=7.1Hz) , 2.23(3H, s), 4.32 (2H, q, J=7.1Hz), 4.35-4.48 (3H, m), 7.20 (IH, d, J=8.2Hz) , 7.32 (IH, d, J=8.3Hz) , 7.38 (IH, s), 7.42 (2H, d, J=2.0Hz) , 7.46 (IH, d, J=8.2Hz) , 7.50 (IH, d, J=8.2Hz)
融点: 158.2-159.9°C
(第 5、 第 6工程)
6—力ノレボキシ一 1— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチルベンズイミダ ゾールの製造
4— (ァセチルァミノ) 一 3— ((2, 4—ジクロロベンジル) ァミノ) 安息香 酸ェチル ( 250 g ) は、 濃塩酸 (68. 4 g) とェタノール (1 500m l) に溶解し、 72〜78°Cで 2時間攪拌することにより、 1一 (2, 4—ジクロロ ベンジル) 一 6— (ェトキシカルボニル) 一 2—メチノレベンズィミダゾールに変 換した。 この反応溶液に、 水酸化ナトリウム (105 g) と水 (1000ml ) からなる溶液を加え、 73〜77°Cで 2時間攪拌した。 反応液を冷却しながら 3 5 °C以下で濃塩酸 (193 g) を加えて、 溶液の pHを 6に調整した。 20。じで 1時間攪拌した後、 析出した結晶を集め、 エタノール (600m l ) と水 (30 0ml ) の混合溶液で洗浄した。 結晶を乾燥させることにより、 6—カルボキシ - 1 - (2, 4—ジクロロべンジノレ) 一 2—メチルベンズイミダゾール (214 g) を得た。
1一 (2, 4—ジクロロベンジル) 一6— (エトキシカルボニル) 一 2—メチル ベンズィミダゾーノレ
- NMR(CDC13 δ ppm): 1.40(3H, t, J=7.2Hz) , 2.57 (3H, s), 4.38 (2H, q, J=7.2Hz) , 5.41 (2H, s), 6.34 (IH, d, J=8.4Hz) , 7.09(1H, dd, J=2.2 and 8.4Hz) , 7.50 (IH, d, J=2.2Hz) , 7.76 (IH, d, J=8.3Hz) , 7.9I(1H, d, J=l.3Hz), 8.00 (IH, dd, J=l.5 and 8.5Hz)
9/06267
6—カスレボキシ一1— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチズレベンズイミダ ゾール :: ·
NMR(DMS0— d6 δ pm): 2.51(3H, s), 5.61 (2H, s), 6.53 (1H, d, J=8.4Hz) , 7.32 (1H, dd, J=8.4 and 2.0Hz) , 7.64(1H, d, J=8.4Hz) , 7.73 (1H, d, J=2.1Hz) , 7.80 (1H, dd, J=8.4 and 1.5Hz), 7.97 (1H, s), 12.71(1H, brs)
融点: 310.1-311.2°C
(第 7工程)
1— (2, 4—ジクロロベンジル) 一2—メチノレ一 6— (1—ペンタンスノレホニ ルカルバモイル) ベンズィミダゾールの製造
6—力ノレボキシ一1— (2, 4—ジクロ口ベンジル) 一2—メチノレベンズイミ ダゾール (130 g)、 N, N' —カルボジィミダゾール (81. 8 g) および N, N—ジメチルホルムアミ ド (1300 g) の混合液を室温で 1時間攪拌した。 1 —ペンタンスルホンアミ ド (76. 2 g) と 1, 8—ジァザビシクロ [5. 4. 0 ]ゥンデックー 7—ェン (76. 8 g) を加え、 90°Cで 15時間攪拌した。 反応液が 490 gになるまで減圧濃縮して、メタノール(1300m l) と水(6
50m l) を加えた。 溶液が 30°C以下になるよう冷却しながら濃塩酸 (142 g) を滴下して pH5になるように中和し、 20°Cで 1. 5時間攪拌した。 析出 した結晶を集め、 メタノール (400ml) と水 (200ml) の混合溶液で洗 浄した。 結晶を乾燥させることにより、 1一 (2, 4—ジクロロベンジル) 一2 ーメチル一 6—( 1—ペンタンスルホニルカルバモイル)ベンズィミダゾ一ノレ ( 1
63 g) の粗精製物を得た。 この粗精製物 (135 g) をアセトン (1620m 1 ) と水 (160ml) の混合溶液に 60°Cで溶解した。 ここに 60°Cで水 (9 20 g) を 45分かけてゆっくりと滴下した後、 室温までゆっく り冷却しながら 14時間攪拌した。 結晶をろ別し、 アセトン (420ml) と水 (280ml) の混合溶液で洗浄した後、 乾燥して 1— (2, 4ージクロ口ベンジル) —2—メ チルー 6— ( 1—ペンタンスルホニルカルバモイノレ) ベンズィミダゾーノレ ( 12 5 g ) を得た。
'H-NMRCDMSO-dG δ ppra): 0.81(3H, t, J=7.3Hz), 1.22-1.30(2H, m), 1.32-
I.39(2H, ra), 1.64-1; 712H, m), 2.50 (3H, s), 3.50 (2H, t, J=7.8Hz) , 5.59 (2H, s), 6.45 (1H, d, J=8.4Hz) , 7.33 (1H, dd, J=2.2 and 8.5Hz) , 7.69(1H, d, J=8.5Hz) , 7.76 (1H, d, J=2.1Hz) , 7.80(1H, dd, J=l.6 and 8.5Hz) , 8.10 (1H, s),
II.89(1H, s)
'H-NMR(CD30D 6 ppm): 0.80 (3H, t, J=7.3Hz), 1.25(2H, m), 1.34(2H, m), 1.7K2H, m), 2.52 (3H, s), 3.43 (2H, t), 5.53 (2H, s), 6.49(1H, d, J=8.4Hz), 7.14(1H, d, J=8. Hz), 7.50 (1H, s), 7.62 (1H, d, J=8.2Hz), 7.76 (1H, d, J=8.3Hz) , 7.90 (1H, s)
IR(Nujol): 1674 cm-1
融点: 211.7-212.5°C
上記の実施例 1第 7工程で得られた化合物に関して ob/obマウスの血中ィンス リンおよび血糖に対する薬物の評価を行った。
実験方法
1. 動物
8— 10週齢の雌性 C 57BLZ6 J— o bZo bマウス (病態群) と対照の C57BL 6 J—?ノ +マウス (正常コントロール群) を用いる。 馴化の期間 中 (購入時から実験開始の 8週齢まで) および実験期間中は、 固形飼料 (CE— 2) と水を自由摂取させて飼育する。
2. 被験薬剤
薬剤は 0. 5%メチルセルロース液に懸濁し、 1日 1回 (夕方) 経口投与する。 投与量は 5m 1 Zk gとし、 群分け、 および 1週間毎に体重測定し、 体重にあわ せて投与量を設定する。
3. 群分け
開始時に体重測定、 採血を行い、 血漿中インスリン濃度、 血糖値、 血漿中トリ グリセリ ド値を測定する。 体重、 血漿中ィンスリン m度—、 血糖値、 血症中トリグ リセリ ド値を基にして以下の手順で群分けを行う。
初めに、 平均値を大幅にはずれる個体を除外して、 標準的な数値の個体を選別 する (約 9 0 %のマウ.ス 使用可能)。 次に、 選別された個体を、 インスリン濃度、 血糖値、 体重、 血漿中トリグリセリ ド値の平均値が群間でほぼ均一化するように 群分けする。
4 . 実験
8〜1 0週齢の 2週間を実験期間にあてる。 群分け後薬剤を経口で 1 4日間連 投した後、 採血して血漿中インスリン濃度、 血糖値を測定する。 採血は非絶食で 行い、 朝 8 ·· 3 0以降に開始する。 眼窩静脈叢より heparinized capillaryを用 いて 2本分採血する。 採血後の capillaryは水冷し、 採血後速やかに遠心して血 漿を分離する。
血糖値、 血漿中トリグリセリ ド値は、 1 0 // 1の血漿を用いて、 各々ムタロタ 一ゼ ·グルコースォキシターゼ法および G P Q— D A O S法により測定する (和 光純薬の測定キット :グルコース C I I—テストヮコ一、 トリグリセライド E— テストヮコーを使用)。血漿中ィンスリン濃度は 2 0 1の血漿を用いて R I A法 により測定する (フアルマシアのキット:ファデセフィンシュリンを使用)。血糖 値、血漿中トリグリセリ ド値は採血日の内に測定する。インスリンは凍結保存(一 2 0 °C) 可能。
結果を表 1に示す。
*: pく 0. 05,
**: p<0. 01 vs ob/ob Control, Dunnett multiple comparison test
産業上の利用可能性
式 (1 ) または (2 ) - 表される化合物、 またはその医薬上許容される塩を活 性成分として含有する本発明の医薬組成物は、 インスリン抵抗性改善作用の作用 強度が従来のものに比べ強く、 したがって多嚢胞性卵巣症候群の治療剤として有 用である。 本出願は、 1998年 11月 13日に日本で出願された特願平 10— 324026号を基礎 としており、 その内容は本明細書に全て包含されるものである。