WO1999060216A1 - Production de puissance hydraulique - Google Patents

Description

水力発電 技術分野及び発明の開示

発明は、 従来のダム方式の発電の場合のダムの決壊の危険度や環境 問題等を回避するために考え出されたも ので、 その方法は図 1 のよ う に 自然湖 （ 1 ) の中央付近に （発電に必要な落差の） 縦穴 （ 2 ) を鉛直に (鉛直でな く てもよ いが、 鉛直の方が穴の内壁か ら水流に働く 抵抗力

.勢いを減少さ せる力： を小さ く 抑える こ とが出来る 堀 り， その下端 から 目標の （予め予定 しておいた） 川まで ト ンネル （ 3 ) でつなげる。 さ て、 前述の目標の川とは、 こ の湖が水源の川 （ 4 ) のこ とである。 次 に、 その川をその入口すなわち湖の出口 （ 5 ) でせき止めて、 その分の 水を中央の縦穴口 （ 6 ) か ら落下させて発電機に導き、 再び元の川 （ 4 : に戻してやる と云う方法である。 なお図中の （ 7 ) は縦穴 （ 2 ) を掘る 場合に必要な人工島、 （ 9 ) は元の川に戻る 合流点である。 従って、 そ の湖の発電能力つま り落下の水量は工事前の 自然状態で湖から川に流れ. て た水量と云う こ と になる。 つま り、 川に流れていた水の分だけ落下 させれば、 湖の水面の水位は以前と変わ らない。 無論、 電力需要の変動 (例えば昼間と夜間の需要量の変動等） 等で水の流量を変化さ せてもよ いが、 その場合、 放流する下流の川の流量を一定に保ちた い場合は、 図 2 のよ う に合流点 （ 9 ) の近く に溜池 （ I Q ) を造って流量を調節するよ う にすると良い。 また、 水を落下させる際、 魚等の他のも のが水と一緒 に落下 しないよ う に穴 （人工島） の周囲に図 3 のよ う に網 （ 11 ) を張る よ う に してやる。 なお、 一般の湖では川が複数本ある場合が多いが、 そ れ らの川を全部使っ た場合がその湖の最大能力 と云う こ と になる。 また 発電機 （ 8 ) の設置場所は ト ン ネル内でも ト ンネル外 （出口の外） でも よ いが、 発電機までの水平距離が長い場合、 水流の勢いを落と さ ないた めに ト ンネルを少し傾斜さ せてやるのも一方法である。 ま た、 発電機に つながる導管も ト ンネル自身でも良い し， 大きな ト ンネルを掘ってその 中に別に用意しても良い訳だが、 いづれに してもそれ らを どのよ う にす るかは、 その時の建設の規模や諸条件で決めれば良い こ とである。 図面の簡単な説明

図 1 は、 自然湖 （ 1 ) に川が一本ある場合の川 ( 4 ) を、 その入 り 口 すなわち湖の出口 （ 5 ) でせき止めて、 その分の水を中央の縦穴 （ 2 ) に縦穴口 （ 6 ) から落下さ せて ト ンネル （ 3 ) に導き、 発電機 （ 8 ) を 経由 して元の川 （ 4 ) に戻 してやる過程を説明 した形式的断面図である なお、 （ 7 ) は縦穴 （ 2 ) を掘る場合に必要な人工島、 （ 9 ) は元の川 に戻る合流点である。 図 2 は下流に流す水量を調節してやる溜池 （ 10) の形式的断面図である。 図 3 は水を落下させる際、 魚等の他のものが水 と一緒に落下しないよ う に人工島 （ 7 ) の周囲に網 （ 11) を張る様子を 説明 した斜視的形式図である。 発明を実施するための最良の形態

技術分野及び発明の開示で説明 し たもの全部。 産業上の利用可能性

水力や太陽光， 風力等のク リ ーン エネ ルギー源の中で大容量のエネル ギーを供給出来るものは現段階では水力であるが、 従来のダム方式の場 合の水力が抱える諸問題を、 自然湖を利用する本方法で解決出来るので、 その利用価値は極めて大き い。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 湖の底に穴を開け、 前記穴を通って水が流れ出る よ う に し、 その流 れ出る前記水を利用 した水力発電。

2 . 請求項 1 の流す水は請求項 1 の湖を水源とする川を前記川の入 り 口 すなわち前記湖の出口でせき止めて、 その分の水を使用する水力発電。

3 . 請求項 2 で， 発電の役目を終えた水は、 請求項 2 の元の川にまた戻 してやる水力発電。