JPH09177654A - 多段式水力発電方式 - Google Patents
多段式水力発電方式Info
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- JPH09177654A JPH09177654A JP7350398A JP35039895A JPH09177654A JP H09177654 A JPH09177654 A JP H09177654A JP 7350398 A JP7350398 A JP 7350398A JP 35039895 A JP35039895 A JP 35039895A JP H09177654 A JPH09177654 A JP H09177654A
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- Japan
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- power
- water
- power plant
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- power station
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水を有効に利用せんと発電所を多段式に設
け、電力の需要に変動が生じても、必要電力量を確保
し、電力の安定供給を図る。 【解決手段】 上方から下方に水力発電所を多段式に設
け、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用し発電する。
け、電力の需要に変動が生じても、必要電力量を確保
し、電力の安定供給を図る。 【解決手段】 上方から下方に水力発電所を多段式に設
け、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用し発電する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を有効に利用す
る多段式水力発電方式に関する。
る多段式水力発電方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、水力発電所としては、水路式発電
所、ダム式発電所、ダム水路式発電所、調整池式発電所
等の種々のものがある。
所、ダム式発電所、ダム水路式発電所、調整池式発電所
等の種々のものがある。
【０００３】図３は水路式発電所の概略説明図で、水の
通る順序に主要設備を示すと次のようになる。 取水ダム３０→取水口３１→水路３２→沈砂池３３→水
路３４→水そう３５→水圧管路３６→発電所（水車）３
７→放水路３８→放水口
通る順序に主要設備を示すと次のようになる。 取水ダム３０→取水口３１→水路３２→沈砂池３３→水
路３４→水そう３５→水圧管路３６→発電所（水車）３
７→放水路３８→放水口
【０００４】また、図４はダム水路式発電所の概略説明
図で、水の通る順序に主要設備を示すと次のようにな
る。 ダム４１による貯水池４０→取水口４２→圧力トンネル
４３→サージタンク４４→水圧管路４５→発電所４６→
放水路４７→放水口
図で、水の通る順序に主要設備を示すと次のようにな
る。 ダム４１による貯水池４０→取水口４２→圧力トンネル
４３→サージタンク４４→水圧管路４５→発電所４６→
放水路４７→放水口
【０００５】更に、図５はダム式発電所の概略説明図を
示し、水の通る順序にしたがって主要設備を示すと次の
ようになる。 貯水池５０→取水口５２→水圧管路５３→発電所５４→
放水路５５→放水口 図６はダム式発電所の概略断面図で、同一物は同一符号
で示してある。図中５１はダムである。
示し、水の通る順序にしたがって主要設備を示すと次の
ようになる。 貯水池５０→取水口５２→水圧管路５３→発電所５４→
放水路５５→放水口 図６はダム式発電所の概略断面図で、同一物は同一符号
で示してある。図中５１はダムである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記説明からも理解で
きる通り水力発電所はいずれの発電方式であっても水力
を利用するものであるため、その発電量は水量に影響さ
れる。例えば、ダム式発電方式は図５および図６に示す
通り河川を横断してダム５１を築造し、このダム５１に
より貯水池５０に水を貯水し、この水を利用して発電す
るものであり、貯水池５０への自然流入水量の変動によ
る発電量が変動するのを避けることができず、設備の稼
動率もそれに影響されて低下することになり、電力の供
給は不安定になる。
きる通り水力発電所はいずれの発電方式であっても水力
を利用するものであるため、その発電量は水量に影響さ
れる。例えば、ダム式発電方式は図５および図６に示す
通り河川を横断してダム５１を築造し、このダム５１に
より貯水池５０に水を貯水し、この水を利用して発電す
るものであり、貯水池５０への自然流入水量の変動によ
る発電量が変動するのを避けることができず、設備の稼
動率もそれに影響されて低下することになり、電力の供
給は不安定になる。
【０００７】また、電力の需要にも日周期、年周期があ
るが、貯水池５０の水量はこの周期に対応して増減する
わけではないから、電力需要の多いときに流入水が少な
かったりして稼動率が低下し、電力不足を生じたりす
る。
るが、貯水池５０の水量はこの周期に対応して増減する
わけではないから、電力需要の多いときに流入水が少な
かったりして稼動率が低下し、電力不足を生じたりす
る。
【０００８】しかも、一般に降雨等により最大発電量に
対応する水量以上の水が流入した場合には、発電に利用
されることなく、そのまま放水し捨てられているのが現
状である。
対応する水量以上の水が流入した場合には、発電に利用
されることなく、そのまま放水し捨てられているのが現
状である。
【０００９】本発明はこのような事情に鑑み水を有効に
利用せんと発電所を多段式に設け、電力の需要に変動が
生じても、複数の発電所で必要電力量を確保し、電力の
安定供給を図ることを目的とするものである。
利用せんと発電所を多段式に設け、電力の需要に変動が
生じても、複数の発電所で必要電力量を確保し、電力の
安定供給を図ることを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、上方から下方に水力発電所を多段式に設
け、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用し発電することを特徴とする。また、下方の発電所
は地下式であることを特徴とする。
め、本発明は、上方から下方に水力発電所を多段式に設
け、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用し発電することを特徴とする。また、下方の発電所
は地下式であることを特徴とする。
【００１１】水力発電所が上方から下方に多段式に設け
られているので、上方の発電所で使用した水を、下方の
発電所で順次利用することができる。多段式に複数の水
力発電所が設けられていると、所定の水で複数の発電所
を稼動できるため、上方の１つの設備の稼動率が低下し
ても他の複数の発電所で必要電力量が確保できる。上方
の一つの発電所の最大発電量に対応する水量以上の水が
放流され捨てられても、その水を下方の発電所で利用で
きる。
られているので、上方の発電所で使用した水を、下方の
発電所で順次利用することができる。多段式に複数の水
力発電所が設けられていると、所定の水で複数の発電所
を稼動できるため、上方の１つの設備の稼動率が低下し
ても他の複数の発電所で必要電力量が確保できる。上方
の一つの発電所の最大発電量に対応する水量以上の水が
放流され捨てられても、その水を下方の発電所で利用で
きる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図１および図２に示す実施
の一形態について本発明を詳細に説明する。図１は本発
明の実施の一形態を示す概略断面図であって、１は第１
発電所、２は第２発電所、３は第３発電所である。これ
らの発電所１，２および３は、上方から下方に多段式に
設けられている。
の一形態について本発明を詳細に説明する。図１は本発
明の実施の一形態を示す概略断面図であって、１は第１
発電所、２は第２発電所、３は第３発電所である。これ
らの発電所１，２および３は、上方から下方に多段式に
設けられている。
【００１３】ダム５を築造することによって形成された
貯水池４と前記第１発電所とは、水圧管路６によって連
結されており、貯水池４の水が水圧管路６を通して供給
され、第１発電所１の水車（図示せず）を回転させるこ
とによって発電が行われる。
貯水池４と前記第１発電所とは、水圧管路６によって連
結されており、貯水池４の水が水圧管路６を通して供給
され、第１発電所１の水車（図示せず）を回転させるこ
とによって発電が行われる。
【００１４】前記第１発電所１と第２発電所２との間に
は、放水路トンネル７、水路トンネル８、サージタンク
９および水圧管路１０が設けられており、第１発電所１
からの放流水が第２発電所２に供給され第２発電所２の
水車（図示せず）を回転することによって発電が行われ
る。
は、放水路トンネル７、水路トンネル８、サージタンク
９および水圧管路１０が設けられており、第１発電所１
からの放流水が第２発電所２に供給され第２発電所２の
水車（図示せず）を回転することによって発電が行われ
る。
【００１５】また、前記第２発電所２と第３発電所３と
の間には、放水路トンネル１１、水路トンネル１２、サ
ージタンク１３および水圧管路１４が設けられており、
第２発電所２からの放流水が第３発電所３に供給され第
３発電所３の水車（図示せず）を回転することによって
発電が行われる。
の間には、放水路トンネル１１、水路トンネル１２、サ
ージタンク１３および水圧管路１４が設けられており、
第２発電所２からの放流水が第３発電所３に供給され第
３発電所３の水車（図示せず）を回転することによって
発電が行われる。
【００１６】しかして、本実施例によれば、貯水池４の
水において、第１発電所１、第２発電所２および第３発
電所３を稼動させることができる。
水において、第１発電所１、第２発電所２および第３発
電所３を稼動させることができる。
【００１７】図２は他の実施例を示す概略断面図であっ
て、図１と同一符号は同一物を示す。本実施の形態は、
第２発電所２からの放流水は、放水路トンネル１１から
ダム２５で築造された貯水池２４に放流され、第３発電
所３は貯水池２４との間に水圧管路２６で連結されてい
るもので、その他は図１と同様である。
て、図１と同一符号は同一物を示す。本実施の形態は、
第２発電所２からの放流水は、放水路トンネル１１から
ダム２５で築造された貯水池２４に放流され、第３発電
所３は貯水池２４との間に水圧管路２６で連結されてい
るもので、その他は図１と同様である。
【００１８】すなわち、貯水池４の水は、水圧管路６を
通して第１発電所１に供給され、第１発電所１からの放
流水は、放水路トンネル７、水路トンネル８および水圧
管路１０を通して第２発電所２に供給され、第２発電所
から放流された水は放水路トンネルを通って貯水池２４
に流入する。第３発電所３には貯水池２４からの水が水
圧管路２６を通して供給される。
通して第１発電所１に供給され、第１発電所１からの放
流水は、放水路トンネル７、水路トンネル８および水圧
管路１０を通して第２発電所２に供給され、第２発電所
から放流された水は放水路トンネルを通って貯水池２４
に流入する。第３発電所３には貯水池２４からの水が水
圧管路２６を通して供給される。
【００１９】本実施の形態によれば貯水池２４には、第
２発電所２からの放流水だけでなく、周囲からの流入水
も流入されること、第３発電所３の下方にも更に発電所
を設けることができる利点がある。
２発電所２からの放流水だけでなく、周囲からの流入水
も流入されること、第３発電所３の下方にも更に発電所
を設けることができる利点がある。
【００２０】しかして、本実施例によれば、貯水池４の
水において第１発電所１および第２発電所２を稼動さ
せ、第三発電所３は、貯水池２４の水で稼動される。こ
の貯水池２４には第２発電所２からの放流水および流入
水が貯水される。尚、図面では省略したが、貯水池４、
２４に最大発電量に対応する水量以上の流入水があった
場合の放流水は、下方の発電所２、３に供給されるよう
に水路を形成することが望ましい。
水において第１発電所１および第２発電所２を稼動さ
せ、第三発電所３は、貯水池２４の水で稼動される。こ
の貯水池２４には第２発電所２からの放流水および流入
水が貯水される。尚、図面では省略したが、貯水池４、
２４に最大発電量に対応する水量以上の流入水があった
場合の放流水は、下方の発電所２、３に供給されるよう
に水路を形成することが望ましい。
【００２１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
水力発電所が上方から下方に多段式に設けられているの
で、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用することができ、また、１つの発電所の最大発電量
に対応する水量以上の水が流入し放流されても、その水
は下方の発電所で利用でき、貯水池の水を有効に利用す
ることができると共に、同量の水で全体の発電量を増加
することができる。
水力発電所が上方から下方に多段式に設けられているの
で、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用することができ、また、１つの発電所の最大発電量
に対応する水量以上の水が流入し放流されても、その水
は下方の発電所で利用でき、貯水池の水を有効に利用す
ることができると共に、同量の水で全体の発電量を増加
することができる。
【００２２】また、多段式に複数の水力発電所が設けら
れていると、所定の水で複数の発電所を稼動できるた
め、１つの発電所の稼動率が低下しても他の複数の発電
所で必要電力量の発電量を確保することができる。
れていると、所定の水で複数の発電所を稼動できるた
め、１つの発電所の稼動率が低下しても他の複数の発電
所で必要電力量の発電量を確保することができる。
【図１】本発明の実施例を示す概略断面図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
【図３】従来の水路式発電所の概略説明図である。
【図４】従来のダム水路式発電所の概略説明図である。
【図５】従来のダム式発電所の概略説明図である。
【図６】従来のダム式発電所の概略断面図である。
１ 第１発電所 ２ 第２発電所 ３ 第３発電所 ４，２４ 貯水池 ５，２５ ダム ６，１０，１４，２６ 水圧管路 ７，１１ 放水路トンネル ８，１２ 水路トンネル ９，１３ サージタンク
Claims (2)
- 【請求項１】 上方から下方に水力発電所を多段式に設
け、上方の発電所で使用した水を、下方の発電所で順次
利用し発電することを特徴とする多段式水力発電方式。 - 【請求項２】 下方の発電所は、地下式であることを特
徴とする請求項１記載の多段式水力発電方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7350398A JPH09177654A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 多段式水力発電方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7350398A JPH09177654A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 多段式水力発電方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09177654A true JPH09177654A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18410227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7350398A Pending JPH09177654A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 多段式水力発電方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09177654A (ja) |
Cited By (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-12-22 JP JP7350398A patent/JPH09177654A/ja active Pending
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