WO1998008473A1 - Couches de papier rembourrees et couvre-couches pour la prevention des escarres - Google Patents

Description

明細書

褥瘡予防ク ッ ショ ン付紙おむつ ·おむつカバー 技術分野

この発明は、 クッションゃクッシヨ ンとして効架のある材料を川いて褥瘡予防 機能を付加した、 紙おむつ及びおむつカバ一に関するものである。

従来の技術

従来の紙おむつやおむつカバーは、 便や尿などの徘泄物を外部に漏れないよう に、 それらを吸収したり受け止めたりする機能のみで、 別の特殊な機能や効果を 付加させたものはなかった。 技術的改良もその効果をより強力にしたり、 蒸れな いように通気性を良く したり、 あるいは使い^さを追求するということが主体で あった。

おむつを使用する高齢者は H常生活にも何らかの介助を必要とし、 べッ ド上で の生活が主体であるため、 櫞瘡ができる危険性も高い。 よって何らかの手段によ り褥瘡予防をしなければならないが、 それに対する認識度が低いことや経済的な 面、 あるいは褥瘡予防にある程度効果のある器具で簡易なものがないなどの理由 によりなかなか実施は困難であった。

その褥瘡予防器具に関しては、 エアーマツ トなど大がかりなものが主流であり、 身体に直接固定するものとしては腕や足に取り付けるものだけで、 巖も褥瘡ので きやすい腰臂部に取り付けるものはなかった。

実用新案 （昭 5 9— 2 5 3 7 9〉 に、 ク ッ シ ョ ンとして商品名 「エアーキヤッ プ」 と呼ばれる、 直径約 1 eraの空気の人った半球状のエアーセルが多数付いたシ — 卜を使用したおむつの発明があるが、 ①身体をそのシートの平坦側ではなく、 空気により膨出した球状の面の上に乗せる構造により、 身体とクッ シ ョ ンが面で なく点で接触するために有効接触面積が広く取れず、 単位面積にかかる圧力が下 がらない、 ②ク ッ シ ョ ン部が高くその上に乗る構造のため、 仙骨部とその周囲で 体重を支えることになり、 周囲よりも仙骨部の方が圧力が高くなる、 ③体位交換 により側臥位になると大転子部 ·腸骨部の部分に褥瘡ができやすくなるが、 この 発明の場合、 この部に対するクッショ ンは無いので、 褥瘡予防のためにはクッショ ン部が大転子部 ·腸骨部に当たるように一々敷き直さなければならない、 ④身体 に固定するのではなく敷くだけなので勅くとずれる、 などの理出によりあまり有 効ではないと考えられる。

本発明はこのような従来技術の持つ欠点を解消するために考案されたものであ る。

すなわち紙おむつやおむつカバ一としての機能はそのままで、 それに有効な褥 瘡予防機能を付加した製品の開発である。

発明の開示

紙おむつやおむつカバ一に褥瘡予防効果を持たせるためには、 ①通常紙おむつ やおむつカバーに使用する構成材料自体をクッションとして作用するように厚く ソフ 卜に加工するか、 あるいは構成材料にクッションに適した^らかい材料を使 用して、 全体もしくは仙骨部及び左右の大転子部 ·腸骨部の当たる位置にクッショ ン効果を持たせる方法と、 ②ク ッショ ンとして効果のあるものを紙おむつやおむ つカバーの必要な部位に取り付ける方法などが考えられる。

①の一例として、 紙おむつの高分子吸収体自体を厚く柔らかく加工すると、 クッ ショ ンとしての効果が期待できる。

②の方法としては、 褥瘡好発部位である仙骨部及び大転子部 ·腸骨部を保護で きる位置にク ッショ ンを取り付ける。 そのク ッショ ンは、 紙おむつやおむつカバ 一の①前面 （身体に接する側〉 、 ②中に挟み込む （紙おむつの場合は卨分子吸収 体の後面に設置する。 ） 、 ③後面、 あるいはそれらを組み合わせた位置に取り付 ける。

ク ッションは、 仙骨部と左右の大転子部 ·腸骨部全体を 1個のクッショ ンでカ バーする一体型と、 仙骨部あるいは大転子部 ·腸骨部をそれぞれ専用の別々のクッ ションでカバーする分割型に分ける。

特に褥瘡のできやすい仙骨部にはより圧力がかからないように、 ク ッ シ ョ ンの 仙骨部が当たるところに除圧のための除 ££穴を空け、 仙骨部が完全にフリ一にな るようにしたものと、 そのまま除 ί£穴のないものとに分けて、 用途別に選択する。 ク ッショ ン自体は、

①塩化ビニールゃゥレタンなどの可塑材でできた、 空気の人った半球状のエア 一セルが多数付いたシー卜状のエア一ク ッショ ンで作成したもの

②塩化ビニールゃゥレタンなどの" ί塑材でできた袋に水やゲルあるいは空気を 人れたもの

③ソフ トで衝撃を吸収する様に織られた繊維状の物質で作成したもの

④スポンジやスポンジ状の物質で作成したもの

⑤綿ゃ化学繊維を袋に詰めたもの

⑥柔らかい小さいボールを袋に詰めたもの

⑦柔らかいビーズのようなものを袋に詰めたもの

等が考えられるが、 その他にもクッシヨ ンとして効果のあるものは全て応 W可能 である。

クッショ ンと紙おむつ及びおむつカバーは 常接着剤などを使川して取り付け るが、 場合によってはクッションが何度も繰り返し使用可能なように、 商品名 「ベルク口テープ、 マジックテープ」 などを使用して着脱可能にする。

以上の構成からなる紙おむつやおむつカバ一であるが、 使用時は従来のものと 同じように腰臀部に装着するが、 寝たときに褥瘡好発部位である仙骨部あるいは 大転子部 ·腸骨部に体重がかかっても、 ク ッ ショ ンがその体重を分散し、 その部 位を保護するため褥瘡予防が可能になる。 特に仙骨部に閱しては、 ク ッ シ ョ ンの 仙骨部の^に相当するところに除 穴を設けることにより、 体 ίίは仙骨部には かからずその周囲の部位で支えられることになる。 よって仙骨部は特に獰瘡がで きにく くなる。

図面の簡単な説明

第 1図は、 請求の範囲第 1項記載の発明のカツ 卜モデル後面斜視図である。 第 2図は、 請求の範囲第 2項記載の発明の一体型エアーセルクッショ ン付き紙 おむつの後面斜視図である。

第 3図は、 一体型エア一セルク ッ ショ ンの斜視図である。

第 4図は、 エア一セルク ッショ ンの断面図である。 第 5図は、 除圧穴なし一体型エア一セルク ッ シ ョ ンの斜視図である。

第 6図は、 請求の範囲第 2項記載の発明の一体型エアーセルクッショ ン付き紙 おむつの使用図である。

第 7図は、 請求の範囲第 3項記載の発明の分割型エア—セルクッ シ ョ ン付き紙 おむつの後面斜視図である。

第 8図は、 仙骨部エアーセルク ッショ ンの斜視図である。

第 9図は、 除圧穴なし仙骨部エア一セルク ッ ショ ンの斜視図である。

第 1 0図は、 大転子部エア一セルク ッショ ンの斜視図である。

第 1 1図は、 請求の範囲第 4 ¾記載の発明の一体型スポンジク ッ シヨ ン付きお むつ力 , —の後面斜視図である。

第 1 2図は、 -体型スポンジク ッショ ンの斜視図である。

第 1 3図は、 請求の範囲第 4項 の発叨の応川例のおむつカバ—型のサボ一 夕一の後面斜視図である。

第 1 4図は、 第 1 3図のおむつカバー型のサボ一タ一本体に取り付ける一体型 エアーク ッションの前面 （接着面側） 斜視図である。

符号の説明

1は紙おむつ本体である。

2は高分子吸収体である。

3はク ッショ ン材である。

4は一体型エア一セルク ッ シヨ ンである。

5は除圧穴である。

6はエアーセルである。

7は空気層である。

8は除圧穴なし一体型エアーセルク ッションである。

9は仙骨部エア一セルクッションである。

1 0は除圧穴なし仙骨部エア一セルク ッ シヨ ンである。

1 1は大転 -部エア一セルクッショ ンである。

1 2はおむつカバ一本体である。 1 3は一体型スポンジク ッショ ンである。 - 1 4はおむつカバ一型のサポーター本体である。

1 5は一体型ェアークッショ ンである。

1 6は除圧ポケッ トである。

発明を実 ½するための最良の形態

本発明をより詳細に説述するために、 添付の図面に従ってこれを説明する。 一般に梱包用に使用されているものとほぼ同じ材質及び構造の、 直径約 3〜4 c mの半球状のエアーセルが多数付いたシ一ト状のエアークッショ ンを使って、 第 2図及び第 3図のように、 両大転子部 ·腸骨部から仙骨部まで保護できる一体 型エア一セルク ッシヨ ン （ 4〉 を作成する。 これはシ一ト状のエア一ク ッシヨ ン を第 3図のような形に切り取り、 さらに仙骨部の当たるところは、 除圧穴 （5 ) として直径約 1 0 ~ 1 3 c mの大きさに切り抜いたものである。 そして第 2図の ように、 この一体型エア一セルク ッショ ン （4 ) をその平坦側が身体側に当たる ように、 紙おむつ本体 （ 1 ) の後面に接着剤で取り付ける。 あるいはこの一体型 エアーセルク ッショ ン （4 ) とほぼ同じものを、 紙おむつの製造工程で後面の力 バー自体に組み込む。

本発明は以上のような構造で、 これを使用するときは従来の紙おむっと同じよ うに、 紙おむつ本休 （ 1 ) を身休に装着するが、 寝たときに褥瘡好発部位である 仙骨部あるいは大転子部 ·腸骨部に休重がかかっても、 一休型エアーセルクッショ ン （4 ) がその体重を分散し、 その部位を保護するため褥瘡予防が可能となる。 特に仙骨部に関しては、 一体型エアーセルクッショ ン （4 ) の仙骨部の位置に 相当するところに除圧穴 （5 ) が空いていることにより、 体重は仙骨部にはかか らず、 その周囲の部位で支えられることになる。 よって仙骨部には特に褥瘡がで きにく くなる。

請求の範囲第 4項記載の発明は、 請求の範囲第 1項から第 3項まで記載した発 明の紙おむつの代わりにおむつカバ一を使用した発明であり、 基本構造は実施例 で示した請求の範 ffl第 2項記載の発明の紙おむっと同様である。 第 1 1図にその 一例を示した。 このおむつカバーに取り付けた一体型スポンジク ッショ ン （ 1 3〉 は、 両大転子部 ·腸骨部から仙骨部まで保護できるように、 スポンジやスポンジ 状の物質を第 1 2図のような形に切り取り、 さらに仙骨部の当たるところは、 除 圧穴 （5〉 として直径約 1 0〜 1 3 c mの大きさに切り抜いたものである。 第 1 3図に請求の範囲第 4項記載の発明の応用例として、 腰臀部に装着するお むつカバ—型のサボータ一を示す。 この基本構造は請求の範囲第 4項記載の発明 のおむつカバーとほぼ同じである。

第 1 4図は、 このおむつカバー型のサポーク一に取り付ける一体型ェアークッ シヨ ン （ 1 5 ) の前面 （接着面側） 斜視図である。 この一体型ェアーク ッシヨン ( 1 5 ) は、 塩化ビニールやウレタンなどの可塑材でできた袋に空気を入れたも のであるが、 仙骨部が当たるところには除圧のための除圧ボケッ ト （ 1 6〉 を設 ける„これにより休重は仙骨部にはあまりかからず、 その周囲の部位で支えられ ることになるため、 仙骨部には特に褥瘡ができにく くなる。

以上本発明は特定の具体例で示されかつ説明されたが、 これ以外に変形体も別 紙記載の特許請求の範囲内で可能であることに留意されたい。

産業上の利 ffl可能性

おむつを使用する高齢者は日常生活にも何らかの介助を必要とし、 べッ ド上で の生活が主体であるため、 褥瘡ができる危険性も高い。 よって何らかの手段によ り褥瘡予防をしなければならない。 その意味ではこの発明は非常に有用である。 何故ならばこの発明を使用すれば、 べッ ドに臥床しているときに褥瘡好発部位 である仙骨部 いは大転子部 ·腸骨部に休重がかかっても、 紙おむつやおむつ カバーに取り付けたク ッショ ンによって均等に分散され、 一部分に集中的にかか ることがなくなるため、 褥瘡予防器具を使用せずとも褥瘡ができにく くなる。 つまりこの発明を使用することにより、 褥瘡予防を意識せずに褥瘡の初期予防 が可能になる。

また身体の可動性を妨げることがないため、 通常のおむつの様に使用したまま リハビリテーションでの歩行訓練などの運動も可能であり、 あらゆる人に幅広く 使用可能である。

Claims

請求の範囲

1 . 紙おむつの構成材料を厚く ソフ トにするか、 あるいは構成材料にク ッシ ョ ンとして効果のある材料を使用して褥瘡予防機能を付加した紙おむつ。

2. ク ッ ショ ンを取り付けることにより紙おむつに褥瘡予防機能を付加する発 明であるが、 仙骨部及び左右の大転子部 ·腸骨部を 1個のクッシ ョ ンでカバーで きるようにした褥瘡予防クッ ション付紙おむつ。

3 . 仙骨部あるいは左右の大転子部 ·腸骨部をそれぞれ専用の別々のク ッショ ンでカバーするようにした請求の範囲第 2項記載の発明。

4. 請求の範囲第 1 ~ 3項記載の発明の紙おむつの代わりにおむつカバーを使 用した褥瘡予防クッ ション付おむつカバ一。

5 . ク ッ ショ ンの仙骨部の位置に相当するところに除圧穴 （5 ) を空けた請求 の範囲第 2〜 4項記載の発明。