WO1997038871A1 - Structure de tuyau d'admission - Google Patents

Description

明 細 書 イ ン レツ トパイプ構造

技術分野

本発明はイ ンレツ トパイプ構造に係り、 特に複数の燃料タ ンクを有する車両に 配設されるィ ンレツ 卜パイプ構造に関する。 背景技術

従来、 複数の燃料タ ンクを有する自動車等の車両に配設されるイ ンレツ トパイ ブ構造が知られており、 その一例が特開平 3 — 7 9 4 3 1 号公報に記載されてい る。

また、 図 4 に示される如く、 メ イ ンタ ンク 7 1 とサブタ ンク 7 5 とを連通パイ ブで連結せず別体とすると共に、 イ ンレツ トパイプ 9 0を一体成形部品と して二 つに分岐して、 一方のィ ンレツ 卜パイプ 9 0 Aをメイ ンタンク 7 1 に、 他方のィ ンレツ トパイプ 9 0 Bをサブタンク 7 5 に連結することにより、 長距雛走行時の 燃料確保を図る技術も提案されている。 しかながら、 例えば、 サブタンク 7 5が 満タン状態であると、 周辺の雰囲気熱及びェンジンのリ タ一ン燃料の熱によつて 、 サブタンク 7 5の燃料 8 1が加熱されベーパ （気化燃料） が発生しサブタ ンク 7 5の内圧が上昇するので、 サブタ ンク 7 5の燃料 8 1 の液面がサブタ ンク 7 5 に連結されたブリーザチューブ 9 4を通って移動して給油口 9 4近傍にまで上昇 することを防止するために、 新たに液面監視装匮 1 0 0を設けなければならなか つた。 なお、 図 4 において、 参照番号 9 6 , 9 8 は逆止弁である。

本発明に関連する技術と しては、 メイ ンタンクとサブタンクとの間に連通管を 設けた構造を開示した日本国特開平第 5 2 — 8 7 5 7 4号公報、 イ ンレツ トパイ プを傾斜状態でも燃料レベルより上となる位置に設けた構造を開示した日本国実 開昭第 6 1 - 2 4 3 1 8号公報、 ブリ一ザ開口部に逆流防止のバッ フル板を設け た構造を開示した日本国実開平第 2 — 4 2 8 1 7号公報、 イ ンレツ トパイプの金 属リ テーナをプレス成形と して部品点数を低'减した構造を開示した日本国実開平 第 3 — 1 7 3 9 8号公報及びメ イ ンタンク用とサブタ ンク用との袷油ガン挿入口 を設けた構造を開示した日本国発明協会公開技報第 8 7 - 1 4 7 2 7号がある。 発明の開示

本発明は上記事実を考慮し、 液面監視装置等の部品增加を招く ことなく低コス 卜で簡単な構造のィ ンレツ 卜パイプ構造を提供することが目的である。

本発明は、 一つの給油口に連結され、 給油ガンの先端を選択的に挿入可能な複 数の分岐口を有する分岐部と、 前記複数の分岐口のいずれか一つと各々別体とさ れた複数の燃料タ ンクのいずれか一つとを連結する複数のィ ンレツ 卜パイプと、 —方の端部が少なく とも前記複数の燃料タ ンクのいずれか一つに接続され、 他方 の端部が他の燃料タ ンクに連結された前記複数のィ ンレツ トパイプのうちの少な く ともいずれか一つの前記分岐口近傍に連結されたプリ一ザチューブであって、 該ブリ一ザチューブの前記ィ ンレツ トパイプとの連結部が該ィ ンレツ トパイプに 対して燃料タ ンク側に傾いて固定されるブリーザチューブと、 を備えている。 従って、 例えば、 ブリーザチューブとイ ンレツ トパイプとで連結された一方の 燃料タンクが满タ ンで、 他方の燃料タ ンクが空の状態で給油した場合に、 满タ ン の燃料タ ンクの内圧が上昇すると、 ブリ ーザチューブを介して、 満タ ンの燃料タ ンク内の燃料液面が、 袷油口側に向かって上昇するが、 この上昇した燃料は、 ブ リーザチューブから空の燃料タンクに接続されたイ ンレツ 卜パイプに送られる。 この時、 ブリ ーザチューブのイ ンレツ 卜パイプとの連結部が、 イ ンレツ 卜パイプ に対して燃料タ ンク側に傾いて固定されているため、 上昇した燃料は、 イ ンレツ トパイプ内を燃料夕 ンク側に向かって流れて行く。

このように本発明によれば、 ブリーザチューブのイ ンレツ 卜パイプとの連結部 力く、 イ ンレツ 卜パイプに対して燃料タ ンク側に傾いて固定されているので、 上述 した液面監視装置が不要な簡単な構造で、 かつ、 低コス トのイ ン レッ 卜パイプ構 造を提供することができる。 図面の簡単な説明 図 1 は、 本発明の一実施形態に係るィ ンレツ トパイプ構造を示す概略側断面図 である。

図 2 は、 本発明の一実施形態に係るィ ンレッ 卜パイプ構造の袷油口近傍を示す 斜視図である。

図 3 は、 本発明の一実施形態に係るィ ンレツ トパイプ構造の袷油口近傍を示す 概略側断面図である。

図 4 は、 従来の実施形態に係るィ ンレツ トパイプ構造を示す概略側断面図であ る。 好ま しい実施の形態

本発明のィ ンレッ トパイプ構造の一実施形態を図 1〜図 3に従って説明する。 なお、 図中矢印 U Pは車両上方方向を示す。

図 1 に示される如く、 本実施形態では、 燃料タンク 1 0がメ イ ンタ ンク 1 2 と サブタンク 1 4 とで構成されており、 メ イ ンタ ンク 1 2 とサブタ ンク 1 4 は、 連 通パイプで連結されておらず別体とされている。

メイ ンタンク 1 2の側壁部には、 メイ ンタ ンクイ ンレツ トパイプ 1 6が貫通し ており、 メ イ ンタ ンクイ ンレッ トパイプ 1 6の一方の端部 1 6 Aがメ ンィタ ンク 1 2内に挿入されている。 また、 メイ ンタンクインレツ トパイプ 1 6の端部 1 6 Aには、 逆止弁 1 8が取付けられている。

サブタ ンク 1 4の側壁部には、 サブタンクイ ンレツ 卜パイプ 2 0が貫通してお り、 サブタ ンクイ ンレツ 卜パイプ 2 0の一方の端部 2 0 Aがサブタンク 1 4 内に 挿入されている。 また、 サブタ ンクイ ンレツ トパイプ 2 0の端部 2 0 Aには、 逆 止弁 2 2が取付けられている。

図 2に示される如く 、 給油時、 袷油ガン 2 4が挿入される袷油口 2 6 には、 分 岐部と しての分岐ボデ一 2 8が連結されている。 この分岐ボデー 2 8は、 袷油口 2 6を有するキャ ップ用金具 3 0を一体化した台形形状のプレス製となっている 。 また、 分岐ボデー 2 8 の底部 2 8 Aには、 2つの分岐口 3 2、 3 3が形成され ており、 これらの分岐口 3 2、 3 3には、 図 2に実線及び二点鎖線で示す様に袷 油ガン 2 4 の先端 2 4 Aが選択的に挿入可能となっている。 分岐ボデー 2 8の分岐口 3 2 には、 メ イ ンタ ンクイ ンレツ 卜パイプ 1 6の他方 の端部 i 6 Bが連結されており、 分岐ボデー 2 8の分岐ロ 3 3 には、 サブタ ンク イ ンレツ 卜パイプ 2 0の他方の端部 2 0 Bが連結されている。

図 3 に示される如く 、 メ イ ンタ ンクイ ンレ ッ トパイプ 1 6の端部 1 6 B近傍に は、 サブブリーザチューブ 3 4の一方の端部である連結部 3 4 Aが連結されてい る。 このサブブリーザチューブ 3 4のメ イ ンタ ンクイ ンレツ トパイプ 1 6 との連 結部においては、 サブブリーザチューブ 3 4の連結部 3 4 八の軸線 3 4 8と、 メ イ ンタンクイ ンレツ 卜パイプ 1 6の軸線 1 6 Cとの成す角 Θが鋭角になっており 、 サブプリ一ザチユーブ 3 4の連結部 3 4 Aが、 メ イ ンタンクイ ンレッ トパイプ 1 6に対してメ イ ンタ ンク側に傾いて固定されている。

図 2に示される如く 、 サブタ ンクイ ンレツ 卜パイプ 2 0の端部 2 0 B近傍には 、 メイ ンブリーザチューブ 3 6の一方の端部である連結部 3 6 Aが連結されてい る。 なお、 図示を省略したが、 メイ ンプリ一ザチューブ 3 6のサブタンクイ ンレ ッ トパイプ 2 0 との連結部においても、 メイ ンブリーザチューブ 3 6の連結部 3 6 Aの轴線と、 サブタ ンクイ ンレツ 卜パイプ 2 0の軸線との成す角が鋭角になつ ており、 メ イ ンブリーザチューブ 3 6の連結部 3 4 Aが、 サブタ ンクイ ンレツ ト パイプ 2 0に対してサブタ ンク側に傾いて固定されている。

図 1 に示される如く 、 サブブリーザチューブ 3 4の他方の端部 3 4 Cは、 サブ タ ンク 1 4の上壁部を貫通しており、 サブタンク 1 4内の上部に揷入されている 。 また、 メ イ ンブリーザチューブ 3 6の他方の端部 3 6 Bは、 メイ ンタ ンク 1 2 の上壁部を貫通しており、 メ イ ンタ ンク 1 2内の上部に挿入されている。 また、 サブタ ンク 1 4の上壁部に設けられた弁ュニッ 卜 4 0にはキヤニスタ 4 2がべ一 パライ ン 4 5 によつて連結されている。

次に、 本実施形態の作用を説明する。

本実施形態では、 伊.えば、 メ イ ンタ ンク 1 2 に給油する場合には、 図 2 に二点 鎖線で示す様に、 給油ガン 2 4の先端 2 4 Aを、 給油口 2 6から分岐ボデー 2 8 の分岐口 3 2 に挿入して、 給油を行う。

この場合、 図 1 に示される如く 、 サブタ ンク 1 4が満タ ン伏態であると、 周辺 の雰囲気熱及びェンジンのリ タ一ン燃料の熱によつて、 サブタ ンク 1 4の燃料 4 4が加熱されベーパが発生し、 その結果、 サブタ ンク 1 4の内圧が上昇して、 サ ブタ ンク 1 4の燃料 4 4力〈、 サブブリ ーザチューブ 3 4 を通って押し出され、 袷 油口 2 6 の方向 （図 1 の矢印 W 1方向） へ移動する。

また、 本実施形態では、 図 3 に示される如く 、 サブブリ ーザチューブ 3 4がメ イ ンタ ンクイ ンレツ 卜パイプ 1 6 に連結されており、 サブブリ ーザチューブ 3 4 の連結部 3 4 Aが、 メ イ ンタ ンクイ ンレツ 卜パイプ 1 6に対してメ イ ンタ ンク側 に傾いて固定されている。 従って、 図 1 に示される如く、 サブブリ ーザチューブ 3 4内を移動した燃料 4 4 は、 メ イ ンタ ンクイ ンレッ トパイプ 1 6内にメ イ ンタ ンク 1 2側へ向かって押し出され、 メ イ ンタ ンクイ ンレッ トパイプ 1 6内をメ イ ンタ ンク 1 2の方向 （図 1 の矢印 W 2方向） へ移動し、 メ イ ンタ ンク 1 2 に流れ 込む。

一方、 給油する際に、 サブタ ンク 1 4 に給油する埸合には、 図 2に実線で示す 様に、 給油ガン 2 4の先端 2 4 Aを、 給油口 2 6から分岐ボデ一 2 8の分岐口 3 3 に挿入して、 給油を行う。

この場合も、 メイ ンブリーザチューブ 3 6がサブタ ンクイ ンレツ トパイプ 2 0 に連結されており、 メインブリーザチューブ 3 6の連結部 3 6 Aが、 サブタンク イ ンレツ 卜パイプ 2 0に対してサブタンク側に傾いて固定されているため、 メ ィ ンタンク 1 2 に辁油する場合と同様に、 満タンのメ イ ンタ ンク 1 2からメ イ ンブ リ ーザチューブ 3 6内を移動した燃料は、 サブタ ンクイ ンレツ 卜パイブ 2 0内に サブタンク 1 4側へ向かって押し出され、 サブタンクイ ンレツ トパイプ 2 0をサ ブタンク 1 4の方向へ移動し、 サブタンク 1 4に流れ込む。

このため、 本実施形態のィ ンレッ トパイプ構造では、 給油等によつてフューェ ルキヤ ップを関いた時に液体監視装 Sがなく ても給油口近傍まで燃料液面が上昇 することを防止することができるので、 部品点数の簡素化を図ることができると 共に、 装置の複雑化やコス トアップの増加を避けることができる、 という効果が ある。 。

以上に於いては、 本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、 本発明 はかかる実施形態に限定されるものではなく、 本発明の範囲内にて他の種々の実 施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。 例えば、 本実施形態で は、 燃料タ ンク 1 0をメ イ ンタ ンク 1 2 とサブタ ンク 1 4 との 2個の燃料タ ンク で構成したが、 燃料タンク 1 0を 3個以上の燃料タンクで構成し、 それぞれの燃 料タ ンクに 3個以上の分岐口を有する分岐ボデ一を介してイ ン レツ 卜パイプを連 結し、 各イ ンレツ トパイプにブリ ーザチューブを連結しても良い。 産業上の利用可能性

以上述べたように、 本発明は簡単な構造で、 かつ、 低コス トのイ ンレツ トパイ プ構造を提供することができるので、 車社会が発達した今日、 車両産業にとって 極めて有用である。

Claims

請 求 の iB 囲

1 . 一つの袷油口に連結され、 給油ガンの先端を選択的に挿入可能な複数の分岐 口を有する分岐部と、

前記複数の分岐口のいずれか一つと各々别体とされた複数の燃料タ ンクのいず れか一つとを連結する複数のイ ン レ ツ トパイプと、

一方の端部が少なく と も前記複数の燃料タ ンクのいずれか一つに接続され、 他 方の端部が他の燃料夕 ンクに連結された前記複数のィ ンレツ 卜パイプのうちの少 なく と もいずれか一つの前記分岐口近傍に連結されたプリ一ザチューブであって 、 該ブリ一ザチューブの前記ィ ンレツ トパイプとの連結部が該ィ ンレッ トパイプ に対して燃料タンク側に傾いて固定されるブリーザチューブと、

を備えたィ ンレッ トパイプ構造。

2 . 前記連結部近傍で該連桔部の軸線と前記ィ ンレツ トパイプ軸線とは鋭角をな すことを特徴とする諝求項 1 に記載のィ ンレツ トパイプ構造。

3 . 前記連結部は、 前記給油口近傍に燃料液面が上昇することを防止するように 傾斜していることを特徴とする請求項 1 に記載のィ ンレッ トパイプ構造。

4 . 前記複数の燃料タンクのいずれか一つが満タンとなると、 該燃料タ ンクの燃 料は前記連結部を介して前記プリ一ザチューブから前記他の燃料タ ンクに連結さ れたイ ンレツ トパイプに流入可能であることを特徴とする請求項 1 に記載のイ ン レッ 卜パイプ構造。

5 . 前記ィ ンレツ トパイプに流入した燃料は、 該ィ ンレツ 卜パイプを前記他の燃 料タ ンク側に向かって流れることを特徴とする請求項 4 に記載のイ ンレツ トパイ プ構造。