WO1994018172A1 - Imidazolylbenzene compound and use thereof as medicine - Google Patents

Imidazolylbenzene compound and use thereof as medicine Download PDF

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WO1994018172A1
WO1994018172A1 PCT/JP1994/000092 JP9400092W WO9418172A1 WO 1994018172 A1 WO1994018172 A1 WO 1994018172A1 JP 9400092 W JP9400092 W JP 9400092W WO 9418172 A1 WO9418172 A1 WO 9418172A1
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PCT/JP1994/000092
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Tadashi Mishina
Akira Nishiyama
Mineo Tsuruda
Yutaka Noguchi
Toshimitsu Kishimoto
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Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd.
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Description

明細書
ィミダゾリルベンゼン化合物およびその医薬としての用途
「技術分野」
本発明は、 N—メチルー D—了スパラギン酸 (NMDA) 受容体に対する興奮 性神経伝達物質の効果に拮抗し、 脳神経細胞死抑制剤として有用な新規なイミダ ゾリルベンゼン化合物またはその医薬上許容しうる塩およびその医薬としての用 途に関する。
「背景技術」
グルタミ ン酸は哺乳動物の中枢神経系における興奮性神経刺激の伝達物質とし て、 また、 神経細胞を破壊し種々の脳 ·神経疾患を惹起する神経興奮毒として、 さらに記憶や学習の形成に関わる重要な物質として注目を集めている。 また、 脳 梗塞、 多発性脳梗塞、 脳出血、 頭部外傷、 脳手術および酸素欠乏症等から生じる 脳虚血症により引き起こされる脳神経細胞死は、 興奮性神経伝達物質であるグル 夕ミ ン酸が原因であると考えられている。
グルタミン酸受容体は、 (a) NMDA型、 (b) カイニン酸、 (c) キス力 ル酸の 3種類のサブタイプに分類されている。 このうち、 NMDA型受容体は神 経興奮毒の中心と考えられており、 受容体の過度の活性化により神経細胞が破壊 されて、 様々な神経疾患を惹起する引き金となる部位と推定され、 アルッハイマ 一病、 ハンチントン舞踏病等の脳変性疾患や後天性免疫不全症候群 (A I DS) による神経細胞死に関与していると考えられている。
国際公開 W092/031 3 1号公報には中枢神経系 (CNS) 変性症治療薬 等として有用な (―) — 1— (2, 3—ジヒドロ— 5—べンゾ 〔b〕 チェニル) - 2 - (4一フエニルブチルァミノ) — 1一プロパノール等の化合物が、 また、 特開平 3 - 5478号公報 (対応米国特許第 5 1 85343号明細書) には抗虚 血剤等として有用な (1 S* , 2S* ) —および (1 , 2S* ) - 1 - (4 ーヒ ドロキシフエニル) 一 2— (フエニルメチレン一 8—ァザビシクロ 〔3, 2 , 1〕 ォクトー 8—ィル) 一 1—プロパノール等の化合物が、 また、 特開平 4一 2 1 1 058号公報 (対応ヨーロッパ特許公開第 44 1 50 6号公報) には CN S変性症治療薬等として有用なシス— 3— ( 4ーヒドロキシー 4—フヱニルピぺ リジノ) — 4 , 7—クロマンジオール等の化合物が、 さらに、 ヨーロッパ特許公 開第 3 0 6 4 4 0号公報 (対応米国特許第 4 8 5 1 5 2 6号明細書) には、 抗不 整脈、 抗高血圧、 抗虚血治療剤等の冠循環器用剤として有用な 1 - (4一置換フ ェニル) 一 1 H—ィミダブール化合物がそれぞれ開示されている。
し力、しながら、 脳神経細胞の変性や壊死の治療 ·予防に有効な薬剤は、 未だ見 出されていない。 本発明は、 グルタミン酸による脳神経細胞死を抑制する新規な 化合物を提供することを目的とする。
本発明者等は、 初代培養ラッ ト胎児脳神経細胞を用いてグル夕ミン酸による細 胞死を抑制する化合物を鋭意検討した結果、 新規なィミダゾリルベンゼン化合物 が脳神経細胞死を抑制する作用を有することを見出し、 本発明を完成するに至つ た。
「発明の開示」
本発明は以下の通りである。
1 . 一般式 ( I ) :
Figure imgf000004_0001
(式中、 R 1 , R 2 , R 3 は同一または異なって水素、 ハロゲン、 ニトロ、 シァ ノ、 ァミノ、 炭素数 1〜6個のアルキル、 ァシル、 フヱニルまたは炭素数 1〜4 個のアルコキシを示す。 R 4 は水素、 炭素数 1〜6個のアルキルまたはシクロア ルキルを示す。 Zは— C H2 —, - C H ( O H) 一または一 C O—を示す。 環 一 N Q
\_y はピペリジノまたは 1―ピペラジニルを示す。 Aは水素、 水酸基または炭素数 1 〜6個のアルキルを示す。 Bはシクロアルキル、 シクロアルキルアルキル、 ァシ ル、 置換もしくは非置換ァリール、 置換もしくは非置換ァラルキル、 置換もしく は非置換へテロァリ一ルまたは置換もしくは非置換へテロァリールアルキルを示 す。 なお、 Aと Bは同一炭素上に置換していてもよい。 ) により表されるイミダ ゾリルベンゼン化合物またはその医薬上許容しうる塩。
2. 一般式 (IT) :
Figure imgf000005_0001
(式中、 R1 , R2, R3 は同一または異なって水素、 ハロゲン、 ニトロ、 アミ ノ、 炭素数 1〜 6個のアルキル、 フヱニルまたは炭素数 1〜4個のアルコキシを 示す。 R4 は水素、 炭素数 1〜6個のアルキルまたはシクロアルキルを示す。 Z は—CH2 —, -CH (OH) 一または— CO—を示す。 Q1 は炭素または窒素 を示す。 Q1 が炭素のとき、 Aは水素または水酸基を示し、 Q' が窒素のとき、 Aは存在しない。 Bはシクロアルキルアルキル、 ァシル、 置換もしくは非置換ァ リール、 置換もしくは非置換ァラルキルまたは置換もしくは非置換へテロアリ一 ルアルキルを示す。 ) である前記第 1項に記載のイミダゾリルベンゼン化合物ま たはその医薬上許容しうる塩。
3. 一般式 (I) において、 R1 , R2 , R3 は同一または異なって水素または 炭素数 1〜4個のアルキルを示し、 R4 は水素または炭素数 1〜4個のアルキル を示し、 Zは一 CH (0H) 一または— CO—を示し、 Bは置換もしくは非置換 ァラルキルまたは置換もしくは非置換へテロアリールアルキルを示し、 他の記号 は前記第 2項の通りである前記第 2項に記載のィミダゾリルベンゼン化合物また- はその医薬上許容しうる塩。
4. —般式 (I) において、 Bは非置換もしくはハロゲン、 ニトロ、 シァノ、 ァ ミノ、 ァシル、 炭素数 1〜4個のアルキル、 炭素数 1〜4個のアルコキシまたは 低級ハロアルキルにより置換されたベンジル、 2—フヱニルェチル、 3—フエ二 ルプロピル、 4一フエニルブチル、 5—フヱニルペンチル、 6—フエニルへキシ ル、 ジフエニルメチル、 2 , 2—ジフエニルェチル、 ナフチルメチルまたは非置 換もしくはハロゲン、 ニトロ、 シァノ、 ァミノ、 ァシル、 炭素数 1〜4個のアル キル、 炭素数 1〜4個のアルコキシまたは低級ハロアルキルにより置換されたチ ェニルメチル、 チェニルェチル、 チェニルプロピル、 チェニルブチル、 フリルメ チル、 フリルェチル、 フリルプロピル、 フリルブチル、 ピリジルメチル、 ピリジ ルェチル、 ピリジルプロピル、 ピリジルブチルを示し、 他の記号は前記第 2項の 通りである前記第 2項に記載のィミダゾリルベンゼン化合物またはその医薬上許 容しうる塩。
5 . 1 - ( 4 - (イミダブールー 1一ィル) フエニル) 一 2— ( 4— ( 4—フル ォロベンジル) ピペリジノ) エタノール、
4 ' - (イミダブールー 1—ィル) 一 2— (4— ( 4—フルォロベンジル) ピぺ リジノ) ァセトフエノン、
1— ( 4一 (イミダゾ一ル— 1一ィル) フエニル) 一 2— (4一 (4—メチルベ ンジル) ピペリジノ) エタノール、
4 ' ― (イミダゾ一ルー 1—ィル) 一 2— ( 4— ( 4—メチルベンジル) ピペリ ジノ) ァセトフエノン、
1— ( 4一 (イミダゾールー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4— ( 4一ェチルベ ンジル) ピペリジノ) エタノール、
4 ' 一 (イミダゾ一ルー 1—ィル) 一 2— (4一 (4一ェチルベンジル) ピペリ ジノ) ァセトフエノン、
1 一 (4一 (イミダゾールー 1—ィル) フエニル) 一 2— (4一 (4ーメトキシ ベンジル) ピペリジノ) エタノール、
4 ' 一 (イミダゾ一ルー 1—ィル) 一 2— ( 4— (4ーメ トキシベンジル) ピぺ リジノ) ァセトフエノン、
1一 (4一 (イミダゾールー 1—ィル) フエニル) 一 2— ( 4— (2—チェニル メチル) ピペリジノ) エタノール、
4 ' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4— ( 2—チェニルメチル) ピペリ ジノ) ァセトフエノン、 1 - ( 4—イミダゾールー 1 一ィル) フエニル) 一 2— (4— ( 5—メチルー 2 一チェニルメチル) ピペリジノ) エタノール、 および
4 ' - (イミダブールー 1 一ィル) 一 2— ( 4— (5—メチル一 2—チェニルメ チル) ピペリジノ) ァセトフェノン
力、ら選ばれる前記第 1〜4項記載の化合物またはその医薬上許容しうる塩。
6 . 前記第 1〜 5項のいずれかに記載のィミダゾリルベンゼン化合物またはその 医薬上許容しうる塩および医薬上許容されうる添加剤からなる医薬組成物。
7 . 前記 1〜5項のいずれかに記載のィミダゾリルベンゼン化合物またはその医 薬上許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする NMD A拮抗剤。
8 . 前記第 1〜 5項のいずれかに記載のィミダブリルベンゼン化合物またはその 医薬上許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする脳神経細胞死抑 制剤。
一般式 (I ) または一般式 (E ) におけるそれぞれ基の具体例は次の通りであ
R 1 , R 2 , R 3 におけるハロゲンとは、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素を示し 、 臭素が好ましい。 炭素数 1〜6個のアルキルとはメチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソプチル、 第 3級プチル、 ペンチル、 へキシルなどを 示し、 このうち、 好ましくは炭素数 1〜4個のアルキルであり、 特にメチルが好 ましい。
R 1 , R 2 , R 3 におけるァシルとは、 ァセチル、 プロピオニル、 プチリルな どの炭素数 2〜 5個のアルカノィルまたは非置換もしくは置換べンゾィル (置換 ベンゾィルの置換基としてはハロゲン (前記と同義)、 ニトロ、 シァノ、 ァミノ 、 ァシル、 炭素数 1〜4個のアルキル (前記と同義) 、 炭素数 1〜4個のアルコ キシ (前記と同義) 、 低級ハロアルキル (フルォロメチル、 トリフルォロメチル 、 クロロェチル、 フルォロェチル、 トリフルォロェチルなど) から選ばれる 1〜 3個の置換基があげられる。 ) などを示す。 炭素数 1〜4個のアルコキシとはメ トキシ、 エトキシ、 プロボキシ、 イソプロボキシ、 ブトキシ、 イソブトキシ、 第 3級ブトキシなどを示し、 エトキンが好ましい。
R 4 における炭素数 1〜6個のアルキルとは、 R 1 , R 2 , R 3 における炭素 数 1〜6個のアルキルと同義であり、 メチル、 ェチル、 イソプロピルが好ましい
R 4 におけるシクロアルキルとは炭素数 3〜 7個のシク口アルキルであつて、 シクロプロピル、 シクロブチル、 シクロペンチル、 シクロへキシル、 シクロヘプ チルなどを示し、 シクロへキシルが好ましい。
Aにおける炭素数 1〜6個のアルキルとは、 R ' , R 2 , R 3 , R 4 における 炭素数 1〜 6個のアルキルと同義である。
Bにおけるシクロアルキルとは、 R 4 におけるシクロアルキルと同義であり、 シクロへキシルが好ましい。
Bにおけるシクロアルキルアルキルとは、 炭素数 1〜4個のアルキル (前記と 同義) にシクロアルキルが置換したものであって、 シクロペンチルメチル、 シク 口へキシルメチル、 シクロへプチルメチル、 シクロへキシルェチル、 シクロへキ シルプロピルなどを示し、 シクロへキシルメチルが好ましい。
Bにおけるァシルとは、 R ' , R 2 , R 3 におけるァシルと同義であり、 好ま しくは非置換または置換ベンゾィルであって、 ベンブイル、 4一フルオロー 2— メ トキシベンゾィルが好ましい。
Bにおけるァリールとは、 フエニル、 ナフチルなどを示し、 フエニルが好まし レ、。 また、 置換ァリールにおける置換基としては、 ハロゲン (前記と同義) 、 二 トロ、 シァノ、 ァミノ、 ァシル (前記と同義) 、 炭素数 1〜4個のアルキル (前 記と同義) 、 炭素数 1〜4個のアルコキシ (前記と同義) 、 または低級ハロアル キル (前記と同義) から選ばれる 1〜3個の置換基があげられ、 好ましくはハロ ゲンであり、 特に塩素が好ましく、 具体的には 4一クロ口フエニルなどがあげら れる。
Bにおけるァラルキルとは、 炭素数 1〜6個のアルキル (前記と同義) にァリ ール (前記と同義) が置換したものであって、 ベンジル、 2—フエニルェチル、 3—フエニルプロピル、 4一フエニルブチル、 5—フエ二ルペンチル、 6—フエ 二ルへキシル、 ジフエニルメチル、 2 , 2—ジフヱニルェチル、 ナフチルメチル などを示し、 ベンジル、 2—フエニルェチル、 3—フエニルプロピル、 ジフエ二 ルメチルが好ましい。 また、 置換ァラルキルにおける置換基としては、 置換ァリ ールにおける置換基と同義であり、 好ましくはハロゲン、 炭素数 1〜4個のアル キル、 炭素数 1〜4個のアルコキシ、 ニトロ、 低級ハロアルキルであり、 フッ素、 臭素、 メチル、 ェチル、 イソプロピル、 メトキシ、 ニトロ、 トリフルォロメチル が好ましい。 具体的には 4ーメトキシベンジル、 4—フルォロベンジル、 4—メ チルベンジル、 4一イソプロピルベンジル、 2 , 4—ジフルォロベンジル、 3— ニトロベンジル、 4一ブロモベンジル、 4—ェチルベンジル、 2, 4—ジフルォ 口ベンジル、 3 , 4—ジフルォロベンジル、 4一トリフルォロメチルベンジル、 2 - ( 4一フルオロフェニル) ェチル、 2— (4一トリフルォロメチルフエ二 ル) ェチル、 ビス (4一フルオロフヱニル) メチルなどがあげられる。
Bにおけるヘテロァリールとは、 チェニル、 フリル、 ピリジルなどを示す。 ま た、 置換へテロアリールにおける置換基としては置換ァリール、 置換ァラルキル における置換基と同義である。
Bにおけるヘテロァリールアルキルとは、 炭素数 1〜4個のアルキル (前記と 同義) にへテロァリールが置換したものであって、 チェニルメチル、 チェニルェ チル、 チェニルプロピル、 チェニルブチル、 フリルメチル、 フリルェチル、 フリ ルプロピル、 フリルブチル、 ピリジルメチル、 ピリジルェチル、 ピリジルプロピ ル、 ピリジルブチルなどを示し、 チェニルメチル、 ピリジルメチルが好ましい。 また、 置換へテロアリールアルキルにおける置換基としては、 置換ァリール、 置 換ァラルキル、 置換へテロアリールにおける置換基と同義であり、 好ましくは炭 素数 1〜4個のアルキル、 ァシルであり、 メチル、 ァセチルが好ましい。 具体的 には、 5—メチルチェニルメチル、 5—ァセチルチェニルメチルなどがあげられ る。
Zにおける一 C H ( O H) 一の水酸基は、 通常用いられる水酸基の保護基 (第 3級ブチル、 ベンジル、 4ーメトキシベンジル、 トリチル、 テトラヒドロビラ二 ル、 ァシル (R 1 , R 2 , R 3 におけるァシルと同義) など) により保護されて いてもよい。
本発明化合物に 1個またはそれ以上の不斉中心が存在する場合、 それにより各 種の光学異性体が存在する。 本発明は光学異性体、 ラセミ体、 さらにはジ了ステ レオ異性体の混合物をも包含するものである。 ジァステレオ異性体にはェリス口 体、 スレオ体が存在し得るが、 本発明はこれらも包含する。
本発明において、 一般式 ( I ) の化合物は、 たとえば以下に示す方法により合 成することができる。
方法 1 :
Figure imgf000010_0001
(式中、 Yは塩素、 臭素などの脱離基を示し、 他の記号は前記と同義である。 ) すなわち、 一般式 (I ) の化合物は化合物 (ΠΙ) を適当な溶媒 (メタノ ル、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブタノール、 エチレング リコール、 エチレングリコールジメチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキ サン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1 , 2 —ジクロロェタン、 ジメチルホルム アミ ド、 ジメチルスルホキシド、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 ァセトニトリ ル等、 好ましくはエタノール、 テトラヒドロフランまたはジメチルホルムアミ ド ) 中、 必要に応じて脱酸剤 (トリェチルァミン、 Ν, Ν—ジィソプロピルェチル アミン、 ピリジン、 酢酸ナトリゥム、 酢酸力リゥム、 炭酸ナトリゥ厶、 炭酸水素 ナトリゥム、 炭酸力リゥム、 炭酸水素力リゥム、 水素化ナトリゥ厶、 ナトリウム メ トキシド、 ナトリウムエトキシド、 カリウム第 3級ブトシキド、 メチルリチウ 厶、 ブチリルリチウ厶等) の存在下、 化合物 (IV) と縮合させることにより製造- することができる。 反応温度は通常 0〜8 0 °C、 好ましくは 1 0〜4 0で、 反応 時間は通常 1〜1 2時間、 好ましくは 1〜4時間である。
原料化合物である一般式 (I) の化合物は次のようにして製造される。
( i ) 化合物 (1) において、 Zがー C O—の化合物は下記の経路により製造さ れる (
Figure imgf000011_0001
( m-i )
(式中、 X, Υ ' はフッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素などの脱離基を、 Μは水素また はナトリウムなどの金属を示し、 他の記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 ( H) は化合物 (V) を、 そのカルボン酸のハロゲン化によ り誘導される化合物 (VD と無溶媒あるいは適当な溶媒 (ニトロメタン、 ァセト 二トリル、 二硫化炭素、 塩化メチレン、 1 , 2—ジクロ口ェ夕ン等、 好ましくは 塩化メチレン、 1 , 2—ジクロロェタン) 中、 酸触媒 (臭化アルミニウム、 塩化 アルミニウム等のルイス酸、 フッ化水素、 硫酸、 リン酸等の無機酸、 好ましくは 塩化アルミニウム) の存在下でフリーデル · クラフツ反応に付すことにより製造 することができる。 反応温度は一 2 0〜1 0 0 °C、 好ましくは室温であり、 反応 時間は 1〜2 4時間、 好ましくは 1〜2 0時間である。
化合物 (HI— 1 ) は、 化合物 (\¾) を適当な溶媒 (メタノール、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブタノール、 ジエチレングリコール、 エチレングリコールジメチルェ一テル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化- メチレン、 クロ口ホルム、 1, 2—ジクロロェタン、 ジメチルスルホキシド、 ジ メチルホルムアミ ド、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 ァセトニトリル等、 好ま しくはジメチルホルムアミ ドまたはジメチルスルホキシド) 中、 必要に応じて脱 酸剤 (トリ チルァミン、 N, N—ジイソプロピルェチルァミン、 ピリジン、 酢 酸ナトリウム、 酢酸力リゥ厶、 炭酸ナトリウム、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸力リ ゥム、 炭酸水素力リゥム、 水素化ナトリゥム、 ナトリゥムメ トキシド、 ナトリウ 厶ェトキシド、 カリウム第 3級ブトキシド、 メチルリチウム、 プチリルリチウム 等、 好ましくは炭酸カリウム、 水素化ナトリウム) の存在下で化合物 (W) と縮 合反応に付し、 次いで必要に応じて適当な溶媒 (メタノール、 エタノール、 プロ パノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 テトラヒドロフラン、 ジォキ サン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1 , 2—ジクロ口ェ夕ン、 ベンゼン、 トル ェン、 キシレン、 ァセトニトリル、 酢酸、 臭化水素一酢酸溶液等、 好ましくは酢 酸または臭化水素一酢酸溶液) を用いて塩素、 臭素、 ヨウ素、 N -プロモサクシ ンィミ ド、 ピリジニゥムブロミ ドパーブ口ミ ド、 ピロリ ドンノ、ィドロトリプロミ ド、 テトラプチルアンモニゥムトリブロミ ド等、 好ましくは塩素、 臭素、 ヨウ素 によりハロゲン化を行うことにより製造することができる。 縮合反応の反応温度 は 0〜 1 9 0 °C、 好ましくは 6 0 eC〜 1 5 0 °Cであり、 反応時間は 1 〜 1 0時間 、 好ましくは 1 〜 4時間である。 ハロゲン化の反応温度は 0〜 8 0 °C、 好ましく は 5 0〜 6 0 °Cであり、 反応時間は 1 〜 1 0時間、 好ましくは 3 0分〜 3時間で める。
( ϋ ) 化合物 (ΒΙ) において、 Ζがー C H ( Ο Η) 一の化合物は、 下記の方法に より製造される。
Figure imgf000012_0001
(m-i (m-2 )
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 (M— 1 ) を適当な溶媒 (メタノール、 エタノール、 プロパ ノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 ジエチレングリコール、 テトラ ヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1, 2—ジクロロェ タン、 ジメチルホルムアミ ド、 ベンゼン、 トルエン、 キンレン等、 好ましくはメ 夕ノール、 ェタノしルまたはテトラヒドロフラン) 中、 還元剤 (水素化ホウ素ナ トリウム、 水素化ホウ素カリウム、 水素化アルミニウムリチウム、 水素化ジイソ ブチルアルミニウム、 ボラン等、 好ましくは水素化ホウ素ナトリウム、 水素化ホ ゥ素カリウム、 水素化アルミニウムリチウム) を用いて還元することにより製造 することができる。 反応温度は— 1 0〜7 0 °C、 好ましくは一 1 0 °C〜室温であ り、 反応時間は 1 0分〜 1 8時間、 好ましくは 1 0分〜 4時間である。
(iii) 化合物 (ΠΙ) において、 Zが— C H2 —の化合物は下記の方法により製造 される。
Figure imgf000013_0001
( m-2 )
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 (1Π— 1 ) または化合物 (Π— 2 ) を適当な溶媒 (メタノー ル、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 テトラ. ヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1, 2—ジクロロェ タン、 ジメチルホルムアミ ド、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 酢酸、 水等、 好 ましくはエタノールまたはジォキサン) 中、 触媒 (パラジウム一炭素、 水酸化パ ラジウム一炭素、 酸化白金等、 好ましくはパラジウム一炭素) の存在下、 必要に 応じて酢酸、 塩酸、 硫酸等の酸を溶媒中に添加し、 水素ガスによる接触還元に付 すことにより製造することができる。 反応温度は 1 0~4 0で、 好ましくは室温 であり、 反応時間は 1〜30時間である。
(iv) 化合物 (Π) において、 Zがー CH2 —の化合物は、 化合物 (IE - 1) を 適当な溶媒 (トリフルォロ酢酸など) 中、 トリェチルシラン、 トリメチルンラン 、 ジメチルシランなど、 好ましくはトリエチルシランを用いて還元することによ り製造することもできる。 反応温度は 1 0〜80°Cであり、 反応時間は 1〜1 0 時間である。
(v) 化合物 (W) がピペリジン環の場合において、 Bが置換もしくは非置換ァ リールメチル、 置換もしくは非置換へテロアリールメチルであり、 かつピベリジ ン環の 4位に置換している場合、 以下の経路により製造される。
遠兀
Figure imgf000014_0001
酸触 ¾
(IX) (X)
Figure imgf000014_0002
(XI) (IV-a)
(式中、 Gはァセチル、 ベンブイルなどのァミノ保護基を、 H— B1 はァリール
、 ヘテロァリールを示し、 他の記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 (X) は、 化合物 (IX) を適当な溶媒 (テトラヒドロフラン. 、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1, 2-ジクロロェタン、 ベンゼ ン、 トルエン、 キシレン、 ァセトニトリル、 ジメチルホルムアミ ド、 ジメチルス ルホキシド等、 好ましくは塩化メチレン) を用いて塩化チォニル、 三塩化リン、 五塩化リン等、 好ましくは塩化チォニルによりハロゲン化を行い、 次いで H— B 1 と無溶媒あるいは適当な溶媒 (ニトロメタン、 ァセトニトリル、 二硫化炭素、 塩化メチレン、 1 , 2—ジクロ口エタン等、 好ましくは 1 , 2—ジクロ口ェ夕ン ) 中、 酸触媒 (臭化アルミニウム、 塩化アルミニウム等のルイス酸、 フッ化水素 、 硫酸、 リン酸等の無機酸、 好ましくは塩化アルミニウム) の存在下でフリーデ ル ' クラフツ反応に付すことにより製造することができる。 ハロゲン化の反応温 度は 0〜8 0 °C、 好ましくは用いる溶媒の沸点であり、 反応時間は 1〜1 0時間 、 好ましくは 1〜2時間である。 フリーデル · クラフツ反応の反応温度は一 2 0 〜1 0 0で、 好ましくは室温であり、 反応時間は 1〜2 4時間、 好ましくは 1〜 8時間である。
化合物 (X I ) は化合物 (X) を適当な溶媒 (トリフルォロ酢酸など) 中、 ト リエチルシラン、 トリメチルシラン、 ジメチルシランなど、 好ましくはトリェチ ルシランを用いて還元することにより製造することができる。 反応温度は 1 0〜
8 0 °C、 好ましくは室温〜用いる溶媒の沸点であり、 反応時間は 1〜1 0時間、 好ましくは 2〜4時間である。
化合物 (X I ) の製造において、 化合物 (X) の還元反応は、 化合物 ( I X) のハロゲン化物を H— B 1 とフリーデル 'クラフツ反応に付した後、 その同一反 応系内に直接トリェチルシラン、 トリメチルシラン、 ジメチルシラン等、 好まし くはトリェチルシランを加えることによつても行うことができる。 反応温度は 0 〜 8 0 °C、 好ましくは室温〜 5 0 °Cであり、 反応時間は 1〜 8時間、 好ましくは
1〜3時間である。
化合物 ( I V— a ) は、 化合物 (X I ) を適当な溶媒 (メタノール、 ェタノ一 ル、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノールなど、 好ましくはエタ ノール) 中、 酸 (塩酸など) あるいはアルカリ (水酸化ナトリウム、 アンモニア など、 好ましくは水酸化ナトリウム) 水溶液により脱保護することにより製造す ることができる。 反応温度は 5 0〜1 0 0 °C、 好ましくは用いる溶媒の沸点であ り、 反応時間は 3〜1 2時間、 好ましくは 5〜8時間である。
方法 2 :化合物 (I ) において、 Zが— C H ( O H) 一の化合物は下記の方法に より製造される。
Figure imgf000016_0001
( 1-1 ) ( 1-2 )
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 (1— 2 ) は化合物 (1— 1 ) を適当な溶媒 (メタノール、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 エチレング リコール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロロホノレム、 し
2—ジクロロェタン、 ジメチルホルムアミ ド、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 酢酸等、 好ましくはエタノール、 テトラヒドロフランまたはエタノール一酢酸混 合溶液) 中、 還元剤 (水素化ホウ素ナトリウム、 水素化ホウ素カリウム、 水素化 アルミニウムリチウム、 水素化ジイソブチルアルミニウム、 ボラン等、 好ましく は水素化ホウ素ナトリウム、 水素化ホウ素カリウム、 水素化アルミニウムリチウ ム) を用いて還元することにより製造することができる。 反応温度は一 1 0〜7 0 °C、 好ましくは— 1 0 °C〜室温であり、 反応時間は 1 0分〜 2 4時間、 好まし くは 1 0分〜 1 8時間である。
本反応において、 Zがー C H ( O H) 一で、 R 4 が水素以外である化合物の場 ム
R'
— CH-CH—
OH におけるスレオ体とエリス口体の 2種のジァステレオ異性体が生じる。 これら 2 - 種のジァステレォ異性体は、 還元剤および溶媒の選択によりこの 2つの異性体を それぞれ優先的に得ることができる。
たとえばメタノール、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール等、 好ましくはエタノールを溶媒とし、 触媒量の酢酸存在下、 水素化 ホウ素カリウムにて還元することにより下記の化合物 (X I I)のスレオ型 (1 RS, 2 RS)化合物を優先的に得ることができる。
Figure imgf000017_0001
(ΧΠ)
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
また、 テトラヒドロフラン中、 水素化アルミニウムリチウムにて還元すること により下記の化合物 (XI I I)のエリス口型 (IRS, 2SR)化合物を優先 的に得ることができる。
Figure imgf000017_0002
(xm)
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
方法 3 :化合物 (I) において、 Zが— CH2 の化合物は下記の方法により製 造される。
Figure imgf000018_0001
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 (I— 1 ) または化合物 (1— 2 ) を適当な溶媒 (メタノー ル、 エタノール、 ブロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 テトラ ヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1 , 2—ジクロロェ タン、 ジメチルホルムアミ ド、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 酢酸、 水等、 好 ましくはエタノールまたはジォキサン) 中、 触媒 (パラジウム—炭素、 水酸化パ ラジウム—炭素、 酸化白金等、 好ましくはパラジウム一炭素) の存在下、 必要に 応じて、 酢酸、 塩酸、 硫酸などの酸を添加し、 水素ガスによる接触還元を行うこ とにより化合物 (I 一 3 ) を製造することができる。 反応温度は 1 0〜4 0 °Cで あり、 反応時間は 1〜3 0時間である。
方法 4 :化合物 (I ) において、 Zが— C H (O H) 一の化合物は下記の経路に より製造される。
Figure imgf000019_0001
(m-2) (XIV)
Figure imgf000019_0002
(1-2)
(式中、 各記号は前記と同義である。 ) ' すなわち、 化合物 (X I V) は、 化合物 (I I I一 2) を適当な溶媒 (メタノ ール、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 ェチ レングリコール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ口ホル 厶、 1, 2—ジクロロェタン、 ジメチルホルムアミ ド等、 好ましくはエタノール またはテトラヒドロフラン) 中、 塩基 (トリェチルアミン、 N, N—ジイソプロ ピルェチルァミン、 ピリジン、 酢酸ナトリウム、 酢酸力リゥム、 炭酸ナトリウム
、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸力リゥム、 炭酸水素力リゥム、 水素化ナトリウム、 ナトリウムメ トキシド、 ナトリウムエトキンド、 カリウム第 3級ブトキシド、 メ チルリチウム、 ブチルリチウム等) の存在下に分子内環化反応に付すことにより 製造することができる。 反応温度は一 20〜80°Cであり、 反応時間は 〜 1 5. 時 I曰】 める。
化合物 (1— 2) は化合物 (X I V) を化合物 (IV) と、 必要に応じて適当 な溶媒 (メタノール、 エタノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ 夕ノール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 エチレングリコール、 エチレング リコールジメチルエーテル、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1, 2—ジクロロェ タン、 ジメチルホルムアミ ド、 ジメチルスルホキシド、 ベンゼン、 トルエン、 キ シレン、 ァセトニトリル等、 好ましくはテトラヒドロフラン) 中、 必要に応じて 触媒 (トリエチルァミン、 N, N—ジイソプロピルェチルァミン、 ピリジン、 酢 酸ナトリゥム、 酢酸力リゥム、 炭酸ナトリゥ厶、 炭酸水素ナトリゥ厶、 炭酸力リ ゥム、 炭酸水素力リゥム、 水素化ナトリゥ厶、 ナトリウムメ トキシド、 ナトリウ ムェトキシド、 カリウム第 3級ブトキシド、 メチルリチウム、 ブチルリチウム等 ) の存在下で縮合させることにより製造することができる。 反応温度は 0〜10 0°Cであり、 反応時間は 1〜1 0時間である。
方法 5 :化合物 (I) において、 Zがー CH2 —, R' , R2 , R3 , R4 が同 時に水素の場合、 下記の経路により製造される。
Figure imgf000020_0001
(式中、 各記号は前記と同義である。 )
すなわち、 化合物 (XVI) は、 化合物 (XV) と化合物 (IV) を適当な溶 媒 (ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ 口ホルホム、 1 , 2—ジクロロェタン、 ジメチルホルムアミ ド、 ジメチルスルホ キシド、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 ピリジン等、 好ましくはジメチルホル ムアミ ド) 中、 縮合剤 (ジシクロへキシルカルポジイミ ド、 1一ェチル—3— ( 3 ' ージメチルァミノプロピル) カルボジィミ ド、 カルボ二ルジィミダブール、 シァノホスホン酸ジェチル、 ブロモホスホン酸ジェチル、 ジフエニルリン酸アジ ド、 N—メチルー 2—クロ口ピリジニゥムアイオダイド等、 好ましくはシァノホ スホン酸ジェチル) の存在下で反応させることにより製造することができる。 反 応温度は一 1 0〜9 0 °C、 好ましくは— 1 0 eC〜室温であり、 反応時間は 2 0分 〜8時間、 好ましくは 3 0分〜 2時間である。
化合物 (XV I I ) は、 化合物 (XV I ) を適当な溶媒 (メタノール、 ェタノ ール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブタノール、 テトラヒドロフラ ン、 ジォキサン、 ジメチルホルムアミ ド、 酢酸ェチル、 酢酸、 水等、 好ましくは エタノールまたはジォキサン) 中、 触媒 (パラジウム—炭素、 水酸化パラジウム 一炭素、 酸化白金等、 好ましくはパラジウム一炭素) の存在下で水素ガスによる 接触還元を行うことにより製造することができる。 反応温度は 1 0〜6 0で、 好 ましくは室温であり、 反応時間は 1〜1 0時間である。
化合物 (XV I I I ) は、 化合物 (XV I I ) を適当な溶媒 (メタノール、 ェ 夕ノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブ夕ノール、 ジエチレング リコール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等の水混合溶媒、 好ましくはェタノ ール、 プロパノールまたはジエチレングリコールの水混合溶媒) 中、 等モル比の アンモニア、 ホルムアルデヒドおよびグリオキサールと反応させることにより製 造することができる。 反応温度は 5 0〜1 8 0て、 好ましくは用いる溶媒の沸点 であり、 反応時間は 1 0分〜 4時間、 好ましくは 2 0分〜 2時間である。
化合物 (1— 4 ) は、 化合物 (XV I I I ) を適当な溶媒 (メタノール、 エタ ノール、 プロパノール、 イソプロピルアルコール、 ブタノ一ル、 ジエチレングリ コール、 テトラヒドロフラン、 ジェチルエーテル、 ジォキサン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1 , 2—ジクロロェタン、 ジメチルホルムアミ ド、 ベンゼン、 ト ルェン、 ギシレン等、 好ましくはテトラヒドロフラン、 ジォキサンまたはジェチ ルエーテル) 中、 還元剤 (水素化ホウ素カリウム、 水素化アルミニウムリチウム、 水素化ジイソブチルアルミニウム、 ボラン等、 好ましくは水素化アルミニウムリ チウム) を用いて還元することにより製造することができる。 反応温度は— 1 0 〜8 0て、 好ましくは 5 0〜7 0 eCであり、 反応時間は 1 0分〜 1 5時間、 好ま しくは 1〜4時間である。
以上のようにして得られた本発明の化合物は、 分別再結晶、 クロマトグラフィ 一等の常法により分離精製することができる。 また、 本発明化合物に不斉中心が 存在する場合、 通常、 ラセミ体あるいはジァステレオ異性体として製造されるが、 分別再結晶、 クロマトグラフィ一等の常法により光学異性体に光学分割すること ができる。 また、 光学活性な原料化合物を用いて光学異性体を製造することもで さる。
原料化合物および目的化合物の好ましい塩類としては、 有機酸塩 (酢酸塩、 ト リフルォロ酢酸塩、 クェン酸塩、 マレイン酸塩、 フマル酸塩、 酒石酸塩、 メタン スルホン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 ギ酸塩、 トルエンスルホン酸塩等) 、 無 機酸塩 (塩酸塩、 臭化水素酸塩、 ヨウ化水素酸塩、 硫酸塩、 硝酸塩、 リン酸塩 等) のような酸付加塩、 またはアルカリ金属塩 (ナトリウム塩、 カリウム塩等) およびアルカリ土類金属塩 (カルシウム塩、 マグネシウム塩等) のような金属塩 等が挙げられ、 医薬として用いる場合には医薬上許容しうる塩がよい。 目的化合 物の結晶化のためにはシユウ酸も用いうる。 さらに、 水和物 ( 1水和物、 1 Z 2 水和物、 3 Z 2水和物など) 、 溶媒和物であってもよい。
次に、 本発明化合物の効果について、 薬理実験により説明する。
試験例 1 : グル夕ミン酸による神経細胞死抑制作用
ジャーナル 'ォブ 'ニューロサイエンス ' メッツズ (Journal of Neuroscience Methods ) 第 2 0巻、 第 8 3〜9 0頁 ( 1 9 8 7年) に記載の J . Y. K o h等 の方法に準じた。 すなわち、 胎生 1 9日目のラット胎児の大脳半球からトリプシ ン分散法を用いて単離した細胞 6 X 1 0 5 個を、 1 0 %牛胎児血清および 1 0 % 馬血清を添加したダルベッコ変法イーグル( Dulbecco' s Modified Eagle Media, D EM) 培地 (培養皿は直径 1 4 mmで、 ポリエチレンィミンでコートしてある。 ) に植え付けた。 3日間培養後、 培地を 1 のシタラビンを添加した培地に変 換し、 さらに 5日間培養した。 各種濃度の化合物を溶解したグル夕ミン酸処理用 緩衝液 (1 2 OmM塩化ナトリウム、 5. 4 mM塩化カリウム、 1. 8 mM塩化 カルシウム、 25mMトリス—塩酸緩衝液 (pH7. 6) 、 1 5mMグルコ一 ス) に培地交換を行い、 1 00 zMのダルタミン酸を添加して 20分間処理した 後、 さらに DMEM培地に交換した。 24時間培養を行った後、 培地中に含まれ ている乳酸脱水素酵素活性を測定し、 細胞死の指標とした。
細胞死を 50%以下に抑制する最小濃度を I C5。とすると、 実施例 7の I C50 値が 72 n , 実施例 1 8のそれが 43nM、 実施例 1 9のそれが 33nM、 実 施例 23のそれが 74 n Mであつた。
本発明化合物は、 グルタミン酸誘発脳神経細胞死を強く抑制する作用を示し、 NMDA拮抗剤、 脳神経細胞死抑制剤として有用である。 本発明化合物の有用な 対象疾患としては、 たとえば脳梗塞、 脳卒中、 多発性脳梗塞、 脳出血、 頭部外傷、 脳手術および酸素欠乏症等から生じる脳虚血症により引き起こされる諸症状、 さ らにアルツハイマー病、 ハンチントン舞踏病等の脳変性疾患や A I DSによる脳 障害、 また、 グルタミン酸神経が関与するけいれん発作の抑制によるてんかん等 が挙げられ、 本発明化合物およびその医薬上許容しうる塩は、 これらの疾病の予 防および治療に有用である。
本発明の化合物またはその医薬上許容しうる塩を医薬として用いる場合、 通常、 賦形剤、 希釈剤、 溶解補助剤等と混合して錠剤、 散剤、 顆粒剤、 カプセル剤、 注 射剤、 点滴用剤等の形態で患者に安全に投与されうる。 投与量は患者の症状、 体 重、 年齢等により変わりうるが、 通常成人 1人当り 1〜50 Omgの範囲で、 か つ 1日 1回または数回に分けて投与される。
「発明を実施するための最良の形態 J
本発明を参考例および実施例により具体的に説明するが、 本発明はこれらによ り何ら限定されるものではない。
参考例 1
4' — (イミダゾールー 1—ィル) ァセトフエノン
イミダブール 24. 7 gをジメチルスルホキシド 1 0 Om 1に溶解し、 室温に て炭酸カリウム 25. 3 gおよび 4' 一フルォロアセトフエノン 45. 5 gを加 え、 1 4 0〜1 5 0°Cにて 2時間攪拌し、 冷後、 反応溶液を氷水中に注ぎ、 析出 した結晶を濾取した。 これを酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的化合物 (淡褐色結晶) 42. 0 gを得た。 融点 1 08〜 1 1 0°C
参考例 2
2—プロモー 4' 一 (イミダゾ一ルー 1—ィル) ァセトフエノン
4' - (イミダゾ一ルー 1一ィル) ァセトフエノン 4. 0 gを 5%臭化水素— 酢酸溶液 5 0m lに溶解し、 攪拌下室温にて臭素 1. 2m lを 1 0分間かけて滴 下した。 5 0°Cにて 4 0分間攪拌し、 冷後、 析出する結晶を濾取した。 これをメ 夕ノールから再結晶することにより、 目的化合物の臭化水素酸塩 (淡褐色結晶) 6. 7 gを得た。 融点 200〜20 C
参考例 3
4' 一 (イ ミダブールー 1—ィル) プロピオフエノン
ィミ夕ゾ一ル 1 3. 3 gをジメチルホルムアミ ド 1 0 0m 1に溶解した後、 氷 冷下 6 0%水素化ナトリウム 7. 2 gを加えた。 室温にて 20分間攪拌した後、 同温度にて 4' —フルォロプロピオフエノン 25. 0 gを 1 5分間かけて滴下し 、 さらに 6 0°Cにて 1時間攪拌した。 冷後、 氷水中に反応溶液を注ぎ、 析出した 結晶を濾取した。 これを酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的化合物 (白 色結晶) 22. 2 gを得た。 融点 1 1 5〜1 1 6°C
参考例 4
2—プロモー 4' - (イミ夕ゾールー 1一ィル) プロピオフエノン
4' 一 (イミタブールー 1一ィル) プロピオフエノン 20. 0 gを 1 5%臭化 水素一酢酸溶液 1 4 0m lに溶解し、 これに攪拌下、 室温にて臭素 5. 4m lを 1 0分間かけて滴下した。 さらに 6 0°Cにて 9 0分間攪拌し、 冷後、 析出した結 晶を濾取した。 これをエタノール一酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的 化合物の臭化水素酸塩 (淡褐色結晶) 24. 0 gを得た。 融点 1 9 8〜20 1で 参考例 5
4 ' - (2—メチルイミダブール一 1一ィル) ァセトフエノン
2—メチルイミダゾール 20. 0 gをジメチルホルムァミ ド 25 0 m 1に溶解 し、 氷冷下 6 0 %水素化ナトリウム 1 0. 0 gを加えた。 室温にて 5 0分間攪拌 した後、 同温度にて 4' —フルォロアセトフエソン 3 0. 0 gを 1 0分間かけて 滴下し、 6 0°Cにて 4時間攪拌した。 冷後、 ジメチルホルムアミ ドを留去した後 、 残渣をクロ口ホルムにて抽出した。 クロ口ホルム層は、 水洗し、 無水硫酸マグ ネシゥムにて乾燥後、 溶媒を留去した。 析出した結晶を濾取した後、 酢酸ェチル から再結晶することにより、 目的化合物 (黄色結晶) 1 7. 8 gを得た。 融点 1 27〜 1 28 °C
参考例 6
2—ブロモー 4' - (2—メチルイミダブールー 1—ィル) ァセトフエノン 4 ' 一 ( 2—メチルイミダブ一ルー 1一ィル) ァセトフエノン 1 7. 0 gを 1 5 %臭化水素—酢酸溶液 1 3 0m lに溶解した。 攪拌下、 室温にて臭素 4. 5m 1を 1 0分間かけて滴下し、 6 0°Cにて 9 0分間攪拌した。 冷後、 析出した結晶 を濾取し、 メタノールから再結晶することにより、 目的化合物の臭化水素酸塩 ( 黄色結晶) 23. 6 gを得た。 融点 20 9〜2 1 0 °C
参考例 7
4' — (4一メチルイミダブールー 1—ィル) プロピオフエノン, 4' 一 (5 一メチルイミダブールー 1一ィル) プロピオフエノン
4 (5) —メチルイミダゾール 1 4. 8 gをジメチルホルムアミ ド 1 00m 1 に溶解し、 氷冷下 6 0%水素化ナトリウム 8. 9 gを加えた。 室温にて 3 0分間 攪拌した後、 同温度にて 4' 一フルォロプロピオフエノン 25. 0 gを 1 0分間 かけて滴下した。 その後、 60°Cにて 3時間攪拌した後、 反応溶液を氷水中に注 ぎ、 クロ口ホルムにて抽出した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去し、 残渣を酢酸ェチ ルージイソプロピルエーテルから再結晶することにより、 4' 一 (4—メチルイ ミダブール— 1一ィル) プロピオフヱノン (淡黄色結晶) 1 4. 7 gを得た。 融 点 1 2 9 ~ 1 3 0 °C
さらに母液を濃縮し残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホル ムーメタノール 9 : 1) にて精製することにより、 4' 一 (5—メチルイミダゾ 一ルー 1一ィル) プロピオフエノン (褐色油状物質) 1 1. 7 gを得た。
'H-NMR(CDC13) <5ppm ; 1.30(3H, t, J=7Hz), 2.25(3H.s), 3.06(2H, q, J=7Hz), 6.96C1H, s), 7.42(2H, d, J=9Hz), 7.61 (1H. s), 8.13(2H, d, J=9Hz) 参考例 8
2—ブロモ一 4' 一 (4一メチルイミダゾ一ルー 1一ィル) プロピオフエノン 4' 一 (4一メチルイミダブールー 1一ィル) プロピオフエノン 2. 1 gを酢 酸 5 0m lに溶解し、 25%臭化水素一酢酸溶液 4. 0m lを加えた。 この反応 溶液に室温にて臭素 2. 7m lのクロ口ホルム溶液 4 0m 1を 20分間かけて滴 下した。 その後、 6 0eCにて 3時間攪拌し、 冷後、 析出した結晶を濾取した。 こ れを酢酸ェチル一クロ口ホルムから再結晶することにより、 目的化合物の臭化水 素酸塩 (白色結晶) 3. 5 gを得た。 融点 20 1〜202で
参考例 9
2—プロモー 4' 一 (5—メチルイミダゾールー 1一ィル) プロピオフエノン 4' 一 (5—メチルイミダゾールー 1一ィル) プロピオフエノン 1 1. 0 gを 酢酸 25 Om 1に溶解し、 25%臭化水素—酢酸溶液 2 Om lを加えた。 この反 応溶液に室温にて臭素 0. 5m lのクロ口ホルム溶液 2 Om lを 5分間かけて滴 下した。 その後、 6 0°Cにて 3時間攪拌し、 冷後、 析出した結晶を濾取した。 こ れを酢酸ェチルークロロホルムから再結晶することにより、 目的化合物の臭化水 素酸塩 (白色結晶) 3. 5 gを得た。 融点 1 76〜1 7 9°C
参考例 1 0
2—シクロへキシルー 4, 一イミダブールー 1一ィル) ァセトフエノン シクロへキシル酢酸 7. 0 gの塩化メチレン溶液 5 Om 1に塩化チォニル 5. 7 gを加え、 2時間加熱還流した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣に塩化メチレン 3 Om 1を加え、 溶解した。 これに氷冷下無水塩化アルミニウム 7. 9 gを加え た後、 同温度にてフルォロベンゼン 5. 7 gの塩化メチレン溶液 2 Om 1を 20 分間かけて滴下した。 反応温度を室温に戻し、 一昼夜攪拌した。 反応溶液を氷水 中に注ぎ、 水層を塩化メチレンにて抽出した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去すると 褐色油状物質として 2—シクロへキシル— 4' 一フルォロアセトフエノン 7. 0 gを得た。 これをジメチルスルホキシド 1 0 Om 1に溶解し、 イミダブール 2. 5 gおよび炭酸カリウム 5. l gを加えた後、 1 4 0°Cにて 3時間攪拌した。 冷 後、 反応溶液を氷水中に注ぎ、 酢酸ェチルにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留 去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メタノー ル 20 : 1 ) にて精製することにより、 目的化合物 (淡黄色結晶) 1. 6 gを得 た。 融点 9 3〜 9 5 °C
参考例 1 1
2—ブロモー 2—シクロへキル一 4' ― (イミダゾ一ル一 1一ィル) ァセトフ ェノ ン
2—シクロへキシル一4' - (イミダゾ一ルー 1一ィル) ァセトフエノン 1. 6 の酢酸溶液 5 0 m 1に 25 %臭化水素一酢酸溶液 2. 4m lを加え、 氷冷下 臭素 0. 3m 1のクロ口ホルム溶液 20m 1を 1 0分間かけて滴下した。 その後 、 6 0°Cにて 2時間攪拌した後、 溶媒を減圧留去すると結晶が析出した。 これを 濾取し、 クロ口ホルム一酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的化合物の臭 化水素酸塩 (白色結晶) 2. 1 gを得た。 融点 1 9 1〜1 9 2°C
参考例 1 2
4' —フルオロー 3—メチルブチロフエノン
フルォロベンゼン 1 9. 3 の無水1, 2—ジクロロェタン溶液 3 0 0 m 1に 氷冷下、 塩化アルミニウム 4 1. O gを加えた。 これに、 同温度にてイソバレロ イルク口ライド 25. 0m lを 1 5分間かけて滴下し、 室温にて 1時間攪拌した 。 反応溶液を氷水中に注ぎ、 クロ口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を減 圧留去することにより、 目的化合物 (淡黄色油状物質) 33. 5 gを得た。
!H -讀麵 3) 5ppiii ; 0.96(6H, d, J=6Hz). 2.09〜2· 50(1H. m), 2.85 (2H, d. J =6Hz), 7.12C2H. t, J=10Hz), 7.96(2H, dd, J=10Hz, 6Hz)
参考例 1 3
4' 一 (イミダブールー 1—ィル) 一 3—メチルブチロフエノン
4' —フルオロー 3—メチルブチロフエノン 33. 4 gのジメチルスルホキシ ド溶液 1 5 0m 1にイミダゾ一ル 1 3. 0 gおよび炭酸カリウム 1 4. 2 gを加 え、 1 5 0°Cにて 2時間攪拌した。 冷後、 反応溶液を氷水中に注ぎ、 酢酸ェチル にて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (クロ口ホルム一メタノール 20 : 1 ) にて精製することにより、 目 的化合物 (淡黄色油状物質) 34. O gを得た。
'H-NMRCCDCh) ( ppm ; 1.03(6H, d, J=6Hz), 2.01〜2.53(1H, m), 2.86 (2H, d, J= 6Hz), 7.20C1H. s), 7.36(lH,s), 7.45 (2H. d. J=9Hz), 7.95C1H. s), 8.04 (2H. d, J= 9Hz)
参考例 1 4
2—プロモー 4' 一 (イミダゾールー 1一ィル) 一 3—メチルプチ口フエノン 4' 一 (イミダブール一 1一ィル) 一 3—メチルプチ口フエノン 30. 1 gの 酢酸溶液 1 50 m 1に 25 %臭化水素一酢酸溶液 50ml加え、 さらに室温にて 臭素 5. lm 1のクロ口ホルム溶液 40m 1を 1 5分間かけて滴下した。 その後 、 60°Cにて 1時間攪拌した後、 氷水中に注いだ。 水層が塩基性 (pH l 0) に なるまで炭酸水素カリウムを加え、 クロ口ホルムにて抽出した。 クロ口ホル厶層 は飽和チォ硫酸ナトリウム水溶液および水で洗浄後、 乾燥し、 溶媒を留去すると 、 目的化合物 (褐色油状物質) 35. 1 gを得た。
■H-NMRCCDCU) dp m ; 1.33C3H. d, J=7Hz). 1.23C3H. d, J=7Hz), 2.23〜2.76(1 Η,π ' 4.90C2H. d, J=8Hz), 7.20(lH,s), 7.36(1H, s). 7.50(2H. d, J=9Hz). 7.96(1 H, s). 8.13C2H. d, J=9Hz)
参考例 1 5
4一 (5—メチル一 2—チェニルカルボニル) ピぺリジン一 N—べンズアミ ド 4一 (N—ベンブイルビペリジン) カルボン酸 20. 0 gの塩化メチレン溶液
1 20m lに塩化チォニル 9. 4m lを加え、 1時間加熱還流した。 冷後、 溶媒 を減圧留去し、 得られた残渣を 1, 2—ジクロロェタン 220m lに溶解した。 この溶液に室温にて無水塩化アルミニウム 22. 9 gを加え攪拌した。 この反応 溶液に同温度にて 2—メチルチオフェン 8. 2mlを 1 0分間かけて滴下した。
1時間攪拌後、 反応溶液を氷水中に注ぎ、 水層をクロ口ホルムにて抽出した。 得 られた有機層を水洗し、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、 溶媒を留去し粗結晶 を得た。 これを酢酸ェチルージイソプロピルエーテルから再結晶することにより 、 目的化合物 (白色結晶) 1 4. 2 g得た。 融点 1 28〜1 29°C
参考例 1 6
4一 (5—メチルー 2—チェニルメチル) ピぺリジン
4— (5—メチル一 2—チェニルカルボニル) ピぺリジン一N—ベンズアミ ド 1 4. 2 gをトリフルォロ酢酸 1 00m lに溶解し、 室温にてトリエチルシラン 1 8. 1m lを加え、 4時間加熱還流した。 冷後、 この反応溶液を氷水中に注ぎ、 水層がアル力リ性を示すまで炭酸力リゥムを加えた。 これを酢酸ェチルにて抽出 し、 水洗後、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、 溶媒を留去することにより 4一 (5—メチル— 2—チェニルメチル) ピぺリジン— N—べンズアミ ドを黄色油状 物質として得た。 これを 20%水酸化ナトリウム水溶液一エタノール (2 : 1) 混液 1 50m lに溶解し、 6時間加熱還流した。 冷後、 エタノールを留去した後、 反応溶液を水中に注ぎ、 酢酸ェチルにて抽出後、 水洗、 乾燥し、 溶媒を留去した c 得られた残渣をイソプロピルアルコール中、 塩酸一エタノールで処理し、 粗結晶 を得た。 これをァセトニトリル一酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的化 合物の塩酸塩 3. 7 g (白色結晶) を得た。 融点 1 79〜1 82°C
参考例 1 7
4一 (4ーメトキシベンジル) ピぺリジン
4— (N—べンゾィルビペリジン) カルボン酸 8. 0 gの塩化メチレン溶液 5 0m lに塩化チォニル 2. 7m lを加え、 1時間加熱還流した。 冷後、 溶媒を減 圧留去し、 得られた残渣を 1, 2—ジクロロェタン 1 20m lに溶解し、 無水塩 化アルミニウム 9. 4 gを加え、 室温にて攪拌した。 この反応溶液に同温度にて ァニソール 3. 9mlを 1 0分間かけて滴下した。 2時間攪拌後、 この反応溶液 にさらにトリエチルシラン 1 1. 5m 1を 3分間かけて滴下し、 同温度にてさら に 3時間攪拌した。 この反応溶液を氷水中に注ぎ、 水層をクロ口ホルムにて抽出 した。 得られた有機層を水洗し、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、 溶媒を留去 すると 4一 (4ーメトキシベンジル) ピぺリジン一 N—べンズアミ ドの黄色油状 物質 9. 9 gを得た。 これを 20%水酸化ナトリウム水溶液一エタノール (2 : 1) 混液 1 50m lに溶解し、 7時間加熱還流した。 冷後、 エタノールを留去し た後、 クロ口ホルムにて抽出後、 水洗、 乾燥し、 溶媒を留去した。 得られた残渣 を酢酸ェチル中、 塩酸一エタノールで処理し、 粗結晶を得た。 これをイソプロピ ルアルコール一酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的化合物の塩酸塩 3. 0 g (白色結晶) を得た。 融点 1 72〜 1 74 °C
参考例 1 8
4一 (4—フルォロベンジル) ピぺリジン 4一 (N—ベンブイルビペリジン) カルボン酸 20. 0 gの塩化メチレン溶液 1 00m lに塩化チォニル 8. 1mlを加え、 1時間加熱還流した。 冷後、 溶媒 を減圧留去し、 得られた残渣を 1, 2—ジクロロェタン 20 Om 1に溶解した。 この溶液に室温にて無水塩化アルミニウム 23. 0 gを加え攪拌した。 この反応 溶液に同温度にてフルォロベンゼン 8. 5mlを 1 5分間かけて滴下した。 4時 間攪拌後、 この反応溶液にさらにトリェチルシラン 37. 4m lを 1 0分間かけ て滴下し、 60°Cにてさらに 2時間攪拌した。 この反応溶液を氷水中に注ぎ、 水 層をクロ口ホルムにて抽出した。 得られた有機層を水洗し、 無水硫酸マグネシゥ ムにて乾燥後、 溶媒を留去すると 4一 (4一フルォロベンジル) ピぺリジン— N 一べンズァミ ドの黄色油状物質 36. 6 gを得た。 これを 20 %水酸化ナトリウ ム水溶液一エタノール (2 : 1) 混液 300 m 1に溶解し、 3時間加熱還流した。 冷後、 エタノールを留去した後、 クロ口ホルムにて抽出後、 水洗、 乾燥し、 溶媒 を留去した。 得られた残渣を酢酸ェチル中、 塩酸—エタノールで処理し、 粗結晶 を得た。 これをアセトン—ジイソプロピルエーテルから再結晶することにより、 目的化合物の塩酸塩 9. 3 g (白色結晶) を得た。 融点 1 60〜1 62°C
参考例 1 9
4一 (4一メチルベンジル) ピぺリジン
4一 (N—べンゾィルビペリジン) カルボン酸 1 2. 0 gの塩化メチレン溶液 60m lに塩化チォニル 3. 8m lを加え 1時間加熱還流した。 冷後、 溶媒を減 圧留去し、 得られた残渣を 1, 2—ジクロロェタン 1 00m lに溶解した。 ; 溶液に室温にて無水塩化アルミニウム 8. 2 gを加え攪拌した。 この反応溶液に 同温度にてトルエン 1 1. 0mlを 1 5分間かけて滴下した。 8時間攪拌後、 こ の反応溶液にさらにトリェチルシラン 27. 5mlを 1 0分間かけて滴下し、 2 時間攪拌した。 この反応溶液を氷水中に注ぎ、 水層をクロ口ホルムにて抽出した。 得られた有機層を水洗し、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、 溶媒を留去すると 4— (4一メチルベンジル) ピぺリジン一 N—べンズアミ ドの黄色油状物質 1 1. 0 gを得た。 これを 20%水酸化ナトリウム水溶液一エタノール (1 : 1) 混液 80m lに溶解し、 1 6時間加熱還流した。 冷後、 エタノールを留去した後、 ク ロロホルムにて抽出後、 水洗、 乾燥し、 溶媒を留去した。 得られた残渣を酢酸ェ チル中、 塩酸一エタノールで処理し、 粗結晶を得た。 これをイソプロピルアルコ 一ルー酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的化合物の塩酸塩 2. 0 g (白 色結晶) を得た。 融点 2 1 1〜 2 1 3で
参考例 20
4—ベンジル一 N— (2— (4—ニトロフエニル) ァセチル) ピぺリジン 4一二トロフエニル酢酸 6. O gのジメチルホルムアミ ド溶液 5 Omlに氷冷 下、 シァノホスホン酸ジェチル 5. 5mlを加え、 4一ベンジルピペリジン 6. 4m lを加え、 室温にて 2時間攪拌した。 反応溶液を水中に注ぎ、 酢酸ェチルに て抽出後、 水洗、 乾燥し溶媒を留去した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィ一 (クロ口ホルム一酢酸ェチル 5 : 1) にて精製したところ、 目的 化合物 8. 8 gを黄色油状物質として得た。
■H-N RCCDC ) (5ppm ; 0.94GH, d, J=13Hz), 1.16C1H, q, J=13Hz), 1.58〜1.77 (3H.ra), 2.40〜2.64(3H,m), 2.94(1H, t, J=13Hz), 3.77(2H, s), 3.75〜3· 82(1H, m), 4.590H, d, J=14Hz). 7.08(2H, d. J=7Hz), 7.17(1H, t, J=7Hz), 7.28(2H, d, J=7 Hz), 7.38C2H. d. J=9Hz). 8.15(2H, d, J=9Hz)
参考例 21
4—ベンジルー N— (2 - (4ーァミノフエニル) ァセチル) ピぺリジン 4一べンジルー N— (2— (4—二トロフエニル) ァセチル) ピぺリジン 8. 8 gのエタノール溶液 50mlに触媒として 1 0%パラジウム—炭素 0. 5 gを 加え、 室温、 常圧にて水素添加を行った。 反応終了後、 セライトにて触媒を濾別 し、 溶媒を留去した。 得られた残渣を酢酸ェチル中、 塩酸—エタノールで処理し、 粗結晶を得た。 これをエタノールから再結晶することにより、 目的化合物の塩酸 塩 (白色結晶) 6. 1 gを得た。 融点 2 1 8〜21 9°C。
参考例 22
1一 (4一 (2— (4—ベンジルピペリジノ) 一 2—才キソェチル) フエ二 ル) ィミダゾール
4—ベンジル一 N— (2— (4—ァミノフエニル) ァセチル) ピぺリジン 5. 0 gのエタノール—水 (3 : 1 ) 混液 80m 1に室温にて 37%ホルムアルデヒ ド水溶液 2. 0ml、 40 %グリオキサール水溶液 3. 5m lおよび 28%アン モニァ水 1. 5m lを加え、 2時間加熱還流した。 冷後、 溶媒を留去し得られた 残渣をクロ口ホルムに溶解し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去した。 得られた残渣を シリ力ゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メタノール 20 : 1 ) に て精製したところ、 目的化合物 5. 4 gを褐色油状物質として得た。
Figure imgf000032_0001
5ppm ; 0.96C2H, q, J=12Hz), 1.54C2H. t. J=12Hz). 1.65〜
1.78(lH.m), 2.92(1H, t. J=12Hz), 3.72(2H. s), 3.94(1H, d, J=13Hz), 4.34(1H. d,
J=13Hz), 7.08(lH,s), 7.10〜7· 19(3H, m). 7.25(2H, t, J=7Hz), 7.32(2H. d, J=8
H), 7.55(2H. d, J=8Hz). 7.70(1H, s), 8.21(lH,s)
実施例 1
4' 一 (2—メチルイミダゾールー 1一ィル) 一 2— (4—ベンジルピベリジ ノ) ァセトフエノン
2—ブロモー 4' 一 (2—メチルイミダゾ一ルー 1一ィル) ァセトフエノン臭 化水素酸塩 4. 0 gをジォキサン 50m 1に溶解した後、 室温にて炭酸カリウム 1. 7 gおよび 4一ベンジルピペリジン 2. 1mlを加えた。 その後、 70°Cに て 1時間攪拌した後、 反応溶液を氷水中に注いだ。 クロ口ホルムにて抽出後、 油 層を水洗、 乾燥し溶媒を留去した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィー (クロ口ホルム一メタノール 20 : 1) にて精製することにより、 目的 化合物 (赤橙色油伏物質) 2. 3 gを得た。 このうち、 1. 3 gを酢酸ェチル中、 フマル酸と処理し、 目的化合物のフマル酸塩 (淡黄色結晶) 0. 6 gを得た。 融 点 1 47〜 1 49 °C
実施例 2
1ー 〔4一 (2—メチルイミダゾールー 1一ィル) フエニル〕 一 2— (4一べ ンジルビペリジノ) エタノール
4' - (2—メチルイミダゾールー 1一ィル) 一 2— (4—ベンジルピベリジ ノ) ァセトフヱノン 2. 2 gをエタノール 20mlに溶解した後、 攪拌下、 室温 にて水素化ホウ素ナトリウム 1 6 Omgを加えた。 同温度にて 20分間攪拌した 後、 反応溶液に飽和食塩水 1 m 1を加えた。 溶媒を減圧留去した後、 残渣をクロ 口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去した。 析出した結晶を濾取し、 酢酸ェチル—ジィソプロピルエーテルから再結晶することにより、 目的化合物 (淡褐色結晶) 0. 4 gを得た。 融点 1 34〜 1 35 °C
実施例 3
4' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4—ベンジルピペリジノ) プロピ オフエノン
2—ブロモー 4' — (イミタゾ一ルー 1一ィル) プロピオフエノン 8. O gに メタノール 20 Om lを加え、 室温にて炭酸カリウム 3. 4 gおよび 4一べンジ ルビペリジン 4. 0 gを加え、 60eCにて 2時間攪拌した。 冷後、 反応溶媒を減 圧留去し、 残渣をクロ口ホルムにて抽出した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去し、 残 渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メタノール 1 0 : 1) にて精製することにより、 目的化合物 (黄色油状物質) 2. l gを得た。
!H-画 (CDCls) (5ppm ; 1.25(3H, d. J=7Hz). 1.33〜3· 06(llH,m), 4.03(lH,q, J =7Hz), 6.73〜7.60(9H,m). 7.92(lH,s), 8.26(2H, d. J=9Hz)
実施例 4
(I RS, 2SR) 一 1一 (4一 (イミダゾ一ル— 1一ィル) フエニル) —2 一 (4一ベンジルピペリジノ) プロパノール
4* 一 (イミダゾ一ルー 1—ィル) 一 2— (4—ベンジルピペリジノ) プロピ オフヱノン 2. 0 gを無水テトラヒドロフラン 40m 1に溶解し、 氷冷下、 水素 化アルミニウムリチウム 52mgを加え、 1 0分間攪拌した。 飽和食塩水を 0. 5m l加え、 室温にて 20分間攪拌後、 不溶物を濾別した。 濾液は溶媒を留去し た後、 酢酸ェチルで希釈し、 水洗、 乾燥した。 溶媒を再び留去すると結晶が析出 した。 これをジォキサンージィソプロピルエーテルから再結晶することにより、 目的化合物 (淡褐色結晶) 0. 7 gを得た。 融点 1 28〜1 29°C
実施例 5
(1 RS, 2RS) - 1 - (4一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2 一 (4—ベンジルピペリジノ) プロパノール
4' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4一ベンジルピペリジノ) プロピ オフヱノン 60 Omgをエタノール 1 0ml—酢酸 5m 1に溶解し、 室温にて水 素化ホウ素カリウム 1. 0 gを加えた。 同温度にて 4時間攪拌した後、 水 2m l を滴下した。 溶媒を減圧留去した後、 残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 1 5 m 1を加え、 クロ口ホルムにて抽出した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去すると結晶 が析出した。 これを濾取した後、 酢酸ェチルージイソプロピルエーテルから再結 晶することにより、 目的化合物 (白色結晶) 6 Omgを得た。 融点 1 23〜1 2 4。C
実施例 6
4' — (イミダゾールー 1—ィル) — 2— (4一ベンジルピペリジノ) ァセト フエノン
2—プロモー 4' 一 (イミ夕ゾールー 1一ィル) ァセトフエノン臭化水素酸塩 4. 3 gをメタノール 6 Om lに溶解し、 室温にて炭酸カリウム 1. 9 gおよび 4—ベンジルピペリジン 2. 5m lを加え、 5 0°Cにて 1時間攪拌した。 冷後、 溶媒を減圧留去し、 残渣をクロ口ホルムにて抽出した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を減 圧留去し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム—メタノ ール 1 0 : 1) にて精製し、 次いで酢酸ェチルから再結晶することにより、 目的 化合物 (黄色結晶) 1. 0 gを得た。 融点 1 28〜 1 2 9 °C
実施例 7
1一 (4一 (イミダゾ一ル一 1一ィル) フエニル) 一 2— (4—ベンジルピぺ リジノ) エタノール
4一ベンジルピペリジン 3. 9 gのジメチルホルムアミ ド溶液 50m lに炭酸 水素カリウム 4. 7 gおよび 2—ブロモー 4' — (イミ夕ゾールー 1—ィル) ァ セトフ ノン臭化水素酸塩 5. 9 を加え、 室温にて 1時間攪拌した。 この反応 溶液に同温度にて水素化ホウ素ナトリウム 80 Omgおよび水 8. Om lを加え た後、 4 0°Cにて数分間攪拌した。 反応溶液を氷水中に注ぎ、 酢酸ェチルにて抽 出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去すると結晶が析出した。 これを濾取し、 トルェ ンから再結晶することにより、 目的化合物 (淡褐色結晶) 2. 7 gを得た。 融点 1 3 0〜 1 32。C
実施例 8
4' 一 (4一メチルイミダブールー 1一ィル) 一 2— (4—ベンジルピベリジ ノ) プロピオフエノン
2—プロモー 4' - (4—メチルイミ夕ゾール一 1一ィル) プロピオフエノン 臭化水素酸塩 3. 5 gを炭酸カリウムし 4 gを懸濁させたエタノール溶液 (5 Om l ) に溶解させた。 次いで、 この反応溶液に 4一ベンジルピペリジン 1. 8 gを室温にて加え、 その後、 6 (TCにて 3時間攪拌した。 冷後、 反応溶液を濾過 し溶媒を減圧留去した。 残渣を酢酸ェチルにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留 去すると結晶が析出した。 これを濾取し、 エタノールージイソプロピルエーテル から再結晶することにより、 目的化合物 (淡黄色結晶) 1. 5 gを得た。 融点 1 4 卜 1 42。C
実施例 9
( I RS, 2 SR) — 1— C4 - (4一メチルイミダゾ一ルー 1一ィル) フエ ニル〕 一 2— (4一ベンジルピペリジノ) プロパノール
4' 一 (4一メチルイミダゾールー 1一ィル) 一 2— (4一ベンジルピベリジ ノ) プロピオフエノン 1. 5 gの無水テトラヒドロフラン溶液 1 0m lを氷冷下、 水素化アルミニウムリチウム 1 4 7mgの無水テトラヒドロフラン溶液 50m l に 1 5分間かけて滴下した。 同温度にて 1時間攪拌した後、 飽和食塩水 1. 0m 1を加え、 室温にて 20分間攪拌した。 析出した不溶物を濾別した後、 溶媒を留 去し、 残渣を酢酸ェチルにて抽出した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去すると結晶が 析出した。 これを酢酸ェチル一ジィソプロピルエーテルから再結晶することによ り、 目的化合物 (白色結晶) 1. O gを得た。 融点 1 0 0〜1 0 1°C
実施例 1 0
(1 RS, 2RS) 一 1一 〔4一 (4一メチルイミダブールー 1一ィル) フエ ニル〕 一 2— (4一ベンジルピペリジノ) プロパノール
4' ― (4一メチルイミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— (4一ベンジルピベリジ ノ) プロピオフエノン 1. 5 gを無水エタノール 20 m 1に溶解し、 氷冷下、 酢 酸 5. 0m lを加えた。 同温度にて水素化ホウ素力リウム 0. 5 gを加えた後、 室温にて 4時間攪拌した。 反応溶液を飽和炭酸水素カリウム水溶液に注ぎ、 、 酢 酸ェチルにて抽出し、 水洗し、 乾燥後、 溶媒を留去すると結晶が析出した。 これ を濾取し、 酢酸ェチルージイソプロピルエーテルから再結晶することにより、 目 的化合物 (白色結晶) 0. 7 gを得た。 融点 4 5〜4 6°C
実施例 1 1 4 ' 一 ( 5—メチルイミダゾール一 1一ィル) 一 2— (4—ベンジルピベリジ ノ) プロピオフエノン
2—ブロモ一4' ― (5—メチルイミダゾールー 1一ィル) プロピオフエノン 臭化水素酸塩を 4一ベンジルピペリジン 1. 6 gのジォキサン溶液 1 0 Om lに 加えた。 さらに、 炭酸カリウム 1. 2 gを加えた後、 60°Cにて 3時間攪拌した c 反応溶液を氷水中に注ぎ、 クロ口ホルムで抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去し た。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メタノール 9 : 1) にて精製することにより、 目的化合物 (褐色油状物質) 1. 2 gを得た c
'H-NMRCCDCh) 5ppm ; L27C3H, d, J=6Hz), 1.13〜1.85(5H, m), 2.07〜3.06(4 H,m), 6.93(3H,s), 7.02〜7.50(5H, m), 7.46(2H. d. J=9Hz). 7.61(lH,s), 8.29(2 H, d, J=9Hz)
実施例 1 2
(I RS, 2 SR) - 1 - 〔4— (5—メチルイミダブールー 1一ィル) フエ ニル〕 一 2— (4—ベンジルピペリジノ) プロパノール
水素化アルミニウムリチウム 0. 1 gの無水テトラヒドロフラン溶液 30m 1 に氷冷下、 4, ― (5—メチルイミダゾ一ルー 1一ィル) -2 - (4—べンジル ピペリジノ) プロピオフエノン 1. 0 gの無水テトラヒドロフラン溶液 20m l を 1 0分間かけて滴下し、 同温度にて 3時間攪拌した。 飽和食塩水 2mlを加え、 室温にて 30分間攪拌後、 不溶物を濾別した。 溶媒を留去した後、 残渣を酢酸ェ チルにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去すると結晶が析出した。 これを濾取 しジィソプロピルアルコール—ジィソプロピルエーテルから再結晶することによ り、 目的化合物 (白色結晶) 44 Omgを得た。 融点 1 38〜1 39°C 実施例 1 3
(I RS, 2RS) 一 1一 〔4一 (5—メチルイミダゾールー 1一ィル) フエ ニル〕 一 2— (4一ベンジルピペリジノ) プロパノール
4' 一 (5—メチルイミダゾ一ルー 1—ィル) 一 2— (4一ベンジルピベリジ ノ) プロピオフヱノン 1. 1 gの無水エタノール溶液 1 Omlに氷冷下、 酢酸 4 m lを加え、 同温度にて水素化ホウ素カリウム 0. 76 gを加えた。 室温にて一 昼夜放置した後、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、 クロ口ホルムにて抽出 した。 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去し、 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ 一 (クロ口ホルム一メタノール 40 : 1) にて精製することにより、 目的化合物 (褐色油状物質) 750 mgを得た。
'Η-薩 (CDC13) 5 pm ; 0.87(3H, d, J=6Hz), 1.07〜1.86(5H, m), 1.95〜2.39(1 H.ra), 2.14C3H. s), 2.39〜3.25(4H, m), 2.55 (2H, d, J=6Hz). 4.95(1H. d, J=5Hz), 6.87GH, s), 7·03〜7.35(7Η,πι), 7.35〜7· 58(3H, m)
これをジイソプロピルアルコールに溶解した後、 シユウ酸で処理し、 目的化合 物の 2シユウ酸塩 (白色結晶) 75 Omgを得た。 融点 204〜205。C 実施例 1 4
2—シクロへキシルー 4' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4一べンジ ルビペリジノ) ァセトフエノン
4一ベンジルピペリジン 98 Omgの無水ジメチルホルムァミ ド溶液 5 Om l に炭酸カリウム 1. 9 gおよび 2—ブロモ— 2—シクロへキシル— 4' 一 (イミ ダゾ一ル— 1一ィル) ァセトフエノン 2. O gを加え、 1 1 0。Cにて 2時間攪拌 した。 反応溶液を氷水中に注ぎ、 酢酸ェチルにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を 留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸ェチルーへキサン 1 : 2) にて精製することにより、 目的化合物 (黄色無晶形粉末) 84 Omgを 得た。
^-N RCCDCh) 5ppm ; 0.75〜2.36(18H, m). 2.46(2H, d, J=7Hz), 2.64〜3.06 (2H,m), 3.92(1H. d. J=7Hz), 0.96〜7.63(9H. m), 7.85〜8.20(3H, m)
実施例 1 5
(I RS, 2 SR) 一 2—シクロへキシル一 1一 (4一 (イミダブール— 1一 ィル) フエニル) 一2— (4一ベンジルピペリジノ) エタノール
水素化アルミニウムリチウム 6 Omgの無水テトラヒドロフラン 3 Om 1溶液 に氷冷下、 2—シクロへキシルー 4' 一 (イミダゾールー 1一ィル) 一 2— (4 一ベンジルピペリジノ) ァセトフエノン 70 Omgの無水テトラヒドロフラン溶 液 1 Om 1を 5分間かけて滴下し、 同温度にて 1時間攪拌した。 飽和食塩水 2m 1を加え室温にて数分間攪拌し、 析出した不溶物を濾別した。 濾液を乾燥後、 溶 媒を留去し、 残渣にベンゼン中、 フマル酸で処理し、 目的化合物の 2フマル酸塩 (白色結晶) 5 3 0 m gを得た。 融点 1 8 9 ~ 1 9 2 °C
実施例 1 6
4' - (イミダブ一ル一 1一ィル) 一2— (4一ベンジルピペリジノ) 一 3— メチルブチロフエノン
2—プロモー 4' 一 (イミダゾールー 1一ィル) 一 3—メチルプチ口フエノン 6. 0 gのジメチルホルムアミ ド溶液 6 Om 1に 4一ベンジルピペリジン 3. 0 gおよび炭酸水素カリウム 4. 3 gを加え、 9 0°Cにて 3時間攪拌した。 冷後、 反応溶液を氷水中に注ぎ、 酢酸ェチルにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を留去し た。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム—酢酸ェチル 3 : 1) にて精製することにより、 目的化合物 (赤褐色油状物質) 1. 3 gを得 た。
•H-NMRCCDCls) dppra ; 0.8K3H. d. J=6Hz). 1.04C3H, d, J=6Hz), 0.56〜3·10 (12H,m),3.76(lH,d, J=10Hz), 6.80〜7.47(7H, m), 7.46C2H, d, J=9Hz), 7.93(1H, s), 8.05 (2H. d, J=9Hz)
実施例 1 7
(I RS, 2 SR) — 1一 (4一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエ二ル) — 3 —メチルー 2— (4一ベンジルピペリジノ) ブ夕ノール
4' - (イミダブール一 1 _ィル) 一 2— (4—ベンジルピペリジノ) 一 3— メチルプチ口フエノン 1. 3 gの無水テトラヒドロフラン溶液 3 Om lに氷冷下、 水素化アルミニウムリチウム 3 lmgを加えた。 室温にて 1時間攪拌後、 飽和食 塩水 1. Om lを加え、 さらに 30分間攪拌した。 析出した不溶物を濾過した後、 溶媒を留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一 メタノール 3 0 : 1 ) にて精製することにより、 目的化合物 (黄色油状物質) 0. 8 gを得た。
^-NMRCCDCU) 5ppm ; 0.70(3H, d, J=6Hz), 0.90 (3H. d. J=6Hz), 0.95〜3.17(1 3H,m),4.53(1H. d, J=9Hz). 7.00〜7.63(llH,m), 7.83(lH,s)
実施例 1 8
4' 一 (イミダゾール— 1一ィル) 一 2— (4— (5—メチルー 2—チェニル メチル) ピペリジノ) ァセトフエノン 4— (5—メチルー 2—チェニルメチル) ピぺリジン塩酸塩 3. 7 gのェタノ ール溶液 1 0 0m lに室温にてトリエチルァミン 8. 0m lおよび 2—ブロモー 4' 一 (イミダゾールー 1—ィル) ァセトフヱノン臭化水素酸塩 6. 6 gを加え 1時間攪拌した。 溶媒を留去した後、 残渣をクロ口ホルムにて抽出し、 乾燥後溶 媒を再び留去した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ 口ホルム一メタノール 20 : 1 ) にて精製することにより、 目的化合物の粗結晶 2. 3 gを得た。 これをジイソプロピルエーテル一へキサンから再結晶すること により目的化合物 79 Omg (淡黄色結晶) を得た。 融点 9 2〜9 3°C 実施例 1 9
1 - (4 - (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4一 (5—メチル — 2—チェニルメチル) ピペリジノ) エタノール
4' 一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— (4一 (5—メチルー 2—チェニル メチル) ピペリジノ) ァセトフエノン 77 Omgのエタノール溶液 25m 1に室 温にて水素化ホウ素ナトリウム 77mgを加え 1 0分間攪拌した。 この反応溶液 に水 5 m lを加え、 過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解した後、 溶媒を留去し た。 残渣をクロ口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を再び留去した。 得ら れた残渣をシリ力ゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メタノール 1 0 : 1 ) にて精製することにより、 目的化合物の粗結晶 5 0 Omgを得た。 これ をァセトニトリルー石油エーテルから再結晶することにより目的化合物 (黄色結 晶) 1 0 0 m gを得た。 融点 1 05〜 1 0 6 eC
実施例 20
4' — (イミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— (4一 (4—メ トキシベンジル) ピ ペリジノ) ァセトフエノン
4— (4ーメ トキシベンジル) ピぺリジン塩酸塩 2. 9 gのエタノール溶液 6 Om 1に室温にてトリエチルァミン 3. 3m 1および 2—ブロモ— 4' 一 (イミ ダゾールー 1一ィル) ァセトフエノン臭化水素酸塩 4. 2 gを加え、 4時間攪拌 した。 溶媒を留去した後、 残渣をクロ口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒 を再び留去した。 得られた残渣をシリカゲルカラムグロマトグラフィー (クロ口 ホルム一メタノール 1 0 : 1 ) にて精製することにより、 目的化合物 1. 8 gを 黄色油状物質として得た。 これをィソプロピルアルコール—ジイソプロピルエー テル中、 フマル酸で処理した後、 エタノールから再結晶させることにより目的化 合物を 3 Z 2フマル酸塩 1. 0 g (淡黄色結晶) を得た。 融点 1 8 0〜 1 8 1て 実施例 2 1
4' - (イミダブールー 1—ィル) 一 2— (4一 (4一フルォロベンジル) ピ ペリジノ) ァセトフエノン
4— (4—フルォロベンジル) ピぺリジン塩酸塩 3. O gのエタノール溶液 1 0 Om 1に室温にてトリエチルァミン 5. 5m 1および 2—ブロモー 4' — (ィ ミダゾール _ 1一ィル) ァセトフエノン臭化水素酸塩 4. 5 gを加え、 70°Cに て 3 0分間攪拌した。 溶媒を留去した後、 残渣をクロ口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を再び留去した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ ィー (クロ口ホルム一メタノール 1 0 : 1 ) にて精製することにより、 目的化合 物の粗結晶 2. 1 gを得た。 これを酢酸ェチルから再結晶することにより目的化 合物 4 1 Omg (淡黄色結晶) を得た。 融点 1 3 9〜1 4 0 eC
実施例 22
1 - (4 - (イミダゾールー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4— (4一フルォ 口ベンジル) ピペリジノ) エタノール
4一 (4—フルォロベンジル) ピぺリジン塩酸塩 1. 3 gのエタノール溶液 3 Om 1に室温にてトリエチルァミン 3. Om 1および 2—プロモー 4' 一 (イミ ダブールー 1一ィル) ァセトフエノン臭化水素酸塩 2. 4 gを加え、 6 0°Cにて 2時間攪拌した。 室温にて水素化ホウ素ナトリウム 5 01118を加ぇ 1 0分間攪拌 した。 この反応溶液に水 2m 1を加え、 過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解し た後、 溶媒を留去した。 残渣をクロ口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を 再び留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メ 夕ノール 30 : 1) にて精製することにより目的化合物 0. 8 gを黄色油状物質 として得た。 これを酢酸ェチル中、 フマル酸で処理した後、 イソプロピルアルコ 一ルー酢酸ェチルから再結晶させることにより目的化合物を 2フマル酸塩 (淡黄 色結晶) 3 3 Omgを得た。 融点 1 27〜1 2 9 °C
実施例 23 4 ' 一 (イ ミダブールー 1一ィル) 一 2— (4一 (4一メチルベンジル) ピぺ リジノ) ァセトフエノン
4一 (4一メチルベンジル) ピぺリジン塩酸塩 2. 0 gのエタノール溶液 5 0 m 1に室温にてトリエチルァミン 3. Om 1および 2—ブロモー 4' 一 (イミダ ゾールー 1—ィル) ァセトフヱノン臭化水素酸塩 4. 3 gを加え、 6時間攪拌し た。 溶媒を留去した後、 残渣をクロ口ホルムにて抽出し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を 再び留去した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホ ルム—メタノール 20 : 1) にて精製することにより目的化合物 1. O gを得た c これをジイソプロピルエーテルから再結晶することにより目的化合物 70 Omg (淡黄色結晶) を得た。 融点 1 1 1〜1 1 3°C
実施例 24
1 - (4 - (イミダゾール— 1一ィル) フエニル) 一 — (4— (4一メチル ベンジル) ピペリジノ) エタノール
4' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4— (4一メチルベンジル) ピぺ リジノ) ァセトフエノン 70 Omgのエタノール溶液 3 Om lに室温にて水素化 ホウ素ナトリウム 7 Omgを加え、 20分間攪拌した。 この反応溶液に水 3m l を加え、 過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解した後、 溶媒を留去した。 得られ た残渣をクロ口ホルムにて溶解し、 水洗、 乾燥後、 溶媒を再び留去した。 残渣を シリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム一メタノール 3 0 : 1 ) に て精製することにより目的化合物 4 0 Omgを黄色油伏物質として得た。 これを イソプロピルアルコール中、 フマル酸で処理した後、 イソプロピルアルコール一 酢酸ェチルから再結晶させることにより目的化合物の 2フマル酸塩 (淡黄色結 晶) 300 m gを得た。 融点 1 1 0〜 1 1 3 °C
実施例 25
1一 (4一 (2 - (4—ベンジルピペリジノ) ェチル) フエニル) ィミダゾ一 ル
水素化アルミニウムリチウム 1 6 0mgのテトラヒドロフラン溶液 6 Om 1に 室温にて、 1一 (4一 (2— (4一ベンジルピペリジノ) 一 2—才キツエチルフ ェニル) ィミダゾール 3. 1 gのテトラヒドロフラン溶液 1 Om lを 2分間かけ て滴下した後、 6 0°Cにて 2時間攪拌した。 冷後、 飽和食塩水 3m lを加え、 過 剰の水素化アルミニウムリチウムを分解し、 析出した不溶物をセライトを用いて 濾別した。 溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロ口ホルム—メタノール 1 0 : 1 ) にて精製すると目的化合物 1. 2 gを褐 色油状物質として得た。 これを酢酸ェチル中、 フマル酸で処理した後、 メタノー ルーァセトニトリルから再結晶させることにより目的化合物の 3 / 2フマル酸塩
(淡褐色結晶) 6 0 Omgを得た。 融点 1 42〜1 4 5°C
上記参考例および実施例と同様にして、 以下の化合物が製造される。
(26) 1一 〔4— (2—ニトロイミダゾールー 1一ィル) フエニル〕 一 2—
〔4— (4一フルォロベンジル) ピペリジノ〕 エタノール
(27) 1— 〔4一 (4, 5—ジフエ二ルイミダゾ一ルー 1—ィル) フエニル〕 一 2— 〔4一 (4一メチルベンジル) ピペリジノ〕 エタノール
(28) 1— (4— (イミダゾールー 1一ィル) フエニル) — 2— (4一 (4一 イソプロピルベンジル) ピペリジノ〕 エタノール ' 2フマル酸塩、 融点 1 1 0〜 1 1 2°C
(29) 1— (4— (イミダブール— 1一ィル) フエニル) — 2— 〔4一 (2 - フエニルェチル) ピペリジノ〕 エタノール、 融点 1 4 6〜1 4 7°C
(30) 1一 (4— (イミダゾ一ルー 1—ィル) フエニル) 一 2— (4ーヒ ドロ キシー 4一ベンジルピペリジノ) エタノール
(3 1 ) 1一 (4一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4一フエ二 ルビペリジノ) エタノール
(32) 1— (4— (イミダブール一 1一ィル) フエニル) 一 2— (4—ジフエ 二ルメチルビペリジノ) エタノール、 融点 1 70〜1 72°C
(3 3) 1— (4一 (イミダゾール— 1一ィル) フエニル) 一 2— 〔4一 (2 - ピリジルメチル) ピペリジノ〕 エタノール
(34) 1— (4一 (イミダゾールー 1—ィル) フエニル) — 2— 〔4一 (2 - チェニルメチル) ピペリジノ〕 エタノール、 融点 1 24〜1 25°C
(35) 1一 (4— (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4一べンゾ ィルピペリジノ) エタノール (3 6) 1— 〔4一 (2—エトキンイミダゾ一ル— 1—ィル) フエニル〕 — 2— (4ーシクロへキシルメチルビペリジノ) エタノール
(3 7) ( 1 RS, 2 SR) — 1— 〔4一 (2, 4, 5—トリプロモイミダゾ一 ルー 1—ィル) フエニル〕 — 2— 〔4— (5—ァセチルー 2—チェニルメチル) ピペリジノ〕 ブ夕ノール
(38) 4' 一 (2—ァミノイミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— 〔4一 (3—フエ ニルプロピル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン
(3 9) 1 - (4— (イミダゾールー 1一ィル) フエニル) 一 2— 〔4一 (2, 4—ジフルォロベンジル) ピペリジノ〕 エタノール
(4 0) 1一 (4— (イミダブールー 1一ィル) フエニル) — 2— 〔4— (3 - ニトロベンジル) ピペリジノ〕 エタノール
(4 1 ) 1— (4— (イミダブ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— 〔4一 (4一 ブロモベンジル) ピペリジノ〕 エタノール
(4 2) 1— (4— (イミダブールー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4ーシクロ へキシルビペリジノ) エタノール
(43) 4' — (イミダゾールー 1—ィル) 一 2— (4ーシクロへキシルメチル ピペリジノ) ァセトフエノン、 融点 1 4 0〜 1 4 3 °C
(44) 4' 一 (イミダゾ一ルー 1—ィル) —2— (4— (4—イソプロピルべ ンジルビペリジノ) ァセトフエノン ' 3ノ 2フマル酸塩、 融点 1 7 9〜 1 8 1 °C
(4 5) 4' 一 (イミダゾールー 1一ィル) 一 2— (4一 (4—ェチルベンジ ル) ピペリジノ) ァセトフエノン、 融点 97〜 9 9 °C
(4 6) 4' - (イミダゾールー 1一ィル) — 2— 〔4— (4一フルオロー 2— メ トキシベンゾィル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン、 融点 1 6 0〜1 6 1 °C
(4 7) 4' ― (イミダゾ一ルー 1—ィル) — 2— 〔4一 (4一クロ口フエ二 ル) 一 4—ヒドロキシピペリジノ〕 ァセトフエノン、 融点 20 3〜 20 5 °C
(4 8) 1— (4— (イミダブール— 1—ィル) フエ二ル) — 2— 〔4— (4一 メ トキシベンジル) ピペリジノ〕 エタノール、 融点 9 5〜9 6°C
(4 9) 4' 一 (イミダブールー 1—ィル) — 2— 〔4一 (ジフエニルメチル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン · 2塩酸塩、 融点 1 82〜 1 84 °C (5 0) 4 ' 一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— 〔4一 (2, 4—ジフルォロ ベンジル) ピペリジノ〕 ァセトフヱノン、 融点 1 1 0〜1 1 3°C
(5 1 ) 4' ― (イミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— 〔4一 (4一トリフルォロメ チルベンジル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン
(5 2) 4' — (イミダゾール— 1一ィル) — 2— 〔4一 (2— (4—フルォロ フエニル) ェチル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン ' 3/2フマル酸塩、 融点 1 8 0〜 1 8 2で
実施例 5 3
1— (4— (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4— (4—ェチル ベンジル) ピペリジノ) エタノール
4' 一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— 〔4— (4一ェチルベンジル) ピぺ リジノ〕 ァセトフヱノンをエタノールに溶解した後、 攪拌下室温にて水素化ホウ 素ナトリゥ厶を加えることにより目的化合物が得られる。
(54) 4' ― (イミダゾ一ルー 1—ィル) 一 2— 〔4— (2—チェ二ルメチ ル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン
^-N RCCDCh) 5ppm ; 1.40(2H,q, J=12Hz), 1· 50〜1.65(1H, m), 1.72(2H, d. J=12Hz), 2.14C2H, t.J=12Hz), 2.76 (2H. d. J=7Hz). 2.98(2H. d. J=12Hz), 3.76(2H, s), 6.76(1H. d, J=3Hz). 6.92C1H, dd. J=5Hz. J=3Hz), 7.12(1H, d, J=5Hz), 7.25(1 H,s), 7.35(1H, s), 7.46(2H. d. J=9Hz), 7.96(lH,s), 8.19C2H, d, J=9Hz)
(5 5) 4' — (イミダゾ一ルー 1一ィル) — 2— (4一 (2— (4—トリフル ォロメチルフエニル) ェチル) ピペリジノ) ァセトフエノン、 融点 1 6 0〜1 6 1 °C
(5 6) 4' - (イミダブールー 1一ィル) 一 2— C4 - (3, 4ージフルォロ ベンジル) ピペリジノ〕 ァセトフエノン
(5 7) 4' - (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4—ベンジル— 1一ピペラ ジニル) プロピオフエノン、 融点 1 1 0〜 1 1 1°C
(5 8) 4' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4—ベンジルー 1―ピペラ ジニル) ァセトフエノン . 3/2フマル酸塩、 融点 1 3 8〜 1 4 0 °C
(5 9) 1一 (4一 (イミダブール— 1一ィル) フエニル) 一 2— (4—べンジ ル— 1一ピペラジニル) エタノール · 3マレイン酸塩、 融点 1 5 6〜 1 5 8°C (6 0) 4' - (イミダゾ一ルー 1一ィル) 一 2— (4—ビス (4一フルオロフ ェニル) メチル— 1一ピペラジニル) ァセトフエノン、 融点 1 5 5〜 1 5 8°C 本発明を上述の明細書およびそれに含まれる実施例により適切かつ十分に説明 したが、 それらは本発明の精神および範囲を逸脱することなく変更または修飾す ることができる。

Claims

請求の範囲
1. 一般式 ( I )
Figure imgf000046_0001
(式中、 Ri , R2 , R3 は同一または異なって水素、 ハロゲン、 ニトロ、 シァ ノ、 ァミノ、 炭素数 1〜6個のアルキル、 ァシル、 フエニルまたは炭素数 1〜4 個のアルコキシを示す。 R4 は水素、 炭素数 1〜6個のアルキルまたはシクロア ルキルを示す。 Zは一 CH2 —, -CH (0H) 一または— CO—を示す。 環
一 N Q
はピペリジノまたは 1一ピペラジニルを示す。 Αは水素、 水酸基または炭素数 1 〜 6個のアルキルを示す。 Bはシクロアルキル、 シクロアルキルアルキル、 ァシ ル、 置換もしくは非置換ァリール、 置換もしくは非置換ァラルキル、 置換もしく は非置換へテロアリールまたは置換もしくは非置換へテロアリールアルキルを示 す。 なお、 Aと Bは同一炭素上に置換していてもょレ、。 ) により表されるイミダ ゾリルベンゼン化合物またはその医薬上許容しうる塩。
2. —般式 (E) :
Β
(Π)
ヽ Α)
Figure imgf000046_0002
(式中、 R1 , R2 , R3 は同一または異なって水素、 ハロゲン、 ニトロ、 アミ ノ、 炭素数 1〜6個のアルキル、 フエニルまたは炭素数 1〜4個のアルコキシを 示す。 R4 は水素、 炭素数 1〜6個のアルキルまたはシクロアルキルを示す。 Z は— CH2 —, -CH (0H) 一または— CO—を示す。 Q1 は炭素または窒素 を示す。 Q1 が炭素のとき、 Aは水素または水酸基を示し、 Q1 が窒素のとき、 Aは存在しない。 Bはシクロアルキルアルキル、 ァシル、 置換もしくは非置換ァ リール、 置換もしくは非置換ァラルキルまたは置換もしくは非置換へテロアリ一 ルアルキルを示す。 ) である請求の範囲第 1項に記載のイミダゾリルベンゼン化 合物またはその医薬上許容しうる塩。
3. 一般式 (10 において、 R1 , R2 , R3 は同一または異なって水素または 炭素数 1〜4個のアルキルを示す。 R4 は水素または炭素数 1〜4個のアルキル を示す。 Zは一 CH (0H) 一または一 CO—を示す。 Q' は炭素または窒素を 示す。 Q1 が炭素のとき、 Aは水素または水酸基を示し、 Q1 が窒素のとき、 A は存在しない。 Bは置換もしくは非置換ァラルキルまたは置換もしくは非置換へ テロアリールアルキルを示す請求の範囲第 2項に記載のィミダゾリルベンゼン化 合物またはその医薬上許容しうる塩。
4. —般式 (I I) において、 R1 , R2 , R3 は同一または異なって水素また は炭素数 1〜4個のアルキルを示す。 R4 は水素または炭素数 1〜4個のアルキ ルを示す。 Zは一 CH (0H) 一または一 CO—を示す。 Q1 は炭素または窒素 を示す。 Q1 が炭素のとき、 Aは水素または水酸基を示し、 Q1 が窒素のとき、 Aは存在しない。 Bは非置換もしくはハロゲン、 ニトロ、 シァノ、 ァミノ、 ァシ ル、 炭素数 1〜4個のアルキル、 炭素数 1〜4個のアルコキシまたは低級ハロア ルキルにより置換されたベンジル、 2—フエニルェチル、 3—フエニルプロピル、 4一フエニルブチル、 5—フエ二ルペンチル、 6—フエ二ルへキシル、 ジフエ二 ルメチル、 2, 2—ジフエニルェチル、 ナフチルメチルまたは非置換もしくはハ ロゲン、 ニトロ、 シァノ、 ァミノ、 ァシル、 炭素数 1〜4個のアルキル、 炭素数 1〜 4個のアルコキシまたは低級ハロァルキルにより置換されたチェニルメチル、 チェニルェチル、 チェニルプロピル、 チェニルブチル、 フリルメチル、 フリルェ チル、 フリルプロピル、 フリルブチル、 ピリジルメチル、 ピリジルェチル、 ピリ ジルプロピル、 ピリジルブチルを示す請求の範囲第 2項に記載のィミダゾリルべ ンゼン化合物またはその医薬上許容しうる塩。
5. 1一 (4一 (イミダゾールー 1一ィル) フエニル) — 2— (4— (4一フル ォロベンジル) ピペリジノ) エタノール、
4' ― (イミダブ一ルー 1一ィル) 一 2— (4— (4—フルォロベンジル) ピぺ リジノ) ァセトフエノン、
1 - (4 - (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4— (4一メチルベ ンジル) ピペリジノ) ェ夕ノ一ル、
4, 一 (イミダブール- 1一ィル) 一 2— (4一 (4一メチルベンジル) ピペリ ジノ) ァセトフエノン、
1 - (4 - (イミダゾ一ルー 1一ィル) フヱニル) 一 2— (4— (4—ェチルベ ンジル) ピペリジノ) ェタノール、
4' 一 (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4一 (4一ェチルベンジル) ピペリ ジノ) ァセトフエノン、
1一 (4一 (イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4一 (4ーメ トキシ ベンジル) ピペリジノ) エタノール、
4' 一 (イミダゾールー 1一ィル) 一 2— (4— (4—メ トキシベンジル) ピぺ リジノ) ァセトフエノン、
1一 (4一イミダゾールー 1一ィル) フエニル) 一2— (4 - (2—チェニルメ チル) ピペリジノ) エタノール、
4' 一 (イミダブールー 1一ィル) ー2— (4— (2—チェニルメチル) ピペリ ジノ) ァセトフエノン、
1— (4一イミダゾ一ルー 1一ィル) フエニル) 一 2— (4 - (5—メチル— 2 一チェニルメチル) ピペリジノ) エタノール、 および
4' - (イミダブールー 1一ィル) 一 2— (4一 (5—メチル一 2—チェニルメ チル) ピペリジノ) ァセトフエノン
から選ばれる請求の範囲第 1〜4項記載の化合物またはその医薬上許容しうる塩。
6. 請求の範囲第 1〜 5項のいずれかに記載のィミダゾリルベンゼン化合物また はその医薬上許容しうる塩および医薬上許容されうる添加剤からなる医薬組成物。
7 . 請求の範囲第 1〜 5項のいずれかに記載のィミダゾリルベンゼン化合物また はその医薬上許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする N—メチ ル— D—ァスパラギン酸拮抗剤。
8 . 請求の範囲第 1〜 5項のいずれかに記載のィミダゾリルベンゼン化合物また はその医薬上許容しうる塩を有効成分として含有することを特徴とする脳神経細 胞死抑制剤。
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