WO1994016321A9 - - Google Patents
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Description
明 細 書 超音波映像探査装置 技術分野
こ の発明は 、 超音波映像探査装置に鬨 し 、 詳 し く は 、 超音波測定に慣れて いな い人で も 最適なあ る いは適切な 測定条件が容易 に選択でき る よ う な超音波映像探査装置 に関す る 。 背景技術
超音波測定装置の 1 つであ る 超音波映像探査装置は 、 被検体の内部 を 映像 と し て B ス コ ー プ像や C ス コ ー プ像 で表示す る こ と が可能であ る 。 こ の種の映像装置では 、 よ り 鮮明な映像 を 採取す る ために 、 プロー ブの音響特性 やそ の温度に よ る 媒体 、 被検体内部での音速等の各種の 測定条件の設定及び選択 と 、 選択 さ れた測定条件に応 じ て 被検体内の所望の深 さ に ゲー ト を設定 し 、 ま た 、 プロ ー ブの焦点 を 設定す る 焦点合わせ作業な どが必要であ る0
ゲー ト の設定や焦点合わせの操作 と して 従来は 、 オ シ ロ ス コ ー ァ等 を 使用 し て 被検体か らの反射波形 ( A ス コ ーァ像 ) を 観察 し 、 そ の観察波形か ら測定 した い深 さ 、 検出 ゲー ト 幅等 を 設定す る ほか 、 測定 した い深 さ に焦点5 を 合わせ る ために 、 さ ら に所望の反射エ コ ーが最大 と な る よ う に焦点型の超音波探触子 ( 以下ァロー ブ ) を 被検 体に対 し て 上下に移動 さ せ る 処 ¾ ( Z 方向の位置決め ) が行われて い る 。
し力 1 し 、 測定試料の內部に存在す る ク ラ ッ ク やボイ ド 一 1 一
、 異物な どの欠陥の探査にあ っ て は 、 欠陥の形状が一定 し て お らず 、 そ のためそれ ら の欠陥か ら の欠陥エ コ ーの 強 さ も 一様に捉 え る こ と ができ な い 。 ま た 、 被検体に よ つ て は 、 欠陥の場所 も 深 さ も 判 ら な い場合 も 多 い 。 そ の ため 、 と り あ え ずの設定値を選択 し て 測定条件が設定 さ れ測定が行われる 。
したがっ て 、 あ る 被検体に対す る 最適測定条件の選択 に 当 た っ て は 、 プロー ブの走査に よ っ て得 られた映像 を 観察 し なが ら最適な映像 を 得る プロ ー ブの高 さ やゲイ ン 、 ゲー ト 位置な ど を 決定 して い る 。 特に 、 コ ン ピ ュ ー タ 制御に よ り ァロー ブの高 さ やゲイ ン 、 ゲー ト 位置な ど を 設定す る も のに あ っ て は 、 こ れ ら につ いて の測定条件あ る いは そ のパラ メ ー タ の設定数が多 く 、 その都度プロ グ ラ ム を起動 し なければな ら ない関係でその作業に時間が かかる 。 しか も 、 何回 も の測定を行っ た結果得 られる前 記の よ う な事項について の測定条件が最適な も のであ る と は限 ら な い 。
なぜな ら ば 、 ゲイ ンやゲー ト 位置 、 焦点位置や欠陥の 状態な どは 、 相互に影響 し合 う ため 、 あ る 測定条件での 映像 を観測 し て ノ、'ラ メ ー タ の 1 つ を 変更 した と し て も 、 他のパラ メ ー タ の条件 も 変化 し 、 改めて 設定 し なければ 、 求め る よ う な測定映像が得 られな い場合 も 多 いか ら で あ る 。 こ の よ う な場合には 、 1 つのノ、。ラ メ 一 タ に着 目 し て 他のノ、'ラ メ ー タ を 固定に し 、 着 目 したノ、。ラ メ ー タ のみ を 変化 さ せて 測定条件 を 選択す る こ と が行なわれる が 、 ノ、' ラ メ ー タ が多 く 、 最適測定条件の選択に非常に時間が かかる 。 その上 、 他のノ、'ラ メ ー タ に着 目 点 を 変え た と き に 、 すでに決定 さ れたノ、。 ラ メ ー タ と 他のパラ メ ー タ と の 関係 も 同時に変更す る と 何がなんだか分か ら な く な る こ
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と も 多 い 。
こ の よ う な こ と か ら 、 測定試料に対す る最適測定条件 の設定は 、 超音波測定に慣れ 、 測定映像 陥 と の閱係 を 熟知 し た経験者 、 熟練者でな い と なかかな難 し く 、 ま た 、 時間のかかる も のにな っ て いた 。
こ の発明は 、 こ の よ う な従来の問題点 を解決す る も の であ っ て 、 超音波測定に慣れて いな い人で も 容易に最適 条件あ る いはそれに近い適切な測定条件の設定ができ る 超音波映像探査装置 を提供す る こ と を 目 的 と す る 。 発明の開示
こ の よ う な 目 的 を 達成す る ための こ の発明の超音波映 像探査装置の楕成は 、 被検体の走査範囲を副走査方向 に お いて m個 ( m は 2 以上の整数 ) に分割 し 、 測定条件あ る いは そのノ、'ラ メ ー タ の 1 つ を m段階に設定 し 、 副走査 方向 に分割 さ れた各走査領域に m段階の測定条件あ る い はそのパラ メ ー タ を順次割当て て 被検体 を超音波測定 し て 、 m段階の測定条件にお いて 得 られ る 測定画像 を画面 に対比で き る よ う に複数表示 し 、 表示面面上にお いて 選 択 さ れた映像に対応す る m段階の う ちの 1 つの測定条件 あ る いは そのパラ メ ー タ を測定の条件 と し て 設定す る も のであ る 。
ま た 、 こ の発明の別の形態 と し て 、 前記 m段階の走査 を 同 じ X Y平面走査範囲に設定 して前記 m段階の測定条 件 を 更新す る たびに同 じ範囲の走査 を 繰 り 返 し て m 回の 測定 を 行 う よ う にす る も のであ る 。 こ の よ う にすれば 、 同 じ箇所の映像 を m個異な る 測定条件で採取する こ と が 可能で 、 得 ら れた測定画像 を画面に対比でき る よ う に複 数順に表示す る こ と がで き る 。
なお 、 こ の発明では 、 m段階に設定 さ れた あ る 測定条 件に いて m段階の測定映像か ら そ の う ちの 1 つ を 選択す る こ と に よ り 、 m段階の う ちのあ る 測定条件 と それに対 応す る 測定条件の表示映像 と の閲係 を得 る 手段 も 有 し て い る 。
こ の よ う に 、 走査範囲を 副走査方向にお いて m個に分 割 し て それぞれの走査領域の測定条件の 1 つ を 段階的に m個設定 して測定す る こ と に よ り 、 例 え ば 、 1 画面に表 示 さ れ る 測定映像は 、 m個の測定条件に対応 した映像が 連続す る こ と にな る 。 そ こ で 、 連続的に表示 さ れた測定 条件の相違す る 映像 を比較観測 し て その う ちの適切な映 像 を選択す る こ と に よ り m個の測定条件の う ち最適な あ る いは適切な測定条件 を 簡単に設定す る こ と がで き る 。
例え ば、 あ る測定条件につ いて m個のあ ら い段階を 採 用 し て 測定を行えば 、 1 回の測定で測定条件のあた り が 付 く 。 さ ら に 、 あた り が付いた測定条件にお いて さ ら に 細かな q 個の段階で測定を行 え ば 、 次の 1 回の測定で最 適条件あ る いは それに近い適切な測定条件の設定値を 簡 単に得 る こ と ができ る 。 こ れ を複数の測定パラ メ ー タ の それ ぞれについて 行え ば、 多数の測定条件につ い いて 簡 単に測定条件の選択ができ る 。 ま た 、 相互に影響のあ る 測定条件につ いて は 、 他の測定条件が決定 した後に再度 m個に分割 し て 再び測定する こ と で最適条件を 容易 に選 択す る こ と が可能であ る 。 図面の簡単な説明
図 1 は 、 こ の発明の一実施例の超音波映像探査装置の ブ ロ ッ ク 図であ る 。
図 2 は 、 m 分割測定処理の フ ロ ーチ ャ ー ト であ る .
図 3 は 、 そ の測定映像の説明図であ る 。
. 図 4 は 、 図 (a〉 が測定対象 と な る 被検体の図 (b ) の I 一 I 断面図であ り 、 図 ( b ) は そ の平面図であ る 。
図 5 は 、 図 4 に示す被検体に対 し て 高 さ 位置 を 5 段階 に設定 し た場合に得 ら れ る 測定映像の説明図であ る 。
図 6 は 、 図 4 に示す被検体に対 し て ゲー ト 位置 を 5 段 階に設定 し た場合に得 られ る 測定映像の説明図であ る 。
図 7 は 、 図 4 に示す被検体に対 し て ゲー ト 幅 を 5 段階 に設定 し た場合に得 られ る 測定映像の説明図であ る 。
図 8 は 、 図 4 に示す被検体に対 し て ゲイ ン を 5 段階に 設定 し た場合に得 られ る 測定映像の説明図であ る 。 発明 を実施す る ための最良の形態
図 1 にお いて 、 2 0 は 、 超音波映像探査装置であ っ て 、 1 は 、 X Y Z 移動機構 を 有する そ の走査機構であ る 。 焦点型のプロー ブ 3 は 、 こ の走査機構 1 に取付 られて い て 被検体 1 6 を X 方向に主走査を し 、 Y方向に副走査を す る 。 超音波映像探査装置 2 0 は 、 こ の X Y走査に よ り それぞれの測定点で A ス コ ープ像 を 得て 、 こ れに基づい て B ス コ ープ像の測定デー タや C ス コ ープ像の測定デー タ を生成 し 、 B ス コ ー プ像や C ス コ ー プ像 を表示す る 機 能 を有 し て い る 。 そ し て 、 被検体 1 6 には 、 内部に ボ イ ド 、 異物 、 ク ラ ッ ク な どの材料欠陥が存在 し て い る 。 走査機構 1 は 、 ス キ ャ ン制御装置 2 に よ り 制御 さ れ 、 ス キ ャ ン制御装置 2 は 、 イ ン タ フ ェ ー ス 7 を 介 し て シス テム制御装置 1 0 に よ り 制御 さ れる 。
プロ ー ブ 3 は 、 超音波探傷器 4 に接続 さ れ 、 超音波探 傷器 4 は 、 パルサー ' レ シ ー バ等か ら構成さ れ 、 シ ス テ ム制御装置 1 0 か ら の制御信号 に応 じ て 送信端子か ら ァ
ロ ー ブ 3 に所定の測定周期でパルス 信号 を 送 り 、 パ II ス 信号の発生に対応 して得 られ る プロ ー ブ 3 か ら のエ コ ー 受信信号 を 受信端子で受けて それ を 増幅 し 、 さ ら に検波 し て ピー ク 検出 回路 5 に送出す る 。
ビー ク 検出回路 5 は 、 検波 さ れたエ コ ー受信信号か ら 所定の位置に ゲ一 ト を かけて 必要なエ コ ー部分の ビー ク 値を検出す る それ を A Z D 変換回路 6 に出力す る 。 ゲ ー ト 位置は 、 イ ン タ フ ヱ ース 7 を介 し て システム制御装 置 1 0 か ら設定信号 と し て 受け る 。 ビー ク 検出回路 5 は 、 前記の検出 し た ピー ク 値のほかに 、 前記の設定信号に 応 じ て 、 例 え ば 、 表面エ コ ー を 検出 し て 時間カ ウ ン ト を す る 。 そ のための回路が こ こ に 内蔵 さ れて い る 。
A ノ D 変換回路 6 は 、 シス テム制御装置 1 0 か ら の制 御信号に応 じて 、 得 られた ピー ク 値のアナ ロ グ信号を 、 例 えば 、 8 ビ ッ ト 2 5 6 段階でデジ タ ル値に変換 し 、 シ ス テム制御装置 1 0 のマ イ ク ロア口 セ ッ サ ( M P U ) 8 が処理で き る 入力 デー タ 値に し てバス 1 3 に送出す る 。 ま た 、 必要に応 じ て 前記の時間カ ウ ン ト 値のデー タ も M P U 8 に送出す る 。
そ の結果 、 被検体 1 6 を アロー ブ 3 で X方向 に走査 し た各測定点 ご と に測定値が ビー ク 検出 回路 5 で検出 さ れ 、 それが M P U 8 に渡 さ れ る 。 M P U 8 は 、 こ れ ら ビー ク 値のデー タ を 各測定点対応に順次メ モ リ 9 に記憶 し て い く 。
バス 1 3 には 、 マ イ ク 口プロ セ ッ サ 8 のほかに 、 操作 バ ネル 1 4 、 各種プロ グ ラ ムやテー タ を 記憶 し た メ モ リ 9 . 画像 メ モ リ 1 1 、 デ イ ス ア レ イ 1 2 等が接続 さ れて い る 。 なお 、 デ ィ ス プ レ イ 1 2 は 、 内部 に ビデオ メ モ リ 、 ビデオ コ ン ト ロ ー ラ等が内蔵 さ れて い る 。
メ モ リ 9 には 、 段階的測定条件設定プロ グ ラ ム 9 a と n ラ イ ン走査ァロ グラ ム 9 b 、 平面走查ァロ グ ラ ム 9 c 、 表示処理プロ グ ラ ム等 と が格納 さ れて い る 。 さ ら に 、 ペ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d と 測定条件干一ブ /レ 9 e と が設 け ら れて いて 、 パ ラ メ 一 タ 記憶領域 9 d には 、 例 え ば 、 副走査回数 n と プロー ブ高 さ h 、 走査幅 ( W x , W y ) 、 走査開始点座標 ( X 0 , Y 0 ) 、 ゲー ト 位置 t 0 、 ゲ — ト 幅 W 0 、 レ シ ー ノ の ゲ イ ン G 0 、 ノ、。ルサ一か ら プロ 一ブへ加 え る 印加電圧 V 0 、 測定 ピ 、、' チ P 0 、 バルサ一 の ノ、 ル ス打ち 出 し 間隔 L 0 、 ノ、'ルサ一の ト リ ガ レ ベル T 0 、 測定デー タ につ いて 欠陥か否か を 判定す る ス レ ッ シ ョ ノレ ド レ ベル T H 0 等が記憶 さ れて い る 。 こ れ ら パラ メ 一 夕 は 、 操作ノ、。 ネル 1 4 か ら あ ら か じめ設定 さ れ る 力1 、 初期値 と し て 設定 さ れて い る も のであ っ て 、 段階的測定 条件設定プロ グ ラ ム 9 a に よ り 測定条件に応 じ て 前記の ノ、。ラ メ ー タ が書 き 換 え られ る 。
段階的測定条件設定プロ グ ラ ム 9 a は 、 操作 パネル 1 4 か ら π 分割測定の機能キ ーが入力 さ れた と き に実行 さ れて 、 1 画面にお いて測定映像の表示エ リ ア と し て割 当 て られて い る 水平走査線数 、 例 え ば 、 それ を 4 0 0 本 と すれば 、 こ れ を 入力 さ れた段階数 m ( m は整数 ) で割 つ て 得た整数値の前記副走査線数 n ( n は商の整数部分 、 小数点以下は切 り 捨て ) を得て パ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d に そ の値 を 副走査数 n と し て 記憶す る 。 さ ら に 、 m を 段 階数 と し て 操作パネル 1 4 か ら指定 さ れたノ、'ラ メ ー タ に つ いて 指定範囲で m 段階の パラ メ ー タ m 1 . m 2 . m 3 , · ■ ' , m m の m 個の パ ラ メ 一 タ を 発生 し て それ を 測 定条件テ ー ブ ル 9 e に順番 に 己憶す る „ 例 え ば 、 段階的 に設定す る 測定条件 と し て 印加電圧が選択 さ れ 、 そ の範
囲が 5 0 V か ら 2 5 0 V ま でであ り 、 こ の範囲を 5 段階 に変化 さ せて 測定する と すば 、 m は 5 であ り 、 n は 、 4 0 0 + 5 = 8 0 と な る 。 そ し て 、 測定条件テー プル 9 e に記憶 さ れ る m 段階のノ、 " ラ メ ー タ は 、 印加電圧 と し て 5 0 V , 1 0 0 V , 1 5 0 V , 2 0 0 V , 2 5 0 V の ノ、 ' ラ メ ー タ が順次記憶 さ れ る こ と にな る <.
段階的測定条件設定プロ グ ラ ム 9 a は 、 n 分割測定 を 実行す る 測定開始キ ーが入力 さ れた と き に 、 こ れに応 じ て 実行 さ れ る 。 さ ら に n ラ イ ン走査プロ グラ ム 9 b の n ラ イ ンの走査が終了す る ご と に こ のプロ グラ ム 9 b に よ つ て起動 さ れ る 。 測定開始時には 、 パラ メ ー タ 記憶領域 9 d の う ち測定条件 と し て 、 あ る 回路に設定す る こ と が 必要なパ ラ メ ー タ を そ のパラ メ ー タ が設定 さ れ る 各回路 に設定す る と と も に 、 測定条件テー ブル 9 e の最初のパ ラ メ ー タ を参照 して 測定条件 と し て 各パラ メ ー タ を受け る 対象 と な る 回路に設定す る か 、 あ る いはパラ メ ー タ 記 憶領域 9 d のそれに対応す る パラ メ ー タ を測定条件テー ブル 9 e の最初のノ、'ラ メ 一 夕 に書換 え て n ラ イ ン走査プ ロ グ ラ ム 9 b を 起動す る 。 さ ら に 、 n ラ イ ン走査 ご と に 、 言 い換え れば 、 副走査方向 に m分割 さ れた各走査領域 の走査が終了す る ご と に 、 測定条件干一 ブル 9 e の前回 参照 し た パ ラ メ ー タ の次のノ、' ラ メ ー タ を 参照 し 、 次の パ ラ メ 一 タ で前記の書換 え を 行 っ て 、 測定条件設定の後 に n ラ イ ン走査プロ グ ラ ム 9 b を起動す る 。 そ し て 、 こ ク J 起動 を m 段階の測定が終了す る ま で行 う 。 なお 、 段階設 定 さ れ る ノ、' ラ . ー タ は 、 バ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d に フ ラ グ等 を 立て て 区別 さ れ る
と こ ろ で 、 n ラ イ ン 走査ァロ グ ラ ム 9 b の走査方式 に は 2 つあ る 。 こ の 2 つの方式は 、 初期条件で選択す る ,
第 1 の方式は 、 所定の X Y の平面の走査範囲 を 副走査 方向にお いて m 分割 し て 走査 し 、 測定条件の相違す る m 個の映像 を 画面に対比で き る よ う に複数個 を 順次表 示す る も のであ る ,. こ の場合には 、 副走査 n ラ イ ン分の走杏 が終了 し て も 、 プロ ー ブの位置は 、 変更 さ れずに 、 次の 水平走査の開始位置に位置付け ら れ る のみであ り 、 通常 の平面走査 と 変わ ら な い 。
第 2 の方式は 、 m 段階の走査 を 同 じ X Y平面走査範囲 に設定 し て m 段階の測定条件 を 順次更新す る たびに同 じ X Y 走査範囲 を 繰 り 返 し走査 し 、 m 回の測定 を 行 う も の であ る 。 こ の場合 には 、 副走査 n ラ イ ン分の走査が終了 し た場合に 、 最初の走査範囲の原点位置にプロ ー ブの位 置が復帰す る 。 すなわ ち 、 1 回の n ラ イ ン走査ァロ グ ラ ム 9 b の実行が終了す る と 、 X Y 走査範囲走査 ( 幅 ( W X , W y ) ) の原点位置 ( X 0 , Y 0 ) に復帰 し て 、 ま た 、 同 じ X Y範囲 を 同 じ よ う に走査 を し て 、 こ の よ う な 走査が m 回繰 り 返 さ れて n 分割測定の走査が終了す る こ と にな る 。 得 られた測定デー タ は 、 画面 に対比でき る よ う に水平走査 ラ イ ンか ら n ラ イ ン分の次の表示領域に表 示 さ れ る よ う に処理 さ れて 、 画面上では各測定条件の測 定画像が連続的に複数表示 さ れ る 。
いずれの走査方式に お いて も 、 前記の 5 段階の場合の Mでは 、 段階的測定条件設定ァロ グ ラ ム 9 a に よ り パラ メ ー タ 記憶領域 9 d に走査 ラ イ ン数 と し て 8 0 が記憶 さ れ る 測定条件テー ブル 9 e には 、 印加電圧のノ、。 ラ メ 一 タ と し て 5 0 V , 1 0 0 V , 1 5 0 V , 2 0 0 V , 2 5 0 V ク) パ ラ メ 一 タ カ こ の順に記憶 さ れ る 。 η ラ イ ン 走査 ァ ロ グ ラ ム 9 b は 、 パ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d の走査 ラ イ ン 数 8 0 を 参照 し て 8 0 ラ イ ン の水平走査 を 行 う と そ の
走査 を 終了す る
こ れに よ り 、 例 え ば 、 先の印加電圧につ いて 5 0 V か ら 2 5 0 V ま で 5 段階に変化 さ せて 測定す る 場合には 、 主走査の 1 力ゝ ら 8 0 ラ イ ン ま では 、 送信 パル ス の電圧 ( 印加電圧 ) が 5 0 V に さ れて X Y 走査が行われて 測定デ ー タ が採取 さ れ 、 8 1 ラ イ ン 目 か ら 1 6 0 ラ イ ン ま では 、 印加電圧 1 0 0 V で測定デー タ が採取 さ れ 、 1 6 1 ラ イ ン 目 か ら 2 4 0 ラ イ ン ま では 、 印加電圧 1 5 0 V で測 定テ '一 夕 が採取 さ れ 、 以降は 、 2 0 0 V 、 2 5 0 V と 8 0 ラ イ ン走査 を 重ね る ご と に各印加電圧が順次設定 さ れ て 測定が行われ る <
さ ら に 、 段階的測定条件設定ァロ グ ラ ム 9 a は 、 例 は' 、 カ ー ソ ルに よ り 画面上に表示 さ れた測定映像の う ち あ る ラ イ ンが指定 さ れ 、 それにつ いて 操作パネル 1 4 よ り 入力 が行われた と き には 、 その ラ イ ン に対応す る 走査 領域の パ ラ メ ー タ を 測定条件テー ブル 9 e か ら選択 し て 、 そ れ を 選択ノ、。 ラ メ 一 タ と し て ノ、。 ラ メ ー タ記憶領域 9 d のそ の パラ メ ー タ の位置に書込む 。 こ の場合 、 各走査領 域に対応す る 測定映像に対応 さ せて 画面上に それぞれの 測定条件 にパラ メ ー タ の値 ) を 表示す る よ う にすれば 、 力 一 ゾ ル指定ではな く 、 直接操作パネル 1 4 か ら 選択す べ き 映像に対応す る パラ メ ー タ の値 を 入力す る こ と がで き る :
前記の場合に 、 1 6 1 ラ イ ン 目 力' ら 2 4 0 ラ イ ン ま で 映像が選択 さ れた場合には 、 パ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d ひ、 印加電圧のバ ラ メ ー タ を 記憶す る 領域に 1 5 ◦ V の電圧 を 示す パ ラ メ ー タ が書込 ま れ る こ と にな る , そ の結果 、 次に別の パ ラ メ ー タ で n 分割測定 を す る ため に n 分割測 定の機能キ ーが再び入力 さ れた と き には 、 段階的測定条
件設定プロ グ ラ ム 9 a は 、 パ ラ メ 一 タ 記憶領域 9 d に記 憶 さ れた 印加電圧ク) パ ラ メ ー タ 1 5 〇 V を パルサ一 に設 定 し 、 こ れが設定値 と し て 有効にな る 。
n ラ イ ン 走查プロ グ ラ ム 9 b は 、 バ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d を参照 し て こ れに記憶 さ れて い る 各 パラ メ ー タ を 照 し て 、 ま た 、 そ の う ちの走査 ラ イ ン数 π の値に従 っ て n ラ イ ン 分の副走査に よ る 超音波測定 を 行 い 、 それが終 了 し た と き に 、 主走査 n 本分の測定デー タ か ら表示デ一 タ を 生成 し て 画面の 、 そ の走査エ リ アに対応 し た位置に 測定映像 を 表示す る 処理 を す る 。 なお 、 こ の場合 、 1 ラ イ ンの主走査に応 じ て 測定デー タ を受け る 都度 、 表示テ' — 夕 が生成 さ れて それが表示 さ れて も よ い こ と は ち ろ んであ る , こ こ では 、 仮に 、 主走査 1 ラ イ ン を 水平走査 線 1 ラ イ ンに対応さ せ 、 副走査 1 ラ イ ン を Y 方向の 1 ラ イ ン に対応 さ せて い る も の と す る 。 た だ し 、 Y方向 を 主 走査 、 X 方向 を 副走査 と し て も よ い 。 さ ら に 、 プロ ー ブ の高 さ 設定や焦点合わせ等のため に Z 方向の走査が選択 さ れ る 場合には 、 こ れ を 主走査 、 あ る いは副走査の方向 にす る こ と ができ る こ と は も ち ろ んであ る 。
なお 、 n ラ イ ン走査テロ グ ラ ム 9 b が実行 さ れた と き には 、 M F' U 8 が指定 さ れた X Y 走査範囲の原点位置に ァロ ー ブ 3 を 設定 し て 、 水平走査 を 開始 し 、 水平走査の 各測定位置で検出 し た ビー ク 値につ いて A D 変換 さ れ た 2 5 6 諧調の測定デー タ を 受け る 。 そ し て 、 表示テ'一 夕 の生成 を 測定デー タ を受け る 都度行 う 場合には 、 2 5 6 諧調の測定千一タ を X Y の走査位置 に対応す る 表示デ 一 夕 に展開 し て そ の表示位置 に対応す る 画像 メ モ リ 〗 1 の記憶位置 に 記憶 し て い く 。 こ の記憶 さ れた画像 メ モ リ 1 ] のデー タ は 、 表示処理ァロ グ ラ ム に よ り デ ィ ス つ" レ 一 1 ] 一
ィ 1 2 に転送 さ れて 表示 さ れ る 。 水平走査の ] ラ イ ン の 走査が終了す る と 副走査 1 ピ ッ チ分移動 さ れて 、 同様な 走査が繰 り 返 さ れて n 走査分の副走査が行われて 、 画像 メ モ リ 1 1 には 、 n 副走査分の表示デー タ が順次記憶 さ れ 、 それが同時に表示 さ れて 行 く
次に 、 全体的な動作につ いて 図 2 の フ ロ ー チ ャ ー ト を 参照 し て 説明す る 。
ま ず 、 ス テ ッ プ 1 0 1 で 、 操作ノ、。ネル 1 4 か ら 入力 さ れた初期設定条件に基づ き 、 測定パ ラ メ ー タ 群 を パ ラ メ — タ 記憶領域 9 d に記憶す る 。 次の ス テ ッ プ 1 ◦ 2 で n 分割測定の機能キーが入力 さ れて段階的測定条件設定プ ロ グ ラ ム 9 a が起動 さ れて 指定 さ れた パ ラ メ 一 タ に つ い て 入力 さ れた段階数に応 じ た m段階の パ ラ メ ー タ が生成 さ れて 測定条件テー ブル 9 e に記憶 さ れ 、 走査 ラ イ ン数 n が算出 さ れ 、 それがパラ メ ー タ 記憶領域 9 d に記憶 さ れる 。
次のス テ ッ プ 1 0 3 で測定開始か否かの待ちルー プに 入 る 。 測定開始キーが操作パネル 1 4 か ら入力 さ れ る と 、 ス テ ッ プ 1 0 4 で段階的測定条件設定ァロ グ ラ ム 9 a が実行 さ れて 、 各回路に最初の測定条件が設定 さ れ 、 /ベ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d のパ ラ メ ー タ が測定条件テ一 ブ ル 9 e に記憶 さ れた測定条件 に応 じ て 書換 え られて 設定 さ れ る < そ し て 、 ス テ ツ フ。 1 0 5 で n ラ イ ン 走查ァロ グ ラ ム 9 b が起動 さ れて n ラ イ ン走査が行われ 、 測定映像が 表示 さ れ る 。 ステ ッ プ 1 0 6 で走査終了 か否かの判定が 行われて 、 m 段階分の測定 につ いて 走査が終了 し て いな い場合には 、 ス テ 、'! プ 1 0 へ と 戻 り パ ラ メ ー タ 記憶 域 9 d の測定条件が測定条件テ一 ブル 9 e に記憶 さ れた 次の測定条件に書換 え られて ス テ ' '/ プ 1 0 5 で次 〉主走
η ラ イ ン 分の副走査が なわれ て n ラ イ ン ご と に測定 朵件が段階的に変化す る 定が繰 り 返 さ ; k る 。 こ れ に よ 機。測定なのァァな -ににし Μ え ば 、 に示す う な測定映 が得 ら iし る ... '
] 5 は 、 測定画像の 示ェ I J マであ つ て . 一点鎖線 ブ.. 不す線は 、 m 分割 さ れ 走杏領域に対応 し 、 表示画面 上の表示エ リ ア 1 5 を m 階 分割す る 仮想線であ る
走査が終了 し た 時点で 丁 ッ フ。 1 0 7 で段階的測定朵 件 定ァロ グ ラ ム 9 a が 動 さ れて 、 画面上での力 一 ソ ル よ る 映像 を 指定 し て 入力 であ る か否かの判定 ス チ に入 り 、 力 ― V )1 に り 特 が選択 さ れた 行指行測表たのの定そそパよスよを 9 定の映像 と 起否段域ム適プ
さ . ス テ ·'.' ァ 1 0 S で の映像の表示 ラ イ ン に対応す る 定朵 件ク) バ ラ メ 一 タ 測定朵件チ一 ブル 9 e 力' ら 読 出 て パ ラ ヌ ー タ 記憶領 9 d に書込む そ し て 、 ス 干 ッ 1 0 8 で測定終了か かの判定に入 り 、 測定が終了 し い と き には 、 ス 丁 ッ 1 0 2 ベ と 戻 り 、 n 分割測定 の /, sa
能キ 一が入力 さ れて 次に 5又定す る 他のパ ラ メ 一 タ が 指 さ れ る , こ の他のパ メ 一 タ に つ いて も 同様な段階 的 条件設定 を 行 い 、 そ 測定映像に よ っ て 最適測定条 件 パ ラ メ ー タ を 探す 、、 して 、 ス テ ッ フ' 1 1 0 で 、 例 え 、 平面走査プ口 グ ラ 9 c を 起動 し て 前 5己に よ 6X さ れた最適な あ る いは 切な測定条件に従 つ て 平面走 よ り 被検体の探傷が われ る 、
こ て . 表示画面上の 疋 さ れた m 分割映像の それ ぞ れ と 、 測定条件干一 ブル e 上の パ ラ メ 一 タ の それ ぞれ - ク)対応は 、 映像 も 測定 ラ メ 一 タ ク)同 じ 順番にな っ て ■ る )て' 、 そ の順位 を 特 す る だけで済む .
な わ ち 、 f 示画面上 指定 さ iした 映像の順位 を 笃 出 に ^ . 力 一 ゾ ク) ¾ ァ ド レ ス ( 】 へ. 0 0 を 千' フ レ イ 1 2 か ら 得て そ の マ ド レ ス を n ラ イ ン 走査
1
ク) n の数で割 っ た整数部の数に 1 を 加 え ればよ い 前記の例の場合の 5 段階表示では 、 n = 8 0 であ る の で 、 力 一 ゾ ル の垂直ア ド レ ス 1 7 0 と すれば 、 1 7 0 S 0 = 2 . 1 2 5 であ る そ こ で 、 2 + 1 = 3 と な り . 測定条件テー ブル 9 e に記憶 さ れた第 3 番 目 の パ ラ メ 一 タ が選択 さ れ る 。 こ れは 、 映像の選択を マ ウ ス等に よ り 行 う 場合 も 同 じ であ り 、 タ ツ チ ス ク リ ー ン を 用 いた と き も 同様であ る 。
こ のほか 、 分割映像に番号あ る いは測定 パ ラ メ ー タ を それぞれ対応 し て 表示すれば 、 そ の番号あ る いは測定バ ラ メ ー タ の値 を 操作パネル 1 4 か ら 直接入力す る こ と で 選択す る べ き 測定条件 を 設定す る こ と がで き る <
こ の よ う な処理 を す る こ と に よ り 、 一度の測定で段階 数で設定 し た 回数の測定が可能にな り 、 し か も 、 測定朵 件の相違す る 映像が連続的に表示 さ れ る ので 、 測定条件 の相違 と 測定映像 と の鬨係が把握 し易 い 。 さ ら に 、 他の パ ラ メ ー タ を 決定 し て 、 後か ら再び段階設定で選択で き る ので 、 簡単に適正な測定条件 を 選択で き る 。 測定条件 の設定に時間 も あ ま り かけな いで済む 。
と こ ろ で 、 実施例では 、 印加電圧の例につ いて 具体的 に 挙げて い る か 、 段階的に設定す る 測定条件 と し て 選択 で き る パ ラ メ ー タ は 、 副走査回数 n と ァロ ー ブ高 さ h 、 走査幅 ( W X , W y ) 、 走査開始点座標 ( X 0 . Y I I ) 、 ゲー ト 位置 t 0 、 ゲー ト 幅 W U 、 レ シ ー ノく の ゲ イ ン り 、 パル サ 一 か ら ア ロ ー ブへ力 B え る 印加電圧 V I I 、 測 定 ヒ ッ 千 P U 、 バ ル サ 一 の パル ス 打 ち 出 し 間隔 L い . パ サ 一 の ト リ ガ レ ベ ル T n 、 測 定 千' ー タ に つ い て 陥 か ΐ 力' を 判定す る ス レ ·' シ ョ ル ド レ ベ / L Τ Η 0 等 ク) パ ラ メ 一 タ 記憶領域 9 d に記憶 さ れた すベて が対象 にな る も て
あ っ て 、 段階分けのや り 方 も 印加電圧の場合の よ う に均 .等 に行な う 必要はな い
次に 、 複数の測定条件 を m -- 5 と し て 5 段階の分割測 定で X Y 走査領域 を 連続的に走査す る 場合の具体例 につ r、 いて 図 4 〜 図 8 を 参照 し て 説明す る
こ こ で 、 測定す る 対象は 、 図 4 に示す よ う な被検体 1 7 であ る 。 そ の表面 には メ ツ キ 層 】 8 が所定の幅で設け られて いて 、 そ の内部には 、 断面矩形の金属線 1 9 が埋 設 さ れて い る
0 ま ず 、 図 2 のス テ ッ プ 1 0 1 にお いて 、 アロ ー ブ 3 を 焦点型ァロ ー ブ と し て 、 こ の焦点の距離に応 じ て その焦 点が被検体 1 7 の表面位置 に合 う よ う にアロ ー ブ 3 の ¾ さ 操作 パネル 1 4 か ら 入力 し て 位置決めす る そ し て 、 X Y 走査範囲 を 被検体 1 7 を 含む よ う な範囲で m 段階連5 続的な測定 を す る よ う に設定す る 。 ゲー ト 幅やゲー ト 位 置 、 ゲイ ン 、 印加電圧 、 そ の他の設定条件につ いて は標 準的な測定条件を初期条件 と し て 与 え る
次のス テ ツ プ 1 0 2 で m 分割測定の機能キ ー を 入力 し て 、 ノ、。 タ メ ー タ と し て ァロ ー ブの位置 を 選択 し 、 ビ '' / チ0 を 一 l m m と し て そ の範囲 を 5 m m に設定す る そ し て . 分割数 m 5 と し て 入力す る ( なお 、 こ こ でア ロ ー の高 さ の ビ ツ チ を マ イ ナ ス にす る こ と は 、 プロ 一 ブ 3 を 被検体 1 7 側に近づけ る こ と 、 言 い替 え れば高 さ を 下げ て い く こ と を 意味す る ぐ
ス チ ッ プ 1 0 3 で測定開始キ ー を 入力す る と . そ の結 果 と し て ス 亍 フ' 1 0 6 を 終了 し た 時点で図 5 に示す よ '> な映像が得 ら れ る
最初高 さ - 〗 in in の映 I では 、 表面の メ ' キ 層 〗 8 C エ コ ーが大 き いのて' 、 こ ύが映像 1 8 a と し て 現れ 、 \
W /1 1 の - 2 rn m の映像では それが薄 く な り 、 - 3 ni m の映像 では それが さ に薄 く な り 、 一 4 m m 5 m m の映像 では それが消 え て い る 。 こ れに対 し て 線材 1 9 の映像は . - 2 m m の映像では それが薄 く 現れ 、 — 3 m m の映 、 でそれがは っ き り し て 、 一 4 m m 〜 一 5 in m の映像では それが次第に薄 く な つ て い る
こ の映像に よ り 、 線材 1 9 の層の水平面近傍で欠陥 を 検出 し よ う と す る 場合には 、 ァロ ー ブ 3 の高 さ と し て 一 3 m m の位置 を 選択す る こ と がで き る .
1 0 ォペ レ 一 夕 は 、 力 一 ソ ルが - 3 m m の映像に入 る よ う に 力一ゾ ル を 移動 さ せて 、 操作 パネ ル 1 4 力ゝ ら それの入 力 を 行 う か 、 走査 バ ネ ル 1 4 か ら直接数値 — 3 m πι を 入 力 す る ..,
こ れに よ り 、 第 3 番面の表示映像が指定 さ れた こ と に
1 な り 、 ス テ ッ ブ 1 0 8 にお いて 測定条件テ― ブル 9 e に 記憶 さ れた第 3 番 目 のパラ メ 一タ 一 3 m m が選択 さ れて 、 プロ 一 ブ 3 の高 さ を 一 3 m m の位置にす る パ ラ メ ー タ がパ ラ メ一タ 記憶領域 9 d に書込 ま れ る
次に 、 ス テ -'/ フ' 1 0 9 か ら ス テ ッ フ'. 1 0 2 へ と 戻 り 、
> > .'
2 0 ゲ一 卜 位置 を 選択 し て そ の fc囲 を 0 . 5 j s e c 力' ら 2 . 5 M S C ま で と し m = と ^
そ の結果 、 に示す よ う な映像が得 ら れ る 。 ゲー ト 位置 〔) . 5 a s e c か ら 5 u s ( c の範囲の こ ク >映像では 、 メ ッ キ層 1 8 につ いて は 、 1 段階 目 の映像 is. 、 メ 、、' キ 層 1 8 のェ z] — に よ り 尾引 き ェ コ 一の映像が 現れて 、 ク)お: 0)段階で 、 こ の尾引 き ェ コ 一 の映像が泊. ;: て 行 'ヽ 方 . 材 1 の映像 につ いて は . 第 2 段 目 か ら そ のェ コ一の映像が現れ 、 第 段階 目 で :一' , 尾引 き ェ コ ― 映像が現れ の f¾ )段 で尾引 き ェ コ
]
一 の映像が消 え て 行 く <
こ の映像か ら第 2 段階 目 の映像が前記 と 同様な方法に よ り 選択 さ れ る 。
こ れに よ り 、 第 2 番面の表示映像が指定 さ れて ス テ '.' プ 1 0 8 に お いて 測定条件干一 ブル 9 e に記憶 さ れた 第 2 番 目 のパラ メ 一 タ 1 . 0 〃 s e c が選択 さ れて 、 ゲー ト の位置が 1 . 0 〃 s e c の位置にな る よ う に 、 ] . 0 ;u s e c の位置のノ、"ラ メ ー タ がパ ラ メ ー タ 記憶領域 9 d に書込 ま れ る
次に 、 ス テ ッ プ 1 ◦ 9 か ら ス テ ッ プ 1 ◦ 2 へ と 戻 り 、 こ こ で 、 ゲー ト 幅 を 選択す る ゲー ト 幅の範囲 を 1 4 0 ϋ ri s e c か ら t> 0 0 n s ('し- ま で と し て rn = 5 に設定す る の結果 、 図 7 に示す よ う な映像が得 られ る 。
ゲー ト 幅 1 4 0 0 n s e c 力 ら 6 0 0 n s e c の範囲の 5 段階の 、 こ の映像にお いて は 、 線材 】 9 のエ コ ーのみが 捉 え られて いて 、 第 1 段階の映像が幅の広 い映像にな り 、 第 2 段 目 か ら 順次幅が線材 1 9 の幅に近づ き 、 第 4 段 目 では 、 ゲ一 ト の位置が線材 1 9 のあ る 位置カゝ ら 外れて 線材 1 の映像 ( ェ コ 一 〉 が現れな く な つ て い る
の映像か ら第 3 段階 目 の映像が前記 と 同様な方法に よ り 選択 さ れる 。 そ の結果 、 ス テ ッ プ 1 0 8 に お いて 測 定条件チー ブル 9 e に記憶 さ れた第 3 番 目 の パ ラ メ 一 タ 1 0 0 0 n s e c 力1 JH択 さ れて 、 ゲー ト の幅が 1 0 0 () r】 s c にな る よ う に ゲー ト 幅のノ ラ メ ー タ がパ ラ メ ー タ 記 憶領域 9 d に書込 ま れ る
次に 、 ス テ '、! プ 1 0 9 か ス 亍 'ソ フ' 1 0 2 へ と 戻 り 、 ゲイ ン を 選択 し て そ の範囲 を 1 5 d B 力' ら 3 ^ d B :" と し て m = 5 と す る
1
そ の結果 、 図 8 に示す よ う な映像が得 られる 。
第 1 段階の映像は 、 全体的に映像が暗 く な つ て よ く 見 え な い状態であ り 、 後の段階に な る につれて 映像が明 る く な り 、 は っ き り し て い る 。 し か し 、 第 4 段階か ら 第 5 段階にな る と 、 ノ イ ズが多 く な り 、 第 5 段階では線材 1 9 の映像が ノ イ ズに消 さ れて い る 。 こ の映像か ら第 3 段 階目 の映像が前記 と 同様な方法に よ り 選択 さ れ 、 ゲ イ ン 2 5 d B の ノ、' ラ メ ー タ がノ、。ラ メ ー タ 記憶領域 9 d に書込 ま れ る 。
こ の よ う に し て 各測定条件が決定 さ れた段階で 、 ス テ ッ プ 1 1 0 で平面走査を行 え ば 、 被検体 1 7 につ いて 望 ま し い C ス コ ー プの測定映像 を 得 る こ と がで き る 。 断面 映像 を 採取 し た ければ、 こ の段階で B ス コ ープの測定映 像 を 得 る 走査プロ グラ ム を 実行すれば よ い 。
以上の例は 、 X Y走査領域を連続的に走査 して 5 段階 の測定条件で測定映像 を採取す る も のであ る 。 こ の例で は 、 メ ツ キ層 1 8 と 線材 1 9 と が被検体 1 7 の表面に対 し て ほぼ平行に走 っ て い る ので 、 前記の連続的な走査に よ り 、 5 段階のそれぞれの走査領域が異な っ て いて も 同 じ ょ う な映像が捉え られる 。
こ の よ う な測定映像に対 し て 、 n ラ イ ンの走査 ご と に X Y走査領域の原点に復帰 さ せて 、 同 じ X Y 走査領域 を 走査 し て m段階の測定条件の映像 を 採取す る 方式につ い て 前に述べた 。 前記の被検体 1 7 に対 し て こ の方式 を 採 用 し て 検査 を 行 っ て も よ い 。 こ の場合に も 、 前記 と ほほ 同様な映像関係にな る 。 なお 、 こ の方式は 、 X Y 走查領 域の範囲で内部状態が走査領域に よ つ て 異な っ て く る よ う な場合 に採用すべ き であ る 。
以上説明 し て き たが 、 m 段階の m の数が大 き い場合 に
は 、 1 画面に m よ り 小 さ な複数個の段階の画面 を 表示 し て 、 m 段階の測定条件の映像 を 2 画面以上に亙 っ て 表示 す る 。 そ し て 、 画面切 り 換 え に よ り 測定映像 を比較 し て 、 映像が選択 さ れ る t 産業上の利用可能性
以上の説明か ら理解でき る よ う に 、 こ の発明にあ っ て は 、 画面に表示 さ れ る 測定映像が m個の測定条件に対応 し た映像が連続する こ と にな る ので 、 連続的に表示 さ れ た測定条件の相違す る 映像 を 比較観測 し て そ の う ち の適 切な映像 を 選択す る こ と に よ り m個の測定条件の う ち最 適な測定条件 を 簡単に設定す る こ と がで き る 。
そ の結果 、 超音波測定に慣れて いな い人で も 容易 に最 適条件あ る いは それに近い適切な測定条件の設定が比較 的短時間にで き る 。
Claims
1 . 被検体の走査範囲 を 副走査方向 にお いて m個 ( m は 2 以上の整数 ) に分割 し 、 測定条件あ る いは そ のパ ラ メ ー タ の 1 つ を m段階に設定 し 、 前記副走査方向 に分割 さ れた各走査領域に前記 m段階の測定条件あ る いは そ の パ ラ メ ー タ を 順次割当て て 前記被検体を超音波測定 し て 、 前記 m段階の測定条件にお いて 得 られ る 測定画像 を画面 に対比で き る よ う に複数表示 し 、 表示画面上にお いて 選 択 さ れた映像に対応する 前記 m段階の う ちの 1 つの測定 条件あ る いはそ のパラ メ ー タ が測定の条件 と し て 設定 さ れ る 超音波映像探査装置 。
2 . 前記 m段階の走査 を 同 じ平面走査範囲に設定 し て 前 記 m段階の測定条件あ る いはそ のパラ メ ー タ を順次割 り 当 て る たびに同 じ範囲の走査を緣 り 返 し 、 m 回の測定 を 行 う 請求項 1 記載の超音波映像探査装置 。
3 . 画面は 1 画面であ り 、 前記表示画面上の水平走査 ラ イ ン が測定時の主走査 ラ イ ンに対応 し 、 前記各走査領域 は 、 前記 1 画面の表示範囲にお け る 前記水平走査 ラ イ ン の数 を 前記 m で割 っ た整数部分の数の水平走査 ラ イ ンの 映像 と し て 前記測定画像が表示 さ れ る 請求項 1 記載の超 音波映像探査装置 。
4 . 画面は 1 画面であ り 、 前記表示画面上の水平走查 ラ ィ ンが測定時の主走査 ラ イ ン に対応 し 、 前記各走査領域 は 、 前記 1 画面の表示範囲にお ける 前記水平走査 ラ イ ン の数 を 前記 m で割 っ た整数部分の数の水平走查 ラ ィ ン の 映像 と し て 前記測定画像が表示 さ れ る 請求項 2 記載の超 音波映像探査装置 (
5 . さ ら に 、 プロ セ ッ サ と メ モ リ と 入力装置 と を 有 し て
い B'J 記 m と 前記測定条 の範囲あ る いは前記ノ、。ラ メ タ の範囲が前記入力装置 ら 入力 さ れ 、 こ の入力 さ れ 読査記aがで一
た 8 7青測定条件の範囲あ る いは の ノ、。ラ メ ー タ の範囲につ い 刖 S己 m に従 つ て m 段階の 定条件あ る いは m段階のパ メ一タ を生成 し て 前記メ リ に記憶す る 手段が設け ら れ 、 前記 m段階の測定条件 範囲あ る いは前記ノ、。 ラ メ一 タ が前記メ モ リ か ら順次読 出 さ れて 設定 さ れ る 請求項
3 記載の超音波映像探査装
6 . さ ら に 、 プロセ ッ サ と モ リ と 入力装置 と を 有 し て いて 、 前記 m と 前記測定条 の範囲あ る いは前記パラ メ タ の範囲が前記入力装置 ら 入力 さ れ 、 前記メ モ リ に は指定 さ れた前記測定条件記面段音記従生件か置のモ測のみメ件モかそじ 範囲あ る いは前記パ ラ メ一 タ の範囲につ いて 前記 m に つ て m段階の測定条件あ る いは m段階のパラ メ一タ を 成 して 前記メ モ リ に δ己憶一 9 る 手段が設け られ 、 前 s己 m 階の測定条件の範囲あ る い は B'J g己ハ°ラ メ一タ が前記メ か ら 順次読み出 さ れて 設 定 さ れる 請求項 4 記載の超 波映像探査装置 。
示映像の選択は 、 BU 入力装置に よ り 表示画面上 選択 さ れ 指定 さ れた画 上の位置の垂直ア ド レ ス を 込む こ と で 、 画面上の前 測定画像の表示領域の順位 求め られ . こ の順位 に応 て 前記測定条件あ る いは前 パラ メ ー タ が選択 さ れ る 求項 6 記載の超音波映像探 装置
• m 記測定条件の範囲あ る いは前記パ ラ メ ー タ の範囲 準位置 と こ の位置か ら の ピ ッ チ と し て 与 え られ る 求項 6 記載の超音波映像探査装置 。
9 . さ ら に 、 前記 m に応 じ て 前記 1 画面の前記水平走査 ラ ィ ンの総数か ら m 分の 1 の走査 ラ イ ン数の整数部分 を 算出 し て 前記各走査領域に割 り 当 て る 手段 を有す る 請求
1
項 7 記載の超音波映像探査装置 。
1 0 . 前記 m段階の測定条件あ る いは前記 m段階のパラ メ ー タ は 、 前記メ モ リ に記憶 さ れた順序に従 っ て 順次 m 段階のそれぞれの測定条件あ る いはそ のパラ メ ー タ が設 定 さ れて測定が行われ 、 そ の順序に従 っ て前記画面上に 順次測定画像 と 前記測定条件あ る いは そ のパラ メ ー タ と が表示 さ れ 、 前記入力装置に よ り 前記表示 さ れた測定条 件あ る いは そ のパラ メ ー タ が入力 さ れて前記測定画像に 対応す る 前記 m段階の測定条件あ る いは前記 m 段階のパ ラ メ ー タ が選択 さ れ る 請求項 6 記載の超音波映像探査装 置 。
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