WO1993025080A1

WO1993025080A1 - Termite-proofing agent

Info

Publication number: WO1993025080A1
Application number: PCT/JP1993/000755
Authority: WO
Inventors: Michihiko Matsuda; Renpei Hatano; Makio Yano
Original assignee: Nippon Soda Co., Ltd.
Priority date: 1992-06-11
Filing date: 1993-06-04
Publication date: 1993-12-23
Also published as: EP0651945A4; AU4354593A; AU670441B2; BR9306540A; EP0651945A1

Description

明細白蟻防除剤

技術分野：

本発明は後記式〔 I〕のァミン誘導体又はその塩を有効成分として含有する白蟻防除剤に関する。

技術背景：

白蟻の防除に、従来より、有機塩素系薬剤、有機リン剤、カーバメート系薬剤等多数の白蟻防除剤が使用されているが、その効力が不十分であったり、毒性が強かったりすることから、必ずしも満足すべき防除剤とは言い難いものが少なく •ない。従って、かかる欠点の少ない安全に使用できる薬剤の開発が要望されている。

本発明の目的は、効果が確実で安全に使用できる白蟻防除剤を提供することである。

発明の開示：

本発明は、 -般式〔 I〕

R₂

R. 一 CH N C I ]

N

R₄

{式中、 R, は、置換されてもよいピリジル基、置換されてもよいビラジニル基又は置換されてもよいチアゾリル基を、 R₂ は水素原子、置換されてもよいアルキル基、シクロアルキル基、又はアルコキシ基を、 R₃ は水素原子、置換されてもよいアルキル基を、 R はシァノ基又はニトロ基を示す。 } で表わされる化合物又はその塩の少なくとも 1種を有効成分として含有することを特徴とする白蟻防除剤である。

本発明に係わる一般式〔 I〕で表されるァミン誘導体の例として第 1表に示す化合物が挙げられる。一般式〔 I〕で表されるアミン誘導体又はその塩の製造方法及びそれらの殺虫剤としての使甩は、 WO 9 1Z04 9 6 5に記載されている _c

一般 A し i」で表されるァミン誘導体又はその塩を施用することにより、寺 ¾a曰虫のシロアリ、例えばイエシロアリ、ャマトシロアリ、ダイコクシロアリ、ァメリカカンザイシロアリ、タイワンシロアリ等を防除することができる。

本発明の白蟻防除剤は、一般式〔 I〕で表わされる化合物又はその塩を有効成分として含有するものであり、有効成分化合物の純品のままでも使用できるが、通常、一般の薬剤のとり得る形態、即ち、水和剤、水溶剤、粉剤、乳剤、液剤、粒剤、フロアブル油剤、ペース卜、エアゾール剤、燻蒸剤、燻煙剤等の形態で使用される。添加剤及び担体としては、固型剤を目的とする場合は、大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、石膏、タルク、ベントナイト、クレイ等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有機および無機化合物が使用される。

液体の剤型を目的とする場合は、植物油、鉱物油、ケロシン、キシレンおよびソルベントナフサ等の石油留分、シクロへキサン、シクロへキサノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、トリクロルエチレン、メチルイソプチルケトン、水等を溶剤として使用する。これらの製剤において、均一なかつ安定な形態をとるために必要ならば界面活性剤を添加することもできる。このようにして得られた水和剤、乳剤、水溶液、フロアブル剤は水で所定の濃度に希釈して懸濁液、溶液あるいは乳濁液として、粉剤、粒剤はそのまま、散布する方法で使用される。一- ·

製剤中の有効成分の濃度および製剤の施用量は、剤型、処理方法、白蟻の種類などにより選定すればよい。

製剤中の有効成分である一般式〔 I〕で表される化合物又はその塩の含有率は

、通常、 0 . 1〜 4 0重量％であり、好ましくは 1 ~ 3 0重量％である。

本発明の白蟻防除剤は、有効成分そのもの、または、その製剤を、例えば白蟻発生部位や巣、土台、柱、などの建築部材、建築物、その周辺土壌、コンクリー卜ブロック、床スラブ、電線または各種ケーブルの彼覆物などに対して塗布、吹き付け、散布、浸漬、加圧注入、練台、混合等を行なうことにより施用する。なお、一般式〔 I〕で表される化合物又はその塩は単独でも十分有効であることはいうまでもないが、 S— 4 2 1、ピぺロニルブトキサイド等の共力剤、各種の殺虫剤、殺ダニ剤（殺菌剤）及び防腐剤と混合して使用することもできる。本発明化合物と混台して使用できる殺虫剤、殺ダニ剤（殺菌剤）及び防腐剤の代表例を以下に示す。

有機燐及びカーバメイ卜系殺虫剤：

フヱンチオン、フヱニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、 E S P、パ'ミドチオン、フェン卜エー卜、ジメトエー卜、ホルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、ホスメッ卜、ジクロルボス、ァセフヱ一ト、 E P B P 、メチルパラチオン、ォキシジメトンメチル、ェチオン、サリチオン、シァノホス、イソキサチオン、ピリダフェンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、ピラクロホス、モノクロ卜ホス、フエナミホス、アルディカーブ、プロボキスル、メソミル、 B P M C、 M T M C、力ルバリル、カルタップ、チオシクラム、ベンスルタップ、カルボスルファン、ベンフラカルブ、ピリミカーブ、ェチオフヱンカルプ、フノキシカルプ、チォジカルプ、

ピレスロイド系殺虫剤：

ペルメトリン、ジペルメトリン、デカメスリン、フェンバレレー卜、フェンプロハ ° 卜リン、ピレ卜リン、アレスリン、テトラメスリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、ビフェンスリン、プロスリン、フルバリネート、シフルトリン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロックス、シクロプロトリン、トラロメトリン、シラネオファン、

ベンゾィルフニルゥレア系その他の殺虫剤：

ジフルべンズロン、クロルフルァズロン、トリフル厶ロン、テフルべンズロン、へキサフルムロン、トリフルムロン、フルフエノクスロン、ブプロフエジン、ピリプロキシフェン、ダイァフェンチウロン、機械油、硫酸ニコチン、 B T、殺ダニ剤（殺菌剤）：

クロルべンジレート、フエ二ソブロモレ一ト、ジコホル、クロルジメホルム、アミトラズ、 B P P S、ベンゾメート、へキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポリナクチン、キノメチォネート、 C P C B S、テトラジホン、アベルメクチン、多硫化石灰、クロフヱンテジン、フルベンツミン、フルフエノクスロン、シへキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメート、フェンピラド、チオファネートメチル、べノミル、チウラム、 I B P、 E D D P、フサライド、フロペナソ一ル、イソプロチオラン、 T P N、キヤブタン、ポリオキシン、ブラス卜サイジン S、カスガマイシン、バリダマイシン、トリシクラゾール、ピロキロン、フエナジンォキシド、メプロニル、フルトラニル、ペンシクロン、ィプロジオン、ヒメキサゾール、メタラキシル、トリフルミゾ一ル、ジクロメジン、テクロフ夕ラム、プロビネブ、ジラム、ジチアノン、ホセチル、トリホリン、ビンクロゾリン、プロシミドン、ォキサジキシル、トリアジメホン、ビテルタノ一ル、フヱナリモル、グァザチン、プロパモカルプ塩酸塩、フルアジナム、

防腐剤：

ペンタクロルフェニルラウレート、 p —ブロモー 2 , 6—ジクロルフエノール、 3 —ョード— 2 —プロピニルプチルカ一バメート、 3—エトキシカルボニルォキシー 1 一プロモー 1 , 2 —ジョードプロペン、ベンザルコニゥムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニゥムクロリド、ビス（n— トリプチルスズ）ォキシド、トリプチルスズテレフタレ一卜、ァフテン酸亜鉛、キシリゲンアルミニウム塩発明を実施するための最良の形態：

次に製剤の実施例を示すが、添加する担体、界面活性剤等はこれらの実施例に限定されるものではない。

実施例 1 乳剤

一般式〔 I〕で表される化合物又はその塩 1 0部

アルキルフエ二ルポリオキシエチレン 5部

ジメチルホルムァミド 5 0部

キシレン . 3 5部

以上を混合溶解し、使用に際し水で希釈して乳濁液として散布する。

実施例 2 水和剤

一般式〔 I〕で表される化合物又はその塩 2 0部

高級アルコール硫酸エステル 5部

珪藻土 7 0部ン、上合して微粉に粉砕し、使用に際し水で希釈して懸濁液として散する実施例 3 粉剤

一般式〔 I〕で表される化合物又はその塩 5部

タルク 9 4 . 7部

シリカ 0 . 3部

以上を混合粉砕し、使用に際してはそのまま散布する。

実施例 4 粒剤

一般式〔 I〕で表される化合物又はその塩 5部

クレー 7 3部

ベントナイ卜 2 0部

ジォクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部

リン酸ナトリウム 1部

以上を造粒し、使用に際してはそのまま施用する。

産業上の利用可能性：

試験例

実施例 1 に示した乳剤を所定薬量になるようにァセトンで希釈した薬液 1 m 1 を直径 9 c mのガラスシャーレ内の口紙に滴下した。風乾後、イエシロアリ職蟻 1 0頭を接種し、蓋をして、温度 2 5 °Cの恒温室内に置いた。 2 日後に殺虫率を調べ、その結果を第 2表に示した。第 2 表

供試薬剤有効成分 (mg/m² ) 殺虫率（％)

2 5 0 0 1 0 0 8 5 0 0 1 0 0

1 2 5 0 0 1 0 0 無処理 0 0

Claims

請求の範囲

1 . 一般式〔 I〕

R

I

R , 一 C H ₂ — N R C I )

N

{式中、 R , は、置換されてもよいピリジル基、置換されてもよいビラジニル基又は置換されてもよいチアゾリル基を、 R ₂ は水素原子、置換されてもよいアルキル基、シクロアルキル基、又はアルコキシ基を、 R ₃ は水素原子、置換されてもよいアルキル基を、 R ₄ はシァノ基又はニトロ基を示す。 } で表わされる化合物又はその塩の少なくとも 1種を有効成分として含有することを特徴とする白蟻防除剤。