WO1990005517A1 - Electric massager - Google Patents

Description

技 明 細

電動マッサージ具 分

この発明は、 身体に押圧力と振動とを作用させてマッサージする

₅ ための電動マ野ッサージ具に関連し、 殊にこの発明は、 振動体を内蔵 する指圧ローラを操作ハ ン ドル上に回転自由に配備した構造の電動 マッサージ具に関する。 背 景 技 術

, ο 従来の電動マッサージ具として、 指圧ローラの内部に振動体を組 み込んだ構造のものが存在する。 前記の振動体は、 直流モータの出 力軸に偏心部材を取り付けて成るもので、 直流モータを直流電源に て駆動したとき、 偏心部材が面転して振動を発生させる。 指圧ロー ラは操作ハン ドル上に回転自由に配備されており、 左右の操作ハン

, 5 ドルの一方よりコード線を引き出し、 このコード線の先端にァダブ タを備えた差込プラグが取り付けてある。

かく してこの差込プラグをコ ンセ ン ト に差し込むとき、 アダプタ により交流電圧が直流電圧に変換され、 この直流電圧が直流モータ に印加されて直流モータが駆動される。

2 ₀ ところがこの種の電動マッサージ具は、 その駆動に際して差込プ ラグをコ ンセ ン ト に差し込む必要があるため、 コ ンセ ン ト の存在す る場所でしか使用し得ず、 しかもコー ド線の長さに制限があるため 、 使用場所がコ ンセ ン ト の周辺に限られるという不便がある。 また 操作ハ ン ドルを把持してマ ツサージ操作を行う際に、 コー ド線に折 _{2 5} れゃよじれが生じるため、 それが断線の要因となって、 故障を生じ させる虞れがある。

この発明は、 電池を振動体の駆動源とすることにより、 上記問題 を一挙に解消した電動マッサージ具を提供することを目的とする。 0 発 明 の 開 示 この発明の電動マッサージ具は、 直流駆動される振動体が内部に 組み込まれた指圧ローラの両側に操作ハン ドルを突出させたものに おいて、 前記操作ハン ドルには、 電池を駆動源とする電源供給部を 設けて、 この電源供給部に前記振動体を電気接続することにしたも のである。

この発明によれば、 電池を振動体の躯動源とするから、 その躯動 に際してコ ンセン トからの電源の供給を受ける必要がなく、 しかも コード線による使用範囲の制限も受けないから、 マッサージ治療を 何処でも行う ことができて便利である。 またコ ンセン トに接続する ためのコード線が不要であるから、 マッサージ操作の際のコード線 の折れやよじれは一切問題とならず、 コ一ド線の断線による故障が 生じる虞れはない。 そして電源供給部は操作ハンドルを利用して設 けるから、 特別な設置空間が不要であり、 構造の複雑化を招くなど の虞れもない。 図 面 の 簡 単 な 説 明

第 1図はこの発明の一実施例にかかる電動マッサージ具を示す正 面図、

第 2図は指圧ローラの内部構造を示す断面図、

第 3図は電源供給部の一実施例にかかる電池ボックスを開放した 状態を示す平面図、

第 4図は電池ボックスの開閉動作を示す正面図、

第 5図は電池ボックスに設けられた接触スィ ツチの動作を示す説 明図、

第 6 1 は電池ボックスの口 ック機構を拡大して示す斜面図、 第 7図は電源供給部の他の実施例を示す断面図、

第 8図は電動マッサージ具の使用状況を示す説明図である。 発明を実施するための最良の形態

第 1図ば、 この発明の一実施例にかかる電動マッサージ具 1を示 している。

この電動マッサージ具 1 は、 左右の操作ハン ドル 2 , 2を手に持 ち、 中央の指圧ローラ 3を患者の身体に当てて、 マッサージ操作を 行う ものである。 左右の操作ハン ドル 2 , 2 は、 第 2図に示す如く 、 支持筒 4 の両端に取付部材 5 , 5を介して連結されたもので、 支 持筒 4の内部に振動体 6を収容配備し、 支持筒 4 の周囲に前記指圧 ローラ 3を回動自在に配備してある。 各操作ハン ドル 2には先端部 側へゴム製のダリ ップ 7が嵌めてあり、 一方の操作ハン ドル 2には グリ ップ 7 と指圧ローラ 3 との間に電源供給部 8を構成する電池ボ ッ クス 9が着脱開閉自在に取り付けてある。

前記指圧ローラ 3 は、 管状体 1 0の外面に軟質ゴム製の押圧部材 1 1を嵌めた構造のものであり、 前記管状体 1 0 は前記取付部材 5 ， 5上に軸受 1 2 , 1 2により回転自在に支持されている。 押圧部 材 1 1 は、 一対の球状体を一体に連結して、 中央に くびれ部 1 1 a 、 その両側に大径部 1 1 b , 1 1 cを形成すると共に、 各大径部 1 1 b , 1 1 c の周面に多数の半球状突起 1 3を二列に一周形成して ある。

前記振動体 6 は、 直流モータ 1 4 の出力軸 1 5 に偏心部材 1 6を 取り付けたもので、 直流モータ 1 4 の駆動で偏心部材 1 6が回転す

2 0 ると 偏心回動に伴う振動が発生し、 この振動が支持筒 4、 取付部 材 5 , 5、 軸受 1 2 , 1 2を経て指圧ローラ 3に伝達される。 なお 図示例の偏心部材 1 6 は直流モータ 1 4の出力蚰 1 5 の先端に円板 や長形板などを偏心させて取り付けて成るが、 これに限らず、 出力 軸 1 5に対し重心が一方へ位置ずれしておればいかなる態様のもの

2 5 であってもよい。 前記直流モータ 1 4にはリー ド線 1 7が接続され 、 このリー ド線 1 7を取付部材 5の内孔を通して一方の操作ハン ド ル 2 の内孔へ導き、 その操作ハン ドル 2 の先端面に設けた接続端子 1 8に電気接続してある。

前記電池ボッ クス 9からはリード線 1 9が引き出され、 このリー s o ド線 1 9先端のプラグ 2 0を前記接続端子 1 8 へ差し込むこ とによ り、 電源供給部 8より接続端子 1 8を介して直流モータ 1 4へ直流 電圧が与えられる。

電池ボッ クス 9 は、 第 3図および第 4図に示す如く、 両端に端板

2 1 , 2 1 を備えた筒状体 2 2により構成され、 前記両端板 2 1 , 2 1 には前記操作ハン ドル 2を揷通させるための揷通孔 2 3 , 2 3 がそれぞれ開設してある。 この電池ボックス 9 は挿通孔 2 3の径方 向に沿って分割された縦割構造のものであって、 2個のケース半体 a , bがヒンジ部 2 4により開閉自由に連結されている。

各ケース半体 a , bの内側適所には互いに電気接続される複数個 0 の電池保持枠 2 5 とオン · オフスィ ッチ 2 6 とが配傭してあり、 各 電池保持枠 2 5內には両端の電極簡にそれぞれ乾電池 2 7が着脱可 能に嵌め込んである。 なお乾電池 2 7の収容空間は前記揷通孔 2 3 , 2 3に対して操作ハン ドル 2が揷通されるとき障害とならないよ うに適宜設定することは勿論である。 各乾電池 2 7 はリード線 2 8 5 により直列接続されて電源回路が形成され、 この電源回路の出力は 前記リード線 1 9により取り出されて前記接繞端子 1 8へ与えられ る。 この電源画路中には前記のォン ' オフスィ ッチ 2 6および接触 スィ ッチ 2 9が介装され、 オン ' オフスィ ッチ 2 6 の操作部はケー ス外に突出させて切替操作を可能となしている。

。 前記接触スィ ッチ 2 9 は、 各ケース半体 a , bの突合部位に配備 される一対の接触片 3 0， 3 0をもつて構成され、 各接触片 3 0 ,

3 0の中央には半球状の接点部 3 1 , 3 1が外向きに突設されてい る。 各接触片 3 0 , 3 0はヒンジ部 2 4側の各ケース半体 a , bの 開口部位置に固定され、 第 5図に示す如く、 各ケース半体 _a , bの 5 開閉動作に対応して接点部 3 1 , 3 1が接触し、 また離反するもの である。

上記ケース半体 a , b間には、 第 6図に示す如く、 係合片 3 3 と 係合孔 3 4 とから成るロック機構 3 2が設けてある。 これら係合片 3 3および係合孔 3 4は、 ヒンジ部 2 4 と反対側の各ケース半体 a s o , bの開口部に設けてあり、 係合片 3 3の両側には切込溝 3 5 , 3 5を形成して、 係合片 3 3を図中矢印 Aの方向に変位可能となして ある。 かく して各ケース半体 a , bを閉じるとき、 係合片 3 3先端 の鉤状部 3 6が受け口 3 7 より係合孔 3 4 へ内側より係合し、 また 各ケース半体 a , bを開く とき、 係合片 3 3を押圧すると、 鉤状部

5 3 6 と係合孔 3 4 との係合が外れて、 係合片 3 3 は受け口 3 7 より 脱出する ものである。

上記実施例は、 電源供給部 8を操作ハン ドル 2 上に電池ボ ッ ク ス 9を外付けすることにより形成してあるが、 これに限らず、 第 7図 に示す如く、 操作ハン ドル 2 のグリ ップ 7内部に乾電池収容部 3 8

. 0 を形成することもできる。 同図の実施例の場合、 グリ ップ 7 は本体 部 3 9上にゴムカバー 4 0を被せて構成され、 本体部 3 9 の一端は 乾電池の挿脱が可能なように開放してあり、 本体部 3 9の他端は接 続筒 4 1 を設けて、 操作ハン ドル 2の内孔へネジ込んである。

なお上記の実施例では、 直流電源として乾電池を用いているが、

I S これに限らず、 蓄電池であってもよい。 産 業 上 の 利 用 性

マッサージ治療に先立ち、 乾電池 2 7が収容されだ電池ボックス 9を操作ハン ドル 2上に取り付け、 リード線 1 9先端のプラグ 2 0

₂。 を接続端子 1 8に接続する。 この電池ボックス 9の取付に際しては 、 ケース半体 _a， bを開放して一方のケース半体の揷通孔 2 3 , 2 3 に操作ハ ン ドル 2を位置決めした後、 ケース半体 a , bを閉じる と、 ロ ック機構 3 2により閉成状態が維持されて、 操作ハ ン ドル 2 上に電池ボックス 9が定位する。 またケース半体 a , b間の閉成に 5 より接触スィ ッ チ 2 9の各接点部 3 1 , 3 1間が接触して導通し、 電源回路は通電可能な状態となる。 この状態でォン · オフスィ ッ チ 2 6を投入すると、 乾電池 2 7 より接続端子 1 8を介して直流モー タ 1 4へ直流電圧が与えられ、 直流モータ 1 4の駆動により偏心部 材 1 6が偏心回動して振動を発生させる。

0 第 8図は、 こ の電動マッサ一ジ具 1 の用法を示している。 まず患 者 Pをうつ伏せにして寝かせ、 治療する者 Qは、 操作ハン ドル 2 , 2の各グリ ップ 7 , 7を握って、 指圧ローラ 3を患者 Pの背面に当 てる。 このとき指圧ローラ 3中央のくびれ部 1 1 _a ばちよ うど脊椎 上に位置しており、 この状態で電動マッサージ具 1 に適度な押圧力 を作用させつつ、 指圧ローラ 3を脊椎に沿って転動させる。 この指 圧ローラ 3の転動および振動により、 脊椎に沿う筋肉がほぐされる と共に、 有効なマツサージを行う ことができ、 さらに指圧ローラ 3 上の突起 1 3がッボなどを剌激することで、 一層有効なマッサ一ジ 効果が得られるのである。

Claims

請 求 の 筆 囲

① 直流駆動される振動体が内部に組み込まれた指圧ローラを備え て、 この指圧ローラの両側に操作ハン ドルを突出させて成る電動 マ ッサ一ジ具において、

前記操作ハン ドルには、 電池を駆動源とする電源供給部を設け て、 この電源供給部に前記振動体が電気接続されて成る電動マッ サージ具。

② 振動体は、 直流モータの出力軸に偏心部材を取り付けて構成さ れる請求の範囲第 1項記載の電動マッサージ具。

③ 指圧ローラは、 一対の球状体を一体連結した構造に形成されて いる請求の範囲第 1項記載の電動マッサージ具。

④ 指圧ローラは、 周面に複数の小突起が突設されている請求の範 囲第 1項または第 3項記載の電動マツーサージ具。

⑤ 操作ハン ドルは、 一方端面に振動体への接続端子を備えると共 に、 前記電源供耠部は操作ハン ドル上に設けて、 この電源供給部 と前記接続端子とをリ一ド線で電気接続して成る請求の範囲第 1 項記載の電動マッサージ具。

⑥ 電源供給部は、 操作ハン ドルに対して着脱開閉自在に形成され た縦割構造の電池ボックスにて構成して、 この電池ボッ クスの内 部空間に電池を収容して成る請求の範囲第 1項または第 5項記載 の電動マ ッサージ具 o

⑦ 電源供給部は、 操作ハン ドルの内部に形成されている請求の範 囲第 1項記載の電動マッサージ具。