JPWO2023079966A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 連続相、及び、不連続相から形成される相分離構造を有する硬化物を形成可能な架橋性樹脂組成物であって、
   前記不連続相が、前記連続相よりも引張弾性率が高く、
   前記連続相中に、可逆結合を含有するものであり、
   前記連続相が、前記可逆結合を含有する樹脂成分Ａと硬化剤との反応生成物を含み、
   前記不連続相が、樹脂成分Ｂと硬化剤との反応生成物を含み、
   前記相分離構造が、前記連続相及び前記不連続相と、前記硬化剤との反応生成物を含む架橋性樹脂組成物。
2. 連続相、及び、不連続相から形成される相分離構造を有する硬化物を形成可能な架橋性樹脂組成物であって、
   前記不連続相が、前記連続相よりも引張弾性率が高く、
   前記連続相中に、可逆結合を含有するものであり、
   前記連続相が、前記可逆結合を含有する樹脂成分Ａと硬化剤との反応生成物、及び／または、前記可逆結合を含有する樹脂成分Ａの自己重合生成物を含み、
   前記不連続相が、樹脂成分Ｂと硬化剤の反応生成物、及び／または、樹脂成分Ｂの自己重合生成物を含み、
   前記連続相中の官能基（ａ１）が、前記不連続相中の官能基（ｂ１）と反応性を有し、
   前記相分離構造が、前記連続相中の官能基（ａ１）と前記不連続相中の官能基（ｂ１）との反応生成物を含む架橋性樹脂組成物。
3. 前記不連続相と、前記連続相の引張弾性率の差が、１０００ＭＰａ以上である請求項１又は２項に記載の架橋性樹脂組成物。
4. 前記連続相の引張弾性率が、１０００ＭＰａ未満である請求項３記載の架橋性樹脂組成物。
5. 前記可逆結合が、Ｄｉｅｌｓ－Ａｌｄｅｒ反応による付加型構造、ジスルフィド結合、エステル結合、ボロン酸エステル結合、ヒンダードウレア結合、オレフィンメタセシス反応、アルコキシアミン骨格、ジアリールビベンゾフラノン骨格またはアミド結合である請求項１又は２項に記載の架橋性樹脂組成物。
6. 前記可逆結合が、Ｄｉｅｌｓ－Ａｌｄｅｒ反応による付加型構造である請求項１又は２項に記載の架橋性樹脂組成物。
7. 請求項１～２のいずれか１項に記載の架橋性樹脂組成物が、修復・再成形材料用組成物である架橋性樹脂組成物。
8. 請求項１～２のいずれか１項に記載の架橋性樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
9. 基材と、請求項８に記載の硬化物を含む層と、を有する積層体。
10. 請求項８に記載の硬化物を含有する耐熱部材。