JPWO2022145395A5 - - Google Patents

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剥離シート40は、合成繊維を平織りした織布で構成されている。織布の織り方としては、平織り、綾織り及び朱子織などが考えられるが、これらの織り方のうち、織布が伸縮しにくく、耐久性に優れる平織りが望ましい。なお、剥離シート40としては、綾織り及び朱子織などの織り方で織られた織布を用いてもよい。さらに、剥離シート40としては、メッシュ状のシートや編地、不織布を用いてもよい。メッシュ状のシートである場合は、表面層82を支持可能な程度に(すなわち、剥離シート40を剥離した際に、表面層82が連続繊維シート10に残留しない程度に)目開きが小さいことが望ましい。なお、目開きの小さい織布としては、タフタ、オックスが例示される。
また、本実施形態では、剥離シート40が合成繊維を平織りした織布であるので、剥離シート40が、綾織り及び朱子織等で織られた織布や、編地で構成される場合に比べ、剥離シート40が伸縮しにくく、耐久性に優れる。このため、剥離シート40を構造物90から剥離した際に、剥離シート40が破断することが抑制される。
また、本実施形態では、繊維シートの一例として、連続繊維25が一方向(図1におけるX方向)に配列された連続繊維シート10を用いたが、これに限られない。例えば、繊維シートの一例としては、連続繊維から形成される織物、及び編地や不織布などであってもよい。織物としては、例えば、平織り、綾織り、朱子織などの方法で織られたものが挙げられる。編地としては、例えば、平編、ゴム編、パール編等の緯編により編成された編地や、デンビ編、コード編、アトラス編等の経編により編成された編地(トリコット等)が挙げられる。また、繊維シートの一例としては、短繊維を用いた不織布も使用することができるが、強度や検出性能などの観点から連続繊維を用いた連続繊維シートであることが好ましい。さらに、繊維シートの一例としては、複数枚の繊維シートが重ねられたものであってもよい。
剥離シート40は、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維を平織りした織布で構成されている。織布の織り方としては、平織り、綾織り及び朱子織などが考えられるが、これらの織り方のうち、織布が伸縮しにくく、耐久性に優れる平織りが望ましい。なお、剥離シート40としては、綾織り及び朱子織などの織り方で織られた織布を用いてもよい。さらに、剥離シート40としては、メッシュ状のシートや編地を用いてもよい。メッシュ状のシートである場合は、表面層82を支持可能な程度に(すなわち、剥離シート40を剥離した際に、表面層82が連続繊維シート200に残留しない程度に)目開きが小さいことが望ましい。
また、本実施形態では、剥離シート40が合成繊維を平織りした織布であるので、剥離シート40が、綾織り及び朱子織等で織られた織布や、編地で構成される場合に比べ、剥離シート40が伸縮しにくく、耐久性に優れる。このため、剥離シート40を連続繊維シート200から剥離した際に、剥離シート40が破断することが抑制される。
また、本実施形態では、繊維シートの一例として、連続繊維25が一方向(図8におけるX方向)に配列された連続繊維シート200を用いたが、これに限られない。例えば、繊維シートの一例としては、連続繊維から形成される織物、及び編地などであってもよい。織物としては、例えば、平織り、綾織り、朱子織などの方法で織られたものが挙げられる。編地としては、例えば、平編、ゴム編、パール編等の緯編により編成された編地や、デンビ編、コード編、アトラス編等の経編により編成された編地(トリコット等)が挙げられる。また、繊維シートの一例としては、短繊維を用いた不織布も使用することができるが、強度や検出性能などの観点から連続繊維を用いた連続繊維シートであることが好ましい。さらに、繊維シートの一例としては、複数枚の繊維シートが重ねられたものであってもよい。
第3態様の剥離シートによれば、合成繊維を平織りした織布であるので、剥離シートが、綾織り及び朱子織等で織られた織布や、編地で構成される場合に比べ、剥離シートが伸縮しにくく、耐久性に優れる。このため、剥離シートを構造物から剥離した際に、剥離シートが破断することが抑制される。

Claims (17)

  1. 構造物に塗布剤が塗布された後に該構造物に含浸貼付される剥離シートであって、
    該剥離シートを該構造物に含浸接着した塗布剤が硬化した後に、該塗布剤の表面層と共に該構造物から剥離可能である、
    剥離シート。
  2. 前記構造物から剥離したときの剥離強度が、10N/cm以下である、
    請求項1に記載の剥離シート。
  3. 合成繊維を平織りした織布、編地、及び不織布のいずれかである、
    請求項1又は2に記載の剥離シート。
  4. 前記塗布剤が、前記構造物に塗布されるプライマー、不陸修正材又は接着剤であり、
    該剥離シートを該構造物に含浸接着した該塗布剤が硬化した後に、該塗布剤の表面層と共に構造物から剥離可能である、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の剥離シート。
  5. 繊維シート上に重ねられた状態で、該繊維シートと共に前記構造物に前記塗布剤としての接着剤にて含浸接着される剥離シートであって、
    前記剥離シートを含む前記繊維シートを前記構造物に含浸接着した接着剤が硬化した後に、該接着剤の表面層と共に該構造物から剥離可能である、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の剥離シート。
  6. 事前に熱硬化樹脂を強化繊維に含浸させて熱硬化した2次元形状の繊維強化プラスチック補強部材上に重ねられた状態で、該補強部材と共に前記構造物に前記塗布剤としての接着剤にて含浸接着される剥離シートであって、
    前記構造物に含浸接着した接着剤が硬化した後に、該接着剤の表面層と共に該構造物から剥離である、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の剥離シート。
  7. 構造物に塗布する塗布剤にて該構造物に剥離シートを含浸接着する第一工程と、
    前記剥離シートを前記構造物に含浸接着した塗布剤が硬化した後に、該剥離シートを該塗布剤の表面層と共に該構造物から剥離する第二工程と、
    を有する塗布剤の塗布方法。
  8. 前記第二工程によって前記塗布剤の表面層と共に前記剥離シートが剥離された構造物に繊維シートを含浸接着する第三工程、
    を有する請求項7に記載の塗布剤の塗布方法。
  9. 前記第二工程によって前記塗布剤の表面層と共に前記剥離シートが剥離された構造物に仕上げ層を設ける仕上げ工程、
    を有する請求項7に記載の塗布剤の塗布方法。
  10. 前記第一工程では、前記剥離シートは、繊維シート上に重ねられた状態で、該繊維シートと共に前記構造物に前記塗布剤としての接着剤にて含浸接着し、
    前記第二工程では、前記剥離シートを含む前記繊維シートを前記構造物に含浸接着した接着剤が硬化した後に、前記剥離シートを該接着剤の表面層と共に該構造物から剥離する、
    請求項7に記載の塗布剤の塗布方法。
  11. 構造物の補強又は補修のために接着剤を用いて含浸接着される繊維シートであって、
    前記繊維シートの前記構造物との接着面とは反対側の面に前記接着剤が含浸可能な剥離シートが固定されており、
    前記剥離シートごと前記構造物に前記接着剤で含浸接着され、
    該接着剤が硬化した後に前記剥離シートを剥離可能な繊維シート。
  12. 前記剥離シートは、単位幅あたりの剥離強度が、該剥離シートの引き裂き強度以下の強度で、前記繊維シートから剥離可能である、
    請求項11に記載の繊維シート。
  13. 前記剥離シートは、前記繊維シートから剥離したときの剥離強度が、10N/cm以下である、
    請求項11又は12に記載の繊維シート。
  14. 前記剥離シートは、合成繊維を平織りした織布、編地、及び不織布のいずれかである、
    請求項11~13のいずれか1項に記載の繊維シート。
  15. 前記剥離シートは、合成ゴム系、高分子量エポキシ系、アクリル系のいずれかから選択される固定材で、前記繊維シートに剥離可能に固定されている、
    請求項11~14のいずれか1項に記載の繊維シート。
  16. 前記接着剤が、アミン類を硬化剤とする常温硬化型の液状エポキシ樹脂であり、
    前記接着剤が硬化する際に、前記接着剤の表面にアミンブラッシング層が発生した場合において、前記剥離シートが、該アミンブラッシング層と共に該繊維シートから剥離可能である、
    請求項11~15のいずれか1項に記載の繊維シート。
  17. 接着剤を含浸可能な剥離シートが、片面に剥離可能に固定された繊維シートを、該片面に対する反対面を構造物に向けた状態で、該構造物に該接着剤にて含浸接着する工程と、
    前記剥離シートを含む前記繊維シートを前記構造物に含浸接着した接着剤が硬化した後に、該剥離シートを該接着剤の表面層と共に該繊維シートから剥離する工程と、
    を有する繊維シートの施工方法。
JP2022524707A 2020-12-28 2021-12-24 塗布剤の塗布方法、繊維シート、及び繊維シートの施工方法 Active JP7153995B1 (ja)

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