JPWO2021261483A5 - - Google Patents

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本件発明者らが検討したところ、国際公開第2017/142025号に記載の発明において具体化されているMRM法により蛋白質断片化率(Fn)を求める手法は、測定に供するまでの試料の前処理に通常2~3日もかかってしまい、しかも人の手による作業が頻繁に必要であり、誤差が生じやすいのみならず、同時に多検体を迅速に検査できる性質(以下、「ハイスループット性」という。)に関し難点があり、臨床的な実用に供しにくいという課題があることが分かった。
しかし、単に国際公開第2017/142025号に記載のMRM法をサンドイッチ法に変更しようとしても、サンドイッチ法については発明が具体化されてない場合もあり、直ちに実施するのが困難な場合があることが分かった。たとえば、特許文献1においては、中間の配列のピーク強度と、特定配列のピーク強度とから断片化率を求めているが、特定配列のピーク強度をサンドイッチ法で得ることは困難であった。本発明者らが鋭意検討してサンドイッチ法を適用したが、国際公開第2017/142025号に記載のROC(receiver operating characteristic)-AUC(area under the curve)値は得られなかった。
市販の抗HE4抗体(Product No.ab200828、Abcam)(抗N末端側領域抗体)を用いて、標準ペプチド1、標準ペプチド2及び標準ペプチド4に対して常法にてELISAを行った際の、吸光度と標準ペプチドの濃度との相関をプロットしたグラフである。 クレアチニン濃度を基準量とした場合の、第一判定値(A)、第二判定値(B)及び修正判定値(C)のそれぞれについて正規化した値を患者群及び健常者群のそれぞれについてプロットしたグラフである。 クレアチニン濃度を基準量とした場合の、第一判定値(A)、第二判定値(B)及び修正判定値(C)のそれぞれについて正規化していない値を患者群及び健常者群のそれぞれについてプロットしたグラフである。 クレアチニン濃度を基準量とした場合の、正規化していない第一判定値と第二判定値とを対にして二次元平面上にプロットしたグラフである。 総WFDC2蛋白質量を基準量とした場合の、第一判定値(A)、第二判定値(B)及び修正判定値(C)のそれぞれについて正規化した値を患者群及び健常者群のそれぞれについてプロットしたグラフである。 総WFDC2蛋白質量を基準量とした場合の、第一判定値(A)、第二判定値(B)及び修正判定値(C)のそれぞれについて正規化していない値を患者群及び健常者群のそれぞれについてプロットしたグラフである。 総WFDC2蛋白質量を基準量とした場合の、正規化していない第一判定値と第二判定値とを対にして二次元平面上にプロットしたグラフである。 クレアチニン濃度を基準量とした場合の、新規被検体を修正判定値で判定した際の値を患者及び健常者群のそれぞれについてプロットしたグラフである。
本実施形態における第一マイクロプレートは、配列番号1のアミノ酸配列を有する蛋白質断片と特異的に結合する2種の抗体を含み、前記2の抗体のうちの1つがマイクロプレートAに固相化されている。固相化は、全てのくぼみに行われていることが好ましいが、これに制限されるものではない。また、固相化される抗体は、前述の2つの抗体のうちの1つのみであることが好ましい。
(2-2)第一断片量の測定
各肺腺癌患者及び健常者から得られた試料中の第一断片量を、ELISA法で測定した。ELISAプレート(Nunc-Immuno(商標) MicroWell(商標) 96 well solid plates、Merck)の各ウェルに、一次抗体として前記した抗N末端側領域抗体を、1重量%ウシ血清アルブミン(BSA)含有リン酸緩衝溶液(PBS)(以下、「BSA-PBS」とする。)で1:4000に希釈したものを100μL添加し、4℃で一晩固定化した。その後ELISAプレートをPBS-Tweenで3回洗浄した後、ブロッキングワン(Product No.03953-66、ナカライテスク)を純水で1:5に希釈したものを1ウェルあたり200μL加えて25℃で2時間インキュベートし、その後Tween添加PBS(以下、「PBS-Tween」とする。)で3回洗浄を実施した。その後、BSA-PBSで1:3に希釈した試料を1ウェルあたり100μL添加し、25℃で2時間インキュベートし、PBS-Tweenによる洗浄を3回実施した。その後、二次抗体として第一抗C末端抗体をBSA-PBSで1:5000に希釈したものを、1ウェルあたり100μL添加し、25℃で1.5時間インキュベートした後、PBS-Tweenによる洗浄を3回実施した。その後、抗ニワトリIgY抗体である、西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)標識抗体(Peroxidase Affinity pure Donkey Anti-Chicken IgY(IgG)(H+L)、Product No.703-035-155、Jackson IRL)をBSA-PBSで1:5000に希釈して1ウェルあたり100μL添加し、25℃で1時間インキュベートし、PBS-Tweenにて洗浄を5回実施した。そして、基質としてTMB Substrate Ultra Solution(Product No.ES022-100ML、Merck)を1ウェルあたり100μL添加した。25℃で5~10分酵素反応後に硫酸の添加によって反応をストップさせ、450nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(iMark マイクロプレートリーダー、BIO-RAD)を用いて測定した。測定した吸光度を、あらかじめ前記標準ペプチド1を用いて作成した検量線に当てはめ、第一断片量を算出した。
正規化していない第一判定値については、閾値を0.141としたときに、MSEが0.000245と最小となった。また、正規化しない第二判定値については、閾値を0.485としたときに、MSEが0.02と最小となった。また、正規化していない修正判定値(10倍)については、閾値を2.1としたときに、MSEが0.0069と最小となった。また、正規化していない修正判定値(20倍)については、閾値を3.668としたときに、MSEが0.03となった。さらに、正規化してない修正判定値(30倍)については、閾値を5.192としたときに、MSEが0.087となった。
(3-1)総WFDC2蛋白質量の測定
実施例1と同じ試料について、試料中の総WFDC2蛋白質量を、ELISA法で測定した。ELISAプレート(Nunc-Immuno(商標) MicroWell(商標) 96 well solid plates、Merck)の各ウェルに、一次抗体として前記した第三抗C末端抗体をBSA-PBSで1:8000に希釈したものを100μL添加し、4℃で一晩固定化した。その後ELISAプレートをPBS-Tweenで3回洗浄した後、ブロッキングワン(Product No. 03953-66、ナカライテスク)を純水で1:5に希釈したものを1ウェルあたり200μL加えて25℃で2時間インキュベートし、その後PBS-Tweenによる洗浄を3回実施した。その後、BSA-PBSで1:3に希釈した試料を1ウェルあたり100μL添加し、25℃で2時間でインキュベートし、PBS-Tweenによる洗浄を3回実施した。その後、二次抗体として前記した抗N末端側領域抗体をBSA-PBSで1:1000に希釈したものを1ウェルあたり100μL添加し、25℃で1.5時間インキュベートした後、PBS-Tweenによる洗浄を3回実施した。前述のN末端側領域抗体を認識する西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)標識抗体(Peroxidase Affinity pure Donkey Anti-Rabbit IgG,Product No.711-035-152、Jackson IRL)をBSA-PBSで1:5000に希釈したものを1ウェル当たり100μL添加し、25℃で1時間インキュベートし、PBS-Tweenにて洗浄を5回実施した。そして、基質としてTMB Substrate Ultra Solution(Product No.ES022-100ML、Merck)を1ウェルあたり100μL添加した。25℃で5~10分酵素反応後に硫酸の添加によって反応をストップさせ、450nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(iMark マイクロプレートリーダー、BIO-RAD)を用いて測定した。測定した吸光度を、あらかじめ前記標準ペプチド3を用いて作成した検量線に当てはめ、総WFDC2蛋白質量を算出した。
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