JPWO2021261319A5

JPWO2021261319A5 -

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Publication number: JPWO2021261319A5
Application number: JP2022531819A
Authority: JP
Filing date: 2021-06-14
Publication date: 2023-03-09

Description

表３に示す通り、各実施例に係る屈折率分布型ロッドレンズを備えたロッドレンズアレ
イにおけるＤＯＦは、１．５～３．０ｍｍの範囲にあり、各実施例に係る屈折率分布型ロ
ッドレンズが所望のＤＯＦを有することが示唆された。加えて、各実施例に係るガラス組
成物の耐水性は１級であった。一方、各比較例に係る屈折率分布型ロッドレンズを備えた
ロッドレンズアレイにおけるＤＯＦは小さかった。参考例１に係る屈折率分布型ロッドレ
ンズを備えたロッドレンズアレイにおけるＤＯＦは２．４ｍｍであった。しかし、参考例
１に係るガラス組成物の耐水性は４級であり、参考例１に係るガラス組成物は各実施例に
係るガラス組成物と比べると耐水性の点で劣っていることが示唆された。

Claims

正立等倍像を形成するロッドレンズアレイであって、
光軸が互いに平行になるように配列された、複数の屈折率分布型ロッドレンズを備え、
前記複数の屈折率分布型ロッドレンズのそれぞれは、半径方向に屈折率分布を有し、
前記屈折率分布型ロッドレンズの半径をｒ₀と表し、前記屈折率分布型ロッドレンズの
中心の屈折率である中心屈折率をｎ₀と表し、前記屈折率分布型ロッドレンズの屈折率分
布定数を√Ａと表し、前記屈折率分布型ロッドレンズの中心からの距離ｒにおける屈折率
を、ｎ（ｒ）＝ｎ₀・｛１－（Ａ／２）・ｒ²｝と近似したときに、ｓｉｎ^-1（ｎ₀・√Ａ
・ｒ₀）で表される開口角θが３～６°であり、
前記ロッドレンズアレイの結像距離は、４５～７５ｍｍであり、
６本／ｍｍの空間周波数における変調伝達関数（ＭＴＦ）の値が３０％以上である被写
界深度が１．５～３．０ｍｍである、
ロッドレンズアレイ。
前記屈折率分布定数√Ａは、０．１３０～０．２３０ｍｍ^-1であり、
前記中心屈折率ｎ₀は、１．５１～１．６５である、請求項１に記載のロッドレンズア
レイ。
前記ＭＴＦの最大値は、６０％以上である、請求項１又は２に記載のロッドレンズアレ
イ。
前記ＭＴＦの値が最大となるレンズ－結像位置間距離は、１３～２８ｍｍである、請求
項１～３のいずれか１項に記載のロッドレンズアレイ。
前記ロッドレンズアレイの配列ピッチを２Ｒと表し、視野半径をＸ₀と表したときに、
Ｘ₀／２Ｒで表される重なり度Ｍは、１．４～３．６である、請求項１～４のいずれか１
項に記載のロッドレンズアレイ。
前記正立等倍像の結像面と、前記屈折率分布型ロッドレンズの中心軸に平行な方向に沿
って前記屈折率分布型ロッドレンズの端面を見たときに副走査方向における前記ロッドレ
ンズアレイの一端及び他端から等距離にある平面との交線を基準線Ｌ_Rと表したとき、基
準線Ｌ_Rにおける光量ムラΔＥ_(0,0)が６％以下である、請求項１～５のいずれか１項に記
載のロッドレンズアレイ。
前記正立等倍像の結像面と、前記屈折率分布型ロッドレンズの中心軸に平行な方向に沿
って前記屈折率分布型ロッドレンズの端面を見たときに副走査方向における前記ロッドレ
ンズアレイの一端及び他端から等距離にある平面との交線を基準線Ｌ_Rと表したとき、
前記副走査方向に前記基準線Ｌ_Rから０～０．５ｍｍ離れた前記結像面の範囲における
光量ムラΔＥ_(y,0)は、１２％以下である、請求項１～６のいずれか１項に記載のロッド
レンズアレイ。
前記正立等倍像の結像面と、前記屈折率分布型ロッドレンズの中心軸に平行な方向に沿
って前記屈折率分布型ロッドレンズの端面を見たときに副走査方向における前記ロッドレ
ンズアレイの一端及び他端から等距離にある平面との交線を基準線Ｌ_Rと表したとき、
前記副走査方向に前記基準線から０～０．５ｍｍ離れており、かつ、前記屈折率分布型
ロッドレンズの光軸に平行な方向における物体面の位置が前記ＭＴＦの値が最大となると
きの物体面の位置から－１．５ｍｍ～１．５ｍｍずれているときの光量ムラの最大値であ
る光量ムラ深度ΔＥ_(y,ΔL)は、２５％以下である、請求項１～７のいずれか１項に記載
のロッドレンズアレイ。
前記屈折率分布型ロッドレンズの前記中心におけるガラス組成が、モル％で表して、
４０％≦ＳｉＯ₂≦６５％
０％≦ＴｉＯ₂≦１０％
０．１％≦ＭｇＯ≦２２％
０．１５％≦ＺｎＯ≦１５％
０．５％≦Ｌｉ₂Ｏ＜４％
２％≦Ｎａ₂Ｏ≦２０％
０％≦Ｂ₂Ｏ₃≦２０％
０％≦Ａｌ₂Ｏ₃≦１０％
０％≦Ｋ₂Ｏ≦３％
の条件を満たす、請求項１～８のいずれか１項に記載のロッドレンズアレイ。
請求項１～９のいずれか１項に記載のロッドレンズアレイを備えた、光学機器。
請求項１～９のいずれか１項に記載のロッドレンズアレイと、
対象物をライン状に照明するライン状照明装置と、
前記対象物から反射した光が前記ロッドレンズアレイを透過して集光されるように配置
されたライン状光センサと、を備えた、
イメージセンサ。
前記ライン状光センサは、副走査方向に配列され、Ｒ、Ｇ、Ｂのそれぞれに対応するカ
ラーフィルタを備えた、複数のセグメントを有し、
前記複数のセグメントは、前記ロッドレンズアレイの主走査方向に配列されている、
請求項１１に記載のイメージセンサ。
請求項１～９のいずれか１項に記載のロッドレンズアレイを有する書込ヘッドを備えた
、プリンタ。
物品を搬送するための搬送装置と、
前記物品を照明するための照明装置と、
イメージセンサと、
制御器と、を備え、
前記イメージセンサは、前記物品から反射した光を集光するための請求項１～９のいず
れか１項に記載のロッドレンズアレイを備え、
前記搬送装置によって搬送される前記物品の画像情報を取得して前記制御器に送信し、
前記制御器は、前記画像情報に基づいて、前記物品の欠陥を特定して前記物品の合否を
判定する、
検査装置。
モル％で示して、
４０％≦ＳｉＯ₂≦６５％
０％≦ＴｉＯ₂≦１０％
０．１％≦ＭｇＯ≦２２％
０．１５％≦ＺｎＯ≦１５％
０．５％≦Ｌｉ₂Ｏ＜４％
２％≦Ｎａ₂Ｏ≦２０％
０％≦Ｂ₂Ｏ₃≦２０％
０％≦Ａｌ₂Ｏ₃≦１０％
０％≦Ｋ₂Ｏ≦３％
０％≦Ｃｓ₂Ｏ≦３％
０％≦Ｙ₂Ｏ₃≦５％
０％≦ＺｒＯ₂≦２％
０％≦Ｎｂ₂Ｏ₅≦５％
０％≦Ｉｎ₂Ｏ₃≦５％
０％≦Ｌａ₂Ｏ₃≦５％
０％≦Ｔａ₂Ｏ₅≦５％、を含み、
ＣａＯ、ＳｒＯ、及びＢａＯからなる群より選ばれる少なくとも２つを、それぞれ０．
１モル％以上１５モル％以下含み、
モル％で表示して、
２％≦ＭｇＯ＋ＺｎＯ、
０．０７≦ＺｎＯ／（ＭｇＯ＋ＺｎＯ）≦０．９３、
２．５％≦Ｌｉ₂Ｏ＋Ｎａ₂Ｏ＜２４％、及び
０％≦Ｙ₂Ｏ₃＋ＺｒＯ₂＋Ｎｂ₂Ｏ₅＋Ｉｎ₂Ｏ₃＋Ｌａ₂Ｏ₃＋Ｔａ₂Ｏ₅≦１１％の条件を
満たす、
屈折率分布型ロッドレンズ用母材ガラス組成物。
日本光学硝子工業会規格（ＪＯＧＩＳ）０６-２００９に準拠して決定される耐水性が
１級である、請求項１５に記載の屈折率分布型ロッドレンズ用母材ガラス組成物。
屈折率分布型ロッドレンズの製造方法であって、
第一アルカリ金属元素の酸化物を含むガラス組成物からなるガラス素線を形成すること
と、
前記第一アルカリ金属元素とは異なる第二アルカリ金属元素を含む溶融塩に前記ガラス
素線を浸漬して、前記ガラス素線中の前記第一アルカリ金属元素と前記溶融塩中の前記第
二アルカリ金属元素とをイオン交換処理することにより、前記ガラス素線に屈折率分布を
形成することと、を備え、
前記ガラス組成物は、モル％で示して、
４０％≦ＳｉＯ₂≦６５％
０％≦ＴｉＯ₂≦１０％
０．１％≦ＭｇＯ≦２２％
０．１５％≦ＺｎＯ≦１５％
０．５％≦Ｌｉ₂Ｏ＜４％
２％≦Ｎａ₂Ｏ≦２０％
０％≦Ｂ₂Ｏ₃≦２０％
０％≦Ａｌ₂Ｏ₃≦１０％
０％≦Ｋ₂Ｏ≦３％
０％≦Ｃｓ₂Ｏ≦３％
０％≦Ｙ₂Ｏ₃≦５％
０％≦ＺｒＯ₂≦２％
０％≦Ｎｂ₂Ｏ₅≦５％
０％≦Ｉｎ₂Ｏ₃≦５％
０％≦Ｌａ₂Ｏ₃≦５％
０％≦Ｔａ₂Ｏ₅≦５％、を含み、
前記ガラス組成物は、ＣａＯ、ＳｒＯ、及びＢａＯからなる群より選ばれる少なくとも
２つを、それぞれ０．１モル％以上１５モル％以下含み、
前記ガラス組成物は、モル％で表示して、
２％≦ＭｇＯ＋ＺｎＯ、
０．０７≦ＺｎＯ／（ＭｇＯ＋ＺｎＯ）≦０．９３、
２．５％≦Ｌｉ₂Ｏ＋Ｎａ₂Ｏ＜２４％、及び
０％≦Ｙ₂Ｏ₃＋ＺｒＯ₂＋Ｎｂ₂Ｏ₅＋Ｉｎ₂Ｏ₃＋Ｌａ₂Ｏ₃＋Ｔａ₂Ｏ₅≦１１％の条件を
満たす、
方法。