JPWO2021256083A5 - - Google Patents

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側壁63は、xy面において冷媒流通部92を囲む。換言すれば、側壁63は、xy面において冷媒流通部92を画定する。冷媒流通部92は、天板20の下面24側に配置されている。冷媒流通部92は、水等の冷媒が流通する領域である。冷媒流通部92は、天板20の下面24に接する密閉空間であってよい。また、底板64は、xy面において冷媒流通部92を囲む側壁63に対して、ロウ材料により密着して固定されている。これにより、冷媒流通部92を密閉している。また、側壁63は、底板64の上面26にシール材、接着剤、または、その他の部材により密着して固定されてもよい。密着とは、冷媒流通部92の内部の冷媒が、当該密着部分から漏れ出ない状態を指す。
底部40は、底板64を有する。底板64は、天板20の下面24との間に冷媒流通部92として機能する空間を有して配置されている。本例の底板64には、冷媒流通部92に冷媒を導入し、または、導出する2つ以上の開口部42が設けられている。開口部42には、冷媒を搬送するパイプ90が接続される。パイプ90は、底板64を基準として、却フィン94の下面28側(本例ではz軸負側)に突出している。
冷却フィン94の先端は、テーパー形状を有してよい。つまり、冷却フィン94の先端は、先端部66と離間部68を有していてよい。先端部66は、先端部54と同様の構造を有してよく、離間部68は、離間部56と同様の構造を有してよい。ただし、冷却フィン94においては、上面視において、離間部68が先端部66を囲んで配置されてよい。先端部66は、底板64と対向して配置されている。離間部68は、先端部66よりも底板64から離れて配置されている。これにより、冷却フィン94においても、離間部68と底板64の間にロウ材料が流動する空間を確保でき、接合性を確保することができる。冷却フィン94は、側壁63の幅W1が冷却フィン94の幅W2より小さくてもよい。なお、冷却フィン94の幅W2が測定する方向によって一様に決まらない場合には、最も小さい方向の測定値を幅W2としてよい。なお冷却フィン94の先端は、テーパー形状を有さなくてもよい。
図7は、本発明の他の実施形態に係る半導体モジュール200の一例を示す模式的な断面図である。図7の半導体モジュール00は、天井部41および底部40の構成が図1の半導体モジュール100と異なる。天井部41および底部40以外の構成は、半導体モジュール100と同一であってよい。

Claims (20)

  1. 半導体チップを含む半導体モジュール用の冷却装置であって、
    下面を有する天板と、
    前記天板の下面との間に冷媒流通部として機能する空間を有して配置された底板と、
    前記天板および前記底板を接続し、且つ、前記冷媒流通部を囲む側壁と
    を備え、
    前記側壁は、前記天板および前記底板の少なくとも一方に対して設けられ、前記天板または前記底板に固定材料により固定される固定部を有し、
    前記固定部は、
    前記天板または前記底板と対向して配置された先端部と、
    前記冷媒流通部と前記側壁が並ぶ第1方向において前記先端部に隣接し、前記先端部よりも、前記先端部と対向して配置された前記天板または前記底板から離れて配置された離間部と
    を有する冷却装置。
  2. 前記固定材料は、ロウ材料である
    請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記冷媒流通部に配置され、且つ、前記ロウ材料によって、前記天板または前記底板に固定される冷却フィンを更に備える
    請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記冷却フィンの先端は、テーパー形状または円弧形状を有する
    請求項3に記載の冷却装置。
  5. 前記固定部および前記冷却フィンは、前記底板にロウ付けされており、
    前記冷却フィンの先端と前記底板の上面との最大離間距離は、前記離間部と前記底板の上面との最大離間距離より小さい
    請求項3または4に記載の冷却装置。
  6. 前記固定部および前記冷却フィンは、前記天板にロウ付けされており、
    前記冷却フィンの先端と前記天板の下面との最大離間距離は、前記離間部と前記天板の下面との最大離間距離より小さい
    請求項3または4に記載の冷却装置。
  7. 前記固定部は、テーパー形状を有する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の冷却装置。
  8. 前記固定部は、円弧形状を有する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の冷却装置。
  9. 前記固定部は、複数の前記離間部を有し、
    前記先端部は、前記第1方向において複数の前記離間部に挟まれている
    請求項1から8のいずれか一項に記載の冷却装置。
  10. 前記第1方向における前記先端部の幅は、前記第1方向における複数の前記離間部のそれぞれの幅の和よりも小さい
    請求項9に記載の冷却装置。
  11. 前記第1方向における前記先端部の幅は、前記第1方向における複数の前記離間部のそれぞれの幅よりも小さい
    請求項10に記載の冷却装置。
  12. 前記離間部と前記底板の上面または前記天板の下面との最大離間距離は、前記第1方向における複数の前記離間部のそれぞれの幅より小さい
    請求項9から11のいずれか一項に記載の冷却装置。
  13. 前記離間部と前記底板の上面または前記天板の下面との最大離間距離は、0.1mm以上でかつ1.0mm以下である
    請求項9から12のいずれか一項に記載の冷却装置。
  14. 前記第1方向における前記先端部の幅は、前記第1方向における前記側壁の幅の1/4以下である
    請求項9から13のいずれか一項に記載の冷却装置。
  15. 複数の前記離間部は、共にテーパー形状あるいは共に円弧形状である
    請求項9から14のいずれか一項に記載の冷却装置。
  16. 前記離間部は、鍛造品である
    請求項1から15のいずれか一項に記載の冷却装置。
  17. 前記固定部は、前記側壁の最先端に設けられる
    請求項1から16のいずれか一項に記載の冷却装置。
  18. 前記先端部と対向して配置された前記天板または前記底板の外縁は、前記側壁より外側に設けられる
    請求項1から17のいずれか一項に記載の冷却装置。
  19. 前記先端部は、前記天板または前記底板と直接接触して配置されている
    請求項1から18のいずれか一項に記載の冷却装置。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載の冷却装置と、
    前記天板の上方に配置された半導体装置と
    を備える半導体モジュール。
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