JPWO2021215076A5 - - Google Patents

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JPWO2021215076A5
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本開示は、回転検出器に関する。本開示は、特に回転軸の回転を検出する回転検出器に関する。
従来、モータの回転軸の回転を検出する回転検出器が知られている。たとえば、特許文献1には、シャフトに設けられた円板形状の磁石と、磁性ワイヤおよびピックアップコイルで構成される3つの発電部とを備え、3つの発電部は、磁石の端面側に構成された仮想的な三角形の複数の辺にそれぞれ配置されている回転検出器が開示されている。
しかしながら、特許文献1の回転検出器は、3つ以上の発電部が必要であり、小型化が困難である。
日本国特許第6336232号公報
そこで、本開示は、容易に小型化できる回転検出器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る回転検出器は、回転軸とともに回転し、前記回転軸の回転方向に互いに第1位相差を持って配置される第1磁石および第2磁石と、前記第1磁石および前記第2磁石が前記回転軸とともに回転することによる磁界の変化によって発電する1以上の発電素子と、前記1以上の発電素子が発電した電力に基づいて動作し、前記第1磁石によって発生する磁界および前記第2磁石によって発生する磁界を検出する複数の磁気センサとを備え、前記第1磁石は、第1のN極と、前記第1のN極よりも前記回転軸の径方向の内方に配置される第1のS極とを有し、前記第2磁石は、第2のS極と、前記第2のS極よりも前記回転軸の径方向の内方に配置される第2のN極とを有する。
本開示の一態様に係る回転検出器によれば、容易に小型化できる。
図1は、実施の形態1に係る回転検出器を備えるモータを示す図である。 図1の回転検出器の基板及び回転板を示す図である。 図3は、図1の回転検出器の機能構成を示すブロック図である。 図4は、回転軸が反時計回りに回転した場合における、図1の回転検出器の判定動作を説明するための図である。 図5は、回転軸が時計回りに回転した場合における、図1の回転検出器の判定動作を説明するための図である。 図6は、各回転位置における1以上の発電素子および第1~第4磁気センサの状態を示す表を示す図である。 図7は、予め定められた回転軸の回転位置の所定の変位を示す表を示す図である。 図8は、実施の形態2に係る回転検出器を示す図である。 図9は、実施の形態2に係る回転検出器の変形例を示す図である。 図10は、実施の形態3に係る回転検出器を示す図である。 図11は、実施の形態3に係る回転検出器の変形例を示す図である。 図12は、実施の形態4に係る回転検出器の回転板を示す図である。 図13は、実施の形態5に係る回転検出器の回転板を示す図である。 図14は、第1磁石および第2磁石の配置の他の例を示す図である。 図15は、1以上の発電素子の配置の他の例を示す図である。 図16は、複数の磁気センサの配置の他の例を示す図である。 図17は、他の実施の形態に係る回転検出器を示す図である。 図18は、その他の実施の形態に係る回転検出器を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、工程及び工程の順序等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
[実施の形態1]
(回転検出器の構成)
以下、実施の形態1に係る回転検出器14について、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態1に係る回転検出器14を備えるモータ1を示す図である。図2は、図1の回転検出器14の基板18及び回転板16を示す図である。図2において、(a)は、図1の回転検出器14の基板18を示し、(b)は、図1の回転検出器14の回転板16を示す。なお、図1では、ケース12を断面で示している。図1および図2を参照して、実施の形態1に係る回転検出器14、および回転検出器14を備えるモータ1の構成について説明する。
図1に示すように、モータ1は、本体4と、回転子6と、固定子8と、回転軸10と、ケース12と、回転検出器14とを備える。なお、回転軸10の軸方向とは、図1の矢印Xで示す方向である。回転軸10の径方向とは、図2の矢印Yで示す方向である。回転軸10の周方向とは、図2の矢印Zで示す方向である。回転軸10の径方向及び周方向は、軸方向と直交する。
回転子6および固定子8は、本体4に収容されている。回転子6は、固定子8に対して回転する。
回転軸10は、円柱状等の棒状である。回転軸10は、回転子6に固定されている。回転軸10は、回転軸10の軸心A回りに回転する。たとえば、回転軸10は、モータ1に電力が供給されると、当該電力に基づいて、回転子6とともに軸心Aを回転中心として回転する。回転軸10の回転方向は、回転軸10の周方向と一致する(図2の矢印Zを参照)。回転軸10の軸方向の一端部には、回転検出器14が設けられている。回転軸10の軸方向の他端部には、回転軸10の回転によって回転駆動される負荷(図示せず)等が取り付けられる。たとえば、回転軸10は、鉄等の磁性体金属によって形成されている。
ケース12は、回転軸10の軸方向の一端部、および回転検出器14を覆うように、本体4に取り付けられている。たとえば、ケース12は、鉄等の磁性体金属によって形成されている。
回転検出器14は、回転軸10の回転を検出する。具体的には、回転検出器14は、回転軸10の回転位置、回転軸10の回転方向、および回転軸10の回転数等を検出する。たとえば、回転検出器14は、アブソリュートエンコーダである。回転検出器14は、上述したように、回転軸10の軸方向の一端部に設けられている。図1および図2に示すように、回転検出器14は、回転板16と、基板18と、第1磁石20と、第2磁石22と、後述する1以上の発電素子(24,26)と、後述する複数の磁気センサ(46,48,50,52)と、制御回路36とを有する。
回転板16は、回転軸10の軸方向に直交する方向に延びる。具体的には、回転板16は、回転軸10の軸方向に直交する方向に延びる主面を有する円板状である。回転板16は、回転軸10の軸方向から見たとき円形である。回転板16は、回転軸10の軸方向の一端部に取り付けられている。回転板16の軸心と回転軸10の軸心Aとは、一致している。回転板16は、回転軸10とともに回転する。
基板18は、回転軸10の軸方向に直交する方向に延びる。具体的には、基板18は、回転軸10の軸方向に直交する方向に延びる主面を有する円板状である。基板18は、回転軸10の軸方向から見たとき円形である。基板18は、回転軸10の軸方向において、回転軸10の一端部および回転板16と間隔を空けて配置され、回転板16と対向している。基板18の軸心と回転軸10の軸心Aとは、一致している。基板18は、ケース12の内面に固定されており、回転軸10とともに回転しない。
第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の回転方向において、互いに第1位相差を持って配置されている。第1位相差は、90°である。第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の回転方向において、90°ずれた位置に配置されている。ここでは、第1位相差は、回転軸10の径方向に延びかつ第1磁石20の幅方向の中心を通る中心線Bと、回転軸10の径方向に延びかつ第2磁石22の幅方向の中心を通る中心線Cとがなす角度である。言い換えると、ここでは、第1位相差は、第1磁石20の磁極が並ぶ方向(回転軸10の径方向)に直交する方向における第1磁石20の中心を通り、かつ回転軸10の径方向に延びる中心線Bと、第2磁石22の磁極が並ぶ方向(回転軸10の径方向)に直交する方向における第2磁石22の中心を通り、かつ回転軸10の径方向に延びる中心線Cとがなす角度である。
第1磁石20は、回転軸10の径方向に延びかつ棒状の磁石である。第1磁石20は、回転板16の基板18側の主面に配置されている。第1磁石20は、N極と、当該N極よりも回転軸10の径方向の内方に配置されるS極とを有する。このように、第1磁石20は、回転軸10の径方向にN極とS極とが並ぶように、配置されている。第1磁石20は、回転軸10が回転すると、回転板16、第2磁石22、および回転軸10とともに回転する。
第2磁石22は、回転軸10の径方向に延びかつ棒状の磁石である。第2磁石22は、回転板16の基板18側の主面に配置されている。第2磁石22は、上述したように第1磁石20と第1位相差を持って配置されている。第2磁石22は、回転軸10の回転方向において、第1磁石20と間隔を空けて配置されている。第2磁石22は、回転軸10方向に第1磁石20と並んで配置されている。第2磁石22は、S極と、当該S極よりも回転軸10の径方向の内方に配置されるN極とを有する。このように、第2磁石22は、回転軸10の径方向にN極とS極とが並ぶように、配置されている。第2磁石22は、回転軸10が回転すると、回転板16、第1磁石20、および回転軸10とともに回転する。
1以上の発電素子は、第1発電素子24と、第2発電素子26とを有する。第1発電素子24および第2発電素子26は、第1磁石20および第2磁石22が回転軸10とともに回転することによる磁界の変化によって、発電する。第1発電素子24および第2発電素子26は、回転軸10の回転方向において、互いに第2位相差を持って配置されている。第2位相差は、180°であり、第1発電素子24および第2発電素子26は、回転軸10の回転方向において、180°ずれた位置に配置されている。ここでは、第2位相差は、回転軸10の径方向に延びかつ第1感磁部38(後述)の中心(軸心)を通る中心線Dと、回転軸10の径方向に延びかつ第2感磁部42(後述)の中心(軸心)を通る中心線Eとがなす角度である。第2位相差と第1位相差とは異なっている。
第1発電素子24は、回転軸10の径方向に延び、基板18の回転軸10とは反対側(回転板16とは反対側)の主面に配置されている。第1発電素子24は、第1感磁部38と、第1感磁部38に巻回される第1コイル40とを有する。第1感磁部38は、回転軸10の径方向に延びる磁性体である。第1感磁部38は、基板18の回転板16とは反対側に位置している。たとえば、第1感磁部38は、大バルクハウゼン効果を発現させる磁性体であり、回転軸10の径方向に延びるウィーガントワイヤである。ウィーガントワイヤは、所定値以上の磁界がウィーガントワイヤの長手方向に沿って印加されると、磁化方向が長手方向の一方に向かうように揃う磁性体である。ウィーガントワイヤの長手方向に沿って流れる磁束の向きが変化すると、ウィーガントワイヤの磁化方向が跳躍的に反転し、ウィーガントワイヤに巻回されているコイルの両端に電圧パルスが誘起される。このようにして、第1発電素子24は、発電する。
第2発電素子26は、回転軸10の径方向に延び、基板18の回転軸10とは反対側(回転板16とは反対側)の主面に配置されている。第2発電素子26は、第2感磁部42と、第2感磁部42に巻回される第2コイル44とを有する。第2感磁部42は、回転軸10の径方向に延びる磁性体である。第2感磁部42は、基板18の回転板16とは反対側に位置している。たとえば、第2感磁部42は、大バルクハウゼン効果(large Barkhausen effect)を発現させる磁性体であり、回転軸10の径方向に延びるウィーガントワイヤ(Wiegand wire)である。第2発電素子26は、第1発電素子24と同じように発電する。
複数の磁気センサは、第1磁気センサ46と、第2磁気センサ48と、第3磁気センサ50と、第4磁気センサ52とを有する。第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の各々は、第1発電素子24が発電した場合、第1発電素子24からの電力に基づいて動作し、第1磁石20によって発生する磁界および第2磁石22によって発生する磁界を検出する。第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の各々は、第2発電素子26が発電した場合、第2発電素子26からの電力に基づいて動作し、第1磁石20によって発生する磁界および第2磁石22によって発生する磁界を検出する。
第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、基板18の回転軸10側(回転板16側)の主面に配置されている。第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、回転軸10の回転方向に位相差を持って配置されている。第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、回転軸10の回転方向に並んで配置されている。第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、回転軸10の軸方向から見たとき、第1発電素子24および第2発電素子26と重ならない。具体的には、第1磁気センサ46は、第1感磁部38と120°の位相差を持って配置されており、第2感磁部42と60°の位相差を持って配置されている。第2磁気センサ48は、第1感磁部38と60°の位相差を持って配置されており、第2感磁部42と120°の位相差を持って配置されており、第1磁気センサ46と60°の位相差を持って配置されている。第3磁気センサ50は、第1感磁部38と60°の位相差を持って配置されており、第2感磁部42と120°の位相差を持って配置されており、第1磁気センサ46と180°の位相差を持って配置されている。第4磁気センサ52は、第1感磁部38と120°の位相差を持って配置されており、第2感磁部42と60°の位相差を持って配置されており、第1磁気センサ46と120°の位相差を持って配置されている。
制御回路36は、基板18の回転軸10側(回転板16側)の主面の中央に配置されている。制御回路36は、第1発電素子24等と電気的に接続されている。制御回路36の詳細については、後述する。
図3は、図1の回転検出器14の機能構成を示すブロック図である。図3を参照して、回転検出器14の機能構成について説明する。
制御回路36は、全波整流部54と、電圧レギュレータ56と、断線診断部58と、逆流防止スイッチ60とを有する。
全波整流部54は、第1発電素子24に接続されており、第1発電素子24で発電された電圧パルスを整流する。
電圧レギュレータ56は、グランド電位を基準電位とし、全波整流部54の出力電圧で充電されたキャパシタの端子間電圧を入力電圧として、一定の電圧を出力する。電圧レギュレータ56の出力電圧は、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、第4磁気センサ52、および情報処理部82(後述)等に供給される(図3の黒いひし形を参照)。電圧レギュレータ56から電圧が出力されるのは、第1発電素子24が発電して電圧パルスを発生させている期間である。すなわち、第1発電素子24が発電して電圧パルスを発生させている期間において、電圧レギュレータ56からの電圧が第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、第4磁気センサ52、および情報処理部82等に供給され、これらが動作する。たとえば、電圧レギュレータ56は、LDO(Low Drop Out)レギュレータである。
断線診断部58は、全波整流部54の入力端子に接続され、断線の有無を診断する。
逆流防止スイッチ60は、全波整流部54と電圧レギュレータ56との間に直列に接続され、電圧レギュレータ56から全波整流部54に電流が流れることを防止する。
制御回路36は、全波整流部62と、電圧レギュレータ64と、断線診断部66と、逆流防止スイッチ68とをさらに有する。
全波整流部62は、第2発電素子26に接続されており、第2発電素子26で発電された電圧パルスを整流する。
電圧レギュレータ64は、グランド電位を基準電位とし、全波整流部62の出力電圧で充電されたキャパシタの端子間電圧を入力電圧として、一定の電圧を出力する。電圧レギュレータ64の出力電圧は、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、第4磁気センサ52、および情報処理部82(後述)等に供給される(図3の黒いひし形を参照)。電圧レギュレータ64から電圧が出力されるのは、第2発電素子26が発電して電圧パルスを発生させている期間である。すなわち、第2発電素子26が発電して電圧パルスを発生させている期間において、電圧レギュレータ64からの電圧が第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、第4磁気センサ52、および情報処理部82等に供給され、これらが動作する。たとえば、電圧レギュレータ64は、LDO(Low Drop Out)レギュレータである。
断線診断部66は、全波整流部62の入力端子に接続され、断線の有無を診断する。
逆流防止スイッチ68は、全波整流部62と電圧レギュレータ64との間に直列に接続され、電圧レギュレータ64から全波整流部62に電流が流れることを防止する。
制御回路36は、コンパレータ70,72,74,76,78,80と、情報処理部82と、記憶部84と、通信部86とをさらに有する。
コンパレータ70は、第1磁気センサ46の検出信号を受信して所定の電圧値と比較し、比較結果である出力電圧を、情報処理部82に出力する。コンパレータ72は、第2磁気センサ48の検出信号を受け取って所定の電圧値と比較し、比較結果である出力電圧を、情報処理部82に出力する。コンパレータ74は、第3磁気センサ50の検出信号を受け取って所定の電圧値と比較し、比較結果である出力電圧を、情報処理部82に出力する。コンパレータ76は、第4磁気センサ52の検出信号を受け取って所定の電圧値と比較し、比較結果である出力電圧を、情報処理部82に出力する。
コンパレータ78は、電圧レギュレータ56の出力電圧を受け取って所定の電圧値と比較し、比較結果である出力電圧を、情報処理部82に出力する。コンパレータ80は、電圧レギュレータ64の出力電圧を受け取って所定の電圧値と比較し、比較結果である出力電圧を、情報処理部82に出力する。
情報処理部82は、1以上の発電素子のいずれが発電したかを示す発電情報と第1~第4磁気センサ46,48,50,52の検出結果とを含む検出情報を用いて、回転軸10の回転位置および回転方向の少なくとも一方を判定し、判定結果を記憶部84に記憶させればよい。好ましくは、情報処理部82は、回転軸10の回転位置および回転方向の両方を判定し、判定結果を記憶部84に記憶させる。情報処理部82は、コンパレータ78,80からの出力電圧に基づいて、1以上の発電素子のいずれが発電したか、すなわち第1発電素子24および第2発電素子26のいずれが発電したかを判定する。情報処理部82は、コンパレータ70,72,74,76からの出力電圧に基づいて、第1~第4磁気センサ46,48,50,52のそれぞれの検出結果を判定する。
情報処理部82は、1以上の発電素子のいずれかが発電を行う度に、検出情報を用いて回転軸10の回転位置を判定する。情報処理部82は、判定した回転軸10の回転位置を記憶部84に記憶させる。情報処理部82は、今回判定した回転軸10の回転位置と、記憶部84に記憶されている前回判定した回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転数の算出に用いるカウント値を更新し、カウント値を記憶部84に記憶させる。詳細は後述するが、情報処理部82は、回転軸10が反時計回りに1回転する度に、カウント値をインクリメントする。一方、情報処理部82は、回転軸10が時計回りに1回転する度に、カウント値をデクリメントする。このように、情報処理部82は、カウント値を更新することによって、回転軸10の回転数を算出する。なお、時計回りとは、回転軸10の軸方向において、基板18の回転板16とは反対側から見たときの時計回りを意味する。反時計回りとは、回転軸10の軸方向において、基板18の回転板16とは反対側から見たときの反時計回りを意味する。以下の説明においても同様である。
また、情報処理部82は、回転軸10の回転位置と発電情報とを関連付けて、記憶部84に記憶させる。これによって、第1発電素子24および第2発電素子26が発電したときの回転軸10の回転位置がわかる。
記憶部84は、回転軸10の回転位置および回転方向等を記憶する。たとえば、記憶部84は、FRAM(Ferroelectric Random Access Memory、登録商標)等の不揮発性メモリによって構成される。
通信部86は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)と有線または無線で通信可能に接続されている。
以上、実施の形態1に係る回転検出器14、および回転検出器14を備えるモータ1の構成について説明した。
(回転検出器の判定動作)
次に、実施の形態1に係る回転検出器14の判定動作の一例について説明する。
図4は、回転軸10が反時計回りに回転した場合における、図1の回転検出器14の判定動作を説明するための図であって、(a)は、矢印Fが位置Iに位置している状態、(b)は、矢印Fが位置IIに位置している状態、(c)は、矢印Fが位置IIIに位置している状態、(d)は、矢印Fが位置IVに位置している状態を示す。図5は、回転軸10が時計回りに回転した場合における、図1の回転検出器14の判定動作を説明するための図であって、(a)は、矢印Fが位置Vに位置している状態、(b)は、矢印Fが位置VIに位置している状態、(c)は、矢印Fが位置VIIに位置している状態、(d)は、矢印Fが位置VIIIに位置している状態を示す。図6は、各回転位置における1以上の発電素子および第1~第4磁気センサ46,48,50,52の状態を示す表を示す図である。図6において、CCW(Counter ClockWise)は、反時計回りを示し、CW(ClockWise)は、時計回りを示している。図7は、予め定められた回転軸10の回転位置の所定の変位を示す表を示す図である。
なお、以下の説明では、図4および図5に示すように、回転軸10の回転方向における第1磁石20と第2磁石22との中間の位置を、仮想的な矢印Fで示して説明する。具体的には、矢印Fは、回転軸10の回転方向において、第1磁石20と45°の位相差を持った位置にあり、第2磁石22と45°の位相差を持った位置にある。
基板18の軸心(径方向の中心)から見たときに第1発電素子24が配置されている方向(図2のD参照)を、回転軸10の回転方向における0°(360°)とし、330°の位置を位置Iとし、240°の位置を位置IIとし、150°の位置を位置IIIとし、60°の位置を位置IVとして説明する。30°の位置を位置Vとし、120°の位置を位置VIとし、210°の位置を位置VIIとし、300°の位置を位置VIIIとして説明する。
第1発電素子24が、N極がS極よりも外側に位置している第1磁石20によって磁化されている状態、および第2発電素子26が、N極がS極よりも外側に位置している第1磁石20によって磁化されている状態を、HIGH状態として説明する。第1発電素子24が、S極がN極よりも外側に位置している第2磁石22によって磁化されている状態、および第2発電素子26が、S極がN極よりも外側に位置している第2磁石22によって磁化されている状態を、LOW状態として説明する。第1発電素子24および第2発電素子26は、HIGH状態からLOW状態に遷移した場合、およびLOW状態からHIGH状態に遷移した場合に、発電する。図6では、HIGH状態からLOW状態に遷移して発電する場合を●で示し、LOW状態からHIGH状態に遷移して発電する場合を〇で示す。
また、第1磁石20または第2磁石22が第1磁気センサ46の近傍に位置している場合、第1磁気センサ46は、highレベルの信号を出力し、第1磁石20および第2磁石22が第1磁気センサ46の近傍に位置していない場合、第1磁気センサ46は、lowレベルの信号を出力するとして説明する。同様に、第1磁石20または第2磁石22が第2磁気センサ48の近傍に位置している場合、第2磁気センサ48は、highレベルの信号を出力し、第1磁石20および第2磁石22が第2磁気センサ48の近傍に位置していない場合、第2磁気センサ48は、lowレベルの信号を出力するとして説明する。第1磁石20または第2磁石22が第3磁気センサ50の近傍に位置している場合、第3磁気センサ50は、highレベルの信号を出力し、第1磁石20および第2磁石22が第3磁気センサ50の近傍に位置していない場合、第3磁気センサ50は、lowレベルの信号を出力するとして説明する。第1磁石20または第2磁石22が第4磁気センサ52の近傍に位置している場合、第4磁気センサ52は、highレベルの信号を出力し、第1磁石20および第2磁石22が第4磁気センサ52の近傍に位置していない場合、第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力するとして説明する。図6では、HIGH状態、LOW状態、highレベル及びlowレベルを、それぞれH、L、h、及びlと表示している。
まず、図4を参照して、回転軸10が反時計回りに回転する場合について説明する。この場合、矢印Fが、位置I、位置II、位置III、および位置IVに位置したときに、第1発電素子24および第2発電素子26の一方が発電する。
たとえば、矢印Fが0°の位置に位置しており、第1発電素子24がHIGH状態であり、第2発電素子26がLOW状態である場合から、回転軸10が反時計回りに回転する場合について説明する。
図4の(a)に示すように、矢印Fが位置Iに位置すると、第1発電素子24の近傍に第2磁石22が位置し、第1発電素子24が第2磁石22によって磁化される。これによって、第1発電素子24は、HIGH状態からLOW状態に遷移し、発電する。一方、第2発電素子26は、LOW状態のままであり、発電しない。なお、ここでは、回転軸10の軸方向から見たときに、回転軸10の回転方向において、第1感磁部38を中心とする30°の範囲内に、第1磁石20の少なくとも一部が位置している場合、第1発電素子24の近傍に第1磁石20が位置しているとして説明する。第1感磁部38を中心とする30°の範囲内に、第2磁石22の少なくとも一部が位置している場合、第1発電素子24の近傍に第2磁石22が位置しているとして説明する。第2発電素子26についても同様である。
第1発電素子24が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第1発電素子24からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置Iに位置しているとき、第3磁気センサ50の近傍には第1磁石20が位置している。したがって、第3磁気センサ50は、highレベルの信号を出力する。一方、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力する。なお、ここでは、回転軸10の軸方向から見たときに、回転軸10の回転方向において、第3磁気センサ50を中心とする30°の範囲内に、第1磁石20の少なくとも一部が位置している場合、第3磁気センサ50の近傍に第1磁石20が位置しているとして説明する。第3磁気センサ50を中心とする30°の範囲内に、第2磁石22の少なくとも一部が位置している場合、第3磁気センサ50の近傍に第2磁石22が位置しているとして説明する。第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52についても同様である。
図6に示すように、矢印Fが位置Iに位置すると、第1発電素子24は発電し、第2発電素子26は発電せず、第3磁気センサ50はhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第1発電素子24が発電しており、第2発電素子26が発電しておらず、第3磁気センサ50がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置Iの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに反時計回りに回転し、図4の(b)に示すように、矢印Fが位置IIに位置すると、第2発電素子26の近傍に第1磁石20が位置し、第2発電素子26が第1磁石20によって磁化される。これによって、第2発電素子26は、LOW状態からHIGH状態に遷移し、発電する。一方、第1発電素子24は、LOW状態のままであり、発電しない。
第2発電素子26が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第2発電素子26からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置IIに位置しているとき、第3磁気センサ50の近傍には第2磁石22が位置している。したがって、第3磁気センサ50は、highレベルの信号を出力する。一方、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置IIに位置すると、第2発電素子26は発電し、第1発電素子24は発電せず、第3磁気センサ50はhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第2発電素子26が発電しており、第1発電素子24が発電しておらず、第3磁気センサ50がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置IIの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに反時計回りに回転し、図4の(c)に示すように、矢印Fが位置IIIに位置すると、第2発電素子26の近傍に第2磁石22が位置し、第2発電素子26が第2磁石22によって磁化される。これによって、第2発電素子26は、HIGH状態からLOW状態に遷移し、発電する。一方、第1発電素子24は、LOW状態のままであり、発電しない。
第2発電素子26が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第2発電素子26からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置IIIに位置しているとき、第1磁気センサ46の近傍には第1磁石20が位置している。したがって、第1磁気センサ46は、highレベルの信号を出力する。一方、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置IIIに位置すると、第2発電素子26は発電し、第1発電素子24は発電せず、第1磁気センサ46はhighレベルの信号を出力し、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第2発電素子26が発電しており、第1発電素子24が発電しておらず、第1磁気センサ46がhighレベルの信号を出力し、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置IIIの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに反時計回りに回転し、図4の(d)に示すように、矢印Fが位置IVに位置すると、第1発電素子24の近傍に第1磁石20が位置し、第1発電素子24が第1磁石20によって磁化される。これによって、第1発電素子24は、LOW状態からHIGH状態に遷移し、発電する。一方、第2発電素子26は、LOW状態のままであり、発電しない。
第1発電素子24が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第1発電素子24からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置IVに位置しているとき、第1磁気センサ46の近傍には第2磁石22が位置している。したがって、第1磁気センサ46は、highレベルの信号を出力する。一方、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置IVに位置すると、第1発電素子24は発電し、第2発電素子26は発電せず、第1磁気センサ46はhighレベルの信号を出力し、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第1発電素子24が発電しており、第2発電素子26が発電しておらず、第1磁気センサ46がhighレベルの信号を出力し、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置IVの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに反時計回りに回転し、図4の(a)に示すように、矢印Fが位置Iに再度位置すると、上述したように、第1発電素子24が発電し、第2発電素子26が発電せず、第3磁気センサ50がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力する。
情報処理部82は、矢印Fが位置IVから位置Iに変位した場合には、回転数のカウント値をインクリメントする。具体的には、情報処理部82は、現在の回転数のカウント値に1を加算する。これによって、カウント値の初期値が0であった場合、カウント値が1となり、回転軸10が反時計回りに1回転したことがわかる。情報処理部82は、回転軸10がさらに反時計回りに1回転した場合には、さらに1を加算し、カウント値は、2となる。これによって、回転軸10が反時計回りに2回転したことがわかる。
図5を参照して、回転軸10が時計回りに回転する場合について説明する。この場合、矢印Fが、位置V、位置VI、位置VII、および位置VIIIに位置したときに、第1発電素子24および第2発電素子26の一方が発電する。
たとえば、矢印Fが0°の位置に位置しており、第1発電素子24がLOW状態であり、第2発電素子26がHIGH状態である場合から、回転軸10が時計回りに回転する場合について説明する。
図5の(a)に示すように、矢印Fが位置Vに位置すると、第1発電素子24の近傍に第1磁石20が位置し、第1発電素子24が第1磁石20によって磁化される。これによって、第1発電素子24は、LOW状態からHIGH状態に遷移し、発電する。一方、第2発電素子26は、HIGH状態のままであり、発電しない。
第1発電素子24が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第1発電素子24からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置Vに位置しているとき、第2磁気センサ48の近傍には第2磁石22が位置している。したがって、第2磁気センサ48は、highレベルの信号を出力する。一方、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置Vに位置すると、第1発電素子24は発電し、第2発電素子26は発電せず、第2磁気センサ48はhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第1発電素子24が発電しており、第2発電素子26が発電しておらず、第2磁気センサ48がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置Vの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに時計回りに回転し、図5の(b)に示すように、矢印Fが位置VIに位置すると、第2発電素子26の近傍に第2磁石22が位置し、第2発電素子26が第2磁石22によって磁化される。これによって、第2発電素子26は、HIGH状態からLOW状態に遷移し、発電する。一方、第1発電素子24は、HIGH状態のままであり、発電しない。
第2発電素子26が発電することによって、第1~第4磁気センサ46~52は、第2発電素子26からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置VIに位置しているとき、第2磁気センサ48の近傍には第1磁石20が位置している。したがって、第2磁気センサ48は、highレベルの信号を出力する。一方、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置VIに位置すると、第2発電素子26は発電し、第1発電素子24は発電せず、第2磁気センサ48はhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第2発電素子26が発電しており、第1発電素子24が発電しておらず、第2磁気センサ48がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置VIの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに時計回りに回転し、図5の(c)に示すように、矢印Fが位置VIIに位置すると、第2発電素子26の近傍に第1磁石20が位置し、第2発電素子26が第1磁石20によって磁化される。これによって、第2発電素子26は、LOW状態からHIGH状態に遷移し、発電する。一方、第1発電素子24は、HIGH状態のままであり、発電しない。
第2発電素子26が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第2発電素子26からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置VIIに位置しているとき、第4磁気センサ52の近傍には第2磁石22が位置している。したがって、第4磁気センサ52は、highレベルの信号を出力する。一方、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置VIIに位置すると、第2発電素子26は発電し、第1発電素子24は発電せず、第4磁気センサ52はhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第2発電素子26が発電しており、第1発電素子24が発電しておらず、第4磁気センサ52がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置VIIの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに時計回りに回転し、図5の(d)に示すように、矢印Fが位置VIIIに位置すると、第1発電素子24の近傍に第2磁石22が位置し、第1発電素子24が第2磁石22によって磁化される。これによって、第1発電素子24は、HIGH状態からLOW状態に遷移し、発電する。一方、第2発電素子26は、HIGH状態のままであり、発電しない。
第1発電素子24が発電することによって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、第1発電素子24からの電力に基づいて動作する。矢印Fが位置VIIIに位置しているとき、第4磁気センサ52の近傍には第1磁石20が位置している。したがって、第4磁気センサ52は、highレベルの信号を出力する。一方、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50の近傍には第1磁石20および第2磁石22が位置しておらず、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50は、lowレベルの信号を出力する。
図6に示すように、矢印Fが位置VIIIに位置すると、第1発電素子24は発電し、第2発電素子26は発電せず、第4磁気センサ52はhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50はlowレベルの信号を出力する。したがって、情報処理部82は、第1発電素子24が発電しており、第2発電素子26が発電しておらず、第4磁気センサ52がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50がlowレベルの信号を出力している場合、矢印Fが位置VIIIの近傍に位置していると判定する。
回転軸10がさらに時計回りに回転し、図5の(a)に示すように、矢印Fが位置Vに再度位置すると、上述したように、第1発電素子24が発電し、第2発電素子26が発電せず、第2磁気センサ48がhighレベルの信号を出力し、第1磁気センサ46、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52がlowレベルの信号を出力する。
情報処理部82は、矢印Fが位置VIIIから位置Vに変位した場合には、回転数のカウント値をデクリメントする。具体的には、情報処理部82は、現在のカウント値から1を減算する。これによって、カウント値の初期値が0であった場合、カウント値が-1となり、回転軸10が時計回りに1回転したことがわかる。情報処理部82は、回転軸10がさらに時計回りに1回転した場合には、さらに1を減算し、カウント値は、-2となる。これによって、回転軸10が時計回りに2回転したことがわかる。
上述したように、情報処理部82は、第1発電素子24および第2発電素子26のうちのいずれの発電素子が発電しているか、および第1磁気センサ46、第2磁気センサ48、第3磁気センサ50、および第4磁気センサ52の検出結果に基づいて、矢印Fの位置すなわち回転軸10の回転位置、および回転方向を判定する。
次に、回転軸10の回転位置の変位が、予め定められた所定の変位以外の変位である場合にエラーと判定する判定動作について説明する。
図7は、予め定められた回転軸10の回転位置の所定の変位を示す表を示す図である。言い換えると、図7には、回転軸10がとり得る変位が予め定められている。図7に示す表において、今回回転位置とは、今回判定した回転軸10の回転位置を示しており、変位後の回転位置を示している。前回回転位置とは、記憶部84に記憶されている前回判定した回転位置であり、変位前の回転位置を示している。前回第1発電とは、変位後の回転位置に位置する前に、第1発電素子24が最後に発電したときの回転位置を示している。前回第2発電とは、変位後の回転位置に位置する前に、第2発電素子26が最後に発電したときの回転位置を示す。
図7に示すように、今回回転位置が位置Vとなり、前回回転位置が位置VIIIとなり、前回第1発電の回転位置が位置VIIIとなり、前回第2発電の回転位置が位置VIIとなる変位が定められている。この場合、矢印Fの位置が位置VIIIから位置Vに変位しているので、カウントがデクリメントされる。矢印Fの位置がこのように変位した場合、矢印Fが、位置VII、位置VIII、および位置Vの順番に通過したことがわかり、回転軸10が反時計回りに回転していたことがわかる。
また、今回回転位置が位置Iとなり、前回回転位置が位置IVとなり、前回第1発電の回転位置が位置IVとなり、前回第2発電の回転位置が位置IIIとなる変位が定められている。この場合、矢印Fの位置が位置IVから位置Iに変位しているので、カウントがインクリメントされる。矢印Fの位置がこのように変位した場合、矢印Fが、位置III、位置IV、および位置Iの順番に通過したことがわかり、回転軸10が時計回りに回転していたことがわかる。
また、今回回転位置が位置Iとなり、前回回転位置が位置Vとなり、前回第1発電の回転位置が位置Vとなり、前回第2発電の回転位置が位置VIIとなる変位が定められている。この場合、矢印Fが位置Iに位置しているので、カウントがインクリメントされる。矢印Fの位置がこのように変位した場合、矢印Fが位置VII、位置VIII、位置V、および位置Iの順番に通過したことがわかり、回転軸10が時計回りに回転した後、反転して反時計回りに回転していたことがわかる。
また、今回回転位置が位置Iとなり、前回回転位置が位置Vとなり、前回第1発電の回転位置が位置Vとなり、前回第2発電の回転位置が位置IIIとなる変位が定められている。この場合、矢印Fが位置Iに位置しているので、カウントがインクリメントされる。矢印Fの位置がこのように変位した場合、矢印Fが位置III、位置IV、位置I、位置V、および位置Iの順番に通過したことがわかり、回転軸10が反時計回りに回転した後、反転して時計回りに回転し、さらに反転して反時計回りに回転していたことがわかる。
また、今回回転位置が位置Vとなり、前回回転位置が位置VIIとなり、前回第1発電の回転が位置Iとなり、前回第2発電の回転位置が位置VIIとなる変位が定められている。この場合、矢印Fが位置Vに位置しているので、カウントがデクリメントされる。矢印Fの位置がこのように変位した場合、矢印Fが位置I、位置II、位置III、位置VII、位置VIII、および位置Vの順番に通過したことがわかり、回転軸10が反時計回りに回転した後、反転して時計回りに回転していたことがわかる。
また、今回回転位置が位置Vとなり、前回回転位置が位置VIIとなり、前回第1発電の回転位置が位置IVとなり、前回第2発電の回転位置が位置VIIとなる変位が定められている。この場合、矢印Fが位置Vに位置しているので、カウントがデクリメントされる。矢印Fがこのように変位した場合、矢印Fが位置IV、位置VI、位置VII、位置VIII、および位置Vの順番に通過したことがわかる。本来、このように矢印Fが変位した場合には、第1発電素子24は、矢印Fが位置VIIIに位置したときに発電するはずであるが、前回第1発電の回転位置が位置IVであることから、矢印Fが位置VIIIに位置した際に第1発電素子24が発電していなかったことすなわちRUNTが発生していたことがわかる。
上述したように、図7に示す表には、回転軸10の回転位置の所定の変位が定められている。たとえば、情報処理部82は、今回回転位置が位置Iであり、前回回転位置が位置VIIIであると判定した場合、位置VIIIから位置Iへの変位は、図7に示す図表にはない。したがって、情報処理部82は、記憶部84に記憶されている前回判定した回転軸10の回転位置から、今回判定した回転軸10の回転位置への変位が、予め定められた所定の変位以外の変位であり、エラーと判定する。情報処理部82は、当該エラーに関するエラー情報を記憶部84に記憶させる。
以上、実施の形態1に係る回転検出器14について説明した。
以上、本実施の形態における回転検出器14は、回転軸10とともに回転し、回転軸10の回転方向に第1位相差を持って配置される第1磁石20および第2磁石22と、第1磁石20および第2磁石22が回転軸10とともに回転することによる磁界の変化によって発電する1以上の発電素子と、1以上の発電素子が発電した電力に基づいて動作し、第1磁石20によって発生する磁界および第2磁石22によって発生する磁界を検出する第1~第4磁気センサ46,48,50,52とを備え、第1磁石20は、N極と、当該N極よりも回転軸10の径方向の内方に配置されるS極とを有し、第2磁石22は、S極と、当該S極よりも回転軸10の径方向の内方に配置されるN極とを有する。
これによれば、第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の回転方向に互いに第1位相差を持って配置され、第1磁石20は、N極と、N極よりも回転軸10の径方向の内方に配置されるS極とを有し、第2磁石22は、S極と、S極よりも回転軸10の径方向の内方に配置されるN極とを有する。また、1以上の発電素子は、第1磁石20および第2磁石22が回転軸10とともに回転することによる磁界の変化によって発電し、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、1以上の発電素子が発電した電力に基づいて動作し、第1磁石20によって発生する磁界および第2磁石22によって発生する磁界を検出する。このように、少なくとも1個の発電素子によって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52を動作させ、回転軸10の回転位置等を検出できるので、回転検出器14を容易に小型化できる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、1以上の発電素子は、回転軸10の回転方向に互いに第2位相差を持って配置される第1発電素子24および第2発電素子26を有する。
これによれば、第1磁石20および第2磁石22が回転軸10とともに回転することによる発電の回数を増やせる。よって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52が動作する回数を増やせる。これによって、回転軸10の回転の検出の精度が低下することを抑制できる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、第1位相差と第2位相差とは異なる。
これによれば、第1磁石20および第2磁石22が回転軸10とともに回転することによる発電の回数をさらに増やせる。よって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52が動作する回数をさらに増やせる。これによって、回転軸10の回転の検出の精度が低下することをさらに抑制できる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、回転軸10の回転方向に位相差を持って配置され、回転軸10の軸方向から見たときに1以上の発電素子と重ならない。
これによれば、回転軸10の回転の検出の精度が低下することをさらに抑制できる。
また、本実施の形態における回転検出器14は、1以上の発電素子のいずれが発電したかを示す発電情報と第1~第4磁気センサ46,48,50,52の検出結果とを含む検出情報を用いて、回転軸10の回転位置および回転方向を判定する情報処理部82と、回転軸10の回転位置および回転方向を記憶する記憶部84とをさらに備える。
これによれば、回転軸10の回転位置(位置I~VIIIなどの1回転内におけるセグメント)および回転方向を一意的に決定でき、検出した回転位置および回転方向を記憶しておくことができる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、情報処理部82は、1以上の発電素子のいずれかが発電する度に、検出情報を用いて回転軸10の回転位置を判定し、判定した回転軸10の回転位置を記憶部84に記憶させ、今回判定した回転軸10の回転位置と、記憶部84に記憶されている前回判定した回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転数の算出に用いるカウント値を更新する。
これによれば、今回判定した回転軸10の回転位置と、前回判定した回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転数の算出に用いるカウント値を更新することによって、回転軸10の回転数を算出できる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、情報処理部82は、記憶部84に記憶されている前回判定した回転軸10の回転位置から、今回判定した回転軸10の回転位置への変位が、予め定められた所定の変位以外の変位である場合、エラーと判定し、当該エラーに関するエラー情報を記憶部84に記憶させる。
これによれば、前回判定した回転軸10の回転位置から、今回判定した回転軸10の回転位置への変位が、予め定められた所定の変位以外の変位である場合、エラーと判定される。したがって、1以上の発電素子が正常に発電せず回転位置の判定が行われなったこと等の異常を検出できる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、情報処理部82は、検出情報を用いて回転軸10の回転位置を判定し、回転軸10の回転位置と発電情報とを関連付けて記憶部84に記憶させる。
これによれば、1以上の発電素子が発電したときの回転軸10の回転位置を記憶しておくことができる。
また、本実施の形態における回転検出器14において、回転軸10の軸方向と直交する方向に延び、かつ回転軸10の軸方向の一端部と間隔を空けて配置される基板18をさらに備え、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、基板18の回転軸10側の主面に配置され、1以上の発電素子は、基板18の回転軸10とは反対側の主面に配置される。
これによれば、第1~第4磁気センサ46,48,50,52を、回転軸10とともに回転する第1磁石20および第2磁石22の近くに配置し易くなる。したがって、第1~第4磁気センサ46,48,50,52によって、第1磁石20および第2磁石22による磁界を検出し易くなる。
[実施の形態2]
次に、実施の形態2について説明する。
図8は、実施の形態2に係る回転検出器14aを示す図である。なお、図8では、制御回路36等の図示を省略し、反射パターン92を断面で示す。回転検出器14aは、反射型の光学式センサ88をさらに有している点において、回転検出器14と主に異なる。以下の説明では、回転検出器14との相違点を中心に説明する。
図8に示すように、回転検出器14aは、反射型の光学式センサ88をさらに有している。光学式センサ88は、受発光素子90と、反射パターン92とを有し、回転軸10の回転位置を検出する光学式のエンコーダである。
受発光素子90は、基板18の回転板16側の主面に配置されており、外部の電源(図示せず)からの電力に基づいて動作する。受発光素子90は、回転軸10の径方向において、第1~第4磁気センサ46,48,50,52よりも外方に配置されている。受発光素子90は、回転軸10の軸方向において、反射パターン92と対向しており、反射パターン92に向かって光を発する。受発光素子90は、反射パターン92によって反射した光を受光する。反射パターン92によって反射する光は、回転軸10の回転位置に応じて変化する。光学式センサ88は、反射パターン92によって反射される光に基づいて、回転軸10の回転位置を検出する。この実施の形態では、受発光素子90が、発光素子および受光素子に相当する。
反射パターン92は、回転板16の基板18側の主面に配置されている。反射パターン92は、回転軸10の回転方向に沿って配置され、環状である。たとえば、反射パターン92は、光を反射し易い反射領域と、光を反射し難い非反射領域とを有する。たとえば、反射領域および非反射領域は、回転軸10の回転方向に交互に配置されている。
第1磁石20および第2磁石22は、回転板16の基板18とは反対側の主面に配置されている。第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の軸方向から見たとき、反射パターン92と重なるように配置されている。
情報処理部82は、光学式センサ88が外部の電源から電力の供給を受けていない無給電状態から外部の電源から電力の供給を受けている給電状態になった場合、記憶部84に記憶されている最新の回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転位置を判定する。
たとえば、無給電状態で、第1発電素子24または第2発電素子26が発電し、回転軸10の回転位置が判定され、判定された回転軸10の回転位置が記憶部84に記憶された後、第1発電素子24および第2発電素子26が発電しない範囲で回転軸10が回転し、給電状態になった場合を考える。この場合、記憶部84に記憶されている最新の回転位置は、第1発電素子24および第2発電素子26が発電しない範囲で回転軸10が回転する前の位置である。したがって、光学式センサ88によって検出される回転位置と、記憶部84に記憶されている最新の回転位置とに、差異が生じる。したがって、情報処理部82は、記憶部84に記憶されている最新の回転位置を、光学式センサ88によって検出された回転位置に基づいて更新し、記憶部84に記憶されている最新の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転位置とを一致させる。このように、情報処理部82は、記憶部84に記憶されている最新の回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転位置を判定し、判定結果に応じて記憶部84に記憶されている最新の回転位置を更新する。
給電状態では、情報処理部82が検出情報に基づいて判定した回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転位置とは実質的に一致するはずである。情報処理部82は、給電状態において、検出情報に基づいて判定した回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転位置との差異が、所定の値よりも大きい場合には、エラーと判定する。
図9は、実施の形態2に係る回転検出器14aの変形例を示す図である。図9に示すように、第1磁石20および第2磁石22は、回転板16の基板18側の主面に配置されていてもよい。この場合、たとえば、第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の径方向において、反射パターン92よりも内方に配置される。なお、第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の径方向において、反射パターン92よりも外方に配置されてもよい。
以上、実施の形態2に係る回転検出器14aについて説明した。
以上、本実施の形態における回転検出器14aは、電源からの電力に基づいて駆動する受発光素子90を有し、回転軸10の回転位置を検出する光学式センサ88をさらに備え、光学式センサ88が電源から電力の供給を受けていない無給電状態から電源から電力の供給を受けている給電状態になった場合、情報処理部82は、記憶部84に記憶されている最新の回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転位置を判定する。
これによれば、情報処理部82は、記憶部84に記憶されている最新の回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転位置を判定する。したがって、回転軸10の回転位置をより精度よく検出できる。
また、本実施の形態における回転検出器14aにおいて、情報処理部82は、検出情報を用いて判定した回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転軸10の回転位置との差異が所定の値よりも大きい場合、エラーと判定する。
これによれば、情報処理部82が判定した回転軸10の回転位置と、光学式センサ88によって検出された回転軸10の回転位置との差異が所定の値よりも大きい場合、エラーと判定される。したがって、エラーと判定された場合、情報処理部82による判定および光学式センサ88による検出のいずれかが誤っていると推定できる。
[実施の形態3]
次に、実施の形態3について説明する。
図10は、実施の形態3に係る回転検出器14bを示す図である。なお、図10では、制御回路36等の図示を省略し、透過パターン102を断面で示す。回転検出器14bは、透過型の光学式センサ94をさらに有している点において、回転検出器14と主に異なる。以下の説明では、回転検出器14との相違点を中心に説明する。
図10に示すように、回転検出器14bは、透過型の光学式センサ94をさらに有している。光学式センサ94は、基板96と、発光素子98と、受光素子100と、透過パターン102とを有し、回転軸10の回転位置を検出する光学式のエンコーダである。
基板96は、回転軸10の軸方向において、回転板16の基板18とは反対側に配置されており、回転板16と間隔を空けて対向している。基板96は、コネクタ104を介して基板18と電気的に接続されている。
発光素子98は、基板96の回転板16側の主面に配置されている。発光素子98は、回転軸10の軸方向において、透過パターン102と対向しており、透過パターン102に向かって光を発する。なお、回転板16は、発光素子98からの光を透過する。
受光素子100は、基板18の回転板16側の主面に配置されている。受光素子100は、回転軸10の径方向において、第1~第4磁気センサ46,48,50,52よりも外方に配置されている。受光素子100は、回転軸10の軸方向において、透過パターン102と対向している。受光素子100は、発光素子98から出射されかつ透過パターン102によって透過された光を受光する。透過パターン102によって透過される光は、回転軸10の回転位置に応じて変化する。光学式センサ94は、透過パターン102によって透過される光に基づいて、回転軸10の回転位置を検出する。
透過パターン102は、回転板16の基板18側の主面に配置されている。透過パターン102は、回転軸10の回転方向に沿って配置され、環状である。たとえば、透過パターン102は、光を透過させる複数のスリット(図示せず)を有する。たとえば、複数のスリットは、回転軸10の回転方向に並んで配置されている。
第1磁石20および第2磁石22は、回転板16の基板18とは反対側の主面に配置されている。
情報処理部82は、回転検出器14aの場合と同様に、光学式センサ94が外部の電源から電力の供給を受けていない無給電状態から外部の電源から電力の供給を受けている給電状態になった場合、記憶部84に記憶されている最新の回転軸10の回転位置と、光学式センサ94によって検出された回転軸10の回転位置とに基づいて、回転軸10の回転位置を判定する。
また、情報処理部82は、回転検出器14aの場合と同様に、給電状態において、検出情報に基づいて判定した回転軸10の回転位置と、光学式センサ94によって検出された回転位置との差異が、所定の値よりも大きい場合には、エラーと判定する。
図11は、実施の形態3に係る回転検出器14bの変形例を示す図である。図11に示すように、第1磁石20および第2磁石22は、回転板16の基板18側の主面に配置されていてもよい。この場合、たとえば、第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の径方向において、透過パターン102よりも内方に配置される。なお、第1磁石20および第2磁石22は、回転軸10の径方向において、透過パターン102よりも外方に配置されてもよい。
以上、実施の形態3に係る回転検出器14bについて説明した。
回転検出器14bによれば、回転検出器14aと同様の作用効果を奏する。
[実施の形態4]
次に、実施の形態4について説明する。
図12は、実施の形態4に係る回転検出器14cの回転板16を示す図である。回転検出器14cは、第1カウンターウェイト106と、第2カウンターウェイト108とをさらに有する点において、回転検出器14と主に異なる。以下の説明では、回転検出器14との相違点を中心に説明する。
図12に示すように、回転検出器14cは、第1カウンターウェイト106と、第2カウンターウェイト108とをさらに有する。第1カウンターウェイト106、第2カウンターウェイト108、第1磁石20、および第2磁石22は、相互に同じ重さである。第1カウンターウェイト106および第2カウンターウェイト108は、第1カウンターウェイト106と第2カウンターウェイト108と第1磁石20と第2磁石22とによる重心の位置が、回転軸10の軸心A上に位置するように配置されている。具体的には、第1カウンターウェイト106は、第1磁石20と180°の位相差を持ち、かつ第2磁石22と90°の位相差を持って、回転板16の基板18側の主面に配置されている。第2カウンターウェイト108は、第1磁石20と90°の位相差を持ち、かつ第2磁石22と180°の位相差を持って回転板16の基板18側の主面に配置されている。
以上、実施の形態4に係る回転検出器14cについて説明した。
以上、本実施の形態における回転検出器14cは、第1カウンターウェイト106および第2カウンターウェイト108をさらに備える。第1カウンターウェイト106および第2カウンターウェイト108は、第1磁石20と第2磁石22と第1カウンターウェイト106と第2カウンターウェイト108とによる重心の位置が、回転軸10の軸心A上に位置するように配置される。
これによれば、第1磁石20と第2磁石22と第1カウンターウェイト106と第2カウンターウェイト108とによる重心の位置が、回転軸10の軸心A上に位置するので、回転軸10の回転のバランスが悪くなることを抑制できる。
[実施の形態5]
次に、実施の形態5について説明する。
図13は、実施の形態5に係る回転検出器14dの回転板16を示す図である。回転検出器14dは、第1カウンターウェイト106の代わりに第1カウンターウェイト110を有し、第2カウンターウェイト108の代わりに第2カウンターウェイト112を有している点において、回転検出器14cと主に異なる。以下の説明では、回転検出器14cとの相違点を中心に説明する。
図13に示すように、回転検出器14dは、第1カウンターウェイト106に代えて第1カウンターウェイト110を有し、第2カウンターウェイト108に代えて第2カウンターウェイト112を有する。第1カウンターウェイト110および第2カウンターウェイト112は、磁性材料を主成分とし、50%以上含む部材である。ここでは、第1カウンターウェイト110は、N極と、N極よりも回転軸10の径方向の内方に位置するS極とを有する磁石である。また、ここでは、第2カウンターウェイト112は、S極と、S極よりも回転軸10の径方向の内方に位置するN極とを有する磁石である。
以上、実施の形態5に係る回転検出器14dについて説明した。
以上、本実施の形態における回転検出器14dにおいて、第1カウンターウェイト110および第2カウンターウェイト112は、磁性材料を50%以上含む部材である。
これによれば、第1感磁部38(ウィーガントワイヤ)に巻回されている第1コイル40の両端に誘起される電圧パルスが発生する角度間隔を均一化させるなど角度間隔を調整することができる。同様に、第2感磁部42(ウィーガントワイヤ)に巻回されている第2コイル44の両端に誘起される電圧パルスが発生する角度間隔を均一化させるなど角度間隔を調整することができる。
なお、本実施の形態における回転検出器14dにおいて、第1カウンターウェイト110および第2カウンターウェイト112は、磁石でなくてもよく、磁性材料を主成分とする部材であればよい。
これによれば、回転軸10の回転のバランスが悪くなることを抑制できるとともに、1以上の発電素子の発電の回数を増やせる。これによって、回転軸10の回転の検出の精度が低下することを抑制できる。
[他の実施の形態等]
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1から実施の形態5について説明した。しかしながら、本開示による技術は、これらに限定されず、本開示の趣旨を逸脱しない限り、適宜、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態または変形例にも適用可能である。
上述した実施の形態では、第1磁石20と第2磁石22との第1位相差が、90°である場合について説明したが、これに限定されない。図14は、第1磁石および第2磁石の配置の他の例を示す図であって、(a)は、第1位相差が45°である配置、(b)は第1位相差が130°である配置、(c)は第1位相差が180°である配置を示す。たとえば、図14の(a)に示すように、第1位相差は、90°より小さくてもよく、45°であってもよい。第1位相差は、90°より大きくてもよく、図14の(b)に示すように130°であってもよいし、図14の(c)に示すように180°であってもよい。
上述した実施の形態では、回転検出器14~14dが、第1発電素子24および第2発電素子26を有し、第1発電素子24と第2発電素子26との第2位相差が、180°である場合について説明したが、これに限定されない。図15は、1以上の発電素子の配置の他の例を示す図であって、(a)は、第2位相差が90°である配置、(b)は、第2位相差が120°である配置、(c)は、第2位相差が150°である配置、(d)は、第2位相差が60°である配置、(e)は、第2発電素子26を有しない配置を示す。たとえば、第2位相差は、図15の(a)に示すように、90°であってもよく、図15の(b)に示すように、120°であってもよい。第2位相差は、図15の(c)に示すように、150°であってもよく、図15の(d)に示すように、60°であってもよい。図15の(e)に示すように、回転検出器は、第2発電素子26を有していなくてもよい。発電素子が1個の場合、情報処理部は、発電情報を用いず、複数の磁気センサの検出結果に基づいて、回転軸の回転位置および回転方向を判定してもよい。
上述した実施の形態では、回転検出器14、14a、~14dが、第1発電素子24、第2発電素子26、および第1~第4磁気センサ46,48,50,52を有する場合について説明したが、これに限定されない。図16は、複数の磁気センサの配置の他の例を示す図であって、(a)は、回転検出器が、第4磁気センサ52を有しない配置、(b)は、回転検出器が、第1磁気センサ46および第4磁気センサ52を有しない配置、(c)は、回転検出器が、第3発電素子116をさらに有する配置を示す。たとえば、図16の(a)に示すように、回転検出器は、第4磁気センサ52を有していなくてもよい。図16の(b)に示すように、回転検出器は、第1磁気センサ46および第4磁気センサ52を有していなくてもよい。図16の(c)に示すように、回転検出器は、第1発電素子24と135°の位相差を持ち、かつ第2発電素子26と45°の位相差を持つ位置に配置される第3発電素子116をさらに有していてもよい。
図17は、他の実施の形態に係る回転検出器を示す図である。図17に示すように、回転検出器は、第2発電素子26、第2磁気センサ48、および第3磁気センサ50を有しておらず、第1磁石20と第2磁石22との第1位相差が130°であってもよい。
上述した実施の形態では、第1発電素子24および第2発電素子26が、基板18の回転板16とは反対側の主面に配置され、第1~第4磁気センサ46,48,50,52および制御回路36が、基板18の回転板16側の主面に配置される場合について説明したが、これに限定されない。図18は、その他の実施の形態に係る回転検出器を示す図であって、(a)は、第1~第4磁気センサ46,48,50,52が基板18の回転板16とは反対側の主面に配置された構成、(b)は、第1発電素子24および第2発電素子26は、基板18の回転板16側の主面に配置された構成を示す。たとえば、図18の(a)に示すように、第1~第4磁気センサ46,48,50,52は、基板18の回転板16とは反対側の主面に配置されてもよい。図18の(b)に示すように、第1発電素子24および第2発電素子26は、基板18の回転板16側の主面に配置され、制御回路36は、基板18の回転板16とは反対側の主面に配置されてもよい。
本開示に係る回転検出器は、負荷を回転駆動させるモータの回転軸等の回転検出に利用可能である。
1 モータ
4 本体
6 回転子
8 固定子
10 回転軸
12 ケース
14,14a,14b,14c,14d 回転検出器
16 回転板
18 基板
20 第1磁石
22 第2磁石
24 第1発電素子
26 第2発電素子
36 制御回路
38 第1感磁部
40 第1コイル
42 第2感磁部
44 第2コイル
46 第1磁気センサ
48 第2磁気センサ
50 第3磁気センサ
52 第4磁気センサ
54 全波整流部
56 電圧レギュレータ
58 断線診断部
60 逆流防止スイッチ
62 全波整流部
64 電圧レギュレータ
66 断線診断部
68 逆流防止スイッチ
70,72,74,76,78,80 コンパレータ
82 情報処理部
84 記憶部
86 通信部
88,94 光学式センサ
90 受発光素子
92 反射パターン
96 基板
98 発光素子
100 受光素子
102 透過パターン
104 コネクタ
106,110 第1カウンターウェイト
108,112 第2カウンターウェイト

Claims (13)

  1. 回転軸とともに回転し、前記回転軸の回転方向に第1位相差を持って配置される第1磁石および第2磁石と、前記第1磁石および前記第2磁石が前記回転軸とともに回転することによる磁界の変化によって発電する1以上の発電素子と、前記1以上の発電素子が発電した電力に基づいて動作し、前記第1磁石によって発生する磁界および前記第2磁石によって発生する磁界を検出する複数の磁気センサとを備え、前記第1磁石は、第1のN極と、前記第1のN極よりも前記回転軸の径方向の内方に配置される第1のS極とを有し、前記第2磁石は、第2のS極と、前記第2のS極よりも前記回転軸の径方向の内方に配置される第2のN極とを有する、回転検出器。
  2. 前記1以上の発電素子は、前記回転軸の回転方向に互いに第2位相差を持って配置される第1発電素子および第2発電素子を有する、請求項1に記載の回転検出器。
  3. 前記第1位相差と前記第2位相差とは異なる、請求項2に記載の回転検出器。
  4. 前記複数の磁気センサは、前記回転軸の回転方向に位相差を持って配置され、前記回転軸の軸方向から見たときに前記1以上の発電素子と重ならない、請求項1から3のいずれか1項に記載の回転検出器。
  5. 前記1以上の発電素子のいずれが発電したかを示す発電情報と前記複数の磁気センサの検出結果とを含む検出情報を用いて、前記回転軸の回転位置および回転方向の少なくとも一方を判定する情報処理部と、前記回転軸の回転位置および回転方向の前記少なくとも一方を記憶する記憶部とをさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の回転検出器。
  6. 前記情報処理部は、前記1以上の発電素子のいずれかが発電する度に、前記検出情報を用いて前記回転軸の回転位置を判定し、判定した前記回転軸の回転位置を前記記憶部に記憶させ、今回判定した前記回転軸の回転位置と、前記記憶部に記憶されている前回判定した前記回転軸の回転位置とに基づいて、前記回転軸の回転数の算出に用いるカウント値を更新する、請求項5に記載の回転検出器。
  7. 前記情報処理部は、前記記憶部に記憶されている前回判定した前記回転軸の回転位置から、今回判定した前記回転軸の回転位置への変位が、予め定められた所定の変位以外の変位である場合、エラーと判定し、前記エラーに関するエラー情報を前記記憶部に記憶させる、請求項6に記載の回転検出器。
  8. 電源からの電力に基づいて動作する発光素子および受光素子を有し、前記回転軸の回転位置を検出する光学式センサをさらに備え、前記光学式センサが前記電源から電力の供給を受けていない無給電状態から前記電源から電力の供給を受けている給電状態になった場合、前記情報処理部は、前記記憶部に記憶されている最新の前記回転軸の回転位置と、前記光学式センサによって検出された前記回転軸の回転位置とに基づいて、前記回転軸の回転位置を判定する、請求項6または7に記載の回転検出器。
  9. 前記情報処理部は、前記検出情報を用いて判定した前記回転軸の回転位置と、前記光学式センサによって検出された前記回転軸の回転位置との差異が所定の値よりも大きい場合、エラーと判定する、請求項8に記載の回転検出器。
  10. 前記情報処理部は、前記検出情報を用いて前記回転軸の回転位置を判定し、前記回転軸の回転位置と前記発電情報とを関連付けて前記記憶部に記憶させる、請求項5から9のいずれか1項に記載の回転検出器。
  11. カウンターウェイトをさらに備え、前記カウンターウェイトは、前記第1磁石と前記第2磁石と前記カウンターウェイトとによる重心の位置が、前記回転軸の軸心上に位置するように配置される、請求項1から10のいずれか1項に記載の回転検出器。
  12. 前記カウンターウェイトは、磁性材料を50%以上含む部材である、請求項11に記載の回転検出器。
  13. 前記回転軸の軸方向と直交する方向に延び、かつ前記回転軸の軸方向の一端部と間隔を空けて配置される基板をさらに備え、前記複数の磁気センサは、前記基板の前記回転軸側の主面に配置され、前記1以上の発電素子は、前記基板の前記回転軸とは反対側の主面に配置される、請求項1から12のいずれか1項に記載の回転検出器。
JP2022516852A 2020-04-20 2021-02-08 Pending JPWO2021215076A1 (ja)

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