JPWO2021131036A1 - バルブアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】手動のバルブに容易に取り付け可能であり、バルブを電動化することができる共に、狭い設置スペースにも配置できるように充分に小型化され、かつ、優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なバルブアクチュエータを提供する。【解決手段】本発明を適用したアクチュエーアの一例である、バルブアクチュエータ1は、バルブアクチュエータ1は、アクチュエータ本体3と、バルブ取付部4を有している。また、アクチュエータ本体3は、筐体30と、モーター5と、ベルト伝達部6と、ウォーム減速機7を有している。また、アクチュエータ本体3は、ブラケット部8を有している。

Description

本発明は、バルブアクチュエータに関する。詳しくは、手動のバルブに容易に取り付け可能であり、バルブを電動化することができる共に、狭い設置スペースにも配置できるように充分に小型化され、かつ、優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なバルブアクチュエータに係るものである。
従来、電気や油圧等のエネルギーを機械的な動きに変換し、機器を動かす駆動源として、アクチュエータが広く用いられている。
また、アクチュエータは、作動原理の種類や用途によって種々存在するが、例えば、特許文献1では、バルブに連結され、バルブをモーターの回転力により開閉させるバルブアクチュエータが提案されている。
また、船舶の配管において、配管中を流れる流体を制御する為に、多数のバルブが用いられているが、膨大な数の手動のバルブを開閉する労力を省くために、配管に設けられた手動のバルブを、バルブアクチュエータにより電動化することが強く求められている。
このような手動のバルブを電動化するニーズは、新たに造船するケースに限らず、既に就役している船舶についても、メンテナンスや改装の際に、今後増加してくるものと考えられる。
こうしたなか、既設の手動のバルブを電動化するための、従前のバルブアクチュエータは、例えば、次のような方法で取り付けが行われている。以下、図15を参照して説明する。
まず、手動バルブ100のハンドル101及びハンドル支柱102をバルブ本体から取り外して(図15(a)参照)、取付け用ブラケット104をバルブ本体に固定する(図15(b)参照)。そして、取付け用ブラケット104にバルブアクチュエータ103が取り付けられる(図15(c)参照)。
特開平9−329259号公報
ここで、従前の、船舶における手動のバルブを電動化するためのバルブアクチュエータでは、バルブアクチュエータの取付け前に比べて、取り付け後にバルブ全体のサイズが大きくなる。特に、高さ方向においてバルブのサイズが著しく大型化してしまう。
しかしながら、船舶の内部では、限られた狭いスペースの中に、複数の配管が密に配置され、配管同士の距離が近くなっている箇所が多く存在する。そのため、隣り合う配管との距離によっては、バルブアクチュエータを配置できるだけの空間が確保できない問題がある。
また、従前のバルブアクチュエータを取り付ける工程では、スパナ等の工具を用いる必要があり、配管が密に配置された狭い空間では、工具を用いた作業が困難となることもある。
さらに、従前のバルブアクチュエータを取り付ける工程が複雑なため、より簡便に取り付けることが可能なバルブアクチュエータが望まれている。また、従前のバルブアクチュエータでは、手動のバルブのサイズに合わせて取付け用のブラケットを用意する必要があった。
また、上記の不具合が存在することから、バルブの電動化に際しては、既設の手動のバルブを配管から取り外して、新たに電動のバルブを設置するケースがほとんどであった。その際、手動のバルブにおける耐用年数以内に電動のバルブへの交換が行われ、手動のバルブは廃棄されるため、コストの高騰に繋がっていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、手動のバルブに容易に取り付け可能であり、バルブを電動化することができる共に、狭い設置スペースにも配置できるように充分に小型化され、かつ、優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なバルブアクチュエータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のアクチュエータは、筐体と、前記筐体の内部に配置され、回転軸を有する駆動源となるモーターと、前記モーターの回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、該第1のプーリーと対をなすと共に、同第1のプーリーの径よりも大きな径を有する第2のプーリーと、前記第1のプーリー及び前記第2のプーリーに張設されたベルトと、前記第2のプーリーが取り付けられたウォーム部と、該ウォーム部と直交して配置され、同ウォーム部と歯車の噛み合いにより動力伝達を行うウォームホイールを有し、前記筐体の内部に配置されたウォーム減速機と、ハンドルを有する所定のバルブに取付けられ、前記ハンドルの上方で前記筐体を支持するバルブ取付部と、前記ウォーム減速機に取り付けられ、前記モーターの駆動力により回転可能に構成されると共に、前記筐体と前記ハンドルの間に配置され、同ハンドルと嵌合して前記所定のバルブの開閉を行うブラケット部と、を備える。
ここで、回転軸を有する駆動源となるモーターと、回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、第1のプーリーと対をなす第2のプーリーと、第1のプーリー及び第2のプーリーに張設されたベルトと、第2のプーリーが取り付けられたウォーム部と、ウォーム部と直交して配置され、ウォーム部と歯車の噛み合いにより動力伝達を行うウォームホイールを有するウォーム減速機と、ウォーム減速機に取り付けられ、モーターの駆動力により回転可能に構成されると共に、ハンドルと嵌合して所定のバルブの開閉を行うブラケット部によって、モーターの出力から、トルクを出力して、ブラケット部でバルブを開閉させることができる。即ち、モーターに電力を供給して、バルブを電動化することができる。
また、ブラケット部が、筐体とハンドルの間に配置され、ハンドルと嵌合したことによって、筐体内部のモーター及びウォーム減速機から得られたトルクを、直接、バルブのハンドルに伝達させることができる。また、アクチュエータ全体を小型化しやすくなる。
また、モーターの回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、第1のプーリーと対をなすと共に、第1のプーリーの径よりも大きな径を有する第2のプーリーと、第1のプーリー及び第2のプーリーに張設されたベルトによって、第2のプーリーの回転速度を、第1のプーリーの回転速度よりも小さくして、モーターの出力をウォーム減速機に伝えることができる。即ち、ウォーム減速機の減速比だけでなく、第1のプーリーの径と第2のプーリーの径との大きさの比に応じた減速比が得ることができ、モーターの回転力から高トルクを出力可能となる。この結果、駆動源として、出力が小さく、サイズが小型なモーターを用いることができ、アクチュエータ全体を小さくすることができる。
また、第1のプーリーの径と、第2のプーリーの径との大きさの比が1:2以下である場合には、2つのプーリーをなるべく小さなサイズに抑えつつ、2つのプーリーの径の大きさの比に応じた高い減速比を得ることが可能となる。
ここで、第1のプーリーの径と、第2のプーリーの径との大きさの比が1:2を超える場合には、第2のプーリーが大きなサイズとなり、アクチュエータ全体としての小型化が妨げられるものとなる。
また、回転軸とベルトがなす角度と、ベルトとウォーム部がなす角度が、それぞれ略90度であり、ウォームホイールが、回転軸、ベルト及びウォーム部に囲まれて配置された
場合には、モーターの回転軸、ベルト、ウォーム部及びウォームホイールを筐体の中に、コンパクトに収めることができる。この結果、アクチュエータ全体を、より一層小さくすることができる。
また、モータードライバーが、モーターの回転の位置制御を行うパルス信号を制御する第1のCPUと、第1のCPUを制御すると共に、ハンドルを回転させる際の摺動抵抗に応じて、モーターに流れる電流の大きさを調整する第2のCPUを含む場合には、駆動源となるモーターに、出力が小さく、サイズが小型なモーターを用いて高トルクを出力することができる。即ち、例えば、バルブを閉める際に負荷が大きくなっても、モーターの回転を減らして、モーターに流れる電流を大きくして、トルクを高めることができる。
また、筐体の内部に配置され、モーターの駆動を制御するモータードライバーを備え、モータードライバーが、第1のCPUを制御する第2のCPUを含む場合には、既存のバルブを電動化するためのバルブアクチュエータに比べて、モータードライバーを小型化することが可能となる。例えば、市販のバルブアクチュエータでは、モータードライバー用のCPUに、パルス信号を制御する第1のCPUを制御する機能を共用させることができず、モータードライバーにメイン制御ボードを増設して、第1のCPUを制御する機能を持たせるものとなる。即ち、市販のバルブアクチュエータでは、別途設けるメイン制御ボードの分、全体のサイズが大きくなってしまう。一方、本発明では、モータードライバーが、第1のCPUを制御する第2のCPUを含むことから、モータードライバーを小型化でき、この結果、アクチュエータ全体の小型化に寄与するものとなる。
また、モーターが、モーターの回転軸の絶対位置を記憶するアブソリュートエンコーダを有する場合には、高い精度で位置制御を行うことが可能となる。なお、ここでいう、回転軸の絶対位置を記憶するとは、モーターに対して電力が供給されない、電源OFFの状態でも、回転軸の回転動作における位置情報を記憶しており、再度、モーターに電力を供給した際に、原点復帰運転が不要であることを意味する。
また、モーターには、所定の駆動時間内に供給が可能な最大の電流値である最大電流値が設定され、第2のCPUが、所定の駆動時間及び最大電流値の範囲内で、モーターに流れる電流を調整する場合には、駆動源として、出力が小さく、サイズが小型なモーターを用いて、そのモーターの有する能力を最大限に利用することができる。
例えば、一般的なモーターでは、連続運転しても動作が保証された定格電流が設定され、汎用のコントローラでは、定格電流に基づいた動作条件によりモーターが駆動するように規定されている。また、短時間であれば、定格電流の3倍程度が最大電流値(本願請求項における最大電流値に相当)として決められ、指定された時間内(本願請求項における所定の駆動時間に相当)であれば、最大電流値でモーターを回転させることが可能であることをモーターの製造者が保証している。
そのため、本発明では、第2のCPUが、所定の駆動時間及び最大電流値の範囲内で、モーターに流れる電流を調整するようにすることで、モーターの製造者が指定する範囲の動作時間内において、動作が保証された最大電流値以下の電流をモーターに加えて、モーターを駆動させることができる。これにより、出力が小さく、サイズが小型なモーターを用いても、出力が大きく、サイズが大型なモーターを定格電流で運転した場合と同等の駆動出力を得ることが可能となる。
また、一般的なモーターでは、様々な目的でのモーターの使用に対応するため、モーターの運転に対して、上述したような、定格電流に基づいた動作条件が設定されている。特に高いトルクが必要になる際に、指示回転数を維持できなければ瞬時にエラーとなり、モーターが停止する。そのため、定格電流に基づいた動作条件を考慮した上でモーターを選定すると、出力において充分に余裕のある、即ち、大型なモーターを選ぶ必要が生じてしまう。
しかしながら、本発明では、上述したように、第2のCPUが、ハンドルを回転させる際の摺動抵抗に応じて、モーターに流れる電流の大きさを調整することができる。そのため、出力が小さく、小型なモーターを用いても、負荷が上がるに伴い、モーターの回転数を減らし、最大電流値以下で大きな電流を供給してトルクを上げることで、モーターのメーカーが指定する所定の駆動時間及び最大電流値の範囲内で、ハンドルを開閉するために必要な仕事量を出力することができる。また、小型なモーターを使用可能となることから、アクチュエータ全体の小型化に寄与するものとなる。
また、ハンドルが、ハンドルの外形を構成する枠部と、枠部の中心部と枠部を連結する複数のスポーク部を有し、ブラケット部が、スポーク部と嵌合するスリットが形成された場合には、ハンドルのスポーク部に対して、ブラケット部から力が伝わり、ハンドルを回転させることができる。
また、筐体に、ハンドルと対向する面からハンドルに向けて突出して形成された略筒状体であり、その内側にブラケット部が配置されると共に、外周面の円周上に複数の取付孔が形成された取付突出部が設けられ、バルブ取付部が、取付孔を介して取付突出部に着脱可能であり、取付突出部を挟んで固定する一対のアダプタを有する場合には、アダプタを取り付ける取付突出部の取付穴の位置を変えることで、アクチュエータの回転角度を変えて、バルブ取付部にアクチュエータを固定することが可能となる。即ち、アクチュエータをバルブに取り付ける際の、取付位置の自由度を高めることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のバルブアクチュエータは、筐体と、前記筐体の内部に配置され、回転軸を有する駆動源となるモーターと、前記回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、該第1のプーリーと対をなすと共に、同第1のプーリーの径よりも大きな径を有する第2のプーリーと、前記第1のプーリー及び前記第2のプーリーに張設されたベルトと、前記第2のプーリーが取り付けられたウォーム部と、該ウォーム部と直交して配置され、同ウォーム部と歯車の噛み合いにより動力伝達を行うウォームホイールを有すると共に、前記筐体の内部に配置され、所定のバルブを回転可能に構成されたウォーム減速機と、前記所定のバルブに取付けられ、該所定のバルブの上方で前記筐体を支持するバルブ取付部と、を備える。
ここで、回転軸を有する駆動源となるモーターと、回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、第1のプーリーと対をなす第2のプーリーと、第1のプーリー及び第2のプーリーに張設されたベルトと、第2のプーリーが取り付けられたウォーム部と、ウォーム部と直交して配置され、ウォーム部と歯車の噛み合いにより動力伝達を行うウォームホイールを有すると共に、所定のバルブを回転可能に構成されたウォーム減速機によって、モーターの出力から、トルクを出力して、ウォーム減速機でバルブを開閉させることができる。即ち、モーターに電力を供給して、バルブを電動化することができる。なお、ウォーム減速機がバルブと嵌合する箇所は、バルブのハンドル、バルブの弁棒、バルブの弁棒に設けた接続用部材等であり、直接的または間接的に、バルブの開閉のための駆動力を付与できる箇所が含まれている。
また、モーターの回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、第1のプーリーと対をなすと共に、第1のプーリーの径よりも大きな径を有する第2のプーリーと、第1のプーリー及び第2のプーリーに張設されたベルトによって、第2のプーリーの回転速度を、第1のプーリーの回転速度よりも小さくして、モーターの出力をウォーム減速機に伝えることができる。即ち、ウォーム減速機の減速比だけでなく、第1のプーリーの径と第2のプーリーの径との大きさの比に応じた減速比が得ることができ、モーターの回転力から高トルクを出力可能となる。この結果、駆動源として、出力が小さく、サイズが小型なモーターを用いることができ、アクチュエータ全体を小さくすることができる。
本発明に係るバルブアクチュエータは、手動のバルブに容易に取り付け可能であり、バルブを電動化することができる共に、狭い設置スペースにも配置できるように充分に小型化され、かつ、優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なものとなっている。
本発明に係るバルブアクチュエータの一例であるバルブアクチュエータを取り付けたバルブを示す概略説明図である。 バルブアクチュエータ及びバルブ取付部の全体構造を示す概略斜視図である。 図2に示すバルブアクチュエータ及びバルブ取付部を上方から見て、バルブアクチュエータにおける筐体の内部構造を示す概略斜視図である。 バルブアクチュエータにおける筐体の内部構造を示す概略平面図である。 バルブアクチュエータにおけるブラケット部とバルブ取付部の位置関係と、バルブ取付部の構造を示す概略斜視図である。 バルブアクチュエータを手動のバルブに取り付ける工程を示す概略工程図であり、(a)は、取り付けの対象となる手動のバルブの構造を示す概略図であり、(b)は、スタンド部の取り付けを示す概略図であり、(c)は、スタンド部の固定箇所を示す概略図である。 図6に続き、バルブアクチュエータを手動のバルブに取り付ける工程を示す概略工程図であり、(a)及び(b)は、2つめのスタンド部の取り付けを示す概略図であり、(c)は、アクチュエータ本体へのアダプタ及び取付板の取り付けを示す概略図である。 (a)は、アクチュエータ本体の位置と、スタンド部の位置を合わせる状態を示す概略図であり、(b)は、取付板とスタンド部をクランプノブねじで固定する状態を示す概略図であり、(c)は、アクチュエータ本体のバルブへの取り付けが完了した状態を示す概略図であり、(d)は、筐体の蓋部を開けた状態を示す概略図である。 (a)は、AC/DCコンバータとアクチュエータ本体を接続する状態を示す概略図であり、(b)は、AC/DCコンバータとアクチュエータ本体が一体化した状態を示す概略図である。 本発明に係るバルブアクチュエータの他の例であるバルブアクチュエータ及びバルブ取付部の全体構造を示す概略斜視図である。 図10に示すバルブアクチュエータ及びバルブ取付部を上方から見て、バルブアクチュエータにおける筐体の内部構造を示す概略斜視図である。 バルブアクチュエータにおける筐体の内部構造を示す概略平面図である。 バルブアクチュエータにおけるブラケット部とバルブ取付部の位置関係と、バルブ取付部の構造を示す概略斜視図である。 制御システムの構成を示す概念図である。 従来のバルブアクチュエータをバルブに取り付ける工程を示す概略工程図である。
以下、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
本発明を適用したバルブアクチュエータの一例であるバルブアクチュエータ1について説明する。なお、以下の事例では、バルブアクチュエータ1をバルブ2に設けた構造を示している。即ち、バルブアクチュエータ1は、バルブ2の開閉を行うアクチュエータとして機能する。
バルブ2は、船舶の中に設けられた、流体が流れる配管200に設置され(図6(a)参照)、流体を制御又は調節等を行う機器である。
また、バルブ2は、ボディ20と、ハンドル21と、弁棒(図示省略)と、フランジ22を備える玉形弁である(図1及び図6(a)参照)。また、ハンドル21は、外形を構成する枠部210と、ハンドル21の中心と枠部210とを繋ぐ複数のスポーク部211を有している(図6(a)参照)。なお、バルブ2の構造は、既知の玉形弁の構造であるため、詳細な説明は省略する。
また、バルブアクチュエータ1は、アクチュエータ本体3と、バルブ取付部4を有している(図1、図2及び図3参照)。バルブ取付部4は、バルブ2に固定され、アクチュエータ本体3を支持するための部材である。バルブ2に対するバルブ取付部4の固定構造と、アクチュエータ本体3及びバルブ取付部4との接続構造の詳細については後述する。
ここで、バルブアクチュエータ1が取り付けられるバルブの種類は特に限定されるものではなく、流体を制御するためのハンドル等の回転機構を有するバルブであれば、バルブアクチュエータ1を取り付けることが可能である。
また、必ずしも、バルブ2のハンドル21が、外形を構成する枠部210と、ハンドル21の中心と枠部210とを繋ぐ複数のスポーク部211を有するものに限定されるものではなく、後述するブラケット部8と嵌合して、バルブ2を開閉可能に構成されていれば充分である。例えば、スポーク部が1本である形状や、板状のハンドルが採用されてもよい。
バルブアクチュエータ1の構造を更に説明する。
バルブアクチュエータ1は、上述したようにアクチュエータ本体3と、バルブ取付部4を有している。
また、アクチュエータ本体3は、筐体30と、モーター5と、ベルト伝達部6と、ウォーム減速機7を有している(図3及び図4参照)。また、アクチュエータ本体3は、ブラケット部8(図2及び図5参照)を有している。また、アクチュエータ本体3は、サーボドライバー51と、オペレータ部53を有している(図3及び図4参照)。
また、筐体30は、モーター5、ベルト伝達部6、ウォーム減速機7、サーボドライバー51、オペレータ部53等のアクチュエータ本体3を構成する主な部材を、その内部に収容する外装部材である。なお、図3及び図4においては、筐体30の内部構造を示すために、筐体30の天板を除いた状態を図示している。
また、筐体30は、その底面側に略筒状の突出部300が形成され、突出部300の内側にブラケット部8が配置されている。なお、突出部300は、本願請求項における取付突出部に相当する部材である。
また、モーター5は、ブラケット部8を介して、バルブ2の弁棒を回転させるトルクを生じさせるための、バルブアクチュエータ1における駆動源である。モーター5は、直流駆動のDCモーターの1つであるブラシレスモーターで構成されている。また、モーター5は、回転軸(図示省略)を有している(図4参照)。
また、ベルト伝達部6は、モーター5から出力された動力を、ウォーム減速機7に伝達するための動力伝達機構である。また、ベルト伝達部6は、モーター5から出力された動力の回転速度を減じることでトルクを大きくして、ウォーム減速機7に伝達する減速機構でもある。ベルト伝達部6のような動力機構は、一般的にベルトドライブとも称される。
ベルト伝達部6は、小径プーリー60と、大径プーリー61と、ベルト62を有している(図3及び図4参照)。小径プーリー60は、モーター5の回転軸に取り付けられ、回回転軸と一体的に回転する部材である。また、大径プーリー61は、後述するウォーム減速機7のウォーム部70に取り付けられ、ウォーム部70と一体的に回転する部材である。
また、ベルト62は、小径プーリー60及び大径プーリー61に張設されたベルト部材である。小径プーリー60及び大径プーリー61の外周面に形成された凹凸と、ベルト62の内周面に形成された凹凸が嵌合して、小径プーリー60、大径プーリー61及びベルト62が一体的に回転する構成となっている。
なお、小径プーリー60は、本願請求項における第1のプーリーに相当する部材である。また、大径プーリー61は、本願請求項における第2のプーリーに相当する部材である。
ここで、必ずしも、小径プーリー60及び大径プーリー61の外周面に形成された凹凸と、ベルト62の内周面に形成された凹凸が嵌合して、小径プーリー60、大径プーリー61及びベルト62が一体的に回転する構成となる必要はない。例えば、ベルト62が、小径プーリー60または大径プーリー61との間に生じる摩擦力により動力を伝達するように構成されてもよい。
この場合、小径プーリー60、大径プーリー61及びベルト62について、各部材間で生じる摩擦力を調整して、一定以上の大きな力が加わり、伝達力が大きくなるとすべりが発生し、一定以上の動力が伝達できないように設計することもできる。これにより、バルブ2の弁シール材(図示省略)を破損するような大きな力が加わりそうになった際に、ベルト62が空転して、弁シール材が破損してシール性能が低下することを抑止することができる。
また、小径プーリー60の径の大きさと、大径プーリー61の径の大きさは、その比率が、小径プーリー60:大径プーリー61=1:2の比率となっている。また、小径プーリー60と大径大径プーリー61の径の大きさの比率に応じて、モーター5の回転速度を減速させることができる。
即ち、小径プーリー60及び大径プーリー61の径の大きさの比率から、ベルト伝達部6において、1:2の減速比を得ることができる。このベルト伝達部6における減速比と、ウォーム減速機7から得られる減速比に応じて、バルブアクチュエータ1から出力されるトルクが規定される。
ここで、ベルト伝達部6のように、ベルトを用いた動力伝達機構は、高いトルクを伝達させることが難しい(大きな動力伝達には向かない)ことから、一般的にアクチュエータに用いられることはない。
しかしながら、本発明のバルブアクチュエータ1では、後述するように、出力100Wで、サイズが小型なモーター5を用いるため、ベルト伝達部6のように、ベルトを用いた動力伝達機構で充分に動力の伝達が可能となる。この結果、ベルト伝達部6で、モーター5の動力の回転速度を減速させて、トルクを高めながら、ウォーム減速機7に動力を伝達することができる。
また、必ずしも、小径プーリー60の径の大きさと、大径プーリー61の径の大きさは、その比率が、小径プーリー60:大径プーリー61=1:2の比率に限定されるものではない。但し、ベルト伝達部6で減速比を得るために、小径プーリー60の径よりも大径プーリー61の径の大きさが大きくなることが好ましい。また、ベルト伝達機構6のサイズが大きくなって、アクチュエータ本体3のサイズが大きくなることを避ける観点から、径の大きさにおいて、小径プーリー60:大径プーリー61=1:2以下となることが好ましい。また、ベルト伝達機構6のサイズを小型にしながら、ベルト伝達部6で高い減速比を得ることを両立させる観点から、径の大きさにおいて、小径プーリー60:大径プーリー61=1:2となることがさらに好ましい。
また、必ずしも、出力100Wのモーター5が採用される必要はなく、アクチュエータ本体3が小型にできれば、出力の値は限定されるものではない。例えば、本発明では、出力50〜100Wのモーターを用いることができる。
また、ウォーム減速機7は、ベルト伝達部6から伝達された動力の回転速度を更に減じることでトルクを大きくして、ブラケット部8に伝達する減速機である。また、ウォーム減速機7は、1:50の減速比を有している。
また、ウォーム減速機7は、ウォーム部70と、ウォームホイール71を有している(図3及び図4参照)。ウォーム部70及びウォームホイール71には、歯車部が各々に設けられている(図示省略)。また、ウォーム部70に対して、ウォームホイール71が直交して配置され、各歯車部の噛み合いにより動力伝達を行う部材である。
また、ウォームホイール71の下部は、ブラケット部8に接続されている。また、ウォームホイール71とブラケット部8は一体的に回転するように構成されている。なお、ウォーム減速機7の構造は、既知の波動歯車減速機が採用可能であり、その詳細な構造の説明は省略する。
ここで、必ずしも、ウォーム減速機7が、1:50の減速比を有するものに限定されるものではなく、適宜変更した減速比を有するウォーム減速機を用いることが可能である。
また、筐体30の中において、平面視した状態で、モーター5の回転軸とベルト62がなす角度と、ベルト62とウォーム部70がなす角度は、それぞれ略90度となるように配置されている。また、ウォームホイール71は、回転軸、ベルト62及びウォーム部70に囲まれて配置されている。
これにより、小さな筐体30の限られた範囲の中に、モーター5、ベルト伝達部6及びウォーム減速機7のそれぞれの部材をコンパクトに収めることが可能となる。
また、ブラケット部8は、ウォーム減速機7から伝達された動力によりバルブ2のハンドル21を回転させる部材である。即ち、ブラケット部8は、アクチュエータ本体1から出力されたトルクを、バルブ2のハンドル21に作用させる部分となる。
また、ブラケット部8は、その上部がウォームホイール71の下部に固定されている。また、ブラケット部8は、略筒状の本体の側面に下端から上部に向けてスリット80が形成されている(図2及び図5参照)。このスリット80は、ハンドル21のスポーク部211と嵌合する部分となる(図5参照)。
また、ブラケット部8のスリット80は、ハンドル21のスポーク部211の数に合わせて複数形成されている。また、スリット80の長手方向の長さは、バルブ2の開閉により上下動するハンドル21のストローク距離と同等の長さ、又は、それよりも長く形成されている。
これにより、ハンドル21が回転した際に、ブラケット部8のスリット80の範囲で、ハンドル21を上下へ移動させることが可能となる。
[モーターの制御機構]
また、モーター5は、図示しない制御システムに接続され、その駆動が制御されている。なお、モーター5の駆動を制御するシステムは、アブソリュートエンコーダ(図示省略)とも接続されている。アブソリュートエンコーダは、モーター5に取り付けられ、モーター5における、回転した位置情報の検出、及び、その回転動作に対する位置制御を行う部材である。
より詳細には、モーター5は、コントローラ及びサーボドライバー51で構成された制御システムにより、その駆動が制御されている。コントローラは、サーボドライバー51に対して動作の指令信号を出力する指令部である。
また、サーボドライバー51は、コントローラからの指令信号に追従するように、モーター5に対してパルス信号を出力し、または、その出力の制御を行う制御部である。なお、サーボドライバー51は、本願請求項におけるモータードライバーに相当する部材である。
また、サーボドライバー51は、下位CPU520及び上位CPU520を有している(図14参照)。なお、ここでいう、下位CPU520は、本願請求項における第1のCPUに相当する部材である。また、ここでいう上位CPU521は、本願請求項における第2のCPUに相当する部材である。
また、下位CPU520は、モーター5にパルス信号を送信する部材である。また、下位CPU520は、モーター5のアブソリュートエンコーダから、モーター5の回転位置の位置情報を取得して、その回転位置の情報と、その回転位置の位置情報が、上位CPUから指示された回転情報と一致しているか否かの判断結果の情報を上位CPU521に伝達する部材である。
なお、図14では、下位CPU520からモーター5へのパルス信号の送信を符号S4で示し、モーター5から下位CPU520への位置情報の送信を符号T4で示している。
また、下位CPU520は、パルス変調周波数が20kHzのパルス信号が出力可能に構成されている。これにより、回転軸を回転させるためのパルス信号が出力される時間が、従前のパルス変調周波数が10kHzのパルス信号に比べて短くなり、回転軸をより滑らかに駆動させることが可能となる。この結果、モーター5が駆動する際に発生する音や振動を小さく抑えることができる。
また、上位CPU521は、下位CPU520を制御する部材である。上位CPU521は、モーター5の回転速度及び回転位置を決定して、下位CPU520に回転情報として送信する部材である。また、上位CPU521は、バルブアクチュエータ1の外部からの通信制御が可能に構成されている。
また、上位CPU521は、下位CPU520から、モーター5の回転位置の位置情報と、その回転位置の位置情報が、上位CPUから指示された回転情報と一致しているか否かの判断結果の情報を取得する部材である。さらに、上位CPU521は、下位CPU520から取得した情報に基づき、モーター5の回転位置の位置情報が指示した回転位置(理論値の位置情報)と一致しない場合に、回転の修正制御を決定する部材である。
即ち、上位CPU521は、モーター5の回転を自立制御可能に構成されている。なお、上位CPU521及び下位CPU520によるモーター5の回転の制御の詳細については後述する。
なお、図14では、上位CPU521から下位CPU520への回転情報の送信を符号S3で示し、下位CPU520から上位CPU521への情報の送信を符号T3で示している。
また、上位CPU521は、上述したように、モーター5に対してパルス信号を送信する下位CPU520を制御する部材であり、モーター5が回転した位置情報が、下位CPUに指示した回転情報(理論値)と一致しない場合に、下位CPUから出力するパルス信号を修正して、モーター5の回転動作を修正する機能を有している。
ここで、従前のバルブアクチュエータでは、サーボドライバー(ドライバー用CPU)の中には、本発明における下位CPU520だけを有しており、上位CPU521に該当する部材は含まれていない。
そのため、従前のバルブアクチュエータで、本発明のバルブアクチュエータ1のように、サーボドライバーに上位CPU521を備え、バルブアクチュエータ単体で自立制御を可能にするには、追加で、メイン制御ボードを増設する必要が生じる。こうしたメイン制御ボード(例えば、一般的には幅120mm、長さ120mm、高さ18mmの大きさ)を増設すると、筐体30またはアクチュエータ本体3が大型になってしまう。
従って、本発明のバルブアクチュエータ1では、サーボドライバー51が、下位CPU520及び上位CPU520を有することで、バルブアクチュエータ1を、より一層小型化することが可能となる。
さらに、本発明のバルブアクチュエータ1では、サーボドライバー51の中に含める部材を簡素化することで、サーボドライバー51をより小型なものにしている。例えば、従前のバルブアクチュエータのサーボドライバーに含まれるADコンバータや、DAコンバータを取り外している。また、DAコンバータは、チップ化してサーボドライバー51に含めている。
このように、サーボドライバー51に含まれる部品点数を減らして、サーボドライバー51を小型化して、バルブアクチュエータ1を、より一層小型なものにすることができる。
また、図14に示すように、本発明のバルブアクチュエータ1の制御システムでは、上位CPU521を、さらに、ネットワークCPU522と、最上位CPU523で制御するように構成されてもよい。
このネットワークCPU522は、複数のバルブアクチュエータ1の動作を制御する部材である。また、ネットワークCPU522は、最上位CPU523からの指令を各バルブアクチュエータ1に伝達する部材でもある。
また、ネットワークCPU522は、例えば、複数のバルブアクチュエータ1の中にリーダー機を設定して、そのリーダー機に接続したネットワーク制御BOXが有する部材となる。
ネットワークCPU522は、最上位CPU523との双方向通信及びグループ内全体制御を担わせることができる。また、複数のグループを構成して、ネットワークを構築することも可能である。
また、最上位CPU523は、例えば、操舵室等に設けた中央監視装置が有する部材であり、配管系統の運転状況の把握や、異常発生時におけるバルブ動作の判断(バルブの閉塞やバルブアクチュエータ1の停止等)を行う部材である。
このように、ネットワークCPU522及び最上位CPU523を有することで、複数のバルブアクチュエータ1をグループ単位で、まとめて制御することが可能となる。
なお、図14では、ネットワークCPU522から上位CPU521への情報の送信を符号S2で示し、上位CPU521からネットワークCPU522への情報の送信を符号T2で示している。また、最上位CPU523からネットワークCPU522への情報の送信を符号S1で示し、ネットワークCPU522から最上位CPU5232への情報の送信を符号T1で示している。
また、オペレータ部53は、モーター5のサーボドライバー51、ウォーム減速機7の設定を手動で変更するための操作部である。作業者が各部材の設定条件を変更したい場合に、オペレータ部53を操作して、作業を行うことができる。また、オペレータ部53は、操作用ボタンや表記器等を有している(符号省略)。
続いて、バルブ取付部4の構造を説明する。
バルブ取付部4は、上述したように、バルブ2に固定され、アクチュエータ本体3を支持するための部材である。
バルブ取付部4は、アダプタ40と、取付板41と、スタンド部42と、クランプノブねじ500を有している(図2、図3及び図5参照)。アダプタ40、取付板41、スタンド部42及びクランプノブねじ500は、筐体30の突出部300を中心として、それぞれの2つずつが対をなして配置されている。
また、アダプタ40は、取付板41及びスタンド部42が一体化した構造を、筐体30の突出部300に固定する部材である。
また、アダプタ40は、突出部300の外周面上に一定間隔で形成された複数の取付孔301に対して、その位置を選択して着脱可能に構成されている。これにより、アクチュエータ本体3は、図7(c)中の符号Rで示す方向に回転させて向きを変えて、アダプタ40に突出部300を固定することができる。
例えば、アクチュエータ本体3における突出部300であれば、取付孔300の位置を変えることで、アクチュエータ本体3の向きを、図7(c)の符号Rで示す回転方向で、約30度ずつ向きを変えて設定することができる。この結果、バルブ2の周囲の構造に併せて、アクチュエータ本体3の設置位置の自由度を高めることができる。
また、取付板41は、アダプタ40とスタンド部42を接続する部材である。また、スタンド部42は、バルブ2のフランジ22に、アダプタ40と取付板41が一体化した構造を固定する部材である(図5参照)。
また、クランプノブねじ500は、取付板41とスタンド部42を着脱可能に固定する部材である。このクランプノブねじ500は、別途の工具を用いることなく、取付板41とスタンド部42にクランプノブねじ500と取り付けて、取付板41とスタンド部42を容易に固定することができる。
以下、バルブ取付部4を用いて、アクチュエータ本体3をバルブ2に取り付ける工程について、図面を参照しながら説明する。
まず、図6(a)に示すように、アクチュエータ本体3を取り付ける対象となる手動のバルブ2が配管200に設けられている。
図6(b)に示すように、ボルト420及びナット421を介して、バルブ2のフランジ22にスタンド42を取り付けていく。1つのスタンド42は、1組のボルト420及びナット421で、フランジ22に固定することができる。なお、図6(c)では、符号Xで示す範囲を拡大して、ボルト420及びナット421で固定した箇所を示している。
図7(a)及び図7(b)で示すように、ボルト420及びナット421を介して、もう一方のフランジ22にスタンド42を取り付けていく。ここまでの流れにより、バルブ2にスタンド42を固定する作業が完了する。
次に、図7(c)に示すように、アクチュエータ本体3に対して、アダプタ40及び取付板41の取り付けを行う。上述したように、アダプタ40は、突出部300の外周面上に一定間隔で形成された複数の取付孔301に対して、その位置を選択して固定することができる。
突出部300の外周面を両側からアダプタ40で挟んで固定して、アダプタ40と取付板41を固定する。ここまでの流れにより、アクチュエータ本体3にアダプタ40及び取付板41を固定する作業が完了する。
次に、図8(a)に示すように、取付板41及びスタンド42の位置と、ブラケット部8のスリット80及びハンドル21のスポーク部211の位置を合わせて、アクチュエータ本体3のバルブ2への取り付けを行う。
図8(b)に示すように、取付板41とスタンド42の接続する箇所の位置を合わせて、両部材を貫通するようにクランプノブねじ500を挿通して、取付板41とスタンド42を固定する。
このクランプノブねじ500による固定では、別途の工具や接続部材を用いることなく、取付板41とスタンド42を固定することができる。また、取付板41の外側から内側に向けてクランプノブねじ500を挿通するという簡単な作業で固定が可能であるため、船舶の限られた作業スペースであっても、容易にクランプノブねじ500を取り付けることができる。
以上の流れにより、図8(c)に示すように、アクチュエータ本体3のバルブ2への取り付けが完了する。このように、バルブ取付部4を用いて、簡単な工程で、手動のバルブ2に対して、バルブアクチュエータ1を配置して、バルブ2を電動化することができる。
また、本発明を適用したバルブアクチュエータでは、アクチュエータ本体3に対して、AC/DCコンバータを接続させ、AC電源対応の構造とすることも可能である。以下、AC/DCコンバータを接続する構造及び工程の一例を説明する。
まず、図8(d)に示すように、アクチュエータ本体3の筐体30の天面側に設けた蓋部30の取り外しを行う。
また、図9(a)に示すように、アクチュエータ本体3の上部には、AC/DCコンバータ600との接続部となるメスコネクタ32が設けられている。また、AC/DCコンバータ600の下部には、アクチュエータ本体3のメスコネクタ32と電気的に接続可能なオスコネクタ601が設けられている。
なお、図9(a)における符号X1及び符号X2で囲まれた範囲が、メスコネクタ32及びオスコネクタ601が形成された箇所であり、図9(a)の右側に同部分を拡大した図を示している。
このメスコネクタ32及びオスコネクタ601の部分で、アクチュエータ本体3とAC/DCコンバータ600を電気的に接続させることで、アクチュエータ本体3をAC電源対応の構造とすることができる(図9(b)参照)。また、AC/DCコンバータ600について、異なる電圧に対応する同一形状のユニットを形成することで、電圧の違いに対応させることもできる。
[モーターの制御について]
続いて、本発明を適用したバルブアクチュエータ1におけるモーター5の制御について説明する。
まず、本発明を適用したバルブアクチュエータでは、一般的なアクチュエータのように種々の用途に利用するために汎用性を持たせたものではなく、手動のバルブを電動化させる場面のように、例えば、次のような駆動の用途に利用されるものである。
(1)駆動させる対象の回転動作の範囲が、数回から十数回程度の回転動作に収まるもの。
(2)駆動させる対象の回転動作が連続的に行われる時間が、1分以内、または、数十秒程度に収まるもの。
(3)上記の(1)、(2)の条件と関連して、出力軸の回転速度が数十rpm程度の回転速度で、駆動させる対象の回転動作が完了するもの。
(4)駆動させる対象の回転動作に必要となる出力トルクが、摺動抵抗の変化に応じて変動するもの。なお、摺動抵抗の変化は、バルブの開閉のように、元々の駆動で摺動抵抗が変化するものだけでなく、経年・経時劣化により摺動抵抗が変化する対象物や、回転機構におけるゴミ等の異物の噛み込みにより摺動抵抗が変化する対象物における変化も含まれる。
また、上述した手動のバルブ2のように、回転機構(ハンドル21)が回転に伴い上下動するものである場合には、以下の駆動の条件も含まれる。
(5)駆動させる対象の回転機構の移動ストロークが5mm〜50mm程度の範囲に収まるもの。
このように、本発明を適用したバルブアクチュエータは、上述したような内容で駆動する対象物に駆動力を付与するものである。また、主な用途は手動のバルブの電動化であるが、他にも、車のハンドル、船舶の舵等への駆動力の付与にも利用可能である。また、これらに限らず、同様の内容で駆動力の付与が可能な用途に用いることができる。
さらに言えば、従前のアクチュエータの用途では、上記(1)〜(5)とは異なる内容で駆動することが一般的である。即ち、アクチュエータを利用した駆動力の付与が必要となる場面は、例えば、ハンドルを回して、重量物を1〜2m持ち上げるような用途(例えば門の開閉)である。この場合は、ハンドルの回転動作は数十回以上に及び、回転動作が連続的に行われる時間は数分、あるいは数十分になることもある。また、出力軸の回転速度は、100rpm以上のように、より速い回転速度が必要となる。さらに、対象物が移動する距離は、1〜2mとより長いストローク距離となる。このように、一般的なアクチュエータの用途と、本発明を適用したバルブアクチュエータの用途は、駆動する内容が全く異なるのである。
以上説明したような内容から、本発明を適用したバルブアクチュエータ1のモーター5では、サーボドライバー51が有する上位CPU521は、ハンドル21を回転させる際の摺動抵抗に応じて、モーター5に流れる電流の大きさを調整する(下位CPU520を制御する)ように構成されている。
また、モーター5には、所定の駆動時間内に供給が可能な最大の電流値である最大電流値が設定され、上位CPU521は、所定の駆動時間及び最大電流値の範囲内でモーター5に流す電流の値を調整するように構成されている。なお、ここでいう規格とは、モーター5の駆動に対して、モーターの製造者が設定した動作保証に関する条件の情報である。
より詳しくは、従前のバルブアクチュエータにおけるモーターは、連続運転しても動作保証できる定格電流が決められており、汎用のコントローラでは、定格電流に基づいた動作条件によりモーターが駆動するように規定されている。また、短時間であれば定格電流の約3倍程度の値が最大電流として決められており、指定された時間以下であれば最大電流値でモーターを回転させても、モーターの動作が保証されている。
また、汎用のコントローラでは、定格電流に基づいた動作条件を満たさない場合、バルブアクチュエータを停止するように設計がなされている。この定格電流に基づいた動作条件を満たさない場合とは、例えば、定格電流よりも大きな電流値が一定時間以上流れた場合や、定格電流よりも大きな電流値が、所定の時間内に複数回流れた場合等である。このような定格電流に基づいた動作条件は、無理にモーターに電力を投入するとモーター破損につながることを防止するために設定されている。
そこで、本発明のバルブアクチュエータ1のモーター5では、上位CPU521は、摺動抵抗に応じて、モーター5に流す電流の値を調整するように構成されている。また、上位CPU521は、モーター5の規格で設定された、所定の駆動時間及び最大電流値の範囲内でモーター5に流す電流の値を調整するように構成されている。
このような設定にすることで、モーター5では、バルブ開閉において、摺動抵抗が大きく、高いトルクが必要な場合は、最大電流に近い電流をモーターに加えることで、定格電流の印加時に比較して、約3倍大きなトルクを発揮することが可能となる。また、上位CPU521は、摺動抵抗が下がり、高いトルクが求められる状況が過ぎたら、回転速度やモーター5に流す電流の値を、通常の設定条件に戻すことができる。
以上のように、本発明を適用したバルブアクチュエータ1では、上位CPU521が、ハンドルを回転させる際の摺動抵抗に応じて、モーター5に流れる電流の大きさを調整することができる。そのため、出力が小さく、小型なモーターを用いても、負荷が上がるに伴い、モーターの回転数を減らし、最大電流値以下の値で大きな電流を供給してトルクを上げることで、モーターの製造者が指定する所定の駆動時間及び最大電流値の範囲内で、ハンドルを開閉するために必要な仕事量を出力することができる。
つまり、小型のモーターを用いても、従来の大型のモーターを定格電流で運転した場合と同等、または、これを上回る駆動出力を得ることができる。また、小型なモーターを使用可能となることから、アクチュエータ全体の小型化に寄与するものとなる。
本発明を適用したバルブアクチュエータ1及びモーター5は、例えば、以下のサイズで製造することが可能となる。
まず、アクチュエータ本体3では、DC電源で駆動可能な構造の場合、バルブ2のハンドル21の上端から、アクチュエータ本体3の上端までの高さが72mm、幅が157mm、縦が170mmのサイズで設計可能となる。また、アクチュエータ本体3の筐体30のみの高さは56mmのサイズで設計可能となる。
また、モーター5については、縦及び幅が40mm、長さが95mmで、出力100Wのサイズが利用可能となる。また、サーボドライバー51は、幅30mm、長さ80mm、高さ14mmのサイズで設計可能となる。なお、このモーター5は、縦及び幅が80mm、長さが116mmで、出力400Wのサイズのモーターと同様の性能を発揮することができる。
以上で説明した本発明を適用したバルブアクチュエータ1は、充分に小型でありながら、バルブ2の開閉の駆動を制御できるものとなっている。また、バルブアクチュエータ1は、自立制御が可能であり、作業者の手を介さず、ハンドル21の回転動作を精度高く制御可能なものとなっている。
続いて、図10〜図13を参照しながら、本発明を適用したバルブアクチュエータにおける他の例の構造を説明する。
なお、以下の説明では、上述したバルブアクチュエータ1の構造とは異なる点を中心に説明を行い、重複する範囲については記載を省略する。
本発明を適用したバルブアクチュエータにおける他の例であるバルブアクチュエータ1aは、上述したバルブアクチュエータ1とは主に、バルブ取付部の構造が異なっている。バルブアクチュエータ1aは、アクチュエータ本体3aと、バルブ取付部4aを有している(図10及び図11参照)。
また、アクチュエータ本体3aは、筐体30aと、ブラケット部8aを有している。また、筐体3aは、バルブ取付部4aを固定する突出部300aを有している(図10参照)。
また、バルブ取付部4aは、支柱部41aと、取付フランジ42aを有している(図10、図11及び図13参照)。
また、アクチュエータ本体3aは、モーター5aと、ベルト伝達部6aと、ウォーム減速機7aを有している(図11及び図12参照)。
また、ベルト伝達部6aは、小径プーリー60aと、大径プーリー61aと、ベルト62aを有している。また、ウォーム減速機7aは、ウォーム部70aと、ウォームホイール71aを有している(図11及び図12参照)。
また、バルブ取付部4aの支柱部41aは、筐体30aの突出部300aの外周面に固定され、筐体30aと取付フランジ42aとを接続する部材となる。
また、バルブ取付部4aの取付フランジ42aは、バルブの弁体に設けられた支持部(符号省略)の外側に配置され、その支持部を一対の取付フランジ42aで挟んで固定され、バルブの上部にアクチュエータ本体3aを支持する部材となる。
また、一対の取付フランジ42aには、それぞれ、接合部材(図示省略)を配置して、2つの取付フランジ42aを繋ぐための取付孔420aが形成されている(図13参照)。作業者は、バルブの支持部を挟むように取付フランジ42aを配置して、取付孔420aの中に接合部材を置くだけで、バルブに取付フランジ42aを固定することができる。
このように、本発明を適用したバルブアクチュエータは、種々の構造でバルブに取り付けることができる。
以上のとおり、本発明を適用したアクチュエータは、手動のバルブに容易に取り付け可能であり、バルブを電動化することができる共に、狭い設置スペースにも配置できるように充分に小型化され、かつ、優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なものとなっている。
1 バルブアクチュエータ
2 バルブ
20 ボディ
21 ハンドル
210 枠部
211 スポーク部
22 フランジ
200 配管
3 アクチュエータ本体
31 蓋部
32 メスコネクタ
30 筐体
300 突出部
301 取付孔
4 バルブ取付部
40 アダプタ
41 取付板
42 スタンド部
420 ボルト
421 ナット
500 クランプノブねじ
5 モーター
51 サーボドライバー
520 下位CPU
521 上位CPU
522 ネットワークCPU
523 最上位CPU
53 オペレータ部
6 ベルト伝達部
60 小径プーリー
61 大径プーリー
62 ベルト
600 AC/DCコンバータ
601 オスコネクタ
7 ウォーム減速機
70 ウォーム部
71 ウォームホイール
8 ブラケット部
80 スリット

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、回転軸を有する駆動源となるモーターと、
    前記回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、
    該第1のプーリーと対をなすと共に、同第1のプーリーの径よりも大きな径を有する第2のプーリーと、
    前記第1のプーリー及び前記第2のプーリーに張設されたベルトと、
    前記第2のプーリーが取り付けられたウォーム部と、該ウォーム部と直交して配置され、同ウォーム部と歯車の噛み合いにより動力伝達を行うウォームホイールを有し、前記筐体の内部に配置されたウォーム減速機と、
    ハンドルを有する所定のバルブに取付けられ、前記ハンドルの上方で前記筐体を支持するバルブ取付部と、
    前記ウォーム減速機に取り付けられ、前記モーターの駆動力により回転可能に構成されると共に、前記筐体と前記ハンドルの間に配置され、同ハンドルと嵌合して前記所定のバルブの開閉を行うブラケット部と、を備える
    バルブアクチュエータ。
  2. 前記第1のプーリーの径と、前記第2のプーリーの径との大きさの比が1:2以下である
    請求項1に記載のバルブアクチュエータ。
  3. 前記回転軸と前記ベルトがなす角度と、前記ベルトと前記ウォーム部がなす角度が、それぞれ略90度であり、
    前記ウォームホイールは、前記回転軸、前記ベルト及び前記ウォーム部に囲まれて配置された
    請求項1または請求項2に記載のバルブアクチュエータ。
  4. 前記筐体の内部に配置され、前記モーターの駆動を制御するモータードライバーを備え、
    前記モーターは、同モーターの回転軸の絶対位置を記憶するアブソリュートエンコーダを有し、
    前記モータードライバーは、前記モーターの回転の位置制御を行うパルス信号を制御する第1のCPUと、前記第1のCPUを制御すると共に、前記ハンドルを回転させる際の摺動抵抗に応じて、前記モーターに流れる電流の大きさを調整する第2のCPUを含む
    請求項1、請求項2または請求項3に記載のバルブアクチュエータ。
  5. 前記モーターには、所定の駆動時間内に供給が可能な最大の電流値である最大電流値が設定され、
    前記第2のCPUは、前記所定の駆動時間及び前記最大電流値の範囲内で、前記モーターに流れる電流を調整する
    請求項4に記載のバルブアクチュエータ。
  6. 前記ハンドルは、同ハンドルの外形を構成する枠部と、該枠部の中心部と同枠部を連結する複数のスポーク部を有し、
    前記ブラケット部は、前記スポーク部と嵌合するスリットが形成された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のバルブアクチュエータ。
  7. 前記筐体は、前記ハンドルと対向する面から同ハンドルに向けて突出して形成された略筒状体であり、その内側に前記ブラケット部が配置されると共に、外周面の円周上に複数の取付孔が形成された取付突出部が設けられ、
    前記バルブ取付部は、前記取付孔を介して前記取付突出部に着脱可能であり、同取付突出部を挟んで固定する一対のアダプタを有する
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載のバルブアクチュエータ。
  8. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、回転軸を有する駆動源となるモーターと、
    前記回転軸に取り付けられた第1のプーリーと、
    該第1のプーリーと対をなすと共に、同第1のプーリーの径よりも大きな径を有する第2のプーリーと、
    前記第1のプーリー及び前記第2のプーリーに張設されたベルトと、
    前記第2のプーリーが取り付けられたウォーム部と、該ウォーム部と直交して配置され、同ウォーム部と歯車の噛み合いにより動力伝達を行うウォームホイールを有すると共に、前記筐体の内部に配置され、所定のバルブを回転可能に構成されたウォーム減速機と、
    前記所定のバルブに取付けられ、該所定のバルブの上方で前記筐体を支持するバルブ取付部と、を備える
    バルブアクチュエータ。
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