JPWO2021042020A5 - - Google Patents
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本明細書で言及されるすべての出版物、特許、および特許出願は、各々の個別の出版物または特許出願が参照によって組み込まれることが具体的かつ個別に示されるように、参照によって本明細書に組み込まれる。前述の発明は、理解を明確にするために、例示および実施例によってある程度詳細に記載されているが、添付の特許請求の範囲の趣旨または範囲から逸脱することなく、本開示の教示に照らして、それらに対するある特定の変更および修正が可能であることは当業者には容易に明らかである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患を治療する方法であって、前記対象の前記CLN2疾患を治療するのに有効な量の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を前記対象に投与することを含む、方法。
(項目2)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患またはその症状の発症を遅延させる方法であって、前記対象への脳室内、髄腔内、または眼内投与のために組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を投与することを含む、方法。
(項目3)
前記製剤が、脳室内、髄腔内、または眼内投与を介して前記対象に投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記製剤が2週間に1回投与される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記製剤が、1時間当たり約2.5mLの速度で注入によって投与される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
約300mg以下の投与量が前記対象に投与される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記対象が2歳超または約2歳である、項目6に記載の方法。
(項目8)
約300mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記対象が約1歳超または約1歳かつ2歳未満である、項目6に記載の方法。
(項目10)
約200mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記対象に投与される1回目、2回目、3回目、および4回目の投与量のそれぞれが約200mgのrhTPP1であり、前記対象に投与される5回目およびその後の投与量のそれぞれが約200mgを超えるrhTPP1である、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記対象に投与される5回目およびその後の投与量のそれぞれが、約300mgのrhTPP1である、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記対象が生後6か月超または約6か月かつ1歳未満である、項目6に記載の方法。
(項目14)
約150mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記対象が、生後6ヵ月未満である、項目6に記載の方法。
(項目16)
約100mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記対象が血液検査に基づいてTPP1酵素活性の低下を示す、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記対象がCLN2と診断された個体の兄弟である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記対象が運動および言語の下位尺度で約3~約6ポイントの合計スコアを有する、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記対象が幹細胞療法、遺伝子療法、または酵素補充療法による事前治療を受けていない、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記rhTPP1の投与の前に、任意選択で前記rhTPP1の投与の約30~約60分前に、解熱剤を伴ってまたは伴わずに抗ヒスタミン薬を前記対象に投与することを含む、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記製剤が、前記rhTPP1および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記製剤が、リン酸水素二ナトリウム五水和物、リン酸一ナトリウム一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム水和物、注射用水、またはそれらの組み合わせを含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記製剤を投与した後、前記対象にフラッシュ溶液を投与することを含む、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記フラッシュ溶液が、リン酸水素二ナトリウム五水和物、リン酸一ナトリウム一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム水和物、注射用水、またはそれらの組み合わせを含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
治療期間が少なくとも10週間、少なくとも20週間、少なくとも40週間、少なくとも80週間、または少なくとも96週間である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患の治療に使用するための、脳室内、髄腔内、または眼内投与用の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を含む組成物。
(項目28)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患を治療するための薬剤の製造のための、脳室内、髄腔内、または眼内投与用の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤の使用。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患を治療する方法であって、前記対象の前記CLN2疾患を治療するのに有効な量の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を前記対象に投与することを含む、方法。
(項目2)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患またはその症状の発症を遅延させる方法であって、前記対象への脳室内、髄腔内、または眼内投与のために組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を投与することを含む、方法。
(項目3)
前記製剤が、脳室内、髄腔内、または眼内投与を介して前記対象に投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記製剤が2週間に1回投与される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記製剤が、1時間当たり約2.5mLの速度で注入によって投与される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
約300mg以下の投与量が前記対象に投与される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記対象が2歳超または約2歳である、項目6に記載の方法。
(項目8)
約300mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記対象が約1歳超または約1歳かつ2歳未満である、項目6に記載の方法。
(項目10)
約200mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記対象に投与される1回目、2回目、3回目、および4回目の投与量のそれぞれが約200mgのrhTPP1であり、前記対象に投与される5回目およびその後の投与量のそれぞれが約200mgを超えるrhTPP1である、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記対象に投与される5回目およびその後の投与量のそれぞれが、約300mgのrhTPP1である、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記対象が生後6か月超または約6か月かつ1歳未満である、項目6に記載の方法。
(項目14)
約150mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記対象が、生後6ヵ月未満である、項目6に記載の方法。
(項目16)
約100mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記対象が血液検査に基づいてTPP1酵素活性の低下を示す、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記対象がCLN2と診断された個体の兄弟である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記対象が運動および言語の下位尺度で約3~約6ポイントの合計スコアを有する、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記対象が幹細胞療法、遺伝子療法、または酵素補充療法による事前治療を受けていない、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記rhTPP1の投与の前に、任意選択で前記rhTPP1の投与の約30~約60分前に、解熱剤を伴ってまたは伴わずに抗ヒスタミン薬を前記対象に投与することを含む、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記製剤が、前記rhTPP1および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記製剤が、リン酸水素二ナトリウム五水和物、リン酸一ナトリウム一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム水和物、注射用水、またはそれらの組み合わせを含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記製剤を投与した後、前記対象にフラッシュ溶液を投与することを含む、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記フラッシュ溶液が、リン酸水素二ナトリウム五水和物、リン酸一ナトリウム一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム水和物、注射用水、またはそれらの組み合わせを含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
治療期間が少なくとも10週間、少なくとも20週間、少なくとも40週間、少なくとも80週間、または少なくとも96週間である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患の治療に使用するための、脳室内、髄腔内、または眼内投与用の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を含む組成物。
(項目28)
3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患を治療するための薬剤の製造のための、脳室内、髄腔内、または眼内投与用の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤の使用。
Claims (21)
- 3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患を治療する方法における使用のための組成物であって、前記対象の前記CLN2疾患を治療するのに有効な量の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を含む、使用のための組成物。
- 3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患またはその症状の発症を遅延させる方法における使用のための組成物であって、前記対象への脳室内、髄腔内、または眼内投与のための組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤を含む、使用のための組成物。
- 前記製剤が、脳室内、髄腔内、または眼内投与を介して前記対象に投与される、請求項1または2に記載の使用のための組成物。
- 前記製剤がi)2週間に1回、ii)1時間当たり約2.5mLの注入速度で、および/またはiii)少なくとも10週間、少なくとも20週間、少なくとも40週間、少なくとも80週間、もしくは少なくとも96週間の治療期間で投与される、先行請求項のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 約300mg以下の投与量が前記対象に投与される、先行請求項のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記対象が2歳超または約2歳である、請求項5に記載の使用のための組成物。
- 約300mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、請求項6に記載の使用のための組成物。
- 前記対象が約1歳超または約1歳かつ2歳未満である、請求項5に記載の使用のための組成物。
- 約200mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、請求項8に記載の使用のための組成物。
- 前記対象に投与される1回目、2回目、3回目、および4回目の投与量のそれぞれが約200mgのrhTPP1であり、前記対象に投与される5回目およびその後の投与量のそれぞれが約200mgを超えるrhTPP1である、請求項9に記載の使用のための組成物。
- 前記対象に投与される5回目およびその後の投与量のそれぞれが、約300mgのrhTPP1である、請求項10に記載の使用のための組成物。
- 前記対象が生後6か月超または約6か月かつ1歳未満である、請求項5に記載の使用のための組成物。
- 約150mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、請求項12に記載の使用のための組成物。
- 前記対象が、生後6ヵ月未満である、請求項5に記載の使用のための組成物。
- 約100mgの投与量のrhTPP1が前記対象に投与される、請求項14に記載の使用のための組成物。
- i)前記対象が血液検査に基づいてTPP1酵素活性の低下を示す、
ii)前記対象がCLN2と診断された個体の兄弟である、
iii)前記対象が運動および言語の下位尺度で約3~約6ポイントの合計スコアを有する、ならびに/または
iv)前記対象が幹細胞療法、遺伝子療法、もしくは酵素補充療法による事前治療を受けていない、
先行請求項のいずれか一項に記載の使用のための組成物。 - 前記rhTPP1の投与の前に、任意選択で前記rhTPP1の投与の約30~約60分前に、解熱剤を伴ってまたは伴わずに抗ヒスタミン薬を前記対象に投与することを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記製剤が、前記rhTPP1および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む、先行請求項のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 前記製剤が、リン酸水素二ナトリウム五水和物、リン酸一ナトリウム一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム水和物、注射用水、またはそれらの組み合わせを含む、請求項18に記載の使用のための組成物。
- 前記製剤を投与した後、前記対象にフラッシュ溶液を投与することを含み、必要に応じて、前記フラッシュ溶液が、リン酸水素二ナトリウム五水和物、リン酸一ナトリウム一水和物、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム水和物、注射用水、またはそれらの組み合わせを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
- 3歳未満の対象における神経セロイドリポフスチン症(CLN2)疾患を治療するための薬剤の製造のための、脳室内、髄腔内、または眼内投与用の組換えヒトトリペプチジルペプチダーゼ-1(rhTPP1)を含む製剤の使用。
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