JPWO2021038924A1 - 面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

実施形態の面状照明装置(1)は、導光板(4)と、光源(5b)と、リフレクタ(3A、3B)とを備える。前記導光板(4)は、入光側面(4a)から入光する。前記光源(5b)は、前記導光板(4)の入光側面(4a)に光を照射する。前記リフレクタ(3A、3B)は、前記導光板(4)の一方の主面である出射面と反対側の裏面に沿って配置される。前記リフレクタ(3A、3B)は、前記導光板(4)の前記裏面の前記入光側面(4a)側に固定部材(105)により固定される第1の部分(3B)と、該第1の部分(3B)から分離され、該第1の部分(3B)よりも導光方向の終端側に配置される第2の部分(3A)とを有する。前記第1の部分(3B)および前記第2の部分(3A)は、単一の固定部材(101)を介してフレーム(2A)に固定される。

Description

本発明は、面状照明装置に関する。
導光板の入光側面から光を入射し、導光板の一方の主面から光を出射する、いわゆるエッジライト型の面状照明装置が知られている(例えば、特許文献1、2等を参照)。面状照明装置は、液晶表示装置におけるバックライト等として用いられる。
導光板は、光学特性の安定化のためにLED(Light Emitting Diode)等の光源と入光側面との間隔を安定に保つ必要があるとともに、振動等によりがたつきが発生しないよう、安定な保持が不可欠である。この点、樹脂等により形成される導光板は、線膨張係数が筐体を構成する金属等の材料に比較して大きいため、温度変化による伸縮を吸収できるよう、入光側面以外の3面の側面の外側に配置されたゴム等の弾性部材により、入光側面が光源側に付勢されて保持されることが多い。
また、一般的な面状照明装置では、光出射用の開口が設けられたトップフレームが筐体の一部として用いられることが多く、トップフレームにおける光出射用の開口を形成する部分は額縁と呼ばれる。昨今では主にデザイン上の観点から、額縁の幅を狭くする狭額縁化が要請されている。
特開2018−41667号公報 特開2018−78068号公報
しかしながら、導光板の入光側面以外の3面の側面の外側に弾性部材が配置される構成では、弾性部材を配置するスペースを確保する必要から、額縁部を狭くすることができず、狭額縁化を達成することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、狭額縁化を図ることのできる面状照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、導光板と、光源と、リフレクタとを備える。前記導光板は、入光側面から入光する。前記光源は、前記導光板の入光側面に光を照射する。前記リフレクタは、前記導光板の一方の主面である出射面と反対側の裏面に沿って配置される。前記リフレクタは、前記導光板の前記裏面の前記入光側面側に固定部材により固定される第1の部分と、該第1の部分から分離され、該第1の部分よりも導光方向の終端側に配置される第2の部分とを有する。前記第1の部分および前記第2の部分は、単一の固定部材を介してフレームに固定される。
本発明の一態様に係る面状照明装置は、狭額縁化を図ることができる。
図1は、一実施形態にかかる面状照明装置の外観斜視図である。 図2は、面状照明装置の主要な構成要素の分解斜視図である。 図3は、図1における面状照明装置のX−X断面図の一部(左側部分)である。 図4は、接続補助部の部分的な斜視図である。 図5は、比較例#1にかかる面状照明装置の断面図の一部(左側部分)である。 図6は、比較例#2にかかる面状照明装置の断面図の一部(左側部分)である。 図7は、接続補助部の他の構成例を示す部分的な斜視図である。 図8は、接続補助部の更に他の構成例を示す部分的な斜視図である。
以下、実施形態に係る面状照明装置について図面を参照して説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態や変形例に記載された内容は、原則として他の実施形態や変形例にも同様に適用される。
図1は、一実施形態にかかる面状照明装置1の外観斜視図であり、光の出射面側から見た図である。図1において、説明の便宜上、面状照明装置1の筐体の長辺に沿った方向をX軸方向、筐体の短辺に沿った方向をY軸方向、筐体の厚みに沿った方向をZ軸方向とする。
図1において、面状照明装置1は、略長方形(略正方形でも可)で略板状の外形をしており、図における手前側の光の出射面側には、トップフレーム2Bが露出している。図では見えない裏面側には、ボトムフレーム(2A)がある。トップフレーム2Bは、内側に光が出射する開口2aが形成されている。開口2aの周囲の部分は、額縁部2bである。また、面状照明装置1からX軸の正方向に延びて設けられているのは光源基板5の一部であり、その先端には接続部5aが設けられ、外部との電気的な接続に用いられる。トップフレーム2Bは、ステンレス鋼による板金等により形成されている。液晶表示装置等のバックライトとして面状照明装置1が用いられる場合、液晶表示装置等は開口2aおよび額縁部2bの側に装着される。
図2は、面状照明装置1の主要な構成要素の分解斜視図であり、図1と同様に光の出射面側から見た図である。図2において、面状照明装置1は、図の上側のボトムフレーム2Aに対して、リフレクタ3Aおよび部分的リフレクタ基部3Bと、導光板4と、光学シート7A〜7Cとが順次に積層され、その上にトップフレーム2Bが蓋をする形で配置される。
ボトムフレーム2Aは、底部と、この底部の周囲を囲む4面の側壁とを有している。トップフレーム2Bは、開口(2a)が形成された額縁部(2b)と、この額縁部の周囲を囲む4面の側壁とを有している。
リフレクタ3Aおよび部分的リフレクタ基部3B(後述する接続補助部102(図3)を含めた部分)は、導光板4とボトムフレーム2Aの底部との間に配置され、導光板4の出射面と反対側の面に漏れた光を反射して出射面側に出射させる光学部材である。部分的リフレクタ基部3Bは、導光板4とボトムフレーム2Aとの両者に固定される。リフレクタ3Aは導光板4に固定されず、端部がボトムフレーム2Aに固定される。また、リフレクタ3Aと部分的リフレクタ基部3Bとの間には、組立上で必要とされる所定幅のギャップ(クリアランス)が設けられている。
導光板4は、入光側面4aから入射された光を内部に導き、リフレクタ3Aと反対側の主面から出射する光学部材である。導光板4の入光側面4a側には、光源基板5およびスペーサ6がボトムフレーム2Aに固定されている。光源基板5は、FPC(Flexible Printed Circuit)等により形成される。光源基板5の入光側面4aと対向する部分には、複数(多数)のLED等の光源5bが配置されている。なお、図示の例では、天面から発光するトップビュー型のLEDの場合を示しているが、側面から発光するサイドビュー型のLEDを用いることもできる。
スペーサ6には、光学シート7A〜7Cの端部が固定される。光学シート7Aは、拡散シート等の光学部材である。光学シート7Bは、プリズムシートやBEF(Brightness Enhancement Film)等の光学部材である。光学シート7Cは、反射偏光フィルムやDBEF(Dual Brightness Enhancement Film)等の光学部材である。
図3は、図1における面状照明装置1のX−X断面図の一部(左側部分)であり、図の上方向が光の出射方向として描かれている。図3において、ボトムフレーム2Aの底部の内面には、白色で強粘着の両面テープ等の固定部材101を介して、リフレクタの第1の部分である部分的リフレクタ基部3Bの一方の主面と、リフレクタの第2の部分であるリフレクタ3Aの端部側の主面とが、共通に固定されている。部分的リフレクタ基部3Bの固定部材101と反対側の主面には、接続補助部102が固定されている。リフレクタ3Aは、二軸延伸ポリエステルフィルム等による内部に気泡を有する光反射性の材料から構成されるが、部分的リフレクタ基部3Bは、白PET(Polyethylene Terephthalate)等の内部に気泡を有しない光反射性の材料から構成される。
接続補助部102の部分的リフレクタ基部3Bと反対側の主面は、導光板4の入光側面4a側の主面に固定されている。リフレクタ3Aの固定部材101と反対側の主面は、導光板4には固定されていない。リフレクタの第1の部分とリフレクタの第2の部分との間には、組立上必要となるクリアランスであるギャップGが設けられている。
図4は、接続補助部102の部分的な斜視図である。図4において、接続補助部102は、両面テープ等の帯状の固定部材103の上に、PET等による帯状の基材104が固定され、固定部材103と基材104の両方に略矩形状の切欠き104aが形成されている。基材104は、光反射性の部材(白PET等)としてもよい。そして、各切欠き104a内に熱圧着テープ等の固定部材105が配置され、固定部材105は部分的リフレクタ基部3Bと導光板4との間を固定する。熱圧着テープは、例えば、ポリウレタン等により構成されるものであり、加熱により溶融して接着を行うものである。なお、同じポリウレタン等により構成されるものであっても、シリンジ等により塗布可能な接着剤タイプであって、熱源が不要で大気中の湿気により硬化するタイプのものを固定部材105として用いることもできる。固定部材103の基材104と反対側の面は部分的リフレクタ基部3Bに固定される。
固定部材105は、LED等の光源5bの隣り合う間に配置されるよう、飛島状に配置されており、固定部材105と導光板4との接触面における全反射による光学特定への影響を低減させるようになっている。基材104および固定部材103の切欠き104aは、熱圧着テープ等の固定部材105が溶融する際の流れ止めとして機能し、所定の接着面積と厚みとを確保することで接着力を確保している。なお、加工の容易さから一端が開口となる切欠き104aとしているが、固定部材105を囲む孔としてもよい。
このように、接続補助部102は、固定部材105の流れ止めとしての機能のほかに、導光板4に直接対向する基材104に光反射性を持たせることにより、接続補助部102を部分的リフレクタ基部3Bとともにリフレクタとして機能させることができ、リフレクタの機能を増強・補完することができる。また、リフレクタの機能の増強・補完によって部分的リフレクタ基部3Bに高い光反射性が要求されなくなることで、後述するように、部分的リフレクタ基部3Bの材料の選択肢を増やすことができる。
図3に戻り、ボトムフレーム2Aの側壁の内面には両面テープ等の固定部材106を介して光源基板5が固定されている。光源基板5上の光源5bの出射面は、導光板4の入光側面4aと対向している。また、光源基板5と導光板4の入光側面4aとの間から導光板4の出射面側の端部にかけてスペーサ6が設けられている。
スペーサ6は、隣り合う光源5bの間に配置される複数の櫛歯部と、これらの複数の櫛歯部を背後の光源基板5側で連結する連結部と、この連結部から導光板4側に屈曲して延在する庇部とを備えている。なお、櫛歯部は、隣り合う全ての光源5bの間に配置される必要はなく、複数の光源5bおきに設けられるものでもよい。スペーサ6の庇部の導光板4側は、両面テープ等による、隣り合う光源5bの中間付近に配置される飛島状の固定部材107により導光板4に固定されている。飛島状の固定部材107により、固定部材107と導光板4との接触面における全反射による光学特定への影響を低減させるようになっている。なお、スペーサ6と導光板4とは、いずれも樹脂等により構成され線膨張係数が近似しているため、スペーサ6の長手方向の全面にわたって互いに固定されても、温度変化による伸縮量の差は小さく、固定部材107が剥がれることはない。また、スペーサ6の庇部には、光学シート7A〜7Cの端部が固定されている。
ボトムフレーム2Aの開口側には、トップフレーム2Bが被せられ、ボトムフレーム2Aとトップフレーム2Bとにより筐体が形成される。なお、部分的リフレクタ基部3Bとリフレクタ3Aとの間のギャップGの部分は、トップフレーム2Bの額縁部2bで覆われるデッドエリアにあり、また、後述するように下部側に白色のテープ(光反射性の材料)から構成された固定部材101を配置することにより、開口2aから出る出射光への影響を低減させている。
図5は、比較例#1にかかる面状照明装置1’の断面図の一部(左側部分)であり、図3と同様の断面状態を示している。図5において、ボトムフレーム2A’の底部の内面には、両面テープ等の固定部材101’を介して、リフレクタ3’の一方の面が固定されている。また、リフレクタ3’の固定部材101’と反対側の面は、両面テープ等の固定部材102’を介して、導光板4’の入光側面4a’側の主面に固定されている。固定部材102’は、光源5b’の配列方向に沿って、光源5b’の中間付近に配置されるため、断面の表示はされていない。
また、ボトムフレーム2A’の側壁の内面には両面テープ等の固定部材106’を介して光源基板5’が固定されている。光源基板5’上の光源5b’の出射面は、導光板4’の入光側面4a’と対向している。なお、スペーサ、光学シート、トップフレーム等については、図示が省略されている。
この比較例#1によれば、導光板4’の入光側面4a’側の主面の一部が両面テープ等の固定部材102’によりリフレクタ3’に固定されている。導光板4’とリフレクタ3’とでは線膨張係数が異なるため(前者の線膨張係数は後者の線膨張係数よりも大きい)、温度変化による伸縮量に差が出る。そのため、固定部分にせん断力がかかり、固定部材の接着層が剥がれてしまうという問題がある。
図6は、比較例#2にかかる面状照明装置1”の断面図の一部(左側部分)であり、図5と同様の断面状態を示している。図6において、ボトムフレーム2A”の底部の内面には、両面テープ等の固定部材101”を介して、リフレクタ3”の一方の面が固定されている。また、リフレクタ3”の固定部材101”と反対側の面は、熱圧着テープ等の固定部材102”を介して、導光板4”の入光側面4a”側の主面に固定されている。固定部材102”は、光源5b”の配列方向に沿って、光源5b”の中間付近に配置されるため、断面の表示はされていない。
また、ボトムフレーム2A”の側壁の内面には両面テープ等の固定部材106”を介して光源基板5”が固定されている。光源基板5”上の光源5b”の出射面は、導光板4”の入光側面4a”と対向している。なお、スペーサ、光学シート、トップフレーム等については、図示が省略されている。
この比較例#2によれば、導光板4”の入光側面4a”側の主面の一部が熱圧着テープ等の固定部材102”によりリフレクタ3”に固定されている。熱圧着テープ等の固定部材102”による接着力は強力であるため、図5の比較例#1の場合のように、温度変化によって固定部材の接着層が剥がれてしまうという問題はなくなる。しかし、導光板4”とリフレクタ3”との線膨張係数の違いによりリフレクタ3”に歪みが発生し、光学特性の劣化が発生してしまう場合がある。また、接着層の剥がれはないが、リフレクタ3”には気泡を有する材料が用いられることが多いため、せん断力によりリフレクタ3”自体が層間破壊を起こしてしまう場合もあった。
この点、図3および図4に示された実施形態によれば、図6の比較例#2と同様に、導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとの固定に、接続補助部102における熱圧着テープ等の固定部材105が用いられている。そのため、固定部材105の強力な接着力により、温度変化によって固定部材の接着層が剥がれてしまうという問題が起こりにくくなる。
また、リフレクタが、リフレクタ3Aと部分的リフレクタ基部3Bとに分離され、リフレクタ3Aは導光板4に固定されていないため、部分的リフレクタ基部3B側で線膨張係数の違いにより歪みが発生しても、リフレクタ3Aに影響はなく、光学特性の劣化は発生しにくくなる。
また、リフレクタ3Aは、二軸延伸ポリエステルフィルム等による内部に気泡を有する材料から構成されことが多いのに対し、部分的リフレクタ基部3Bは、PET等の内部に気泡を有しない材料から構成されるため、線膨張係数の違いによりせん断力が発生しても層間破壊を起こしにくくなる。
また、前述のように、接続補助部102の固定部材105は、基材104の切欠き104aによる流れ止めにより、熱圧着時に溶融した接着剤が流れ出さず、所定の接着面積と厚みとを確保することで接着力を確保することができる。また、リフレクタ3Aと部分的リフレクタ基部3Bおよび接続補助部102との間のギャップGは額縁部2b下のデッドエリア内にあるため、光学特性への影響は少ない。また、固定部材101は白色の強粘着テープにより構成されるため、ギャップGによる光学特性への影響は少ない。
(変形例)
上記の実施形態の変形例として、面状照明装置1の断面図等としては図3と同様であるが、部分的リフレクタ基部3Bを、PET等に代えて、導光板4と同じポリカーボネート等により構成することで、ポリウレタン等により構成される固定部材105(図4)による導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとの接着力を大幅に高めることが可能になる。これは、単なる物理的な接着だけではなく、化学的な反応により(固定部材105と部分的リフレクタ基部3Bとの)接着力が増大するものと考えられる。導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとの接着力が高められることで、固定部材105および周囲の部材の導光方向の幅をより狭くすることが可能となり、より一層の狭額縁化を達成することが可能になる。なお、導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとを、ポリカーボネート等に限らず、固定部材105との接着力が高い同一種類の樹脂材料(熱膨張係数が同じまたはほぼ同じ透明な材料)により構成されるものとしてもよい。この場合、固定部材105はポリウレタン等に限られない。
また、導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとが同じポリカーボネート等により構成され、導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとの接着力が高められることで、温度変化に対して導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとが同様に伸縮することとなり、光源5bの配列のピッチに対して固定部材105の配列のピッチがずれてしまうことがなくなる。
すなわち、部分的リフレクタ基部3Bと固定部材105との接着力が弱い場合(部分的リフレクタ基部3BがPET等により構成されている場合)、部分的リフレクタ基部3Bは同じくPET等により構成されている両面テープ等の固定部材101との接着力が相対的に強く、PET等は線膨張係数が小さいために温度変化に対してあまり動かない。一方、線膨張係数の大きい導光板4と、それに強固に固定された固定部材105は温度変化に対して大きく動くこととなり、冷熱の温度変化を繰り返すうちに部分的リフレクタ基部3B上の固定部材105の位置がずれてしまい、光学特性に悪影響を与えてしまうおそれがある。その点、導光板4と部分的リフレクタ基部3Bとの接着力が高められることで、固定部材105が(光源5bから導光板4が)ずれてしまうことがなくなり、光学特性に影響を与えることがなくなる。なお、部分的リフレクタ基部3Bが導光板4とともに伸縮することで、部分的リフレクタ基部3Bと両面テープ等の固定部材101との接着面の一時的な剥がれが発生することがあるが、部分的リフレクタ基部3Bと固定部材101とは大面積で接着されているとともに、一時的に剥がれが生じても再付着による復元効果があるため、固定に問題はない。
また、部分的リフレクタ基部3Bを導光板4と同じポリカーボネート等により構成した場合、部分的リフレクタ基部3Bに白反射の性質を持たせるためにチタン酸化物等を混入させると、ポリウレタン等により構成される固定部材105との接着強度が大幅に低下してしまうため、チタン酸化物等を混入させない透明な状態で用いることが望ましい。なお、部分的リフレクタ基部3Bが透明な状態であっても、部分的リフレクタ基部3Bの主要部分を上部側(出射方向側)から覆う接続補助部102が、後述するように、光を反射する機能を有することから、光学特性への影響は少ない。また、直下の固定部材101の部分的リフレクタ基部3B側が白色となっていることで、その白色が透けて作用するため、光学特性への影響はより少なくなる。
また、固定部材105を囲む接続補助部102の基材104は、固定部材103を介して固定される部分的リフレクタ基部3Bと同じ線膨張係数とするために、部分的リフレクタ基部3Bと同様にポリカーボネート等により構成され、更に、白反射の機能を持たせるためにチタン酸化物等の混入されたものが望ましい。ただし、その製造が容易でない場合は、前述と同様に白色のPET等を用い、固定部材105の配列方向に沿って分離されたものとすることで、線膨張係数の違いによる歪みや剥がれを防止することができる。その場合の構成例を以下に説明する。
図7は、接続補助部102の他の構成例を示す部分的な斜視図であり、図4と同じ視点から描かれている。図7において、接続補助部102は、飛島状に配置された固定部材105と、これらの固定部材105に隣接して飛島状に配置された矩形状の固定部材103および基材104とから構成されている。固定部材103は、両面テープ等により構成される。基材104は、白色のPET等により構成される。基材104は、固定部材105が固定される部分的リフレクタ基部3Bのポリカーボネート等よりも線膨張係数が小さく、温度変化に対する伸縮が小さいが、固定部材105の配列方向に分離されて配置されるため、伸縮の違いによる影響はほとんど生じない。
図8は、接続補助部102の更に他の構成例を示す部分的な斜視図であり、図4と同じ視点から描かれている。図8において、接続補助部102は、飛島状に配置された固定部材105と、これらの固定部材105に隣接して飛島状に配置された、出射面側からの平面視で略T字状の固定部材103および基材104とから構成されている。固定部材103は、両面テープ等により構成される。基材104は、白色のPET等により構成される。基材104は、固定部材105が固定される部分的リフレクタ基部3Bのポリカーボネート等よりも線膨張係数が小さく、温度変化に対する伸縮が小さいが、固定部材105の配列方向に分離されて配置されるため、伸縮の違いによる影響はほとんど生じない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
以上のように、実施形態に係る面状照明装置は、入光側面から入光する導光板と、導光板の入光側面に光を照射する光源と、導光板の一方の主面である出射面と反対側の裏面に沿って配置されるリフレクタとを備え、リフレクタは、導光板の裏面の入光側面側に固定部材により固定される第1の部分と、第1の部分から分離され、第1の部分よりも導光方向の終端側に配置される第2の部分とを有し、第1の部分および第2の部分は、単一の固定部材を介してフレームに固定される。これにより、光学特性を劣化させることなく入光側の一辺で導光板を固定することができ、面状照明装置の狭額縁化を図ることができる。
また、第1の部分が導光板と固定される固定部材は、熱圧着テープまたは接着剤である。これにより、導光板を高い強度で固定することができる。
また、第1の部分は、内部に気泡を有しない材料から構成され、第2の部分は、内部に気泡を有する材料から構成される。これにより、第2の部分にリフレクタとして適した材料の使用を維持しつつ、第1の部分の層間破壊を防止して安定した固定を行うことができる。
また、第1の部分と第2の部分との間のギャップ部分は、額縁部により覆われるデッドエリア内に設けられる。これにより、組立上で必要とされる所定のクリアランスを確保しつつ、光学特性への影響を防止することができる。
また、単一の固定部材は、リフレクタ側が白色の強粘着テープにより構成される。これにより、ギャップ部分による光学特性への影響を防止することができる。
また、第1の部分の導光板側には、飛島状に配列された個々の固定部材を囲う切欠きまたは孔が設けられた基材が設けられる。これにより、固定部材に熱圧着テープが用いられる場合の接着剤の流れ止めとなり、所定の接着面積と厚みとを確保することで接着力を確保することができる。
また、第1の部分の導光板側には、飛島状に配列された個々の固定部材と、この固定部材に隣接して飛島状に配列された矩形状の基材とが設けられる。これにより、第1の部分と基材との線膨張係数が異なる場合であっても、歪や剥がれを防止することができる。
また、基材は、光を反射する部材である。これにより、光学特性への影響を少なくすることができる。
また、第1の部分の導光板側には、飛島状に配列された個々の固定部材と、この固定部材に隣接して飛島状に配列された、出射面側からの平面視で略T字状の基材とが設けられる。これにより、第1の部分と基材との線膨張係数が異なる場合であっても、歪や剥がれを防止することができる。
また、導光板および第1の部分は、ポリカーボネートにより構成され、導光板と第1の部分とを固定する固定部材は、ポリウレタンにより構成される。これにより、導光板と第1の部分との接着力を強化し、更なる狭額縁化を図ることができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 面状照明装置,2A ボトムフレーム,2B トップフレーム,3A リフレクタ,3B 部分的リフレクタ基部,4 導光板,4a 入光側面,5 光源基板,5a 接続部,5b 光源,6 スペーサ,7A〜7C 光学シート,101、103、105〜107 固定部材,102 接続補助部,104 基材,104a 切欠き,G ギャップ
【0002】
置される構成では、弾性部材を配置するスペースを確保する必要から、額縁部を狭くすることができず、狭額縁化を達成することが困難であった。
[0007]
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、狭額縁化を図ることのできる面状照明装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008]
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、導光板と、光源と、リフレクタとを備える。前記導光板は、入光側面から入光する。前記光源は、前記導光板の入光側面に光を照射する。前記リフレクタは、前記導光板の一方の主面である出射面と反対側の裏面に沿って配置される。前記リフレクタは、前記導光板の前記裏面の前記入光側面側において、前記導光板に厚み方向に対向し、固定部材を介して前記導光板に直接に接着されて固定される第1の部分と、該第1の部分から分離され、該第1の部分よりも導光方向の終端側に配置される第2の部分とを有する。前記第1の部分および前記第2の部分は、単一の固定部材を介してフレームに固定される。
[0009]
本発明の一態様に係る面状照明装置は、狭額縁化を図ることができる。
図面の簡単な説明
[0010]
[図1]図1は、一実施形態にかかる面状照明装置の外観斜視図である。
[図2]図2は、面状照明装置の主要な構成要素の分解斜視図である。
[図3]図3は、図1における面状照明装置のX−X断面図の一部(左側部分)である。
[図4]図4は、接続補助部の部分的な斜視図である。
[図5]図5は、比較例#1にかかる面状照明装置の断面図の一部(左側部分)である。
[図6]図6は、比較例#2にかかる面状照明装置の断面図の一部(左側部分)である。
[図7]図7は、接続補助部の他の構成例を示す部分的な斜視図である。
[図8]図8は、接続補助部の更に他の構成例を示す部分的な斜視図である。
発明を実施するための形態

Claims (11)

  1. 入光側面から入光する導光板と、
    前記導光板の入光側面に光を照射する光源と、
    前記導光板の一方の主面である出射面と反対側の裏面に沿って配置されるリフレクタと、
    を備え、
    前記リフレクタは、前記導光板の前記裏面の前記入光側面側に固定部材により固定される第1の部分と、該第1の部分から分離され、該第1の部分よりも導光方向の終端側に配置される第2の部分とを有し、
    前記第1の部分および前記第2の部分は、単一の固定部材を介してフレームに固定される、
    面状照明装置。
  2. 前記第1の部分が前記導光板と固定される固定部材は、熱圧着テープまたは接着剤である、
    請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記第1の部分は、内部に気泡を有しない材料から構成され、
    前記第2の部分は、内部に気泡を有する材料から構成される、
    請求項1または2に記載の面状照明装置。
  4. 前記第1の部分と前記第2の部分との間のギャップ部分は、額縁部により覆われるデッドエリア内に設けられる、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  5. 前記単一の固定部材は、前記リフレクタ側が白色の強粘着テープにより構成される、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  6. 前記第1の部分の前記導光板側には、飛島状に配列された個々の固定部材を囲う切欠きまたは孔が設けられた基材が設けられる、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  7. 前記第1の部分の前記導光板側には、飛島状に配列された個々の固定部材と、該固定部材に隣接して飛島状に配列された矩形状の基材とが設けられる、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  8. 前記第1の部分の前記導光板側には、飛島状に配列された個々の固定部材と、該固定部材に隣接して飛島状に配列された、出射面側からの平面視で略T字状の基材とが設けられる、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  9. 前記基材は、光を反射する部材である、
    請求項6〜8のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  10. 前記導光板および前記第1の部分は、同一種類の樹脂材料により構成される、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の面状照明装置。
  11. 前記導光板および前記第1の部分は、ポリカーボネートにより構成され、
    前記導光板と前記第1の部分とを固定する固定部材は、ポリウレタンにより構成される、
    請求項1〜10のいずれか一つに記載の面状照明装置。
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