JPWO2021022081A5 - - Google Patents
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Description
実施態様は、SCTを照射することを更に含む方法である。実施態様は、照射が、体幹部定位放射線治療(SBRT)である方法である。実施態様は、SCTが、転移性CRC(mCRC)を含む方法である。実施態様は、癌が、マイクロサテライト安定性mCRC(MSS mCRC)を含む方法である。実施態様は、工程(a)、(b)、及び(c)が、(b)、(a)、(c);(b)、(c)、(a)、(c);(a)、(b)、(c);又は、(a)、(b)、(a)、(c)の順番で実行される方法である。実施態様は、工程(a)、(b)、及び(c)の2つ以上が、同時に実行される方法である。
本発明は以下の態様を含み得る。
[1] 対象において固形癌性腫瘍(SCT)を治療するシステムであって:
(a)抗原提示細胞薬剤;
(b)T細胞活性化ワクチン;及び
(c)免疫抑制インヒビター
を含む、システム。
[2] 前記抗原提示細胞薬剤が、CD40アゴニスト、Toll様受容体アゴニスト、アジュバント、FLT3L、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1記載のシステム。
[3] 前記免疫抑制インヒビターが、CD73インヒビター、PD-L1インヒビター、PD-1インヒビター、A2a受容体インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、シクロホスファミド、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、項目1又は2記載のシステム。
[4] 更に(d)アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストを含む、項目1~3のいずれか一項記載のシステム。
[5] 前記免疫抑制インヒビターが、PD-1インヒビター、PD-L1インヒビター、又はマルチキナーゼインヒビターを含む、項目1~4のいずれか一項記載のシステム。
[6] 前記マルチキナーゼインヒビターが、レゴラフェニブ、ソラフェニブ、フルキンチニブ、アキシチニブ、又はレンバチニブを含む、項目1~5のいずれか一項記載のシステム。
[7] 前記PD-1インヒビターが、ニボルマブを含む、項目1~6のいずれか一項記載のシステム。
[8] 前記PD-L1インヒビターが、デュルバルマブを含む、項目1~7のいずれか一項記載のシステム。
[9] 更に(e)治療的放射線を含む、項目1~8のいずれか一項記載のシステム。
[10] 前記SCTが、結腸直腸癌、膵臓癌、前立腺癌、頭頸部癌、肺癌、メラノーマ、乳癌、肝臓癌、食道癌、及び胃癌から選択される、項目1~9のいずれか一項記載のシステム。
[11] 前記T細胞活性化ワクチンが、ネオアンチゲンワクチンを含む、項目1~10のいずれか一項記載のシステム。
[12] 前記ネオアンチゲンワクチンが、複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている核酸を含む、項目11記載のシステム。
[13] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約3~約50種のネオアンチゲンからなる、項目12記載のシステム。
[14] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約5~約40種のネオアンチゲンからなる、項目13記載のシステム。
[15] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約10~約30種のネオアンチゲンからなる、項目14記載のシステム。
[16] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の短いネオアンチゲンを含む、項目11~15のいずれか一項記載のシステム。
[17] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約6~約12個のアミノ酸である、項目16記載のシステム。
[18] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約8~約10個のアミノ酸である、項目17記載のシステム。
[19] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、項目11~18のいずれか一項記載のシステム。
[20] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約12~約30個のアミノ酸である、項目19記載のシステム。
[21] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約15~約24個のアミノ酸である、項目20記載のシステム。
[22] 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、正常組織によってではなく、対象のSCTにより発現された抗原に対応するように設計されている、項目11~21のいずれか一項記載のシステム。
[23] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の亜群として提供され、ここで各亜群は、少なくとも1つの他の亜群においては存在しない少なくとも1種のネオアンチゲンを含む、項目12~22のいずれか一項記載のシステム。
[24] 前記複数の亜群が、約2~約10の亜群からなる、項目23記載のシステム。
[25] 前記複数の亜群が、約3~約8の亜群からなる、項目24記載のシステム。
[26] 前記各亜群が、約3~約20種のネオアンチゲンを含む、項目23~25のいずれか一項記載のシステム。
[27] 前記各亜群が、約5~約10種のネオアンチゲンを含む、項目26記載のシステム。
[28] 前記抗原提示細胞薬剤が、FLT3Lであり;並びに
免疫抑制インヒビターが、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、CD73インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、PD-1インヒビター、及びPD-L1インヒビター、又はそれらの組合せから選択される、項目1~27のいずれか一項記載のシステム。
[29] 前記抗原提示細胞薬剤が、FLT3Lを含み;並びに
免疫抑制インヒビターが、レゴラフェニブ、ニボルマブ、及びアスピリンを含む、項目28記載のシステム。
[30] 対象におけるSCTの治療のためのT細胞活性化ワクチンであって、
複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている1もしくは複数の核酸を含み、ここで前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、少なくとも1種の短いネオアンチゲンを含む;並びに
医薬として許容し得る担体
を含有する、T細胞活性化ワクチン。
[31] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、少なくとも1種の長いネオアンチゲンを含む、項目30記載のT細胞活性化ワクチン。
[32] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約3~約50種のネオアンチゲンを含む、項目30又は31記載のT細胞活性化ワクチン。
[33] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約5~約40種のネオアンチゲンを含む、項目32記載のT細胞活性化ワクチン。
[34] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドが、約10~約30のポリペプチドからなる、項目33記載のT細胞活性化ワクチン。
[35]
前記短いネオアンチゲンが、長さ約6~約12個のアミノ酸である、項目30~34のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[36] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約8~約10個のアミノ酸である、項目35記載のT細胞活性化ワクチン。
[37] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、項目30~36のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[38] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約12~約30個のアミノ酸である、項目37記載のT細胞活性化ワクチン。
[39]
前記長いネオアンチゲンが、長さ約15~約24個のアミノ酸である、項目38記載のT細胞活性化ワクチン。
[40] 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、対象のSCTにより発現されるネオアンチゲンに対応するように設計されている、項目30~39のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[41] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の亜群として提供され、ここで各亜群は、少なくとも1つの他の亜群においては存在しない少なくとも1種のネオアンチゲンを含む、項目30~40のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[42] 前記複数の亜群が、約2~約10の亜群からなる、項目41記載のT細胞活性化ワクチン。
[43] 前記複数の亜群が、約3~約8の亜群からなる、項目42記載のT細胞活性化ワクチン。
[44] 前記各亜群が、約3~約20種のネオアンチゲン又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、項目41~43のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[45] 前記各亜群が、約5~約10種のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、項目44記載のT細胞活性化ワクチン。
[46] 更にアジュバントを含有する、項目30~45のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[47] 更に抗原提示細胞薬剤を含有する、項目30~45のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[48] 対象におけるSCTを治療する方法であって:
(a)CD40アゴニスト、Toll様受容体アゴニスト、アジュバント、FLT3L、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される抗原提示細胞薬剤の有効量を投与すること;
(b)T細胞活性化ワクチンの有効量を投与すること;並びに
(c)CD73インヒビター、PD-1インヒビター、PD-L1インヒビター、A2a受容体インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、シクロホスファミド、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される免疫抑制インヒビターの有効量を投与すること
を含む、方法。
[49] 更に(d)アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストの有効量を投与することを含む、項目48記載の方法。
[50] 前記SCTが、結腸直腸癌、膵臓癌、前立腺癌、頭頸部癌、肺癌、メラノーマ、乳癌、肝臓癌、食道癌、及び胃癌から選択される、項目48又は49記載の方法。
[51] 前記抗原提示細胞薬剤が、T細胞活性化ワクチン及び免疫抑制インヒビターの投与前に投与される、項目48~50のいずれか一項記載の方法。
[52] 前記少なくとも1種の抗原提示細胞薬剤が、T細胞活性化ワクチンの投与前、約1日~約30日の間に投与される、項目51記載の方法。
[53] 抗原提示細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与前に測定される、項目51記載の方法。
[54] 前記T細胞活性化ワクチンが、抗原提示細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に到達した後にのみ投与される、項目53記載の方法。
[55] 前記Toll様受容体アゴニストが、ポリ(I:C)又はポリ-ICLCを含む、項目48~54のいずれか一項記載の方法。
[56] 前記アジュバントが、モンタナイド(商標)又はデポバックス(商標)を含む、項目48~55のいずれか一項記載の方法。
[57] 前記COX-2インヒビターが、アスピリンを含む、項目48~56のいずれか一項記載の方法。
[58] 前記工程a)が:
FLT3L、ポリ-ICLC、又はCD40アゴニスト、又はそれらの組合せの有効量を投与すること;及び
COX-2インヒビターの有効量を投与すること
を含む、項目48~57のいずれか一項記載の方法。
[59] 前述の各薬剤が、独立して投与される、項目58記載の方法。
[60] 前述の2種以上の抗原提示細胞薬剤が、単独の製剤内で組合せられる、項目48~58のいずれか一項記載の方法。
[61] 前記T細胞活性化ワクチンが、ネオアンチゲンワクチンを含む、項目48~59のいずれか一項記載の方法。
[62] 前記ネオアンチゲンワクチンが、複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている1もしくは複数の核酸を含む、項目61記載の方法。
[63] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約3~約50種のネオアンチゲンを含む、項目62記載の方法。
[64] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドが、約5~約40種のネオアンチゲンを含む、項目63記載の方法。
[65] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドが、約10~約30種のネオアンチゲンを含む、項目64記載の方法。
[66] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の注射部位での注射により投与される、項目62~65のいずれか一項記載の方法。
[67] 前記複数の注射部位が、ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを異なるリンパ節へ送達するために選択される、項目66記載の方法。
[68] 前記複数の注射部位が、約2~約10の異なる注射部位を含む、項目66又は67記載の方法。
[69] 前記複数の注射部位が、約3~約7の異なる注射部位を含む、項目68記載の方法。
[70] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドのサブセットが、各注射部位に投与される、項目66~69のいずれか一項記載の方法。
[71] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが、約2~約7種のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、項目70記載の方法。
[72] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが、約5種のネオアンチゲンを含む、項目71記載の方法。
[73] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが一緒に、T細胞活性化ワクチンを含み、並びにここでサブセットの少なくとも1つが、他のサブセットの少なくとも1つにおいては存在しない少なくとも2種のネオアンチゲンポリペプチドを含む、項目62~72のいずれか一項記載の方法。
[74] 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、対象のSCTにより発現されるネオアンチゲンに対応するように設計される、項目61~73のいずれか一項記載の方法。
[75] 更に(e)対象のSCTにおいて発現される1又は複数のネオアンチゲンを同定し、並びに正常組織においてではなく、対象のSCTにおいて発現されたネオアンチゲンに対応する、ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを使用し、T細胞活性化ワクチンを調製することを含む、項目61~73のいずれか一項記載の方法。
[76] 対象のSCTにおいて発現されたネオアンチゲンが、全エキソームシークエンシングにより同定される、項目75記載の方法。
[77] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の短いネオアンチゲンを含む、項目62~76のいずれか一項記載の方法。
[78] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約6~約12個のアミノ酸である、項目77記載の方法。
[79] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約8~約10個のアミノ酸である、項目78記載の方法。
[80] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、項目62~79のいずれか一項記載の方法。
[81] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約12~約30個のアミノ酸である、項目80記載の方法。
[82] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約15~約24個のアミノ酸である、項目81記載の方法。
[83] 前記T細胞活性化ワクチンの投与が、1、2又は3回反復される、項目48~82のいずれか一項記載の方法。
[84] 前記T細胞活性化ワクチンが、アジュバント又はToll様受容体アゴニストと共に投与される、項目48~83のいずれか一項記載の方法。
[85] 前述のT細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与後に決定される、項目48~84のいずれか一項記載の方法。
[86] T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与後約5日~約30日に決定される、項目85記載の方法。
[87] 前記T細胞活性化ワクチンが、T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に到達しない場合に、再度投与される、項目85又は86記載の方法。
[88] 工程(e)が反復される、項目85~87のいずれか一項記載の方法。
[89] 第二のT細胞活性化ワクチンが、T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に達しない場合に投与され、ここで第二のT細胞活性化ワクチンは、第一のT細胞活性化ワクチンにおいては存在しない少なくとも1種の抗原を含む、項目85~88のいずれか一項記載の方法。
[90] 前記免疫抑制インヒビターが、T細胞活性化ワクチンの最終投与後約1日~約30日に投与される、項目48~89のいずれか一項記載の方法。
[91] 工程c)が、CD73インヒビター及びPD-L1インヒビターを投与することを含む、項目48~90のいずれか一項記載の方法。
[92] 前記免疫抑制インヒビターが、マルチキナーゼインヒビター、PD-1インヒビター、又はPD-L1インヒビターを含む、項目48~91のいずれか一項記載の方法。
[93] 前記免疫抑制インヒビターが、マルチキナーゼインヒビター及びPD-1インヒビターを含む、項目92記載の方法。
[94] 前記マルチキナーゼインヒビターが、レゴラフェニブ、ソラフェニブ、フルキンチニブ、アキシチニブ、又はレンバチニブを含む、項目93記載の方法。
[95] 前記PD-L1インヒビターが、ニボルマブを含む、項目92~94のいずれか一項記載の方法。
[96] 前記PD-1インヒビターが、デュルバルマブを含む、項目92~94のいずれか一項記載の方法。
[97] 前記プロスタグランジンE2インヒビターが、PTGES2インヒビターである、項目48~96のいずれか一項記載の方法。
[98] 前記アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストが、ロサルタン又はその医薬として許容し得る塩を含む、項目49~97のいずれか一項記載の方法。
[99] 前記抗原提示細胞薬剤の投与が、約1日~約30日間継続される、項目48~98のいずれか一項記載の方法。
[100] 前記T細胞活性化ワクチンの投与が、約1日~約60日間継続される、項目48~99のいずれか一項記載の方法。
[101] 前記免疫抑制インヒビターの投与が、約1日~約90日間継続される、項目48~100のいずれか一項記載の方法。
[102] 治療に対するSCT反応が、測定される、項目48~101のいずれか一項記載の方法。
[103] 抗原提示細胞薬剤の投与が、治療に対するSCT反応が、予め決定された値に達するまで継続される、項目102記載の方法。
[104] T細胞活性化ワクチンの投与が、治療に対するSCT反応が、予め決定された値に達するまで継続される、項目102又は103記載の方法。
[105] 免疫抑制インヒビターの投与が、治療に対するSCT反応が予め決定された値に達するまで継続される、項目102~104のいずれか一項記載の方法。
[106] 更に(f)SCTを照射することを含む、項目48~105のいずれか一項記載の方法。
[107] 前記照射が、体幹部定位放射線治療(SBRT)を含む、項目106記載の方法。
[108] 前記SCTが、転移性CRC(mCRC)を含む、項目48~107のいずれか一項記載の方法。
[109] 前記癌が、マイクロサテライト安定性mCRC(MSS mCRC)を含む、項目108記載の方法。
[110] 前述の工程(a)、(b)、及び(c)が:
(i)(b)、(a)、(c);
(ii)(b)、(c)、(a)、(c);
(iii)(a)、(b)、(c);又は
(iv)(a)、(b)、(a)、(c)
の順番で実行される、項目48、49、及び55~109のいずれか一項記載の方法。
[111] 前述の工程(a)、(b)、(c)及び(d)の2つ以上が、同時に実行される、項目48、49、及び55~110のいずれか一項記載の方法。
本発明は以下の態様を含み得る。
[1] 対象において固形癌性腫瘍(SCT)を治療するシステムであって:
(a)抗原提示細胞薬剤;
(b)T細胞活性化ワクチン;及び
(c)免疫抑制インヒビター
を含む、システム。
[2] 前記抗原提示細胞薬剤が、CD40アゴニスト、Toll様受容体アゴニスト、アジュバント、FLT3L、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1記載のシステム。
[3] 前記免疫抑制インヒビターが、CD73インヒビター、PD-L1インヒビター、PD-1インヒビター、A2a受容体インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、シクロホスファミド、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、項目1又は2記載のシステム。
[4] 更に(d)アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストを含む、項目1~3のいずれか一項記載のシステム。
[5] 前記免疫抑制インヒビターが、PD-1インヒビター、PD-L1インヒビター、又はマルチキナーゼインヒビターを含む、項目1~4のいずれか一項記載のシステム。
[6] 前記マルチキナーゼインヒビターが、レゴラフェニブ、ソラフェニブ、フルキンチニブ、アキシチニブ、又はレンバチニブを含む、項目1~5のいずれか一項記載のシステム。
[7] 前記PD-1インヒビターが、ニボルマブを含む、項目1~6のいずれか一項記載のシステム。
[8] 前記PD-L1インヒビターが、デュルバルマブを含む、項目1~7のいずれか一項記載のシステム。
[9] 更に(e)治療的放射線を含む、項目1~8のいずれか一項記載のシステム。
[10] 前記SCTが、結腸直腸癌、膵臓癌、前立腺癌、頭頸部癌、肺癌、メラノーマ、乳癌、肝臓癌、食道癌、及び胃癌から選択される、項目1~9のいずれか一項記載のシステム。
[11] 前記T細胞活性化ワクチンが、ネオアンチゲンワクチンを含む、項目1~10のいずれか一項記載のシステム。
[12] 前記ネオアンチゲンワクチンが、複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている核酸を含む、項目11記載のシステム。
[13] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約3~約50種のネオアンチゲンからなる、項目12記載のシステム。
[14] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約5~約40種のネオアンチゲンからなる、項目13記載のシステム。
[15] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約10~約30種のネオアンチゲンからなる、項目14記載のシステム。
[16] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の短いネオアンチゲンを含む、項目11~15のいずれか一項記載のシステム。
[17] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約6~約12個のアミノ酸である、項目16記載のシステム。
[18] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約8~約10個のアミノ酸である、項目17記載のシステム。
[19] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、項目11~18のいずれか一項記載のシステム。
[20] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約12~約30個のアミノ酸である、項目19記載のシステム。
[21] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約15~約24個のアミノ酸である、項目20記載のシステム。
[22] 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、正常組織によってではなく、対象のSCTにより発現された抗原に対応するように設計されている、項目11~21のいずれか一項記載のシステム。
[23] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の亜群として提供され、ここで各亜群は、少なくとも1つの他の亜群においては存在しない少なくとも1種のネオアンチゲンを含む、項目12~22のいずれか一項記載のシステム。
[24] 前記複数の亜群が、約2~約10の亜群からなる、項目23記載のシステム。
[25] 前記複数の亜群が、約3~約8の亜群からなる、項目24記載のシステム。
[26] 前記各亜群が、約3~約20種のネオアンチゲンを含む、項目23~25のいずれか一項記載のシステム。
[27] 前記各亜群が、約5~約10種のネオアンチゲンを含む、項目26記載のシステム。
[28] 前記抗原提示細胞薬剤が、FLT3Lであり;並びに
免疫抑制インヒビターが、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、CD73インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、PD-1インヒビター、及びPD-L1インヒビター、又はそれらの組合せから選択される、項目1~27のいずれか一項記載のシステム。
[29] 前記抗原提示細胞薬剤が、FLT3Lを含み;並びに
免疫抑制インヒビターが、レゴラフェニブ、ニボルマブ、及びアスピリンを含む、項目28記載のシステム。
[30] 対象におけるSCTの治療のためのT細胞活性化ワクチンであって、
複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている1もしくは複数の核酸を含み、ここで前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、少なくとも1種の短いネオアンチゲンを含む;並びに
医薬として許容し得る担体
を含有する、T細胞活性化ワクチン。
[31] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、少なくとも1種の長いネオアンチゲンを含む、項目30記載のT細胞活性化ワクチン。
[32] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約3~約50種のネオアンチゲンを含む、項目30又は31記載のT細胞活性化ワクチン。
[33] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約5~約40種のネオアンチゲンを含む、項目32記載のT細胞活性化ワクチン。
[34] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドが、約10~約30のポリペプチドからなる、項目33記載のT細胞活性化ワクチン。
[35]
前記短いネオアンチゲンが、長さ約6~約12個のアミノ酸である、項目30~34のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[36] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約8~約10個のアミノ酸である、項目35記載のT細胞活性化ワクチン。
[37] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、項目30~36のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[38] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約12~約30個のアミノ酸である、項目37記載のT細胞活性化ワクチン。
[39]
前記長いネオアンチゲンが、長さ約15~約24個のアミノ酸である、項目38記載のT細胞活性化ワクチン。
[40] 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、対象のSCTにより発現されるネオアンチゲンに対応するように設計されている、項目30~39のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[41] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の亜群として提供され、ここで各亜群は、少なくとも1つの他の亜群においては存在しない少なくとも1種のネオアンチゲンを含む、項目30~40のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[42] 前記複数の亜群が、約2~約10の亜群からなる、項目41記載のT細胞活性化ワクチン。
[43] 前記複数の亜群が、約3~約8の亜群からなる、項目42記載のT細胞活性化ワクチン。
[44] 前記各亜群が、約3~約20種のネオアンチゲン又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、項目41~43のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[45] 前記各亜群が、約5~約10種のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、項目44記載のT細胞活性化ワクチン。
[46] 更にアジュバントを含有する、項目30~45のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[47] 更に抗原提示細胞薬剤を含有する、項目30~45のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
[48] 対象におけるSCTを治療する方法であって:
(a)CD40アゴニスト、Toll様受容体アゴニスト、アジュバント、FLT3L、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される抗原提示細胞薬剤の有効量を投与すること;
(b)T細胞活性化ワクチンの有効量を投与すること;並びに
(c)CD73インヒビター、PD-1インヒビター、PD-L1インヒビター、A2a受容体インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、シクロホスファミド、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される免疫抑制インヒビターの有効量を投与すること
を含む、方法。
[49] 更に(d)アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストの有効量を投与することを含む、項目48記載の方法。
[50] 前記SCTが、結腸直腸癌、膵臓癌、前立腺癌、頭頸部癌、肺癌、メラノーマ、乳癌、肝臓癌、食道癌、及び胃癌から選択される、項目48又は49記載の方法。
[51] 前記抗原提示細胞薬剤が、T細胞活性化ワクチン及び免疫抑制インヒビターの投与前に投与される、項目48~50のいずれか一項記載の方法。
[52] 前記少なくとも1種の抗原提示細胞薬剤が、T細胞活性化ワクチンの投与前、約1日~約30日の間に投与される、項目51記載の方法。
[53] 抗原提示細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与前に測定される、項目51記載の方法。
[54] 前記T細胞活性化ワクチンが、抗原提示細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に到達した後にのみ投与される、項目53記載の方法。
[55] 前記Toll様受容体アゴニストが、ポリ(I:C)又はポリ-ICLCを含む、項目48~54のいずれか一項記載の方法。
[56] 前記アジュバントが、モンタナイド(商標)又はデポバックス(商標)を含む、項目48~55のいずれか一項記載の方法。
[57] 前記COX-2インヒビターが、アスピリンを含む、項目48~56のいずれか一項記載の方法。
[58] 前記工程a)が:
FLT3L、ポリ-ICLC、又はCD40アゴニスト、又はそれらの組合せの有効量を投与すること;及び
COX-2インヒビターの有効量を投与すること
を含む、項目48~57のいずれか一項記載の方法。
[59] 前述の各薬剤が、独立して投与される、項目58記載の方法。
[60] 前述の2種以上の抗原提示細胞薬剤が、単独の製剤内で組合せられる、項目48~58のいずれか一項記載の方法。
[61] 前記T細胞活性化ワクチンが、ネオアンチゲンワクチンを含む、項目48~59のいずれか一項記載の方法。
[62] 前記ネオアンチゲンワクチンが、複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている1もしくは複数の核酸を含む、項目61記載の方法。
[63] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、約3~約50種のネオアンチゲンを含む、項目62記載の方法。
[64] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドが、約5~約40種のネオアンチゲンを含む、項目63記載の方法。
[65] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドが、約10~約30種のネオアンチゲンを含む、項目64記載の方法。
[66] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の注射部位での注射により投与される、項目62~65のいずれか一項記載の方法。
[67] 前記複数の注射部位が、ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを異なるリンパ節へ送達するために選択される、項目66記載の方法。
[68] 前記複数の注射部位が、約2~約10の異なる注射部位を含む、項目66又は67記載の方法。
[69] 前記複数の注射部位が、約3~約7の異なる注射部位を含む、項目68記載の方法。
[70] 前記複数のネオアンチゲンポリペプチドのサブセットが、各注射部位に投与される、項目66~69のいずれか一項記載の方法。
[71] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが、約2~約7種のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、項目70記載の方法。
[72] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが、約5種のネオアンチゲンを含む、項目71記載の方法。
[73] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが一緒に、T細胞活性化ワクチンを含み、並びにここでサブセットの少なくとも1つが、他のサブセットの少なくとも1つにおいては存在しない少なくとも2種のネオアンチゲンポリペプチドを含む、項目62~72のいずれか一項記載の方法。
[74] 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、対象のSCTにより発現されるネオアンチゲンに対応するように設計される、項目61~73のいずれか一項記載の方法。
[75] 更に(e)対象のSCTにおいて発現される1又は複数のネオアンチゲンを同定し、並びに正常組織においてではなく、対象のSCTにおいて発現されたネオアンチゲンに対応する、ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを使用し、T細胞活性化ワクチンを調製することを含む、項目61~73のいずれか一項記載の方法。
[76] 対象のSCTにおいて発現されたネオアンチゲンが、全エキソームシークエンシングにより同定される、項目75記載の方法。
[77] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の短いネオアンチゲンを含む、項目62~76のいずれか一項記載の方法。
[78] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約6~約12個のアミノ酸である、項目77記載の方法。
[79] 前記短いネオアンチゲンが、長さ約8~約10個のアミノ酸である、項目78記載の方法。
[80] 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、項目62~79のいずれか一項記載の方法。
[81] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約12~約30個のアミノ酸である、項目80記載の方法。
[82] 前記長いネオアンチゲンが、長さ約15~約24個のアミノ酸である、項目81記載の方法。
[83] 前記T細胞活性化ワクチンの投与が、1、2又は3回反復される、項目48~82のいずれか一項記載の方法。
[84] 前記T細胞活性化ワクチンが、アジュバント又はToll様受容体アゴニストと共に投与される、項目48~83のいずれか一項記載の方法。
[85] 前述のT細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与後に決定される、項目48~84のいずれか一項記載の方法。
[86] T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与後約5日~約30日に決定される、項目85記載の方法。
[87] 前記T細胞活性化ワクチンが、T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に到達しない場合に、再度投与される、項目85又は86記載の方法。
[88] 工程(e)が反復される、項目85~87のいずれか一項記載の方法。
[89] 第二のT細胞活性化ワクチンが、T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に達しない場合に投与され、ここで第二のT細胞活性化ワクチンは、第一のT細胞活性化ワクチンにおいては存在しない少なくとも1種の抗原を含む、項目85~88のいずれか一項記載の方法。
[90] 前記免疫抑制インヒビターが、T細胞活性化ワクチンの最終投与後約1日~約30日に投与される、項目48~89のいずれか一項記載の方法。
[91] 工程c)が、CD73インヒビター及びPD-L1インヒビターを投与することを含む、項目48~90のいずれか一項記載の方法。
[92] 前記免疫抑制インヒビターが、マルチキナーゼインヒビター、PD-1インヒビター、又はPD-L1インヒビターを含む、項目48~91のいずれか一項記載の方法。
[93] 前記免疫抑制インヒビターが、マルチキナーゼインヒビター及びPD-1インヒビターを含む、項目92記載の方法。
[94] 前記マルチキナーゼインヒビターが、レゴラフェニブ、ソラフェニブ、フルキンチニブ、アキシチニブ、又はレンバチニブを含む、項目93記載の方法。
[95] 前記PD-L1インヒビターが、ニボルマブを含む、項目92~94のいずれか一項記載の方法。
[96] 前記PD-1インヒビターが、デュルバルマブを含む、項目92~94のいずれか一項記載の方法。
[97] 前記プロスタグランジンE2インヒビターが、PTGES2インヒビターである、項目48~96のいずれか一項記載の方法。
[98] 前記アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストが、ロサルタン又はその医薬として許容し得る塩を含む、項目49~97のいずれか一項記載の方法。
[99] 前記抗原提示細胞薬剤の投与が、約1日~約30日間継続される、項目48~98のいずれか一項記載の方法。
[100] 前記T細胞活性化ワクチンの投与が、約1日~約60日間継続される、項目48~99のいずれか一項記載の方法。
[101] 前記免疫抑制インヒビターの投与が、約1日~約90日間継続される、項目48~100のいずれか一項記載の方法。
[102] 治療に対するSCT反応が、測定される、項目48~101のいずれか一項記載の方法。
[103] 抗原提示細胞薬剤の投与が、治療に対するSCT反応が、予め決定された値に達するまで継続される、項目102記載の方法。
[104] T細胞活性化ワクチンの投与が、治療に対するSCT反応が、予め決定された値に達するまで継続される、項目102又は103記載の方法。
[105] 免疫抑制インヒビターの投与が、治療に対するSCT反応が予め決定された値に達するまで継続される、項目102~104のいずれか一項記載の方法。
[106] 更に(f)SCTを照射することを含む、項目48~105のいずれか一項記載の方法。
[107] 前記照射が、体幹部定位放射線治療(SBRT)を含む、項目106記載の方法。
[108] 前記SCTが、転移性CRC(mCRC)を含む、項目48~107のいずれか一項記載の方法。
[109] 前記癌が、マイクロサテライト安定性mCRC(MSS mCRC)を含む、項目108記載の方法。
[110] 前述の工程(a)、(b)、及び(c)が:
(i)(b)、(a)、(c);
(ii)(b)、(c)、(a)、(c);
(iii)(a)、(b)、(c);又は
(iv)(a)、(b)、(a)、(c)
の順番で実行される、項目48、49、及び55~109のいずれか一項記載の方法。
[111] 前述の工程(a)、(b)、(c)及び(d)の2つ以上が、同時に実行される、項目48、49、及び55~110のいずれか一項記載の方法。
Claims (92)
- 対象において固形癌性腫瘍(SCT)を治療するシステムであって:
(a)抗原提示細胞薬剤;
(b)T細胞活性化ワクチン;及び
(c)免疫抑制インヒビター
を含む、システム。 - 前記抗原提示細胞薬剤が、CD40アゴニスト、Toll様受容体アゴニスト、アジュバント、FLT3L、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1記載のシステム。
- 前記免疫抑制インヒビターが、CD73インヒビター、PD-L1インヒビター、PD-1インヒビター、A2a受容体インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、シクロホスファミド、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1又は2記載のシステム。
- 更に(d)アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストを含む、請求項1~3のいずれか一項記載のシステム。
- 前記免疫抑制インヒビターが、PD-1インヒビター、PD-L1インヒビター、又はマルチキナーゼインヒビターを含む、請求項1~4のいずれか一項記載のシステム。
- 前記マルチキナーゼインヒビターが、レゴラフェニブ、ソラフェニブ、フルキンチニブ、アキシチニブ、又はレンバチニブを含む、請求項3記載のシステム。
- 前記PD-1インヒビターが、ニボルマブを含む、請求項3記載のシステム。
- 前記PD-L1インヒビターが、デュルバルマブを含む、請求項3記載のシステム。
- 更に(e)治療的放射線と組み合わせられる、請求項1~8のいずれか一項記載のシステム。
- 前記SCTが、結腸直腸癌、膵臓癌、前立腺癌、頭頸部癌、肺癌、メラノーマ、乳癌、肝臓癌、食道癌、及び胃癌から選択される、請求項1~9のいずれか一項記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンが、ネオアンチゲンワクチンを含む、請求項1~10のいずれか一項記載のシステム。
- 前記ネオアンチゲンワクチンが、複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている核酸を含む、請求項11記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、3~50種のネオアンチゲンからなる、請求項12記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、5~40種のネオアンチゲンからなる、請求項13記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、10~30種のネオアンチゲンからなる、請求項14記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の短いネオアンチゲンを含む、請求項12~15のいずれか一項記載のシステム。
- 前記短いネオアンチゲンが、長さ6~12個のアミノ酸である、請求項16記載のシステム。
- 前記短いネオアンチゲンが、長さ8~10個のアミノ酸である、請求項17記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、請求項12~18のいずれか一項記載のシステム。
- 前記長いネオアンチゲンが、長さ12~30個のアミノ酸である、請求項19記載のシステム。
- 前記長いネオアンチゲンが、長さ15~24個のアミノ酸である、請求項20記載のシステム。
- 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、正常組織によってではなく、対象のSCTにより発現された抗原に対応するように設計されている、請求項12~21のいずれか一項記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の亜群として提供され、ここで各亜群は、少なくとも1つの他の亜群においては存在しない少なくとも1種のネオアンチゲンを含む、請求項12~22のいずれか一項記載のシステム。
- 前記複数の亜群が、2~10の亜群からなる、請求項23記載のシステム。
- 前記複数の亜群が、3~8の亜群からなる、請求項24記載のシステム。
- 前記各亜群が、3~20種のネオアンチゲンを含む、請求項23~25のいずれか一項記載のシステム。
- 前記各亜群が、5~10種のネオアンチゲンを含む、請求項26記載のシステム。
- 前記抗原提示細胞薬剤が、FLT3Lであり;並びに
免疫抑制インヒビターが、COX-2インヒビター、プロスタグランジンE2インヒビター、CD73インヒビター、マルチキナーゼインヒビター、PD-1インヒビター、及びPD-L1インヒビター、又はそれらの組合せから選択される、請求項1~27のいずれか一項記載のシステム。 - 前記抗原提示細胞薬剤が、FLT3Lを含み;並びに
免疫抑制インヒビターが、レゴラフェニブ、ニボルマブ、及びアスピリンを含む、請求項28記載のシステム。 - 対象におけるSCTの治療のためのT細胞活性化ワクチンであって、
複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチド、又は複数のネオアンチゲンペプチドもしくはマルチアンチゲンポリペプチドをコードしている1もしくは複数の核酸を含み、ここで前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、少なくとも1種の短いネオアンチゲンを含む;並びに
医薬として許容し得る担体
を含有する、T細胞活性化ワクチン。 - 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、少なくとも1種の長いネオアンチゲンを含む、請求項30記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、3~50種のネオアンチゲンを含む、請求項30又は31記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、5~40種のネオアンチゲンを含む、請求項32記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチドが、10~30のポリペプチドからなる、請求項33記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記短いネオアンチゲンが、長さ6~12個のアミノ酸である、請求項30~34のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記短いネオアンチゲンが、長さ8~10個のアミノ酸である、請求項35記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、1又は複数の長いネオアンチゲンを含む、請求項30~36のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記長いネオアンチゲンが、長さ12~30個のアミノ酸である、請求項37記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記長いネオアンチゲンが、長さ15~24個のアミノ酸である、請求項38記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、対象のSCTにより発現されるネオアンチゲンに対応するように設計されている、請求項30~39のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の亜群として提供され、ここで各亜群は、少なくとも1つの他の亜群においては存在しない少なくとも1種のネオアンチゲンを含む、請求項30~40のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数の亜群が、2~10の亜群からなる、請求項41記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記複数の亜群が、3~8の亜群からなる、請求項42記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記各亜群が、3~20種のネオアンチゲン又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、請求項41~43のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記各亜群が、5~10種のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、請求項44記載のT細胞活性化ワクチン。
- 更にアジュバントを含有する、請求項30~45のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 更に抗原提示細胞薬剤を含有する、請求項30~45のいずれか一項記載のT細胞活性化ワクチン。
- 前記抗原提示細胞薬剤が、T細胞活性化ワクチン及び免疫抑制インヒビターの投与前に投与される、請求項1~29のいずれか一項記載のシステム。
- 前記少なくとも1種の抗原提示細胞薬剤が、T細胞活性化ワクチンの投与前、1日~30日の間に投与される、請求項48記載のシステム。
- 抗原提示細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与前に測定される、請求項48記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンが、抗原提示細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に到達した後にのみ投与される、請求項50記載のシステム。
- 前記Toll様受容体アゴニストが、ポリ(I:C)又はポリ-ICLCを含む、請求項2記載のシステム。
- 前記アジュバントが、モンタナイド(商標)又はデポバックス(商標)を含む、請求項2記載のシステム。
- 前記COX-2インヒビターが、アスピリンを含む、請求項3記載のシステム。
- 前記(a)が:
FLT3L、ポリ-ICLC、又はCD40アゴニスト、又はそれらの組合せを含み;及び
前記(c)が、COX-2インヒビター
を含む、請求項1~29、48~54のいずれか一項記載のシステム。 - 前述の各薬剤が、独立して投与される、請求項55記載のシステム。
- 前述の2種以上の抗原提示細胞薬剤が、単独の製剤内で組合せられる、請求項2記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドが、複数の注射部位での注射により投与される、請求項12~27のいずれか一項記載のシステム。
- 前記複数の注射部位が、ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを異なるリンパ節へ送達するために選択される、請求項58記載のシステム。
- 前記複数の注射部位が、2~10の異なる注射部位を含む、請求項58又は59記載のシステム。
- 前記複数の注射部位が、3~7の異なる注射部位を含む、請求項60記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチドのサブセットが、各注射部位に投与される、請求項58~61のいずれか一項記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが、2~7種のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを含む、請求項62記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが、5種のネオアンチゲンを含む、請求項63記載のシステム。
- 前記複数のネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドのサブセットが一緒に、T細胞活性化ワクチンを含み、並びにここでサブセットの少なくとも1つが、他のサブセットの少なくとも1つにおいては存在しない少なくとも2種のネオアンチゲンポリペプチドを含む、請求項12~27、58~64のいずれか一項記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンが、対象のSCTにおいて発現される1又は複数のネオアンチゲンを同定し、並びに正常組織においてではなく、対象のSCTにおいて発現されたネオアンチゲンに対応する、ネオアンチゲンペプチド又はマルチアンチゲンポリペプチドを使用して調整された、T細胞活性化ワクチンである、請求項1~29、58~65のいずれか一項記載のシステム。
- 対象のSCTにおいて発現されたネオアンチゲンが、全エキソームシークエンシングにより同定される、請求項66記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンの投与が、1、2又は3回反復される、請求項1~29、48~67のいずれか一項記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンが、アジュバント又はToll様受容体アゴニストと共に投与される、請求項1~29、48~68のいずれか一項記載のシステム。
- T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与後に決定される、請求項1~29、48~69のいずれか一項記載のシステム。
- T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、T細胞活性化ワクチンの投与後5日~30日に決定される、請求項70記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンが、T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に到達しない場合に、再度投与される、請求項70又は71記載のシステム。
- 第二のT細胞活性化ワクチンが、T細胞の活性化状態、集団サイズ、又は分布が、予め決定された値に達しない場合に投与されるものであり、ここで第二のT細胞活性化ワクチンは、第一のT細胞活性化ワクチンにおいては存在しない少なくとも1種の抗原を含む、請求項70~72のいずれか一項記載のシステム。
- 前記免疫抑制インヒビターが、T細胞活性化ワクチンの最終投与後1日~30日に投与される、請求項1~29、48~73のいずれか一項記載のシステム。
- 前記(c)が、CD73インヒビター及びPD-L1インヒビターを含む、請求項1~29、48~74のいずれか一項記載のシステム。
- 前記免疫抑制インヒビターが、マルチキナーゼインヒビター及びPD-1インヒビターを含む、請求項1~29、48~75のいずれか一項記載のシステム。
- 前記マルチキナーゼインヒビターが、レゴラフェニブ、ソラフェニブ、フルキンチニブ、アキシチニブ、又はレンバチニブを含む、請求項76記載のシステム。
- 前記プロスタグランジンE2インヒビターが、PTGES2インヒビターである、請求項3記載のシステム。
- 前記アンジオテンシンII受容体1型アンタゴニストが、ロサルタン又はその医薬として許容し得る塩を含む、請求項4記載のシステム。
- 前記抗原提示細胞薬剤の投与が、1日~30日間継続される、請求項1~29、48~79のいずれか一項記載のシステム。
- 前記T細胞活性化ワクチンの投与が、1日~60日間継続される、請求項1~29、48~80のいずれか一項記載のシステム。
- 前記免疫抑制インヒビターの投与が、1日~90日間継続される、請求項1~29、48~81のいずれか一項記載のシステム。
- 治療に対するSCT反応が、測定される、請求項1~29、48~82のいずれか一項記載のシステム。
- 抗原提示細胞薬剤の投与が、治療に対するSCT反応が、予め決定された値に達するまで継続される、請求項83記載のシステム。
- T細胞活性化ワクチンの投与が、治療に対するSCT反応が、予め決定された値に達するまで継続される、請求項83又は84記載のシステム。
- 免疫抑制インヒビターの投与が、治療に対するSCT反応が予め決定された値に達するまで継続される、請求項83~85のいずれか一項記載のシステム。
- 前記治療的放射線が、体幹部定位放射線治療(SBRT)を含む、請求項9記載のシステム。
- 前記SCTが、転移性CRC(mCRC)を含む、請求項1~29、48~87のいずれか一項記載のシステム。
- 前記転移性CRC(mCRC)が、マイクロサテライト安定性mCRC(MSS mCRC)を含む、請求項88記載のシステム。
- 前述の(a)、(b)、及び(c)が:
(i)(b)、(a)、(c);
(ii)(b)、(c)、(a)、(c);
(iii)(a)、(b)、(c);又は
(iv)(a)、(b)、(a)、(c)
の順番で投与される、請求項1~3のいずれか一項記載のシステム。 - 前述の(a)、(b)、及び(c)の2つ以上が、同時に投与される、請求項1~3のいずれか一項記載のシステム。
- 前述の(a)、(b)、(c)及び(d)の2つ以上が、同時に投与される、請求項4記載のシステム。
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