JPWO2021014019A5 - - Google Patents

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  1. トリテルペンアグリコンコア構造と、前記トリテルペンアグリコンコア構造に結合された、第1の糖鎖および第2の糖鎖の少なくとも1つとを含む、サポニンをベースとするサポニン誘導体であって、これにおいて:
    i. 前記サポニン誘導体が、誘導体化されているアルデヒド基を含有するアグリコンコア構造を含むか;または
    ii. 前記サポニン誘導体が、前記第1の糖鎖を含み、これにおいて、前記第1の糖鎖が、誘導体化されているカルボキシル基を含有するか:または
    iii. 前記サポニン誘導体が、前記第2の糖鎖を含み、これにおいて、前記第2の糖鎖が、誘導体化されている少なくとも1つのアセトキシ(Me(CO)O-)基を含有するか;または
    iv. 前記サポニン誘導体が、誘導体化i.ii.およびiii.の任意の組合せを含み
    こで、前記第1の糖鎖および前記第2の糖鎖が、独立して、単糖、直鎖オリゴ糖、およ
    び分岐オリゴ糖から選択される、
    サポニン誘導体。
  2. 前記サポニン誘導体が、分子1:

    Figure 2021014019000001

    によって表される、サポニンに対応しており、
    ここで、分子1のアグリコンコア構造がキラ酸またはギプソゲニンであり、ここで、Rはヒドロキシルまたは水素であり、ここで
    i. 前記サポニン誘導体が、C 23 において誘導体化されているアルデヒド基を含有するアグリコンコア構造を含むか;または
    ii. 前記第1の糖鎖A が誘導体化されているグルクロン酸部分のカルボキシル基を含有するか;または
    iii. 前記第2の糖鎖A が誘導体化されているアセトキシ(Me(CO)O-)基を含有するか;または
    iv. 前記サポニン誘導体が、誘導体化i.ii.およびiii.の任意の組合せを含む、
    請求項1に記載のサポニン誘導体。
  3. 前記サポニン誘導体がSO1861サポニンをベースとするサポニン誘導体であり、これにおいて、前記サポニン誘導体はキラ酸アグリコンコア構造を有し、これにおいて、前記サポニン誘導体が分子1:

    Figure 2021014019000002

    によって表される、サポニンに対応しており、
    これにおいて、前記分子1のアグリコンコア構造はキラ酸であり、Rはヒドロキシルと定義され、これにおいて、前記第1の糖鎖A がGal-(1→2)-[Xyl-(1→3)]-GlcAであり、前記第2の糖鎖A がGlc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Xyl-(1→3)-4-OAc-Qui-(1→4)]-Fucである、
    請求項2に記載のサポニン誘導体。
  4. 前記サポニン誘導体が、モノデスモシジックトリテルペングリコシドまたはビデスモシジックトリテルペングリコシドである、請求項1または2に記載のサポニン誘導体。
  5. 前記サポニン誘導体が、前記第1の糖鎖を含み、ここで、前記第1の糖鎖が、誘導体化されているカルボキシル基を含有し、および/またはこれにおいて、前記サポニン誘導体が、前記第2の糖鎖を含み、これにおいて、前記第2の糖鎖が、誘導体化されている少なくとも1つのアセトキシ(Me(CO)O-)基を含む、
    請求項1または4に記載のサポニン誘導体。
  6. 前記サポニン誘導体が、
    2アルファ-ヒドロキシオレアノール酸;
    16アルファ-ヒドロキシオレアノール酸;
    ヘデラゲニン(23-ヒドロキシオレアノール酸);
    16アルファ,23-ジヒドロキシオレアノール酸;
    ギプソゲニン;
    キラ酸;
    プロトアエスシゲニン-21(2-メチルブタ-2-エノアート)-22-アセタート;
    23-オキソ-バリングトゲノールC-21,22-ビス(2-メチルブタ-2-エノアート);
    23-オキソ-バリングトゲノールC-21(2-メチルブタ-2-エノアート)-16,22-ジアセタート;
    ジギトゲニン;
    3,16,28-トリヒドロキシオレアナン-12-エン;
    ギプソゲニン酸;
    および
    それらの誘導体、
    からなる群より選択されるアグリコンコア構造を含む、
    請求項1、4および5のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  7. 前記サポニン誘導体が、キラ酸、ギプソゲニン、およびそれらの誘導体からなる群より選択されるアグリコンコア構造を含み、好ましくは、前記サポニン誘導体が、キラ酸、およびそれらの誘導体からなる群より選択されるアグリコンコア構造を含み、これにおいて、前記第1の糖鎖が、存在する場合、前記アグリコンコア構造のC 原子またはC 28 原子に結合され、および/またはこれにおいて、前記第2の糖鎖が、存在する場合、前記アグリコンコア構造の前記C 28 原子に結合される、請求項1及び4~6のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  8. 前記第1の糖鎖が、存在する場合:
    GlcA-,
    Glc-,
    Gal-,
    Rha-(1→2)-Ara-,
    Gal-(1→2)-[Xyl-(1→3)]-GlcA-,
    Glc-(1→2)-[Glc-(1→4)]-GlcA-,
    Glc-(1→2)-Ara-(1→3)-[Gal-(1→2)]-GlcA-,
    Xyl-(1→2)-Ara-(1→3)-[Gal-(1→2)]-GlcA-,
    Glc-(1→3)-Gal-(1→2)-[Xyl-(1→3)]-Glc-(1→4)-Gal-,
    Rha-(1→2)-Gal-(1→3)-[Glc-(1→2)]-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Rha-(1→2)-Glc-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Fuc-(1→2)-Glc-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Rha-(1→2)-Gal-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Fuc-(1→2)-Gal-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Rha-(1→2)-Glc-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Fuc-(1→2)-Glc-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Rha-(1→2)-Gal-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Ara-(1→4)-Fuc-(1→2)-Gal-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-Glc-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Fuc-(1→2)-Glc-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-Gal-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Fuc-(1→2)-Gal-(1→2)-Rha-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-Glc-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Fuc-(1→2)-Glc-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-Gal-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-,
    Xyl-(1→4)-Fuc-(1→2)-Gal-(1→2)-Fuc-(1→2)-GlcA-、および
    それらの誘導体、から選択され、
    および/または前記第2の糖鎖が、存在する場合:
    Glc-,
    Gal-,
    Rha-(1→2)-[Xyl-(1→4)]-Rha-,
    Rha-(1→2)-[Ara-(1→3)-Xyl-(1→4)]-Rha-,
    Ara-,
    Xyl-,
    Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R1-(→4)]-Fuc- ここでR1は4E-メトキシケイ皮酸であり、
    Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R2-(→4)]-Fuc- ここでR2は4Z-メトキシケイ皮酸であり、
    Xyl-(1→4)-[Gal-(1→3)]-Rha-(1→2)-4-OAc-Fuc-,
    Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-3,4-di-OAc-Fuc-,
    Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[R3-(→4)]-3-OAc-Fuc- ここでR3は4E-メトキシケイ皮酸であり、
    Glc-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-4-OAc-Fuc-,
    Glc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-4-OAc-Fuc-,
    (Ara-またはXyl-)(1→3)-(Ara-またはXyl-)(1→4)-(Rha-またはFuc-)(1→2)-[4-OAc-(Rha-またはFuc-)(1→4)]-(Rha-またはFuc-),
    Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Qui-(1→4)]-Fuc-,
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-Fuc-,
    Xyl-(1→4)-[Gal-(1→3)]-Rha-(1→2)-Fuc-,
    Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-Fuc-,
    Ara/Xyl-(1→4)-Rha/Fuc-(1→4)-[Glc/Gal-(1→2)]-Fuc-,
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[R4-(→4)]-Fuc- ここでR4は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R5-(→4)]-Fuc- ここでR5は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Rha-(1→3)]-4-OAc-Fuc-,
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[Rha-(1→3)]-4-OAc-Fuc-,
    6-OAc-Glc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[3-OAc-Rha-(1→3)]-Fuc-,
    Glc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[3-OAc--Rha-(1→3)]-Fuc-,
    Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Qui-(1→4)]-Fuc-,
    Glc-(1→3)-[Xyl-(1→4)]-Rha-(1→2)-[Qui-(1→4)]-Fuc-,
    Glc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Xyl-(1→3)-4-OAc-Qui-(1→4)]-Fuc-,
    Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[3,4-di-OAc-Qui-(1→4)]-Fuc-,
    Glc-(1→3)-[Xyl-(1→4)]-Rha-(1→2)-Fuc-,
    6-OAc-Glc-(1→3)-[Xyl-(1→4)]-Rha-(1→2)-Fuc-,
    Glc-(1→3)-[Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)]-Rha-(1→2)-Fuc-,
    Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Xyl-(1→3)-4-OAc-Qui-(1→4)]-Fuc-,
    Api/Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[Rha-(1→3)]-4OAc-Fuc-,
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[Rha-(1→3)]-4OAc-Fuc-,
    Api/Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[R6-(→4)]-Fuc- ここでR6は5-O-[5-O-Rha-(1→2)-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Api/Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[R7-(→4)]-Fuc- ここでR7は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Api/Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-[Glc-(1→3)]-Rha-(1→2)-[R8-(→4)]-Fuc- ここでR8は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R9-(→4)]-Fuc- ここでR9は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R10-(→4)]-Fuc- ここでR10は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R11-(→3)]-Fuc- ここでR11は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり、
    Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R12-(→3)]-Fuc- ここでR12は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸)であり
    Glc-(1→3)-[Glc-(1→6)]-Gal-,および
    それらの誘導体、から選択される、
    請求項1~2および4~7のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  9. 前記サポニン誘導体が、前記第1の糖鎖を含み、かつ前記第2の糖鎖を含み、ここで前記第1の糖鎖が1を超える糖部分を含み、前記第2の糖鎖が1を超える糖鎖部分を含み、かつこれにおいて、前記アグリコンコア構造がキラ酸またはギプソゲニンであり、ここで:
    i. 前記アグリコンコア構造のアルデヒド基が誘導体化されていること、
    ii. 前記第1の糖鎖が、誘導体化されている、グルクロン酸部分のカルボキシル基を含有すること:および
    iii. 前記第2の糖鎖が、誘導体化されている少なくとも1つのアセトキシ(Me(CO)O-)基を含有すること、
    の1つ、2つ、または3つである、請求項1~2および4~8のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  10. 前記サポニン誘導体が:キラヤ(Quillaja)樹皮サポニン、ジプサコシドB、サイコサポニンA、サイコサポニンD、マクラントイジンA、エスクレントシドA、フィトラッカゲニン、エシネート、AS6.2、NP-005236、AMA-1、AMR、アルファ-ヘデリン(Hederin)、NP-012672、NP-017777、NP-017778、NP-017774、NP-018110、NP-017772、NP-018109、NP-017888、NP-017889、NP-018108、SA1641、AE X55、NP-017674、NP-017810、AG1,NP-003881、NP-017676、NP-017677、NP-017706、NP-017705、NP-017773、NP-017775、SA1657、AG2、SO1861、GE1741、SO1542、SO1584、SO1658、SO1674、SO1832、SO1904、SO1862、QS-7,QS1861,QS-7 api、QS1862、QS-17、QS-18、QS-21 A-apio、QS-21 A-xylo、QS-21 B-apio、QS-21 B-xylo、ベータ-エスシン(Aescin)、エスシンIa、茶種子(Teaseed)サポニンI、茶種子サポニンJ、アッサムサポニン(Assamsaponin)F、ジギトニン、プリムラ酸(Primula acid)1、およびAS64R、それらの立体異性体およびそれらの組合せ、からなる群より選択されるサポニンの誘導体である、請求項1~9のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  11. 前記サポニン誘導体が、分子1:
    Figure 2021014019000003

    [式中、
    前記第1の糖鎖A は、水素、単糖、または直鎖もしくは分岐オリゴ糖を表し;
    前記第2の糖鎖A は、水素、単糖、または直鎖もしくは分岐オリゴ糖を表し;
    かつRは、ギプソゲニン中の水素またはキラ酸中のヒドロキシルである]
    によって表される、請求項6に記載のキラ酸サポニンまたはギプソゲニンサポニンの誘導体であり、
    ここで、前記サポニン誘導体が、以下の誘導体化:
    i. キラ酸またはギプソゲニンの位置C 23 におけるアルデヒド基が誘導体化されている;
    ii. A が請求項8に定義されたような糖鎖を表しかつA がグルクロン酸部分を含むかまたはグルクロン酸部からなる場合、A のグルクロン酸部分のカルボキシル基が誘導体化されている;および
    iii. A が請求項8に定義されたような糖鎖を表しかつA が少なくとも1つのアセトキシ基を有する場合、A の1つの糖部分または2つ以上の糖部分の、1つ以上のアセトキシ基が誘導体化されている、
    の少なくとも1つが存在する分子1によって表される前記サポニンに対応する、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  12. が、請求項8に定義されたような糖鎖を表し、かつグルクロン酸部分を含むかまたはグルクロン酸部からなり、かつこれにおいて、A のグルクロン酸部分のカルボキシル基が誘導体化されており、および/または、A が、請求項8に定義されたような糖鎖を表し、かつA が少なくとも1つのアセトキシ基を含有し、かつこれにおいて、A の少なくとも1つのアセトキシ基が誘導体化されている、請求項11に記載のサポニン誘導体。
  13. 前記分子1によって表される前記サポニンが、ビスデスモシド系トリテルペンサポニンである、請求項11または12に記載のサポニン誘導体。
  14. 前記サポニン誘導体が前記分子1によって表される前記サポニンに対応し、これにおいて、以下の誘導体化:
    i. キラ酸の位置C23におけるアルデヒド基が、以下によって誘導体化される;
    - アルコールへの還元;
    - N-ε-マレイミドカプロン酸ヒドラジド(EMCH)との反応を介した、ヒドラゾン結合への変換であり、それによ、SO1861-Ald-EMCH供;
    - N-[β-マレイミドプロピオン酸]ヒドラジド(BMPH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換;または
    - N-[κ-マレイミドウンデカン酸]ヒドラジド(KMUH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換;
    ii. が請求項8に定義されたような糖鎖を表し、かつA がグルクロン酸部分を含むかまたはグルクロン酸部からなる場合、A グルクロン酸部分の前記カルボキシル基が、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール(AMPD)またはN-(2-アミノエチル)マレイミド(AEM)との反応を介したアミド結合への変換により誘導体化され、それにより、サポニン-Glu-AMPD、例えばQS-21-Glu-AMPD、もしくはSO1861-Glu-AMPD、またはサポニン-Glu-AEM、例えばQS-21-Glu-AEMもしくはSO1861-Glu-AEMを提供する;および
    iii. が請求項8に定義されたような糖鎖を表し、かつA が少なくとも1つのアセトキシ基を有する場合、A の1つの糖部分または2つ以上の糖部分の、1つ以上のアセトキシ基が、脱アセチル化によるヒドロキシル基(HO-)への変換によって誘導体化されている、
    の少なくとも1つが存在する、請求項11~13のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  15. が、Gal-(1→2)-[Xyl-(1→3)]-GlcAであり、および/またはA が、Glc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Xyl-(1→3)-4-OAc-Qui-(1→4)]-Fucである、請求項11~14のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  16. 前記サポニン誘導体が:SO1861、SA1657、GE1741、SA1641、QS-21、QS-21A、QS-21 A-api、QS-21 A-xyl、QS-21B、QS-21 B-api、QS-21 B-xyl、QS-7-xyl、QS-7-api、QS-17-api、QS-17-xyl、QS1861、QS1862、キラヤサポニン(Quillajasaponin)、サポニナム・アルバム(Saponinum album)、QS-18、Quil-A、Gyp1、ギプソシドA、AG1、AG2、SO1542、SO1584、SO1658、SO1674、SO1832、SO1862、SO1904、の誘導体、それらの立体異性体およびそれらの組合せからなる群より選択される、請求項1~15のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  17. 前記サポニン誘導体が単一誘導体化を含むSO1861誘導体であり、ここで前記単一誘導体化が、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)の、SO1861のグルクロン酸部分のカルボキシル基への結合によるか、または(ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(BOP)の、SO1861のグルクロン酸部分の前記カルボキシル基への結合による、SO1861の前記グルクロン酸の前記カルボキシル基の変換であり、或いはこれにおいて前記サポニン誘導体が;N-ε-マレイミドカプロン酸ヒドラジド(EMCH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換によって誘導体化されている、キラ酸アグリコンコア構造の示した位置C23にアルデヒド基を含有するSO1861誘導体を表す;分子2によって表されるSO1861誘導体であり:

    Figure 2021014019000004

    或いはこれにおいて、前記サポニン誘導体が;N-ε-マレイミドカプロン酸ヒドラジド(EMCH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換によって誘導体化されている、前記キラ酸アグリコンコア構造の示した位置C23にアルデヒド基を含有するSO1861誘導体であって、ここで前記EMCHのマレイミド基がメルカプトエタノールによって誘導体化され、それによりチオエーテル結合を形成する該誘導体を表す;分子3によって表されるSO1861誘導体である、請求項1~16のいずれか1項に記載のサポニン誘導体

    Figure 2021014019000005
  18. 前記サポニン誘導体が単一誘導体化を含むSO1861誘導体ではないという前提条件付きであり、これにおいて、前記単一誘導体化が、1-[ビス-(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)の、SO1861のグルクロン酸部分の前記カルボキシル基との反応による、SO1861の前記グルクロン酸部分の前記カルボキシル基の変換であり、或いはこれにおいて、前記サポニン誘導体が;N-ε-マレイミドカプロン酸ヒドラジド(EMCH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換によって誘導体化された、前記キラ酸アグリコンコア構造の示した位置C 23 においてアルデヒド基を含有するSO1861誘導体を表す;分子2によって表されるSO1861誘導体である、
    請求項1~16のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。

    Figure 2021014019000006
  19. i.前記サポニン誘導体がアグリコンコア構造を含み、ここで前記アグリコンコア構造が、以下によって誘導体化されているアルデヒド基を含有し;
    - アルコールへの還元;
    - N-ε-マレイミドカプロン酸ヒドラジド(EMCH)との反応を介した、ヒドラゾン結合への変換;
    - N-[β-マレイミドプロピオン酸]ヒドラジド(BMPH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換;または
    - N-[κ-マレイミドウンデカン酸]ヒドラジド(KMUH)との反応を介したヒドラゾン結合への変換;
    ii. 前記第1の糖鎖が、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール(AMPD)またはN-(2-アミノエチル)マレイミド(AEM)との反応を介したアミド結合への変換により誘導体化されている、カルボキシル基を含有し;かつ
    iii. 前記第2の糖鎖が、脱アセチル化によるヒドロキシル基(HO-)への変換によって誘導体化されているアセトキシ(Me(CO)O-)基を含有し;または
    iv. 前記サポニン誘導体が、誘導体化i.ii.およびiii.の2つまたは3つの任意の組合せをむ、
    請求項1~18のいずれか1項に記載のサポニン誘導体。
  20. 前記サポニン誘導体がアグリコンコア構造を含み、ここで前記アグリコンコア構造が、アルデヒド基を含有し、かつここで、前記第1の糖鎖が、N-(2-アミノエチル)マレイミド(AEM)との反応を介したアミド結合への変換によって誘導体化されている、カルボキシル基を含有する、請求項19に記載のサポニン誘導体。
  21. 前記アグリコンコア構造中の前記アルデヒド基がN-ε-マレイミドカプロン酸ヒドラジド(EMCH)との反応を介したヒドラジド結合への変換によって誘導体化され、かつ前記サポニンがSO1861である場合には、前記グルクロン酸および前記アセトキシ基(Me(CO)O-)のうちの少なくとも1つもまた誘導体化されるという条件付きであり、かつ前記サポニンがSO1861でありかつSO1861の前記グルクロン酸部分の前記カルボキシ基が1-[ビス-(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)とSO1861の前記グルクロン酸部分の前記カルボキシル基との反応によって誘導体化される場合には、前記アルデヒド基および前記アセトキシ基(Me(CO)O-)のうちの少なくとも1つもまた修飾されるという条件付きである、請求項19に記載のサポニン誘導体。
  22. 前記サポニン誘導体の前記アグリコンコア構造中の前記アルデヒド基がEMCHとの反応を介して誘導体化され、かつ前記サポニンがSO1861である場合には、前記グルクロン酸および前記アセトキシ基(Me(CO)O-)のうちの少なくとも1つもまた誘導体化されるという条件付きであり、かつ前記サポニンがSO1861であり、かつSO1861の前記グルクロン酸部分の前記カルボキシル基が、結合したHATUにより誘導体化される場合には、前記アルデヒド基および前記アセトキシ基(Me(CO)O-)のうちの少なくとも1つもまた誘導体化されるという条件付きである、請求項21に記載のサポニン誘導体。
  23. 前記サポニン誘導体が、分子2、分子3、分子3A、分子6、分子8、分子9、分子10、分子11、分子12、分子14、分子15、分子16、分子18、分子19、分子20、分子21、分子23、分子25、および分子26からなる群より選択されるサポニン誘導体であって、これにおいて、SO1861のグルクロン酸部分が1-[ビス-(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)の反応によって誘導体化される、請求項1に記載のサポニン誘導体。

    Figure 2021014019000007

    Figure 2021014019000008



    Figure 2021014019000009

    Figure 2021014019000010

    Figure 2021014019000011

    Figure 2021014019000012

    Figure 2021014019000013

    Figure 2021014019000014

    Figure 2021014019000015

    Figure 2021014019000016

    Figure 2021014019000017

    Figure 2021014019000018

    Figure 2021014019000019

    Figure 2021014019000020

    Figure 2021014019000021

    Figure 2021014019000022

    Figure 2021014019000023

    Figure 2021014019000024

    Figure 2021014019000025
  24. 前記サポニン誘導体が、分子27、分子28、分子29、分子30、分子31および分子32からなる群より選択されるサポニン誘導体であり:

    Figure 2021014019000026

    Figure 2021014019000027

    Figure 2021014019000028

    Figure 2021014019000029

    Figure 2021014019000030

    Figure 2021014019000031

    これにおいて、分子27、分子28及び分子29のいずれか1つのRはApi-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R’-(→4)]-Fuc、Xyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R-(→4)]-Fuc-、Api-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R-(→3)]-FucまたはXyl-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[R-(→3)]-Fucのいずれか1つと定義され、
    ここで、R’は5-O-[5-O-Ara/Api-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタノイル]-3,5-ジヒドロキシ-6-メチル-オクタン酸である、
    請求項1に記載のサポニン誘導体。
  25. サポニン誘導体が、分子1:

    Figure 2021014019000032

    によって表される、サポニンに対応しており、
    ここで、分子1のアグリコンコア構造がキラ酸またはギプソゲニンであり、ここで、Rはヒドロキシルまたは水素であり、ここで
    i. 前記サポニン誘導体が、C 23 において誘導体化されているアルデヒド基を含有するアグリコンコア構造を含むか;または
    ii. 第1の糖鎖A が誘導体化されているグルクロン酸部分のカルボキシル基を含有するか;または
    iii. 第2の糖鎖A が誘導体化されているアセトキシ(Me(CO)O-)基を含有するか;または
    iv. 前記サポニン誘導体が、誘導体化i.ii.およびiii.の任意の組合せを含む、
    サポニン誘導体。
  26. 前記サポニン誘導体がSO1861サポニンをベースとするサポニン誘導体であり、これにおいて、前記サポニン誘導体はキラ酸アグリコンコア構造を有し、これにおいて、前記サポニン誘導体が分子1:

    Figure 2021014019000033

    によって表される、サポニンに対応しており、
    これにおいて、前記分子1のアグリコンコア構造はキラ酸であり、Rはヒドロキシルと定義され、これにおいて、前記第1の糖鎖A がGal-(1→2)-[Xyl-(1→3)]-GlcAであり、前記第2の糖鎖A がGlc-(1→3)-Xyl-(1→4)-Rha-(1→2)-[Xyl-(1→3)-4-OAc-Qui-(1→4)]-Fucである、請求項25に記載のサポニン誘導体。
  27. 請求項1~26のいずれか1項に記載の前記サポニン誘導体と、薬学的に許容される賦形剤および/または希釈剤とを含む、第1の医薬組成物。
  28. 前記サポニン誘導体が分子2によって表される前記サポニン誘導体であるか:

    Figure 2021014019000034

    または単一誘導体化を含むSO1861誘導体であり、ここで前記単一誘導体化は、SO1861の前記グルクロン酸部分の前記カルボキシル基の、1-[ビス-(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(HATU)と、SO1861の前記グルクロン酸部分の前記カルボキシル基との反応による変換であり、或いは前記サポニン誘導体が分子3によって表されるサポニン誘導体である、請求項27に記載の第1の医薬組成物。

    Figure 2021014019000035
  29. ・ 請求項27または28に記載の前記第1の医薬組成物と、
    ・ 抗体-毒素コンジュゲート、受容体-リガンド-毒素コンジュゲート、抗体-薬物コンジュゲート、受容体-リガンド-薬物コンジュゲート、抗体-オリゴヌクレオチドコンジュゲート、または受容体-リガンド-オリゴヌクレオチドコンジュゲートの任意の1つ以上を含む、第2の医薬組成物と、
    を含む医薬組合せ剤。
  30. 請求項1~26のいずれか1項に記載の前記サポニン誘導体を含み、かつさらに:抗体-毒素コンジュゲート、受容体-リガンド-毒素コンジュゲート、抗体-薬物コンジュゲート、受容体-リガンド-薬物コンジュゲート、抗体-核酸コンジュゲート、または受容体-リガンド-核酸コンジュゲートの任意の1つ以上を含む、第3の医薬組成物。
  31. 前記第2の医薬組成物または前記第3の医薬組成物が、抗体-薬物コンジュゲート、受容体-リガンド-薬物コンジュゲート、抗体-オリゴヌクレオチドコンジュゲート、または受容体-リガンド-オリゴヌクレオチドコンジュゲートの任意の1つ以上を含、請求項29に記載の医薬組合せ剤または請求項30に記載の第3の医薬組成物。
  32. 前記抗体-薬物コンジュゲートが、抗体、例えばIgG、Fab、scFv、免疫グロブリン、免疫グロブリンフラグメント、1つまたは複数のVHドメイン、単一ドメイン抗体、VHH、またはラクダ類のVのコンジュゲートである、請求項29もしくは31に記載の医薬組合せ剤、または請求項30もしくは31に記載の第3の医薬組成物。
  33. 前記サポニン誘導体が請求項16に記載のサポニン誘導体である、請求項29および31-32のいずれか1項に記載の医薬組合せ剤、または請求項30-32のいずれか1項に記載の第3の医薬組成物。
  34. 医薬としての使用のための、請求項27または28に記載の第1の医薬組成物、請求項29および31-34のいずれか1項に記載の医薬組合せ剤、または請求項30-33のいずれか1項に記載の第3の医薬組成物。
  35. 癌、感染症、ウイルス感染、高コレステロール血症、原発性高シュウ酸尿症、血友病A、血友病B、アルファ-1アンチトリプシン関連肝疾患、急性肝性ポルフィリン症、トランスサイレチン媒介アミロイドーシス、または自己免疫疾患の治療もしくは予防における使用のための、請求項27または28に記載の第1の医薬組成物、請求項29および31-34のいずれか1項に記載の医薬組合せ剤、または請求項30-34のいずれか1項に記載の第3の医薬組成物。
  36. 癌、感染症、ウイルス感染、高コレステロール血症、原発性高シュウ酸尿症、血友病A、血友病B、アルファ-1アンチトリプシン関連肝疾患、急性肝性ポルフィリン症、トランスサイレチン媒介アミロイドーシス、または自己免疫疾患の治療もしくは予防のための医薬の製造のための、請求項27または28に記載の第1の医薬組成物、請求項29および31-35のいずれか1項に記載の医薬組合せ剤、または請求項30-35のいずれか1項に記載の第3の医薬組成物の使用。
  37. 分子を細胞の外側から前記細胞の内側へ移行させるための、インビトロまたはエクスビボの方法であって:
    a) 細胞を提供する工程と;
    b) 工程a)において提供された前記細胞の内側に、前記細胞の外側から移行させるための前記分子を提供する工程と;
    c) 請求項1~26のいずれか1項に記載のサポニン誘導体を提供する工程と;
    d) 工程a)の前記細胞を、インビトロまたはエクスビボにおいて、工程b)の前記分子および工程c)の前記サポニン誘導体と接触させ、それにより前記分子の前記細胞の外側から前記細胞内への移行を確立させる工程とを含む、方法。
  38. 前記細胞が、ヒト細胞、例えばT-細胞、NK-細胞、腫瘍細胞であり、および/またはこれにおいて前記サポニン誘導体が、請求項15~22のいずれか1項に記載のサポニン誘導体であり、および/またはこれにおいて、工程b)の前記分子が:抗体-薬物コンジュゲート、受容体-リガンド-薬物コンジュゲート、抗体-オリゴヌクレオチドコンジュゲート、または受容体-リガンド-オリゴヌクレオチドコンジュゲートの任意の1つである、請求項37に記載の方法。
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