JPWO2020240749A1 - 情報処理装置、歩行環境判定装置、歩行環境判定システム、情報処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、歩行環境判定装置、歩行環境判定システム、情報処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得する取得部と、前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出する特徴量抽出部と、を備える情報処理装置が提供される。

Description

本発明は、情報処理装置、歩行環境判定装置、歩行環境判定システム、情報処理方法及び記憶媒体に関する。
特許文献1には、モーションデータと床反力データとを用いて歩行状態を計測するシステムが開示されている。特許文献2には、膝部の三次元角度情報等を用いて歩行状態を計測するシステムが開示されている。
国際公開第2018/101071号 特開2017−144237号公報
Sebastian O. H. Madgwick, Andrew J. L. Harrison, and Ravi Vaidyanathan, "Estimation of IMU and MARG orientation using a gradient descent algorithm," 2011 IEEE International Conference on Rehabilitation Robotics, pp. 179-185, 2011.
歩行状態の計測に関連して、ユーザが歩行している場所が平地であるか否かといった歩行環境の判定が更に求められる場合がある。特許文献1又は特許文献2に開示されているような歩行状態の計測手法において、歩行状態の判定に用いる要素によっては、歩行環境を精度良く判定できない場合がある。
本発明は、歩行環境の判定に用いられる特徴量を好適に抽出することができる情報処理装置、歩行環境判定装置、歩行環境判定システム、情報処理方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得する取得部と、前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出する特徴量抽出部と、を備える情報処理装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得するステップと、前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
本発明の他の一観点によれば、コンピュータに、ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得するステップと、前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出するステップと、を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体が提供される。
本発明によれば、歩行環境を示す特徴量を好適に抽出することができる情報処理装置、歩行環境判定装置、歩行環境判定システム、情報処理方法及び記憶媒体を提供することができる。
第1実施形態に係る歩行環境判定システムの全体構成を示す模式図である。 第1実施形態に係る歩行環境判定装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る歩行環境判定装置により行われる歩行環境判定処理の一例を示すフローチャートである。 歩行周期について説明するための概念図である。 1歩行周期内における足底と地面との間の角度の時系列データの一例を示すグラフである。 着地時における足底と地面との間の角度の一例を示すグラフである。 1歩行周期内における垂直方向の加速度の時系列データの一例を示すグラフである。 第1実施形態に係るサーバにより行われる学習処理の一例を示すフローチャートである。 学習処理により得られる特徴量ベクトルと歩行状態ラベルとの対応関係を模式的に示す表である。 交差検証の結果を示す表である。 第2実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第2実施形態に係る歩行環境判定装置により行われるモード切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。図面において同様の要素又は対応する要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
本実施形態に係る歩行環境判定システムについて説明する。本実施形態の歩行環境判定システムは、ユーザの歩行環境の判定を含む歩行状態の計測及び解析を行うためのシステムである。なお、本明細書において「歩行環境」とは、ユーザが歩行している場所の地面の状況を意味する。より具体的には、「歩行環境」とは、例えば、ユーザが歩行している場所が平地であるか、あるいは、階段、坂道等の平地以外の場所であるかを指す。また、「歩行状態」とは、歩行環境に加えて、ユーザの歩行パターンに含まれる特徴(歩容)を含む。
図1は、本実施形態に係る歩行環境判定システムの全体構成を示す模式図である。歩行環境判定システムは、互いに無線通信接続され得る歩行環境判定装置1と、情報通信端末2と、サーバ3とを備える。
歩行環境判定装置1は、例えば、ユーザ4が履いている靴5の底付近に設けられる。歩行環境判定装置1は、ユーザ4の足の運動を計測するセンシング機能、計測された運動情報を解析する情報処理機能、情報通信端末2との通信機能等を備える電子機器である。歩行環境判定装置1は、土踏まずの直下等の土踏まずに対応する位置に配されることが望ましい。この場合、歩行環境判定装置1は、ユーザ4の足の中央の加速度と角速度を計測することができる。足の中央は足の運動の特徴をよく示す位置であるため、特徴量抽出に好適である。
なお、歩行環境判定装置1は、靴5の中敷に設けられていてもよく、靴5の底面に設けられていてもよく、靴5の本体に埋め込まれていてもよい。また、歩行環境判定装置1は靴5と着脱可能であってもよく、靴5に着脱不可能に固着されていてもよい。また、歩行環境判定装置1は、足の運動を計測できる位置であれば、靴5以外の部分に設けられていてもよい。例えば、歩行環境判定装置1は、ユーザ4が履いている靴下に設けられていてもよく、装飾品に設けられていてもよく、ユーザ4の足に直接貼り付けられるものであってもよく、足に埋め込まれるものであってもよい。また、図1においては、1つの歩行環境判定装置1がユーザ4の片足に設けられている例が図示されているが、ユーザ4の両足にそれぞれ1つずつの歩行環境判定装置1が設けられていてもよい。この場合、両足分の運動情報を並行して取得することができ、より多くの情報を得ることができる。
なお、本明細書において「足(foot)」とは、ユーザ4の下肢のうちの足首よりも先端側を意味するものとする。また、本明細書において、「ユーザ」とは、歩行環境判定装置1を用いた歩行環境の判定の対象になっている人物を意味するものである。「ユーザ」に該当するか否かは、歩行環境判定システムを構成する歩行環境判定装置1以外の装置の使用者であるか、歩行環境判定システムにより提供されるサービスを受ける者であるか等とは無関係である。
情報通信端末2は、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ等のユーザ4が携帯する端末装置である。情報通信端末2には、歩行状態の解析用のアプリケーションソフトがあらかじめインストールされており、当該アプリケーションソフトに基づく処理を行う。情報通信端末2は、歩行環境判定装置1で得られた歩行環境の判定結果、歩行状態等のデータを歩行環境判定装置1から取得し、当該データを用いた情報処理を行う。情報処理の結果は、ユーザ4に通知されてもよく、サーバ3に送信されてもよい。また、情報通信端末2は、歩行環境判定装置1の制御プログラム、データ解析プログラム等のソフトウェアを歩行環境判定装置1に提供する機能を有していてもよい。
サーバ3は、情報通信端末2に対して歩行状態の解析用のアプリケーションソフトの提供及びアップデートを行う。また、サーバ3は、情報通信端末2から取得したデータを蓄積し、当該データを用いた情報処理を行ってもよい。
なお、この全体構成は一例であり、例えば、歩行環境判定装置1がサーバ3に直接接続される構成であってもよい。また、歩行環境判定装置1と情報通信端末2が一体の装置として構成されていてもよく、歩行環境判定システム内に更にエッジサーバ、中継装置等の別の装置が含まれていてもよい。
図2は、歩行環境判定装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。歩行環境判定装置1は、情報処理装置11、IMU(Inertial Measurement Unit)12及びバッテリ13を有する。
情報処理装置11は、例えば、歩行環境判定装置1の全体の制御及びデータ処理を行うマイクロコンピュータ又はマイクロコントローラである。情報処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、フラッシュメモリ114、通信I/F(Interface)115及びIMU制御装置116を備える。なお、情報処理装置11内の各部、IMU12及びバッテリ13は、バス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、情報処理装置11の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM112は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU111の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM113は、不揮発性記憶媒体から構成され、情報処理装置11の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。フラッシュメモリ114は、不揮発性記憶媒体から構成され、データの一時記憶、情報処理装置11の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F115は、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)等の規格に基づく通信インターフェースであり、情報通信端末2との通信を行うためのモジュールである。
IMU12は、3軸の角速度を計測する角速度センサと、3方向の加速度を計測する加速度センサとを備える運動計測装置である。角速度センサは、角速度を時系列データとして取得可能であればよく、振動型、静電容量型等のあらゆる方式のセンサが用いられ得る。加速度センサは、加速度を時系列データとして取得可能であればよく、圧電型、ピエゾ抵抗型、静電容量型等のあらゆる方式のセンサが用いられ得る。なお、本実施形態において、取得される時系列データのデータ点の間隔は、一定であってもよく、一定でなくてもよい。
IMU制御装置116は、角速度及び加速度を計測させるようにIMU12を制御し、IMU12で取得された角速度及び加速度を取得する制御装置である。取得された角速度及び加速度はデジタルデータとしてフラッシュメモリ114に記憶される。なお、IMU12で計測されたアナログ信号をデジタルデータに変換するAD変換(Analog-to-Digital Conversion)は、IMU12内で行われてもよく、IMU制御装置116により行われてもよい。
バッテリ13は、例えば二次電池であり、情報処理装置11及びIMU12の動作に必要な電力を供給する。歩行環境判定装置1にバッテリ13が内蔵されていることにより、歩行環境判定装置1は、外部の電源に有線接続することなく、ワイヤレスで動作することができる。
なお、図2に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。例えば、情報処理装置11は、ユーザ4による操作を受け付けることができるようにボタン等の入力装置を更に備えていてもよく、ユーザ4に情報を提供するためのディスプレイ、表示灯、スピーカ等の出力装置を更に備えていてもよい。このように図2に示されているハードウェア構成は適宜変更可能である。
図3は、情報通信端末2のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報通信端末2は、CPU201、RAM202、ROM203及びフラッシュメモリ204を備える。また、情報通信端末2は、通信I/F205、入力装置206及び出力装置207を備える。なお、情報通信端末2の各部は、バス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
図3では、情報通信端末2を構成する各部が一体の装置として図示されているが、これらの機能の一部は外付け装置により提供されるものであってもよい。例えば、入力装置206及び出力装置207は、CPU201等を含むコンピュータの機能を構成する部分とは別の外付け装置であってもよい。
CPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、情報通信端末2の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM202は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU201の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM203は、不揮発性記憶媒体から構成され、情報通信端末2の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。フラッシュメモリ204は、不揮発性記憶媒体から構成され、歩行環境判定装置1と送受信するデータの記憶、情報通信端末2の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F205は、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、4G等の規格に基づく通信インターフェースであり、他の装置との通信を行うためのモジュールである。
入力装置206は、ユーザ4が情報通信端末2を操作するために用いられるユーザインターフェースである。入力装置206の例としては、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット、ボタン等が挙げられる。
出力装置207は、例えば表示装置である。表示装置は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であって、情報の表示、操作入力用のGUI(Graphical User Interface)の表示等に用いられる。入力装置206及び出力装置207は、タッチパネルとして一体に形成されていてもよい。
なお、図3に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。更に、本実施形態の一部の機能がネットワークを介して他の装置により提供されてもよく、本実施形態の機能が複数の装置に分散されて実現されるものであってもよい。例えば、フラッシュメモリ204は、HDD(Hard Disk Drive)に置換されていてもよく、クラウドストレージに置換されていてもよい。このように図3に示されているハードウェア構成は適宜変更可能である。
サーバ3は、図3に示したものと概ね同様のハードウェア構成を有するコンピュータである。サーバ3のハードウェア構成は、携帯可能でなくてもよい点を除けば情報通信端末2と概ね同様であるため、詳細な説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置11の機能ブロック図である。情報処理装置11は、取得部120、特徴量抽出部130、歩行環境判定部140、記憶部150及び通信部160を有する。特徴量抽出部130は、座標系変換部131、角度算出部132、歩行周期特定部133及び特徴量演算部134を有する。
CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムをRAM112にロードして実行する。これにより、CPU111は、特徴量抽出部130及び歩行環境判定部140の機能を実現する。また、CPU111は、当該プログラムに基づいてIMU制御装置116を制御することにより取得部120の機能を実現する。また、CPU111は、当該プログラムに基づいてフラッシュメモリ114を制御することにより記憶部150の機能を実現する。また、CPU111は、当該プログラムに基づいて通信I/F115を制御することにより通信部160の機能を実現する。これらの各部で行われる具体的な処理については後述する。
本実施形態においては図4の機能ブロックの各機能は歩行環境判定装置1に設けられているものとするが、図4の機能ブロックの機能の一部が情報通信端末2又はサーバ3に設けられていてもよい。すなわち、上述の各機能は、歩行環境判定装置1、情報通信端末2及びサーバ3のいずれによって実現されてもよく、歩行環境判定装置1、情報通信端末2及びサーバ3が協働することにより実現されてもよい。
図5は、本実施形態に係る歩行環境判定装置1により行われる歩行環境判定処理の一例を示すフローチャートである。図5の処理は、例えば、ユーザ4が歩行しているときのように、歩行環境判定装置1が歩行を検出しているときに実行される。あるいは、図5の処理は、歩行の有無とは無関係に常に実行されるものであってもよく、所定の時間間隔で実行されるものであってもよい。
ステップS101において、取得部120は、IMU12の角速度センサ及び加速度センサを制御して3軸の角速度及び3方向の加速度の時系列データを取得する。これにより、取得部120は、ユーザ4の歩行により生じた角速度及び加速度の時間変化を取得することができる。取得された角速度及び加速度の時系列データは、デジタルデータに変換された上で記憶部150に記憶される。これらの角速度及び加速度はより一般的に運動情報と呼ばれることもある。また、この運動情報のうち、特に歩行時の角速度及び加速度の時系列データは歩行データと呼ばれることもある。この歩行データは、本実施形態の歩行環境の判定に用いるだけでなく、ユーザ4の歩容解析に用いることもできる。
なお、取得部120により取得される加速度の3方向とは、例えば、IMU12が設けられているユーザ4の足の幅方向(左右方向)、長手方向(前後方向)及び垂直方向であり得る。これらの各方向をそれぞれx軸、y軸、z軸とする。また、取得部120により取得される角速度の3軸とは、例えば、z軸を回転軸とする足の内転及び外転(ヨー)、y軸を回転軸とする足の回内及び回外(ピッチ)及びx軸を回転軸とする足の屈曲及び伸展(ロール)であり得る。
ここで、歩行に含まれる特徴が十分得られるためには、3軸の角速度及び3方向の加速度の時系列データは、少なくとも1歩行周期に相当する期間のデータを含むことが望ましい。1歩行周期について図6を参照して説明する。図6は、歩行周期について説明するための概念図である。図6は、1歩行周期分のユーザ4の右足と左足の動きを模式的に示している。図中の正規化時間は、1歩行周期の長さが100になるように正規化した時間を示している。すなわち、図中の正規化時間0は右足が着地する瞬間であり、図中の正規化時間50は左足が着地する瞬間であり、図中の正規化時間100は再び右足が着地する瞬間である。正規化時間0から100までの期間が1歩行周期である。
また、足が地面に着いている期間を立脚期と呼び、足が地面から離れている期間を遊脚期と呼ぶ。より詳細には、例えば、右足の立脚期は、右足の踵が着地する瞬間(着地時)から、右足の爪先が地面から離れる瞬間までの期間(離地時)であり、一般的には1歩行周期の約60%の期間を占める。右足の遊脚期は、右足の爪先が地面から離れる瞬間から、右足の踵が着地する瞬間までの期間であり、一般的には1歩行周期の約40%の期間を占める。図6に示されるように、歩行時には、立脚期と遊脚期が交互に繰り返される。また、右足と左足とで、立脚期と遊脚期の位相が逆である。
ステップS102において、座標系変換部131は、3軸の角速度及び3方向の加速度の座標系変換を行う。IMU12が出力する角速度及び加速度の基準となる座標系は、慣性座標系である。座標系変換部131は、角速度及び加速度の座標系をユーザ4の足を基準とする座標系に変換する。これにより、角速度及び加速度の座標系を足底と地面との間の角度の算出に適したものとすることができる。この座標系の変換は、例えば、オイラー角を用いた方向余弦行列Eを慣性座標系の基底ベクトルに乗算して基底ベクトルを回転させることにより実現される。
方向余弦行列Eによる座標系の変換の例をより具体的に説明する。慣性座標系の基底ベクトルを[x,y,z]、足を基準とする座標系の基底ベクトルを[x,y,z]とすると、これらの間の変換式は、以下の式(1)のように表される。
Figure 2020240749
ここで、慣性座標系の基底ベクトルをz、y、xの順でそれぞれψ(プサイ)、θ(シータ)、φ(ファイ)の角度だけ回転させた角を本座標系変換のオイラー角とした場合に、方向余弦行列Eは、以下の式(2)のように表される。
Figure 2020240749

Figure 2020240749
なお、上述の座標系の変換に用いた演算手法はあくまでも一例であり、これ以外の演算手法を用いてもよい。例えば、クォータニオンを用いる演算手法を適用してもよい。
ステップS103において、角度算出部132は、ユーザ4の足を基準とする座標系に変換された後の3軸の角速度及び3方向の加速度から、ユーザ4の足底と地面との間の角度を算出する。この処理の具体例としては、Madgwickフィルタ(非特許文献1)に3軸の角速度及び3方向の加速度を入力して、足の3軸の回転角度を出力として出力させる手法が挙げられる。Madgwickフィルタにより得られる3軸の回転角度は、足の内転又は外転の角度、足の回内又は回外の角度及び足の屈曲又は伸展の角度である。この3つの角度のうち、足の屈曲又は伸展の角度が、ユーザ4の足底と地面との間の角度に対応する。
ステップS104において、歩行周期特定部133は、ユーザ4の足底と地面との間の角度を少なくとも含む時系列データの1歩行周期を特定する。歩行時には、一歩ごとに概ね同じ動きが繰り返されるため、時系列データの周期性を検出することにより1歩行周期を特定することができる。例えば、時系列データのピーク又はディップの出現時刻、又は時系列データをフーリエ変換して得られた周波数スペクトルのピークの位置に基づいて1歩行周期を特定することができる。
ステップS105において、特徴量演算部134は、少なくとも1歩行周期内の時系列データから歩行環境を示す特徴量を抽出する。抽出された特徴量は記憶部150に記憶される。この特徴量の抽出について、具体例を挙げて説明する。
図7は、1歩行周期内における足底と地面との間の角度の時系列データの一例を示すグラフである。図7の横軸は1歩行周期における正規化時間を示しており、図7の縦軸は、足底と地面との間の角度を示している。なお、図7においては、1歩行周期の始点と終点が図6のそれらとは異なっているため、正規化時間の値は図6とは一致していない。また、角度の符号は、足の爪先が上を向く場合が正と定義している。
線種の異なる5つのグラフは、ユーザ4の歩行環境の違いによる足底と地面との間の角度の違いを示している。グラフ中の「平地」は、ユーザ4が平地を歩行している場合を示している。グラフ中の「階段登り」及び「階段下り」は、ユーザ4が階段を登っている場合及び階段を下っている場合をそれぞれ示している。グラフ中の「傾斜登り」及び「傾斜下り」は、ユーザ4が傾斜を登っている場合及び傾斜を下っている場合をそれぞれ示している。
図7より理解されるように、5つのグラフの相互間の差異は、特に離地時の近傍と着地時の近傍で顕著に大きくなっている。そのため、角度の時系列データのうちの離地時の近傍と着地時の近傍から特徴量を抽出することにより、ユーザ4の歩行環境を判定することができる。本処理において抽出される特徴量の具体例としては、離地時の角度、着地時の角度、離地時の角度と着地時の角度の差、離地時から着地時までの時間(離地時間)等が挙げられる。本処理において抽出される特徴量は複数の要素を含んでもよく、言い換えると、本処理において抽出される特徴量は特徴量ベクトルであり得る。
特徴量の抽出に用いる時間の範囲は、ユーザ4の1歩行周期の長さをT、着地時の時刻をt1としたとき、時刻t1−0.02Tからt1+0.02Tを含む期間であることが望ましい。この範囲では、5つのグラフの相互間の差異が特に顕著であるためである。図7においては、着地時の時刻t1が正規化時間70に対応するため、上述の範囲は正規化時間68から72の間である。
図8は、着地時における足底と地面との間の角度の一例を示すグラフである。図8に示されている角度の値は、正規化時間68から72の間の平均値である。図8に示されるように、平地を歩行している場合と、階段等の平地でない場所を歩行している場合とで、足底と地面との間の角度は顕著に異なる。このように、着地時の角度は、平地歩行と非平地歩行とを判定する特徴量として有効である。例えば、足底と地面との間の角度が閾値20°よりも大きい場合には平地歩行であると判定し、足底と地面との間の角度が閾値20°以下の場合には非平地歩行と判定するといった手法により着地時の角度に基づいて歩行環境を判定することができる。
ステップS106において、歩行環境判定部140は、抽出された特徴量に基づいて歩行環境を判定する。これにより、歩行環境判定部140は、ユーザ4が歩行している場所が平地であるか、あるいは、階段、坂道等の平地以外の場所であるかといった歩行環境を判定することができる。
なお、歩行環境判定部140によって行われる特徴量から歩行環境を判定する処理には、あらかじめ機械学習により生成され、記憶部150に記憶されている学習済みモデルが用いられる。機械学習に用いられるアルゴリズムの例としては、決定木、ランダムフォレスト、サポートベクトルマシン、ニューラルネットワーク、ディープラーニング、ロジスティック回帰、最近傍分類法(K−NN:k-nearest neighbor algorithm)、アンサンブル分類学習法、判別分析等が挙げられる。また、機械学習による学習済みモデルの生成(学習処理)は、あらかじめ準備されたサンプルデータを用いて、歩行環境判定装置1、情報通信端末2又はサーバ3において行われる。
ステップS105において、足底と地面との間の角度以外の時系列データに対して更に特徴量の抽出が行われてもよい。例えば、Madgwickフィルタによる変換前の3軸の角速度又は3方向の加速度の時系列データから特徴量が抽出されてもよい。図9は、1歩行周期内における垂直方向の加速度の時系列データの一例を示すグラフである。図9の横軸は1歩行周期における正規化時間を示しており、図9の縦軸は垂直方向の加速度を示している。図9に示されている単位Gは、標準重力加速度(約9.8m/s)を基準とする加速度の単位である。
5つのグラフの意味は図7と同様であるため説明を省略する。図9より理解されるように、特に離地時の近傍と着地時の近傍において、5つのグラフの相互間の差異が顕著になっている。そのため、加速度の時系列データのうちの離地時の近傍、着地時の近傍等から特徴量を更に抽出して用いることにより、ユーザ4の歩行環境の判定の精度を向上させることができる。
上述のステップS106における歩行環境の判定に用いられる学習済みモデルを生成するための学習処理についてより詳細に説明する。本処理は、図5の処理に先立ってあらかじめ歩行環境判定装置1、情報通信端末2又はサーバ3において行われる。本実施形態の説明では、学習処理はサーバ3において行われるものとする。
図10は、本実施形態に係るサーバ3により行われる学習処理の一例を示すフローチャートである。図10の処理は、歩行状態判定処理に先立って、工場出荷時、ユーザ4が歩行環境判定装置1を使用する前のキャリブレーション時等のタイミングで行われる。
ステップS201において、サーバ3は、学習用のサンプルデータを取得する。このサンプルデータは、例えば、ステップS101からステップS105の処理により得られる特徴量ベクトルに歩行状態を示すラベルを対応付けたものであり得る。なお、歩行状態を示すラベルは、ユーザ4、歩行環境判定システムの管理者等によりあらかじめ付されている。より具体的には、ユーザ4が平地、坂道等の様々な場所を実際に歩いて歩行環境判定装置1にデータを取得させるとともに歩いた場所を入力することにより、特徴量ベクトルとラベルとが対応付けられたサンプルデータを作成することができる。
ステップS202において、サーバ3は、サンプルデータを教師データとして機械学習を行う。これにより、特徴量ベクトルの入力に対して適切な歩行状態が出力されるような学習済みモデルが生成される。
ステップS203において、サーバ3は、学習済みモデルをフラッシュメモリ204に記憶する。その後、サーバ3は、学習済みモデルを歩行環境判定装置1に提供する。具体的には、サーバ3は、学習済みモデルを情報通信端末2に送信する。情報通信端末2は、受信した学習済みモデルを歩行環境判定部140における処理用のソフトウェアとして歩行環境判定装置1にインストールさせる。
図11は、本学習処理により得られる特徴量ベクトルと歩行状態ラベルとの対応関係を模式的に示す表である。図11に示されるように、「足底と地面との間の角度」、「離地時間」、「着地時の加速度」等を含む特徴量ベクトルに対応して「平地」、「階段登り」等の歩行状態ラベルが決定される。言い換えると、本学習処理により得られる学習済みモデルは、特徴量ベクトルを説明変数として入力したときに、歩行状態ラベルを応答変数として出力する機能を有する。なお、本学習処理による学習済みモデルの生成は、歩行環境判定の対象者ごとに行われることが望ましい。歩行時の癖などにより対象者ごとに学習済みモデルの内容が異なることが通常であるためである。
[実施例]
第1実施形態の歩行環境判定システムを用いて実際に歩行環境の判定を行った結果を実施例として説明する。本実施例では、4人の被験者に対して歩行時の運動情報を計測し、「平地」、「階段登り」、「階段下り」、「傾斜登り」、「傾斜下り」の5種の歩行環境を含む歩行データを取得した。これらの歩行データから多数の特徴量ベクトルを抽出して学習用及び検証用のデータ群を作成した。本実施例では、このデータ群を用いて交差検証を行った。具体的には、データ群のうちのランダムに選択した一部のデータを検証用データとし、残りのデータを学習用データとした。すなわち、データ群の一部の学習用データを用いて学習済みモデルを生成し、残りのデータを用いて学習済みモデルの認識率を検証した。なお、本実施例において用いた機械学習のアルゴリズムはランダムフォレストである。
図12は、このデータ群を用いて交差検証を行った結果を示す表である。表の「予測されたクラス」は、第1実施形態の歩行環境判定システムにより判定された歩行環境のクラスであり、「真のクラス」は、被験者が実際に歩行した場所の歩行環境を示すクラスである。表中のクラスの番号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」は、それぞれ、「平地」、「階段登り」、「階段下り」、「傾斜登り」、「傾斜下り」を示している。例えば、真のクラスが「4(傾斜登り)」である25個のデータ群について歩行環境判定システムにより予測を行った場合には、25個のうちの24個について正しくクラス「4」を予測することができている。これに対し、25個のうちの1個については誤ったクラス「5」が予測されている。図12に示されているように、第1実施形態の歩行環境システムでは約87%の高い正解率で歩行環境を判定できた。このように、本実施形態によれば、高精度に歩行環境を判定することができる歩行環境判定装置1及び歩行環境判定システムが提供される。
以上のように、本実施形態によれば、歩行環境の判定に用いられる特徴量を好適に抽出することができる情報処理装置11が提供される。また、情報処理装置11により抽出された特徴量を用いることにより、高精度に歩行環境を判定することができる歩行環境判定装置1及び歩行環境判定システムが提供される。
本実施形態の歩行環境判定システムは、ユーザ4が歩行している場所は平地であるか否かを判別することができる。以下、本実施形態の歩行環境判定システムの用途の例を説明する。
一般的に、人間の歩行パターンは、平地と平地以外とで異なる。そのため、ユーザ4の歩行パターンの解析(歩容解析)を行う際に、坂道、階段等の平地以外の場所の歩行データを除外して解析を行う場合がある。そのような場合に、歩行データからユーザ4が歩行している場所が平地であるか否かを判定するニーズがある。本実施形態の歩行環境判定システムを用いて歩行環境を判定することにより、歩容解析用の歩行データから平地以外の場所の歩行データを容易に除外することができる。また、歩行データの取得時に平地以外の場所の歩行データを削除するデータ処理を行うことで、歩行データの記憶容量及び通信量を低減することができる。あるいは、平地以外の場所の歩行データを取得しないようにIMU12を制御することにより、歩行環境判定装置1の消費電力を低減することができる。
[第2実施形態]
本実施形態の歩行環境判定システムは、歩容解析用の歩行データの測定機能と、消費電力が異なる2種のモードの切り替え機能とを備える点が第1実施形態と相違する。以下では主として第1実施形態との相違点について説明するものとし、共通部分については説明を省略又は簡略化する。
図13は、本実施形態に係る情報処理装置11の機能ブロック図である。情報処理装置11は、第1実施形態で述べた要素に加えて、更にモード切替部170を有する。本実施形態のIMU12は、通常モードと、通常モードよりも消費電力が小さい省電力モードとにより動作可能である。モード切替部170は、IMU12の動作モードを通常モード又は省電力モードに制御する機能を有する。なお、通常モードはより一般的に第1モードと呼ばれることもあり、省電力モードはより一般的に第2モードと呼ばれることもある。
通常モードと省電力モードとの間の差は、IMU12が実行可能な処理の種類の差であり得る。例えば、省電力モードは、IMU12内の一部の装置の機能を停止させることで消費電力を低減させるものであってもよい。あるいは、通常モードと省電力モードとの間の差は、サンプリングレートの違いであってもよい。この場合、省電力モードでは通常モードに比べてデータを取得する頻度を小さくすることにより、IMU12内のセンサにおける消費電力を小さくすることができる。
CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムをRAM112にロードして実行することにより、モード切替部170の機能を実現する。なお、モード切替部170の機能は、情報通信端末2又はサーバ3に設けられていてもよく、IMU12内に設けられていてもよい。
図14は、本実施形態に係る歩行環境判定装置1により行われるモード切り替え処理の一例を示すフローチャートである。図14の処理は、例えば、ユーザ4が歩行しているときのように、歩行環境判定装置1が歩行を検出しているときに実行される。あるいは、図14の処理は、歩行の有無とは無関係に常に実行されるものであってもよく、所定の時間間隔で実行されるものであってもよい。
ステップS301において、歩行環境判定装置1の各部は、歩行環境判定処理を行う。この歩行環境判定処理は、図5のステップS101からステップS106と同様のものであり、説明を省略する。
ステップS302において、モード切替部170は、歩行環境判定処理の結果に基づいて、ユーザ4の歩行環境が平地であるか否かを判定する。歩行環境が平地であると判定された場合(ステップS302においてYES)には、処理はステップS303に移行する。歩行環境が平地ではないと判定された場合(ステップS302においてNO)には、処理はステップS304に移行する。
ステップS303において、モード切替部170は、IMU12の動作モードを通常モードに制御する。その後、ステップS305において、取得部120は、IMU12を制御して歩容解析用の歩行データを取得する。
ステップS304において、モード切替部170は、IMU12の動作モードを省電力モードに制御し、処理は終了する。なお、省電力モードにおいても歩容解析用の歩行データの取得が可能である場合には、ステップS304の後にステップS305と同様の処理を行ってもよい。
適切に歩容解析を行うためには、歩行環境が平地である歩行データを用いることが望ましい。これに対し、平地以外の歩行環境で得られた歩行データは歩容解析に対してはさほど有効でないことも多い。そこで、本実施形態の情報処理装置11は、歩行環境が平地である場合には通常モードにより歩容解析用の歩行データを取得でき、歩行環境が平地でない場合には省電力モードに切り替えることで消費電力を低減させる。したがって、適切な歩行データの取得と低消費電力とを両立することができる。
以上のように、本実施形態の情報処理装置11は、第1実施形態と同様の効果が得られることに加え、歩行環境が平地でない場合にIMU12を省電力モードに制御することにより、消費電力を低減させることができる。本実施形態のようにIMU12がユーザ4の靴5等に設けられる場合には、IMU12を駆動するバッテリ13の電力容量をあまり大きくすることができない。そのため、本実施形態による消費電力の低減が有効である。
上述の実施形態において説明した装置又はシステムは以下の第3実施形態のようにも構成することができる。
[第3実施形態]
図15は、第3実施形態に係る情報処理装置61の機能ブロック図である。情報処理装置61は、取得部611及び特徴量抽出部612を備える。取得部611は、ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された足の運動情報を取得する。特徴量抽出部612は、運動情報により得られた足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出する。
本実施形態によれば、歩行環境の判定に用いられる特徴量を好適に抽出することができる情報処理装置61が提供される。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
上述の実施形態では、3軸の角速度を計測する角速度センサと、3方向の加速度を計測する加速度センサとを備える運動計測装置が用いられることが例示されているが、これら以外のセンサが更に用いられてもよい。例えば3方向の磁気を検出することで地磁気を検出し、方位を特定する磁気センサが更に用いられてもよい。この場合であっても、上述の実施形態と同様の処理が適用可能であり、精度を更に向上させることができる。
上述の実施形態では、歩行環境判定処理は歩行環境判定装置1の内部で行われているが、この機能は、情報通信端末2に設けられていてもよい。この場合、情報通信端末2は、歩行環境判定装置として機能する。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記録させ、記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体だけでなく、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。また、上述の実施形態に含まれる1又は2以上の構成要素は、各構成要素の機能を実現するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路であってもよい。
該記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disk)−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記憶媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の各実施形態の機能により実現されるサービスは、SaaS(Software as a Service)の形態でユーザに対して提供することもできる。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得する取得部と、
前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記運動情報は、少なくとも1歩行周期の時系列データを含む、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記運動情報は、加速度及び角速度を含む、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記特徴量抽出部は、前記運動情報に含まれる前記加速度及び前記角速度の座標系を前記足を基準とする座標系に変換する座標系変換部を含む、
付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記特徴量抽出部は、前記加速度及び前記角速度を用いて前記角度を算出する角度算出部を含む、
付記3又は4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記角度算出部は、Madgwickフィルタを用いて前記角度を算出する、
付記5に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記特徴量抽出部は、前記加速度又は前記角速度から、歩行環境を示す特徴量を更に抽出する、
付記3乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記運動計測装置は、前記足の土踏まずに対応する位置に設けられる、
付記1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記特徴量抽出部は、前記足が着地した瞬間を少なくとも含む期間の前記角度に基づいて、前記特徴量を抽出する、
付記1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記ユーザの1歩行周期の長さをT、前記足が着地した瞬間の時刻をt1としたとき、
前記特徴量抽出部は、時刻t1−0.02Tからt1+0.02Tを含む期間の前記角度に基づいて、前記特徴量を抽出する、
付記1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記特徴量は、前記ユーザの歩行環境が平地であるか否かの判定に用いられる、
付記1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記運動計測装置は、第1モードと、前記第1モードよりも消費電力が小さい第2モードとで動作可能であり、
前記ユーザの歩行環境が平地であると判定された場合には、前記運動計測装置は、前記第1モードで動作し、
前記ユーザの歩行環境が平地ではないと判定された場合には、前記運動計測装置は、前記第2モードで動作する、
付記11に記載の情報処理装置。
(付記13)
付記1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置により抽出された特徴量に基づいて前記ユーザの歩行環境を判定する、
歩行環境判定装置。
(付記14)
付記1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記特徴量に基づいて前記ユーザの歩行環境を判定する歩行環境判定装置と、
前記運動計測装置と、
を備える、歩行環境判定システム。
(付記15)
ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得するステップと、
前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出するステップと、
を備える情報処理方法。
(付記16)
コンピュータに、
ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得するステップと、
前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出するステップと、
を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体。
1 歩行環境判定装置
2 情報通信端末
3 サーバ
4 ユーザ
5 靴
11、61 情報処理装置
12 IMU
13 バッテリ
111、201 CPU
112、202 RAM
113、203 ROM
114、204 フラッシュメモリ
115、205 通信I/F
116 IMU制御装置
120、611 取得部
130、612 特徴量抽出部
131 座標系変換部
132 角度算出部
133 歩行周期特定部
134 特徴量演算部
140 歩行環境判定部
150 記憶部
160 通信部
170 モード切替部
206 入力装置
207 出力装置

Claims (16)

  1. ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得する取得部と、
    前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記運動情報は、少なくとも1歩行周期の時系列データを含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記運動情報は、加速度及び角速度を含む、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特徴量抽出部は、前記運動情報に含まれる前記加速度及び前記角速度の座標系を前記足を基準とする座標系に変換する座標系変換部を含む、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記特徴量抽出部は、前記加速度及び前記角速度を用いて前記角度を算出する角度算出部を含む、
    請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記角度算出部は、Madgwickフィルタを用いて前記角度を算出する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記特徴量抽出部は、前記加速度又は前記角速度から、歩行環境を示す特徴量を更に抽出する、
    請求項3乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記運動計測装置は、前記足の土踏まずに対応する位置に設けられる、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記特徴量抽出部は、前記足が着地した瞬間を少なくとも含む期間の前記角度に基づいて、前記特徴量を抽出する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザの1歩行周期の長さをT、前記足が着地した瞬間の時刻をt1としたとき、
    前記特徴量抽出部は、時刻t1−0.02Tからt1+0.02Tを含む期間の前記角度に基づいて、前記特徴量を抽出する、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記特徴量は、前記ユーザの歩行環境が平地であるか否かの判定に用いられる、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記運動計測装置は、第1モードと、前記第1モードよりも消費電力が小さい第2モードとで動作可能であり、
    前記ユーザの歩行環境が平地であると判定された場合には、前記運動計測装置は、前記第1モードで動作し、
    前記ユーザの歩行環境が平地ではないと判定された場合には、前記運動計測装置は、前記第2モードで動作する、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置により抽出された特徴量に基づいて前記ユーザの歩行環境を判定する、
    歩行環境判定装置。
  14. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記特徴量に基づいて前記ユーザの歩行環境を判定する歩行環境判定装置と、
    前記運動計測装置と、
    を備える、歩行環境判定システム。
  15. ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得するステップと、
    前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出するステップと、
    を備える情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    ユーザの足に設けられた運動計測装置によって計測された前記足の運動情報を取得するステップと、
    前記運動情報に基づいて生成された足底と地面との間の角度から、歩行環境を示す特徴量を抽出するステップと、
    を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体。
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