JP7127739B2 - 情報処理装置、ログ取得システム、エネルギー算出システム、情報処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、ログ取得システム、エネルギー算出システム、情報処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、ログ取得システム、エネルギー算出システム、情報処理方法及び記憶媒体に関する。
特許文献1には、人体に装着されている加速度センサを用いて姿勢を判定する装置が開示されている。特許文献1の装置は、加速度センサで取得された3軸の加速度に基づいてその人物が歩行、走行、臥位、座位及び立位のいずれの状態にあるのかを判定する。
特開2010-125239号公報
Sebastian O. H. Madgwick, Andrew J. L. Harrison, and Ravi Vaidyanathan, "Estimation of IMU and MARG orientation using a gradient descent algorithm," 2011 IEEE International Conference on Rehabilitation Robotics, pp. 179-185, 2011.
特許文献1に開示されているような姿勢判定手法を自転車を運転しているユーザの状態の判定に適用した場合において、運転時の種々の状態を考慮できない場合がある。
本発明は、自転車を運転しているユーザの状態をより適切に判定することができる情報処理装置、ログ取得システム、エネルギー算出システム、情報処理方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、ユーザの行動情報を取得する行動情報取得部と、前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するペダリング期間抽出部と、前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出する算出部と、を備える情報処理装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、ユーザの行動情報を取得するステップと、前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するステップと、前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
本発明の他の一観点によれば、コンピュータに、ユーザの行動情報を取得するステップと、前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するステップと、前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出するステップと、を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体が提供される。
本発明によれば、自転車を運転しているユーザの状態をより適切に判定することができる情報処理装置、ログ取得システム、エネルギー算出システム、情報処理方法及び記憶媒体を提供することができる。
第1実施形態に係るログ取得システムの全体構成を示す模式図である。 第1実施形態に係るログ取得装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係るログ取得装置により行われるログ取得処理の一例を示すフローチャートである。 ペダリング期間の抽出処理の一例を示すフローチャートである。 ペダリング状態判定の一例を示すフローチャートである。 ペダリング状態における加速度の時系列データの一例を示すグラフである。 ペダリング状態における足底と地面との間の角度の時系列データの一例を示すグラフである。 ユーザが歩行しているときの加速度の時系列データと角度の時系列データの一例を示すグラフである。 ユーザが歩行しているときの加速度の周波数スペクトルと角度の周波数スペクトルの一例を示すグラフである。 ペダリング状態における加速度の時系列データと角度の時系列データの一例を示すグラフである。 ペダリング状態における加速度の周波数スペクトルと角度の周波数スペクトルの一例を示すグラフである。 ペダリング状態と識別子との関係の例を示す図である。 降車時刻近傍における加速度の時系列データと角度の時系列データの一例を示すグラフである。 第2実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第2実施形態に係るエネルギー算出部により行われるエネルギー算出処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第4実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。図面において同様の要素又は対応する要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
本実施形態に係るログ取得システムについて説明する。健康管理の一環として、日々の歩行時間、自転車運転時間等の運動を含む行動のログを取得するニーズがある。本実施形態のログ取得システムは、自転車の運転を含むユーザの行動のログ(行動情報)を取得するためのシステムである。
自転車の運転には大きく分けて、ユーザが自転車のペダルを漕いでいるペダリング状態と、ペダルを漕いでいない非ペダリング状態という2種類の状態が含まれる。ペダリング状態と非ペダリング状態とでは、運動強度が大きく異なる。そのため、単に自転車を運転しているか否かをログとして記録するだけでなく、ペダリング状態と非ペダリング状態とを分けて各状態の時間を記録することにより、運動強度の管理により有効なログを取得することができる。本実施形態のログ取得システムは、上述の事情に鑑みて、非ペダリング状態の期間の長さ(非ペダリング時間)を算出する機能を備えている。
非ペダリング状態についてより具体的に説明する。近年、一般的に市販されている自転車は、ペダルを回さない状態で慣性により前進することができるようにフリーホイール機構を備えている。このような自転車の運転において、ユーザがペダルを漕がずに自転車が慣性で進んでいる状態は、非ペダリング状態に含まれる。また、モペッド(Moped)等のペダルと原動機の両方を備え、人力での走行が可能な原動機付自転車の運転において、ユーザがペダルを漕いでいない状態も非ペダリング状態に含まれる。
なお、本明細書において自転車に含まれる車輪の個数は特に限定されず、「自転車」は、2輪自転車だけではなく、3輪自転車、補助輪付き自転車等も含み得る。また、電動アシスト自転車、原動機付自転車等の原動機を備えた車両であっても、ペダルによる人力での駆動が可能な機構を備えていれば「自転車」に含まれる。また、室内トレーニング用自転車のような固定式自転車であるが2輪自転車と同様にペダルを備える装置も「自転車」に含まれる。
図1は、本実施形態に係るログ取得システムの全体構成を示す模式図である。ログ取得システムは、互いに無線通信接続され得るログ取得装置1と、情報通信端末2と、サーバ3とを備える。
ログ取得装置1は、例えば、ユーザ4が履いている靴5の底付近に設けられる。ログ取得装置1は、ユーザ4の足の運動を計測するセンシング機能、計測された運動情報を解析する情報処理機能、情報通信端末2との通信機能等を備える電子機器である。ログ取得装置1は、土踏まずの直下等の土踏まずに対応する位置に配されることが望ましい。この場合、ログ取得装置1は、ユーザ4の足の中央の加速度と角速度を計測することができる。足の中央は足の運動の特徴をよく示す位置であるため、ユーザの状態を示す特徴の抽出に好適である。
なお、ログ取得装置1は、靴5の中敷に設けられていてもよく、靴5の底面に設けられていてもよく、靴5の本体に埋め込まれていてもよい。また、ログ取得装置1は靴5と着脱可能であってもよく、靴5に着脱不可能に固着されていてもよい。また、ログ取得装置1は、足の運動を計測できる位置であれば、靴5以外の部分に設けられていてもよい。例えば、ログ取得装置1は、ユーザ4が履いている靴下に設けられていてもよく、装飾品に設けられていてもよく、ユーザ4の足に直接貼り付けられるものであってもよく、足に埋め込まれるものであってもよい。また、図1においては、1つのログ取得装置1がユーザ4の片足に設けられている例が図示されているが、ユーザ4の両足にそれぞれ1つずつのログ取得装置1が設けられていてもよい。この場合、両足分の運動情報を並行して取得することができ、より多くの情報を得ることができる。
なお、本明細書において「足(foot)」とは、ユーザ4の下肢のうちの足首よりも先端側を意味するものとする。また、本明細書において、「ユーザ」とは、ログ取得装置1を用いた処理の判定の対象になっている人物を意味するものである。「ユーザ」に該当するか否かは、ログ取得システムを構成するログ取得装置1以外の装置の使用者であるか、ログ取得システムにより提供されるサービスを受ける者であるか等とは無関係である。
情報通信端末2は、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ等のユーザ4が携帯する端末装置である。情報通信端末2には、状態解析用のアプリケーションソフトがあらかじめインストールされており、当該アプリケーションソフトに基づく処理を行う。情報通信端末2は、ログ取得装置1で得られたデータをログ取得装置1から取得し、当該データを用いた情報処理を行う。情報処理の結果は、ユーザ4に通知されてもよく、サーバ3に送信されてもよい。また、情報通信端末2は、ログ取得装置1の制御プログラム、データ解析プログラム等のソフトウェアをログ取得装置1に提供する機能を有していてもよい。
サーバ3は、情報通信端末2に対して解析用のアプリケーションソフトの提供及びアップデートを行う。また、サーバ3は、情報通信端末2から取得したデータを蓄積し、当該データを用いた情報処理を行ってもよい。
なお、この全体構成は一例であり、例えば、ログ取得装置1がサーバ3に直接接続される構成であってもよい。また、ログ取得装置1と情報通信端末2が一体の装置として構成されていてもよく、ログ取得システム内に更にエッジサーバ、中継装置等の別の装置が含まれていてもよい。
図2は、ログ取得装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。ログ取得装置1は、情報処理装置11、IMU(Inertial Measurement Unit)12及びバッテリ13を有する。
情報処理装置11は、例えば、ログ取得装置1の全体の制御及びデータ処理を行うマイクロコンピュータ又はマイクロコントローラである。情報処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、フラッシュメモリ114、通信I/F(Interface)115及びIMU制御装置116を備える。なお、情報処理装置11内の各部、IMU12及びバッテリ13は、バス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、情報処理装置11の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM112は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU111の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM113は、不揮発性記憶媒体から構成され、情報処理装置11の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。フラッシュメモリ114は、不揮発性記憶媒体から構成され、データの一時記憶、情報処理装置11の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F115は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の規格に基づく通信インターフェースであり、情報通信端末2との通信を行うためのモジュールである。
IMU12は、3軸の角速度を計測する角速度センサと、3方向の加速度を計測する加速度センサとを備える運動計測装置である。角速度センサは、角速度を時系列データとして取得可能であればよく、振動型、静電容量型等のあらゆる方式のセンサが用いられ得る。加速度センサは、加速度を時系列データとして取得可能であればよく、圧電型、ピエゾ抵抗型、静電容量型等のあらゆる方式のセンサが用いられ得る。なお、本実施形態において、取得される時系列データのデータ点の間隔は、一定であってもよく、一定でなくてもよい。
IMU制御装置116は、角速度及び加速度を計測させるようにIMU12を制御し、IMU12で取得された角速度及び加速度を取得する制御装置である。取得された角速度及び加速度はデジタルデータとしてフラッシュメモリ114に記憶される。なお、IMU12で計測されたアナログ信号をデジタルデータに変換するAD変換(Analog-to-Digital Conversion)は、IMU12内で行われてもよく、IMU制御装置116により行われてもよい。
バッテリ13は、例えば二次電池であり、情報処理装置11及びIMU12の動作に必要な電力を供給する。ログ取得装置1にバッテリ13が内蔵されていることにより、ログ取得装置1は、外部の電源に有線接続することなく、ワイヤレスで動作することができる。
なお、図2に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。例えば、情報処理装置11は、ユーザ4による操作を受け付けることができるようにボタン等の入力装置を更に備えていてもよく、ユーザ4に情報を提供するためのディスプレイ、表示灯、スピーカ等の出力装置を更に備えていてもよい。このように図2に示されているハードウェア構成は適宜変更可能である。
図3は、情報通信端末2のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報通信端末2は、CPU201、RAM202、ROM203及びフラッシュメモリ204を備える。また、情報通信端末2は、通信I/F205、入力装置206及び出力装置207を備える。なお、情報通信端末2の各部は、バス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
図3では、情報通信端末2を構成する各部が一体の装置として図示されているが、これらの機能の一部は外付け装置により提供されるものであってもよい。例えば、入力装置206及び出力装置207は、CPU201等を含むコンピュータの機能を構成する部分とは別の外付け装置であってもよい。
CPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、情報通信端末2の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM202は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU201の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM203は、不揮発性記憶媒体から構成され、情報通信端末2の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。フラッシュメモリ204は、不揮発性記憶媒体から構成され、ログ取得装置1と送受信するデータの記憶、情報通信端末2の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F205は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、4G等の規格に基づく通信インターフェースであり、他の装置との通信を行うためのモジュールである。
入力装置206は、ユーザ4が情報通信端末2を操作するために用いられるユーザインターフェースである。入力装置206の例としては、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット、ボタン等が挙げられる。
出力装置207は、例えば表示装置である。表示装置は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であって、情報の表示、操作入力用のGUI(Graphical User Interface)の表示等に用いられる。入力装置206及び出力装置207は、タッチパネルとして一体に形成されていてもよい。
なお、図3に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。更に、本実施形態の一部の機能がネットワークを介して他の装置により提供されてもよく、本実施形態の機能が複数の装置に分散されて実現されるものであってもよい。例えば、フラッシュメモリ204は、HDD(Hard Disk Drive)に置換されていてもよく、クラウドストレージに置換されていてもよい。このように図3に示されているハードウェア構成は適宜変更可能である。
サーバ3は、図3に示したものと概ね同様のハードウェア構成を有するコンピュータである。サーバ3のハードウェア構成は、携帯可能でなくてもよい点を除けば情報通信端末2と概ね同様であるため、詳細な説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置11の機能ブロック図である。情報処理装置11は、取得部120、ペダリング期間抽出部130、識別子付与部140、非ペダリング時間算出部150、記憶部160及び通信部170を有する。ペダリング期間抽出部130は、座標系変換部131、角度算出部132、データ選択部133、データ変換部134、類似度算出部135及び比較部136を有する。
CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムをRAM112にロードして実行する。これにより、CPU111は、ペダリング期間抽出部130、識別子付与部140及び非ペダリング時間算出部150の機能を実現する。また、CPU111は、当該プログラムに基づいてIMU制御装置116を制御することにより取得部120の機能を実現する。また、CPU111は、当該プログラムに基づいてフラッシュメモリ114を制御することにより記憶部160の機能を実現する。また、CPU111は、当該プログラムに基づいて通信I/F115を制御することにより通信部170の機能を実現する。これらの各部で行われる具体的な処理については後述する。
本実施形態においては図4の機能ブロックの各機能はログ取得装置1に設けられているものとするが、図4の機能ブロックの機能の一部が情報通信端末2又はサーバ3に設けられていてもよい。すなわち、上述の各機能は、ログ取得装置1、情報通信端末2及びサーバ3のいずれによって実現されてもよく、ログ取得装置1、情報通信端末2及びサーバ3が協働することにより実現されてもよい。
図5は、本実施形態に係るログ取得装置1により行われるログ取得処理の一例を示すフローチャートである。図5の処理は、例えば、所定の時間間隔で実行される。あるいは、図5の処理は、加速度の変化等に基づいてユーザ4が自転車に乗ったことをログ取得装置1が検出した場合に実行されるものであってもよい。
ステップS101において、取得部120は、IMU12の角速度センサ及び加速度センサを制御して3軸の角速度及び3方向の加速度の時系列データを取得する。これにより、取得部120は、ユーザ4の足の運動に基づく角速度及び加速度の時間変化を取得することができる。取得された角速度及び加速度の時系列データは、デジタルデータに変換された上で記憶部160に記憶される。これらの角速度及び加速度はより一般的に運動情報と呼ばれることもある。また、運動情報は、ユーザの行動のログを示すものであり、より一般的に行動情報と呼ばれることもある。
なお、取得部120により取得される加速度の3方向とは、例えば、IMU12が設けられているユーザ4の足の幅方向(左右方向)、長手方向(前後方向)及び垂直方向であり得る。これらの各方向をそれぞれx軸、y軸、z軸とする。また、取得部120により取得される角速度の3軸とは、例えば、z軸を回転軸とする足の内転及び外転(ヨー)、y軸を回転軸とする足の回内及び回外(ピッチ)及びx軸を回転軸とする足の屈曲及び伸展(ロール)であり得る。
ここで、ペダリングに含まれる特徴が十分得られるためには、3軸の角速度及び3方向の加速度の時系列データは、少なくとも2周期のペダリングのサイクル(ペダル2周分の回転時間)に相当する期間のデータを含むことが望ましい。ペダリングは概ね周期的な円運動であるため、少なくとも2周期分を抽出できれば、その前後も同様の運動が繰り返されるものと推定できるためである。
ステップS102において、ペダリング期間抽出部130は、時系列データからペダリング期間を抽出する。ここで、ペダリング期間とは、ペダリング状態である期間、すなわち、ユーザ4が自転車のペダルを漕いでいる期間である。
図6は、ペダリング期間の抽出処理の一例を示すフローチャートである。図6の処理は図5のステップS102に相当するサブルーチンである。
ステップS151において、座標系変換部131は、3軸の角速度及び3方向の加速度の座標系変換を行う。IMU12が出力する角速度及び加速度の基準となる座標系は、慣性座標系である。座標系変換部131は、角速度及び加速度の座標系をユーザ4の足を基準とする座標系に変換する。これにより、角速度及び加速度の座標系を足底と地面との間の角度の算出に適したものとすることができる。この座標系の変換は、例えば、オイラー角を用いた方向余弦行列Eを慣性座標系の基底ベクトルに乗算して基底ベクトルを回転させることにより実現される。
方向余弦行列Eによる座標系の変換の例をより具体的に説明する。慣性座標系の基底ベクトルを[x,y,z]、足を基準とする座標系の基底ベクトルを[x,y,z]とすると、これらの間の変換式は、以下の式(1)のように表される。
Figure 0007127739000001
ここで、慣性座標系の基底ベクトルをz、y、xの順でそれぞれψ(プサイ)、θ(シータ)、φ(ファイ)の角度だけ回転させた角を本座標系変換のオイラー角とした場合に、方向余弦行列Eは、以下の式(2)のように表される。
Figure 0007127739000002

Figure 0007127739000003
なお、上述の座標系の変換に用いた演算手法はあくまでも一例であり、これ以外の演算手法を用いてもよい。例えば、クォータニオンを用いる演算手法を適用してもよい。
ステップS152において、角度算出部132は、ユーザ4の足を基準とする座標系に変換された後の3軸の角速度及び3方向の加速度から、ユーザ4の足底と地面との間の角度を算出する。この処理の具体例としては、Madgwickフィルタ(非特許文献1)に3軸の角速度及び3方向の加速度を入力して、足の3軸の回転角度を出力させる手法が挙げられる。Madgwickフィルタにより得られる3軸の回転角度は、足の内転又は外転の角度、足の回内又は回外の角度及び足の屈曲又は伸展の角度である。この3つの角度のうち、足の屈曲又は伸展の角度が、ユーザ4の足底と地面との間の角度に対応する。
ステップS153において、ペダリング期間抽出部130は、少なくとも上述の角度に基づいて、ユーザ4が自転車のペダルを漕いでいるペダリング状態であるか否かを判定するペダリング状態判定処理を行う。
図7は、ペダリング状態判定の一例を示すフローチャートである。図7の処理は図6のステップS153に相当するサブルーチンである。本処理は、各データに対してステップS201からステップS207が繰り返されるループ処理である。図7のiは、入力されている角度及び加速度の時系列データのデータ番号を示している。データ番号が初期値から所定の上限値imaxに至るまでステップS201からステップS207の処理が繰り返される。
ステップS201において、データ選択部133は、角度の時系列データ及び加速度の時系列データのうちの(i-n)番目からi番目までの範囲のデータを取り出す。この処理は、後述のステップS202、S203において周波数領域への変換に用いられる時系列データの時間範囲を特定するためのものである。したがって、データ選択部133の処理は、時系列データに対して幅nの矩形窓を掛ける処理に相当する。なお、別の窓関数を用いるように処理を変形してもよく、例えば、ガウシアン窓、ハニング窓等を掛けてもよい。
ステップS202において、データ変換部134は、ステップS201において取り出された範囲の角度の時系列データRollを周波数スペクトルRollに変換する。この処理は、時間領域のデータを周波数領域のデータに変換することができるものであればよく、例えば、フーリエ変換であり得る。フーリエ変換に用いられるアルゴリズムは、例えば、高速フーリエ変換であり得る。
ステップS203において、ステップS202と同様にして、データ変換部134は、ステップS201において取り出された範囲の加速度の時系列データaを周波数スペクトルaに変換する。
ステップS204において、類似度算出部135は、加速度の時系列データaと角度の時系列データRollとの間の相関係数R1を算出する。更に、類似度算出部135は、加速度の周波数スペクトルaと角度の周波数スペクトルRollとの間の相関係数R2を算出する。なお、相関係数R1、R2は、典型的には、ピアソンの積率相関係数であり得る。また、相関係数R1、R2は、それぞれ、より一般的に第1の類似度、第2の類似度と呼ばれることもある。
ステップS205において、比較部136は、相関係数R1、R2と所定の閾値T1、T2とを比較する。相関係数R1が閾値T1よりも大きく、かつ相関係数R2が閾値T2よりも大きい場合(ステップS205においてYES)、処理はステップS206に移行する。上述の条件を満たさない場合(ステップS205においてNO)、処理はステップS207に移行する。なお、閾値T1、T2は、それぞれ、より一般的に第1の閾値、第2の閾値と呼ばれることもある。
ステップS206において、ペダリング期間抽出部130は、i番目のデータ取得時刻において、ユーザ4は自転車のペダルを漕いでいた(すなわち、ペダリング状態であった)と判定する。この判定結果は、記憶部160にデータ番号i又はこれに対応する時刻と対応付けて記憶される。
ステップS207において、ペダリング期間抽出部130は、i番目のデータ取得時刻において、ユーザ4は自転車のペダルを漕いでいなかった(すなわち、ペダリング状態ではなかった)と判定する。この判定結果は、記憶部160にデータ番号i又はこれに対応する時刻と対応付けて記憶される。
上述のペダリング状態判定処理では足底と地面との間の角度を判定に用いている。このことによりユーザ4がペダルを漕いでいるか否かを高精度に判定することができる理由を説明する。図8は、ペダリング状態における加速度の時系列データの一例を示すグラフである。図8の横軸はミリ秒(ms)を単位とする時間を示しており、図8の縦軸は、y軸方向、すなわち、足の長手方向の加速度を示している。なお、縦軸の単位Gは、標準重力加速度(約9.8m/s)を基準とする加速度の単位である。ユーザ4がペダルを漕いでいるときには、ユーザ4の足は回転運動をするため、加速度は正弦波に近い波形となる。図8より理解されるように、加速度は自転車の振動等の種々の要因に起因して、大きなノイズを含む。図8の23500ms付近のように正弦波の振幅を超えるような大きなノイズが生じる場合もあり、加速度のみでペダリング状態の判定を行うと、このようなノイズが判定精度に影響を与える可能性がある。
図9は、ペダリング状態における足底と地面との間の角度の時系列データの一例を示すグラフである。図9の横軸は時間を示しており、図9の縦軸は、足底と地面との間の角度を示している。図9より理解されるように、角度に含まれるノイズは、加速度に含まれるノイズと比較して小さい。そのため、角度を活用したアルゴリズムによりペダリング状態の判定を行うことにより、判定精度を向上させることができる。
また、上述のペダリング状態判定処理では加速度と角度の間の相関係数を用いた判定を行っている。このことによりユーザ4がペダルを漕いでいるか否かをより高精度に判定することができる理由を説明する。まず、ユーザ4がペダルを漕いでいない場合(非ペダリング状態)の一例として、ユーザ4が歩行しているときの加速度及び角度の波形について図10及び図11を参照して説明する。図10は、ユーザ4が歩行しているときの加速度の時系列データと角度の時系列データの一例を示すグラフである。図10の横軸は時間を示しており、図10の左軸は、y軸方向の加速度を示しており、図10の右軸は、足底と地面との間の角度を示している。図10の実線のグラフは、左軸の加速度を示しており、図10の破線のグラフは、右軸の角度を示している。
図11は、ユーザ4が歩行しているときの加速度の周波数スペクトルと角度の周波数スペクトルの一例を示すグラフである。図11の横軸はヘルツ(Hz)を単位とする周波数を示しており、図11の縦軸は、任意単位による強度を示している。図11の実線のグラフは、加速度の周波数スペクトルを示しており、図11の破線のグラフは、角度の周波数スペクトルを示している。
図10及び図11から理解されるように、ユーザ4の歩行時において、時系列データ及び周波数スペクトルのいずれに関しても、加速度の波形と角度の波形は互いに類似していない。したがって、ユーザ4の歩行時には、加速度と角度の間の相関係数は小さい値になる。
次にユーザ4がペダルを漕いでいる場合(ペダリング状態)の加速度及び角度の波形について図12及び図13を参照して説明する。各グラフの表記については図10及び図11と同様であるため説明を省略する。図12及び図13から理解されるように、ペダリング状態において、時系列データ及び周波数スペクトルのいずれも、加速度の波形と角度の波形は互いによく類似している。したがって、ペダリング状態においては、加速度と角度の間の相関係数は、歩行時の場合と比べて大きい値になる。
上述のように、ペダリング状態においては、非ペダリング状態と比べて加速度と角度の類似度が高く、相関係数が大きくなるという特徴がみられる。そのため、加速度と角度の類似度の指標として相関係数を算出し、相関係数と閾値との大小関係を判定条件に用いることで、より高精度にペダリング状態の判定を行うことができる。なお、加速度と角度の類似度を利用した判定方法であれば相関係数以外の指標を用いてもよい。例えば、共分散を判定条件として用いてもよい。
また、この判定において、時間領域の波形である時系列データと周波数領域の波形である周波数スペクトルとの両方を参照していることにより、より確実にペダリング状態の判定を行うことができる。しかしながら、時系列データのみ、あるいは周波数スペクトルのみで判定を行ってもよい。この場合、処理が簡略化され、計算量を削減することができる。
以上のように、足底と地面との間の角度に基づいて、ペダリング状態であるか否かを判定することにより、自転車を運転しているユーザ4の状態を高精度に判定することができる。
図5に戻り、ステップS102のペダリング期間抽出後の処理を説明する。ステップS103において、識別子付与部140は、ペダリング期間の抽出が完了した時系列データに、各時刻の状態タグを付与する。ステップS104において、識別子付与部140は、ペダリング期間の開始時刻に開始フラグを付与する。ステップS105において、識別子付与部140は、ペダリング期間の終了時刻に終了フラグを付与する。ステップS106において、識別子付与部140は、ペダリング期間以外の期間からユーザ4が自転車から降りた降車時刻を抽出して、降車時刻に降車フラグを付与する。
ステップS103からステップS106における識別子(状態フラグ、開始フラグ、終了フラグ及び降車フラグ)の付与についてより詳細に説明する。図14は、ペダリング状態と識別子との関係の例を示す図である。
図14の「状態」は、ペダリング状態であるか否かを示している。「状態」の中のハッチングされている枠はペダリング期間を示しており、ハッチングされていない枠は非ペダリング期間を示している。図14の横方向は時間経過を示している。すなわち、図14によればペダリング期間と非ペダリング期間が交互に繰り返されていることがわかる。この場合の非ペダリング期間は、ユーザ4がペダルを漕ぐことを一時的に中止して自転車が慣性走行している期間である。
図14の「状態タグ」は、ステップS103において付与される状態タグの値を示している。状態タグは、ある範囲の期間において、ペダリング状態であるか否か等の状態を示す識別子である。図14では、ペダリング状態の状態タグを「1」、非ペダリング状態の状態タグを「0」としているが、これら以外の識別子であってもよい。識別子付与部140は、ステップS102におけるペダリング期間の抽出結果に基づいて状態タグの付与を行う。
図14の「フラグ」は、ステップS104からステップS106において付与されるフラグの種類を示している。フラグは、ある時刻における状態の変化を示す識別子である。図14では、ペダリング期間の開始時刻を示す開始フラグを「F1」、ペダリング期間の終了時刻を示す終了フラグを「F2」、降車時刻を示す降車フラグを「F3」としているが、これら以外の識別子であってもよい。
ステップS104における開始フラグの設定方法は、例えば、状態タグの値が0から1に変化した時刻を検出して、その時刻に開始フラグを設定するというものであり得る。ステップS105における終了フラグの設定方法は、例えば、状態タグの値が1から0に変化した時刻を検出して、その時刻に終了フラグを設定するというものであり得る。
ステップS106における降車フラグの設定方法の例を説明する。図15は、降車時刻近傍における加速度の時系列データと角度の時系列データの一例を示すグラフである。グラフの表記については図10と同様であるため説明を省略する。15000ms付近から24000ms付近の期間は、ペダリング状態であり、24000ms以後の期間は非ペダリング状態である。26000ms付近において、加速度及び角度に大きな変動がみられる。この変動は、ユーザ4が自転車から降りたときの足の運動に起因するものである。そこで、複数のペダリング期間のうちの最後のペダリング期間の終了後に加速度又は角度のレベルが所定の閾値を超えたか否かを判定することにより、降車を判定することができる。また、降車が検出された時刻を取得することにより降車時刻を取得し、その時刻に降車フラグを設定することができる。なお、上述の加速度の閾値の具体例としては、例えば、2Gとすることができる。また、角度の閾値の具体例としては、例えば、40°とすることができる。
図5に戻り、ステップS104からステップS106の識別子付与後の処理を説明する。ステップS107において、非ペダリング時間算出部150は、ある終了フラグからその次の開始フラグまでの期間の長さを算出する。これにより、連続する2つのペダリング期間をそれぞれ第1のペダリング期間、第2のペダリングの期間と呼ぶことにしたとき、第1のペダリング期間の終了時刻から第2のペダリングの期間の開始時刻までの非ペダリング期間の長さが算出される。図14の例では、「非ペダリング期間」に示されている期間t1と期間t2がステップS107の処理で算出される非ペダリング期間に相当する。
ステップS108において、非ペダリング時間算出部150は、終了フラグから降車フラグまでの期間の長さを算出する。図14の例では、「非ペダリング期間」に示されている期間t3がステップS108の処理で算出される非ペダリング期間に相当する。
ステップS109において、非ペダリング時間算出部150は、ステップS107で算出された非ペダリング期間とステップS108で算出された非ペダリング期間とを合算する。これにより、ユーザ4が自転車に乗ってから降りるまでの非ペダリング状態の期間の長さ(非ペダリング時間)の合算値を取得することができる。なお、図14の例では、この処理はt1+t2+t3の加算処理に相当する。この算出結果は、記憶部160に記憶される。
本実施形態によれば、ペダリング期間を抽出し、ペダリング期間の開始時刻及び終了時刻に基づいて非ペダリング時間を算出することができ、自転車の運転時間のうちのペダルを漕いでいない時間を算出することができる。これにより、自転車を運転しているユーザ4の状態をより適切に判定することができる情報処理装置が提供される。
なお、本実施形態における非ペダリング時間の算出方法では、非ペダリング時間を個別に算出して合算する手法を例示したが、別の手法も適用可能である。例えば、ペダリング期間の長さ(すなわち、ある開始フラグから次の終了フラグまでの期間の長さ)を合算し、自転車の運転時間全体から減算する手法であっても同様に非ペダリング時間を算出することができる。
[第2実施形態]
本実施形態のエネルギー算出システムは、第1実施形態のログ取得システムによるペダリング状態の判定機能の活用例である。日々の消費エネルギー(いわゆる消費カロリー)のログを取得したいというニーズがある。健康管理の一環として、エネルギー算出システムは、ユーザ4が自転車を運転したことによってユーザ4が消費したエネルギーを算出することにより、上述のニーズに応えることができるシステムである。第1実施形態との共通部分については説明を省略する。
図16は、本実施形態に係るエネルギー算出システムに含まれる情報処理装置11の機能ブロック図である。本実施形態のエネルギー算出システムは、第1実施形態のログ取得システムの情報処理装置11にエネルギー算出部180を追加したものである。CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムをRAM112にロードして実行することにより、エネルギー算出部180の機能を実現する。図16では、エネルギー算出部180は、情報処理装置11に設けられているものとしているが、この機能は、情報通信端末2に設けられていてもよく、サーバ3に設けられていてもよい。
図17は、本実施形態に係るエネルギー算出部180により行われるエネルギー算出処理の一例を示すフローチャートである。図17の処理は、例えば、図5のフローチャートによる処理の終了後に行われる。あるいは、図17の処理はユーザ4によるエネルギー算出の操作に基づいて行われるものであってもよい。
ステップS301において、エネルギー算出部180は、非ペダリング期間の長さの合算値を記憶部160から取得する。ステップS302において、エネルギー算出部180は、ユーザ4が自転車を運転していた時間から非ペダリング期間の長さの合算値を減算することにより、ペダリング期間の長さを算出する。
なお、ステップS301とステップS302の処理は、各データ取得時刻に対応するペダリング状態の判定結果を取得し、ペダリング状態であった期間(ペダリング期間)を合算することにより、ペダリング期間の長さを算出するものであってもよい。
ステップS303において、エネルギー算出部180は、ペダリング期間の長さに基づいて、ユーザ4が自転車を運転したことによってユーザ4が消費したエネルギーを算出する。この算出に用いられる計算式には例えば以下の式(3)が用いられ得る。
消費エネルギー=運動強度(メッツ)×ペダリング期間の長さ×体重×係数 (3)
式(3)において、運動強度の単位であるメッツ(METs)とは、運動時に安静状態の何倍のエネルギー消費をしているかを表すものである。自転車の運転のメッツは、速度、運転ルートの傾斜等によっても異なるが、例えば、4.0(メッツ)、6.8(メッツ)といった値である。この運動強度の値は、メッツ表等を参照してユーザ4があらかじめ入力したものであってもよく、IMU12により取得された加速度から算出される自転車の速度等に基づいて自動的に設定されるものであってもよい。式(3)において、係数は、ペダリング期間の長さの単位が時間(hour)であり、体重の単位がkg、消費エネルギーの短期がkcalである場合には、1.05程度の値である。
ペダリング状態では、ペダルを漕ぐことにより、非ペダリング状態の場合と比べて消費エネルギーが大きくなる。本実施形態のエネルギー算出部180は、ペダリング期間の長さに着目することにより、自転車に乗っている時間の長さだけに基づいて消費エネルギーを算出する場合と比較して、より正確な消費エネルギーを算出することができる。
本実施形態のエネルギー算出システムは、自転車を運転しているユーザ4の状態をより適切に判定することができる情報処理装置11を用いている。これにより、精度良く消費エネルギーを算出することができるエネルギー算出システムが提供される。
[第3実施形態]
本実施形態のエネルギー算出システムは、第2実施形態のエネルギー算出システムの変形例である。図18は、本実施形態に係るエネルギー算出システムに含まれる情報処理装置11の機能ブロック図である。本実施形態のエネルギー算出システムは、第2実施形態のエネルギー算出システムにGPS(Global Positioning System)受信機6と、位置情報取得部190とを追加したものである。第2実施形態との共通部分については説明を省略する。
GPS受信機6は、複数のGPS衛星から信号を取得する。GPS受信機6は、ログ取得装置1内に設けられていてもよく、情報通信端末2内に設けられていてもよい。
位置情報取得部190は、情報処理装置11に設けられる。位置情報取得部190は、GPS受信機6で取得された複数の信号に基づいて、ユーザ4の位置情報を取得する。CPU111は、ROM113、フラッシュメモリ114等に記憶されたプログラムをRAM112にロードして実行することにより、位置情報取得部190の機能を実現する。なお、GPS衛星から取得された信号から位置情報を算出する処理はGPS受信機6内で行われてもよい。
本実施形態のエネルギー算出システムは、消費エネルギーに加えてユーザ4の位置情報を更に取得することができる。位置情報は、ログの1つとして種々の用途に用いられ得る。例えば、ユーザ4が自転車を運転していた期間内の位置の変化が小さい場合又は速度が小さい場合には、ユーザ4は、路上で自転車を運転していたのではなく、固定式自転車によりトレーニングを行っていたものと推測される。そこで、位置情報に基づいて自転車が固定式であるか否かを判定し、この情報を行動のログとして記録しておくことにより、ログをより充実化させることができる。また、固定式自転車でのトレーニングと、路上での自転車の運転とで運動強度(メッツ)が異なる場合には、これを考慮することでより精度良く消費エネルギーを算出することができる。
なお、位置情報の取得手法として、GPS受信機6を用いる手法を例示したがこれ以外の手法により位置情報が取得されてもよい。例えば、GPS受信機6は、GPS衛星以外の衛星から信号を受信するものに置換されてもよい。その例としては、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、ガリレオ、BDS(BeiDou Navigation Satellite System)等が挙げられる。また、Wi-Fiにより通信接続されるアクセスポイントの位置に基づいて位置情報を取得するものに置換されてもよい。また、IMU12で取得された加速度を積分することにより位置情報が取得されてもよい。
上述の実施形態において説明した装置又はシステムは以下の第4実施形態のようにも構成することができる。
[第4実施形態]
図19は、第4実施形態に係る情報処理装置61の機能ブロック図である。情報処理装置61は、行動情報取得部611、ペダリング期間抽出部612及び算出部613を備える。行動情報取得部611は、ユーザの行動情報を取得する。ペダリング期間抽出部612は、ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、行動情報から抽出する。算出部613は、複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、ユーザが自転車に乗っており、かつペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出する。
本実施形態によれば、自転車を運転しているユーザの状態をより適切に判定することができる情報処理装置61が提供される。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
上述の実施形態では、3軸の角速度を計測する角速度センサと、3方向の加速度を計測する加速度センサとを備える運動計測装置が用いられることが例示されているが、これら以外のセンサが更に用いられてもよい。例えば3方向の磁気を検出することで地磁気を検出し、方位を特定する磁気センサが更に用いられてもよい。この場合であっても、上述の実施形態と同様の処理が適用可能であり、精度を更に向上させることができる。
上述の実施形態では、ログ取得処理はログ取得装置1の内部で行われているが、この機能は、情報通信端末2に設けられていてもよい。この場合、情報通信端末2は、ログ取得装置として機能する。
上述の実施形態では、IMU12で取得された運動情報に基づいてペダリング期間の抽出が行われているが、これは一例であり、別の手法によりペダリング期間が抽出されてもよい。例えば、ペダルの回転を検出する回転センサを自転車に設けておき、回転センサの出力の時系列データを行動情報として取得することにより、上述の実施形態と同様にしてペダリング期間が抽出され得る。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記録させ、記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体だけでなく、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。また、上述の実施形態に含まれる1又は2以上の構成要素は、各構成要素の機能を実現するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路であってもよい。
該記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disk)-ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記憶媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の各実施形態の機能により実現されるサービスは、SaaS(Software as a Service)の形態でユーザに対して提供することもできる。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ユーザの行動情報を取得する行動情報取得部と、
前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するペダリング期間抽出部と、
前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出する算出部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記算出部は、前記複数のペダリング期間のうちの第1のペダリング期間の前記終了時刻から、前記複数のペダリング期間のうちの前記第1のペダリング期間の次の第2のペダリング期間の前記開始時刻までの期間の長さを、前記非ペダリング時間として算出する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記算出部は、前記ユーザが前記自転車から降りた降車時刻に更に基づいて、前記非ペダリング時間を算出する、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記行動情報は、前記ユーザの足の運動情報の時系列データを含み、
前記算出部は、前記複数のペダリング期間のうちの最後のペダリング期間の前記終了時刻の後、前記運動情報のレベルが閾値を超えた時刻を前記降車時刻として抽出する、
付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記算出部は、前記複数のペダリング期間のうちの最後のペダリング期間の前記終了時刻から前記降車時刻までの期間の長さを、前記非ペダリング時間として算出する、
付記3又は4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記算出部は、複数の前記非ペダリング時間を合算する、
付記1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記ユーザの位置情報を取得する位置情報取得部を更に備える
付記1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記位置情報は、前記自転車が固定式であるか否かの判定に用いられる、
付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記行動情報は、運動計測装置によって計測された前記ユーザの足の運動情報を含み、
前記ペダリング期間抽出部は、前記運動情報から生成された足底と地面との間の角度に基づいて、前記ユーザが前記ペダルを漕いでいるペダリング状態であるか否かを判定する、
付記1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記運動情報は、前記足の加速度を含む、
付記9に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記ペダリング期間抽出部は、前記加速度に更に基づいて前記ペダリング状態であるか否かの判定を行う、
付記10に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記ペダリング期間抽出部は、前記角度の時系列データ及び前記加速度の時系列データに基づいて、前記ペダリング状態であるか否かの判定を行う、
付記11に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記ペダリング期間抽出部は、前記角度の時系列データと前記加速度の時系列データとの間の第1の類似度に基づいて、前記ペダリング状態であるか否かの判定を行う、
付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記第1の類似度は、前記角度の時系列データと前記加速度の時系列データとの間の相関係数を含む、
付記13に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記ペダリング期間抽出部は、前記角度の時系列データ及び前記加速度の時系列データを周波数領域に変換して得られた前記角度の周波数スペクトル及び前記加速度の周波数スペクトルに更に基づいて、前記ペダリング状態であるか否かの判定を行う、
付記12乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記16)
前記ペダリング期間抽出部は、前記角度の周波数スペクトルと前記加速度の周波数スペクトルとの間の第2の類似度に基づいて、前記ペダリング状態であるか否かの判定を行う、
付記15に記載の情報処理装置。
(付記17)
前記第2の類似度は、前記角度の周波数スペクトルと前記加速度の周波数スペクトルとの間の相関係数を含む、
付記16に記載の情報処理装置。
(付記18)
前記ペダリング期間抽出部は、前記角度の時系列データ及び前記加速度の時系列データとの間の第1の類似度が第1の閾値よりも大きく、かつ、前記角度の周波数スペクトルと前記加速度の周波数スペクトルとの間の第2の類似度が第2の閾値よりも大きい場合に、前記ペダリング状態であると判定する、
付記16又は17に記載の情報処理装置。
(付記19)
前記時系列データは少なくとも2周期のペダリングのサイクルを含む、
付記12乃至18のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記20)
前記運動情報は、前記足の角速度を更に含む、
付記10乃至19のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記21)
前記ペダリング期間抽出部は、前記運動情報に含まれる前記加速度及び前記角速度の座標系を前記足を基準とする座標系に変換する、
付記20に記載の情報処理装置。
(付記22)
前記ペダリング期間抽出部は、前記加速度及び前記角速度を用いて前記角度を算出する、
付記20又は21に記載の情報処理装置。
(付記23)
前記ペダリング期間抽出部は、Madgwickフィルタを用いて前記角度を算出する、
付記22に記載の情報処理装置。
(付記24)
前記運動計測装置は、前記足の土踏まずに対応する位置に設けられる、
付記9乃至23のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記25)
付記9乃至24のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記運動計測装置と、
を備える、ログ取得システム。
(付記26)
付記1乃至24のいずれか1項に記載の情報処理装置により取得された前記ペダリング期間の長さ又は前記非ペダリング時間に基づいて、前記自転車の運転によって前記ユーザが消費したエネルギーを算出するエネルギー算出部
を備える、エネルギー算出システム。
(付記27)
ユーザの行動情報を取得するステップと、
前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するステップと、
前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出するステップと、
を備える情報処理方法。
(付記28)
コンピュータに、
ユーザの行動情報を取得するステップと、
前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するステップと、
前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出するステップと、
を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体。
1 ログ取得装置
2 情報通信端末
3 サーバ
4 ユーザ
5 靴
6 GPS受信機
11、61 情報処理装置
12 IMU
13 バッテリ
111、201 CPU
112、202 RAM
113、203 ROM
114、204 フラッシュメモリ
115、205 通信I/F
116 IMU制御装置
120 取得部
130、612 ペダリング期間抽出部
131 座標系変換部
132 角度算出部
133 データ選択部
134 データ変換部
135 類似度算出部
136 比較部
140 識別子付与部
150 非ペダリング時間算出部
160 記憶部
170 通信部
180 エネルギー算出部
190 位置情報取得部
206 入力装置
207 出力装置
611 行動情報取得部

Claims (9)

  1. ユーザの行動情報を取得する行動情報取得部と、
    前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するペダリング期間抽出部と、
    前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出する算出部と、
    を備え
    前記行動情報は、運動計測装置によって計測された前記ユーザの足の運動情報を含み、
    前記ペダリング期間抽出部は、前記運動情報から生成された足底と地面との間の角度の時系列データと、前記運動情報に含まれる前記足の加速度の時系列データとの間の第1の類似度に基づいて、前記ユーザが前記ペダルを漕いでいるペダリング状態であるか否かを判定する、
    情報処理装置。
  2. 前記算出部は、前記複数のペダリング期間のうちの第1のペダリング期間の前記終了時刻から、前記複数のペダリング期間のうちの前記第1のペダリング期間の次の第2のペダリング期間の前記開始時刻までの期間の長さを、前記非ペダリング時間として算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出部は、前記ユーザが前記自転車から降りた降車時刻に更に基づいて、前記非ペダリング時間を算出する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 記算出部は、前記複数のペダリング期間のうちの最後のペダリング期間の前記終了時刻の後、前記運動情報のレベルが閾値を超えた時刻を前記降車時刻として抽出する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記算出部は、前記複数のペダリング期間のうちの最後のペダリング期間の前記終了時刻から前記降車時刻までの期間の長さを、前記非ペダリング時間として算出する、
    請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記運動計測装置と、
    を備える、ログ取得システム。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置により取得された前記ペダリング期間の長さ又は前記非ペダリング時間に基づいて、前記自転車の運転によって前記ユーザが消費したエネルギーを算出するエネルギー算出部
    を備える、エネルギー算出システム。
  8. ユーザの行動情報を取得するステップと、
    前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するステップと、
    前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出するステップと、
    を備え
    前記行動情報は、運動計測装置によって計測された前記ユーザの足の運動情報を含み、
    前記運動情報から生成された足底と地面との間の角度の時系列データと、前記運動情報に含まれる前記足の加速度の時系列データとの間の第1の類似度に基づいて、前記ユーザが前記ペダルを漕いでいるペダリング状態であるか否かが判定される、
    情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    ユーザの行動情報を取得するステップと、
    前記ユーザが自転車のペダルを漕いでいる期間である複数のペダリング期間を、前記行動情報から抽出するステップと、
    前記複数のペダリング期間の各々の開始時刻と、前記複数のペダリング期間の各々の終了時刻とに基づいて、前記ユーザが前記自転車に乗っており、かつ前記ペダルを漕いでいない非ペダリング時間を算出するステップと、
    を備える情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記行動情報は、運動計測装置によって計測された前記ユーザの足の運動情報を含み、
    前記運動情報から生成された足底と地面との間の角度の時系列データと、前記運動情報に含まれる前記足の加速度の時系列データとの間の第1の類似度に基づいて、前記ユーザが前記ペダルを漕いでいるペダリング状態であるか否かが判定される、
    プログラム
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