JPWO2020216668A5

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Publication number: JPWO2020216668A5
Application number: JP2021562985A
Authority: JP
Publication date: 2023-04-20
Anticipated expiration: 2040-04-16

Claims

磁気共鳴システムのデータ収集ボリューム内の被検体から磁気共鳴データを収集するための磁気共鳴システムであって、前記磁気共鳴システムは、マシン実行可能命令と、波形及びパルスシーケンスコマンドのセットとを格納しているメモリと、前記磁気共鳴システムを制御するためのプロセッサとを含み、
前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットは、前記被検体の巨視的磁化ベクトルが前記磁気共鳴システムによって生成される主磁場の長手方向軸に沿って整列している間に、前記磁気共鳴システムの１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第１の振動を誘発するための振動マッチング勾配を生成するために設定され、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットは、磁気共鳴プロトコルに従って前記被検体から磁気共鳴データを収集するためにさらに設定され、前記磁気共鳴データの前記収集は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に垂直な横断面内の巨視的磁化の非消失成分を含んでいる間に、前記被検体内の核スピンの位相を操作するための少なくとも２つのスピン操作勾配を連続的に生成することを含み、
前記プロセッサは、前記マシン実行可能命令を実行すると、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットを使用して前記磁気共鳴システムを制御して、
前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第１の振動状態を準備し、前記準備は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に沿って整列している間に、前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の前記第１の振動を誘発する前記振動マッチング勾配を生成することを含み、
前記磁気共鳴プロトコルに従って前記磁気共鳴データを収集し、前記収集は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に垂直な前記横断面内の非消失成分を含んでいる間に、前記被検体内の核スピンの位相を操作するための前記少なくとも２つのスピン操作勾配を連続的に生成することを含み、
前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第１のスピン操作勾配は、前記第１の振動状態中に生成され、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第２のスピン操作勾配は、前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第２の振動状態中に生成され、前記振動マッチング勾配は、前記第１の振動状態に前記第２の振動状態をマッチさせるために使用される、磁気共鳴システム。
前記第２の振動状態は、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの前記第１のスピン操作勾配によって誘発される第２の振動からもたらされる、請求項１に記載の磁気共鳴システム。
前記磁気共鳴プロトコルは、スピン変位誘発位相の蓄積に敏感であり、前記少なくとも２つのスピン操作勾配は、スピン変位誘発位相を蓄積するために使用され、収集した前記磁気共鳴データは、蓄積された前記スピン変位誘発位相の効果をエンコードする、請求項１又は２に記載の磁気共鳴システム。
前記磁気共鳴プロトコルは、拡散強調プロトコル、見かけの拡散係数プロトコル、拡散テンソルイメージングプロトコル、拡散強調分光プロトコル、拡散強調準備プロトコル、高次拡散モデルプロトコル、位相コントラスト速度測定プロトコル、変位エンコーディングプロトコル、及び磁気共鳴エラストグラフィプロトコルのうちの１つである、請求項３に記載の磁気共鳴システム。
前記マシン実行可能命令を実行すると、前記プロセッサはさらに前記磁気共鳴システムを制御して、収集した前記磁気共鳴データの表現を計算する、請求項１から４のいずれか一項に記載の磁気共鳴システム。
前記表現の計算は、収集した前記磁気共鳴データを使用して、拡散強調磁気共鳴画像、見かけの拡散係数マップ、拡散テンソル画像、指数関数的な見かけの拡散係数マップ、異方性度画像、主拡散方向マップ、線維トラッキングマップ、速度マップ、磁気共鳴スペクトル、エラストグラム、並びに拡散強調、速度エンコーディング、及び／又は変位エンコーディングを組み込んだ信号モデルを使用して抽出されるモデル化されたパラメータのうちの１つ以上を計算することを含む、請求項５に記載の磁気共鳴システム。
前記１つ以上のハードウェア要素は、前記磁気共鳴システムの前記データ収集ボリューム内で前記被検体を支えるための支持要素を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の磁気共鳴システム。
前記振動マッチング勾配の生成から前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの前記第１のスピン操作勾配までの第１の時間間隔が、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの前記第１のスピン操作勾配の生成から前記第２のスピン操作勾配までの第２の時間間隔に等しい、請求項１から７のいずれか一項に記載の磁気共鳴システム。
前記振動マッチング勾配の振幅は、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの前記第１のスピン操作勾配の振幅に等しい、請求項１から８のいずれか一項に記載の磁気共鳴システム。
前記振動マッチング勾配は、第１の波形を含み、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第１のスピン操作勾配は、第２の波形を含み、前記第１の波形の側面の傾きは、前記第２の波形の側面の傾きに等しい、請求項１から９のいずれか一項に記載の磁気共鳴システム。
前記第１の波形は、前記第２の波形に等しい、請求項１０に記載の磁気共鳴システム。
磁気共鳴システムのデータ収集ボリューム内の被検体から磁気共鳴データを収集するための前記磁気共鳴システムを制御するプロセッサによる実行のためのマシン実行可能命令を含むコンピュータプログラムであって、
波形及びパルスシーケンスコマンドのセットをさらに含み、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットは、前記被検体の巨視的磁化ベクトルが前記磁気共鳴システムによって生成される主磁場の長手方向軸に沿って整列している間に、前記磁気共鳴システムの１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第１の振動を誘発するための振動マッチング勾配を生成するために設定され、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットは、磁気共鳴プロトコルに従って前記被検体から磁気共鳴データを収集するためにさらに設定され、前記磁気共鳴データの収集は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に垂直な横断面内の巨視的磁化の非消失成分を含んでいる間に、前記被検体内の核スピンの位相を操作するための少なくとも２つのスピン操作勾配を連続的に生成することを含み、
前記マシン実行可能命令を実行すると、前記プロセッサは、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットを使用して前記磁気共鳴システムを制御して、
前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第１の振動状態を準備し、前記準備は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に沿って整列している間に、前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の前記第１の振動を誘発する前記振動マッチング勾配を生成することを含み、
前記磁気共鳴プロトコルに従って前記磁気共鳴データを収集し、前記収集は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に垂直な前記横断面に沿って非消失成分を含んでいる間に、前記被検体内の核スピンの位相を操作するための前記少なくとも２つのスピン操作勾配を連続的に生成することを含み、
前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第１のスピン操作勾配は、前記第１の振動状態中に生成され、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第２のスピン操作勾配は、前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第２の振動状態中に生成され、前記振動マッチング勾配は、前記第１の振動状態に前記第２の振動状態をマッチさせるために使用される、コンピュータプログラム。
磁気共鳴システムのデータ収集ボリューム内の被検体から磁気共鳴データを収集するための磁気共鳴システムの作動方法であって、前記磁気共鳴システムは、マシン実行可能命令と、波形及びパルスシーケンスコマンドのセットとを格納しているメモリと、前記磁気共鳴システムを制御するためのプロセッサとを含み、
前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットは、前記被検体の巨視的磁化ベクトルが前記磁気共鳴システムによって生成される主磁場の長手方向軸に沿って整列している間に、前記磁気共鳴システムの１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第１の振動を誘発するための振動マッチング勾配を生成するために設定され、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットは、磁気共鳴プロトコルに従って前記被検体から磁気共鳴データを収集するためにさらに設定され、前記磁気共鳴データの収集は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に垂直な横断面内の巨視的磁化の非消失成分を含んでいる間に、前記被検体内の核スピンの位相を操作するための少なくとも２つのスピン操作勾配を連続的に生成することを含み、
前記プロセッサは、前記マシン実行可能命令を実行すると、前記波形及びパルスシーケンスコマンドのセットを使用して前記作動方法に従って前記磁気共鳴システムを制御し、前記作動方法は、
前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第１の振動状態を準備するステップであって、前記準備は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に沿って整列している間に、前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の前記第１の振動を誘発する前記振動マッチング勾配を生成することを含む、準備するステップと、
前記磁気共鳴プロトコルに従って前記磁気共鳴データを収集するステップであって、前記収集は、前記被検体の前記巨視的磁化ベクトルが前記主磁場の前記長手方向軸に垂直な前記横断面に沿って非消失成分を含んでいる間に、前記被検体内の核スピンの位相を操作するための前記少なくとも２つのスピン操作勾配を連続的に生成することを含む、収集するステップと、を含み、
前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第１のスピン操作勾配は、前記第１の振動状態中に生成され、前記少なくとも２つのスピン操作勾配のうちの第２のスピン操作勾配は、前記１つ以上のハードウェア要素及び／又は前記被検体の第２の振動状態中に生成され、前記振動マッチング勾配は、前記第１の振動状態に前記第２の振動状態をマッチさせるために使用される、磁気共鳴システムの作動方法。