JPWO2020183632A1 - 液体クロマトグラフィー分析システム - Google Patents

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Abstract

液体クロマトグラフィー分析システムは、複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムであって、前記モジュールとして、複数種類の溶媒を移動相として送液するための送液ポンプ(12;12a;12b)を有する送液装置(2)、及び、前記送液装置(2)により送液される移動相に試料を注入するオートサンプラ(4)、及び、前記オートサンプラ(4)により移動相に注入された試料を成分ごとに分離するための分離カラム(20)を収容するカラムオーブン(6)を少なくとも備え、前記複数種類の溶媒を混合するためのミキサ(18)と、前記ミキサ(18)から送出される移動相が前記オートサンプラ(4)内において一時的に保持された試料に到達するまでに要する時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持するシステム容量保持部(24)と、前記システム容量保持部(24)に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラ(6)による試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部(30)と、を備え、前記注入タイミング決定部(30)により決定された注入タイミングで前記オートサンプラ(4)による試料注入が実行されるように構成されている。

Description

本発明は、複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムに関する。
液体クロマトグラフィー分析を行なうための分析システムとして、モジュラー型の分析システムが存在する。モジュラー型の分析システムは、複数のモジュールが組み合わせられて構成されるシステムであり、システムを構成するモジュールとしては、移動相を送液する送液装置、試料を注入するオートサンプラ、分離カラムの温度を調節するカラムオーブン、試料成分を検出するための検出器、システムコントローラなどが挙げられる(特許文献1参照。)。
特開2016−080466号公報
上記のようなモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムは、システムに組み込まれるモジュールや配管によって分析系の内部容量が異なる。移動相の組成を時間的に変化させるグラジエント分析を実行する場合、分析系の内部容量が互いに異なる分析システムでは、移動相の送液流量や分離カラムの温度などの条件を同一にしたとしても分析結果に差が生じるという問題があった。そのため、同じ試料についての分析結果が分析システムによって異なるという事態が生じていた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、分析システムの構成の違いによる分析結果への影響を小さくすることを目的とするものである。
本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムは、複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムであって、前記モジュールとして、複数種類の溶媒を移動相として送液するための送液ポンプを有する送液装置、及び、前記送液装置により送液される移動相に試料を注入するオートサンプラを少なくとも備え、前記複数種類の溶媒を混合するためのミキサと、前記ミキサから送出された移動相が前記オートサンプラ内において一時的に保持された試料に到達するまでの時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持するシステム容量保持部と、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラによる試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部と、を備え、前記注入タイミング決定部により決定された注入タイミングで前記オートサンプラによる試料注入が実行されるように構成されている。
液体クロマトグラフィーシステムにおいて、移動相の組成を時間的に変化させるグラジエント分析を行なう場合、システム容量が分析システムごとに異なっていると、ミキサから送出された移動相がオートサンプラ内の試料へ到達するまでに要する時間が異なるため、同じタイミングで試料を注入しても分離カラム内において初期濃度の移動相が試料を押し流す時間に差を生じる。システム容量の大きい分析システムでは、分離カラム内で初期濃度の移動相が試料を押し流す時間が長くなるため、分離カラムからの試料成分の溶出時間が異なる。そのため、システム容量の異なる分析システム間で得られるクロマトグラムが異なってしまう。
そこで、本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムでは、前記システム容量を保持するシステム容量保持部と、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラによる試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部と、を備え、前記注入タイミング決定部により決定された注入タイミングで前記オートサンプラによる試料注入が実行されるように構成されている。これにより、前記ミキサから送出された移動相がオートサンプラ内の試料へ到達するまでに要する時間に応じて試料の注入タイミングを調節することができる。その結果、分析システムの構成の違いによる分析結果への影響が小さくなる。
液体クロマトグラフィー分析システムの一実施例を示す概略構成図である。 液体クロマトグラフィー分析システムの他の実施例を示す概略構成図である。 液体クロマトグラフィー分析システムのさらに他の実施例を示す概略構成図である。 システム容量の登録動作の一例を示すフローチャートである。 分析動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に液体クロマトグラフィー分析システムの一実施例の概略的構成を示す。
この実施例の液体クロマトグラフィー分析システムは、複数のモジュールの組合せによって構成されたモジュラー型の分析システムであり、モジュールとして、送液装置2、オートサンプラ4、カラムオーブン6、検出器8及びシステムコントローラ10を備えている。
送液装置2は、互いに異なる溶媒を移動相として送液するための2台の送液ポンプ12a、12bと、送液ポンプ12a、12bの内部容量に関する情報を保持するポンプ容量保持部14を備えている。ポンプ容量保持部14は、送液装置2に設けられている電子回路基板に搭載された記憶装置の一部の記憶領域によって実現される。この実施例では、2台の送液ポンプ12a、12bによって送液される2種類の溶媒を混合するためのミキサ18はカラムオーブン6に搭載されている。
オートサンプラ4は、ミキサ18で混合された溶媒からなる移動相中に試料を注入するためのものである。オートサンプラ4は、試料を採取するためのニードル、ニードルにより採取された試料を一時的に保持するためのサンプルループ、サンプルループを送液装置2と分離カラム20との間に介挿するか否かを切り替えるための切替バルブを備えており、試料を保持したサンプルループを送液装置2と分離カラム20との間に介挿することで、送液装置2によって送液される移動相中に試料を注入する。オートサンプラ4には、送液装置と切替バルブとの間を接続するオートサンプラ4内の入口配管の内部容量、切替バルブ、サンプルループ、ニードル及び注入ポートを含む系内の内部容量、切替バルブと切替バルブ20との間を接続するオートサンプラ4内の出口配管の内部容量に関する情報を保持するサンプラ容量保持部16が設けられている。サンプラ容量保持部16は、オートサンプラ4に設けられている電子回路基板に搭載された記憶装置の一部の記憶領域によって実現される。
カラムオーブン6は試料を成分ごとに分離するための分離カラム20を内部に収容して分離カラム20の温度を調節するためのものである。カラムオーブン6には、ミキサ18が搭載されているとともにミキサ18の内部容量に関する情報を保持するミキサ容量保持部22が設けられている。ミキサ容量保持部22は、カラムオーブン6に設けられている電子回路基板に搭載された記憶装置の一部の記憶領域によって実現される。
なお、ミキサ18は必ずしもカラムオーブン6に搭載されている必要はなく、送液装置2又はオートサンプラ4のいずれかのモジュールに搭載されていてもよい。その場合、ミキサ容量保持部22はミキサ18が搭載されているモジュールに設けてもよい。
送液装置2の各送液ポンプ12a、12bはカラムオーブン6内のミキサ18の入口に所定の配管を介して流体的に接続され、ミキサ18の出口がオートサンプラ4の入力ポートに所定の配管を介して流体的に接続されている。オートサンプラ4の出力ポートは、カラムオーブン6内の分離カラム20の入口に所定の配管を介して流体的に接続されている。カラムオーブン6内の分離カラム20の出口は、検出器8の入力ポートに所定の配管を介して接続されている。
検出器8は、分離カラム20において分離された試料成分を検出するためのものである。
システムコントローラ10は、送液装置2、オートサンプラ4、カラムオーブン6及び検出器8の各モジュールと電気的な通信が可能なように、例えば通信ケーブルによって接続されており、各モジュール2、4、6及び8の動作制御を行なう機能を有する。
システムコントローラ10は、システム容量保持部24、システム構成保持部26、システム容量算出部28及び注入タイミング決定部30を備えている。システム容量保持部24及びシステム構成保持部26は、システムコントローラ10に設けられている記憶装置の一部の記憶領域によって実現される。システム容量算出部28及び注入タイミング決定部30は、システムコントローラ10に設けられている中央演算装置(CPU)が所定のプログラムを実行することにより得られる機能である。
システム容量保持部24は、ミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内のサンプルループに一時的に保持された試料に到達するまでの時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持する。システム容量は、システム容量算出部28によって算出される。
システム構成保持部26は、この分析システムのシステム構成に関する情報、すなわち、どのようなモジュールが用いられ、各モジュールがどのような配管によって互いに接続されてシステムが構成されているかについての情報を保持する。システムコントローラ10は、各モジュール2、4、6及び8との間の通信によって各モジュール2、4、6及び8から得られる情報、及び/又は、ユーザ(分析システムを構築した作業者)によって入力された情報に基づいてシステム構成を認識することができる。システム構成保持部26はそのようにして認識されたシステム構成に関する情報を保持する。
システム容量算出部28は、システム構成保持部26に保持されているシステム構成の情報に基づいてミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内においてサンプルループにより一時的に保持された試料に到達するまでの時間に影響を与える系内に存在する要素を特定し、それらの要素の内部容量を合算することによってシステム容量を算出するように構成されている。
図1のシステム構成は、2台の送液ポンプ12a、12bによって2種類の溶媒を送液する高圧グラジエント送液用の構成となっており、送液ポンプ12a、12bの下流にミキサ18が接続されている。したがって、ミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内においてサンプルループに一時的に保持された試料に到達するまでの時間に影響を与える系内の要素には、ミキサ18、ミキサ18とオートサンプラ4との間を接続する配管、オートサンプラ4内の入口配管、切替バルブ、サンプルループが含まれる。システム容量算出部28は、ミキサ容量保持部22、サンプラ容量保持部16に保持されている情報を用いて、それらの要素の内部容量の合算値をシステム容量として算出する。システム容量算出部28により算出されたシステム容量がシステム容量保持部24に保持される。
注入タイミング決定部30は、試料の分析が開始される前に、システム容量保持部24に保持されているシステム容量と分析開始時の送液流量に基づいて、オートサンプラ4による試料の注入タイミングを決定するように構成されている。試料の注入タイミングとは、オートサンプラ4内で試料を保持したサンプルループをミキサ18と分離カラム20との間に介挿するように切替バルブを切り替えるタイミングである。
ミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内の試料に到達するまでに要する時間Tは、システム容量を送液流量で除することによって求めることができる。T=tの分析システムとT=t+αの分析システムが存在している場合に、両分析システムでグラジエント送液を開始してから同じタイミングで試料の注入を行なって分析を開始すると、T=t+αの分析システムではT=tの分析システムよりも、分析開始から時間α分だけ移動相が試料に到達する時間が遅れる。そこで、T=t+αの分析システムの注入タイミングをT=tの分析システムよりも時間αだけ遅らせることで、ミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内の試料に到達するタイミングを合わせることができる。これにより、システム容量の異なる分析システム間で、分離カラム18内において試料を初期濃度の移動相が押し流す時間を合わせることができる。注入タイミング決定部30は、ミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内の試料に到達するまでに要する時間を考慮して注入タイミングを決定するように構成されている。
なお、図1の実施例は、高圧グラジエント送液用のシステム構成であるため、ミキサ18からオートサンプラ4内の試料までの間の系内の要素として送液ポンプ12a、12bが含まれない。したがって、システム容量の算出に送液ポンプ12a、12bの内部容量が不要であり、送液装置2はポンプ容量保持部14を必ずしも備えている必要がない。
また、図2に示されているように、単一の送液ポンプ12によって複数種類の溶媒の送液を行なう低圧グラジエント送液用の送液装置2’が用いられる場合もある。この場合、ミキサ18は送液装置2’に搭載されることがあり、ミキサ容量保持部22もカラムオーブン6’ではなく送液装置2’に設けることができる。また、ミキサ18の下流に送液ポンプ12が接続される場合には、ミキサ18から分離カラム20までの系内の要素として送液ポンプ12が含まれる。したがって、システム容量算出部28は、送液ポンプ12を含むミキサ18から分離カラム20までの系内の要素の内部容量の合算値をシステム容量として算出する。
なお、図1及び図2の実施例では、ミキサ18から分離カラム20までの系内に組み込まれ得る要素を備えたモジュールがそれらの要素の内部容量に関する情報を保持する機能を備えているが、各要素の内部容量に関する情報の一部又は全部をシステムコントローラに保持させてもよい。図3の実施例では、カラムオーブン6’’にミキサ18が搭載されているものの、カラムオーブン6’’はそのミキサ18の内部容量に関する情報を保持する機能を備えていない。この実施例では、システムコントローラ10’にミキサ容量保持部22’を設けており、カラムオーブン6’’に搭載されたミキサ18の内部容量に関する情報をシステムコントローラ10’が管理している。このほか、送液ポンプの内部容量に関する情報やオートサンプラの内部容量に関する情報を管理する機能をシステムコントローラに具備させてもよい。
以上において説明した図1から図3の実施例では、システムコントローラ10又は10’がシステム容量保持部24、システム構成保持部26、システム容量算出部28及び注入タイミング決定部30などの機能を備えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの機能をシステムコントローラ10又は10’との間で通信可能なコンピュータに具備させてもよい。
上記実施例におけるシステム容量の登録動作について、図1から図3とともに図4のフローチャートを用いて説明する。
分析システムの構築の際などにシステム構成の設定が行われ、設定されたシステム構成がシステム構成保持部26に保持される(ステップ101)。システム容量算出部28は、システム構成保持部26に保持されたシステム構成に基づいてミキサ18から送出された移動相がオートサンプラ4内の試料に到達するまでに要する時間に影響を与える系内の要素を特定し(ステップ102)、それらの要素の内部容量の合算値をシステム容量として算出する(ステップ103)。システム容量算出部28により算出されたシステム容量はシステム容量保持部24に記憶されることにより登録される(ステップ104)。
次に、上記実施例における分析動作について、図1から図3とともに図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、移動相の送液流量やカラム温度といった分析条件の設定が行われる(ステップ201)。注入タイミング決定部30は、システム容量保持部24に保持されているシステム容量と設定された送液流量とを用いて、オートサンプラ6における試料の注入タイミングを決定する(ステップ202)。その後、システムコントローラ10(又は10’)から分析開始の指示が送信されると(ステップ203)、送液装置2はグラジエント送液を開始する(ステップ204)。グラジエント送液が開始された後、注入タイミング決定部30により決定された注入タイミングとなったときにオートサンプラ6は試料の注入を実行する(ステップ205、206)。その後、予め設定された分析時間が経過したときに分析を終了する(ステップ207)。複数の試料の分析を連続的に実行する場合には、上記ステップ203〜207をすべての試料に対して実行する(ステップ208)。
なお、以上において説明した実施例は本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムの実施形態の態様を例示したに過ぎない。本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムの実施形態は以下のとおりである。
本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムの実施形態は、複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムであって、前記モジュールとして、複数種類の溶媒を移動相として送液するための送液ポンプを有する送液装置、及び、前記送液装置により送液される移動相に試料を注入するオートサンプラ、及び、前記オートサンプラにより移動相に注入された試料を成分ごとに分離するための分離カラムを収容するカラムオーブンを少なくとも備え、前記複数種類の溶媒を混合するためのミキサと、前記ミキサからから送出された移動相が前記オートサンプラ内において一時的に保持された試料に到達するまでに要する時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持するシステム容量保持部と、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラによる試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部と、を備え、前記注入タイミング決定部により決定された注入タイミングで前記オートサンプラによる試料注入が実行されるように構成されている。
上記実施形態の第1態様では、前記オートサンプラは、試料を一時的に保持するためのサンプルループ、及び前記サンプルループを前記送液装置と前記分離カラムとの間に介挿するか否かを切り替えるための切替バルブを備え、試料を保持した前記サンプルループを前記送液装置と前記分離カラムとの間に介挿することによって移動相に試料を注入するものであり、前記システム容量は前記ミキサから前記切替バルブまでの間の系の内部容量である。
上記実施形態の第2態様では、前記注入タイミング決定部は、複数種類の溶媒の混合比率を時間的に変化させるグラジエント送液が前記送液装置によって実行される場合において、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を前記送液装置による送液流量で除して得られた時間を考慮して前記注入タイミングを決定するように構成されている。このような態様により、システム容量の違いによる分離カラムからの試料成分の溶出時間への影響をなくすように注入タイミングを決定することができる。
上記実施形態の第3態様では、前記送液ポンプの内部容量に関する情報を保持するポンプ容量保持部と、前記オートサンプラ内の内部容量に関する情報を保持するサンプラ容量保持部と、前記ミキサの内部容量に関する情報を保持するミキサ容量保持部と、当該液体クロマトグラフィー分析システムのシステム構成に関する情報を保持するシステム構成保持部と、前記ポンプ容量保持部、前記ミキサ容量保持部、前記サンプラ容量保持部及び前記システム構成保持部にそれぞれ保持された情報を用いて、前記システム容量を算出するシステム容量算出部と、を備え、前記システム容量保持部は前記システム容量算出部により算出されたシステム容量を保持するように構成されている。このような態様により、装置に登録されたシステム構成に基づいてシステム容量が自動的に計算されるので、ユーザがシステム容量を計算によって求める必要がない。なお、この第2態様は上記第1態様と組み合わせることができる。
上記第3態様において、前記ポンプ容量保持部は前記送液装置に設けられ、前記サンプラ容量保持部は前記オートサンプラに設けられていてもよい。
上記の場合において、前記ミキサは、前記送液装置、前記オートサンプラ又は前記カラムオーブンのいずれかのモジュールに搭載されており、前記ミキサ容量保持部は前記ミキサが搭載されている前記モジュールに設けられていてもよい。
また、上記第3態様において、前記モジュールとして、前記送液装置、前記オートサンプラ及び前記カラムオーブンの動作制御を行なうためのシステムコントローラを備え、前記ポンプ容量保持部、前記ミキサ容量保持部及び前記サンプラ容量保持部のうちの少なくともいずれか1つが前記システムコントローラに設けられていてもよい。
2,2’ 送液装置
4 オートサンプラ
6,6’,6’’ カラムオーブン
8 検出器
10 システムコントローラ
12,12a,12b 送液ポンプ
14 ポンプ容量保持部
16 サンプラ容量保持部
18 ミキサ
20 分離カラム
22,22’ ミキサ容量保持部
24 システム容量保持部
26 システム構成保持部
28 システム容量算出部
30 注入タイミング決定部
本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムは、複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムであって、前記モジュールとして、複数種類の溶媒を移動相としてグラジエント送液するための送液ポンプを有する送液装置、及び、前記送液装置により送液される移動相に試料を注入するオートサンプラを少なくとも備え、前記複数種類の溶媒を混合するためのミキサと、前記ミキサから送出された移動相が前記オートサンプラ内において一時的に保持された試料に到達するまでの時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持するシステム容量保持部と、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラによる試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部と、を備え、前記注入タイミング決定部により決定された注入タイミングで前記オートサンプラによる試料注入が実行されるように構成されている。
本発明に係る液体クロマトグラフィー分析システムの実施形態は、複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムであって、前記モジュールとして、複数種類の溶媒を移動相としてグラジエント送液するための送液ポンプを有する送液装置、及び、前記送液装置により送液される移動相に試料を注入するオートサンプラ、及び、前記オートサンプラにより移動相に注入された試料を成分ごとに分離するための分離カラムを収容するカラムオーブンを少なくとも備え、前記複数種類の溶媒を混合するためのミキサと、前記ミキサからから送出された移動相が前記オートサンプラ内において一時的に保持された試料に到達するまでに要する時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持するシステム容量保持部と、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラによる試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部と、を備え、前記注入タイミング決定部により決定された注入タイミングで前記オートサンプラによる試料注入が実行されるように構成されている。

Claims (7)

  1. 複数のモジュールの組合せにより構成されるモジュラー型の液体クロマトグラフィー分析システムであって、
    前記モジュールとして、複数種類の溶媒を移動相として送液するための送液ポンプを有する送液装置、及び、前記送液装置により送液される移動相に試料を注入するオートサンプラ、及び、前記オートサンプラにより移動相に注入された試料を成分ごとに分離するための分離カラムを収容するカラムオーブンを少なくとも備え、
    前記複数種類の溶媒を混合するためのミキサと、
    前記ミキサから送出された移動相が前記オートサンプラ内において一時的に保持された試料に到達するまでの時間に影響を与える系の内部容量をシステム容量として保持するシステム容量保持部と、
    前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を用いて、前記オートサンプラによる試料の注入タイミングを決定するように構成された注入タイミング決定部と、を備え、
    前記注入タイミング決定部により決定された注入タイミングで前記オートサンプラによる試料注入が実行されるように構成されている、液体クロマトグラフィー分析システム。
  2. 前記オートサンプラは、試料を一時的に保持するためのサンプルループ、及び前記サンプルループを前記送液装置と前記分離カラムとの間に介挿するか否かを切り替えるための切替バルブを備え、試料を保持した前記サンプルループを前記送液装置と前記分離カラムとの間に介挿することによって移動相に試料を注入するものであり、
    前記システム容量は前記ミキサから前記切替バルブまでの間の系の内部容量である、請求項1に記載の液体クロマトグラフィー分析システム。
  3. 前記注入タイミング決定部は、複数種類の溶媒の混合比率を時間的に変化させるグラジエント送液が前記送液装置によって実行される場合において、前記システム容量保持部に保持された前記システム容量を前記送液装置による送液流量で除して得られた時間を考慮して前記注入タイミングを決定するように構成されている、請求項1に記載の液体クロマトグラフィー分析システム。
  4. 前記送液ポンプの内部容量に関する情報を保持するポンプ容量保持部と、
    前記オートサンプラ内の内部容量に関する情報を保持するサンプラ容量保持部と、
    前記ミキサの内部容量に関する情報を保持するミキサ容量保持部と、
    当該液体クロマトグラフィー分析システムのシステム構成に関する情報を保持するシステム構成保持部と、
    前記ポンプ容量保持部、前記ミキサ容量保持部、前記サンプラ容量保持部及び前記システム構成保持部にそれぞれ保持された情報を用いて、前記システム容量を算出するシステム容量算出部と、を備え、
    前記システム容量保持部は前記システム容量算出部により算出されたシステム容量を保持するように構成されている、請求項1に記載の液体クロマトグラフィー分析システム。
  5. 前記ポンプ容量保持部は前記送液装置に設けられ、前記サンプラ容量保持部は前記オートサンプラに設けられている、請求項4に記載の液体クロマトグラフィー分析システム。
  6. 前記ミキサは、前記送液装置、前記オートサンプラ又は前記カラムオーブンのいずれかのモジュールに搭載されており、前記ミキサ容量保持部は前記ミキサが搭載されている前記モジュールに設けられている、請求項5に記載の液体クロマトグラフィー分析システム。
  7. 前記モジュールとして、前記送液装置、前記オートサンプラ及び前記カラムオーブンの動作制御を行なうためのシステムコントローラを備え、
    前記ポンプ容量保持部、前記ミキサ容量保持部及び前記サンプラ容量保持部のうちの少なくともいずれか1つが前記システムコントローラに設けられている、請求項4に記載の液体クロマトグラフィー分析システム。
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