JPWO2020170939A1 - 人工光型植物工場コホートフェノタイピングシステム - Google Patents

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Abstract

人工光型の植物工場で、発芽期(播種から一次育苗直前まで)の成長過程における“植物個体群”の植物特性を追跡して自動で評価する。具体的には、画像情報2a、環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2dに基づいて、発芽期の成長過程における植物特性情報を非破壊で連続的に計測して植物特性の2次元分布を計算する。また、環境制御された閉鎖空間に栽培されている植物個体群の生理性能的反応を連続的に計測すると共に、環境要因情報の2次元分布及び気温、飽差、養液率、養液の温度、pH、電気伝導度などを連続的に計測する。

Description

本発明は、人工光型植物工場に種子フェノタイピング手法を統合することで、無農薬でクリーンな植物を通年計画で生産する人工光型植物工場における種子コホートフェノタイピングシステムに関する。
従来の人工光型植物工場は、閉鎖した空間内に設備した栽培モジュールで光・温熱空気環境を制御することで農薬を使用しないクリーンな植物(典型的には野菜、以下野菜とも表記する)を季節に関係なく、かつ計画的に必要量を生産することを可能としたものである。すなわち、播種から発芽、育苗、移植、栽培し、収穫した植物のトリミング調整、包装、出荷という一連の工程を通し、現在では日量数千乃至数万株もの野菜を消費者に供給することができるようになっている。
一般に、植物体の生産過程では、育成・栽培中の表現型(植物特性)を測定し、評価することがよく行われる。この評価を表現型評価(フェノタイピング)と称する。従来のフェノタイピングは、定期的に植物体(サンプル)を採取し、これを破壊して、その表現型を測定し、評価しているのがほとんどである。この破壊による表現型の測定・評価は時間と労力を必要とする。
その対策として、近年は圃場や水田、森林などの屋外にある植物については、特定の“植物個体群”を対象としたドローンや大型のガントリークレーンを用い、屋内で栽培する植物に対しては、“単独植物個体群”を対象とした複数の一眼レフカメラなどのイメージセンサを用いて非破壊の植物特性自動評価技術も開発されつつある(非特許文献1)。
なお、もやしの水耕栽培システムにおいて、栽培室内の酸素濃度、二酸化炭素濃度、温度を測定し、散水を制御することで生産性を向上するもの(特許文献1)、植物の背丈、ウエイトなどを測定して人工光(LED)をコントロールするもの(特許文献2)なども提案されている。
そして、植物の成長過程における形状、色、などの状態変化を画像解析により取得し、解析する植物生育解析システムも提案されている(特許文献3)。
特許第6144290号公報 米国特許公開公報2014/0376239 A1 特開2005−229818号公報
北隆館2018年3月20日発行「アグリバイオ」2018年3月号,pp.218−261
植物は、生育環境に応答してその形態(特性:植物特性)を時間と共に変化させる。人工光型の植物工場で、その生産工程と並行して“植物個体群”の植物特性の成長過程を追跡して自動で評価するシステムは過去に例がない。
発芽経過時刻のばらつき、発芽率及び発芽後の生育の均一性に影響する3大要因は、(1)種子の遺伝的な特性及び品質、(2)栽培環境、(3)播種及び育種における人為的な操作の変動、である。これらの要因が単一で、又は複合的に影響し合って収穫段階における生育差を大きくしている。しかし、このような要素の植物成長への影響に関する知見の体系的な整理は未だ完了しておらず、早急な対応が望まれている。
従来のフェノタイピング手法を用いると、装置の大型化、高価なカメラ等を複数必要とすることに加えて、人工光型の植物工場では、大型の装置を設置することができず、露地栽培(屋外)では必要としない照明手段や空調システムを設置する必要があるため、高コストとなってしまう。
本発明の目的は、上記従来技術における諸課題を解決することにあり、人工光型の植物工場での植物特性を追跡して自動で評価するシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、人工光型植物工場での“植物個体群”の播種から一次育苗直前まで(=発芽期)に絞り成長過程を追跡して特性データを収集する要因対照研究(factor−control study)、所謂種子コホート研究を可能とするものである。
本発明に係る人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムは、下記の構成としたことを特徴とする。なお、本発明に係るシステムの構成を明確にするため、対応する実施例の図面における主要構成の符号を付してある。
(1)本発明に係るシステムは、演算・制御部1、データセット入力部2、データ・ストレージ3、機械学習部4、画像処理部5、統計的データ解析部6、関連付け/因果関係導出計算部7、及び検証部8を備える統括制御部30を有する。
前記統括制御部30は、前記データセット入力部2から入力して前記データ・ストレージ3に格納された画像情報2a、環境要因情報2b、遺伝子特性情報2、人為的操作情報2dに基づいて、発芽期(播種から一次育苗直前の期間)の成長過程における植物特性情報を非破壊で連続的に計測して植物特性の2次元分布を計算し、
環境制御された閉鎖空間に播種された種子の発芽期の生理性能的反応を連続的に計測すると共に、環境要因情報の2次元分布及び養液の温度、気温、飽差(飽和水蒸気量と絶対湿度の差)、養液率、pH、電気伝導度を連続的に計測する。
(2)前記2次元分布の計算は、RGB画像情報取得手段24とIR画像情報取得手段25を用い、種子の形態、サイズ、色、種子温度、発芽のタイミング(発芽経過時刻)、培地表面温度、幼根の伸長速度を画像情報として取り込んで行う。
(3)前記生理性能的反応は、種子が水を含んで膨潤し、休眠状態にあった成長点が発育を開始する際の吸水速度、ならびに種子のサイズに対する養液の含水量(種子含水率)、発芽に必要な酸素濃度を含む。
(4)前記環境要因情報は、気温、飽差、養液率(注水容積V2(cm)を種子マットの容積V1(cm)で除した体積基準養液率を指す)、養液温度、pH・電気伝導度を含む。
(5)前記遺伝子特性情報は、成長した植物体から抽出したゲノムDNAおよびRNAから各種遺伝子工学実験により得たゲノム情報および既知のゲノム情報データベースとの相同性情報を含む。
(6)前記人為的操作情報は、播種者、播種の所要時間、播種箱の発芽部(播種から一次育苗前の温湿度・暗黒条件を制御・維持する発芽装置)内の位置、計測誤差を含む。
なお、本発明は上記の構成及び後述する実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
本発明により、今後必要とされる大型植物工場での生産の自動化、およびその種苗生産会社における種子選抜・育成作業の自動化などのための労力および作業時間を低減し、ほぼ従来の10分の一以下とすることができる。
また、データ・ストレージ3に蓄積されたデータから種子の形態、サイズ、色、種子温度、発芽経過時刻、幼根の伸長速度、及び植物成長への影響に関する知見を深め、現実では通常80%程度の発芽率を99.9%以上に向上することが可能である。
前記したA.)発芽期の成長過程における植物特性を非破壊で連続的に計測し、植物特性の2次元分布の計測と、B.)環境制御された閉鎖空間に栽培されている植物個体群の生理性能的反応を連続的に計測すると共に、C.)環境要因情報の2次元分布及び養液の温度、pH、電気伝導度などの連続的な計測で得られた植物特性データは、廉価な小型電子機器で収集できる。
また、本発明によれば、人工光型の植物工場で、発芽期の成長過程を追跡して自動で評価することで、植物個体を非破壊で、かつ連続的に全体を自動フェノタイピングすることが可能となり、均一な苗を生産することができる。
本発明に係る人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムの1実施例を説明する機能ブロック図。 本発明に係る人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムを適用する発芽部の概要を説明する模式図。 図2に示された種子マット(培地)の構成例を説明する平面図。 発芽部内の種子マットにおける種子ポットに播種された種子の発芽状態を画像解析する様子の説明図。 発芽部の種子マットの表面温度の測定とデータ化の様子の説明図。 発芽部の種子マットの表面温度の測定とデータ化の様子の説明図。 現状の発芽経過時刻のばらつきと本システムによって減少するばらつきの程度の目標を示す正規分布。 本システムによって取得したデータから導き出される結果の参考例。 本発明にかかる人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムにおける処理の流れの一例を示すフロー図。 種子マットに播種された種子の発芽状態を示すRGBデータ取得イメージの一例。
以下、本発明を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムの1実施例を説明する機能ブロック図で、符号1は演算・制御部で、所謂クラウドコンピュータで構成される。演算・制御部1には、データバス11を介してデータセット入力部2、データ・ストレージ3、機械学習部4、画像処理部5、統計的データ解析部6、関連付け/因果関係導出計算部7、検証部8が接続されている。また、画像モニターなどの表示デバイスからなる可視化部9、あるいは通信制御装置やキーボード、プリンターなどの入出力手段などを含む周辺機器がその他10として接続される。
データセット入力部2は、環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2dの各入力部を有し、それらに対応する初期値が入力される。入力された各初期値はデータ・ストレージ3に格納される。
植物特性の2次元分布は、前記環境要因情報2b、前記遺伝子特性情報2c、前記人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの分布の結果として表現されると仮定して、前記遺伝子特性情報2c、前記人為的操作情報2d及び前記計測誤差情報2eの分布を前記植物特性の分布に及ぼす寄与度の計算で得る。
時系列で並べられた植物特性の2次元分布は、環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの分布の結果として表現されると仮定して計算された遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの分布が植物特性の2次元分布に及ぼす寄与度のデータセットとしてデータ・ストレージ3に格納される。
植物特性の2次元分布、環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの関連付け、及び環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの分布に対する寄与度を関連付け/因果関係導出計算部7が機械学習部(ディープラーニング部)4を用いて計算する。
上記の植物特性の2次元分布、環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの関連付け、及び環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d及び計測誤差情報2eの分布に対する寄与度の計算には、物質・エネルギー収支、植物成長、多変量解析、行動(behavior又はsurrogate)に関するモデルも利用する。
図2は本発明に係る種子コホートフェノタイピングシステムを適用する発芽部の概要を説明する模式図で、種子フェノタイピングユニットとも称する。図中、符号20は発芽部の筐体であり、本実施例では内部に発泡ウレタン床(培地、以下、単にウレタン)の種子マット21がセットされている。種子マット21には所定の密度で整形された複数の種子ポット(凹部)23を有し、それぞれのポット23に種子23aが播種されている。そして、種子マット21 は養液を満たした播種箱(発泡スチロール材)22に均一に浸漬している。なお、養液温度制御や酸素濃度測定、種子含水率測定などの付帯機構は図示を省略してある。
発芽部の筐体20の内部で、種子マット21の上方に2台の撮像装置(カメラ)が設置されて種子マット21に播種されている種子23aを撮影するように配置されている。カメラの一方はRGBカメラ24、他方のカメラはIR(赤外線)カメラ25である。
RGBカメラ24は2次元のカラー画像データを取得するもので、種子マット21の2次元平面の色光データと光強度データを前記演算・制御部1を中核として構成される統括制御部30に出力する。
IRカメラ25は赤外線領域の分光カメラであり、熱画像カメラとして利用する。あらかじめ熱電対を利用した校正をし、種子マット(培地)の色や材質を考慮した放射率を認識し、種子および種子マット(培地)の表面温度を得る。本実施例では簡易版ということもあって、RGBカメラ24とIRカメラ25を使用するが、同様の機能を有する他のカメラの使用を排除するものではない。
なお、同一画素内で近赤外線領域の感度を電気的に変えることができるCMOSセンサーも開発されているので、上記の2台のカメラに代えてこのイメージセンサを用いたカメラを採用することも可能である。
図2の発芽部の筐体20の内部には、筐体内部の温度や種子含水率などを検出する各種のセンサー26が設置されている。RGBカメラ24、IRカメラ25及び各種のセンサー26の出力データは図1の画像情報2aとして演算・制御部1で構成された計測評価手段を装備した統括制御部30に転送される。
なお、統括制御部30には、筐体20内に設けられた人工光照明モジュール(LEDパネル)27の制御部、発芽部の筺体20内の空調制御部などの植物工場として必要な要素の制御手段が設けられている。
図3は図2に示された種子マットの構成例を説明する平面図で、同図(a)は種子マット21の全体平面を、同図(b)は同図(a)の一部3×3の種子ポット23部分の拡大図である。
この種子マット21は、種子23aを発芽させる培地であり、その種類、養液率、筐体内や養液の温度などの諸条件を変えて種子を育成する。その育成過程をRGBカメラ24、IRカメラ25を用いて、所定のインターバルで時系列に撮影し、画像情報2aとして図1のデータ・ストレージ3に格納する。そして、その画像情報2aは、演算・制御部1で構成された計測評価手段を装備した統括制御部30に転送され、画像処理部5で処理され、その結果もデータ・ストレージ3に格納される。
図4は発芽部内の種子マットにおける種子ポットに播種された種子の発芽状態を画像解析する様子の説明図で、同図(a)は種子23aの発芽状態を目視で確認した状態の種子マット21で、解り易いように発芽が確認されたポットを○で囲んで図示してある。
種子の発芽の確認と評価は、RGBカメラ24の撮影画像に基づいて、演算・制御部1の制御により、関連付け/因果関係導出計算部7が機械学習部4を用いて実行する。
RGBカメラ24で撮影された種子マット21の撮影画像は、画像情報2aとしてデータ・ストレージ3に記録される。そして、その画像情報2aは、発芽している種子ポット23と、未発芽の種子ポット23とに解析され、図4(b)に示すように、発芽した種子ポットは「TRUE」、未発芽のポットは「FALSE」としてデータベースに記録される。
図10は、RGBカメラで撮影された種子マットに播種された種子の発芽状態のデータ取得イメージの一例である。
種子マット21に播種された種子23aの発芽状態はRGBカメラ24で撮影され、撮影されたRGB画像は、例えば図10に示すデータ取得イメージのように処理され、連続的に撮影された全種子の時系列画像として記録される。図10では、播種時から48時間後まで時系列に画像が記録されている。図10(a)は種子タイプが非コート種子、(b)はコート種子の場合の例である。そして前記時系列画像から個体ごとに生長過程を分析し発芽データを取得する。そして、分析された情報はデータベースに記録されるとともに、各画像に「未発芽(F)」「発芽(T)」「発芽済(T)」のタグが自動的に付される。
前記自動的に付されたタグは、例えば、図4(c)に示すように、種子マット21を模した表示手段(ディスプレー等)の画面上に、「未発芽」と分析された種子ポット23の位置には‘F’と表示され、「発芽」「発芽済」と分析された位置には‘T’が表示され可視化処理される。
このようにして、植物特性の2次元分布が算出され、算出された情報は、図4(a)に示す目視評価による正確な発芽判断情報との整合性評価がなされるなどして、データ・ストレージ3に記録される。
図5及び図6は発芽部内の種子マット(培地)の表面温度の測定とデータ化の様子の説明図で、図5(a)は発芽部内を上方(カメラ側)からRGBカメラ24でみた種子マット21の表面、図5(b)は同じようにIRカメラ25で撮影した種子マット21の表面温度の分布を示す。図5(b)の濃度の濃い部分は、カラー画像では赤色の濃淡で示される。赤色の濃淡部分は、表面温度が高いことを示す。
こうしてIRカメラ25で得られた赤外線画像(サーモグラフィー)は、画像情報2aとしてデータ・ストレージ3に記録されるとともに、画像処理部5で解析され、すべてデータ処理され、その情報もデータ・ストレージ3に格納される。
IRカメラ25で得られた画像情報2aの解析には、例えば市販の熱画像解析ソフトを利用することができる。本実施例においては、フリアーシステムズジャパン株式会社製のFLIR Toolsを利用した。
解析結果は、データ・ストレージ3に格納され、データベースに記録される。
図6(a)は、IRカメラ25で得られた画像情報2aを熱画像解析ソフトで解析した解析データを、CSVファイル形式にエクスポートしたものの一部である。
図6(b)は、データ・ストレージ3に格納された画像情報2aの解析データの情報を、表計算ソフトのワークシートに出力し、温度データとして可視化したものである。ここでは、ワークシート上に、300の種子ポット23を備えた種子マット21の種子23aの位置の温度データが表示されている。そして、数値の大きさをセルの濃淡で示し、目視により温度分布を確認できるように可視化処理が行われている。
このように、図5(a)の種子マット21の表面をRGBカメラ24で撮像した画像情報2aから、図5(b)のIRカメラ25で撮像されたアナログの赤外線画像(サーモグラフィー)に解析され、図6(a)に示したような温度データとして数値化され、数値の大きさにより図6(b)に示すような温度分布により、植物特性の2次元分布を得る。
そして、その他の要因情報から得た植物特性や環境要因の2次元分布や、生理性能的反応情報、遺伝子特性情報等との関係で、例えば、温度分布で数値が大きい、すなわち高温度であると記録された位置と、種子の各個体の発芽の状態との関連付け、因果関係を導き出すことが可能となり、発芽率の好条件やばらつきの減少などの一要因と評価することができる。
図7は発芽経過時刻の頻度分布である。現状(あ)では経過時刻のばらつきが大きく、これが収穫量や収穫物の品質のばらつきの原因となる。一方、(い)に示すように播種から発芽までの経過時刻を短くし、ばらつきを最小限にすることができれば、発芽期そのものの期間を短くし、ランニングコストの削減になるだけでなく、品質、収量の安定性と可販率の向上が可能となる。
上記では、種子マット(培地)の表面温度という環境要因をデータ化して植物特性の2次元分布を得たが、このようにして、種子マットをはじめ、種子の種類、養液率、発芽部内の温度などを変更し、様々な条件下で連続的に計測し追跡して植物個体群の特性データを収集し、それらから関連付け、因果関係の導出を図る。
図8は種子含水率と発芽率の関係(ア)、種子サイズと発芽率の関係(イ)、養液率と播種から発芽までの経過時刻(HAS:Hours After Sowing)の関係(ウ)、種子温度と発芽経過時刻のばらつき(HAS)の関係(エ)を示す。発芽には水分、温度、酸素が必要であるが、それらの値が小さくても大きくても安定した高い発芽率は得られない。(ア)に示すように、水分不足もしくは、水分過多による酸素欠乏はいずれも発芽率の低下を招く。また、(イ)に示すように、小さい種子や萎縮した種子などは発芽しにくい傾向がある。(ウ)は、培地の含水率が低すぎると毛細管現象による培地の底部から液面が持ち上がる力に依存し、種子周辺が発芽に達する含水率となるまでの時間がすなわち発芽経過時刻となり、逆に養液率が高すぎると種子は養液中に浸水し酸素欠乏となる。これは培地の密度や素材などにより全く異なる。(エ)は発芽期に一定の低温環境下へさらした場合、植物の種類によっては発芽能力が誘導され、発芽のタイミングが揃いやすくなることがあることを示す。
以上の結果は種子のタイプによっても異なる。
例えば、種子にはコート加工した種子と未加工の種子がある。種苗会社などの選抜・育種の過程では非コート種子を使用するが、生産者は播種の容易さからコート種子を使用することが多い。コート種子は、播種しやすいように形状、大きさが均一になるように種子の表面を無機粉体で被覆した造粒コート種子や、殺菌剤や殺虫剤などの農薬を含む樹脂で種子の表面を被覆したフィルムコート種子などがある。天然素材の粘土鉱物を主体とした粉体を用い種子を被覆し均一な球状にしたコート種子がレタスの栽培においてよく使用される。
以上からも、発芽率を高め、発芽経過時刻のばらつきを減らすためには、さまざまなパターンの栽培データから総合的な解析が必要であることが窺える。
図9は、本発明にかかる人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムにおける処理の流れの一例を示すフロー図である。
まず、初期値設定として、データセット入力部2から環境要因情報2b、遺伝子特性情報2c、人為的操作情報2d、計測誤差情報2e等を入力してデータ・ストレージ3に格納する(ステップ1、以下「S1」のように図示する。)。
次に、RGB画像情報取得手段(RGBカメラ24)とIR画像情報取得手段(IRカメラ25)を起動し、発芽期での成長過程における種子の形態、サイズ、色及び幼苗の形態、サイズ、色、種子温度、発芽のタイミング(発芽経過時刻)、培地表面温度、幼根の伸長速度、画像データなどを連続的に収集し、画像情報2aとして取得し、データ・ストレージ3に格納する(ステップ2)。
その後、データ・ストレージ3に格納された画像情報2aを、演算・制御部1の制御指示に基づいて、画像処理部5で処理(ステップ3)するとともに、統計的データ解析部6で解析し、解析情報をデータ・ストレージ3に格納する(ステップ4)。
その他、図示しないが、生理性能的反応として、発芽期の成長過程における種子が水を含み膨潤し、休眠状態にあった成長点が発育を開始する際の吸水速度、ならびに種子のサイズに対する養液の含水量(種子含水率)、発芽に必要な酸素濃度について、各種センサー26から連続的に計測し、各計測情報をデータ・ストレージ3に格納する。
また、同様に環境要因情報として、発芽期の成長過程における気温、飽差、養液率、養液温度、pH・電気伝導度等を連続的に計測し、各計測情報をデータ・ストレージ3に格納する。
こうしてデータ・ストレージ3に格納された連続的に収集された各種情報は、演算・制御部1の制御指示に基づいて植物特性情報として解析される。
各情報の解析後、各情報を関連付け、あるいは因果関係を導出するため、植物特性の2次元分布に対する寄与度を関連付け/因果関係導出計算部7で機械学習部(ディープラーニング部)4を用いて計算する(ステップ5)。
そして、関連付け/因果関係の導出計算が完了すると、各情報を検証部8で検証する(ステップ6)。なお、関連付け/因果関係の導出計算が完了しない場合は、再度関連付け/因果関係導出計算部7で計算する。
各情報の検証が完了すると、その結果を可視化部9で可視化処理する(ステップ7)。検証が完了しない場合には、再度検証処理を行う。こうして、データ・ストレージ3に格納された各種の情報に基づいて、対象となる植物における様々な植物特性の2次元分布を導きだし、発芽期の成長過程における植物個体群の植物特性を追跡して、各情報の関連付け、因果関係を導き出し自動で評価する。
上記の実施例で説明した本発明に係る種子コホートフェノタイピングシステムは、小型のカメラとセンサーを用いるだけであるので、構成が簡単であり、非破壊であることから、出荷工程に差し障りが無く実施でき、かつ低コストである。
そして、発生した膨大なデータは、クラウドコンピュータにオンラインで転送し、これを取得可能であり、特別な装置等を必要としない。
また、人工光型植物工場においては、植物の生育に影響する全ての環境要因の制御が可能であり、その設定値についても日々蓄積される環境及び植物特性のビッグデータを利用し、ディープラーニング手法などから99.9%以上の発芽率と、タイミングの揃った発芽、発芽後の均一な生育のための最適値を導き出す。
上記種子コホートフェノタイピングシステムは、特に選抜・育種の目的で採取した種子において多大な労力と時間を要している発芽期に、均一な環境下で種子の挙動を評価することが可能となり、フェノタイピングに係る労力が従来と比較しおおよそ10分の1以下、必要とする時間も略10分の1以下となり、数百倍以上の高効率で行うことを可能にする。
さらに、人工光型植物工場では、投入エネルギーの利用効率を高め、栽培面積の利用効率を高めるためには、100%に近い発芽率が重要であり、特に大型植物工場(5000株/一日当たりの生産)における今後必要となる自動化においては更に重要と考えられる。本装置は、99.9%以上の発芽率と均一な苗の生産を可能とし、大型植物工場および種苗会社における種子選抜・育成作業における不発芽や生育のばらつきによる生産効率の低下を回避できる。更に大型植物工場で求められている自動化の促進に役に立つ。
すなわち大量生産を行う植物工場においては、限られた栽培スペースの有効活用、均一な苗生産に加えて作業効率の向上である。発芽率を高め、苗の均一性を確立することができれば、育苗以降の工程の効率化と生産性の改善に大きく寄与することができる。
本発明に係る種子コホートフェノタイピングシステムは、大型の商業的植物工場に限らず、小型―中型の商業的植物工場、教育用、自習用、趣味用などの小型―超小型の植物工場(植物モジュール)、更に一般圃場向けた高品質、均一な苗生産にも利用することができる。
1・・・演算・制御部
2・・・データセット入力部
2a・・・画像情報
2b・・・環境要因情報
2c・・・遺伝子特性情報
2d・・・人為的操作情報
2e・・・計算誤差情報
3・・・データ・ストレージ
4・・・機械学習部
5・・・画像処理部
6・・・統計的データ解析部
7・・・関連付け/因果関係導出計算部
8・・・検証部
9・・・可視化部
10・・・その他
20・・・発芽部の筐体
21・・・種子マット
22・・・養液を満たした播種箱
23・・・種子ポット
23a・・・種子
24・・・RGBカメラ
25・・・IRカメラ
26・・・センサー
27・・・人工光モジュール(LEDパネル)
30・・・統括制御部

Claims (7)

  1. 演算・制御部、データセット入力部、データ・ストレージ、機械学習部、画像処理部、統計的データ解析部、関連付け/因果関係導出計算部、及び検証部を有する統括制御部で構成される人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステムであって、
    前記統括制御部は、前記データセット入力部から入力して前記データ・ストレージに格納された画像情報、環境要因情報、遺伝子特性情報、人為的操作情報に基づいて、発芽期の成長過程における植物特性情報を非破壊で連続的に計測して植物特性の2次元分布を計算し、環境制御された閉鎖空間に播種された種子の発芽期の生理性能的反応を連続的に計測すると共に、環境要因情報の2次元分布及び養液の温度、気温、飽差、養液率、pH、電気伝導度を連続的に計測することにより、植物工場での生産の自動化、及びその種苗生産における種子選抜・育成作業の自動化の労力及び作業時間を低減し、発芽率の向上と均一な苗の生産を可能とすることを特徴とする人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
  2. 前記2次元分布の計算は、RGB画像情報取得手段とIR画像情報取得手段を用いて、種子の形態、サイズ、色、種子温度、発芽のタイミング、培地表面温度、幼根の伸長速度を画像情報として取り込むことを特徴とする請求項1に記載の人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
  3. 前記生理性能的反応は、種子が水を含み膨潤し休眠状態にあった成長点が発育を開始する際の吸水速度、ならびに種子のサイズに対する養液の含水量、発芽に必要な酸素濃度を含むことを特徴とする請求項1に記載の人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
  4. 前記環境要因情報は、気温、飽差、養液率、養液温度、pH・電気伝導度を含むことを特徴とする請求項1に記載の人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
  5. 前記遺伝子特性情報は、成長した植物体から抽出したゲノムDNA及びRNAから各種遺伝子工学実験により得たゲノム情報及び既知のゲノム情報データベースとの相同性情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
  6. 前記人為的操作情報は、播種者、播種の所要時間、播種箱の発芽部内の位置、計測誤差を含むことを特徴とする請求項1に記載の人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
  7. 前記発芽率は99.9%以上であることを特徴とする請求項1に記載の人工光型植物工場種子コホートフェノタイピングシステム。
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