JP6144290B2 - 恒暗型栽培システム、および従属栄養栽培作物栽培方法 - Google Patents
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Description
〔2〕 前記散水条件の制御によって、前記栽培室内の水分供給量、温度、および酸素濃度を制御可能であることを特徴とする、〔1〕に記載の恒暗型栽培システム。
〔3〕 前記栽培室にはファンが設けられていることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載の恒暗型栽培システム。
〔5〕高密度栽培可能な作物の栽培用であることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
〔6〕 前記散水手段による散水によって、被栽培物を1個体栽培した際に認められる生長挙動を高密度栽培条件においても実現できることを特徴とする、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
〔8〕 前記栽培室底部には車輪が備えられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔7〕のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
図1は、本発明の恒暗型栽培システムの基本構成を示す概念図である。図示するように本恒暗型栽培システム10は、栽培室1内の栽培条件を測定してそれに基づく制御を行うフィードバック制御系5を備えてなる栽培システムであって、栽培室1は流下式の散水手段2と、被栽培物を載置する一または複数の載置部3とを備え、フィードバック制御系5は測定手段と制御手段8とを備え、測定手段には温度測定手段6およびガス濃度測定手段7が含まれ、制御手段8は測定結果に基づき散水手段2の散水条件を制御するようになされていることを、主たる構成とする。なお、ガス濃度測定手段7は少なくとも酸素濃度を測定する。
本研究では、もやしの原料として用いられている緑豆の従属栄養生長挙動を把握することを目的として、密閉した試験管を用いた一個体栽培試験法を構築し、生長に伴う重量変化を経時的に測定することによって、発芽期の生長曲線を求めた。併せて、試験管内の酸素および二酸化炭素の濃度を測定し酸素消費速度および二酸化炭素生成速度を求めた。次に、単一ベッド式栽培装置における個体群の栽培特性の解析を試み、高密度栽培における効率性について評価し、考察を加えた。
2.1 材料
材料は、緑豆(2011年中国産)を使用した。また、一粒従属栄養栽培に用いた緑豆は、篩を用いて粒径選別を行い、重量比率(%)の最も高かった4.0 mmφ以上4.2 mmφ未満のものを使用した。また、異常粒は目視で除き、正常粒のみを試料に供した。
酸素および二酸化炭素の濃度は、ヘッドスペースO2/CO2濃度計(PBI Dansensor社、CheckMate 9900)で測定した。エチレン濃度の測定には、ガスクロマトグラフ(ジーエルサイエンス社、GC−4000)を使用した。
栽培試験には、長さ150mm、内径27mmの栽培用試験管を用いた。培地は、精製水に最終濃度が0.8%寒天、10mM CaCl2・2H2Oとなるように添加し、湯せんで溶解させ、栽培用試験管に培地17mlを分注し、室温で凝固させた。
なお、図3に一個体での従属栄養栽培の実験方法を示す。
図4に、高密度従属栄養栽培の実験方法を示す。単一ベッド式高密度従属栄養栽培には、栽培台車を用いた。栽培台車の形状は台形で、体積が4.8m3のものである。
なお、図5は高密度栽培の状況を示す写真図であり、左は栽培開始時、右は栽培終了時の状況を示す。
3.1 一個体栽培におけるもやしの生長挙動
栽培用試験管を用いて1粒での従属栄養栽培を行い、一定時間毎にもやしの重量と栽培用試験管内のヘッドスペースの酸素、二酸化炭素およびエチレンの濃度を測定した。結果を図6(a)、6(b)に示す。図6(a)は、一個体栽培における栽培用試験管内のヘッドスペースの酸素、二酸化炭素およびエチレンの濃度変化を示すグラフ、図6(b)は、もやしの乾重量変化を示すグラフである。各図中、Weightは重量、Fresh weightは湿重量、Dry weightは乾重量、Ethyleneはエチレン、Oxygenは酸素、Carbon dioxideは二酸化炭素、Cultivation timeは栽培時間、Seedlingは幼植物体、Cotyledonは子葉である(なお、図中の英語表記の意味については、それが表記される全図面において共通する。以下においても同様である)。
二酸化炭素濃度は、最大4.8%まで上昇したが、108時間頃からほぼ一定となった。
本研究において、暗条件で発芽させた場合、生長と呼吸およびエネルギー代謝の関連性は、生長ステージによって異なる可能性があることが示唆された。
野菜類の水耕栽培に関して、古くは春日井によって、根に対する酸素の供給が重要であることが明らかにされ、根が充分に空気に触れ、しかも培養液で濡れているように培養すると栽培できることが示されていた[37]。一般に高密度となって充填層を形成した栽培システムでは、充填層内の水分供給の最適化、酸素濃度分布、温度分布の均一化が課題となることが多く、充填層内の混合を充分に行うことが重要である。
もやしの栽培は、栄養については種子中の貯蔵物質のみを消費する従属栄養型の回分式の栽培となるが、生育に必要な水分と酸素については、散水によって供給される流加法といえる。重量の有効係数の検討から、散水条件が0.6t/h/台車のときには、充填層内の水分供給、温度の均一化、ガスなどの物質の移動が充分に行われていることが示唆されたので、この散水条件下で、もやしの生長と酸素消費および二酸化炭素生成の速度解析と高密度栽培の収率効率性を評価した。
植物の高密度培養については、植物の代謝物質の工業生産のためにバイオリアクターを用いた植物細胞の大量培養が行われている[38,39]。本研究で検討した高密度栽培系は、緑豆種子の充填層とみなすと、水を間欠的に供給する流加培養型のバイオリアクターと考えることができる。植物細胞のバイオリアクターは反応系に細胞などが含まれる固体相と培地などの液体が連続相となっているが、もやしの高密度栽培系の場合は気体が連続相となっている反応系とみなせる。植物細胞の高濃度培養においては、細胞への酸素供給の欠乏が課題の一つとなっている[40]。
上述した研究成果に基づき、恒暗型栽培システムとしての流下散水型栽培台車を試作開発し、その実証試験を行った。
5.1 流下散水型栽培台車
図23、24はそれぞれ、開発した流下散水型栽培台車の正面側斜視図、背面側斜視図である。なお図示するものは実施例であり、本発明はかかる構成に限定されず、具体的な設計・仕様は自由である。
(1)試験方法
試作した流下散水型栽培台車を用い、下記栽培条件にて栽培試験を行った。
仕込み:中国産緑豆120kg
室温:約23℃
散水:1日8回 1回あたり合計16.17分(1574.2L)
散水方法:同時に散水する配管を2本とし、一定時間間隔で交代させた。両端から開始し、内側に進むようにした。最後は中央の配管(配管番号7)1本から散水させ、これを1サイクルとし、適宜サイクル繰り返した。つまり、散水順序は次のとおりである。
配管番号1と13 → 2と12 → 3と11 → ・・・ → 7
図25は、流下散水型栽培台車内の品温経過を示すグラフである。また、図26は被栽培物の全重量の推移を示すグラフである。これらに図示するように、台車内の上段、中段、下段とも、ほぼ均一な品温経過を示した。また、被栽培物の重量経過状況は、通常栽培台車の場合と変わらなかった。
恒暗型高密度栽培において、流下型散水が栽培効率に重要な役割を果たしていることが実証された。また、試作された流下散水型栽培台車は、酸素消費速度等のモニタリング結果をフィードバックして栽培環境を制御することができ、ハイパフォーマンスな高密度栽培システムとしての有用性が確認できた。
6.1 発芽野菜栽培および高密度栽培の評価
(1)発芽野菜栽培の反応工学的な評価
発芽過程は複数の生長段階からなっていた。また、酸素は必ずしも生長の律速因子とはなっていないと考えられた。
(2)高密度栽培の効率性評価
生長速度についての有効係数から、充填層内における物質移動の影響を定量的に評価可能であった。また、気相中の酸素の拡散係数は大きいため、植物体への酸素の供給は律速になりにくいと考えられた。さらに、本研究開発の結果、生長速度に及ぼす影響について、環境制御因子と植物体の生理活性因子を独立させて評価することが可能となった。
栽培システム、栽培プロセス設計上の考慮すべき点を列挙する。
(1)水分供給の最適化・・・水分付着の制御
(2)酸素濃度分布の均一化・・・酸素消費の制御
(3)温度分布の均一化・・・代謝熱の制御
これらは、栽培システム、栽培プロセスに流下型散水方式を用いることによって充足することができる。すなわち、本方式により水が充填物の間隙を流れることによって、充填層内の混合を充分にし、かつ均一に保つことができ、酸素供給および伝熱が促されるからである。なお、栽培が進行するにつれて充填層が厚くなり、散水による均一化効果が低下することを考慮する。
恒暗型高密度栽培の意義は下記のとおりである。
(1)恒暗型高密度栽培は、施設面積当たりの収量が圧倒的に高い栽培システムである。
(2)充填層内の物質および熱移動を制御することによって、高密度化に伴う非効率化を抑制することが可能である。
(3)太陽光型植物工場による一般野菜の栽培と併用することによって、恒暗型植物工場による発芽野菜の栽培が安定な野菜供給の第二の柱となり得る。
(4)医薬品原薬や機能性成分の含有率の高い従属栄養栽培作物が育種・開発された場合、これらを高効率で生産することができる。
実施例に限らず本明細書中において、[ ]付き数字にて示した文献を、 )付き数字表記にて下記のとおり付記する。
1) H. Murase, H. Fukuda; "Innovative Hi-Tech plant factory" (in Japanese). J. SHITA, 24, 167-173 (2012).
2) N. Noguchi; "Plant factory based on ICT toward next generation" (in Japanese). J. SHITA, 24, 174-179 (2012).
3) M. Takatsuji; "The basic and practices of plant factories" (in Japanese). Shokabo, Tokyo, Japan, 1996, p. 164.
4) L. B. Andrews, W. R. Curtis; Comparison of Transient Protein Expression in Tobacco Leaves and Plant Suspension Culture. Biotechnol. Prog., 21, 946-952 (2005).
5) K. M. O'Neill, J. S. Larsen, W. R. Curtis;
Scale-up of Agrobacterium-mediated transient protein expression in bioreactor-grown Nicotiana glutinosa plant cell suspension culture. Biotechnol. Prog., 24, 372-376 (2008).
6) K. Matsumoto, Y. Tada, H. Shimizu, S. Shibusawa; "Effect of water supply levels on growth and antioxidative activity of Raphanus sativus L. 'Kaiwaredaikon (Japanese radish sprout)'" (in Japanese). J. SHITA, 21, 79-85 (2009).
7) T. Tajiri; "Growth and Changes of amino acid Contents in the Cultivation Process and During Storage of Thick Bean Sprouts by Different Cultivation Methods (Studies on the Cultivation and Keeping Quality of Bean sprouts Part -XIX)" (in Japanese). Jpn. Assoc. Food Preserv. Sci., 28, 33-39 (2002)
8) T. Mizuno, K. Yamada; "Variation in the composition of -aminobutyric acid and free amino acids during the growing process of commercially available soybean sprouts" (in Japanese). J. Integr. Stud. Diet. Habits, 17, 329-335 (2007).
9) T. Nanmori, A. Mitsumatsu, A. Kohno, K. Miyatake; "Nutritional Features of Dry and Germinating Alfalfa Seeds" (in Japanese). J. Jpn. Soc. Nutr. Food Sci., 44, 221-224 (1991).
10) F. M. V. Pereira, E. Rosa, J. W. Fahey, K. K. Stephenson, R.Carvalho, A. Aires; Influence of temperature and ontogeny on the levels of glucosinolates in broccoli (Brassica oleracea var. italica) sprouts and their effects on the induction of mammalian phase 2 enzymes, J. Agric. Food Chem., 50, 6239-6244 (2002).
11) M. Uhl, B. Laky, E. Lhoste, F. Kassie, M. Kundi, S. Knasm?ller; Effects of mustard sprouts and allylisothiocyanate on benzo(a)pyrene-induced DNA damage in human-derived cells: A model study with the single cell gel electrophoresis/Hep G2 assay. Teratog. Carcinog. Mutagen., 23, 273-282 (2003).
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13) D. R. McCarty; Genetic control and integration of maturation and germination pathways in seed development. Ann. Rev. Plant Physiol. Plant Mol. Biol., 46, 71-93 (1995).
14) T. Gonai, S. Kawahara, M. Tougou, S. Satoh, T. Hashiba, N. Hirai, H. Kawaide, Y. Kamiya, T. Yoshioka; Abscisic acid in the thermoinhibition of lettuce seed germination and enhancement of its catabolism by gibberellin. J. Exp. Bot., 55, 111-118 (2004).
15) E. H. Roberts; Temperature and seed germination. Symp. Soc. Exp. Biol., 42, 109-132 (1988).
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17) J. Leymarie, M. E. Robayo-Romero, E. Gendreau, R. L. Benech-Arnold, F. Corbineau; Involvement of ABA in induction of secondary dormancy in barley (Hordeum vulgare L.) seeds. Plant Cell Physiol. 49, 1830-1838 (2008).
18) T. Tajiri; "Effect of conditions of storage, soaking and sprinkling of seed of beans on the sprouting and growth of the bean sprouts" (in Japanese). Nippon Shokuhin Kogyo Gakkaishi, 27, 166-171 (1980).
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20) S. Waite, M. J. Hutchings; The effects of sowing density, salinity and substrate upon the germination of seeds of Plantago coronopus L. New Phytol. 81, 341-348 (1978).
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28) J. D. Goeschl, L. Rappaport, H. K. Pratt; Ethylene as a factor regulating the Growth of pea epicotyls subjected to physical stress. Plant physiol. 41, 877-884 (1966)
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31) N. G. Naydenov, S. M. KHanam, A. Atanassov, C. Nakamura; Expression profiles of respiratory components associated with mitochondrial biogenesis during germination and seedling growth under nomal and restricted conditions in wheat. Genes Genet. Syst., 83, 31-41 (2008)
32) Y. Nawa, T. Asahi; Rapid development of mitochondria in Pea cotyledons during the early stage of germination. Plant Physiol., 48, 671-674 (1971)
33) S. Shimizu; "College biology plant physiology revised edition" (in Japanese). Shokabo, Tokyo, Japan, 1980, p.107
34) Y. Kondo; "Changes of Neutral Lipid Fractions during Germination of black matpe" (in Japanese). J. Agric. Chem. Soc. Japan., 52, 181-186 (1978)
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38) S. Takayama, N. Mera, M. Akita; "Plant biotechnology for industrial production" (in Japanese). J. SHITA, 24, 224-232 (2012)
39) M. I. Georgiev, J. Weber, A. Maciuk; Bioprocessing of plant cell cultures for mass production of targeted compounds. Appl. Microbiol. Biotechnol., 83, 809-823 (2009)
40) H. Tanaka; "Technological problems in cultivation of plant cells at high density" (in Japanese). Hakkokogaku kaishi, 63, 245-257 (1985)
2、22…流下式の散水手段
3、23…載置部
5、25…フィードバック制御系
6、26…温度測定手段
7、27…ガス濃度測定手段
8、28…制御手段
10、210…恒暗型栽培システム
20…車輪
24…ファン
29…サンプリング口
Claims (9)
- 栽培室内の栽培条件を測定してそれに基づく制御を行うフィードバック制御系を備えてなる恒暗型栽培システムであって、
該栽培室は最上部の前記載置部上方のみに設けられた流下式の散水手段と、
被栽培物を載置する複数の載置部とを備え、
各載置部間は水が流下可能に形成されており、
該フィードバック制御系は測定手段と制御手段とを備え、
該測定手段には温度測定手段および少なくとも酸素濃度ならびに二酸化炭素濃度を測定するガス濃度測定手段が含まれ、
該制御手段は、測定結果に基づき該散水手段の散水条件を制御しその散水によって被栽培物充填層内に水分供給、酸素供給、ガス混合による気相の不均一状態の解消、および被栽培物の冷却を同時に制御でき、
特に、被栽培物充填層内の温度や酸素濃度を均一に維持するために該散水手段による散水を間欠的に操作し、
非散水期に酸素濃度、二酸化炭素濃度、温度および被栽培物の品温の経時変化を測定することによって酸素消費速度、二酸化炭素生成速度および発熱速度を算出できることを特徴とする、恒暗型栽培システム。 - 前記散水条件の制御によって、前記栽培室内の水分供給量、温度、および酸素濃度を制御可能であることを特徴とする、請求項1に記載の恒暗型栽培システム。
- 前記栽培室にはファンが設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の恒暗型栽培システム。
- 従属栄養栽培作物の栽培用であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
- 高密度栽培可能な作物の栽培用であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
- 前記散水手段による散水によって、被栽培物を1個体栽培した際に認められる生長挙動を高密度栽培条件においても実現できることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
- 前記栽培室には被栽培物をサンプリング可能なサンプリング口が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
- 前記栽培室底部には車輪が備えられていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の恒暗型栽培システム。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の恒暗型栽培システムを用いて行う、従属栄養栽培作物栽培方法。
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