JPH01262712A - 植物種子の発芽試験方法 - Google Patents

植物種子の発芽試験方法

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JPH01262712A
JPH01262712A JP9201288A JP9201288A JPH01262712A JP H01262712 A JPH01262712 A JP H01262712A JP 9201288 A JP9201288 A JP 9201288A JP 9201288 A JP9201288 A JP 9201288A JP H01262712 A JPH01262712 A JP H01262712A
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JP
Japan
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germination
seeds
advance
time
dimensional change
Prior art date
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Pending
Application number
JP9201288A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Takiuchi
滝内 基弘
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、植物種子の発芽試験方法に関するものである
従来の技術 通常植物種子は少数の親植物より多量に採取できるため
、播種後の発芽効率についてはそれほど大きな関心がも
たれていなかったと言うのが実情である。例えば現在市
販されている種子の紙袋には、発芽試験結果が記載され
ているが、発芽率86%以上などと表記されている。換
言すれば、15えもの発芽しない種子があっても責任は
ないとされているのである。更に播種後発芽までに要す
る時間に関しては、市販種子には保証数値は何も記載さ
れていないのが普通である。
最近、施設園芸が盛んになるとともに農業における生産
効率が問題となるようになって、種子の発芽効率につい
ても大きく見直されるに至った。
就中生産コストに占める種子代金の割合が大きい作物に
あっては、発芽効率の良否は直ちに生産費に大きな影響
を与え、当該業者にとっては死活問題である。更に、播
種後発芽に至るまでの時間を短縮することは、高価な栽
培施設を効率良く使用することにつながり、これも直ち
に増収益につながることになる。従って、最適な発芽条
件を知ることは、農業経営上極めて重要な事となってき
ている。
発明が解決しようとする課題 種子が発芽するためには水分、温度、酸素の供給、その
他の条件が関係する。これらの条件の最適値を知るため
には、種々の条件下での発芽試験を実施する必要がある
が、発芽試験では当然のことながら先ず発芽を検知する
必要がある。
従来は種皮を破って出てきた芽を肉眼で観察して発芽し
たことを確認する方法がとられてきた。
この方法で発芽試験を実施し、時間とともに増加してい
く発芽種子の個数を記録すると、図4に示すような発芽
率曲線が得られるが、この曲線は播種後の経過時間が短
いときにはその立ち上がりは図に示すようにかなり緩や
かで、例外的な発芽ではなく、確実にその種子が発芽し
たと確認しうるまでには長時間を要すると言う問題があ
った。設定した条件の下で発芽を確認するに要する時間
は、短ければ短い程良いのは言うまでもない。
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、取扱
いが容易で、しかも植物種子の発芽を事前に検知し、発
芽試験時間を短縮する方法を提供することを目的とする
課題を解決するだめの手段 本発明は上述の問題点を解決するため、植物種子が発芽
する時には発芽に先立ち吸水しその体積が膨張する事に
着目し、種子の吸水による寸法増大を肉眼又は工業用T
V左カメラによって観測し夫々計数または測定すること
により、発芽を事前に検知するものである。
作用 一般に種子は発芽に際しその飽和水量の80%ないしは
それ以上の水分を吸収すると言われているが、この吸水
に伴う種子の体積ないし寸法増大はかなり大きなもので
、例えばオジギ草(Mimosa Pudica  )
の果皮を除去した種子では、吸水前の種子の寸法が縦3
wrM、横2.6WMであったものが、吸水後は縦4B
、横3an+と増大する。光による射影面積の増加も1
.8倍程度にもなる。しかも仁の寸法増大は発芽に先立
って必ず観測され、その発現時刻は平均的に発芽が確認
される時刻よりもかなり以前であることが確認された。
従って、種子の吸水による寸法変化を測定するか、寸法
が増大した種子の数を計測すれば、種子の発芽を事前に
検出することが可能となる。
実施例 以下一実施例について説明する。
供試植物種子としては、種苗会社より一般に市販されて
いるオジギ草(Mimosa Pudica )の種子
を用い、次に示すような発芽試験を実施した。
直鎖アルキルペルゼン系界面活性剤6%を含む平均粒径
数ミクロンの研磨剤6グラムと、果皮を除去した200
粒の種子を混合して乳鉢中で軽く擦った後、約300c
cの水を加え6分間放置した後、良く水洗して、水で湿
らせた市販のフィルターペーパー上に播種する。これを
30F!JCの恒温室中にいれて一定時間ごとに、吸水
膨潤により寸法の増大した種子の数と、発芽した種子の
数とを計数する。横軸に播種後の経過時間をとり、縦軸
に全播種種子中に占める各々の割合を示したのが図であ
る。
図中曲線aは発芽した種子の割合即ち発芽率曲線を示し
、同じく図中のbは吸水膨潤した種子の個数の割合を示
す。
図より明らかなように、発芽した種子の割合即ち発芽率
が60%となるのを確認できるまでに必要な時間は、こ
の場合は播種後22時間である。
しかし吸水膨潤により寸法が増大した種子の数の割合が
60%となるのに必要な時間は更に短く約13.6時間
である8 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、発芽に先立
って発現する種子の吸水膨潤現象を寸法変化として捉え
ることによって発芽を事前に察知し発芽試験に要する時
間を著しく短縮することを可能とした為に、植物種子の
最適発芽条件を求める発芽試験が能率的に行われ発芽率
向上に貢献すると言う効果を有するものである。また肉
眼による発芽確認のみならず、工業用TV左カメラを利
用して種子の投影面積の自動計測が可能となるため、個
人差によらない客観的データが容易、且つ迅速に得られ
ると被う効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例において本発明の詳細な説明する
発芽特性曲線図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸水により膨張した植物種子の個数を計数するこ
    とにより、植物種子の発芽を事前に検出することを特徴
    とする植物種子の発芽試験方法。
  2. (2)吸水により膨張した植物種子の光学像を工業用T
    Vカメラ等を用いて撮影、処理し、種子の寸法増大を計
    測することにより、植物種子の発芽を事前に検出するこ
    とを特徴とする植物種子の発芽試験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018007586A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 大阪瓦斯株式会社 発芽可能米の発芽判定方法、発芽判定装置、処理時間決定装置および発芽装置
WO2020170939A1 (ja) * 2019-02-19 2020-08-27 国立大学法人千葉大学 人工光型植物工場コホートフェノタイピングシステム

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