JPWO2020166203A1 - X線管課金システム - Google Patents

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Abstract

このX線管課金システム(100)は、X線管(200)を使用した被写体(300)に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置(10)のX線管課金システムであって、X線管によりX線透視を実行した時間を検出する透視時間検出部(41)と、透視時間検出部(41)によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部(73)と、を備える。

Description

本発明は、X線管課金システムに関する。
従来、X線撮影装置の課金システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、医療用デジタルX線撮影装置の管理システム(課金システム)が開示されている。この管理システムでは、医療用デジタルX線撮影装置は、画像撮影とともに撮影カウンタを加算し、撮影カウンタ情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、受信した撮影カウンタ情報に従って課金計算を行う。
特開2004−97634号公報
上記の通り、特許文献1に記載された管理システムでは、撮影カウンタの数(すなわち、X線撮影の回数)に対して課金を行う。しかしながら、X線透視装置では、ユーザによって1回のX線撮影(X線透視)にかける時間が異なる。このため、X線撮影の回数に対して課金するだけでは、公平に課金することができないという問題点がある。なお、X線透視とは、通常のX線撮影と比較して少ないX線量で連続的に被写体の撮影を行う動画撮影のことをいう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、X線透視装置を用いる場合において、ユーザによって1回のX線透視にかける時間が異なる場合にも、公平に課金することが可能なX線管課金システムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるX線管課金システムは、X線管を使用した被写体に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置のX線管課金システムであって、X線管によりX線透視を実行した時間を検出する透視時間検出部と、透視時間検出部によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部と、を備える。
本発明によれば、上記のように、透視時間検出部によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部を設ける。これにより、X線透視を実行した時間に対して課金することができるので、非破壊検査用のX線透視装置を用いる場合において、X線透視の回数に対して課金する場合と異なり、ユーザによって1回のX線透視にかける時間が異なる場合にも、公平に課金することが可能なX線管課金システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態によるX線管課金システムの全体構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態によるサーバ装置の装置用透視時間データベースを説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるサーバ装置のX線管用透視時間データベースを説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるX線管課金システムの課金額の計算を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるX線管課金システムのX線管の総使用時間の計算を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるX線管課金システムの課金額の表示を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるX線管課金システムのX線透視装置のX線透視の禁止の第1の例を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるX線管課金システムのX線透視装置のX線透視の禁止の第2の例を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態によるX線管課金システムの支払い完了情報の送信を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態によるX線管課金システムの全体構成を示す模式図である。 本発明の第2実施形態によるX線管課金システムの複数のX線透視装置の利用状況の平準化を説明するための第1のグラフである。 本発明の第2実施形態によるX線管課金システムの複数のX線透視装置の利用状況の平準化を説明するための第2のグラフである。 本発明の第2実施形態によるX線管課金システムの利用状況の平準化の提案の表示を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態によるX線管課金システムの将来の予想の課金額の表示を説明するための模式図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態によるX線管課金システム100の構成について説明する。
(X線管課金システムの構成)
図1に示すように、X線管課金システム100は、X線管200を使用した被写体300に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置10のX線管課金システム(管理システム)である。X線透視装置10には、貸出元から貸し出されたX線管200が取り付けられている。X線管課金システム100は、X線透視装置10における貸出品であるX線管200の利用に関する課金額を算出するように構成されている。
X線管課金システム100は、X線透視装置10と、サーバ装置20とを備えている。X線透視装置10は、無生物である被写体300に対してX線透視を実行する装置である。なお、X線透視とは、通常のX線撮影と比較して少ないX線量で連続的に被写体300の撮影を行う動画撮影のことである。被写体300は、たとえば、回路基板、電子部品などであり得る。X線透視装置10は、X線透視により被写体300の内部を画像化することにより、被写体300の非破壊検査を行うことが可能なように構成されている。
X線透視装置10は、X線透視装置本体11と、制御装置12とを含んでいる。X線透視装置本体11は、貸出品であるX線管200と、X線検出部11aとを有している。X線管200は、X線を発生させる電子管である。X線管200により発生されたX線は、被写体300の撮影時に被写体300に照射される。X線検出部11aは、X線管200から照射されて、被写体300を透過したX線を検出する。また、X線検出部11aは、検出したX線に応じた電気信号を送信する。そして、X線検出部11aから送信された電気信号に基づいて、被写体300の内部が画像化される。X線検出部11aは、たとえば、X線の検出器であるFPD(Flat Panel Detector)を有している。
制御装置12は、たとえば、X線透視装置本体11と通信可能に接続されたパーソナルコンピュータである。制御装置12は、通信部12aと、表示部12bと、記憶部12cと、制御部12dとを有している。通信部12aは、通信用のインターフェースである。通信部12aは、X線透視装置10と、ネットワーク400とを通信可能に接続する。すなわち、通信部12aは、X線透視装置10と、ネットワーク400に接続された通信対象であるサーバ装置20とを、ネットワーク400を介して通信可能に接続する。ネットワーク400は、たとえば、インターネットである。表示部12bは、たとえば液晶モニタであり、情報を表示する。
記憶部12cは、たとえばフラッシュメモリなどの記憶媒体であり、情報を記憶する。記憶部12cには、X線透視装置10の識別情報である装置ID31と、X線管200の識別情報であるX線管ID32とが記憶されている。装置ID31は、たとえば、製造時にX線透視装置10に付されるX線透視装置10のシリアルナンバーであり得る。同様に、X線管ID32は、製造時にX線管200に付されるX線管200のシリアルナンバーであり得る。
制御部12dは、たとえば、CPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含む制御回路である。制御部12dは、各種のプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、透視時間検出部41、透視時間送信部42、および、透視禁止部43として機能する。すなわち、図1では、透視時間検出部41、透視時間送信部42、および、透視禁止部43は、ソフトウェア的な機能ブロックとして図示されている。なお、これに限られずに、透視時間検出部41、透視時間送信部42、および、透視禁止部43の一部または全部が、専用のハードウェア的な回路により構成されていてもよい。
透視時間検出部41としての制御部12dは、X線透視装置10が被写体300に対してX線管200によりX線透視を実行した時間を検出する制御を行う。X線透視を実行した時間の検出は、どのように行ってもよいが、たとえば、ユーザにより「X線透視開始ボタン」が操作された時点から、ユーザにより「X線透視終了ボタン」が操作された時点までの時間を、タイマによりカウントすることにより行い得る。あるいは、X線透視を実行した時間の検出は、X線管200の管電圧が所定値以上になった時点から、所定値以下になった時点までの時間を、タイマによりカウントすることにより行い得る。
透視時間送信部42としての制御部12dは、X線透視を実行した時間の情報を含むX線透視を実行した時間に関する情報である透視時間情報51を、通信部12aによりネットワーク400を介してサーバ装置20に送信する制御を行う。具体的には、透視時間送信部42としての制御部12dは、記憶部12cに記憶された装置ID31およびX線管ID32と対応付けた状態で、透視時間情報51を、通信部12aによりネットワーク400を介してサーバ装置20に送信する制御を行う。透視時間情報51の送信は、どのようなタイミングで行ってもよいが、たとえば、X線透視が完了する毎に行い得る。この場合、透視時間情報51は、1回のX線透視を実行した時間の情報を含んでいる。あるいは、透視時間情報51の送信は、定期的に行い得る。この場合、透視時間情報51は、複数回のX線透視を実行した時間の情報を含み得る。なお、透視禁止部43としての制御部12dの動作については、後述する。
サーバ装置20は、X線管200の利用に関する課金額を算出して管理するためのコンピュータである。サーバ装置20は、通信部20aと、表示部20bと、記憶部20cと、制御部20dとを有している。通信部20aは、通信用のインターフェースである。通信部20aは、サーバ装置20と、ネットワーク400とを通信可能に接続する。すなわち、通信部20aは、サーバ装置20と、ネットワーク400に接続された通信対象であるX線透視装置10とを、ネットワーク400を介して通信可能に接続する。なお、図1では、理解の容易化のために、サーバ装置20と接続されるX線透視装置10を1つだけ示しているが、実際には、より多くのX線透視装置10が、サーバ装置20と接続され得る。すなわち、サーバ装置20は、複数の顧客(ユーザ)のX線透視装置10に接続され得、複数の顧客のそれぞれに対する課金額を算出して管理し得る。
表示部20bは、たとえば液晶モニタであり、情報を表示する。記憶部20cは、たとえばハードディスクドライブなどの大容量の記憶媒体であり、情報を記憶する。記憶部20cには、装置用透視時間データベース61と、X線管用透視時間データベース62とが記憶されている。装置用透視時間データベース61には、図2に示すように、X線透視装置10から送信された透視時間情報51が装置ID31毎に分別されて保存されている。また、装置ID31は、顧客(ユーザ)の識別情報である顧客ID33に対応付けられている。すなわち、装置用透視時間データベース61には、X線透視装置10から送信された透視時間情報51が顧客ID33毎に分別されて保存されている。また、図3に示すように、X線管用透視時間データベース62には、X線透視装置10から送信された透視時間情報51がX線管ID32毎に分別されて保存されている。
図1に示すように、制御部20dは、たとえば、CPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含み、サーバ装置20の各部の動作を制御する制御回路である。制御部20dは、各種のプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、透視時間受信部71、透視時間保存部72、課金額計算部73、および、透視時間積算部74として機能する。すなわち、図1では、透視時間受信部71、透視時間保存部72、課金額計算部73、および、透視時間積算部74は、ソフトウェア的な機能ブロックとして図示されている。なお、これに限られずに、透視時間受信部71、透視時間保存部72、課金額計算部73、および、透視時間積算部74の一部または全部が、専用のハードウェア的な回路により構成されていてもよい。
透視時間受信部71としての制御部20dは、X線透視を実行した時間の情報を含むX線透視を実行した時間に関する情報である透視時間情報51を、通信部20aによりネットワーク400を介してX線透視装置10から受信する制御を行う。具体的には、透視時間受信部71としての制御部20dは、装置ID31およびX線管ID32と対応付けられた透視時間情報51を、通信部20aによりネットワーク400を介してX線透視装置10から受信する制御を行う。
透視時間保存部72としての制御部20dは、受信した透視時間情報51を、記憶部20cに保存する制御を行う。具体的には、透視時間保存部72としての制御部20dは、透視時間情報51に対応付けられた装置ID31に基づいて、装置ID31毎に分別されるように、受信した透視時間情報51を記憶部20cの装置用透視時間データベース61に保存する制御を行う。同様に、透視時間保存部72としての制御部20dは、透視時間情報51に対応付けられたX線管ID32に基づいて、X線管ID32毎に分別されるように、受信した透視時間情報51を記憶部20cのX線管用透視時間データベース62に保存する制御を行う。
ここで、第1実施形態では、課金額計算部73としての制御部20dは、透視時間情報51から、X線透視装置10においてX線管200によりX線透視を実行した時間を取得する制御を行う。そして、課金額計算部73としての制御部20dは、図4に示すように、取得したX線透視を実行した時間に基づいて、X線管200の利用に関する課金額(請求費用)を算出する制御を行う。
まず、透視時間積算部74としての制御部20dは、課金額計算期間である所定期間にX線透視を実行した時間を積算する制御を行う。所定期間は、どのような期間であってもよいが、たとえば、1か月という期間であり得る。この場合、透視時間積算部74としての制御部20dは、1か月単位によりX線透視を実行した時間を積算する制御を行う。すなわち、1〜12月のうちの課金額の請求を要する月である課金額請求月の間にX線透視を実行した時間が積算され得る。
この際、透視時間積算部74としての制御部20dは、装置ID31に対応付けて、所定期間にX線透視を実行した時間を積算する制御を行う。すなわち、透視時間積算部74としての制御部20dは、装置用透視時間データベース61に保存された特定の装置ID31に対応する透視時間情報51のうちから、所定期間に対応する透視時間情報51を抽出し、抽出した透視時間情報51に基づいて、所定期間にX線透視を実行した時間を積算する制御を行う。
そして、課金額計算部73としての制御部20dは、積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定のX線透視装置10(図4では、装置ID31が「aaaa」であるX線透視装置)の所定期間の課金額を算出する。すなわち、課金額計算部73としての制御部20dは、特定のユーザ(図4では、顧客ID33が「AAAA」であるユーザ)の所定期間の課金額を算出する。X線透視を実行した時間に基づく課金額の算出は、どのように行ってもよいが、図4では、X線透視を実行した時間に、予め決められた単位料金を乗じることにより行う例を示している。なお、課金額には、下限値、上限値などを設けてもよい。
たとえば、X線透視を実行した時間に基づいて算出した課金額が、下限値以下である場合、算出した課金額にかかわらず、予め決められた下限値をユーザに請求する課金額としてもよい。すなわち、X線透視を実行した時間に基づいて算出した課金額と、予め決められた下限値とを比較し、算出した課金額が下限値以下である場合、下限値を課金額とするように、課金額計算部73としての制御部20dが構成されていてもよい。また、X線透視を実行した時間に基づいて算出した課金額が、上限値以上である場合、算出した課金額にかかわらず、予め決められた上限値をユーザに請求する課金額としてもよい。すなわち、X線透視を実行した時間に基づいて算出した課金額と、予め決められた上限値とを比較し、算出した課金額が上限値以上である場合、上限値を課金額とするように、課金額計算部73としての制御部20dが構成されていてもよい。以上のように、課金額計算部73としての制御部20dは、積算された所定期間にX線透視を実行した時間と、所定の料金体系とに基づいて、特定のX線透視装置10の所定期間の課金額を算出する。
図5に示すように、サーバ装置20において課金額計算部73としての制御部20dにより算出された課金額は、ユーザが課金額を確認するための表示部80に表示される。表示部80は、たとえば、課金額の確認を要するユーザが使用するX線透視装置10の表示部12b、課金額の確認を要するユーザが使用する端末(パーソナルコンピュータ、携帯端末など)の表示部などであり得る。X線透視装置10の制御部12d、または、ユーザが有する端末の制御部は、課金額計算部73としての制御部20dによって算出された課金額を表示部80(表示部12bまたは端末の表示部)に表示させる制御を行う。X線透視装置10の制御部12d、または、ユーザが有する端末の制御部は、特許請求の範囲の「表示制御部」の一例である。
なお、前記課金額計算部73としての制御部20dは、X線透視装置10の装置ID31ごとに異なる料金体系を使用して、積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定のX線透視装置10の所定期間の課金額を算出してもよい。一例として、X線透視装置10に上位モデルと汎用モデルとが存在する場合、上位モデルの方が下位モデルよりも時間当たりの課金額を高くするように予め設定されている。装置ID31ごとに上位モデルであるか汎用モデルであるかがサーバ装置20側に登録されていることで、装置ID31ごとに異なる料金体系での課金額を算出することができる。同様に、前記課金額計算部73としての制御部20dは、X線管ID32ごとに異なる料金体系を使用して、積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定のX線透視装置10の所定期間の課金額を算出してもよい。同様に、X線透視装置10の装置ID31と、X線管ID32との両方を使用して、それらのIDの組み合わせに応じた料金体系が使用されてもよい。
透視時間送信部42としての制御部12dは、X線透視に使用した、透視モードと対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報(透視時間情報51)をサーバ装置20に送信するように構成されていてもよい。課金額計算部73としての制御部20dは、透視モードごとに異なる料金体系を使用して、積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定のX線透視装置10の所定期間の課金額を算出してもよい。一例として、透視モードには高画質モードと低画質モードとが存在し、ユーザ操作に基づいて選択された1つの透視モードを使用してX線透視が実行され得る。高画質モードの方がX線管200の部品(例えば、フィラメント等)への負担が大きく(部品の消耗が激しく)、X線管200の寿命が短くなることが考えられる。従って、高画質モードの方が低画質モードよりも時間当たりの課金額を高くするように予め設定されている。別の例として、透視モードにはCT(3次元)透視モードと2次元透視モードとが存在し、ユーザ操作に基づいて選択された1つの透視モードを使用してX線透視が実行され得る。同様に、透視時間送信部42としての制御部12dは、X線透視に使用した、透視条件(管電圧(又は管電流、以下同様。))と対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報(透視時間情報51)をサーバ装置20に送信するように構成されていてもよい。課金額計算部73としての制御部20dは、管電圧ごとに異なる料金体系を使用して、積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定のX線透視装置10の所定期間の課金額を算出してもよい。管電圧が高い方がX線管200の部品(例えばフィラメント等)への負担が大きく(部品の消耗が激しい)、X線管の寿命が短くなることが考えられる。従って、管電圧が高い方が、管電圧が低い場合よりも、単位時間当たりの課金額を高くするように予め設定されている。
あるいは、顧客ごとに、新品のX線管200に交換してからX線管200の寿命に伴い、次に新品のX線管200に交換するまでにX線透視を行った積算透視時間の大小に基づいて、当該顧客に対する料金体系を決定してもよい。例えば、積算透視時間が大である方が、積算透視時間が小である場合に比べて、単位時間当たりの課金額を安くするように、料金体系が決定され得る。
サーバ装置20において課金額計算部73としての制御部20dにより算出された課金額の情報は、サーバ装置20からネットワーク400を介してユーザが使用する表示部80を備える装置(ユーザが使用するX線透視装置10、ユーザが使用する端末など)に送信される。課金額の情報の送信は、どのように行ってもよいが、たとえば、電子メール、課金額の情報を確認するためのウェブサイトへのアクセスなどにより行い得る。また、ユーザが表示部80により確認可能な課金額の情報は、所定期間の課金額の情報、所定期間の途中における課金額の情報、過去の所定期間の課金額の情報などであり得る。
なお、サーバ装置20において課金額計算部73としての制御部20dにより算出された課金額は、サーバ装置20の表示部20bに表示されてもよい。この場合、サーバ装置20の制御部20dは、課金額計算部73としての制御部20dによって算出された課金額を表示部20bに表示させる制御を行う。サーバ装置20の制御部20dは、特許請求の範囲の「表示制御部」の一例である。
また、第1実施形態では、長期間の不使用後にX線管200を使用するとX線管200の寿命が短くなることがあるため、サーバ装置20の制御部20dは、記憶部20cに記憶された透視時間情報51(X線管ID32と対応付けたX透視を実行した時間に関する情報)に基づいて、X線透視装置10におけるX線管200の使用状況を確認する制御を行う。具体的には、制御部20dは、X線透視装置10においてX線管200が予め決められた一定期間不使用であるか否かを判断する制御を行う。X線透視装置10においてX線管200が予め決められた一定期間不使用であると判断された場合、制御部20dは、通信部20aによりネットワーク400を介してX線透視装置10を使用するユーザに、X線管200の使用を促す情報を送信する。これにより、長期間の不使用後にX線管200を使用することに起因して、X線管200の寿命が短くなることを抑制することができる。
(X線管の総使用時間の計算に関する構成)
また、第1実施形態では、図6に示すように、透視時間積算部74としての制御部20dは、X線透視装置10の課金額を算出するだけでなく、使用開始から現在までのX線管200の総使用時間を算出する制御を行う。なお、算出されるX線管200の総使用時間は、1つのX線透視装置10における総使用時間である場合もあるし、複数のX線透視装置10のそれぞれにおける使用時間の合計時間である場合もあり得る。貸出品であるX線管200は、貸出先から返却されて、次の貸出先に貸し出される場合があるためである。
透視時間積算部74としての制御部20dは、X線管ID32に対応付けて、特定のX線管200(図6では、X線管ID32が「eeee」であるX線管)の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算する制御を行う。すなわち、透視時間積算部74としての制御部20dは、X線管用透視時間データベース62に保存された特定のX線管ID32に対応する全部の透視時間情報51に基づいて、特定のX線管200の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算する制御を行う。
透視時間積算部74としての制御部20dにより算出されたX線管200の総使用時間は、サーバ装置20の表示部20bに表示される。制御部20dは、サーバ装置20の使用者によるサーバ装置20の操作に基づいて、透視時間積算部74としての制御部20dによって算出されたX線管200の総使用時間を表示部20bに表示させる制御を行う。
(X線透視装置によるX線透視の禁止に関する構成)
ここで、課金額を算出してユーザに課金額の請求を行うX線管課金システム100において、ユーザによる課金額の支払いが滞る場合、X線透視装置10において貸出品であるX線管200が使用できると問題である。また、X線透視装置10によりX線透視を行う際に、X線透視装置10からサーバ装置20に透視時間情報51を送信できない状況にある場合には、透視時間情報51が正確に送信されないため、正確な課金額を算出することができないという問題もある。
そこで、第1実施形態では、図7および図8に示すように、X線透視装置10は、上記したような状況においてX線透視を禁止する透視禁止部43としての制御部12d(図1参照)を備えている。
透視禁止部43としての制御部12dは、図7に示すように、X線透視装置10によるX線透視を行う際に、透視時間送信部42としての制御部12dが透視時間情報51を送信できない状況にある場合に、X線透視装置10によるX線透視を禁止する制御を行う。X線透視を禁止する制御は、たとえば、ユーザによるX線透視を開始するための操作を受け付けた場合に、X線透視を開始しない制御であり得る。
まず、透視禁止部43としての制御部12dは、透視時間送信部42としての制御部12dが透視時間情報51を送信できない状況にあるか否かを判断する制御を行う。たとえば、透視禁止部43としての制御部12dは、X線透視装置10が通信部12aを介してネットワーク400に接続されていない場合、透視時間送信部42としての制御部12dが透視時間情報51を送信できない状況にあると判断する。
そして、透視禁止部43としての制御部12dは、透視時間送信部42としての制御部12dが透視時間情報51を送信できない状況にあると判断した場合、X線透視装置10によるX線透視を禁止する制御を行う。また、透視禁止部43としての制御部12dは、X線透視装置10によるX線透視を禁止した状態で、透視時間送信部42としての制御部12dが透視時間情報51を送信できる状況に遷移した場合(たとえば、X線透視装置10がネットワーク400に接続された場合)、X線透視装置10によるX線透視の禁止を解除する制御を行う。すなわち、透視禁止部43としての制御部12dは、X線透視装置10によるX線透視を許可する制御を行う。
また、図8に示すように、透視禁止部43としての制御部12dは、課金額に対するユーザの支払いが支払いの期限日である支払い期日までに行われていない場合、X線透視装置10によるX線透視を禁止する制御を行う。
課金額に対するユーザの支払いが支払いの期限日である支払い期日までに行われているか否かは、サーバ装置20から送信された支払い情報に基づいて判断される。サーバ装置20は、前回の所定期間の課金額に対するユーザの支払いが支払い期日までに行われたか否かの情報を管理している。サーバ装置20の制御部20dは、図8および図9に示すように、ユーザの支払いが支払い期日までに行われていない場合、ユーザの支払いが未払いであることを示す情報である未払い情報52をX線透視装置10に送信する制御を行い、ユーザの支払いが支払い期日までに行われている場合、ユーザの支払いが完了したことを示す情報である支払い完了情報53をX線透視装置10に送信する制御を行う。
そして、透視禁止部43としての制御部12dは、未払い情報52をサーバ装置20から受信していると判断される場合、X線透視装置10によるX線透視を禁止する制御を行う。あるいは、透視禁止部43としての制御部12dは、支払い完了情報53をサーバ装置20から受信していないと判断される場合、X線透視装置10によるX線透視を禁止する制御を行う。また、透視禁止部43としての制御部12dは、支払い完了情報53をサーバ装置20から受信していると判断される場合、X線透視装置10によるX線透視を禁止する制御を行わない。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、X線管課金システム100を、透視時間検出部41によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管200の利用に関する課金額を算出する課金額計算部73を備えるように構成する。これにより、X線透視を実行した時間に対して課金することができるので、非破壊検査用のX線透視装置10を用いる場合において、X線透視の回数に対して課金する場合と異なり、ユーザによって1回のX線透視にかける時間が異なる場合にも、公平に課金することが可能なX線管課金システム100を提供することができる。すなわち、上記特許文献1に記載されるような医療用デジタルX線撮影装置とは異なり、被写体300のX線透視を行う非破壊検査用のX線透視装置10では、ユーザによって1回のX線撮影(X線透視)にかける時間が異なることが多い。つまり、非破壊検査装置であるX線透視装置10では、被写体300である観察材料の外観形状や内部構造によって、必要となる透視時間が大きく変わってくる。しかし、第1実施形態では、X線透視を実行した時間に対して課金することができるので、公平に課金することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X線管課金システム100を、所定期間にX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部74を備えるように構成する。また、課金額計算部73を、透視時間積算部74により積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、所定期間の課金額を算出するように構成する。これにより、課金額計算部73により所定期間毎に課金額を容易に算出することができるので、所定期間毎の課金額のユーザへの請求を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、透視時間積算部74を、X線透視装置10の識別情報である装置ID31に対応付けて、所定期間にX線透視を実行した時間を積算するように構成する。また、課金額計算部73を、透視時間積算部74により積算された所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定のX線透視装置10の所定期間の課金額を算出するように構成する。これにより、課金額計算部73により所定期間の課金額をX線透視装置10毎に容易に算出することができるので、複数のX線透視装置10の各々の所定期間の課金額の請求を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、透視時間積算部74を、X線管200の識別情報であるX線管ID32に対応付けて、特定のX線管200の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算するように構成する。これにより、X線管200の総使用時間を確認することができるので、X線管200の寿命を予測してX線管200の交換時期を予測することができる。また、第1実施形態のようにサーバ装置20において貸出品である複数のX線管200の総使用時間を管理する場合、複数のX線管200の各々の交換時期を予測すれば、貸出品であるX線管200の予備をどの程度保有していればよいかを把握することができる。これにより、X線管200の予備を過度に保有することを抑制しつつ、X線管200の予備を保有していないことに起因して、貸出品であるX線管200を迅速に交換できないことを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X線管課金システム100を、課金額計算部73によって算出された課金額を表示部80に表示させる制御部12dを備えるように構成する。これにより、ユーザは、請求される課金額を視覚的に容易にかつ確実に確認することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X線管課金システム100を、X線透視装置10と、サーバ装置20とを備えるように構成する。また、X線透視装置10を、被写体300をX線透視するためのX線管200と、X線透視を実行した時間に関する情報である透視時間情報51をサーバ装置20に送信する透視時間送信部42とを有するように構成する。また、サーバ装置20を、X線透視を実行した時間に関する情報である透視時間情報51を受信する透視時間受信部71と、X線透視を実行した時間に基づいて、課金額を算出する課金額計算部73とを有するように構成する。これにより、サーバ装置20において課金額を算出することができるので、X線透視装置10において課金額を算出する場合と異なり、X線透視装置10の処理負担が増加するのを抑制しつつ、課金額の算出を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、透視時間送信部42を、X線透視装置10の識別情報である装置ID31およびX線管200の識別情報であるX線管ID32と対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報である透視時間情報51をサーバ装置20に送信するように構成する。これにより、サーバ装置20においてX線透視を実行した時間に関する情報が、いずれのX線透視装置10のものであるかと、いずれのX線管200のものであるかを識別することができるので、サーバ装置20におけるX線透視を実行した時間に関する情報の管理を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X線管課金システム100を、X線透視を行う際に、透視時間送信部42が透視時間を送信できない状況にある場合に、X線透視を禁止する制御を実行する透視禁止部43を備えるように構成する。これにより、X線透視装置10の透視時間送信部42が透視時間を送信できない状況にある場合、X線透視装置10によるX線透視が行われることを防止することができるので、X線透視を行ったにもかかわらず、透視時間が送信されないことを防止することができる。その結果、透視時間が送信されないために、サーバ装置20において正確な課金額を算出することができないことを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X線管課金システム100を、課金額に対するユーザの支払いが期日までに行われていない場合、X線透視を禁止する制御を実行する透視禁止部43を備えるように構成する。これにより、課金額に対するユーザによる支払いが期日までに行われずに滞っている場合、X線透視装置10によるX線透視が行われることを防止することができるので、課金額に対するユーザによる支払いが滞っているにもかかわらず、X線透視装置10がユーザにより利用されることを防止することができる。
[第2実施形態]
次に、図10〜図14を参照して、第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
(X線管課金システムの構成)
第2実施形態によるX線管課金システム500は、図10に示すように、上記第1実施形態のサーバ装置20に代えて、サーバ装置520を備えている。
サーバ装置520は、上記第1実施形態の制御部20dに代えて、制御部520dを有している。制御部520dは、たとえば、CPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含み、サーバ装置520の各部の動作を制御する制御回路である。制御部520dは、各種のプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、透視時間受信部71、透視時間保存部72、課金額計算部573、透視時間積算部74、および、利用状況分析部575として機能する。すなわち、これらは、ソフトウェア的な機能ブロックとして図示されている。なお、これに限られずに、これらの一部または全部が、専用のハードウェア的な回路により構成されていてもよい。また、透視時間受信部71、透視時間保存部72、および、透視時間積算部74は、上記第1実施形態と同様の構成であるので、その説明を省略する。
図11に示すように、ユーザによっては、複数のX線透視装置10を所有している場合がある。また、ユーザが所有する複数のX線透視装置10が、稼働率が高いX線透視装置10と、稼働率が低い遊休状態のX線透視装置10とを含む場合がある。この場合、稼働率が高いX線透視装置10では、消耗品が増加するため、保守費用が増加する。また、稼働率が低いX線透視装置10でも、たまに使うと壊れやすい部品があるため、保守費用が増加する。このため、保守費用を低減する観点から、複数のX線透視装置10の利用状況を平準化することが望ましい。
そこで、第2実施形態では、利用状況分析部575としての制御部520dは、図11に示すように、複数のX線透視装置10のX線透視を実行した時間に基づいて、複数のX線透視装置10の過去の利用状況を分析する。具体的には、利用状況分析部575としての制御部520dは、複数のX線透視装置10のX線透視を実行した時間に基づいて、複数のX線透視装置10の利用状況の平準化の状況を分析する。なお、図11では、2つのX線透視装置10(装置IおよびJ)の利用状況を一例として図示しているが、利用状況を分析するX線透視装置10は、3つ以上であってもよい。
利用状況分析部575としての制御部520dは、特定のユーザ(図11では、顧客ID33が「KKKK」であるユーザ)が所有する複数のX線透視装置10の所定期間のX線透視を実行した時間を、記憶部20cから取得する。また、利用状況分析部575としての制御部520dは、取得した複数のX線透視装置10の所定期間のX線透視を実行した時間に基づいて、特定のユーザが所有する複数のX線透視装置10の所定期間の利用状況の平準化の状況を分析する。所定期間は、どのような期間であってもよいが、たとえば、1か月や3か月という期間であり得る。
利用状況分析部575としての制御部520dは、複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されてない場合(すなわち、図11に示すような場合)、複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されてないことを検出する。複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されてないことの検出は、どのように行ってもよいが、たとえば、複数のX線透視装置10の所定期間のX線透視を実行した時間同士を比較することにより行い得る。たとえば、図12に示すように、横軸を所定期間のX線透視を実行した時間とし、縦軸をX線透視装置10の台数として、所定期間のX線透視を実行した時間とX線透視装置10の台数との間の相関を示す分布590を得る。複数のX線透視装置10の稼働率にばらつきがある場合、分布590は複数のピーク591を含むため、ピーク591の間の分離度を取得すれば、ピーク591の間の分離度に基づいて、複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されてないことを検出することができる。
そして、複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されてないことが検出された場合、複数のX線透視装置10の利用状況の平準化を促す情報をユーザに通知することができる。平準化を促す情報のユーザへの通知は、どのように行ってもよいが、たとえば、ネットワーク400を介して通知したり、電話や書面を用いて通知したりすることができる。ネットワーク400を介して通知する場合には、ユーザへの通知は、たとえば、図13に示すように、表示部80に表示させることにより行い得る。すなわち、平準化を促す情報のユーザへの通知は、平準化を促す情報の確認を要するユーザが使用するX線透視装置10の表示部12b、平準化を促す情報の確認を要するユーザが使用する端末(パーソナルコンピュータ、携帯端末など)の表示部に表示させることにより行い得る。
課金額計算部573としての制御部520dは、上記第1実施形態の課金額計算部73と同様の構成を備えている。加えて、第2実施形態では、課金額計算部573としての制御部520dは、X線透視を実行した時間に基づいて、将来の予想の課金額を算出する。すなわち、課金額計算部573としての制御部520dは、X線管200の使用実績に基づいて、将来の予想の課金額を算出する。将来の予想の課金額は、たとえば、次の1か月の課金額、ユーザの次の予算の設定期間(次の半期など)の課金額などであり得る。
また、課金額計算部573としての制御部520dは、たとえば、ユーザが所有する特定のX線透視装置10の将来の予想の課金額を算出する。また、たとえば、課金額計算部573としての制御部520dは、ユーザが所有する複数のX線透視装置10の将来の予想の課金額を算出する。
そして、将来の予想の課金額が算出された場合、算出された将来の予想の課金額をユーザに通知することができる。将来の予想の課金額のユーザへの通知は、どのように行ってもよいが、たとえば、ネットワーク400を介して通知したり、書面を用いて通知したりすることができる。ネットワーク400を介して通知する場合には、ユーザへの通知は、たとえば、図14に示すように、表示部80に表示させることにより行い得る。すなわち、将来の予想の課金額のユーザへの通知は、将来の予想の課金額の確認を要するユーザが使用するX線透視装置10の表示部12b、将来の予想の課金額の確認を要するユーザが使用する端末(パーソナルコンピュータ、携帯端末など)の表示部に表示させることにより行い得る。
なお、上記では特定の一の顧客が有する複数のX線透視装置10において利用状況の平準化の有無を判断しているが、これに限定されず、複数の顧客の各々が所有するX線透視装置10において利用状況(稼働率)の対比を行って顧客ごとの平準化の程度を判断し、稼働率が相対的に低い顧客のX線透視装置10に対して通知を行うように変更することも可能である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、X線管課金システム500を、透視時間検出部41によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管200の利用に関する課金額を算出する課金額計算部573を備えるように構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、非破壊検査用のX線透視装置10を用いる場合において、X線透視の回数に対して課金する場合と異なり、ユーザによって1回のX線透視にかける時間が異なる場合にも、公平に課金することが可能なX線管課金システム500を提供することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、X線管課金システム500を、複数のX線透視装置10のX線透視を実行した時間に基づいて、複数のX線透視装置10の過去の利用状況を分析する利用状況分析部575を備えるように構成する。これにより、複数のX線透視装置10の過去の利用状況の分析結果に基づいて、たとえば複数のX線透視装置10の利用状況を平準化するための運用提案をユーザ(X線透視装置10の所有者)に対して行うことができる。その結果、ユーザは、自身が所有する複数のX線透視装置10を有効に活用することができるようになる。また、複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されていないことに起因して、X線透視装置10の保守費用が増加することを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、利用状況分析部575を、複数のX線透視装置10のX線透視を実行した時間に基づいて、複数のX線透視装置10の利用状況の平準化の状況を分析するように構成する。これにより、複数のX線透視装置10の利用状況が平準化されていないことを容易に検出することができるので、複数のX線透視装置10の利用状況を平準化するための運用提案をユーザに対して容易に行うことができる。
また、第2実施形態では、上記のように、課金額計算部573を、X線透視を実行した時間に基づいて、将来の予想の課金額を算出するように構成する。これにより、ユーザは、将来の予想の課金額を把握することができるので、予算策定を容易に行うことができる。その結果、X線管課金システムが実績の課金額のみを算出する場合に比べて、X線管課金システム500の利便性を向上させることができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、X線透視装置が、透視時間検出部を有し、サーバ装置が、課金額計算部を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線透視を実行した時間に基づいて課金額を算出可能な限り、サーバ装置が、透視時間検出部と課金額計算部とを有していてもよいし、X線透視装置が、透視時間検出部と課金額計算部とを有していてもよい。また、サーバ装置が透視時間検出部を有している場合、サーバ装置の透視時間検出部は、X線透視装置から受信した、X線透視の開始時点の情報とX線透視の終了時点の情報とに基づいて、X線透視装置においてX線透視を実行した時間を検出すればよい。また、X線透視装置が課金額計算部を有している場合、X線透視装置がX線透視装置の課金額計算部により算出した課金額をサーバ装置に送信して、サーバ装置に保存させればよい。
また、上記第1および第2実施形態では、X線透視を実行した時間に関する情報が、装置ID(X線透視装置の識別情報)およびX線管ID(X線管の識別情報)に対応付けられた状態で、X線透視装置からサーバ装置に送信される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線透視を実行した時間に関する情報が、必ずしも、X線透視装置の識別情報およびX線管の識別情報に対応付けられた状態で、X線透視装置からサーバ装置に送信されなくてもよい。
たとえば、X線透視を実行した時間に関する情報が、X線透視装置の識別情報のみに対応付けられた状態で、X線透視装置からサーバ装置に送信されてもよい。この場合、X線管課金システムがX線管の識別情報を全く用いない構成であってもよいし、X線管課金システムのサーバ装置が、X線透視装置の識別情報とX線管の識別情報とを対応付ける情報を有している構成であってもよい。これにより、X線透視装置の識別情報をX線透視装置からサーバ装置に送信するだけで、サーバ装置においてX線透視を行ったX線管を識別することができる。
また、たとえば、X線透視を実行した時間に関する情報が、X線管の識別情報のみに対応付けられた状態で、X線透視装置からサーバ装置に送信されてもよい。この場合、X線管課金システムがX線透視装置の識別情報を全く用いない構成であってもよいし、X線管課金システムのサーバ装置が、X線透視装置の識別情報とX線管の識別情報とを対応付ける情報を有している構成であってもよい。これにより、X線管の識別情報をX線透視装置からサーバ装置に送信するだけで、サーバ装置においてX線透視を行ったX線透視装置を識別することができる。
また、たとえば、X線透視を実行した時間に関する情報が、顧客の識別情報(顧客ID)に対応付けられた状態で、X線透視装置からサーバ装置に送信されてもよい。この場合、X線管課金システムがX線透視装置の識別情報およびX線管の識別情報を全く用いない構成であってもよいし、X線管課金システムのサーバ装置が、顧客の識別情報と、X線透視装置の識別情報およびX線管の識別情報とを対応付ける情報を有している構成であってもよい。これにより、顧客の識別情報をX線透視装置からサーバ装置に送信するだけで、サーバ装置においてX線透視を行ったX線透視装置およびX線管を識別することができる。
また、上記第1および第2実施形態では、X線透視装置が、透視禁止部を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線透視装置が、必ずしも透視禁止部を有していなくてもよい。
また、上記第2実施形態では、X線管課金システムが、利用状況分析部を備えている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線管課金システムが、必ずしも利用状況分析部を備えていなくてもよい。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
X線管を使用した被写体に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置のX線管課金システムであって、
前記X線管によりX線透視を実行した時間を検出する透視時間検出と、
前記透視時間検出部によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、前記X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算と、を備える、X線管課金システム。
(項目2)
第1所定期間にX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部をさらに備え、
前記課金額計算部は、前記透視時間積算部により積算された前記第1所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、前記第1所定期間の前記課金額を算出するように構成されている、項目1に記載のX線管課金システム。
(項目3)
前記透視時間積算部は、前記X線透視装置の識別情報に対応付けて、前記第1所定期間にX線透視を実行した時間を積算するように構成されており、
前記課金額計算部は、前記透視時間積算部により積算された前記第1所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定の前記X線透視装置の前記第1所定期間の前記課金額を算出するように構成されている、項目2に記載のX線管課金システム。
(項目4)
前記X線管の識別情報に対応付けて、特定の前記X線管の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部を備える、項目1〜3のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目5)
前記課金額計算部によって算出された前記課金額を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、項目1〜4のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目6)
前記X線透視装置と、サーバ装置とを備え、
前記X線透視装置は、
前記被写体をX線透視するための前記X線管と、
X線透視を実行した時間に関する情報を前記サーバ装置に送信する透視時間送信部とを有し、
前記サーバ装置は、
X線透視を実行した時間に関する情報を受信する透視時間受信部と、
X線透視を実行した時間に基づいて、前記課金額を算出する前記課金額計算部とを有する、項目1〜5のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目7)
前記透視時間送信部は、前記X線透視装置の識別情報および前記X線管の識別情報と対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報を前記サーバ装置に送信するように構成されている、項目6に記載のX線管課金システム。
(項目8)
前記サーバ装置は、
前記X線管の識別情報と対応付けた、X線透視を実行した時間に関する情報に基づいて、前記X線管が第2所定期間不使用であるか否かを判断し、
前記X線管が第2所定期間不使用であると判断された場合、前記X線管の使用を促す情報を前記X線透視装置に送信する、項目7に記載のX線管課金システム。
(項目9)
前記サーバ装置は、
前記X線管の識別情報と対応付けた、X線透視を実行した時間に関する情報に基づいて、特定の前記X線管の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部を備える、項目7または8に記載のX線管課金システム。
(項目10)
前記課金額計算部は、前記X線透視装置の識別情報および前記X線管の識別情報のすくなくとも一方ごとに予め設定されている異なる料金体系を使用して、X線透視を実行した時間に基づいて前記課金額を算出する、項目7〜9のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目11)
前記透視時間送信部は、X線透視に使用した、透視モード、及び、透視条件、のすくなくとも一方と対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報を前記サーバ装置に送信するように構成されており、
前記課金額計算部は、透視モード、及び、透視条件、のすくなくとも一方ごとに予め設定されている異なる料金体系を使用して、X線透視を実行した時間に基づいて前記課金額を算出する、項目7〜10のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目12)
X線透視を行う際に、前記透視時間送信部が透視時間を送信できない状況にある場合に、X線透視を禁止する制御を実行する透視禁止部をさらに備える、項目6〜11のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目13)
前記課金額に対するユーザの支払いが期日までに行われていない場合、X線透視を禁止する制御を実行する透視禁止部をさらに備える、項目6〜12のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目14)
複数の前記X線透視装置のX線透視を実行した時間に基づいて、前記複数のX線透視装置の過去の利用状況を分析する利用状況分析部をさらに備える、項目1〜13のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
(項目15)
前記利用状況分析部は、前記複数のX線透視装置のX線透視を実行した時間に基づいて、前記複数のX線透視装置の利用状況の平準化の状況を分析するように構成されている、項目14に記載のX線管課金システム。
(項目16)
前記課金額計算部は、X線透視を実行した時間に基づいて、将来の予想の前記課金額を算出するように構成されている、項目1〜15のいずれか1項に記載のX線管課金システム。
10 X線透視装置
12d 制御部(表示制御部)
20、520 サーバ装置
20d 制御部(表示制御部)
31 装置ID(X線透視装置の識別情報)
32 X線管ID(X線管の識別情報)
41 透視時間検出部
42 透視時間送信部
43 透視禁止部
51 X線透視を実行した時間に関する情報
71 透視時間受信部
73、573 課金額計算部
74 透視時間積算部
80 表示部
100、500 X線管課金システム
200 X線管
300 被写体
575 利用状況分析部
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるX線管課金システムは、X線管を使用した被写体に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置のX線管課金システムであって、X線管により、連続的に被写体の撮影を行う動画撮影であるX線透視を実行した時間を検出する透視時間検出部と、透視時間検出部によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部と、を備える。
また、この発明の第2の局面によるサーバ装置は、X線透視装置に接続可能なサーバ装置であって、X線透視装置が連続的に被写体の撮影を行う動画撮影であるX線透視を実行した時間に関する情報を、X線透視装置から受信する透視時間受信部と、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部とを備える。
また、この発明の第3の局面によるX線透視装置は、サーバ装置に接続可能なX線透視装置であって、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部を有するサーバ装置に接続する接続部と、被写体をX線透視するためのX線管と、連続的に被写体の撮影を行う動画撮影であるX線透視を実行した時間に関する情報をサーバ装置に送信する透視時間送信部とを備える。
また、この発明の第4の局面によるX線管課金方法は、X線管を使用した被写体に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置のX線管課金方法であって、X線管により、連続的に被写体の撮影を行う動画撮影であるX線透視を実行した時間を受信するステップと、受信されたX線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出するステップと、を含む。
本発明によれば、上記のように、X線透視を実行した時間に基づいて、X線管の利用に関する課金額を算出する。これにより、X線透視を実行した時間に対して課金することができるので、非破壊検査用のX線透視装置を用いる場合において、X線透視の回数に対して課金する場合と異なり、ユーザによって1回のX線透視にかける時間が異なる場合にも、公平に課金することが可能なX線管課金システム、サーバ装置、X線透視装置およびX線管課金方法を提供することができる。

Claims (16)

  1. X線管を使用した被写体に対するX線透視を実行する非破壊検査用のX線透視装置のX線管課金システムであって、
    前記X線管によりX線透視を実行した時間を検出する透視時間検出部と、
    前記透視時間検出部によって検出された、X線透視を実行した時間に基づいて、前記X線管の利用に関する課金額を算出する課金額計算部と、を備える、X線管課金システム。
  2. 第1所定期間にX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部をさらに備え、
    前記課金額計算部は、前記透視時間積算部により積算された前記第1所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、前記第1所定期間の前記課金額を算出するように構成されている、請求項1に記載のX線管課金システム。
  3. 前記透視時間積算部は、前記X線透視装置の識別情報に対応付けて、前記第1所定期間にX線透視を実行した時間を積算するように構成されており、
    前記課金額計算部は、前記透視時間積算部により積算された前記第1所定期間にX線透視を実行した時間に基づいて、特定の前記X線透視装置の前記第1所定期間の前記課金額を算出するように構成されている、請求項2に記載のX線管課金システム。
  4. 前記X線管の識別情報に対応付けて、特定の前記X線管の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部を備える、請求項1に記載のX線管課金システム。
  5. 前記課金額計算部によって算出された前記課金額を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、請求項1に記載のX線管課金システム。
  6. 前記X線透視装置と、サーバ装置とを備え、
    前記X線透視装置は、
    前記被写体をX線透視するための前記X線管と、
    X線透視を実行した時間に関する情報を前記サーバ装置に送信する透視時間送信部とを有し、
    前記サーバ装置は、
    X線透視を実行した時間に関する情報を受信する透視時間受信部と、
    X線透視を実行した時間に基づいて、前記課金額を算出する前記課金額計算部とを有する、請求項1に記載のX線管課金システム。
  7. 前記透視時間送信部は、前記X線透視装置の識別情報および前記X線管の識別情報と対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報を前記サーバ装置に送信するように構成されている、請求項6に記載のX線管課金システム。
  8. 前記サーバ装置は、
    前記X線管の識別情報と対応付けた、X線透視を実行した時間に関する情報に基づいて、前記X線管が第2所定期間不使用であるか否かを判断し、
    前記X線管が第2所定期間不使用であると判断された場合、前記X線管の使用を促す情報を前記X線透視装置に送信する、請求項7に記載のX線管課金システム。
  9. 前記サーバ装置は、
    前記X線管の識別情報と対応付けた、X線透視を実行した時間に関する情報に基づいて、特定の前記X線管の使用開始から現在までのX線透視を実行した時間を積算する透視時間積算部を備える、請求項7に記載のX線管課金システム。
  10. 前記課金額計算部は、前記X線透視装置の識別情報および前記X線管の識別情報のすくなくとも一方ごとに予め設定されている異なる料金体系を使用して、X線透視を実行した時間に基づいて前記課金額を算出する、請求項7に記載のX線管課金システム。
  11. 前記透視時間送信部は、X線透視に使用した、透視モード、及び、透視条件、のすくなくとも一方と対応付けた状態で、X線透視を実行した時間に関する情報を前記サーバ装置に送信するように構成されており、
    前記課金額計算部は、透視モード、及び、透視条件、のすくなくとも一方ごとに予め設定されている異なる料金体系を使用して、X線透視を実行した時間に基づいて前記課金額を算出する、請求項7に記載のX線管課金システム。
  12. X線透視を行う際に、前記透視時間送信部が透視時間を送信できない状況にある場合に、X線透視を禁止する制御を実行する透視禁止部をさらに備える、請求項6に記載のX線管課金システム。
  13. 前記課金額に対するユーザの支払いが期日までに行われていない場合、X線透視を禁止する制御を実行する透視禁止部をさらに備える、請求項6に記載のX線管課金システム。
  14. 複数の前記X線透視装置のX線透視を実行した時間に基づいて、前記複数のX線透視装置の過去の利用状況を分析する利用状況分析部をさらに備える、請求項1に記載のX線管課金システム。
  15. 前記利用状況分析部は、前記複数のX線透視装置のX線透視を実行した時間に基づいて、前記複数のX線透視装置の利用状況の平準化の状況を分析するように構成されている、請求項14に記載のX線管課金システム。
  16. 前記課金額計算部は、X線透視を実行した時間に基づいて、将来の予想の前記課金額を算出するように構成されている、請求項1に記載のX線管課金システム。
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