JPWO2020148819A1 - イントラコンカ型イヤホン - Google Patents

イントラコンカ型イヤホン Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020148819A1
JPWO2020148819A1 JP2020566369A JP2020566369A JPWO2020148819A1 JP WO2020148819 A1 JPWO2020148819 A1 JP WO2020148819A1 JP 2020566369 A JP2020566369 A JP 2020566369A JP 2020566369 A JP2020566369 A JP 2020566369A JP WO2020148819 A1 JPWO2020148819 A1 JP WO2020148819A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
speaker
case
intraconca
vibrating membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020566369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7112129B2 (ja
Inventor
雅路 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO ONKYO CO., LTD.
Original Assignee
TOKYO ONKYO CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO ONKYO CO., LTD. filed Critical TOKYO ONKYO CO., LTD.
Publication of JPWO2020148819A1 publication Critical patent/JPWO2020148819A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7112129B2 publication Critical patent/JP7112129B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones

Abstract

実施形態のイヤホン1は、振動膜9と、振動膜9を支持するヨーク10と、を有し、振動膜9の振動によって発音するスピーカ2と、スピーカ2を収容するケース3と、を備え、ケース3は、振動膜9の外縁近傍に形成され、スピーカ2によって発音された音を使用者の耳における外耳道100に伝搬させるための音通部21と、振動膜9に面する部分に形成され、使用者の耳甲介腔101に面する耳珠102に当接するための第一当接部22と、ヨーク10の振動膜9とは反対側に形成され、ケース3から前記反対側へ向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、耳甲介腔101に面する対珠103および前記対珠103に連なる耳甲介104に当接するための第二当接部31と、を有し、第二当接部31は、弾性材料で形成されている。

Description

本発明は、イントラコンカ型イヤホンに関する。
従来、イヤホン本体を使用者の耳の耳甲介に装着して使用するイントラコンカ型イヤホンが知られている。例えば、特許文献1には、ケース内にカップ状のヨークを配置し、振動膜をヨークの開放端部に固定した構造が開示されている。特許文献1では、イヤホンを使用する際、耳珠と対珠とでケースを支持する。
特開平8−172691号公報
しかしながら、耳珠と対珠とでケースを支持する場合、ケースの形状寸法、使用者の耳の大きさ等によっては、イヤホンの装着性に影響を及ぼす可能性がある。例えば、耳の小さな使用者では、ケースによって耳珠および対珠が強く圧迫され易い。一方、耳の大きな使用者では、外耳道とケースとの間の隙間が大きくなり易い。
そこで本発明は、イントラコンカ型イヤホンにおいて、装着性を向上することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係るイントラコンカ型イヤホンは、振動膜と、前記振動膜を支持するヨークと、を有し、前記振動膜の振動によって発音するスピーカと、前記スピーカを収容するケースと、を備え、前記ケースは、前記振動膜の外縁近傍に形成され、前記スピーカによって発音された音を使用者の耳における外耳道に伝搬させるための音通部と、前記振動膜に面する部分に形成され、前記使用者の耳甲介腔に面する耳珠に当接するための第一当接部と、前記ヨークの前記振動膜とは反対側に形成され、前記ケースから前記反対側へ向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、前記耳甲介腔に面する対珠および前記対珠に連なる耳甲介に当接するための第二当接部と、を有し、前記第二当接部は、弾性材料で形成されている。
(2)上記(1)に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記ケースは、前記音通部および前記第一当接部を有し、前記スピーカを前記振動膜の側から覆う第一カバーと、前記第二当接部を有し、前記スピーカを前記ヨークの側から覆う第二カバーと、を備えていてもよい。
(3)上記(2)に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、音声信号を供給するための配線が挿通される筒体を更に備え、前記筒体は、前記第一カバーの前記音通部とは反対側の外端よりも内側に固定されていてもよい。
(4)上記(2)または(3)に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記ケースは、前記第一カバーと前記第二カバーとの間に配置され、前記スピーカを前記ヨークの側から覆うとともに、前記第二カバーを支持する第三カバーを更に備えていてもよい。
(5)上記(4)に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記第一カバーと前記第三カバーとの間には、音声信号を供給するための配線を通す配線通過構造が設けられていてもよい。
(6)上記(4)または(5)に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記第三カバーは、前記スピーカの背圧を逃がすための制動孔を有していてもよい。
(7)上記(4)から(6)のいずれか一項に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記第二カバーと前記第三カバーとの間には、前記第二カバーおよび前記第三カバーを位置決めする凹凸構造が設けられていてもよい。
(8)上記(4)から(7)のいずれか一項に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記第三カバーは、左耳用と右耳用とで異なる色を有していてもよい。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一項に記載のイントラコンカ型イヤホンでは、前記弾性材料は、シリコーンゴムであってもよい。
本発明の上記(1)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、ケースは、振動膜に面する部分に形成され、使用者の耳甲介腔に面する耳珠に当接するための第一当接部と、ヨークの振動膜とは反対側に形成され、ケースから前記反対側へ向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、耳甲介腔に面する対珠および前記対珠に連なる耳甲介に当接するための第二当接部と、を有することで、以下の効果を奏する。
イヤホンを使用する際、第一当接部を耳珠に当接させつつ、第二当接部を対珠および耳甲介に当接させることができる。そのため、耳珠と対珠とでケースを支持する場合と比較して、広い範囲でケースを耳甲介に接触させることができる。加えて、第二当接部は、弾性材料で形成されていることで、イヤホンを使用する際、対珠および耳甲介の形状に沿うように、第二当接部を弾性変形させることができる。したがって、装着性を向上することができる。
本発明の上記(2)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、ケースは、音通部および第一当接部を有し、スピーカを振動膜の側から覆う第一カバーと、第二当接部を有し、スピーカをヨークの側から覆う第二カバーと、を備えることで、以下の効果を奏する。
第二カバーを弾性材料で形成することによって、第二当接部に弾性を持たせることができるため、装着性を向上することができる。
本発明の上記(3)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、音声信号を供給するための配線が挿通される筒体を更に備え、筒体は、第一カバーの音通部とは反対側の外端よりも内側に固定されていることで、以下の効果を奏する。
筒体が第一カバーの外側に固定された場合と比較して、小型化することができる。加えて、イヤホンを使用する際、筒体を耳珠と対珠との間に配置することができるため、筒体を目立ちにくくすることができる。
本発明の上記(4)、(5)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、ケースは、第一カバーと第二カバーとの間に配置され、スピーカをヨークの側から覆うとともに、第二カバーを支持する第三カバーを更に備えることで、以下の効果を奏する。
第二カバーが弾性変形する場合、第三カバーによって第二カバーの弾性変形量を制限することができる。加えて、第三カバーによってスピーカと第二カバーとが仕切られるため、第二カバーの変形部分がスピーカ側に入り込まないようにすることができる。
本発明の上記(6)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、第三カバーは、スピーカの背圧を逃がすための制動孔を有することで、以下の効果を奏する。
制動孔の調整によって高品質の再生音を得ることができる。加えて、制動孔を第一カバーまたは第二カバーに形成した場合と比較して、イヤホンを使用する際、制動孔には指が触れにくいため、再生音を高品質に維持することができる。
本発明の上記(7)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、第二カバーと第三カバーとの間には、第二カバーおよび第三カバーを位置決めする凹凸構造が設けられていることで、以下の効果を奏する。
第二カバーと第三カバーとを組み付ける際、第二カバーおよび第三カバーの相対位置が定まるため、製造効率を向上することができる。
本発明の上記(8)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、第三カバーは、左耳用と右耳用とで異なる色を有することで、以下の効果を奏する。
第三カバーを視認することにより、左耳用か右耳用かを容易に判別することができる。
本発明の上記(9)に記載のイントラコンカ型イヤホンによれば、弾性材料は、シリコーンゴムであることで、以下の効果を奏する。
シリコーンゴムは、生体適合性、耐熱性、耐薬品性、撥水性、電気絶縁性などに優れているため、弾性材料として好適である。
実施形態に係るイントラコンカ型イヤホンの斜視図である。 実施形態に係るイントラコンカ型イヤホンの背面図である。 図2のIII−III断面図である。 図3のスピーカ周辺の拡大断面図である。 実施形態に係る第二カバーの斜視図である。 実施形態に係る第三カバーの斜視図である。 実施形態に係る配線通過構造の斜視図である。 実施形態に係る配線通過構造を図7とは反対側から見た斜視図である。 実施形態に係るイントラコンカ型イヤホンを右耳へ装着した状態を示す図である。 図9のX−X断面を含む、実施形態に係るイントラコンカ型イヤホンの使用状態の説明図である。 比較例に係るイントラコンカ型イヤホンの使用状態の説明図である。 実施形態の変形例に係る左右のイントラコンカ型イヤホンの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。各図において、同一構成については同一の符号を付す。実施形態においては、イヤホン本体を使用者の耳の耳甲介に装着して使用するイントラコンカ型イヤホンについて説明する。以下、イントラコンカ型イヤホンを単に「イヤホン」ともいう。実施形態においては、右耳用のイヤホンについて説明する。
<イヤホン全体>
図1は、実施形態に係るイヤホン1の斜視図である。図2は、実施形態に係るイヤホン1の背面図である。図3は、図2のIII−III断面図である。図4は、図3のスピーカ2周辺の拡大断面図である。
図1に示すように、イヤホン1は、スピーカ2(図4参照)と、スピーカ2を収容するケース3と、ケーブル50が挿通される筒体4と、を備える。
<スピーカ2>
図4に示すように、スピーカ2は、振動膜9と、振動膜9を支持するヨーク10と、を備える。スピーカ2は、振動膜9の振動によって発音する。例えば、スピーカ2の口径D1は、10mm以上20mm以下に設定される。本実施形態において、スピーカ2の口径D1は、14.8mmである。
ヨーク10は、円筒状の筒壁部11を有するカップ状をなしている。以下、ヨーク10の軸線C1に沿う方向を「軸方向」、軸線C1に直交する方向を「径方向」、軸線C1回りの方向を「周方向」とする。
例えば、ヨーク10は、磁性材料で形成されている。ヨーク10は、筒壁部11、フランジ部12および底部13を備える。筒壁部11および底部13は、同一の部材で一体に形成されている。
フランジ部12は、筒壁部11の第一端部(開放端部)に結合されている。フランジ部12は、筒壁部11の外径よりも大きい環状を有する。フランジ部12は、筒壁部11と同軸に設けられている。フランジ部12は、筒壁部11の内周部に結合された内枠部12aと、内枠部12aよりも径方向外側に配置された外枠部12bと、内枠部12aと外枠部12bとを連結する連結枠部12cと、を備える。外枠部12bは、連結枠部12cの外周縁を基点として、筒壁部11の第一端部から離れる方向に向けて傾斜している。
底部13は、筒壁部11の第二端部(軸方向で開放端部とは反対側の端部)に結合されている。底部13は、筒壁部11と同軸に設けられた貫通孔13aを有する。
例えば、振動膜9は、絶縁性を有するフィルム材料で形成されている。振動膜9は、筒壁部11の外径よりも大きい円盤状を有する。振動膜9の中央部9aは、ドーム状に膨らんでいる。振動膜9の外周部9bは、中央部9aよりも小さく膨らんでいる。振動膜9は、空間を介してヨーク10を覆っている。振動膜9の外周端部は、全周にわたってヨーク10の外枠部12bに接着されている。図中符号9cは、振動膜9において中央部9aと外周部9bとの間に位置する環状の境界部を示す。
スピーカ2は、マグネット14、ポールピース15、回路基板16、グロメット17およびボイスコイル18を更に備える。
マグネット14は、ヨーク10内に収容されている。マグネット14は、筒壁部11と同軸の円筒状を有する。マグネット14は、底部13の貫通孔13aと実質的に同じ大きさの中空部14aを有する。マグネット14は、中空部14aを底部13の貫通孔13aに揃えるようにして底部13の第一面に配置されている。
例えば、ポールピース15は、磁性材料で形成されている。ポールピース15は、マグネット14の第一端面に配置されている。ポールピース15は、筒壁部11と同軸の円環状を有する。ポールピース15は、マグネット14の中空部14aと実質的に同じ大きさの内径を有する。ポールピース15は、マグネット14の外径以上かつ筒壁部11の内径よりも小さい外径を有する。ポールピース15の外周部は、フランジ部12の内枠部12aと間隔をあけて対向している。
回路基板16は、底部13の第二面に配置されている。回路基板16は、筒壁部11と同軸の円環状を有する。回路基板16は、底部13の貫通孔13aと実質的に同じ大きさの内径を有する。回路基板16は、筒壁部11の外径よりも小さい外径を有する。
グロメット17は、ヨーク10、マグネット14、ポールピース15および回路基板16を同軸に一体化している。例えば、ポールピース15または回路基板16の側から、ヨーク10、マグネット14、ポールピース15および回路基板16の中空部および貫通孔を介して管状のグロメット17を貫通させ、グロメット17の両端をかしめることによって一体化する。マグネット14、ポールピース15および回路基板16は、グロメット17によってヨーク10の底部13に固定されている。
例えば、ボイスコイル18は、絶縁被覆された絶縁導線を円筒状に巻いて形成されている。ボイスコイル18は、振動膜9の第二面(ヨーク10と対向する面)に固定されている。軸方向から見て、ボイスコイル18は、振動膜9における境界部9cと重なっている。ボイスコイル18は、振動膜9の中央部9aを囲むように配置されている。ボイスコイル18は、ポールピース15および内枠部12aのそれぞれと間隔をあけて配置されている。ボイスコイル18は、ヨーク10およびマグネット14のそれぞれと間隔をあけて径方向で対向している。
ボイスコイル18からは、リード線(不図示)が引き出されている。リード線は、グロメット17の中空部17aを介して回路基板16に接続されている。図中符号19は、グロメット17の第二端部側から中空部17aを塞ぐ、音響インピーダンス調整用の音響制動部材である。
<ケース3>
図3に示すように、ケース3は、スピーカ2を振動膜9の側から覆う第一カバー20と、スピーカ2をヨーク10の側から覆う第二カバー30と、第一カバー20と第二カバー30との間に配置され、スピーカ2をヨーク10の側から覆う第三カバー40と、を備える。
例えば、第一カバー20は、合成樹脂で形成されている。第一カバー20は、軸方向から見て円形状の外縁を有する(図8参照)。第一カバー20は、全体的に扁平に形成されている。例えば、第一カバー20は、接着剤などで第三カバー40に固定されている。
第一カバー20は、スピーカ2によって発音された音を使用者の耳における外耳道100に伝搬させるための音通部21と、使用者の耳甲介腔101に面する耳珠102に当接するための第一当接部22と、を備える(図10参照)。
音通部21は、ケース3において振動膜9の外縁近傍に形成されている。音通部21は、ケース3の外側に向けて軸線と交差するように斜めに突出している。音通部21には、ケース3の内外を連通する音通孔21aが形成されている。音通孔21aは、長孔形状を有する(図1参照)。
第一当接部22は、ケース3において振動膜9に面する部分に形成されている。第一当接部22において音通部21近傍の外面は、使用者の耳珠102に当接するための耳珠当接面23を形成している(図10参照)。
第二カバー30は、弾性材料で形成されている。例えば、第二カバー30は、シリコーンゴムで形成されている。第二カバー30は、第一カバー20および第三カバー40のそれぞれよりも剛性が低い。第二カバー30は、軸方向から見て第一カバー20と実質的に同じ円形状の第一外縁30aと、第一外縁30aよりも径方向外側に膨出する第二外縁30bと、を有する(図5参照)。例えば、第二カバー30は、接着剤などで第三カバー40に固定されている。
第二カバー30は、第一カバー20とは反対側に向けて第一カバー20よりも大きく膨らんでいる。第二カバー30は、使用者の耳甲介腔101に面する対珠103および前記対珠103に連なる耳甲介104に当接するための第二当接部31と、第二当接部31に連結された連結部32と、を備える(図10参照)。
第二当接部31は、ケース3においてヨーク10の第二端部側(振動膜9とは反対側)に形成されている。第二当接部31は、ケース3から前記反対側(外部)へ向けて凸の湾曲状をなして膨出している。第二当接部31の膨出端31a(軸方向で最も前記反対側へ膨出する部分)は、軸線C1に対して音通部21とは反対側にオフセットしている。軸方向でヨーク10の振動膜9(振動膜9を支持する部分)とは反対側から見て(以下「背面視」ともいう。)、第二当接部31は、楕円形状を有する(図2参照)。第二当接部31の外面は、使用者の対珠103および耳甲介104に当接するための耳甲介当接面33を形成している(図10参照)。
連結部32は、ケース3においてヨーク10の第二端部側に形成されている。連結部32は、ケース3において音通部21とは反対側に形成されている。連結部32は、第二当接部31と第三カバー40との間をわたすようになだらかに傾斜している。背面視で、連結部32は、三日月形状を有する(図2参照)。
例えば、第三カバー40は、合成樹脂で形成されている。第三カバー40は、軸方向から見て円形状の外縁を有する(図6参照)。第三カバー40は、第二カバー30を支持している。第三カバー40は、スピーカ2の背圧を逃がすための制動孔41を有する(図6参照)。第三カバー40は、スピーカ2をヨーク10の側から覆う覆い部42と、第一カバー20の外周縁部と第二カバー30の外周縁部との間に配置された環状の支持枠部43と、第一カバー20の外周縁部に嵌め合わされた環状の嵌合枠部44と、を備える。
覆い部42は、ヨーク10の底部13と実質的に平行に配置された平壁部42aと、平壁部42aと支持枠部43とを連結する連結壁部42bと、を備える。
平壁部42aは、第二カバー30および回路基板16のそれぞれから離反している。平壁部42aは、軸方向から見て楕円形状を有する(図6参照)。
連結壁部42bは、第二カバー30における連結部32の傾斜に沿うように傾斜する傾斜壁部42cと、回路基板16の端子部55(はんだ付け部分)を避けるように窪む逃げ凹部42dと、を有する。傾斜壁部42cは、第二カバー30における連結部32の内面に当接している。連結壁部42bにおいて逃げ凹部42d近傍の部分は、第二カバー30および回路基板16のそれぞれから離反している。
支持枠部43は、音通部21からの位置が遠くなるに従って高さ(軸方向の長さ)が漸次大きくなる形状を有する。制動孔41は、支持枠部43の内外を連通している(図6参照)。制動孔41は、支持枠部43において筒体4とは反対側(図1の紙面上側)に配置されている(図1参照)。制動孔41は、長孔形状を有する(図6参照)。
嵌合枠部44は、支持枠部43の外径よりも小さい環状を有する(図7参照)。
<筒体4>
図1に示すように、筒体4は、ケース3における第一カバー20に結合されている。筒体4は、第一カバー20の音通部21とは反対側の外端20aよりも内側に固定されている(図2参照)。筒体4は、第一カバー20の外端部から一方向(図2の紙面下方向)に向けて延在している。筒体4には、電子機器(不図示)に接続されるケーブル50が挿通されている。ケーブル50には、スピーカ2に音声信号を供給するための配線51(図7参照)が内蔵されている。
<配線通過構造60>
図7に示すように、第一カバー20と第三カバー40との間には、音声信号を供給するための配線51を通す配線通過構造60が設けられている(図8参照)。配線通過構造60は、筒体4の取付部(筒体4における第一カバー20との結合部)に形成された第一切欠き61と、第一カバー20の外周縁部に形成された第二切欠き62と、第三カバー40の嵌合枠部44に形成された第三切欠き63と、を有する(図8参照)。
図8に示すように、軸方向から見て、第一切欠き61は、半円形状を有する。第二切欠き62は、径方向で第一切欠き61と連続している。第三切欠き63(図7参照)は、軸方向で第二切欠き62と連続している。配線51は、第一切欠き61、第二切欠き62および第三切欠き63を介して、回路基板16の端子部55に接続されている。図8においては、2本の配線51が周方向で隣り合う2つの端子部55にそれぞれ接続されている例を示す。
図7に示すように、第三カバー40は、第一切欠き61(図8参照)を塞ぐための閉塞凸部45を有する。閉塞凸部45は、軸方向で第一切欠き61と重なる外形を有する。閉塞凸部45は、嵌合枠部44から径方向外側に突出する半円形状を有する。
<凹凸構造70,80>
図7に示すように、第一カバー20と第三カバー40との間には、第一カバー20および第三カバー40を位置決めする凹凸構造70(以下「第一凹凸構造70」ともいう。)が設けられている(図8参照)。第一凹凸構造70は、第一カバー20と第三カバー40との取付部に設けられている。
図3に示すように、第二カバー30と第三カバー40との間には、第二カバー30および第三カバー40を位置決めする凹凸構造80(以下「第二凹凸構造80」ともいう。)が設けられている。第二凹凸構造80は、第二カバー30と第三カバー40との取付部に設けられている。
図7に示すように、第一凹凸構造70は、第一カバー20の外周縁部に形成された凹部71(図8参照)と、第三カバー40の支持枠部43に形成された凸部72と、を有する。凹部71は、第一カバー20の外周縁部の径方向内壁に形成されている(図8参照)。凸部72は、軸方向で凹部71と重なる。凸部72は、第三カバー40の嵌合枠部44の径方向外側に配置されている。
図3に示すように、第二凹凸構造80は、第二カバー30の外周縁部に形成された凸構造81と、第三カバー40の支持枠部43に形成された凹構造82と、を有する。
凸構造81は、第二カバー30の外周縁部の径方向内壁に形成された複数の凸部81aを備える(図5参照)。図5に示すように、複数の凸部81aは、周方向に間隔をあけて配置されている。本実施形態では、4つの凸部81aが周方向に実質的に等間隔で配置されている。軸方向から見て、凸部81aは、円弧状を有する。
図6に示すように、凹構造82は、第三カバー40の支持枠部43の径方向内側に形成された複数の取付孔82aを有する。複数の取付孔82aは、周方向に間隔をあけて配置されている。本実施形態では、4つの取付孔82aが周方向に実質的に等間隔で配置されている。軸方向から見て、取付孔82aは、連結壁部42bの外周縁に沿う円弧状を有する。図3に示すように、凸構造81の凸部81aは、軸方向で凹構造82の取付孔82aと重なる。
<音声信号の供給経路>
回路基板16には、電子機器(不図示)からケーブル50を介して音声信号が供給される(図8参照)。すると、回路基板16からリード線を介して音声信号がボイスコイル18に供給される(図4参照)。すると、ボイスコイル18が変位することにより、振動膜9が振動する。これにより、スピーカ2が発音する。スピーカ2によって発音された音は、音通孔21aを通じて使用者の耳における外耳道100へ伝搬される(図10参照)。
<作用>
以下、本実施形態のイヤホン1の作用について説明する。
図9は、実施形態に係るイヤホン1を右耳へ装着した状態を示す図である。図10は、図9のX−X断面を含む、本実施形態に係るイヤホン1の使用状態の説明図である。図11は、比較例に係るイヤホン1Xの使用状態の説明図である。
まず、比較例について説明する。
図11に示すように、比較例に係るイヤホン1Xは、ケース3X内にカップ状のヨーク10Xを配置し、振動膜9Xをヨーク10Xの開放端部に固定した構造を備える。比較例では、イヤホン1Xを使用する際、耳珠102と対珠103とでケース3Xを支持する。
ケース3Xは、ロート状のケース基部5Xと、ケース基部5Xの先端(図中右側)を覆う前面カバー6Xと、を備える。ヨーク10Xの開放端部は、前面カバー6X内に固定されている。振動膜9Xの振動によって発音された音は、振動膜9X前方の音通孔7Xから外部へ伝搬される。
比較例においては、ケース3X(具体的には、スピーカ2X外周近傍の部分)の形状寸法、使用者の耳の大きさ等によって、イヤホン1Xの装着性に影響を及ぼす可能性がある。例えば、耳の小さな使用者では、ケース3Xによって耳珠102および対珠103が強く圧迫され易い。一方、耳の大きな使用者では、外耳道100とケース3Xとの間の隙間が大きくなり易い。
外耳道100とケース3Xとの間の隙間が大きくなると、低音の再生が不十分になる可能性が高い。加えて、ケース3Xの側部(図11では紙面上部)が外耳道100に入り込み、振動膜9Xが耳甲介104に対向し、振動膜9Xが外耳道100から離れることにより、再生音が外耳道100へ十分に伝わらない可能性が高い。
加えて、比較例においては、イヤホン1Xを使用する際、ケース3Xにおいてスピーカ2X外周近傍の部分が耳珠102と対珠103とで支持されるため、スピーカ2Xの口径が制限され易い。比較例においては、スピーカ2X全体が耳甲介腔101に配置されるため、耳甲介腔101の大きさによってスピーカ2Xの口径が決定される。例えば、比較例においては、スピーカ2Xの口径は、13mm以上16mm以下に設定される。
次に、本実施形態について図10を参照して説明する。
本実施形態においては、イヤホン1を使用する際、ケース3における第一当接部22が耳珠102に当接し、かつ、弾性を持つ第二当接部31が、耳甲介腔101に面する対珠103および前記対珠103に連なる耳甲介104に当接する。そのため、比較例よりも広い範囲でケース3を耳甲介104に接触させることができる。
加えて、本実施形態においては、第二当接部31の弾性によって、音通孔21aが外耳道100へ指向するように、音通部21が外耳道100の入口部に挿入される。そのため、低音の再生を十分に得ることができる。加えて、音漏れを減少することができ、再生音を外耳道100へ十分に伝えることができる。
更に、本実施形態においては、音通部21が外耳道100の入口部に接する構造であり、ケース3においてスピーカ2外周近傍の部分は耳珠102と対珠103とで支持されない。ケース3においてスピーカ2外周近傍の部分を含む側部(図10の紙面左側部)は、外部にはみ出る。そのため、スピーカ2の口径が制限されにくい。例えば、本実施形態においては、スピーカ2の口径は、10mm以上20mm以下に設定可能である。
本実施形態においては、スピーカ2の一端部が外部空間にはみ出すように配置されるため、比較例のスピーカ2Xよりも大きい口径のスピーカ2を採用することも可能となる。この場合、低域の再生能力を強化することができ、より高音質化することができる。
加えて、本実施形態においては、音通部21が外耳道100に挿入されるため、比較例のケース3Xよりも深く外耳道100にケース3が入り込むことにより、密閉度が向上する。そのため、比較例のスピーカ2Xよりも小型のスピーカ2を採用することも可能となる。
以上説明したように、上記実施形態におけるイヤホン1は、振動膜9と、振動膜9を支持するヨーク10と、を有し、振動膜9の振動によって発音するスピーカ2と、スピーカ2を収容するケース3と、を備え、ケース3は、振動膜9の外縁近傍に形成され、スピーカ2によって発音された音を使用者の耳における外耳道100に伝搬させるための音通部21と、振動膜9に面する部分に形成され、使用者の耳甲介腔101に面する耳珠102に当接するための第一当接部22と、ヨーク10の振動膜9とは反対側に形成され、ケース3から前記反対側へ向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、耳甲介腔101に面する対珠103および前記対珠103に連なる耳甲介104に当接するための第二当接部31と、を有し、第二当接部31は、弾性材料で形成されている。
この構成によれば、イヤホン1を使用する際、第一当接部22を耳珠102に当接させつつ、第二当接部31を対珠103および耳甲介104に当接させることができる。そのため、耳珠102と対珠103とでケースを支持する場合と比較して、広い範囲でケース3を耳甲介104に接触させることができる。加えて、第二当接部31は、弾性材料で形成されていることで、イヤホン1を使用する際、対珠103および耳甲介104の形状に沿うように、第二当接部31を弾性変形させることができる。したがって、装着性を向上することができる。
加えて、イヤホン1を使用する際、第二当接部31の弾性によって、音通部21が外耳道100に挿入されるため、低音の再生を十分に得ることができる。加えて、音漏れを減少することができ、再生音を外耳道100へ十分に伝えることができる。
上記実施形態では、ケース3は、音通部21および第一当接部22を有し、スピーカ2を振動膜9の側から覆う第一カバー20と、第二当接部31を有し、スピーカ2をヨーク10の側から覆う第二カバー30と、を備えることで、以下の効果を奏する。
第二カバー30を弾性材料で形成することによって、第二当接部31に弾性を持たせることができるため、装着性を向上することができる。
上記実施形態では、音声信号を供給するための配線51が挿通される筒体4を更に備え、筒体4は、第一カバー20の音通部21とは反対側の外端20aよりも内側に固定されていることで、以下の効果を奏する。
筒体4が第一カバー20の外側に固定された場合と比較して、小型化することができる。加えて、イヤホン1を使用する際、筒体4を耳珠102と対珠103との間に配置することができるため、筒体4を目立ちにくくすることができる。
上記実施形態では、ケース3は、第一カバー20と第二カバー30との間に配置され、スピーカ2をヨーク10の側から覆うとともに、第二カバー30を支持する第三カバー40を更に備えることで、以下の効果を奏する。
第二カバー30が弾性変形する場合、第三カバー40によって第二カバー30の弾性変形量を制限することができる。加えて、第三カバー40によってスピーカ2と第二カバー30とが仕切られるため、第二カバー30の変形部分がスピーカ2側に入り込まないようにすることができる。
上記実施形態では、第三カバー40は、スピーカ2の背圧を逃がすための制動孔41を有することで、以下の効果を奏する。
制動孔の調整によって高品質の再生音を得ることができる。加えて、制動孔41を第一カバー20または第二カバー30に形成した場合と比較して、イヤホン1を使用する際、制動孔41には指が触れにくいため、再生音を高品質に維持することができる。
上記実施形態では、第二カバー30と第三カバー40との間には、第二カバー30および第三カバー40を位置決めする凹凸構造80が設けられていることで、以下の効果を奏する。
第二カバー30と第三カバー40とを組み付ける際、第二カバー30および第三カバー40の相対位置が定まるため、製造効率を向上することができる。
上記実施形態では、弾性材料は、シリコーンゴムであることで、以下の効果を奏する。
シリコーンゴムは、生体適合性、耐熱性、耐薬品性、撥水性、電気絶縁性などに優れているため、弾性材料として好適である。
<変形例>
上記実施形態では、第二カバー30全体が弾性材料で形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二カバー30の一部(第二当接部31のみ)が弾性材料で形成されていてもよい。また、ケース3全体が弾性材料で形成されていてもよい。すなわち、ケース3において少なくとも第二当接部31が弾性材料で形成されていればよい。
上記実施形態では、弾性材料がシリコーンゴムである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、弾性材料は、ウレタンゴム、フッ素ゴム等のシリコーンゴム以外のゴムであってもよい。
上記実施形態では、ケース3は、第一カバー20と第二カバー30との間に配置された第三カバー40を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ケース3は、第三カバー40を有していなくてもよい。例えば、ケース3は、第一カバー20と第二カバー30とが組み合わされることで形成されていてもよい。
上記実施形態では、第二カバー30が第三カバー40に接着剤などで固定されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二カバー30は、第三カバー40に着脱可能に取り付けられていてもよい。例えば、第二カバー30と第三カバー40との間には、接着剤などが介在していなくてもよい。例えば、第二カバー30は、第三カバー40の取付孔部にスナップフィットの爪構造を備えていてもよい。
上記実施形態では、第一凹凸構造70が、第一カバー20に形成された凹部71と、第三カバー40に形成された凸部72と、を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一凹凸構造70は、第一カバー20に形成された凸部と、第三カバー40に形成された凹部と、を有していてもよい。
上記実施形態では、第二凹凸構造80が、第二カバー30に形成された凸構造81と、第三カバー40に形成された凹構造82と、を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第二凹凸構造80は、第二カバー30に形成された凹構造と、第三カバー40に形成された凸構造と、を有していてもよい。
上記実施形態では、右耳用のイヤホン1を挙げて説明したが、これに限らない。左耳用のイヤホンについても本発明を適用可能である。例えば、左耳用のイヤホンと右耳用のイヤホンとを、左右対称構造(左右勝手違い部品)とすることで対応可能である。
図12は、実施形態の変形例に係る左右のイヤホンの斜視図である。図12は、上記実施形態のイヤホンを左耳用および右耳用のそれぞれに適用した一対のイヤホンであって、左耳用と右耳用とで第三カバーの色を互いに異ならせた例を示している。図12においては、左耳用の要素の符号末尾に「L」を付し、右耳用の要素の符号末尾に「R」を付している。
図12に示すように、左耳用のイヤホン1Lは、右耳用のイヤホン1Rをミラー反転した形状を有する。左耳用のイヤホン1Lにおける第三カバー40L(以下「左側第三カバー40L」ともいう。)は、右耳用のイヤホン1Rにおける第三カバー40R(以下「右側第三カバー40R」ともいう。)とは異なる色を有していてもよい。左側第三カバー40Lは、第一の色(例えば青色)に設定される。右側第三カバー40Rは、第一の色とは異なる第二の色(例えば赤色)に設定される。
本変形例では、第三カバー40L,40Rは、左耳用と右耳用とで異なる色を有することで、以下の効果を奏する。
第三カバー40L,40Rを視認することにより、左耳用か右耳用かを容易に判別することができる。
なお、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更が可能である。上記実施形態とその変形は、発明の範囲と発明の要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 イヤホン(イントラコンカ型イヤホン)
2 スピーカ
3 ケース
4 筒体
9 振動膜
10 ヨーク
20 第一カバー
20a 第一カバーの音通部とは反対側の外端
21 音通部
22 第一当接部
30 第二カバー
31 第二当接部
40 第三カバー
41 制動孔
51 配線
60 配線通過構造
80 第二凹凸構造(凹凸構造)
100 外耳道
101 耳甲介腔
102 耳珠
103 対珠
104 耳甲介

Claims (9)

  1. 振動膜と、前記振動膜を支持するヨークと、を有し、前記振動膜の振動によって発音するスピーカと、
    前記スピーカを収容するケースと、を備え、
    前記ケースは、
    前記振動膜の外縁近傍に形成され、前記スピーカによって発音された音を使用者の耳における外耳道に伝搬させるための音通部と、
    前記振動膜に面する部分に形成され、前記使用者の耳甲介腔に面する耳珠に当接するための第一当接部と、
    前記ヨークの前記振動膜とは反対側に形成され、前記ケースから前記反対側へ向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、前記耳甲介腔に面する対珠および前記対珠に連なる耳甲介に当接するための第二当接部と、を有し、
    前記第二当接部は、弾性材料で形成されていることを特徴とするイントラコンカ型イヤホン。
  2. 前記ケースは、
    前記音通部および前記第一当接部を有し、前記スピーカを前記振動膜の側から覆う第一カバーと、
    前記第二当接部を有し、前記スピーカを前記ヨークの側から覆う第二カバーと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  3. 音声信号を供給するための配線が挿通される筒体を更に備え、
    前記筒体は、前記第一カバーの前記音通部とは反対側の外端よりも内側に固定されていることを特徴とする請求項2に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  4. 前記ケースは、前記第一カバーと前記第二カバーとの間に配置され、前記スピーカを前記ヨークの側から覆うとともに、前記第二カバーを支持する第三カバーを更に備えることを特徴とする請求項2または3に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  5. 前記第一カバーと前記第三カバーとの間には、音声信号を供給するための配線を通す配線通過構造が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  6. 前記第三カバーは、前記スピーカの背圧を逃がすための制動孔を有することを特徴とする請求項4または5に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  7. 前記第二カバーと前記第三カバーとの間には、前記第二カバーおよび前記第三カバーを位置決めする凹凸構造が設けられていることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  8. 前記第三カバーは、左耳用と右耳用とで異なる色を有することを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載のイントラコンカ型イヤホン。
  9. 前記弾性材料は、シリコーンゴムであることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のイントラコンカ型イヤホン。
JP2020566369A 2019-01-16 2019-01-16 イントラコンカ型イヤホン Active JP7112129B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/001041 WO2020148819A1 (ja) 2019-01-16 2019-01-16 イントラコンカ型イヤホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020148819A1 true JPWO2020148819A1 (ja) 2021-10-14
JP7112129B2 JP7112129B2 (ja) 2022-08-03

Family

ID=71614100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020566369A Active JP7112129B2 (ja) 2019-01-16 2019-01-16 イントラコンカ型イヤホン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7112129B2 (ja)
WO (1) WO2020148819A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117499833A (zh) * 2023-12-29 2024-02-02 成都弱水科技有限公司 一种蓝牙耳机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080013774A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Earphone for placement in an ear
JP2014127786A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Kenta Tanaka スピーカ装置
JP2016181741A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ソニー株式会社 ウェアラブル装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080013774A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Earphone for placement in an ear
JP2014127786A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Kenta Tanaka スピーカ装置
JP2016181741A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 ソニー株式会社 ウェアラブル装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020148819A1 (ja) 2020-07-23
JP7112129B2 (ja) 2022-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8139806B2 (en) Earphone for placement in an ear
US8111854B2 (en) Methods and apparatus for sound production
JP4652474B1 (ja) イヤホン
JP2021034775A (ja) イヤホン
WO2010005039A1 (ja) イヤホン
EP3264791B1 (en) Earphone
WO2011007448A1 (ja) イヤホン及び電子機器
TW201431385A (zh) 耳機
JP7112129B2 (ja) イントラコンカ型イヤホン
JP2013042382A (ja) ヘッドホン
JP5262892B2 (ja) イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
JP7289133B2 (ja) 両面試聴イヤホン
JP6863687B2 (ja) イヤホン
JP5079881B2 (ja) イヤホン
JP6442794B1 (ja) 音響装置
JP6711487B6 (ja) 電気音響変換装置
WO2020031534A1 (ja) 音響出力装置
JP7239152B2 (ja) 挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン
JPS6342999B2 (ja)
WO2020213029A1 (ja) フルカバー式イヤピース及びそれを備えたイヤホン
JP7320316B1 (ja) オープン型イヤホン
JP2020043547A (ja) イヤホン用スピーカ
JP2010130034A (ja) イヤホン装置
JPWO2018051480A1 (ja) 電気音響変換装置
JP2017158120A (ja) イヤホン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210521

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20210521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7112129

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150