JPWO2020148529A5 - - Google Patents

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JPWO2020148529A5
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本発明のペプチドリガンドを上述のCD38競合結合アッセイで試験した。結果は、表1に示されている:
表1:本発明のペプチドリガンドの生物学的アッセイデータ
Figure 2020148529000001
Figure 2020148529000002
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
少なくとも2つのループ配列によって隔てられた少なくとも3つのシステイン残基を含むポリペプチド及び該ポリペプチドのシステイン残基と共有結合を形成する非芳香族分子スキャフォールドを含み、その結果、少なくとも2つのポリペプチドループが該分子スキャフォールド上に形成される、CD38に特異的なペプチドリガンド。
(態様2)
前記ループ配列が、2つ又は7つのアミノ酸を含む、態様1記載のペプチドリガンド。
(態様3)
(化1)
Figure 2020148529000003
(ここで、X 1 ~X 5 は、任意のアミノ酸残基を表し、C i 、C ii 、及びC iii は、それぞれ、第一、第二、及び第三のシステイン残基を表す)
:から選択されるアミノ酸配列、又はその医薬として許容し得る塩を含む、態様1又は態様2記載のペプチドリガンド。
(態様4)
前記ループ配列が、その第一のものが7つのアミノ酸からなり、その第二のものが2つのアミノ酸からなる2つのループ配列によって隔てられた3つのシステイン残基を含み、前記ペプチドリガンドが、
(化2)
Figure 2020148529000004
(ここで、X 1 ~X 5 は、任意のアミノ酸残基を表し、C i 、C ii 、及びC iii は、それぞれ、第一、第二、及び第三のシステイン残基を表す)
:から選択されるアミノ酸配列、又はその医薬として許容し得る塩を含む、態様1~3のいずれか一項記載のペプチドリガンド。
(態様5)
前記
(化3)
Figure 2020148529000005
のペプチドリガンドが、配列番号1~22:
(化4)
Figure 2020148529000006
(ここで、C i 、C ii 、及びC iii は、それぞれ、第一、第二、及び第三のシステイン残基を表す)
のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列、又はその医薬として許容し得る塩、
例えば:
A-(配列番号1)-A(本明細書において、66-50-01-N001と称される);
A-(配列番号2)-A(本明細書において、66-50-02-N001と称される);
A-(配列番号3)-A(本明細書において、66-50-03-N001と称される);
A-(配列番号4)-A(本明細書において、66-50-04-N001と称される);
A-(配列番号5)-A(本明細書において、66-50-05-N001と称される);
A-(配列番号6)-A(本明細書において、66-50-06-N001と称される);
A-(配列番号7)-A(本明細書において、66-50-07-N001と称される);
A-(配列番号8)-A(本明細書において、66-50-08-N001と称される);
A-(配列番号9)-A(本明細書において、66-50-09-N001と称される);
A-(配列番号10)-A(本明細書において、66-50-10-N001と称される);
A-(配列番号11)-A(本明細書において、66-50-11-N001と称される);
A-(配列番号12)-A(本明細書において、66-50-12-N001と称される);
A-(配列番号13)-A(本明細書において、66-50-13-N001と称される);
A-(配列番号14)-A(本明細書において、66-50-14-N001と称される);
A-(配列番号15)-DST(本明細書において、66-50-15-T01-N001と称される);
A-(配列番号15)-EAD(本明細書において、66-50-15-T02-N001と称される);
A-(配列番号16)-END(本明細書において、66-50-16-T01-N001と称される);
A-(配列番号16)-DTS(本明細書において、66-50-22-T01-N001と称される)
ASDN-(配列番号17)-A(本明細書において、66-50-17-T01-N001と称される);
ARNE-(配列番号17)-A(本明細書において、66-50-17-T02-N001と称される);
A-(配列番号18)-FSCDDD(本明細書において、66-50-18-T01-N001と称される);
A-(配列番号19)-DVP(本明細書において、66-50-19-T01-N001と称される);
A-(配列番号20)-TEN(本明細書において、66-50-19-T02-N001と称される);
A-(配列番号21)-EPD(本明細書において、66-50-20-T01-N001と称される);
A-(配列番号22)-EEP(本明細書において、66-50-21-T01-N001と称される);及び
:から選択されるアミノ酸配列を含む、態様3又は態様4記載のペプチドリガンド。
(態様6)
前記分子スキャフォールドが1,1',1''-(1,3,5-トリアジナン-1,3,5-トリイル)トリプロパ-2-エン-1-オン(TATA)から選択され、前記ペプチドリガンドが、
A-(配列番号1)-A(本明細書において、66-50-01-N001と称される);
A-(配列番号2)-A(本明細書において、66-50-02-N001と称される);
A-(配列番号3)-A(本明細書において、66-50-03-N001と称される);
A-(配列番号4)-A(本明細書において、66-50-04-N001と称される);
A-(配列番号5)-A(本明細書において、66-50-05-N001と称される);
A-(配列番号6)-A(本明細書において、66-50-06-N001と称される);
A-(配列番号7)-A(本明細書において、66-50-07-N001と称される);
A-(配列番号8)-A(本明細書において、66-50-08-N001と称される);
A-(配列番号9)-A(本明細書において、66-50-09-N001と称される);
A-(配列番号10)-A(本明細書において、66-50-10-N001と称される);
A-(配列番号11)-A(本明細書において、66-50-11-N001と称される);
A-(配列番号12)-A(本明細書において、66-50-12-N001と称される);
A-(配列番号13)-A(本明細書において、66-50-13-N001と称される);
A-(配列番号14)-A(本明細書において、66-50-14-N001と称される);
A-(配列番号15)-DST(本明細書において、66-50-15-T01-N001と称される);
A-(配列番号15)-EAD(本明細書において、66-50-15-T02-N001と称される);
A-(配列番号16)-END(本明細書において、66-50-16-T01-N001と称される);
A-(配列番号16)-DTS(本明細書において、66-50-22-T01-N001と称される)
ASDN-(配列番号17)-A(本明細書において、66-50-17-T01-N001と称される);
ARNE-(配列番号17)-A(本明細書において、66-50-17-T02-N001と称される);
A-(配列番号18)-FSCDDD(本明細書において、66-50-18-T01-N001と称される);
A-(配列番号19)-DVP(本明細書において、66-50-19-T01-N001と称される);
A-(配列番号20)-TEN(本明細書において、66-50-19-T02-N001と称される);
A-(配列番号21)-EPD(本明細書において、66-50-20-T01-N001と称される);
A-(配列番号22)-EEP(本明細書において、66-50-21-T01-N001と称される);及び
:から選択されるアミノ酸配列
例えば:
A-(配列番号2)-A(本明細書において、66-50-02-N001と称される);
A-(配列番号16)-END(本明細書において、66-50-16-T01-N001と称される);
A-(配列番号18)-FSCDDD(本明細書において、66-50-18-T01-N001と称される);及び
A-(配列番号21)-EPD(本明細書において、66-50-20-T01-N001と称される)
:から選択されるアミノ酸配列を含む、態様1記載のペプチドリガンド。
(態様7)
前記医薬として許容し得る塩が、遊離酸又はナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム塩から選択される、態様1~6のいずれか一項記載のペプチドリガンド。
(態様8)
前記CD38がヒトCD38である、態様1~7のいずれか一項記載のペプチドリガンド。
(態様9)
1以上のエフェクター及び/又は官能基にコンジュゲートされた、態様1~8のいずれか一項記載のペプチドリガンドを含む薬物コンジュゲート。
(態様10)
1以上の細胞毒性剤にコンジュゲートされた、態様1~8のいずれか一項記載のペプチドリガンドを含む薬物コンジュゲート。
(態様11)
態様1~8のいずれか一項記載のペプチドリガンド又は態様9もしくは態様10記載の薬物コンジュゲートを1以上の医薬として許容し得る賦形剤との組合せで含む、医薬組成物。
(態様12)
CD38によって媒介される疾患又は障害の予防、抑制、又は治療において使用するための、態様1~8のいずれか一項記載のペプチドリガンド又は態様9もしくは態様10記載の薬物コンジュゲート。
JP2021540842A 2019-01-15 2020-01-15 Cd38に特異的な二環式ペプチドリガンド Pending JP2022517040A (ja)

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PCT/GB2020/050073 WO2020148529A1 (en) 2019-01-15 2020-01-15 Bicyclic peptide ligands specific for cd38

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