JPWO2020137184A1 - 自動溶接システム、エレベーターかご室部品の製造方法、および自動溶接方法 - Google Patents

自動溶接システム、エレベーターかご室部品の製造方法、および自動溶接方法 Download PDF

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Abstract

自動溶接システムは、注文番号と、図面番号と、溶接対象ワークの寸法データとが関連付けられて記憶されているデータ記憶部、注文番号の入力結果に応じた図面番号および寸法データに基づいて溶接対象ワークの溶接位置を算出する算出部、カメラによる撮影結果から求めた溶接対象ワークの実際の設置位置と、算出部によって算出された溶接位置から求めた溶接対象ワークの正規の設置位置とを誤差量を算出する画像処理装置、および溶接機を備え、算出部は、誤差量に基づいて溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出し、修正後の溶接位置に基づいて溶接機に溶接対象ワークの溶接を実行させる。

Description

この発明は、溶接対象ワークの溶接を行う自動溶接システム、エレベーターかご室部品の製造方法、および自動溶接方法に関するものである。
従来の自動溶接システムとしては、被溶接物の形状、取り付け位置等の情報を含むCAD(Computer−Aided Design)データから、CAM(Computer−Aided Manufactureing)システムによって生成されたNC(Numerical Control)データを、カメラ等のセンサによる被溶接物の設置位置に関する測定結果によって補正するシステムが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−336994号公報 特開平7−230310号公報
このような自動溶接システムにあっては、各ワークの溶接位置情報が記載されているCADデータを用意する必要がある。しかしながら、例えば、エレベーターのパネル形状部材のような、客先の要求仕様によって寸法および溶接位置が変化する場合には、それぞれの仕様に対してCADデータを用意する必要がある。従って、従来の自動溶接システムを適用する際には、手間がかかる問題がある。
また、カメラ等のセンサによって溶接位置をセンシングして溶接する方法を、溶接点が多く、データ量が膨大になる大型構造物のような製品に対して適用する際には、センシングを長時間行う必要があり、生産性が向上しない問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、客先の要求仕様によってワーク寸法および溶接位置が変化する場合にも、各要求仕様に対応するCADデータを用意する必要なしに、種々の溶接対象ワークの溶接に対する作業性を向上させることのできる自動溶接システム、エレベーターかご室部品の製造方法、および自動溶接方法を得ることを目的としている。
この発明に係る自動溶接システムは、注文番号と、注文番号に対応する溶接対象ワークの図面番号と、溶接対象ワークの溶接位置を算出するために必要な寸法データとが関連付けられて記憶されているサーバー、注文番号の入力結果に応じてサーバーから出力される図面番号および寸法データに基づいて溶接対象ワークの溶接位置を算出するコンピュータ、溶接対象ワークの溶接位置を撮影可能なカメラと、カメラによる撮影結果から求めた溶接対象ワークの実際の設置位置と、コンピュータによって算出された溶接位置から求めた溶接対象ワークの正規の設置位置とを比較し、正規の設置位置と実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する画像処理装置、およびコンピュータにより算出された溶接位置を溶接する溶接機を備え、コンピュータは、画像処理装置で算出された設置誤差量に基づいて溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出し、修正後の溶接位置に基づいて溶接機に溶接対象ワークの溶接を実行させるものである。
また、本発明に係るエレベーターかご室部品の製造方法は、本発明に係る自動溶接システムを使用した、エレベーターかご室部品の製造方法であって、溶接対象ワークは、エレベーターかご室部品である床板、天井、かごの戸またはかご室壁のいずれかである、ものである。
さらに、本発明に係る自動溶接方法は、データ記憶部から出力される図面番号および寸法データに基づいて溶接対象ワークの溶接位置を算出する工程と、溶接対象ワークの溶接位置を撮影可能なカメラによる撮影結果から求めた溶接対象ワークの実際の設置位置と、算出された溶接位置から求めた溶接対象ワークの正規の設置位置とを比較し、正規の設置位置と実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する工程と、算出された設置誤差量に基づいて溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出する工程と、修正後の溶接位置に基づいて溶接機に溶接対象ワークの溶接を実行させる溶接工程とを備えるものである。
この発明に係る自動溶接システムによれば、客先の要求仕様によってワーク寸法および溶接位置が変化する場合にも、各要求仕様に対応するCADデータを用意する必要なしに、種々の溶接対象ワークに対する溶接の作業性を向上させることのできる自動溶接システム、エレベーターかご室部品の製造方法、および自動溶接方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1による溶接方法により製造されるエレベーターかご室の斜視図である。 本発明の実施の形態1による溶接方法により製造されるエレベーターかご室の構成要素の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る自動溶接システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態1において、溶接ロボットのリーチ範囲を拡大させるための別の構成を示した概略図である。 本発明の実施の形態1による自動溶接システムにおいて、各構成要素間での情報のやり取りを示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る自動溶接システムによる一連の溶接処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による図面番号に関連付けられている計算式の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1による溶接対象ワークの具体例を示した概略図である。 本発明の実施の形態1による補強部材の寸法、設置位置、および溶接位置に関する計算式の具体例を示した説明図である。 本発明の実施の形態1による補強部材の寸法、設置位置、および溶接位置に関する計算式の具体例を示した説明図である。 本発明の実施の形態1による溶接対象ワークの平面図である。 本発明の実施の形態1による溶接対象ワークの正面図である。 本発明の実施の形態1による溶接指示の一部を抜粋した説明図である。 本発明の実施の形態1によるカメラの撮影画像の模式図である。 本発明の実施の形態1による溶接位置補正方法の説明図である。 本発明の実施の形態2による突合せ溶接の模式図である。 本発明の実施の形態3による溶接条件の説明図である。 本発明の実施の形態3による詳細な溶接条件の説明図である。 本発明の実施の形態4によるクランプ治具の斜視図である。 本発明の実施の形態4による溶接位置とクランプ位置の対応を示した説明図である。
以下、本発明に係る自動溶接システム、エレベーターかご室部品の製造方法、および自動溶接方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による製造方法により製造されるエレベーターかご室400の斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1による溶接方法により製造されるエレベーターかご室の構成要素の説明図である。図1および図2に示すように、かご室400は、天井401、かごの戸402、かご室壁403および床板404を組み合わせて構成されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係る自動溶接システムの全体構成を示す図である。本実施の形態1に係る自動溶接システムは、データ記憶部としてのサーバー10、算出部としてのコンピュータ20、画像処理装置30、および溶接機100を備えて構成されている。そして、本実施の形態1に係る自動溶接システムは、溶接ステージ300に搭載された溶接対象ワーク200の溶接を行う。
サーバー10と接続されているコンピュータ20には、溶接対象ワーク200の溶接位置を算出するためのソフトウェアがインストールされている。コンピュータ20は、算出した溶接位置に基づいて、溶接機100に溶接対象ワーク200の溶接を実行させる。
溶接機100は、ロボットとしての溶接ロボット110、および制御装置としてのロボット制御装置140を含んで構成されている。溶接ロボット110の腕に相当するマニピュレーター111の先端部には、溶接トーチ120およびカメラ31が取り付けられている。マニピュレーター111としては、6軸の駆動軸を有するものが用いられている。なお、他の構成例として、7軸のマニピュレーター、または3軸〜5軸のマニピュレーターを用いることも可能である。
溶接ロボット110は、可動ステージ130に設置されている。溶接ロボット110、溶接トーチ120、可動ステージ130およびカメラ31の位置制御および動作制御は、ロボット制御装置140によって行われる。ロボット制御装置140は、コンピュータ20および画像処理装置30に接続されている。
カメラ31は、画像処理装置30と接続されている。カメラ31は、溶接対象ワーク200を撮影可能であり、撮影した画像は、撮影結果として画像処理装置30に出力される。画像処理装置30は、画像から点群および輪郭の情報を取得し、画像に写る溶接対象ワーク200の2次元の位置または3次元の位置、および溶接対象ワーク200の姿勢を検出することができる。このような位置検出および姿勢検出の方法としては、それぞれ、任意の手法を用いることができる。
溶接ロボット110は、溶接トーチ120により溶接対象ワーク200を溶接することが可能な配置、およびカメラ31により溶接対象ワーク200の溶接位置を撮影することが可能な配置となるように、設置されている。
ここで、溶接対象ワーク200がエレベーターを構成する部品である場合を想定する。この場合、溶接対象ワーク200は、1辺が最大で数mある大型構造物であり、通常の溶接ロボット110のリーチ範囲では、溶接対象ワーク200の全体を溶接することができない。
そこで、図3では、紙面に垂直な方向に溶接ロボット110全体を移動可能な可動ステージ130上に溶接ロボット110が設置されている。このような構成により、溶接ロボット110のリーチ範囲を拡大させ、溶接対象ワーク200全体を溶接トーチ120によって溶接することが可能となる。
また、図4は、本発明の実施の形態1において、溶接ロボット110のリーチ範囲を拡大させるための別の構成を示した概略図である。図4に示すように、水平2方向に移動できる天井クレーンと同様の移動ができる構造体131に溶接ロボット110を吊り下げることで、さらに大型の溶接対象ワーク200を溶接することが可能となる。
次に、本実施の形態1に係る自動溶接システムによる自動溶接の一連の流れについて、図5および図6を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態1による自動溶接システムにおいて、各構成要素間での情報のやり取りを示す概略図である。図5では、サーバー10、溶接位置計算ソフトが実装されたコンピュータ20、カメラ31と接続された画像処理装置30、および溶接機100の各構成要素が示されている。これらの構成要素は、有線ケーブルまたは無線電波などで接続されている。この結果、本実施の形態1に係る自動溶接システムには、ローカルネットワークが構築されている。
図6は、本発明の実施の形態1に係る自動溶接システムによる一連の溶接処理の流れを示すフローチャートである。以下、図5に示す各構成要素間での情報のやり取り、および図6に示すフローチャートに従って、本実施の形態1における溶接の動作手順について説明する。
まず、ステップS601において、溶接対象ワーク200を特定するための注文番号が、バーコードリーダーにより読み取られる。そして、読み取られた注文番号は、サーバー10に送信される。
サーバー10には、注文番号と、注文番号に対応する溶接対象ワーク200の図面番号と、溶接対象ワーク200の溶接位置を算出するために必要な寸法データとが、関連付けられて記憶されている。以下の説明では、溶接位置を算出するために必要な寸法データとして、溶接対象ワーク200の縦寸法および横寸法がサーバー10に格納されているものとする。
バーコードリーダーからサーバー10に注文番号が送信された後、ステップS602において、サーバー10は、注文番号の入力結果に応じて、図面番号と、寸法データとしての縦寸法および横寸法とを抽出する。さらに、ステップS603において、サーバー10は、抽出した図面番号、縦寸法、および横寸法をコンピュータ20に送信する。
コンピュータ20には、各図面番号に応じて、縦寸法および横寸法のデータから溶接位置を算出するための計算式が、溶接位置計算ソフトとしてインストールされている。すなわち、溶接位置計算ソフトにおいて、溶接位置の計算に必要なパラメータは、溶接対象ワーク200の縦寸法および横寸法である。従って、ステップS604において、コンピュータ20は、サーバー10から受信した縦寸法および横寸法を、図面番号に対応した計算式に代入することで、溶接対象ワーク200の溶接位置を算出することができる。
次に、ステップS605において、コンピュータ20は、算出した溶接位置の情報を含む移動指令をロボット制御装置140に送信し、ロボット制御装置140は、マニピュレーター111を稼働させ、カメラ31を使って溶接位置を撮影する。次に、ステップS606において、画像処理装置30は、カメラ31が撮影した画像データを取得する。さらに、画像処理装置30は、溶接対象ワーク200の正規の設置位置と実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する。
ここで、画像処理装置30は、コンピュータ20によって算出された溶接位置に基づいて、溶接対象ワーク200が本来設置されるべき位置を正規の設置位置として算出できる。また、画像処理装置30は、カメラ31から取得した画像データを画像処理することで、溶接対象ワーク200が実際に設置されている位置を実際の設置位置として算出できる。そして、画像処理装置30は、正規の設置位置と実際の設置位置との差として算出した設置誤差量をコンピュータ20に送信する。
次に、ステップS607において、コンピュータ20は、設置誤差量と、あらかじめ規定されている許容誤差量とを比較する。そして、コンピュータ20は、設置誤差量が許容誤差量以下に収まっているか否かを判定し、収まっている場合には、次のステップS608に進む。
一方、設置誤差量が許容誤差量を超えている場合には、コンピュータ20は、エラーを報知し、オペレーターに対して正しい位置に溶接対象ワーク200を移動させるように促す。
ステップS608に進んだ場合には、コンピュータ20は、画像処理装置30で算出された設置誤差量に基づいて溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出する。すなわち、コンピュータ20は、設置誤差量を考慮してオフセットした溶接位置を、修正後の溶接位置として再計算する。
最後に、ステップS609において、コンピュータ20は、再計算した修正後の溶接位置を、ロボット制御装置140に送信し、溶接ロボット110による自動溶接を開始させる。
次に、図6に示した各ステップの詳細について、図7〜図16を参照しながら説明する。まず、ステップS601〜ステップS603について、詳細を説明する。図7は、本発明の実施の形態1による図面番号に関連付けられている計算式の関係を示す図である。図7に示された図面番号A〜Cは、溶接対象ワーク200の標準となる図面である。標準となる図面データは、コンピュータ20の記憶装置内に保存されている。図7に示すように、溶接対象ワーク200は、その種類によって複数の図面番号が与えられている。
そして、それぞれの図面において、補強部材に関する補強長さ、補強本数、補強間ピッチ、および溶接位置に関するそれぞれの計算式が与えられている。この図7に示すような、図面番号と関連付けられたそれぞれの計算式は、コンピュータ20内に、溶接位置計算ソフトとして格納されている。
これらの計算式のパラメータは、溶接対象ワーク200の縦寸法および横寸法によって規定されている。従って、コンピュータ20は、溶接対象ワーク200に関する図面番号、縦寸法、および横寸法が分かれば、溶接位置を算出することができる。従って、補強部材の溶接位置に関する情報をコンピュータ20に入力する必要がない。または、寸法データ及び溶接位置を反映させたCADデータを、変化する客先の要求仕様毎に作成する必要がない。
上述したように、溶接対象ワーク200に対応する図面番号、縦寸法、および横寸法は、注文番号と関連付けられて、サーバー10に保存されている。従って、例えば製造ラインのトラッキングに使用しているバーコード等を読み取ることで注文番号を取得し、読み取った注文番号をサーバー10で照合させることで、コンピュータ20は、溶接対象ワーク200に対応する図面番号、縦寸法、および横寸法を取得することができる。
もちろん、注文番号の取得方法としては、バーコードを読み取る以外の他の公知の方法でもよく、バーコード以外のトラッキングコードを利用してもよい。
次に、図6のステップS604について、詳細を説明する。図8は、本発明の実施の形態1による溶接対象ワーク200の具体例を示した概略図である。ここでは、図8に示す溶接対象ワーク200を例に、補強部材202を意匠パネル201に溶接する場合について、溶接位置を計算する方法を説明する。なお、意匠パネル201および補強部材202は、溶接対象ワーク200に相当する。
図7を用いて説明したように、図面には補強部材202の溶接位置に関する寸法を変数として、計算式が指示されている。この計算式は、溶接位置計算ソフトとして格納されている。図9および図10は、本発明の実施の形態1による補強部材202の寸法、設置位置、および溶接位置に関する計算式の具体例を示した説明図である。溶接位置計算ソフトとして格納されている計算式は、例えば、図9および図10のようなものが挙げられる。
図9に例示した計算式は、補強部材の長さ、溶接数が図面変数Zとなっており、意匠パネル201の縦寸法Aで記述されている。また、図10に示すように、補強部材202の個数N、補強部材202間のピッチ長Qも図面変数となっており、意匠パネル201の横寸法Bで記述されている。
図11は、本発明の実施の形態1による溶接対象ワーク200の平面図である。また、図12は、本発明の実施の形態1による溶接対象ワーク200の正面図である。図13は、本発明の実施の形態1による溶接指示の一部を抜粋した説明図である。これは、隅肉溶接と呼ばれる溶接記号になる。図面矢印先端部の補強板と化粧板の境界部分を溶接するものである。図13に示した溶接記号における数字の具体的な意味は、手前側脚長3mm、溶接長50mm、溶接数Z3箇所、ピッチ200mm、というものである。なお、ここでの例としては、図9の図面変数と溶接数がリンクしている。
コンピュータ20は、図9および図10に示した計算式から、補強部材202の長さ、溶接数、補強部材202の個数N、補強部材202間のピッチ長Qを導出することができる。この結果、コンピュータ20は、図11および図12に示す図面寸法を定めることができ、溶接位置を決定することができる。
次に、図6のステップS605〜ステップS607について、詳細を説明する。ここでは、図11における意匠パネル201および補強部材202(a)を溶接対象ワーク200とした場合を例に、説明する。
図11に示すように、意匠パネル201の左下隅部を原点Oとし、横方向をx軸、縦方向をy軸に設定する。次に、補強部材202(a)の左下部Gおよび左上部Hをカメラ31で撮影する。ここで、原点Oに対して、左下部Gの正規のxy座標は、G(a,b)であり、左上部Hの正規のxy座標はH(a,b+Z1)である。
図14は、本発明の実施の形態1によるカメラ31の撮影画像の模式図である。具体的には、図14(a)は、左下部Gを撮像した画像を示しており、図14(b)は、左上部Hを撮像した画像を示している。画像処理装置30は、図14に示すような、カメラ31により撮影された画像を取得する。画像処理装置30は、取得した画像に基づいて、意匠パネル201および補強部材202(a)についてエッジ抽出処理を実行することで輪郭を求める。その後、画像処理装置30は、補強部材202(a)の左下部Gおよび左上部Hの座標を求める。
画像処理装置30は、コンピュータ20によって計算式から算出された位置座標G(a,b)、H(a,b+Z1)を正規の設置位置として取得する。また、画像処理装置30は、カメラ31で取得した画像に対して上述した画像処理を施すことで、図14に示したように、位置座標G(a+δa,b+δb)、H(a+δa’,b+Z1+δb’)を実際の設置位置として算出する。
従って、画像処理装置30は、正規の設置位置である位置座標G(a,b)、H(a,b+Z1)と、実際の設置位置である位置座標G(a+δa,b+δb)、H(a+δa’,b+Z1+δb’)との差を求めることで、δa、δb、δa’、δb’を設置誤差量として特定することができる。これら設置誤差量が、許容誤差量を超えている場合には、エラー終了させる。
同様に、画像処理装置30は、補強部材202(b)、202(c)、202(d),202(e)の左下部および左上部をカメラ31で撮影した画像に基づいて、それぞれの補強部材202の設置誤差量を算出し、設置誤差量が許容誤差量を超えているか否かを判定する。なお、エラー判定する場合には、どの補強部材について設置位置が許容誤差量を超えているか合わせて報知させることで、オペレーターが必要な措置を素早く実施できる。また、エラー判定およびエラー発生に伴う報知処理は、設置誤差量を受信したコンピュータ20側で実施することができる。
最後に、図6のステップS608およびステップS609について、詳細を説明する。図15は、本発明の実施の形態1による溶接位置補正方法の説明図である。例えば、図15に示すように、補強部材202が、2点鎖線で示した正規の設置位置からずれて、実線で示した実際の設置位置に設置されていた場合について、設置誤差量に基づいて修正後の溶接位置を算出する方法を説明する。
まず、画像処理装置30は、ステップS606で算出した設置誤差量δa、δb、δa’、δb’を、コンピュータ20に送信する。コンピュータ20は、受信した設置誤差量から、溶接トーチ120の軌跡を、次の計算式に従い、再計算することで、修正後の溶接位置を算出する。
Figure 2020137184
溶接開始点と溶接終了点は、直線状になっている。そこで、コンピュータ20は、これら2点の位置から直線補完することで、設置誤差量を考慮した溶接線を作成することができる。従って、コンピュータ20は、溶接途中の位置がカメラ31の死角になっている場合でも、溶接位置を補完することができる。コンピュータ20は、他の補強部材202の溶接線についても同様に求めることができる。従って、コンピュータ20は、これらのデータをロボット制御装置140に送信することで、ロボット制御装置140に溶接ロボット110による溶接対象ワーク200の溶接を実行させることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、実際の溶接に先立って、カメラを用いて溶接位置を撮影し、撮影結果を用いて画像処理装置により溶接対象ワークの設置誤差量を算出することにより、図面番号および寸法データに基づくオフライン教示によって得られた溶接トーチの位置、軌跡データを補正することができる。その結果、個々のワークの設置誤差、およびワーク自体が持つばらつきに対処することができ、溶接精度の向上を図ることができる。
また、補強部材の溶接位置を計算式によって自動的に算出することができる構成を備えている。このため、溶接位置にあらかじめマーキングする必要がなく、また、オペレーターが手動で溶接位置を入力する必要もない。従って、溶接ミスを減らすことができるとともに、オペレーターが不要になることで、作業性が向上するとともに人件費を削減できるメリットがある。
したがって、本実施の形態1に係る自動溶接システムは、例えば、エレベーターのパネル形状部材のように、客先の要求仕様によってワーク寸法および溶接位置が変化する場合にも、容易に適用することができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1においては、溶接開始点と溶接終了点の2点について、カメラ31を用いて撮影し、撮影した2点を用いて溶接位置の補正を行う方式について説明した。しかしながら、補正に使用する点数は、2点には限定されず、3点以上に増やしてもよい。そこで、本実施の形態2では、3点以上の認識結果に基づいて溶接位置の補正処理を行う場合について説明する。
図16は、本発明の実施の形態2による突合せ溶接の模式図である。例えば、図16に示すような、溶接部材210(a)と溶接部材210(b)とをレーザー122を用いて突合せ溶接する場合には、3点以上の認識結果に基づいて溶接位置の補正処理を行う効果が発揮される。
光学ヘッド121から照射されるレーザー122を、溶接部材210(a)と溶接部材210(b)との境界部211に照射して溶接する場合を考える。この場合、レーザー122の焦点径が小さく、レーザー122の焦点が境界部211からずれると、溶接強度が大幅に低下し、ずれ幅が大きい場合には、溶接できなくなる。従って、レーザー122の焦点位置を精度よく境界部211に追従させる必要がある。そのような場合は、補正に用いる認識箇所を3点以上に増やすことにより、溶接位置の精度を向上させることができる。
実施の形態3.
上記の各実施の形態1、2では、カメラ31を用いて溶接対象ワーク200の実際の設置位置を求める場合について説明した。しかしながら、カメラ31以外にも、レーザセンサ、超音波センサ、接触式の距離センサなどを用いて、溶接対象ワーク200の実際の設置位置を求めるようにしてもよい。また、カメラ31、あるいは上述したセンサは、溶接対象ワーク200の実際の設置位置に関する情報を取得できればよく、必ずしも溶接ロボット110に搭載される必要はない。
また、上記の実施の形態1、2では、アーク溶接作業およびレーザー溶接作業を適用対象とする場合について説明した。しかしながら、他の作業ロボットを適用対象とすることも可能である。
例えば、溶接トーチ120の代わりに溶接電極をロボットに装着し、スポット溶接を行う用途に適用してもよい。他にも、溶接トーチ120の代わりにグラインダーをロボットに装着し、バリ取りに使用する、あるいは溶接ビードを除去する用途に適用するようにしてもよい。
また、適用対象となるワークは、エレベーターの溶接対象部品に限るわけではなく、ワークの外径形状から溶接位置が計算式によって定まるワークであれば、どのようなワークでも適用対象とすることができる。特に、多品種少量生産品に対して本発明に係るシステム構成を適用することで、大きな効果を実現できる。
また、実施の形態1〜3では、図面番号および寸法データから溶接対象ワークの溶接位置を算出するために、計算式を用いる場合について説明した。しかしながら、計算式の代わりに、図面番号および寸法データをパラメータとする関数、あるいは図面番号および寸法データをパラメータとするテーブルを用いて、溶接対象ワークの溶接位置を算出する構成を採用することも可能である。
また、図面番号および寸法データに加え、溶接対象ワークの材料および板厚のデータをサーバー10からコンピュータ20に送信することで、溶接条件を自動的に選択することができる。
図17は、本発明の実施の形態3による溶接条件の説明図である。また、図18は、本発明の実施の形態3による詳細な溶接条件の説明図である。具体的には、図17および図18に示すように、あらかじめ用意しておいた材料および板厚に対応した溶接条件が自動的に選択され、溶接が行われる。これにより、客先仕様により、材料種類および板厚が変更された場合でも、適用することができる。
実施の形態4.
図19は、本発明の実施の形態4によるクランプ治具の斜視図である。溶接対象ワークのクランプ治具301は、ステージ302、梁303、およびクランプ部304から構成されている。コンピュータ20内に、図面番号および寸法データをパラメータとするクランプ位置計算式を用意しておくことで、溶接対象ワークの寸法および設置位置によって、クランプ位置を自動的に調整することができる。
これにより、溶接前のクランプ位置調整工程を自動化することができる。クランプ治具301のクランプ部304は、例えば、エアシリンダーで構成されており、溶接対象ワークを押し付けることでクランプが行われる。梁303およびクランプ部304は、x軸方向及びy軸方向に移動できるように、例えば、ボールネジとリニアガイドで構成されている。
図20は、本発明の実施の形態4による溶接位置とクランプ位置の対応を示した説明図である。図20に示すように、コンピュータ20で計算した溶接位置に最も近い箇所を常にクランプするように、クランプ部304の位置を自動的に移動させることで、意匠パネル201と補強部材202の隙間を最小限にすることができ、溶接品質を向上させることができる。
10 サーバー、20 コンピュータ、30 画像処理装置、31 カメラ、100 溶接機、 110 溶接ロボット、111 マニピュレーター、120 溶接トーチ、130 可動ステージ、140 ロボット制御装置、200 溶接対象ワーク、201 意匠パネル、202 補強部材、301 クランプ治具、302 ステージ、303 梁、304 クランプ部、305 トーチ、400 かご室、401 天井、402 かごの戸、403 かご室壁、404 床板。
この発明に係る自動溶接システムは、溶接対象ワークの図面番号と、溶接対象ワークの溶接位置を算出するために必要な寸法データとが関連付けられて記憶されているデータ記憶部溶接対象ワークの溶接位置を算出する算出部、溶接対象ワークの溶接位置を撮影可能なカメラカメラによる撮影結果から求めた溶接対象ワークの実際の設置位置と、算出部によって算出された溶接位置から求めた溶接対象ワークの正規の設置位置とを比較し、正規の設置位置と実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する画像処理装置、および算出部により算出された溶接位置を溶接する溶接機を備え、図面番号に対応する標準の図面は、寸法データから溶接位置に関する図面変数を導出するための計算式を含み、算出部は、データ記憶部から出力される図面番号に対応する図面変数および寸法データに基づいて溶接対象ワークの溶接位置を算出し、画像処理装置で算出された設置誤差量に基づいて溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出し、修正後の溶接位置に基づいて溶接機に溶接対象ワークの溶接を実行させるものである。
また、本発明に係るエレベーターかご室部品の製造方法は、本発明に係る自動溶接システムを使用した、エレベーターかご室部品の製造方法であって、溶接対象ワークは、エレベーターかご室部品である床板、天井、かごの戸またはかご室壁のいずれかである、ものである。
さらに、本発明に係る自動溶接方法は、データ記憶部から出力される図面番号および寸法データに基づいて、溶接位置に関する図面変数を導出するための計算式を用いて溶接対象ワークの溶接位置を算出する工程と、溶接対象ワークの溶接位置を撮影可能なカメラによる撮影結果から求めた溶接対象ワークの実際の設置位置と、算出された溶接位置から求めた溶接対象ワークの正規の設置位置とを比較し、正規の設置位置と実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する工程と、算出された設置誤差量に基づいて溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出する工程と、修正後の溶接位置に基づいて溶接機に溶接対象ワークの溶接を実行させる溶接工程とを備えるものである。

Claims (8)

  1. 注文番号と、前記注文番号に対応する溶接対象ワークの図面番号と、前記溶接対象ワークの溶接位置を算出するために必要な寸法データとが関連付けられて記憶されているデータ記憶部、
    前記注文番号の入力結果に応じて前記データ記憶部から出力される前記図面番号および前記寸法データに基づいて前記溶接対象ワークの溶接位置を算出する算出部、
    前記溶接対象ワークの前記溶接位置を撮影可能なカメラ、
    前記カメラによる撮影結果から求めた前記溶接対象ワークの実際の設置位置と、前記算出部によって算出された前記溶接位置から求めた前記溶接対象ワークの正規の設置位置とを比較し、前記正規の設置位置と前記実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する画像処理装置、および
    前記算出部により算出された前記溶接位置を溶接する溶接機
    を備え、
    前記算出部は、前記画像処理装置で算出された前記設置誤差量に基づいて前記溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出し、前記修正後の溶接位置に基づいて前記溶接機に前記溶接対象ワークの溶接を実行させる
    自動溶接システム。
  2. 前記データ記憶部は、前記溶接対象ワークの材料データが記憶されており、前記算出部は、前記材料データに基づいて前記溶接対象ワークの溶接条件を決定する請求項1に記載の自動溶接システム。
  3. 前記溶接機は、
    先端部に溶接トーチが装着され、少なくとも3つの駆動軸を有するロボット、および
    前記算出部から受信した前記修正後の溶接位置に基づいて前記ロボットの位置制御を行うことで、前記溶接対象ワークの溶接を実行させる制御装置
    を有する請求項1または2に記載の自動溶接システム。
  4. 前記溶接機は、前記ロボットが設置され、ロボット全体を移動可能な可動ステージをさらに有し、
    前記制御装置は、前記算出部から受信した前記修正後の溶接位置に基づいて前記ロボットおよび前記可動ステージの位置制御を行うことで、前記溶接対象ワークの溶接を実行させる
    請求項3に記載の自動溶接システム。
  5. 前記カメラは、前記ロボットに搭載されており、
    前記算出部は、前記溶接位置を撮影可能な位置に前記ロボットを移動させるための移動指令を前記制御装置に対して出力し、
    前記制御装置は、前記移動指令に基づいて前記ロボットの位置制御を行い、前記カメラにより前記溶接位置を撮影させ、
    前記画像処理装置は、前記ロボットに搭載された前記カメラによる前記溶接位置に関する撮影結果を用いて、前記設置誤差量を算出する
    請求項3または4に記載の自動溶接システム。
  6. 前記カメラは、前記溶接位置に含まれる溶接開始点および溶接終了点の2点を撮影し、
    前記画像処理装置は、前記溶接開始点に関する撮影結果、および前記溶接終了点に関する撮影結果に基づいて前記設置誤差量を算出する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の自動溶接システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の自動溶接システムを使用した、エレベーターかご室部品の製造方法であって、
    前記溶接対象ワークは、エレベーターかご室部品である床板、天井、かごの戸またはかご室壁のいずれかである、
    エレベーターかご室部品の製造方法。
  8. データ記憶部から出力される図面番号および寸法データに基づいて溶接対象ワークの溶接位置を算出する工程と、
    前記溶接対象ワークの前記溶接位置を撮影可能なカメラによる撮影結果から求めた前記溶接対象ワークの実際の設置位置と、算出された前記溶接位置から求めた前記溶接対象ワークの正規の設置位置とを比較し、前記正規の設置位置と前記実際の設置位置との差である設置誤差量を算出する工程と、
    算出された前記設置誤差量に基づいて前記溶接位置を再計算することで修正後の溶接位置を算出する工程と、
    前記修正後の溶接位置に基づいて溶接機に前記溶接対象ワークの溶接を実行させる溶接工程と
    を備える自動溶接方法。
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