JPH0839470A - 断面形状認識による溶接ロボット制御方法 - Google Patents

断面形状認識による溶接ロボット制御方法

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JPH0839470A
JPH0839470A JP19382794A JP19382794A JPH0839470A JP H0839470 A JPH0839470 A JP H0839470A JP 19382794 A JP19382794 A JP 19382794A JP 19382794 A JP19382794 A JP 19382794A JP H0839470 A JPH0839470 A JP H0839470A
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JP
Japan
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welding
sectional shape
cross
robot
sensor
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JP19382794A
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Takayuki Ito
孝幸 伊藤
Takeki Makihata
雄毅 巻幡
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接開始位置と溶接終了位置を正確に決定出
来る溶接ロボットの制御方法。 【構成】 W1 ,W2 は溶接対象ワークで、段差隅部ラ
インの始点Q1 及び終点Q2 までが要溶接部である。ロ
ボットアーム先端部1には、溶接トーチ2とレーザセン
サLSが搭載され、隅部ライン4を跨ぐようにレーザビ
ームLBが偏向走査される。符号3はツール先端点であ
る。溶接開始位置検出前、溶接開始位置検出後且つ溶接
終了位置検出前及び溶接終了位置検出後におけるレーザ
ビームLBの光点軌跡は、符号5,5’,5”のように
なり、光点軌跡5,5”からは形状Bが検出され、光点
軌跡5’からは形状Bが検出される。形状BからAへ切
り替わった時点におけるセンサデータから溶接開始位置
Q1を定める。また、形状AからBへ切り替わった時点
におけるセンサデータから溶接開始位置Q2 を定める。
溶接ロボットは、リアルタイムトラッキング方式によ
り、Q1 〜Q2 間全長について溶接トーチ2を用いた溶
接を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ワークに対する溶接
作業を行なうロボット(以下、単に「溶接ロボット」と
言う。)の制御方法に関し、更に詳しく言えば、溶接対
象ワークの断面形状認識を行うセンサの出力を用いて溶
接の開始位置や終了位置を判断する方式を採用した前記
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットを利用してアーク溶接作業を実
行する場合には、通常、ロボットに溶接トーチを搭載
し、ロボット制御装置に接続された電源部から溶接用の
電力を供給してワークに対するアーク溶接作業を行なう
方式が採用される。そして、このような溶接ロボットの
移動経路をより正確なものとするために、センサを用い
たリアルタイムトラッキング方式がしばしば用いられ
る。
【0003】この方式では、溶接線あるいはこれに代わ
る特徴部分(ワーク稜線等)の位置をレーザセンサ等の
センサによって継続的に検出し、その検出出力に基づい
て溶接ロボットの教示位置を補正して移動目標点を逐次
的に補正しながらロボットの移動経路を定める制御が行
なわれる。
【0004】この方式の導入により、溶接ロボットの移
動経路を個々のワークの位置決め状態、形状、寸法など
のばらつきに影響されることなく正確に定めることは可
能になったが、溶接ロボットが移動する過程において溶
接トーチによる溶接を実際に開始する溶接開始位置ある
いは溶接を終了する溶接終了位置を正確に定めることは
必ずしも簡単なことではなかった。
【0005】例えば、図1に示したように、溶接対象ワ
ークW1 ,W2 間に溶接線L2 の延在方向に関して溶接
開始位置に対応する縁部が一致していない場合には、レ
ーザセンサLSをタッチセンサの要領で使用し、溶接開
始点(符号Q1 で表示)を計算によって定める為に準備
的なロボット移動が必要であった。
【0006】即ち、溶接ロボットの本移動(溶接トーチ
を点火して溶接作業を実際に行なう為の移動)に先立
ち、隅部線L1 上の適当な点P1 、及び溶接線L2 上の
適当な2点P2 ,P3 の位置をロボットに搭載されたレ
ーザセンサLSによって検出し、2点P2 ,P3 を通る
直線L2 に点P1 から降ろした垂線の位置として、溶接
開始点Q1 の位置を求めていた。
【0007】また、図2に示したように、溶接開始点Q
1 から直線L2 に沿って距離L(設計データで定め
る。)だけ隔たった点Q2 の位置を溶接終了点として定
めていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来方式
には次のような問題点が生じていた。 (1)作業効率が低い。個々のワークに対して、P1 〜
P3 の位置検出とその為のロボット移動→直線L2 の計
算→溶接開始(溶接トーチ点火;ロボット本移動開始)
→距離L移動して溶接終了(溶接トーチ消灯;ロボット
本移動完了)という多くのプロセスが要求される。
【0009】(2)溶接開始点位置を溶接線と他の特徴
線(稜線等)との交点位置などで簡単に特定出来ない形
状を有するワークに対しては、適用が難しく位置精度も
低くなり易い。
【0010】(3)要溶接部の長さLが一定でないワー
クに対しては、過不足なく溶接を施すことが出来ない。
【0011】そこで、本願発明の目的は、これら従来技
術の問題点を克服し、溶接対象ワーク間に溶接線の延在
方向に関して溶接開始位置に対応する縁部が一致してい
ない場合、あるいは要溶接部の長さが一定していない場
合であっても、作業効率を低下させることなく溶接開始
位置あるいは溶接終了位置を正確に決定することが出来
る溶接ロボットの制御方法を提供することにある。
【0012】
【問題点を解決するための手段】本願発明は、上記技術
課題を解決する為に、先ず、溶接対象ワークの断面形状
認識によって溶接開始位置を定める溶接ロボットの制御
方法として、「(a)溶接対象ワークの断面形状を認識
する能力を有するセンサを搭載した溶接ロボットを要溶
接部へ接近させるように移動させながら前記溶接対象ワ
ークの断面形状を継続的に監視する段階と、(b)前記
センサによって溶接開始位置の特徴を表わす断面形状が
検出されたならば、その断面形状に関するセンサデータ
に基づいて溶接開始位置を定める段階と、(c)溶接ロ
ボットが前記定められた溶接開始位置に対応した位置に
到達したならば、溶接を開始する段階を含むことを特徴
とする断面形状認識による溶接ロボット制御方法」(請
求項1)を提案したものである。
【0013】また、溶接対象ワークの断面形状認識によ
って溶接終了位置を定める溶接ロボットの制御方法とし
て、「(a)溶接対象ワークの断面形状を認識する能力
を有するセンサを搭載した溶接ロボットを要溶接部に沿
って移動させながら前記溶接対象ワークの断面形状を継
続的に監視する段階と、(b)前記センサによって溶接
終了位置の特徴を表わす断面形状が検出されたならば、
その断面形状に関するセンサデータに基づいて溶接終了
位置を定める段階と、(c)溶接ロボットが前記定めら
れた溶接終了位置に対応した位置に到達したならば、溶
接を終了する段階を含むことを特徴とする断面形状認識
による溶接ロボット制御方法」(請求項2)を提案した
ものである。
【0014】そして、溶接対象ワークの断面形状認識に
よって溶接開始位置と溶接終了位置の双方を定める溶接
ロボットの制御方法として、「(a)溶接対象ワークの
断面形状を認識する能力を有するセンサを搭載した溶接
ロボットを要溶接部へ接近させるように移動させながら
前記溶接対象ワークの断面形状を継続的に監視する段階
と、(b)前記センサによって溶接開始位置の特徴を表
わす断面形状が検出されたならば、その断面形状に関す
るセンサデータに基づいて溶接開始位置を定める段階
と、(c)溶接ロボットが前記定められた溶接開始位置
に対応した位置に到達したならば、溶接を開始する段階
と、(d)前記溶接ロボットを要溶接部に沿って移動さ
せながら前記溶接対象ワークの断面形状を継続的に監視
する段階と、(e)前記センサによって溶接終了位置の
特徴を表わす断面形状が検出されたならば、その断面形
状に関するセンサデータに基づいて溶接終了位置を定め
る段階と、(f)溶接ロボットが前記定められた溶接終
了位置に対応した位置に到達したならば、溶接を終了す
る段階を含むことを特徴とする断面形状認識による溶接
ロボット制御方法」(請求項3)を提案したものであ
る。
【0015】
【作用】本願発明は、図1、図2に示したようなケース
では、溶接開始位置Q1 あるいは溶接終了位置Q2 は、
溶接対象ワークの断面形状の変化位置に対応しているこ
とに着目し、溶接対象ワークの断面形状を認識する能力
を有するセンサを利用して溶接開始位置あるいは溶接終
了位置を決定する方式を採用したものである。
【0016】本願発明では、溶接ロボットの要溶接部へ
の接近時あるいは要溶接部に沿った移動時に溶接対象ワ
ークの断面形状を継続的に監視する。そして、溶接開始
位置あるいは溶接終了位置の特徴を表わす断面形状が検
出されたならば、その断面形状関連したセンサデータに
基づいて溶接開始位置あるいは溶接終了位置を決定す
る。溶接ロボットは、溶接開始位置あるいは溶接終了位
置に到達した時点を基準に、溶接を開始あるいは終了す
る。ワークの断面形状を認識する能力を有するセンサの
代表的なものは、レーザセンサである。
【0017】レーザセンサは、良く知られているよう
に、レーザビームの偏向走査により被検面(以下、ワー
ク面とする。)上に光点列を形成し、光点像を光検出手
段上に結像させて光点乃至光点列に関する3次元的な位
置情報を得るものである。光検出手段としては、一次元
CCDアレイ、PSD(位置検出型光検出器)、CCD
カメラ等が利用されるが、本願発明では、いずれの型の
ものも使用可能である。
【0018】本願発明では、このようなセンサを用いた
断面形状認識を溶接ロボットの本移動(実際に溶接を行
なう為の移動)の過程で実行することによって、溶接開
始/終了位置を決定し、それに基づいて溶接作業の開始
/終了がコントロールされるので、溶接線の延在方向に
関して溶接開始位置に対応する縁部が一致していない場
合、あるいは要溶接部の長さが一定していない場合であ
っても、作業効率を低下させることなく溶接開始位置あ
るいは溶接終了位置を正確に決定することが出来る。
【0019】
【実施例】図3は、本実施例で使用するレーザセンサの
概略構成を例示したもので、図中10は検出部で、レー
ザ発振器11、レーザビームLBをスキャンさせる揺動
ミラー(ガルバノメータ)12、反射光を捕らえて受光
素子14に像を作る光学系13を有している。一方、セ
ンサボードを構成する制御部20はマイクロプロセッサ
からなるCPU21を備え、CPU21にはバス29を
介して入出力装置28及びROM及びRAMからなるメ
モリ25が接続されている。
【0020】そして、入出力装置28には、レーザ発振
器11を駆動しレーザビームLBを発生させるレーザ駆
動部22、揺動ミラー12を揺動させるミラー操作部2
3、受光素子14で受光した位置から、位置を検出する
信号検出部24が接続されている。また、入出力装置2
8はロボット制御装置(図示せず)との間で各種指令、
データ授受を行う回線28にも接続されている。
【0021】ロボット制御装置からのレーザセンサ起動
指令を受けると、メモリ25に格納されたレーザセンサ
駆動プログラムが起動され、CPU21は、レーザ駆動
部21にレーザ駆動指令を送り、レーザ発振器11を駆
動し、レーザビームLBを発生させると共に、ミラー操
作部22にミラー走査指令を送り、揺動ミラー12を揺
動させて、レーザ発振器11から発生するレーザビーム
LBを対象物30上に当て走査させる。
【0022】対象物30上で拡散反射したレーザビーム
LBは光学系13により、対象物上の反射位置に応じ
て、受光素子14上に像を作ることになる。該受光素子
には、前述したように、分割型素子のCCD(Char
ge Coupled Device)からなる一次元
アレイ、非分割型・積分型素子のPSD(Positi
on Sensitive Detector)、CC
Dカメラなどが使用される。
【0023】ここでは、受光素子14として、多数のセ
ル14-1 〜14-Nからなる1次元CCDアレイが使用
されているものとする。受光素子14のいずれかのセル
14-jに入射した光(または、隣合ういくつかのセル)
は光電子に変換され、そのセルに蓄えられる。各セルに
蓄積された電荷は、信号検出部24からのCCD走査信
号に従って所定周期毎1番端14-1から順に出力され、
信号検出部24、入出力装置28を介し、AD変換等の
処理を受けて最新のデータがメモリ25に蓄積される。
【0024】CCDの走査周期は、搖動ミラー12の走
査周期よりも十分短く設定(例えば、数100分の1)
されており、搖動ミラー12の搖動角度の推移とCCD
素子出力状態の推移は、随時把握可能となっている。各
CCD走査サイクルにおけるCCD素子14の出力状態
は、先ず各セル14-1〜14-N毎の光検出出力で把握さ
れ、それに基づいて最大の光検出出力を与えるセル位置
(2つのセル位置の中間点で与えられる場合もある。)
が検出される。このセル位置により、センサから対象物
30の位置(図1では、30-jで例示)が算出される。
【0025】図4は、受光素子14で検出した位置xa
により、センサからの対象物30の座標位置(X,Y)
を求める説明図で、光学系の中心と受光素子14の中央
点とを結ぶ線上にセンサ原点(0,0)があるとし、こ
の線をY軸、このY軸に直交する軸をX軸とし、原点か
ら光学系の中心までの距離をL1 、光学系の中心から受
光素子14の中央点までの距離をL2 、センサ原点から
X軸方向への揺動ミラー14の揺動中心までの距離を
D、センサ原点から揺動ミラーの揺動中心までのY軸距
離をL0 、揺動ミラー12によるレーザビームLBの反
射光のY軸方向に対する角度をθ、受光素子14での受
光位置をxaとすると、レーザビームLBが対象物に当
たり反射した座標位置(X,Y)は次の第2,第3式の
演算を行なって求めることが出来る。
【0026】 X=xa・[(L1 −L0 )・tan θ+D]/(xa+L2 ・tan θ) ・・・(2) Y=[L1 ・xa+L2 ・(L0 ・tan θ−D)]/(xa+L2 ・tan θ) ・・・(3) 制御部20のCPU21は、ロボット制御装置から位置
検出動作指令に従ってメモリ25に格納された位置計算
プログラムを起動させ、所定周期で上記(2),(3)
式の計算に相当する処理を実行する。レーザビームLB
の走査線に沿った多数の位置に関する計算結果は、ロボ
ット制御装置に転送される。
【0027】本実施例では、ロボットの位置・姿勢デー
タと併せてワーク断面形状の認識が行なわれる。また、
ワーク断面形状の認識により、溶接開始/終了位置の到
来が検出された場合には、溶接開始/終了位置が併せて
計算される(後述フローチャート参照)。
【0028】次に図5は、上記説明したレーザセンサを
用いて、本願発明を図1、図2に示したケースに適用す
る場合の配置例を説明する見取り図である。なお、図中
左上部分には、レーザセンサによって検出される断面形
状を併記した。同図において、W1 ,W2 は溶接対象ワ
ークであり、符号4はその要溶接部の中心線を与える段
差隅部ラインである。符号Q1 ,Q2 は、その始点及び
終点であり、本実施例における溶接開始位置及び溶接終
了位置に対応した位置となる。ここでは、溶接開始時に
ロボットのツール先端点を位置Q1 に一致させ、終了時
に位置Q2 に一致させる制御を行なうものとする。
【0029】ロボット本体の大半を省いて符号1で指示
されたロボットアーム先端部には、適当な装着機構を介
して溶接トーチ2が支持されている。符号3は溶接トー
チ先端位置に設定されたロボットのツール先端点を表わ
している。ロボットアーム先端部1には、溶接トーチ2
と並んでレーザセンサLS(図1における検出部10を
内蔵)が搭載されており、隅部ライン4を跨ぐようにレ
ーザビームLBが偏向走査される。
【0030】符号5,5’,5”は、(i)溶接開始位
置検出前、(ii)溶接開始位置検出後且つ溶接終了位
置検出前、(iii)溶接終了位置検出後におけるレー
ザビームLBの光点軌跡を各々表わしている。
【0031】前述したように、レーザセンサLSは光点
軌跡5,5’,”5を短周期で検出・計算される光点位
置データの集合として把握する。従って、本例のケース
で検出される形状は、2つのタイプに分かれることにな
る。即ち、上記(i)溶接開始位置検出前及び(ii
i)溶接終了位置検出後に形成される光点軌跡5,5”
からは形状Bが検出される。また、(ii)溶接開始位
置検出後且つ溶接終了位置検出前に形成される光点軌跡
5’からは形状Bが検出される。
【0032】図示されているように、検出形状Aはワー
クW1 及びW2 の各表面(断面)に対応した部分W1'及
びW2'で構成されるが、検出形状Bは、ワークW2’の
表面(断面)に対応した部分W2'のみによって構成され
る。検出形状Aにおいては、屈曲点4’が存在するが、
これは隅部ライン(溶接線)4に対応したものである。
また、形状Bにおける端点9”は、ワークW2 の縁部
9,9’に対応したものである。
【0033】そこで、レーザセンサLSによる検出形状
が形状Aから形状Bへ切り替わることで溶接開始位置の
到来を知ることが出来る。また、切り替わり時乃至直後
の屈曲点4’の位置(センサ座標系上のデータ)を上述
した方法に従ってレーザセンサLSの制御部20で求
め、ロボット制御装置でロボット1の位置・姿勢データ
と併せて位置Q1 を定めることが出来る。
【0034】同様に、レーザセンサLSによる検出形状
が形状Bから形状Aへ切り替わることで溶接終了位置の
到来を知ることが出来る。また、切り替わり時乃至直前
の屈曲点4’の位置(センサ座標系上のデータ)を上述
した方法に従ってレーザセンサLSの制御部20で求
め、ロボット制御装置でロボット1の位置・姿勢データ
と併せて位置Q1 を定めることが出来る。なお、Q1 〜
Q2 間のロボット移動をリアルタイムトラッキング方式
で実行すれば、位置Q2 のデータはその為の処理プロセ
ス中で得られる(例えば、溶接実行中で最後のロボット
移動目標位置として求められる)。
【0035】図6は、上記配置で溶接作業を実行する際
に利用されるロボット制御装置を含むシステム全体の構
成を要部ブロック図で示したものである。これを説明す
ると、40はロボット制御装置で、中央演算処理装置
(以下、CPUという。)41を有し、CPU41に
は、ROMからなるメモリ42、RAMからなるメモリ
43、不揮発性メモリ44、液晶表示部45を備えた教
示操作盤46に接続された通信インターフェイス49
(通信ポート)、サーボ回路48を経て溶接ロボット本
体1に接続されたロボット軸制御部47、レーザセンサ
LSの制御部20(図1参照)及び溶接電源部2’に接
続された汎用インターフェイス49’が各々バスライン
BLを介して接続されている。
【0036】ROM42には、CPU41がロボット本
体1、レーザセンサ制御部20、溶接電源部2’及びロ
ボット制御装置40自身の制御を行なう為の各種のプロ
グラムが格納される。RAM43はデ−タの一時記憶や
演算の為に利用されるメモリである。不揮発性メモリ4
4には、各種パラメータ設定値やロボットの動作プログ
ラムが入力/格納される。
【0037】動作プログラムで指定された教示経路とし
て、ここでは、図5におけるQ0 点(レーザセンサ検出
開始位置)、隅部始点Q1 点より適当な距離だけ隅部終
端点Q2 点側に寄った位置Q1'、隅部終点Q4 点より適
当な距離だけ隅部始端点Q1点側に寄った位置Q2'及び
Q3 (レーザセンサ検出終了位置)がプレイバック方式
により、運動形式を「直線」として教示されているもの
とする。
【0038】Q1 ,Q2 を教示点としない理由は、位置
Q0 から次の教示点へ向かう過程で必ず断面形状B→断
面形状Aへの切り替わりが検出されるようにする為であ
る。
【0039】なお、各位置Q0 〜Q3 におけるロボット
姿勢は、レーザセンサLSによる断面形状認識に支障の
無い範囲で溶接実行姿勢(トーチ2の隅部ライン4に対
する角度)として最も適したものを教示しておく。
【0040】さて、本実施例では、上記の態様でレーザ
センサLSによってロボット移動中にワークW1 ,W2
の断面形状を監視し、それをロボット位置の制御及び溶
接作業の開始/終了制御に役立てる為に、上記Q0 〜Q
3 の教示の他に予め次のような準備がなされる。
【0041】(1)レーザセンサLSの制御部20のメ
モリ25には、ロボット制御装置から位置検出動作指令
に従って通常の位置検出動作の為の処理を行なうプログ
ラムの他に、断面形状判定プログラムとその為の形状判
定基準データが予め格納される。断面形状判定プログラ
ムと形状判定基準データとしては種々のものが考えられ
る。
【0042】一例をあげれば、1回のレーザビーム走査
で得られた各光点位置データに基づいて、各光点位置か
ら適宜個数分隔たった光点位置へ向かうベクトルを表わ
すデータを作成し、それらベクトルについて適当な組合
せ(例えば、隣同士光点位置を始点とする2つのベクト
ル)を指定して適宜数の外積データを作成し、それらを
予め設定したしきい値と比較した結果から、屈曲点4’
の存在/不存在を判定する方法がある。
【0043】(2)レーザセンサLSの制御部20のメ
モリ25には、図7に示した形式で、上記形状の判定結
果及び屈曲点4’が検出された場合の位置データ(セン
サデータ)を蓄積する領域が設定される。図7中、左右
方向の1コラムは1回のレーザビーム走査で得られた光
点位置データの解析結果を格納する領域を表わしてい
る。また、記号A,B,NGは、各々「断面形状Aを検
出」、「断面形状Bを検出」、「A,Bいずれも検出せ
ず(判定不能)」を表わすデータが書き込まれたことを
表わしている。
【0044】本事例で断面形状認識が理想的に行なわれ
た場合には、溶接開始位置検出前にはB,B,B・・・
が書き込まれ、溶接開始位置検出時から溶接終了位置検
出時点までは、A,A,A・・・が書き込まれ、溶接終
了位置検出以後には再びB,B,B・・・が書き込まれ
る筈である。しかし、実際には図7にも例示したよう
に、局所的な検出不良によりNGが書き込まれることが
有り得る。
【0045】また、位置データの欄には、形状Aの検出
時に、ワークW1 ,W2 で構成される継ぎ手位置として
屈曲点4’のセンサ座標系上の位置を表わすデータ(図
中*で表示)が書き込まれる。このデータは、溶接開始
/終了位置Q1 ,Q2 を含めたトラッキングデータをロ
ボット制御装置で算出する為に利用される。形状Bの検
出時には、ワークW2 の縁部位置9あるいは9’の位置
を表わすデータ(図中**で表示)が書き込まれる。ま
た、NG判定時には、ブランクを表わすコードデータ
(図中−で表示)が書き込まれる。
【0046】(3)レーザセンサLSの制御部20のメ
モリ25及びロボット制御装置40の不揮発性メモリ4
4には、図8、図9のフローチャートに記された処理1
及び処理2をCPU21あるいはCPU41に実行させ
る為のプログラム及び関連設定値が格納される。
【0047】以上の前提と準備の下に、本実施例で実行
される処理について説明する。説明の便宜上、レーザセ
ンサLSの制御部20で実行される処理1について、図
8のフローチャートを参照図に加えて説明する。
【0048】ロボット制御装置からのレーザセンサ起動
指令を受けて処理1が開始されると、レーザビームLB
走査が実行され、光点軌跡データが取り込まれる(ステ
ップS1)。
【0049】続くステップS2では、形状Aを仮定して
隅部位置4の計算を試みる。光点軌跡がワークW2 上の
みにある符号5(図5参照)の状態では、屈曲点4’が
存在しないと判定されるから、ステップS3でNOの判
断が出される。そこで、ステップS5へ進み、形状Bを
仮定して縁部9または9’の計算を試みる。
【0050】光点軌跡がワークW2 上のみにある符号5
(図5参照)の状態では、検出不良等のケースを除い
て、端点9”が検出されるから、ステップS6でYES
の判断が出される。次に、ステップS7へ進み、算出さ
れた縁部9の位置と形状Bをメモリ25内に割り当てら
れた領域中のアドレスに書き込む(図7参照)。
【0051】そして、ステップS9でロボット制御装置
から断面形状検出終了指令が出されていないことを確認
し、ステップS1以下へ戻り、同様の処理サイクルが実
行される。但し、形状Aが検出される前に、検出不良等
があった場合には、ステップS6からステップS8へ進
み、メモリ25にNGを書き込む(図7参照)。
【0052】また、ロボットがワークW1 に接近し、形
状Aが検出された場合には、ステップS3からステップ
S4へ進み、メモリ25に算出された隅部4の位置と形
状Aをメモリ25に書き込む(図7参照)。形状Aの検
出があった後、形状Bの検出があった前に検出不良等が
あった場合には、ステップS3→ステップS5→ステッ
プS8と進み、メモリ25にNGを書き込む(図7参
照)。
【0053】ロボットが位置Q2 に接近し、形状Bが検
出された場合には、ステップS2→ステップS3→ステ
ップS5→ステップS6→ステップS7と進み、メモリ
25に算出された縁部9’の位置と形状Bをメモリ25
に書き込む(図7参照)。その後に検出不良等があった
場合には、ステップS3→ステップS5→ステップS8
と進み、メモリ25にNGを書き込む(図7参照)。以
上のプロセスは、ステップS9でロボット制御装置から
の断面形状検出終了指令が出されたことを確認するまで
続行される。
【0054】次に、ロボット制御装置で実行される処理
2について、図9のフローチャートを参照図に加えて説
明する。
【0055】先ず、教示内容に従って、ロボットを位置
Q1'へ向けて始動させる(ステップT1)。そして、レ
ーザセンサ起動指令をレーザセンサの制御部20へ送り
(ステップT2)、メモリ25に書き込まれた最新のデ
ータを読み出す(ステップT3)。光点軌跡がワークW
2 上のみにある符号5(図5参照)の状態では、形状A
のデータは読み出されない。従って、ロボットがワーク
W1 に接近し、形状Aが検出されるまで、ステップT
3、ステップT4が繰り返される。
【0056】形状Aが読み出されたら、ステップT5へ
進み、読み出された位置データとロボットの位置・姿勢
データからQ1 の位置を計算する。そして、ロボットを
位置Q1 へ向かう軌道に乗せる(ステップT6)。
【0057】ステップT6とステップT7は、ロボット
が位置Q1 に到達するまで繰り返される。ロボットが位
置Q1 に到達したら、ステップT7から、ステップT8
へ進み溶接を開始する(溶接実行電力供給開始)。更
に、メモリ25からのデータ読み出しを行い(ステップ
T9)、形状Bの検出の有無を判断する(ステップT1
0)。
【0058】形状Bの検出がない限り、ステップT11
へ進み、読み出された最新の形状Aに対応した位置デー
タ(NGデータは使用不可)とロボットの位置・姿勢デ
ータから隅部4の位置を求める。更に、ステップT12
では、求められた隅部4の位置を移動目標位置としてロ
ボットを移動させる(トラッキング)。ステップT9〜
ステップT12は、形状BがステップT10で判断され
るまで繰り返される。
【0059】ロボットが位置Q2 に接近し、形状Bが検
出された場合には、ステップT10からステップT13
へ進み、ロボット位置・姿勢データと形状B検出直前の
データから位置Q2 を求め、ロボットを位置Q2 へ移動
させる。
【0060】ロボットが位置Q2 へ到達したら、ステッ
プT14からステップT15へ進み、溶接を終了する
(溶接実行電力供給終了)。そして、トラッキングを終
了し、教示経路に沿ってQ3 へ向うとともに(ステップ
T16)、断面形状検出終了指令をレーザセンサの制御
部20へ送る(ステップT17)。ロボットが位置Q3
へ到達したら、処理2を終了する。
【0061】以上、CCD素子を用いたレーザセンサを
ワークW1 ,W2 の段差部溶接を実行する溶接ロボット
に搭載したケースについて説明したが、ロボット移動方
向に沿った断面形状の推移が溶接開始/終了のメルクマ
ールになり得るケースについて、上記説明したのと同様
の考え方を適用して、溶接開始/終了位置を定めるロボ
ット制御が実行可能であることは言うまでもない。
【0062】また、レーザセンサの光検出器がPSD、
CCDカメラ等であった場合や、センサがレーザセンサ
以外(例えば、CCDカメラのみを用いた3次元視覚セ
ンサである場合においても、そのセンサが適用対象ワー
クの断面形状を認識し得る限り、本願発明の実施に使用
し得ることも当然である。
【0063】
【発明の効果】本願発明によれば、溶接対象ワーク間に
溶接線の延在方向に関して溶接開始位置に対応する縁部
が一致していない場合、あるいは要溶接部の長さが一定
していない場合であっても、作業効率を低下させること
なく溶接開始位置あるいは溶接終了位置を正確に決定す
ることが出来る。また、ワークの断面形状の検出データ
を用いたリアルタイムトラッキング方式を適宜併用する
ことにより、要溶接部の長さが個々のワーク毎に異なっ
ていても、溶接開始位置から溶接終了位置まで過不足な
く高精度の溶接を施すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術における溶接点開始位置決定方法を説
明する図である。
【図2】従来技術における溶接点終了位置決定方法を説
明する図である。
【図3】レーザセンサの概略構成を例示した図である。
【図4】レーザセンサの受光素子で検出した位置によ
り、センサからの対象物の座標位置(X,Y)を求める
説明図である。
【図5】レーザセンサを用いて、本願発明を図1、図2
に示したケースに適用する場合の配置例を説明する見取
り図である。なお、図中左上部分には、レーザセンサに
よって検出される断面形状を併記した。
【図6】本実施例で使用されるシステムの構成を要部ブ
ロック図で示したものある。
【図7】レーザセンサLSの制御部20のメモリ25に
書き込まれる形状判定結果データ及び屈曲点4’が検出
された場合の位置データについて説明する図である。
【図8】実施例において実行される処理1の概要を記し
たフローチャートである。
【図9】実施例において実行される処理2の概要を記し
たフローチャートである。
【符号の説明】
1 溶接ロボット本体(アーム先端部) 2 溶接トーチ 2’ 溶接電源部 3 ツール先端点 4 隅部ライン 5,5’,5” 光点軌跡 10 レーザセンサの検出部 11 レーザ発振器 12 搖動ミラー 13 レンズ 14 受光素子(CCDアレイまたはPSD) 20 レーザセンサの制御部 21 CPU(レーザセンサ) 22 レーザ駆動部 23 ミラー走査部 24 信号検出部 25 メモリ(レーザセンサ) 28 入出力装置 29 バス(レーザセンサ) 30 対象物面 40 ロボット制御装置 41 CPU(ロボット制御装置) 42 メモリ(ROM) 43 メモリ(RAM) 44 不揮発性メモリ 45 液晶表示部 46 教示操作盤 47 ロボット軸制御器 48 サーボ回路 49 通信インターフェイス(通信ポート) 49’ 汎用インターフェイス BL バス(ロボット制御装置) LB レーザビーム LS レーザセンサ Q1 溶接開始点(隅部ラインの始端点) Q2 溶接終了点(隅部ラインの終端点) Q0 ,Q1',Q2',Q3 教示点 W1 ,W2 ワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 11/00 G05B 19/19 F // H01S 3/00 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)溶接対象ワークの断面形状を認識
    する能力を有するセンサを搭載した溶接ロボットを要溶
    接部へ接近させるように移動させながら前記溶接対象ワ
    ークの断面形状を継続的に監視する段階と、(b)前記
    センサによって溶接開始位置の特徴を表わす断面形状が
    検出されたならば、その断面形状に関するセンサデータ
    に基づいて溶接開始位置を定める段階と、(c)溶接ロ
    ボットが前記定められた溶接開始位置に対応した位置に
    到達したならば、溶接を開始する段階を含むことを特徴
    とする断面形状認識による溶接ロボット制御方法。
  2. 【請求項2】 (a)溶接対象ワークの断面形状を認識
    する能力を有するセンサを搭載した溶接ロボットを要溶
    接部に沿って移動させながら前記溶接対象ワークの断面
    形状を継続的に監視する段階と、(b)前記センサによ
    って溶接終了位置の特徴を表わす断面形状が検出された
    ならば、その断面形状に関するセンサデータに基づいて
    溶接終了位置を定める段階と、(c)溶接ロボットが前
    記定められた溶接終了位置に対応した位置に到達したな
    らば、溶接を終了する段階を含むことを特徴とする断面
    形状認識による溶接ロボット制御方法。
  3. 【請求項3】 (a)溶接対象ワークの断面形状を認識
    する能力を有するセンサを搭載した溶接ロボットを要溶
    接部へ接近させるように移動させながら前記溶接対象ワ
    ークの断面形状を継続的に監視する段階と、(b)前記
    センサによって溶接開始位置の特徴を表わす断面形状が
    検出されたならば、その断面形状に関するセンサデータ
    に基づいて溶接開始位置を定める段階と、(c)溶接ロ
    ボットが前記定められた溶接開始位置に対応した位置に
    到達したならば、溶接を開始する段階と、(d)前記溶
    接ロボットを要溶接部に沿って移動させながら前記溶接
    対象ワークの断面形状を継続的に監視する段階と、
    (e)前記センサによって溶接終了位置の特徴を表わす
    断面形状が検出されたならば、その断面形状に関するセ
    ンサデータに基づいて溶接終了位置を定める段階と、
    (f)溶接ロボットが前記定められた溶接終了位置に対
    応した位置に到達したならば、溶接を終了する段階を含
    むことを特徴とする断面形状認識による溶接ロボット制
    御方法。
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