JPWO2020136905A1 - 電子式電力量計 - Google Patents

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Abstract

電子式電力量計(1)は、電力線(2)に接続され、互いに異なる機能を実行する複数の機能部に電力を供給する制御部(10)と、制御部(10)に接続される内蔵電池(11)とを備える。制御部(10)は、予め定められた運用開始イベントの検出前であって且つ電力線(2)からの通電がない場合において内蔵電池(11)の電力を複数の機能部のうち一部の機能部に供給する節電モードを有する。

Description

本発明は、内蔵電池を有する電子式電力量計に関する。
電子式電力量計は、様々な機能を有しているが、これら様々な機能のうちいくつかの機能は、電力線からの電力供給が断たれた停電時においても機能を保持し続けることが要求される。例えば、時計機能、計量値表示機能、および不正操作検出機能などが挙げられる。そのため、電子式電力量計は、内蔵電池を有しており、かかる内蔵電池から供給される電力によって停電時において必要な機能を保持している。
一般に、需要家に設置された電子式電力量計の運用中における停電の期間に比べ、かかる運用を開始する前の輸送時および保管時における停電の期間の方が長い。この場合、電子式電力量計における内蔵電池の大部分は輸送の期間および保管の期間に消費される。特許文献1には、輸送および保管の期間において電子式電力量計の内蔵電池の電力消費を抑制する技術として、内蔵電池をスイッチによって切り離す技術が開示されている。
実開昭62−14380号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、内蔵電池をスイッチによって切り離すことで内蔵電池の電力消費を抑制するため、運用前の輸送および保管の期間においても保持が必要な機能を有する電子式電力量計に適用することが難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、輸送および保管の期間においても保持が必要な機能を有する電子式電力量計において、内蔵電池の電力消費を抑制することができる電子式電力量計を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電子式電力量計は、電力線に接続され、互いに異なる機能を実行する複数の機能部に電力を供給する制御部と、制御部に接続される内蔵電池とを備える。制御部は、予め定められた運用開始イベントの検出前であって且つ電力線からの通電がない場合において内蔵電池の電力を前記複数の機能部のうち一部の機能部に供給する節電モードを有する。
本発明によれば、輸送および保管の期間においても保持が必要な機能を有する電子式電力量計において、内蔵電池の電力消費を抑制することができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる電子式電力量計の構成例を示す図 実施の形態1にかかる電子式電力量計の電力供給モードの遷移図 実施の形態1にかかる電子式電力量計の電力供給モードの遷移処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる電子式電力量計における電力供給モードの遷移に伴う消費電力の変化を示す図 実施の形態1にかかる電子式電力量計のハードウェア構成の一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電子式電力量計を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電子式電力量計の構成例を示す図である。図1に示す電子式電力量計1は、不図示の電源と不図示の負荷との間に接続され、電源から電力線2を介して負荷へ供給される交流電力ないし直流電力の電力量を計量する。
電子式電力量計1は、例えば、スマートメータである。スマートメータは、需要家と電力会社との間で双方向の通信が可能であり、且つエネルギーマネジメントの機能を備える次世代電力量計である。なお、電子式電力量計1は、スマートメータ以外の電子式電力量計であってもよい。また、以下において、電子式電力量計1は、製造会社で製造され出荷された後、電力会社で受入検査が行われ、需要家へ輸送されるものとして説明するが、電子式電力量計1は、製造会社から需要家へ直接または販売会社を介して需要家へ輸送されてもよい。
図1に示すように、電子式電力量計1は、制御部10と、内蔵電池11と、開閉制御部12と、計量部13と、表示部14と、時計機能部15と、ボタン操作検出部16と、不正操作検出部17と、通信部18とを備える。開閉制御部12、計量部13、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、不正操作検出部17、および通信部18の各々は、機能部の一例であり、以下において、機能部と記載する場合がある。なお、図示していないが、電子式電力量計1は、電力線2が接続される端子部、かかる端子部を覆う端子カバー、および電源と負荷との間の電路を開閉する開閉部なども設けられる。
電子式電力量計1は、運用時または検査時において電力線2に接続される。電力線2には、制御部10、開閉制御部12、および計量部13が接続される。電力線2および内蔵電池11からの電力は、制御部10を介して、各機能部に供給される。
制御部10は、各機能部への電力供給を個別に行うことができる。具体的には、制御部10は、開閉制御部12、計量部13、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、不正操作検出部17、および通信部18の各々へ個別に電力供給を行うことができる。また、制御部10は、通信部18を介して通信モジュール3へ電力供給を行うことができる。なお、通信モジュール3は、電子式電力量計1に含まれる構成であってもよい。この場合、通信モジュール3は、機能部の一例である。
電子式電力量計1は、電力線2からの通電時において、電力線2から供給される電力を制御部10が各機能部へ供給することで動作する。また、電子式電力量計1は、電力線2からの通電がない場合に、内蔵電池11からの電力を用いるが、内蔵電池11の容量は有限であるため、制御部10が状況に応じて機能部を選別して電力の供給を行うことで、内蔵電池11の電力消費が抑制される。制御部10による機能部への電力供給については後で詳述する。
内蔵電池11は、例えば、アルカリマンガン電池またはニッケル乾電池などの一次電池であるが、ニッケルカドミウム蓄電池、またはリチウムイオン電池などの二次電池、または電気二重層コンデンサなどのキャパシタまたはこれらの併用であってもよい。
開閉制御部12は、電力線2の中途部に設けられた不図示の開閉器を制御することで、電源と負荷との間の電路を閉状態にして負荷を電源に接続したり、電源と負荷との間の電路を開状態にして負荷から電源を遮断したりする。
計量部13は、電力線2の電圧および電力線2に流れる電流などを検出する。計量部13は、検出した電力線2の電圧および電力線2に流れる電流などに基づいて、例えば、電力量などを計量する。かかる電力量は、例えば、電力線2を介して電源から負荷へ供給される有効電力についての電力量である。
表示部14は、計量部13によって計量された電力量の情報などを表示する。かかる表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、またはその他のディスプレイ装置である。
時計機能部15は、現在時刻を示す時刻データを出力する。時刻データは、例えば、年、月、日、時、分、および秒のデータを含む。時計機能部15は、例えば、リアルタイムクロックである。
ボタン操作検出部16は、電子式電力量計1に設けられた不図示のボタンへの操作を検出する。制御部10は、ボタン操作検出部16によって検出されたボタンへの操作に応じた情報を表示部14に表示させることができる。例えば、制御部10は、計量部13によって計量された電力量の情報を表示部14に表示させたり、時計機能部15によって計時された時刻の情報を表示部14に表示させたりすることができる。
不正操作検出部17は、電子式電力量計1への不正操作を検出する。例えば、不正操作検出部17は、電子式電力量計1から不図示の端子カバーが取り外された場合に、電子式電力量計1への不正操作があったことを検出することができる。
通信部18は、通信モジュール3を介して、有線通信、無線通信、または他の手段によって外部の上位装置4と通信する。制御部10は、計量部13によって計量された電力量のデータを含む計量データを通信部18から通信モジュール3を介して上位装置4へ送信することができる。計量データには、計量部13によって計量された電力量のデータに加え、時計機能部15から出力される時刻データが含まれる。なお、上位装置4は、例えば、電力会社の電柱に設けられたデータ収集装置である。
電力会社は、電子式電力量計1から送信される時間帯毎の電力量のデータを需要家の携帯端末へ送信することができる。これにより、需要家における使用電力量に応じた時間帯毎の電力プランの選択を容易に行うことができる。
また、制御部10は、不正操作検出部17によって電子式電力量計1への不正操作が検出された場合、かかる不正操作を示す情報を通信部18および通信モジュール3を介して上位装置4に送信することができる。また、制御部10は、電子式電力量計1のパラメータを上位装置4から通信モジュール3および通信部18を介して取得することができる。制御部10は、上位装置4から取得したパラメータを設定し、かかるパラメータに従って動作する。
次に、制御部10による機能部への電力供給について具体的に説明する。図2は、実施の形態1にかかる電子式電力量計の電力供給モードの遷移図である。制御部10による機能部への電力供給を行う電力供給モードの種類には、節電モード21と、第1通電モード22と、第2通電モード23と、停電モード24とが含まれる。
節電モード21および停電モード24は、電力線2からの通電がない停電時における電力供給モードであり、これら節電モード21および停電モード24によって、内蔵電池11の電力消費を抑制することができる。
節電モード21は、電子式電力量計1が工場出荷されてから需要家に設置され運用が開始されるまでの期間中における停電時に用いられる電力供給モードである。かかる節電モード21では、常時保持が必要な最低限の機能を実行する機能部のみに電力が供給される。
制御部10は、電力供給モードが節電モード21である場合、常時保持が必要な最低限の機能を保持するために、内蔵電池11からの電力を時計機能部15のみに供給する。節電モード21において、時計機能部15へ電力供給が行われるのは、例えば、電力会社から時間帯毎の電力プランが提供される場合、時計機能部15から出力される時刻データに誤りがあると、時間帯毎の電力量に誤りが生じるためである。なお、常時保持が必要な最低限の機能は、時計機能部15によって実行される機能に限定されず、電子式電力量計1が有する機能に応じて変更することができる。
停電モード24は、需要家における電子式電力量計1の運用が開始された後の停電時に用いられる電力供給モードである。かかる停電モード24では、常時保持が必要な最低限の機能に加えて、運用中における停電時に保持が必要な機能を実行する機能部にも電力が供給される。
制御部10は、電力供給モードが停電モード24である場合、電子式電力量計1の運用開始後における停電時に必要な機能を保持するために、内蔵電池11からの電力を、例えば、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、および不正操作検出部17に供給する。なお、運用中における停電時に保持が必要な機能は、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、および不正操作検出部17によって実行される機能に限定されず、電子式電力量計1が有する機能に応じて変更することができる。
第1通電モード22および第2通電モード23は、電力線2からの通電がある場合の電力供給モードである。上述したように、停電時における電力供給モードが節電モード21および停電モード24の2つに分けられたことに伴って、通電モードが第1通電モード22および第2通電モード23の2つに分けられる。
第1通電モード22および第2通電モード23では、電子式電力量計1における全ての機能部を動作させるために、全ての機能部への電力供給が行われる。例えば、制御部10は、電力供給モードが第1通電モード22である場合、電子式電力量計1における全ての機能部を動作させるために、電力線2から供給される電力を、開閉制御部12、計量部13、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、不正操作検出部17、通信部18、および通信モジュール3の各々へ供給する。
制御部10は、電力供給モードが第2通電モード23である場合、電力供給モードが第1通電モード22である場合と同様に、電子式電力量計1における全ての機能部を動作させるために、電力線2から供給される電力を、開閉制御部12、計量部13、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、不正操作検出部17、通信部18、および通信モジュール3の各々へ供給する。
第1通電モード22は、節電モード21の状態にある電子式電力量計1に接続された電力線2への通電が開始された場合に遷移する電力供給モードである。第2通電モード23は、第1通電モード22の状態にある電子式電力量計1の運用が開始された場合に遷移する電力供給モードである。制御部10は、電力供給モードが第1通電モード22である状態から、運用開始イベントを検出することで電力供給モードを第2通電モード23に移行する。これにより、電力供給モードが第1通電モード22から第2通電モード23へ遷移する。
また、制御部10は、電力供給モードが第1通電モード22である状態から、運用開始イベントを検出することなく、電力線2からの通電が停止する停電になると、電力供給モードを節電モード21へ移行する。これにより、電力供給モードが第1通電モード22から節電モード21へ遷移する。
また、制御部10は、電力供給モードが第2通電モード23である状態から、電力線2からの通電が停止する停電になると、電力供給モードを停電モード24へ移行する。これにより、電力供給モードが第2通電モード23から停電モード24へ遷移する。
また、制御部10は、電力供給モードが停電モード24である状態から、電力線2からの通電が開始されると、電力供給モードを第2通電モード23へ移行する。これにより、電力供給モードが停電モード24から第2通電モード23へ遷移する。
ここで、運用開始イベントは、電子式電力量計1が需要家に設置され運用が開始された状態となったことを自動で判定する基準である。制御部10は、運用開始イベントを検出すると、上述したように、電力供給モードを第1通電モード22から第2通電モード23へ移行する。
かかる運用開始イベントは、電子式電力量計1が需要家に設置された後、運用が開始される時点において検出される必要がある。換言すれば、運用開始イベントは、例えば、電力会社などでの受入検査の期間、およびその後の再度の輸送および保管の期間において検出されず、電子式電力量計1が需要家に設置されて運用が開始される時点で検出されるように、運用開始イベントの発生タイミングが設定される。
運用開始イベントは、電力会社などでの運用に合わせて自由に設定できる。例えば、制御部10は、通信モジュール3を通じた上位装置4と電子式電力量計1との通信の確立があったこと、または上位装置4から通信モジュール3および通信部18を介して運用開始要求があったことなどを運用開始イベントとして検出することができる。
また、制御部10は、上位装置4から通信モジュール3を介して電子式電力量計1に特定のパラメータの設定が行われたことを運用開始イベントとして検出することができる。なお、運用開始イベントは、上位装置4と通信部18との通信に基づくイベントに限定されない。例えば、制御部10は、電力線2からの通電の継続時間が予め設定された時間に達したことを運用開始イベントとして検出することができる。
また、制御部10は、電子式電力量計1に物理的な専用スイッチが設けられている場合、かかる専用スイッチが操作された場合に、電子式電力量計1の運用が開始されたと判定することもできる。
また、第1通電モード22および第2通電モード23において電力が供給される機能部は、上述した例に限定されない。例えば、制御部10は、電力供給モードが第1通電モード22である場合、全ての機能を動作させず、開閉制御部12および計量部13を停止したままの状態にすることもできる。
図3は、実施の形態1にかかる電子式電力量計の電力供給モードの遷移処理の一例を示すフローチャートである。電子式電力量計1の工場出荷時においては、最低限の機能のみを内蔵電池11によって保持する節電モード21が電力供給モードとして設定される(ステップS10)。
制御部10は、電力供給モードが節電モード21である状態において、電力線2からの通電があるか否かを判定する(ステップS11)。制御部10は、電力線2からの通電がないと判定した場合(ステップS11:No)、処理をステップS10へ移行し、電力供給モードを継続して節電モード21にする。制御部10は、電力線2からの通電があると判定した場合(ステップS11:Yes)、電力供給モードを節電モード21から第1通電モード22へ移行する(ステップS12)。
制御部10は、電力供給モードが第1通電モード22である場合、運用開始イベントの発生を常に監視しており、運用開始イベントを検出したか否かを判定する(ステップS13)。制御部10は、運用開始イベントを検出していないと判定した場合(ステップS13:No)、電力線2からの通電が停止した状態である停電になっているか否かを判定する(ステップS14)。
制御部10は、停電になっていないと判定した場合(ステップS14:No)、処理をステップS12へ移行し、継続して電力供給モードを第1通電モード22にする。制御部10は、停電になっていると判定した場合(ステップS14:Yes)、処理をステップS10へ移行し、電力供給モードを第1通電モード22から節電モード21へ移行する。
制御部10は、運用開始イベントを検出したと判定した場合(ステップS13:Yes)、電力供給モードを第1通電モード22から第2通電モード23へ移行する(ステップS15)。ステップS15の処理を終了すると、制御部10は、電力線2からの通電がない状態である停電になっているか否かを判定する(ステップS16)。制御部10は、停電になっていないと判定した場合(ステップS16:No)、処理をステップS15へ移行し、電力供給モードを継続して第2通電モード23にする。また、制御部10は、停電になっていると判定した場合(ステップS16:Yes)、電力供給モードを第2通電モード23から停電モード24へ移行する(ステップS17)。
ステップS17の処理を終了すると、制御部10は、電力線2からの通電があるか否かを判定する(ステップS18)。制御部10は、電力線2からの通電があると判定した場合(ステップS18:Yes)、処理をステップS15へ移行し、電力供給モードを停電モード24から第2通電モード23へ移行する。また、制御部10は、電力線2からの通電がないと判定した場合(ステップS18:No)、処理をステップS17へ移行し、電力供給モードを継続して停電モード24にする。
図4は、実施の形態1にかかる電子式電力量計における電力供給モードの遷移に伴う消費電力の変化を示す図である。図4に示すように、時刻t1において工場から出荷された電子式電力量計1は、電力供給モードとして節電モード21が設定されており、電力会社への輸送中および電力会社での保管中において、節電モード21での電力供給が行われる。節電モード21で電力が供給される機能部は上述したように必要最低限に絞られており、これにより、内蔵電池11からの電力の消費が抑制される。
その後、時刻t2において、電力会社での受入検査などによって、電力線2からの通電が開始されると、電力供給モードが節電モード21から第1通電モード22に切り替わる。電力供給モードが第1通電モード22である場合、電子式電力量計1の受入検査の対象になる機能を実行する機能部への電力供給が行われるため、電子式電力量計1の受入検査が可能となる。
時刻t3において受入検査が終了して電力線2からの通電が停止されると、電力供給モードが第1通電モード22から節電モード21に切り替わる。そのため、例えば、電力会社による保管および輸送などのように、受入検査が終了した後であって需要家での運用が開始されるまでの間において、内蔵電池11の電力消費が抑制される。
その後、時刻t4において電子式電力量計1が需要家に設置されて電力線2からの通電が開始されると、電力供給モードが節電モード21から第1通電モード22に切り替わる。電子式電力量計1は、電力供給モードが第1通電モード22である状態で、時刻t5において、運用開始イベントを検出した場合、需要家に設置されその運用が開始されたと判断し、電力供給モードを第1通電モード22から第2通電モード23へ移行する。
電子式電力量計1は、電力供給モードが第2通電モード23である状態で、時刻t6において、停電を検出すると、電力供給モードを第2通電モード23から停電モード24へ移行する。これにより、運用中における停電時に必要な機能を保持できるだけの電力が一部の機能部へ内蔵電池11から供給されるため、内蔵電池11の電力消費が抑制される。
このように、実施の形態1にかかる電子式電力量計1では、意図された運用開始のタイミングを検出することで電子式電力量計1が運用開始前なのか運用開始後なのかを判定し、運用開始前と運用開始後とで停電時における内蔵電池11の電力消費の状態を切り替える。これにより、内蔵電池11の電力消費を抑制しつつ、輸送および保管の期間においても必要最低限の機能を保持することができる。したがって、電子式電力量計1の内蔵電池11を交換することなく電子式電力量計1の輸送および保管が可能な期間を延長したり、電子式電力量計1の輸送および保管が可能な期間を維持したまま内蔵電池11の小容量化を行ったりすることができる。
ここで、実施の形態1にかかる電子式電力量計1のハードウェア構成について説明する。上述した制御部10、開閉制御部12、計量部13、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、不正操作検出部17、通信部18、および通信モジュール3は、例えば、1または複数の専用ハードウェアで実現される。専用ハードウェアは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた処理回路である。
また、制御部10、開閉制御部12、計量部13、および時計機能部15の一部または全部をプロセッサおよびメモリで実現することもできる。図5は、実施の形態1にかかる電子式電力量計のハードウェア構成例を示す図である。図5に示すように、電子式電力量計1は、プロセッサ101と、メモリ102と、ディスプレイ装置103と、A/D変換器を含む入出力回路104と、通信装置105とを備える。
プロセッサ101、メモリ102、ディスプレイ装置103、入出力回路104、および通信装置105は、バス106によって互いにデータの送受信が可能である。上述した表示部14は、ディスプレイ装置103によって実現され、上述した制御部10の一部、開閉制御部12の出力回路、ボタン操作検出部16の入力回路、不正操作検出部17の入力回路、および計量部13の入力回路は、例えば、入出力回路104によって実現され、上述した通信部18は、通信装置105によって実現される。メモリ102は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。
プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、上述した制御部10の処理、開閉制御部12の処理、計量部13の処理、時計機能部15の処理、ボタン操作検出部16の処理、および不正操作検出部17の処理を実行することができる。プロセッサ101は、処理回路の一例であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processer)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。
メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクまたはDVD(Digital Versatile Disc)などである。
以上のように、実施の形態1にかかる電子式電力量計1は、電力線2に接続され、互いに異なる機能を実行する複数の機能部に電力を供給する制御部10と、制御部10に接続される内蔵電池11とを備える。複数の機能部は、例えば、開閉制御部12、計量部13、表示部14、時計機能部15、ボタン操作検出部16、不正操作検出部17、および通信部18である。制御部10は、予め定められた運用開始イベントの検出前であって且つ電力線2からの通電がない場合において内蔵電池11の電力を複数の機能部のうち一部の機能部に供給する節電モード21を有する。これにより、輸送および保管の期間においても保持が必要な機能を有する電子式電力量計1において、内蔵電池11の電力消費を抑制することができる。なお、制御部10は、例えば、電力線2および内蔵電池11からの電力を各機能部に供給する電源回路、電力線2からの通電を検出する検出回路、および、運用開始イベントの検出処理および電力供給モードの移行処理などの種々の処理を行う処理部などを有している。
また、制御部10は、運用開始イベントの検出後であって且つ電力線2からの通電がない場合において節電モード21とは異なる電力供給モードであって複数の機能部のうち一部の機能部に電力を供給する停電モード24を有する。これにより、電子式電力量計1の運用が開始される前後で電力の供給先である機能部の一部または全部を変えることができるため、内蔵電池11の電力消費をより効果的に抑制することができる。
また、制御部10は、電力線2からの電力を複数の機能部に供給する電流供給モードである第1通電モードおよび第2通電モードを有する。第1通電モードは、節電モード時に電力線2から通電が開始されることで遷移し、電力線2からの通電が停止すると節電モードに遷移する。第2通電モードは、第1通電モード時に予め定められた運用開始イベントが発生したことを検出すると遷移し、電力線2からの通電が停止すると停電モードに遷移する。これにより、電子式電力量計1の運用が開始されたことを自動で検出することができ、手動の場合に比べ、電子式電力量計1の運用を開始する際の作業負荷を軽減することができる。
また、電子式電力量計1は、外部装置である上位装置4との通信を行う通信部18を有する。制御部10は、上位装置4と通信部18との通信に基づいて、運用開始イベントを検出する。これにより、上位装置4との通信によって電子式電力量計1の運用開始を決定することができるため、例えば、電力会社などでの運用に合わせて運用開始イベントを自由に設定できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 電子式電力量計、2 電力線、3 通信モジュール、4 上位装置、10 制御部、11 内蔵電池、12 開閉制御部、13 計量部、14 表示部、15 時計機能部、16 ボタン操作検出部、17 不正操作検出部、18 通信部、21 節電モード、22 第1通電モード、23 第2通電モード、24 停電モード。

Claims (4)

  1. 電子式電力量計であって、
    電力線に接続され、互いに異なる機能を実行する複数の機能部に電力を供給する制御部と、
    前記制御部に接続される内蔵電池と、を備え、
    前記制御部は、
    予め定められた運用開始イベントの検出前であって且つ前記電力線からの通電がない場合において前記内蔵電池の電力を前記複数の機能部のうち一部の機能部に供給する節電モードを有する
    ことを特徴とする電子式電力量計。
  2. 前記制御部は、
    前記運用開始イベントの検出後であって且つ前記電力線からの通電がない場合において前記節電モードとは異なる電力供給モードであって前記複数の機能部のうち一部の機能部に電力を供給する停電モードを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子式電力量計。
  3. 前記制御部は、
    前記電力線からの電力を前記複数の機能部に供給する電流供給モードであって、前記節電モード時に前記通電が開始されることで遷移し、前記通電が停止すると前記節電モードに遷移する第1通電モードと、
    前記電力線からの電力を前記複数の機能部に供給する電流供給モードであって、前記第1通電モード時に前記運用開始イベントの検出により遷移し、前記通電が停止すると前記停電モードに遷移する第2通電モードと、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子式電力量計。
  4. 外部装置との通信を行う通信部を有し、
    前記制御部は、
    前記外部装置と前記通信部との通信に基づいて、前記運用開始イベントを検出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子式電力量計。
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