JPWO2020110742A1 - 物理量測定装置 - Google Patents

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Abstract

従来よりも熱式空気流量センサの測定精度を向上させつつ、熱式空気流量センサのダイアフラムの裏面側の空洞部の密封を防止することが可能な物理量測定装置を提供する。物理量測定装置20は、熱式空気流量センサである流量センサ205が実装された実装面f1を有するリードフレーム208fと、その実装面f1と反対のリードフレーム208fの裏面f2に配置された流路形成部材209と、を備える。通気流路210は、リードフレーム208fに設けられ、流量センサ205の空洞部205cに連通する第1貫通孔211と、リードフレーム208fに設けられ、実装面f1に開口する第2貫通孔212と、リードフレーム208fと流路形成部材209との間に画定され、第1貫通孔211と第2貫通孔212を接続する接続流路213と、によって形成されている。

Description

本開示は、物理量測定装置に関する。
従来から熱式空気流量センサに係る発明が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された発明は、検出精度の高い熱式空気流量センサを提供することを目的としている(同文献、第0005段落等を参照)。この課題を解決するための手段として、特許文献1は、以下の構成を備えた熱式空気流量センサを開示している。
特許文献1の熱式空気流量センサは、半導体素子と、支持部材と、シート接着剤と、連通通路と、を有している。半導体素子は、ダイアフラムに形成される発熱抵抗体を有している。支持部材は、半導体素子を搭載する側の搭載面と、一方が搭載面のうちダイアフラムの裏面側に対応する領域に開口する孔と、を有している。シート接着剤は、半導体素子と支持部材とを接着し、孔を有している。連通通路は、支持部材に形成される孔と、シート接着剤に形成される孔とを用いて形成される(同文献、請求項1等を参照)。
この従来の熱式空気流量センサは、上記連通流路によってダイアフラムの裏面側の空洞部が密封されることを防止している。より具体的には、支持部材に設けられた溝とリードフレームとによって連通通路を形成し、その連通通路を介して支持部材の空洞領域の換気孔と半導体素子がない領域の換気孔とを連通させている(同文献、第0017段落、図4等を参照)。また、リードフレームに溝を形成して、支持部材とリードフレームとで連通通路を構成する場合も同様の効果が得られる(同文献、第0019段落等を参照)。
特開2015‐025822号公報
熱式空気流量センサを含む物理量測定装置では、さらなる測定精度の向上が要求されるとともに、上記従来の熱式空気流量センサの連通通路のように、熱式空気流量センサのダイアフラムの裏面側の空洞部の密封を防止する構成が必要になる。
本開示は、従来よりも熱式空気流量センサの測定精度を向上させつつ、熱式空気流量センサのダイアフラムの裏面側の空洞部の密封を防止することが可能な物理量測定装置を提供する。
本開示の一態様は、熱式空気流量センサと、該熱式空気流量センサのダイアフラムの裏面側の空洞部の密閉を防止する通気流路と、を備えた物理量測定装置であって、前記熱式空気流量センサが実装された実装面を有するリードフレームと、該リードフレームの前記実装面と反対の裏面に配置された流路形成部材と、を備え、前記通気流路は、前記リードフレームに設けられ前記空洞部に連通する第1貫通孔と、前記リードフレームに設けられ前記実装面に開口する第2貫通孔と、前記リードフレームと前記流路形成部材との間に画定され前記第1貫通孔と前記第2貫通孔を接続する接続流路と、によって形成されていることを特徴とする物理量測定装置である。
本開示の上記一態様によれば、従来よりも熱式空気流量センサの測定精度を向上させつつ、熱式空気流量センサのダイアフラムの裏面側の空洞部の密封を防止することが可能な物理量測定装置を提供することができる。
電子燃料噴射方式の内燃機関制御システムの一例を示すシステム図。 図1に示す内燃機関制御システムに使用される物理量測定装置の正面図。 図2に示す物理量測定装置のカバーを取り外した状態の正面図。 図3に示す物理量測定装置のチップパッケージの断面図。 図4に示すチップパッケージを封止する樹脂を省略した模式的な断面図。 図5に示すチップパッケージのリードフレームと流路形成部材の平面図。 図6に示すリードフレームと流路形成部材との間の接続流路の変形例1。 図6に示すリードフレームと流路形成部材との間の接続流路の変形例2。 図6に示すリードフレームと流路形成部材との間の接続流路の変形例3。 図6に示すリードフレームと流路形成部材との間の接続流路の変形例4。
以下、図面を参照して本開示に係る物理量測定装置の実施形態を説明する。
図1は、本開示の実施形態1に係る物理量測定装置20を使用した電子燃料噴射方式の内燃機関制御システム1のシステム図である。
内燃機関制御システム1において、エンジンシリンダ11とエンジンピストン12を備える内燃機関10の動作に基づき、吸入空気が被計測気体2としてエアクリーナ21から吸入される。吸入空気は、主通路22である吸気ボディと、スロットルボディ23と、吸気マニホールド24を介してエンジンシリンダ11の燃焼室に導かれる。燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体2の物理量は、物理量測定装置20で測定される。さらに、物理量測定装置20で測定された物理量に基づいて、燃料噴射弁14より燃料が供給され、吸入空気と共に混合気の状態で燃焼室に導かれる。
なお、本実施形態では、燃料噴射弁14は内燃機関10の吸気ポートに設けられ、吸気ポートに噴射された燃料が吸入空気に混合され、その燃料と吸入空気との混合気が、吸気弁15を介して燃焼室に導かれ、燃焼して機械エネルギを発生する。燃焼室に導かれた混合気は、燃料と空気とが混合された状態であり、点火プラグ13の火花着火によって爆発的に燃焼して機械エネルギを発生する。燃焼後の気体は排気弁16から排気管に導かれ、排気ガス3として排気管から車外に排出される。
燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体2の流量は、アクセルペダルの操作に基づいてその開度が変化するスロットルバルブ25により制御される。また、燃焼室に導かれる吸入空気の流量に基づいて燃料供給量が制御される。スロットルバルブ25の開度を制御して燃焼室に導かれる吸入空気の流量を制御することにより、内燃機関10が発生する機械エネルギを制御することができる。
物理量測定装置20は、エアクリーナ21を介して取り込まれて主通路22を流れる吸入空気である被計測気体2の流量、温度、湿度、圧力などの物理量を測定する。物理量測定装置20は、吸入空気の物理量に応じた電気信号を出力する。物理量測定装置20の出力信号は制御装置4に入力される。
また、スロットルバルブ25の開度を計測するスロットル角度センサ26の出力が制御装置4に入力され、さらに内燃機関10のエンジンピストン12や吸気弁15や排気弁16の位置や状態、さらに内燃機関10の回転速度を計測するために、回転角度センサ17の出力が、制御装置4に入力される。排気ガス3の状態から燃料量と空気量との混合比の状態を計測するために、酸素センサ28の出力が制御装置4に入力される。
制御装置4は、物理量測定装置20の出力である吸入空気の物理量と、回転角度センサ17の出力に基づき計測された内燃機関10の回転速度とに基づいて、燃料噴射量や点火時期を演算する。これらの演算結果に基づいて、燃料噴射弁14から供給される燃料量、また点火プラグ13により点火される点火時期が制御される。燃料供給量や点火時期は、実際には、さらに物理量測定装置20で測定される温度や、スロットル角度の変化状態、エンジン回転速度の変化状態、酸素センサ28で計測された空燃比の状態に基づいて、きめ細かく制御されている。制御装置4は、さらに内燃機関10のアイドル運転状態において、スロットルバルブ25をバイパスする空気量をアイドルエアコントロールバルブ27により制御し、アイドル運転状態での内燃機関10の回転速度を制御する。
内燃機関10の主要な制御量である燃料供給量や点火時期はいずれも物理量測定装置20の出力を主パラメータとして演算される。したがって、物理量測定装置20の測定精度の向上や、経時変化の抑制、信頼性の向上が、車両の制御精度の向上や信頼性の確保に関して重要である。特に近年、車両の省燃費に関する要望が非常に高く、また排気ガス浄化に関する要望が非常に高い。これらの要望に応えるには、物理量測定装置20により測定される被計測気体2である吸入空気の物理量の測定精度の向上が極めて重要である。また、物理量測定装置20が高い信頼性を維持していることも大切である。
物理量測定装置20が搭載される車両は、温度や湿度の変化が大きい環境で使用される。物理量測定装置20は、その使用環境における温度や湿度の変化への対応や、塵埃や汚染物質などへの対応も、考慮されていることが望ましい。また、物理量測定装置20は、内燃機関10からの発熱の影響を受ける吸気管に装着される。このため、内燃機関10の発熱が主通路22である吸気管を介して物理量測定装置20に伝わる。物理量測定装置20は、被計測気体と熱伝達を行うことにより被計測気体の流量を測定するので、外部からの熱の影響をできるだけ抑制することが重要である。
車両に搭載される物理量測定装置20は、以下で説明するように、単に発明が解決しようとする課題の欄に記載された課題を解決し、発明の効果の欄に記載された効果を奏するだけではない。以下で説明するように、物理量測定装置20は、上述した様々な課題を十分に考慮し、製品として求められている様々な課題を解決し、種々の効果を奏している。
物理量測定装置20が解決する具体的な課題や奏する具体的な効果は、以下の実施形態に関する記載の中で説明する。
図2は、図1に示す物理量測定装置20の正面図である。図3は、図2に示す物理量測定装置20のカバー202を取り外した状態の正面図である。なお、図3では、回路基板207を封止する封止材の図示を省略している。
物理量測定装置20は、主通路22の通路壁に設けられた取り付け孔から主通路22の内部に挿入されて利用される。物理量測定装置20は、ハウジング201と、ハウジング201に取り付けられるカバー202とを備えている。ハウジング201は、合成樹脂材料を射出成形することによって構成されており、カバー202は、たとえばアルミニウム合金などの導電性材料からなる板状部材によって構成されている。カバー202は、薄い板状に形成されて、広い平坦な冷却面を有している。
ハウジング201は、主通路22である吸気ボディに固定されるフランジ201fと、フランジ201fから突出して外部機器との電気的な接続を行うために吸気ボディから外部に露出するコネクタ201cと、フランジ201fから主通路22の中心に向かって突出するように延びる計測部201mを有している。
フランジ201fは、たとえば、所定の板厚からなる平面視略矩形状を有しており、角部に貫通孔を有している。フランジ201fは、たとえば、角部の貫通孔に固定ネジが挿通されて主通路22のネジ穴に螺入されることにより、主通路22に固定される。
コネクタ201cは、たとえば、その内部に4本の外部端子と、補正用端子とが設けられている。外部端子は、物理量測定装置20の計測結果である流量や温度などの物理量を出力するための端子および物理量測定装置20が動作するための直流電力を供給するための電源端子である。補正用端子は、生産された物理量測定装置20の計測を行い、それぞれの物理量測定装置20に関する補正値を求めて、物理量測定装置20内部のメモリに補正値を記憶するのに使用する端子である。
計測部201mは、フランジ201fから主通路22の中心方向に向かって延びる薄くて長い形状を成し、幅広な正面221と背面、および幅狭な一対の側面である上流端面223と下流端面224を有している。計測部201mは、たとえば、主通路22に設けられた取り付け孔から内部に挿入され、フランジ201fを主通路22に当接させてねじで主通路22に固定することで、フランジ201fを介して主通路22に固定される。
計測部201mは、物理量測定装置20を主通路22に取り付けた状態で、主通路22の内壁から主通路22の中心軸22aに向かって突出している。そして、正面221と背面が主通路22の中心軸22aに沿って平行に配置され、計測部201mの幅狭な上流端面223と下流端面224のうち計測部201mの短手方向一方側の上流端面223が主通路22の上流側を向くように配置され、計測部201mの短手方向他方側の下流端面224が主通路22の下流側を向くように配置される。
計測部201mの正面221は、短手方向に沿って上流端面223から下流端面224まで平坦である。一方、計測部201mの背面は、下流端面224側の角部が面取りされており、かつ、短手方向中間位置から下流端面224まで移行するにしたがって正面に漸次接近する方向に傾斜している。これにより、計測部201mの断面形状は、いわゆる流線型になっている。したがって、主通路22の上流から流れてきた被計測気体2を計測部201mの正面221および背面に沿って円滑に下流に導くことができ、被計測気体2に対する計測部201mの流体抵抗を小さくすることができる。
計測部201mは、突出方向の端部が段差状に形成されており、物理量測定装置20を主通路22に取り付けた状態で、主通路22の上流側の下面226と、主通路22の下流側の下面227とを有している。計測部201mは、上流側の下面226よりも下流側の下面227の方が突出方向に突出し、上流側の下面226と下流側の下面227との間を結ぶ段差面228が主通路22の上流側を向くように配置される。
また、計測部201mは、フランジ201fと反対側で上流側の下面226よりも突出した先端部201tの段差面228に、吸入空気などの被計測気体2の一部を計測部201m内の副通路に取り込むための入口231が開口して設けられている。そして、計測部201mの先端部201tの下流端面224には、計測部201m内の副通路に取り込んだ被計測気体2を主通路22に戻すための第1出口232および第2出口233が開口して設けられている。
つまり、計測部201mは、主通路22における被計測気体2の流れ方向の上流側に向けて配置される第1壁部としての上流端面223を有する。また、計測部201mは、第1壁部としての上流端面223よりも主通路22における被計測気体2の流れ方向の下流側の位置において被計測気体2の流れ方向の上流側に向けて配置される第2壁部として先端部201tの段差面228を有する。この先端部201tの段差面228に、副通路の入口231が開口している。
物理量測定装置20は、副通路の入口231が、フランジ201fから主通路22の中心方向に向かって延びる計測部201mの先端部201tに設けられているので、主通路22の内壁面近傍ではなく、内壁面から離れた中央部に近い部分の気体を副通路に取り込むことができる。このため、物理量測定装置20は、主通路22の内壁面から離れた部分の気体の流量を測定することができ、熱などの影響による計測精度の低下を抑制できる。
主通路22の内壁面近傍では、主通路22の温度の影響を受け易く、気体の本来の温度に対して被計測気体2の温度が異なる状態となり、主通路22内の主気体の平均的な状態と異なることになる。特に主通路22がエンジンの吸気ボディである場合は、エンジンからの熱の影響を受け、高温に維持されていることが多い。このため主通路22の内壁面近傍の気体は、主通路22の本来の気温に対して高いことが多く、計測精度を低下させる要因となる。また、主通路22の内壁面近傍では流体抵抗が大きく、主通路22の平均的な流速に比べ、流速が低くなる。このため、主通路22の内壁面近傍の気体を被計測気体2として副通路に取り込むと、主通路22の平均的な流速に対する流速の低下が計測誤差につながるおそれがある。
物理量測定装置20は、フランジ201fから主通路22の中央に向かって延びる薄くて長い計測部201mの先端部201tに入口231が設けられているので、主通路22の内壁面近傍の流速低下に関係する計測誤差を低減できる。また、物理量測定装置20は、フランジ201fから主通路22の中央に向かって延びる計測部201mの先端部201tに入口231が設けられているだけでなく、副通路の第1出口232および第2出口233も計測部201mの先端部201tに設けられているので、さらに計測誤差を低減することができる。
物理量測定装置20は、計測部201mが主通路22の外壁から中央に向かう軸に沿って長く伸びる形状を成しているが、上流端面223および下流端面224の幅は、正面221の幅よりも狭く、計測部201mが板状の形状を成している。これにより、物理量測定装置20は、被計測気体2に対しては流体抵抗を小さい値に抑えることができる。
計測部201mには、副通路234を形成するための副通路溝250と、回路基板207を収容するための回路室235が設けられている。回路室235と副通路溝250は、計測部201mの正面に凹設されており、計測部201mの短手方向一方側と他方側に分かれて配置されている。回路室235は、主通路22における被計測気体2の流れ方向の上流側の位置に配置され、副通路234は、回路室235よりも主通路22における被計測気体2の流れ方向の下流側の位置に配置される。なお、主通路22における被計測気体2の流れ方向において、回路室235の上流側の壁部の上流側の面を、計測部201mの上流端面223とすることで省スペース化が可能となる。
副通路溝250は、カバー202との協働により副通路234を形成する。副通路234は、計測部201mの突出方向である計測部201mの長手方向に沿って延在して設けられている。副通路234を形成する副通路溝250は、第1副通路溝251と、第1副通路溝251の途中で分岐する第2副通路溝252とを有している。
第1副通路溝251は、計測部201mの先端部201tの段差面228に開口する入口231と、計測部201mの先端部201tの下流端面224に開口する第1出口232との間に亘って、計測部201mの短手方向に沿って延在するように形成されている。
入口231は、主通路22における被計測気体2の流れ方向の上流側を向くように開口されている。第1副通路溝251は、カバー202との間に、入口231から主通路22の中心軸22aに沿って延びて第1出口232に至る第1副通路234aを形成する。
第1副通路234aは、主通路22内を流れる被計測気体2を入口231から取り込み、その取り込んだ被計測気体2を第1出口232から主通路22に戻す。第1副通路234aは、入口231から主通路22内における被計測気体2の流れ方向に沿って延在し、第1出口232に接続されている。第1副通路234aは、入口231と第1出口232との間に分岐部236を有している。
分岐部236は、主通路22の中心軸22aに沿って延びる第1副通路234aにおいて、順流時の被計測気体2の上流側で入口231の近傍に設けられている。ここで、被計測気体2は、順流時に、図1に示すように、エアクリーナ21から内燃機関10へ向けて主通路22の中心軸22aに沿って流れる。主通路22を流れる被計測気体2は、順流時に、入口231から第1副通路234aに取り込まれ、第1副通路234a内を第1出口232へ向けて流れるととともに、分岐部236から第2副通路234bへ流入する。
第2副通路溝252は、第1副通路溝251の途中位置で計測部201mの基端部すなわちフランジ201fへ向けて分岐して、計測部201mの長手方向すなわち主通路22の中心軸22aに交差する方向、たとえば中心軸22aにおおむね直交する方向に延びている。さらに、第2副通路溝252は、計測部201mのフランジ201fの近傍で先端部201tへ向けて、たとえばU字状または円弧状に湾曲して折り返し、計測部201mの長手方向すなわち主通路22の中心軸22aに交差する方向、たとえば中心軸22aにおおむね直交する方向に延びている。
第2副通路溝252は、最終的に、計測部201mの下流端面224へ向けて、たとえば円弧状に湾曲するように曲折し、第2出口233に接続されている。第2出口233は、主通路22における被計測気体2の流れ方向の下流側を向くように開口されている。第2出口233は、第1出口232とほぼ同等または若干大きい開口面積を有しており、第1出口232よりも計測部201mの長手方向の基端部側に隣接した位置に形成されている。第2副通路溝252は、カバー202との間に、第1副通路234aからフランジ201fへ向けて分岐して第2出口233に至る第2副通路234bを形成する。
第2副通路234bは、第1副通路234aから分岐されて流れ込んだ被計測気体2を通過させて第2出口233から主通路22に戻す。第2副通路234bは、計測部201mの長手方向に沿って往復する経路を有する。より詳細には、第2副通路234bは、たとえば、直線状の上流部237と、円弧状またはU字状の湾曲部238と、直線状の下流部239とを有している。
上流部237は、たとえば、第1副通路234aの分岐部236から分岐され、主通路22の中心軸22aに交差する方向におおむね直線状にまっすぐ延びている。上流部237は、たとえば、主通路22の中心軸22aにおおむね直交する方向、すなわち第1副通路234aの分岐部236からフランジ201fへ向かう方向へ延びている。
湾曲部238は、たとえば、フランジ201fの近傍で上流部237の下流側の端部に接続され、主通路22の中心軸22aに向けて折り返すように湾曲している。湾曲部238は、たとえば、円弧状またはU字状の形状を有し、第2副通路234bを180度、逆方向に折り返すように湾曲している。
下流部239は、たとえば、フランジ201fの近傍で湾曲部238の下流側の端部に接続され、主通路22の中心軸22aに向けておおむね直線状にまっすぐに延びている。
下流部239は、たとえば、上流部237とおおむね平行に計測部201mの先端部201tへ向けて延び、第1副通路234aにおける分岐部236よりも下流側へ向けて延びている。下流部239は、先端部201tの第2出口233の近傍で主通路22の中心軸22aに沿う方向に湾曲して、第2出口233に接続されている。
第2副通路234bは、湾曲形状を有している。より具体的には、第2副通路234bの上流部237は、第1副通路234aの分岐部236から分岐され、主通路22の中心軸22aに交差する方向に延びている。第2副通路234bの湾曲部238は、上流部237から主通路22の中心軸22aに向けて折り返すように湾曲している。第2副通路234bの下流部239は、湾曲部238から主通路22の中心軸22aに向けて延びている。これら上流部237と湾曲部238と下流部239とによって、第2副通路234bの湾曲形状が形成されている。
なお、図示は省略するが、たとえば、第2出口233を省略し、第1副通路234aの分岐部236よりも下流側に第2副通路234bの下流部239を接続させ、第2副通路234bを第1副通路234aに合流させてもよい。
第2副通路234bは、たとえば上流部237に流量センサ205が配置されている。
より詳細には、第2副通路234bの上流部237において、流量センサ205は、第1副通路234aと湾曲部238の中間部に配置されている。第2副通路234bは、上記のような湾曲形状を有することで、通路長さをより長く確保することができ、主通路22内の被計測気体2に脈動が生じた場合に、流量センサ205への影響を小さくすることができる。
上記構成によれば、計測部201mの突出方向である長手方向に沿って副通路234を形成することができ、副通路234の長さを十分に長く確保できる。これにより、物理量測定装置20は、十分な長さの副通路234を備えることができる。したがって、物理量測定装置20は、流体抵抗を小さい値に抑えられるとともに高い精度で被計測気体2の物理量を計測することが可能である。
第1副通路234aは、入口231から計測部201mの短手方向すなわち主通路22の中心軸22aに沿って延びて第1出口232に至るので、入口231から第1副通路234a内に侵入した塵埃などの異物をそのまま第1出口232から排出させることができる。これにより、異物が第2副通路234bに侵入するのを抑制し、第2副通路内234bに配置された流量センサ205に影響を与えるのを抑制することができる。
第1副通路234aの入口231と第1出口232は、入口231の方が第1出口232よりも大きな開口面積を有している。入口231の開口面積を第1出口232よりも大きくすることによって、第1副通路234aに流入した被計測気体2を、第1副通路234aの途中で分岐している第2副通路234bにも確実に導くことができる。
第1副通路溝251の入口231の近傍には、計測部201mの長手方向における入口231の中央位置に突起部253が設けられている。突起部253は、入口231の大きさを計測部201mの長手方向に二等分し、二等分された入口231のそれぞれの開口面積を第1出口232および第2出口233の開口面積よりも小さくしている。突起部253は、入口231から第1副通路234aに侵入可能な異物の大きさを第1出口232および第2出口233よりも小さいものだけに規制し、異物によって第1出口232や第2出口233が塞がれるのを防ぐことができる。
回路基板207は、計測部201mの短手方向一方側に設けられた回路室235に収容されている。回路基板207は、計測部201mの長手方向に沿って延在する長方形の形状を有しており、その表面には、チップパッケージ208と、圧力センサ204と、温湿度センサ206と、吸気温度センサ203とが実装されている。回路基板207は、すべてのセンサに共通する搭載部を有しており、様々なセンサの実装パターンに対して共通して利用可能である。回路基板207の表面は、たとえば、主通路22を流れる被計測気体2にほぼ平行に配置される。これにより、計測部201mの薄型化が可能になり、主通路22を流れる被計測気体2の圧力損失を低減することができる。
チップパッケージ208は、回路基板207に実装されている。チップパッケージ208には、たとえば、流量センサ205、流量センサ205を駆動する電子部品であるLSIが実装され、トランスファーモールドにより封止されている。チップパッケージ208は、第2副通路234b内に流量センサ205が配置されるように、回路基板207の長手方向の中央位置で回路基板207から第2副通路234b内にチップパッケージ208の一部が突出した状態で実装されている。
チップパッケージ208は、副通路234と回路室235との間に亘って配置されている。これにより、回路室235と副通路234が分離され、チップパッケージ208に配置された流量センサ205への流れが副通路234の形状によって律速される。そのため、副通路234内に被計測気体2の流れを阻害する障壁物がない構成となり、被計測気体2の安定的な流れを流量センサ205へ供給することができる。したがって、流量センサの流速感度、ノイズ性能や脈動特性を維持しつつ、計測部201mを小型化することが可能である。
なお、流量センサ205は、必ずしもチップパッケージ208に設けられている必要はない。たとえば、回路基板207の一部を突出させて流量センサ205を副通路234に配置してもよく、回路基板207に実装された流量センサ205を板状の支持体によって副通路234に配置してもよい。
流量センサ205とLSIは同一半導体素子に一体に形成されていても、別の半導体素子として形成されていてもよい。流量センサ205は、表面の流量計測部が少なくとも露出するように樹脂によって封止されている。チップパッケージ208にLSIを設ける構造について説明したが、回路基板207にLSIを搭載する構造としてもよい。チップパッケージ208にLSIを設ける利点としては、回路基板207にLSIを搭載しなくてもよいことから、回路基板207の小型化に寄与する点である。
チップパッケージ208は、第2副通路234bの上流部における被計測気体2の流れ方向に沿って延びる凹溝を有し、この凹溝の底部に流量センサ205を備えている。チップパッケージ208の凹溝は、第2副通路234bの上流部を流れる被計測気体2の流れ方向における両端部から中央部へ向けて徐々に幅が狭まる絞り形状を有し、最も幅が狭い中央部に流量センサ205が配置されている。この絞り形状により、副通路234を流れる被計測気体2が整流され、ノイズの影響を低減することができる。
圧力センサ204は、チップパッケージ208よりも回路基板207の長手方向基端部側に実装されており、温湿度センサ206は、チップパッケージ208よりも回路基板207の長手方向先端側に実装されている。そして、回路基板207の表面には、吸気温度センサ203のリードが接続されている。吸気温度センサ203は、温湿度センサ206よりも回路基板207の長手方向先端側の位置にリードが接続され、センサ本体203bが回路基板207から長手方向にはみ出して計測部201mの外部に露出した位置に配置されるように実装されている。
吸気温度センサ203は、計測部201mのフランジ201f側の上流端面223と、先端部201tの段差面228との間に配置されている。吸気温度センサ203は、回路基板207に実装され、計測部201mの外に露出して設けられている。吸気温度センサ203は、円柱状のセンサ本体と、センサ本体の軸方向両端部から互いに離間する方向に向かって突出する一対のリードとを有するアキシャルリード部品によって構成されている。計測部201mには、吸気温度センサ203を保護するためのプロテクタ202aが設けられている。
計測部201mには、その長手方向に沿って基端部側から先端部側に向かって(計測部201mの突出方向に向かって)、(1)圧力センサ204、(2)流量センサ205、(3)温湿度センサ206、(4)吸気温度センサ203が順番に配置されている。圧力センサ204は、被計測気体2の圧力を測定し、流量センサ205は、被計測気体2の流量を測定する。温湿度センサ206は、被計測気体2の湿度を測定し、吸気温度センサは、被計測気体2の温度を測定する。
図4は、主通路22を流れる被計測気体2の主流れ方向に沿う断面における図3に示すチップパッケージ208の断面図である。図5は、図4に示すチップパッケージ208のリードフレーム208fと、流量センサ205と、流路形成部材209の模式的な断面図である。図6は、図5に示すリードフレーム208fと流路形成部材209の平面図である。なお、図5では、リードフレーム208f、流量センサ205、および流路形成部材209を封止する樹脂208rの図示を省略している。
流量センサ205は、前述のように、チップパッケージ208に実装され、物理量測定装置20を構成するハウジング201の計測部201mに設けられた第2副通路234bの上流部237に配置されている。流量センサ205は、半導体基板205sと、この半導体基板205sに設けられたダイアフラム205dとを備えている。
ダイアフラム205dは、半導体基板205sに設けられた薄膜状の部分である。ダイアフラム205dは、たとえば、流量センサ205が実装された208fの実装面f1に対向する半導体基板205sの一方の面に開口を有する凹状の空洞部205cを形成することによって設けられている。ダイアフラム205dは、リードフレーム208fの実装面f1と反対側の半導体基板205sの表層部の一部であり、半導体基板205sの表層部の一部が空洞部205cに露出した薄膜状の部分である。
流量センサ205は、半導体基板205sの空洞部205cと反対側のダイアフラム205dの表面に、図示を省略する発熱抵抗体と、感温抵抗体と、固定抵抗と、複数の電極パッドなどを備えている。より具体的には、流量センサ205は、たとえば、被計測気体2の流れ方向において、発熱抵抗体の両側に一対の感温抵抗体を有し、これら一対の感温抵抗体の温度差に基づいて空気の流量を測定する、熱式空気流量計である。
本実施形態の物理量測定装置20は、次の構成を最大の特徴としている。物理量測定装置20は、熱式空気流量センサである流量センサ205と、その流量センサ205のダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密閉を防止する通気流路210と、を備えている。また、物理量測定装置20は、流量センサ205が実装された実装面f1を有するリードフレーム208fと、そのリードフレーム208fの実装面f1と反対の裏面f2に配置された流路形成部材209と、を備えている。通気流路210は、リードフレーム208fに設けられて空洞部205cに連通する第1貫通孔211と、リードフレーム208fに設けられて実装面f1に開口する第2貫通孔212と、リードフレーム208fと流路形成部材209との間に画定され、第1貫通孔211と第2貫通孔212を接続する接続流路213と、によって形成されている。
接続流路213は、たとえば、図6に示すように、第1貫通孔211と第2貫通孔212とを接続する複数の流路を有している。より具体的には、接続流路213は、たとえば、複数の縦流路213aと、複数の横流路213bと、を有している。縦流路213aは、第1貫通孔211と第2貫通孔212との間の最短経路に沿う縦方向LDに延びている。横流路213bは、縦流路213aを横断する横方向CDに延びて、隣り合う縦流路213aを接続している。
図6に示す例において、縦流路213aは、接続流路213の縦方向LDの一端から他端まで、縦方向LDに連続している。また、縦方向LDの一端と他端に設けられた横流路213bは、接続流路213の横方向CDの一端から他端まで、横方向CDに連続して、それぞれ第1貫通孔211と第2貫通孔212に連通している。一方、これら縦方向LDの両端の横流路213bの間に設けられた複数の横流路213bの一端と他端は、隣り合う一方の縦流路213aと他方の縦流路213aに接続されている。そして、縦方向LDに並んだ複数の横流路213bからなる横流路213bの各列は、横方向CDに隣り合う列同士の横流路213bが互い違いに配置され、複数の横流路213bが千鳥状に配置されている。
すなわち、図6に示す例において、縦方向LDの両端の一対の横流路213bの間に配置され、横方向CDに隣り合う横流路213b同士は、縦方向LDにずれた位置に配置されている。接続流路213は、たとえば、横方向CDに並んだ4本の縦流路213aと、縦方向LDの両端で横方向CDに連続する2本の横流路213bと、これら2本の横流路213bの間で縦方向LDに並んだ横流路213bの各列にそれぞれ14本の横流路213bを有している。
換言すると、図6に示す例において、接続流路213は、千鳥状に配置された3列の計42本の横流路213bと、横方向CDに連続する2本の横流路213bと、これら44本の横流路213bによって接続された4本の縦流路213aと、を有している。なお、図6に示す縦流路213aおよび横流路213bの数および配置は一例であり、特に限定されない。
また、図5に示す例において、接続流路213は、リードフレーム208fに設けられた溝208gと、その溝208gの開口を閉鎖する流路形成部材209とによって画定されている。溝208gは、たとえば、リードフレーム208fをプレス加工することによって、50[μm]以上の深さに形成されている。溝208gの断面形状は、たとえば、くさび形または三角形である。
流路形成部材209は、たとえば、樹脂シート209aと、その樹脂シート209aの表面に配置された粘着層209bとを有している。より具体的には、流路形成部材209は、たとえば、200[℃]以上の耐熱性を有するポリイミドテープまたはカプトン(登録商標)テープである。樹脂シート209aの厚さは、たとえば、約50[μm]であり、粘着層209bの厚さは、たとえば、約20[μm]である。
なお、図示は省略するが、接続流路213は、たとえば、流路形成部材209に設けられた溝と、その溝の開口を閉鎖するリードフレーム208fとによって画定されていてもよい。この場合、流路形成部材209の素材は、たとえば、200[℃]以上の耐熱性を有する金属、耐熱ガラス、セラミックス、または耐熱樹脂などを用いることができる。この場合、流路形成部材209は、たとえば接着剤によってリードフレーム208fに固定することができる。また、流路形成部材209は、素材に応じて、溶接、かしめ、リベット、溶着など、リードフレーム208fに対する適宜の固定方法を選択することができる。
リードフレーム208fは、実装面f1に、流量センサ205だけでなく、たとえばLSIなどの電子部品208eが実装されている。流量センサ205と電子部品208eは、たとえば、ワイヤボンディングによって接続されている。流量センサ205および電子部品208eは、たとえば、ダイアタッチフィルム208dを介してリードフレーム208fの実装面f1に実装されている。
ダイアタッチフィルム208dは、リードフレーム208fの第1貫通孔211に対応する位置に、貫通孔214を有している。貫通孔214は、流量センサ205の空洞部205cと、リードフレーム208fの第1貫通孔211とを接続して連通させている。すなわち、図5に示す例において、通気流路210は、ダイアタッチフィルム208dの貫通孔214と、リードフレーム208fの第1貫通孔211と、リードフレーム208fと流路形成部材209との間の接続流路213と、リードフレーム208fの第2貫通孔212とによって形成されている。
以下、本実施形態の物理量測定装置20の作用について説明する。
本実施形態の物理量測定装置20は、前述のように、たとえば内燃機関制御システム1の吸気ボディである主通路22に配置され、主通路22を流れる吸入空気である被計測気体2の流量を含む物理量を測定する。被計測気体2は、物理量測定装置20の計測部201mに設けられた入口231を介して、主通路22から物理量測定装置20の副通路234に流入する。
物理量測定装置20の計測部201mの入口231から副通路234に流入した被計測気体2の一部は、第1副通路234aを通り、計測部201mの第1出口232から主通路22に戻る。これにより、被計測気体2に含まれる塵埃などの異物をそのまま第1出口232から排出させることができる。また、物理量測定装置20の計測部201mの入口231から副通路234に流入した被計測気体2の他の一部は、分岐部236で第1副通路234aから分岐され、第2副通路234bの上流部237へ流入して、流量センサ205を通過する。
流量センサ205は、前述のように、半導体基板205sと、この半導体基板205sに設けられたダイアフラム205dを備えた熱式空気流量センサである。流量センサ205は、被計測気体2の流れ方向において、発熱抵抗体の両側に配置された一対の感温抵抗体の温度差に基づいて、被計測気体2である空気の流量を測定する。ここで、本実施形態の物理量測定装置20は、前述のように、以下の特徴を有している。
物理量測定装置20は、熱式空気流量センサである流量センサ205と、その流量センサ205のダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密閉を防止する通気流路210と、を備えている。また、物理量測定装置20は、流量センサ205が実装された実装面f1を有するリードフレーム208fと、そのリードフレーム208fの実装面f1と反対の裏面f2に配置された流路形成部材209と、を備えている。通気流路210は、リードフレーム208fに設けられて空洞部205cに連通する第1貫通孔211と、リードフレーム208fに設けられて実装面f1に開口する第2貫通孔212と、リードフレーム208fと流路形成部材209との間に画定され、第1貫通孔211と第2貫通孔212を接続する接続流路213と、によって形成されている。
すなわち、本実施形態の物理量測定装置20は、リードフレームに支持部材を介して半導体素子を実装する従来の熱式空気流量センサとは異なり、流量センサ205がリードフレーム208fの実装面f1に直接的に実装されている。これにより、従来の熱式空気流量センサと比較して、リードフレーム208fの実装面f1と流量センサ205のダイアフラム205dとの間の寸法精度を向上させることができる。これにより、発熱抵抗体および感熱抵抗体などが配置されたダイアフラム205dの計測面に臨む流路断面積の絞りを、所定の流路断面積に正確に絞ることができる。したがって、本実施形態によれば、物理量測定装置20の流量センサ205による被計測気体2の流量の測定精度を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置20は、通気流路210によって、流量センサ205のダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cと、その外側のリードフレーム208fの実装面f1に臨む空間とをつなぐ空気の流路が形成されている。これにより、熱式空気流量センサである流量センサ205のダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密封を防止し、空洞部205c内の空気圧の変動を抑制することができる。
より具体的には、流量センサ205の空洞部205cの外側のダイアフラム205dの計測面側の空気の圧力が、空洞部205c内の空気の圧力よりも高くなると、ダイアフラム205dが空洞部205cの内側へたわんで、空洞部205cの容積が減少する。すると、空洞部205c内の空気の一部が、リードフレーム208fの第1貫通孔211、リードフレーム208fと流路形成部材209との間の接続流路213、およびリードフレーム208fの第2貫通孔212を通って、空洞部205cの外部の空間へ放出される。
また、流量センサ205の空洞部205cの外側のダイアフラム205dの計測面側の空気の圧力が空洞部205c内の空気の圧力よりも低くなると、ダイアフラム205dが空洞部205cの外側へたわんで、空洞部205cの容積が増加する。すると、空洞部205cの外部空間の空気が、リードフレーム208fの第2貫通孔212、リードフレーム208fと流路形成部材209との間の接続流路213、およびリードフレーム208fの第1貫通孔211を通って、空洞部205c内へ導入される。以上のように、空洞部205c内の空気圧の変動が抑制される。
したがって、本実施形態によれば、従来よりも熱式空気流量センサである流量センサ205の測定精度を向上させつつ、ダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密封を防止することが可能な物理量測定装置20を提供することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置20において、接続流路213は、図6に示すように、リードフレーム208fの第1貫通孔211と第2貫通孔212とを接続する複数の流路を有している。
この構成により、たとえば流路形成部材209の粘着層209bによって溝208gの一部が埋まるなど、接続流路213の複数の流路の一部が閉塞しても、閉塞していない他の流路を介して、流量センサ205の空洞部205cと外部空間を接続することができる。したがって、本実施形態によれば、ダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密封を、より確実に防止することが可能な物理量測定装置20を提供することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置20において、接続流路213は、複数の縦流路213aと、複数の横流路213bと、を有している。縦流路213aは、第1貫通孔211と第2貫通孔212との間の最短経路に沿う縦方向LDに延びている。横流路213bは、縦流路213aを横断する横方向CDに延びて、隣り合う縦流路213aを接続している。
この構成により、縦流路213aによって、リードフレーム208fの第1貫通孔211と第2貫通孔212とをより短距離で接続して、通気流路210の流路抵抗を低減することができる。したがって、空洞部205c内の空気圧の変動を、より確実に抑制することができる。
また、リードフレーム208fの裏面f2が溝208gを有する場合には、リードフレーム208fの裏面f2に縦流路213aと横流路213bとによって囲まれた複数の島状部が、接続流路213の全体に分散して形成される。このリードフレーム208fの裏面f2の複数の島状部によって流路形成部材209を支持することで、たとえば流路形成部材209の粘着層209bによって接続流路213が閉塞されることを防止できる。
同様に、流路形成部材209が、リードフレーム208fの裏面f2に対向する表面に、接続流路213を画定する溝を有する場合には、流路形成部材209の表面に、図6に示すリードフレーム208fの島状部と同様の複数の島状部が形成される。この流路形成部材209の表面の複数の島状部によって、たとえば、流路形成部材209をリードフレーム208fの裏面f2に接着する接着層を支持することで、その接着層によって接続流路213が閉塞されることを防止できる。
さらに、接続流路213のいずれかの縦流路213aの一部が閉塞して閉塞部分が形成されても、その閉塞部分の縦方向LDの前後に接続された横流路213bと、その閉塞部分の隣の縦流路213aとによって、その閉塞部分を迂回する流路が形成される。したがって、本実施形態によれば、ダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密封を、より確実に防止することが可能な物理量測定装置20を提供することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置20において、縦流路213aは、それぞれ、接続流路213の縦方向LDの一端から他端まで連続している。
この構成により、縦流路213aによって、リードフレーム208fの第1貫通孔211と第2貫通孔212とを、さらに短距離で接続して、通気流路210の流路抵抗を低減することができる。したがって、空洞部205c内の空気圧の変動を、さらに確実に抑制することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置20において、横方向CDに隣り合う横流路213bは、縦方向LDにずれた位置に配置されている。
この構成により、接続流路213の縦方向LDに並んだ横流路213bの複数の列において、横方向CDに隣り合う列同士の横流路213bを、千鳥状に互い違いに配置することができる。換言すると、縦流路213aと横流路213bとによって囲まれて縦方向LDに並んだ島状部の複数の列において、横方向CDに隣り合う列同士の島状部を、千鳥状に互い違いに配置することができる。
これにより、横方向CDにおける個々の横流路213bの長さを短くすることができる。また、個々の横流路213bの一端と他端に島状部を配置することができる。これにより、個々の横流路213bの流路抵抗を低減するとともに、個々の横流路213bの閉塞をより確実に防止することができる。したがって、本実施形態によれば、ダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの空気圧の変動をより確実に抑制するとともに、空洞部205cの密封をより確実に防止することが可能な物理量測定装置20を提供することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置20において、接続流路213は、リードフレーム208fに設けられた溝208gと、その溝208gの開口を閉鎖する流路形成部材209とによって画定されている。
この構成により、溝208gを、たとえばプレス加工によって、リードフレーム208fに容易に形成することができる。また、流路形成部材209に対して接続流路213を形成するための溝を形成する必要がなく、流路形成部材209の構成を簡略化することができる。これにより、たとえばポリイミドテープなど、樹脂シート209aと、その樹脂シート209aの表面に配置された粘着層209bとを有する流路形成部材209を使用することが可能になる。
また、本実施形態の物理量測定装置20において、流路形成部材209は、樹脂シート209aと、その樹脂シート209aの表面に配置された粘着層209bとを有している。
この構成により、粘着層209bを介して流路形成部材209をリードフレーム208fの裏面f2に貼り付けるだけで、リードフレーム208fと流路形成部材209との間に接続流路213を画定することができる。したがって、物理量測定装置20の製造工程を簡略化して生産性を向上させるとともに、製造コストを低減することができる。
また、チップパッケージ208をトランスファーモールドによって成形する際に、流路形成部材209によって流量センサ205の寸法精度を向上させることができる。より具体的には、実装面f1に流量センサ205が実装され、裏面f2に流路形成部材209が配置されたリードフレーム208fを金型内に配置し、チップパッケージ208を封止する樹脂208rを成形する際に、流路形成部材209が緩衝材として機能する。これにより、チップパッケージ208の樹脂208rを精度よく成形することができる。そのため、流量センサ205のダイアフラム205dの計測面に臨む流路断面積の絞りを、所定の流路断面積に正確に絞ることができる。したがって、本実施形態によれば、物理量測定装置20の流量センサ205による被計測気体2の流量の測定精度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来よりも熱式空気流量センサである流量センサ205の測定精度を向上させつつ、ダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密封を防止することが可能な物理量測定装置20を提供することができる。
なお、本開示に係る物理量測定装置は、本実施形態の物理量測定装置20の構成に限定されない。以下、本実施形態の物理量測定装置20の変形例について、図7Aから図7Dを参照して説明する。図7Aから図7Dは、それぞれ、図6に示すリードフレーム208fと流路形成部材209との間の接続流路213の変形例1から変形例4を示す平面図である。
図7Aに示す変形例1に係る物理量測定装置において、横流路213bは、接続流路213の横方向CDの一端から他端まで連続している。
この構成により、複数の縦流路213aを、より短い横流路213bによって接続することができ、通気流路210の流路抵抗を低減することができる。したがって、縦流路213aに閉塞部が形成されても、その閉塞部を迂回する迂回流路の流路抵抗を低減することができ、空洞部205c内の空気圧の変動を、さらに確実に抑制することができる。
また、図7Aに示す変形例1に係る物理量測定装置において、縦方向LDに隣り合う縦流路213aは、横方向CDにずれた位置に配置されている。
この構成により、リードフレーム208fの変形を防止して、流量センサ205の寸法精度を向上させ、流量センサ205の測定精度を向上させることができる。より具体的には、たとえば、リードフレーム208fにプレス加工によって溝208gを形成し、溝208gと流路形成部材209によって接続流路213を画定する。この場合、溝208gが縦方向LDに連続することが防止され、リードフレーム208fの横方向CDにおける反りを抑制することができる。
また、図6に示す実施形態と同様に、接続流路213の横方向CDに並んだ縦流路213aの複数の列において、縦方向LDに隣り合う列同士の縦流路213aを、千鳥状に互い違いに配置することができる。換言すると、縦流路213aと横流路213bとによって囲まれて横方向CDに並んだ島状部の複数の列において、縦方向LDに隣り合う列同士の島状部を、千鳥状に互い違いに配置することができる。
これにより、縦方向LDにおける個々の縦流路213aの長さを短くすることができる。また、個々の縦流路213aの一端と他端に島状部を配置することができる。これにより、個々の縦流路213aの流路抵抗を低減するとともに、個々の縦流路213aの閉塞をより確実に防止することができる。したがって、本変形例の物理量測定装置によっても、前述の実施形態の物理量測定装置20と同様の効果を奏することができる。
図7Bに示す変形例2に係る物理量測定装置において、縦流路213aは、接続流路213の縦方向LDの一端から他端まで連続している。また、横流路213bは、接続流路213の横方向CDの一端から他端まで連続している。すなわち、図7Bに示す変形例2に係る物理量測定装置において、接続流路213は、複数の縦流路213aと複数の横流路213bによって形成された格子状の流路を有している。
この構成により、第1貫通孔211と第2貫通孔212との間をより短い複数の縦流路213aによって接続することができ、接続流路213の流路抵抗を低減することができる。また、複数の縦流路213aの間をより短い横流路213bによって接続することができ、接続流路213の流路抵抗を低減することができる。さらに、縦流路213aと横流路213bによって囲まれた島状部によって、接続流路213の閉塞を抑制することができる。したがって、本変形例の物理量測定装置によれば、前述の実施形態の物理量測定装置20と同様の効果を奏することができる。
図7Cに示す変形例3に係る物理量測定装置において、接続流路213は、3本の縦流路213aと、これら3本の縦流路213aの縦方向LDの両端を接続する2本の横流路213bと、を有している。また、図7Dに示す変形例4に係る物理量測定装置において、接続流路213は、リードフレーム208fの第1貫通孔211と第2貫通孔212を接続する単一の縦流路213aを有している。
これらの構成によっても、前述の実施形態の物理量測定装置20と同様に、従来よりも流量センサ205の測定精度を向上させつつ、ダイアフラム205dの裏面側の空洞部205cの密封を防止することが可能な物理量測定装置を提供することができる。
以上、図面を用いて本開示に係る物理量測定装置の実施形態およびその変形例を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態および変形例に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本開示に含まれるものである。
20 物理量測定装置
205 流量センサ(熱式空気流量センサ)
205c 空洞部
205d ダイアフラム
208f リードフレーム
208g 溝
209 流路形成部材
209a 樹脂シート
209b 粘着層
210 通気流路
211 第1貫通孔
212 第2貫通孔
213 接続流路
213a 縦流路
213b 横流路
CD 横方向
f1 実装面
f2 裏面
LD 縦方向

Claims (10)

  1. 熱式空気流量センサと、該熱式空気流量センサのダイアフラムの裏面側の空洞部の密閉を防止する通気流路と、を備えた物理量測定装置であって、
    前記熱式空気流量センサが実装された実装面を有するリードフレームと、該リードフレームの前記実装面と反対の裏面に配置された流路形成部材と、を備え、
    前記通気流路は、前記リードフレームに設けられ前記空洞部に連通する第1貫通孔と、前記リードフレームに設けられ前記実装面に開口する第2貫通孔と、前記リードフレームと前記流路形成部材との間に画定され前記第1貫通孔と前記第2貫通孔を接続する接続流路と、によって形成されていることを特徴とする物理量測定装置。
  2. 前記接続流路は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とを接続する複数の流路を有することを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
  3. 前記接続流路は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間の最短経路に沿う縦方向に延びる複数の縦流路と、該縦流路を横断する横方向に延びて隣り合う前記縦流路を接続する複数の横流路と、を有することを特徴とする請求項2に記載の物理量測定装置。
  4. 前記縦流路は、前記接続流路の前記縦方向の一端から他端まで連続していることを特徴とする請求項3に記載の物理量測定装置。
  5. 前記横流路は、前記接続流路の前記横方向の一端から他端まで連続していることを特徴とする請求項3に記載の物理量測定装置。
  6. 前記横方向に隣り合う前記横流路は、前記縦方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の物理量測定装置。
  7. 前記縦方向に隣り合う前記縦流路は、前記横方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の物理量測定装置。
  8. 前記接続流路は、前記リードフレームに設けられた溝と、該溝の開口を閉鎖する前記流路形成部材とによって画定されていることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
  9. 前記流路形成部材は、樹脂シートと、該樹脂シートの表面に配置された粘着層とを有することを特徴とする請求項8に記載の物理量測定装置。
  10. 前記接続流路は、前記流路形成部材に設けられた溝と、該溝の開口を閉鎖する前記リードフレームとによって画定されていることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
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