JPWO2020100931A1 - アウタコラムおよびステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、その剛性を向上できるとともに、インナコラムに対する傾きを抑制できるアウタコラムの構造を実現する。アウタコラム9aの前側部は、1対のクランプ部20aを有し、インナコラム8aを外嵌する略円筒形状のコラム本体部15aと、該コラム本体部15aの下方に一体に設けられた補強ブリッジ部16aとにより構成される。補強ブリッジ部16aを構成する前側連結部25aは、上側に向かうほど前側に向かう方向に傾斜する前側傾斜部45を備え、後側連結部26aは、上側に向かうほど後側に向かう方向に傾斜する。補強リブ44は、補強ブリッジ部16aを構成する底板部24aの下面に前後方向に伸長し、かつ、底板部24aの下面から前側連結部25aの前面にわたる範囲に連続して、配置される。【選択図】図14

Description

本発明は、自動車などの操舵輪に舵角を付与するためのステアリング装置、および、インナコラムとともにステアリングコラムを構成するアウタコラムに関する。
自動車などの車両に組み込まれるステアリング装置は、運転者が操作するステアリングホイールの動きを、ステアリングシャフトを介してステアリングギヤユニットに伝達し、左右の操舵輪に舵角を付与する。ステアリング装置は、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールの位置を調節可能とする位置調節機構を備えることができる。
図19〜図21は、国際公開第2016/186149号に開示された、ステアリングホイールの位置調節機構を備えたステアリング装置の1例を示している。ステアリング装置1では、後端部に図示しないステアリングホイールが固定されるステアリングシャフト2が、筒状のステアリングコラム3の内側に、複数の転がり軸受を介して回転自在に支持されている。なお、前後方向、幅方向(左右方向)、および上下方向とは、特に断わらない限り、ステアリング装置を組み付けた状態での車両の前後方向、幅方向(左右方向)、および上下方向をいう。
ステアリングコラム3の前側部は、ロアブラケット4に支持され、ステアリングコラム3の前後方向中間部は、アッパブラケット5に支持される。ロアブラケット4およびアッパブラケット5は、車体6に支持される。ステアリングコラム3の前側部に、ステアリングホイールの操作に要する力を軽減するための電動アシスト装置7が備えられる。
ステアリングホイールの前後位置の調節を可能とするために、ステアリングコラム3は、前方に配置されたインナコラム8の後側部に、後方に配置されたアウタコラム9の前側部を、軸方向に関する相対変位を可能に嵌合することにより、全長を伸縮可能に構成される。アウタコラム9は、アッパブラケット5に対して前後方向に移動可能に支持される。ステアリングシャフト2は、インナシャフト10とアウタシャフト11とをスプライン係合などで組み合わせることにより、トルク伝達可能に、かつ、全長を伸縮可能に構成される。
ステアリングホイールの上下位置の調節を可能とするために、ステアリングコラム3は、ロアブラケット4に、幅方向に配置されたチルト軸12を中心とする揺動変位を可能に支持され、かつ、アウタコラム9は、アッパブラケット5に、上下方向に移動可能に支持される。
アッパブラケット5は、車体6に対して前方への離脱可能に支持された1対の取付板部31と、被挟持部13の幅方向両側に配置された1対の支持板部21とを備える。1対の支持板部21は、上下方向に伸長するチルト調節用長孔32を備える。
ステアリング装置1では、アウタコラム9の強度確保とインナコラム8の保持力確保との両立が図られている。具体的には、アウタコラム9は、前半部に配置された被挟持部13と、後半部に配置された筒状部14とを備える。被挟持部13の上側部に、インナコラム8を外嵌する略円筒状のコラム本体部15が備えられ、被挟持部13の下側部に、略箱状の補強ブリッジ部16がコラム本体部15と一体に備えられる。
コラム本体部15の下面に、前後方向に伸長する前後方向スリット17が備えられる。コラム本体部15の下半部の前側部分および後側部分に、前後方向スリット17をそれぞれ周方向に横切るように、前側周方向スリット18および後側周方向スリット19が備えられる。コラム本体部15の幅方向両側で、前後方向スリット17と前側周方向スリット18と後側周方向スリット19とにより三方を囲まれた部分に、1対のクランプ部20を構成するそれぞれのクランプ部が備えられる。1対のクランプ部20の幅方向外側面の下端部は、アッパブラケット5を構成する1対の支持板部21の幅方向内側面から締め付け力を受ける、第1の締付面22を備える。
補強ブリッジ部16は、幅方向視で、略U字状の隙間23を介して1対のクランプ部20を覆うように、配置されており、底板部24と、前側連結部25と、後側連結部26とを備える。底板部24は、前後方向および幅方向に伸長しており、1対のクランプ部20の下方に、略U字状の隙間23の下辺を構成する、前後方向に伸長するテレスコ調節用長孔27を介して、配置される。底板部24の幅方向両側面の下側部は、1対の支持板部21の幅方向内側面から締め付け力を受ける、第2の締付面28を備える。前側連結部25は、底板部24の前端部と、コラム本体部15の下面のうち前側周方向スリット18の前側に隣接した部分とを連結する。後側連結部26は、底板部24の後端部と、コラム本体部15の下面のうち後側周方向スリット19の後側に隣接した部分とを連結する。
コラム本体部15の幅方向両側面のうちの上下方向に関してアウタコラム9の中心軸と重なる部分に、幅方向外側に突出した突条部29が備えられる。突条部29の先端面は、1対の支持板部21の幅方向内側面から締め付け力を受ける、第3の締付面30を構成する。
ステアリング装置1では、テレスコ調節用長孔27およびチルト調節用長孔32を幅方向に挿通した調節ロッド33の端部に取り付けられた調節レバー34を操作し、カム装置35の軸方向寸法を拡縮することで、1対の支持板部21の幅方向内側面同士の間隔が拡縮可能となっている。かかる構成により、1対の支持板部21の幅方向内側面が、第1の締付面22、第2の締付面28、および第3の締付面30を幅方向に押圧する力を調整することが可能である。1対の支持板部21の幅方向内側面同士の間隔を縮めたクランプ時には、1対のクランプ部20を幅方向内側に弾性変形させて、インナコラム8の外周面を幅方向両側から挟持する。このため、ステアリングホイールの位置調節が不能になる。1対の支持板部21の幅方向内側面同士の間隔を拡げたアンクランプ時には、1対のクランプ部20が弾性復元し、インナコラム8の外周面を保持する力が低下する。このため、調節ロッド33がテレスコ調節用長孔27およびチルト調節用長孔32の内側で動ける範囲で、ステアリングホイールの前後位置および上下位置の調節が可能になる。
第2の締付面28および第3の締付面30は、第1の締付面22が配置された1対のクランプ部20に比べて、幅方向に関する剛性が高い部分に配置されている。このため、1対の支持板部21の幅方向内側面同士の間隔を縮めた際に、1対のクランプ部20は幅方向に大きく撓むことが可能である。たとえばステアリング装置1が車両盗難防止用のステアリングロック装置を備え、このステアリングロック装置を作動させた状態で、ステアリングホイールが大きな力で操作されることにより、アウタコラム9にトルクが加わった場合には、アウタコラム9から支持板部21に対して、第2の締付面28および第3の締付面30を通じてトルクを伝達することができる。このような構造により、アウタコラム9の強度確保とインナコラム8の保持力確保との両立が図られている。
国際公開第2016/186149号
従来構造のステアリング装置1では、アウタコラム9の剛性を向上させ、インナコラム8に対するアウタコラム9の傾きを抑える面から未だ改良の余地がある。たとえば、運転者の身体がステアリングホイールに衝突する二次衝突が発生した際には、ステアリングホイールに突き上げ荷重が加わり、アウタコラム9には、図20に矢印Xで示すように、アウタコラム9を上方に移動させる方向の力が加わる。この際、1対のクランプ部20は、インナコラム8の外周面を拘束しており、インナコラム8に対して変位しないため、アウタコラム9は、1対のクランプ部20を支点に回動するあるいは傾く傾向になる。補強ブリッジ部16は、1対のクランプ部20を覆うように配置されており、アウタコラム9が傾くことに対して抵抗になるが、補強ブリッジ部16とコラム本体部15との間には隙間23が存在する、すなわち、被挟持部13が開口部を有する。このため、アウタコラム9の傾きを十分に抑えることは難しい。この点について、図22を参照して説明する。
図22では、幅方向から見た補強ブリッジ部が線図で表されている。補強ブリッジ部の変形後の状態は誇張して表現されている。図22に破線で示すように、ステアリングホイールに上向きの力が加わる以前の状態では、補強ブリッジ部16は、前側連結部25と後側連結部26とが略平行に配置され、補強ブリッジ部16全体は、幅方向視で略U字形状すなわち上辺を有しない長方形状に構成されている。ステアリングホイールに上向きの力が加わり、補強ブリッジ部16に、図22に矢印で示した力が加わると、補強ブリッジ部16は、破線で示した形状から実線で示した形状に変形する。すなわち、後側連結部26は、後側かつ上側に向いた力に対して突っ張ることができずに、後側に湾曲するように変形する。このため、底板部24と後側連結部26との間の挟角が小さくなる。前側連結部25は、後側かつ下側に向いた力を支えることができずに、後側に湾曲するように変形する。このため、底板部24と前側連結部25との間の挟角が広くなる。したがって、補強ブリッジ部16は、前側周方向スリット18の溝幅が狭くなり、後側周方向スリット19の溝幅が広くなるように大きく変形し、インナコラム8に対するアウタコラム9の傾きが大きくなりやすくなる。
アウタコラムの傾きは、図23(A)に示す、ステアリングホイールを後方側に最大限変位させて、インナコラム8の後端部と後側周方向スリット19との前後方向位置が一致した場合に、顕著になる。これは、図23(B)に示す、インナコラム8の後端部が、後側周方向スリット19よりも後側に存在する場合には、インナコラム8とアウタコラム9との嵌合長が長くなり、アウタコラム9がインナコラム8に対して傾くことを、インナコラム8の後端部とアウタコラム9の筒状部14の内周面との干渉によって阻止できるのに対して、インナコラム8の後端部と後側周方向スリット19との前後方向位置が一致している場合には、インナコラム8の後端部とアウタコラム9の筒状部14の内周面とを干渉させることができないためである。
アウタコラムの傾きは、アウタコラムおよびアッパブラケットの小型化を図るために、補強ブリッジ部を構成する底板部の板厚を小さくした場合に、底板部の剛性が低下することに起因して、生じやすくなる。
本発明は、上述のような事情に鑑み、アウタコラムの剛性を向上させて、インナコラムに対するアウタコラムの傾きを抑えることができる、アウタコラムの構造を実現することを目的とする。
本発明のアウタコラムは、インナコラムの後方に配置され、該インナコラムの後側部を、軸方向に関する相対変位を可能に外嵌するための前側部、および、前後方向に伸長するテレスコ調節用長孔を有する。
本発明のアウタコラムは、前記前側部に配置される、略円筒形状を有するコラム本体部と、該コラム本体部の下方に一体に配置された補強ブリッジ部と、を備える。
前記コラム本体部は、幅方向両側に配置され、幅方向に弾性変形することで前記インナコラムを幅方向両側から挟持可能な1対のクランプ部を有する。
前記補強ブリッジ部は、幅方向視で略U字状の隙間を介して前記1対のクランプ部を覆うように配置され、底板部と、前側連結部と、後側連結部とを有する。
前記底板部は、前後方向および幅方向に伸長し、前記1対のクランプ部の下方に、前記略U字状の隙間の下辺を構成する、前記テレスコ調節用長孔を介して配置される。
前記前側連結部は、前記底板部の前端部と、前記コラム本体部の下面のうちで前記1対のクランプ部よりも前側に位置する部分とを連結する。
前記後側連結部は、前記底板部の後端部と、前記コラム本体部の下面のうちで前記1対のクランプ部よりも後側に位置する部分とを連結する。
特に、本発明のアウタコラムでは、前記前側連結部は、上側に向かうほど前側に向かう方向に傾斜する前側傾斜部を備える。前記後側連結部は、上側に向かうほど後側に向かう方向に傾斜する後側傾斜部を備える。
本発明のアウタコラムの底板部は、補強リブを備えることができる。該補強リブは、前記底板部の下面に前後方向に伸長し、かつ、前記底板部の下面から前記前側連結部の前面にわたる範囲に連続して、配置される。
本発明のアウタコラムでは、前記補強リブは、前記底板部の下面に前後方向に伸長し、前記底板部の前端部よりも前方に突出する前端部を有する第1リブと、第1リブの前端部から上側に向けて伸長し、前記前側連結部の前面にわたる範囲に連続する第2リブとを備えることができる。
この場合、前記コラム本体部は、該コラム本体部の下面に、前後方向に伸長する前後方向スリット、および、前記コラム本体部の下半部の前側部分および後側部分に、前記前後方向スリットをそれぞれ周方向に横切るように周方向に伸長する、前側周方向スリットおよび後側周方向スリットを備え、前記1対のクランプ部を構成するそれぞれのクランプ部は、幅方向両側のそれぞれの前記前後方向スリットと前記前側周方向スリットと前記後側周方向スリットとにより三方を囲まれた部分により構成され、第1リブの前端部は、前記前後方向スリットの前端部を下方から覆うことができる。
本発明のステアリング装置は、ステアリングコラムと、支持ブラケットと、調節ロッドとを備える。
前記ステアリングコラムは、インナコラムと、該インナコラムの後方に配置され、前記インナコラムの後側部を軸方向に関する相対変位を可能に外嵌する前側部、および、前後方向に伸長するテレスコ調節用長孔を備えるアウタコラムとを備える。
前記支持ブラケットは、車体に支持されることが可能であり、前記アウタコラムの幅方向両側に配置され、ブラケット側通孔を有する1対の支持板部を備える。
前記調節ロッドは、前記テレスコ調節用長孔および前記ブラケット側通孔を幅方向に挿通する。
特に、本発明のステアリング装置では、前記アウタコラムは、本発明のアウタコラムにより構成される。
本発明のステアリング装置は、ステアリングホイールの上下位置を調節可能とするチルト機構を備えることができる。この場合、前記ブラケット側通孔は、上下方向に伸長するチルト調節用長孔により構成される。本発明のステアリング装置がチルト機構を備えない場合、前記ブラケット側通孔は、単なる円孔により構成される。
本発明により、その剛性を向上させて、インナコラムに対する傾き抑えることが可能な構造を有するアウタコラム、および該アウタコラムを備えたステアリング装置が提供される。
図1は、本発明の実施の形態の1例のステアリング装置の側面図である。 図2は、本例のステアリング装置の底面図である。 図3は、図1のA−A断面図である。 図4は、本例のステアリング装置を構成する、インナコラムとアウタコラムとアッパブラケットの側面図である。 図5は、本例のインナコラムとアウタコラムとアッパブラケットの下側かつ前側から見た斜視図である。 図6は、本例のインナコラムとアウタコラムとアッパブラケットの下側かつ後側から見た斜視図である。 図7は、本例のアウタコラムの側面図である。 図8は、本例のアウタコラムの平面図である。 図9は、本例のアウタコラムの底面図である。 図10は、本例のアウタコラムの前側から見た端面図である。 図11は、本例のアウタコラムの後側から見た端面図である。 図12は、図7のB−B断面図である。 図13は、図8のC−C断面図である。 図14は、本例のアウタコラムの下側かつ前側から見た斜視図である。 図15は、本例のアウタコラムの下側かつ後側から見た斜視図である。 図16は、本例のアウタコラムの上側かつ前側から見た斜視図である。 図17は、本例のアウタコラムに関して、ステアリングホイールに上向きの力が加わった場合に、第1の特徴部分のみを備えた補強ブリッジ部に生じる変形を説明するための模式図である。 図18は、本例のアウタコラムに関して、ステアリングホイールに上向きの力が加わった場合に、第1の特徴部分および第2の特徴部分を備えた補強ブリッジ部に生じる変形を説明するための模式図である。 図19は、従来構造のステアリング装置を示す側面図である。 図20は、従来構造のステアリング装置のうちのアウタコラムの側面図である。 図21は、図20のD−D断面図である。 図22は、従来構造のステアリング装置に関して、ステアリングホイールに上向きの力が加わった場合に、補強ブリッジ部に生じる変形を説明するための模式図である。 図23(A)および図23(B)は、図20のE部に相当する部分の拡大断面図であり、図23(A)は、インナコラムの後端部と後側周方向スリットとの前後方向位置が一致している場合を示し、図23(B)は、インナコラムの後端部が後側周方向スリットよりも後側に位置している場合を示す。
[実施の形態の1例]
本発明の実施の形態の1例について、図1〜図18を用いて説明する。本例のステアリング装置は、ステアリングコラム3aと、支持ブラケットに相当するアッパブラケット5aと、調節ロッド33aとを備える。ステアリングシャフト2aは、略円筒状のステアリングコラム3aの内側に、図示しない複数の転がり軸受を介して回転自在に支持される。ステアリングホイール36は、ステアリングコラム3aの後端開口よりも後方に突出した、ステアリングシャフト2aの後端部に固定される。
ステアリングコラム3aの前端部には、電動アシスト装置7aを構成するギヤハウジング37が配置される。ギヤハウジング37は、車体6(図19参照)に固定されるロアブラケット4aに対して、幅方向に配置されたチルト軸12aを中心とする揺動変位を可能に支持される。このため、ステアリングコラム3aは、チルト軸12aを中心とした揺動変位が可能である。ギヤハウジング37には、図示しない電動モータが支持される。該電動モータの出力トルクは、ギヤハウジング37の内部に配置した減速機構を介して、ステアリングシャフト2aに付与される。これにより、ステアリングホイール36の操作に要する力の軽減が図られる。
ステアリング装置1aは、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイール36の上下位置を調節するためのチルト機構、および、前後位置を調節するためのテレスコピック機構を備える。
テレスコピック機構を構成するために、ステアリングコラム3aは、前方(ロアー側)に配置されるインナコラム8aと、インナコラム8aの後方に配置されるアウタコラム9aとを備える。インナコラム8aは、略円筒形状を有する。アウタコラム9aは、インナコラム8aの後側部を外嵌するための略円筒状の前側部を備える。インナコラム8aの後側部に、アウタコラム9aの前側部を、軸方向に関する相対変位を可能に外嵌することにより、ステアリングコラム3aは、全長を伸縮可能に構成される。アウタコラム9aは、アッパブラケット5aに対して前後方向に移動可能に支持される。ステアリングシャフト2aは、インナシャフト10aとアウタシャフト11aとをスプライン係合などにより組み合わせて、トルク伝達可能に、かつ、全長を伸縮可能に構成される。
チルト機構を構成するために、ステアリングコラム3aは、車体6に対して、幅方向に配置されたチルト軸12aを中心とする揺動変位を可能に支持される。アウタコラム9aは、アッパブラケット5aに対して上下方向に移動可能に支持される。
アウタコラム9aは、図7〜図16に示すように、アルミニウム系合金、マグネシウム系合金などの軽合金製で、前側部(本例では前半部)に配置された被挟持部13aと、炭素鋼などの鉄系合金製で、後側部(本例では後半部)に配置された筒状部14aとを備え、被挟持部13aと筒状部14aとを軸方向に結合する(鋳込む)ことにより構成される。被挟持部13aは、アッパブラケット5aに対して、前後方向および上下方向に移動可能に支持される。被挟持部13aの上側部に、インナコラム8aを外嵌する略円筒状のコラム本体部15aが配置され、被挟持部13aの下側部に、コラム本体部15aと一体に設けられた、略箱状の補強ブリッジ部16aが配置される。なお、被挟持部と筒状部を一体に設けることもできる。
コラム本体部15aは、前後方向中間部に、前後方向両側に隣接する部分に比べて外径寸法の小さい薄肉部39を全周にわたり有する。薄肉部39の前後方向両側には、薄肉部39よりも外径寸法の大きい厚肉部40a、40bを全周にわたり有する。薄肉部39と厚肉部40a、40bとの内径寸法は、互いに同じである。薄肉部39と厚肉部40a、40bとの前後方向寸法も、互いにほぼ同じである。コラム本体部15aの上面の幅方向中央部には、前後方向に離隔した厚肉部40a、40b同士をつなぐように、前後方向に伸長する上側リブ41が備えられる。
コラム本体部15aの下面の幅方向中央部に、図10、図12、および図13に示すように、前後方向に伸長する前後方向スリット17aが備えられる。前後方向スリット17aは、コラム本体部15aの前端面に開口するが、コラム本体部15aの後端面には開口していない。前後方向スリット17aの後端部は、コラム本体部15aの後側部分に位置する。コラム本体部15aの下半部の前側部分および後側部分に、それぞれ周方向に伸長する前側周方向スリット18aおよび後側周方向スリット19aが備えられる。図13に示すように、前側周方向スリット18aは、前後方向スリット17aの前側部分を周方向に横切るように形成されており、後側周方向スリット19aは、前後方向スリット17aの後端部を周方向に横切るように形成されている。前側周方向スリット18aは、前側の厚肉部40aの前後方向中間部に位置し、後側周方向スリット19aは、後側の厚肉部40bの前後方向中間部に位置する。前側周方向スリット18aの周方向両端部および後側周方向スリット19aの周方向両端部は、上下方向に関してアウタコラム9aの中心軸とほぼ重なる部分に位置する。
コラム本体部15aは、幅方向両側に、1対のクランプ部20aを備える。具体的には前後方向スリット17aと前側周方向スリット18aと後側周方向スリット19aとにより幅方向内側と前側と後側との三方を囲まれた、コラム本体部15aの幅方向両側部分に、1対のクランプ部20aが備えられる。1対のクランプ部20aの下側には、前後方向に伸長するテレスコ調節用長孔27aが存在する。1対のクランプ部20aは、前後方向両端部および下端部がそれぞれ自由端であって、上端部のみがコラム本体部15aにつながった片持ち梁構造を有する。このため、1対のクランプ部20aは、被挟持部13aの他の部分に比べて幅方向に関する剛性が低くなっており、幅方向に弾性変形可能である。すなわち、1対のクランプ部20aは、内径を弾性的に拡縮可能に構成される。
1対のクランプ部20aは、部分円筒面状の内周面を有する。図7に示すように、1対のクランプ部20aの前側部分は厚肉部40aの後側部分により構成され、1対のクランプ部20aの前後方向中間部は薄肉部39により構成され、1対のクランプ部20aの後側部分は厚肉部40bの前側部分により構成される。1対のクランプ部20aの幅方向外側面(外周面)の下端部には、幅方向外側に向けて突出する平板状の張出板部42が備えられる。張出板部42は、1対のクランプ部20aの前後方向の全長にわたり配置される。張出板部42の先端面(幅方向外側面)は、アッパブラケット5aを構成する1対の支持板部21aの幅方向内側面から締め付け力を受ける、平坦面状の第1の締付面22aを構成する。
張出板部42の上面と1対のクランプ部20aの幅方向側面との間に、張出板部42の上面とクランプ部20aの幅方向外側面とを連結する、平板状の横側リブ43が備えられる。横側リブ43は、幅方向片側ごとに、前後方向に離隔して複数(図示の例では2つ)配置される。
補強ブリッジ部16aは、アウタコラム9aのねじり剛性を向上させる機能を有する。補強ブリッジ部16aは、幅方向視で略U字状の隙間23aを介して1対のクランプ部20aを覆うように配置され、コラム本体部15aと一体に構成されている。補強ブリッジ部16aは、底板部24aと、前側連結部25aと、後側連結部26aと、補強リブ44とを備え、幅方向視で略逆山形状、すなわち上辺を有しない略台形状を有する。
底板部24aは、略平板状に構成され、1対のクランプ部20aの下方に、アウタコラム9aの中心軸と略平行に配置され、前後方向および幅方向に伸長する。底板部24aと、1対のクランプ部20aの下端部(張出板部42)との間には、略U字状の隙間23aの下辺を構成する、テレスコ調節用長孔27aが配置される。テレスコ調節用長孔27aの前端部は、前側周方向スリット18aの下端部に開口し、テレスコ調節用長孔27aの後端部は、後側周方向スリット19aの下端部に開口する。底板部24aの前端部は、前側周方向スリット18aよりもわずかに後方に位置し、底板部24aの後端部は、後側周方向スリット19aよりもわずかに前方に位置する。底板部24aの幅方向両外側面は、1対の支持板部21aの幅方向内側面から締め付け力を受ける、平坦面状の第2の締付面(着座面)28aを構成する。第2の締付面28aは、第1の締付面22aよりも下方に位置する。第2の締付面28aは、第1の締付面22aが配置された張出板部42に比べて幅方向に関する剛性が高い部分である、底板部24aの幅方向両外側面に配置される。
前側連結部25aは、底板部24aよりもわずかに短い幅寸法を有し、底板部24aの前端部の幅方向両外側部と、コラム本体部15aの下面のうちの前側周方向スリット18aの前側に隣接した部分とを連結する。本例では、前側連結部25aは、下端部から中間部にわたる範囲に、上側に向かうほど前側に向かう方向に傾斜した前側傾斜部45を有し、上端部に、上側にのみ伸長して前側に傾斜しない前壁部46を有する。前側傾斜部45の幅方向内側部の上端部は、コラム本体部15aの下面に接続する。前壁部46は、前側傾斜部45の幅方向外側部の上端部から上側に向けて伸長し、前壁部46の上端部は、コラム本体部15aの下面に接続する。前側連結部25a(前側傾斜部45および前壁部46)は、幅方向両側に離隔して配置される。前側傾斜部45同士の間には、前後方向に貫通した矩形孔47が備えられる。矩形孔47は、コラム本体部15aの下面に形成された前後方向スリット17aと上下方向に連通しており、前後方向スリット17aと同じ幅寸法を有する。前側連結部25aの下端部から上端部にわたる全体を、前側傾斜部45のみにより構成することも可能である。前側傾斜部45の垂直面に対する傾斜角度は、40度以上60度以下とすることが好ましく、40度以上50度以下とすることがより好ましい。また、この範囲で、前側傾斜部45の垂直面に対する傾斜角度を漸次変化させること(曲面とすることを含む)も可能である。
後側連結部26aは、底板部24aよりもわずかに短い幅寸法を有し、底板部24aの後端部と、コラム本体部15aの下面のうちの後側周方向スリット19aの後側に隣接した部分とを連結する。本例では、後側連結部26aは、全体が、上側に向かうほど後側に向かう方向に傾斜している。後側連結部26aを、下端部から中間部にわたる範囲に配置され、上側に向かうほど後側に向かう方向に傾斜した後側傾斜部と、上端部に配置され、上側にのみ伸長して後側に傾斜しない前壁部とにより構成することもできるが、後側連結部26aは、全体が傾斜していることが好ましい。後側連結部26a(または後側傾斜部)の垂直面に対する傾斜角度は、30度以上50度以下とすることが好ましく、40度以上50度以下とすることがより好ましい。また、この範囲で、後側連結部26a(または後側傾斜部)の垂直面に対する傾斜角度を漸次変化させること(曲面とすることを含む)も可能である。
補強リブ44は、図7に示すように、幅方向視で略L字形状を有し、底板部24aの下面に前後方向に伸長し、および、底板部24aの下面から前側連結部25aの前面にわたる範囲に連続するように配置される。補強リブ44は、底板部24aの下面に配置された第1リブ48と、前側連結部25aの前面に配置された第2リブ49とを備える。
第1リブ48は、幅方向に関する厚さ寸法が下方に向かうほど小さくなった略台形状の断面形状を有し、底板部24aの幅方向中央部の下面に、前後方向に直線的に伸長する。第1リブ48の前端部は、底板部24aの前端部から前方に突出して、前後方向スリット17aの前端部を下方から覆っている。第1リブ48の後端部は、底板部24aの後端部に位置する。底板部24aのうちの第1リブ48を備える部分の板厚(上下方向寸法)は、底板部24aのうちの第1リブ48から外れた部分の板厚よりも大きくなっている。
第2リブ49は、幅方向視で略三角板状の形状を有し、第1リブ48の前端部から上側に向けて伸長し、前側連結部25aを構成する前側傾斜部45の前面に接続する。すなわち、第2リブ49は、底板部24aの前端部から前方に突出した第1リブ48の前端部と、前側連結部25a(前側傾斜部45)の前面との間で突っ張るように配置される。第2リブ49は、第1リブ48の前端部の上面と前後方向スリット17aの前端部との間に存在する空間の幅方向両側に離隔して配置される。第2リブ49のそれぞれの下端部は、第1リブ48の前端部の幅方向両側部に接続する。
第1リブ48の前端部の上面と第2リブ49の幅方向内側面との間に、前側連結部25aに備えられた矩形孔47と前後方向に連通し、前方が開口する、矩形溝50が備えられる。矩形溝50は、コラム本体部15aの前後方向スリット17aと上下方向に連続しており、前後方向スリット17aと同じ幅寸法を有する。
本例では、補強ブリッジ部16aを備えることにより、アウタコラム9aの捩り剛性を向上させるとともに、補強ブリッジ部16aとクランプ部20aとの間に、幅方向視で略U字形の隙間23aを存在させている。また、クランプ部20aの下端部と底板部24aの上面との間に存在する前後方向に伸長する空間が、調節ロッド33aを幅方向に挿通するためのテレスコ調節用長孔27aを構成する。
コラム本体部15aの幅方向両側面のうち、上下方向に関してアウタコラム9aの中心軸と重なる部分には、幅方向外側に突出し、前後方向に伸長する、突条部29aが備えられる。突条部29aの先端面(幅方向外側面)は、1対の支持板部21aの幅方向内側面から締め付け力を受ける、平坦面状の第3の締付面30aを構成する。第3の締付面30aも、第1の締付面22aが配置された張出板部42に比べて幅方向に関する剛性が高い部分である、コラム本体部15aの幅方向両側面に配置される。
図12に示すように、アウタコラム9aの被挟持部13aに対し、1対の支持板部21aから押圧力を加えていない状態で、第1の締付面22a同士の幅方向間隔H1と、第2の締付面28a同士の幅方向間隔H2と、第3の締付面30a同士の幅方向間隔H3とは、H1=H3>H2の関係を満たす。すなわち、幅方向片側において、第1の締付面22aと第3の締付面30aとは、同一仮想平面上に位置し、幅方向他側においても、第1の締付面22aと第3の締付面30aとは、同一仮想平面上に位置する。第2の締付面28aは、幅方向両側において、第1の締付面22aおよび第3の締付面30aよりも幅方向内側に位置する。
図7に示すように、第1の締付面22aの前後方向寸法L1と、第2の締付面28aの前後方向寸法L2と、第3の締付面30aの前後方向寸法L3とが、L1<L2<L3の関係を満たす。第1の締付面22aは、第2の締付面28aと第3の締付面30aとの間の上下方向中央部に配置されることができるが、第2の締付面28a側(下側)または第3の締付面30a側(上側)にオフセットして配置されることも可能である。
図示の例では、第1の締付面22aの前後方向中央部と、第2の締付面28aの前後方向中央部と、第3の締付面30aの前後方向中央部との、それぞれの前後方向位置は互いに一致している。ただし、第1の締付面22aの前後方向中央部は、第2の締付面28aの前後方向中央部および第3の締付面30aの前後方向中央部に対して、前方側または後方側にオフセットして配置されることも可能である。
アッパブラケット5aは、アウタコラム9aを車体6に対して支持する機能を有し、鋼やアルミニウム系合金などの十分な剛性を有する金属板製で、取付板部31aと、1対の支持板部21aとを備える。取付板部31aは、通常時には車体6に対して支持されるが、衝突事故の際には、二次衝突の衝撃に基づいて前方に離脱し、アウタコラム9aの前方への変位を許容する。具体的には、取付板部31aは、車体6に支持固定した係止カプセル51に対して、前方への離脱を可能に係止される。
取付板部31aは、幅方向中央部に配置されるブリッジ部52と、幅方向両側に配置される1対のサイド板部53とを備える。ブリッジ部52は、断面逆U字状で、アウタコラム9aの被挟持部13aの上方に配置される。ブリッジ部52は、前後方向に離隔して、複数(図示の例では3つ)のブラケットリブ54が備えられることにより、その剛性確保が図られている。1対のサイド板部53は、それぞれ平板状の形状を有する。1対のサイド板部53のそれぞれには、係止カプセル51を係止するための係止切り欠き55が後端縁に開口するように備えられる。
1対の支持板部21aは、それぞれの上端部がブリッジ部52の下面の幅方向両側部に溶接などにより固定される。1対の支持板部21aは、アウタコラム9aの被挟持部13aの幅方向両側に互いに略平行に配置される。1対の支持板部21aのそれぞれには、チルト軸12を中心とする部分円弧状で上下方向に伸長する、チルト調節用長孔32aが備えられる。1対の支持板部21aのそれぞれの前端部には、上下方向に伸長する補強突条56が備えられる。補強突条56の上端部は、ブリッジ部52には連続しておらず、補強突条56の上端部とブリッジ部52との間には、図5および図6に示すように、前後方向に伸長するスリット57が存在する。補強突条56は、幅方向外側が凸になるように湾曲しており、半円弧状の断面形状を有する。1対の支持板部21aのそれぞれの後端部には、上下方向に伸長する曲げ板部58が備えられる。曲げ板部58は、1対の支持板部21aの後端部を幅方向外側に向けて略直角に折り曲げることにより構成される。補強突条56および曲げ板部58は、1対の支持板部21aの曲げ剛性(捩り強度)を高める機能を有する。
図3に示すように、本例のステアリング装置1aでは、テレスコ調節用長孔27aおよびチルト調節用長孔32aを幅方向に挿通するように、調節ロッド33aが幅方向に配置される。調節ロッド33aは、一端部(図3の左端部)に頭部59が有し、他端部(図3の右端部)に雄ねじ部60を有する。調節ロッド33aの一端側で、1対の支持板部21aのうちの一方(図3の左方)の支持板部21aの幅方向外側面から突出した部分の周囲には、幅方向外側から順に、調節レバー34a、カム装置35aが配置される。すなわち、頭部59と一方の支持板部21aの幅方向外側面との間に、調節レバー34aとカム装置35aとが配置される。調節ロッド33aの他端側で、1対の支持板部21aのうちの他方(図30の右方)の支持板部21aの幅方向外側面から突出した部分の周囲には、幅方向外側から順に、ナット61、スラスト軸受62、押圧プレート63が配置される。ナット61は、調節ロッド33aの他端部の雄ねじ部60に螺合する。
本例のステアリング装置1aでは、調節レバー34aとカム装置35aとにより拡縮機構が構成され、調節レバー34aを揺動させて、カム装置35aの軸方向寸法を拡縮させることにより、1対の支持板部21aの幅方向内側面同士の間隔を拡縮可能としている。すなわち、1対の支持板部21aによるクランプ力の大きさが調節可能である。
カム装置35aは、駆動側カム64と被駆動側カム65とを組み合わせて構成され、駆動側カム64が幅方向外側に配置され、被駆動側カム65が幅方向内側に配置される。駆動側カム64には、調節レバー34aの基端部が相対回転不能に固定されている。
駆動側カム64および被駆動側カム65は、いずれも焼結金属製で、全体が円輪板状に構成されている。駆動側カム64の幅方向内側面(図3の右側面)には、周方向に関する凹凸面である、駆動側カム面66が備えられる。被駆動側カム65の幅方向外側面(図3の左側面)には、周方向に関する凹凸面である、被駆動側カム面67が備えられる。被駆動側カム65の幅方向内側面には、幅方向内側に突出した略矩形板状の係合凸部68が備えられる。被駆動側カム65の係合凸部68は、一方の支持板部21aのチルト調節用長孔32aに対し、チルト調節用長孔32aに沿った変位のみを可能に係合する。
1対の支持板部21aの幅方向両側には、それぞれ引張ばね69を配置している。1対の引張ばね69のうち、一方の引張ばね69は、一方のサイド板部53と調節レバー34aの基端部との間に架け渡されており、他方の引張ばね69は、他方のサイド板部53と押圧プレート63との間に架け渡されている。1対の引張ばね69は、クランプ力を解除した際に、ステアリングホイール36が落下するようにステアリングコラム3aが傾動することを防止する。
本例のステアリング装置1aは、車両用盗難防止装置の一種である、ステアリングロック装置を備える。アウタコラム9aの筒状部14aに、ロック用透孔70が備えられる。ロック用透孔70の周囲に、図示しないロックユニットが支持固定され、ステアリングシャフト2aの一部で、ロックユニットと前後方向位置が一致する部分に、図示しないキーロックカラーが圧入されている。イグニッションキーをOFFにした際に、ロックユニットのロックピンの先端部が、径方向内側に向けて変位して、キーロックカラーの外周面に備えられたキーロック凹部に係合する。これにより、ステアリングシャフト2aの回転が実質的に不能となる。
本例のステアリング装置1aは、ステアリングホイール36を所望位置に保持する際には、ステアリングホイール36を所望位置に移動させた後、調節レバー34aを、調節ロッド33aを中心として所定方向(一般的には上方)に回動させる。これにより、駆動側カム面66の凸部と被駆動側カム面67の凸部とが互いに突き合わされて、カム装置35aの軸方向寸法が拡がり、1対の支持板部21aの幅方向内側面同士の間隔が縮まる。この際、1対の支持板部21aの幅方向内側面により、第1の締付面22a、第2の締付面28a、および第3の締付面30aが押圧される。1対の支持板部21aの上下方向中間部、および、クランプ部20aが、幅方向内側に弾性変形して、インナコラム8aの外周面を幅方向両側から挟持する。この結果、ステアリングホイール36は、調節後の位置に保持される。
ステアリングホイール36の位置調節を行う際には、調節レバー34aを、所定方向とは逆方向(一般的には下方)に揺動させる。これにより、駆動側カム面66の凸部と被駆動側カム面67の凸部とが円周方向に関して交互に配置されて、カム装置35aの軸方向寸法が縮まり、1対の支持板部21aの幅方向内側面同士の間隔が拡がる。この結果、1対の支持板部21aによる押圧力が低下するため、クランプ部20aが弾性的に復元し、インナコラム8aの外周面を保持する力が低下する。この状態で、調節ロッド33aが、テレスコ調節用長孔27aおよびチルト調節用長孔32aの内側で動ける範囲で、ステアリングホイール36の前後位置および上下位置の調節が可能になる。
特に、本例では、アウタコラム9aの剛性を向上させることができ、かつ、インナコラム8aに対するアウタコラム9aの傾きを抑制することができる。具体的には、本例のアウタコラム9aでは、第1の特徴として、補強ブリッジ部16aの前側連結部25a(本例では、前側傾斜部45)を、上側に向かうほど前側に向かう方向に傾斜させ、補強ブリッジ部16aの後側連結部26aを、上側に向かうほど後側に向かう方向に傾斜させている。補強ブリッジ部16a全体は、幅方向視で逆山形状に構成される。この構成により、補強ブリッジ部16aの変形を抑制できることについて、図17を参照して説明する。図17では、幅方向から見た補強ブリッジ部が線図で示されているが、補強ブリッジ部の変形後の状態は、誇張して表現されている。この点、図18でも同様である。
ステアリングホイール36に上向きの力が加わり、補強ブリッジ部16aに、図17に矢印で示す力が加わると、補強ブリッジ部16aは、実線で示したような形状に変形する。すなわち、後側連結部26aは、後側かつ上側に向いた力に対して突っ張るため、後側連結部26aの後側への変形が十分に抑えられる。このため、底板部24aの後側かつ上側への移動は抑制される。前側連結部25aは、後側かつ下側に向いた力を十分には支えることができず、後側にわずかに変形する。このため、底板部24aと前側連結部25aとの間の挟角はわずかに広くなり、底板部24aは下方に膨らむように変形する。ただし、本例の前側連結部25aの変形は、全体を上方にのみ伸長して前側に傾斜しない従来構造の前側連結部における変形よりも小さく抑えられる。このように、第1の特徴のみを備えることによっても、補強ブリッジ部16aの変形は、図22に示した従来構造の場合に比べて抑えられる。
本例のアウタコラム9aでは、補強ブリッジ部16aの変形をより有効に抑えるために、第1の特徴に加えて、第2の特徴として、補強リブ44が、底板部24aの下面に前後方向に伸長し、および、底板部24aの下面から前側連結部25aの前面にわたる範囲に連続するように配置される。これにより、図18に、変形前の状態を破線で、変形後の状態を実線で示すように、補強ブリッジ部16aの変形を十分に抑制することができる。すなわち、補強リブ44が底板部24aの下面に前後方向に伸長するように配置されるため、底板部24aの曲げ剛性が十分に向上し、底板部24aが下方に膨らむように変形することが有効に防止される。補強リブ44は、底板部24aの下面から前側連結部25aの前面にわたる範囲に連続して配置されるため、補強リブ44が、底板部24aと前側連結部25aとの連続部を外側から補強することになり、底板部24aと前側連結部25aとの間の挟角が拡がるように前側連結部25aが変形することが防止される。本例では、補強ブリッジ部16aの変形を、図17に示した場合よりもさらに十分に小さく抑えることができる。この結果、本例では、アウタコラム9aの剛性を十分に向上させることができ、ステアリングホイール36に突き上げ荷重が加わった場合にも、アウタコラム9aがインナコラム8aに対して1対のクランプ部20aを支点として傾くことが有効に防止される。したがって、本例は、インナコラム8aとアウタコラム9aとを、円滑に収縮させる面から有利である。
本例では、ステアリングホイール36を後方側に最大限変位させることにより、図23(A)に示す、インナコラム8aの後端部と後側周方向スリット19aとの前後方向位置が一致する場合でも、補強ブリッジ部16aの変形が十分に抑制される。したがって、インナコラム8aに対するアウタコラム9aの傾きを十分に抑制することができる。本例の構造は、補強ブリッジ部16aの底板部24aの板厚が、図21に示した従来構造に比べて小さくなっており、底板部24aの剛性は低くなっているが、第1の特徴および第2の特徴を備えているため、アウタコラム9a全体としての剛性をより向上させることが可能となっている。底板部24aの板厚を小さくしているため、アウタコラム9aおよびアッパブラケット5aの小型化を図ることもできる。
本例では、1対のクランプ部20aを弾性変形させるための第1の締付面22aと、ステアリングロック装置を作動させた状態で、ステアリングホイール36を大きな力で操作した場合などに、アウタコラム9aに作用するトルクをアッパブラケット5aの1対の支持板部21aの幅方向内側面に伝達するための第2の締付面28aおよび第3の締付面30aとを、別々に独立して備えている。インナコラム8aを保持するための1対のクランプ部20aに備えられた第1の締付面22aによっては、1対の支持板部21aの幅方向内側面にトルクを伝達する必要がない。このため、1対のクランプ部20aは、インナコラム8aを挟持する機能のみを発揮できれば足り、必要以上にその強度を確保しなくて済む。したがって、1対のクランプ部20aを幅方向に大きく撓ませることが可能になる。これに対し、第2の締付面28aおよび第3の締付面30aは、幅方向に大きく撓ませる必要がなく、トルクを伝達する機能を発揮できれば足りる。この結果、本例のステアリング装置1aによれば、アウタコラム9aの強度確保と、インナコラム8aの保持力確保とを両立することもできる。
本例では、1対の支持板部21aの幅方向内側面により1対のクランプ部20aを撓ませた状態で、1対の支持板部21aの幅方向内側面を、幅方向に関する剛性の高い第2の締付面28aおよび第3の締付面30aにそれぞれ当接させている。このため、アウタコラム9aの支持剛性を高めることもできる。
本発明を実施する場合に、補強ブリッジ部に設けた補強リブの形状およびその配置位置などは、本発明の実施の形態の1例に例示した補強リブの形状および配置位置などに限定されることはない。補強リブの機能を発揮できる限りにおいて、補強リブの形状を変更したり、その配置位置を変更したりすることが可能である。また、本発明の実施の形態の1例では、補強リブを、底板部の下面から前側連結部の前面にわたる範囲に連続して配置しているが、さらに、底板部の下面から後側連結部の後面にわたる範囲に連続して配置することも可能である。この場合、補強リブは、幅方向視で略U字形状を有する。補強リブの数は、1つに限らず、複数であってもよい。
1、1a ステアリング装置
2、2a ステアリングシャフト
3、3a ステアリングコラム
4、4a ロアブラケット
5、5a アッパブラケット
6 車体
7、7a 電動アシスト装置
8、8a インナコラム
9、9a アウタコラム
10、10a インナシャフト
11、11a アウタシャフト
12、12a チルト軸
13、13a 被挟持部
14、14a 筒状部
15、15a コラム本体部
16、16a 補強ブリッジ部
17、17a 前後方向スリット
18、18a 前側周方向スリット
19、19a 後側周方向スリット
20、20a 1対のクランプ部
21、21a 1対の支持板部
22、22a 第1の締付面
23、23a 隙間
24、24a 底板部
25、25a 前側連結部
26、26a 後側連結部
27、27a テレスコ調節用長孔
28、28a 第2の締付面
29、29a 突条部
30、30a 第3の締付面
31、31a 取付板部
32、32a チルト調節用長孔
33、33a 調節ロッド
34、34a 調節レバー
35、35a カム装置
36 ステアリングホイール
37 ギヤハウジング
39 薄肉部
40a、40b 厚肉部
41 上側リブ
42 張出板部
43 横側リブ
44 補強リブ
45 前側傾斜部
46 前壁部
47 矩形孔
48 第1リブ
49 第2リブ
50 矩形溝
51 係止カプセル
52 ブリッジ部
53 サイド板部
54 ブラケットリブ
55 係止切り欠き
56 補強突条
57 スリット
58 曲げ板部
59 頭部
60 雄ねじ部
61 ナット
62 スラスト軸受
63 押圧プレート
64 駆動側カム
65 被駆動側カム
66 駆動側カム面
67 被駆動側カム面
68 係合凸部
69 引張ばね
70 ロック用透孔

Claims (5)

  1. インナコラムの後方に配置され、該インナコラムの後側部を軸方向に関する相対変位を可能に外嵌するための前側部、および、前後方向に伸長するテレスコ調節用長孔を有する、アウタコラムであって、
    該アウタコラムは、前記前側部に配置され、略円筒形状を有するコラム本体部と、該コラム本体部の下方に一体に配置された補強ブリッジ部と、を備え、
    前記コラム本体部は、幅方向両側に配置され、幅方向に弾性変形することで前記インナコラムを幅方向両側から挟持可能な1対のクランプ部を有し、
    前記補強ブリッジ部は、幅方向視で略U字状の隙間を介して前記1対のクランプ部を覆うように配置され、底板部と、前側連結部と、後側連結部とを有し、
    前記底板部は、前後方向および幅方向に伸長し、前記1対のクランプ部の下方に、前記略U字状の隙間の下辺を構成する、前記テレスコ調節用長孔を介して配置され、
    前記前側連結部は、前記底板部の前端部と、前記コラム本体部の下面のうちで前記1対のクランプ部よりも前側に位置する部分とを連結し、上側に向かうほど前側に向かう方向に傾斜する前側傾斜部を備え、
    前記後側連結部は、前記底板部の後端部と、前記コラム本体部の下面のうちで前記1対のクランプ部よりも後側に位置する部分とを連結し、上側に向かうほど後側に向かう方向に傾斜する後側傾斜部を備える、
    アウタコラム。
  2. 前記底板部の下面に前後方向に伸長し、かつ、前記底板部の下面から前記前側連結部の前面にわたる範囲に連続して、配置される補強リブを備える、請求項1に記載のアウタコラム。
  3. 前記補強リブは、前記底板部の下面に前後方向に伸長し、前記底板部の前端部よりも前方に突出する前端部を有する第1リブと、第1リブの前端部から上側に向けて伸長し、前記前側連結部の前面にわたる範囲に連続する第2リブとを備える、請求項2に記載したアウタコラム。
  4. 前記コラム本体部は、該コラム本体部の下面に、前後方向に伸長する前後方向スリット、および、前記コラム本体部の下半部の前側部分および後側部分に、前記前後方向スリットをそれぞれ周方向に横切るように周方向に伸長する、前側周方向スリットおよび後側周方向スリットを備え、前記1対のクランプ部を構成するそれぞれのクランプ部は、幅方向両側のそれぞれの前記前後方向スリットと前記前側周方向スリットと前記後側周方向スリットとにより三方を囲まれた部分により構成され、第1リブの前端部は、前記前後方向スリットの前端部を下方から覆っている、請求項3に記載したアウタコラム。
  5. インナコラムと、該インナコラムの後方に配置され、前記インナコラムの後側部を軸方向に関する相対変位を可能に外嵌する前側部、および、前後方向に伸長するテレスコ調節用長孔を有するアウタコラムとを備える、ステアリングコラムと、
    前記アウタコラムの幅方向両側に配置され、ブラケット側通孔を有する1対の支持板部を備え、車体に支持されることが可能である、支持ブラケットと、
    前記テレスコ調節用長孔および前記ブラケット側通孔を幅方向に挿通する調節ロッドと、
    を備え、
    前記アウタコラムが、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載したアウタコラムにより構成される、
    ステアリング装置。
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