JPWO2020095380A1 - 磁石埋込み型コアの製造装置 - Google Patents

磁石埋込み型コアの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁石埋込み型コアの製造装置において、超硬合金を使用することなく樹脂ポット室やゲート等の内周面の耐摩耗性を改善すると共に離型性を改善すること。【解決手段】磁石埋込み型コアの製造装置10の樹脂ポット室64の内周面、ゲート50の内周面、プランジャ62の外周面等を窒化クロム層59、65、47等によって構成する。【選択図】図4

Description

本発明は、磁石埋込み型コアの製造装置に関し、更に詳細には、回転電機に用いられる磁石埋込み型コアの製造装置及び製造方法に関する。
回転電機の磁石埋込み型コアの製造に関して、ロータコアに軸線方向に沿って形成された複数の磁石挿入孔の各々に磁石片を挿入すると共に液状の樹脂を充填し、樹脂を磁石挿入孔内で硬化させることにより、ロータコアに磁石片を固定する技術が開発されている。
このような磁石埋込み型コアの製造装置として、溶融した樹脂を貯留する樹脂ポット室が開口した上面を含む基台と、ロータコアを載置されて基台の上面に着脱可能に配置され、磁石挿入孔と樹脂ポット室とを連通させるゲート等を含む連通通路を有するセパレートプレートと、樹脂ポット室に移動可能に設けられ、樹脂ポット室の溶融樹脂を、連通通路を介して磁石挿入孔に圧送するプランジャとを具備したものが知られている。
WO2017/179547 A1
上述の磁石埋込み型コアの製造装置では、樹脂ポット室を画定する内周面にはプランジャの外周面が摺接するから、耐摩耗性を得るために樹脂ポット室を、炭化タングステン等を含む超硬合金によって構成することが考えられている。
しかし、超硬合金はクロム鋼等に比べて高価であると共に切削加工を行うことが難しく、超硬合金が用いられた製造装置は高価なものになる。
特に、磁石片の固定に用いられる樹脂として、エポキシ樹脂等による樹脂母材に無機材料によるフィラーが混練されたものが用いられると、樹脂ポット室の内周面の摩損に加えて、溶融樹脂の流れに曝されるゲート等の内周面にフィラーによる擦れ摩耗が生じるから、ゲート等を構成する部材も超硬合金により構成する必要が生じ、製造装置がより高価なものになる。
また、コバルトを含む超硬合金は、製造装置の洗浄に用いられる薬品によってコバルトが母材表面に析出し、硬度低下を招く。
ゲート等の内周面は、ゲート等において硬化した樹脂の離型性に優れていることを望まれる。このことに関して、クロムは樹脂の離型性に優れていることが知られているから、ゲートの内周面をクロムメッキすることが考えられる。
しかし、クロムメッキ層は、表面硬度が超硬合金に比して低く、耐摩耗性に欠ける。また、小さい内径のゲートの内周面に適正な厚さのクロムメッキ層を形成することが難しい。離型性に関しては、比較的低圧で樹脂の充填が行われる磁石埋込み型コアでは、樹脂母材中に添加されたワックス等の離型剤の成形体表面に対する析出が良好でないため、特に問題になる。
本発明が解決しようとする課題は、磁石埋込み型コアの製造装置において、超硬合金を使用することなく樹脂ポット室やゲート等の内周面の耐摩耗性を改善すると共に離型性を改善することである。
本発明の一つの実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置は、軸線方向の両端面に開口した貫通孔をなす磁石挿入孔を備えたロータコアと、前記磁石挿入孔に配置された磁石片と、前記磁石挿入孔に充填された樹脂とを含む磁石埋込み型コアの製造装置であって、溶融した樹脂を貯留する樹脂ポット室が開口した一つの面を含む基台と、前記ロータコアを載置されて前記基台の前記一つの面に配置され、前記磁石挿入孔と前記樹脂ポット室とを連通させる連通通路を有するセパレートプレートと、前記樹脂ポット室に移動可能に設けられ、前記樹脂ポット室の溶融樹脂を前記連通通路を介して前記磁石挿入孔に圧送するプランジャとを具備し、前記樹脂ポット室及び前記連通通路の内周面と前記プランジャの外周面の少なくとも一部は窒化クロム層により構成されている。
この製造装置によれば、超硬合金を使用することなく基台とプランジャとの互いの摺動面の摩耗が低減し、これらの耐久性が向上する。
上記磁石埋込み型コアの製造装置において、好ましくは、前記樹脂はエポキシ樹脂である。
この製造装置によれば、硬化したエポキシ樹脂の離型性が良好になり、生産性が向上する。
上記磁石埋込み型コアの製造装置において、好ましくは、前記樹脂は、エポキシ樹脂を母材樹脂とし、前記母材樹脂に無機材料によるフィラーが混練されている。
この製造装置によれば、母材樹脂にフィラーが混練されていても基台、プランジャ、セパレートプレートの擦れ摩耗が低減し、これらの耐久性が向上する。
上記磁石埋込み型コアの製造装置において、好ましくは、前記基台は、ポット保持孔を形成された基台本体と、前記ポット保持孔に挿入されて前記樹脂ポット室の内周面を画定するポット部材とを含み、前記ポット部材の内周面が前記窒化クロム層により構成されている。
この製造装置によれば、樹脂ポット室の内周面に窒化クロム層を形成することが、基台本体より小部品であるポット部材単体で行うことができる。
上記磁石埋込み型コアの製造装置において、好ましくは、前記樹脂ポット室より小径のゲートを含み、前記ゲートの内周面が前記窒化クロム層により構成されている。
この製造装置によれば、ゲートが小径であってゲートの内周面が窒化クロム層による高硬度表面であるから、摩損によるゲートの変形を低減できる。
上記磁石埋込み型コアの製造装置において、好ましくは、前記セパレートプレートは、互いに分離可能に重ね合わされたゲートプレート及びカルプレートを含み、前記連通通路は前記ゲートプレートに形成されたゲート及び前記カルプレートに形成されたカル開口を含み、前記ゲート及び前記カル開口の内周面が前記窒化クロム層により構成されている。
この製造装置によれば、ゲート及びカル開口の内周面が窒化クロム層による高硬度表面であるから、ゲートプレート及びカルプレートの耐久性が向上する。
上記磁石埋込み型コアの製造装置において、好ましくは、前記ゲートプレートと前記カルプレートとの互いの接触面が前記窒化クロム層により構成されている。
この製造装置によれば、ゲートプレート及びカルプレートの耐久性が向上すると共に、ゲートプレートとカルプレートとの間隙に侵入した溶融樹脂によってバリが生じても、そのバリの離型性がよい。
本発明による磁石埋込み型コアの製造装置によれば、超硬合金を使用することなく樹脂ポット室やゲート等の内周面の耐摩耗性が改善される。
本発明の一つの実施形態に係る製造装置によって製造される磁石埋込み型コアの一例を示す斜視図 同磁石埋込み型コアの縦断面図 一つの実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置の初期状態を示す縦断面図 本実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置の要部の拡大縦断面図 本実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置の固形樹脂及び磁石片の投入状態を示す縦断面図 本実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置の磁石挿入孔閉塞状態を示す縦断面図 本実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置の樹脂圧送・保圧状態を示す縦断面図 本実施形態による磁石埋込み型コアの製造装置によって製造された磁石埋込み型コアの取外状態を示す縦断面図
本発明に係る好適な実施形態を、添付図面を参照して説明する。
先ず、図1及び図2を参照して本発明の一つの実施形態に係る製造方法及び製造装置によって製造される磁石埋込み型コアの一例について説明する。
磁石埋込み型コア1は、モータ等の回転電機の構成部品であり、ロータコア2を含む。ロータコア2は、複数枚の電磁鋼板が公知の結合方法(かしめ結合、レーザ溶接、接着等)により互いに結合された状態で積層された積層鉄心であり、平面視において略円環状をなし、中央に軸線方向に貫通した軸孔3を有する。
ロータコア2には複数の磁石挿入孔4が形成されている。各磁石挿入孔4は、略直方体状の空間をなし、ロータコア2を軸線方向に貫通してロータコア2の両端面に開口している。図示例では、磁石挿入孔4がロータコア2の周方向の4箇所に等間隔に配置された例を示しているが、これに限らず、磁石挿入孔4の形状、数、及び配置等については種々の変更が可能である。
各磁石挿入孔4には略直方体状の磁石片5が収容されている。磁石片5は、例えば、フェライト系の焼結磁石片や、ネオジム磁石片等の永久磁石(着磁前のものを含む)によって構成することができる。磁石片5の各部の寸法は、磁石挿入孔4の各部の寸法よりも小さく設定されている。これにより、磁石挿入孔4内において、ロータコア2と磁石片5との間に隙間ができる。この隙間には樹脂6が充填される。各磁石片5は隙間に充填された樹脂6によってロータコア2に対して固定される。
樹脂6としては、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂による樹脂母材にシリカやガラス等の無機材料によるフィラーが混練されたものが用いられる。
各磁石片5は、例えば、図1に示されているように、磁石挿入孔4において内側(ロータコア2の中心側)に偏倚して配置されており、ロータコア2の中心側に向いた外面5Aは当該外面5Aに対応する磁石挿入孔4の内面4Aに当接している。これにより、各磁石片5のロータコア2の径方向の配置位置が一様に決まり、磁石挿入孔4がロータコア2の周方向に等間隔に設けられることと相まって、磁石片5がロータコア2の回転方向のアンバランス要因になることがない。尚、各磁石片5は、図1に示されている位置と反対側(ロータコア2の外周側)に偏倚して配置されてもよい。
次に、図3〜図7を参照して本実施形態に係る磁石埋込み型コア1の製造装置10について説明する。
製造装置10は、上下方向に延在する複数のタイバー12と、各タイバー12の上部に固定された平板状の固定プラテン16と、固定プラテン16の下方において各タイバー12に上下方向に移動可能に設けられた平板状の可動プラテン14とを含むプレス構造を有する。可動プラテン14は不図示の型締装置によって上下方向に駆動される。型締装置は、公知のトグルリンク式のものや送りねじ式であってよい。
固定プラテン16の下面には上部部材18が固定されている。上部部材18には上部部材18の下面から下方に突出した複数のロッド19によって磁石挿入孔4毎の複数の閉塞部材20が固定されていると共にばね22によって上部部材18からコア押さえ部材24が吊り下げられている。各閉塞部材20は、ロータコア2の各磁石挿入孔4に対応して設けられており、対応する磁石挿入孔4の上側の開口を閉塞すべく、平面視で、磁石挿入孔4の平面形状より大きい略矩形の平面形状をしている。コア押さえ部材24には閉塞部材20が上下方向に嵌合する貫通孔26が形成されている。尚、各閉塞部材20は各磁石挿入孔4よりも少し大きい略矩形の平面形状をなしていてよい。また、閉塞部材20は、隣接する複数の磁石挿入孔4を包含する領域となる平面形状をなしていて、装置の簡素化を図ったものであってもよい。
可動プラテン14上には下部部材30が固定されている。下部部材30上には基台32が取り付けられている。基台32の上面(後述の基台本体56の上面56A)にはロータコア保持具34のセパレートプレート36が着脱・交換可能に配置されている。
ロータコア保持具34は、ロータコア2を載置されるトレーをなす平板状のセパレートプレート36及びセパレートプレート36の上方に配置された平板状のアッパプレート38を含む。セパレートプレート36とアッパプレート38とは、セパレートプレート36に取り付けられた可動係止爪40とアッパプレート38に取り付けられた固定係止爪42との係合により互いに連結され、両者間にロータコア2を上下に挟んで着脱可能に保持する。ロータコア保持具34は、セパレートプレート36とアッパプレート38とでロータコア2を挟持した状態で、基台32上に搬入・搬出可能であり、可搬性を有する。
アッパプレート38には、ロータコア2の各磁石挿入孔4に整合する位置に、各閉塞部材20が進入可能な挿入孔44が上下に貫通形成されている。挿入孔44はコア押さえ部材24に形成された貫通孔26と同等の大きさに形成されていてよい。挿入孔44と閉塞部材20とは、可動プラテン14の上昇移動によって貫通孔26の外周縁に形成された突起25(図3参照)と挿入孔44の外周縁に形成された凹部45(図3参照)とが係合することにより、正確に整合する。
セパレートプレート36は、図4に示されているように、平板によるゲートプレート46とカルプレート48とを分離可能に互いに重ね合わせたものである。ゲートプレート46とカルプレート48とはボルト(不図示)等によって分離可能に一体化されている。
ゲートプレート46はロータコア2の下端面2Aに当接する上面46A及び各磁石挿入孔4の下端の開口4Bに個別に連通するゲート50を含む。ゲート50は後述のポット室64より小径の絞り部材をなす。カルプレート48は、ゲートプレート46の下側にあり、各ゲート50と後述する各樹脂ポット室64とに連通する円形横断面形状のカル開口52を含む。かくして、ゲート50及びカル開口52が磁石挿入孔4と樹脂ポット室64とを連通させる連通通路をなす。
基台32は、平らな上面56A及び磁石挿入孔4毎に形成された上端開口の円形横断面形状のポット保持孔54を有する基台本体56及び各ポット保持孔54に嵌合した円筒形状のポット部材58を含む。ポット部材58は、下端にフランジ部60を有し、フランジ部60が基台本体56と下部部材30とに挟まれることにより、これらに固定されている。ポット部材58は、熱膨張による応力を受けないように、上端が自由端になっている。
ポット部材58内にはプランジャ62が上下方向(ポット部材58の軸線方向)に移動可能(摺動可能)に設けられている。ポット部材58はプランジャ62の上側に樹脂ポット室64(図4及び図6参照)の内周面を画定している。樹脂ポット室64は、溶融した樹脂を貯留する空間であり、カル開口52と同心の円形横断面形状の空間であり、基台32の上面56Aに開口している。樹脂ポット室64の内径は、カル開口52の内径より小さく、且つポット部材58の肉厚分だけポット保持孔54の内径より小さい。
図4に示されているように、プランジャ62は外周面及び上面を含む全表面を窒化クロム層65により構成されている。ポット部材58は樹脂ポット室64を画定する内周面及び上端面を含む全表面を窒化クロム層59により構成されている。ゲートプレート46はゲート50の内周面、上面及び下面を含む全表面を窒化クロム層47により構成されている。カルプレート48はカル開口52の内周面、上面及び下面を含む全表面を窒化クロム層49により構成されている。
ゲートプレート46及びカルプレート48は全表面を窒化クロム層47、49によって構成されていることにより、互いの接触面になるゲートプレート46の下面及びカルプレート48の上面も窒化クロム層47、49によって構成されていることになる。
窒化クロム層47、49、59、65は、各々、3μm〜4μmの層厚を有し、ビッカス硬度が1800〜2000程度であることが、要求特性及び耐久性を得る上で好ましい。ゲートプレート46、カルプレート48、ポット部材58、プランジャ62の各母材は、ステンレス鋼等の超合金以外の金属であればよく、焼結金属であってもよい。窒化クロム層47、49、59、65の生成は、ゲートプレート46、カルプレート48、ポット部材58、プランジャ62の各母材を真空蒸着処理装置のチャンバに入れ、表面に窒化クロムをコーティングする一般的な窒化処理法によって行うことができる。
ゲートプレート46、カルプレート48、ポット部材58、プランジャ62の各母材がステンレス鋼の場合には、ガス窒化処理法によって窒化クロム層47、49、59、65を生成することもできる。
下部部材30には、各プランジャ62に対応してシリンダボア70が形成されている。各シリンダボア70にはピストン72が上下方向(軸線方向)に移動可能に嵌合している。各ピストン72から上方に向けて延出したピストンロッド74は、下部部材30に形成された貫通孔76を貫通してポット部材58内に突出し、ねじ63(図4参照)によってプランジャ62に一体的に連結されている。
下部部材30は各ピストン72の下側に加圧室としてシリンダ室78を画定している。各シリンダ室78は、プランジャ62毎、換言すると、樹脂ポット室64毎に個別に設けられ、下部部材30に形成されたマニホールド通路80及び外部配管82によって油圧発生装置84に接続され、油圧発生装置84から圧力油を供給される。各ピストン72は、油圧発生装置84から対応するシリンダ室78に圧力油を供給されることにより、上昇移動し、ピストンロッド74によって対応するプランジャ62を上方へ向けて押圧(加圧)する。
下部部材30には、各樹脂ポット室64の溶融樹脂8を加熱する電気式ヒータ86が埋め込まれている。
次に、図3〜図8を参照して製造装置10を用いた本実施形態による磁石埋込み型コア1の製造工程を説明する。
先ず、図3に示されているように、可動プラテン14が降下した状態下で、セパレートプレート36とアッパプレート38とによってロータコア2を挟持したロータコア保持具34を基台32上に載置する。この載置により各磁石挿入孔4が対応するゲート50に連通すべく整合する。尚、ロータコア2はロータコア保持具34と共に予加熱されていてよい。
この状態で、樹脂・磁石片投入孔工程として、各磁石挿入孔4の上側の開口から磁石挿入孔4に固形樹脂7が投入され、その後、各磁石挿入孔4に磁石片5が投入される。固形樹脂7は、未硬化(熱硬化性樹脂の場合は加熱による化学反応前)の粉末或いは比較的小径の顆粒状の原料樹脂や充填材(フィラーや添加剤等)を不図示の打錠機によって円柱状等の任意の形状に成形したものや、未硬化の粉末の原料樹脂を比較的大きい粒径の顆粒に成形したものである。
次に、可動プラテン14が上昇移動することにより、下部部材30が上昇移動し、図5に示されているように、アッパプレート38がコア押さえ部材24に当接する。これより更に下部部材30が上昇移動することにより、図6に示されているように、ばね22が撓み、各閉塞部材20が対応する挿入孔44に進入し、各閉塞部材20によって対応する磁石片5を磁石挿入孔4内に押し込むことが行われる。そして、ロータコア2の上面が閉塞部材20の下面に当接することにより、磁石挿入孔4の上側の開口が閉塞部材20によって閉塞される。このようにして閉塞工程が行われる。
この時には、各磁石挿入孔4の固形樹脂7はロータコア2の予加熱及び電気式ヒータ86による加熱により、溶融した溶融樹脂8となり、その一部がゲート50及びカル開口52を通過してプランジャ62、ピストンロッド74及びピストン72を押し下げつつ対応する樹脂ポット室64に流入する。
この後に、図7に示されているように、圧送工程として、油圧発生装置84から各シリンダ室78に油圧が供給されることにより、各ピストン72が上昇移動し、プランジャ62によって樹脂ポット室64の溶融樹脂8をゲート50及びカル開口52を通過させて対応する磁石挿入孔4に圧送することが行われる。
所定の保圧時間経過後に、各シリンダ室78に対する油圧の供給が停止され、その後に、可動プラテン14が降下移動し、搬出工程として、ロータコア保持具34を基台32から取り外すことが行われる。搬出されたロータコア保持具34は、図8に示されているように、ゲート50及びカル開口52に硬化した樹脂が付着している。
溶融樹脂8の硬化が完了した後に、取外し工程として、可動係止爪40と固定係止爪42とによるセパレートプレート36とアッパプレート38との連結を解除し、ロータコア保持具34からロータコア2を取り外すことが行われる。この取り外しの工程で、ゲート50及びカル開口52に硬化した樹脂は、ゲート50において磁石挿入孔4の樹脂6と切り離され、その後に、セパレートプレート36とアッパプレート38とが分離された状態でセパレートプレート36及びアッパプレート38から除去される。
次に、上述の磁石埋込み型コア1の製造工程における窒化クロム層47、49、59、65の作用効果を説明する。
(1)プランジャ62の外周面の窒化クロム層65と樹脂ポット室64の内周面の窒化クロム層59とは、高硬度であることにより、ポット部材58とプランジャ62との互いの摺動面の摩耗を低減する。これにより、超硬合金を使用することなく、ポット部材58及びプランジャ62の耐久性が向上する。
(2)プランジャ62の上面の窒化クロム層65、樹脂ポット室64の内周面の窒化クロム層59、ゲートプレート46はゲート50の内周面、上面(磁石挿入孔4に対応する部分)及び下面(カル開口52に対応する部分)の窒化クロム層47、カルプレート48のカル開口52の内周面の窒化クロム層49は、高硬度であることにより、これらの面に触れて流れる溶融樹脂による、特にフィラーを含む溶融樹脂による擦れ摩耗を低減する。これにより、超硬合金を使用することなく、ポット部材58、プランジャ62、ゲートプレート46及びカルプレート48の耐久性が向上する。
(3)窒化クロム層47は、メッキ層とは異なって、ゲート50が小径であってゲート50の内周面に良好に形成され、ゲート50の内周面は高硬度表面になるから、摩損によるゲート50の変形が低減する。これにより、ゲート痕によって磁石埋込み型コア1が不良品になる確率が低減する。
(4)プランジャ62の上面の窒化クロム層65、樹脂ポット室64の内周面の窒化クロム層59、ゲートプレート46はゲート50の内周面、上面(磁石挿入孔4に対応する部分)及び下面(カル開口52に対応する部分)の窒化クロム層47、カルプレート48のカル開口52の内周面の窒化クロム層49は、クロムを含むことにより、これらの面に対する硬化樹脂の離型性を良好にする。これにより、樹脂母材中に添加されたワックス等の離型剤の成形体表面に対する析出が良好でなくても、硬化樹脂の離型性が良好になり、磁石埋込み型コア1の生産性が向上する。窒化クロム層47は特にエポキシ樹脂を母材樹脂とするものにおける離型性を良好にする。
(5)互いに接触するポット部材58の上端面の窒化クロム層59とカルプレート48の下面の窒化クロム層49、互いに接触するカルプレート48の上面(接触面)の窒化クロム層49とゲートプレート46の下面(接触面)の窒化クロム層47は、クロムを含むことにより、これらの間に溶融樹脂が侵入してバリが生じても、バリの離型性を良好にする。これにより、磁石埋込み型コア1の生産性が向上する。窒化クロム層47は特にエポキシ樹脂を母材樹脂とするものにおける離型性を良好にする。
上述の磁石埋込み型コアの製造装置は、ポット部材58によって樹脂ポット室64が画定されるから、樹脂ポット室64の内周面に窒化クロム層59を形成することが、基台本体56より小部品であるポット部材58単体で行うことができる。これにより、窒化クロム層59の形成のために、大型の窒化クロム処理装置を必要とすることがない。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ポット部材58は必須でなく、基台本体56に樹脂ポット室64が直接形成されていてもよい。この場合には、基台本体56が形成する樹脂ポット室64の内周面に窒化クロム層が形成されていればよい。
請求の範囲では、基台32が下側配置の図示の実施形態の場合について記載しているが、これは説明の便宜上のことであり、本発明は基台32が上側配置になる上下反転の場合を含む。
本発明による磁石埋込み型コアの製造装置及び製造方法は、特開2017−7353号公報に示されているような、樹脂ポット室64に固形樹脂7が装填されるトランスファモールド方式によるものにも適用可能である。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 :磁石埋込み型コア
2 :ロータコア
2A :下端面
3 :軸孔
4 :磁石挿入孔
4A :内面
4B :開口
5 :磁石片
5A :外面
7 :固形樹脂
8 :溶融樹脂
10 :製造装置
12 :タイバー
14 :可動プラテン
16 :固定プラテン
18 :上部部材
19 :ロッド
20 :閉塞部材
22 :ばね
24 :コア押さえ部材
25 :突起
26 :貫通孔
30 :下部部材
32 :基台
34 :ロータコア保持具
36 :セパレートプレート
38 :アッパプレート
40 :可動係止爪
42 :固定係止爪
44 :挿入孔
45 :凹部
46 :ゲートプレート
46A :上面
47 :窒化クロム層
48 :カルプレート
49 :窒化クロム層
50 :ゲート
52 :カル開口
54 :ポット保持孔
56 :基台本体
56A :上面
58 :ポット部材
59 :窒化クロム層
60 :フランジ部
62 :プランジャ
63 :ねじ
64 :樹脂ポット室
65 :窒化クロム層
70 :シリンダボア
72 :ピストン
74 :ピストンロッド
76 :貫通孔
78 :シリンダ室
80 :マニホールド通路
82 :外部配管
84 :油圧発生装置
86 :電気式ヒータ

Claims (7)

  1. 軸線方向の両端面に開口した貫通孔をなす磁石挿入孔を備えたロータコアと、前記磁石挿入孔に配置された磁石片と、前記磁石挿入孔に充填された樹脂とを含む磁石埋込み型コアの製造装置であって、
    溶融した樹脂を貯留する樹脂ポット室が開口した一つの面を含む基台と、
    前記ロータコアを載置されて前記基台の前記一つの面に配置され、前記磁石挿入孔と前記樹脂ポット室とを連通させる連通通路を有するセパレートプレートと、
    前記樹脂ポット室に移動可能に設けられ、前記樹脂ポット室の溶融樹脂を前記連通通路を介して前記磁石挿入孔に圧送するプランジャとを具備し、
    前記樹脂ポット室及び前記連通通路の内周面と前記プランジャの外周面の少なくとも一部は窒化クロム層により構成されている磁石埋込み型コアの製造装置。
  2. 前記樹脂はエポキシ樹脂である請求項1に記載の磁石埋込み型コアの製造装置。
  3. 前記樹脂は、エポキシ樹脂を母材樹脂とし、前記母材樹脂に無機材料によるフィラーが混練されている請求項1に記載の磁石埋込み型コアの製造装置。
  4. 前記基台は、ポット保持孔を形成された基台本体と、前記ポット保持孔に挿入されて前記樹脂ポット室の内周面を画定するポット部材とを含み、
    前記ポット部材の内周面が前記窒化クロム層により構成されている請求項1から3の何れか一項に記載の磁石埋込み型コアの製造装置。
  5. 前記連通通路は前記樹脂ポット室より小径のゲートを含み、前記ゲートの内周面が前記窒化クロム層により構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の磁石埋込み型コアの製造装置。
  6. 前記セパレートプレートは、互いに分離可能に重ね合わされたゲートプレート及びカルプレートを含み、
    前記連通通路は前記ゲートプレートに形成されたゲート及び前記カルプレートに形成されたカル開口を含み、
    前記ゲート及び前記カル開口の内周面が前記窒化クロム層により構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の磁石埋込み型コアの製造装置。
  7. 前記ゲートプレートと前記カルプレートとの互いの接触面が前記窒化クロム層により構成されている請求項6に記載の磁石埋込み型コアの製造装置。
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