JPWO2020084835A1 - 表示制御方法、及び、表示制御システム - Google Patents
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Abstract
表示制御方法は、建物内に設置された表示装置と人との距離が第1の距離範囲にあると判断した場合に、建物に設置された複数の機器の各々の状態を通知するための表示オブジェクトを所定の彩度で表示するステップ(S13)と、表示装置と人との距離が第1の距離範囲よりも広い第2の距離範囲にあると判断した場合に、表示オブジェクトを所定の彩度と異なる彩度で表示する、または、表示装置の表示機能を停止するステップ(S15またはS17)と、を含む。
Description
本発明は、住設機器、家電機器などの住宅IoT(Internet of Things)機器の状態を表示するための表示制御方法、及び、表示制御システムに関する。
近年、住宅内に設置された24時間換気システム、エコキュート(登録商標)・ガス給湯器、インターホン・電気錠、電動シャッター、床暖房などの住設機器、エアコン、空気清浄機、照明器具、テレビ、DVDレコーダーなどの家電機器を、一括、協調して制御する住宅IoT(Internet of Things)システムが注目を浴びている。
当該住宅IoTシステムでは、各機器を制御するためのプロトコルとして、例えば、Echonet Lite(登録商標)、または、KNX(登録商標)などを通じて、情報端末であるアンビエントパネルに各機器の状態を表示し、同パネルでユーザが所望の設定をすることで、各機器が単独のみならず、協調して制御できるようになっている。
本発明は、ユーザへの通知の態様を適応的に変更することができる表示制御方法、及び、表示制御システムを提供する。
本発明の一態様に係る表示制御方法は、コンピュータによって実行される表示制御方法であって、建物内に設置されたスクリーンと人との距離が第1の距離範囲にあると判断した場合に、前記建物に設置された複数の機器の各々の状態を通知するための表示オブジェクトを所定の彩度で表示するステップと、前記スクリーンと人との距離が前記第1の距離範囲よりも広い第2の距離範囲にあると判断した場合に、前記表示オブジェクトを前記所定の彩度と異なる彩度で表示する、または、前記スクリーンの表示機能を停止するステップと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る表示制御システムは、建物内に設置されたスクリーンと人との距離が第1の距離範囲にあると判断した場合に、前記建物に設置された複数の機器の各々の状態を通知するための表示オブジェクトを所定の彩度で表示する制御部を備え、前記制御部は、前記スクリーンと人との距離が前記第1の距離範囲よりも広い第2の距離範囲にあると判断した場合に、前記表示オブジェクトを前記所定の彩度と異なる彩度で表示する、または、前記スクリーンの表示機能を停止する。
本発明の表示制御方法及び表示制御システムは、ユーザへの通知の態様を適応的に変更することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[表示装置の概要]
まず、実施の形態に係る表示装置の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る表示装置の正面図である。図2は、実施の形態に係る表示装置の斜視図である。
[表示装置の概要]
まず、実施の形態に係る表示装置の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る表示装置の正面図である。図2は、実施の形態に係る表示装置の斜視図である。
表示装置20は、人を中心に考えた新しいくらしに関するサービスを提供するシステム(例えば、後述の表示制御システム)に用いられる専用端末である。表示装置20は、美しく統合された、新しい形の住宅設備及び家電との関わりをユーザに提供することができる。また、表示装置20は、サーバ装置との連携で住む人に合わせた価値をユーザに提供することができる。
表示装置20は、住宅などの建物の内部(例えば、壁)に設置される。また、表示装置20は、タッチスクリーン21を備え、ユーザが上記建物に設置された機器を制御するための統合リモートコントローラとして使用される。表示装置20によれば、機器ごとにリモートコントローラを設置することが不要となるため、建物から複雑性を取り除くことができる。
また、表示装置20が建物内の複数の空間(玄関、ダイニング、及び、ベッドルームなど)のそれぞれに設置されれば、ユーザは、暮らしの行為の確認、または、機器の設定の確認を建物の中のあらゆる場所から行うことができる。図3は、玄関に設置された表示装置20の表示画面の一例を示す図であり、図4は、ダイニングに設置された表示装置20の表示画面の一例を示す図であり、図5は、寝室に設置された表示装置20の表示画面の一例を示す図である。例えば、ユーザは、寝室から玄関の鍵またはリビングの電動シャッターを閉じたり、玄関から家中の空調機器及び照明機器を消したりすることが可能となる。
また、表示装置20は、大量の情報から不要なものをなくし、必要なものだけをユーザに提供する。例えば、表示装置20の機器制御機能からは、従来のリモートコントローラまたはスイッチにありがちだった煩雑な機能が排除される。表示装置20は、日常生活で必要な機能だけを直感的に提供する。図6は、ユーザが直感的に全館空調の制御を行う(言い換えれば、複数の空調機器を制御する)ための表示画面の一例を示す図である。
[表示装置の機能:通知]
また、表示装置20は、ユーザが欲しい情報、ユーザが逃したくない通知に1タップでアクセスできるように構成されている。例えば、表示装置20のホーム画面には、表示装置20に対応する機器の状態またはお知らせが通知される。図7は、通知が行われているときの表示画面の一例を示す図である。図7に示されるように、例えば、ユーザは、玄関に設置された表示装置20から帰宅後すぐに新着録画を確認したり、書斎に設置された表示装置20からドアホンの来客を確認したりすることができる。
また、表示装置20は、ユーザが欲しい情報、ユーザが逃したくない通知に1タップでアクセスできるように構成されている。例えば、表示装置20のホーム画面には、表示装置20に対応する機器の状態またはお知らせが通知される。図7は、通知が行われているときの表示画面の一例を示す図である。図7に示されるように、例えば、ユーザは、玄関に設置された表示装置20から帰宅後すぐに新着録画を確認したり、書斎に設置された表示装置20からドアホンの来客を確認したりすることができる。
図8〜図11は、通知される内容の一例を示す図である。図8に示されるように、表示装置20によれば、ユーザは、帰宅後すぐに、玄関、または、好きな場所から新着録画を帰宅チェック及び視聴することができる。また、図9に示されるように、表示装置20によれば、ユーザは、建物の中のどこからでもインターホン装置に応答したり、不在時の履歴を確認したりすることができる。また、図10に示されるように、表示装置20によれば、ユーザは、バスタブのお湯はり完了を、建物の中のどこからでも確認することができる。図11に示されるように、表示装置20によれば、ユーザは、家族の誰かが残した伝言を確認することもできる。
[表示装置の機能:シーン制御]
また、ユーザは、表示装置20を通じて複数の機器を動作させることにより、建物中の環境を自在に切り替えることができる。建物の中の環境を1タップ、または、タイマーでユーザの求める状態に切り替える制御は、シーン制御とも記載される。シーン制御では、表示装置20に対応した機器であれば、建物の中のどの空間(部屋)に設置された機器であっても一度に制御することができる。例えば、建物に設置された全ての電動シャッター、照明機器、及び、空調機器を快適な目覚めに適した状態にしたり、帰宅時に必要な機器の設定を一度に行ったりすることが可能である。
また、ユーザは、表示装置20を通じて複数の機器を動作させることにより、建物中の環境を自在に切り替えることができる。建物の中の環境を1タップ、または、タイマーでユーザの求める状態に切り替える制御は、シーン制御とも記載される。シーン制御では、表示装置20に対応した機器であれば、建物の中のどの空間(部屋)に設置された機器であっても一度に制御することができる。例えば、建物に設置された全ての電動シャッター、照明機器、及び、空調機器を快適な目覚めに適した状態にしたり、帰宅時に必要な機器の設定を一度に行ったりすることが可能である。
シーン制御の具体例について説明する。図12は、起床時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、起床時のシーン制御では、例えば、アラームを鳴らす、電動シャッターを開く、及び、照明機器を点灯させる(オンする)、といった制御がタイマーで実現される。起床時のシーン制御は、ユーザに心地の良い目覚めを提供し、建物の中を朝の時間帯に適した環境にする。図13は、帰宅時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、帰宅時のシーン制御では、例えば、電動シャッターを開く、照明機器を点灯させる、空調機器をオンするといった制御が1タップで実現される。つまり、帰宅時に必要なことがタップ1つで実現される。
なお、シーン制御は、あらかじめプリセットで複数種類用意されているが、ユーザが好みに合わせて新たに作成し、登録することができる。例えば、ユーザは、在宅勤務時のシーン制御、及び、就寝前のシーン制御などを新たに作成して登録することができる。
図14は、在宅勤務時のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、在宅勤務時のシーン制御では、例えば、照明機器を調光し、かつ、空調機器の設定温度が低めに設定されることで、ユーザの集中力及び作業効率を高めることができる、作業に適した環境が実現される。図15は、就寝前のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、就寝前のシーン制御を行うための表示画面の一例を示す図であり、就寝前のシーン制御では、例えば、照明機器が暗く調光され、電動シャッターが閉じられ、かつ、空調機器の設定温度が低めに設定されることで、建物の中を快適に睡眠に導入することができる環境にすることができる。ユーザは、就寝前のシーン制御を、寝室に設置された表示装置20だけでなく、リビングまたはダイニングに設置された表示装置20からも指示することができる。
[表示装置の機能:アプリケーション]
表示装置20には、様々なアプリケーション(アプリケーションプログラム)がインストールされていてもよい。図16は、アプリケーションの選択画面の一例を示す図である。様々なアプリケーションがインストールされていれば、ユーザは、実行するアプリケーションを選択することで、建物の中の空気の状態、及び、建物における電気使用量の状態を確認することができる。また、ユーザは、現在放送中のテレビ番組、及び、録画番組をチェックすることもできる。また、表示装置20は、サーバ装置から新たなアプリケーションの提供を受けることもできる。
表示装置20には、様々なアプリケーション(アプリケーションプログラム)がインストールされていてもよい。図16は、アプリケーションの選択画面の一例を示す図である。様々なアプリケーションがインストールされていれば、ユーザは、実行するアプリケーションを選択することで、建物の中の空気の状態、及び、建物における電気使用量の状態を確認することができる。また、ユーザは、現在放送中のテレビ番組、及び、録画番組をチェックすることもできる。また、表示装置20は、サーバ装置から新たなアプリケーションの提供を受けることもできる。
例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「空気」のアイコンを選択することで、建物の中の各部屋の空気の状態(具体的には、温度、湿度、におい、ハウスダスト、及び、PM2.5濃度などの空気質)を把握することができる。図17は、各部屋の空気質を示す画面の一例を示す図であり、図18は、リビングの空気質の詳細画面の一例を示す図である。図17に示されるような画面がタッチスクリーン21に表示されれば、ユーザは、各部屋の空気質を一目で把握することができる。また、図18に示されるような画面がタッチスクリーン21に表示されれば、ユーザは、特定の部屋の空気質の日ごと(あるいは月ごと)の変化を確認することができる。なお、表示装置20は、例えば、空気質を計測するセンサからセンシング結果を示す信号を取得することにより、空気質を管理することができる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「電気」のアイコンを選択することで、建物の中の各部屋の電気使用量を把握することができる。図19は、電気使用量を示す画面の第一の例を示す図であり、図20は、電気使用量を示す画面の第二の例を示す図である。なお、表示装置20は、例えば、建物に設置された通信機能を有する分電盤などから電気使用量を示す信号を取得することにより、建物における現在または過去の電気使用量を分岐回路ごとに管理し、ユーザに画像として提供することができる。また、表示装置20は、サーバ装置から他のユーザの電気使用量(一般的な電気使用量であってもよい)を示す情報を取得することにより、図19に示されるように、ユーザの電気使用量と他のユーザの電気使用量とを並べて表示することができる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「ホームメッセンジャー」のアイコンを選択することで、建物の中で他の部屋にいる家族と会話することができる。図21は、ホームメッセンジャーのアプリケーションを実行中の画面の第一の例を示す図であり、図22は、ホームメッセンジャーのアプリケーションを実行中の画面の第二の例を示す図である。ホームメッセンジャーのアプリケーションが実行されれば、キッチンから子供部屋に「ごはんができたよ」と伝えたり、玄関からダイニングに「ただいま」と伝えたりすることができる。つまり、部屋同士でのコミュニケーションの可能性が広がる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「ドアホン」のアイコンを選択することで、表示装置20が設置された部屋から表示装置20と通信接続されたドアホン(言い換えれば、インターホン装置)に応答することができる。図23は、ドアホンのアプリケーションを実行中の画面の第一の例(ドアホンが撮影している訪問者の画像の表示画面)を示す図である。また、表示装置20に建物の外を撮像するカメラが通信接続されれば、ユーザは、表示装置20を通じて建物の外の様子を視認することもできる。図24は、ドアホンのアプリケーションを実行中の画面の第二の例(ドアホン及びカメラの選択画面)を示す図である。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「伝言」のアイコンを選択することで、表示装置20を伝言板として使用することができる。図25は、伝言のアプリケーションを実行中の画面の第一の例(手書き入力画面)を示す図である。図26は、伝言のアプリケーションを実行中の画面の第二の例(複数の伝言の選択画面)を示す図である。なお、伝言は、動画像または静止画像として記憶する(つまり、録画する)こともできるし、音声として記憶する(つまり、録音する)こともできる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「動画」のアイコンを選択することで、表示装置20と通信接続されたチューナ装置によって受信される、現在放送中のテレビ番組、及び、表示装置20と通信接続された動画コンテンツ記憶装置から提供される録画番組をチェックすることもできる。図27〜図29は、動画のアプリケーションを実行中の画面の一例を示す図である。ユーザは、帰宅してすぐに玄関に設置された表示装置20を用いて新着録画を確認したり、寝室で着替えながら寝室に設置された表示装置20を用いて朝のニュースをチェックしたりすることができる。つまり、暮らしの中での情報との接し方の幅が広がる。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「音楽」のアイコンを選択することで、表示装置20と通信接続された音楽コンテンツ記憶装置から提供される音楽を楽しむこともできる。図30〜図32は、音楽のアプリケーションを実行中の画面の一例を示す図である。ユーザは、表示装置20が設置されたどの部屋でも音楽を楽しむことができる。また、表示装置20に別体のスピーカ装置が通信接続されれば、当該スピーカ装置から音楽を出力することも可能である。
また、例えば、ユーザは、図16の選択画面中の「写真」のアイコンを選択することで、表示装置20と通信接続された静止画コンテンツ記憶装置から提供される写真を楽しむこともできる。図33〜図35は、写真のアプリケーションを実行中の画面の一例を示す図である。ユーザは、表示装置20が設置されたどの部屋でも写真を楽しむことができる。
[表示装置の機能:ユーザの操作をトリガとした情報の提示]
表示装置20は、日常生活の中でユーザが行う「照明機器を点灯する」「空調機器の電源をオフする」「お風呂を沸かす」といった普段の行為をトリガとして、よりよいくらしに繋がる行為、または、状況に応じた最適な体験など(具体的には、コンテンツまたは機能など)を提示することができる。つまり、表示装置20は、機器へのユーザの操作をトリガとして、ユーザへの情報の提示を行うことができる。図36は、空調機器のリモートコントローラへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。
表示装置20は、日常生活の中でユーザが行う「照明機器を点灯する」「空調機器の電源をオフする」「お風呂を沸かす」といった普段の行為をトリガとして、よりよいくらしに繋がる行為、または、状況に応じた最適な体験など(具体的には、コンテンツまたは機能など)を提示することができる。つまり、表示装置20は、機器へのユーザの操作をトリガとして、ユーザへの情報の提示を行うことができる。図36は、空調機器のリモートコントローラへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。
図36の例では、ユーザが空調機器のリモートコントローラに対して空調機器の電源をオフする操作を行うと(図36の(a))、表示装置20は、これをトリガとして空調機器の消費電力を削減するための空調機器の使用方法に関するアドバイス(例えば、1時間程度部屋を離れるだけであれば、電源をオンにしたままのほうが消費電力が低いこと)を表示する(図36の(b))。
また、図37は、照明機器を点灯及び消灯するための壁スイッチへの操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。図37の例では、ユーザが深夜帰宅時に玄関の照明機器を点灯すると(図37の(a))、表示装置20は、これをトリガとして深夜の時間帯に適した調光設定を表示する(図37の(b))。
また、図38は、給湯器への操作をトリガとして情報を提示する例を説明するための図である。図38の例では、ユーザが、給湯器の操作パネルへバスタブへのお湯はりを指示する操作を行うと、表示装置20は、これをトリガとしてバスタイムを豊かにする入浴グッズをリコメンドする画像を表示する。
このように、表示装置20は、機器へのユーザの操作をトリガとして様々な情報を提示することができる。なお、図36〜図38は、情報提示の例を示すものである。表示装置20に接続される機器、及び、各種サービスの組み合わせにより様々な情報提示が可能である。
[表示装置の機能:その他の情報の提示]
表示装置20は、機器の使用ログ、日時データ、及び、サーバ装置(クラウドサーバ)から提供される天気情報などを組み合わせて、家族の安全及び健康を守る機能、家事を楽しく助けてくれるアドバイス、並びに、家族の好みに合わせたおすすめコンテンツなどを提供することもできる。図39は、このようなその他の情報の表示画面の一例を示す図である。以下、表示装置20が提示可能な情報の具体例について説明する。
表示装置20は、機器の使用ログ、日時データ、及び、サーバ装置(クラウドサーバ)から提供される天気情報などを組み合わせて、家族の安全及び健康を守る機能、家事を楽しく助けてくれるアドバイス、並びに、家族の好みに合わせたおすすめコンテンツなどを提供することもできる。図39は、このようなその他の情報の表示画面の一例を示す図である。以下、表示装置20が提示可能な情報の具体例について説明する。
表示装置20は、例えば、サーバ装置から天気情報(言い換えれば、気象情報)の提供を受けることにより、荒天であること、及び、気象警報を表示することができる。図40は、気象警報の表示画面の一例を示す図である。表示装置20は、荒天であること、及び、気象警報を表示することにより、家族の安心をサポートすることができる。
また、表示装置20は、電気錠の状態と時間帯などに基づいて、鍵のかけ忘れを防止するための通知画面を表示することができる。図41は、鍵のかけ忘れを防止するための通知画面の一例を示す図である。表示装置20は、鍵のかけ忘れを防止するための通知を行うことにより、家族の安心をサポートすることができる。
また、表示装置20は、花粉情報と在宅状況とに応じて、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドすることができる。図42は、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドする表示画面の一例を示す図である。表示装置20は、花粉除去に最適な空気清浄機の制御をリコメンドすることにより、家族の健康をサポートすることができる。
また、表示装置20は、照明機器及び電動シャッターの使用ログからユーザの睡眠コンディションを推定し、睡眠状態の改善に関する提案を行うことができる。図43は、睡眠状態の改善を提案する表示画面の一例を示す図である。表示装置20は、睡眠状態の改善に関する提案を行うことにより、家族の健康をサポートすることができる。
表示装置20は、例えば、サーバ装置から天気情報(言い換えれば、天気API(Application Programming Interface)の情報)の提供を受けることにより、ベストな洗濯のタイミングを通知することができる。図44は、洗濯のタイミングの通知画面の一例を示す図である。表示装置20は、花粉が多い季節には、部屋干しをリコメンドすることもできる。表示装置20は、洗濯のタイミングを通知することで、家事をサポートすることができる。
また、表示装置20は、サーバ装置から提供される天気情報に含まれる週の平均気温と、当日の気温の差に基づいて、服装(厚着または薄着)に関する提案を行うことができる。図45は、服装に関する提案を行う表示画面の一例を示す図である。表示装置20は、雨の日には雨具の携帯を提案することもできる。
また、表示装置20は、サーバ装置から提供される天気情報に含まれる紫外線指数に基づいて、日中(朝〜昼の時間帯)に紫外線に関する注意喚起を行うことができる。図46は、紫外線に関する注意喚起を行う表示画面の一例を示す図である。表示装置20は、紫外線に関する注意喚起を行うことにより、ユーザの美容をサポートすることができる。
また、表示装置20は、テレビの視聴履歴、及び、動画コンテンツ記憶装置の録画ログからユーザの好みに合いそうな番組を録画し、提示することができる。図47は、ユーザの好みに合いそうな番組を提示する表示画面の一例を示す図である。
また、表示装置20は、記念日などに特別な機器制御を行うことができる。例えば、表示装置20は、クリスマスに、機器を用いたクリスマス用の演出を行うための表示画面を表示する。図48及び図49は、クリスマス用の演出を行うための表示画面の一例を示す図である。このような表示画面を通じてユーザの承認が得られると、表示装置20が設置された部屋において、スピーカ(音楽)及び照明機器(光)によるクリスマス用の演出が行われる。
[表示装置の表示画面の構成]
次に、表示装置20のホーム(Home)画面の構成について説明する。図50は、表示装置20のホーム画面の構成を示す図である。
次に、表示装置20のホーム(Home)画面の構成について説明する。図50は、表示装置20のホーム画面の構成を示す図である。
図50に示されるように、表示装置20のホーム画面は、(a)「Apps Layer(アプリレイヤ)」、(b)「Push Layer(プッシュレイヤ)」、及び、(c)「Control Layer(コントロールレイヤ)」の3階建ての構造(3層構造)を有している。プッシュレイヤが基点となり、プッシュレイヤの画面が表示されているときにタッチスクリーン21に対して上から下へ向かう方向のスワイプ操作が行われると、アプリレイヤの画面に遷移する。また、プッシュレイヤの画面が表示されているときにタッチスクリーン21に対して下から上へ向かう方向のスワイプ操作が行われると、コントロールレイヤの画面に遷移する。
[プッシュレイヤ]
まず、基点となるプッシュレイヤについて、図50の(b)を参照しながら説明する。プッシュレイヤは、リコメンド及び通知などの表示装置20の基本となるプッシュ型インタラクションのレイヤである。プッシュレイヤの画面には、表示装置20に通信接続される機器から、当該機器が起点として発信する、通知またはリコメンドなどの情報が表示される。
まず、基点となるプッシュレイヤについて、図50の(b)を参照しながら説明する。プッシュレイヤは、リコメンド及び通知などの表示装置20の基本となるプッシュ型インタラクションのレイヤである。プッシュレイヤの画面には、表示装置20に通信接続される機器から、当該機器が起点として発信する、通知またはリコメンドなどの情報が表示される。
図50の(b)に示されるように、表示装置20は、人感センサなどによって表示装置20の周囲におけるユーザの有無を検知し、ユーザが表示装置20の周囲(つまり、表示装置20の近く)にいるときには通知またはリコメンドなどの情報を画面に表示する。一方、表示装置20は、ユーザが表示装置20の周囲(つまり、表示装置20の近く)にいないときには、表示すべき通知またはリコメンドなどの情報があったとしても画面に表示しない。図51は、ユーザが表示装置20の近くにいないときのプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。
また、表示すべき通知またはリコメンドなどの情報が複数ある場合、これらの情報を示すアイコンは、例えば、左右方向に並んで表示される。図52は、複数のアイコンを含むプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。複数のアイコンは、例えば、情報が生成された時刻が新しいものほど左側、というように、生成された時刻の順序で左右方向に一列に並んで配置される。アイコンの表示領域に対して左右方向のスワイプ操作(言い換えれば、スクロール操作)が行われると、アイコンがスクロールされる。このとき、時刻、日付、及び、天気の表示領域は維持(固定)されたまま、アイコンのみがスクロールされる。複数のアイコンのそれぞれがタップ操作されると、当該アイコンが示す情報に関連するアプリレイヤの画面、または、コントロールレイヤの画面に遷移する。
なお、プッシュレイヤの画面は、時間帯に応じて表示態様が変更されてもよい。例えば、プッシュレイヤの画面の背景色は、夜間の時間帯においてそれ以外の時間帯よりも暗い色に変更されてもよい。図53は、このようなナイトモードにおけるプッシュレイヤの画面の一例を示す図である。
[コントロールレイヤ]
次に、コントロールレイヤについて、図50の(a)を参照しながら説明する。コントロールレイヤは、キッチンの照明機器を消灯したり、全館空調を設定したりするなど、機器カテゴリ、場所(部屋)ごとにグルーピングされた機器を個別に制御するためのレイヤである。ユーザは、コントロールレイヤの画面に含まれる機器のアイコンをタップ操作することで、機器のオン及びオフを画面遷移なしで行うことができる。つまり、ユーザは、シンプルに機器を制御することができる。また、ユーザは、機器のアイコンをロングタップ操作することで、機器の詳細な制御を行うことができる。
次に、コントロールレイヤについて、図50の(a)を参照しながら説明する。コントロールレイヤは、キッチンの照明機器を消灯したり、全館空調を設定したりするなど、機器カテゴリ、場所(部屋)ごとにグルーピングされた機器を個別に制御するためのレイヤである。ユーザは、コントロールレイヤの画面に含まれる機器のアイコンをタップ操作することで、機器のオン及びオフを画面遷移なしで行うことができる。つまり、ユーザは、シンプルに機器を制御することができる。また、ユーザは、機器のアイコンをロングタップ操作することで、機器の詳細な制御を行うことができる。
複数の機器のアイコンのそれぞれは、当該機器のオン及びオフの状態が一目でわかるように、オン及びオフの状態に応じて異なる態様(例えば、色が異なる態様)で表示される。例えば、機器がオン状態である場合、当該機器のアイコンはカラーで表示され、機器がオフ状態である場合、当該機器のアイコンは、モノクロ(グレースケール、ウォッシュアウト)で表示される。図54は、機器がオフ状態である場合のコントロールレイヤの画面の一例を示す図である。また、機器のアイコンには、機器の動作状態を示す文字が含まれてもよい。
コントロールレイヤの画面において、機器のアイコンは、左右方向に一列に並んで配置され、アイコンの表示領域に対して左右方向のスワイプ操作(言い換えれば、スクロール操作)が行われると、アイコンがスクロールされる。複数の機器のアイコンがスクロールすることがユーザに伝わるように、デフォルト状態においてタッチスクリーン21の最も右側に位置するアイコンは、一部が途切れるように表示される。
複数の機器のアイコンは、当該機器が設置されている場所(部屋)に応じた順序で配置される。図50の(a)の例では、建物全体に関連するアイコン(例えば、シーン制御のアイコン)が一番左側に配置され、その右側に、表示装置20が設置されている部屋(例えば、リビング)に設置されている機器のアイコンが配置される。この右側には、例えば、リビングに最も近い部屋に設置されている機器のアイコンが配置される。このように、コントロールレイヤの画面においては、表示装置20が設置されている部屋に近い部屋に設置されている機器のアイコンほど左側(言い換えれば、デフォルト状態(初期状態)でアクセスしやすい位置)に配置される。つまり、複数の機器のアイコンは、機器の設置位置に基づく順序(言い換えれば、設置位置に関連する順序)で配置される。
複数の機器のアイコンが一画面に収まらない場合、複数の機器のアイコンのうち比較的左側に配置されているアイコンは、デフォルト状態で画面内に位置するが、比較的右側に配置されているアイコンは、デフォルト状態では画面内に位置せず、スクロールして初めて画面内に現れる。
表示装置20を通じて制御可能な複数の機器の数が多い場合、複数の機器のアイコンの数は非常に多くなる。そこで、コントロールレイヤの画面の左下には、ジャンプショートカット(「全室」、「リビング」、「キッチン」などの建物の中の場所(空間)を示す文字)が設けられている。ユーザは、ジャンプショートカットをタップ操作することで、タップ操作された文字が示す場所に設置された機器のアイコンを画面内に位置させる(複数のアイコンが自動的にスクロールする)ことができる。
なお、機器のアイコンの配置は、ユーザの好みに応じて変更することもできる。図55は、機器のアイコンの移動及び削除画面の一例を示す図である。ユーザは、機器のアイコンの移動及び削除画面において、機器のアイコンに対してドラッグアンドドロップ操作を行うことで、機器のアイコンの配置(左右の位置関係)を変更することができる。
[アプリレイヤ]
次に、アプリレイヤについて、図50の(c)を参照しながら説明する。アプリレイヤは、建物における消費電力をチェックしたり、動画を視聴したりするために使用される。アプリレイヤでは、複数のアイコンが、ユーザのやりたい行動、体験アクションごとにカテゴライズされる。また、デベロッパから提供される新たなアプリケーション、及び、将来的に提供される新たなサービスは、アプリレイヤに追加される。アプリレイヤの画面からは、図16〜図35で説明したアプリケーションプログラムを実行することができる。
次に、アプリレイヤについて、図50の(c)を参照しながら説明する。アプリレイヤは、建物における消費電力をチェックしたり、動画を視聴したりするために使用される。アプリレイヤでは、複数のアイコンが、ユーザのやりたい行動、体験アクションごとにカテゴライズされる。また、デベロッパから提供される新たなアプリケーション、及び、将来的に提供される新たなサービスは、アプリレイヤに追加される。アプリレイヤの画面からは、図16〜図35で説明したアプリケーションプログラムを実行することができる。
なお、アプリレイヤから実行できることと、コントロールレイヤから実行できることとは、例えば、以下のように分類される。アプリレイヤから実行できることは、いわゆる家電(建物の壁などに固定されていない機器)など、追加及び変更が容易な機器、及び、設備機器(建物の壁などに固定されている照明機器、空調機器などの機器)であるが情報を参照して動作する機器の制御などである。
一方、コントロールレイヤから実行できることは、設備機器の制御などである。なお、アプリレイヤ及びコントロールレイヤの両方から同じ制御が実行できる場合もある。
[距離別状態表示]
プッシュレイヤの画面は、表示装置20と表示装置20の前に立つ人との距離に応じて表示態様が変更されてもよい。つまり、表示装置20は、ユーザとの距離に応じて表示を自動で切り替えてもよい。図56は、プッシュレイヤの画面の表示態様の変更を説明するための図である。
プッシュレイヤの画面は、表示装置20と表示装置20の前に立つ人との距離に応じて表示態様が変更されてもよい。つまり、表示装置20は、ユーザとの距離に応じて表示を自動で切り替えてもよい。図56は、プッシュレイヤの画面の表示態様の変更を説明するための図である。
図56に示されるように、プッシュレイヤの画面は、ユーザが表示装置20から1mの範囲に位置している場合(例えば、ユーザが表示装置20を操作中、または、表示装置20の目の前に立っている状態)には通常状態で表示される。プッシュレイヤの画面は、ユーザが表示装置20から1m以上3m未満の範囲に位置している場合(ユーザが表示装置20が設置された部屋にいる場合)には、アンビエント状態で表示される。また、プッシュレイヤの画面は、ユーザが表示装置20から3m以上離れて位置している場合(例えば、ユーザが表示装置20が設置された部屋に不在の場合)には、スリープ状態(例えば、黒画)で表示される。
アンビエント状態は、通知が主張しすぎないよう配慮しつつ、離れた位置からでも通知の有無を確認できるような状態を意味する。アンビエント状態のプッシュレイヤの画面は、例えば、白色の背景に時刻と通知アイコンとを表示することによって実現される。
なお、プッシュレイヤの画面においては、画面の左側に、現在の日時、及び、天気などが常に表示される。このように、ユーザが常に表示させておきたい情報は、ユーザ設定によって変更されてもよい。ユーザが常に表示させておきたい情報には、具体的には、時刻、天気、室外の温度及び湿度、室内の温度及び湿度、空気質(言い換えれば、空気の汚れ具合。におい、及び、PM2.5濃度など)、電力使用量、太陽光発電システムなどの発電量、家族のスケジュール、今日は何の日か、などが含まれる。ユーザが常に表示させておきたい情報は、文字または表示を大きめにするなど、多少離れた位置からでもユーザが視認できることが考慮されるとよい。
[プッシュレイヤ以外の表示レイヤにおける通知]
表示装置20において、コントロールレイヤの画面、または、アプリレイヤの画面が表示されているときにユーザに対して通知すべき情報が発生した場合の通知方法について説明する。コントロールレイヤの画面、または、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知には、通常プッシュ通知と、強制優先プッシュ通知とがある。図57は、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知を説明するための図である。なお、図示されないが、コントロールレイヤの画面が表示されているときに行われる通知も同様である。
表示装置20において、コントロールレイヤの画面、または、アプリレイヤの画面が表示されているときにユーザに対して通知すべき情報が発生した場合の通知方法について説明する。コントロールレイヤの画面、または、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知には、通常プッシュ通知と、強制優先プッシュ通知とがある。図57は、アプリレイヤの画面が表示されているときに行われる通知を説明するための図である。なお、図示されないが、コントロールレイヤの画面が表示されているときに行われる通知も同様である。
図57の(a)及び(b)に示されるように、通常プッシュ通知では、アプリレイヤの画面の上部に、通知内容が重畳表示される。アプリケーションの実行中には、アプリケーションの実行画面(図17〜図35のような画面)では通知は行われず、実行画面からアプリレイヤの画面に戻ったときに、画面の上部に通知内容が重畳される。通知内容が重畳された領域がタップ操作されると、例えば、通知が終了されて図57の(a)の状態に戻る。通知が機器の制御に関するものである場合、通知内容が重畳された領域がタップ操作されると、機器を制御するための画面(コントロールレイヤの画面、後述の制御画面など)に遷移する。
通常プッシュ通知として行われる通知は、例えば、表示装置20の設置記念日の通知、ユーザまたは家族の誕生日の通知、重要メッセージの通知、温度及び湿度が異常であることの通知、電動シャッターが開くときの通知、電気錠が開くときの通知、宅配ボックスに関する通知などである。
一方、強制優先プッシュ通知は、着信のようにユーザによる即時の対応が必要な通知であり、言い換えれば、どんな操作が行われていてもすぐに知らせたい(通常プッシュ通知よりも重要度が高い)通知である。図57の(a)及び図57の(c)に示されるように、強制優先プッシュ通知をする必要が生じた場合には、操作中であっても全画面が通知画面に切り替えられる。
強制優先プッシュ通知として行われる通知は、例えば、停電(連携/非連携)の通知、電力の使用過多の通知(ピークアラーム)、インターホン装置による訪問者を示す通知(図57の(c))、他の部屋(つまり、他の表示装置20)からのコールなどが含まれる。
[チュートリアルの表示]
表示装置20は、アプリケーションなどの初回起動時に、チュートリアル(具体的には、そのアプリケーションでできることの概要、及び、代表的な操作など)を表示する。図58は、最初にコントロールレイヤの画面が表示されたときに(図58の(a)、(b))、コントロールレイヤのチュートリアルが表示される(図58の(c))例を説明するための図である。
表示装置20は、アプリケーションなどの初回起動時に、チュートリアル(具体的には、そのアプリケーションでできることの概要、及び、代表的な操作など)を表示する。図58は、最初にコントロールレイヤの画面が表示されたときに(図58の(a)、(b))、コントロールレイヤのチュートリアルが表示される(図58の(c))例を説明するための図である。
チュートリアルの表示には、アニメーション(言い換えれば、動画)が用いられる。個別に説明が必要な場合には、画面上に吹き出しまたは文字が表示されたり、画面上に操作を予期させるアニメーションが表示されたりする。これにより、表示装置20は、操作方法をわかりやすくユーザに提示することができる。
チュートリアルでは、情報量(文言及び内容など)をそぎ落とすことで、ユーザがストレスを感じることが抑制される。また、チュートリアルは、ユーザが必要な箇所に素早くアクセスできるように、スワイプ操作などのユーザ操作で次の項目に進める構成となっており、これによりユーザがわずらわしさを感じることが抑制される。詳細な機能及び操作説明はオンラインマニュアルに記載され、表示装置20は、オンラインマニュアルの記載場所へユーザがスムーズにたどり着くことができるように案内表示を行う。
[全館空調の制御画面]
次に、ユーザがコントロールレイヤから機器を制御するときの詳細画面(以下、制御画面とも記載される)について説明する。まず、建物の中の全館空調を行うための制御画面について、図示により説明する。図59は、コントロールレイヤの画面に表示される全館空調を行うためのアイコン(以下、単に、全館空調のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、全館空調の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図60は、全館空調のアイコンが操作されたときの画面遷移を示す図である。なお、全館空調のアイコンは、例えば、コントロールレイヤの画面の「全室」タブにはグルーピング(言い換えれば、関連付け)されない。また、全館空調は、常時オンが基本であり、シングルタップ操作に適していないため、全館空調のアイコンに対してシングルタップ操作及びロングタップ操作のいずれの操作が行われた場合も図60のモーダルウィンドウが表示される。全館空調は、表示装置20からはオフにできない仕様であってもよい。
次に、ユーザがコントロールレイヤから機器を制御するときの詳細画面(以下、制御画面とも記載される)について説明する。まず、建物の中の全館空調を行うための制御画面について、図示により説明する。図59は、コントロールレイヤの画面に表示される全館空調を行うためのアイコン(以下、単に、全館空調のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、全館空調の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図60は、全館空調のアイコンが操作されたときの画面遷移を示す図である。なお、全館空調のアイコンは、例えば、コントロールレイヤの画面の「全室」タブにはグルーピング(言い換えれば、関連付け)されない。また、全館空調は、常時オンが基本であり、シングルタップ操作に適していないため、全館空調のアイコンに対してシングルタップ操作及びロングタップ操作のいずれの操作が行われた場合も図60のモーダルウィンドウが表示される。全館空調は、表示装置20からはオフにできない仕様であってもよい。
なお、図61は、自動セーブ運転時の全館空調の制御画面の一例を示す図であり、図62は、お出かけモード(お出かけ中)における全館空調の制御画面の一例を示す図である。これらの制御画面は、全館空調システムのオリジナルリモートコントローラから操作が行われたときのみ表示される。
[空調機器の制御画面]
次に、空調機器の制御画面について、図示により説明する。図63は、コントロールレイヤの画面に表示される空調機器を制御するためのアイコン(以下、単に、空調機器のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、空調機器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図64は、空調機器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
次に、空調機器の制御画面について、図示により説明する。図63は、コントロールレイヤの画面に表示される空調機器を制御するためのアイコン(以下、単に、空調機器のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、空調機器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図64は、空調機器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
[ヒートポンプ式給湯器の制御画面]
次に、ヒートポンプ式給湯器の制御画面について、図示により説明する。図65は、コントロールレイヤの画面に表示されるヒートポンプ式給湯器を制御するためのアイコン(以下、単に、ヒートポンプ式給湯器のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、ヒートポンプ式給湯器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図66は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第一の図である。図67は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第二の図である。なお、ガス給湯器についても同様のアイコンが使用され、同様の画面遷移が行われる。
次に、ヒートポンプ式給湯器の制御画面について、図示により説明する。図65は、コントロールレイヤの画面に表示されるヒートポンプ式給湯器を制御するためのアイコン(以下、単に、ヒートポンプ式給湯器のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、ヒートポンプ式給湯器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図66は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第一の図である。図67は、ヒートポンプ式給湯器のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す第二の図である。なお、ガス給湯器についても同様のアイコンが使用され、同様の画面遷移が行われる。
[燃料電池システムが備える給湯器の制御画面]
次に、燃料電池システムが備える給湯器の制御画面について、図示により説明する。図68は、コントロールレイヤの画面に表示される、燃料電池システムが備える給湯器を制御するためのアイコン(以下、単に、燃料電池システムのアイコンとも記載される)の一例(具体的には、燃料電池システムが備える給湯器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図69は、燃料電池システムのアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
次に、燃料電池システムが備える給湯器の制御画面について、図示により説明する。図68は、コントロールレイヤの画面に表示される、燃料電池システムが備える給湯器を制御するためのアイコン(以下、単に、燃料電池システムのアイコンとも記載される)の一例(具体的には、燃料電池システムが備える給湯器の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図69は、燃料電池システムのアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
[電動シャッターの制御画面]
次に、電動シャッターの制御画面について、図示により説明する。図70は、コントロールレイヤの画面に表示される、電動シャッターを制御するためのアイコン(以下、単に、電動シャッターのアイコンとも記載される)の一例(具体的には、電動シャッターの状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図70に示されるように、電動シャッターの動作中は、アイコンがアニメーションされることでユーザに電動シャッターの状態をわかりやすく提示することができる。なお、電動ブラインドについても同様のアイコン(アイコンのタイトルは「シャッター」から「ブラインド」に変更される)が使用される。
次に、電動シャッターの制御画面について、図示により説明する。図70は、コントロールレイヤの画面に表示される、電動シャッターを制御するためのアイコン(以下、単に、電動シャッターのアイコンとも記載される)の一例(具体的には、電動シャッターの状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図70に示されるように、電動シャッターの動作中は、アイコンがアニメーションされることでユーザに電動シャッターの状態をわかりやすく提示することができる。なお、電動ブラインドについても同様のアイコン(アイコンのタイトルは「シャッター」から「ブラインド」に変更される)が使用される。
図71は、電動シャッター(または電動ブラインド)のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。コントロールレイヤの画面の「全室」タブにグルーピング(言い換えれば、関連付け)された電動シャッターのアイコンがロングタップ操作された場合には、建物の中の複数の電動シャッターが一括制御される。コントロールレイヤの画面の各部屋タブにグルーピングされた電動シャッターのアイコンがロングタップ操作された場合には、当該部屋に設置された電動シャッターが制御される。
[電気錠の制御画面]
次に、電気錠の制御画面について、図示により説明する。図72は、コントロールレイヤの画面に表示される、電気錠を制御するためのアイコン(以下、単に、電気錠のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、電動錠の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図73は、電気錠のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。コントロールレイヤの画面の「全室」タブにグルーピングされた電気錠のアイコンがロングタップ操作された場合には、建物の中の複数の電気錠が一括制御される。コントロールレイヤの画面の各部屋タブにグルーピングされた電気錠のアイコンがロングタップ操作された場合には、当該部屋に設置された電気錠が制御される。
次に、電気錠の制御画面について、図示により説明する。図72は、コントロールレイヤの画面に表示される、電気錠を制御するためのアイコン(以下、単に、電気錠のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、電動錠の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図73は、電気錠のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。コントロールレイヤの画面の「全室」タブにグルーピングされた電気錠のアイコンがロングタップ操作された場合には、建物の中の複数の電気錠が一括制御される。コントロールレイヤの画面の各部屋タブにグルーピングされた電気錠のアイコンがロングタップ操作された場合には、当該部屋に設置された電気錠が制御される。
[空気清浄機の制御画面]
次に、空気清浄機(例えば、天井埋め込み型の空気清浄機)の制御画面について、図示により説明する。図74は、コントロールレイヤの画面に表示される、空気清浄機を制御するためのアイコン(以下、単に、空気清浄機のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、空気清浄機の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図75は、空気清浄機のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
次に、空気清浄機(例えば、天井埋め込み型の空気清浄機)の制御画面について、図示により説明する。図74は、コントロールレイヤの画面に表示される、空気清浄機を制御するためのアイコン(以下、単に、空気清浄機のアイコンとも記載される)の一例(具体的には、空気清浄機の状態に応じたアイコンの変化の一例)を示す図である。図75は、空気清浄機のアイコンがロングタップ操作されたときの画面遷移を示す図である。
[機器がイレギュラーな状態であることを示す画面]
コントロールレイヤの画面において、システム異常時、オフライン時、不定時など、機器がイレギュラーな状態に陥った場合には、機器のアイコンが異常を示す態様に変化する。異常を示しているアイコンが操作されると、イレギュラーな状態であることを示す画面が表示される。図76は、機器がイレギュラーな状態に陥った場合の画面遷移を示す図である。図76の(a)は、システム異常時の画面の一例を示す図であり、図76の(b)は、オフライン時の画面の一例を示す図である。
コントロールレイヤの画面において、システム異常時、オフライン時、不定時など、機器がイレギュラーな状態に陥った場合には、機器のアイコンが異常を示す態様に変化する。異常を示しているアイコンが操作されると、イレギュラーな状態であることを示す画面が表示される。図76は、機器がイレギュラーな状態に陥った場合の画面遷移を示す図である。図76の(a)は、システム異常時の画面の一例を示す図であり、図76の(b)は、オフライン時の画面の一例を示す図である。
なお、イレギュラーな状態は、例えば、離脱状態、不定状態、及び、故障状態に区別される。離脱状態は、表示装置20と機器との通信接続が途絶えた状態を意味し、不定状態は、表示装置20と機器とは通信接続されているが数値検出まで時間がかかる状態(例えば、起動中の状態)を意味する。故障状態は、機器そのものが故障していることを意味する。
[初期設定画面]
表示装置20は、設置時に当該表示装置20の設置場所が設定される。図77は、このような初期設定画面、及び、初期設定画面からの画面遷移を示す図である。図77に示されるように、初期設定画面(図77の(a))に設置場所の名称を入力するときには、入力画面(図77の(b))に遷移する。
表示装置20は、設置時に当該表示装置20の設置場所が設定される。図77は、このような初期設定画面、及び、初期設定画面からの画面遷移を示す図である。図77に示されるように、初期設定画面(図77の(a))に設置場所の名称を入力するときには、入力画面(図77の(b))に遷移する。
初期設定が完了すると、初期設定が完了したことを通知する画面(図77の(c))が表示される。その後、所定の操作(図77の例では、上方向へのスワイプ操作)が行われると、プッシュレイヤの画面(図77の(d))に遷移する。このとき、上述のようにチュートリアルの画面がモーダルウィンドウとして自動的に表示される(図77の(e))。
[表示制御システムの構成]
次に、表示装置20を含む表示制御システムであって、実施の形態に係る表示制御システムの構成について説明する。図78は、実施の形態に係る表示制御システムの機能構成を示すブロック図である。
次に、表示装置20を含む表示制御システムであって、実施の形態に係る表示制御システムの構成について説明する。図78は、実施の形態に係る表示制御システムの機能構成を示すブロック図である。
実施の形態に係る表示制御システム10は、制御対象機器(第一制御対象機器41及び第二制御対象機器42)を制御するための画像の表示を行うシステムである。表示制御システム10は、表示装置20と、制御装置30と、第一制御対象機器41と、第二制御対象機器42と、センサ43と、サーバ装置50とを備える。表示装置20、制御装置30、第一制御対象機器41、第二制御対象機器42、及び、センサ43は、例えば、住宅などの建物、または、当該建物の敷地内に設置される。
表示装置20は、機器の制御に関するユーザーインターフェース装置として機能する装置である。表示装置20は、建物に設置された複数の機器に直接的または間接的に通信可能に接続される。言い換えれば、表示装置20は、住設機器または家電機器などを含む制御対象機器と直接または制御装置を介して間接に接続される。表示装置20は、例えば、建物内部の壁に設置される。表示装置20は、タッチスクリーン21と、制御部22と、記憶部23と、通信部24と、人感センサ25とを備える。
タッチスクリーン21は、具体的には、ユーザの操作を受け付けるタッチパネル21aと、画像(動画像または静止画像)を表示する表示部21bとを含む。タッチパネル21aは、取得部の一例である。タッチパネル21aは、例えば、静電容量方式のタッチパネルであるが、抵抗膜方式のタッチパネルであってもよい。表示部21bは、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルである。
制御部22は、タッチパネル21aによって受け付けられた操作に応じて制御対象機器を動作させるための制御、及び、表示部21bへの画像の表示に関する制御を行う。制御部22は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
記憶部23は、制御部22が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部23は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
通信部24は、表示装置20が、制御装置30、第二制御対象機器42、及び、サーバ装置50と通信するための通信回路(言い換えれば、通信モジュール)である。通信部24は、例えば、制御部22の制御に基づいて制御対象機器の制御要求を制御装置30に送信する。また、通信部24は、制御部22の制御に基づいて、第二制御対象機器42を制御するための制御信号を第二制御対象機器42に送信する。通信部24は、例えば、センサからセンシング結果を示す信号を受信する。通信部24は、例えば、無線通信を行うが、有線通信を行ってもよい。通信部24によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。
人感センサ25は、表示装置20の前に位置する人を検知する。人感センサ25は、具体的には、赤外線アレイセンサであり、表示装置20と表示装置20の前に位置する人との距離を検出することができる。なお、人感センサ25は、人の有無と表示装置20と表示装置20の前に位置する人との距離とが検出できればよく、例えば、TOF(Time Of Flight)センサなどの測距センサにより実現されてもよい。
制御装置30は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラであり、通信部24によって送信される制御要求に基づいて、第一制御対象機器41の制御を行う。制御装置30は、エネルギーマネジメント機能を有するHEMSコントローラに限定されず、エネルギーマネジメント機能を有しない他のホームコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。
第一制御対象機器41は、制御装置30によって制御される機器であり、表示装置20に間接的に通信可能に接続される。第一制御対象機器41は、具体的には、制御装置30から送信される制御信号に基づいて動作する。第一制御対象機器41には、例えば、蓄電池システム、燃料電池システム、太陽光発電システム、照明機器、ヒートポンプ式給湯器、電動シャッター、または、電気錠などの機器が含まれる。なお、制御装置30及び第一制御対象機器41の間では、例えば、Echonet Lite(登録商標)などの通信規格に準拠した無線通信が行われる。
第二制御対象機器42は、表示装置20によって制御される機器であり、表示装置20に直接的に通信可能に接続される。第二制御対象機器42は、具体的には、表示装置20から送信される制御信号に基づいて動作する。第二制御対象機器42には、例えば、インターホン装置、または、空調機器などの機器が含まれる。
なお、第一制御対象機器41として説明された機器が第二制御対象機器42に含まれてもよいし、第二制御対象機器42として説明された機器が第一制御対象機器41に含まれてもよい。制御対象の機器には、住設機器または家電機器が含まれればよい。
センサ43は、建物内の環境などをセンシングし、センシング結果を示す信号を表示装置20に送信する。これにより、表示装置20は、建物内の環境を表示することができる。また、表示装置20は、建物内の環境に基づいて制御対象機器を制御することもできる。センサ43には、圧力センサ、温度センサ、湿度センサ、または、照度センサなどが含まれる。
サーバ装置50は、クラウドサーバである。サーバ装置50及び表示装置20が連携することにより様々なサービスが実現される。
[動作]
次に、表示制御システム10の動作(言い換えれば、表示装置20などのコンピュータによって実行される表示制御方法)について説明する。図79は、表示制御システム10の動作のフローチャートである。なお、図79の動作は、図50をベースとした、図56に対応する動作であり、以下では図50、図56、及び図79を用いて説明が行われる。
次に、表示制御システム10の動作(言い換えれば、表示装置20などのコンピュータによって実行される表示制御方法)について説明する。図79は、表示制御システム10の動作のフローチャートである。なお、図79の動作は、図50をベースとした、図56に対応する動作であり、以下では図50、図56、及び図79を用いて説明が行われる。
まず、表示装置20の制御部22は、タッチスクリーン21(より具体的には、表示部21b)に、通知用の表示レイヤを表示する(S11)。通知用の表示レイヤは、例えば、上記図面のプッシュレイヤに相当する。通知用の表示レイヤは、建物に設置された複数の制御対象機器の各々の状態を通知するための表示オブジェクトを有する。表示オブジェクトは、具体的には、図50の(b)において、プッシュレイヤの画面に表示されている矩形のアイコンである。
次に、制御部22は、人感センサ25の検知結果に基づいて、表示装置20(建物内に設置されたスクリーンの一例)と人との距離が第1の距離範囲にあるか否かを判断する(S12)。第1の距離範囲は、例えば、表示装置20から1mの範囲である。制御部22は、表示装置20と人との距離が第1の距離範囲にあると判断した場合に(S12でYes)、上記表示オブジェクトを所定の彩度で表示する(S13)。表示オブジェクトは、具体的には、カラー表示される。また、表示オブジェクトに文字情報が含まれる場合、表示オブジェクト内の文字情報も明確に表示される。
制御部22は、表示装置20と人との距離が第1の距離範囲にないと判断した場合に(S12でNo)、表示装置20と人との距離が第1の距離範囲よりも広い(つまり、表示装置20から人までの距離が遠い)第2の距離範囲にあるか否かを判断する(S14)。この判断も人感センサ25の検知結果に基づいて行われる。第2の距離範囲は、例えば、表示装置20から1m以上3m未満の距離である。制御部22は、表示装置20と人との距離が第2の距離範囲にあると判断した場合に(S14でYes)、表示オブジェクトを所定の彩度と異なる彩度で表示する(S15)。
具体的には、ステップS15において、表示オブジェクトは、所定の彩度よりも低い彩度で表示される。表示オブジェクトに文字情報が含まれない場合、表示オブジェクトに含まれる文字情報の一部または全部を表示しなくてもよい。つまり、表示オブジェクトに含まれる文字情報の少なくとも一部が表示されなくてもよい。
制御部22は、表示装置20と人との距離が第2の距離範囲にないと判断した場合に(S14でNo)、表示装置20と人との距離が第2の距離範囲よりも広い(つまり、表示装置20から人までの距離が遠い)第3の距離範囲にあると判断する(S16)。第3の距離範囲は、例えば、表示装置20から3m以上の距離である。つまり、ステップS16は、表示装置20の周辺に人がいない、または、表示装置20の前に人がいるが遠い場合に相当する。この場合、制御部22は、表示装置20の表示機能を停止する(S17)。つまり、制御部22は、表示装置20をスリープ状態にする。制御部22は、具体的には、表示部21bに黒画を表示させる。
以上のような動作(表示制御方法)は、日常生活において通知が主張しすぎないように配慮しつつ、ユーザが離れた位置からでも通知の有無を確認できるように構成されている。つまり、上記動作は、ユーザへの通知の態様を適応的に変更することができる。
[変形例]
なお、上記の動作においては、表示オブジェクトの彩度が変更されたが、彩度に代えて表示オブジェクトの色相または表示オブジェクトの明暗が変更されてもよい。また、表示オブジェクトの彩度、色相、及び、明暗のうちの2つ以上が複合的に変更されてもよい。
なお、上記の動作においては、表示オブジェクトの彩度が変更されたが、彩度に代えて表示オブジェクトの色相または表示オブジェクトの明暗が変更されてもよい。また、表示オブジェクトの彩度、色相、及び、明暗のうちの2つ以上が複合的に変更されてもよい。
また、上記の動作のステップS12においては、表示装置20と人との距離が一定時間以上第1の距離範囲にあるか否かが判断されてもよい。つまり、判断の要件として、距離の要件に加えて時間の要件が追加されてもよい。ステップS14及びステップS16についても同様である。これにより、人が一瞬通り過ぎただけのような場合に頻繁に表示オブジェクトの彩度などが変更されることが抑制される。
また、表示オブジェクトの彩度などの変更は、瞬時に行われる必要はない。例えば、表示オブジェクトの彩度などは、目標値まで1〜数秒程度の時間をかけて徐々に変化してもよい。これにより、表示オブジェクトの彩度が急に変更されることで人が驚いてしまうことが抑制される。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。例えば、表示装置によって行われる処理の一部または全部は、制御装置またはサーバ装置によって行われてもよい。
また、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間では、無線通信が行われてもよいし、有線通信が行われてもよい。また、装置間では、無線通信及び有線通信が組み合わされてもよい。また、上記実施の形態において2つの装置が通信を行う場合、2つの装置間には図示されない中継装置が介在してもよい。
また、上記実施の形態のフローチャートで説明された処理の順序は、一例である。複数の処理の順序は変更されてもよいし、複数の処理は並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、表示制御システムなどのコンピュータによって実行される表示制御方法として実現されてもよいし、このような表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
また、上記実施の形態では、表示制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。表示制御システムは、例えば、表示装置に相当する単一の装置として実現されてもよいし、制御装置に相当する単一の装置として実現されてもよいし、サーバ装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。表示制御システムが複数の装置によって実現される場合、表示制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 表示制御システム
20 表示装置
21 タッチスクリーン
21a タッチパネル
21b 表示部
22 制御部
23 記憶部
24 通信部
30 制御装置
41 第一制御対象機器
42 第二制御対象機器
43 センサ
50 サーバ装置
20 表示装置
21 タッチスクリーン
21a タッチパネル
21b 表示部
22 制御部
23 記憶部
24 通信部
30 制御装置
41 第一制御対象機器
42 第二制御対象機器
43 センサ
50 サーバ装置
Claims (5)
- コンピュータによって実行される表示制御方法であって、
建物内に設置されたスクリーンと人との距離が第1の距離範囲にあると判断した場合に、前記建物に設置された複数の機器の各々の状態を通知するための表示オブジェクトを所定の彩度で表示するステップと、
前記スクリーンと人との距離が前記第1の距離範囲よりも広い第2の距離範囲にあると判断した場合に、前記表示オブジェクトを前記所定の彩度と異なる彩度で表示する、または、前記スクリーンの表示機能を停止するステップと、を含む、
表示制御方法。 - 前記スクリーンと人との距離が前記第2の距離範囲にあると判断した場合に、前記表示オブジェクトを前記所定の彩度と異なる彩度で表示するステップと、
前記スクリーンと人との距離が前記第2の距離範囲よりも広い第3の距離範囲にあると判断した場合に、前記スクリーンの表示機能を停止するステップと、を含む、
請求項1に記載の表示制御方法。 - 前記スクリーンと人との距離が前記第2の距離範囲にあると判断した場合に、前記表示オブジェクトに含まれる文字情報の少なくとも一部を表示しないステップをさらに含む、
請求項1または2に記載の表示制御方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 建物内に設置されたスクリーンと人との距離が第1の距離範囲にあると判断した場合に、前記建物に設置された複数の機器の各々の状態を通知するための表示オブジェクトを所定の彩度で表示する制御部を備え、
前記制御部は、前記スクリーンと人との距離が前記第1の距離範囲よりも広い第2の距離範囲にあると判断した場合に、前記表示オブジェクトを前記所定の彩度と異なる彩度で表示する、または、前記スクリーンの表示機能を停止する、
表示制御システム。
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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US62/750,536 | 2018-10-25 | ||
PCT/JP2019/026379 WO2020084835A1 (ja) | 2018-10-25 | 2019-07-02 | 表示制御方法、及び、表示制御システム |
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---|---|
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ID=70332195
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2019
- 2019-07-02 WO PCT/JP2019/026379 patent/WO2020084835A1/ja active Application Filing
- 2019-07-02 JP JP2020552517A patent/JPWO2020084835A1/ja active Pending
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