JPWO2020079722A1 - チップ管理システム及びチップ管理方法 - Google Patents

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Abstract

意図的なチップの持ち出しやうっかりの持ち出しを防止することができるチップ管理システム及びチップ管理方法を提供する。チップ管理システム1は、遊技施設10に入退場する個人の本人認証を実行する本人認証装置30と、個人に発行するチップを管理する管理サーバ40と、を備える。管理サーバ40は、本人認証された個人に対応づけられた特定口座12に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与した仮想チップEcを個人に発行する機能と、遊技施設10から退場する個人に支給された仮想チップEcに残存する有価価値を特定口座に移行する機能と、を有する。

Description

本発明は、チップ管理システム及びチップ管理方法に関する。
カジノのような遊技施設において使用されるチップやトークンは不正行為やマネーロンダリングに利用される虞があるため、これらの不正行為を防止する必要がある。従来、遊技施設における不正行為を防止するために、有価価値が付与されるチップなどを管理するシステムが種々開発され、チップの発行、使用、交換などが管理されていた。
例えば、カジノホールの各種遊技台において、遊技客を識別する登録IDと有価価値とが記録された遊技チップが使用、流通され、かかる遊技チップの発行・遊技処理(ベット・回収・払戻)を通じてその流通過程での遊技履歴を管理するようにした遊技場管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、各種の遊技機が設置された遊技施設と、各種の遊技機によって付与された遊技価値を記録する遊技価値記録機構と、遊技価値記録機構で記録した遊技価値に基づいて、特定賞品を提供する特定賞品提供機構と、特定賞品提供機構によって提供された特定賞品が前記利用施設において使用された後に、当該特定賞品の価値に対応した代金の決済を行う代金決済機構とを備え、利用施設が構築された特別区域内でのみ実施可能な賞品流通システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−18021号公報 特開2005−7040号公報
しかしながら、従来の管理システムでは、遊技施設の外へのチップの意図的な持ち出しを防止することができず、不正行為を効果的に防ぐことができなかった。
また、遊技者が遊技施設の外へチップをうっかり持ち出して帰宅してしまったような場合には、チップに付与されていた有価価値が無駄になってしまうこともあった。
そこで、本発明は、意図的なチップの持ち出しやうっかりの持ち出しを防止することができ、チップに付与されていた有価価値が無駄にならないチップ管理システム及びチップ管理方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るチップ管理システムは、遊技施設におけるチップ管理システムであって、遊技施設に入退場する個人の本人認証を実行する本人認証装置と、個人に発行するチップを管理する管理サーバと、を備え、管理サーバは、本人認証された個人に対応づけられた特定口座に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行する機能と、遊技施設から退場する際に、個人に支給された仮想チップに残存する有価価値を特定口座に移行する機能と、を有する。
この態様によれば、管理サーバが、本人認証された個人に対応づけられた特定口座に、設定限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを発行するので、意図的なチップの持ち出しやうっかりの持ち出しを防止することができる。遊技施設から退場する個人に支給された仮想チップに残存する有価価値は特定口座に移行されるので、チップに付与されていた有価価値が無駄にならない。
上記のチップ管理システムにおいて、管理サーバは、本人認証された個人について予め指定されている金融機関の預金口座に対し、特定口座から有価価値を換金した金額を送受する機能をさらに備えることが好ましい。
管理サーバは、特定口座から有価証券への引き出しおよび有価証券から特定口座への預け入れの少なくとも一方を実行する機能をさらに備えることが好ましい。
限度額は、個人に設定されている担保額および貸付限度額の少なくとも一方に基づいて設定されることが好ましい。
管理サーバは、仮想チップに残存する有価価値の遊技施設外で使用可能に設定された電子マネーに移行する機能をさらに備えることが好ましい。
管理サーバは、限度額の範囲内で景品と交換可能に設定された景品チップを発行する機能をさらに備えることが好ましい。
個人に対応づけられたポイントを景品チップに移行する機能をさらに備えることが好ましい。
本発明の別の態様に係るチップ管理システムは、遊技施設におけるチップ管理システムであって、遊技施設に入退場する個人の本人認証を実行する本人認証装置と、個人に発行するチップを管理する管理サーバと、を備え、管理サーバは、本人認証された個人に対応づけられた特定口座に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行する機能と、遊技施設から退場する際に、個人に支給された仮想チップに残存する有価価値を一時保管する機能と、退場してから所定時間以内に個人の再入場があった場合には、一時保管している有価価値を仮想チップに戻す機能と、を有する。
本発明の一態様に係るチップ管理方法は、遊技施設に入退場する個人の本人認証を実行するステップと、本人認証された個人に対応づけられた特定口座に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行するステップと、遊技施設から退場する際に、個人に支給された仮想チップに残存する有価価値を特定口座に移行するステップと、を含む。
本発明によれば、意図的なチップの持ち出しやうっかりの持ち出しを防止することができ、チップに付与されていた有価価値が無駄にならないチップ管理システム及びチップ管理方法を提供することができる。
第1実施形態に係るチップ管理システムの構成例を示すブロック図である。 第1実施形態における仮想チップの運用状況の説明図である。 第1実施形態に係るチップ管理方法を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るチップ管理方法を示すシーケンス図である。 第2実施形態における特定口座管理部及びチップ発行部の機能の説明図である。 第3実施形態における特定口座管理部及びチップ発行部の機能の説明図である。
添付図面を参照して、本発明の第1から第3実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
〔第1実施形態〕
[チップ管理システムの構成]
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係るチップ管理システムの構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るチップ管理システムの構成例を示すブロック図である。図2は、第1実施形態における仮想チップの運用状況の説明図である。
図1及び図2に示すように、チップ管理システム1は、カジノ等の遊技施設におけるチップ管理を行うシステムである。チップ管理システム1は、本人認証装置30及び管理サーバ40を備える。
本人認証装置30は、例えば、遊技施設10の入場ゲートの周辺に配置されている。本人認証装置30は、遊技施設10の入場ゲートへの入場前に、入場者の本人認証をする機能を有する。また、本人認証装置30は、入場者の生体情報(顔、静脈)を取得する。本人認証装置30は、後述する記憶部45に入場者のユニークID、氏名、生年月日、住所、特徴情報、及び入場時刻等を記録する。本人認証装置30は、入場ゲートに加えて(または代えて)退場ゲートの周辺に配置されていてもよく、また、入場及び退場が可能な入退場ゲートの周辺に配置されていてもよい。
管理サーバ40は、個人に発行するチップを総合的に管理する機能を有する。管理サーバ40は、例えば、中央演算装置(CPU)を備えたコンピュータによって構成されている。管理サーバ40は、有線回線もしくは無線回線を介して、本人認証装置30や特定の金融機関のサーバ50と通信可能に接続されている。管理サーバ40は、個人情報管理部41、チップ管理部42、チップ発行部43、特定口座管理部44及び記憶部45を備える。
個人情報管理部41は、本人認証装置30が認証した本人認証情報の他、当該本人認証情報と対応づけて種々の個人情報を管理する機能を有する。個人情報には、例えば、ユニークID、個人の特徴情報(生体情報)、氏名、生年月日、住所、入場時刻、利用時刻、退出時刻、設定限度額及び個人指定の金融機関の口座情報等が含まれる。
チップ管理部42は、例えば、当該遊技施設10におけるチップの総数、チップの発行総数、チップの残数及びチップの有価価値等を管理する機能を備える。ここで、「チップ」とは、電子的な仮想チップ(電子チップ:e−chip)Ecのみならず、有価価値を付した物理チップ(テーブルチップ)を含む概念である。ここで、「有価価値」とは、金銭価値のみならず独自のポイント等も含む概念である。チップ管理部42は、仮想チップEcに残存する有価価値の遊技施設外で使用可能に設定された電子マネー21に移行する機能を備える。
チップ発行部43は、個人情報管理部41において設定された個人の限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行する機能を備える。
特定口座管理部44は、遊技施設10内において設定された特定口座12を管理する機能を備える。特定口座12には、個人情報管理部41の与信情報に基づいて、予め限度額が設定される。
特定口座管理部44は、遊技施設10から退場する個人に支給されたチップ(すなわち、仮想チップEcまたは物理チップ)に残存する有価価値を特定口座に移行する機能を備える。また、特定口座管理部44は、本人認証された個人について予め指定されている金融機関の預金口座51に対し、特定口座から仮想チップEcの有価価値を換金した金額を送金する機能を備える。さらに、特定口座管理部44は、特定口座から有価証券への引き出しおよび有価証券から特定口座への預け入れの少なくとも一方を実行する機能を備える。本明細書において「有価証券」とは、小切手など、財産権を表示する証券のほか、現金などを含むことを意図する。
記憶部45は、ハードディスク(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等の記憶媒体で構成されている。記憶部45には、管理サーバ40の管理内容を記述したシステム管理プログラムがインストールされている。
[仮想チップの運用状況]
図2に示すように、仮想チップEcの有価価値に基づいて、遊技施設10内においては、遊技機器11、特定口座12、貸付口座13、個人ID14、現金15及び物理チップ16を扱うことができる。具体的には、仮想チップEcを用いて遊技機器11で遊ぶことができる。当該遊技機器11は、遊技結果に応じて仮想チップEcを払い出すことができる。特定口座12は、本人認証された個人指定の預金口座に対して、仮想チップEcの有価価値を換金した金額を送受可能である。貸付口座13は、本人に対して仮想チップEcの貸付をするための口座である。個人ID14等の個人情報は、仮想チップEcに対応づけられる。仮想チップEcの有価価値は、現金15等の有価証券に交換することができる。物理チップ16と仮想チップEcとは、相互間で交換することができる。
また、遊技施設10の付随施設として、例えば、電子マネー21の取引装置が設けられている。電子マネー21は、仮想チップEcと電子マネー21との相互間で有価価値を移行することができる。
[チップ管理システムの作用、チップ管理方法]
次に、図1から図4を参照して、第1実施形態に係るチップ管理システム1の作用を説明しつつ、本実施形態に係るチップ管理方法を説明する。図3は、第1実施形態に係るチップ管理方法を示すフローチャートである。図4は、第1実施形態に係るチップ管理方法を示すシーケンス図である。
第1実施形態に係るチップ管理方法は、カジノ等の遊技施設10におけるチップを管理する方法である。チップ管理方法は、遊技施設10に入退場する個人の本人認証をするステップと、本人認証と該本人認証に対応づけられた特定口座と、に基づいて、設定限度額の範囲内の所定の有価価値を付与した仮想チップEcを発行するステップと、仮想チップEcに残存する有価価値を前記特定口座に移行するステップと、を有する。以下、具体的に説明する。
図1から図4に示すように、まず、本人認証装置30は、遊技施設10に入場する遊技者に対して、本人認証情報を取得する(S1)。本人認証情報には、ユニークID、氏名、住所、個人の特徴情報、入場時刻等が含まれる。本人認証装置30は、取得した本人認証情報を管理サーバ40の個人情報管理部41に送信すると共に、記憶部45に本人認証情報を記録する(S2)。
管理サーバ40の特定口座管理部44は、本人認証に成功すると、本人認証情報に対応づけられている特定口座12を把握する(S3)。特定口座12には、個人の与信情報に基づいて、限度額が設定される(S4)。なお、遊技者は、遊技施設10に入場する前に、予め特定口座12を開設しておくことが望ましい。特定口座12の開設が可能な遊技者には、少なくとも最低限度額が設定される。
次に、管理サーバ40のチップ発行部43は、特定口座12に設定された限度額の範囲内の所定の有価価値を付与した仮想チップEcを発行する(S5)。チップ発行部43は、個人に発行した仮想チップEcの発行数もしくは発行額を記憶部45に記録する(S6)。また、チップ発行部43は、チップ管理部42とチップ情報を連携する(S7)。ステップS6とステップS7とは、実行順序の前後は問わない。
管理サーバ40の特定口座管理部44は、本人認証された個人について予め指定されている金融機関の預金口座51に対し、送金を行うか否かを判断する(S8)。特定口座管理部44は、遊技者が送金を行うと判断した場合(S8/YES)、本人認証を行う(S9)。この本人認証の後、特定口座管理部44は、特定口座12から当該預金口座51に対して送金処理を実行する(S10)。送金額は、仮想チップEcの有価価値を換金した金額とする。特定口座管理部44は、遊技者が送金を行わないと判断した場合(S8/YES)、有価証券(現金もしくは小切手等)の引き出し、もしくは預け入れを行うか否かを判断する(S11)。
特定口座管理部44は、遊技者が有価証券の引き出し、もしくは預け入れを行うと判断した場合(S11/YES)、本人認証を行う(S12)。この本人認証の後、特定口座管理部44は、有価証券の引き出し、もしくは預け入れの少なくとも一方を実行する(S13)。換金額は、仮想チップEcの有価価値を換金した金額とする。特定口座管理部44は、遊技者が有価証券の引き出し、もしくは預け入れを行わないと判断した場合(S11/NO)、遊技者が電子マネー21に移行するか否かを判断する(S14)。
特定口座管理部44は、遊技者が電子マネー21に移行すると判断した場合(S14/YES)、本人認証を行う(S15)。この本人認証の後、特定口座管理部44は、仮想チップEcの電子マネー21への移行を実行する(S16)。移行額は、仮想チップEcの有価価値を換金した金額とする。
特定口座管理部44は、遊技者が電子マネー21に移行しないと判断した場合(S14/NO)、ステップS17に移行する。ステップS17では、特定口座管理部44は、遊技者が退場ゲートを通過するか否かを判断する(S17)。遊技者が退場ゲートを通過していないと判断した場合(S17/NO)、ステップS7に戻る。一方、特定口座管理部44は、遊技者が退場ゲートを通過すると判断すると(S17/YES)、仮想チップEcに残存する有価価値を特定口座12に移行し(S18)、当該個人におけるチップ管理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るチップ管理システム1は、遊技施設10に入退場する個人の本人認証を実行する本人認証装置30と、個人に発行するチップを管理する管理サーバ40と、を備える。管理サーバ40は、本人認証された個人に対応づけられた特定口座12に、設定限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを発行する機能及び遊技施設10から退場する個人に支給された仮想チップEcに残存する有価価値を特定口座12に移行する機能を有するので、意図的なチップの持ち出しやうっかりの持ち出しを防止することができる。また、仮想チップEcに付与されていた有価価値も無駄にならない。さらに付言すると、法律等で定められたチップの持ち出しを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態に係るチップ管理システム1の特定口座管理部44は、本人認証された個人について予め指定されている金融機関の預金口座51に対し、特定口座12から有価価値を換金した金額を送受する機能を備えるので、現金を直接扱うことなく、特定口座12と指定の預金口座51との間で、仮想チップEcの有価価値を送受することができる。
さらに、本実施形態に係るチップ管理システム1の特定口座管理部44は、特定口座12から有価証券への引き出しおよび有価証券から特定口座12への預け入れの少なくとも一方を実行する機能を備える。即ち、本実施形態に係るチップ管理システム1によれば、例えば、現金を特定口座12に預け入れたり、特定口座12から現金を引き出すことができ、利便性に富んでいる。
そして、本実施形態に係るチップ管理システム1の特定口座管理部44は、仮想チップEcに残存する有価価値の遊技施設外で使用可能に設定された電子マネーに移行する機能を備える。即ち、本実施形態に係るチップ管理システム1によれば、現金を直接扱うことなく、仮想チップEcの有価価値を電子マネーとして持ち歩くことができ、利便性に富んでいる。
〔第2実施形態〕
次に、図1及び図5を参照して、第2実施形態に係るチップ管理システム2について説明する。図5は、第2実施形態における特定口座管理部及びチップ発行部の機能の説明図である。
第2実施形態に係るチップ管理システムは、図1に示した第1実施形態の構成と同様のシステム構成を有する。第2実施形態の特定口座管理部44は、仮想チップEcに対して貸付を行う機能をさらに備える点が第1の実施形態と異なる。個人と遊技施設10の運営会社との契約に基づいて、貸付金に対する担保額や貸付限度額が設定される。第2実施形態の個人情報管理部41は、本人認証情報に対応づけて担保額や貸付限度額を管理する機能を有する。特定口座管理部44は、個人情報管理部41から提供される担保額や貸付限度額の情報に基づいて、特定口座12からの引き出し可否や、貸付金の引き出し可否を決定する。
上述したように、特定口座12には、本人認証された個人に対応づけられて限度額が設定される。第2実施形態の限度額は、個人に設定されている担保額および貸付限度額の少なくとも一方に基づいて設定されることが好ましい。
図5に示すように、特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bを管理する機能を備える。特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bの範囲内において、予め指定された金融機関の預金口座51との間で資金の送受を行う機能を備える。また、特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bの範囲内において、現金や小切手等の有価証券15に交換する機能を備える。即ち、特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bを現金化することができる。
上述したように、チップ発行部43は、設定限度額の範囲内において仮想チップEcを発行する機能を備える。第2実施形態では、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bに基づいて、仮想チップEcを発行する機能をさらに備える。チップ発行部43から発行された仮想チップEcはスロットマシンやテーブル等の遊技機器11で使用可能である。
第2実施形態では、指定した預金口座51への送金機能、有価証券の引き出し、もしくは預け入れ機能及び電子マネー21への移行機能を備えるので、チップ管理方法の流れは図3のフローチャート及び図4のシーケンス図と同様となる。したがって、チップ管理の流れの説明は省略する。
第2実施形態に係るチップ管理システム2は、基本的に第1実施形態に係るチップ管理システム1と同様の作用効果を奏する。特に、第2実施形態に係るチップ管理システム2では、特定口座管理部44が特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bを管理する機能を備える。第2実施形態における特定口座12の限度額は、貸付金に対する担保額および貸付限度額の少なくとも一方に基づいて設定される。したがって、第2実施形態に係るチップ管理システム2によれば、貸付金に対する担保額および貸付限度額の少なくとも一方に基づいて資金の運用をすることができるという有利な効果を奏する。
〔第3実施形態〕
次に、図1及び図6を参照して、第3実施形態に係るチップ管理システム3について説明する。図6は、第3実施形態における特定口座管理部及びチップ発行部の機能の説明図である。
第3実施形態に係るチップ管理システムは、図1に示した第1実施形態の構成と同様のシステム構成を有する。第3実施形態のチップ発行部43は、限度額の範囲内で景品と交換可能に設定された景品チップを発行する機能と、個人に対応づけられたポイントを景品チップに移行する機能と、IR専用電子マネー22を扱う機能と、を備える点が、第1及び第2実施形態と異なる。
図6に示すように、特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bを管理する機能を備える。特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bの範囲内において、予め指定された金融機関の預金口座51との間で資金の送受を行う機能を備える。また、特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bの範囲内において、現金や小切手等の有価証券15に交換する機能を備える。即ち、特定口座管理部44は、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bを現金化することができる。
チップ発行部43は、設定限度額の範囲内において仮想チップEcを発行する機能を備える。第3実施形態では、特定口座12の預金残高12A及び貸付金残高12Bに基づいて、仮想チップEcを発行する機能を備える。チップ発行部43は、仮想チップEcと物理チップ16とを交換する機能をさらに備える。物理チップ16は、いつどこで誰に対して渡されたかを記録し、正当な持ち主(使用者)を特定可能にする。これにより、正当な持ち主以外の者が使用、換金できないようにする。
また、チップ発行部43は、設定限度額の範囲内で景品(例えば、特定の商品やサービスなど)と交換可能に設定された景品チップBcを発行する機能を備える。特定口座管理部44は、貸付金残高12Bから景品チップBcを発行する機能をさらに備える。特定口座管理部44は、現金等の有価証券15を景品チップBcに交換する機能をさらに備える。本実施形態では、景品チップBcは、消耗のみであり、有価価値と交換できないものするが、景品チップBcの価値をどのように設定するかは任意である。
チップ発行部43は、現金等の有価証券15を仮想チップEcの有価価値に交換する機能を備える。特定口座管理部44は、仮想チップEcの有価価値とIR専用電子マネー22とを相互に交換する機能を備える。ここで、「IR専用電子マネー」とは、例えば遊技施設10に付随した店舗(レストランやショップなど)で使用できる電子マネーである。
遊技施設10内における色々な実績に応じて、本人認証情報と対応づけて、ポイントが付される。チップ発行部43は、個人に対応づけられたポイントを景品チップBcに移行する機能を備える。
第3実施形態では、限度額の範囲内で景品と交換可能に設定された景品チップを発行する機能と、個人に対応づけられたポイントを景品チップに移行する機能と、IR専用電子マネー22を扱う機能とを備える。チップ管理方法の流れは、図3のフローチャート及び図4のシーケンス図と同様となる。したがって、チップ管理の流れの説明は省略する。
第3実施形態に係るチップ管理システム3は、基本的に第1実施形態に係るチップ管理システム1と同様の作用効果を奏する。特に、第3実施形態に係るチップ管理システム3では、チップ発行部43が、限度額の範囲内で景品と交換可能に設定された景品チップBcを発行する機能と、個人に対応づけられたポイントPを景品チップBcに移行する機能と、IR専用電子マネー22を扱う機能と、を備える。したがって、第3実施形態に係るチップ管理システム3によれば、景品チップBc、ポイントP及びIR専用電子マネー22を扱うことができるので、特典の有効利用をすることができるという有利な効果を奏する。
[各実施形態に共通の応用例]
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、特定口座管理部44に対し、遊技者が遊技施設外に一時的に退出する場合に、仮想チップに残存する有価価値を、当該遊技者の特定口座12に移行することなく、一時的に保管する機能を設けてもよい。遊技者は、ショッピングや食事のために、遊技施設外に数時間出た後、再び遊技施設に戻って遊技を継続したい場合がある。遊技施設外に一時的に出るような場合は、仮想チップに残存する有価価値を、当該遊技者の特定口座12に移行するのではなく、システム側(ここでは、特定口座管理部44)で一時的に預かるという形式をとることで、有価価値を無駄にすることなく、かつ、安全に有価価値を保管することができる。
なお、特定口座管理部44は、当該遊技者が再入場してから所定時間以内(例えば、24時間以内)に再入場があった場合には、一時的に預かっている有価価値を、仮想チップに戻す機能を備えている。さらに、特定口座管理部44は、当該遊技者が再入場してから所定時間以内(例えば、24時間以内)に再入場がなかった場合には、一時的に預かっている有価価値を、当該遊技者の特定口座12に移行する機能を備えるようにしてもよい。なお、所定時間については、遊技者またはシステム側で適宜設定できるようにすればよい。
また、上記各実施形態では、特に言及しなかったが、遊技施設からの退出時に物理チップを無価値化するように構成してもよい。
1…チップ管理システム、10…遊技施設、12…特定口座、30…本人認証装置、40…管理サーバ、Ec…仮想チップ、Bc…景品チップ、P…ポイント

Claims (10)

  1. 遊技施設におけるチップ管理システムであって、
    前記遊技施設に入退場する個人の本人認証を実行する本人認証装置と、
    前記個人に発行するチップを管理する管理サーバと、を備え、
    前記管理サーバは、
    本人認証された個人に対応づけられた特定口座に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行する機能と、
    前記遊技施設から退場する際に、前記個人に支給された前記チップに残存する有価価値を前記特定口座に移行する機能と、
    を有する、チップ管理システム。
  2. 前記管理サーバは、本人認証された個人について予め指定されている金融機関の預金口座に対し、前記特定口座から前記有価価値を換金した金額を送受する機能をさらに備える、請求項1に記載のチップ管理システム。
  3. 前記管理サーバは、前記特定口座から有価証券への引き出しおよび有価証券から前記特定口座への預け入れの少なくとも一方を実行する機能をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のチップ管理システム。
  4. 前記限度額は、個人に設定されている担保額および貸付限度額の少なくとも一方に基づいて設定される、請求項1から3のいずれか一項に記載のチップ管理システム。
  5. 前記管理サーバは、前記チップに残存する有価価値を、前記遊技施設の外で使用可能に設定された電子マネーに移行する機能をさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のチップ管理システム。
  6. 前記限度額の範囲内で景品と交換可能に設定された景品チップを発行する機能をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のチップ管理システム。
  7. 前記個人に対応づけられたポイントを前記景品チップに移行する機能をさらに備える、請求項6に記載のチップ管理システム。
  8. 遊技施設におけるチップ管理システムであって、
    前記遊技施設に入退場する個人の本人認証を実行する本人認証装置と、
    前記個人に発行するチップを管理する管理サーバと、を備え、
    前記管理サーバは、
    本人認証された個人に対応づけられた特定口座に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行する機能と、
    前記遊技施設から退場する際に、前記個人に支給された前記チップに残存する有価価値を一時保管する機能と、
    退場してから所定時間以内に前記個人の再入場があった場合には、一時保管している前記有価価値を前記チップに戻す機能と、
    を有するチップ管理システム。
  9. 前記管理サーバは、
    退場してから所定時間以内に前記個人の再入場がなかった場合には、前記個人に支給された前記チップに残存する有価価値を前記特定口座に移行する機能をさらに備える、請求項8に記載のチップ管理システム。
  10. 遊技施設におけるチップ管理方法であって、
    前記遊技施設に入退場する個人の本人認証を実行するステップと、
    本人認証された個人に対応づけられた特定口座に設定されている限度額の範囲内の所定の有価価値を付与したチップを当該個人に発行するステップと、
    遊技施設から退場する際に、前記個人に支給された前記チップに残存する有価価値を前記特定口座に移行するステップと、
    を含む、チップ管理方法。
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