JPWO2020071121A1 - 発電装置 - Google Patents

発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020071121A1
JPWO2020071121A1 JP2020550273A JP2020550273A JPWO2020071121A1 JP WO2020071121 A1 JPWO2020071121 A1 JP WO2020071121A1 JP 2020550273 A JP2020550273 A JP 2020550273A JP 2020550273 A JP2020550273 A JP 2020550273A JP WO2020071121 A1 JPWO2020071121 A1 JP WO2020071121A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
magnet holder
magnet
generation device
initial position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020550273A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7095105B2 (ja
Inventor
伸之 二宮
伸之 二宮
川瀬 達章
達章 川瀬
周二 藤原
周二 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Alps Alpine Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Publication of JPWO2020071121A1 publication Critical patent/JPWO2020071121A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7095105B2 publication Critical patent/JP7095105B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K35/00Generators with reciprocating, oscillating or vibrating coil system, magnet, armature or other part of the magnetic circuit
    • H02K35/02Generators with reciprocating, oscillating or vibrating coil system, magnet, armature or other part of the magnetic circuit with moving magnets and stationary coil systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

より大きな発電電圧が得られる発電装置を提供する。
発電装置は、押圧操作される操作部材と、発電用のコイルと、前記コイルと磁気回路を形成する磁石と、前記磁石を保持し前記コイルに対する初期位置から移動可能な磁石ホルダと、前記初期位置に戻す方向の弾性力を前記磁石ホルダに付与する第1弾性部材と、前記操作部材の押圧操作に連動し、前記磁石ホルダの移動動作を制御する制御部材と、前記磁石ホルダが所定位置まで移動すると前記制御部材を前記操作部材の係止部から解除する解除機構とを含み、前記操作部材が押圧操作されて前記磁石ホルダが前記初期位置から前記所定位置に移動すると、前記解除機構によって前記係止部から外れた前記磁石ホルダが前記第1弾性部材によって前記初期位置に戻される復帰機構を有する。

Description

本発明は、発電装置に関する。
従来より、磁性材料で形成された磁路形成部材と、前記磁路形成部材の一部であって空間を介して対向する第1の対向端面および第2の対向端面と、前記第1の対向端部と前記第2の対向端部との間で前記磁路形成部材に巻かれた発電用コイルと、前記空間内に位置して前記第1の対向端部と前記第2の対向端部との対向方向と直交する軸を支点として回動する回動体と、前記回動体に回動力を与える操作部材とを有しており、前記回動体は、互いに逆の磁極となる第1の着磁面と第2の着磁面を有する磁石と、前記第1の着磁面に固着された磁性材料製の第1の磁化部材と、前記第2の着磁面に固着された磁性材料製の第2の磁化部材とを有し、前記操作部材によって、前記回動体が、前記第1の磁化部材の端部が前記第1の対向端部に隙間を介して対向し且つ前記第2の磁化部材の端部が前記第2の対向端部に隙間を介して対向する第1の姿勢と、前記第1の磁化部材の端部が前記第2の対向端部に隙間を介して対向し且つ前記第2の磁化部材の端部が前記第1の対向端部に隙間を介して対向する第2の姿勢との間で往復回動させられることを特徴とする発電入力装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−021746号公報
ところで、従来の発電入力装置(発電装置)の発電電圧は操作部材を操作する速度によって決まるため、操作速度が遅いと発電電圧が低かった。操作部材は人手によって操作されるため、発電電圧は操作者の操作速度によって増減してしまうという課題があった。
そこで、操作者の操作速度に依拠せず所定の発電電圧が得られる発電装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の発電装置は、押圧操作される操作部材と、発電用のコイルと、前記コイルと磁気回路を形成する磁石と、前記磁石を保持し前記コイルに対する初期位置から移動可能な磁石ホルダと、前記初期位置に戻す方向の弾性力を前記磁石ホルダに付与する第1弾性部材と、前記操作部材の押圧操作に連動し、前記磁石ホルダの移動動作を制御する制御部材と、前記磁石ホルダが所定位置まで移動すると前記制御部材を前記操作部材の係止部から解除する解除機構とを含み、前記操作部材が押圧操作されて前記磁石ホルダが前記初期位置から前記所定位置に移動すると、前記解除機構によって前記係止部から外れた前記磁石ホルダが前記第1弾性部材によって前記初期位置に戻される復帰機構を有する。
操作者の操作速度に依拠せず所定の発電電圧が得られる発電装置を提供することができる。
実施の形態の発電装置を示す図である。 実施の形態の発電装置を示す断面図である。 実施の形態の発電装置を示す断面図である。 実施の形態の発電装置の内部構成を示す図である。 実施の形態の発電装置の動作を示す図である。 実施の形態の発電装置の動作を示す図である。 実施の形態の発電装置の動作を示す図である。 実施の形態の発電装置の動作を示す図である。 実施の形態の発電装置の動作を示す図である。
以下、本発明の発電装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の発電装置100を示す図である。以下では、XYZ座標系を定義して説明する。また、以下では、説明の便宜上、Z軸負方向側を下側又は下、Z軸正方向側を上側又は上と称すが、普遍的な上下関係を表すものではない。
図1に示すように、発電装置100は、筐体110A、フレーム110B、蓋部110C、端子110D、及びスライダ120を含む。
筐体110Aは、発電装置100の図1では示さない構成要素を収納する樹脂製で直方体状のハウジングである。筐体110Aは上面側に開口部を有し、蓋部110Cによって封止されている。筐体110Aは、外側面に係合部111Aを有する。
フレーム110Bは、金属製であり、本体部111B及び板ばね112Bを有する。本体部111Bは、蓋部110Cの上面に重ねられる部分であり、開口部111B1を有する。開口部111B1にはスライダ120が挿通される。
板ばね112Bは、本体部111Bの四方から筐体110Aの側面に沿って下方に向かって延在しており、4個設けられている。板ばね112Bには、係合部111Aに対応した開口部112B1が設けられている。フレーム110Bを磁性がある金属製にすることにより、筐体110Aの内部に配置されるコイルから外部に漏れる磁束を低減することができる。
蓋部110Cは、樹脂製の板状部材であり、筐体110Aの上面側の開口部に合わせた形状を有する。端子110Dは、発電装置100のコイルに接続され発電電圧を取り出す端子である。
スライダ120は、フレーム110Bの開口部111B1(図1参照)と、蓋部110Cの開口部111Cとに挿通されており、筐体110Aの内壁に対して上下方向に摺動可能に保持されている。
スライダ120は、図1に示す初期位置から利用者の操作によって筐体110Aの内部に押し込まれる(押し下げられる)。スライダ120の初期位置とは、スライダ120が全く押し下げられていない位置である。また、利用者の操作とは、スライダ120に直接触れて手等で押し下げる操作に限らず、例えば、発電装置100を他の部材に取り付けておき、部材を使用する際の反動等で間接的にスライダ120が押し下げられる場合も含まれる。
発電装置100は、筐体110Aに蓋部110Cを装着した状態で、フレーム110Bを上側から嵌め込むことによって組み立てられる。組み立てられた状態で、図1に示すように板ばね112Bの開口部112B1は筐体110Aの係合部111Aに嵌め合わされている。
図2は、図1からフレーム110Bを取り除き、筐体110AのY軸負方向側の側面よりも内側の構成を示す断面図である。図2では、図1と同様にスライダ120は初期位置にある。なお、筐体110A及び蓋部110Cは透過的に示し、見易さのために断面にハッチングを付さずに示す。図3は、図1からフレーム110B及び蓋部110Cを取り除き、筐体110Aの上端よりも少し低い位置よりも下側を示す断面図である。
発電装置100は、さらに、コイル130A、ヨーク130B、ボビン130C、磁石ホルダ140A、ばね150A、150B、150C、及び制御ピン160を含む。図3では、ばね150B、150Cを省略する。
また、以下では、図1乃至図3に加えて図4を用いて説明する。図4は、図2から磁石ホルダ140A、ばね150A、150B、150C、及び制御ピン160を取り除いた構成を示す図である。図4に示すように、発電装置100は、さらに、磁石140B、スペーサ140Cを含む。
以下、図1及び図2では表されていない構成について説明する。
筐体110Aは、収納部112A、カム部113A、固定部114A、及びレール部115Aを有する。収納部112Aは、筐体110Aの内部空間である。
カム部113Aは、筐体110Aの収納部112のY軸正方向側及びY軸負方向側の内壁から収納部112Aの内側に突出する。カム部113Aは、2個ありX軸及びZ軸に対して傾いていてY軸に平行な傾斜面によって構成されるカム面を有する。カム部113Aは、制御ピン160をスライダ120から解除する(外す)解除機構の一例であり、他の例としては、筐体110Aの側面に溝を形成し、この溝と制御ピン160とを係合させてもよい。
固定部114Aは、収納部112Aの底面に3個設けられており、ばね150A、150B、150Cを突き刺して固定する。固定部114Aは、収納部112Aの底面から上方向に延在する円柱状の部位である。各固定部114Aの外径は、ばね150A、150B、150Cの内径に合わせられている。
レール部115Aは、筐体110Aの収納部112のY軸正方向側及びY軸負方向側の内壁に設けられており、磁石ホルダ140Aを上下方向に移動可能に保持する一対のレールである。レール部115Aは、筐体110Aの収納部112の内壁の上端と下端の間にわたって設けられている。
以上のような構成を有する筐体110Aは、一例として射出成形のような樹脂成形によって作製することができる。
スライダ120は、押圧部121、2本の脚部122、2本の脚部123、及び溝部124を有する。押圧部121は、スライダ120の上端に位置し、外部から押圧力が掛けられる部位である。押圧部121は、スライダ120の本体部分であり、直方体の上部の角をR面取りした形状を有する。
脚部122は、押圧部121のX軸負方向側のY軸正方向側及びY軸負方向側から下向きに延在する2本の棒状の部位であり、2本の脚部123よりもX軸負方向側に設けられている。脚部122は、下端のX軸正方向側が切り欠かれた係止部122Aを有する。係止部122Aには、制御ピン160の端部161が係止(係合)される。係止部122AのZ軸方向の位置(高さ方向の位置)は、図2に示すようにスライダ120が押し下げられていない初期位置において、筐体110Aのカム部113Aよりも所定高さだけ高い位置にある。
脚部123は、押圧部121のX軸正方向側のY軸正方向側及びY軸負方向側から下向きに延在する2本の棒状の部位であり、2本の脚部122よりもX軸正方向側に設けられている。脚部123は、下端に凸部123Aを有し、凸部123Aにはばね150B、150Cの上端が挿入されている。スライダ120は、押し下げられると、脚部123を介してばね150B、150Cの復元力を受ける。
溝部124は、脚部122と脚部123との間に設けられている。スライダ120が押し下げられ、制御ピン160の端部161がカム部113AによってX軸正方向側に案内されて係止部122Aから外れる(解除される)と、制御ピン160の端部161は溝部124に入り込む。このときにスライダ120は、ばね150B、150Cの復元力によって初期位置に戻される。
コイル130Aは、筐体110AのX軸負方向側に配置される。コイル130Aは、鉄心131Aの周りに巻回されており、ボビン130CによってX軸方向の両側が固定されている。コイル130Aの両端は、端子110Dに接続されている。
ヨーク130Bは、コの字型の磁性体製の部材である。ヨーク130Bは、鉄心131Aと磁気回路を形成する。ヨーク130Bと鉄心131Aに生じる磁気回路と磁束の方向は、鉄心131Aに対する磁石140Bの位置によって異なる。
ボビン130Cは、樹脂等の絶縁材料製でありコイル130Aが巻回されている。ボビン130Cは、内部に端子110Dが挿通されている。
磁石ホルダ140Aは、本体部141A、ばね受部142A、凸部143Aを有する(図2、3参照)。本体部141Aは、磁石140B(図4参照)を内蔵する直方体状の部分である。本体部141Aは、Y軸正方向側とY軸負方向側の側面の凸部141A1が筐体110Aのレール部115Aに挟まれた状態で筐体110Aに対して上下方向に移動可能である。凸部141A1は、本体部141Aの上端から下端まで設けられている。また、本体部141AのX軸負方向側の側面には、スペーサ140Cが取り付けられている。
本体部141Aが筐体110Aに対して上下方向に移動することにより、磁石ホルダ140Aは、最も高い初期位置と、最も低い押下位置との間で移動する。磁石ホルダ140Aの初期位置は、図2及び図3に示す位置であり、磁石140Bの上半分である上部142Bがコイル130Aの鉄心131Aと同じ高さになる位置である。磁石ホルダ140Aの押下位置は、磁石140Bの下半分である下部141Bがコイル130Aの鉄心131Aと同じ高さになる位置である。なお、押下位置については後に図6に示す。
ばね受部142Aは、本体部141AのX軸正方向側の側面からX軸正方向側に延在する板状部142A1と、板状部142A1の上面から上方に突出する突出部142A2と、板状部142A1の下面から下方向に突出する円柱部142A3(図2参照)とを有する。突出部142A2の上端には凸部143Aが設けられており、円柱部142A3はばね150Aの内径部分に挿入されている。
凸部143Aは、ばね受部142Aの突出部142A2の上端に設けられている。凸部143Aは、突出部142A2のY軸正方向側及びY軸負方向側の端部に1個ずつ設けられている。凸部143Aは、X軸方向に配列される一対の爪状の部分であり、一対の爪状の部分の間に制御ピン160の基部162が回動可能に嵌め込まれている。
磁石140Bは、図4に示すように、下半分の下部141BはX軸正方向側がS極でX軸負方向側がN極であり、上半分の上部142BはX軸正方向側がN極でX軸負方向側がS極である。磁石ホルダ140Aが初期位置にあるときは、下部141Bがコイル130Aの鉄心131Aと同じ高さの位置にあり、下部141B、鉄心131A、ヨーク130Bの上部、及び上部142Bを含む磁気回路を形成する。また、スライダ120が押し下げられて磁石ホルダ140Aが押下位置に移動すると、磁石140Bの上部142Bがコイル130Aの鉄心131Aと同じ高さの位置に移動し、下部141B、ヨーク130Bの下部、鉄心131A、及び上部142Bを含む磁気回路を形成する。このため、磁石ホルダ140Aが初期位置にあるときと、押下位置にあるときとで鉄心131Aを通る磁束の向きは逆である。
スペーサ140Cは、磁石ホルダ140AのX軸負方向側から表出する磁石140Bを固定するとともに、磁石ホルダ140Aがボビン130Cに対して上下方向に摺動する際の摺動部材としての役割を持つ。スペーサ140Cは、磁気回路に影響を与えにくいステンレスや銅で作製される。スペーサ140Cは、上下の爪状の係合部141Cで磁石ホルダ140Aに固定されている。
ばね150Aは、コイルばねであり、ばね受部142Aと筐体110Aの収納部112Aの底面との間に設けられている。ばね150Aの上端は、ばね受部142Aの円柱部142A3に挿通されている。ばね150Aは、第1弾性部材の一例である。
ばね150Aは、初期位置から押下位置まで押し下げられる磁石ホルダ140Aに初期位置まで復帰するための上向きの復元力を発生する。発電装置100は、ばね150Aが復元する速度を利用して大きな発電電圧を得るように構成されている。このため、ばね150Aは、スライダ120を初期位置に復帰させるためのばね150B、150Cよりも大きい。
ばね150B、150Cは、コイルばねであり、スライダ120の脚部123と筐体110Aの収納部112Aの底面との間に設けられている。ばね150B、150Cの上端は、脚部123の凸部123Aに挿通されている。
ばね150B、150Cは、スライダ120が最下位置まで押し下げられた状態で利用者の手が放されると、スライダ120を初期位置に復帰させるための復元力を発生する。ばね150B、150Cは、第2弾性部材の一例である。なお、最下位置については、後に図8に示す。
制御ピン160は、端部161と基部162を有する。2個の端部161は、基部162の両側に位置する。制御ピン160は、基部162の両側がクランク状に折り曲げられた形状を有する。制御ピン160は、磁性体製(一例として鉄製)である。制御ピン160は、制御部材の一例である。
制御ピン160は、基部162が磁石ホルダ140Aの凸部143Aに回動自在に嵌め込まれている。このため、端部161は基部162に対して回転移動可能である。制御ピン160は、磁石ホルダ140Aの上下移動を制御するために設けられている。
図2に示すようにスライダ120が初期位置にあるときには、端部161はスライダ120の係止部122Aの上端に触れておらず、筐体110Aのカム部113Aにも触れていない。この状態で、制御ピン160は、磁石140BによってX軸負方向側に引き寄せられている。
次に、図2乃至図4に加えて図5乃至図9を用いて、発電装置100の動作について説明する。ここでは一例として、人間の手でスライダ120を操作する場合について説明する。
スライダ120が押し下げられていない初期位置(図2参照)にあるときに、磁石ホルダ140Aは図2及び図3に示すように初期位置にあり、磁石140Bは図4に示すように下部141Bが鉄心131Aと同じ高さにある。また、制御ピン160は磁石140BによってX軸負方向側に引き寄せられており、端部161は係止部122AのX軸負方向側の端に位置する。
次に、図2に示す状態から少しスライダ120を押し下げて、図5に示すように制御ピン160の端部161がスライダ120の係止部122Aの上端に接触しカム部113Aには接触していない状態では、磁石ホルダ140Aは移動せずに初期位置にあり、磁石140Bの下部141Bは、図4に示すように鉄心131Aと同じ高さにある。
スライダ120がさらに押し下げられると、図6に示すように、制御ピン160の端部161がスライダ120の係止部122Aの上端に接触しながら制御ピン160は下方向に移動するとともに、端部161がカム部113Aに接触することによってX軸正方向に案内される。この状態では、磁石ホルダ140Aは初期位置よりも下がっており、磁石140Bの上部142Bが鉄心131Aと同じ高さになる押下位置にある。
次に、図6に示す状態よりもさらにスライダ120が押し下げられると、制御ピン160の端部161が係止部122Aから外れて溝部124に入り込むので、図7に示すように制御ピン160がばね150Aの復元力によって上昇し、磁石ホルダ140Aが初期位置まで戻る。このため、磁石140Bの下部141Bが図4に示すように鉄心131Aと同じ高さに戻る。
すなわち、図6に示す状態から図7に示す状態に遷移することによって、鉄心131A及びヨーク130Bと磁気回路を構成する磁石140Bの部分が上部142Bから下部141Bに切り替わり、コイル130Aが発電し2本の端子110D間に発電電圧が得られる。
ここで、磁石ホルダ140Aは、ばね150Aの復元力によって図6に示す押下位置(所定位置の一例)から図7に示す初期位置まで戻される。磁石ホルダ140Aが押下位置から初期位置まで戻されるときには、制御ピン160の端部161は溝部124に沿って上方向に移動するため、磁石ホルダ140Aはばね150Aが圧縮された状態から何の制約もなく復元する速度によって上昇される。したがって、コイル130Aから非常に大きな発電電圧が得られる。
次に、図7に示す状態からさらにスライダ120が押し下げられ、図8に示すように制御ピン160の端部161が溝部124の上端に当接すると、スライダ120を下方向に押圧する利用者は、スライダ120を下端まで押圧したことを認識する。このときのスライダ120の位置は、これ以上押し下げることができない最下位置である。
次に、利用者がスライダ120から手を離すと、スライダ120はばね150B、150Cの復元力によって上昇する。そして、制御ピン160の端部161が溝部124の下端を抜けて、図9に示すように係止部122Aに入ると、制御ピン160は磁石140Bの磁力によってX軸負方向に引き寄せられ、図2に示す状態に復帰する。
以上のように、実施の形態によれば、スライダ120を押し下げると、制御ピン160の端部161が係止部122Aによって押し下げられ、これによって磁石ホルダ140Aが初期位置から押下位置まで押し下げられる。そして、磁石ホルダ140Aが押下位置に達すると、カム部113Aによって端部161が係止部122Aから外されて溝部124に入るため、磁石ホルダ140Aはフリーの状態になり、ばね150Aの復元力によって瞬時に初期位置に復帰する。このときに、磁石140Bの下部141Bと上部142Bとが磁気回路で入れ替わる。このため、磁気回路における磁束の方向が瞬時に切り替えられ、コイル130Aから非常に大きな発電電圧が得られる。
したがって、実施の形態によれば、より大きな発電電圧が得られる発電装置100を提供することができる。
なお、以上では、制御ピン160が2個の端部161を有し、2個の端部161がスライダ120の係止部122Aに係止される形態について説明したが、制御ピン160の端部161は1個(片側)のみであってもよい。
また、以上では、スライダ120を最下位置から初期位置に復帰させるのに2個のばね150B、150Cを用いる形態について説明したが、1個でもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の発電装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、本国際出願は、2018年10月2日に出願した日本国特許出願2018−187268に基づく優先権を主張するものであり、その全内容は本国際出願にここでの参照により援用されるものとする。
100 発電装置
110A 筐体
112A 収納部
113A カム部
120 スライダ
122A 係止部
130A コイル
140A 磁石ホルダ
140B 磁石
150A、150B、150C ばね
160 制御ピン
161 端部

Claims (8)

  1. 押圧操作される操作部材と、
    発電用のコイルと、
    前記コイルと磁気回路を形成する磁石と、
    前記磁石を保持し前記コイルに対する初期位置から移動可能な磁石ホルダと、
    前記初期位置に戻す方向の弾性力を前記磁石ホルダに付与する第1弾性部材と、
    前記操作部材の押圧操作に連動し、前記磁石ホルダの移動動作を制御する制御部材と、
    前記磁石ホルダが所定位置まで移動すると前記制御部材を前記操作部材の係止部から解除する解除機構と
    を含み、
    前記操作部材が押圧操作されて前記磁石ホルダが前記初期位置から前記所定位置に移動すると、前記解除機構によって前記係止部から外れた前記磁石ホルダが前記第1弾性部材によって前記初期位置に戻される復帰機構を有する発電装置。
  2. 前記操作部材は、前記押圧操作の方向に延在する溝部を有し、
    前記制御部材の一端部は、前記係止部から解除されると、前記溝部に収容される、請求項1記載の発電装置。
  3. 前記操作部材に押圧操作前の位置に戻す方向の弾性力を付与する第2弾性部材をさらに含む、請求項1又は2記載の発電装置。
  4. 前記制御部材は磁性金属材であり、
    前記係止部は、前記操作部材の移動方向に対して前記磁石がある方向に凹んだ凹部であり、
    前記制御部材の一端部は、前記操作部材が押圧操作前の位置にあるときに、前記磁石の磁力によって前記凹部に引き込まれる、請求項1乃至3のいずれか一項記載の発電装置。
  5. 前記制御部材は、細長金属線を曲げて形成されており、長手方向における中点に対して対称な形状を有する、請求項1乃至4のいずれか一項記載の発電装置。
  6. 前記解除機構は、前記制御部材と筐体に設けられる傾斜面との当接変位によりなる、請求項1乃至5のいずれか一項記載の発電装置。
  7. 前記制御部材は、両端部が前記傾斜面に当接し中央部が前記磁石ホルダに係止されている、請求項6記載の発電装置。
  8. 前記傾斜面は、前記筐体の内壁のうち、前記操作部材の両側に位置する内壁に設けられている、請求項6又は7記載の発電装置。
JP2020550273A 2018-10-02 2019-09-18 発電装置 Active JP7095105B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018187268 2018-10-02
JP2018187268 2018-10-02
PCT/JP2019/036552 WO2020071121A1 (ja) 2018-10-02 2019-09-18 発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020071121A1 true JPWO2020071121A1 (ja) 2021-09-02
JP7095105B2 JP7095105B2 (ja) 2022-07-04

Family

ID=70055444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020550273A Active JP7095105B2 (ja) 2018-10-02 2019-09-18 発電装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7095105B2 (ja)
CN (1) CN112740522B (ja)
WO (1) WO2020071121A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015126559A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 エネルギ変換装置
JP2017192271A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 ミツミ電機株式会社 発電装置およびスイッチ
JP2018107941A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 ミツミ電機株式会社 発電装置および電子デバイス

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6116006B2 (ja) * 2013-09-02 2017-04-19 アルプス電気株式会社 発電入力装置
JP2015139267A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 アルプス電気株式会社 発電入力装置、及び、発電入力装置を用いた電子機器
JP6558048B2 (ja) * 2015-04-24 2019-08-14 ミツミ電機株式会社 発電スイッチ
EP3509200B1 (en) * 2016-09-02 2021-03-17 Alps Alpine Co., Ltd. Power generation device
CN109643945B (zh) * 2016-09-12 2020-11-17 阿尔卑斯阿尔派株式会社 发电输入装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015126559A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 エネルギ変換装置
JP2017192271A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 ミツミ電機株式会社 発電装置およびスイッチ
JP2018107941A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 ミツミ電機株式会社 発電装置および電子デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020071121A1 (ja) 2020-04-09
CN112740522B (zh) 2023-11-07
CN112740522A (zh) 2021-04-30
JP7095105B2 (ja) 2022-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106067719B (zh) 发电开关
US20140285296A1 (en) Power generation device
JP5824647B2 (ja) 発電装置
CN109075689B (zh) 发电装置、输入装置以及具有传感器的锁定装置
JP2018110516A (ja) 発電装置
CN111033986B (zh) 发电装置和输入装置
JP7095105B2 (ja) 発電装置
JP6569010B2 (ja) 発電装置
US20110095854A1 (en) Coil terminal
JP2013038627A (ja) 電子機器
JP5591132B2 (ja) 永久磁石作動型スイッチ
KR20150080730A (ko) 카메라 모듈
WO2016021456A1 (ja) 発電入力装置
JP6690459B2 (ja) 電磁継電器
JP2011210601A (ja) スライドスイッチ
JP2015115970A (ja) 発電装置
JP2018107044A (ja) 接点装置
JP5661592B2 (ja) 多方向スライド型電子部品
CN116805562A (zh) 电气设备
JPWO2018012085A1 (ja) 発電装置
JP2013192373A (ja) 発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7095105

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150