JPWO2020061337A5 - - Google Patents

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JPWO2020061337A5
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本明細書は以下の発明の開示を包含する。
[1]相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、CDR-H2およびCDR-H3のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片であって、CDR-H1が配列番号85~98のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-H2が配列番号57~70のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-H3が配列番号29~42のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む、抗体またはその抗原結合性断片。
[2]相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、CDR-L2およびCDR-L3のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片であって、CDR-L1が配列番号99~112のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-L2が配列番号71~84のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-L3が配列番号43~56のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む、抗体またはその抗原結合性断片。
[3]相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)が配列番号85~98のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-H2が配列番号57~70のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-H3が配列番号29~42のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む、CDR-H1、CDR-H2およびCDR-H3;ならびに
相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)が配列番号99~112のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-L2が配列番号71~84のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-L3が配列番号43~56のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む、CDR-L1、CDR-L2およびCDR-L3
を含む抗体またはその抗原結合性断片。
[4]抗体がIgG、IgA、またはIgM抗体である、[1]~[3]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[5]IgGが、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgGA1、またはIgGA2である、[4]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[6]抗体が、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、モノクローナル抗体、脱免疫抗体、二特異性抗体、多特異性抗体、またはそれらの組み合わせである、[1]~[5]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[7]抗体がモノクローナル抗体である、[1]~[6]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[8]抗体が多特異性抗体である、[1]~[7]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[9]抗体が多価抗体である、[1]~[8]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[10]抗原結合性断片が、Fab、Fab’、Fab’-SH、Fv、scFv、F(ab’)2、ダイアボディ、線状抗体、単一ドメイン抗体(sdAb)、ラクダ科VHHドメイン、または抗体断片から形成される多特異性抗体を含む、[1]~[9]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[11]組換えまたは合成である、[1]~[10]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[12]酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁性粒子、薬物、毒素、放射性核種、二次抗体の結合部位、金属結合ドメイン、またはそれらの組み合わせをさらに含む、[1]~[11]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[13]腫瘍細胞またはがん細胞に対して細胞溶解性である、[1]~[12]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[14]腫瘍成長またはがん細胞増殖を阻害する、[1]~[13]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[15]皮膚がんの治療に有用である、[13]または[14]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[16]皮膚がんが、基底細胞癌腫、扁平上皮癌腫、皮膚黒色腫、メルケル細胞癌腫、非定型線維黄色腫、皮膚リンパ腫、または皮膚線維肉腫である、[15]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[17]皮膚黒色腫が、表在性黒色腫、結節性黒色腫、末端黒子型黒色腫、爪下黒色腫、悪性黒子黒色腫、線維形成性黒色腫、粘膜黒色腫、またはポリープ状黒色腫である、抗体またはその抗原結合性断片。
[18](a)配列番号1~14のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列と少なくとも95%の同一性を有する再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む可変重鎖;
(b)配列番号15~28のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有する再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む可変軽鎖;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
を含む抗体またはその抗原結合性断片。
[19][1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片を産生するハイブリドーマ。
[20][1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片を含む融合タンパク質。
[21](a)[1]~[18]のいずれかに記載の抗原結合性断片と;
(b)膜貫通ドメインと;
(c)細胞内シグナル伝達ドメインと
を含むキメラ抗原受容体またはT細胞受容体融合タンパク質。
[22](i)[1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と、
(ii)T細胞受容体(TCR)サブユニットと
を含むT細胞受容体融合タンパク質。
[23]抗体またはその抗原結合性断片が、ヒトまたはヒト化抗がん抗原結合ドメインを含む、[22]に記載のT細胞受容体融合タンパク質。
[24]TCRサブユニットが、
(i)TCR細胞外ドメインの少なくとも一部と、
(ii)膜貫通ドメインと、
(iii)細胞内シグナル伝達ドメインからの刺激ドメインを含むTCR細胞内ドメインと
を含む、[22~23]のいずれかに記載のT細胞受容体融合タンパク質。
[25]TCRサブユニットの細胞外、膜貫通、および細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3イプシロンのみに由来するかまたはCD3ガンマのみに由来する、[24]に記載のT細胞受容体融合タンパク質。
[26]抗体またはその抗原結合性断片およびTCR細胞外ドメインが、リンカー配列によって連結されている、[24]~[25]のいずれかに記載のT細胞受容体融合タンパク質。
[27]リンカー配列が(G4S)nの配列を含み、Gはグリシンであり、Sはセリンであり、n=1~4である、[26]に記載のT細胞受容体融合タンパク質。
[28][21]~[27]のいずれかに記載のT細胞受容体融合タンパク質をコードする単離された核酸分子。
[29][28]に記載の単離された核酸分子を含むベクター。
[30][28]に記載の単離された核酸分子または[29]に記載のベクターを含む宿主細胞。
[31]T細胞である、[30]に記載の宿主細胞。
[32][21]~[27]のいずれかに記載のT細胞受容体融合タンパク質を発現するT細胞。
[33]T細胞受容体融合タンパク質が、内因性T細胞受容体と機能的に統合されている、[32]に記載のT細胞。
[34]CD8+またはCD4+ T細胞である、[32]~[33]のいずれかに記載のT細胞。
[35][1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と、治療剤とを含むイムノコンジュゲート。
[36][1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物または医薬。
[37]第2の治療剤をさらに含む、[36]に記載の医薬組成物。
[38]第2の治療剤が、抗がん剤、細胞傷害剤、NSAID、コルチコステロイド、抗酸化剤などの栄養補助剤、またはそれらの組み合わせを含む、[37]に記載の医薬組成物。
[39]抗がん剤が、抗がん抗体または化学療法剤である、[38]に記載の医薬組成物。
[40]皮下、静脈内、皮内、腹腔内、筋肉内、脳室内、頭蓋内、腔内、または小脳内投与経路を介して投与するために製剤化された、[36]~[39]のいずれかに記載の医薬組成物。
[41]水性形態または凍結乾燥形態である、[36]~[40]のいずれかに記載の医薬組成物。
[42]シリンジ、先端を丸めたシリンジ、カテーテル、および移植可能なポンプからなる群から選択される送達デバイスに含まれる、[36]~[41]のいずれかに記載の医薬組成物。
[43]がんを治療するための、[1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片の使用。
[44]医薬の製造における、[1]~[18]のいずれかに記載の抗体もしくはその抗原結合性断片、または[35]に記載のイムノコンジュゲートの使用。
[45]医薬ががんの治療のためである、[44]に記載の使用。
[46]治療有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片を対象に投与する工程を含む、がんに罹患している対象を治療するための方法。
[47]抗体またはその抗原結合性断片が腫瘍細胞に対して細胞溶解性である、[46]に記載の方法。
[48]抗体またはその抗原結合性断片が腫瘍成長を阻害する、[46]または[47]に記載の方法。
[49]がんが皮膚がんである、[46]~[48]のいずれかに記載の方法。
[50]皮膚がんが、基底細胞がん、扁平上皮癌腫、皮膚黒色腫、メルケル細胞癌腫、非定型線維黄色腫、皮膚リンパ腫、または皮膚線維肉腫である、[49]に記載の方法。
[51]皮膚黒色腫が、表在性黒色腫、結節性黒色腫、末端黒子型黒色腫、爪下黒色腫、悪性黒子黒色腫、線維形成性黒色腫、粘膜黒色腫、またはポリープ状黒色腫である、[50]に記載の方法。
[52]抗体またはその抗原結合性断片が、皮下、静脈内、皮内、腹腔内、経口、筋肉内または頭蓋内に投与される、[46]~[50]のいずれかに記載の方法。
[53]抗体またはその抗原結合性断片が、第2の治療剤と組み合わせて対象に投与される、[46]~[52]のいずれかに記載の方法。
[54]第2の治療剤が、抗がん剤、放射線療法、細胞傷害剤、NSAID、コルチコステロイド、抗酸化剤などの栄養補助剤、またはそれらの組み合わせを含む、[53]に記載の方法。
[55]抗がん剤が、抗がん抗体または化学療法剤である、[54]に記載の方法。
[56]第2の治療剤が、抗体またはその抗原結合性断片の投与の前、同時、または投与後に投与される、[53]~[55]のいずれかに記載の方法。
[57](a)配列番号197~210から選択される、CDR-H1をコードする核酸配列;
(b)配列番号169~182から選択される、CDR-H2をコードする核酸配列;
(c)配列番号141~154から選択される、CDR-H3をコードする核酸配列;
(d)配列番号211~224から選択される、CDR-L1をコードする核酸配列;
(e)配列番号183~196から選択される、CDR-L2をコードする核酸配列;および
(f)配列番号155~168から選択される、CDR-L3をコードする核酸配列
のうちの少なくとも1つを含む単離された核酸分子。
[58]抗体の重鎖ポリペプチドをコードする核酸配列を含む単離された核酸分子であって、核酸配列が配列番号113~126のいずれか1つから選択される、単離された核酸分子。
[59]抗体の軽鎖ポリペプチドをコードする核酸配列を含む単離された核酸分子であって、核酸配列が配列番号127~140のいずれか1つから選択される、単離された核酸分子。
[60][57]~[59]のいずれかに記載の単離された核酸分子を含むベクター。
[61]単離された核酸分子が調節制御配列に作動可能に連結されている、[60]に記載のベクター。
[62][60]~[61]のいずれかに記載のベクター、または[57]~[59]のいずれかに記載の単離された核酸分子を含む宿主細胞。
[63]抗体またはその抗原結合性断片を産生する方法であって、
(a)単離された核酸分子によってコードされるポリペプチドの発現、および抗体またはその抗原結合性断片の集合を可能にする条件下で、[62]に記載の宿主細胞を培地中で培養する工程と;
(b)培養細胞または細胞の培地から抗体またはその抗原結合性断片を精製する工程と
を含む方法。
[64](a)治療有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片のうちの少なくとも1つ
を含むキット。
[65]治療有効量の第2の治療剤をさらに含むキット。
[66]第2の治療剤が、抗がん剤、放射線療法、細胞傷害剤、NSAID、コルチコステロイド、抗酸化剤などの栄養補助剤、またはそれらの組み合わせである、[65]に記載のキット。
[67]抗がん剤が、抗がん抗体または化学療法剤である、[66]に記載のキット。
[68]抗体またはその抗原結合性断片が凍結乾燥形態または水性形態である、[64]~[67]のいずれかに記載のキット。
[69]再構成溶液または希釈剤をさらに含む、[64]~[68]のいずれかに記載のキット。
[70]イノシトールポリリン酸5-ホスファターゼ1(SHIP1)タンパク質またはそのバリアントを含むSrcホモロジー2(SH2)ドメインに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号85の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号57のCDR-H2、および配列番号29のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号99の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号71のCDR-L2、および配列番号43のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[71]可変重鎖が配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド配列を含み、可変軽鎖が配列番号15のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[70]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[72]ヒトSHIP1、マウスSHIP1、ラットSHIP1、ウシSHIP1、カニクイザルSHIP1に結合する、[70]~[71]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[73]ヒトSHIP1が配列番号281の配列を含む、[72]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[74]SHIP1への結合に関して、[70]~[72]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトSHIP1およびマウスSHIP1に結合する抗体。
[75]クロモボックスタンパク質(CBX)またはそのバリアントに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号87の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号59のCDR-H2、および配列番号31のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号101の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号73のCDR-L2、および配列番号45のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[76]可変重鎖が配列番号3のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号17のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[75]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[77]ヒトCBX、マウスCBX、ラットCBX、ウシCBX、またはカニクイザルCBXに結合する、[75]~[76]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[78]クロモボックス(CBX)タンパク質が、クロモボックスタンパク質ホモログ1、クロモボックスタンパク質ホモログ3、またはクロモボックスタンパク質ホモログ5である、[75]~[77]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[79]CBXタンパク質が配列番号286の配列を含むヒトCBX1である、[77]~[78]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[80]CBXタンパク質が配列番号291の配列を含むヒトCBX3である、[77]~[78]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[81]CBXタンパク質が配列番号296の配列を含むヒトCBX5である、[77]~[78]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[82]CBXタンパク質への結合に関して、[75]~[82]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトCBXおよびマウスCBXに結合する抗体。
[83]がん/精巣抗原1B(CTAG1A)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号89の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号61のCDR-H2、および配列番号33のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号103の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号75のCDR-L2、および配列番号47のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[84]可変重鎖が配列番号5のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号19のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[83]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[85]ヒトCTAG1A、マウスCTAG1A、ラットCTAG1A、ウシCTAG1A、カニクイザルCTAG1Aに結合する、[83]~[84]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[86]ヒトCTAG1Aが配列番号301の配列を含む、[85]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[87]CTAG1Aへの結合に関して、[83]~[86]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトCTAG1AおよびマウスCTAG1Aに結合する抗体。
[88]アルファおよびガンマアダプチン結合タンパク質(AAGAB)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号90の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号62のCDR-H2、および配列番号34のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号104の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号76のCDR-L2、および配列番号48のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[89]可変重鎖が配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号20のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[88]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[90]ヒトAAGAB、マウスAAGAB、ラットAAGAB、ウシAAGAB、カニクイザルAAGABに結合する、[88]~[89]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[91]ヒトAAGABが配列番号303の配列を含む、[90]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[92]AAGABへの結合に関して、[88]~[91]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトAAGABおよびマウスAAGABに結合する抗体。
[93]キネシン軽鎖4タンパク質(KLC4)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号91の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号63のCDR-H2、および配列番号35のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号105の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号77のCDR-L2、および配列番号49のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[94]可変重鎖が配列番号7のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号21のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[93]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[95]ヒトKLC4、マウスKLC4、ラットKLC4、ウシKLC4、カニクイザルKLC4に結合する、[93]~[94]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[96]ヒトKLC4が配列番号308の配列を含む、[95]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[97]KLC4への結合に関して、[93]~[96]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトKLC4およびマウスKLC4に結合する抗体。
[98]黒色腫関連抗原(MAGE-A3)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号92の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号64のCDR-H2、および配列番号36のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号106の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号78のCDR-L2、および配列番号50のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[99]可変重鎖が配列番号8のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号22のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[98]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[100]ヒトMAGE-A3、マウスMAGE-A3、ラットMAGE-A3、ウシMAGE-A3、カニクイザルMAGE-A3に結合する、[98]~[99]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[101]ヒトMAGE-A3が配列番号313の配列を含む、[100]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[102]MAGE-A3への結合に関して、[98]~[101]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトMAGE-A3およびマウスMAGE-A3に結合する抗体。
[103]無機ピロホスファターゼ(PPA1)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号94の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号66のCDR-H2、および配列番号38のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)可配列番号108の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号80のCDR-L2、および配列番号52のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[104]可変重鎖が配列番号10のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号24のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[103]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[105]ヒトPPA1、マウスPPA1、ラットPPA1、ウシPPA1、カニクイザルPPA1に結合する、[103]~[104]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[106]ヒトPPA1が配列番号315の配列を含む、[105]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[107]PPA1への結合に関して、[103]~[106]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトPPA1およびマウスPPA1に結合する抗体。
[108]インターロイキン-14A(IL-14A)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号95の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号67のCDR-H2、および配列番号39のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)可配列番号109の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号81のCDR-L2、および配列番号53のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[109]可変重鎖が配列番号11のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号25のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[108]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[110]ヒトIL-14A、マウスIL-14A、ラットIL-14A、ウシIL-14A、カニクイザルIL-14Aと結合する、[108]~[109]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[111]ヒトIL-14Aが配列番号319の配列を含む、[110]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[112]IL-14Aへの結合に関して、[108]~[111]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトIL-14AおよびマウスIL-14Aに結合する抗体。
[113]O-結合型N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)トランスフェラーゼ(OGT)またはそのバリアントに選択的に結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
(a)配列番号98の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号70のCDR-H2、および配列番号42のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号112の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号84のCDR-L2、および配列番号56のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片。
[114]可変重鎖が配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号28のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[113]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[115]ヒトOGT、マウスOGT、ラットOGT、ウシOGT、カニクイザルOGTに結合する、[113]~[114]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[116]ヒトOGTが配列番号324の配列を含む、[115]に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
[117]OGTへの結合に関して、[113]~[116]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と競合する抗体であって、ヒトOGTおよびマウスOGTに結合する抗体。
[118](a)抗体またはその抗原結合性断片と抗原との選択的結合を可能にする条件下で、試料を、[1]~[18]のいずれかに記載の抗体またはその抗原結合性断片と接触させて、抗体-抗原複合体を形成する工程と;
(b)免疫検出法によって抗体-抗原複合体の有無を検出する工程と
を含む免疫組織化学アッセイ。
[119]試料が血液試料または組織試料である、[118]に記載の免疫組織化学アッセイ。
[120]試料が、がんに罹患していると疑われるかまたはがんと診断された対象由来である、[118]または[119]に記載の免疫組織化学アッセイ。
[121]細胞、組織、臓器または対象における、Srcホモロジー2(SH2)ドメイン含有イノシトールポリリン酸5-ホスファターゼ1(SHIP1)に関連した状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[122]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号85の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号57のCDR-H2、および配列番号29のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号99の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号71のCDR-L2、および配列番号43のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[121]に記載の方法。
[123]可変重鎖が配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド配列を含み、可変軽鎖が配列番号15のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[122]に記載の方法。
[124]細胞、組織、臓器または対象における、クロモボックスタンパク質(CBX)またはそのバリアントに関連した状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[125]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号87の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号59のCDR-H2、および配列番号31のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)可配列番号101の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号73のCDR-L2、および配列番号45のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[124]に記載の方法。
[126]可変重鎖が配列番号3のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号17のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[125]に記載の方法。
[127]クロモボックスタンパク質(CBX)が、クロモボックスタンパク質ホモログ1、クロモボックスタンパク質ホモログ3、またはクロモボックスタンパク質ホモログ5である、[124]~[126]のいずれかに記載の方法。
[128]細胞、組織、臓器または対象における、がん/精巣抗原1B(CTAG1A)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[129]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号89の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号61のCDR-H2、および配列番号33のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)可配列番号103の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号75のCDR-L2、および配列番号47のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[128]に記載の方法。
[130]可変重鎖が配列番号5のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号19のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[129]に記載の方法。
[131]細胞、組織、臓器または対象における、アルファおよびガンマアダプチン結合タンパク質(AAGAB)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[132]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号90の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号62のCDR-H2、および配列番号34のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号104の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号76のCDR-L2、および配列番号48のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖および(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[131]に記載の方法。
[133]可変重鎖が配列番号6のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号20のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[132]に記載の方法。
[134]細胞、組織、臓器または対象における、キネシン軽鎖4タンパク質(KLC4)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[135]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号91の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号63のCDR-H2、および配列番号35のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号105の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号77のCDR-L2、および配列番号49のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[134]に記載の方法。
[136]可変重鎖が配列番号7のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号21のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[135]に記載の方法。
[137]細胞、組織、臓器または対象における、黒色腫関連抗原3(MAGE-A3)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[138]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号92の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号64のCDR-H2、および配列番号36のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号106の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号78のCDR-L2、および配列番号50のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[137]に記載の方法。
[139]可変重鎖が配列番号8のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号22のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[138]に記載の方法。
[140]細胞、組織、臓器または対象における、無機ピロホスファターゼ(PPA1)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[141]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号94の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号66のCDR-H2、および配列番号38のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号108の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号80のCDR-L2、および配列番号52のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[140]に記載の方法。
[142]可変重鎖が配列番号10のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号24のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[141]に記載の方法。
[143]細胞、組織、臓器または対象における、インターロイキン-14A(IL-14A)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[144]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号95の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号67のCDR-H2、および配列番号39のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号109の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号81のCDR-L2、および配列番号53のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[143]に記載の方法。
[145]可変重鎖が配列番号11のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号25のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[144]に記載の方法。
[146]細胞、組織、臓器または対象における、O-結合型N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)トランスフェラーゼ(OGT)に関連する状態を診断または治療するための方法であって、
有効量の[1]~[18]のいずれかに記載の少なくとも1つの抗体またはその抗原結合性断片を細胞、組織、臓器または対象と接触させるかまたは投与する工程
を含む方法。
[147]抗体またはその抗原結合性断片が、
(a)配列番号98の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号70のCDR-H2、および配列番号42のCDR-H3を含む可変重鎖領域;
(b)配列番号112の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号84のCDR-L2、および配列番号56のCDR-L3を含む可変軽鎖領域;または
(c)(a)の可変重鎖と(b)の可変軽鎖
のうちの少なくとも1つを含む、[146]に記載の方法。
[148]可変重鎖が配列番号14のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含み、可変軽鎖が配列番号28のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む、[147]に記載の方法。
[0003]一態様では、本明細書には、相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、CDR-H2およびCDR-H3のうちの少なくとも1つを含む抗体またはその抗原結合性断片が提供され、CDR-H1は配列番号85~98のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-H2は配列番号57~70のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含み、CDR-H3は配列番号29~42のいずれか1つから選択される再構築されたポリペプチドコンセンサス配列を含む。

Claims (28)

  1. インターロイキン-14A(IL-14A)またはそのバリアントに結合する抗体またはその抗原結合性断片であって、
    配列番号95の相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)、配列番号67のCDR-H2、および配列番号39のCDR-H3;および
    可配列番号109の相補性決定領域軽鎖1(CDR-L1)、配列番号81のCDR-L2、および配列番号53のCDR-L3を含む可変軽鎖領域
    含む抗体またはその抗原結合性断片。
  2. (a)配列番号11のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む可変重鎖、および/または
    (b)配列番号25のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドコンセンサス配列を含む可変軽鎖を含む、請求項1に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  3. 抗体が、IgG、IgA、またはIgM抗体であり、または抗体はIgGであり、IgGは、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgGA1、またはIgGA2である、請求項1または2に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  4. 抗体が、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、モノクローナル抗体、脱免疫抗体、二特異性抗体、多特異性抗体、またはそれらの組み合わせである、請求項1~3のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  5. 抗体が多価抗体である、請求項1~4のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  6. 抗原結合性断片が、Fab、Fab’、Fab’-SH、Fv、scFv、F(ab’)2、ダイアボディ、線状抗体、単一ドメイン抗体(sdAb)、ラクダ科VHHドメイン、または抗体断片から形成される多特異的抗体を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  7. 組換えまたは合成である、請求項1~6のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  8. 酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁性粒子、薬物、毒素、放射性核種、二次抗体の結合部位、金属結合ドメイン、またはそれらの組み合わせをさらに含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  9. ヒトIL-14A、マウスIL-14A、ラットIL-14A、ウシIL-14A、またはカニクイザルIL-14Aに結合する、請求項1~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  10. 腫瘍細胞またはがん細胞に対して細胞溶解性である、請求項1~9のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  11. 腫瘍成長またはがん細胞増殖を阻害する、請求項1~10のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  12. 医薬として使用されるための、請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  13. 細胞、組織、臓器または対象における、インターロイキン-14A(IL-14A)に関連する状態を診断または治療するための、請求項1~12のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  14. がんの治療において使用されるための、請求項1~13のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  15. 皮膚がん、基底細胞癌腫、扁平上皮癌腫、皮膚黒色腫、表在性黒色腫、結節性黒色腫、末端黒子型黒色腫、爪下黒色腫、悪性黒子型黒色腫、線維形成性黒色腫、粘膜黒色腫、ポリープ状黒色腫、メルケル細胞癌腫、非定型線維黄色腫、皮膚リンパ腫、または皮膚線維肉腫の治療において使用されるための、請求項1~14のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  16. 皮下投与、静脈内投与、皮内投与、腹腔内投与、経口投与、筋肉内投与、または頭蓋内投与され、および/または第2の治療剤と組み合わせて対象に投与され、第2の治療剤が、抗がん剤、放射線療法、細胞傷害性剤、NSAID、コルチコステロイド、抗酸化剤などの栄養補助剤、またはそれらの組み合わせを含んでいてもよく、抗がん剤は、抗がん抗体または化学療法剤であってもよく、第2の治療剤は、抗体またはその抗原結合性断片の投与の前、同時、または後に投与されてもよい、請求項12~15のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
  17. 請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片、および治療剤を含むイムノコンジュゲート。
  18. 請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
  19. a)(i)ヒトまたはヒト化抗がん抗原結合ドメインを含んでいてもよい、請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片、および
    (ii)T細胞受容体(TCR)サブユニット、を含む、または
    b)(i)請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片、
    (ii)膜貫通ドメイン、および
    (iii)細胞内シグナル伝達ドメインからの刺激ドメインを含むTCR細胞内ドメインを含む、T細胞受容体融合タンパク質。
  20. 請求項19に記載のT細胞受容体融合タンパク質を発現するT細胞。
  21. 請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片を産生するハイブリドーマ。
  22. 請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片を含む融合タンパク質。
  23. (a)請求項1~11のいずれか1項に記載の抗原結合性断片;
    (b)膜貫通ドメイン;および
    (c)細胞内シグナル伝達ドメイン
    を含むキメラ抗原受容体。
  24. 請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片、または請求項19に記載のT細胞受容体融合タンパク質をコードする単離された核酸分子。
  25. 請求項24に記載の単離された核酸分子を含むベクター。
  26. 請求項24に記載の単離された核酸分子、または請求項25に記載のベクターを含む宿主細胞。
  27. 請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片を産生する方法であって、
    (a)請求項26に記載の宿主細胞を、単離された核酸分子によってコードされるポリペプチドの発現、および抗体またはその抗原結合性断片のアセンブルを可能にする条件下で、培地中で培養する工程、および
    (b)抗体またはその抗原結合性断片を、培養細胞または細胞の培地から精製する工程を含む。
  28. (a)治療有効量の請求項1~11のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合性断片を含み、
    (b)治療有効量の第2の治療剤、および/または
    (c)再構成溶液または希釈剤
    を含んでもよい、キット。
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