JPWO2020053864A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 複数の離散した隣接する回折同心フレネルゾーンを含む少なくとも１つの回折面を備える多焦点眼内レンズ（ＩＯＬ）であって、
   前記フレネルゾーンは、第１の回折プロファイルの反復パターンを有する中央ゾーン、および第２の回折プロファイルの反復パターンを有する周辺ゾーンを備え、
   前記第１の回折プロファイルおよび前記第２の回折プロファイルは、－２、－１、０、＋１、および＋２という５つの回折次数にわたるエネルギー流束の非対称分布をそれぞれ生成し、
   前記中央ゾーンおよび前記周辺ゾーンからは、前記５つの回折次数のうち回折次数－２は遠見視力を提供し、前記５つの回折次数のうち回折次数＋２は近見視力を提供し、前記５つの回折次数のうち回折次数０は第１の中間視力を提供し、
   前記中央ゾーンからは、前記５つの回折次数のうち回折次数＋１は第２の中間視力を提供し、前記５つの回折次数のうち回折次数－１は抑制されており、
   前記周辺ゾーンからは、前記回折次数－１および前記回折次数＋１は抑制されている、
   多焦点ＩＯＬ。
2. 前記中央ゾーンによって生成される前記回折次数－２のエネルギー流束は、前記中央ゾーンによって生成される前記５つの回折次数のエネルギー流束の中では最も大きい、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
3. 前記周辺ゾーンによって生成される前記回折次数－２のエネルギー流束は、前記周辺ゾーンによって生成される前記回折次数＋２のエネルギー流束よりも大きい、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
4. 前記周辺ゾーンによって生成される前記５つの回折次数のうち回折次数－２、０、および＋２は、回折次数が増加するにつれて低下するエネルギー流束を有する、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
5. 前記第１の回折プロファイルおよび前記第２の回折プロファイルのうち少なくとも一方は非対称である、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
6. 前記第１の回折プロファイルおよび前記第２の回折プロファイルのうち少なくとも一方は、非対称の二重ピーク形状を有する、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
7. 前記第１の回折プロファイルは、ほぼ対称的な局所回折面トポグラフィを特徴とする、請求項６に記載の多焦点ＩＯＬ。
8. 前記少なくとも１つの回折面は回折ステップを備える、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
9. 前記回折ステップは、前記多焦点ＩＯＬのベース曲率の部分的に内側および部分的に外側にある、請求項８に記載の多焦点ＩＯＬ。
10. 前記多焦点ＩＯＬの厚さは可変であり、前記多焦点ＩＯＬの曲率は前記回折ステップの間に維持される、請求項８に記載の多焦点ＩＯＬ。
11. 前記多焦点ＩＯＬの厚さは可変であり、前記多焦点ＩＯＬの曲率は前記回折ステップの間に可変である、請求項８に記載の多焦点ＩＯＬ。
12. 前記周辺ゾーンの回折面トポグラフィの高さは、前記多焦点ＩＯＬの中心高さに対して径方向外向きに前進するときに一定に維持される、請求項８に記載の多焦点ＩＯＬ。
13. 前記多焦点ＩＯＬは、前記５つの回折次数において９０％よりも大きい効率を有する、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
14. 前記効率は少なくとも９３％である、請求項１３に記載の多焦点ＩＯＬ。
15. 前記中央ゾーンから前記周辺ゾーンへの遷移は、１．２２８ｍｍの半径で発生する、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。
16. 第１の抑制された次数および第２の抑制された次数のうち少なくとも一方のエネルギー流束は、前記５つの回折次数の中で最も高いエネルギー流束を有する、前記５つの回折次数のうち１つのエネルギー流束の１％よりも多くない、請求項１に記載の多焦点ＩＯＬ。