JPWO2020045517A1 - レンズユニット及び画像観察装置 - Google Patents

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Abstract

レンズユニット(1A)は、第1レンズ(L1)と第2レンズ(L2)とを有する。第1レンズ(L1)は、フレネル構造を有する第1レンズ面(L1b)を第2レンズ(L2)側に有し、正の屈折力を有するフレネルレンズである。第2レンズ(L2)は、フレネル構造を有する第2レンズ面(L2a)を第1レンズ(L1)側に有し、正の屈折力を有しているフレネルレンズである。

Description

本発明はレンズユニットとそれを備える画像観察装置に関する。
特開2014−228716号公報及び特開2013−045020号公報には、ヘッドマウントディスプレイやカメラの電子ビューファインダーなどユーザの眼前に配置される画像観察装置に搭載可能な接眼レンズが開示されている。
上述した画像観察装置で接眼レンズとして利用されるレンズユニットは、広視野角を有し、光軸方向において小型で、且つ軽量であることが望ましい。
本開示で提案するレンズユニットは、第1のレンズと第2のレンズとを有する。前記第1のレンズと前記第2のレンズは、画像の表示素子側から観察面側に向かって、前記第1のレンズ・前記第2のレンズの順番で並んでいる。前記第1のレンズは、フレネル構造を有する第1レンズ面を前記第2のレンズ側に有し、正の屈折力を有するフレネルレンズであり、前記第2のレンズは、フレネル構造を有する第2レンズ面を前記第1のレンズ側に有し、正の屈折力を有しているフレネルレンズである。この構造によると、広視野角を有し、光軸方向において小型で、且つ軽量なレンズユニットを実現できる。また、本開示で提案する画像観察装置は、前記レンズユニットを備える。
本開示で提案するレンズユニットのレンズ構成の第1の例を示す図である。 フレネルレンズの基となった凸レンズの接平面を説明するための図である。 本開示で提案するレンズユニットのレンズ構成の第2の例を示す図である。 本開示で提案するレンズユニットのレンズ構成の第3の例を示す図である。 本開示で提案するレンズユニットのレンズ構成の第4の例を示す図である。 本開示で提案するレンズユニットのレンズ構成の第5の例を示す図である。 本開示で提案するレンズユニットが搭載されるヘッドマウントディスプレイの例を示す図である。 図1に示す第1の例によるレンズ構成を有し且つ第1数値実施例によるレンズデータを有するレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。 図1に示す第1の例と同様のレンズ構成(すなわち、第1レンズと第2レンズとを有し、それらの互いに向き合う2つのレンズ面がフレネル構造を有し、第1レンズの表示面側のレンズ面と第2レンズL2の観察面側のレンズ面が概平面である。)を有するレンズユニットの別の例の光線図である。 図9Aに示すレンズ構成を有し且つ第2数値実施例によるレンズデータを有するレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。 図3に示す第2の例によるレンズ構成を有し且つ第3数値実施例によるレンズデータを有するレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。 図4に示す第3の例によるレンズ構成を有し且つ第4数値実施例によるレンズデータを有するレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。 図5に示す第4の例のよるレンズ構成を有し且つ第5数値実施例によるレンズデータを有するレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。 図6に示す第5の例によるレンズ構成を有し且つ第6数値実施例によるレンズデータを有するレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
以下において、本開示で提案するレンズユニットについて説明する。図1はレンズユニットの一例であるレンズユニット1Aの構成を示す図である。レンズユニット1Aは、光軸Z1に沿って並んでいる第1レンズL1と第2レンズL2とを有している。レンズユニット1Aは、2つのレンズL1、L2だけで構成されている。
レンズユニット1Aは、ユーザが表示素子に表示される静止画像または、動画像を見るための画像観察装置に搭載される接眼光学系として利用される。画像観察装置は、例えばヘッドマウントディスプレイ100(図7参照)である。ヘッドマウントディスプレイ100は、ユーザ(観察者)の眼前に配置される表示面IDを有している。表示面IDは、例えば、液晶表示装置や、有機EL(electroluminescence)表示装置、マイクロOLED表示装置などである。第1レンズL1と第2レンズL2は、表示面ID側から観察面SP側に向かって、第1レンズL1・第2レンズL2の順で並んでいる。第1レンズL1と表示面IDとの間に他のレンズは配置されていない。また、第2レンズL2と観察面SPとの間に他のレンズは配置されていない。レンズユニット1Aがヘッドマウントディスプレイ100に搭載される場合、2つのレンズユニット1Aが左右に並んで配置される。なお、レンズユニット1Aが搭載される画像観察装置はヘッドマウントディスプレイ100に限られず、例えばカメラの電子ビューファインダーなどであってもよい。この場合、画像観察装置に搭載されるレンズユニット1Aの数は1つでよい。
[第1の構成例]
第1レンズL1は、表示面ID側に向いているレンズ面L1aと、第2レンズL2に向いている(観察面SP側に向いている)レンズ面L1bとを有している。第2レンズL2は、第1レンズL1に向いている(表示面ID側に向いている)レンズ面L2aと、観察面SP側に向いているレンズ面L2bとを有している。観察面SPに観察者の瞳が位置する。
第1レンズL1は、レンズ面L1bにフレネル構造を有しているフレネルレンズであり、レンズ面L1bの作用により正の屈折力を有している。第2レンズL2は、レンズ面L2aにフレネル構造を有しているフレネルレンズであり、レンズ面L2aの作用により正の屈折力を有している。第1レンズL1と第2レンズL2は、フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aが互いに向き合うように配置されている。
レンズユニット1Aの例においては、第1レンズL1の表示面ID側のレンズ面L1aと第2レンズL2の観察面SP側のレンズ面L2bは概平面である。これら2つのレンズ面L1a、L2bは、球面或いは非球面、自由曲面であってもよい。
図2(a)に示すレンズ面Lm、Lnは、第1レンズL1のレンズ面L1b及び第2レンズL2のレンズ面L2aの基となったレンズ面である。レンズ面Lmは、レンズ面Lnに向いた凸形状であり、負の曲率半径を有している(観察面SP側から表示面ID側に向かう方向を正方向とする)。レンズ面Lnは、レンズ面Lmに向って膨らんだ凸形状を有し、正の曲率半径を有している。(観察面SP側から表示面ID側に向かう方向を正方向としている。したがって、正の曲率半径は、レンズ面が曲率円の中心に対して表示面ID側に存在することを意味し、負の曲率半径は、レンズ面が曲率円の中心に対して観察面SP側に存在することを意味する。)レンズ面Lm、Lnは、球面、非球面、又は自由曲面である。図2(b)に示すように、レンズ面Lm、Lnは、同心円状に並ぶ複数の曲面(輪帯)Rbに分割される。この複数の輪帯Rbが、光軸Z1を中心として平面上で並ぶことにより、レンズ面L1b、L2aを構成している。輪帯RbのピッチP(図2(b)参照)は、レンズL1b、L2aの中心部を除くと、例えば、80μm以上、1800μm以下である。輪帯Rbのサグ量Sg(図2(b)参照)は、例えば、25μm以上、300μm以下である。第1レンズL1のレンズ面L1bの基となったレンズ面Lmは、光を光軸Z1側に屈折させる集光作用を有している。第2レンズL2のレンズ面L2aの基となったレンズ面Lnは、光を光軸Z1側に屈折させる集光作用を有している。なお、以下の説明において、フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aの曲率半径とは、レンズ面L1b、L2aの基となった図2(a)に示すレンズ面Lm、Lnの曲率半径を意味する。このことは、図3乃至図6で示す他の例のレンズユニットにおいても同様である。
このように、2つのレンズL1、L2がフレネル構造を有するので、レンズL1、L2が薄くても、十分な屈折力が得られる。その結果、広視野角(広画角)を有し、光軸方向において小型で、且つ軽量であるレンズユニット1A及び画像観察装置が得られる。
また、ヘッドマウントディスプレイなどの画像観察装置では、表示面IDに表示する画像自体を補正することによって、ディストーションや倍率色収差を軽減することが可能である。ところが、画像の補正では像面湾曲(及び非点収差)を低減することはできない。像面湾曲が大きいと、ユーザは画像にピントを合わせることができない。したがって、画像観察装置で利用される光学系においては、像面湾曲(及び非点収差)の低減が特に重要である。レンズユニット1Aでは、フレネル構造が適用されたレンズ面L1b、L2aが向き合っている。そのため、例えばフレネル構造を有する2枚のレンズ面が同じ方向に向いている場合とは異なり、光軸方向におけるレンズユニット1Aの中心(例えば、光軸に直交し且2つのレンズL1、L2の間に位置する平面)に対して、レンズユニット1Aの構造を対称に近づけることができる。その結果、レンズ面L1bに起因する収差と、レンズ面L2aに起因する収差とを相殺し、全体の収差をキャンセルすることが容易となり、像面湾曲(及び非点収差)の低減が可能となる。
また、フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aが互いに向き合っているので、これら2つのレンズ面L1b、L2aにゴミや塵が付着することを抑えることができる。レンズ面L1b、L2aの間の隙間は、図2(b)で示されるように、2つのレンズL1、L2の縁に取り付けられる封止材によって封止されてもよい。こうすれば、レンズ面L1b、L2aにゴミや塵が付着することを、より効果的に抑えることができる。
なお、レンズ面L1b、L2aは、光軸Z1の方向に起立し曲面Rbに接続する面Rc(図2(b)参照、同心円状に並ぶ複数のプリズムの垂直面、以下において「立ち面」と称する)を有している。立ち面Rcは光軸Z1の方向に対して傾斜していてもよい。複数の立ち面Rcの傾斜角は、立ち面Rcの位置(光軸Z1からの距離)によって互いに異なっていてもよい。
隣り合う2つの輪帯Rbの間に立ち面Rcがあるために、光軸Z1からの距離に応じて通過光の強弱が発生する。すなわち、通過光の輝度が光軸Z1からの距離に応じて周期的に変化する。このことによって、表示画像上に環状の線(輪線と称する)が見える可能性がある。このような輪線が見えるのを抑えるために、輪帯RbのピッチP(図2(b)参照)は、輪帯Rbの位置(光軸Z1からの距離)に応じて変化していてもよい。すなわち、輪線が目立ちやすい位置ではピッチPを小さくすることで、輪線の目立ちを抑えてもよい。
また、2つのレンズ面L1b、L2aにおけるピッチPは互いに異なっていてもよい。すなわち、立ち面Rcの位置(光軸Z1からの距離)が、2つのレンズ面L1b、L2aの間で相互に異なっていてもよい。こうすることによって、通過光の強弱を低減でき、輪線の目立ちを抑えることができる。
輪帯Rbのサグ量Sg(図2(b)参照)を大きくすると、径方向での輪帯Rbの幅が増し、レンズの解像度の劣化が抑えられる。そこで、輪帯Rbのサグ量Sgと輪帯RbのピッチPの双方を、光軸Z1からの距離に応じて変化させてもよい。こうすることで、輪線の発生防止(通過光の強弱の低減)と、解像度の劣化の防止とを両立できる。すなわち、輪線が発生しない範囲において最も大きなピッチPが、光軸Z1からの距離に応じて決められてもよい。例えば、光軸Z1の近くでは、ピッチPを大きくして(サグ量Sgを大きくして)十分な解像度を確保し、光軸Z1からの距離が大きくなるに従ってピッチPを小さくして(サグ量Sgを小さくして)輪線の発生を抑えてもよい。
図2(a)では、光軸Z1と直交する面Pv1と第1レンズL1のレンズ面L1bの接平面とがなす角度、すなわち、光軸Z1と直交する面Pv1と、レンズ面L1bの基となったレンズ面Lmの接平面とがなす角度θ1を、レンズ面L1bの接線角としている。ここで接線角θ1は、レンズ面L1bの接平面と、光軸Z1と直交する面Pv1とがなす鋭角である。また、光軸Z1と直交する面Pv2と、第2レンズL2のレンズ面L2aの接平面とがなす角度、すなわち、光軸Z1と直交する面Pv2と、レンズ面L2aの基となったレンズ面Lnの接平面とがなす角度θ2を、レンズ面L2aの接線角としている。ここで、接線角θ2はレンズ面L2aの接平面と、光軸Z1と直交する面Pv2とがなす鋭角である。接線角をこのように定義したとき、レンズ面L1bの有効径の範囲内における接線角θ1の絶対値の最大は、30度以上、55度以下であるのが望ましい。また、レンズ面L2aの有効径の範囲内における接線角θ2の絶対値の最大は、30度以上、55度以下であるのが望ましい。接線角θ1、θ2の絶対値の最大が30度より小さくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現できなくなる。また、接線角θ1、θ2の絶対値の最大が55度よりも大きくなると、レンズ面L1b、L2aを構成する、同心円状に並ぶ複数の曲面Rb(同心円状に並ぶ複数のプリズム)のそれぞれの幅が小さくなり、光量の損失が過大となる。
レンズユニット1Aにおいて、第1レンズL1及び第2レンズL2の合成焦点距離をFとし、レンズユニット1AのイメージサークルをΦとしたとき、以下の条件を満たすのが望ましい。
条件:0.6×Φ−4.0≦F≦0.6×Φ+8.0
合成焦点距離Fがこの範囲よりも小さくなると、イメージサークル内においてもユーザはピントを合わせることが難しくなる。反対に、合成焦点距離Fがこの範囲よりも大きくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現するのが難しくなる。
[第2の構成例]
図3は、レンズユニットの他の例であるレンズユニット1Bの構成を示す図である。
レンズユニット1Bは、第1レンズL1及び第2レンズL2を有している。第1レンズL1は、レンズユニット1Aの第1レンズL1と同様に、第2レンズL2側のレンズ面L1bにフレネル構造を有しているフレネルレンズであり、レンズ面L1bの作用により正の屈折力を有している。第2レンズL2は、レンズユニット1Aの第2レンズL2と同様に、第1レンズL1側のレンズ面L2aにフレネル構造を有しているフレネルレンズであり、レンズ面L2aの作用により正の屈折力を有している。第1レンズL1と第2レンズL2は、フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aが互いに向き合うように配置されている。
レンズユニット1Aと同様、レンズユニット1Bにおいても、レンズ面L1bの有効径の範囲内における接線角θ1(図2参照)の絶対値の最大は、30度以上、55度以下であるのが望ましい。また、レンズ面L2aの有効径の範囲内における接線角θ2(図2参照)の絶対値の最大が、30度以上、55度以下であるのが望ましい。
レンズユニット1Aと異なり、レンズユニット1Bは、第1レンズL1のレンズ面L1aよりも表示面ID側に、第3レンズ面L3aを有している。レンズユニット1Bは、第1レンズL1に対して表示面ID側に配置されている第3レンズL3を有し、第3レンズ面L3aは第3レンズL3に形成されている。レンズユニット1Bは3つのレンズL3、L1、L2で構成されている。第1レンズL1のレンズ面L1aと、第2レンズL2のレンズ面L2bと、第3レンズL3のレンズ面L3bは概平面である。
第3レンズ面L3aにおける光軸Z1から離れた外周領域R2(図3参照)は、光軸Z1から離れる方向に光を屈折させる面である。すなわち、第3レンズL3は、光軸Z1から離れた外周領域R2(図3参照)において、負の屈折力を有している。この構造によると、視野角(画角)を広げることが容易となる。また、第3レンズL3は、第1レンズL1とは別個のレンズであるので、例えば、屈折力を有する第3レンズ面L3aが第1レンズL1の表示面ID側に形成される後述するレンズユニット1C(図4参照)に比して、第1レンズL1の形成が容易となる。ここで、外周領域R2は、「第3レンズ面L3aの有効径×1/2」から「第3レンズ面L3aの有効径」までの領域であるのが望ましい。第3レンズ面L3aの有効径×1/2よりも光軸Z1寄りの領域が、光軸Z1から離れる方向に光を屈折させる面であると、画面中央の解像度が悪化するので望ましくない。
第3レンズL3の屈折率は、第1レンズL1の屈折率及び第2レンズL2の屈折率のそれぞれよりも高いことが望ましい。こうすると、第3レンズL3によって、視野角を効果的に増すことができる。
第1レンズL1の屈折率、第2レンズL2の屈折率、及び、第3レンズL3の屈折率を、それぞれn1、n2、n3とする。このとき、レンズユニット1Bは、
条件:
n1≦1.54、
n2≦1.54、及び
n3≧1.6
を満たすことが望ましい。
こうすると、第3レンズL3によって視野角を効果的に増すことができる。なお、本明細書の説明で、屈折率はいずれもd線(587.6nm)を基準とする。
また、第1レンズL1のアッベ数、第2レンズL2のアッベ数、及び、第3レンズL3のアッベ数を、それぞれν1、ν2、ν3とする。このとき、レンズユニット1Bは、
条件:
ν1≧55、
ν2≧55、及び
ν3≦28
を満たすことが望ましい。こうすることによって、色収差を良好に補正することが可能となる。なお、本明細書の説明で、アッベ数はいずれもd線(587.6nm)を基準とする。
第3レンズL3の表示面ID側のレンズ面である第3レンズ面L3aは、非球面であることが望ましい。こうすることによって、さらに良好な収差補正が可能となる。図3において、第3レンズL3は、光軸Z1と交わる中心と、外側領域R2と、中心と外側領域R2との間の領域である中間領域R4とを含んでいる。中心での厚さをT1とし、中間領域R4での(最小)厚さをT2とし、外周領域R2での(最大)厚さをT3とする。このとき、第3レンズL3は、
条件:T3>T1>T2
を満たすのが望ましい。このレンズユニット1Bによると、像面湾曲(非点収差)を適切に補正できる。
厚さT1、T2、T3は、具体的には、
条件:
0.5mm≦T1≦4.0mm、
0.5mm≦T2≦4.0mm、及び
2.4mm≦T3≦6.5mm
を満たすのが望ましい。このレンズユニット1Bによると、像面湾曲(及び非点収差)を適切に補正できる。なお、第1レンズL1と第2レンズL2の厚さは、望ましくは、2mm以下である。
レンズユニット1Bにおいて、第3レンズL3、第1レンズL1、及び第2レンズL2の合成焦点距離をFとし、レンズユニット1BのイメージサークルをΦとしたとき、以下の条件を満たすのが望ましい。
条件:0.6×Φ−4.0≦F≦0.6×Φ+8.0
合成焦点距離Fがこの範囲よりも小さくなると、イメージサークル内においても像面湾曲の変化量が大きくなり、ユーザはピントを合わせることが難しくなる。反対に、合成焦点距離Fがこの範囲よりも大きくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現するのが難しくなる。
合成焦点距離FとイメージサークルΦは、以下の条件を満たすことがさらに望ましい。
条件:0.6×Φ≦F≦0.6×Φ+6.0
合成焦点距離Fがこの範囲にあることにより、合成焦点距離Fがこの範囲にあることにより、ユーザがピントを合わせることが容易となり、また、望ましい広視野角を実現するのが容易となる。
また、イメージサークルΦが「40mm≦Φ≦50mm」を満たすとき、合成焦点距離Fは
条件:25mm≦F≦35mm
を満たすのが望ましい。合成焦点距離Fがこの範囲よりも小さくなると、イメージサークル内においてもユーザはピントを合わせることが難しくなる。反対に、合成焦点距離Fがこの範囲よりも大きくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現するのが難しくなる。
また、イメージサークルΦが「40mm≦Φ≦50mm」を満たすとき、第1レンズL1及び第2レンズL2の合成焦点距離Faは、
条件:28mm≦Fa≦38mm
を満たすのが望ましい。
合成焦点距離Faがこの範囲よりも小さくなると、イメージサークル内においてもユーザはピントを合わせることが難しくなる。反対に、合成焦点距離Faがこの範囲よりも大きくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現するのが難しくなる。
[第3の構成例]
図4はレンズユニットの他の例であるレンズユニット1Cの構成を示す図である。
レンズユニット1Cは、第1レンズL1及び第2レンズL2を有している。第1レンズL1は、レンズユニット1Aの第1レンズL1と同様に、第2レンズL2側のレンズ面L1bにフレネル構造を有しているフレネルレンズであり、レンズ面L1bの作用により正の屈折力を有している。第2レンズL2は、レンズユニット1Aの第2レンズL2と同様に、第1レンズL1側のレンズ面L2aにフレネル構造を有しているフレネルレンズであり、レンズ面L2aの作用により正の屈折力を有している。第1レンズL1と第2レンズL2は、フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aが互いに向き合うように配置されている。レンズユニット1Cは、2枚のレンズL1、L2だけで構成されている。
レンズユニット1Aと同様、レンズユニット1Cにおいても、レンズ面L1bの有効径の範囲内における接線角θ1(図2参照)の絶対値の最大は、30度以上、55度以下であるのが望ましい。また、レンズ面L2aの有効径の範囲内における接線角θ2(図2参照)の絶対値の最大が、30度以上、55度以下であるのが望ましい。
レンズユニット1Cは、第1レンズL1のレンズ面L1aよりも表示面ID側に、光軸Z1から離れる方向に光を屈折させる面を含むレンズ面(請求項に記載する第3レンズ面)を有している。レンズユニット1Cの例では、第1レンズL1は、表示面ID側にレンズ面L1aを有し、レンズ面L1aが、光軸Z1から離れた外周領域R2に、光軸Z1から離れる方向に光を屈折させる面を有している。この構造によると、外周領域R2に入射した光は光軸Z1から離れるように屈折するので、視野角(画角)をさらに広げることができる。また、レンズユニット1Bと異なり、光を光軸Z1から離れる方向に屈折させるレンズ面が第1レンズL1に形成されるので、少ないレンズ数で広い視野角を実現できる。
第1レンズL1の屈折率は、第2レンズL2の屈折率よりも大きいのが望ましい。こうすると、第1レンズL1によって、視野角を効果的に増すことができる。
第1レンズL1の屈折率、及び第2レンズL2の屈折率を、それぞれn1、n2とする。このとき、第2レンズL2の屈折率n2は1.54以下であるのが望ましい。また、第1レンズL1の屈折率n1は1.6以上であるのが望ましい。こうすると、第1レンズL1による視野角を効果的に増すことができる。
また、第1レンズL1のアッベ数、及び第2レンズL2のアッベ数を、それぞれν1、ν2とする。このとき、レンズユニット1Cは、
条件:ν1≦28、ν2≧55
を満たすことが望ましい。こうすることによって、色収差を適切に補正することが可能となる。
また、第1レンズL1の表示面ID側のレンズ面L1aは、非球面であることが望ましい。こうすることによって、さらに良好な収差補正が可能となる。図4において、第1レンズL1は、光軸Z1と交わる中心と、外側領域R2と、中心と外側領域R2との間の領域である中間領域R4とを含んでいる。中心での厚さをT1とし、中間領域R4での(最小)厚さをT2とし、外周領域R2での(最大)厚さをT3とする。このとき、第1レンズL1は、
条件:T3>T1>T2
を満たすのが望ましい。このレンズユニット1Cによると、像面湾曲(非点収差)を適切に補正できる。
厚さT1、T2、T3は、具体的には、
条件:
0.5mm≦T1≦4.0mm、
0.5mm≦T2≦4.0mm、
2.4mm≦T3≦6.5mm
を満たすのが望ましい。このレンズユニット1Cによると、像面湾曲(及び非点収差)を適切に補正できる。
第2レンズL2は観察面SP側に向いているレンズ面L2bを有している。レンズユニット1Cにおいて、レンズ面L2bは非球面である。これにより、レンズユニットの光学性能をさらに向上できる。
具体的には、第2レンズL2のレンズ面L2bは、外周領域R3よりも光軸Z1寄りの範囲に、観察面SPに向かった凸形状を有している。すなわち、レンズ面L2bは、外周領域R3よりも光軸Z1寄りの範囲に、負の曲率半径を有している凸面である。したがって、レンズ面L2bから出る光は光軸Z1に向かって屈折する。すなわち、レンズ面L2bは正の屈折力を有する。この構造によると、第2レンズL2の屈折力を増すことができ、視野角をさらに増すことが可能となる。レンズ面L2bは球面であってもよい。レンズ面L2bの外周領域R3の厚さT5は、レンズ面L2bの外周領域R3の内側の領域での厚さT6よりも大きくてもよい。図4の例とは異なり、レンズ面L2bの全体が凸形状に形成されてもよい。
第2レンズL2の中心厚は、1.5mm以上、4.0mm以下が望ましい。第2レンズL2の中心厚がこの範囲より小さくなると、第2レンズL2の剛性が低くなり、第2レンズL2自体が反ってしまい、レンズユニットの結像性能が悪化し、解像力が低下する。第2レンズL2の中心厚がこの範囲より大きくなると、レンズユニットの全長が大きくなり、小型化が困難になる。
レンズユニット1Cにおいて、第1レンズL1、及び第2レンズL2の合成焦点距離をFとし、レンズユニット1BのイメージサークルをΦとしたとき、以下の条件を満たすのが望ましい。
条件:0.6×Φ−4.0≦F≦0.6×Φ+8.0
合成焦点距離Fがこの範囲よりも小さくなると、イメージサークル内においても像面湾曲(及び非点収差)の変化量が大きくなり、ユーザはピントを合わせることが難しくなる。反対に、合成焦点距離Fがこの範囲よりも大きくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現するのが難しくなる。
合成焦点距離FとイメージサークルΦは、以下の条件を満たすことがさらに望ましい。
条件:0.6×Φ≦F≦0.6×Φ+6.0
合成焦点距離Fがこの範囲にあることにより、合成焦点距離Fがこの範囲にあることにより、レンズユニットを画像観察装置に搭載したときに、ユーザがピントを合わせることが容易となり、望ましい広視野角を実現するのが容易となる。
また、イメージサークルΦが「40mm≦Φ≦50mm」を満たすとき、合成焦点距離Fは
条件:25mm≦F≦35mm
を満たすのが望ましい。イメージサークルΦが「60mm≦Φ≦70mm」を満たすとき、合成焦点距離Fは
条件:37mm≦F≦47mm
を満たすのが望ましい。合成焦点距離Fがこの範囲よりも小さくなると、イメージサークル内においても像面湾曲(及び非点収差)の変化量が大きくなり、ユーザはピントを合わせることが難しくなる。反対に、合成焦点距離Fがこの範囲よりも大きくなると、十分な屈折力が得られなくなり、望ましい広視野角を実現するのが難しくなる。
[第4の構成例]
図5は、2枚のレンズL1、L2で構成されるレンズユニット1Cの変形例であるレンズユニット1Dを示す図である。レンズユニット1Dにおいて、第2レンズL2のレンズ面L2bは非球面である。第2レンズL2の外周部の厚さT5は、第2レンズL2の中心厚T4よりも大きい。言い換えると、レンズ面L2bの外周領域R3は、観察面SP側に膨らんでいる。第2レンズL2の中心厚T4は、望ましくは、0.5mm以上、3.0mm以下である。中心厚T4がこの範囲よりも小さくなると、第2レンズL2の剛性が低くなり、第2レンズL2自体が反ってしまい、レンズユニットの結像性能が悪化し、解像力が低下する。第2レンズL2の中心厚T4がこの範囲より大きくなると、外周部T5の厚さが大きくなりすぎ、レンズユニットの全長が大きくなり、小型化が困難になる。
第2レンズL2が薄すぎると、第2レンズL2の内部で光の全反射が生じやすい。第2レンズL2の外周領域R3の内部において光が全反射すると、その光が第2レンズL2の中心部から観察面SP側に出射し、これが原因で、表示画像の中央部に白みがかかることがある。レンズユニット1Dの構造によると、第2レンズL2の外周領域R3においてレンズの厚さが確保されているので、第2レンズL2の外周領域R3の内部において全反射する光を低減できる。その結果、表示画像の中央部に白みがかかることを抑えることができる。第1レンズL1の構成、及び第2レンズL2のその他の構成は、レンズユニット1Cのものと同じでよい。
なお、図4及び図5で示す第2レンズL2の観察面SP側のレンズ面L2b(非球面)は、図1及び図3で示すレンズユニット1A、1Bの第2レンズL2に適用されてもよい。
[第5の構成例]
図6は、2枚のレンズL1、L2で構成されるレンズユニット1Cのさらに別の変形例であるレンズユニット1Eを示す図である。レンズユニット1Eにおいて、第2レンズL2のレンズ面L2bは概平面である。レンズユニット1Eのその他の構造は、レンズユニット1Bと同様である。レンズユニット1Eにおいて、第2レンズL2の厚さは、望ましくは、0.5mm以上、3.0mm以下である。
以上説明したように、本開示で提案するレンズユニット1A〜1Eによれば、広視野角を有し、光軸方向において小型で、且つ軽量なレンズユニットを実現できる。
本開示で提案するレンズユニットについて数値実施例1〜6を説明する。
[表1−1]〜[表1−3]は、図1に示すレンズユニット1Aのレンズデータ(数値実施例1)を示している。図8は、数値実施例1によるレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
[表2−1]〜[表2−3]は、図1に示すレンズユニット1Aと同様の構成(すなわち、第1レンズと第2レンズとを有し、それらの互いに向き合う2つのレンズ面がフレネル構造を有し、第1レンズの表示面側のレンズ面と第2レンズL2の観察面側のレンズ面が概平面である。)を有する他のレンズユニットのレンズデータ(数値実施例2)を示している。図9Aは、数値実施例2によるレンズユニットの光線図であり、図9Bは、数値実施例2によるレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
[表3−1]〜[表3−3]は、図3に示すレンズユニット1Bのレンズデータ(数値実施例3)を示している。図10は、数値実施例3によるレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
[表4−1]〜[表4−3]は、図4に示すレンズユニット1Cのレンズデータ(数値実施例4)を示している。図11は、数値実施例4によるレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
[表5−1]〜[表5−3]は、図5に示すレンズユニット1Dのレンズデータ(数値実施例5)を示している。図12は、数値実施例5によるレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
[表6−1]〜[表6−3]は、図6に示すレンズユニット1Eのレンズデータ(数値実施例6)を示している。図13は、数値実施例6によるレンズユニットの像面湾曲と非点収差とを示す収差図である。
各数値実施例に対応する3つの表のうち最初の表([表1−1]、[表2−1]など)において、「i」は表示面IDから計数した面の順番を示す。非球面のレンズ面についてはその面番号の右隣に*を付し、フレネル構造を有するレンズ面についてはその面番号の右隣に*(Fre)を付している。「r」は、面の曲率半径(mm)を示す。フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aについては、その曲率半径として、レンズ面L1b、L2aの基となった図2(a)に示すレンズ面Lm、Lnの曲率半径を示す。曲率半径が「∞」である面は平面であることを示す。表にある「d」はi番目の面とi+1番目の面との間の光軸上の間隔(mm)(すなわち、レンズ厚又は空気間隔)を示す。表にある「nd」はi番目の面を有する光学要素の材質(媒質)のd線(波長587.6nm)における屈折率の値を示す。表にある「νd」はi番目の面を有する光学要素の材質のd線におけるアッベ数の値を示す。
各数値実施例に対応する3つの表のうち2番目の表([表1−2]、[表2−2]など)は、非球面形状を有するレンズ面を表す関数を示す。これらの表は、フレネル構造を有するレンズ面L1b、L2aについては、レンズ面L1b、L2aの基となった非球面レンズLm、Lnの形状を表す。
非球面形状を規定する関数は、次の通りである。
Z=(h/r)/[1+{1−(1+K)(h/r)}1/2]+ΣAi・h
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からの高さ(mm)
r:曲率半径(mm)
K:コーニック係数A
i:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数とする。
なお、後述する非球面係数を示す表において、E±N(Nは整数)は、×10±Nを表し、例えば「0.12345E−05」は「0.12345×10-5」を表している。
各数値実施例に対応する3つの表のうち3番目の表([表1−3]、[表2−3]など)は、フレネル構造を有するレンズL1、L2の有効径(mm)、有効径の範囲におけるレンズ面L1b、L2aの接線角θ1、θ2(図2参照)の絶対値の最大、レンズユニットの合成焦点距離F(mm)、イメージサークルΦ(mm)、イメージサークルφと合成焦点距離Fの条件式から導き出される値(0.6×Φ−4.0、0.6×Φ+8.0)を示している。また、数値実施例3に対応する[表3−3]は、接線角θ1、θ2の絶対値の最大などに加えて、第3レンズL3の中心厚T1、中間領域R4での厚さT2、外側領域R2での厚さT3、及び、第1レンズL1と第2レンズL2の合成焦点距離Faを示している。数値実施例4〜6にそれぞれ対応する[表4−3]、[表5−3]、[表6−3]は、接線角θ1、θ2の絶対値の最大などに加えて、第1レンズL3の中心厚T1、中間領域R4での厚さT2、外側領域R2での厚さT3を示している。
図8〜図13の収差図において、実線Xはサジタル方向、破線Yはメリディオナル方向の収差を示す。
[数値実施例1]
Figure 2020045517
Figure 2020045517
Figure 2020045517
[数値実施例2]
Figure 2020045517
Figure 2020045517
Figure 2020045517
[数値実施例3]
Figure 2020045517
Figure 2020045517
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[数値実施例4]
Figure 2020045517
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[数値実施例5]
Figure 2020045517
Figure 2020045517
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[数値実施例6]
Figure 2020045517
Figure 2020045517
Figure 2020045517
本開示による技術は、上述した実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。上述した各数値実施例において示した各部の形状および数値は、いずれも本技術を実施する一例に過ぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。また、上述した実施形態および実施例として、実質的に3枚のレンズからなるレンズユニット(レンズユニット1B)と2枚のレンズからなるレンズユニット(レンズユニット1A、1C〜1E)を説明したが、レンズユニットは実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えてもよい。

Claims (17)

  1. 第1のレンズと第2のレンズとを有し、前記第1のレンズと前記第2のレンズとが、画像が表示される表示面側から観察面側に向かって、前記第1のレンズ・前記第2のレンズの順番で並んでいるレンズユニットであって、
    前記第1のレンズは、フレネル構造を有する第1レンズ面を前記第2のレンズ側に有し、正の屈折力を有しているフレネルレンズであり、
    前記第2のレンズは、フレネル構造を有する第2レンズ面を前記第1のレンズ側に有し、正の屈折力を有しているフレネルレンズである
    レンズユニット。
  2. 前記表示面側に向いた第3レンズ面が、前記第1レンズ面よりも前記表示面側に形成され、
    前記第3レンズ面は、少なくとも光軸から離れた外周領域に、前記光軸から離れる方向に光を屈折させる面を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記第1レンズに対して前記表示面側に配置される第3のレンズをさらに有し、
    前記第3レンズ面は前記第3のレンズに形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記第3のレンズの屈折率は、前記第1のレンズの屈折率と前記第2のレンズの屈折率のそれぞれよりも高い
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
  5. 前記第1のレンズの屈折率、前記第2のレンズの屈折率、及び前記前記第3のレンズの屈折率をそれぞれn1、n2、n3としたとき、
    条件:
    n1≦1.54
    n2≦1.54
    n3≧1.6
    を満たすことを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
  6. 前記第3レンズ面は前記第1レンズに形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
  7. 前記第1のレンズの屈折率は、前記第2のレンズの屈折率以上である
    ことを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
  8. 前記第2のレンズの屈折率は1.54以下であることを特徴とする請求項7に記載のレンズユニット。
  9. 前記第3レンズ面は非球面であることを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のレンズユニット。
  10. 前記第3レンズ面が形成されているレンズは前記光軸と交わる中心と、前記外側領域と、前記中心と前記外側領域との間の領域である中間領域とを含み、
    前記中心での厚さをT1とし、
    前記中間領域での厚さをT2とし、
    前記外周領域での厚さをT3としたとき、
    条件:T3>T1>T2
    を満たすことを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載のレンズユニット。
  11. 前記第3レンズ面が形成されているレンズは前記光軸と交わる中心と、前記外側領域と、前記中心と前記外側領域との間の領域である中間領域とを含み、
    前記中心での厚さをT1とし、
    前記中間領域での厚さをT2とし、
    前記外周領域での厚さをT3としたとき、
    条件:
    0.5mm≦T1≦4.0mm、
    0.5mm≦T2≦4.0mm、及び
    2.4mm≦T3≦6.5mm
    を満たすことを特徴とする請求項10に記載のレンズユニット。
  12. 前記レンズユニットの合成焦点距離をFとし、前記レンズユニットのイメージサークルをΦとしたとき、
    条件:0.6×Φ−4.0≦F≦0.6×Φ+8.0
    を満たすことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のレンズユニット。
  13. 前記光軸と直交する面と前記第1レンズ面の接平面とがなす角度を第1の接線角とし、前記光軸と直交する面と前記第2レンズ面の接平面とがなす角度を第2の接線角としたとき、
    前記第1レンズ面の有効径の範囲内における前記第1の接線角の絶対値の最大が、30度以上、55度以下であり、
    前記第2レンズ面の有効径の範囲内における第2の接線角の絶対値の最大も、30度以上、55度以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のレンズユニット。
  14. 前記第2のレンズは、前記観察面側に向いている第4レンズ面を有し、
    前記第4レンズ面は非球面である
    ことを特徴とする請求項1乃至図13のいずれかに記載のレンズユニット。
  15. 前記第4レンズ面は前記観察面側に向いた凸形状を有している
    ことを特徴とする請求項14に記載のレンズユニット。
  16. 前記第2のレンズの外周部の厚さは、前記第2のレンズの中心厚よりも大きい
    ことを特徴とする請求項14に記載のレンズユニット。
  17. 請求項1に記載のレンズユニットと、前記表示素子とを有している画像観察装置。

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