JPWO2020023857A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020023857A5
JPWO2020023857A5 JP2021527020A JP2021527020A JPWO2020023857A5 JP WO2020023857 A5 JPWO2020023857 A5 JP WO2020023857A5 JP 2021527020 A JP2021527020 A JP 2021527020A JP 2021527020 A JP2021527020 A JP 2021527020A JP WO2020023857 A5 JPWO2020023857 A5 JP WO2020023857A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nucleotide sequence
seq
hgalns
raav
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021527020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021531044A (ja
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2019/043631 external-priority patent/WO2020023857A1/en
Publication of JP2021531044A publication Critical patent/JP2021531044A/ja
Publication of JPWO2020023857A5 publication Critical patent/JPWO2020023857A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

本明細書で言及されている刊行物、特許及び特許出願はいずれも、個々の刊行物、特許及び特許出願が参照により、その全体として援用されることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、参照により、本明細書に援用される。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
(a)AAVキャプシドと、
(b)AAV逆位末端反復配列(ITR)に挟まれたヒトN-アセチルガラクトサミン-6-硫酸スルファターゼ(hGALNS)発現カセットを含む組み換えAAVゲノムであって、前記hGALNS発現カセットが、導入遺伝子をコードするヌクレオチド配列を含み、前記導入遺伝子が、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質をコードする前記組み換えAAVゲノムと、
を含む組み換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)。
(態様2)
前記酸性オリゴペプチドが、D8である、態様1に記載のrAAV。
(態様3)
前記hGALNS発現カセットが、肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている、態様1または2に記載のrAAV。
(態様4)
前記肝臓特異的プロモーターが、
(a)TBGプロモーターであるか、
(b)配列番号13と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(c)配列番号13と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(d)配列番号13と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(e)配列番号13と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(f)配列番号13と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(g)配列番号13と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(h)配列番号14と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(i)配列番号14と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(j)配列番号14と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(k)配列番号14と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(l)配列番号14と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(m)配列番号14と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(n)配列番号15と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(o)配列番号15と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(p)配列番号15と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(q)配列番号15と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(r)配列番号15と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(s)配列番号15と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
態様3に記載のrAAV。
(態様5)
前記hGALNS発現カセットが、プロモーターをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている、態様1または2に記載のrAAV。
(態様6)
前記プロモーターが、CAGプロモーターである、態様5に記載のrAAV。
(態様7)
前記プロモーターが、肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターである、態様5に記載のrAAV。
(態様8)
前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターが、
(a)配列番号16と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(b)配列番号16と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(c)配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(d)配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(e)配列番号16と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(f)配列番号16と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
態様7に記載のrAAV。
(態様9)
前記AAVが、AAV8である、態様1~10のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様10)
前記AAVが、AAV9である、態様1~10のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様11)
前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列または前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列が、コドン最適化されている、態様1~10のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様12)
前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列または前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列において、CpG部位が除去されている、態様1~13のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様13)
(a)AAVキャプシドと、
(b)AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含む組み換えAAVゲノムであって、前記hGALNS発現カセットが、肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列と、hGALNSをコードするヌクレオチド配列を含み、前記肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている前記組み換えAAVゲノムと、
を含むrAAV。
(態様14)
前記肝臓特異的プロモーターが、
(a)TBGプロモーターであるか、
(b)配列番号13と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(c)配列番号13と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(d)配列番号13と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(e)配列番号13と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(f)配列番号13と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(g)配列番号13と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(h)配列番号14と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(i)配列番号14と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(j)配列番号14と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(k)配列番号14と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(l)配列番号14と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(m)配列番号14と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(n)配列番号15と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(o)配列番号15と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(p)配列番号15と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(q)配列番号15と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(r)配列番号15と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(s)配列番号15と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
態様13に記載のrAAV。
(態様15)
(a)AAVキャプシドと、
(b)AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含む組み換えAAVゲノムであって、前記hGALNS発現カセットが、プロモーターをコードするヌクレオチド配列と、hGALNSをコードするヌクレオチド配列を含み、前記プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されており、前記プロモーターが、CAGプロモーターである前記組み換えAAVゲノムと、
を含むrAAV。
(態様16)
(a)AAVキャプシドと、
(b)AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含む組み換えAAVゲノムであって、前記hGALNS発現カセットが、肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターをコードするヌクレオチド配列と、hGALNSをコードするヌクレオチド配列を含み、前記プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されており、前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターが、
(a)配列番号16と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(b)配列番号16と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(c)配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(d)配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(e)配列番号16と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(f)配列番号16と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
前記組み換えAAVゲノムと、
を含むrAAV。
(態様17)
前記AAVが、AAV8である、態様13~18のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様18)
前記AAVが、AAV9である、態様13~18のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様19)
前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列または前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列が、コドン最適化されている、態様13~18のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様20)
前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列または前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列において、CpG部位が除去されている、態様13~19のいずれか1項に記載のrAAV。
(態様21)
態様1~20のいずれか1項に記載のrAAVと、薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
(態様22)
AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含むポリヌクレオチドであって、前記hGALNS発現カセットが、導入遺伝子をコードするヌクレオチド配列を含み、前記導入遺伝子が、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質をコードする前記ポリヌクレオチド。
(態様23)
前記酸性オリゴペプチドが、D8である、態様22に記載のポリヌクレオチド。
(態様24)
前記hGALNS発現カセットが、肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている、態様22または23に記載のポリヌクレオチド。
(態様25)
前記肝臓特異的プロモーターが、
(a)TBGプロモーターであるか、
(b)配列番号13と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(c)配列番号13と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(d)配列番号13と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(e)配列番号13と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(f)配列番号13と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(g)配列番号13と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(h)配列番号14と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(i)配列番号14と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(j)配列番号14と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(k)配列番号14と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(l)配列番号14と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(m)配列番号14と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(n)配列番号15と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(o)配列番号15と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(p)配列番号15と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(q)配列番号15と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(r)配列番号15と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(s)配列番号15と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
態様24に記載のポリヌクレオチド。
(態様26)
前記hGALNS発現カセットが、肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている、態様22または23に記載のポリヌクレオチド。
(態様27)
前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターが、
(g)配列番号16と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(h)配列番号16と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(i)配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(j)配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(k)配列番号16と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(l)配列番号16と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
態様26に記載のポリヌクレオチド。
(態様28)
前記hGALNS発現カセットが、プロモーターをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている、態様22または23に記載のポリヌクレオチド。
(態様29)
前記プロモーターが、CAGプロモーターである、態様28に記載のポリヌクレオチド。
(態様30)
AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含むポリヌクレオチドであって、前記hGALNS発現カセットが、肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列と、hGALNSをコードするヌクレオチド配列を含み、前記肝臓特異的プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されており、前記肝臓特異的プロモーターが、
(a)TBGプロモーターであるか、
(b)配列番号13と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(c)配列番号13と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(d)配列番号13と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(e)配列番号13と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(f)配列番号13と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(g)配列番号13と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(h)配列番号14と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(i)配列番号14と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(j)配列番号14と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(k)配列番号14と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(l)配列番号14と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(m)配列番号14と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(n)配列番号15と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(o)配列番号15と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(p)配列番号15と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(q)配列番号15と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(r)配列番号15と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(s)配列番号15と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
前記ポリヌクレオチド。
(態様31)
AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含むポリヌクレオチドであって、前記hGALNS発現カセットが、プロモーターをコードするヌクレオチド配列と、hGALNSをコードするヌクレオチド配列を含み、前記プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されており、前記プロモーターが、CAGプロモーターである前記ポリヌクレオチド。
(態様32)
AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含むポリヌクレオチドであって、前記hGALNS発現カセットが、肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターをコードするヌクレオチド配列と、hGALNSをコードするヌクレオチド配列を含み、前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されており、前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターが、
(g)配列番号16と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(h)配列番号16と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(i)配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(j)配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
(k)配列番号16と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、または
(l)配列番号16と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
前記ポリヌクレオチド。
(態様33)
前記AAVが、AAV8である、態様22~32のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
(態様34)
前記AAVが、AAV9である、態様22~32のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
(態様35)
態様22~34のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むrAAVプラスミド。
(態様36)
態様22~34のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドまたは態様35に記載のrAAVプラスミドを含むex vivo細胞。
(態様37)
rAAVの作製方法であって、態様35に記載のrAAVプラスミドと、AAVのRep遺伝子、Cap遺伝子、VA遺伝子、E2a遺伝子及びE4遺伝子のヌクレオチド配列を合わせて含む1つ以上のヘルパープラスミドとを、ex vivo細胞にトランスフェクションすることを含む前記方法。
(態様38)
ムコ多糖症IVA型(MPS IVA)と診断されたヒト対象の治療方法であって、前記ヒト対象に、態様1~20のいずれか1項に記載のrAAVまたは態様21に記載の医薬組成物を投与することを含む前記方法。
(態様39)
MPS IVAと診断されたヒト対象の治療方法であって、前記ヒト対象に、態様1~5及び7~12のいずれか1項に記載のrAAVを投与することによって、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質を治療有効量、前記ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達することを含む前記方法。
(態様40)
前記hGALNSが、肝細胞で産生されて、前記細胞から分泌されることによって、マンノース-6-リン酸で糖化される、態様39に記載の方法。
(態様41)
MPS IVAと診断されたヒト対象の治療方法であって、前記ヒト対象に、態様13~14及び16~20のいずれか1項に記載のrAAVを投与することによって、肝細胞で産生されて、前記細胞から分泌されることによって、マンノース-6-リン酸で糖化されるhGALNSを治療有効量、前記ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達することを含む前記方法。
(態様42)
MPS IVAと診断されたヒト対象の治療方法であって、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質を治療有効量、前記ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達することを含み、前記融合タンパク質が、rAAVゲノムから産生される前記方法。
(態様43)
MPS IVAと診断されたヒト対象の治療方法であって、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質を治療有効量、前記ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達することを含み、前記融合タンパク質が、rAAVゲノムから産生されるとともに、肝細胞で産生されて、前記細胞から分泌されることによって、マンノース-6-リン酸で糖化される前記方法。
(態様44)
MPS IVAと診断されたヒト対象の治療方法であって、rAAVゲノムから産生されるとともに、肝細胞で産生されて、前記細胞から分泌されることによって、マンノース-6-リン酸で糖化されるhGALNSを治療有効量、前記ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達することを含む前記方法。
(態様45)
前記AAVが、AAV8である、態様42~44のいずれか1項に記載の方法。
(態様46)
前記AAVが、AAV9である、態様42~44のいずれか1項に記載の方法。
(態様47)
前記骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達する工程が、前記骨及び/または軟骨に送達する工程である、態様39~46のいずれか1項に記載の方法。
(態様48)
前記骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達する工程が、(a)前記骨及び/または軟骨、ならびに(b)前記靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達する工程である、態様39~46のいずれか1項に記載の方法。
(態様49)
(a)AAVキャプシドと、
(b)AAV逆位末端反復配列(ITR)に挟まれたヒトN-アセチルガラクトサミン-6-硫酸スルファターゼ(hGALNS)発現カセットを含む組み換えAAVゲノムであって、前記hGALNS発現カセットが、導入遺伝子をコードするヌクレオチド配列を含み、前記導入遺伝子が、hGALNSをコードする前記組み換えAAVゲノムと、
を含む組み換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)。
(態様50)
前記AAVが、AAV8である、態様49に記載のrAAV。
(態様51)
前記AAVが、AAV9である、態様49に記載のrAAV。
(態様52)
前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列が、コドン最適化されている、態様49に記載のrAAV。
(態様53)
前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列において、CpG部位が除去されている、態様49に記載のrAAV。

Claims (19)

  1. (a)AAVキャプシド、及び
    (b)AAV逆位末端反復配列(ITR)に挟まれたヒトN-アセチルガラクトサミン-6-硫酸スルファターゼ(hGALNS)発現カセットを含む組み換えAAVゲノムであって、該hGALNS発現カセットが、導入遺伝子をコードするヌクレオチド配列を含み、該導入遺伝子が、hGALNSをコードする、前記組み換えAAVゲノム
    を含む、組み換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)。
  2. 前記導入遺伝子が、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質をコードし、
    任意に、該酸性オリゴペプチドが、D8である、請求項1に記載のrAAV。
  3. 前記hGALNS発現カセットが、プロモーターをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、
    該プロモーターをコードするヌクレオチド配列が、前記導入遺伝子をコードするヌクレオチド配列に機能可能に連結されている、請求項1又は2に記載のrAAV。
  4. 前記プロモーターが、肝臓特異的プロモーター、CAGプロモーター、並びに肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターからなる群から選択される、請求項3に記載のrAAV。
  5. 前記肝臓特異的プロモーターが、
    (a)TBGプロモーターであるか、
    (b)配列番号13と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (c)配列番号13と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (d)配列番号13と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (e)配列番号13と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (f)配列番号13と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (g)配列番号13と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (h)配列番号14と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (i)配列番号14と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (j)配列番号14と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (k)配列番号14と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (l)配列番号14と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (m)配列番号14と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (n)配列番号15と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (o)配列番号15と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (p)配列番号15と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (q)配列番号15と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (r)配列番号15と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、又は
    (s)配列番号15と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
    請求項4に記載のrAAV。
  6. 前記肝臓及び筋肉に特異的なプロモーターが、
    (a)配列番号16と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (b)配列番号16と少なくとも85%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (c)配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (d)配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含むか、
    (e)配列番号16と少なくとも98%同一であるヌクレオチド配列を含むか、又は
    (f)配列番号16と少なくとも100%同一であるヌクレオチド配列を含む、
    請求項4に記載のrAAV。
  7. 前記AAVが、AAV8又はAAV9である、請求項1~6のいずれか1項に記載のrAAV。
  8. 前記hGALNSをコードするヌクレオチド配列又は前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列が、コドン最適化されているか、又はCpG部位が除去されている、請求項1~7のいずれか1項に記載のrAAV。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のrAAVを含む、医薬組成物。
  10. AAV-ITRに挟まれたhGALNS発現カセットを含むポリヌクレオチドであって、該hGALNS発現カセットが、導入遺伝子をコードするヌクレオチド配列を含み、該導入遺伝子が、hGALNSをコードする、前記ポリヌクレオチド。
  11. 前記導入遺伝子が、酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSである融合タンパク質をコードし、
    任意に、該酸性オリゴペプチドが、D8である、請求項10に記載のポリヌクレオチド。
  12. 請求項10又は11に記載のポリヌクレオチドを含む、rAAVプラスミド。
  13. 請求項10又は11に記載のポリヌクレオチド、又は請求項12に記載のrAAVプラスミドを含む、ex vivo細胞。
  14. rAAVを作製するための方法であって、請求項12に記載のrAAVプラスミドと、AAVのRep遺伝子、Cap遺伝子、VA遺伝子、E2a遺伝子及びE4遺伝子のヌクレオチド配列を合わせて含む1つ以上のヘルパープラスミドとを、ex vivo細胞にトランスフェクションすることを含む、前記方法。
  15. ムコ多糖症IVA型(MPS IVA)と診断されたヒト対象を治療するための医薬組成物であって、
    請求項1~8のいずれか1項に記載のrAAV、又は請求項10又は11に記載のポリヌクレオチド含む、前記医薬組成物。
  16. 前記医薬組成物が、前記ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達するのに適している、請求項15に記載の医薬組成物。
  17. 前記hGALNSが、肝細胞で産生されて該細胞から分泌されることによって、マンノース-6-リン酸で糖化される、請求項16に記載の医薬組成物。
  18. MPS IVAと診断されたヒト対象を治療するための医薬組成物であって、
    rAAVゲノムから産生され、かつ肝細胞で産生されて該細胞から分泌されることによって、マンノース-6-リン酸で糖化される、hGALNS又は酸性オリゴペプチドに融合されたhGALNSを含み、
    該医薬組成物が、該ヒト対象の骨、軟骨、靭帯、半月板、成長板、肝臓、脾臓、肺、腎臓、気管、心筋及び/または心臓弁に送達するのに適している、前記医薬組成物。
  19. 前記酸性オリゴペプチドが、D8である、請求項18に記載の医薬組成物。
JP2021527020A 2018-07-27 2019-07-26 ムコ多糖症iva型の治療 Pending JP2021531044A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862711238P 2018-07-27 2018-07-27
US62/711,238 2018-07-27
US201862756880P 2018-11-07 2018-11-07
US62/756,880 2018-11-07
US201962799834P 2019-02-01 2019-02-01
US62/799,834 2019-02-01
PCT/US2019/043631 WO2020023857A1 (en) 2018-07-27 2019-07-26 Treatment of mucopolysaccharidosis iva

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021531044A JP2021531044A (ja) 2021-11-18
JPWO2020023857A5 true JPWO2020023857A5 (ja) 2022-08-02

Family

ID=69180546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021527020A Pending JP2021531044A (ja) 2018-07-27 2019-07-26 ムコ多糖症iva型の治療

Country Status (12)

Country Link
US (1) US20210292789A1 (ja)
EP (1) EP3829619A4 (ja)
JP (1) JP2021531044A (ja)
KR (1) KR20210040984A (ja)
AU (1) AU2019312301A1 (ja)
BR (1) BR112021001498A2 (ja)
CA (1) CA3107800A1 (ja)
CO (1) CO2021002505A2 (ja)
IL (1) IL280343A (ja)
SG (1) SG11202100781VA (ja)
TW (1) TW202039857A (ja)
WO (1) WO2020023857A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3145112A1 (en) * 2019-07-26 2021-02-04 Chunping Qiao Engineered nucleic acid regulatory element and methods of uses thereof
CA3168251A1 (en) * 2020-01-29 2021-08-05 Regenxbio Inc. Treatment of mucopolysaccharidosis iva
WO2023077092A1 (en) * 2021-10-28 2023-05-04 Regenxbio Inc. Engineered nucleic acid regulatory elements and methods and uses thereof

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7972593B2 (en) * 2004-06-10 2011-07-05 Saint Louis University Delivery of therapeutic agents to the bone
US7863238B2 (en) * 2004-06-10 2011-01-04 Saint Louis University Proteins with an attached short peptide of acidic amino acids
US20070207139A1 (en) * 2004-06-10 2007-09-06 Saint Louis University, A Non-Profit Organization Enhancing the effect of therapeutic proteins on the central nervous system
WO2010087709A1 (en) * 2009-01-30 2010-08-05 Amsterdam Molecular Therapeutics (Amt) Ip B.V. Alanine-glyoxylate aminotransferase therapeutics
US20140271550A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Constructs and Methods for Delivering Molecules via Viral Vectors with Blunted Innate Immune Responses
WO2015060722A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 Uniqure Ip B.V. Aav-5 pseudotyped vector for gene therapy for neurological diseases
EP3101125A1 (en) * 2015-06-05 2016-12-07 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Adenoassociated virus vectors for the treatment of mucopolysaccharidoses
AU2016315699B2 (en) * 2015-08-31 2021-09-09 The Trustees Of The University Of Pennsylvania AAV-EPO for treating companion animals
WO2019228950A1 (en) * 2018-05-30 2019-12-05 Esteve Pharmaceuticals, S.A. Adenoassociated virus vectors for the treatment of mucopolysaccharidoses type iv a

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4860886B2 (ja) 二本鎖パルボウイルスベクター
JP6174318B2 (ja) アデノ随伴ウイルス構築物を含んでなるコンダクティング気道細胞を標的とするための組成物
JP2024026872A (ja) アデノ随伴ウイルス変異体及びその使用方法
Tal Adeno-associated virus-based vectors in gene therapy
JP3720845B2 (ja) アデノ随伴ウイルス物質および方法
JP2020511127A5 (ja)
US20020045264A1 (en) Production of chimeric capsid vectors
Flotte et al. Adeno-associated virus: a ubiquitous commensal of mammals
WO2004020600A2 (en) Modified aav
CA2469053A1 (en) Adeno-associated virus (aav) serotype 9 sequences, vectors containing same, and uses therefor
US20210369869A1 (en) Nucleic acid molecules containing spacers and methods of use thereof
US20220186255A1 (en) Methods for the manufacture of recombinant viral vectors
KR20220158674A (ko) Aav5의 단리 및 변형된 vp1 캡시드 단백질
Xiao et al. Adeno-associated virus (AAV) vectors for gene transfer
JPWO2020023857A5 (ja)
Smith et al. Transposase-mediated construction of an integrated adeno-associated virus type 5 helper plasmid
Zhao et al. Hot topics in adeno-associated virus as a gene transfer vector
JP2001502549A (ja) ヘルパーウイルス配列を含有するaav dna
CN114736928B (zh) 一种杆状病毒载体及其在昆虫细胞中制备rAAV的应用
WO2020187268A1 (zh) 一种增强基因编辑的融合蛋白及其应用
JPWO2019173756A5 (ja)
WO2023022634A1 (ru) Выделенный модифицированный белок vp1 капсида aav9
Xu et al. Capsid modification of adeno-associated virus and tumor targeting gene therapy
RU2023121263A (ru) Вектор на основе рнк-содержащего аденоассоциированного вируса (raav) и пути его применения
Góra-Sochacka et al. Plant-based production of recombinant cytokines