JPWO2019225526A1 - Rfタグアンテナ、rfタグおよび導電体付きrfタグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ICチップ500を取り付けるRFタグアンテナ100は、第1面、第1面に対向して形成された第2面、第1面および第2面との間に厚みを有する絶縁基材140と、第1面に設けられた平板状からなるアンテナ部120と、第2面に設けられアンテナ部120と対向して配置された平板状からなるグランド部130と、アンテナ部120およびグランド部130の間を電気的に短絡するよう設けられた短絡部160と、第1面に設けられICチップ500に給電するよう構成された給電部170と、を含む。アンテナ部120は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1アンテナ部121および第2アンテナ部122を含み、グランド部130は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1グランド部131および第2グランド部132を含む。
【選択図】図1
Description
また、RFタグを導体に近づけると共振周波数がずれてしまい通信に支障が出るという問題、またはRFタグ設置面の裏面に電波を照射した場合には通信できないという問題もあった。
一局面に従うRFタグアンテナは、ICチップを取り付けるRFタグアンテナであって、第1面、第1面に対向して形成された第2面、第1面および第2面との間に厚みを有する絶縁基材と、第1面に設けられた平板状からなるアンテナ部と、第2面に設けられアンテナ部と対向して配置された平板状からなるグランド部と、アンテナ部およびグランド部の間を電気的に短絡するよう設けられた短絡部と、第1面に設けられICチップに給電するよう構成された給電部と、を含み、アンテナ部は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1アンテナ部および第2アンテナ部を含み、グランド部は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1グランド部および第2グランド部を含むものである。
よって、第1アンテナ部と第2アンテナ部とが放射する電磁波の偏波面が互いに直交するので、本発明のRFタグアンテナを利用することにより、RFタグと読取装置との全方位の無指向性の通信が可能となる。すなわち、アンテナを2方向に延在させることで、アンテナ特性を向上させることができる。従って、RFタグアンテナを備えたRFタグは、アンテナの向きによらず、読取装置との安定した通信が可能である。
第2の発明にかかるRFタグアンテナは、一局面に従うRFタグアンテナにおいて、少なくとも短絡部および給電部により構成されるインダクタパターン部と、少なくともアンテナ部、グランド部および絶縁基材により構成されるコンデンサ部と、により、読取装置から送信された電波の周波数帯域で共振する共振回路が構成されるものである。
この場合、インダクタパターン部にICチップを設けることにより、インダクタパターン部と、上記コンデンサ部と、ICチップの内部の静電容量とにより共振回路が形成される。また、インダクタパターン部は、平板を切欠くことにより形成されるため、薄型化を実現することができる。
第3の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第2の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は第1絶縁基材と第2絶縁基材とを有するL字状に形成され、第1絶縁基材および第2絶縁基材の第1面に、L字状に形成されたアンテナ部の第1アンテナ部および第2アンテナ部がそれぞれ設けられ、第1絶縁基材および第2絶縁基材の第2面に、L字状に形成されたグランド部の第1グランド部および第2グランド部がそれぞれ設けられ、絶縁基材の角部の側面に短絡部が設けられてもよい。
第4の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第3の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、給電部は、短絡部に接続された第1給電部および第2給電部を有し、第1給電部および第2給電部は、第1給電部および第2給電部間にICチップを接続するよう構成されていてもよい。
第5の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第4の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、アンテナ部と短絡部との間に切欠部が形成され、切欠部内に給電部が形成されていてもよい。
第6の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第5の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、第1アンテナ部と第2アンテナ部との間にスリットが形成され、スリットが切欠部と連通していてもよい。
第7の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第6の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、短絡部と第1給電部および第2給電部との間に、設定の内部面積を有する空間領域が形成されていてもよい。
第8の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第7の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、アンテナ部およびグランド部は、平面視でX字状に形成された平板状の導電部材を折り曲げ、導電部材の隣接する一方の導電素体を絶縁基材の第1面に設け、導電部材の隣接する他方の導電素体を絶縁基材の第2面に設けることにより構成されていてもよい。
第9の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第8の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、第1アンテナ部および第2アンテナ部は矩形状の板状導電部材から形成され、第1グランド部および前記第2グランド部は矩形状の板状導電部材から形成されていてもよい。
第10の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第9の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は、誘電体からなってもよい。
第11の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第9の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は、発泡スチロールからなってもよい。
また、アンテナ部とグランド部との開口部を大きく取ることができる。
第12の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第11の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は、第1面側における誘電率と、第2面側における誘電率とが互いに異なってもよい。
第13の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第12の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は、第1面側から第2面側に向けて縮径する同径または異径の1または複数の穴が形成されてもよい。
第14の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第13の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は、第1面側における誘電率が第2面側における誘電率よりも小さくなるよう形成されてもよい。
第15の発明にかかるRFタグアンテナは、一の局面から第14の発明のいずれかにかかるRFタグアンテナにおいて、絶縁基材は、第1面側に発泡スチロールの層を形成し、第2面側に誘電率の高い層を形成してもよい。
他の局面にかかるRFタグは、請求項1から15のいずれかに記載のRFタグアンテナと、RFタグアンテナに設けられたICチップと、を含むものである。
また、全方位の無指向性のRFタグを形成することができる。
さらに他の局面にかかるRFタグは、請求項1から15のいずれかに記載のRFタグアンテナと、RFタグアンテナに設けられたICチップと、RFタグアンテナのグランド部と、直接電気的にあるいは容量を介して接続された導電体と、を含むものである。
また、全方位の無指向性のRFタグを形成することができる。
図1は、本実施の形態にかかるRFタグ100の一例を示す模式的斜視図であり、図2は、RFタグ100のRFタグアンテナ110の一例を示す模式的展開図である。
RFタグアンテナ110は、アンテナ部120、グランド部130、インダクタパターン部150、短絡部160および給電部170を含む。
アンテナ部120は、第1アンテナ部121、第2アンテナ部122を含み、グランド部130は、第1グランド部131、第2グランド部132を含む。
本実施の形態においては、絶縁基材140はL字状に形成されており、第1絶縁基材141と第2絶縁基材142とを有する。第1絶縁基材141および第2絶縁基材142の第1面に、同じくL字状に形成されたアンテナ部120の第1アンテナ部121および第2アンテナ部122がそれぞれ設けられ、第1絶縁基材141および第2絶縁基材142の第2面に、同じくL字状に形成されたグランド部130の第1グランド部131および第2グランド部132がそれぞれ設けられている。さらに、絶縁基材140の角部は切欠されており、この角部の側面に短絡部160が設けられている。
また、絶縁基材140としてセラミックを用いた場合には、第1アンテナ部121および第1グランド部131、第2アンテナ部122および第2グランド部132の開口面積が小さくなり、通信距離が低減されるが、RFタグ100を小型化することができる。
なお、本実施の形態において絶縁基材140は、発泡スチロールからなることとしているが、これに限定されず、絶縁体であればよく、ポリエチレン、ポリイミド、薄物発泡体(ボラ―ラ)等、絶縁性を有する他の発泡体または素材を用いてもよい。
また、本実施の形態においては、絶縁基材140が一つの部材からなることとしているが、これに限定されず、複数の絶縁基材を用いて、本発明にかかる絶縁基材140を形成してもよい。
絶縁基材140の形状は立方体形状であってもよい。例えば、立方体形状の絶縁基材の第1の角部の3面に亘って連続するアンテナ部120が設けられ、第1の角部に対向しまたは隣接する第2の角部の3面に亘って連続するグランド部130が設けられていてもよい。
アンテナ部120は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1アンテナ部121および第2アンテナ部122を含む。すなわち、第2アンテナ部122は、第1アンテナ部121の延在方向に対して直交する方向に延在する。
図3に示すように、第1アンテナ部121は矩形状の板状導電部材から形成され、第1アンテナ部121は、辺921、辺922、辺923、辺924、辺925、辺926、辺927により囲まれた領域からなる。
また、第2アンテナ部122は矩形状の板状導電部材から形成され、第2アンテナ部122は、辺931、辺932、辺933、辺934、辺935、辺936、辺937により囲まれた領域からなる。
第1アンテナ部121と第2アンテナ部122の延存方向の長さは同一とすることができる。つまり、第1アンテナ部121と第2アンテナ部122のサイズは同一とすることができる。
また、辺931、辺932、辺933、辺934、辺935、辺936、辺937の長さの合計を値T2とする。
具体的に周波数が920MHzの場合、伝搬速度(光速(c))を300Mm/sとし、値Tは、値T=(300÷920MHz)/2≒163mmとなる。
この場合、値T1およびT2が163mmとなるように各辺の長さを調整する。なお、当該値T1およびT2は近似値であるので、値T1およびT2の数値自体が±5%前後の誤差を有してもよい。RFタグ100の読取距離が短くなるが、調整により仕様に適応させることができるからである。
第1アンテナ部121および第2アンテナ部122は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成される。
グランド部130は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1グランド部131および第2グランド部132を含む。すなわち、第2グランド部132は、第1グランド部131の延在方向に対して直交する方向に延在する。
図2に示すように、第1グランド部131および第2グランド部132は、アルミニウムの金属薄膜からなる。一般的に本実施の形態における薄膜は3μm以上35μm以下の厚みから形成される。
第1グランド部131と第2グランド部132の延存方向の長さは同一とすることができる。つまり、第1グランド部131と第2グランド部132のサイズは同一とすることができる。
第1グランド部131および第2グランド部132は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成される。
第1グランド部131および第2グランド部132は、絶縁基材140の第2面に直接設けてもよく、あるいは樹脂フィルム上に導電性材料によって形成された第1グランド部131および第2グランド部132を絶縁基材140に接着剤などを用いて貼着することで絶縁基材140の第2面に設けるようにしてもよい。
この場合、一方の1対の導電素体によってL字状のアンテナ部120が形成され、他方の1対の導電素体によってL字状のグランド部130が形成される。一方の導電素体と他方の導電素体とはほぼ対称に形成されている。
一方の導電素体と他方の導電素体とが交差する交差領域に、以下に説明する給電部170およびインダクタパターン部150が形成されている。
給電部170は、絶縁基材140の第1面に設けられICチップ500に給電するよう構成されている。
すなわち、アンテナ部120と短絡部160との間に切欠部180が形成され、切欠部180内に給電部170が形成されている。給電部170は、短絡部160に接続された第1給電部171および第2給電部172を有する。第1給電部171および第2給電部172は比較的細線のパターンにてL字状に形成され、第1給電部171と第2給電部172の先端部は互いに向かい合い、第1給電部171と第2給電部172の先端部の間に空隙部が形成されている。この空隙部にICチップ500が配置され、ICチップ500は第1給電部171および第2給電部172に電気的に接続されている。
第1アンテナ部121と第2アンテナ部122との間にスリット124が形成され、スリット124は切欠部180(および空間領域S)と連通している。
インダクタパターン部150は、少なくとも短絡部160および給電部170により構成される。すなわち、給電部170はインダクタパターン部150の一部を兼用している。この構成によりインダクタパターン部150の構成を簡略化することができる。
なお、インダクタパターン部150は、辺153と辺159との間を切欠く場合について説明したが、これに限定されず、辺153と辺159との間に絶縁部を形成してもよい。
インダクタパターン部150は、エッチングまたはパターン印刷等の手法によって形成される。また、導電性パターンが形成された樹脂フィルムを絶縁基材140に接着剤などで貼着することによっても形成することができる。
これにより、アンテナ部120とICチップ500の処理回路との間のインピーダンス整合をとることができる。
ICチップ500は、RFタグアンテナ110の上面側(第1アンテナ部121、第2アンテナ部122と同一平面上)に配置されている。ICチップ500は、RFタグアンテナ110のアンテナ部120が受信した電波に基づいて動作する。
また、ICチップ500は、読取装置との間でデータの送受信を行うための通信回路等を動作させる。
図4は、図1から図3のRFタグ100にシート部材600を設けた状態を示す模式的一部断面図である。
図4に示すように、RFタグ100は、その周囲をシート部材600に包まれていても良い。
シート部材600は、主にポリエチレンテレフタレートなどの絶縁性樹脂シートからなる。なお、ポリエチレンテレフタレートの他に、シート部材600としてポリイミド、ポリ塩化ビニル等の絶縁性のある素材または樹脂を1種または複数種用いてもよい。
本実施の形態においては、シート部材600を設けることとしているが、これに限定されず、シート部材600を設けなくてもよく、他の絶縁被膜処理を用いてアンテナ部120およびグランド部130を保護するようにしてもよい。
また、第1アンテナ部121と第2アンテナ部122とにおいてシート部材600を別々に設けてもよい。
図5は、図4に示したRFタグ100を導電性部材900に貼着した例を示す模式的断面図である。
また、RFタグ100と導電性部材900とを間接的に電気接続する場合は、絶縁性接着剤または接着層を用いてRFタグ100を導電性部材900に貼着するようにしてもよい。
この共振回路の共振周波数f[Hz]は、式(1)により与えられる。共振周波数fの値は、読取装置から送信される電波の周波数帯域に含まれるように設定される。
すなわち、共振回路は、インダクタパターンLのインダクタンス、およびICチップ500の内部の等価容量Cbを考慮して設定された共振周波数fを有する。なお、Cbとしては、例えば、使用するICチップの仕様諸元の一つとして公表されている静電容量値を用いることができる。
その結果、導電性部材900をアンテナ部120と同様に用いることができるので、導電性部材900の表面側および裏面側のいずれからでも読取装置の電波を受信することができる。
さらに、本実施の形態において、導電性部材900は、金属板からなってもよい。なお、本願において「導体」とは、一般的な辞書的意味と同様に、電気の伝導率、金属が典型的な例である。ただし、「導体」は、金属に限定されるものではなく、例えば人体、草木、水、地面などであってもよい。
また、図5において導電性部材900に貼着した場合について説明したが、図7(B)に示すように、RFタグ100を球状導電体に貼着した場合、大きく複数の電磁界を形成することができる。すなわち、全方位の指向性を高めることができる。
図7から、全方位的に無指向に近い放射指向性を有していることがわかる。よって、タグの向きによらず、読取装置との安定した通信が可能である。従って、タグが付けられた複数の商品がランダムな向きで荷詰めされたような場合でも、各商品のタグと通信することができる。
図8は、921MHzの垂直波および水平波に対する本発明の実施形態に係るRFタグの第1アンテナ部と第2アンテナ部をX軸、Y軸に配置したときの、XY平面、YZ平面、ZX平面における放射指向性を示している。
図8から、垂直波でも、Y―Z面、Z―X面、X−Y面の全てにおいて、放射を確認できた。さらに、水平波でも、X−Y面の放射を確認することができた。以上のことから、本実施の形態にかかるRFタグ100は、全方向から読み取ることができることがわかった。
図9は、絶縁基材140の他の例を示す模式図である。
その結果、発泡スチロール素材145に貼着したアンテナ部120は、誘電率に影響されないため、波長λ1は、λ1=(300/920MHz)/12 ≒333mmとなる。
その結果、樹脂素材146において、波長λ2は、λ2=(300/920MHz)/52 ≒149mmとなる。
なお、樹脂素材146は、セラミック、紙、等であってもよい。
つまり、見かけ上744mmの第1グランド部131、第2グランド部132が形成されたものと同じになる。
その結果、導電体900にRFタグ100を取り付ける状態と同じにすることができ、金属対応または非金属対応の通信距離を充分に有するRFタグ100を実現させることができる。
図10は、絶縁基材140のさらに他の例を示す模式的断面図である。
また、表面141から裏面142に向かって縮径する、1または複数の穴143を有する。ここで、穴143は、連続して縮径するものに限定されず、階段状で縮径されるものも含まれる。
さらに、表面141から裏面142に向かって形状が変化するものであってもよい。例えば、表面141側においては、星型の穴であり、裏面142側に向かって穴の断面が円形になってもよい。
また、図9においては、穴143の径は、同じ場合について説明を行っているが、これに限定されず、同じであってもよく、異なるものであってもよい。
また、誘電率の違いにより、各面側の板状導電部材の大きさを小さくすることができ、または、開口面積を実製品よりも大きくすることができる。また、誘電率の調整を絶縁基材の加工で対応することができる。
すなわち、各面側の板状導電部材の大きさを小さくしても、性能を見かけ上板状導電部材を大きくした状態と同じとなり、製品の小型化を実現することができる。また、開口面積を小さくしても、性能を見かけ上開口面積を大きくした状態と同じとなり、製品の小型化を実現することができる。
110 RFタグアンテナ
120 アンテナ部
121 第1アンテナ部
122 第2アンテナ部
130 グランド部
131 第1グランド部
132 第2グランド部
140 絶縁基材
141 表面
142 裏面
143 穴
145 発泡スチロール素材
146 樹脂素材
150 インダクタパターン部
170 給電部
180 切り欠き部
500 ICチップ
900 導電性部材,導電体
T1、T2 値
Claims (17)
- ICチップを取り付けるRFタグアンテナであって、
第1面、前記第1面に対向して形成された第2面、前記第1面および前記第2面との間に厚みを有する絶縁基材と、
前記第1面に設けられた平板状からなるアンテナ部と、
前記第2面に設けられ前記アンテナ部と対向して配置された平板状からなるグランド部と、
前記アンテナ部および前記グランド部の間を電気的に短絡するよう設けられた短絡部と、
前記第1面に設けられ前記ICチップに給電するよう構成された給電部と、を含み、
前記アンテナ部は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1アンテナ部および第2アンテナ部を含み、
前記グランド部は、それぞれ直交する方向に長く配置された第1グランド部および第2グランド部を含む、RFタグアンテナ。 - 少なくとも前記短絡部および前記給電部により構成されるインダクタパターン部と、
少なくとも前記アンテナ部、前記グランド部および前記絶縁基材により構成されるコンデンサ部と、により、読取装置から送信された電波の周波数帯域で共振する共振回路が構成される、請求項1に記載のRFタグアンテナ。 - 前記絶縁基材は第1絶縁基材と第2絶縁基材とを有するL字状に形成され、
前記第1絶縁基材および前記第2絶縁基材の前記第1面に、L字状に形成された前記アンテナ部の前記第1アンテナ部および前記第2アンテナ部がそれぞれ設けられ、
前記第1絶縁基材および前記第2絶縁基材の前記第2面に、L字状に形成された前記グランド部の前記第1グランド部および前記第2グランド部がそれぞれ設けられ、
前記絶縁基材の角部の側面に前記短絡部が設けられている、請求項1または2に記載のRFタグアンテナ。 - 前記給電部は、前記短絡部に接続された第1給電部および第2給電部を有し、前記第1給電部および前記第2給電部は、前記第1給電部および前記第2給電部間に前記ICチップを接続するよう構成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記アンテナ部と前記短絡部との間に切欠部が形成され、前記切欠部内に前記給電部が形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記第1アンテナ部と前記第2アンテナ部との間にスリットが形成され、前記スリットが前記切欠部と連通している、請求項1から5のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記短絡部と前記第1給電部および前記第2給電部との間に、設定の内部面積を有する空間領域が形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記アンテナ部および前記グランド部は、平面視でX字状に形成された平板状の導電部材を折り曲げ、前記導電部材の隣接する一方の導電素体を前記絶縁基材の前記第1面に設け、前記導電部材の隣接する他方の導電素体を前記絶縁基材の前記第2面に設けることにより構成されている、請求項1から7のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記第1アンテナ部および前記第2アンテナ部は矩形状の板状導電部材から形成され、前記第1グランド部および前記第2グランド部は矩形状の板状導電部材から形成されている、請求項1から8のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記絶縁基材は、誘電体からなる、請求項1から9のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記絶縁基材は、発泡スチロールからなる、請求項1から9のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記絶縁基材は、前記第1面側における誘電率と、前記第2面側における誘電率とが互いに異なる、請求項1から11のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記絶縁基材は、前記第1面側から前記第2面側に向けて縮径する同径または異径の1または複数の穴が形成された、請求項1から12のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記絶縁基材は、前記第1面側における誘電率が前記第2面側における誘電率よりも小さくなるよう形成された、請求項1から13のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 前記絶縁基材は、前記第1面側に発泡スチロールの層を形成し、前記第2面側に誘電率の高い層を形成した、請求項1から14のいずれか1項に記載のRFタグアンテナ。
- 請求項1から15のいずれか1項に記載のRFタグアンテナと、
前記RFタグアンテナに設けられたICチップと、を含むRFタグ。 - 請求項1から15のいずれかに記載のRFタグアンテナと、
前記RFタグアンテナに設けられたICチップと、
前記RFタグアンテナのグランド部と、直接電気的にあるいは容量を介して接続された導電体と、を含む、導電体付きRFタグ。
Applications Claiming Priority (3)
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